JP7488563B2 - 換気フード、換気フードユニット及び換気フードユニットの組み付け方法 - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 令和2年9月14日 パンフレットを発行
本発明は、換気フード、換気フードユニット及び換気フードユニットの組み付け方法に関する。
例えば、特許文献1に記載の外壁端末換気口は、ダクトに接続される筒状部と、この筒状部の外方で外壁面側に設けられるベース部と、このベース部の前面を囲む形状で上下に開口部を形成したフード部と、このフード部の内部に設けられる整流板と、を備える。この整流板は、ベース部の上端部からフード部の前方側内面に向かい下降する形状で下端部が筒状部の中心より下方で、フード部の前方側内面との間に第1の隙間を形成するように構成される。
特開2008-89264号公報
上記特許文献1の構成では、下から吹き上げる風が整流板により遮られてダクト内に逆流するおそれがある。
本発明は、上記実状を鑑みてなされたものであり、風がダクト内に逆流することを抑制できる換気フード、換気フードユニット及び換気フードユニットの組み付け方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る換気フードは、一直線上に延びる風通過方向に貫通する空洞を有するフード部と、前記フード部の前記空洞内に設けられ、前記風通過方向において、気流を吐出する気流吐出源から離れるにつれて壁面から遠ざかる板状に形成され、前記気流吐出源から吐出された気流を前記風通過方向における上側と下側の2つに分けて前記フード部の外部へ排出する整流板と、前記フード部の前記風通過方向における上側に向けて開口する第1開口部を覆う第1通空部材と、を備え、前記整流板は、前記気流吐出源に向けて膨らむように、前記風通過方向に沿って湾曲する板状をなし、前記フード部は、前記気流吐出源の反対側から前記整流板を覆うように位置する天井部を備え、前記天井部と前記整流板の間には、前記風通過方向に沿って風が通過する風通過空間が形成され、前記第1通空部材には、前記風通過方向において前記風通過空間と対向して位置し、かつ前記整流板の前記第1通空部材に近い端部の接線方向に位置する空気通過孔が形成される。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る換気フードは、一直線上に延びる風通過方向に貫通する空洞を有するフード部と、前記フード部の前記空洞内に設けられ、前記風通過方向において、気流を吐出する気流吐出源から離れるにつれて壁面から遠ざかる板状に形成され、前記気流吐出源から吐出された気流を前記風通過方向における上側と下側の2つに分けて前記フード部の外部へ排出する整流板と、前記フード部の前記風通過方向における下側に向けて開口する第2開口部を覆う第2通空部材と、を備え、前記第2通空部材は、前記風通過方向に交わり、かつ前記壁面に沿う幅方向に沿って並べられ、前記風通過方向及び前記幅方向に交わる方向に沿って延び、前記風通過方向に対して傾斜する複数の羽板を備え、前記複数の羽板のうち第1の羽板と第2の羽板は互いに異なる向きで前記風通過方向に対して傾斜する。
上記目的を達成するため、本発明の第の観点に係る換気フードユニットは、一直線上に延びる風通過方向に貫通する空洞を有するフード部、及び前記フード部の前記空洞内に設けられ、前記風通過方向において、気流を吐出する気流吐出源から離れるにつれて壁面から遠ざかる板状に形成され、前記気流吐出源から吐出された気流を前記風通過方向における上側と下側の2つに分けて前記フード部の外部へ排出する整流板を有する換気フードと、前記壁面に固定された状態で前記気流吐出源であるダクトの先端が通過し、前記換気フードが装着される壁面固定板と、を備え、前記壁面固定板は、前記壁面固定板の上側に位置する第1係止部を備え、前記換気フードは、前記換気フードの上側に位置し、前記壁面固定板の前記第1係止部に上側から引っ掛かる第2係止部を備え、前記換気フードの下側がねじにより前記壁面固定板に固定され、前記第1係止部には、前記風通過方向に貫通し、前記第2係止部が嵌まる穴部が形成され、前記第2係止部は、前記風通過方向に沿って延び、前記第1係止部の前記穴部に嵌まるフックとして形成され、前記第2係止部の先端部は、下側に向かうにつれて前記壁面固定板に近づくように傾斜して形成され、かつ、下側に向かうにつれて幅が小さくなるように形成される。
上記目的を達成するため、本発明の第の観点に係る換気フードユニットの組み付け方法は、前記壁面固定板の前記第1係止部に前記換気フードの前記第2係止部を引っ掛ける第1工程と、前記第1工程を経て前記第1係止部と前記第2係止部の周辺を中心として前記換気フードが前記壁面固定板に対して回動可能となった状態で、前記換気フードの下側を前記壁面固定板の下側に接近又は接触させる第2工程と、前記第2工程を経て、前記換気フードの下側を前記ねじにより前記壁面固定板の下側に固定する第3工程と、を含む。
