JP7433555B2 - アンテナ装置及びアンテナ装置の製造方法 - Google Patents

アンテナ装置及びアンテナ装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7433555B2
JP7433555B2 JP2023561266A JP2023561266A JP7433555B2 JP 7433555 B2 JP7433555 B2 JP 7433555B2 JP 2023561266 A JP2023561266 A JP 2023561266A JP 2023561266 A JP2023561266 A JP 2023561266A JP 7433555 B2 JP7433555 B2 JP 7433555B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
conductor pattern
substrate
thickness
antenna device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2023561266A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2023157156A1 (ja
Inventor
拓真 西村
徹 高橋
秀則 石橋
徹 深沢
真也 横溝
秀憲 湯川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2023157156A1 publication Critical patent/JPWO2023157156A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7433555B2 publication Critical patent/JP7433555B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P11/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing waveguides or resonators, lines, or other devices of the waveguide type
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q5/00Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
    • H01Q5/30Arrangements for providing operation on different wavebands
    • H01Q5/378Combination of fed elements with parasitic elements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)

Description

本開示は、アンテナ装置及びアンテナ装置の製造方法に関する。
アンテナ装置には、一方の基板の表面にアンテナ励振素子を設け、他方の基板の表面に無給電素子を設けた積層構造を採用したものがある。このアンテナ装置においては、アンテナの利得向上等を図る目的として、アンテナ励振素子と無給電素子との間に、隙間を設けている。このような、従来のアンテナ装置は、例えば、非特許文献1に開示されている。
Shunichi Ikeda, "A Circularly Polarized Cavity-Backed Stacked Patch Antenna for Wide-Angle Beam Scanning Millimeter-Wave Phased Array," 2020 International Symposium on Antennas and Propagation (ISAP), 25-28 Jan. 2021
非特許文献1に開示されたアンテナ装置は、アンテナ励振素子が設けられる基板と、無給電素子が設けられる基板とを、別々に製造している。そして、非特許文献1に開示されたアンテナ装置は、2つの基板間にスペーサを挟み込んだ状態で、当該2つの基板を電気的に接続することで、アンテナ励振素子と無給電素子との間に隙間を有している。このため、アンテナ励振素子と無給電素子との間が空気となり、誘電体損が0となる。この結果、非特許文献1に開示されたアンテナ装置は、アンテナの高利得化及び高効率化を実現している。
非特許文献1に開示されたアンテナ装置は、アンテナ励振素子と無給電素子との間に隙間を形成するために、スペーサを必要とするものである。例えば、そのような積層構造を、ミリ波以上の周波数帯で動作するアンテナ装置に適用しようとする場合、その隙間は、数10μm程度の高さとなる。このとき、製造公差によるアンテナ特性の低下を抑制するためには、その隙間を数μm単位で調整する必要がある。
スペーサとして基板を用いた場合、一般的に、基板自体の厚みは50μm以上あり、基板の厚さを細かく管理することは困難である。また、スペーサとして金属板を用いた場合、金属板の厚さを10μmで管理することは非常に困難である。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、スペーサを用いることなく、アンテナ励振素子と無給電素子との間に、所定長さの隙間を形成することができるアンテナ装置を提供することを目的する。
本開示に係るアンテナ装置は、第1基板の表面に設けられるアンテナ励振素子と、第1基板の表面に設けられ、アンテナ励振素子の周囲において、当該アンテナ励振素子と接触することなく配置される第1導体パターンと、第1基板の表面と対向する第2基板の表面に設けられる無給電素子と、第2基板の表面に設けられ、無給電素子の周囲において、当該無給電素子と接触することなく配置される第2導体パターンとを備え、第1導体パターンと第2導体パターンとは、電気的に接続し、第1導体パターンの厚さは、アンテナ励振素子の厚さ以上に形成され、第2導体パターンの厚さは、無給電素子の厚さ以上に形成されるものである。
本開示によれば、スペーサを用いることなく、アンテナ励振素子と無給電素子との間に、所定長さの隙間を形成することができる。
