JP7431095B2 - スリーブ接続構造及びホース継手の製造方法 - Google Patents

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Description

本開示は、パイプ、タンクその他の機器接続部に接続されるベーススリーブと、ホースに接続されるノズルスリーブとを接続するスリーブ接続構造、及び、そのスリーブ接続構造を備えたホース継手の製造方法に関する。
この種のスリーブ接続構造として、ベーススリーブの先端部に備えられた第1接続筒部が、ノズルスリーブの基端部に備えられた第2接続筒部に内挿されて、第1接続筒部と第2接続筒部とが嵌合したものが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2019-108981号公報(段落[0033]、図2)
上記した従来のスリーブ接続構造では、ノズルスリーブの先端側に備えられたノズル部に負荷がかかると、第2接続筒部が第1接続筒部に対して傾くことがあり、その対策が求められている。
上記課題を解決するためになされた発明の第1態様は、段付き状に先細りとなった第1接続筒部の基端に、パイプ、タンクその他の機器接続部に接続される機器接続筒部を有するベーススリーブと、内側が段付き状に拡径した第2接続筒部の先端に、ホースが接続されるノズル部を有するノズルスリーブと、を備え、前記第1接続筒部の外側に前記第2接続筒部が嵌合され、前記第1接続筒部及び前記第2接続筒部の互いに対向する第1ベース側段差面及び第1ノズル側段差面の間にOリングが配置されて、前記第1接続筒部のうち前記第1ベース側段差面から先端側に延びる第1ベース側周面と、前記第2接続筒部のうち前記第1ノズル側段差面から基端側に延びる第1ノズル側周面との間をシールし、前記第1接続筒部及び前記第2接続筒部のうち前記第1ベース側段差面より基端側には、前記第1接続筒部が前記第2接続筒部の拡径変形を乗り越えて互いに係合する凹凸係合部が設けられているスリーブ接続構造において、
前記第1接続筒部及び前記第2接続筒部のうち前記第1ノズル側段差面より先端側には、先端に向かうに従って縮径し、かつ互いに嵌合するテーパー嵌合部と、前記テーパー嵌合部より基端側に位置し、かつ少なくとも一方が軸方向と平行な周面を有する嵌合支持部と、を備えるスリーブ接続構造である。
発明の第2態様は、前記第1接続筒部の前記嵌合支持部は、前記第1ベース側周面から突出し、かつ断面円弧状又は台形状又は三角形状をなして前記第1接続筒部の周方向に延びると共に、前記第1接続筒部の前記テーパー嵌合部のテーパー面に連続する斜面を先端側に有している第1態様に記載のスリーブ接続構造である。
発明の第3態様は、前記第1接続筒部の前記嵌合支持部は、前記第1ベース側周面から突出し、かつ断面円弧状又は台形状又は三角形状をなして前記第1接続筒部の周方向に延びて前記第2接続筒部の前記嵌合支持部と当接し、前記第1接続筒部及び前記第2接続筒部の間の全ての嵌合部分のうち最もきつい嵌め合いで嵌合する、第1態様又は第2態様に記載のスリーブ接続構造である。
発明の第4態様は、前記第1接続筒部の前記嵌合支持部は、前記第1ベース側周面から突出し、かつ断面円弧状又は台形状又は三角形状をなして前記第1接続筒部の周方向に延びてなり、前記第2接続筒部の前記嵌合支持部は、前記第1接続筒部の前記嵌合支持部と係合して、軸方向の移動を規制する突部又は凹部を有している、第1態様から第3態様の何れか1の態様に記載のスリーブ接続構造である。
発明の第5態様は、前記嵌合支持部の軸長が、前記第1ベース側段差面と前記第1ノズル側段差面との間の距離以上になっている第1態様から第4態様の何れか1の態様に記載のスリーブ接続構造である。
発明の第6態様は、前記第1接続筒部の前記テーパー嵌合部のテーパー面と、前記第2接続筒部の前記テーパー嵌合部のテーパー面とは、前記嵌合支持部に近づくに従って接近するように互いに異なる勾配を備える第1態様から第5態様の何れか1の態様に記載のスリーブ接続構造である。
発明の第7態様は、前記ノズル部を包囲するフード部の基端に、前記第2接続筒部の外側に嵌合される第3接続筒部を有するフードスリーブを備え、前記第2接続筒部の基端面は、前記第1接続筒部の軸方向の途中に位置し、前記第3接続筒部の基端部は、前記第2接続筒部より前記機器接続筒部側に張り出して、前記第1接続筒部の基端部と嵌合すると共に、その嵌合部分には前記第1接続筒部が前記第3接続筒部の拡径変形を乗り越えて互いに係合する凹凸係合部が設けられている第1態様から第6態様の何れか1の態様に記載のスリーブ接続構造である。
