JP7449149B2 - 流路切替弁、アタッチメント及び消火栓 - Google Patents

流路切替弁、アタッチメント及び消火栓 Download PDF

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Description

本発明は、大気開放弁として機能することが可能な流路切替弁、この流路切替弁を大気開放弁として機能させるためのアタッチメント、及びこの流路切替弁を備えた消火栓に関する。
<消火栓の点検>
トンネル等に設置される消火栓は、ポンプから供給された水を放出するための各種弁、消火用ホース及び消火用ノズルを備える。また、消火栓は、定期的な点検が義務付けられる。従来の消火栓には、点検のための流路切替弁及び専用の点検装置を備えたものがある。
例えば、特許第3273320号公報の図1には、流入口43から流入した水の流れを第1流出口41又は第2流出口42のいずれか一方に切り替えることが可能な流路切替弁4が開示されている。この流路切替弁4は、スプリング50に付勢される弁体49を備える。消火栓の待機時において、弁体49は、スプリング50に付勢され、第2流出口42に連絡する流路を閉鎖し、第1流出口41に連絡する流路を開放する。この場合、流入口43から流路切替弁4内に流入した水は、第1流出口41から消火用ホースへ供給される。一方、消火栓の点検時には、第2流出口42に流路接続挿入部71が挿入される。流路接続挿入部71は、スプリング50の付勢力に対抗して弁体49を移動させ、第1流出口41に連絡する流路を閉鎖し、第2流出口42に連絡する流路を開放する。この場合、流入口43から流路切替弁4内に流入した水は、第2流出口42から流路接続挿入部71を通って点検装置7へ供給される。第2流出口42から流路接続挿入部71を抜去すると、弁体49は、スプリング50に付勢力によって待機時の状態に復帰する。
また例えば、特許第4863113号公報の図1には、流入管11から流入した水の流れを点検用流出管20から通用流出管12に切り替えるときに、移動弁3が所定の弁座22に着座していないと、点検用接続装置4を取り外すことができない構成の流路切替弁Aが開示されている。具体的に、流路切替弁Aの移動弁3には、係合受け具31が設けられる。一方、点検用接続装置4には、係合爪442が設けられる。点検用接続装置4を点検用流出管20に接続すると、係合爪442が係合受け具31に係合する。この係合は、移動弁3が点検用流出管20を閉鎖させる弁座22に着座していないと解除されない。
<残水の排出>
消火栓の使用後には、消火用ホース内の残水を排出する必要がある。詳述すると、実際の消火に用いられる消火用ホースは、数十メートルの長さがある。消火栓を使用した場合は、数十メートルの消火用ホース内に大量の水が残る。大量の水を残したままでは、消火用ホースをホースリール又はホースケージに戻すことができないので、消火用ホース内から残水を排出させなければならない。
消火用ホース内の残水を排出させる手順は、次のとおりである。消火用ホースの先端からノズルを取り外し、消火用ホースをホースリール又はホースケージから全て引き出す。次に、消火用ホースをホースリール又はホースケージの側から先端に向かって順次持ち上げて、残水を消火用ホースの先端から排出させる。ここで、従来の消火栓には、消火栓弁の2次側に大気開放弁が設けられている(例えば、実開平2-96159号公報の第1図を参照)。大気開放弁を開くと、消火栓弁の2次側に空気が流通するようになる。消火用ホースを持ち上げて残水を排出させるときに大気開放弁を開くと、消火用ホース内に空気が送り込まれ、残水の排出が円滑に行われる。
特許第3273320号公報 特許第4863113号公報 実開平2-96159号公報
しかし、上述した従来の流路切替弁は、消火栓の待機時に、弁体が点検用の流出路を閉鎖する構成となっている。このため、弁体のシール部材(パッキン、Oリングなどを含む)が、常時、点検用の流出路の内周面に押し付けられて固着し、且つシール部材の寿命が短縮される問題がある。