実施の形態1に係るアンテナ装置の構成を示す図である。図1Aは、実施の形態1に係るアンテナ装置の縦断面図である。図1Bは、図1AのI-I矢視断面図である。図1Cは、図1AのII-II矢視断面図である。 実施の形態1に係るアンテナ装置の1つ目の変形例を示す図である。図2Aは、アンテナ励振素子の変形例を示す図である。図2Bは、無給電素子の変形例を示す図である。 実施の形態1に係るアンテナ装置の2つ目の変形例を示す図である。 実施の形態1に係るアンテナ装置の3つ目の変形例を示す図である。 図5Aから図5Cは、実施の形態1に係るアンテナ装置の4つ目の変形例をそれぞれ示す図である。 図6Aから図6Cは、実施の形態1に係るアンテナ装置の5つ目の変形例をそれぞれ示す図である。 実施の形態3に係るアンテナ装置の構成を示す図である。 実施の形態4に係るアンテナ装置の構成を示す図である。図8Aは、実施の形態1に係るアンテナ装置の縦断面図である。図8Bは、図8AのIII-III矢視断面図である。図8Cは、図8AのIV-IV矢視断面図である。 実施の形態4に係るアンテナ装置の変形例を示す図である。
以下、本開示をより詳細に説明するために、本開示を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
実施の形態1に係るアンテナ装置101A,101B,101C,101D1~101D3,101E1~101E3について、図1から図6を用いて説明する。
図1は、実施の形態1に係るアンテナ装置101Aの構成を示す図である。この図1に示すように、アンテナ装置101Aは、基板11,21を備えている。基板11,21は、互いの表面(実装面)同士を向き合わせるように配置されている。なお、基板11は、第1基板を構成し、基板21は、第2基板を構成するものである。
図1A及び図1Bに示すように、基板11は、1つのアンテナ励振素子12及び導体パターン13を有している。アンテナ励振素子12及び導体パターン13は、基板11の表面に設けられている。導体パターン13は、第1導体パターンを構成するものであって、地導体に相当するものである。この導体パターン13は、例えば、銅箔である。
アンテナ励振素子12は、円形に形成されている。導体パターン13は、そのアンテナ励振素子12の周囲を囲むように設けられている。この導体パターン13は、アンテナ励振素子12とは接触していない。即ち、アンテナ励振素子12と導体パターン13との間には、環状の隙間が形成されている。この環状の隙間とは、基板11の表面が露出した部分である。また、アンテナ励振素子12の厚さと、導体パターン13の厚さとは、同じ厚さとなっている。
図1A及び図1Cに示すように、基板21は、1つの無給電素子22及び導体パターン23を有している。無給電素子22及び導体パターン23は、基板21の表面に設けられている。導体パターン23は、第2導体パターンを構成するものであって、地導体に相当するものである。この導体パターン23は、例えば、銅箔である。
無給電素子22は、円形に形成されている。導体パターン23は、その無給電素子22の周囲を囲むように設けられている。この導体パターン23は、無給電素子22とは接触していない。即ち、無給電素子22と導体パターン23との間には、環状の隙間が形成されている。この環状の隙間とは、基板21の表面が露出した部分である。また、導体パターン23の厚さは、無給電素子22の厚さよりも厚くなっている。
図1Aに示すように、基板11に設けられたアンテナ励振素子12と、基板21に設けられた無給電素子22とは、互いに対向している。また、基板11に設けられた導体パターン13と、基板21に設けられた導体パターン23とは、導電性を有する接着部材31を介して電気的に接続されている。
このように、アンテナ装置101Aは、表面同士が向き合う基板11,21間において、互いに対向するアンテナ励振素子12と無給電素子22との周囲を、導体パターン13,23で囲むことで、中空構造を形成している。このため、アンテナ装置101Aは、アンテナ励振素子12と無給電素子22とを、間隔を空けて配置することができる。即ち、アンテナ装置101Aは、互いに対向するアンテナ励振素子12と無給電素子22との間に、所定長さの隙間を設けることができる。なお、その隙間は、例えば、100μm以下の高さで形成される。
従来のアンテナ装置において、アンテナ励振素子12と無給電素子22との間に、所定長さの隙間を設ける場合、例えば、基板11,21間に、スペーサを介在させる必要があった。これに対して、アンテナ装置101Aの製造方法は、厚銅基板の製造プロセスのみを使用するものである。また、アンテナ装置101Aは、上記スペーサを必要としないため、部品点数を削減することができる。このため、アンテナ装置101Aは、部品点数を削減した分、当該アンテナ装置101Aを製造する際の実装公差を小さくすることができる。この結果、アンテナ装置101Aは、実装公差によるアンテナ特性の低下を抑制することができる。
更に、アンテナ装置101Aにおいては、アンテナ励振素子12と無給電素子22との間に形成される隙間は、導体パターン13,23の厚さのみを管理すれば設けることができる。詳細には、アンテナ装置101Aは、別部品となるスペーサを使用する場合と比べて、数μm単位で、導体パターン13,23の厚さを管理することができるため、アンテナ励振素子12と無給電素子22との間に隙間を、高精度で設けることができる。このため、アンテナ装置101Aは、製造公差によるアンテナ特性の低下を抑制しつつ、特に、ミリ波以上の周波数帯において要求され得る、アンテナ励振素子12と無給電素子22との間に形成する隙間長さの設計自由度を、向上させることができる。
なお、上述したアンテナ装置101Aにおいては、アンテナ励振素子12及び無給電素子22が円形をなしているが、多角形をなしても良い。そこで、図2は、実施の形態1に係るアンテナ装置101Aの他の構成を示す図である。例えば、図2A及び図2Bに示すように、アンテナ励振素子12及び無給電素子22は、矩形をなしても良い。
また、上述したアンテナ装置101Aにおいては、アンテナ励振素子12の厚さと導体パターン13の厚さとが同じ厚さで、且つ、導体パターン23の厚さが無給電素子22の厚さよりも厚くなっているが、アンテナ励振素子12と無給電素子22との間に、隙間が形成されていれば、導体パターン13,23の厚さを変えても良い。そこで、図3は、実施の形態1に係るアンテナ装置101Bの構成を示す図である。また、図4は、実施の形態1に係るアンテナ装置101Cの構成を示す図である。
図3に示すように、アンテナ装置101Bにおいては、導体パターン13の厚さがアンテナ励振素子12の厚さよりも厚く、且つ、無給電素子22の厚さと導体パターン23の厚さとが同じ厚さになっている。このような構成を採用した場合でも、アンテナ装置101Bは、アンテナ励振素子12と無給電素子22との間に隙間を設けることができる。
