JP7449019B1 - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
Description
ここで撮像装置は、固体撮像装置やそれを用いた撮像カメラのことを称する。
一般的に固体撮像装置としては、画素が2次元的に配置されたエリアセンサと、画素が1次元的に配置されたリニアセンサがあるが、ANDをライン毎に処理することにより、リニアセンサでもエリアセンサでも可能となる。また動体の輪郭情報を取得する方法として、メモリを使用する場合には、一般的にはリニアセンサとエリアセンサに対応し、それぞれラインメモリ、エリアメモリが使用される。エリアメモリよりもフレームメモリの名称の方が一般的なので、以降の説明ではフレームメモリと称する。またリニアセンサをラインセンサと呼称することもあるが、ここではリニアセンサと称する。
動体の輪郭情報を取得する方法としては、メモリを用いずに、露光時間の異なる画素対の画素差分で取得する方法もある。
本発明の実施形態に係る撮像装置は、それぞれのケースの組み合わせで構成されるので、代表的な組み合わせに絞り、図面を参照しながら説明し、他の組み合わせは言葉で補う。
第2の実施形態の固体撮像装置のケースでは、これらのブロックが固体撮像装置上に搭載されたケースに相当するので、各ブロックの機能の説明は同じである。
図1では、本発明の撮像装置として第1の実施形態として撮像カメラ1を例にとり、本発明の撮像装置のブロックを示す。撮像カメラ1のブロック構成及び各ブロックの信号を以下に説明する。
レンズ2でカメラ筐体3の固体撮像装置4に、被写体像を結像する光学系を構成させる。固体撮像装置4から出力される画素信号出力5は、2つに分割され一方は動き輪郭抽出部6に、他方はマスキング回路10へ入力される。動き輪郭抽出部6では、画素信号出力5より動き輪郭情報7を抽出する。抽出された動き輪郭情報7は、マスキング抽出部8に入力される。マスキング抽出部8では、動き輪郭情報7より、動体の最外周の個所に対応する動き輪郭端部判定を行い、動体としてのみ出力させるマスキング信号9を作成し出力する。マスキング信号9はマスキング回路10に入力され、同じく入力された画素信号出力5と共に、マスキング回路でマスキング画素信号出力11を作成し出力される。
このマスキング画素信号出力とは、動体の画像に対応した画素のみの出力であり、本発明の目的とする動体情報のみを出力する撮像装置になる。
本発明の最大の特徴は、固体撮像装置4からの画素信号出力5を、読み出しライン毎に処理し、リアルタイムでマスキング画素信号出力11を作成することにある。
図1で示した本発明の第1の実施形態の撮像カメラ1を構成する各ブロックに付き、以下に順次図面を用いて説明していく。
まず、図1の撮像カメラ1の動き輪郭抽出部6の構成を図2で説明する。レンズ2でカメラ筐体3の固体撮像装置4に、被写体像を結像する光学系を構成させる個所は図1と同じである。まず説明を簡単にするために、固体撮像装置4としてはリニアセンサ4’を用いて説明する。(これを第1の実施形態-1と称す)。このためレンズ2とカメラ筐体部3はリニアセンサカメラ1’と呼ぶ。図1では、レンズ2とカメラ筐体部3に動き輪郭抽出部6、マスキング抽出部8、マスキング回路10を含めて撮像カメラ1としたが、レンズ2とカメラ筐体部3にリニアセンサ4’を入れたものを、ここでは便宜上、リニアセンサカメラ1’と称している。これは図16のエリアセンサカメラ1”でも同様である。
リニアセンサ4’からの画素信号出力5は2分割され、一方はマスキング回路10に入力され、他方は動き輪郭抽出部6に入力される。動き輪郭抽出部6では、画素信号出力5は更に2分割され、ラインメモリ12へ取り込まれる。
ラインメモリ12から出てくる画素信号出力5は1ライン前のライン出力であり、差分回路13で現時点の画素信号出力5との差分が取られ、絶対値回路14を経て動き輪郭情報7が得られる。1ラインに相当する時間は、リニアセンサ4’のサイクルタイムで、以降の図面ではΔtと記す。即ち、差分回路13では隣接ライン間の差分が取られる。ここでサイクルタイムとは、固体撮像装置4の全ての画素の読み出しに掛かる1周期の時間で、固体撮像装置4がリニアセンサ4’では、1ラインの読み出しに掛かる時間のことである。
一般的に、リニアセンサ4’のサイクルタイムの中には、画素で光電変換を行う露光時間が含まれており、画素で光電変換を開始する時刻と、光電変換を終了する時刻との時間差が露光時間を決める。この光電変換を開始する時刻と、終了する時刻のセットを撮影時刻と呼ぶ。これは後述のエリアセンサでも同様である。
