JP7445488B2 - 移動支援装置及び移動支援方法 - Google Patents

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Description

本発明は、移動支援装置及び移動支援方法に関する。
従来より、被送迎者、及び、被送迎者を待合せ地点まで自動車で迎えに行く送迎者の双方が、待合せ地点に到着するまでの移動に関する情報を得ることができる技術が知られている(特許文献1)。特許文献1に記載された発明は、被送迎者が所持するスマートフォンに自動車が到着するまでの所要時間を表示する。
特開2015-200510号公報
特許文献1に記載された発明を用いた場合、ユーザは知りたい情報を得るためにスマートフォン(通信装置)のディスプレイを見る必要がある。しかしながら、いちいちディスプレイを見ることはユーザによっては煩わしさを感じることになる。
本発明は、上記問題に鑑みて成されたものであり、その目的は、通信装置のディスプレイを見ることなく待合せに関する情報を取得することが可能な移動支援装置及び移動支援方法を提供することである。
本発明の一態様に係る移動支援装置は、車両の位置情報に基づいて、車両が配車をリクエストしたユーザを乗車させる待合せ場所に到着するまでの所要時間を算出する所要時間算出部と、所要時間内にユーザが待合せ場所に移動可能な第1エリアを設定するエリア設定部と、通信装置の位置情報に基づいて、通信装置が第1エリア内に存在するか否かを判定する判定部と、判定部によって通信装置が第1エリア内に存在しないと判定された場合、通信装置に支援情報を出力させる出力部と、を備える。
本発明によれば、通信装置のディスプレイを見ることなく待合せに関する情報を取得することが可能となる。
図1は、本発明の実施形態に係る移動支援システム10の全体概略図である。 図2は、本発明の実施形態に係る管理サーバ20、通信装置60、及びタクシー40の機能ブロック図である。 図3Aは、本発明の実施形態に係る第1エリア90及び第2エリア91の一例を説明する図である。 図3Bは、本発明の実施形態に係る第1エリア90及び第2エリア91の一例を説明する図である。 図3Cは、本発明の実施形態に係る第1エリア90及び第2エリア91の一例を説明する図である。 図4は、本発明の実施形態に係る第1エリア90の他の例を説明する図である。 図5は、本発明の実施形態に係る第2エリア91の他の例を説明する図である。 図6は、本発明の実施形態に係る判定の一例を説明する図である。 図7は、本発明の実施形態に係る判定の一例を説明する図である。 図8は、本発明の実施形態に係る判定の一例を説明する図である。 図9は、本発明の実施形態に係る移動支援システム10の一動作例を説明するシーケンス図である。 図10は、本発明の実施形態に係る移動支援システム10の一動作例を説明するシーケンス図である。 図11は、本発明の実施形態に係る移動支援システム10の一動作例を説明するシーケンス図である。 図12は、第1エリア90を拡大する方法の一例を説明する図である。 図13は、通信装置60の変形例の機能ブロック図である。 図14は、タクシー40の変形例の機能ブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
図1~2を参照して、本実施形態に係る移動支援システム10の構成例を説明する。図1に示すように、移動支援システム10は、管理サーバ20と、通信ネットワーク30と、タクシー40~42と、ユーザ70と、ユーザ70が所持する通信装置60と、を含む。なお、図1において、タクシーは3台存在するが、これに限定されない。移動支援システム10は、4台以上のタクシーを含んでもよい。
管理サーバ20は、通信ネットワーク30を介してタクシー40~42及び通信装置60と通信する。管理サーバ20は、CPU(Central Processing Unit)21と、メモリ22と、通信I/F23と、記憶装置24とを備える汎用のコンピュータであり、これらの構成要素が図示しないバスなどを介して電気的に接続されている。管理サーバ20は、タクシー40~42の配車サービスに用いられる。管理サーバ20の設置場所は特に限定されないが、例えば管理サーバ20はタクシー40~42を運用する事業者の管理センタに設置される。
CPU21は、記憶装置24などに記憶されている様々なプログラムをメモリ22に読み込んで、プログラムに含まれる各種の命令を実行する。メモリ22は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などの記憶媒体である。記憶装置24は、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶媒体である。なお、以下で説明する管理サーバ20の機能を含む移動支援システム10の一部(または全部)は、通信ネットワーク30上に配置されたアプリケーション(Software as a Service(SaaS)など)によって提供されてもよい。
通信I/F23は、ネットワークアダプタなどのハードウェア、各種の通信用ソフトウェア、及びこれらの組み合わせとして実装され、通信ネットワーク30などを介した有線または無線の通信を実現できるように構成されている。また、通信I/F23はデータを送受信するための入力部及び出力部としての機能を有する。