図4に示すように、アンテナ装置101Cにおいては、導体パターン13の厚さがアンテナ励振素子12の厚さよりも厚く、且つ、導体パターン23の厚さが無給電素子22の厚さよりも厚くなっている。このような構成を採用した場合でも、アンテナ装置101Cは、アンテナ励振素子12と無給電素子22との間に隙間を設けることができる。
アンテナ装置101A,101B,101Cにおいては、導体パターン13,23の厚さに対する微細な管理を可能とするため、基板11,21のうちの少なくとも一方の基板が、厚銅基板の製造プロセスを用いて製造される。このとき、実装性の向上及び高精度な隙間管理等を図る場合、導体パターン13,23間における電気的な接続には、熱拡散接合が適用されても良い。また、基板11,21への負荷を軽減し、且つ、製造コストの低コスト化を図る場合、導体パターン13,23間における電気的な接続には、はんだが採用されても良い。
ここで、導体パターン13,23間における電気的な接続に、接着部材31としてはんだを用いた場合、当該はんだに含まれる液体成分であるフラックスが、当該はんだから漏れ出し、アンテナ励振素子12と無給電素子22との間の隙間に浸入するおそれがある。このため、隙間における本来の比誘電率は、「1」であるが、その隙間に、比誘電率が異なるフラックスが浸入することで、変化してしまう。この結果、共振周波数が変化し、アンテナ特性が低下する。
このような問題を解決するため、例えば、図5及び図6に示す構成を採用することが考えられる。
図5は、実施の形態1に係るアンテナ装置101D1,101D2,101D3の構成を示す図である。
図5Aに示すアンテナ装置101D1においては、アンテナ励振素子12の厚さと導体パターン13の厚さとが同じ厚さで、且つ、導体パターン23の厚さが無給電素子22の厚さよりも厚くなっている。このアンテナ装置101D1は、レジスト41を備えている。レジスト41は、基板11の表面において、アンテナ励振素子12の外周部全域に接触して設けられている。具体的には、レジスト41は、アンテナ励振素子12の表面外周部全域及び外周端面全域を覆うように、環状に形成されている。このため、アンテナ装置101D1は、アンテナ励振素子12に環状のレジスト41を設けることにより、アンテナ励振素子12と無給電素子22との間の隙間に対して、アンテナ励振素子12側からのフラックスの浸入を防止することができる。
図5Bに示すアンテナ装置101D2においては、導体パターン13の厚さがアンテナ励振素子12の厚さよりも厚く、且つ、無給電素子22の厚さと導体パターン23の厚さとが同じ厚さになっている。このアンテナ装置101D2は、レジスト42を備えている。レジスト42は、基板21の表面において、無給電素子22の外周部全域に接触して設けられている。具体的には、レジスト42は、無給電素子22の表面外周部全域及び外周端面全域を覆うように、環状に形成されている。このため、アンテナ装置101D2は、無給電素子22に環状のレジスト42を設けることにより、アンテナ励振素子12と無給電素子22との間の隙間に対して、無給電素子22側からのフラックスの浸入を防止することができる。
図5Cに示すアンテナ装置101D3においては、導体パターン13の厚さがアンテナ励振素子12の厚さよりも厚く、且つ、導体パターン23の厚さが無給電素子22の厚さよりも厚くなっている。このアンテナ装置101D3は、レジスト41,42を備えている。このため、アンテナ装置101D3は、レジスト41,42を設けることにより、アンテナ励振素子12と無給電素子22との間の隙間に対して、フラックスの浸入を防止することができる。
また、図6は、実施の形態1に係るアンテナ装置101E1,101E2,101E3の構成を示す図である。
図6Aに示すアンテナ装置101E1においては、アンテナ励振素子12の厚さと導体パターン13の厚さとが同じ厚さで、且つ、導体パターン23の厚さが無給電素子22の厚さよりも厚くなっている。このアンテナ装置101E1は、レジスト43を備えている。レジスト43は、基板11の表面において、アンテナ励振素子12の全周を囲むように、環状に形成されている。また、レジスト43の厚さ(高さ)は、アンテナ励振素子12の厚さよりも厚くなっている。このため、アンテナ装置101E1は、アンテナ励振素子12の周囲に環状のレジスト43を設けることにより、アンテナ励振素子12と無給電素子22との間の隙間に対して、アンテナ励振素子12側からのフラックスの浸入を防止することができる。
図6Bに示すアンテナ装置101E2においては、導体パターン13の厚さがアンテナ励振素子12の厚さよりも厚く、且つ、無給電素子22の厚さと導体パターン23の厚さとが同じ厚さになっている。このアンテナ装置101E2は、レジスト44を備えている。レジスト44は、基板21の表面において、無給電素子22の全周を囲むように、環状に形成されている。また、レジスト44の厚さ(高さ)は、無給電素子22の厚さよりも厚くなっている。このため、アンテナ装置101E2は、無給電素子22の周囲に環状のレジスト44を設けることにより、アンテナ励振素子12と無給電素子22との間の隙間に対して、無給電素子22側からのフラックスの浸入を防止することができる。
図6Cに示すアンテナ装置101E3においては、導体パターン13の厚さがアンテナ励振素子12の厚さよりも厚く、且つ、導体パターン23の厚さが無給電素子22の厚さよりも厚くなっている。このアンテナ装置101E3は、レジスト43,44を備えている。このため、アンテナ装置101E3は、レジスト43,44を設けることにより、アンテナ励振素子12と無給電素子22との間の隙間に対して、フラックスの浸入を防止することができる。
但し、基板11,21の基材は、誘電体であれば良く、例えば、樹脂材料又はガラス等である。基板11,21の基材に樹脂材料を採用した場合、アンテナ装置101Aは、製造コストを抑えることができる。また、基板11,21の基材にガラスを採用した場合、アンテナ装置101Aは、アンテナの低損失化及び高利得化を図ることができる。
なお、導体パターン13の厚さは、アンテナ励振素子12の厚さ以上に形成され、導体パターン23の厚さは、無給電素子22の厚さ以上に形成されていれば良い。
