JP7433862B2 - 3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明は、3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつに関する。
従来、展開型の使い捨ておむつが知られている。展開型の使い捨ておむつは、着用者の適切な位置で装着されることにより、***液の吸収や漏れの抑制等のおむつの機能を十分に発揮できるように構成されている。例えば、特許文献1には、着用者の適切な位置でおむつを装着させるための目印部を備え、当該目印部は、装着操作の順序を示す順序表示部を有している吸収性物品が開示されている。
特開2019-25139号
このような展開型おむつのなかには、着用対象者を乳幼児としたものがある。例えば、着用対象者がNICUにいる3000グラム以下の低体重で出産された赤ちゃん(低体重児)である場合、当該低体重児は、保育器の中で医療用具に囲まれながら、胎内に居た時の姿勢、つまり、腹部を下側にして両脚を屈曲させ、膝が腹部に付く位に引き付けられたうつ伏せ姿勢(ポジショニング姿勢)をとっていることが多い。また、低体重児によっては、余計なストレスを与えないという観点から、身体に触れないことが望ましいとされるミニマムハンドリングの考え方が適用される場合がある。その場合は、上記のポジショニング姿勢のままおむつが着用される。
ポジショニング姿勢を取っている低体重児に展開型おむつを着用させる場合、両脚の間に隠れた腹部側においてファスニングテープを係止させることは難しい。そこで、おむつの前後を逆にして低体重児の背側においてファスニングテープを係止させることで、おむつを着用させる方法がある。この場合、前後を逆にして低体重児の腹側におむつをあてがうが、おむつを体に対してどの位置まで腹側に差し込むことによって安定した装着が得られるのかを判断するのは難しい虞がある。
また、仰向け状態の低体重児におむつを装着する場合でも、保育器内で体が医療機器に繋がれているといった特殊な環境下では、特許文献1のようにおむつに装着順序を示すだけでは、赤ちゃんの体に対して適切な装着状態を実現することが難しい虞がある。そして、おむつの装着が不完全であることにより、おむつが体にフィットしないだけでなく、おむつの外装部分に施されているデザイン図柄等にも皺が寄って本来のデザイン性が損なわれてしまい、おむつの洋服感が薄れて物品感が増してしまう虞がある。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、3000グラム以下の低体重児のための展開型使い捨ておむつにおいて、安定した装着状態を実現することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、
互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有するとともに、第1胴回り部と股下部と第2胴回り部とを前記長手方向に並んで有し、前記第1胴回り部における前記幅方向の各端部にそれぞれ固定されたファスニングテープを、それぞれ、前記第2胴回り部に係止することによって、一つの胴回り開口部と一対の脚回り開口部とが形成される3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつであって、
前記使い捨ておむつの前記長手方向において、前記使い捨ておむつの着用者の腸骨稜と寛骨臼とを指標として前記使い捨ておむつを前記着用者の背側に引き込む際の目印となる、前記使い捨ておむつの肌側から視認可能な装着指標が設けられており、
展開状態の前記使い捨ておむつを前記長手方向の中央部で二つ折りし、前記一つの胴回り開口部を上側、前記股下部を下側とすると、
前記装着指標は、上下方向において、
前記ファスニングテープの下端と、二つ折りした前記使い捨ておむつの中央との間において、当該下端と間隔を隔て且つ当該中央とも間隔を隔てて、当該上下方向の一箇所のみに設けられており、
前記長手方向の中央部に、前記装着指標とは別の中央装着指標が設けられており、
前記中央装着指標は、前記使い捨ておむつの非肌側から視認可能であり、
前記中央装着指標は、前記使い捨ておむつの前記幅方向の両側に一対設けられており、前記幅方向の中央に対して左右対称に配置されており、
前記使い捨ておむつの非肌側から視認可能な複数の図柄が設けられており、
前記中央装着指標は、前記図柄と相似形状であって、当該図柄よりも大きく、
前記中央装着指標の前記長手方向の長さは、前記ファスニングテープの前記長手方向の長さよりも短い
ことを特徴とする3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつである。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、3000グラム以下の低体重児のための展開型使い捨ておむつにおいて、安定した装着状態を実現することができる。
展開且つ伸長した状態の使い捨ておむつ1を厚さ方向の肌側から見た概略平面図である。 図2Aは、第1胴回り部1Aにおける使い捨ておむつ1の概略断面図である。図2Bは、股下部1Cにおける使い捨ておむつ1の概略断面図である。 使い捨ておむつ1の概略平面図であり、立体ギャザー部50を説明する図である。 人間の骨盤の構造を説明する図である。 仰臥位状態の低体重児におむつ1を装着させる際の図である。 装着指標100(100A)の変形例を示す図である。 展開且つ伸長した状態の使い捨ておむつ1を厚さ方向の非肌側から見た概略平面図である。 折り畳み位置Fdで折り畳んだ状態のおむつ1を表す図である。 図9Aは、ポジショニング姿勢を取っている低体重児の腹側におむつ1を差し込んだ状態について表す図であり、図9Bは、ポジショニング姿勢を取っている低体重児におむつ1の前後を逆にして着用させた状態について表す図である。 装着指標100(100B)の変形例を示す図である。 おむつ1の装着時において、おむつ1を引き上げた状態を表す図である。 図柄120を設けた、展開且つ伸長した状態の使い捨ておむつ1を厚さ方向の非肌側から見た概略平面図である。 着色領域150を有する、展開且つ伸長した状態の使い捨ておむつ1を厚さ方向の非肌側から見た概略平面図である。 おむつ1の装着時において、おむつ1を引き上げた際の着色領域150を表す図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有するとともに、第1胴回り部と股下部と第2胴回り部とを前記長手方向に並んで有し、前記第1胴回り部における前記幅方向の各端部にそれぞれ固定されたファスニングテープを、それぞれ、前記第2胴回り部に係止することによって、一つの胴回り開口部と一対の脚回り開口部とが形成される3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつであって、前記使い捨ておむつの前記長手方向において、前記使い捨ておむつの着用者の腸骨稜と寛骨臼とを指標として前記使い捨ておむつを前記着用者の背側に引き込む際の目印となる、前記使い捨ておむつの肌側から視認可能な装着指標が設けられていることを特徴とする3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつである。
このような展開型使い捨ておむつによれば、仰臥位の状態である低体重児におむつを装着させるとき、おむつに設けられた装着指標を着用者の腸骨稜と寛骨臼との間に当接させるようにおむつを背側に引き込んで装着することで、低体重児の体に対するおむつの差し込み具合が適切になる。それにより、安定した装着状態を実現し易くなり、使用者(看護師等)のおむつ交換時のストレスを軽減する。また、安定した装着により、見守っている両親等にも洋服感を感じ易くさせる。
また、互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有するとともに、第1胴回り部と股下部と第2胴回り部とを前記長手方向に並んで有し、前記第1胴回り部における前記幅方向の各端部にそれぞれ固定されたファスニングテープを、それぞれ、前記第2胴回り部に係止することによって、一つの胴回り開口部と一対の脚回り開口部とが形成される3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつであって、前記使い捨ておむつは、前記第1胴回り部及び前記股下部の少なくとも一部において、前記幅方向の両側に前記長手方向に沿った一対の折り畳み位置を有し、前記一対の折り畳み位置で前記使い捨ておむつを肌側に折り畳んだ領域を折り畳み領域とし、前記折り畳み領域の側から前記厚さ方向に見たとき、前記折り畳み領域の長手方向において、前記使い捨ておむつの着用者の寛骨臼の下端と座骨の下端とを指標として前記使い捨ておむつを前記着用者の腹側に引き込む際の目印となる、視認可能な装着指標が設けられていることを特徴とする3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつである。