通信ネットワーク30は、無線または有線の何れかの方式、あるいは両方の方式によって構成されてもよく、通信ネットワーク30には、インターネットが含まれてもよい。本実施形態では、管理サーバ20、タクシー40~42、及び通信装置60は、無線通信方式によって通信ネットワーク30と接続する。
本実施形態において、タクシー40~42は、運転者が存在しない自動運転車両として説明する。したがって、タクシー40~42は、ロボットタクシーまたは無人タクシーと表現されてもよい。ただし、タクシー40~42は、運転者が存在しない自動運転車両に限定されない。タクシー40~42は、運転者が存在する通常の車両でもよい。
ユーザ70は、通信装置60を用いてタクシーをリクエスト(予約)する。通信装置60には、タクシーの予約に用いられる配車アプリケーション(以下単に配車アプリと称する)がインストールされており、ユーザ70は、配車アプリを使ってタクシーをリクエストする。
次に、図2を参照して、管理サーバ20、タクシー40、通信装置60の詳細な構成について説明する。なお、図2において、タクシー41~42は省略するが、タクシー41~42はタクシー40と同様の構成を有する。
通信装置60は、通信I/F601と、配車アプリ602と、GPS受信機603と、スピーカ604(音声装置)と、振動装置605と、ディスプレイ606を備える。通信I/F601は、通信I/F23(図1参照)と同様の構成を備えており、通信ネットワーク30を介して管理サーバ20と通信する。通信装置60は、例えば、スマートフォン、タブレットなどの携帯型の装置である。また、通信装置60は、ウェアラブル型の装置であってもよい。なお、図示は省略するが、通信装置60も管理サーバ20と同様に、CPU(コントローラ)、メモリ、記憶装置などを備える。
配車アプリ602は、上述したようにタクシーのリクエストに用いられる。配車アプリ602は、ユーザ70がタクシーをリクエストする際のユーザインタフェースとして機能する。配車アプリ602は、通信装置60に設けられたCPUが、通信装置60に設けられた記憶装置から、専用のアプリケーションプログラムを読み出して実行することで実現する。ユーザ70がタクシーをリクエストする際、ユーザ70は希望する乗車場所、希望する乗車時間、希望する降車場所などを配車アプリ602に入力し、タクシーをリクエストする。配車アプリ602は、ユーザ70の入力に従って、管理サーバ20に配車リクエストを送信する。また、通信装置60は、配車リクエストに対して管理サーバ20から返信される信号に含まれる各種情報(配車リクエスト受領、到着予定時刻、走行予定経路など)を、ディスプレイ606に表示する。ただし、配車アプリ602の実現方法は、これに限定されない。例えば、通信装置60が、配車アプリ602の機能を提供するサーバにアクセスして機能提供を受け、サーバから送信される機能の実行結果をブラウザに表示するようにしてもよい。
GPS受信機603によって取得された通信装置60の位置情報は、任意のタイミングで管理サーバ20に送信される。
通信装置60は、管理サーバ20から所定の信号を受信したときに、スピーカ604を介して音声を出力して、ユーザ70にタクシーとの待合せに関する情報を通知する。
振動装置605は、管理サーバ20から所定の信号を受信したときに、振動を発生させる装置である。振動装置605は、振動を発生させることにより、ユーザ70にタクシーとの待合せに関する情報を通知する。振動装置605に用いられる振動方式は、特に限定されないが、リニア共振アクチュエータ方式、偏心回転質量方式などが用いられる。
タクシー40は、通信I/F401と、車両ECU(Electronic Control Unit)402と、GPS受信機403とを備える。通信I/F401は、通信I/F23及び通信I/F601と同様の構成を備えており、通信ネットワーク30を介して管理サーバ20と通信する。車両ECU402は、タクシー40を制御するためのコンピュータである。車両ECU402は、管理サーバ20から受信した指令に基づいて各種のアクチュエータ(ブレーキアクチュエータ、アクセルアクチュエータ、ステアリングアクチュエータなど)を制御する。GPS受信機403によって取得されたタクシー40の位置情報は、任意のタイミングで管理サーバ20に送信される。
管理サーバ20のCPU21(コントローラ)は、図2のブロック図に示すように、複数の機能の一例として、配車受付部211と、割当部212と、位置情報取得部213と、所要時間算出部214と、エリア設定部215と、判定部216を備える。管理サーバ20の記憶装置24には、図2に示すように、地図データベース241と顧客データベース242が格納されている。
地図データベース241には、道路情報、施設情報など経路案内に必要となる地図情報が記憶されている。地図情報には、道路の車線数、道幅情報、道路の起伏情報が含まれる。地図情報には、速度制限、一方通行などを示す道路標識、横断歩道、区画線などを示す道路標示も含まれる。また、地図情報には、道路構造物(例えば信号機、電信柱)、建物などの設備情報が含まれてもよい。
顧客データベース242には、ユーザ70のIDなどのアカウント情報、タクシーの利用履歴、ユーザ70の属性などが格納されている。
配車受付部211は、通信装置60に入力されたユーザ70の配車リクエストを受け付ける。配車受付部211は、ユーザ70の配車リクエストを受け付けた旨、乗車場所への到着予定時刻、乗車場所への走行予定経路などを通信装置60に通知する機能を有する。