以上、実施の形態1に係るアンテナ装置101A,101B,101C,101D1~101D3,101E1~101E3は、基板11の表面に設けられるアンテナ励振素子12と、基板11の表面に設けられ、アンテナ励振素子12の周囲において、当該アンテナ励振素子12と接触することなく配置される導体パターン13と、基板11の表面と対向する基板21の表面に設けられる無給電素子22と、基板21の表面に設けられ、無給電素子22の周囲において、当該無給電素子22と接触することなく配置される導体パターン23とを備え、導体パターン13と導体パターン23とは、電気的に接続し、導体パターン13の厚さは、アンテナ励振素子12の厚さ以上に形成され、導体パターン23の厚さは、無給電素子22の厚さ以上に形成される。このため、アンテナ装置101A,101B,101C,101D1~101D3,101E1~101E3は、スペーサを用いることなく、アンテナ励振素子12と無給電素子22との間に、所定長さの隙間を形成することができる。
アンテナ装置101A,101D1,101E1においては、導体パターン13の厚さは、アンテナ励振素子12の厚さと同じ厚さに形成され、導体パターン23の厚さは、無給電素子22の厚さよりも厚く形成される。このため、アンテナ装置101A,101B,101C,101D1~101D3,101E1~101E3は、スペーサを用いることなく、アンテナ励振素子12と無給電素子22との間に、所定長さの隙間を形成することができる。
アンテナ装置101B,101D2,101E2においては、導体パターン13の厚さは、アンテナ励振素子12の厚さよりも厚く形成され、導体パターン23の厚さは、無給電素子22の厚さと同じ厚さに形成される。このため、アンテナ装置101A,101B,101C,101D1~101D3,101E1~101E3は、スペーサを用いることなく、アンテナ励振素子12と無給電素子22との間に、所定長さの隙間を形成することができる。
アンテナ装置101C,101D3,101E3においては、導体パターン13の厚さは、アンテナ励振素子12の厚さよりも厚く形成され、導体パターン23の厚さは、無給電素子22の厚さよりも厚く形成される。このため、アンテナ装置101A,101B,101C,101D1~101D3,101E1~101E3は、スペーサを用いることなく、アンテナ励振素子12と無給電素子22との間に、所定長さの隙間を形成することができる。
アンテナ装置101A,101B,101C,101D1~101D3,101E1~101E3においては、基板11及び基板21のうち少なくとも一方は、厚銅基板の製造プロセスを用いて形成される。このため、アンテナ装置101A,101B,101C,101D1~101D3,101E1~101E3においては、基板11及び基板21のうち少なくとも一方を、高精度に製造することができる。
アンテナ装置101A,101B,101C,101D1~101D3,101E1~101E3においては、導体パターン13と導体パターン23とは、導電性を有する接着部材31を用いて接続される。このため、アンテナ装置101A,101B,101C,101D1~101D3,101E1~101E3は、導体パターン13,23間を、容易に電気的に接続することができる。
アンテナ装置101D1~101D3,101E1~101E3は、アンテナ励振素子12の周囲及び無給電素子22の周囲のうち少なくとも一方に設けられるレジスト41~44を備える。このため、接着部材31がはんだの場合、アンテナ装置101D1~101D3,101E1~101E3は、アンテナ励振素子12と無給電素子22との間の隙間に対して、フラックスの浸入を防止することができる。
アンテナ装置101A,101B,101C,101D1~101D3,101E1~101E3においては、導体パターン13と導体パターン23とは、熱拡散接合を用いて接続される。このため、アンテナ装置101A,101B,101C,101D1~101D3,101E1~101E3は、導体パターン13,23間を、容易に電気的に接続することができる。
アンテナ装置101A,101B,101C,101D1~101D3,101E1~101E3は、基板11及び基板21を、樹脂材料又はガラスからなる誘電体で形成している。このため、基板11,21の基材に樹脂材料を採用した場合、アンテナ装置101A,101B,101C,101D1~101D3,101E1~101E3は、製造コストを抑えることができる。また、基板11,21の基材にガラスを採用した場合、アンテナ装置101A,101B,101C,101D1~101D3,101E1~101E3は、アンテナの低損失化及び高利得化を図ることができる。
アンテナ装置101A,101B,101C,101D1~101D3,101E1~101E3においては、アンテナ励振素子12と無給電素子22との間に形成される隙間は、100μm以下の長さで形成される。このため、アンテナ装置101A,101B,101C,101D1~101D3,101E1~101E3は、ミリ波以上の周波数帯で動作するアンテナ装置として適用することができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係るアンテナ装置について説明する。なお、上述した実施の形態1で説明した構成と同様の機能を有する構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態2に係るアンテナ装置は、ミリ波以上の周波数、特に、サブテラヘルツ帯及びテラヘルツ帯で特に動作するものである。この実施の形態2に係るアンテナ装置の基本構成は、実施の形態1に係るアンテナ装置101Aの基本構成と同じものである。
実施の形態2に係るアンテナ装置においては、基板11は、例えば、IC(Integrated Circuit)のような、半導体基板で構成され、基板21は、例えば、樹脂基板等の誘電体基板で構成されている。
実施の形態2に係るアンテナ装置は、所謂、オンチップアンテナである。そのアンテナ装置の製造方法には、基板11が半導体基板となっているため、IC等に適用される半導体の製造プロセスが適用されている。半導体の製造プロセスは、高精度な製造プロセスとして知られている。実施の形態1で述べた厚銅基板の製造プロセスにおいて、導体パターン13,23の最小線路幅及び製造公差が、数10μmであるのに対して、半導体の製造プロセスにおいては、それらが数um程度である。半導体の製造プロセスは、高価な製造プロセスである一方で、アンテナ装置をより高精度に製造することができる。このため、半導体の製造プロセスを用いて製造されたアンテナ装置は、基板11,21における製造公差の低減が可能となるため、アンテナ特性の低下を抑えることができる。