また、消火用ホース内の残水を円滑に排出するために、専用の大気開放弁を設けなければならず、消火栓を構成する弁の数、配管の数が増加するという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、大気開放弁として機能することが可能な流路切替弁、この流路切替弁を大気開放弁として機能させるためのアタッチメント、及びこの流路切替弁を備えた消火栓を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するために、本発明の流路切替弁は、一の流入路から流入した流体の流れを第1流出路又は第2流出路のいずれか一方に切り替えることが可能な流路切替弁であって、前記流入路、前記第1流出路及び前記第2流出路が内部に設けられた弁箱と、前記第1流出路及び前記第2流出路のいずれか一方を閉鎖することが可能な弁体と、前記第2流出路の中心軸に沿った付勢力によって、前記弁体に前記第2流出路を閉鎖させることが可能なスプリングと、前記第2流出路の二次側に装着することが可能なアタッチメントと、を備え、前記アタッチメントは、前記スプリングの付勢力に対抗して、前記弁体を前記第2流出路から離反する方向へ移動させることにより、前記第1流出路及び前記第2流出路の両方を開放させる位置に前記弁体を配置することが可能であり、且つ前記第2流出路の内外に空気を流通させることが可能であることを特徴とする。
(2)好ましくは、上記(1)の流路切替弁において、前記アタッチメントは、前記第2流出路の中心軸に沿って移動することが可能であり、前記弁体に前記第1流出路及び前記第2流出路の両方を開放させる第1位置と、前記弁体に前記第2流出路だけを閉鎖させる第2位置と、の少なくとも2つの位置に止まることが可能である。
(3)好ましくは、上記(2)の流路切替弁において、前記アタッチメントは、前記第2流出路の二次側に位置する流出口を塞ぐための安全カバーであり、円形の天壁及び円筒形の側壁を備え、前記天壁及び前記側壁の少なくとも一方に通気口が設けられ、前記側壁の内周面に少なくとも2つの環状の凸部が間隔をおいて形成され、第1凸部の係合によって前記第1位置に止まることが可能であり、第2凸部の係合によって前記第2位置に止まることが可能である。
(4)好ましくは、上記(3)の流路切替弁において、前記アタッチメントの少なくとも前記第1凸部の係合力を、前記流入路から前記第1流出路へ流れる前記流体の圧力よりも小さくすることにより、前記流体が前記流入路から前記第1流出路へ流れたときに、前記第1凸部の係合が解除される。
(5)好ましくは、上記(3)又は(4)のいずれかの流路切替弁において、前記アタッチメントの少なくとも前記側壁が、弾性変形することが可能な合成樹脂で形成され、前記側壁に、前記通気口と、前記通気口に連続する縦方向のスリットとが設けられる。
(6)上記目的を達成するために、本発明のアタッチメントは、上記(1)~(5)のいずれかに記載した構成となっている。
(7)上記目的を達成するために、本発明の消火栓は、上記(1)~(5)のいずれかの流路切替弁を備えたことを特徴とする。
本発明の流路切替弁は、本発明のアタッチメントを第2流出路の二次側に装着することによって、第1流出路及び第2流出路の両方を開放させる位置に弁体を配置させることが可能であり、これにより、大気開放弁として機能する。
したがって、本発明の流路切替弁によれば、消火栓の配管内及び消火用ホース内の残水を円滑に排出するために、専用の大気開放弁を設ける必要がなく、消火栓を構成する弁の数、配管の数を減少させることができる。また、消火栓の待機時に、弁体が、第1流出路及び第2流出路の両方を開放させる位置に配置されるので、弁体のシール部材が第1流出路及び第2流出路の内周面に固着せず、且つシール部材の寿命が延長される。
図1(a)は、本発明の実施形態に係る消火栓を示す正面図である。図1(b)は、上記消火栓の内部の構成を示す概略図である。 図2は、本発明の実施形態に係る流路切替弁を示す断面図である。 図3は、上記流路切替弁の主な構成要素を示す分解斜視図である。 図4(a)、(b)は、本発明の実施形態に係るアタッチメントとしての安全カバーを示す断面図である。図4(a)は、上記安全カバーが弾性変形していない状態を示す。図4(b)は、上記安全カバーが弾性変形した状態を示す。 図5は、上記消火栓の待機時における上記流路切替弁の状態を示す断面図である。 図6は、上記消火栓の消火時における上記流路切替弁の状態を示す断面図である。 図7(a)は、上記消火栓の点検に使用される点検装置の結合金具を示す断面図である。図7(b)は、上記消火栓の点検時における上記流路切替弁の状態を示す断面図である。
以下、本発明の消火栓の実施形態、この消火栓を構成する流路切替弁及びアタッチメントの実施形態について、図面を参照して説明する。
1.消火栓