割当部212は、受け付けた配車リクエストに基づいて、複数のタクシー40~42(図1参照)の中から適切なタクシーを割り当てる。例えば、配車受付部211は、効率化のために、複数のタクシー40~42の中から、ユーザ70が希望する乗車場所に最も近い空車のタクシーを割り当てることができる。本実施形態では、タクシー40が割り当てられたものとして説明する。
また、割当部212は、地図データベース241を参照してタクシー40の現在地からユーザ70が希望する乗車場所までの経路を設定し、設定した経路に沿ってユーザ70が希望する乗車場所まで走行するようにタクシー40に対して指令を送る。割当部212が算出する経路は、例えば、タクシー40の現在地からユーザ70が希望する乗車場所までもっとも短い時間で到着できる経路である。割当部212は、設定した経路を所要時間算出部214に出力する。
位置情報取得部213は、通信装置60からユーザ70の位置情報を取得し、タクシー40からタクシー40の位置情報を取得する。ユーザ70の位置情報とは、ユーザ70が所持する通信装置60の位置情報を意味する。位置情報取得部213は、取得した位置情報を所要時間算出部214に出力する。
所要時間算出部214は、割当部212から取得した経路及び位置情報取得部213から取得したタクシー40の位置情報を用いて、タクシー40の現在地から待合せ場所80に到着するまでの所要時間を算出する。所要時間算出部214は、算出した所要時間をエリア設定部215に出力する。
エリア設定部215は、所要時間算出部214から取得した所要時間を用いて第1エリアを設定する。また、エリア設定部215は、第1エリアの外側に第1エリアより大きい第2エリアを設定する。第1エリア及び第2エリアの詳細は後述する。
判定部216は、位置情報取得部213から取得したユーザ70の位置情報を用いて、ユーザ70が第1エリア内に居るか否かを判定する。また、判定部216は、位置情報取得部213から取得したユーザ70の位置情報を用いて、ユーザ70が第2エリア内に居るか否かを判定する。
次に、図3A~3Cを参照して、エリア設定部215によって設定される第1エリア及び第2エリアの一例を説明する。
図3Aに示す符号80は、ユーザ70が希望する乗車場所を示す。つまり符号80は、ユーザ70とタクシー40との待合せ場所を示す。以下では、符号80を待合せ場所80と呼ぶ。タクシー40は管理サーバ20から受信した指令に基づいて、ユーザ70を乗車させるために待合せ場所80に向かう。
所要時間算出部214は、タクシー40の現在地から待合せ場所80に到着するまでの所要時間を算出する。図3Aにおいて、所要時間はタクシー40が距離L1を走行する際に必要となる時間である。ここでは、所要時間は10分であると算出されたものと仮定する。
エリア設定部215は、所要時間算出部214から取得した所要時間(10分)を用いて第1エリア90を設定する。第1エリア90は、ユーザ70が所要時間(10分)内に待合せ場所80に徒歩で移動することが可能な範囲を示す。第1エリア90内のユーザ70の位置から待合せ場所80までの移動経路は、道路によって異なる。図3Aに示す距離L2は、待合せ場所80に対して北方面に居るユーザが10分以内に待合せ場所80に徒歩で移動することが可能な距離を示す。同様に、距離L3は待合せ場所80に対して東方面に居るユーザが10分以内に待合せ場所80に徒歩で移動することが可能な距離を示す。同様に、距離L4は待合せ場所80に対して南方面に居るユーザが10分以内に待合せ場所80に徒歩で移動することが可能な距離を示す。同様に、距離L5は待合せ場所80に対して西方面に居るユーザが10分以内に待合せ場所80に徒歩で移動することが可能な距離を示す。
このようにエリア設定部215は、待合せ場所80を基準として、所要時間(10分)内に待合せ場所80に徒歩で移動することが可能な距離(L2~L5)を算出し、算出した距離(L2~L5)の端点を結ぶことにより第1エリア90を設定する。図3Aに示す第1エリア90の形状は、円形状であるが、これは一例である。上述したように、所要時間(10分)内に待合せ場所80に徒歩で移動することが可能な距離(L2~L5)は道路形状によって異なる。したがって、道路形状によっては、第1エリア90の形状は多角形状、凹凸形状などになりうる。
第1エリア90は、第1エリア90内にユーザ70が居るならば、ユーザ70はタクシー40との待合せに遅れることになく待合せ場所80に徒歩で移動することが可能であることを示すエリアである。つまり、第1エリア90内にユーザ70が居る場合、ユーザ70はタクシー40との待合せに遅れることになく待合せ場所80に徒歩で移動することが可能であるため、管理サーバ20はユーザ70に待合せに関する情報を知らせる必要はない。
図3Aに示すように、エリア設定部215は、第1エリア90の外側に第1エリア90より大きい第2エリア91を設定する。第2エリア91とは、所要時間(10分)に所定の時間を加えた時間内にユーザ70が待合せ場所80に徒歩で移動可能な、第1エリア90より大きいエリアである。ここでいう所定の時間は、タクシー40がユーザ70を待つことが可能な時間である。より詳しくは、所定の時間は、タクシー40を運用する事業者の損失及びユーザ70の利便性の両方を考慮して設定される。所定の時間が長いほど、タクシー40を運用する事業者の損失(時間損失)は拡大する。一方で、所定の時間が短いほど、ユーザ70の利便性は低下する。例えば、所定の時間が0と設定されたと仮定する。この場合、タクシー40を運用する事業者の損失は少ない。理由は、待合せ場所80にユーザ70が居なければ、すぐに出発して別のユーザにサービスを提供すればよいからである。一方で、待合せ時間に少しの遅れも許容されないならば、ユーザ70は待合せ時間よりも前に到着しない限りタクシー40に乗ることができなくなり、ユーザ70の利便性は大きく低下してしまう。そこで、タクシー40を運用する事業者の損失及びユーザ70の利便性の両方を考慮して所定の時間が設定される。ここでは、所定の時間は5分と設定されているものと仮定する。