本発明によれば、換気フード、換気フードユニット及び換気フードユニットの組み付け方法において、風がダクト内に逆流することを抑制できる。
本発明の一実施形態に係る換気フードユニットの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る換気フードユニットの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る壁面固定板の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る換気フードの斜視図である。 図1の5-5線の断面図である。 本発明の一実施形態に係るフック及びフック係止部の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るフード部の部分的な斜視図である。 本発明の一実施形態に係るフックをフック係止部に係止する際の概略図である。 本発明の一実施形態に係る(a)はフックがフック係止部に嵌合したときの断面図であり、(b)はフックがフック係止部に嵌合した状態で換気フードが壁面固定板に対して回動したときの断面図である。
本発明に係る換気フード、換気フードユニット及び換気フードユニットの組み付け方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、換気フードユニット15は、外壁面Wlに固定される壁面固定板20と、壁面固定板20に取り付けられる換気フード10と、を備える。
図3に示すように、壁面固定板20は、ダクトDの外周に位置し、外壁面Wlに固定されている。
詳しくは、壁面固定板20は、本体部23と、側壁部29と、フック嵌合部21,22と、ダクト付勢部24と、ダクト保持部25と、案内板27と、を備える。
本体部23は、矩形、本例では略正方形の板状をなす。本体部23の中央には、円筒状のダクトDが通過するダクト通過孔23aが形成されている。ダクト通過孔23aは、ダクトDを囲む円形をなす。側壁部29は、本体部23の外周縁部から外壁面Wlに向けて延びる。図5に示すように、本体部23の外壁面Wlに対向する裏面には、断熱材28が設けられている。断熱材28は、側壁部29により外周が囲まれた板状をなし、ダクトDが通過する貫通孔が形成されている。断熱材28は、例えば、発泡樹脂により形成される。
図3に示すように、ダクト保持部25は、ダクト通過孔23aの周縁に沿って延び、本体部23に垂直をなす湾曲板状をなす。ダクト保持部25は、ダクト通過孔23aの下部に位置し、ダクトDの外周面の下部を支える。
複数、本例では2つのダクト付勢部24は、ダクト通過孔23aの周縁にダクト通過孔23aの径方向内側に延びる弾性板状をなす。2つのダクト付勢部24は、それぞれフック嵌合部21,22の下方に設けられている。ダクト付勢部24は、ダクトDの外周面を弾性的にダクト保持部25に向けて押す。複数のダクト付勢部24とダクト保持部25は、本体部23のダクト通過孔23a内にダクトDを固定する。
図3に示すように、本体部23には、壁面固定板20を外壁面Wlに固定するための図示しないねじが通過可能な複数のねじ通過孔23bが形成されている。複数のねじ通過孔23bは、本体部23の高さ方向Hに沿って延びる両縁部に配置されている。この両縁部それぞれに2つずつねじ通過孔23bが配置されている。
また、本体部23には、換気フード10を壁面固定板20に固定するねじ90(図1参照)が通過可能な複数のねじ通過孔23cが形成されている。複数のねじ通過孔23cは、本体部23の高さ方向Hに沿って延びる両縁部の下部に配置されている。ねじ通過孔23cは、本体部23の下側の両角部に1つずつ設けられる。ねじ通過孔23cは、本体部23の凹部23dの底面に形成されている。凹部23dは、換気フード10に向けて凹んだ形状をなす。
図3に示すように、フック嵌合部21,22は、換気フード10の後述するフック81,82(図4参照)が引っ掛かる部分である。フック嵌合部21,22は、本体部23における換気フード10に対向する表面に設けられている。
フック嵌合部21,22は、高さ方向Hにおいて本体部23におけるねじ通過孔23cから遠い2つの角部(上側角部)付近に設けられる。フック嵌合部21,22は、高さ方向Hから見て長辺が省略された台形形状をなし、高さ方向Hに貫通する穴部を有する。この穴部にはフック81,82が嵌合可能に形成される。
詳しくは、図6に示すように、フック嵌合部22は、本体壁部22aと、2つの側壁部22b,22cと、を備える。高さ方向Hから見て、フック嵌合部22は台形形状をなす。本体壁部22aはこの台形形状の上短辺をなし、側壁部22b,22cはこの台形形状の傾斜側辺をなす。側壁部22b,22cは、本体壁部22aを本体部23の表面から離れた位置に支持するように、本体壁部22aの幅方向Wの両端に接続される。側壁部22b,22cは、幅方向Wに離れた位置に並べられる。側壁部22b,22cは、本体部23の表面から本体壁部22aの端部へ向けて幅方向Wに傾斜した板状をなす。側壁部22b,22cそれぞれの一端部は本体部23の表面に固定され、側壁部22b,22cそれぞれの他端部は本体壁部22aの幅方向Wの端部に連結される。2つの側壁部22b,22cの間の距離は、本体部23の表面に近づくにつれて大きくなる。これにより、フック82が側壁部22b,22cの間の穴部に挿入されることが容易となる。