図1(a)において、本実施形態の消火栓1は、例えば、道路用トンネル内に設置されており、トンネル内で発生した火災に対する初期消火に用いられる。消火栓1は、消火栓扉10A、消火器扉10B及び保守用扉10Cを備える。消火栓扉10Aの内側には、図1(b)に示す各種の弁15、16、19、2、消火用ホース17及び消火用ノズル18、点検装置4、開閉レバー15aなどが収納される。消火栓扉10Aは、ハンドル11aを操作して手動で開くことが可能である。消火栓扉10Aは、例えば、扉の下辺を中心にして上から下へ開く。消火栓扉10Aの裏面には、消火用ホース17に接続された状態の消火用ノズル18が着脱自在に保持される。また、開閉レバー15aは、消火栓扉10Aの裏面に設置されている。消火栓扉10Aの内側の各種の弁15、16、19、2については、後述する。
消火器扉10Bの内側には、図示しない消火器が収納される。消火器扉10Bは、ハンドル11bを操作して手動で開くことが可能である。消火器扉10Bは、例えば、扉の左辺を中心して右から左へ開く。消火器扉10Bと保守用扉10Cとの間には、赤色表示灯12及び通報ボタン13が設けられている。赤色表示灯12は、常時点灯しており、遠方からでも消火栓1の設置場所を特定することが可能となっている。通報ボタン13を押すと発信信号が送信されるとともに、火災警報が出力される。発信信号は、図示しない監視室の受信機に受信される。
ここで、図1(b)に示される各種の弁15、16、19、2について、図示しないポンプから供給される水の流れに沿って説明する。消火栓1の右側面には、消火栓接続口14が配置されている。ポンプから供給される水は、消火栓接続口14に接続された図示しない配管を介して、消火栓1に供給される。
消火栓1内において、消火栓接続口14には、消火栓弁15、自動調圧弁16、自動排水弁19及び流路切替弁2が、この順番で接続される。消火栓弁15は、作業者が開閉レバー15aを操作することにより、開閉動作する。開閉レバー15aが閉鎖位置から開放位置に操作されると、消火栓弁15が解放状態になるとともに、ポンプが起動して水の供給を開始する。これにより、配管内の圧力が上昇する。自動調圧弁16は、一次側配管内の圧力が指定の範囲内で変動したときに、自動的に二次側配管内の圧力を指定の範囲内に調整する。水は、自動調圧弁16から流路切替弁2を介して、消火用ホース17に供給され、消火用ノズル18から放出される。自動調圧弁16は、例えば、一次側配管内の圧力が0.47~1.77MPaの範囲内で変動したときに、消火用ノズル18の放水圧力が0.29MPa以上0.35MPa以下となるように、二次側配管内の圧力を自動的に調整する。
自動排水弁19は、自動調圧弁16の二次側配管に接続され、配管内の水圧に応じて自動的に開閉する。すなわち、消火栓1の待機時は、配管内の水圧が所定の値より低くなり、自動排水弁19は開放状態となる。一方、消火栓1の消火時及び点検時は、配管内の水圧が所定の値より高くなり、自動排水弁19は閉鎖状態となる。このような自動排水弁19によって、消火栓1の使用後に配管内の残水が自動的に排出され、配管が乾いた状態に保たれる。
2.流路切替弁
次に、本実施形態の流路切替弁2の構成について、図2及び図3を参照して説明する。流路切替弁2は、2つの機能を有する。第1に、流路切替弁2は、消火栓1を点検するための点検弁として機能する。第2に、流路切替弁2は、消火栓1の配管内及び消火用ホース17内の残水を円滑に排出するための大気開放弁として機能する。
図2及び図3に示されるように、流路切替弁2は、主として、弁箱20、挿入管30、差し金具40、押し輪50、可動部材60、シャフト70、スプリング80、ストッパ90及び弁体100によって構成される。
弁箱20の内部には、流入路21、第1流出路22及び第2流出路23が設けられている。流入路21と第1流出路22との間には、円形の連絡口24が設けられている。流入路21は、図1(b)に示される自動調圧弁16に接続される。第1流出路22は、図示しないホース継手に接続される。このホース継手には、図1(b)に示される消火用ホース17が接続される。流入路21から弁箱20内に流入した水は、弁体100が移動することによって、第1流出路22又は第2流出路23のいずれか一方に流れる。
弁箱20の第2流路23の中心軸は、垂直軸に対して10°~30°の傾きを有することが好ましい。本実施形態の第2流出路23の中心軸は、垂直軸に対して約20°の傾きを有している。第2流出路23と連絡口24とは、互いに中心軸を共有しており、連絡口24中心軸もまた、垂直軸に対して約20°の傾きを有している。なお、ここでいう「垂直軸」とは、流入路21及び第1流出路22の少なくとも一方の中心軸と90°で交わる仮想軸をいう。
弁箱20の第2流出路23には、上述した挿入管30、差し金具40、押し輪50、可動部材60、シャフト70、スプリング80、ストッパ90及び弁体100が組み付けられている。
