JP7466991B2 - 打撃検査対応アンカー及びその検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コンクリート構造物に打設して用いられるアンカーに係り、特に打撃検査に適する打撃検査対応アンカー及びその検査方法に関する。
従来、コンクリート構造物に埋設されたアンカーの定着状態の健全性を検査する方法として、コンクリートから突出するアンカーボルトの突出部を加速度センサ付き打撃ハンマーで軸方向に直接打撃し、打撃による打撃力波形(時間-加速度波形)を測定し、この打撃力波形に基づいてボルトの健全性を検査する加速度計測方式の手法が知られている(特許文献1参照)。
特開2015-81767号公報
ところで、アンカーを打撃ハンマーで軸方向に打撃して時間-加速度波形を測定する検査方法を用いる際に、例えば図8(a)に示す天井面101に埋め込まれたアンカー102の下向きに突出する突出部を加速度センサ付き打撃ハンマー105で打撃する場合や、図8(b)に示すトンネル壁面103に埋め込まれたアンカー104の斜め下方向に突出する突出部を加速度センサ付き打撃ハンマー105で打撃する場合のように、検査者がアンカーを軸方向に真っ直ぐに打撃することが難しいケースがある。特に対象アンカーがコンクリートに埋め込まれた定着されているメカニカルアンカーの場合、アンカーの大部分は埋設されていて目視できないため、露出している突出部を軸方向に真っ直ぐに打撃することは非常に難しい。
更に、単に全ねじボルトを樹脂やセメントモルタル等の定着剤で定着させただけのアンカーは、アンカーの露出する突出部を打撃した時の時間-加速度の応答波形がそのまま定着状態を反映したものになるが、メカニカルアンカーは、打撃や締付によって拡開部にテーパーボルト等の部材を入れ込んで拡開部をコンクリート孔壁に機械的に密着させているため、加速度センサ付き打撃ハンマーの打撃によってメカニカルアンカーの複数の部品が時間差で応答することも想定され、正確な定着状態の検査を行うには正確な打撃を行って正確に応答波形を読み取ることが非常に重要となる。
例えば、テーパーボルト202にスリーブ203が打ち込まれて拡開した拡開部204がコンクリート205の孔壁に密着されているメカニカルアンカー201において、拡開部204が十分に拡開して健全な定着状態のメカニカルアンカー201を、検査装置207を備える加速度センサ付き打撃ハンマー206で打撃した場合(図9(b)、(a)参照)、図10(a)のような打撃力波形の時間-加速度波形における入力波形の加速度の極大値と応答波形の加速度の極大値の遅れ時間が0となり、見かけ上は1つの極大値に対して加速度が左右均等に近い形になる波形が出力される。これに対して、スリーブ203の打込み不足で拡開部204が十分に拡開していない不健全な定着状態のメカニカルアンカー201を、検査装置207を備える加速度センサ付き打撃ハンマー206で打撃した場合(図9(c)、(a)参照)、図10(b)のように、拡開部204の不十分な拡開でメカニカルアンカー201がコンクリート205と一体化していないことに起因して、入力波形の極大値と応答波形の極大値の遅れ時間が大きい不規則な時間-加速度の打撃力波形が出力される。しかしながら、メカニカルアンカー201のテーパーボルト202の突出部に軸方向に適正な打撃力が加えられないと、図10(c)のように、打撃力波形の時間-加速度波形において、入力波形の極大値と応答波形の極大値の遅れ時間が見かけ上0となり、見かけ上は1つの極大値に対して加速度があたかも健全な定着状態と間違えるような左右均等に近い形の波形になってしまう場合もある。
また、検査者自身がメカニカルアンカーのボルトの突出部を軸方向に適正に打撃できていないと認識した場合、検査者がボルトの突出部を何度も打撃する事態も想定されるが、このように何度も打撃するとボルトの突出部のねじ山が潰れてしまい、ボルトに螺合されたナットの脱着ができなくなってしまうという問題もある。