このような展開型使い捨ておむつによれば、腹臥位の状態、且つ、ポジショニング姿勢である低体重児におむつを装着させる際、おむつの前後を逆にして低体重児の腹側におむつをあてがうように行うため、低体重児の両脚の間を通すときに体に差し込みやすいようにおむつの幅方向の両側を肌面側に折り畳み、折り畳んだ領域が体の下にくるようにして、おむつの位置合わせを行う。その際、折り畳んだ領域に設けられている視認可能な装着指標を着用者の寛骨臼の下端と座骨の下端との間に位置させるようにした後、おむつ1を展開させて装着することで、低体重児の体に対するおむつの差し込み具合が適切になる。それにより、安定した装着状態を実現し易くなり、使用者(看護師等)のおむつ交換時のストレスを軽減する。また、安定した装着により、低体重児を見守る両親にも洋服感を感じ易くさせる。
かかる展開型使い捨ておむつであって、前記装着指標は、前記使い捨ておむつの前記幅方向の両側に一対設けられており、前記幅方向の中央に対して左右対称に配置されていることが望ましい。
このような展開型使い捨ておむつによれば、おむつの幅方向の中央は、着用者の体の中心に対応する位置であり、装着指標が幅方向の両側に一対及び左右対称の位置であることで、着用者の体の中心に対する幅方向のずれを確認することができる。長手方向だけでなく、幅方向のずれも防止することで、より安定した装着状態が実現し、おむつ交換時における看護師等の使用者のストレスを軽減する。
かかる展開型使い捨ておむつであって、前記長手方向の中央部に、前記装着指標とは別の中央装着指標が設けられており、前記中央装着指標は、前記使い捨ておむつの非肌側から視認可能であることが望ましい。
このような展開型使い捨ておむつによれば、長手方向の中央部は、おむつの装着時に、着用者の股下の寛骨臼に対応する位置であり、中央装着指標が着用者の左右の寛骨臼の間にくるようにおむつを引き上げると、適切な差し込み具合となる。それにより、安定した装着状態を実現し易くなり、交換者(看護師等)のおむつ交換時のストレスを軽減する。また、おむつが安定して装着されることで、おむつの洋服感を感じ易くさせる。
かかる展開型使い捨ておむつであって、前記中央装着指標は、前記使い捨ておむつの前記幅方向の両側に一対設けられており、前記幅方向の中央に対して左右対称に配置されていることが望ましい。
このような展開型使い捨ておむつによれば、おむつの幅方向の中央は、着用者の体の中心に対応する位置であり、中央装着指標が幅方向の両側に一対及び左右対称の位置であることで、着用者の体の中心に対する幅方向のずれを確認することができ、より安定した装着状態が実現する。また、腹臥位の状態である着用者におむつを装着するときに、一対の中央装着指標に着用者のかかとが位置するように脚を曲げると、適切なポジショニング姿勢を取らせやすくなる。
かかる展開型使い捨ておむつであって、前記第1胴回り部、前記股下部、及び前記第2胴回り部に亘って前記長手方向に沿って延在する吸収体を有し、前記装着指標は、前記幅方向において、前記吸収体よりも外側に位置していることが望ましい。
このような展開型使い捨ておむつによれば、着用者の腸骨稜と寛骨臼との間に当接する当接領域においては、幅方向に吸収体と重複する位置に装着指標を設けると、装着時に着用者の身体によって見えにくくなってしまうが、幅方向において吸収体よりも外側に配置することで、装着時におむつの肌側からの視認性が向上する。また、装着指標を寛骨臼の下端と座骨の下端との間に位置させるように装着する際にも、装着指標を視認し易くなる。
かかる展開型使い捨ておむつであって、前記第1胴回り部、前記股下部、及び前記第2胴回り部に亘って前記長手方向に沿って延在する吸収体を有し、前記中央装着指標の少なくとも一部は、前記幅方向において前記吸収体と重複することが望ましい。
このような展開型使い捨ておむつによれば、股下部は、装着時に皺が寄りやすい部位であるが、吸収体部分は吸収体の厚みにより製品に張りがあるため、皺が発生しにくい。幅方向に吸収体と重複するように中央装着指標を配置することで、中央装着指標は視認しやすくなる。
かかる展開型使い捨ておむつであって、展開状態の前記使い捨ておむつを前記長手方向の中央部で二つ折りし、前記一つの胴回り開口部を上側、前記股下部を下側とすると、前記装着指標は、上下方向において、前記ファスニングテープの下端と、二つ折りした前記使い捨ておむつの中央との間に設けられていることが望ましい。
このような展開型使い捨ておむつによれば、装着指標により、着用者の腸骨稜と寛骨臼との間の部分が、ファスニングテープの下端と、二つ折りしたおむつの上下方向の中央との間に位置合わせされ易くなる。その結果、ファスニングテープが固定されているおむつの幅方向の端部が、装着過程及び装着中に着用者の動きを阻害せず、安定した装着状態を保てる。
かかる展開型使い捨ておむつであって、展開状態の前記使い捨ておむつを前記長手方向の中央部で二つ折りし、前記一つの胴回り開口部を上側、前記股下部を下側とすると、前記装着指標は、上下方向において、前記ファスニングテープの下端から、二つ折りした前記使い捨ておむつの中央までの全域に設けられていることが望ましい。
このような展開型使い捨ておむつによれば、装着指標として、例えば、小さな指標を一つのみ設けた場合、着用者の腸骨稜と寛骨臼との間に当接するようにおむつを狙って差し込んでも、その領域内でずれてしまう虞がある。しかし、上下方向において、ファスニングテープの下端から、二つ折りしたおむつの中央までの全域に装着指標が存在することで、当接位置がより分かり易くなり、より適切な位置におむつを差し込むことができる。
かかる展開型使い捨ておむつであって、前記第1胴回り部、前記股下部、及び前記第2胴回り部に亘って前記長手方向に沿って延在する吸収体と、前記吸収体よりも前記厚さ方向の肌側に位置するトップシートと、前記トップシートの肌側面上に幅方向に一対並んで設けられた一対のサイドシートと、前記吸収体よりも前記厚さ方向の非肌側に位置するバックシートとを有し、前記装着指標は、前記バックシートの肌側面に設けられていることが望ましい。
このような展開型使い捨ておむつによれば、バックシートの肌側面に装着指標を設けることで、トップシート及びサイドシートを介して、或いは、サイドシートのみを介して、装着指標が肌側から透けて見える。バックシートの印刷工程において同時に装着指標を作成できることから、製造工程のコスト削減を図れる。
かかる展開型使い捨ておむつであって、展開状態の前記使い捨ておむつを前記長手方向の中央部で二つ折りし、前記一つの胴回り開口部を上側、前記股下部を下側とすると、前記装着指標は、上下方向において、二つ折りした前記使い捨ておむつの中央と下端との間に設けられていることが望ましい。
このような展開型使い捨ておむつによれば、装着指標により、腹臥位状態の着用者の寛骨臼の下端と座骨の下端との間の部分が、上下方向において、二つ折りしたおむつの中央と下端との間に位置合わせされ易くなる。その結果、ファスニングテープが固定されているおむつの幅方向の端部が、装着過程及び装着中に着用者の動きを阻害せず、安定した装着状態を保てる。
かかる展開型使い捨ておむつであって、展開状態の前記使い捨ておむつを前記長手方向の中央部で二つ折りし、前記一つの胴回り開口部を上側、前記股下部を下側とすると、前記装着指標は、上下方向において、二つ折りした前記使い捨ておむつの中央から下端までの全域に設けられていることが望ましい。
このような展開型使い捨ておむつによれば、装着指標として、例えば、小さな指標を一つのみ設けた場合、着用者の寛骨臼の下端と座骨の下端との間に位置させるように狙っておむつを差し込んでも、その領域内でずれてしまう虞がある。しかし、上下方向において、二つ折りしたおむつの中央から下端までの全域に指標が存在することで、位置合わせが容易になり、より適切な位置におむつを差し込むことができる。