実施の形態2に係るアンテナ装置は、実施の形態1に係るアンテナ装置101A,101B,101Cとは異なり、IC上にアンテナ励振素子12を設けることができる。このため、実施の形態2に係るアンテナ装置は、例えば、増幅器及びミキサのような能動回路を構成したICと、アンテナ素子、アンテナ給電線路及びフィルタ等の受動回路を形成した基板11,21とを、ワイヤボンディング及びフリップチップ実装等を用いて接続する接続構成を必要としない。この結果、実施の形態2に係るアンテナ装置は、ICと基板11,21とを接続する際に発生する損失及び寄生成分の影響を抑えることができ、アンテナの効率及び利得を向上させることができる。
また、実施の形態2に係るアンテナ装置は、実施の形態1に係るアンテナ装置101Aと同様に、アンテナ励振素子12と無給電素子22との間に隙間を設けることができる。このとき、実施の形態2に係るアンテナ装置は、別部材となるスペーサを使用しないため、実装性、製造性、物性の観点から、アンテナ特性の低下を抑えることができる。
従って、実施の形態2に係るアンテナ装置は、別部材のスペーサを用いることなく、アンテナ励振素子12と無給電素子22との間に隙間を設けることができる。このため、実施の形態2に係るアンテナ装置は、部品点数の削減による実装性の向上を図ることができる。また、実施の形態2に係るアンテナ装置は、半導体の製造プロセスを適用しているため、製造精度及び実装精度を更に向上させることができる。このため、実施の形態2に係るアンテナ装置は、ミリ波以上の周波数帯において要求され得るアンテナ特性を、容易に備えることができる。
以上、実施の形態2に係るアンテナ装置は、基板11及び基板21を、半導体基板で形成している。このため、実施の形態2に係るアンテナ装置は、基板11,21における製造公差の低減が可能となるため、アンテナ特性の低下を抑えることができる。
実施の形態3.
実施の形態3に係るアンテナ装置103について、図7を用いて説明する。図7は、実施の形態3に係るアンテナ装置103の構成を示す図である。なお、上述した実施の形態1で説明した構成と同様の機能を有する構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態3に係るアンテナ装置103は、実施の形態2に係るアンテナ装置に対して、ICの後工程プロセスである再配線プロセスを用いて、複数の絶縁層51,52及び複数の導体層61,62を設けるようにした構成となっている。図7は、アンテナ装置103が2つの絶縁層51,52及び2つの導体層61,62を備える例を示している。
なお、絶縁層51,52は、例えば、ポリイミド等の樹脂材料で形成されており、誘電体を構成するものである。また、導体層61,62は、高い導電性を有る銅等の金属材料で形成されている。
基板11の表面には、絶縁層52、導体層62、絶縁層51、及び、導体層61が、順に積層されている。具体的には、基板11の表面には、絶縁層52が設けられている。絶縁層52の表面には、導体層62が設けられている。導体層62の表面には、絶縁層51が設けられている。絶縁層51の表面には、導体層61が設けられている。そして、導体層61は、接着部材31を介して、導体パターン23と電気的に接続されている。
即ち、アンテナ装置103においては、基板11の表面に、複数の絶縁層51,52と複数の導体層61,62とが交互に重ね合わせられており、第1導体パターンとなる最上層の導体層61が、第2導体パターンとなる導体パターン23と電気的に接続している。このとき、アンテナ装置103においては、アンテナ励振素子12の厚さと導体層61の厚さとが同じ厚さで、且つ、導体パターン23の厚さが無給電素子22の厚さよりも厚くなっている。
アンテナ装置103は、IC等に適用される半導体の製造プロセスであって、その後工程となる再配線プロセスによって、絶縁層51,52を2層以上形成し、それらの各上層に、導体層61,62を2層以上形成した構成となっている。このように、アンテナ装置103は、絶縁層51,52及び導体層61,62を備えることにより、高精度な半導体の製造プロセスを適用することができるため、当該アンテナ装置103の製造精度を向上させることができる。
また、実施の形態2に係るアンテナ装置は、アンテナ励振素子12を、半導体で構成される基板11の表面に設けるようにしている。これに対して、アンテナ装置103は、アンテナ励振素子12を、誘電体で構成される絶縁層51の表面に設けるようにしている。一般的に、Si等から形成される半導体基板は、損失が大きくなるため、アンテナ特性が低下し易い傾向にある。一方、ポリイミド等の樹脂材料は、半導体と比べて低損失となっている。このため、アンテナ装置103は、再配線プロセスを適用したことにより、アンテナ特性の低下を抑えることができる。
更に、アンテナ装置103は、アンテナ励振素子12の地板を、再配線層の導体層62としているため、基板11に設けられる、増幅器及びミキサ等の受動回路、フィルタ等の受動回路、及び、アンテナへの給電線路等と、アンテナ励振素子12とを切り離すことができる。このため、アンテナ装置103は、双方の電気的干渉を抑えることができる。また、アンテナ装置103は、アンテナ励振素子12を基板11から切り離すことができるので、基板11における高密度化の低減及び小型化を図ることができる。
従って、アンテナ装置103は、別部材のスペーサを用いることなく、アンテナ励振素子12と無給電素子22との間に隙間を設けることができる。このため、アンテナ装置103は、部品点数の削減による実装性の向上を図ることができる。また、アンテナ装置103は、半導体の製造プロセスを適用しているため、製造精度及び実装精度を更に向上させることができる。このため、アンテナ装置103は、ミリ波以上の周波数帯において要求され得るアンテナ特性を、容易に備えることができる。更に、アンテナ装置103は、複数の絶縁層51,52及び複数の導体層61,62を備えることにより、アンテナ励振素子12を基板11から切り離すことができる。このため、アンテナ装置103は、基板11における高密度化の低減及び小型化を図ることができる。
以上、実施の形態3に係るアンテナ装置103は、基板11の表面に、複数の絶縁層51,52と複数の導体層61,62とを交互に重ね合わせ、最上層の導体層61を導体パターン23と電気的に接続している。このため、アンテナ装置103は、アンテナ励振素子12を基板11から切り離すことができる。この結果、アンテナ装置103は、基板11における高密度化の低減及び小型化を図ることができる。
実施の形態4.