本発明は上記課題に鑑み提案するものであって、加速度センサ付き打撃ハンマーで正確に打撃し易く、加速度計測方式による検査装置で適正な応答波形を確実に得ることができると共に、打撃による雄ねじ部の変形を防止して雄ねじ部に対するナットの着脱性を確保することができる打撃検査対応アンカー及びその検査方法を提供することを目的とする。
本発明の打撃検査対応アンカーは、拡開された拡開部がコンクリート孔壁に密着され、コンクリート表面から雄ねじ部の少なくとも一部が露出するようにコンクリート構造物に打設されるメカニカルアンカーで構成され、前記雄ねじ部の後端部から後方に突出して略円柱状の打撃部が設けられ、前記打撃部が前記雄ねじ部の外径より小径で形成されていると共に、前記打撃部の後端面が平坦面になっており、前記平坦面から周状でR面の面取り部を介して前記打撃部の周側面に至るように形成されており、前記メカニカルアンカーが、前記雄ねじ部の先端側がテーパー部になっているテーパーボルトと、前記テーパーボルトに外嵌され、前記テーパー部の入り込みによって前記拡開部が拡開するスリーブで構成され、前記テーパーボルトの前記雄ねじ部の後端部から後方に突出して前記打撃部が設けられていることを特徴とする。
これによれば、雄ねじ部の後端部から後方に打撃部を突出させ、且つその打撃される後端面を平坦面とすることにより、検査者が雄ねじ部の軸心を目視で非常に把握し易くなり、加速度センサ付き打撃ハンマーを平坦な後端面に当てて、雄ねじ部の軸方向に真っ直ぐ適正に打撃力を伝えられるように打撃することが容易となる。即ち、加速度センサ付き打撃ハンマーで正確に打撃し易くなる。また、打撃検査対応アンカーを適正、正確に打撃することが可能となることに加え、打撃部の平坦面から周状でR面の面取り部を介して打撃部の周側面に至るように形成することにより、打撃部の平坦面周囲の打撃による変形で打撃力が吸収されて応答波形が不正確になることを防止することができ、加速度計測方式による検査装置で打撃検査対応アンカーの適正な応答波形、時間-加速度波形を確実に得ることができる。尚、略円柱状の打撃部の後端面である平坦面と周側面との間を線状の周縁にした場合、打撃が打撃部の周縁に当たったときに周縁が変形しやすくなり、その変形によって打撃力が吸収され、応答波形が不正確なものとなりやすい。また、打撃される打撃部を雄ねじ部の後端部から後方に突出させ且つ雄ねじ部の外径より小径とすることにより、打撃による雄ねじ部の変形を防止して雄ねじ部に対するナットの着脱性を確保することができる。
本発明の打撃検査対応アンカーは、前記メカニカルアンカーが、前記雄ねじ部の先端側がテーパー部になっているテーパーボルトと、前記テーパーボルトに外嵌され、前記テーパー部の入り込みによって前記拡開部が拡開するスリーブで構成され、前記テーパーボルトの前記雄ねじ部の後端部から後方に突出して前記打撃部が設けられ、前記打撃部の長さが前記雄ねじ部の外径よりも短く形成されていることを特徴とし、更には、打撃部の長さを雄ねじ部の外径の40%以下とするとより好適である。
これによれば、テーパーボルトの雄ねじ部の後端部から後方に打撃部を突出させ、且つその打撃される後端面を平坦面とすることにより、検査者がテーパーボルトの雄ねじ部の軸心を目視で非常に把握し易くなり、加速度センサ付き打撃ハンマーを平坦な後端面に当てて、テーパーボルトの雄ねじ部の軸方向に真っ直ぐ適正に打撃力を伝えられるように打撃することが容易となる。また、打撃されるテーパーボルトの打撃部をテーパーボルトの雄ねじ部の後端部から後方に突出させ且つ雄ねじ部の外径より小径とすることにより、打撃によるテーパーボルトの雄ねじ部の変形を防止してテーパーボルトの雄ねじ部に対するナットの着脱性を確保することができる。また、打撃部の長さをテーパーボルトの雄ねじ部の外径よりも短く形成することにより、打撃検査対応アンカーのコンクリート構造物からの突出長が長くなり過ぎて部材の取り付け等で邪魔になることを防止することができる。