挿入管30は、小径の流入口31と、大径の流出口32とを有する略円筒状の管である。挿入管30の流入口31側は、弁箱20の第2流出路23内に挿入される。挿入管30の流入口31の内径は、弁箱20の連絡口24の開口径に等しい。挿入管30の流出口32内には、ストッパ90が収納され、且つ差し金具40の流入口41が挿入される。挿入管30と第2流出路23と間は、Oリング33によってシールされる。一方、挿入管30と差し金具40との間は、Oリング34によってシールされる。
差し金具40は、「マチノ式」と呼ばれる差込式結合金具の差し口を構成する。差し金具の外側には、押し輪50が装着される。押し輪50の下端外周には、押し輪50を差し金40の外周面に沿って移動させるためのフランジ51が設けられている。差し金具40の流出口42の外周には、直径方向に均等に突出し、且つ押し輪50の移動を制限することが可能な段部43が形成されている。
ストッパ90は、円形の板部材からなり、挿入管30の流出口32と、差し金具40の流入口41との間に挟持される。ストッパ90の中心には、円形の挿通孔91が形成されている。挿通孔91は、シャフト70の外径と略等しい開口径を有し、シャフト70が移動可能に挿通される。ストッパ90の挿通孔91に挿通されたシャフト70は、弁箱20の第2流出路23の中心軸と一致する。また、ストッパ90には、3つの略扇形の通水孔92が均等に形成されている。各通水孔92は、挿通孔91を中心にして放射状に配置されている。弁箱20の流入路21から挿入管30内に流入した水は、各通水孔92を通過して、差し金具40の側に流出する。なお、ストッパ90の構成は、水の通過を可能とし、且つスプリング80の移動を止めることができるものであれば、特に限定されない。例えば、ストッパ90は、挿通孔91を中心にして、複数の円形の通水孔92が放射状に形成された構成としてもよい。
可動部材60は、環状の本体61、3つの支持杆62、雌ねじ部63及び3つのガイド片64を一体に形成した構成となっている。環状の本体61は、押し子として機能する。各支持杆62は、環状の本体61に120°の角度で放射状に配置されており、環状の本体61の中心に雌ねじ部63を支持する。各支持杆62は、水を通過させるための3つの開口部65を形成する。各ガイド片64は、環状の本体61の裏面において、3つの支持杆62のそれぞれと対応する位置に均等の間隔をおいて配置されている。各ガイド片64の外周面は、差し金具40の内周面と同じ曲率半径の曲面となっている。
弁体100は、略円盤状の部材であり、ピストンとして機能する。弁体100の直径は、挿入管30の流入口31の内径、及び弁箱20の連絡口24の開口径よりも若干小さい。これにより、弁体100は、挿入管30の流入口31、及び弁箱20の連絡口24に出入りすることが可能となっている。弁体100の中心には、雌ねじ部101が設けられている。弁体100の環状の上面には、周縁に沿って3つのガイド片102が一体に形成されている。各ガイド片102は、互いに均等の間隔をおいて配置されている。各ガイド片102の外周面は、挿入管30の流入口31の内周面と同じ曲率半径の曲面となっている。弁体100の外周面には、シール部材としてのOリング103が装着される。
ストッパ90の挿通孔91に挿通されたシャフト70に、可動部材60、スプリング80及び弁体100が組み付けられることによって、弁体100を動作させるための構成が形成される。
すなわち、シャフト70のストッパ90よりも上の部分の外側には、スプリング80が装着される。このスプリング80が介在した状態で、可動部材60の雌ねじ部63が、シャフト70の一端に設けられた第1雄ねじ部71に螺合される。スプリング80は、可動部材60とストッパ90との間において、圧縮された状態で保持される。これにより、スプリング80は、常時、可動部材60を押し上げる方向の付勢力を生じさせる。スプリング80の付勢力を受けた可動部材60は、その半分以上の部分が差し金具40の流出口42から外部に露出した状態になる。
一方、弁体100の雌ねじ部101は、シャフト70の他端に設けられた第2雄ねじ部72に螺合される。弁体100は、シャフト70を介して、常時、スプリング80の付勢力を受け、挿入管30の流入口31の中に入った状態になる。このとき、弁体100のOリング103が、挿入管30の流入口31の内周面に密接する。これにより、挿入管30の流入口31が、弁体100によって閉鎖される。つまり、スプリング80の付勢力以外の力を受けていない可動部材60の自由状態において、流路切替弁2の第2流出路23は、弁体100によって閉鎖される。
