JP5891408B2 - 空気調和装置の室外ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、送風機によって熱交換器を通して側方から吸い込んだ空気を上方に吹き出す形式の空気調和装置の室外ユニットに関する。
一般に、筺体の底板上に配置されて少なくとも筐体の一側面を形成する熱交換器と、この熱交換器の上部に配置される軸流型の送風機とを備え、熱交換器を通じて吸い込んだ空気を送風機によって上方に吹き出す空気調和装置の室外ユニットが知られている。この種の室外ユニットでは、熱交換器を断面略コ字状に形成し、筺体の背面側及び両側面側の3面に沿って底板上に配置することにより、熱交換面積を確保しつつ設置面積の省スペース化を図ったものが提案されている(例えば、特許文献1参照)
特開2004−156800号公報
ところで、このような室外ユニットでは、筺体の省スペース化を図る一方で、送風機のプロペラファン(羽根車)の外径を大きくすることにより送風量の増大が図られている。この場合、プロペラファンの外径の大型化に伴い、プロペラファンの周囲に配置されるベルマウスの内径も大きくなるため、このベルマウスの内周面が熱交換器の内面に比べて外側に位置することにより、当該熱交換器の内面とベルマウスの内周面との間に段差が形成される。これにより、この段差で空気の滞留が生じるため、その分、空気の流れが悪くなり通風抵抗が増大するといった問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、送風量を増大しつつ通風抵抗の低減を図った空気調和装置の室外ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、筺体の底板上に配置されて少なくとも前記筐体の一側面を形成する熱交換器と、この熱交換器の上部に配置される軸流型送風機と、この送風機の羽根車の周囲に設けられるベルマウスとを備える空気調和装置の室外ユニットにおいて、前記ベルマウスは、前記熱交換器の内面よりも外側に拡径された内周面を備える構成とし、前記熱交換器の内面の上端部から前記ベルマウスの内周面に向けて、前記熱交換器の内面と前記ベルマウスとの内周面との間に形成される段差をなくすように外側上向きに傾斜した風向板を備えることを特徴とする。
この構成において、前記風向板は、前記羽根車の先端部よりも低い位置に設けられていても良い。また、前記熱交換器は、前記筐体の背面及び左右両側面に沿って配置される背面部及び両側面部を備えて断面略コ字状に形成され、これら背面部及び両側面部にそれぞれ前記風向板を設けても良い。また、前記熱交換器の上面部に沿って延在し、前記送風機のモーターを支持する一対のモーター支持台を支持する支持フレームを備え、前記風向板は前記支持フレームに固定されていても良い。
本発明によれば、ベルマウスは、熱交換器の内面よりも外側に拡径された内周面を備える構成としているため、羽根車の外径を大きく形成することができ送風量を増大できる。さらに、熱交換器の内面の上端部からベルマウスの内周面に向けて上向きに傾斜した風向板を備えるため、この風向板に沿って空気がベルマウスの内周面に流れることにより、熱交換器の内面とベルマウスの内周面との間の段差で空気が滞留することが防止され、通風抵抗を低減できる。
本実施形態に係る空気調和装置の室外ユニットの側断面図である。 室外ユニットの内部構成を示す上面図である。 ファンモーターの支持構造を示す斜視図である。 室外ファン及びベルマウスを示す断面図である。 整流板と支持フレームとの配置関係を示す下面図である。 ベルマウス及び風向板を示す斜視図である。 ベルマウス及び風向板を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
本構成に係る空気調和装置は、室外ユニット10と室内ユニット(図示せず)とから構成されており、冷媒配管により接続された冷媒回路に冷媒を流して、冷房運転および暖房運転を行う。室外ユニット10は、室外に設置され、室外空気と熱交換して冷房運転時には冷媒を凝縮させて外気に熱を放出し、暖房運転時には冷媒を蒸発させて外気から熱を取り込むものである。なお、以下に述べる上下および左右といった方向は、室外ユニット10を設置した状態でその前面側から見た場合の方向を示している。