かかる展開型使い捨ておむつであって、前記第1胴回り部、前記股下部、及び前記第2胴回り部に亘って前記長手方向に沿って延在する吸収体と、前記吸収体よりも前記厚さ方向の非肌側に位置するバックシートと、を有し、前記長手方向の中央部に、前記装着指標とは別の中央装着指標が設けられており、前記中央装着指標は、前記使い捨ておむつの非肌側から視認可能であり、前記バックシートには、前記使い捨ておむつの非肌側から視認可能な図柄が設けられており、前記装着指標、及び、前記中央装着指標は、それぞれ、前記図柄と同一形状又は相似形状であることが望ましい。
このような展開型使い捨ておむつによれば、おむつの装着後、着用者は腹臥位から仰臥位に***変換することがあり、その際、第1胴回り部側に設けられている装着指標が、見守っている看護師や両親から視認できる状態となる。装着指標がおむつの図柄と同一形状又は相似形状であることで、装着指標としてではなくおむつの図柄の一部として認識されやすく、おむつ全体のデザインの世界観を阻害しない。よって、より一層洋服感を与えられる。中央装着指標においても、同様の作用効果が得られる。
かかる展開型使い捨ておむつであって、吸収性コアを備え、前記第1胴回り部、前記股下部、及び前記第2胴回り部に亘って前記長手方向に沿って延在する吸収体と、前記吸収体よりも前記厚さ方向の非肌側に位置するバックシートとを有し、前記幅方向において、前記バックシートの両側端部から前記吸収性コアの外縁領域まで所定の色で着色された着色領域を有し、前記着色領域は、前記使い捨ておむつの非肌側から視認可能であることが望ましい。
このような展開型使い捨ておむつによれば、装着時におむつを引き上げる際、着色領域を目安にすることにより、着用者の股の中心とおむつの中心とを合わせやすい。また、着色領域によって、剛性部(吸収性コア)と非剛性部(吸収性コアの外側)の境目が分かりやすくなり、着用者のポジショニング姿勢や、体動を阻害しないように装着しやすい。よって、装着者のストレスを軽減しつつ、安定した装着状態を実現できる。
かかる展開型使い捨ておむつであって、展開状態にて、前記使い捨ておむつの前記長手方向の全長を4等分してなる4つの領域のうち、前記長手方向の内側に位置する2つの領域を内側領域とすると、前記着色領域は、前記長手方向において、前記内側領域に設けられていることが望ましい。
このような展開型使い捨ておむつによれば、内側領域である2つの領域においては、仰臥位及び腹臥位のいずれの体勢を取っていても、少なくとも一方の着色領域は視認できる領域である。内側領域である2つの領域に着色領域を設けることで、仰臥位及び腹臥位のどちらの姿勢でも剛性部(吸収性コア)と非剛性部(吸収性コアの外側)の境目が分かりやすい。その結果、着用者のポジショニング姿勢や、体動を阻害しないように装着しやすくなり、装着者のストレスを軽減しつつ、安定した装着状態を実現できる。
かかる展開型使い捨ておむつであって、前記着色領域は、前記使い捨ておむつの前記幅方向の両側に、前記長手方向に沿って一対設けられており、前記着色領域は、前記使い捨ておむつの前記長手方向の中央部において、前記幅方向の内縁が前記幅方向の内側に向かって突出する凸形状を有していることが望ましい。
このような展開型使い捨ておむつによれば、おむつの長手方向の中央部は股下部であり、当該部分は、装着時に装着者の両脚に挟まれて幅方向の長さ(幅)が狭くなる部分である。おむつが狭まる形状に合わせて着色領域を幅方向内側に突出させることで、より体にフィットして装着している印象を与え、見守る人(両親等)に、一層洋服感を与えることができる。
かかる展開型使い捨ておむつであって、前記着色領域の前記所定の色は、PANTONE(登録商標)の色見本帳における196U、217U、250U、496U、502U、503U、510U、517U、670U、671U、677U、678U、684U、685U、691U、692U、698U、699U、705U、706U、7422U、7429U、7430U、及び7436Uのいずれかに該当する色であることが望ましい。
このような展開型使い捨ておむつによれば、PANTONE(登録商標)の色見本帳における上記の色は、薄い桃色として視認され、装着時に着用者の血色がよりよく見え易い色である。安定した装着だけでなく、血色もよりよく見えることで、看護師や両親には洋服感を感じさせ、癒しを与えることができる。
===実施形態===
図1は、展開且つ伸長した状態の使い捨ておむつ1(以下、単におむつ1とも呼ぶ)を厚さ方向の肌側から見た概略平面図である。図2Aは、第1胴回り部1Aにおけるおむつ1の概略断面図である。図2Bは、股下部1Cにおけるおむつ1の概略断面図である。図3は、おむつ1の概略平面図であり、立体ギャザー部50を説明する図である。
このおむつ1は、3000グラム以下の低体重児用に特化したおむつ1であり、ファスニングテープ40を用いて着用対象者(低体重児)に装着される展開型のおむつ1である。
なお、おむつ1が展開した状態とは、おむつ1をその長手方向に開くことで、おむつ1を平面上に展開した状態のことである。また、おむつ1が伸長した状態とは、おむつ1の展開状態において、おむつ1に生じていた皺が実質的に視認されなくなる程におむつ1が伸長した状態であり、おむつ1を構成する各部材(例えば後述するサイドシート6等)の寸法がその部材単体の寸法と一致又はそれに近い長さになるまでおむつ1が伸長した状態である。
<<おむつの基本構成>>
おむつ1は、図1に示す展開状態において、互いに直行する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有するとともに、長手方向の一方側から、第1胴回り部1Aと、股下部1Cと、第2胴回り部1Bと、を並んで有する。また、厚さ方向とは、図2A等に示すように、おむつ1を構成する各部材が積層された方向である。厚さ方向において、着用者に接する側を「肌側」といい、その反対側を「非肌側」という。
おむつ1は、図2A等に示すように、尿等の***液を吸収する吸収体2と、吸収体2を肌側から覆う液透過性のトップシート3と、吸収体2を非肌側から覆う液不透過性の防漏シート4(以下、「バックシート4」ともいう)と、防漏シート4を非肌側から覆い、おむつ1の外形形状を成す外装シート5と、トップシート3上に幅方向に一対並んで設けられた一対のサイドシート6とを有している。
なお、トップシート3としては、エアースルー不織布等を例示でき、防漏シート4としては、ポリエチレンフィルム等の樹脂フィルム等を例示でき、外装シート5及びサイドシート6としてはSMS不織布(スパンボンド/メルトブローン/スパンボンド不織布)等の柔軟なシートを例示できる。
吸収体2は、図1に示すように、平面視略長方形状であり、幅方向の中央に設けられている。吸収体2は、吸収性コア2Aと、吸収性コア2Aの外周面を被覆するコアラップシート2Bとを有する。吸収性コア2Aは、液体吸収性素材を平面視略砂時計形状に成形したものであり、長手方向における一端部2gaと他端部2gbとの間に、括れ部2cを有している。括れ部2cは、幅方向の寸法が、一端部2ga及び他端部2gbの幅方向の寸法よりも小さい。また、吸収性コア2Aは、切欠き部(後述する切欠き部71、72、73)を有している。液体吸収性素材としては、パルプ繊維等の液体吸収性繊維に高吸収性ポリマー(所謂SAP)が含有されたものを例示できる。コアラップシート2Bとしては、液透過性のティッシュペーパーや不織布等を例示できるが、吸収体2がコアラップシート2Bを有さない形態でもよい。
吸収体2の幅方向両側にはサイドフラップ20が設けられている。サイドフラップ20は図2Aに示すように、サイドシート6と外装シート5の一部によって構成されている。サイドフラップ20は、第1胴回り部1Aにおいて股下部1Cよりも幅方向の両外側に延出した一対の第1延出部20Aと、第2胴回り部1Bにおいて股下部1Cよりも幅方向の両外側に延出した一対の第2延出部20Bとを備えている。また、一対の第1延出部20Aの幅方向外側の各端部には、ファスニングテープ40がそれぞれ固定されている。
ファスニングテープ40は、テープ基材41と、フック材42とを有する。テープ基材41は、例えば不織布製の部材であり、幅方向に長い略長方形状を成す。フック材42(例えば面ファスナーの雄部材)は、サイドフラップ20の第1延出部20Aから幅方向の外側に飛び出したテープ基材41の部位の肌側面に設けられている。
このファスニングテープ40は、第2胴回り部1Bにおいて外装シート5の非肌側に設けられた所定の領域であるターゲット領域45(図1参照)に係合可能である。本実施形態では、外装シート5を不織布にすることで、フック材42を外装シート5(ターゲット領域45)に直接に係止可能としている。但し、これに限らず、面ファスナーの雌部材等のフック材42が係止され易い部材を外装シート5と別に設けてもよい。また、フック材42の代わりに、例えば粘着テープをファスニングテープ40に設けてもよい。