本発明の打撃検査対応アンカーの検査方法は、前記拡開部を拡開してコンクリート構造物に打設された本発明の打撃検査対応アンカーの検査方法であって、加速度センサ付き打撃ハンマーと、前記加速度センサ付き打撃ハンマーと電気的に接続される検査装置を用い、前記打撃検査対応アンカーの前記打撃部を前記加速度センサ付き打撃ハンマーで軸方向に打撃して前記検査装置に打撃による時系列データを入力し、前記検査装置が、前記時系列データに応じて時間-加速度波形を生成し、前記時間-加速度波形の入力波形の加速度の極大値と応答波形の加速度の極大値の遅れ時間が所定基準以下であることに基づき、前記打撃検査対応アンカーの定着状態が健全であると判定することを特徴とする。更に、時間-加速度波形の入力波形の加速度の極大値と応答波形の加速度の極大値の比が所定基準以上である場合に、打撃検査対応アンカーの定着状態が健全であると判定する構成、又は、時間-加速度波形の入力波形の加速度の極大値と応答波形の加速度の極大値の遅れ時間が0で見かけ上1つの極大値に対し、この極大値の加速度を対象軸として前後の所定時間範囲の積分領域の類似度が所定基準以上である場合に、打撃検査対応アンカーの定着状態が健全であると判定する構成としても好適である。
これによれば、打撃検査対応アンカーの適正、正確な応答波形、時間-加速度波形に基づき、複雑な判断や処理を要せずに、打撃検査対応アンカーの定着状態の健全性を判定することができる。
本発明の打撃検査対応アンカーは、加速度センサ付き打撃ハンマーで正確に打撃し易く、加速度計測方式による検査装置で適正な応答波形を確実に得ることができると共に、打撃による雄ねじ部の変形を防止して雄ねじ部に対するナットの着脱性を確保することができる。また、本発明の打撃検査対応アンカーを用いる検査方法によれば、打撃検査対応アンカーの適正、正確な応答波形、時間-加速度波形に基づき、複雑な判断や処理を要せずに、打撃検査対応アンカーの定着状態の健全性を判定することができる。
(a)は本発明による実施形態の打撃検査対応アンカーの正面図、(b)はその斜視図、(c)はその縦断面図。 (a)は実施形態の打撃検査対応アンカーのコンクリート定着状態を示す説明図、(b)はその縦断面図。 実施形態の打撃検査対応アンカーの検査に用いられる検査システム例のブロック図。 (a)~(d)は実施形態の打撃検査対応アンカーと比較例のアンカーに対する頭部打撃状況の差を説明する説明図。 (a)は打撃試験を行ったコンクリート定着状態の実施形態の打撃検査対応アンカーを示す説明図、(b)は同図(a)の打撃検査対応アンカーに対する打撃試験から得られた時間-加速度の関係を示すグラフ。 (a)は打撃試験を行ったコンクリート定着状態の比較例のアンカーを示す説明図、(b)は同図(a)の比較例のアンカーに対する打撃試験から得られた時間-加速度の関係を示すグラフ。 図5と図6の打撃試験の結果として得られた実施形態の打撃検査対応アンカーと比較例のアンカーの変動係数の相違を示す図。 (a)は検査対象のアンカーが下向きに突出している例を示す説明図、(b)は検査対象のアンカーが斜め下方に突出している例を示す説明図。 (a)は従来の加速度センサ付きハンマーを備える検査システムの説明図、(b)は従来例のアンカーがコンクリートに適正に打ち込まれている状態を示す縦断面図、(b)は従来例のアンカーのコンクリートに対する打込不足の状態を示す縦断面図。 (a)は従来例のアンカーの適正打ち込み状態に対する打撃試験から得られる時間-加速度の関係を示すグラフ、(b)は従来例のアンカーの打込不足状態に対する打撃試験から得られる第1例の時間-加速度の関係を示すグラフ、b)は従来例のアンカーの打込不足状態に対する打撃試験から得られる第2例の時間-加速度の関係を示すグラフ。