図1は、室外ユニット10を右側から見た側断面図であり、図2は、室外ユニット10の内部構成を示す上面図である。室外ユニット10は、略直方体箱形状のユニットケース(筐体)11を備え、このユニットケース11は、底板12と、この底板12の四隅から鉛直方向に延びる支柱14と、前面パネル15とを有して構成される。
底板12上には、図2に示すように、上面視略コ字形状に屈曲されて形成された熱交換器21が配置されている。具体的には、この熱交換器21は、ユニットケース11の側面部を構成し、このユニットケース11の左側面から背面及び右側面に沿わせて配置されている。また、熱交換器21の上部には、図1に示すように、室外ファン(軸流型送風機)22が配置される。この室外ファン22は、熱交換器21の上方に配置されるファンモーター(モーター)23と、このファンモーター23のモーターシャフト51に取り付けられたプロペラファン(羽根車)24とを備えて構成される。このプロペラファン24は、コ字形状の熱交換器21の略中央に位置するように配置されている。
プロペラファン24の周囲には、プロペラファン24の吸込側の空気を吹出側に案内するベルマウス25が設けられている。このベルマウス25は、樹脂成型によって形成され、軽量化及び所望な形状の実現を可能としている。ベルマウス25は、図1に示すように、吹出開口25Aと、この吹出開口25Aよりも拡径した吸込開口25Bとを備えて筒状に形成されており、吹出開口25Aに連通して吸込開口25Bに向かって徐々に拡径するように傾斜する内壁29とを備える。ベルマウス25の吹出開口25Aは、プロペラファン24への人体などの接触を防止するファンガード26で覆われる。また、ベルマウス25の周囲には、発泡スチロール等の断熱材27を介して化粧パネル(図示せず)が設けられている。
ファンモーター23によりプロペラファン24が回転駆動されると、室外ユニット10の周囲、より具体的には図中矢印Xで示すように、ユニットケース11の前面を除いた左側面側、背面側及び右側面側から外気がユニットケース11内に吸い込まれ、このユニットケース11の上面部に設けられたベルマウス25の吹出開口25Aを通じて外に排出される。つまり、この室外ユニット10は、上面から熱交換後の空気を吹き出す上面吹き出しタイプに構成されている。
ユニットケース11内には、底板12上に、冷媒回路の一部を構成する圧縮機30(図1)、アキュムレータ31、オイルセパレーター32及びレシーバータンク33が設けられるとともに、四方弁39や膨張弁(図示せず)といった弁体などの冷媒回路構成部品が配管接続されて収容される。これら冷媒回路構成部品の配管の一端側は、熱交換器21を介して室内ユニットと配管接続され、当該冷媒回路構成部品の配管の他端側は室内ユニットに配管接続され、これにより、冷媒を循環する冷媒回路が構成される。
ユニットケース11は、当該ユニットケース11の前面側に底板12から上方に延びる仕切り板35を備える。この仕切り板35は、途中までまっすぐ上方に延びた後に斜め前方に屈曲され、その上端部がベルマウス25の前面側に配置される電装ボックス34に接続されている。ユニットケース11内は、仕切り板35によって、熱交換室36と機械室37とに区分けされ、この機械室37にメンテナンス頻度の高い圧縮機や冷媒回路構成部品が収容され、熱交換室36には、メンテナンス頻度の低い熱交換器21や、圧力容器としてのアキュムレータ31、オイルセパレーター32及びレシーバータンク33が収容される。このため、本実施形態では、前面パネル15を取り外すと、作業者が前面側からユニットケース11内の圧縮機30や電装ボックス34のメンテナンス作業を容易に行うことができる。更に、機械室37に収容された圧縮機30等の機器は、仕切り板35により直接雨滴がかかることが防止される。
アキュムレータ31は、流入した冷媒を気液分離して、圧縮機30に液冷媒が流入することを防止する圧力容器である。本実施形態では、アキュムレータ31は、底板12の略中央に配置されるとともに、圧縮機30やオイルセパレーター32等と比べて高さの高い形状に形成されている。このため、アキュムレータ31の上部には、アキュムレータ31をユニットケース11に支持する支持部材38が設けられ、当該アキュムレータ31の揺動を防止している。
図3は、ファンモーター23の支持構造を示す斜視図である。
熱交換器21の上面には、熱交換器21のコ字形状に沿って枠状に形成された上部フレーム16が設けられている。図3に示すように、上部フレーム16は、コ字形状の熱交換器21(図2)の各上面に沿ってそれぞれ設けられる板状のフレーム板(支持フレーム)16A,16B,16Cと、フレーム板16A,16Cの前端を連結する連結板16Dとを備えている。上部フレーム16の四隅は、各支柱14に連結される。