絶対値回路14から出力されたのを動き輪郭情報7と称する理由を説明する前に、リニアセンサカメラ1’を用いて、動体をどの様に認識するかの説明をする必要がある。
リニアセンサ4’を用いた動体認識の例として、商品陳列棚の前面部分をモニターするリニアセンサカメラ1’で、商品の出入りに伴う作業(ピックアップ、返却)を行う顧客の手の動きの認識を行うケースで説明する。
以上がリニアセンサカメラ1’を用いて、動体をどの様に認識するかの説明である。
図2はリニアセンサカメラ1’の画素信号出力5を信号処理して、顧客の手16に相当する箇所のみを抽出し、背景出力をゼロにする信号処理回路を示す。図2に示す信号処理回路は、被写体の像をレンズ2でカメラ筐体3内のリニアセンサ4’に結像し、得られた画素信号出力5をリニアセンサカメラ1’より出力する。出力された画素信号出力5より、動き輪郭抽出部6にて動き輪郭情報7を得る。
まず図4(a)に示したt=T0のタイミングでは、図5(a)に示した様に、リニアセンサカメラ1’の画素信号出力5の波形には顧客の手16の出力が無い。その時にラインメモリ12から出てくる、1ライン前(T0-Δt)の画素信号出力の波形も、図5(a’)に示した様に顧客の手16の出力が無い。差分回路13で両者の差分を取ってもゼロで、絶対値回路14を経ても動き輪郭情報7は、図5(a”)の様にゼロのままである。
図4、5では簡素化するため背景光が無いケースで説明したが、実際には、室内の照明光で背景がゼロになることはなく、実際には、図6(a)の様なリニアセンサカメラ1’の背景光の画素信号出力の波形となる。但し背景は静止しており、顧客の手の動きを捉える短い期間では、一定パターンと考えられる。従って、図4(a)~(e)に対応した各タイミングの実際のリニアセンサカメラ1’の画素出力信号としては、図6(a)~(e)に示された出力波形の様になる。
t=T1のタイミングでは、図7(b)に示した様に、画素信号出力5の波形には顧客の手16の出力が現れる。その時にラインメモリ12から出てくる、1ライン前(T1-Δt)の画素信号出力の波形にも、図7(b’)に示した様に顧客の手16の出力が現れ、両者は微妙に波形が異なる。このため差分回路13で両者の差分を取ると、背景光の領域は同じなので消え、手の輪郭部分に微分波形の様な出力が現れ、絶対値回路14を経ると画素差分絶対値に相当した動き輪郭情報7は、図7(b”)の様になる。これは図5(b”)に示す背景光が無い場合と類似している。
図9では、本発明の第1の実施形態-1に係る撮像カメラ1のリニアセンサカメラ1’の出力から信号処理して、顧客の手16に相当する箇所のみ抽出し、背景出力をゼロにする信号処理回路の内、動き輪郭情報7から、マスキング信号9を抽出するための、マスキング抽出部8の説明を行う。動き輪郭抽出部6では背景光が無い場合と有る場合で分けて説明したが、動き輪郭抽出部6からの動き輪郭情報7では、図5(a”)、(b”)、(d”)、図7(a”)、(b”)、(d”)で示す様に、どちらも同様な波形であるため、区別せずにマスキング抽出部8の説明を行う。
動き輪郭端部判定部17では動き輪郭情報7の波形の経過を追いかけることで、顧客の手16の外側の輪郭部を抽出することが出来る。
顧客の手16の大きさは、リニアセンサカメラ1’で観察している商品陳列棚15の大きさと比べても小さいものなので、手の付近に生じた新たな動体(指先)は手に帰属するという判断基準を設ければ、手の一番外側の輪郭判定(動き輪郭端部判定)が容易になる。
この様に動き輪郭端部判定部17にて得られた、顧客の手16の外側輪郭に相当する、動き輪郭端部情報18は、マスキング信号発生回路20で閾値19と比較され、2値化されてマスキング信号9が得られ、マスキング抽出部8より出力される。
動き輪郭端部情報18はマスキング信号発生回路20で閾値19と比べられ、マスキング領域設定と2値化が行われる。このマスキング領域とは一つの動体の領域のことである。動き輪郭端部情報18が閾値19を超えてマスキングすべき領域と認識された場合には1、それ以外は0が割り振られ、2値化されたマスキング信号9が得られる。図10(b’)の動き輪郭端部情報18を基に得られたマスキング信号9は図10(b”’)の様になる。