発明の第8態様は、前記第2態様に記載のスリーブ接続構造を備えたホース継手の製造方法であって、前記第1ベース側周面にOリングを嵌合して前記第1接続筒部の前記嵌合支持部で抜け止めした状態で、前記第1接続筒部の外側に前記第2接続筒部を嵌合するホース継手の製造方法である。
発明の第1態様のスリーブ接続構造では、第1接続筒部が第2接続筒部に内挿され、第1接続筒部と第2接続筒部とは、Oリングでシールされると共に、Oリングの基端側に配置される凹凸係合部と、Oリングの先端側に配置される嵌合支持部と、で嵌合される。嵌合支持部は、第1接続筒部と第2接続筒部のうち少なくとも一方が軸方向と平行な周面を有して嵌合し、ノズルスリーブに負荷がかかったときに、第2接続筒部の第1接続筒部に対する軸方向または径方向のずれを規制する。これにより、第1接続筒部に対して第2接続筒部が傾いて凹凸係合部の係合が緩むことを抑制することができる。嵌合支持部は、例えば、一方が、軸方向に平行な周面で構成されて、他方が、断面円弧状または台形状又は三角形状で周面から突出し、周方向に延びた構成であってもよい(発明の第2態様)し、第1接続筒部の第2接続筒部の両方が軸方向に平行な周面で構成されていてもよい。
そして、第1接続筒部の嵌合支持部が、発明の第2態様のように、第1接続筒部の周面から突出し、周方向に延びた形状であれば、ノズルスリーブに負荷がかかったときに、第1接続筒部の嵌合支持部が第2接続筒部の嵌合支持部に当接して固定され、軸方向または径方向のずれを確実に規制することができる。
しかも、発明の第2態様のように第1接続筒部の周面から突出した第1接続筒部の嵌合支持部が、先端側に第1接続筒部のテーパー面に連続する斜面を有する構成であれば、第1接続筒部の嵌合支持部が、第2接続筒部の嵌合支持部に到達するまで第1接続筒部のテーパー面に案内されて容易に挿入することができる。
ここで、第1接続筒部の周面から突出した第1接続筒部の嵌合支持部が、第2接続筒部の嵌合支持部の軸方向と平行な周面に当接して、第1接続筒部と第2接続筒部の間の全ての嵌合部分のうち最もきつい嵌め合いで嵌合する構成であれば(発明の第3態様)、第2接続筒部の第1接続筒部に対する軸方向または径方向のずれを規制することができる。これにより、第1接続筒部の嵌合支持部が第2接続筒部の嵌合支持部の周面に固定され、凹凸係合部の係合が緩んで第1接続筒部に対して第2接続筒部が傾くことをさらに抑制することができる。また、第1接続筒部の周面から突出した第1接続筒部の嵌合支持部は、発明の第4態様のように、第2接続筒部の嵌合支持部が有する突部又は凹部と係合する構成であってもよい。
発明の第5態様のスリーブ接続構造では、嵌合支持部の軸長が、第1ベース側段差面と第1ノズル側段差面との間の距離以上になっている。これにより、もし仮に、第2接続筒部の基端部が第1接続筒部(詳細には、後述するノズル係合溝)から離れる方向へ移動しようとしても、嵌合支持部により第2接続筒部の基端部の移動が規制され、第1接続筒部に対して第2接続筒部が傾くことを抑制することができる。
また、本開示のスリーブ接続構造は、第1接続筒部及び第2接続筒部において、嵌合支持部より先端側に、先端に向うに従って縮径し、かつ互いに嵌合するテーパー嵌合部も備えられている。テーパー嵌合部のうち、第1接続筒部のテーパー面は、第1接続筒部の先端が第2接続筒部の基端開口から挿入されるときに、案内面となり、第2接続筒部の内面を案内面に宛がって奥まで差し込むことができるので、第1接続筒部と第2接続筒部とを容易に嵌合させることができる。
ここで、発明の第6態様のスリーブ接続構造のように、第1接続筒部のテーパー面と第2接続筒部のテーパー面とが、嵌合支持部に近づくに従って接近するように互いに異なる勾配を備えている構成にすれば、両者が嵌合された際に第1接続筒部と第2接続筒部とがテーパー嵌合部の基端部で接近するので、ノズルスリーブに負荷がかかったときに、第1接続筒部と第2接続筒部がさらに強固に固定される。
また、発明の第2態様のような構成にすることで、Oリングを第1接続筒部に装着した状態で、第2接続筒部の基端開口から挿入するときに、第1接続筒部の嵌合支持部によってOリングを抜け止めすることができる(発明の第8態様)。しかも、Oリングを第1接続筒部に装着する際、第1接続筒部のテーパー面を利用すれば、Oリングを容易に第1接続筒部の先端部から装着することができる。
発明の第7態様のスリーブ接続構造では、第2接続筒部の外側に嵌合される第3接続筒部を有するフードスリーブを備えて、第3接続筒部が、第2接続筒部の基端部よりも機器接続部側に張り出し、第1接続筒部および第3接続筒部には、第1接続筒部が第3接続筒部の拡径変形を乗り越えて互いに係合する凹凸係合部が設けられている。これにより、第2接続筒部の外側に第3接続筒部が重ねられて、第2接続筒部の基端部が第1接続筒部(ノズル係合溝)から離れる方向へ移動することが規制されるため、第1接続筒部及び第2接続筒部の凹凸係合が緩んで第1接続筒部に対して第2接続筒部が傾くことを抑制することができる。
