JP7447731B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本開示は、コネクタに関する。
特許文献1に開示されたコネクタは、端子収容室(以下、キャビティと称する)を有するインナハウジング(以下、ハウジングと称する)と、キャビティの内部に配置される端子と、を備えている。キャビティは、前後方向に延びる形状になっている。端子は、キャビティの内部に後方から無理入れ状態で挿入される。この種のコネクタは、特許文献2および特許文献3にも開示されている。
特開2019-145209号公報 特開2019-204747号公報 特開2020-74346号公報
特許文献1の場合、端子がキャビティに挿入される際に、ハウジングが端子の突起部分によって削られ、端子に対する保持力を低下させるおそれがある。
そこで、本開示は、端子に対する保持力が低下するのを防止することが可能なコネクタを提供することを目的とする。
本開示のコネクタは、前後方向に延びるキャビティを有するハウジングと、前記キャビティの内部に配置される端子と、を備え、前記ハウジングは、基壁と、前記基壁から前後方向と交差する方向に起立する左右の側壁と、前記基壁と対向する位置にて外部に開放される開放部と、を有し、前記基壁の内面および前記左右の側壁の内面は、前記キャビティの内面であり、前記基壁の内面には凹部が設けられ、前記左右の側壁のうち、少なくとも一方の側壁には、弾性変形可能な弾性部が前記キャビティの内部に向けて突出して設けられ、前記端子は、前記凹部の内部に配置される凸部と、前記弾性部に対して前記開放部と反対側から対向する面部と、を有している、コネクタである。
本開示によれば、端子に対する保持力が低下するのを防止することが可能なコネクタを提供することができる。
図1は、実施例1のコネクタの分解斜視図である。 図2は、端子がハウジングのキャビティの内部に配置された状態を示す側断面図である。 図3は、端子がスライド部の移動によって電線の端部に接続された状態を示す側断面図である。 図4は、端子がハウジングのキャビティの内部に正規に配置された状態を示す拡大横断面図である。 図5は、ハウジングのキャビティを示す拡大横断面図である。 図6は、端子の斜視図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)前後方向に延びるキャビティを有するハウジングと、前記キャビティの内部に配置される端子と、を備え、前記ハウジングは、基壁と、前記基壁から前後方向と交差する方向に起立する左右の側壁と、前記基壁と対向する位置にて外部に開放される開放部と、を有し、前記基壁の内面および前記左右の側壁の内面は、前記キャビティの内面であり、前記基壁の内面には凹部が設けられ、前記左右の側壁のうち、少なくとも一方の側壁には、弾性変形可能な弾性部が前記キャビティの内部に向けて突出して設けられ、前記端子は、前記凹部の内部に配置される凸部と、前記弾性部に対して前記開放部と反対側から対向する面部と、を有している。
この構成によれば、端子が開放部からキャビティの内部に挿入される。端子の挿入過程では、弾性部が弾性変形し、端子の挿入動作が許容される。端子がキャビティの内部に挿入された状態では、凸部が凹部の内部に配置され、端子の前後方向への位置ずれが規制される。また、面部が弾性部に対向して配置されることにより、端子の開放部からの抜け出しが規制される。このため、端子がキャビティに無理入れされずに済み、ハウジングが破損する懸念を少なくすることができる。その結果、端子に対する保持力が低下するのを防止することができる。
(2)前記面部と前記弾性部との間の隙間を埋める板部を備えることが好ましい。この構成によれば、キャビティの内部に配置された端子が開放部側に変位するのを抑制することができる。その結果、凹部から凸部が抜け出るのを防止することができる。なお、弾性部と面部との間には、前方または後方から板部を差し込むことができる。また、問題の背景には、弾性部が弾性変形する際に、弾性部と面部との間に隙間が形成され易いという事情がある。
(3)前記端子は、本体部と、前記本体部に対して移動可能に配置されるスライド部と、を有し、前記凸部および前記面部は、前記本体部に設けられ、前記板部は、前記スライド部に設けられていると良い。この構成によれば、板部を端子の一部として取り扱うことができ、板部用の専用品を別に設ける必要がない。