おむつ1を着用する際には、展開状態のおむつ1が着用者の身体にあてがわれつつ長手方向の略中央位置CL2(図1参照)にて二つ折りされ、第1胴回り部1A側の一対の第1延出部20Aが幅方向の内側に折り返される。そして、一対のファスニングテープ40に設けられた各フック材42が第2胴回り部1Bの非肌側面に設けられたターゲット領域45に係止される。これにより、おむつ1の胴回り開口及び脚回り開口が形成され、着用者の身体(胴)に対しておむつ1の位置を固定することができる。
また、おむつ1は、幅方向の両側部の位置に、防漏壁としての一対の立体ギャザー部50を有する。各立体ギャザー部50は、図3に示すように、長手方向に伸縮可能な立体ギャザー部50用の弾性部材51(例えば糸ゴム)と、長手方向の両端部に位置し、且つ、厚さ方向に起立不能な一対の第1基端部52と、第1基端部52よりも幅方向の外側において、おむつ1の長手方向の全域に亘って位置し、且つ、厚さ方向に起立不能な第2基端部53と、厚さ方向の肌側に起立可能な起立部54とを有する。
第1基端部52及び第2基端部53は、長手方向に細長い長方形状を成し、サイドシート6がトップシート3に固定されることで形成されている。固定方法としては、例えばホットメルト接着剤による接着や溶着等の周知の方法を例示できる。なお、図3では、各立体ギャザー部50の長手方向の各端部において、2つの第1基端部52が幅方向に並んでいるが、この数は2つに限らない。
また、図2Bに示すように、サイドシート6の幅方向の内側の側部は肌側に折り返されており、そうして2層となったサイドシート6の間に、立体ギャザー部50用の弾性部材51が長手方向に伸長状態で固定されている。よって、各立体ギャザー部50が有する一対の第1基端部52の間のサイドシート6の部位である起立部54は、弾性部材51の収縮によって第2基端部53を支点として厚さ方向の肌側に起立する。なお、図3では、各立体ギャザー部50が有する弾性部材51の数が1本であるが、これに限らず、複数の弾性部材51が幅方向に並んでいてもよい。
また、着用者の脚回りに沿うように、おむつ1の幅方向の両側部であり、主に股下部1Cの位置に、長手方向に伸縮可能な一対の脚周り弾性部材7(例えば糸ゴム)が設けられている。脚回り弾性部材7は、サイドシート6の非肌側面に長手方向に伸長状態で固定されている。よって、おむつ1の着用時に、おむつ1の幅方向の各側部が着用者の脚回りにフィットし、***物の漏れが抑制される。なお、図1では、おむつ1の幅方向の各側部において2本の脚回り弾性部材7が幅方向に並んでいるが、この数は2本に限らない。
上記では、立体ギャザー部50用の弾性部材51、及び、脚回り弾性部材7として、糸ゴムを例示しているが、これに限らない。これらの弾性部材51,7が、例えば糸状のポリウレタン伸縮性繊維や、熱可塑性エラストマ樹脂を溶融してフィルム状とした伸縮性フィルムや伸縮繊維からなる伸縮性不織布としてもよい。
また、図1に示すように、おむつ1は、第1胴回り部1Aにファスニングテープ40が固定されている部分(点線で表示される部分)を切り取るための切り取り線60を有する。なお、おむつ1はファスニングテープ40を一対有するため、切り取り線60も一対有している。本実施形態の切り取り線60は、ミシン目で形成されており、切り取り線60に沿っておむつ1の一部が本体部から切り離し易くなっている。
当該切り取り線60は、特に低体重児からおむつ1を取り外す際に使用される。すなわち、3000グラム以下(特に2500グラム未満)の低体重で出産された低体重児は、胎内に居た時の姿勢で、うつ伏せで過ごすことが望ましいとする考え方がある。胎内に居た時の姿勢とは、腹を下向きにした俯せでC字状に背中が丸まるとともに、両脚をM字状に屈曲させつつ、両膝が腹部に付く位に引き付けられた状態である。以下、このような低体重児特有の姿勢を「ポジショニング姿勢」(後述する図9Bを参照)とも言う。
ポジショニング姿勢を取っている低体重児に対して、例えば、おむつを前後逆に装着させた場合(後述の「前後逆着用」、図9B参照)、着用者の背中側にファスニングテープ40が係止している状態となるが、切り取り線60を切断することで、背側に位置する第2胴回り部1Bにファスニングテープ40が係止している状態で、おむつ1が長手方向に展開する。よって、硬いファスニングテープ40が固定された第1胴回り部1A(ここでは、腹側)を低体重児の脚の間に通すことなく、おむつ1を引き抜くことができ、低体重児の肌への負担を軽減できる。
また、図1に示す吸収体2(吸収性コア2A)には、長手方向の中央部、且つ、幅方向の両端部に一対の切欠き部71が設けられている。同様に、長手方向の中央部と一端部2gaとの間において、幅方向の両端部に一対の切欠き部72が設けられ、長手方向の中央部と他端部2gbとの間において、幅方向の両端部に一対の切欠き部73がそれぞれ設けられている。切欠き部は、本実施形態のように三対(71、72、73)設けなくてもよく、任意の個数でよい。各切欠き部(71、72、73)は、吸収体2の幅方向の両端部が幅方向内側に向かって山形形状に形成されているが、形状は図1に示される形状には限られない。また、本実施形態では、各切欠き部(71、72、73)において吸収体2(吸収性コア2A)が切り欠かれているが、吸収体2の他の部分よりも液体吸収性素材の目付量を少なくすることによって形成されてもよい。一対の各切欠き部(71、72、73)によって吸収性コア2Aのよれや、おむつ1と着用者との間に隙間が生じるのを抑え、***物の漏れを抑制できる。
<<おむつの前後通常着用時において>>
仰臥位状態の低体重児に展開型おむつを着用させる場合、通常、おむつを長手方向に広げた後、その上に低体重児を仰向けに寝かせた状態で着用される。その際、ファスニングテープ40が固定されている第1胴回り部1Aが背側を覆い、第2胴回り部1Bが腹側を覆うように着用される。ここでは、通常通りに第1胴回り部1Aが背側を覆うように着用された場合を「前後通常着用」という。
一方で、NICU等にいる低体重児は、保育器内で体が医療機器に繋がれていることも多く、前後通常着用を行う場合でも、そのような環境下では、低体重児の体に対して適切な装着状態を実現することが難しい虞がある。そして、おむつの装着が不完全な状態になってしまうと、おむつが体にフィットせず、漏れの可能性が発生するだけなく、おむつの洋服感が薄れて物品感が増してしまう虞がある。保育器の中では、おむつ以外の衣類を装着していないことも多いため、保育器の外から見守る低体重児の両親にとっては、不安定な装着により医療的な物品に見えるよりも、より下着に近いようにみえることが安心感に繋がり易い。
これに対して、本実施形態のおむつ1では、おむつ1の交換者(看護師等)が装着時に視認可能な装着指標100を設けている(図1及び後述の図7等参照)。装着指標100は、低体重児の体の下におむつ1を差し込む際に、どの程度おむつ1を差し込み、低体重児の体のどの位置に合わせるのかの目安となる。
図1における装着指標100は、おむつ1の交換者(看護師等)がおむつ1の肌側から視認可能な装着指標100(以下、「装着指標100A」という)であり、当該装着指標100Aは、第1胴回り部1Aに設けられている。装着指標100Aは、前後通常着用時に目安となる指標であり、第1胴回り部1Aは、ここでは背側部に相当する。
図4は、人間の骨盤の構造を説明する図である。図5は、仰臥位状態の低体重児におむつ1を装着させる際の図である。図4における人間の骨盤の構造とは、ここでは、着用者である低体重児の骨盤の構造を意味する。図1に示す装着指標100Aは、おむつ1の長手方向において、図4に示す低体重児の腸骨Pのうちの腸骨稜Paと、寛骨臼Qとを指標として、おむつ1を低体重児の背側に引き込む際の目印となる。具体的には、図5に示すように、仰臥位の状態である低体重児におむつ1を装着する時に、装着指標100Aが低体重児の腹部の両脇から視認できるような状態になる。おむつの交換者は、児の体の下におむつ1を差し込み、当該装着指標100Aを視認しながら、装着指標100Aが、図4に示す児の腸骨稜Paと寛骨臼Qとの間のXの領域と当接するようにおむつ1を引き込んで、児に装着させる。腸骨稜Paは、腸骨Pのうちで一番外側に突出している部分であり、その突出部分は、腰を触った時に分かり易い部分である。寛骨臼Qは、大腿骨頭の受け皿にあたるカップ状の陥凹部であり、大腿骨頭と共に股関節を形成している。