なお、所定の時間は、予め設定されて記憶装置24に格納されているが、これに限定されない。所定の時間は予約ごとに設定されてもよい。
次に図3Bを参照して第2エリア91の詳細について説明する。上述のとおり、第2エリア91は、所要時間(10分)に所定の時間(5分)を加えた時間内(15分以内)にユーザ70が待合せ場所80に徒歩で移動可能な、第1エリア90より大きいエリアである。第2エリア91内のユーザ70の位置から待合せ場所80までの移動経路は、道路によって異なる。図3Bに示す距離L6は、待合せ場所80に対して北方面に居るユーザが15分以内に待合せ場所80に徒歩で移動することが可能な距離を示す。同様に、距離L7は待合せ場所80に対して東方面に居るユーザが15分以内に待合せ場所80に徒歩で移動することが可能な距離を示す。同様に、距離L8は待合せ場所80に対して南方面に居るユーザが15分以内に待合せ場所80に徒歩で移動することが可能な距離を示す。同様に、距離L9は待合せ場所80に対して西方面に居るユーザが15分以内に待合せ場所80に徒歩で移動することが可能な距離を示す。
このようにエリア設定部215は、待合せ場所80を基準として、所要時間(10分)に所定の時間(5分)を加えた時間内(15分以内)に待合せ場所80に徒歩で移動することが可能な距離L6~L9を算出し、算出した距離L6~L9の端点を結ぶことにより第2エリア91を設定する。図3Bに示す第2エリア91の形状は、第1エリア90と同様に円形状であるが、これは一例である。上述したように、所要時間(10分)に所定の時間(5分)を加えた時間内(15分以内)に待合せ場所80に徒歩で移動することが可能な距離(L6~L9)は道路形状によって異なる。したがって、道路形状によっては、第2エリア91の形状も多角形状、凹凸形状などになりうる。道路形状次第では、第1エリア90及び第2エリア91の形状は類似した形状になる場合もあり、異なる形状になる場合もある。
第2エリア91は、第2エリア91内にユーザ70が居るならば、ユーザ70はタクシー40との待合せに遅れることを示すエリアである。一方で、第2エリア91は、タクシー40との待合せに遅れるものの、ユーザ70はタクシー40がユーザ70を待つことが可能な時間内に待合せ場所80に徒歩で移動することが可能なエリアである。つまり、第2エリア91内にユーザ70が居る場合、ユーザ70はタクシー40との待合せに遅れるものの、タクシー40がユーザ70を待つことが可能な時間内に待合せ場所80に徒歩で移動することが可能であり、タクシー40に乗車することが可能である。ここで、ユーザ70が待合せ場所80に向かって移動しているとき、ユーザ70がタクシー40との待合せに間に合うか否かを確認する方法の一例として、配車アプリ602の利用が考えられる。配車アプリ602の機能として、ユーザ70の現在地から待合せ場所80までの経路及び移動時間をディスプレイ606に表示するようにすれば、ユーザ70はディスプレイ606を見ることによってタクシー40との待合せに間に合うか否かを確認することが可能となる。
しかしながら、いちいちディスプレイ606を見ることはユーザ70によっては煩わしさを感じることになる。そこで、管理サーバ20はユーザ70の位置情報を通信装置60から取得し、ユーザ70が第2エリア91内に居るか否かを判定する。管理サーバ20はユーザ70が第2エリア91内に居ると判定した場合、通信装置60に支援情報を出力させるための所定の信号を通信装置60に送信する。本実施形態において、支援情報には、スピーカ604から出力される音声、または振動装置605による振動が含まれる。通信装置60は管理サーバ20から所定の信号を受信したとき、スピーカ604から音声を出力したり、振動装置605を用いて振動を発生させたりする。スピーカ604から出力される音声は、一例として、「待合せ時間に遅れます。急いでください」というものである。振動装置605による振動の回数は、一例として、1回である。
スピーカ604から出力される音声、または、振動装置605による振動により、ユーザ70はディスプレイ606を見ることなく、タクシー40との待合せに間に合うか否かという待合せに関する情報を取得することが可能となる。より詳しくは、ユーザ70が第2エリア91内に居る場合、ユーザ70はディスプレイ606を見ることなく、このままではタクシー40との待合せに間に合わないことを把握することが可能となる。
上述したように、管理サーバ20はユーザ70が第1エリア90内に居ると判定した場合、通信装置60に支援情報を出力させるための所定の信号を通信装置60に送信しない。つまり、ユーザ70がタクシー40との待合せに遅れることになく待合せ場所80に徒歩で移動することが可能である場合、スピーカ604からの音声、または、振動装置605による振動は発生しない。ユーザ70は、スピーカ604からの音声、または、振動装置605による振動がないことを知ることにより、ディスプレイ606を見ることなく、タクシー40との待合せに間に合うことを把握することが可能となる。