各フレーム板16A,16B,16Cは、それぞれ内縁部を鉛直下方に折り曲げて形成された固定片部16A1,16B1,16C1を備え、これら固定片部16A1,16B1,16C1にそれぞれ後述する風向板が取り付けられる。
フレーム板16Bと連結板16Dとの間には、フレーム板16A,16Cと略平行に延びる一対のモーター支持台17,17が架け渡され、ファンモーター23は、モーター支持台17,17に固定されている。これらモーター支持台17,17は、下面が開放された断面コ字状に形成された部材であり、コの字の開口が下方を向くように上部フレーム16上に配置されている。モーター支持台17は、取り付けステー片54,54が載置される略水平の上板部(上面部)72と、上板部72の幅方向の外端から下方に延びる外板部(外面)73と、上板部72の幅方向の内端から下方に延びる内板部(内面)74とを有している。モーター支持台17,17は、金属製のチャンネル材であり、容易に入手できる。
また、モーター支持台17,17は、それぞれフレーム板16B及び連結板16Dの長手方向(ユニットケース11の幅方向:図中A方向)の略中央部からそれぞれ等距離離れた位置に配置されている。更に、ファンモーター23は、モーター支持台17,17の長手方向(ユニットケース11の奥行方向:図中B方向)の略中央部に固定されている。すなわち、ファンモーター23(及びプロペラファン24)は、コ字形状の熱交換器21の略中央に位置するように配置され、上記したアキュムレータ31の略上方に位置する構成となっている。
ファンモーター23は、円柱状の本体部52と、本体部52から上方に延びてプロペラファン24を支持するモーターシャフト51(図1)とを有している。プロペラファン24は、樹脂製のハブ45と、このハブ45の外周に所定の翼角を有して所定の間隔で一体成形された複数枚の羽根46,46・・とを備える。
本体部52には、放熱用のフィン53が外周部に形成されるとともに、外周部に沿って略水平に延びる一対の取り付けステー片(ステー)54,54が形成されている。取り付けステー片54,54は、本体部52を外側から挟むように配置されるとともに、互いに平行に設けられている。
ファンモーター23は、本体部52がモーター支持台17,17の間に配置されるとともに、取り付けステー片54,54がモーター支持台17,17上に載置され、取り付けステー片54,54を上方から貫通する複数の固定ボルト55によってモーター支持台17,17に締結固定される。ここで、ファンモーター23の取付高さ位置は、プロペラファン24を回転させた際の送風量と関連することが分かっている。このため、ファンモーター23のステー片54とモーター支持台17,17との間にスペーサー(不図示)を挿入させることにより、当該ファンモーター23の取付高さ位置を容易に調整することができる。
図4は、室外ファン22及びベルマウス25を示す断面図である。
上述のように、本実施形態では、室外ファン22のプロペラファン24が回転すると、ユニットケース11の前面を除いた左側面側、背面側及び右側面側から熱交換器21を通じて外気がユニットケース11内に吸い込まれ、このユニットケース11の上面部に設けられたベルマウス25の吹出開口25Aを通じて外に排出される。
この場合、室外ファン22のファンモーター23及びファンモーター23を支持するモーター支持台17,17は、空気の流路に延在するため、空気流を妨げる通風抵抗となる。このため、本実施形態では、モーター支持台17,17及びファンモーター23の下方(上流側)には、それぞれモーター支持台17,17及びファンモーター23の下方を流れる空気流の通風抵抗を減少させる整流部材61及び整流板40が設けられている。
整流部材61及び整流板40は金属製の板材により形成されており、整流部材61,61は、それぞれモーター支持台17,17の下面に取り付けられ、整流板40は、ファンモーター23の下方位置でモーター支持台17,17間に架け渡されて取り付けられている。
整流部材61は、断面略V字状の棒状に形成されており、モーター支持台17の内板部74に沿って略鉛直に下方へ延びる鉛直板部62と、鉛直板部62の下端からモーター支持台17の外板部73の下端へ向けて上方に延びる傾斜板部63と、この傾斜板部63に連なり当該外板部73に沿って略鉛直に上方へ延びる固定板部64とを有している。