フック嵌合部21は、フック嵌合部22と同様の形状をなし、本体壁部21aと、2つの側壁部21b,21cと、を備える。
図3に示すように、案内板27は、本体部23の下端に固定され、ダクトDの先端から落下した雨水又は結露水を外壁面Wlから離れる方向に導く。案内板27は、幅方向Wに長い長方形板状をなし、下側に向かうにつれて外壁面Wlから離れるように傾斜する。案内板27の幅方向Wの両端は表側に折り返されるように形成される。
図1に示すように、換気フード10は壁面固定板20に装着される部材である。図4に示すように、換気フード10は、第1通空部材40と、第2通空部材30と、フード部50と、整流板70と、フック81,82と、を備える。
図1及び図2に示すように、フード部50は、ダクトDの先端側の空洞を囲む形状をなす。フード部50は、高さ方向Hに延びる略半円筒状をなす。フード部50は、風通過方向である高さ方向Hに雨又は雪等を含み得る風を通過可能となるように高さ方向Hに貫通するように構成される。
詳しくは、図1に示すように、フード部50は、天井部51と、側壁部52,53,56,57と、鍔部54,55と、を備える。
天井部51は、高さ方向Hから見て外壁面Wlから離れる方向に膨らむように湾曲し、高さ方向Hに延びる板状に形成されている。
側壁部52,53は、外壁面Wlに交わる壁面垂直方向Z及び高さ方向Hに延びる。側壁部52,53は、幅方向Wに対面するように並ぶ。側壁部52の外壁面Wlから遠い端部は、天井部51の幅方向Wの第1端部に固定されている。側壁部53の外壁面Wlから遠い端部は、天井部51の幅方向Wの第2端部に固定されている。
鍔部54,55は、壁面固定板20にねじ90により固定される部位である。鍔部54,55は、それぞれ、側壁部52,53の外壁面Wlに近い端部に固定され、幅方向Wにおいて換気フード10の外側に延びる。鍔部54,55は、高さ方向Hに長い長方形板状をなし、壁面固定板20の本体部23の表面(図3参照)に接触する。
図1及び図4に示すように、鍔部54,55のフック81,82から遠い側(下側)には、ねじ90の軸部が螺合されるねじ通孔54a,55aが形成されている。図1の下部に拡大して示すように、ねじ通孔54aは、ねじ通孔54aの内周縁に等角度間隔(例えば120°間隔)でねじ90の軸部に向かって凸状に形成される複数(例えば3つ)の接触部54a1を有する。複数の接触部54a1は、ねじ90の軸部が螺合される際に接触する。ねじ通孔55aは、ねじ通孔54aと同様の形状をなし、複数の接触部を有する。
図1に示すように、側壁部56,57は、それぞれ、鍔部54,55の幅方向Wの外側端部に位置し、外壁面Wlに向けて延びる。側壁部56,57は、それぞれ、鍔部54,55に直交し、高さ方向Hに長い長方形板状をなす。側壁部56,57は、それぞれ、壁面固定板20の側壁部29(図3参照)に接触又は対向する。側壁部56,57が壁面固定板20の側壁部29に接触又は対向することにより、換気フード10が壁面固定板20に対して幅方向Wに位置決めされる。
図7に示すように、フード部50の外面上端の全域には凹んだ段差部50aが形成されている。段差部50aには第1通空部材40の後述する嵌合縁部42(図1参照)が嵌まる。嵌合縁部42は段差部50aに嵌まることで天井部51の外面と面一となる。嵌合縁部42は段差部50aに嵌まることにより、第1通空部材40をフード部50に確実に固定することができるとともに、フード部50と第1通空部材40の間の隙間から風が進入することが抑制される。
段差部50aは、天井部51に位置する中央位置決め凹部50bと、側壁部56,57に位置するサイド位置決め凹部50cと、を備える。中央位置決め凹部50bは、天井部51の幅方向Wの中央に位置し、嵌合縁部42の嵌合凸部42a(図1参照)が嵌まる。サイド位置決め凹部50cは、側壁部56,57の外壁面Wlの近くに位置し、嵌合縁部42の嵌合凸部42b(図1参照)が嵌まる。
図4及び図5に示すように、整流板70は、フード部50内に固定され、ダクトDの先端(気流吐出源)からの気流を高さ方向Hに2つに分岐させてフード部50の外部に排出する機能を有する。
整流板70は、幅方向Wから見てダクトDの先端に向けて膨らむように湾曲し、幅方向Wに沿って延びる。言い換えると、整流板70は、高さ方向HにおいてダクトDの先端から離れるにつれて外壁面Wlから遠ざかる。例えば、整流板70の曲率半径は74.5mmに設定されている。
図5に示すように、整流板70の頂点P1は、壁面垂直方向ZにおいてダクトDの中心位置に対向するように位置する。整流板70は天井部51との間に高さ方向Hに空気が通過可能な風通過空間Sp1を形成する。また、整流板70は壁面固定板20との間にダクトDの先端からの気流を高さ方向Hに分岐させたうえで換気フード10の上下それぞれから排出するための整流空間Sp2を形成する。整流空間Sp2にも外部からの風が高さ方向Hに通過可能である。