なお、上述したように、第2エリア91は、タクシー40との待合せに遅れるものの、ユーザ70はタクシー40がユーザ70を待つことが可能な時間内に待合せ場所80に徒歩で移動することが可能なエリアである。つまり、ユーザ70が第2エリア91内に居たとしても、通常はユーザ70はタクシー40に乗車することができる。したがって、管理サーバ20がユーザ70に待合せに間に合わない旨の支援情報を必ずしも知らせなくてもよい、とも考えられる。しかしながら、予期せぬ出来事により想定した時間内(15分以内)に待合せ場所80に到着できない場合が考えられ、この場合ユーザ70はタクシー40に乗ることができなくなる。このため、本実施形態では管理サーバ20はユーザ70が第2エリア91内に居ると判定した場合、ユーザ70に待合せに間に合わない旨の支援情報を通知する。
なお、本実施形態において第2エリア91内とは、図3Cの斜線部92に示すように、第1エリア90の外側かつ第2エリア91の内側を意味する。つまり、第2エリア91内には、第1エリア90内は含まれない。
次に、図4~図8を参照して、移動支援システム10の一動作例を説明する。
図4に示すタクシー40は、割当部212によって割り当てられたタクシーである。割当部212は、ユーザ70の配車リクエストに応じてタクシー40を割り当てる。割当部212は、地図データベース241を参照してタクシー40の現在地から待合せ場所80までの経路を算出する。割当部212によって算出された経路は、図4の距離L1として示される。所要時間算出部214は、タクシー40の現在地から待合せ場所80に到着するまでの所要時間、すなわちタクシー40が距離L1を走行する際に必要となる時間を算出する。
エリア設定部215は、所要時間算出部214から取得した所要時間及び地図データベース241を用いて第1エリア90を設定する。エリア設定部215は、図4に示すように、地図データベース241を参照してユーザ70が所要時間内に待合せ場所80に徒歩で移動することが可能な複数の距離L2~L5を算出する。なお、距離L2~L5は、経路L2~L5と表現されてもよい。エリア設定部215は、算出した経路L2~L5の端点93~96を結んで第1エリア90を設定する。図4に示す第1エリア90の形状も図3Aに示す第1エリア90の形状と同様に円形状であるが、上述のとおり円形状に限定されるものではない。経路L2~L5の端点93~96とは、待合せ場所80とは反対側の点である。
次に、エリア設定部215は、図5に示すように、第1エリア90の外側に第1エリア90より大きい第2エリア91を設定する。具体的には、エリア設定部215は、待合せ場所80を基準として、所要時間に所定の時間を加えた時間内に待合せ場所80に徒歩で移動することが可能な距離L6~L9を算出し、算出した距離L6~L9の端点を結ぶことにより第2エリア91を設定する。
次に、判定部216は、通信装置60から取得したユーザ70の位置情報を用いて、ユーザ70が第1エリア90内に居るか否かを判定する。より詳しくは、判定部216は、通信装置60から取得した通信装置60の位置情報を用いて、ユーザ70が所持する通信装置60が第1エリア90内に存在するか否かを判定する。図6に示すように、判定部216によってユーザ70が第1エリア90内に居ると判定された場合、管理サーバ20は、通信装置60に支援情報を出力させるための所定の信号を通信装置60に送信しない。理由は、ユーザ70はタクシー40との待合せに遅れることになく待合せ場所80に徒歩で移動することが可能であり、待合せに関する情報はユーザ70にとって不要だからである。ユーザ70は、スピーカ604からの音声、または、振動装置605による振動がないことを知ることにより、ディスプレイ606を見ることなく、タクシー40との待合せに間に合うことを把握することが可能となる。
一方で、図7に示すように、判定部216によってユーザ70が第2エリア91内に居ると判定された場合、管理サーバ20は、通信装置60に支援情報を出力させるための所定の信号を通信装置60に送信する。これにより、スピーカ604から「待合せ時間に遅れます。急いでください」という音声が発生したり、振動装置605による振動が発生したりする。スピーカ604から出力される音声、または、振動装置605による振動により、ユーザ70はディスプレイ606を見ることなく、タクシー40との待合せに間に合わないことを把握することが可能となる。
また、図8に示すように、判定部216によってユーザ70が第1エリア90内にも第2エリア91内にも居ないと判定された場合、管理サーバ20は、通信装置60に第2の支援情報を出力させるための所定の信号を通信装置60に送信する。第2の支援情報とは、上述の支援情報とは異なるものである。上述の支援情報を第1の支援情報と定義した場合、第1の支援情報には、「待合せ時間に遅れます。急いでください」という音声による情報、振動装置605による1回の振動が含まれる。これに対して、第2の支援情報には、「予約したタクシーに乗れません。予約をキャンセルするか別のタクシーを予約してください」という音声による情報、振動装置605による2回の振動が含まれる。