そして、スプリング80の付勢力に対抗する力によって、可動部材60を差し金具40の流出口42の中へ押し込むと、シャフト70とともに弁体100が下方へ移動する。これにより、弁体100は、挿入管30の流入口31から出て、弁箱20の連絡口24の中に入った状態になる。このとき、弁体100のOリング103が、弁箱20の連絡口24の内周面に密接する。これにより、弁箱20の連絡口24が、弁体100によって閉鎖される。つまり、可動部材60を差し金具40の流出口42の中へ押し込むと、流路切替弁2の第2流出路23が開放されるとともに、第1流出路22が閉鎖される。このようにして、流路切替弁2の流出路が、第1流出路22から第2流出路23に切り替えられる。
3.安全カバー(アタッチメント)
次に、本実施形態のアタッチメントである安全カバー3の構成について、図4(a)、(b)を参照して説明する。安全カバー3は、流路切替弁2の差し金具40に装着され、差し金具40を全体的に覆う(図5を参照)。
安全カバー3は、2つの機能を有する。第1に、安全カバー3は、流路切替弁2の可動部材60を動作させて、弁体100を所定の位置に配置させる機能がある。つまり、安全カバー3は、弁体100の操作部として機能する。第2に、安全カバー3は、差し金具40の流出口42を覆い、流路切替弁2内への塵埃の侵入を防止し、且つ可動部材60の誤動作を防止する機能がある。
図4(a)に示されるように、安全カバー3は、弾性変形することが可能な合成樹脂で形成され、差し金具40の段部43の直径と略等しい内径を有する略円筒状の側壁と、側壁の上部を塞ぐ円形の天壁とで構成される。
安全カバー3の側壁には、中心軸と平行に延びるスリット301と、スリット301の上端に連続する通気口302とが形成される。図示しないが、スリット301及び通気口302は、安全カバー3の側壁の対向する位置に2つ形成される。図4(b)に示されるように、一対のスリット301は、安全カバー3を差し金具40に装着するときに、安全カバー3の側壁を広げやすくする。一対のスリット301及び通気口302は、安全カバー3の内外に空気を流通させる役割を果たす。
安全カバー3の側壁の内周面には、環状の第1凸部303Aと第2凸部303Bとが間隔をおいて形成される。図5及び図6に示されるように、第1凸部303Aと第2凸部303Bとの間隔は、差し金具40の段部43の縦方向の幅と略等しい。安全カバー3を差し金具40の中心軸に沿って上下方向に移動させることにより、第1凸部303A又は第2凸部303Bが、差し金具40の段部43の端面に選択的に係合する。
図5に示されるように、第1凸部303Aが段部43の端面に係合すると、安全カバー3の天壁が可動部材60を押し下げる。これにより、弁体100が挿入管30の流入口31から出て、弁箱20の第1流出路22及び第2流出路23の両方を開放させる。この結果、弁箱20内が、安全カバー3の一対のスリット301及び通気口302を介して、大気に開放された状態となる(図5中の白色矢印を参照)。このように、第1凸部303Aが段部43の端面に係合することにより、流路切替弁2が大気開放弁として機能する。
図6に示されるように、第2凸部303Bが段部43の端面に係合すると、安全カバー3の天壁が可動部材60から離れ、可動部材60がスプリング80の付勢力によって押し上げられる。これにより、弁体100が挿入管30の流入口31の中に入り、弁箱20の第2流出路23だけを閉鎖させる。この結果、弁箱20の流入路21と第1流出路22とが、連絡口24を通じて連絡した状態になる。ポンプから消火栓1に供給された水は、弁箱20の流入路21から第1流出路22へ流れ、消防用ホース17に供給される。
消火栓1を使用する作業者は、安全カバー3を下方に移動させることにより、流路切替弁2を大気開放弁として機能させることができる。また、作業者は、安全カバー3を上方に移動させることにより、点検のための第2流出路23を閉鎖させることができる。ここで、本実施形態では、安全カバー3の第1凸部303Aの係合力を、弁箱20の流入路21から第1流出路22へ流れる水の圧力よりも小さくしている。これにより、流入路21から第1流出路22へ流れる水の圧力によって、第1凸部303Aの係合が自動的に解除され、点検のための第2流出路23が自動的に閉鎖される。
さらに、上述した安全カバー3により、流出口42から差し金具40内への塵埃の侵入が防止される。また、安全カバー3によって、消火栓1の待機時における可動部材60の誤動作が防止される。すなわち、可動部材60を安全カバー3で覆うことにより、可動部材60が誤って押し込まれることがなくなる。この結果、消火栓1の待機時において、第1流出路22から第2流出路23への意図しない切り替えが起こらなくなる。