本発明の第1の実施形態-1に係る撮像カメラ1のリニアセンサカメラ1’の出力から信号処理して、顧客の手16に相当する箇所のみ抽出し、背景出力をゼロにする信号処理回路の内、最後のマスキング信号9を用いて、画素信号出力5より、背景をゼロにし顧客の手16に相当する箇所のみ出力するマスキング画素信号出力11を得る方法に付いて、図11でマスキング回路の説明を行う。背景光が無い場合と有る場合で、動き輪郭情報7はどちらも同じ波形であるため、区別せずに説明を行う。
2値化されたマスキング信号9が1になっている期間は、顧客の手16の動きの発生しているタイミングと、顧客の手16の位置に対応する画素出力タイミングに相当し、画素信号出力5からマスキングすべき期間である。
顧客の手16がt=T1のタイミングでの、画素信号出力5とマスキング信号9は、それぞれ図12(b)と図12(b”’)で示され、マスキング画素信号出力11は図12(b””)に示される。即ち、マスキング信号9が発生している(1になっている)タイミングの画素信号出力5は、顧客の手16の動きのみを見ていることに相当する。として図12(b””)に示されるマスキング画素信号出力11は、図3(b)に示した、背景が無い場合のt=T1のタイミングでの顧客の手16の信号である。
またタイミングt=T0、t=T1、t=T2、t=T3、t=T4は、顧客の手16の破線の部位に対応する。
次に、図1の撮像カメラ1の固体撮像装置4にエリアセンサ4”を用いたケースを説明する。(これを第1の実施形態-2と称す)。図1の動き輪郭抽出部6の構成を図16に示す。レンズ2でカメラ筐体3の固体撮像装置4に、被写体像を結像する光学系を構成させる個所は図1と同じである。固体撮像装置4としてエリアセンサ4”を用いているので、レンズ2とカメラ筐体部3はエリアセンサカメラ1”と呼ぶ。
エリアセンサ4”からの画素信号出力5は2分割され、一方はマスキング回路10に入力されるが、他方は動き輪郭抽出部6に入力される。動き輪郭抽出部6では、画素信号出力5は更に2分割され、フレームメモリ22へ取り込まれる。
フレームメモリ22から出てくる画素信号出力5は、1フレーム前の走査線出力であり、差分回路13で現時点フレームの該当する走査線出力に対応した画素信号出力5との差分が取られ、絶対値回路14を経て動き輪郭情報7が得られる。1フレームに相当する時間は、エリアセンサ4”のサイクルタイムで、以降の図面ではΔTと記す。即ち、差分回路13では隣接フレーム間の、被写体の同じ個所に相当する画素部の差分が取られる。ここでサイクルタイムとは、固体撮像装置4の全ての画素の読み出しに掛かる1周期の時間で、固体撮像装置4がエリアセンサ4”では、1フレームの読み出しに掛かる時間のことである。
ここで動き輪郭抽出部6は、図2で示す第1の実施形態-1のラインメモリ12の代わりに、フレームメモリ22が使われているが、どちらも構成要素は画像メモリで同じである。
フレームメモリ22から出てくる画素信号出力5は1フレーム前の走査線出力であり、現時点フレームの該当する走査線出力に対応した画素信号出力5と差分が取られることは、フレーム間の同期が取れているので、同じ走査線の位置に相当したラインの同じ画素位置(被写体の同じ位置)で1フレームの時間差での画素出力間の差分となる。
一般的に、エリアセンサ4”のサイクルタイムの中には、画素で光電変換を行う露光時間が含まれており、リニアセンサ4’と同様に、画素で光電変換を開始する時刻と、光電変換を終了する時刻との時間差が露光時間を決める。光電変換を開始する時刻と、終了する時刻のセットを撮影時刻と呼ぶ。
リニアセンサ4’のサイクルタイム(1ライン読み出しに掛かる時間)をΔt(ライン周期)と、エリアセンサ4”のサイクルタイム(1フレームの読み出しに掛かる時間)をΔT(フレーム周期)と表記する。
このフレーム遅延量は顧客の手16の出し入れの速度と、エリアセンサ4”のサイクルタイムの兼ね合いで決まる。これは固体撮像装置4にリニアセンサ4’を用いた際のラインメモリ12と事情は同じである。従って段落番号36で述べた事情は、フレームメモリ22でも同様である。
エリアセンサ4”を用いて、動体をどの様に認識するかの説明を行う。エリアセンサ4”を用いた動体認識の例として、図3と同じく、商品陳列棚の前面部分をモニターするエリアセンサカメラ1”で、商品の出入りに伴う作業(ピックアップ、返却)を行う顧客の手の動きの認識を行うケースで説明する。