第1実施形態に係るホース継手の斜視図 ホース継手の側断面図 ホースクランプの(A)斜視図、(B)縮径変形状態の正面図、(C)拡径変形状態の正面図 クリップの斜視図 ホースクランプに装着されたクリップの(A)側面図、(B)平面図 ホースクランプから外れる時のクリップの側面図 ホース継手の分解斜視図 ホース継手の拡大側断面図 (A)フードスリーブとノズルスリーブとの側断面図、(B)フードスリーブと接続したノズルスリーブとベーススリーブとの側断面図 (A)Oリングを環状係合溝に係合させた状態の側断面図、(B)ベーススリーブとノズルスリーブの係合が完成した状態の側断面図 第1接続筒部と第2接続筒部の係合が緩んだホース継手の拡大側断面図 (A)第3実施形態の実施形態のホース継手の拡大側断面図、(B)他の実施形態のホース継手の拡大側断面図、(C)他の実施形態のホース継手の拡大側断面図 第4実施形態のホース継手の拡大側断面図
[第1実施形態]
以下、図1~図11に基づいて第1実施形態のホース継手10について説明する。第1実施形態のホース継手10は、ホース90と、パイプ、タンクその他の機器接続部を接続するためのものであって、図1に示すように、図示しない機器接続部に接続されるベーススリーブ20と、ホース90に接続されるノズルスリーブ11と、ノズルスリーブ11を包囲するフードスリーブ30と、を備え、フードスリーブ30内に、図2に示すように、ホース90をノズルスリーブ11に固定するためのホースクランプ50が収容されている。なお、第1実施形態では、ホース継手10において、ホース90が挿入される側を先端側、機器接続部が接続される側を基端側と、呼ぶことにする。
ベーススリーブ20は、外面における軸方向の中間部に断面形状が正六角形のフランジ部20Fを備えている。また、ベーススリーブ20の外面のうち、フランジ部20Fより基端側は、機器接続部に接続されるネジ部20Nになっていて、フランジ部20Fより先端側は、図2に示すように、ノズルスリーブ11と回転可能に嵌合する第1接続筒部21になっている。なお、フランジ部20Fより基端側が特許請求の範囲の「機器接続筒部」に相当する。
ノズルスリーブ11は、図2に示すように、その先端側に、ホース90が嵌合されるノズル部12を備え、基端側に、ノズル部12より大径で、ベーススリーブ20の第1接続筒部21と嵌合する第2接続筒部13を備えている。なお、ノズル部12の外面には、ホース90の内面に係止するための複数の環状突部12Aが形成されている。
フードスリーブ30は、図2に示すように、先端側に、ノズルスリーブ11のノズル部12を包囲するフード部31を備え、基端側に、ノズルスリーブ11の第2接続筒部13及びベーススリーブ20の第1接続筒部21と嵌合する円筒状の第3接続筒部32が備えられている。これら第1接続筒部21、第2接続筒部13及び第3接続筒部32における詳細な構成、そして嵌合構造については、後で詳説する。
フード部31は、第3接続筒部32から軸方向に延びて、第3接続筒部32の周壁の1箇所を外方へ箱状に迫り出させてなる膨出部37を有し、先端開口にはキャップ70が取り付けられている。
キャップ70は、図2に示すように、フードスリーブ30のフード部31の先端開口を閉塞する蓋部71と、蓋部71から基端側に延びて、フード部31の外面及び内面に重ねられる外側嵌合部72及び内側嵌合部73と、を備えている。蓋部71は、中心部にホース90が挿通される貫通孔71Aを備えている。内側嵌合部73は、貫通孔71Aに連通し、差し込まれたホース90に嵌合するホース嵌合面73Aを備えている。なお、内側嵌合部73のうち、フード部31の内面に重ねられる外面に形成された係合突部74(図1参照)と、フード部31に形成された係合孔30N(図7参照)とが係合することでキャップ70がフードスリーブ30に固定される。
また、フード部31の内面には、図2に示されるように、先端寄り位置で、かつ、膨出部37を構成しない部分に、キャップ当接部38Aが備えられている。キャップ当接部38Aは、フード部31の先端部分の内面を先端まで拡径する段差により構成されていて、周方向に沿って連続して延びている。キャップ当接部38Aは、キャップ70がフードスリーブ30に取り付けられたときに、キャップ70の内側嵌合部73の基端部が突き当てられる。
さらに、フード部31の内面には、キャップ当接部38Aより基端側で、かつ、膨出部37を構成しない部分に、径方向に突出した軸方向移動規制部38Bが備えられている。軸方向移動規制部38Bは、フード部31の内面から突出したリブにより構成され、周方向に沿って連続して延びている。軸方向移動規制部38Bは、キャップ70がフードスリーブ30に固定されたときに、キャップ当接部38Aとの間に、位置決め溝31Mを形成する。位置決め溝31Mは、後述するホースクランプ50のリング本体51を受容して、ホースクランプ50をフードスリーブ30の軸方向に位置決めする。