〔実施形態の打撃検査対応アンカー〕
本発明による実施形態の打撃検査対応アンカー1は、拡開された拡開部33がコンクリート構造物60のコンクリート孔壁61に密着され、コンクリート表面62から雄ねじ部21の少なくとも一部が露出するようにコンクリート構造物60に打設されるメカニカルアンカーであり、図1及び図2に示すように、テーパーボルト2と、テーパーボルト2に外嵌されるスリーブ3とから構成される。
テーパーボルト2は、軸方向の略中央から後端近くまで形成されている雄ねじ部21を有し、雄ねじ部21の先端側に、テーパー部22がテーパーボルト2の先端近傍領域において先端に向かって漸次拡径するように形成されている。テーパーボルト2の雄ねじ部21の後端部211には、後方に突出するようにして略円柱状の打撃部23が設けられている。
打撃部23は、雄ねじ部21の外径よりも全長に亘って小径で形成されていると共に、打撃部23の後端面は平坦面231になっており、平坦面231から周状でR面の面取り部232を介して打撃部23の周側面233に至るように形成されている。また、打撃部23の長さは雄ねじ部21の外径よりも短く形成されており、好適には、打撃部23の長さを雄ねじ部21の外径の40%以下とするとよい。
スリーブ3には、略円筒状の本体31の先端側に先端から切り込まれたスリット32で区分される片状の拡開部33が設けられている。スリーブ3は、拡開部33の非拡開状態ではテーパーボルト2のテーパー部22よりも後側に配置されてテーパーボルト2に外挿されており、拡開時には拡開部33へのテーパー部22の相対的な入り込みによって拡開部33が拡開するようになっている。
打撃検査対応アンカー1は、例えば図2に示すようにコンクリート構造物60に打設され、スリーブ3の打込みによる拡開部33へのテーパー部22の相対的な入り込みによって拡開された拡開部33がコンクリート孔壁61に密着されると共に、雄ねじ部21の一部と打撃部23がコンクリート表面62から突出して露出するように打設される。
そして、図2の例では、コンクリート表面62から突出する雄ねじ部21には取付物51、52が外挿され、その外側から雄ねじ部21に平ワッシャー41、スプリングワッシャー42が順に外挿され、更に、その外側から雄ねじ部21にナット43が螺合されてコンクリート構造物60に取付物51、52が取り付けられている。
コンクリート構造物60に打設された打撃検査対応アンカー1の定着状態を検査する際には、例えば図3に示す検査装置10と加速度センサ付き打撃ハンマー16から構成される検査システムが用いられる。検査装置10は、加速度センサ付き打撃ハンマー16と電気的に接続され、加速度センサ付き打撃ハンマー16の打撃による時系列データが入力され、打撃力波形として時間-加速度波形を生成して出力可能になっている。
検査装置10は、MPU、CPU等の演算制御部11と、HDD、SSD、フラッシュメモリ、EEPROM、ROM、RAM等で構成される記憶部12と、マウス、キーボード、タッチパネル等の入力部13と、ディスプレイ、プリンター等の出力部14と、有線若しくは無線の通信回線又は通信ケーブルを介して加速度センサ付き打撃ハンマー16と検査装置10を接続する通信インターフェイス15を備える。検査装置10は、例えば専用機器、或いはパーソナルコンピュータ、スマートフォンのような携帯端末等の汎用コンピュータ装置で構成することが可能であり、又、入力部13と出力部14は、入出力可能なタッチパネルとして一体化することも可能である。
記憶部12は、制御プログラム格納部121を有し、制御プログラム格納部121には所定の検査処理を演算制御部11に実行させる検査プログラム格納部1211が設けられている。尚、検査プログラムは、通信回線等の伝送媒体を介して伝送されて検査装置10等のコンピュータ装置のハードディスク等の記憶部に格納されることが可能であり、又、CD-ROM等のコンピュータ装置に読み取り可能な非一過性の記録媒体に格納されることが可能である。