実際には、室内の照明光で背景がゼロになることはないので、背景光有りのケースで説明を行う。エリアセンサ4”の各走査線の画素信号出力を、図19(a)~(e)の左図に示す。背景画像は静止しており、顧客の手16の動きを捉える短い期間では、各フレームで一定パターンと考えられる。図16の動き輪郭抽出部6で得られる動き輪郭情報7は、図19(a)~(e)の左図に示すエリアセンサカメラ1”の各走査線の画素信号出力を、1フレーム前のものと差分回路13で差分を取り、絶対値回路14で絶対値を取るので図8(a)~(e)と類似の波形となり、動き輪郭情報7としては、図19(a)~(e)の右図のような出力波形になる。どちらも微分波形となり、時間差がライン周期Δtかフレーム周期(ΔT)の間の画素信号出力差である。図19(a)~(e)の右図に示した動き輪郭情報は、ここでは便宜上、図8(a)~(e)の右図に示した第1の実施形態-1の動き輪郭情報と同じにした。
エリアセンサカメラ1”の各走査線画素信号出力からの動き輪郭情報7は、リニアセンサカメラ1’の動き輪郭情報7と類似であるため、マスキング抽出部8は図9と同様である。動き輪郭情報7から、マスキング信号9を抽出するための、マスキング抽出部8の説明はリニアセンサカメラ1’のケースと同様である。
エリアセンサカメラ1”の出力から信号処理して、顧客の手16に相当する箇所のみ抽出し、背景出力をゼロにする信号処理回路の内、最後のマスキング信号9を用いて、画素信号出力5より、背景をゼロにし顧客の手16に相当する箇所のみ出力するマスキング画素信号出力11を得る方法に付いては、図11のマスキング回路10がそのまま使える。背景光が有る場合で説明する。
図1の撮像カメラ1の動き輪郭抽出部6とマスキング抽出部8の別の構成を図21で説明する。固体撮像装置4としてはリニアセンサ4’を用いた別の構成を第1の実施形態-3と称す。リニアセンサカメラ1’の構成は図2の第1の実施形態-1と同じで、リニアセンサ4’からの画素信号出力5は2分割され、一方はマスキング回路10に入力されるが、他方は動き輪郭抽出部6’に入力される。動き輪郭抽出部6’では、画素信号出力5は更に2分割され、スイッチ回路23を経由してライン記憶部24へ取り込まれる。ライン記憶部24から出てくる画素信号出力5はライン記憶部24に取り込まれたタイミングのライン出力(ライン記憶部出力と称す)であり、差分回路13で現時点の画素信号出力5との差分が取られ、絶対値回路14を経て動き輪郭情報7’が得られる。ライン記憶部24はラインメモリ12と同じく、1ラインの画素信号出力5を記憶するが、スイッチ回路23を経由して取り込まれるため、スイッチがONするタイミングの1ラインの画素信号出力5を記憶する。ライン記憶部24からは記憶した1ラインの画素信号出力5を繰り返し出力する所も、図2の第1の実施形態-1のラインメモリ12と違う。
動き輪郭抽出部6’はスイッチ回路23が新規構成要素として追加されており、背景光のライン記憶部出力(画素信号出力5)をライン記憶部24に記憶して、繰り返し使うので動き輪郭抽出部6’として区別した。差分回路13では、比較するライン間の画素信号出力の大小関係で、正負の出力になる。このため差分回路13の出力を絶対値回路14に入れて動き輪郭情報7’を得る。また動き輪郭抽出部6’の出力も、動き輪郭情報7’として区別した。
ここで言うマスキングとは、一般的に使われるデータを隠す意味ではなく、データ以外を隠し、データを強調し露出させる、という意味で本明細書では使っている。即ち、マスキング回路10で、2値化のマスキング信号9が、1では画素信号出力5を出し、0では画素信号出力5を出さない。
この間の事情は、段落番号16に記載した様に、マスキング回路10で論理積(AND)を使うための意味合いもある。本願は無駄な背景を隠して余計なデータ処理を無くし、本質的なデータ(例えば顧客の手16)を抽出し、信号処理の簡素化が目的である。
まず背景画像に相当するt=T0のタイミングでは、図6(a)に示した様に、リニアセンサカメラ4’の背景光の画素信号出力5の波形と同じ波形が、顧客の手16の出力が無く、スイッチ回路がONになった状態で、ライン記憶部24に事前に取り込まれている。このライン記憶部出力は、図22(b)、(d)に示したt=T0のタイミングの出力である。この波形はライン記憶部24で記憶されているので、他のタイミングでも背景画像として出てくる。図22(b)、(d)ではライン記憶部出力と表現している。
t=T0以降、t=T1以前のタイミングで、顧客の手16が認識されない場合は、画素信号出力は図22(b)と同じ波形で、差分回路13及び絶対値回路14を経た動き輪郭情報7’は、動体がないので輪郭もなく、ゼロのままである。