ホースクランプ50は、弾発的な締付力を有し、図2に示すように、ノズルスリーブ11のノズル部12を外側から囲む。ホースクランプ50は、図3(A)に示すように、帯状板金を環状に丸めて形成され、周方向の1箇所に切れ目52を備えるリング本体51と、帯状板金の一端部が、該帯状板金の他端部に形成された切欠部51Kに受容されてなる1対の摘まみ部53と、からなる。
1対の摘まみ部53は、通常は、図3(B)に示すように、リング本体51の弾発力によって、互いに離れる方向に付勢されている。そして、図3(C)に示すように、1対の摘まみ部53がリング本体51の弾発力に抗して挟み付けられると、リング本体51が拡径される。1対の摘まみ部53の挟み付けが解除されると、リング本体51が縮径すると共に、1対の摘まみ部53が互いに離れる。なお、以下では、図3(B)に示されるホースクランプ50の状態を縮径変形状態、図3(C)に示されるホースクランプ50の状態を拡径変形状態と、呼ぶことにする。
図7に示すように、ホースクランプ50は、1対の摘まみ部53をクリップ60によって拡径変形状態に保持されてフード部31内に収容される。クリップ60は、ホースクランプ50に対してノズルスリーブ11のノズル部12の基端側に配置される(図2参照)。クリップ60は、図4に示すように、支持ベース61と、支持ベース61からノズルスリーブ11のノズル部12の先端側へ突出して1対の挟持片62と、支持ベース61からノズル部12の中心軸側へ突出した被押圧片63と、を有している。なお、クリップ60は、板金の加工品であって、支持ベース61は、1対の挟持片62及び被押圧片63と同じ厚みのプレート状に形成されている。
1対の挟持片62は、図5(B)に示すように、ホースクランプ50の1対の摘まみ部53を挟持している。また、被押圧片63は、支持ベース61から離れた側の端部が、ノズル部12の外周面に沿った円弧状に切り欠かれていて(図4参照)、図5(A)に示すように、差し込まれたホース90の差込端が当接するようになっている。そして、ホース90がさらに押し込まれると、図6に示すように、クリップ60がホース90に押されて支持ベース61を中心に回動し、1対の挟持片62による1対の摘まみ部53の挟持が解除される。これにより、ホースクランプ50はリング本体51の弾発力によって1対の摘まみ部53は互いに離れる方向に移動し、ホースクランプ50は縮径変形してホース90を締め付ける。
次に、ベーススリーブ20の第1接続筒部21、ノズルスリーブ11の第2接続筒部13、及びフードスリーブ30の第3接続筒部32における詳細な構成について図8に基づいて説明する。
ベーススリーブ20の第1接続筒部21は、その先端寄り位置に、先端側を段付き状に縮径する第1ベース側段差面22を備え、第1ベース側段差面22より先端側に小外径部23、基端側に大外径部27を有している。大外径部27には、第1環状突条28、第2環状突条29が先端側から順に形成されている。なお、第1環状突条28、第2環状突条29は、それぞれ、先端側へ向かうにつれて徐々に縮径されるテーパー面28T,29Tを有している。
また、第1接続筒部21の外面には、第1環状突条28と第2環状突条29との間、そして、第2環状突条29とフランジ部20との間にそれぞれ、ノズル係合溝28M、カバー係合溝29Mが形成されている。これらノズル係合溝28M、カバー係合溝29Mは、第1接続筒部21の先端部から離れた側の溝内側面が、どちらも、先端側へ向かうにつれて徐々に縮径されるテーパー形状をなしている。
小外径部23の外面は、第1ベース側段差面22と軸方向で隣接する位置に、第1ベース側周面25が形成されている。第1ベース側周面25は、軸方向に平行な周面となっている。
第1ベース側周面25の先端側には、先端に向かうに従って縮径するベース側テーパー面24が形成されている。また、第1ベース側周面25とベース側テーパー面24との間には、第1ベース側周面25から突出して第1接続筒部21の周方向に延びるベース側嵌合支持部26が形成されている。ベース側嵌合支持部26は、先端側に、徐々に縮径する傾斜面を有していて、ベース側テーパー面24に連続している。第1実施形態のホース継手では、ベース側嵌合支持部26は、断面台形状をなしているが、断面円弧状又は三角形状をなしていてもよい。
ノズルスリーブ11の第2接続筒部13は、基端部の内面に環状突部14が形成されている。環状突部14は、基端開口に向かって拡径するテーパー面14Tを備えている。