ユーザ70が第1エリア90内にも第2エリア91内にも居ないということは、ユーザ70がタクシー40との待合せに間に合わないこと、かつ、タクシー40がユーザ70を待つことが可能な時間内にもユーザ70は待合せ場所80に到着できないことを意味する。よって、管理サーバ20は、ユーザ70が第1エリア90内にも第2エリア91内にも居ないと判定した場合、ユーザ70に予約したタクシー40に乗れない旨の支援情報(第2の支援情報)を出力させるための所定の信号を通信装置60に送信する。これによりユーザ70はディスプレイ606を見ることなく、予約したタクシー40に乗れないことを把握することが可能となる。
次に、図9~図11のシーケンスチャートを参照して、移動支援システム10の一動作例を説明する。
ステップS101において、ユーザ70は配車アプリ602を用いてタクシーをリクエストする。処理はステップS103に進み、配車受付部211は、ユーザ70の配車リクエストを受け付ける。処理はステップS105に進み、割当部212は、受け付けた配車リクエストに基づいて、複数のタクシー40~42(図1参照)の中から適切なタクシーを割り当てる。処理はステップS107に進み、割当部212は、地図データベース241を参照してタクシー40の現在地からユーザ70が希望する乗車場所(待合せ場所80)までの経路を設定する。
処理はステップS109に進み、管理サーバ20は、設定した経路をタクシー40に送信する。処理はステップS111に進み、タクシー40は取得した経路に沿ってユーザ70が希望する待合せ場所80に向かって走行する。
ステップS113において、通信装置60はGPS受信機603によって取得された通信装置60の位置情報を管理サーバ20に送信する。ステップS115において、タクシー40はGPS受信機403によって取得されたタクシー40の位置情報を管理サーバ20に送信する。ステップS117において、管理サーバ20は通信装置60及びタクシー40から送信された位置情報を受信する。タクシー40が待合せ場所80に到着するまでステップS115の処理が繰り返し実行される(ステップS119)。
処理はステップS121に進み、所要時間算出部214は、タクシー40の現在地から待合せ場所80に到着するまでの所要時間を算出する。処理はステップS123に進み、エリア設定部215は、所要時間算出部214によって算出された所要時間を用いて第1エリア90を設定する(図4参照)。処理はステップS125に進み、エリア設定部215は、所要時間と所定の時間を用いて第2エリア91を設定する(図5参照)。
処理はステップS127に進み、判定部216は、通信装置60から取得したユーザ70の位置情報を用いて、ユーザ70が第1エリア90内に居るか否かを判定する。判定部216によってユーザ70が第1エリア90内に居ると判定された場合(ステップS127でYES)、管理サーバ20は、通信装置60に支援情報を出力させるための所定の信号を通信装置60に送信しない。ユーザ70が待合せ場所80に到着した場合(ステップS129でYES)、一連の処理は終了する。一方、ユーザ70が待合せ場所80に到着していない場合(ステップS129でNO)、処理はステップS123に戻る。
判定部216によってユーザ70が第1エリア90内に居ないと判定された場合(ステップS127でNO)、処理はステップS131に進む。判定部216によってユーザ70が第2エリア91内に居ると判定された場合(ステップS131でYES)、管理サーバ20は、通信装置60に第1の支援情報を出力させるための第1信号を通信装置60に送信する(ステップS133)。一方、判定部216によってユーザ70が第2エリア91内にも居ないと判定された場合(ステップS131でNO)、管理サーバ20は、通信装置60に第2の支援情報を出力させるための第2信号を通信装置60に送信する(ステップS135)。
処理はステップS137に進み、通信装置60は管理サーバ20から第1信号または第2信号を受信する。通信装置60が管理サーバ20から第1信号を受信した場合、スピーカ604から「待合せ時間に遅れます。急いでください」という音声が出力される、または振動装置605による振動が1回発生する(ステップS139)。
あるいは通信装置60が管理サーバ20から第2信号を受信した場合、スピーカ604から「予約したタクシーに乗れません。予約をキャンセルするか別のタクシーを予約してください」という音声が出力される、または振動装置605による振動が2回発生する(ステップS139)。
ステップS139の処理により、ユーザ70はディスプレイ606を見ることなく、タクシー40との待合せに関する情報を取得することが可能となる。
処理はステップS141,143に進み、ユーザ70が待合せ場所80に到着した場合(ステップS141,143でYES)、一連の処理は終了する。一方、ユーザ70が待合せ場所80に到着していない場合、通信装置60側の処理はステップS113に戻り(ステップS141でNO)、管理サーバ20側の処理はステップS123に戻る(ステップS143でNO)。
(作用効果)
以上説明したように、本実施形態に係る移動支援システム10によれば、以下の作用効果が得られる。
位置情報取得部213は、ユーザ70が所持する通信装置60の位置情報、及び配車リクエストに応じて配車されたタクシー40の位置情報を取得する。所要時間算出部214は、タクシー40の位置情報に基づいて、タクシー40が配車をリクエストしたユーザ70を乗車させる待合せ場所80に到着するまでの所要時間を算出する。エリア設定部215は、所要時間算出部214によって算出された所要時間内にユーザ70が待合せ場所80に移動可能な第1エリア90を設定する。判定部216は、通信装置60の位置情報に基づいて通信装置60が第1エリア90内に存在するか否かを判定する。判定部216によって通信装置60が第1エリア90内に存在しないと判定された場合、管理サーバ20は通信装置60に支援情報を出力させるための所定の信号を通信装置60に送信する。