整流部材61は、モーター支持台17の下面の開口を下方から覆うように配置され、上部フレーム16の開口部16Eの略全長に重なるように、モーター支持台17の略全長に亘って一体に設けられている。整流部材61の断面形状はその全長に亘って一様である。
整流部材61は、モーター支持台17を鉛直板部62及び固定板部64で挟み込み、これら鉛直板部62及び固定板部64の孔部(図示略)にそれぞれ挿通されるボルト66によって、モーター支持台17の内板部74及び外板部73に締結固定されている。
整流部材61は、モーター支持台17に固定されると、下方にかけて先細る略三角形の凸状となっており、V字の頂部61Aは空気流の上流側に向けて突出している。傾斜板部63の外面部は、頂部61Aからユニットケース11の外側面側に向けて上方に傾斜する傾斜面63Aとなっている。傾斜面63Aは、モーター支持台17の内板部74から外板部73に亘り上向きの傾斜で一様に形成されている。
整流部材61の頂部61Aは、モーター支持台17の幅方向において、ファンモーター23側に偏って位置し、鉛直板部62の下端に位置している。これにより、モーター支持台17の下面の領域をすべて傾斜板部63として形成することができるため、モーター支持台17の下面部全域に至る空気を傾斜面63Aに沿ってユニットケース11の外側面側に向けて斜め上方に流れ、プロペラファン24の外径方向に流すことができる。このため、より多くの空気流を回転速度が高いプロペラファン24の外径部側に流すことができるため、風量を向上できるとともにモーター支持台17による通風抵抗の低減を図ることができる。
一方、整流板40は、断面略V字状に折り曲げられた板材であり、ファンモーター23の略中央下方でモーター支持台17に沿って延びる頂部41と、この頂部41からそれぞれモーター支持台17の外板部73の下端へ向けて上方に延びる傾斜板部42と、この傾斜板部42に連なり当該外板部73に沿って略鉛直に上方へ延びる固定板部43とを備えて構成されている。
整流板40は、図5に示すように、平面視でファンモーター23と重なる下方位置に設けられている。整流板40は、ファンモーター23の下方に空気が滞留することを防止して空気流の通風抵抗を減少させるものであるため、ファンモーター23を覆う程度の大きさとするのが望ましい。これに対して、整流板40が大き過ぎると、この整流板40によってファンモーター23の周囲を流れる空気量が減少し、当該ファンモーター23の冷却が十分にできなくなるおそれがある。このため、本実施形態では、整流板40は、モーター支持台17が延びる方向の長さL1がファンモーター23の外径L2よりも小さい長さに形成されることにより、ファンモーター23を冷却するとともに、通風抵抗を低減できる。
上述のように、本実施形態では、モーター支持台17の下面に整流部材61が取り付けられているため、整流板40は、この整流部材61に重ねてモーター支持台17に取り付けられている。具体的には、整流板40の固定板部43は、整流部材61の固定板部64に重ねられ、この固定板部64とともにモーター支持台17の外板部73にボルト66で固定されている。
整流板40は、モーター支持台17に固定されると、下方にかけて先細る略三角形の凸状となっており、V字の頂部41はファンモーター23の略中央部で空気流の上流側に向けて突出している。傾斜板部42の外面部は、頂部41からユニットケース11の外側面側に向けて上方に傾斜する傾斜面42Aとなっている。この傾斜面42Aは、頂部41からモーター支持台17の外板部73に亘り上向きの傾斜で一様に形成されている。
これにより、ファンモーター23の下面部全域に至る空気を各傾斜面42Aに沿ってユニットケース11の外側面側に向けて斜め上方に流れ、プロペラファン24の外径方向に流すことができる。このため、より多くの空気流を回転速度が高いプロペラファン24の外径部側に流すことができるため、風量を向上できるとともにファンモーター23による通風抵抗の低減を図ることができる。
さらに、整流板40の頂部41は、ファンモーター23の略中央部下方に位置しているため、当該ファンモーター23の下面部に至る空気を略均等に分配することができ、風量の偏りを抑えて効率良くユニットケース11の外部に空気を排出できる。