第2接続筒部13の内面のうち、環状突部14と軸方向で隣接する位置に、環状係合溝15が形成されている。環状係合溝15は、第2接続筒部13の基端開口から離れた側の溝内側面が先端側へ向かうにつれて徐々に縮径されるテーパ形状をなしている。
また、第2接続筒部13の内面のうち、環状係合溝15よりも先端側に、先端側を段付き状に縮径する第1ノズル側段差面16が形成されている。第1ノズル側段差面16は、ベーススリーブ20の第1ベース側段差面22との間にOリング80を収容するOリング収容空間80Kが形成される。第1ノズル側段差面16と環状係合溝15との間は、軸方向に平行な第1ノズル側周面17となっている。第1ノズル側周面17と、ベーススリーブ20の第1ベース側周面25との間は、Oリング収容空間80Kに配置されたOリング80によってシールされる。
第1ノズル側段差面16の先端側には、先端に向かうに従って縮径するノズル側テーパー面18が形成されていている。ノズル側テーパー面18の勾配は、ベース側テーパー面24の勾配よりも緩くなっている。また、第1ノズル側段差面16とノズル側テーパー面18との間は、軸方向に平行な周面で構成されるノズル側嵌合支持部19となっている。なお、第2接続筒部13の外面には、第1ノズル側段差面16と径方向で対向する位置に、基端側を段付き状に拡径する第2ノズル側段差面13Dが設けられている。
フードスリーブ30の第3接続筒部32は、基端部の内面に、環状突部33が形成されている。環状突部33は、基端開口に向かって拡径するテーパー面33Tを備えている。また、第3接続筒部32の内面には、環状突部33の先端側を段付き状に拡径する係合用段差面33Dが形成されている。
また、第3接続筒部32の内面には、係合用段差面33Dと第3接続筒部32の先端側から対向し、基端側を段付き状に拡径するフード側段差部32Dが形成されている。
第1実施形態の構成に関する説明は以上である。次に、ホース継手10の製造方法及び接続構造について説明する。ホース継手10は、まず、ノズルスリーブ11にフードスリーブ30が取り付けられる。図9(A)に示すように、ノズルスリーブ11のノズル部12の先端部を、フードスリーブ30の第3接続筒部32の基端側から差し込んで、ノズルスリーブ11の第2接続筒部13の第2ノズル側段差面13Dと、第3接続筒部32のフード側段差部32Dとを係合させる。すると、図9(B)に示すように、フードスリーブ30の基端部は、第2接続筒部13の基端部よりも基端側に突出した状態になる。
なお、第1実施形態では、ノズルスリーブ11にフードスリーブ30を取り付けた後、フードスリーブ30内にクリップ60を装着させたホースクランプ50を収容し、フードスリーブ30の先端開口をキャップ70で閉塞しておく。
次に、ベーススリーブ20の第1接続筒部21をノズルスリーブ11の第2接続筒部13に嵌合する。まず、図9(B)に示すように、第1接続筒部21の第1ベース側周面25に予めOリング80を装着してから、第1接続筒部21の先端部を第2接続筒部13の基端側から差し込む。Oリング80は、第2接続筒部13の基端開口のうち環状突部14のテーパー面14Tに摺接して一度潰れてから弾性復帰して環状係合溝15に係合する(図10(A)参照)。
そして、第1接続筒部21をさらに先端側に押し込んで、ホース継手10が完成する。具体的には、第1環状突条28が環状係合溝15に係合する位置まで第1接続筒部21を第2接続筒部13に押し込む。すると、Oリング80は環状係合溝15から押し出されてOリング収容空間80Kに配置され、第1ベース側周面25と第1ノズル側周面17との間で押し潰される(図10(B)参照)。これにより、第1ベース側周面25と第1ノズル側周面17との間がシールされる。
このとき、第2接続筒部13の環状突部14のテーパー面14Tは、第1接続筒部21の第1環状突条28のテーパー面28Tに摺接し、拡径変形しながら第1環状突条28を乗り越え、第1環状突条28は環状係合溝15と凹凸係合する。このとき、第2接続筒部13の基端面は、第1接続筒部21の第2環状突条29の先端側を向く面に突き当てられる。なお、第1環状突条28のテーパー面28Tは環状係合溝15のテーパー形状の溝内側面に重ねられる。
ここで、第1環状突条28と環状係合溝15との凹凸係合は、環状突部14が第1環状突条28を乗り越えて係合するために第1環状突条28と環状係合溝15との間に所定のクリアランスが確保されている。なお、環状係合溝15と第1環状突条28との係合が、特許請求の範囲の「第1接続筒部と第2接続筒部の凹凸係合部」に相当する。