装着指標100Aが低体重児の腸骨稜Paと寛骨臼Qとの間に当接するように装着することで、児の体に対するおむつ1の差し込み具合が適切になる。それにより、安定した装着状態を実現し易くなり、看護師等の装着者のおむつ交換時のストレスを軽減できる。また、安定した装着により、見守っている両親等にも洋服感を感じ易くさせる。
尚、図1に示す装着指標100Aは、一例として三角形状の指標を用いているが、何等これに限られず、おむつ1の交換者が視認し易い任意の形状の指標を用いることができる。
また、装着指標100Aは、図1に示すように、おむつ1の幅方向の両側に一対設けられており、幅方向の中央(中央位置CL1)に対して左右対称に配置されている。おむつ1の幅方向の中央CL1は、着用者である低体重児の体の中心に対応する位置であり、装着指標100Aが幅方向の両側に一対、及び、中央CL1に対して左右対称の位置であることで、低体重児の体の中心に対する幅方向のずれを確認することができる。また、装着指標100Aによって、長手方向だけでなく幅方向のずれも防止することで、より安定した装着状態が実現し、おむつ交換時のストレスを軽減する。
また、本実施形態の吸収体2は、第1胴回り部1A、股下部1C、及び第2胴回り部1Bに亘って長手方向に沿って延在しており、装着指標100Aは、幅方向において、吸収体2よりも外側に位置している。
低体重児の腸骨稜Paと寛骨臼Qとの間のXの領域(図4)に装着指標100Aを合わせる際、幅方向に吸収体2と重複する位置に装着指標100Aを設けると、装着時に着用者(低体重児)の体によって装着指標100Aが見えにくくなってしまう可能性がある。しかし、幅方向において吸収体2よりも外側に配置することで、装着時におむつ1の肌側からの視認性が向上する。
また、装着時に、図1に示す展開状態のおむつ1を長手方向の中央部(中央位置CL2)で二つ折りにし、低体重児の体におむつ1をあてがう際の一つの胴回り開口部を上側、股下部1Cを下側とすると、装着指標100Aは、上下方向において、ファスニングテープ40の下端40edと、上下方向の中央(中央位置ML)との間に設けられている。当該装着指標100Aに合わせることで、低体重児の腸骨稜Paと寛骨臼Qとの間の部分(図4のXの領域)は、ファスニングテープ40の下端40edと、上下方向の中央MLとの間に位置合わせされ、ファスニングテープ40の部分が、おむつの装着過程及び装着中に低体重児の動きを阻害しない。それにより、安定した装着状態を保つことができる。
また、本実施形態のファスニングテープ40は、幅方向外側の各端部に固定されつつ、ファスニングテープ40の肌側面にフック材42が設けられているが、例えば、ファスニングテープ40の幅方向の両端部に係合部(フック材)を設けて、ファスニングテープ40をおむつ1の腹側でも背側でも取り外すことができるようにする場合もある。その場合において、例えば、おむつ1の使用中にファスニングテープ40を付け直すとき、装着指標100Aを付け直しのための位置合わせの目安として使用してもよい。すなわち、装着指標100Aが長手方向においてファスニングテープ40と重なってもよい。長手方向において、装着指標100Aの位置にファスニングテープ40を係止させることで、安定した装着状態のずれ防止になり得る。
図6は、装着指標100(100A)の変形例を示す図である。図6に示す装着指標100A(左下がりの斜線で示した部分)は、上下方向において、ファスニングテープ40の下端40edから、おむつ1の中央MLまでの全域に設けられている。装着指標100Aとして、例えば、小さな指標を一つだけ設けた場合には、低体重児の腸骨稜Paと寛骨臼Qとの間のXの領域(図4)に指標が当接するように狙っておむつを差し込んでも、その領域内でずれてしまう虞がある。しかし、上下方向において、ファスニングテープ40の下端40edから中央MLまでの全域に装着指標100Aが存在することで、位置合わせを行う領域部分がより分かり易くなり、より適切な位置におむつを差し込むことができる。
また、図6に示す変形例における装着指標100Aは、図1に示す本実施形態の装着指標100Aと共に設けられてもよい。その場合、本実施形態の装着指標100A(図1)により、低体重児の腸骨稜Paと寛骨臼Qとの間の部分を具体的におむつ1のどの位置に当接させるかを分かり易くさせつつ、上下方向に長く設けられた変形例の装着指標100A(図6)を目安にして、おむつ1の差し込みの程度を確認し易くすることができる。
図1及び図2Aに戻り、本実施形態においては、トップシート3は、吸収体2よりも厚さ方向の肌側に位置し、一対のサイドシート20は、トップシート3の肌側面上に幅方向に一対並んで設けられている。そして、本実施形態の装着指標100Aは、バックシート4の肌側面に設けられている。バックシート4の肌側面に設けることで、トップシート3及びサイドシート20を介して、装着指標100Aが肌側から透けて見える。このような構成にすることで、バックシート4の印刷工程において同時に装着指標100Aを作成できることから、製造工程のコスト削減を図ることができる。
<<おむつの前後逆着用時において>>
次に、低体重児特有の姿勢であるポジショニング姿勢を取っている低体重児におむつ1を着用させる場合について説明する。図7は、展開且つ伸長した状態の使い捨ておむつ1を厚さ方向の非肌側から見た概略平面図である。図8は、折り畳み位置Fdで折り畳んだ状態のおむつ1を表す図である。図9Aは、ポジショニング姿勢を取っている低体重児の腹側におむつ1を差し込んだ状態について表す図であり、図9Bは、ポジショニング姿勢を取っている低体重児におむつ1の前後を逆にして着用させた状態について表す図である。
ポジショニング姿勢を取っている低体重児におむつ1を着用させる場合、低体重児の身体には出来る限り触れないことが望ましいとするミニマルハンドリングの考え方から、低体重児を仰向けにせずに、うつ伏せ姿勢のまま着用させることが望ましい。そのため、おむつ1を前後通常着用にて行うと、うつ伏せ姿勢の低体重児の腹部の下に手を入れて、ファスニングテープ40の係止や取り外しを行わなければならず、操作性が良くない。
また、低体重児は、一般に、病院等において保育器の中で育成されている場合が多い。そのため、低体重児におむつを着用させる際には、作業者(おむつの交換者)が保育器に設けられた作業用の窓から手を通して、狭いスペース内で作業を行う必要がある。例えば、保育器内でポジショニング姿勢を取っている低体重児のおむつを装着する場合、作業者は片方の手で低体重児の両脚の間におむつを通し、他方の手で腹側に引き出す作業が必要となり、操作性に制限がある。
これに対して、本実施形態のおむつ1では、図9A及び図9Bのように、おむつ1の前後を逆にして、第1胴回り部1Aが腹側を覆うようにして着用(以下「前後逆着用」ともいう)させることで、低体重児の身体に負担をかけることなく、作業を行うことができる。以下、低体重児に対しておむつ1を前後逆着用させる際の動作について説明する。
ポジショニング姿勢を取っている低体重児に対しておむつ1を前後逆着用させる際には、まず、おむつ1の第1胴回り部1Aが低体重児の腹側にあてがわれる。図7に示すように、おむつ1は、第1胴回り部1A及び股下部1Cの少なくとも一部において、幅方向の両側に長手方向に沿った一対の折り畳み位置Fdを有している。そして、おむつ1を低体重児の腹側に差し込むときに、まず、一対のサイドフラップ20(前側延出部20A及びファスニングテープ40)を一対の折り畳み位置Fdで幅方向の内側にそれぞれ折り畳む(図8)。こうすることで、差し込む側のおむつ1の幅方向の寸法をなるべく小さくなるようにし、着用者の両脚の間を股下側から腹側に通すようにして、第1胴回り部1Aが挿入される(図9A)。また、第2胴回り部1Bが低体重児の背側にあてがわれる(図9B)。
第1胴回り部1Aが低体重児の腹部にあてがわれた後、折り畳まれていた前側延出部20A及びファスニングテープ40を、幅方向において低体重児の腹の下から両側に引き出すようにして展開する。そして、展開された前側延出部20A及びファスニングテープ40を低体重児の胴回りに沿って腹側から背側に回しこみ、背部に配置されている第2胴回り部1Bのターゲット領域45にファスニングテープ40(フック材42)を係合させる。これらの動作を行うことにより、図9Bに示されるようにおむつ1を前後逆着用させることができる。