図1の撮像カメラ1の動き輪郭抽出部6とマスキング抽出部8の別の構成を図24で説明する。固体撮像装置4としてはエリアセンサ4”を用いた別の構成を第1の実施形態-4と称す。エリアセンサカメラ1”の構成は図16の第1の実施形態-2と同じで、エリアセンサ4”からの画素信号出力5は2分割され、一方はマスキング回路10に入力されるが、他方は動き輪郭抽出部6’に入力される。動き輪郭抽出部6’では、画素信号出力5は更に2分割され、スイッチ回路23’を経由してフレーム記憶部26へ取り込まれる。フレーム記憶部26から出てくる画素信号出力5はフレーム記憶部26に取り込まれたタイミングのフレーム出力(フレーム記憶部出力と称す)であり、差分回路13で現時点のフレーム出力である画素信号出力5との差分が取られ、絶対値回路14を経て動き輪郭情報7’が得られる。フレーム記憶部26はフレームメモリ22と同じく、1フレームの画素信号出力5を記憶するが、スイッチ回路23’を経由して取り込まれるため、スイッチがONするタイミングの1フレームの画素信号出力5を記憶する。フレーム記憶部26からは記憶した1フレームの画素信号出力5を繰り返し出力する所も、図16の第1の実施形態-2のフレームメモリ22と違う。この事情は第1の実施形態-3と同じである。
動き輪郭抽出部6’はスイッチ回路23’が新規構成要素として追加され、背景光のフレーム記憶部出力(画素信号出力5)をフレーム記憶部26に記憶して、繰り返し使うので動き輪郭抽出部6’として区別した。また動き輪郭抽出部6’の出力も、動き輪郭情報7’として区別した。
顧客の手16が出現していない背景光の画素信号出力5を記憶する場合には、スイッチ回路23’でスイッチをONにし、図26(a)~(e)に示した背景光パターンをフレーム記憶部26に取り込む。顧客の手16が出現した場合には、スイッチ回路23’のスイッチをOFFにし、画素信号出力5は、フレーム記憶部26には取り込まない。この様にして差分回路13で、背景光の除去が出来る。
背景光のフレーム記憶部出力(画素信号出力5)はフレーム記憶部26に記憶して、ライン記憶部24と同様に繰り返し使う。差分回路13では、比較するフレーム間の画素信号出力の大小関係で、正負の出力になる。このため差分回路13の出力を絶対値回路14に入れて動き輪郭情報7’を得る。図21と同様に、図24でも動き輪郭抽出部6’、動き輪郭情報7’として、第1の実施形態-2と区別した。
一方、図17の様に、商品陳列棚15に陳列されている商品を取ろうと、顧客の手16が伸びて行く状態では、エリアセンサ4”の走査線S0~S4上に対応し、各走査線上の画素信号出力は図19(a)~(e)の左図のようになる。図18(a)~(e)の走査線画素信号出力波形の横軸は各走査線(S0~S4)上の画素位置に相当し、縦軸は各走査線上の画素信号出力に相当する。
まず図27(b)、(b’)、(b”)、(b”’)、(b””)はそれぞれ、走査線S1のフレーム記憶部出力(背景光)、走査線画素信号出力、動き輪郭情報7’、マスキング信号9、マスキング画素信号出力11に相当し、図27(d)、(d’)、(d”)、(d”’)、(d””)はそれぞれ、走査線S3のものに対応する。
同様に走査線S3についても、フレーム記憶部出力(背景光)、走査線画素信号出力、動き輪郭情報7’、マスキング信号9、マスキング画素信号出力11が得られ、図27(d)、(d’)、(d”)、(d”’)、(d””)にそれぞれ示される。
即ち、図24のマスキング回路10を経て得られるマスキング画素信号出力11は、それぞれのタイミングで図11のマスキング回路10で得られたマスキング画素信号出力11に相当する図14(a)、(b)、(c)、(d)、(e)の右図と同じになる。これは図4(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に示した背景光が無い場合の画素信号出力と同じになる。このタイミングはエリアセンサ4”では走査線S0~S4に対応し、図18の背景光が無い走査線画素信号出力に相当する。
図1の撮像カメラ1の動き輪郭抽出部6とマスキング抽出部8の別の構成を図29で説明する。固体撮像装置4として、後述する特殊な画素配列構造のエリアセンサ4”’を用いた、別の構成を第1の実施形態-5と称す。エリアセンサカメラ1”の構成は図16の第1の実施形態-2と同じで、エリアセンサ4”’からの画素信号出力5は2分割され、一方はマスキング回路10に入力されるが、他方は動き輪郭抽出部6”に入力される。動き輪郭抽出部6”では、画素信号出力5は更に2分割され、ビットメモリ27へ取り込まれる。ビットメモリ27から出てくる画素信号出力5は1ビット前の画素信号出力5であり、差分回路13で現時点の画素信号出力5との差分が取られる。これは隣接画素間の差分を取得することに相当する。更に差分した信号は、絶対値回路14を経て動き輪郭情報7”が得られる。