また、第1環状突条28が環状係合溝15に係合するまで第1接続筒部21が第2接続筒部13に押し込まれると、フードスリーブ30の第3接続筒部32の環状突部33のテーパー面33Tが第1接続筒部21の第2環状突条29のテーパー面29Tに摺接し、拡径変形しながら第2環状突条29を乗り越え、第2環状突条29と第3接続筒部32の係合用段差面33Dとが係合する。このとき、第3接続筒部32の基端面がベーススリーブ20のフランジ部20Fの先端側を向く面に突き当てられ、第3接続筒部32の環状突部33が第1接続筒部21のカバー係合溝29Mに係合する。これにより、第1接続筒部21と第3接続筒部13とが嵌合する。なお、第2環状突条29と係合用段差面33Dとの係合が、特許請求の範囲の「第1接続筒部と第3接続筒部の凹凸係合部」に相当する。
このとき、第3接続筒部32の内面は、係合用段差面33Dとフード側段差部32Dとの間に、第2接続筒部13のうちスリーブ側段差部13Dよりも基端部分と、第1接続筒部21の大外径部27の一部とを挟む。これにより、第1接続筒部21と第2接続筒部13との嵌合が安定する。
また、第1環状突条28が環状係合溝15に係合するまで第1接続筒部21が第2接続筒部13に押し込まれると、第1接続筒部21のベース側テーパー面24が、第2接続筒部13のノズル側嵌合支持部19に沿って先端側に差し込まれ、第2接続筒部13のノズル側テーパー面18と対向配置される。上述したように、ベース側テーパー面24とノズル側テーパー面18とは異なる勾配を有しているので、ベース側テーパー面24とノズル側テーパー面18とは基端側に向かうにつれて接近する構成となっている。なお、ベース側テーパー面24とノズル側テーパー面18とが、特許請求の範囲の「テーパー嵌合部」に相当する。
このとき、第1接続筒部21のベース側嵌合支持部26は、第2接続筒部13の第1ノズル側段差面16よりも先端側に挿入され、ノズル側嵌合支持部19と対向する。ここで、図面には明記されていないが、ベース側嵌合支持部26の最大外径は、ノズル側嵌合支持部19の内径よりもわずかに小さくなっていて、ベース側嵌合支持部26は、ノズル側嵌合支持部19とのあいだに隙間を有し、当接しないようになっている。なお、ベース側嵌合支持部26とノズル側嵌合支持部19とが、特許請求の範囲の「嵌合支持部」に相当する。
次に、第1実施形態の作用効果について説明する。第1実施形態のホース継手10は、ベーススリーブ20の第1接続筒部21が、ノズルスリーブ11の第2接続筒部13に内挿されて、第1接続筒部21と第2接続筒部13との間に形成されるOリング収容空間80KにOリング80を収容して第1ベース側周面25と第1ノズル側周面17との間がシールされると共に、Oリング収容空間80Kの基端側で環状係合溝15と第1環状突条28とが凹凸係合し、Oリング収容空間80Kの先端側でノズル側嵌合支持部19がベース側嵌合支持部26と対向配置される。
ここで、ベース側嵌合支持部26とノズル側嵌合支持部19との嵌合部分が備えられていないホース継手10Sについて説明する。第1環状突条28と環状係合溝15との凹凸係合は、上述したように、第1環状突条28と環状係合溝15との間に、所定のクリアランスが確保されているので、第1環状突条28は、環状係合溝15内を移動可能となる。即ち、第2接続筒部13は、第1接続筒部21に対して軸方向及び径方向に移動可能となる。このようなホース継手10Sの場合、ホースクランプ50でホース90を締め付けた後にホース90が過度に曲げられると、第2接続筒部13が第1接続筒部21に対してがたつき、図11に示すように、第1接続筒部21に対して第2接続筒部13が傾いて第1環状突条28と環状係合溝15との凹凸係合が緩むことがある。
これに対して、第1実施形態のホース継手10では、ベース側嵌合支持部26とノズル側嵌合支持部19の嵌合部分を備えている。そして、この嵌合部分は、第1ベース側周面25から突出するベース側嵌合支持部26が軸方向と平行な周面を有するノズル側嵌合支持部19に対向している。従って、ノズル部12又はフード部31に対して負荷がかかって第2接続筒部13が第1接続筒部21に対してがたついたときに、ベース側嵌合支持部26がノズル側嵌合支持部19の周面に当接して固定され、第2接続筒部13の第1接続筒部21に対する軸方向または径方向の移動が規制される。これにより、第1環状突条28と環状係合溝15との凹凸係合が緩むことを抑制することができる。
また、本開示のホース継手10では、第1接続筒部21の先端部分がベース側テーパー面24となっているので、第1接続筒部21の先端が第2接続筒部13の基端開口から差し込まれたときに、ベース側テーパー面24が案内面となり、ノズル側嵌合支持部19の周面を案内面に宛がって奥まで差し込むことができ、第1接続筒部21と第2接続筒部13とを容易に嵌合させることができる。