整流板70の上端部は、高さ方向Hに第1通空部材40に対向して位置する。整流板70の上端部の接線方向S1には、第1通空部材40の後述する空気通過孔41が位置する。整流板70の下端部は、高さ方向Hに第2通空部材30に対向して位置する。
図4に示すように、整流板70は、幅方向Wの両端それぞれにフード部50の側壁部52,53の内面に固定される固定端部71を備える。固定端部71は、側壁部52,53に沿って延び、側壁部52,53の内面に接触する。固定端部71は、外壁面Wlに向けて延び、例えば、スポット溶接等の溶接で側壁部52,53の内面に固定される。
図2に示すように、第2通空部材30は、フード部50の第1端(下端)側の開口を覆うように形成される。第2通空部材30は、フード部50の内面の下端部に固定されている。第2通空部材30は、複数の羽板31,32を備え、複数の羽板31,32が並べられたルーバーとして構成される。本例では、複数の羽板31,32は、幅方向Wに沿って並べられ、それぞれ壁面垂直方向Zに沿って延びる。複数の羽板31,32は外部からの風が換気フード10内に吹き込むことを抑制する機能と、整流板70からの気流を整流する機能と、を有する。
複数の羽板31,32は、それぞれ高さ方向Hに対して傾斜する。複数の羽板31と複数の羽板32は、互いに異なる向きで傾斜する。複数の羽板31は第2通空部材30の幅方向Wの中央から一方側(図2の右側)に配置され、複数の羽板32は第2通空部材30の幅方向Wの中央から他方側(図2の左側)に配置されている。複数の羽板31は下側に向かうにつれて一方側(図2の右側)に向かうように傾斜する。複数の羽板32は下側に向かうにつれて他方側(図2の左側)に向かうように傾斜する。
図1に示すように、第1通空部材40は、フード部50の第2端(上端)側の開口を覆うように幅方向W及び壁面垂直方向Zに沿って延びる板状をなす。第1通空部材40は、本体板部43と、嵌合縁部42と、を備える。
本体板部43は、高さ方向Hから見て、幅方向Wに長い長方形の一方の長辺が天井部51に沿って曲線状に膨らんだ形状をなす。
本体板部43には貫通孔として空気通過孔41が形成されている。空気通過孔41は、本体板部43の天井部51の近くに形成されている。空気通過孔41は、本体板部43の天井部51に近い略半円状の部位の略全域に形成されている。空気通過孔41は、高さ方向Hにおいて、整流板70と天井部51の間の風通過空間Sp1(図5参照)に対向して位置する。本体板部43における高さ方向Hに整流空間Sp2に対向する部位には貫通孔が形成されていない。
図1に示すように、本体板部43は、空気通過孔41内を通過する区画橋部41a,41b,41c,41dを備える。区画橋部41dは、幅方向Wに沿って延び、壁面垂直方向Zにおける空気通過孔41の中央に位置する。区画橋部41a,41b,41cは、壁面垂直方向Zに沿って延び、幅方向Wに並べられる。区画橋部41a,41b,41c,41dは、換気フード10の強度を高めるとともに、落ち葉等の異物が風通過空間Sp1又は整流空間Sp2に進入することを抑制する。また、区画橋部41a,41b,41c,41dは、整流板70からの気流を整流する機能も有する。
図1に示すように、嵌合縁部42は、本体板部43の下面の外壁面Wl側を除く縁部に沿って、段差部50a(図7参照)に嵌まるように形成される。嵌合縁部42は本体板部43に直交するように下側に延びる。嵌合縁部42の幅方向Wの中央には、中央位置決め凹部50bに嵌まる嵌合凸部42aが形成される。嵌合縁部42の幅方向Wの両端には、サイド位置決め凹部50cに嵌まる嵌合凸部42bが形成される。
図4に示すように、フック81,82は、換気フード10を壁面固定板20に仮止めするために壁面固定板20のフック嵌合部21,22(図3参照)に引っ掛かる。フック81,82は、第1通空部材40の下面における外壁面側に固定されている。フック81,82は、第1通空部材40の下面の幅方向Wの両端に設けられる。フック81,82は、下側に向かうにつれて外壁面に近づくように曲がって形成されている。
詳しくは、図6に示すように、フック82は、基端部82aと、先端部82bと、を備える。基端部82aは、第1通空部材40の下面に固定され、高さ方向Hに延びる。基端部82aの幅方向Wの長さW1は一定に形成されている。
先端部82bは、基端部82aの下側に連結され、先端部82bの下端に近づくにつれて本体部23の表面に近づくように傾斜する。先端部82bの幅方向Wの長さW1は先端部82bの下端に向かうにつれて小さくなるように形成される。これにより、フック82は、幅方向Wに先細りとなるように形成される。
フック81は、フック82と同様の形状をなし、基端部81aと、先端部81bと、を備える。
次に、換気フードユニット15の組み立て方法について説明する。この組み立て作業は、作業員により行われる。