演算制御部11は、所定の制御プログラムに従って所定の処理を実行し、検査プログラムと協働して検査処理部111として所定の処理を実行する。また、記憶部12は、検査プログラムに基づき実行させる所定の検査処理で用いられる検査基準データを格納する検査基準データ格納部122を有し、検査処理部111の検査処理に対応して必要な適宜の検査基準データが格納される。
例えば検査処理部111が、時間-加速度波形の入力波形の加速度の極大値と応答波形の加速度の極大値の遅れ時間が所定基準以下であるか否かの差異で篩い分けする場合、所定基準の検査基準データとして遅れ時間の閾値が検査基準データ格納部122に格納される。また、例えば検査処理部111が、時間-加速度波形の入力波形の加速度の極大値と応答波形の加速度の極大値の比が所定基準以上であるか否かの差異で篩い分けする場合、所定基準の検査基準データとして当該比の閾値が検査基準データ格納部122に格納される。また、例えば検査処理部111が、時間-加速度波形の入力波形の加速度の極大値と応答波形の加速度の極大値の遅れ時間が0で見かけ上1つの極大値に対し、この極大値の加速度を対象軸として前後の所定時間範囲の積分領域の類似度が所定基準以上であるか否かの差異で篩い分けする場合、所定時間の範囲を示す数秒等の「一定時間」、積分領域の形状や、積分領域の対象軸からの所定離間時点の加速度値等の特徴点等の類似度の閾値等が所定基準の検査基準データとして検査基準データ格納部122に格納される。
そして、拡開部33を拡開してコンクリート構造物60に打設された本実施形態の打撃検査対応アンカー1を検査装置10と加速度センサ付き打撃ハンマー16を用いて打撃検査する際には、図4(a)に示すように、打撃検査対応アンカー1の平坦面231から周状でR面の面取り部232を介して周側面233に至る打撃部23、より詳細には打撃部23の平坦面231を、加速度センサ付き打撃ハンマー16で打撃検査対応アンカー1或いはテーパーボルト2の軸方向に真っ直ぐに打撃する。
この打撃により、加速度センサ付き打撃ハンマー16と電気的に接続された検査装置10には打撃による時系列データが入力され、検査装置10の検査処理部111は、入力された時系列データに応じて打撃による打撃力波形(時間-加速度波形)を生成し、生成した時間-加速度波形を出力部14で出力する。また、検査装置10の検査処理部111は、特許文献1と同様の処理で時間-加速度波形から入力波形と応答波形を抽出し、格納された検査基準データを用い、例えば時間-加速度波形の入力波形の加速度の極大値と応答波形の加速度の極大値の遅れ時間が所定基準以下であるか否かを判断し、更に好適には、時間-加速度波形の入力波形の加速度の極大値と応答波形の加速度の極大値の比が所定基準以上であるか否かを判断し、或いは、時間-加速度波形の入力波形の加速度の極大値と応答波形の加速度の極大値の遅れ時間が0で見かけ上1つの極大値である場合に、この極大値の加速度を対象軸として前後の所定時間範囲の積分領域の類似度が所定基準以上であるか否かを判断し、検査基準データによる健全性を充足する場合に対象の打撃検査対応アンカー1の定着状態が健全であると判定し、定着状態が健全である旨の表示を出力部14で出力する。また、検査処理部111は、検査基準データによる健全性を充足しない場合には、対象の打撃検査対応アンカー1の定着状態が不健全である、又は定着状態の判断保留と判定し、定着状態が不健全である旨、又は判断保留の表示を出力部14で出力する。