しかも、ベース側嵌合支持部26の先端側を向く面は、ベース側テーパー面24に連続している傾斜面となっているので、ベース側嵌合支持部26がベース側テーパー面24に案内されて、ノズル側嵌合支持部19と対向配置されるまで容易に挿入することができる。
また、本開示のホース継手10では、ベース側テーパー面24とノズル側テーパー面18とは異なる勾配を有して、ベース側嵌合支持部26とノズル側嵌合支持部19との嵌合部分に近づくに従って接近する構成となっているので、ノズル部12又はフード部31に対して負荷がかかったときに、第1接続筒部21と第2接続筒部13がさらに強固に固定される。
さらに、第1接続筒部21を第2接続筒部13に接続する際、予め第1ベース側周面25にOリング80を装着した状態で、第2接続筒部13の基端開口から挿入するが、ベース側嵌合支持部26を備えることで、Oリング80が抜け止めされ、Oリング収容空間80KにOリング80を容易に配置することができる。しかも、第1接続筒部21のベース側テーパー面24を利用すれば、Oリング80を容易に第1接続筒部21の先端部から装着することができる。
また、本開示のホース継手10では、フードスリーブ30の第3接続筒部32が、第1接続筒部21と凹凸係合すると共に、第3接続筒部32の内面で、第2接続筒部13の基端部分と第1接続筒部21の基端部分とを挟んでいる。これにより、第1接続筒部21の外側に第3接続筒部32が重ねられて、第2接続筒部13の基端部が第1接続筒部21(詳細には、ノズル係合溝28M)から離れる方向へ移動することが規制されると共に、第1接続筒部21と第2接続筒部13との嵌合を安定させることができる。
[第2実施形態]
次に、本開示を適用した第2実施形態のホース継手10Uについて説明する。以下の説明では、上記第1実施形態との相違点のみを説明し、共通する構成については重複した説明は省略する。
上記第1実施形態のホース継手10では、ベース側嵌合支持部26の最大外径が、ノズル側嵌合支持部19の内径よりもわずかに小さくなっていて、ベース側嵌合支持部26とノズル側嵌合支持部19との間に隙間を有し、ノズル部12又はフード部31に対して負荷がかかったときに、ベース側嵌合支持部26がノズル側嵌合支持部19の周面に当接する構成であったが、第2実施形態のホース継手10Uは、ベース側嵌合支持部26Uがノズル側嵌合支持部19に当接する(図示せず)。これにより、ベース側嵌合支持部26Uはノズル側嵌合支持部19の周面に常に固定され、軸方向または径方向のずれを確実に防止することができる。
この構成では、ベース側嵌合支持部26Uの最大外径が、ノズル側嵌合支持部19の内径と略同じ、又は、大きくなるが、ベース側嵌合支持部26Uの先端側を向く面は、ベース側テーパー面24に連続している傾斜面となっているので、ベース側嵌合支持部26がベース側テーパー面24に案内されて、ノズル側嵌合支持部19に到達するまで容易に圧入することができる。
[第3実施形態]
第3実施形態のホース継手10Vは、図12(A)に示されている。第3実施形態のホース継手10Vのノズル側嵌合支持部19Vには、軸方向に平行な周面から突出して第2接続筒部13の周方向に延びる環状の突部40が形成されている。突部40は、ベース側嵌合支持部26Vに対して基端側から当接する。これにより、第2接続筒部13Vの第1接続筒部21Vに対する軸方向の移動が規制され、第1接続筒部21Vと第2接続筒部13Vとの嵌合をより安定させることができる。
なお、第3実施形態では、ベース側嵌合支持部26Vは、ベース側テーパー面24と連続しないように設けられているが(図12(A)参照)、上記第1実施形態と同じように、ベース側嵌合支持部26Vの先端側にベース側テーパー面24と連続する傾斜面を有していてもよい。
また、ベース側嵌合支持部26Vから突出する突部40は、周方向に沿って環状に構成されていたが、周方向に閉じた形状でなくてもよいし、また、複数備えられて周方向に並んでいる構成であってもよい。
[第4実施形態]
第4実施形態のホース継手10Yは、図13に示されている。第4実施形態では、ノズル側嵌合支持部19Yとベース側嵌合支持部26Yの両方が、軸方向と平行な周面を有して、これらノズル側嵌合支持部19Yとベース側嵌合支持部26Yとが嵌合する部分の軸長が、第1ベース側周面25及び第1ノズル側周面17の軸長以上になっている。この構成であれば、もし仮に、第2接続筒部13の基端部が第1接続筒部21(詳細には、ノズル係合溝28M)から離れる方向に移動しようとしても、ノズル側嵌合支持部19Y及びベース側嵌合支持部26Yの嵌合部分により第2接続筒部21の基端部の移動が規制され、第1接続筒部21に対して第2接続筒部13が傾くことを抑制することができる。
[他の実施形態]