まず、図3に示すように、壁面固定板20が外壁面Wlに固定される。具体的には、外壁面Wlから突出するダクトDの先端をダクト通過孔23aに挿通させて、壁面固定板20を外壁面Wlに接触させる。そして、壁面固定板20の複数のねじ通過孔23bに図示しないねじを螺合させて壁面固定板20を外壁面Wlに固定させる。
そして、換気フード10のフック81,82を壁面固定板20のフック嵌合部21,22に嵌めることにより、換気フード10を壁面固定板20に仮止めする。具体的には、図8に示すように、フック81,82をフック嵌合部21,22に上側から近づけて、フック81,82の先端部81b,82bをフック嵌合部21,22の本体壁部21a,22aの上端に接触させる。さらに、換気フード10を下側に移動させることにより、フック81,82の先端部81b,82bの傾斜により、換気フード10が壁面固定板20に壁面垂直方向Zに近づくように案内される。これにより、フック81,82がフック嵌合部21,22に嵌合する。この嵌合状態では、図6に示すように、フック81,82の基端部81a,82aがフック嵌合部21,22の本体壁部21a,22aに隙間を持って対向して位置する。このとき、図5及び図9(a)に示すように、第1通空部材40の外壁面Wlに近い端部が位置P2で壁面固定板20の側壁部29に乗っかった状態となる。位置P2は、フック81,82とフック嵌合部21,22の周辺位置である。この状態で、図5の矢印Fに示すように、換気フード10は、壁面固定板20に対して位置P2を中心として回動可能に構成される。言い換えると、図9(a),(b)に示すように、換気フード10が壁面固定板20に対して位置P2を中心として回動可能となるように、フック81,82の基端部81a,82aとフック嵌合部21,22の本体壁部21a,22aの間の隙間及びフック81,82の先端部81b,82bの傾斜角度が調整されている。換気フード10が壁面固定板20から離れるように図5の矢印Fに沿って回動されると、図9(b)に示すように、フック嵌合部21,22の本体壁部21a,22aがフック81,82の先端部81b,82bに対向するように位置する。作業者は、換気フード10を図5の矢印Fに沿って回動させることにより、壁面固定板20に対する換気フード10の向きを調整可能となる。これにより、換気フード10のねじ通孔54a,55a(図4参照)を壁面固定板20のねじ通過孔23c(図3参照)に合わせる作業が容易となる。
最後に、図1に示すように、ねじ90をねじ通孔54a,55aとねじ通過孔23cに螺合することにより、換気フード10が壁面固定板20に固定される。以上で、換気フードユニット15の組み立てが完了する。
次に、換気フード10の作用について説明する。
まず、ダクトDの先端から気流が吐出されたときの換気フード10の作用について説明する。
図5の矢印G1に示すように、ダクトDの先端から気流が吐出されると、この気流が整流板70の頂点P1付近にぶつかって、図5の矢印G2,G3に示すように、整流板70の湾曲に沿って高さ方向Hに分岐される。この分岐された気流は高さ方向Hに進むにつれて外壁面Wlから離れるように整流板70によって案内される。よって、外壁面Wlが気流により汚れることが抑制される。
矢印G2に沿う第1の分岐気流は、図5の矢印G4に示すように、第2通空部材30の複数の羽板31,32の間を通過して外部に排出される。矢印G3に沿う第2の分岐気流は、図5の矢印G5に示すように、第1通空部材40の空気通過孔41を通過して外部に排出される。矢印G2に沿う第1の分岐気流は、重力方向(下方向)に沿うため、矢印G3に沿う第2の分岐気流よりも流量が多くなる。
次に、風が換気フード10の下側から吹き上げたときの換気フード10の作用について説明する。
図5の矢印Gaに沿って風が換気フード10の下側から吹き上げたとき、この風は複数の羽板31,32の隙間を通過して風通過空間Sp1に進入し、第1通空部材40の空気通過孔41を通過して外部に排出される。また、風が複数の羽板31,32の隙間から整流空間Sp2内に進入した場合でも、風が整流板70により案内されて整流空間Sp2を通って第1通空部材40の空気通過孔41から外部に排出される。このように、風が換気フード10内を通過するため、風によって換気フード10が騒音を発生することが抑制される。
雨又は雪等の異物が第1通空部材40の上面に落下した場合に、この異物が第1通空部材40の空気通過孔41を通過すると、風通過空間Sp1を経て複数の羽板31,32の間の隙間を通過して外部に排出される。よって、異物がダクトD内に進入することが抑制される。
本願発明者らは、羽板31,32が壁面垂直方向Zに沿って延びる本実施形態の構成と、羽板が幅方向に沿って延びる比較例とでダクトDの先端から吐出される気流の流れを可視化した実験を行った。その結果、本実施形態の構成の方が、当該比較例よりも、羽板31,32の隙間から吐出される気流が外壁面Wlから離れやすいことがわかった。よって、本実施形態の構成では、当該比較例よりも、外壁面Wlが気流により汚れることが抑制される。
(効果)