動き輪郭抽出部6”はビットメモリ27を使用するので、動き輪郭抽出部6”として区別した。また動き輪郭抽出部6”の出力も、動き輪郭情報7”として区別した。
前者の場合には、同一走査線上の同色画素間の差分を取るので、図29に示したビットメモリ27を使用するが、後者の場合には隣接する走査線が同時に出て来るのでビットメモリ27は不要になる。
図29に示す動き端部抽出部6”には、図16の動き輪郭抽出部6にあったフレームメモリ22は存在しない。従って動き輪郭情報7”はエリアセンサ4”’で撮像した最も新しい(フレームベースでなく)走査線ベースの画像情報に対しての出力である。
図30(a)に示されるエリアセンサ4”’の画素構成としては、露光時間が異なる2種類の画素28に対応して、短時間露光画素STSと長時間露光画素STLが横方向に隣接して配置されており、1走査線上で交互に出力される。両者の画素28の画素出力特性としては図30(b)に示すように、時間の経過とともに画素出力が増える傾き(感度に相当する)が同じケースを示しており、露光時間に見合った画素出力が得られる。STSとSTLは同時のタイミングで読み出され、エリアセンサ4”’の画素信号出力5として出力される。図30(b)では短時間露光画素STSと長時間露光画素STLの露光時間を、それぞれTS、TLとした。(TL>TS)
段落番号26で、「画素差分とは被写体の同じ位置を結像する、異なる露光タイミングの画素間の差分を意味する。」と定義している。このため、隣接した画素どうしの差分は、厳密には本願の画素間の差分とは異なるが、一般的に画素数は、リニアセンサでは数千、エリアセンサでは百万~千万画素が普通なので、隣接画素は被写体の同じ位置を撮影していると考えて良い。
また図33の第2の実施形態-5の付加機能として出てくる、垂直、水平方向の同色画素の平均化し、隣接し合う短時間露光画素STSと長時間露光画素STLの画素出力の差分を取ることで、静止物体の端部で生じるノイズの緩和が出来て、より精度の高い動き物体の輪郭抽出が出来る。この場合は更に、隣接画素は被写体の同じ位置(領域)を撮影していると考えて良くなる。
このようにビットメモリ27は、露光時間の異なる対となった隣接画素間で、静止画では出力が揃え、差分を取った際にゼロとなるように、必要ならビット遅延させたり、ゲイン調整したりする、機能を有した回路を総称した意味で使っている。
本発明の最大の特徴は、固体撮像装置4からの画素信号出力5を、読み出しライン毎に処理し、リアルタイムでマスキング画素信号出力11を作成することにある。このため、エリアセンサでもリニアセンサでも変わらない。
上述した様に、第1の実施形態-1(リニアセンサ)、第1の実施形態-2(エリアセンサ)、第1の実施形態-3(リニアセンサ)、第1の実施形態-4(エリアセンサ)、第1の実施形態-5(エリアセンサ)でも最終マスキング画素信号出力11は同じである。
以上は、撮像装置として撮像カメラ1で説明を行ってきたが、次に撮像装置の第2の実施形態とし、撮像装置として図32に示す固体撮像装置4の説明を行う。図32では、本発明の固体撮像装置4のブロック構成及び各ブロックの信号を説明する。
画素信号出力5以降は、図1に示した第1の実施形態である撮像カメラ1のブロック構成と、信号と同じであり、ブロック構成が画素部のある固体撮像装置4上に(オンチップで)形成されている。
その機能・動作は上述した通りであるが、ここでは画素構造が特殊な第2の実施形態-5(エリアセンサ)を例にとり、固体撮像装置4”’の回路構成を図33で説明する。
図1の撮像カメラ1では図29のエリアセンサ4”’から出力される画素信号出力5を、動き輪郭抽出部6”でゲイン調整機能を有するビットメモリ27、差分回路13、絶対値回路14を経て、動き輪郭情報を7”を得ていた。エリアセンサ4”’の画素配置は、図30(a)や図31(a)に示される様に、幾つかの種類が有るので、図33では分離回路29とゲイン調整回路29’を経て、短時間露光画素STSと長時間露光画素STLから、差分回路13で差分を取り、絶対値回路14を経て、動き輪郭情報7”を取得する方式にする。処理方法は第1の実施形態-5と同じであり、ビットメモリ27に分離回路29とゲイン調整回路29’の機能を包含していたので、同じ番号で表記した。図33で、動き輪郭情報7”からマスキング抽出部8”、マスキング回路10を経て、マスキング画素信号出力11を取得する方法は図29の第1の実施形態-5と同じである。マスキング回路10はAND回路30(今までは番号を付与していなかった)である。