本実施形態では、整流板40及び整流部材61の傾斜板部42,64の傾斜角度は略同一に形成されている。これによれば、整流板40と整流部材61とが密着されるため、通風抵抗を低減することができるとともに、各整流板40,整流部材61の傾斜面42A,63Aに沿って流れる空気流の方向を揃えることができ、整流効果を高めることができる。
また、上述のように、本実施形態では、アキュムレータ31の上部には、アキュムレータ31をユニットケース11に支持する支持部材38が設けられている。この支持部材38も、ファンモーター23及びモーター支持台17と同様に空気流を妨げる通風抵抗となりうる。このため、支持部材38は金属製の丸棒で形成され、この丸棒の両端にそれぞれ固定部38A,38Bが形成されている。一方の固定部38Aは、アキュムレータ31の上部に固定され、他方の固定部38Bは、上部フレーム16の背面側に位置するフレーム板16Bに固定されている。
これによれば、支持部材38を丸棒で形成することにより、投影面積を小さくするとともに、支持部材38の外面が滑らかとなるため、通風抵抗の低減を図ることができる。
さらに、本実施形態では、図5に示すように、支持部材38は整流板40の頂部41と平面視で重なるように配置されている。この構成によれば、支持部材38を通過する際に乱れた空気がそのまま整流板40の頂部41で分配されることにより、空気の乱れを最小限に抑えることができる。このため、支持部材38を他の場所に設けるものと比べて、通風抵抗を小さくすることができ、室外ユニットの通風抵抗の低減を図ることができる。
ところで、本実施形態の室外ユニット10は、図5に示すように、熱交換器21の上部に配置される上部フレーム16の開口部の幅L3よりもベルマウス25の吸込開口25B(図1)の直径L4が大きく形成され、その分、プロペラファン24の外径を大きくすることにより送風量の増大を図っている。この場合、図1に示すように、プロペラファン24の外径の大型化に伴い、ベルマウス25の内壁(内周面)29が熱交換器21の内面21Aに比べて外側に位置することにより、当該熱交換器21の内面21Aとベルマウス25の内壁29との間に段差70が形成される。これにより、この段差70で空気の滞留が生じるため、その分、空気の流れが悪くなり通風抵抗が増大するといった問題がある。
このため、図6に示すように、上部フレーム16には、熱交換器21の内面21Aの上端部からベルマウス25の内壁29に向けて上向きに傾斜した風向板81〜83を備える。本実施形態では、熱交換器21は、上面視略コ字形状に屈曲されて形成されているため、ユニットケース11の左側面、背面、及び、右側面に対応する部分にそれぞれ風向板81〜83が配置されている。
両側面に配置される風向板81,83は、同一の形状であるため、風向板81について説明する。この風向板81は、上部が幅狭に形成された台形状の風向板本体81Aと、この風向板本体81Aの下端に連なり鉛直下方に延びる固定板部81Bとを備える。この固定板部81Bは、上部フレーム16の左側面側に配置されるフレーム板16Aの固定片部16A1にボルト85によって固定されている。
また、背面側に配置される風向板82も上記風向板81とほぼ同一の構成であるが、背面側のフレーム板16Bには、上記したモーター支持台17が固定されているため、このモーター支持台17を回避するための切欠82Cが形成されている。
この構成によれば、熱交換器21の内面21Aの上端部からベルマウス25の内壁29に向けて上向きに傾斜した風向板81〜83を備えるため、これら風向板81〜83に沿って空気が図中矢印Dに示すように、ベルマウス25の内壁29方向に流れることにより、熱交換器21の内面21Aとベルマウス25の内壁29との間の段差70で空気が滞留することが防止され、通風抵抗を低減できる。
また、これら風向板81〜83は、図7に示すように、上端部81A1〜83A1がプロペラファン24の羽根46の先端部46Aよりも低い位置となる角度に設けられている。これによれば、風向板81〜83とプロペラファン24との干渉を防止しつつ、熱交換器21の内面21Aとベルマウス25の内壁29との間に段差70での空気の溜まりを抑えることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ユニットケース11の底板12上に配置されて少なくともユニットケース11の一側面を形成する熱交換器21と、この熱交換器21の上部に配置される室外ファン22と、この室外ファン22のプロペラファン24の周囲に設けられるベルマウス25とを備える空気調和装置の室外ユニット10において、ベルマウス25は、熱交換器21の内面21Aよりも外側に拡径された内壁29を備える構成としているため、プロペラファン24の外径を大きく形成することができ送風量を増大できる。さらに、熱交換器21の内面21Aの上端部からベルマウス25の内壁29に向けて上向きに傾斜した風向板81〜83を備えるため、これら風向板81〜83に沿って空気がベルマウス25の内壁29方向に流れることにより、熱交換器21の内面21Aとベルマウス25の内壁29との間の段差70で空気が滞留することが防止され、通風抵抗を低減できる。