4.消火栓の待機時における流路切替弁の状態
図1(b)に示される消火栓1は、作業者が開閉レバー15aを閉鎖位置から開放位置に操作することにより、いつでも消火用ノズル18から水を放出することが可能な状態で待機している。図5に示されるように、消火栓1の待機時においては、流路切替弁2の差し金具40に安全カバー3が装着される。安全カバー3の第1凸部303Aが、差し金具40の段部43の端面に係合しており、流路切替弁2は、第1流出路22及び第2流出路23の両方を開放させる大気開放弁として機能する。
例えば、消火栓1による消火作業が完了した後は、作業者が開閉レバー15aを開放位置から閉鎖位置に操作することによって、消火用ホース17からの水の放出を止める。その後、数十メートルの長さがある消火用ホース17内から残水を排出させる。このとき、作業者は、安全カバー3の第1凸部303Aを、差し金具40の段部43の端面に係合させることにより、流路切替弁2を大気開放弁として機能させる。これにより、作業者が消火用ホース17を持ち上げて残水を排出させるときに、流路切替弁2から消火用ホース17内に空気が送り込まれ、残水の排出が円滑に行われる。
さらに、消火栓1による消火作業が完了した後は、配管内の水圧が所定の値より低くなり、自動排水弁19は開放状態となる。これにより、消火栓1の配管内の残水が自動排水弁19から排出される。このときに、流路切替弁2が大気開放弁として機能し、消火栓1の配管内に空気が送り込まれる。これにより、消火栓1の配管内から残水が円滑に排出される。
5.消火栓の消火時における流路切替弁の状態
消火栓1の消火時における流路切替弁2の状態は、図6に示される。火災が発生した場合、流路切替弁2は、図5に示される大気開放弁として機能する状態から図6に示される点検用の第2流出路23を閉鎖する状態に切り替わる。
上述したように、消火栓1の待機時においては、流路切替弁2の弁体100が、図5に示される大気開放弁として機能する状態になっている。すなわち、安全カバー3の第1凸部303Aが、差し金具40の段部43の端面に係合し、これにより、弁体100が、弁箱20の第1流出路22及び第2流出路23の両方を開放させる。この状態において、火災が発生した場合は、作業者が、消火栓1の開閉レバー15aを閉鎖位置から開放位置に操作する。これにより、ポンプから供給された水が、自動調圧弁16及び流路切替弁2を通過して、消火用ホース17に供給され、消火用ノズル18から放出される。
ここで、図6中の2つの灰色矢印は、流路切替弁2を通過する水の流れを示す。ポンプから供給された水は、流路切替弁2の流入路21から弁箱20内に流入し、連絡口24を通過して第1流出路22へ流出する。このときの水の圧力によって、弁体100が上方に押し上げられる。このときの弁体100の移動が、シャフト70を介して可動部材60に伝達され、可動部材60によって、安全カバー3が上方に押し上げられる。この結果、安全カバー3の第1凸部303Aの係合が解除され、第2凸部303Bが差し金具40の段部43の端面に係合する。これにより、弁体100が、点検用の第2流出路23を閉鎖し、且つ流入路21と第1流出路22とが、連絡口24を通じて連絡した状態になる。したがって、ポンプから消火栓1に供給された水は、弁箱20の流入路21から第1流出路22へ流れ、消防用ホース17に供給される。
6.消火栓の点検時における流路切替弁の状態
図1(b)に示される消火栓1は、定期的な点検が義務付けられる。ところが、上述したように、実際の消火に用いられる消火用ホース17は、数十メートルの長さがある。このため、消火栓1の点検に消火用ホース17を用いると、消火用ホース17を再び元の状態に戻し、消火栓1内に収納するために多大な手間と時間を要する。そこで、消火栓1の点検には、図7(a)に示されるような点検装置4が用いられる。
図7(a)において、本実施形態の点検装置4は、結合金具(401~406)、点検用ホース500及び図示しない点検用ノズルを備える。点検用ホース500の長さは、数メートル程度と短く、残水の排出や巻取りを容易に行うことができる。
点検装置4の結合金具(401~406)は、流路切替弁2の差し金具40に対応しており、上述した「マチノ式」の差込式結合金具の受け口を構成する。この結合金具は、受け金具401、締め輪402、複数の爪403、爪座404、差し込み口405及びゴムバンド406を備える。