通信装置60は、音声を出力するスピーカ604及び振動を発生させる振動装置605を備える。支援情報には、スピーカ604から出力される音声、または振動装置605による振動が含まれる。スピーカ604から出力される音声、または、振動装置605による振動により、ユーザ70はディスプレイ606を見ることなく、タクシー40との待合せに間に合うか否かという待合せに関する情報を取得することが可能となる。
また、エリア設定部215は、所要時間内にユーザ70が待合せ場所80に移動可能な複数の経路L2~L5を算出し、算出した複数の経路L2~L5の端点93~96を結んで第1エリア90を設定する(図4参照)。これにより、第1エリア90の適切な設定が可能となる。第1エリア90は、通信装置60に支援情報を出力させるための所定の信号を通信装置60に送信する必要がないエリアである。
エリア設定部215は、所要時間に所定の時間を加えた時間内にユーザ70が待合せ場所80に移動可能な、第1エリア90より大きい第2エリア91を設定する。管理サーバ20は、判定部216によって通信装置60が第1エリア90内に存在せず、第2エリア91内に存在すると判定された場合は、通信装置60に第1支援情報を出力させ、判定部216によって通信装置60が第1エリア90内に存在せず、第2エリア91内にも存在しないと判定された場合は、通信装置60に第2支援情報を出力させる。これにより、第2エリア91内に存在するユーザ70は、ディスプレイ606を見ることなく、このままではタクシー40との待合せに間に合わないことを把握することが可能となる。また、第2エリア91外に存在するユーザ70は、ディスプレイ606を見ることなく、予約したタクシー40に乗れないことを把握することが可能となる。
上述の実施形態に記載される各機能は、1または複数の処理回路により実装され得る。処理回路は、電気回路を含む処理装置等のプログラムされた処理装置を含む。処理回路は、また、記載された機能を実行するようにアレンジされた特定用途向け集積回路(ASIC)や回路部品等の装置を含む。
上記のように、本発明の実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、図12に示すように、エリア設定部215はユーザ70の属性に応じて、第1エリア90の大きさを変更してもよい。本実施形態においてユーザ70の属性とは、性別(男性なのか女性なのか)、年齢(若年者なのか高齢者なのか)、身長など歩行速度に関するものである。このようなユーザ70の属性は予め顧客データベース242に登録されており、エリア設定部215は顧客データベース242を参照してユーザ70の属性を取得することができる。
一般に歩行速度は若年者のほうが高齢者より速いと想定される。よって、ユーザ70の年齢が若い場合、エリア設定部215は図12に示すように第1エリア90を拡大してもよい。なお、図12では省略しているが、第1エリア90の拡大に伴い第2エリア91も拡大される。歩行速度の速さに応じて第1エリア90を拡大することにより、管理サーバ20からの信号を受信しないエリアが拡大することになる。これにより、歩行速度が速いユーザは、より広いエリアにおいてディスプレイ606を見ることなく、タクシー40との待合せに間に合うことを把握することが可能となる。
一方で、歩行速度が遅いユーザの場合、エリア設定部215は第1エリア90を縮小してもよい。これにより、管理サーバ20からの通知を受けないエリアは縮小するものの、ディスプレイ606を見なくて済むことには変わりがない。第1エリア90を縮小した場合、第2エリア91も縮小する。
また、エリア設定部215はユーザ70の属性の他に、天候、道路勾配、信号機の数などの交通環境に関する情報を取得し、走行環境に関する情報を用いて第1エリア90及び第2エリア91の大きさを変更してもよい。
また、エリア設定部215はユーザ70の歩行速度、タクシー40が走行する道路の環境(交通量、信号機の数など)に応じて第1エリア90及び第2エリア91の大きさを時々刻々と変更してもよい。
また、上述の実施形態では、通信装置60に支援情報を出力させるための所定の信号を通信装置60に送信する主体を管理サーバ20として説明したが、これに限定されない。通信装置60に支援情報を出力させるための所定の信号を通信装置60に送信する主体は、通信装置60であってもよく、タクシー40であってもよい。
通信装置60に支援情報を出力させるための所定の信号を通信装置60に送信する主体を通信装置60とする場合、図13に示すように、通信装置60に搭載されたコンピュータ607が位置情報取得部610、所要時間算出部611、エリア設定部612、判定部613として機能すればよい。位置情報取得部610、所要時間算出部611、エリア設定部612、判定部613のこれらの機能は、図2に示す位置情報取得部213、所要時間算出部214、エリア設定部215、判定部216の機能と同じである。この場合、通信装置60は、通信装置60に支援情報を出力させるための所定の信号を通信装置60に出力する装置といえる。