実施の形態4に係るアンテナ装置104A,104Bについて、図8及び図9を用いて説明する。なお、上述した実施の形態1で説明した構成と同様の機能を有する構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図8は、実施の形態4に係るアンテナ装置104Aの構成を示す図である。この図8は、アンテナ装置104Aが複数のアンテナ励振素子12及び複数の無給電素子22を備える例を示している。アンテナ装置104Aは、例えば、4つのアンテナ励振素子12及び4つの無給電素子22を有している。
図8A及び図8Bに示すように、アンテナ励振素子12は、円形に形成されている。導体パターン13は、そのアンテナ励振素子12の周囲を囲むように設けられている。この導体パターン13は、アンテナ励振素子12とは接触していない。即ち、アンテナ励振素子12と導体パターン13との間には、環状の隙間が形成されている。この環状の隙間とは、基板11の表面が露出した部分である。また、アンテナ励振素子12の厚さと、導体パターン13の厚さとは、同じ厚さとなっている。
図8A及び図8Cに示すように、無給電素子22は、円形に形成されている。導体パターン23は、その無給電素子22の周囲を囲むように設けられている。この導体パターン23は、無給電素子22とは接触していない。即ち、無給電素子22と導体パターン23との間には、環状の隙間が形成されている。この環状の隙間とは、基板21の表面が露出した部分である。また、導体パターン23の厚さは、無給電素子22の厚さよりも厚くなっている。
図8Aに示すように、基板11に設けられた各アンテナ励振素子12と、基板21に設けられた各無給電素子22とは、互いにそれぞれ対向している。また、基板11に設けられた導体パターン13と、基板21に設けられた導体パターン23とは、導電性を有する接着部材31を介して電気的に接続されている。
このように、アンテナ装置104Aは、表面同士が向き合う基板11,21間において、互いに対向する4つのアンテナ励振素子12と4つの無給電素子22との各周囲を、導体パターン13,23で囲むことで、4つの中空構造を形成している。このため、アンテナ装置101Aは、アンテナ励振素子12と無給電素子22とを、間隔を空けて配置することができる。即ち、アンテナ装置101Aは、互いに対向するアンテナ励振素子12と無給電素子22との間に、所定長さの隙間を設けることができる。
アンテナ装置104Aは、所謂、アレーアンテナ装置である。このアンテナ装置104Aは、複数のアンテナ励振素子12及び複数の無給電素子22を備えることで、高利得化、及び、指向性の向上等のアンテナ装置の高機能化を図ることができる。このため、アンテナ装置104Aは、所望の方向に向けて、所望の電力を送信することができる。また、アンテナ装置104Aは、所望の方向から、所望の電力を受信することができる。
従って、アンテナ装置104Aは、別部材のスペーサを用いることなく、アンテナ励振素子12と無給電素子22との間に隙間を設けることができる。このため、アンテナ装置104Aは、部品点数の削減による実装性の向上を図ることができる。また、アンテナ装置103は、半導体の製造プロセスを適用しているため、製造精度及び実装精度を更に向上させることができる。このため、アンテナ装置104Aは、ミリ波以上の周波数帯において要求され得るアンテナ特性を、容易に備えることができる。更に、アンテナ装置104Aは、複数のアンテナ励振素子12及び複数の無給電素子22を備えることにより、アレーアンテナ装置としての利得を向上させることができる。
なお、アンテナ励振素子12間の距離、及び、無給電素子22間の距離は、2分の1波長以上で、且つ、1波長以下であれば良い。また、互いに対向するアンテナ励振素子12と無給電素子22との配列は、四角配列としているが、個数に応じて、適宜調整しても良い。
更に、アンテナ装置104Aは、1つの基板11の表面に複数のアンテナ励振素子12を設け、1つの基板21の表面に複数の無給電素子22を設けているが、複数のアンテナ励振素子12及び複数の無給電素子22を備える場合、その構成に限定されることはない。例えば、アレーアンテナ装置として、アンテナ励振素子12及び無給電素子22の歩留まりを向上させるために、図9に示す構成を採用しても良い。
図9は、実施の形態4に係るアンテナ装置104Bの構成を示す図である。図9に示すように、アンテナ装置104Bは、1つのアンテナ励振素子12を有する基板11を複数備え、複数の無給電素子22を有する基板21を1つ備えるものである。なお、アンテナ装置104Bは、複数のアンテナ励振素子12を有する基板11を1つ備え、1つの無給電素子22を有する基板21を複数備えても良い。
以上、実施の形態4に係るアンテナ装置104Aは、基板11の表面に設けられる複数のアンテナ励振素子12と、基板11の表面に設けられ、各アンテナ励振素子12の周囲において、当該各アンテナ励振素子12と接触することなく配置される導体パターン13と、基板11の表面と対向する基板21の表面に設けられる複数の無給電素子22と、基板21の表面に設けられ、各無給電素子22の周囲において、当該各無給電素子22と接触することなく配置される導体パターン23とを備え、導体パターン13と導体パターン23とは、電気的に接続し、導体パターン13の厚さは、アンテナ励振素子12の厚さ以上に形成され、導体パターン23の厚さは、無給電素子22の厚さ以上に形成される。このため、アンテナ装置104Aは、スペーサを用いることなく、アンテナ励振素子12と無給電素子22との間に、所定長さの隙間を形成することができる。
アンテナ装置104Bは、1つのアンテナ励振素子12を有する基板11を複数備え、複数の無給電素子22を有する基板21を1つ備える。このため、アンテナ装置104Bは、アレーアンテナ装置として、アンテナ励振素子12及び無給電素子22の歩留まりを向上させることができる。
また、アンテナ装置104Bは、複数のアンテナ励振素子12を有する基板11を1つ備え、1つの無給電素子22を有する基板21を複数備える。このため、アンテナ装置104Bは、アレーアンテナ装置として、アンテナ励振素子12及び無給電素子22の歩留まりを向上させることができる。
なお、本開示はその開示の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
本開示に係るアンテナ装置は、第1導体パターンの厚さを、アンテナ励振素子の厚さ以上に形成し、第2導体パターンの厚さを、無給電素子の厚さ以上に形成することで、アンテナ励振素子と無給電素子との間に所定長さの隙間を形成することができ、アンテナ装置等に用いるのに適している。