受け金具401は、図2に示す差し金具40の段部43の直径と略等しい内径の先端部を有する。締め輪402は、受け金具401の先端部の外側に装着され、差し金具40の段部43の直径と略等しい内径の先端部を有する。各爪403は、受け金具401の先端部と締め輪402の先端部との間に設けられた爪座404の上に載置される。各爪403は、受け金具401の先端部の直径方向に移動することが可能となっている。差し込み口405は、受け金具401の後方に一体的に設けられており、点検用ホース500に差し込まれる。ゴムバンド406は、締め輪402の外周に装着される。
図7(b)に示されるように、消火栓1を点検する場合は、上述した点検装置4の結合金具(401~406)を、流路切替弁2の差し金具40に差込式結合させる。これにより、流路切替弁2の流出路が、第1流出路22から第2流出路23へ切り替えられる。
すなわち、点検装置4の結合金具(401~406)を、流路切替弁2の差し金具40に差込式結合させると、受け金具401の内面によって、可動部材60が差し金具40の流出口42の中へ押し込まれ、シャフト70とともに弁体100が下方へ移動する。これにより、流路切替弁2の第2流出路23が開放されるとともに、第1流出路22が閉鎖される。このようにして、流路切替弁2の流出路が、消火時の第1流出路22から点検時の第2流出路23に切り替えられる。したがって、ポンプから消火栓1に供給された水は、弁箱20の流入路21から第2流出路23へ流れ、点検用ホース500に供給される(図7(b)中の2つの灰色矢印を参照)。
上述した流路切替弁2の流出路の切り替え動作が完了したと同時に、結合金具(401~406)の各爪403が、差し金具40の段部43の端面に係合する。これにより、結合金具(401~406)と差し金具40との差込式結合が強固に維持される。
結合金具(401~406)と差し金具40との差込式結合は、押し輪50を差し金具40の外周面に沿って移動させることにより解除される。すなわち、押し輪50を上方に移動させると、押し輪50の先端が各爪403の傾斜面に当接する。これにより、各爪403が、差し金具40の先端部の直径方向に後退し、各爪403と段部43との係合が解除される。結合金具(401~406)を差し金具40から取り外すことにより、可動部材60が、スプリング80の付勢力によって押し上げられる。これにより、流路切替弁2の流出路が、点検時の第2流出路23から消火時の第1流出路22に切り替えられる。
結合金具(401~406)を差し金具40から取り外した後は、図5に示されるように、安全カバー3を差し金具40に覆い被せ、第1凸部303Aを段部43の端面に係合させる。これにより、流路切替弁2は、図5に示される大気開放弁として機能する状態になる。
消火栓1の点検作業が完了した後は、配管内の水圧が所定の値より低くなり、自動排水弁19は開放状態となる。これにより、消火栓1の配管内の残水が自動排水弁19から排出される。このときに、流路切替弁2が大気開放弁として機能し、消火栓1の配管内に空気が送り込まれる。これにより、消火栓1の配管内から残水が円滑に排出される。
7.大気開放弁としての作用効果
本実施形態の流路切替弁2は、本実施形態の安全カバー3を第2流出路23の二次側に装着することによって、第1流出路22及び第2流出路23の両方を開放させる位置に弁体100を配置させることが可能であり、これにより、大気開放弁として機能する。
したがって、本実施形態の流路切替弁2によれば、消火栓1の配管内及び消火用ホース17内の残水を円滑に排出するために、専用の大気開放弁を設ける必要がなく、消火栓1を構成する弁の数、配管の数を減少させることができる。また、消火栓1の待機時に、弁体が、第1流出路22及び第2流出路23の両方を開放させる位置に配置されるので、弁体100のOリング(シール部材)103が第1流出路22及び第2流出路23の内周面に固着せず、且つOリング103の寿命が延長される。
8.点検弁としての作用効果
本実施形態の流路切替弁2は、差し金具40の流出口42から外部に露出した可動部材60を手動で動作させることが可能である。これにより、流路切替弁2を分解することなく、弁体100の切り替え動作を確認することができ、及びシャフト70、スプリング80及びストッパ90の汚損状態を目視で確認することもできる。また、可動部材60を介して、差し金具40の内部にアクセスすることが可能であり、流路切替弁2を分解することなく、内部清掃を行うこともできる。
本実施形態の流路切替弁2は、弁体100を移動させるための構成要素であるシャフト70、スプリング80及びストッパ90が、いずれも弁箱20の流入路21と第1流出路22とを連絡する流路内に配置されていない。これにより、シャフト70、スプリング80及びストッパ90のいずれもが、消火栓1の消火時における水の流れに曝されず、圧損を生じさせない。