図30(a)や図31(a)に示される画素配列で、短時間露光画素STSと長時間露光画素STLを用いた処理は、同色の隣接する画素信号との差分で行われていた。カラー画像を取得するためには、更にカラー処理部31を経て、カラー映像情報32を得る。画素部28は図30(a)や図31(a)で示される露光時間の異なる2種類の画素から構成される。
タイミング発生回路33で発生したマスタークロックを基に、画素での露光制御、垂直走査、水平走査を行う。露光制御方法としては、図30、図31で説明した長時間露光画素STLと短時間露光画素STSの、それぞれの露光時間TL、TSを露光時間生成回路34にて生成し、垂直走査回路35を介して画素部28を制御する。
これは画素単位で短時間露光画素STSと長時間露光画素STLの差分を取ると、静止物体の場合でも輪郭部では差分がゼロにならない不具合(エッジノイズ)が発生するが、平均化することにより輪郭部のエッジノイズが大幅に抑制でき利点を生じる。これが前述した、より精度の高い動き物体の輪郭抽出が出来る理由である。
従来の動き分析では固体撮像装置から出力される膨大な画像情報を、画素単位でリアルタイムに処理するには、後段処理回路に大きな画像処理負荷が必要となり、バッテリー駆動は困難であった。
本方式では、画素数見合いの情報量が大幅に減り(上記例では2桁)、さらに2値化した動き輪郭情報9を処理することで、画素単位の情報量も大幅に減る(例えば8ビット⇒1ビット)ことも大きな利点である。これは本発明の撮像装置の特徴である、動き物体のみを出力することと共に、情報量削減による負荷軽減に寄与する。
請求項1‥本発明の第1と第2の実施形態で、それぞれ図1、図32に対応する。
請求項2‥本発明の第1実施形態で、図2、3に対応する。
請求項3‥本発明の第1の実施形態-3、-4で、それぞれ図21~24、図24~28に対応する。
請求項4‥本発明の第1の実施形態-3、-4で、それぞれ図21、図24に対応する。
請求項5‥本発明の第1の実施形態-1、-2で、それぞれ図2~15、図16~20に対応する。
請求項6‥本発明の第1の実施形態-5と、第2の実施形態-5で、それぞれ図29~31、図33~34に対応する。
請求項7‥本発明の第2の実施形態-5で、図33に対応する。
請求項8‥本発明の第1の実施形態-1、-3で、それぞれ図2、図21に対応する。図はないが、本発明の第2の実施形態-1、-3にも対応する。
請求項9‥本発明の第1の実施形態-2、-4で、それぞれ図16、図24に対応する。図はないが、本発明の第2の実施形態-2、-4にも対応する。
請求項10‥本発明の第1の実施形態で、図1~31に対応する。
請求項11‥本発明の第2の実施形態で、図32~34に対応する。
1’ リニアセンサカメラ
1” エリアセンサカメラ
2 レンズ
3 カメラ筐体
4 固体撮像装置
4’ リニアセンサ
4”、4”’ エリアセンサ
5 画素信号出力
6、6’、6” 動き輪郭抽出部
7、7’、7” 動き輪郭情報
8、8’、8” マスキング抽出部
9 マスキング信号
10 マスキング回路
11 マスキング画素信号出力
12 ラインメモリ
13 差分回路
14 絶対値回路
15 商品陳列棚
16 顧客の手
17、17” 動き輪郭端部判定部
18、18” 動き輪郭端部情報
19 閾値
20 マスキング信号発生回路
21 遅延回路
22 フレームメモリ
23、23’ スイッチ回路
24、24’ ライン記憶部
25、25’ 選択部
26 フレーム記憶部
27 ビットメモリ
28、28’、28” 画素
29 分離回路
29’ ゲイン調整回路
30 AND回路
31 カラー処理部
32、カラー映像情報
33 タイミング発生回路
34 露光時間生成回路
35 垂直走査回路
36 垂直並列制御回路
37 水平走査回路
38 水平合成回路
39 CDS回路
40 ADC回路
41 ラインメモリ(カラー処理用)
42 水平画素走査回路
Claims (11)
- 光学的結像手段で結像した被写体の光信号を電気信号に変換する光電変換素子単位である画素を複数有する画素部で撮影し、光電変換が開始する時刻と終了する時刻で定義される撮影時刻が異なる2つの撮影信号の、少なくとも一方が現時点の撮影信号である画素信号出力であり、かつ2つの撮影信号間の差分信号を、静止した被写体では同じ場所に対応した画素どうしの差分で生成する手段と、