11,21 基板、12 アンテナ励振素子、13,23 導体パターン、22 無給電素子、31 接着部材、41~44 レジスト、51,52 絶縁層、61,62 導体層、101A,101B,101C,101D1~101D3,101E1~101E3,103,104A,104B アンテナ装置。

Claims (15)

  1. 第1基板の表面に設けられるアンテナ励振素子と、
    前記第1基板の表面に設けられ、前記アンテナ励振素子の周囲において、当該アンテナ励振素子と接触することなく配置される第1導体パターンと、
    前記第1基板の表面と対向する第2基板の表面に設けられる無給電素子と、
    前記第2基板の表面に設けられ、前記無給電素子の周囲において、当該無給電素子と接触することなく配置される第2導体パターンとを備え、
    前記第1導体パターンと前記第2導体パターンとは、電気的に接続し、
    前記第1導体パターンの厚さは、前記アンテナ励振素子の厚さ以上に形成され、
    前記第2導体パターンの厚さは、前記無給電素子の厚さ以上に形成される
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記第1導体パターンの厚さは、前記アンテナ励振素子の厚さと同じ厚さに形成され、
    前記第2導体パターンの厚さは、前記無給電素子の厚さよりも厚く形成される
    ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 前記第1導体パターンの厚さは、前記アンテナ励振素子の厚さよりも厚く形成され、
    前記第2導体パターンの厚さは、前記無給電素子の厚さと同じ厚さに形成される
    ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  4. 前記第1導体パターンの厚さは、前記アンテナ励振素子の厚さよりも厚く形成され、
    前記第2導体パターンの厚さは、前記無給電素子の厚さよりも厚く形成される
    ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  5. 前記第1基板及び前記第2基板のうち少なくとも一方は、厚銅基板の製造プロセスを用いて形成される
    ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  6. 前記第1導体パターンと前記第2導体パターンとは、導電性を有する接着部材を用いて接続される
    ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  7. 前記アンテナ励振素子の周囲及び前記無給電素子の周囲のうち少なくとも一方に設けられるレジストを備える
    ことを特徴とする請求項6記載のアンテナ装置。
  8. 前記第1導体パターンと前記第2導体パターンとは、熱拡散接合を用いて接続される
    ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  9. 前記第1基板及び前記第2基板を、樹脂材料又はガラスからなる誘電体で形成した
    ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  10. 前記第1基板及び前記第2基板を、半導体基板で形成した
    ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  11. 前記第1基板の表面に、複数の絶縁層と複数の導体層とを交互に重ね合わせ、
    最上層の導体層を前記第1導体パターンとして、前記第2導体パターンと電気的に接続した
    ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  12. 1つの前記アンテナ励振素子を有する前記第1基板を複数備え、複数の前記無給電素子を有する前記第2基板を1つ備える
    ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  13. 複数の前記アンテナ励振素子を有する前記第1基板を1つ備え、1つの前記無給電素子を有する前記第2基板を複数備える
    ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  14. 前記アンテナ励振素子と前記無給電素子との間に形成される隙間は、100μm以下の長さで形成される
    ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  15. 第1基板の表面に設けられるアンテナ励振素子と、
    前記第1基板の表面に設けられ、前記アンテナ励振素子の周囲において、当該アンテナ励振素子と接触することなく配置される第1導体パターンと、
    前記第1基板の表面と対向する第2基板の表面に設けられる無給電素子と、
    前記第2基板の表面に設けられ、前記無給電素子の周囲において、当該無給電素子と接触することなく配置される第2導体パターンとを備え、
    前記第1導体パターンの厚さ、前記アンテナ励振素子の厚さ以上に形成するステップと
    前記第2導体パターンの厚さ、前記無給電素子の厚さ以上に形成するステップと
    前記第1導体パターンと前記第2導体パターンと、電気的に接続するステップとを有する
    ことを特徴とするアンテナ装置の製造方法。
JP2023561266A 2022-02-17 2022-02-17 アンテナ装置及びアンテナ装置の製造方法 Active JP7433555B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2022/006288 WO2023157156A1 (ja) 2022-02-17 2022-02-17 アンテナ装置及びアンテナ装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2023157156A1 JPWO2023157156A1 (ja) 2023-08-24
JP7433555B2 true JP7433555B2 (ja) 2024-02-19

Family

ID=87577797