以上、説明した一実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)換気フード10は、風通過方向の一例である高さ方向Hに貫通する空洞を有するフード部50と、フード部50の空洞に設けられ、高さ方向Hにおいて、気流を吐出する気流吐出源の一例であるダクトDの先端から離れるにつれて外壁面Wlから遠ざかる板状に形成され、ダクトDの先端から吐出された気流を高さ方向Hに沿って2つに分けてフード部50の外部へ排出する整流板70と、を備える。
この構成によれば、風が高さ方向Hに沿って換気フード10内に吹き込む場合であっても、整流板70はダクトDの先端との間の整流空間Sp2に風を通過させて換気フード10の外部へ排出させる。よって、風がダクトD内に逆流することが抑制できる。
また、整流板70によりダクトDの先端から吐出された気流を高さ方向Hに沿って2つに分け、2つに分けた気流はそれぞれ外壁面Wlから離れる方向に換気フード10から外部へ吐出される。よって、気流により外壁面Wlが汚れることが抑制される。
また、整流板70がダクトDの先端から吐出された気流を高さ方向Hに沿って2つに分けられるため、それぞれの気流の流量を減らすことができ、気流により外壁面Wlが汚れることが抑制される。
(2)フード部50は、ダクトDの先端の反対側から整流板70を覆うように位置する天井部51を備える。天井部51と整流板70の間には、高さ方向Hに沿って風が通過する風通過空間Sp1が形成される。
この構成によれば、風が高さ方向Hに風通過空間Sp1を経て換気フード10を通過するため、風がダクトD内に逆流することが抑制できる。
また、天井部51により整流板70が覆われるため、換気フード10の意匠性を高めることができる。
(3)換気フード10は、フード部50の高さ方向Hにおける上側に向けて開口する第1開口部を覆う第1通空部材40を備える。第1通空部材40には、高さ方向Hにおいて風通過空間Sp1と対向して位置し、かつ整流板70の第1通空部材40に近い上端部の接線方向S1に位置する空気通過孔41が形成される。
この構成によれば、整流板70により案内された気流は、整流板70の上端部から空気通過孔41に向かうため、空気通過孔41を通過して換気フード10の外部に排出される。また、雨又は雪等の異物が第1通空部材40の空気通過孔41を通過すると、風通過空間Sp1を通過して外部に排出される。よって、雨又は雪等の異物が整流空間Sp2に進入しづらいため、異物がダクトD内に進入することが抑制される。
(4)換気フード10は、フード部50の高さ方向Hにおける下側に向けて開口する第2開口部を覆う第2通空部材30を備える。第2通空部材30は、幅方向Wに沿って並べられ、高さ方向H及び幅方向Wに直交する壁面垂直方向Zに沿って延び、高さ方向Hに対して傾斜する複数の羽板31,32を備える。複数の羽板31,32のうち羽板31(第1の羽板)と羽板32(第2の羽板)は互いに異なる向きで高さ方向Hに対して傾斜する。
例えば、各羽板が同じ向きで傾斜する場合には、風がこの各羽板に沿う向きで吹き込むと、換気フード10内への吹き込む風の風量が大きくなる。上記構成によれば、羽板31,32が互いに異なる向きで傾斜するため、換気フード10内への吹き込む風の風量を抑制することができる。
また、複数の羽板31は下側に向かうにつれて一方側(図2の右側)に向かうように傾斜する。複数の羽板32は下側に向かうにつれて他方側(図2の左側)に向かうように傾斜する。
この構成によれば、羽板31,32は、整流板70にぶつかって羽板31,32へ向かう気流の広がりに応じた向きとなり、気流が羽板31,32の隙間を通過しやすくなる。
(5)換気フードユニット15は、換気フード10と、外壁面Wlに固定された状態でダクトDの先端が通過し、換気フード10が装着される壁面固定板20と、を備える。壁面固定板20は、壁面固定板20の上側に位置する第1係止部の一例であるフック嵌合部21,22を備える。換気フード10は、換気フード10の上側に位置し、壁面固定板20のフック嵌合部21,22に上側から引っ掛かる第2係止部の一例であるフック81,82を備える。換気フード10の下側が図示しないねじ90により壁面固定板20に固定される。
この構成によれば、換気フード10のフック81,82を壁面固定板20のフック嵌合部21,22に嵌合することにより、換気フード10を壁面固定板20に仮止めできる。作業者は、換気フード10を壁面固定板20に仮止めした状態で、ねじ90により換気フード10を壁面固定板20に固定する作業を行いやすい。よって、作業性が高まる。
(6)フック嵌合部21,22には、高さ方向Hに貫通し、フック81,82が嵌まる穴部が形成される。フック81,82は、高さ方向Hに沿って延び、フック嵌合部21,22の穴部に嵌まる。フック81,82の先端部81b,82bは、下側に向かうにつれて壁面固定板20に近づくように傾斜して形成され、かつ、下側に向かうにつれて幅が小さくなるように形成される。