本実施形態の流路切替弁2の差し金具40は、消防用結合金具として一般的な「マチノ式」の差込式結合金具の受け口に対応している。これにより、点検装置の結合金具として汎用品をそのまま用いることが可能である。さらに、流路切替弁2の差し金具40は、「マチノ式」の差込式結合金具の受け口を備えた、点検装置以外の消防機器と差込式結合することができる。したがって、流路切替弁2の用途は、消火栓1の点検に限定されず、種々の消防設備に汎用することが可能である。
1 消火栓
10A 消火栓扉
10B 消火器扉
10C 保守用扉
11a、11b ハンドル
12 赤色表示灯
13 通報ボタン
14 消火栓接続口
15 消火栓弁
15a 開閉レバー
16 自動調圧弁
17 消火用ホース
18 消火用ノズル
19 自動排水弁
2 流路切替弁
20 弁箱
21 流入路
22 第1流出路
23 第2流出路
24 連絡口
30 挿入管
31 流入口
32 流出口
33、34 Oリング(シール部材)
40 差し金具
41 流入口
42 流出口
43 段部
50 押し輪
51 フランジ
60 可動部材
61 環状の本体
62 支持杆
63 雌ねじ部
64 ガイド片
65 開口部
70 シャフト
71 第1雄ねじ部
72 第2雄ねじ部
80 スプリング
90 ストッパ
91 挿通孔
92 通水孔
100 弁体
101 雌ねじ部
102 ガイド片
103 Oリング
3 安全カバー(アタッチメント)
301 スリット
302 通気孔
303A 第1凸部
303B 第2凸部
4 点検装置
401 受け金具
402 締め輪
403 爪
404 爪座
405 差し込み口
500 点検用ホース

Claims (7)

  1. 一の流入路から流入した流体の流れを第1流出路又は第2流出路のいずれか一方に切り替えることが可能な流路切替弁であって、
    前記流入路、前記第1流出路及び前記第2流出路が内部に設けられた弁箱と、
    前記第1流出路及び前記第2流出路のいずれか一方を閉鎖することが可能な弁体と、
    前記第2流出路の中心軸に沿った付勢力によって、前記弁体に前記第2流出路を閉鎖させることが可能なスプリングと、
    前記第2流出路の二次側に装着することが可能なアタッチメントと、を備え、
    前記アタッチメントは、
    前記スプリングの付勢力に対抗して、前記弁体を前記第2流出路から離反する方向へ移動させることにより、前記第1流出路及び前記第2流出路の両方を開放させる位置に前記弁体を配置することが可能であり、且つ前記第2流出路の内外に空気を流通させることが可能であることを特徴とする流路切替弁。
  2. 前記アタッチメントは、
    前記第2流出路の中心軸に沿って移動することが可能であり、
    前記弁体に前記第1流出路及び前記第2流出路の両方を開放させる第1位置と、前記弁体に前記第2流出路だけを閉鎖させる第2位置と、の少なくとも2つの位置に止まることが可能である請求項1に記載の流路切替弁。
  3. 前記アタッチメントは、
    前記第2流出路の二次側に位置する流出口を塞ぐための安全カバーであり、
    円形の天壁及び円筒形の側壁を備え、
    前記天壁及び前記側壁の少なくとも一方に通気口が設けられ、
    前記側壁の内周面に少なくとも2つの環状の凸部が間隔をおいて形成され、
    第1凸部の係合によって前記第1位置に止まることが可能であり、
    第2凸部の係合によって前記第2位置に止まることが可能である請求項2に記載の流路切替弁。
  4. 前記アタッチメントの少なくとも前記第1凸部の係合力を、前記流入路から前記第1流出路へ流れる前記流体の圧力よりも小さくすることにより、前記流体が前記流入路から前記第1流出路へ流れたときに、前記第1凸部の係合が解除される請求項3に記載の流路切替弁。
  5. 前記アタッチメントの少なくとも前記側壁が、弾性変形することが可能な合成樹脂で形成され、前記側壁に、前記通気口と、前記通気口に連続する縦方向のスリットとが設けられた請求項3又は4に記載の流路切替弁。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の流路切替弁を構成する前記アタッチメント。
  7. 請求項1~5のいずれか1項に記載の流路切替弁を備えたことを特徴とする消火栓。
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