このように、おむつ1を前後逆着用させるとき、ポジショニング姿勢を取っている低体重児の腹側のどの位置までおむつ1を差し込むことで適切に装着できるのかは、従来の一般的なおむつでは分かりにくい場合がある。そこで、本実施形態のおむつ1には、図7に示す一対の折り畳み位置Fdでおむつ1を肌側に折り畳んだ領域を折り畳み領域80(図8参照)とし、折り畳み領域80の側からおむつ1を厚さ方向に見たときに視認可能な装着指標100(以下、「装着指標100B」という)が設けられている。当該装着指標100Bは、着用者(低体重児)が腹臥位或いはポジショニング姿勢の状態であるときに、折り畳み領域80の長手方向において、着用者の寛骨臼(図4のQ)の下端と座骨(図4のR)の下端とを指標としておむつ1を着用者の腹側に引き込む際の目印である。具体的には、図9に示すように、装着指標100Bが、低体重児の寛骨臼(Q)の下端と、座骨(R)の下端との間の図4に示すYの領域にくるようにおむつ1を差し込んだ後に展開して装着することで、低体重児の体に対するおむつ1の差し込み具合が適切になる。それにより、安定した装着状態を実現し、看護師等の使用者のおむつ交換時のストレスを軽減する。また、安定した装着により、見守っている両親等にも洋服感を感じ易くさせる。
尚、図7に示す装着指標100Bは、一例としてハート形状の指標を用いているが、何等これに限られず、おむつ1の交換者が視認し易い任意の指標を用いることができる。
また、装着指標100Bは、図7に示すように、おむつ1の幅方向の両側に一対設けられており、幅方向の中央(中央位置CL1)に対して左右対称に配置されている。おむつ1の幅方向の中央CL1は、着用者である低体重児の体の中心に対応する位置であり、装着指標100Bが幅方向の両側に一対、及び、中央CL1に対して左右対称の位置であることで、低体重児の体の中心に対する幅方向のずれを確認することができる。また、装着指標100Bによって、長手方向だけでなく幅方向のずれも防止することで、より安定した装着状態が実現し、おむつ交換時のストレスを軽減する。
また、装着指標100Bは、幅方向において、吸収体2よりも外側に位置している。吸収体2よりも幅方向の外側にあることで、図7の展開状態からおむつ1を折り畳み位置Fdに沿って肌側に折り畳んだときの折り畳み領域80における装着指標100Bの視認性が向上する。
また、おむつ1を低体重児の体にあてがうときに、図7の展開状態のおむつ1は長手方向の中央部(中央位置CL2)で二つ折りされるが、その二つ折り状態のおむつ1の一つの胴回り開口部を上側、前記股下部を下側とすると、装着指標100Bは、上下方向において、おむつ1の中央MLと下端(中央位置CL2に相当)との間に設けられている。当該装着指標100Bに合わせることで、ポジショニング姿勢をとっている低体重児の寛骨臼(Q)の下端と座骨(R)の下端との間の部分(図4のY領域)が、上下方向において、中央MLと下端(CL2)との間に位置合わせされ、ファスニングテープ40が固定されている第1延出部20Aが、装着過程及び装着中に着用者の動きを阻害せず、安定した装着状態を保つことができる。
図10は、装着指標100(100B)の変形例を示す図である。図10に示す装着指標100B(左下がりの斜線で示した部分)は、上下方向において、二つ折りした際のおむつの中央MLから下端(CL2)までの全域に設けられている。装着指標100Bとして、例えば、小さな指標を一つだけ設けた場合には、低体重児の寛骨臼(Q)の下端と座骨(R)の下端との間(図4のY領域)に位置させるように狙っておむつ1を差し込んでも、その領域内でずれてしまう虞がある。しかし、上下方向において、中央MLから下端(CL2)までの全域に装着指標100Bが存在することで、ポジショニング姿勢である低体重児の体と位置合わせを行う領域がより分かり易くなり、より適切な位置におむつを差し込むことができる。
また、図10に示す変形例における装着指標100Bは、図7等に示す本実施形態の装着指標100Bと共に設けられてもよい。その場合、本実施形態の装着指標100B(図7)により、低体重児の寛骨臼(Q)の下端と座骨(R)の下端との間の部分を具体的におむつ1のどの位置に当接させるかを分かり易くさせつつ、上下方向に長く設けられた変形例の装着指標100B(図10)を目安にして、おむつ1の差し込みの程度を確認し易くすることができる。
<<中央装着指標について>>
また、図7に示すように、本実施形態のおむつ1は、長手方向の中央部に、装着指標100(100B)とは別の中央装着指標110が設けられている。また、中央装着指標110は、装着指標100Bと同様に、おむつ1の非肌側から視認可能である。
図11は、おむつ1の装着時において、おむつ1を引き上げた状態を表す図である。おむつ1の装着時において、長手方向の中央部は低体重児の股下の寛骨臼(図4のQ)に対応する位置であり、図11のように、中央装着指標110が低体重児の左右の寛骨臼の間に位置するようにおむつ1を引き上げると、適切な差し込み具合となる。それにより、安定した装着状態を実現し易くなり、おむつ1の使用者(看護師等)のおむつ交換時のストレスを軽減する。また、安定した装着により、洋服感を感じ易くさせる。
また、中央装着指標110は、図7に示すように、おむつ1の幅方向の両側に一対設けられており、幅方向の中央(中央位置CL1)に対して左右対称に配置されている。おむつ1の幅方向の中央CL1は、着用者である低体重児の体の中心に対応する位置であり、中央装着指標110が幅方向の両側に一対及び左右対称の位置であることで、低体重児の体の中心に対する幅方向のずれを確認することができ、より安定した装着状態が実現する。また、図9Bに示すように、ポジショニング姿勢を取っている低体重児におむつ1を装着するとき、一対の中央装着指標110に低体重児のかかとが位置するように脚を曲げると、適切なポジショニング姿勢を取らせやすくなる。よって、中央装着指標110は、ポジショニング姿勢の足の位置の目安ともなる。
また、本実施形態の中央装着指標110は、幅方向において、吸収体2と重複している。股下部1Cは、装着時に着用者の両脚に挟まれて皺が寄りやすい部位であるが、吸収体2の部分は、吸収体2の厚みにより製品に張りがあるため、皺が発生しにくい。そのような吸収体2と幅方向に重複するように中央装着指標110を配置することで、おむつ1の交換者は、中央装着指標110を視認しやすくなる。尚、本実施形態の中央装着指標110は、幅方向において全て吸収体2と重複するように設けられているが、これに限らず、中央装着指標110の少なくとも一部が幅方向において吸収体2と重複していればよい。
また、図7に示す中央装着指標110は、一例として花模様の指標を用いているが、何等これに限られず、おむつ1の交換者が視認し易い任意の指標を用いることができる。
図12は、図柄120を設けた、展開且つ伸長した状態の使い捨ておむつ1を厚さ方向の非肌側から見た概略平面図である。図柄120は、おむつ1を装飾する装飾図柄の一例である。図柄120は、バックシート4の非肌側面に印刷等によって設けられており、おむつ1の非肌側から視認可能である。本実施形態において、図柄120のうち、ハート形状の図柄が図柄120aであり、花模様の図柄が図柄120bである。そして、装着指標100Bは、図柄120aと相似形状であり、中央装着指標110は、図柄120bと相似形状である。本実施形態では、装着指標100B及び中央装着指標110は、共におむつ1の図柄120(120a又は120b)と相似形状であるが、大きさも同様の同一形状であってもよい。
ポジショニング姿勢を取っている低体重児におむつ1を装着した後、低体重児は、腹臥位から仰臥位に***変換されることがあり、その際、第1胴回り部1A側(ここでは腹側)に設けられている装着指標100Bや中央装着指標110が、見守っている看護師や両親から視認できる状態となる。装着指標100B及び中央装着指標110がおむつ1の図柄120(120a、120b)とそれぞれ同一形状或いは相似形状であることで、各装着指標(100B、110)は、指標としてではなくおむつ1の図柄の一部として認識されやすくなる。また、そのような構成により、おむつ1全体のデザインの世界観を阻害せず、より一層洋服感を与えられる。
<<着色領域について>>
図13は、着色領域150を有する、展開且つ伸長した状態の使い捨ておむつ1を厚さ方向の非肌側から見た概略平面図である。図14は、おむつ1の装着時において、おむつ1を引き上げた際の着色領域150を表す図である。図13では、説明の便宜上、装着指標100B及び中央装着指標110を省略している。