この時間-加速度波形に基づく対象の打撃検査対応アンカー1の定着状態が健全、不健全、判断保留の判定は、所定の検査基準データを用いて人為的に行うことも可能であり、例えば検査装置10の検査処理部111が生成して出力した時間-加速度波形を検査者が目視で認識し、検査者が、入力波形と応答波形を認識し、上記と同様の遅れ時間の閾値、更に好適には入力波形の加速度の極大値と応答波形の加速度の極大値の比の閾値、或いは入力波形の加速度の極大値と応答波形の加速度の極大値の遅れ時間が0で見かけ上1つの極大値である場合に極大値の加速度を対象軸として前後の所定時間範囲の積分領域の類似度の基準値等の所定基準の検査基準データを用い、検査基準データによる健全性の充足、不充足に基づき、対象の打撃検査対応アンカー1の定着状態が健全、不健全、判断保留のように判定してもよい。
付言すると、図4(b)のように、テーパーボルト2pの雄ねじ部21pから後方に突出する球面状の打撃部23pを形成したアンカー1pにした場合、加速度センサ付き打撃ハンマー16で打撃部23pを打撃すると、加速度センサ付き打撃ハンマー16が滑って逃げてしまい、加速度センサ付き打撃ハンマー16反力を真っ直ぐに受け取れず、適正な打撃とならない。また、図4(c)のように、テーパーボルト2qの雄ねじ部21qに後方に突出する打撃部がない一般的なアンカー1qにした場合、加速度センサ付き打撃ハンマー16で雄ねじ部21qの後端面を叩き損ねると、雄ねじ部21qのねじ山がすぐに潰れてしまう。また、図4(d)のように、テーパーボルト2rの雄ねじ部21rから後方に突出するように単純な円柱形の打撃部23rを形成したアンカー1rにした場合、加速度センサ付き打撃ハンマー16の打撃が打撃部23rの線状の周縁に当たった時に周縁が変形し易く、この変形によって打撃力が吸収され、時間-加速度波形の応答波形が不正確なものとなる。
本実施形態の打撃検査対応アンカー1によれば、テーパーボルト2の雄ねじ部21の後端部211から後方に打撃部23を突出させ、且つその打撃される後端面を平坦面231とすることにより、検査者がテーパーボルト2の雄ねじ部21の軸心を非常に把握し易くなり、加速度センサ付き打撃ハンマー16を平坦な後端面に当てて、テーパーボルト2の雄ねじ部21の軸方向に真っ直ぐ適正に打撃力を伝えられるように打撃することが容易となる。即ち、加速度センサ付き打撃ハンマーで正確に打撃し易くなる。
また、打撃検査対応アンカー1は、適正、正確に打撃することが可能となることに加え、打撃部23の平坦面231から、線状の周縁ではなく、周状でR面の面取り部232を介して打撃部23の周側面233に至るように形成されていることにより、打撃部23の平坦面周囲の打撃による変形で打撃力が吸収されて応答波形が不正確になることを防止することができ、加速度計測方式による検査装置10で打撃検査対応アンカー1の適正な応答波形、時間-加速度波形を確実に得ることができる。
また、打撃されるテーパーボルト2の打撃部23をテーパーボルト2の雄ねじ部21の後端部211から後方に突出させ且つ雄ねじ部21の外径より小径とすることにより、打撃によるテーパーボルト2の雄ねじ部21の変形を防止してテーパーボルト2の雄ねじ部21に対するナット43の着脱性を確保することができる。また、打撃部23の長さをテーパーボルト2の雄ねじ部21の外径よりも短く形成することにより、打撃検査対応アンカー1のコンクリート構造物60からの突出長が長くなり過ぎて部材の取り付け等で邪魔になることを防止することができる。
また、上記例の検査処理により、打撃検査対応アンカー1の適正、正確な応答波形、時間-加速度波形に基づき、複雑な判断や処理を要せずに、打撃検査対応アンカー1の定着状態の健全性を判定することができる。
〔試験例〕
次に、上記実施形態と同一構成の打撃検査対応アンカー1と、従来品であるテーパーボルト2qの雄ねじ部21qに後方に突出する打撃部がない一般的なアンカー1qとの試験例について説明する。打撃検査対応アンカー1、アンカー1qは、図5(a)、図6(a)のように、それぞれコンクリート70に拡開部33を拡開して孔壁に密着するようにして適正に打設した状態にした。そして、加速度センサ付き打撃ハンマー16により、打撃検査対応アンカー1の打撃部23の平坦面231と、アンカー1qの雄ねじ部21qの後端面を、それぞれ軸方向に真っ直ぐに10回ずつ打撃し、各打撃に対応して加速度センサ付き打撃ハンマー16から時系列データを検査装置に取り込み、検査装置で打撃力波形である時間-加速度波形を生成して出力した(図5(b)、図6(b)参照)。