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023561266A Active JP7433555B2 (ja) 2022-02-17 2022-02-17 アンテナ装置及びアンテナ装置の製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7433555B2 (ja)
WO (1) WO2023157156A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000138525A (ja) 1998-10-30 2000-05-16 Mitsubishi Electric Corp マイクロストリップアンテナおよびマイクロストリップアンテナ基板
WO2018116886A1 (ja) 2016-12-22 2018-06-28 京セラ株式会社 アンテナ基板およびその製造方法
JP2019054515A (ja) 2017-09-14 2019-04-04 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. アンテナが実装されるpcb及びこれを含む電子装置
WO2020261332A1 (ja) 2019-06-24 2020-12-30 三菱電機株式会社 アンテナ製造方法およびアンテナ装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11223100B2 (en) * 2019-03-25 2022-01-11 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Chip antenna

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000138525A (ja) 1998-10-30 2000-05-16 Mitsubishi Electric Corp マイクロストリップアンテナおよびマイクロストリップアンテナ基板
WO2018116886A1 (ja) 2016-12-22 2018-06-28 京セラ株式会社 アンテナ基板およびその製造方法
JP2019054515A (ja) 2017-09-14 2019-04-04 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. アンテナが実装されるpcb及びこれを含む電子装置
WO2020261332A1 (ja) 2019-06-24 2020-12-30 三菱電機株式会社 アンテナ製造方法およびアンテナ装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2023157156A1 (ja) 2023-08-24
JPWO2023157156A1 (ja) 2023-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11658390B2 (en) Wireless communications package with integrated antenna array
US9985346B2 (en) Wireless communications package with integrated antennas and air cavity
US10468763B2 (en) Antenna module and circuit module
JP6429680B2 (ja) アンテナ一体型モジュール及びレーダ装置
JP5983760B2 (ja) アレーアンテナ
US11171421B2 (en) Antenna module and communication device equipped with the same
CN103650132B (zh) 无线模块
WO2011021328A1 (ja) シールド層と素子側電源端子が容量結合した半導体装置
TWI745238B (zh) 電子封裝件
US11322841B2 (en) Antenna module and communication device equipped with the same
US20210265555A1 (en) Mountable electronic component and electronic circuit module
US11139266B2 (en) Manufacturing method for electronic component, and electronic component
US10847469B2 (en) CTE compensation for wafer-level and chip-scale packages and assemblies
JP5054413B2 (ja) アンテナ素子及び半導体装置
JP7433555B2 (ja) アンテナ装置及びアンテナ装置の製造方法
CN115668636A (zh) 具有独立rfic芯片和天线元件栅格几何形状的天线阵列
US11710902B2 (en) Dual-polarized magneto-electric antenna array
JP7067640B2 (ja) 電磁バンドギャップ構造、及び、パッケージ構造
JP7266507B2 (ja) アンテナモジュール及び通信装置
JP2021019047A (ja) 電子装置
WO2021182037A1 (ja) アンテナモジュールおよびそれを搭載する通信装置
US20230135990A1 (en) Antenna device
WO2023189209A1 (ja) 高周波モジュール及び高周波モジュールの製造方法
KR20240081376A (ko) 패키지 상의 슬롯 보우-타이 안테나
US20110074012A1 (en) Substrate with built-in semiconductor element, and method of fabricating substrate with built-in semiconductor element

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231005

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20231005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7433555

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150