図13に示すおむつ1は、幅方向において、バックシート4の両側端部から吸収性コア2Aの外縁領域まで所定の色で着色された、おむつ1の非肌側から視認可能な着色領域150を有している。尚、ここでいう「端部」とは、バックシート4の幅方向の端から幅方向内側に10mmまでの範囲をいう。そして、吸収性コア2Aの「外縁領域」とは、吸収性コア2Aの幅方向の端(外縁)から幅方向内側及び外側に10mmまでの範囲をいう。また、着色領域150は、おむつ1の幅方向の両側に、長手方向に沿って一対設けられている。本実施形態において、着色領域150は、バックシート4に印刷されている。そして、図14に示すように、仰臥位状態の低体重児におむつ1をあてがい、おむつ1を引き上げる際、着色領域150を目安にすることにより、低体重児の股の中心とおむつ1の幅方向の中心とを合わせやすくなる。また、吸収性コア2Aは、おむつ1のうち剛性が高い部分であるが、着色領域150が幅方向において吸収性コア2Aよりも外側に設けられているので、剛性部(吸収性コア2A)と非剛性部(吸収性コア2Aの外側)の境目が分かりやすくなり、脚回りに剛性部が当たらないようにすることができる。従って、低体重児のポジショニング姿勢や、体動を阻害しないように装着しやすい。
また、図13に示す展開状態にて、おむつ1の長手方向の全長L1を、第1胴回り部1A側の上下方向の中央位置ML、おむつ1の長手方向の中央位置CL2、及び第2胴回り部1B側の上下方向の中央位置NLで4等分してなる4つの領域のうち、長手方向の内側に位置する2つの領域(つまり、長手方向におけるMLからNLまでの領域)を内側領域CHとすると、着色領域150は、それぞれ長手方向において当該内側領域CHに設けられている。内側領域CHである2つの領域においては、低体重児が仰臥位及び腹臥位のいずれの体勢を取っていても、少なくとも一方の着色領域が視認できる領域である。内側領域CHである2つの領域に着色領域150を設けることで、装着時に、仰臥位及び腹臥位のどちらの姿勢でも剛性部(吸収性コア2A)と非剛性部(吸収性コア2Aの外側)の境目が分かりやすくなる。児の脚回りに剛性部が当たらないようにすることで、低体重児のポジショニング姿勢や、体動を阻害しないように装着しやすくなる。
また、図13に示すように、着色領域150は、おむつ1の長手方向の中央部において、幅方向の内縁150inが幅方向の内側に向かって突出する凸形状を有している。おむつ1の長手方向の中央部は股下部1Cであり、当該部分は、装着時に低体重児の両脚に挟まれて幅方向の長さ(幅)が狭くなる部分である。おむつ1のそのような狭まる形状に沿うように着色領域150を幅方向内側に突出させることで、おむつ1がより体にフィットして装着されている印象を与え、おむつ1に一層洋服感を与えることができる。
また、着色領域150の所定の色とは、PANTONE(登録商標)の色見本帳における196U、217U、250U、496U、502U、503U、510U、517U、670U、671U、677U、678U、684U、685U、691U、692U、698U、699U、705U、706U、7422U、7429U、7430U、及び7436Uのいずれかに該当する色である。PANTONE(登録商標)の色見本帳におけるこれらの色は、薄い桃色として視認される。
PANTONE(登録商標)の色見本帳に示された所定の色であるかの判断は、例えば、日本特許第5934744号に開示されている方法と同様の方法で行う。すなわち、目視した着色領域150の色を、当該色見本帳と照らし合わせることで行う。具体的には、複数人(例えば10人)それぞれが、着色領域150の色を目視し、色見本帳でどの色に当たるか判断する。そして、最も多くの人が選んだ色がその領域の色であると判断する。なお、本実施形態において、所定の色は、外装シート5を介して目視した場合の色である。一方、外装シート5に着色されている場合には、その色自体が所定の色となっていることが望ましい。
所定の色である薄い桃色は、一般に元気や若さのイメージを有することから、低体重児の血色がよりよく見えやすい色であり、低体重児を健康的に見せる効果がある。また、薄い桃色は、色彩心理学では、人に幸福感を与えるように作用する色であり、低体重児を持つことによる強い不安を感じている両親の心を明るくしたり、癒したりする効果を期待できる。また、薄い桃色からなる着色領域150は、おむつ1を可愛らしく装飾する効果もあり、より洋服感を感じさせることができる。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。
上述の実施形態において、着色領域150は、幅方向においてバックシート4の両側端部から吸収性コア2Aの外縁領域まで所定の色で着色された領域を例示したが、何等これに限らない。例えば、着色領域150の幅(幅方向の長さ)をより狭くしても、或いはより広くしてもよい。また、着色領域150は、幅方向内側に突出する凸形状を有していたが、何等これに限らず、矩形状や波状等の任意の形状を有することができる。
また、中央装着指標110は、例えば、図6に示す変形例の装着指標100A(左下がりの斜線で示した部分)と共に設けられていてもよい。図6の変形例では、装着指標100Aが、上下方向において、ファスニングテープ40の下端40edからおむつ1の中央MLまでの全域に設けられていることで、位置合わせを行う領域がより分かり易くなっている。そして、そのような装着指標100Aと共に中央装着指標110を設けることで、仰臥位状態の低体重児に対する装着において、まず装着指標100Aを目安におむつ1の位置合わせを行った後、おむつ1を引き上げる際に中央装着指標110を目安に左右(幅方向)のずれの調整や、適切な差し込み具合も確認し易くなり、おむつ1をより適切に差し込むことができる。
また、中央装着指標110は、例えば、図10に示す変形例の装着指標100B(左下がりの斜線で示した部分)と共に設けられていてもよい。図10の装着指標100Bは、上下方向において、二つ折りした際のおむつの中央MLから下端(CL2)までの全域に設けられており、それにより、低体重児の体と位置合わせを行う領域がより認識し易くなっている。そのような装着指標100Bと共に中央装着指標110を設けることで、ポジショニング姿勢の低体重児に対する装着において、装着指標100Bを目安におむつ1の位置合わせを行った後、低体重児の臀部を覆うようにおむつ1を装着させる際に、中央装着指標110を目安にして左右(幅方向)のずれも確認し易くなる。従って、低体重児に対して、より安定した装着状態を実現できる。
1 おむつ(テープ型おむつ)、
1A 第1胴回り部、
1B 第2胴回り部、
1C 股下部、
2 吸収体、2A 吸収性コア、2B コアラップシート、
2c 括れ部、2ga 一端部、2gb 他端部
3 トップシート、4 防漏シート(バックシート)、5 外装シート、
6 サイドシート、7 脚回り弾性部材、
20 サイドフラップ、
20A 第1延出部、
20B 第2延出部、
40 ファスニングテープ、40ed 下端、
41 テープ基材、42 フック材、45 ターゲット領域、
50 立体ギャザー部、51 弾性部材、52 第1基端部(基端部)、
53 第2基端部、54 起立部、
60 切り取り線、71 切欠き部、72 切欠き部、73 切欠き部、
80 折り畳み領域、100、100A、100B 装着指標、
110 中央装着指標、120 図柄、120a 図柄、120b 図柄、
150 着色領域、150in 内縁

Claims (11)

  1. 互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有するとともに、第1胴回り部と股下部と第2胴回り部とを前記長手方向に並んで有し、前記第1胴回り部における前記幅方向の各端部にそれぞれ固定されたファスニングテープを、それぞれ、前記第2胴回り部に係止することによって、一つの胴回り開口部と一対の脚回り開口部とが形成される3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつであって、
    前記使い捨ておむつの前記長手方向において、前記使い捨ておむつの着用者の腸骨稜と寛骨臼とを指標として前記使い捨ておむつを前記着用者の背側に引き込む際の目印となる、前記使い捨ておむつの肌側から視認可能な装着指標が設けられており、
    展開状態の前記使い捨ておむつを前記長手方向の中央部で二つ折りし、前記一つの胴回り開口部を上側、前記股下部を下側とすると、
    前記装着指標は、上下方向において、
    前記ファスニングテープの下端と、二つ折りした前記使い捨ておむつの中央との間において、当該下端と間隔を隔て且つ当該中央とも間隔を隔てて、当該上下方向の一箇所のみに設けられており、