更に、各打撃について時間-加速度波形に基づき加速度を時間積分して打撃の機械インピーダンスZを算出し、打撃検査対応アンカー1における機械インピーダンスZの平均値、機械インピーダンスZの標準偏差、標準偏差を平均値で割った変動係数〈2〉を算出すると共に、従来品のアンカー1qにおける機械インピーダンスZの平均値、機械インピーダンスZの標準偏差、標準偏差を平均値で割った変動係数〈1〉を算出した。そして、変動係数の比である従来品のアンカー1qの変動係数〈1〉/打撃検査対応アンカー1の変動係数〈2〉を算出した(図7参照)。
打撃検査対応アンカー1と従来品のアンカー1qは、いずれも試験用に適正に打設し、適正に打撃して時間-加速度波形を得たものであるため、図5(b)と図6(b)の時間-加速度波形を目視判断する限りでは、入力波形の加速度と応答波形の加速度の遅れ時間が0に近い、ほぼ単一の極大値を有し、この極大値の加速度を対象軸としてほぼ左右対称に近い(左右の波形の積分領域の類似度が高い)こと、打設した打撃検査対応アンカー1と従来品のアンカー1qの定着状態が健全であることが分かる。
但し、図7に示すように、従来品のアンカー1qの機械インピーダンスZの標準偏差は、打撃検査対応アンカー1の標準偏差に比して大きく、換言すれば時間-加速度波形の応答特性が鈍く、加速度波形の山がなだらかになってしまっている。標準偏差が小さく、加速度波形の山がより尖っている方が応答特性に優れ、検出感度が高く、正確であるため、打撃検査対応アンカー1の方が従来品のアンカー1qに比べて時間-加速度波形の応答特性に優れ、検出感度が高く、正確なアンカーであることが分かる。
そして、打撃検査対応アンカー1における機械インピーダンスZの標準偏差を平均値で割った変動係数〈2〉が0.050であるのに対し、従来品のアンカー1qにおける機械インピーダンスZの標準偏差を平均値で割った変動係数〈1〉が0.082であり、変動係数の比である従来品のアンカー1qの変動係数〈1〉/打撃検査対応アンカー1の変動係数〈2〉は1.63となった。即ち、変動係数の比は、統計学的な有意性の1.3~1.4倍を十分に超える値となり、打撃検査対応アンカー1は、正確な時間-加速度波形のデータを取得可能なものであると共に、その再現性も非常に高いものであることが分かる。特に、実際の施工現場で3~10回程度の複数回打撃して時間-加速度波形を取得し、アンカー定着状態の健全性を判定する場合には、この正確さと再現性は極めて重要になる。
〔本明細書開示発明の包含範囲〕
本明細書開示の発明は、発明として列記した各発明、実施形態の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な内容を本明細書開示の他の内容に変更して特定したもの、或いはこれらの内容に本明細書開示の他の内容を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な内容を部分的な作用効果が得られる限度で削除して上位概念化して特定したものを包含する。そして、本明細書開示の発明には下記内容や変形例も含まれる。
本発明の打撃検査対応アンカーは、上記実施形態のスリーブ打込み式の打撃検査対応アンカー1に限定されず、拡開された拡開部がコンクリート孔壁に密着され、コンクリート表面から雄ねじ部の少なくとも一部が露出するようにコンクリート構造物に打設されるメカニカルアンカーで構成されるものであれば適宜である。例えば本体打込み式アンカーの筒状本体の雌ねじ部に後方に突出する打撃部が形成されたボルトが螺合されて構成されるメカニカルアンカー、或いは、内部コーン打込み式アンカーの筒状本体の雌ねじ部に後方に突出する打撃部が形成されたボルトが螺合されて構成されるメカニカルアンカー等で、本発明の打撃検査対応アンカーを構成することも可能である。