一方、通信装置60に支援情報を出力させるための所定の信号を通信装置60に送信する主体をタクシー40とする場合、図14に示すように、タクシー40に搭載されたコンピュータ404が位置情報取得部410、所要時間算出部411、エリア設定部412、判定部413として機能すればよい。位置情報取得部410、所要時間算出部411、エリア設定部412、判定部413のこれらの機能は、図2に示す位置情報取得部213、所要時間算出部214、エリア設定部215、判定部216の機能と同じである。管理サーバ20、通信装置60に搭載されたコンピュータ607、及びタクシー40に搭載されたコンピュータ404が移動支援装置に相当する。
上述の実施形態において、支援情報をスピーカ604からの音声、または振動装置605による振動の二者択一として説明したがこれに限定されない。支援情報はスピーカ604からの音声、及び振動装置605による振動の両方であってもよい。
10 移動支援システム
20 管理サーバ
40~42 タクシー
60 通信装置
211 配車受付部
212 割当部
213 位置情報取得部
214 所要時間算出部
215 エリア設定部
216 判定部
241 地図データベース
242 顧客データベース

Claims (5)

  1. ユーザが所持する通信装置の位置情報、及び配車リクエストに応じて配車された車両の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記車両の位置情報に基づいて、前記車両が前記配車をリクエストした前記ユーザを乗車させる待合せ場所に到着するまでの所要時間を算出する所要時間算出部と、
    前記所要時間内に前記ユーザが前記待合せ場所に移動可能な第1エリアを設定するエリア設定部と、
    前記通信装置の位置情報に基づいて、前記通信装置が前記第1エリア内に存在するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって前記通信装置が前記第1エリア内に存在しないと判定された場合、前記通信装置に支援情報を出力させる出力部と、
    を備え
    前記エリア設定部は、前記所要時間に所定の時間を加えた時間内に前記ユーザが前記待合せ場所に移動可能で、前記配車リクエストに応じて配車された車両が前記待合せ場所で前記ユーザを待つことが可能な、前記第1エリアより大きい第2エリアを設定し、
    前記出力部は、前記判定部によって前記通信装置が前記第1エリア内に存在せず、前記第2エリア内に存在すると判定された場合は、前記通信装置に第1支援情報を出力させ、前記判定部によって前記通信装置が前記第1エリア内に存在せず、前記第2エリア内にも存在しないと判定された場合は、前記通信装置に前記第1支援情報と異なり、前記待ち合わせ場所で前記配車リクエストに応じて配車された車両に乗れない旨の第2支援情報を出力させ
    ことを特徴とする移動支援装置。
  2. 前記通信装置は、音声を出力する音声装置及び振動を発生させる振動装置を備え、
    前記支援情報には、前記音声装置から出力される音声、または前記振動装置による振動が含まれる
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動支援装置。
  3. 前記エリア設定部は、前記所要時間内に前記ユーザが前記待合せ場所に移動可能な複数の経路を算出し、前記複数の経路の端点を結んで前記第1エリアを設定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の移動支援装置。
  4. 前記エリア設定部は、少なくとも前記ユーザの属性または交通環境のいずれか一方に応じて、設定した前記第1エリア及び前記第2エリアの大きさを変更する
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の移動支援装置。
  5. ユーザが所持する通信装置の位置情報、及び配車リクエストに応じて配車された車両の位置情報を、コンピュータが取得し、
    前記車両の位置情報に基づいて、前記車両が前記配車をリクエストした前記ユーザを乗車させる待合せ場所に到着するまでの所要時間を、前記コンピュータが算出し、
    前記所要時間内に前記ユーザが前記待合せ場所に移動可能な第1エリアを、前記コンピュータが設定し、
    前記所要時間に所定の時間を加えた時間内に前記ユーザが前記待合せ場所に移動可能で、前記配車リクエストに応じて配車された車両が前記待合せ場所で前記ユーザを待つことが可能な、前記第1エリアより大きい第2エリアを、前記コンピュータが設定し、
    前記通信装置の位置情報に基づいて、前記通信装置が前記第1エリア内に存在するか否かと、前記通信装置が前記第1エリア内に存在せず、かつ、前記第2エリア内に存在するか否かとを、前記コンピュータが判定し、
    前記通信装置が前記第1エリア内に存在しないと判定された場合、前記コンピュータが前記通信装置に支援情報を出力させ、前記通信装置が前記第1エリア内に存在せず、前記第2エリア内に存在すると判定された場合は、前記コンピュータが前記通信装置に第1支援情報を出力させ、前記通信装置が前記第1エリア内に存在せず、前記第2エリア内にも存在しないと判定された場合は、前記コンピュータが前記通信装置に、前記第1支援情報と異なり、前記待ち合わせ場所で前記配車リクエストに応じて配車された車両に乗れない旨の第2支援情報を出力させる
    ことを特徴とする移動支援方法
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