    前記長手方向の中央部に、前記装着指標とは別の中央装着指標が設けられており、
    前記中央装着指標は、前記使い捨ておむつの非肌側から視認可能であり、
    前記中央装着指標は、前記使い捨ておむつの前記幅方向の両側に一対設けられており、前記幅方向の中央に対して左右対称に配置されており、
    前記使い捨ておむつの非肌側から視認可能な複数の図柄が設けられており、
    前記中央装着指標は、前記図柄と相似形状であって、当該図柄よりも大きく、
    前記中央装着指標の前記長手方向の長さは、前記ファスニングテープの前記長手方向の長さよりも短い
    ことを特徴とする3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつ。
  2. 互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有するとともに、第1胴回り部と股下部と第2胴回り部とを前記長手方向に並んで有し、前記第1胴回り部における前記幅方向の各端部にそれぞれ固定されたファスニングテープを、それぞれ、前記第2胴回り部に係止することによって、一つの胴回り開口部と一対の脚回り開口部とが形成される3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつであって、
    前記使い捨ておむつは、前記第1胴回り部及び前記股下部の少なくとも一部において、前記幅方向の両側に前記長手方向に沿った一対の折り畳み位置を有し、
    前記一対の折り畳み位置で前記使い捨ておむつを肌側に折り畳んだ領域を折り畳み領域とし、前記折り畳み領域の側から前記厚さ方向に見たとき、
    前記折り畳み領域の前記長手方向において、前記使い捨ておむつの着用者の寛骨臼の下端と座骨の下端とを指標として前記使い捨ておむつを前記着用者の腹側に引き込む際の目印となる、視認可能な装着指標が設けられており、
    展開状態の前記使い捨ておむつを前記長手方向の中央部で二つ折りし、前記一つの胴回り開口部を上側、前記股下部を下側とすると、
    前記装着指標は、上下方向において、
    二つ折りした前記使い捨ておむつの中央と下端との間において、当該中央と間隔を隔て且つ当該下端とも間隔を隔てて、当該上下方向の一箇所のみに設けられており、
    前記長手方向の中央部に、前記装着指標とは別の中央装着指標が設けられており、
    前記中央装着指標は、前記使い捨ておむつの非肌側から視認可能であり、
    前記中央装着指標は、前記使い捨ておむつの前記幅方向の両側に一対設けられており、前記幅方向の中央に対して左右対称に配置されており、
    前記使い捨ておむつの非肌側から視認可能な複数の図柄が設けられており、
    前記中央装着指標は、前記図柄と相似形状であって、当該図柄よりも大きく、
    前記中央装着指標の前記長手方向の長さは、前記ファスニングテープの前記長手方向の長さよりも短い
    ことを特徴とする3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつ。
  3. 請求項1又は2に記載の3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつであって、
    前記装着指標は、前記使い捨ておむつの前記幅方向の両側に一対設けられており、前記幅方向の中央に対して左右対称に配置されている
    ことを特徴とする3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつであって、
    前記第1胴回り部、前記股下部、及び前記第2胴回り部に亘って前記長手方向に沿って延在する吸収体を有し、
    前記装着指標は、前記幅方向において、前記吸収体よりも外側に位置している
    ことを特徴とする3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつであって、
    前記第1胴回り部、前記股下部、及び前記第2胴回り部に亘って前記長手方向に沿って延在する吸収体を有し、
    前記中央装着指標の少なくとも一部は、前記幅方向において前記吸収体と重複する
    ことを特徴とする3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつ。
  6. 請求項1に記載の3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつであって、
    前記第1胴回り部、前記股下部、及び前記第2胴回り部に亘って前記長手方向に沿って延在する吸収体と、
    前記吸収体よりも前記厚さ方向の肌側に位置するトップシートと、
    前記トップシートの肌側面上に前記幅方向に一対並んで設けられた一対のサイドシートと、
    前記吸収体よりも前記厚さ方向の非肌側に位置するバックシートと
    を有し、
    前記装着指標は、前記バックシートの肌側面に設けられている
    ことを特徴とする3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつ。
  7. 請求項2に記載の3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつであって、
    前記第1胴回り部、前記股下部、及び前記第2胴回り部に亘って前記長手方向に沿って延在する吸収体と、
    前記吸収体よりも前記厚さ方向の非肌側に位置するバックシートと、
    を有し、
    前記バックシートに、前記複数の図柄が設けられている、
    ことを特徴とする3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつ。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつであって、
    吸収性コアを備え、前記第1胴回り部、前記股下部、及び前記第2胴回り部に亘って前記長手方向に沿って延在する吸収体と、
    前記吸収体よりも前記厚さ方向の非肌側に位置するバックシートと
    を有し、
    前記幅方向において、前記バックシートの両側端部から前記吸収性コアの外縁領域まで所定の色で着色された着色領域を有し、
    前記着色領域は、前記使い捨ておむつの非肌側から視認可能である
    ことを特徴とする3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつ。
  9. 請求項8に記載の3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつであって、
    展開状態にて、前記使い捨ておむつの前記長手方向の全長を4等分してなる4つの領域のうち、前記長手方向の内側に位置する2つの領域を内側領域とすると、
    前記着色領域は、前記長手方向において、前記内側領域に設けられている
    ことを特徴とする3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつ。
  10. 請求項8又は請求項9に記載の3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつであって、
    前記着色領域は、前記使い捨ておむつの前記幅方向の両側に、前記長手方向に沿って一対設けられており、
    前記着色領域は、前記使い捨ておむつの前記長手方向の中央部において、前記幅方向の内縁が前記幅方向の内側に向かって突出する凸形状を有している
    ことを特徴とする3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつ。
  11. 請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつであって、
    前記着色領域の前記所定の色は、PANTONE(登録商標)の色見本帳における196U、217U、250U、496U、502U、503U、510U、517U、670U、671U、677U、678U、684U、685U、691U、692U、698U、699U、705U、706U、7422U、7429U、7430U、及び7436Uのいずれかに該当する色である
    ことを特徴とする3000グラム以下の低体重児用展開型使い捨ておむつ。
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