(4)前記ハウジングを覆うアウタハウジングを備え、前記アウタハウジングは、前記開放部を閉塞する閉塞壁を有していると良い。この構成によれば、端子が開放部から外部に抜け出るのを確実に防止することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<実施例1>
実施例1のコネクタ10は、図1に示すように、ハウジング11と、アウタハウジング12と、リアホルダ13と、端子60と、を備えている。コネクタ10は、図示しない相手側コネクタと嵌合可能である。なお、以下の説明において、前後方向は、図2および図3の左側を前側とする。上下方向は、図2~図5の各図の上下方向を基準とする。左右方向は、図4および図5の左右方向を基準とする。相手側コネクタは、前側からコネクタ10に嵌合される。
(ハウジング)
ハウジング11は合成樹脂製であって、基壁14と、基壁14から上方に起立する複数の側壁15と、を有している。また、図5に示すように、ハウジング11は、基壁14に対向する上面側に、上方に開放される開放部16を有している。
基壁14は、ハウジング11の底壁を構成している。基壁14の内面(上面)は、前後方向および左右方向に沿って平坦に配置されている。各側壁15は、基壁14の内面に左右に間隔を置いて配置されている。各側壁15は、上端部を除く部分に、一定の肉厚の起立部17を有している。起立部17は、基壁14から垂直に起立して配置されている。
ハウジング11は、左右に複数並んで配置されるキャビティ18を有している。各キャビティ18は、左右で対向(隣接)する側壁15間に区画され、開放部16を介して上方に開放されている。キャビティ18の内面は、角U字形の断面形状をなし、左右で対向する側壁15の内面と基壁14の内面とにより構成される。
開放部16は、端子60が挿通される挿通口である。キャビティ18には、開放部16を通して上方から端子60が挿入されて収容される。
各キャビティ18は、ハウジング11の前方および後方にも開放されている。ハウジング11は、各キャビティ18の前面を部分的に閉塞する部分閉塞壁19を有している。部分閉塞壁19は、基壁14から上方に突出し、側壁15の下部に連結されている。
基壁14の内面の左右中央部には、図2~図4に示すように、複数の凹部21が凹設されている。各凹部21は、基壁14の内面にのみ開口する有底の角凹状をなし、基壁14の内面に前後方向に間隔を置いて配置されている。
図5に示すように、各側壁15は、上端部に、起立部17よりも薄肉の薄肉部22を有している。薄肉部22は、起立部17の上端の左右一側から上方に突出する突出部23と、突出部23の前部上端からキャビティ18内に向けて斜め下向きに突出する弾性部24と、を有している。
図2および図3に示すように、弾性部24は、側壁15の前端から後方へ向けて前後方向に一定の断面形状で延びる形状になっている。上述した各凹部21は、前後方向に関して、弾性部24の形成範囲内に配置されている。弾性部24の付け根部分(突出部23に連なる側の部分)は、左右方向に関して、起立部17(側壁15の最大厚みを構成する部分)の厚み範囲に形成されている。
弾性部24は、開放部16に臨む、斜め下向きのガイド面25を有している。弾性部24の下端(突出方向の先端)は、基壁14の内面と平行に対向している。弾性部24は、突出部23に連なる上端を支点として左右に弾性変形可能とされている。
弾性部24は、側壁15の左右片側に突出し、薄肉部22の凹み部分は、側壁15の左右片側の内面に設けられる。部分閉塞壁19は、図5に示すように、薄肉部22の凹み部分を有する内面とは反対側の内面に連結されている。
(アウタハウジング)
アウタハウジング12は、合成樹脂製であって、図1に示すように、扁平の角ボックス状をなし、後方に開放されている。アウタハウジング12の内部には、後方からハウジング11が収容可能とされている。アウタハウジング12は、左右に長い前壁26を有している。前壁26には、複数のタブ挿通口27が開口して設けられている。アウタハウジング12にハウジング11が収容された状態で、各タブ挿通口27は各キャビティ18と連通する。各タブ挿通口27には、図示しない相手側端子のタブが挿通される。相手側端子は、相手側コネクタに設けられている。