この構成によれば、フック81,82の先端部81b,82bは下側に向かうにつれて幅(幅方向Wの長さW1)が小さくなるように形成されるため、フック81,82をフック嵌合部21,22に嵌合しやすくなる。また、フック81,82の先端部81b,82bは下側に向かうにつれて壁面固定板20に近づくように傾斜して形成されるため、フック嵌合部21,22とフック81,82の周辺の位置P2を中心として換気フード10が壁面固定板20に対して回動可能となる。このため、仮止め状態では、換気フード10が壁面固定板20に対して遊びがあることになり、換気フード10のねじ通孔54a,55a(図4参照)を壁面固定板20のねじ通過孔23c(図3参照)に合わせる作業が容易となる。
(7)換気フードユニット15の組み付け方法は、壁面固定板20のフック嵌合部21,22に換気フード10のフック81,82を引っ掛ける第1工程と、この第1工程を経てフック嵌合部21,22とフック81,82の周辺の位置P2を中心として換気フード10が壁面固定板20に対して回動可能となった状態で、換気フード10の下側を壁面固定板20の下側に接近又は接触させる第2工程と、この第2工程を経て、換気フード10の下側をねじ90により壁面固定板20の下側に固定する第3工程と、を含む。
従来、換気フードを壁面固定板にねじのみにより固定する構成では、作業者は、手で換気フードを壁面固定板に位置決めした状態で、ねじを螺合する作業を行う必要があり、換気フードの壁面固定板への組み付け作業が困難であった。
上記構成によれば、上記第1工程により換気フード10を壁面固定板20に仮止めした状態で、手を換気フード10から離した状態でねじ90を螺合することができるため、換気フード10の壁面固定板20への組み付け作業が簡単となる。
なお、本発明は以上の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。以下に、変形の一例を説明する。
(変形例)
上記実施形態においては、天井部51は、高さ方向Hから見て外壁面Wlから離れる方向に膨らむように湾曲していたが、これに限らず、高さ方向H及び幅方向Wに沿って平板状に形成されてもよい。
換気フード10の取り付け方向は上記実施形態に限らず、例えば、整流板70が幅方向Wに沿って湾曲する向きで換気フード10が壁面固定板20に固定されてもよい。
上記実施形態におけるフック81,82及びフック嵌合部21,22の形状は適宜変更可能である。例えば、フック81,82の幅方向Wの長さW1は一定であってもよい。また、先端部81b,82bは、基端部82a,82aに対して傾斜せずに、基端部82a,82aに沿って延びていてもよい。
上記実施形態においては、フック81,82及びフック嵌合部21,22は2組ずつ設けられていたが、組数はこれに限らず、例えば、1組ずつ又は3組ずつ設けられていてもよい。
また、上記実施形態においては換気フード10にフック81,82が設けられ、壁面固定板20にフック嵌合部21,22が設けられていたが、これに限らず、換気フード10にフック嵌合部21,22が設けられ、壁面固定板20にフック81,82が設けられていてもよい。
また、フック81,82及びフック嵌合部21,22が省略されて、全てねじにより換気フード10が壁面固定板20に固定されてもよい。
上記実施形態においては、整流板70はダクトDの先端に向けて膨らむように高さ方向Hに沿って湾曲していたが、これに限らず、ダクトDの先端に対向して角部が位置するように幅方向Wから見てV字板状をなしていてもよいし、幅方向Wから見てU字板状をなしていてもよい。
上記実施形態においては、羽板31,32が壁面垂直方向Zに沿って延びていたが、これに限らず、幅方向Wに沿って延びていてもよい。
上記実施形態における整流板70は省略されてもよい。
例えば、以下の付記1に記載の技術的思想が開示されている。なお、付記1は、本発明を何ら限定的に解釈するものではない。
(付記1)
換気フードユニットの組み付け方法であって、
壁面に固定される壁面固定板の第1係止部に換気フードの第2係止部を引っ掛ける第1工程と、
前記第1工程を経て前記第1係止部と前記第2係止部の周辺を中心として前記換気フードが前記壁面固定板に対して回動可能となった状態で、前記換気フードの下側を前記壁面固定板の下側に接近又は接触させる第2工程と、
前記第2工程を経て、前記換気フードの下側をねじにより前記壁面固定板の下側に固定する第3工程と、を含む、
換気フードユニットの組み付け方法。
10…換気フード、15…換気フードユニット、20…壁面固定板、21,22…フック嵌合部、21a,22a…本体壁部、21b,21c,22b,22c…側壁部、23…本体部、23a…ダクト通過孔、23b,23c…ねじ通過孔、23d…凹部、24…ダクト付勢部、25…ダクト保持部、27…案内板、28…断熱材、29…側壁部、30…第2通空部材、31,32…羽板、40…第1通空部材、41…空気通過孔、41a,41b,41c,41d…区画橋部、42…嵌合縁部、42a,42b…嵌合凸部、43…本体板部、50…フード部、50a…段差部、50b…中央位置決め凹部、50c…サイド位置決め凹部、51…天井部、52,53,56,57…側壁部、54,55…鍔部、54a,55a…ねじ通孔、54a1…接触部、70…整流板、71…固定端部、81,82…フック、81a,82a…基端部、81b,82b…先端部、90…ねじ、D…ダクト、H…高さ方向、W…幅方向、Z…壁面垂直方向、P1…頂点、P2…位置、S1…接線方向、Wl…外壁面、Sp1…風通過空間、Sp2…整流空間