また、拡開部を拡開してコンクリート構造物に打設された本発明の打撃検査対応アンカーの検査方法は、上記例の検査方法に限定されず、適用可能な検査方法であれば適宜のものを用いることが可能であり、例えば特許文献1の検査方法と同様の判定処理或いはこれと異なる判定処理により、本発明の打撃検査対応アンカーの定着状態の健全性を判定するようにしてもよい。
本発明は、例えば加速度センサ付き打撃ハンマーを用いて打撃検査が行われるメカニカルアンカーとして利用することができる。
1…打撃検査対応アンカー 2…テーパーボルト 21…雄ねじ部 211…後端部 22…テーパー部 23…打撃部 231…平坦面 232…面取り部 233…周側面 3…スリーブ 31…本体 32…スリット 33…拡開部 41…平ワッシャー 42…スプリングワッシャー 43…ナット 51、52…取付物 60…コンクリート構造物 61…コンクリート孔壁 62…コンクリート表面 10…検査装置 11…演算制御部 111…検査処理部 12…記憶部 121…制御プログラム格納部 1211…検査プログラム格納部 122…検査基準データ格納部 13…入力部 14…出力部 15…通信インターフェイス 16…加速度センサ付き打撃ハンマー 1p、1q、1r…アンカー 2p、2q、2r…テーパーボルト 21p、21q、21r…雄ねじ部 23p、23r…打撃部 101…天井面 102、104…アンカー 103…トンネル壁面 105…加速度センサ付き打撃ハンマー 201…メカニカルアンカー 202…テーパーボルト 203…スリーブ 204…拡開部 205…コンクリート 206…加速度センサ付き打撃ハンマー 207…検査装置

Claims (3)

  1. 拡開された拡開部がコンクリート孔壁に密着され、コンクリート表面から雄ねじ部の少なくとも一部が露出するようにコンクリート構造物に打設されるメカニカルアンカーで構成され、
    前記雄ねじ部の後端部から後方に突出して略円柱状の打撃部が設けられ、
    前記打撃部が前記雄ねじ部の外径より小径で形成されていると共に、
    前記打撃部の後端面が平坦面になっており、前記平坦面から周状でR面の面取り部を介して前記打撃部の周側面に至るように形成されており、
    前記メカニカルアンカーが、前記雄ねじ部の先端側がテーパー部になっているテーパーボルトと、前記テーパーボルトに外嵌され、前記テーパー部の入り込みによって前記拡開部が拡開するスリーブで構成され、
    前記テーパーボルトの前記雄ねじ部の後端部から後方に突出して前記打撃部が設けられていることを特徴とする打撃検査対応アンカー。
  2. 記打撃部の長さが前記雄ねじ部の外径よりも短く形成されていることを特徴とする請求項1記載の打撃検査対応アンカー。
  3. 前記拡開部を拡開してコンクリート構造物に打設された請求項1又は2記載の打撃検査対応アンカーの検査方法であって、
    加速度センサ付き打撃ハンマーと、前記加速度センサ付き打撃ハンマーと電気的に接続される検査装置を用い、
    前記打撃検査対応アンカーの前記打撃部を前記加速度センサ付き打撃ハンマーで軸方向に打撃して前記検査装置に打撃による時系列データを入力し、
    前記検査装置が、前記時系列データに応じて時間-加速度波形を生成し、
    前記時間-加速度波形の入力波形の加速度の極大値と応答波形の加速度の極大値の遅れ時間が所定基準以下であることに基づき、前記打撃検査対応アンカーの定着状態が健全であると判定することを特徴とする打撃検査対応アンカーの検査方法。
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