アウタハウジング12の上壁は、ハウジング11の上面を覆う閉塞壁28になっている。閉塞壁28は、前後方向および左右方向に沿った板壁である。ハウジング11の開放部16は、アウタハウジング12の閉塞壁28によって閉塞される。閉塞壁28の上面の左右中央部には、ロックアーム29が突出して設けられている。ロックアーム29は、相手側コネクタを係止し、両コネクタを嵌合状態に保持する。
(リアホルダ)
リアホルダ13は、合成樹脂製であって、図1に示すように、扁平な形状をなし、後部に、開閉可能な上下の蓋体31を有している。リアホルダ13は、左右に設けられたロック部32を介して、ハウジング11の後部に連結される。リアホルダ13は、前部に、各キャビティ18と連通する複数の電線収容孔33を有している。ハウジング11から引き出された電線50は、電線収容孔33の内部に遊動を規制された状態に配置される。なお、電線50は、芯線などの導体51を絶縁被覆で覆った被覆電線であって、先端部に導体51を露出させている。
(端子)
端子60は、金属板を曲げ加工などして形成される。図6に示すように、端子60は、前部に、本体部61を有し、後部に、本体部61とは別体のスライド部62を有している。スライド部62は、本体部61に対して前後方向に移動可能に組み付けられる。
本体部61は、全体が角筒状をなし、前後に開放されている。図4に示すように、本体部61は、左右の側壁部75、76のうち、一側(図4の左側)の側壁部75に、弾性接触部63を有し、他側(図4の右側)の側壁部76に、上下一対のビード64を有している。弾性接触部63は、前後方向に延びる帯板状をなし、板面を左右に向けて配置されている。弾性接触部63は、本体部61の内部の左右中央側に突出するエンボス状の接点部65を有している。各ビード64は、前後方向に延びるリブ状をなし、弾性接触部63と対向している。各ビード64は、上下方向に関して接点部65を挟んだ両側に並んで配置される。
本体部61の内部には、前方から図示しない相手側端子のタブが挿入される。タブは弾性接触部63を撓ませた状態で接点部65と各ビード64との間に挟まれる。これにより、端子60と相手側端子が互いに接続される。
本体部61の下壁78の左右中央部には、複数の凸部66が凸設されている。図2および図3に示すように、各凸部66は、本体部61の下壁78に前後方向に間隔を置いて配置されている。各凸部66は、前後方向に関して、弾性接触部63および各ビード64の形成範囲内に配置されている。本体部61の下壁78に切り込みが形成され、下壁78の一部が切り込みを介して外側に曲げ起こされることにより、凸部66が形成される。凸部66の前面は、下壁78の前側の下面領域に連続し、後方へ向けて傾斜している。
本体部61は、上壁79の上面に、前後方向および左右方向に沿って平坦な面部67を有している。面部67は、後述するように、端子60がキャビティ18に挿入された状態で、弾性部24の下端との間に隙間を置いて、弾性部24に対向して配置される。
図2および図3に示すように、本体部61は、後部に、上壁79側から後方へ向けて下向きに傾斜するとともに、下壁78側から後方へ向けて上向きに傾斜する、上下の接触片68を有している。
スライド部62は、角筒状の嵌合部71と、嵌合部71よりも前方に突出する平板状の板部72と、を有している。嵌合部71は、本体部61の後部を外側から覆うように本体部61に嵌合される。嵌合部71は、上壁79側および下壁78側から内部に屈曲して上下方向の間隔を狭める、上下の押圧部73を有している。スライド部62が本体部61に組み付けられた状態で、押圧部73の前部の傾斜領域は接触片68に後方から対向して摺動可能とされている。
図2および図3に示すように、板部72の後部81は、嵌合部71の上壁部77の前部に外側(上側)から重なる。板部72の後部81には、突起74が突出して設けられている。図6に示すように、突起74は、板部72の後部81の後端の左右中央部を外側に曲げ起こして形成される。突起74は、スライド部62を本体部61に対して移動させる際に押圧される操作用突起である。
板部72の前部82は、後部81から段差なく連続し、前後方向および左右方向に沿って平坦な帯板状をなしている。板部72の前部82は、嵌合部71の前端よりも前方に突出している。スライド部62が本体部61に対する移動を完了させるスライド完了位置において、図3および図4に示すように、板部72の前部82の先端側は、本体部61の面部67に外側から重なり、面部67と弾性部24との間に挟まるように配置される。
(コネクタの組み立て方法およびコネクタの構造)