Claims (6)

  1. 一直線上に延びる風通過方向に貫通する空洞を有するフード部と、
    前記フード部の前記空洞内に設けられ、前記風通過方向において、気流を吐出する気流吐出源から離れるにつれて壁面から遠ざかる板状に形成され、前記気流吐出源から吐出された気流を前記風通過方向における上側と下側の2つに分けて前記フード部の外部へ排出する整流板と、
    前記フード部の前記風通過方向における上側に向けて開口する第1開口部を覆う第1通空部材と、を備え、
    前記整流板は、前記気流吐出源に向けて膨らむように、前記風通過方向に沿って湾曲する板状をなし、
    前記フード部は、前記気流吐出源の反対側から前記整流板を覆うように位置する天井部を備え、
    前記天井部と前記整流板の間には、前記風通過方向に沿って風が通過する風通過空間が形成され、
    前記第1通空部材には、前記風通過方向において前記風通過空間と対向して位置し、かつ前記整流板の前記第1通空部材に近い端部の接線方向に位置する空気通過孔が形成される、
    気フード。
  2. 一直線上に延びる風通過方向に貫通する空洞を有するフード部と、
    前記フード部の前記空洞内に設けられ、前記風通過方向において、気流を吐出する気流吐出源から離れるにつれて壁面から遠ざかる板状に形成され、前記気流吐出源から吐出された気流を前記風通過方向における上側と下側の2つに分けて前記フード部の外部へ排出する整流板と、
    前記フード部の前記風通過方向における下側に向けて開口する第2開口部を覆う第2通空部材と、を備え、
    前記第2通空部材は、前記風通過方向に交わり、かつ前記壁面に沿う幅方向に沿って並べられ、前記風通過方向及び前記幅方向に交わる方向に沿って延び、前記風通過方向に対して傾斜する複数の羽板を備え、
    前記複数の羽板のうち第1の羽板と第2の羽板は互いに異なる向きで前記風通過方向に対して傾斜する、
    気フード。
  3. 一直線上に延びる風通過方向に貫通する空洞を有するフード部、及び前記フード部の前記空洞内に設けられ、前記風通過方向において、気流を吐出する気流吐出源から離れるにつれて壁面から遠ざかる板状に形成され、前記気流吐出源から吐出された気流を前記風通過方向における上側と下側の2つに分けて前記フード部の外部へ排出する整流板を有する換気フードと、
    前記壁面に固定された状態で前記気流吐出源であるダクトの先端が通過し、前記換気フードが装着される壁面固定板と、を備え、
    前記壁面固定板は、前記壁面固定板の上側に位置する第1係止部を備え、
    前記換気フードは、前記換気フードの上側に位置し、前記壁面固定板の前記第1係止部に上側から引っ掛かる第2係止部を備え、
    前記換気フードの下側がねじにより前記壁面固定板に固定され、
    前記第1係止部には、前記風通過方向に貫通し、前記第2係止部が嵌まる穴部が形成され、
    前記第2係止部は、前記風通過方向に沿って延び、前記第1係止部の前記穴部に嵌まるフックとして形成され、
    前記第2係止部の先端部は、下側に向かうにつれて前記壁面固定板に近づくように傾斜して形成され、かつ、下側に向かうにつれて幅が小さくなるように形成される、
    気フードユニット。
  4. 請求項に記載の換気フードユニットの組み付け方法であって、
    前記壁面固定板の前記第1係止部に前記換気フードの前記第2係止部を引っ掛ける第1工程と、
    前記第1工程を経て前記第1係止部と前記第2係止部の周辺を中心として前記換気フードが前記壁面固定板に対して回動可能となった状態で、前記換気フードの下側を前記壁面固定板の下側に接近又は接触させる第2工程と、
    前記第2工程を経て、前記換気フードの下側を前記ねじにより前記壁面固定板の下側に固定する第3工程と、を含む、
    換気フードユニットの組み付け方法。
  5. 前記整流板は、前記気流吐出源に向けて膨らむように、前記風通過方向に沿って湾曲する板状をなし、
    前記フード部は、前記気流吐出源の反対側から前記整流板を覆うように位置する天井部を備え、
    前記天井部と前記整流板の間には、前記風通過方向に沿って風が通過する風通過空間が形成される、
    請求項に記載の換気フード。
  6. 前記フード部の前記風通過方向における上側に向けて開口する第1開口部を覆う第1通空部材を備え、
    前記第1通空部材には、前記風通過方向において前記風通過空間と対向して位置し、かつ前記整流板の前記第1通空部材に近い端部の接線方向に位置する空気通過孔が形成される、
    請求項に記載の換気フード。
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