静止した被写体からの撮影信号からは、前記差分信号が生じないように、差分信号を構成する2つの撮影信号の画素信号出力を調整する手段と、
差分信号の絶対値をとり、動きのある被写体の輪郭情報に関連した、動き輪郭情報を、読み出しライン毎に取得する手段と、
前記動き輪郭情報から、閾値と比較されて得られ、かつ動きのある被写体の領域を1とし、それ以外の領域を0とした、2値化されたマスキング信号を、読み出しライン毎に得る手段と、
前記2値化されたマスキング信号と、画素部からの現時点の撮影信号である画素信号出力とから論理積をとり、マスキング信号が1である個所の画素信号出力のみを、動きのある被写体の画像として、読み出しライン毎に出力する手段と、
を有することを特徴とする撮像装置。
- 前記画素部で撮影した撮像時刻が異なり、一方が現時点の撮影信号である、2つの撮影信号間の差分信号を生成する手段として、メモリを使用し、異なる撮影時刻の時間間隔としては、画素部の全ての画素の読み出しに掛かるサイクルタイムの整数倍として、画像差分を行うことで、実現したことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記画素部で撮影した撮像時刻が異なり、一方が現時点の撮影信号である、2つの撮影信号間の差分信号を生成する手段として、画素差分を行う撮影信号としては、動きが無い静止状態の撮影信号を繰り返し用いて、画像差分を行うことで、実現したことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- メモリに取り込むべき、動きが無い静止状態の撮影信号の判定に、2値化されたマスキング信号を活用し、マスキング信号が全て0である撮影信号を、動きが無い静止状態の撮影信号と判定し、この撮影信号を、定期的にメモリに一時保存する、ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
- 異なる撮影時刻の時間間隔としては、画素部の全ての画素の読み出しに掛かるサイクルタイムとして、画像差分を行い、動体の外側輪郭の情報に対応する動き輪郭端部情報を経て、閾値と比較して2値化されたマスキング信号を得る、ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
- 前記画素部で撮影した撮像時刻の異なる2つの撮影信号間の差分信号を生成する手段として、
画素部に配置された画素を少なくとも2分割し、露光時間の長さを異ならせて制御する露光時間制御手段と、
静止した被写体の撮影信号からは、差分信号が生じないように調整した、前記露光時間の異なる前記撮影信号間の差分信号を生成する手段と、
2つの撮影信号の双方が、現時点の撮影信号である画素信号出力であり、かつ2つの撮影信号間の差分信号を、被写体の同じ場所に対応したと考えられる、隣接した画素どうしの差分で生成する手段と、
で実現したことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 動きのある被写体の画像のみを出力する撮像装置において、前記画素部で撮影した撮影時刻の異なる2つの撮影信号間の差分信号を生成する手段として、同条件の複数の近接画素の撮影信号の平均化を行い、平均化した撮影信号間の差分信号を生成する手段である、ことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
- 前記画素部はリニア状に画素が配列されたリニアセンサであり、使用するメモリはラインメモリであり、サイクルタイムはライン周期である、ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記画素部はエリア状に画素が配列されたエリアセンサであり、使用するメモリはフレームメモリであり、サイクルタイムはフレーム周期である、ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 撮像装置は撮像カメラであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 撮像装置は固体撮像装置であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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