コネクタ10の組み立てに際し、まず、端子60において、図2に示すように、スライド部62が本体部61の後部に嵌合され、スライド部62が本体部61に対して初期位置に組み付けられる。スライド部62が初期位置にあるときに、押圧部73は接触片68に後方から対向して配置される。また、スライド部62が初期位置にあるときに、板部72の前部82の先端側は本体部61の面部67よりも後方に離れて配置される。
続いて、端子60がハウジング11のキャビティ18に上方から開放部16を通して挿入される。端子60の挿入過程において、本体部61の下壁78および側壁部76が弾性部24のガイド面25に摺接し、弾性部24が突出部23に近づく向きに弾性変形させられる。端子60の挿入完了時に、端子60の各凸部66が対応する各凹部21に上方から嵌まり込む。図2に示すように、各凸部66の後端が各凹部21の後面に当接可能に対向することにより、端子60の後方への位置ずれが規制される。端子60の前方への位置ずれは、主として本体部61の前端が部分閉塞壁19に当接可能に対向することによって規制される。
また、端子60の挿入完了時に、弾性部24が弾性復帰し、本体部61の面部67が弾性部24に下側(開放部16と反対側)から対向して配置される。これにより、端子60のキャビティ18からの抜け出しが規制される。弾性部24の下端は弾性変形時に弧状の回動軌跡で回動するため、図2に示すように、弾性部24の下端と本体部61の面部67との間には隙間が生じることになる。なお、端子60の幅寸法は、左右の側壁15の内面間の距離よりも小さい。このため、弾性部24の弾性復帰後、端子60は、左右の側壁15と大きく干渉せず、キャビティ18の内部に円滑に挿入される。
続いて、電線50の先端部において露出する導体51が上下の押圧部73の間から上下の接触片68の間にかけて通される。その状態で、図示しない治具が突起74に押し当てられ、突起74が前方へ向けて押圧される。突起74が押圧されるに伴い、スライド部62が本体部61に対して前方に移動する。この間、各押圧部73が対応する各接触片68を上下から挟み込み、各接触片68が互いに近づく向きに変位させられる。図3に示すように、スライド部62がスライド完了位置に至ると、電線50の導体51が各接触片68に上下から挟み込まれ、端子60と電線50が互いに接続された状態になる。
また、スライド部62が本体部61に対して前方に移動すると、板部72の前部82の先端側が本体部61の面部67側に近づく。図3および図4に示すように、スライド部62がスライド嵌合位置に至ると、板部72の前部82の先端側が本体部61の面部67と弾性部24の下端との間に進入して配置される。これにより、弾性部24の前部の先端側と本体部61の面部67との間の隙間が埋められ、端子60の上方への位置ずれが効果的に抑制される。
続いて、リアホルダ13がハウジング11に後方から取り付けられる。さらに、アウタハウジング12がハウジング11に前方から取り付けられる。これにより、コネクタ10の組み付けが完了する。組み付け後のコネクタ10において、ハウジング11はアウタハウジング12によって覆われる。アウタハウジング12の閉塞壁28は、ハウジング11の左右の側壁15間にまたがって配置される。このため、図4に示すように、ハウジング11の開放部16は、アウタハウジング12の閉塞壁28によって閉塞される。よって、端子60のキャビティ18からの抜け出しは、閉塞壁28によってより確実に規制されることになる。
以上説明したように、本実施例1によれば、端子60が開放部16からキャビティ18の内部に挿入されると、凸部66が凹部21の内部に配置され、端子60の前後方向への位置ずれが規制される。また、面部67が弾性部24に対向して配置されることにより、端子60の開放部16からの抜け出しが規制される。このため、端子60がキャビティ18に無理入れされずに済み、ハウジング11が破損する懸念を少なくすることができる。その結果、端子60に対するハウジング11の保持力が低下するのを防止することができる。
特に、面部67と弾性部24との間の隙間が板部72によって埋められることにより、端子60が開放部16側に変位するのを効果的に抑制することができる。さらに、板部72が端子60の一部として構成されるため、板部72として専用品を設ける必要もない。