また、本実施形態によれば、風向板81〜83の上端部81A1〜83A1がプロペラファン24の羽根46の先端部46Aよりも低い位置となる角度に設けられている。これによれば、風向板81〜83とプロペラファン24との干渉を防止しつつ、熱交換器21の内面21Aとベルマウス25の内壁29との間に段差70での空気の溜まりを抑えることができる。
また、本実施形態によれば、熱交換器21は、ユニットケース11の背面及び左右両側面に沿って断面略コ字状に形成され、これらコ字状の各面にそれぞれ風向板81〜83を設けたため、ユニットケース11の小型化を実現しつつ、熱交換器21の内面21Aとベルマウス25の内壁29との間の段差70で空気が滞留することを防止し、通風抵抗を低減できる。
また、本実施形態によれば、熱交換器21の上面部に沿って延在し、室外ファン22のファンモーター23を支持する一対のモーター支持台17,17を支持するフレーム板16A〜16Cを備え、風向板81〜83はそれぞれフレーム板16A〜16Cに固定されているため、風向板81〜83の取り付けを容易に行うことができる。
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、本実施形態では、フレーム板16A〜16Cにそれぞれ固定される風向板81〜83を備える構成としたが、この風向板81〜83を円筒状に形成してフレーム板に固定する構成としても良い。
また、本実施形態では、フレーム板16A〜16Cの固定片部16A1,16B1,16C1に風向板81〜83を固定する構成を説明したが、フレーム板16A〜16Cに固定できるのであれば、他の位置に固定しても良いことは勿論である。
10 室外ユニット
11 ユニットケース(筺体)
16 上部フレーム
16A、16B、16C フレーム板(支持フレーム)
17 モーター支持台
21 熱交換器
22 室外ファン(軸流型送風機)
23 ファンモーター(モーター)
24 プロペラファン
25 ベルマウス
70 段部
81、82、83 風向板
81A、82A、83A 風向板本体
81A1、82A1、83A1 上端部
81B、82B、83B 固定板部
82C 切欠
85 ボルト

Claims (4)

  1. 筺体の底板上に配置されて少なくとも前記筐体の一側面を形成する熱交換器と、この熱交換器の上部に配置される軸流型送風機と、この送風機の羽根車の周囲に設けられるベルマウスとを備える空気調和装置の室外ユニットにおいて、
    前記ベルマウスは、前記熱交換器の内面よりも外側に拡径された内周面を備える構成とし、前記熱交換器の内面の上端部から前記ベルマウスの内周面に向けて、前記熱交換器の内面と前記ベルマウスとの内周面との間に形成される段差をなくすように外側上向きに傾斜した風向板を備えることを特徴とする空気調和装置の室外ユニット。
  2. 前記風向板は、前記羽根車の先端部よりも低い位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置の室外ユニット。
  3. 前記熱交換器は、前記筐体の背面及び左右両側面に沿って配置される背面部及び両側面部を備えて断面略コ字状に形成され、これら背面部及び両側面部にそれぞれ前記風向板を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和装置の室外ユニット。
  4. 前記熱交換器の上面部に沿って延在し、前記送風機のモーターを支持する一対のモーター支持台を支持する支持フレームを備え、前記風向板は前記支持フレームに固定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の空気調和装置の室外ユニット。
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