さらにまた、ハウジング11がアウタハウジング12で覆われることにより、ハウジング11の開放部16がアウタハウジング12の閉塞壁28によって閉塞されるため、端子60が開放部16から外部に抜け出るのを確実に防止することができる。
[本開示の他の実施形態]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えるべきである。
上記実施形態の実施例1の場合、弾性部は側壁の左右片側に突出して設けられていたが、他の実施形態として、弾性部は側壁の左右両側に対をなして突出して設けられていても良い。
上記実施形態の実施例1の場合、凹部は基壁の内面にのみ開口する有底の凹部であったが、他の実施形態として、凹部は基壁を厚み方向に貫通する無底の凹部であっても良い。
上記実施形態の実施例1の場合、凹部は基壁に前後方向に間隔を置いて複数設けられていたが、他の実施形態として、凹部は基壁に1つだけ設けられるものであっても良い。
上記実施形態の実施例1の場合、板部は端子の一部であったが、他の実施形態としては、板部は端子とは別体の板部材で構成されていても良い。
上記実施形態の実施例1の場合、スライド部は電線への接続のために本体部に対して移動する構成であったが、他の実施形態として、スライド部はその目的を問わず単に本体部に対して移動する構成であっても良い。
10…コネクタ
11…ハウジング
12…アウタハウジング
13…リアホルダ
14…基壁
15…側壁
16…開放部
17…起立部
18…キャビティ
19…部分閉塞壁
21…凹部
22…薄肉部
23…突出部
24…弾性部
25…ガイド面
26…前壁
27…タブ挿通口
28…閉塞壁
29…ロックアーム
31…蓋体
32…ロック部
33…電線収容孔
50…電線
51…導体
60…端子
61…本体部
62…スライド部
63…弾性接触部
64…ビード
65…接点部
66…凸部
67…面部
68…接触片
71…嵌合部
72…板部
73…押圧部
74…突起
75、76…側壁部
77…上壁部
78…下壁
79…上壁
81…後部
82…前部

Claims (3)

  1. 前後方向に延びるキャビティを有するハウジングと、
    前記キャビティの内部に配置される端子と、を備え、
    前記ハウジングは、基壁と、前記基壁から前後方向と交差する方向に起立する左右の側壁と、前記基壁と対向する位置にて外部に開放される開放部と、を有し、
    前記基壁の内面および前記左右の側壁の内面は、前記キャビティの内面であり、
    前記基壁の内面には凹部が設けられ、
    前記左右の側壁のうち、少なくとも一方の側壁は、前記基壁から上方に起立する起立部と、前記起立部の内面から左右方向の段差を介して前記起立部よりも薄肉に形成されて前記起立部の上端の左右一側から上方に突出する突出部と、前記突出部の上端から前記キャビティの内部に向けて斜め下向きに突出する弾性変形可能な弾性部と、を有し
    前記端子は、前記凹部の内部に配置される凸部と、前記弾性部に対して前記開放部と反対側から対向する面部と、を有している、コネクタ。
  2. 前後方向に延びるキャビティを有するハウジングと、
    前記キャビティの内部に配置される端子と、を備え、
    前記ハウジングは、基壁と、前記基壁から前後方向と交差する方向に起立する左右の側壁と、前記基壁と対向する位置にて外部に開放される開放部と、を有し、
    前記基壁の内面および前記左右の側壁の内面は、前記キャビティの内面であり、
    前記基壁の内面には凹部が設けられ、
    前記左右の側壁のうち、少なくとも一方の側壁には、弾性変形可能な弾性部が前記キャビティの内部に向けて突出して設けられ、
    前記端子は、前記凹部の内部に配置される凸部と、前記弾性部に対して前記開放部と反対側から対向する面部と、を有し、
    さらに前記面部と前記弾性部との間の隙間を埋める板部を備え、
    前記端子は、本体部と、前記本体部に対して移動可能に配置されるスライド部と、を有し、
    前記凸部および前記面部は、前記本体部に設けられ、
    前記板部は、前記スライド部に設けられている、コネクタ。
  3. 前記ハウジングを覆うアウタハウジングを備え、
    前記アウタハウジングは、前記開放部を閉塞する閉塞壁を有している、請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
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