(1)上記第1実施形態では、ノズル側嵌合支持部19が軸方向と平行な周面を有して、ベース側嵌合支持部26が第1ベース側周面25から突出して第1接続筒部21の周方向に延びる形状であったが、ベース側嵌合支持部26が軸方向と平行な周面を有して、ノズル側嵌合支持部19が第1ノズル側周面17から突出して第2接続筒部13の周方向に延びる形状であってもよい。
(2)上記第3実施形態のホース継手10Vでは、ノズル側嵌合支持部19Vに周方向に沿って環状に形成された突部40が1つ形成されていたが、図12(B)に示すホース継手10Wのように、ノズル側嵌合支持部19Wに2つの突部41が形成されて、それぞれ基端側又は先端側からベース側嵌合支持部26Wと当接する構成であってもよい。
(3)上記第3実施形態のホース継手10Vでは、ノズル側嵌合支持部19Vの突部40とベース側嵌合支持部26Vとが係合する構成であったが、図12(C)に示すホース継手10Xのように、ノズル側嵌合支持部19Xに周方向に沿って溝部42が形成されて、溝部42とベース側嵌合支持部26Xとが係合する構成であってもよい。このとき、ノズル側嵌合支持部19Xに形成された溝部42とベース側嵌合支持部26Xは、両者の間に隙間を有していてもよいし、当接していてもよい。また、溝部42とベース側嵌合支持部26Xは、その形状が図12(C)に示すように略同じであってもよいし、例えば、溝部42の形状が四角形又は台形である一方、ベース側嵌合支持部26Xの形状が半円形等、異なっていてもよい。
(4)上記第1実施形態では、第1接続筒部21の第1環状突条28と第2接続筒部13の環状係合溝15との係合が、第1接続筒部21の第2環状突条29とフードスリーブ30の係合用段差面33Dとの係合と同時に行われる構成であったが、係合のタイミングをずらしてもよい。このようにすれば、第2接続筒部13、第1接続筒部21、及び第3接続筒部32にかかる負荷を下げることができる。
10 ホース継手
11 ノズルスリーブ
12 ノズル部
13 第2接続筒部
15 環状係合溝(凹凸係合部)
16 第1ノズル側段差面
17 第1ノズル側周面
18 ノズル側テーパー面(テーパー嵌合部)
19 ノズル側嵌合支持部(嵌合支持部)
20 ベーススリーブ
21 第1接続筒部
22 第1ベース側段差面
24 ベース側テーパー面(テーパー嵌合部)
25 第1ベース側周面
26 ベース側嵌合支持部(嵌合支持部)
28 第1環状突条(凹凸係合部)
80 Oリング
90 ホース

Claims (8)

  1. 段付き状に先細りとなった第1接続筒部の基端に、パイプ、タンクその他の機器接続部に接続される機器接続筒部を有するベーススリーブと、
    内側が段付き状に拡径した第2接続筒部の先端に、ホースが接続されるノズル部を有するノズルスリーブと、を備え、
    前記第1接続筒部の外側に前記第2接続筒部が嵌合され、
    前記第1接続筒部及び前記第2接続筒部の互いに対向する第1ベース側段差面及び第1ノズル側段差面の間にOリングが配置されて、前記第1接続筒部のうち前記第1ベース側段差面から先端側に延びる第1ベース側周面と、前記第2接続筒部のうち前記第1ノズル側段差面から基端側に延びる第1ノズル側周面との間をシールし、
    前記第1接続筒部及び前記第2接続筒部のうち前記第1ベース側段差面より基端側には、前記第1接続筒部が前記第2接続筒部の拡径変形を乗り越えて互いに係合する凹凸係合部が設けられているスリーブ接続構造において、
    前記第1接続筒部及び前記第2接続筒部のうち前記第1ノズル側段差面より先端側には、先端に向かうに従って縮径し、かつ互いに嵌合するテーパー嵌合部と、前記テーパー嵌合部より基端側に位置し、かつ少なくとも一方が軸方向と平行な周面を有する嵌合支持部と、を備え
    前記第1接続筒部の前記嵌合支持部は、前記第1ベース側周面から突出し、かつ断面円弧状又は台形状又は三角形状をなして前記第1接続筒部の周方向に延びてなり、
    前記第2接続筒部の前記嵌合支持部は、前記第1接続筒部の前記嵌合支持部と係合して、軸方向の移動を規制する突部又は凹部を有している、スリーブ接続構造。
  2. 段付き状に先細りとなった第1接続筒部の基端に、パイプ、タンクその他の機器接続部に接続される機器接続筒部を有するベーススリーブと、
    内側が段付き状に拡径した第2接続筒部の先端に、ホースが接続されるノズル部を有するノズルスリーブと、を備え、
    前記第1接続筒部の外側に前記第2接続筒部が嵌合され、
    前記第1接続筒部及び前記第2接続筒部の互いに対向する第1ベース側段差面及び第1ノズル側段差面の間にOリングが配置されて、前記第1接続筒部のうち前記第1ベース側段差面から先端側に延びる第1ベース側周面と、前記第2接続筒部のうち前記第1ノズル側段差面から基端側に延びる第1ノズル側周面との間をシールし、
    前記第1接続筒部及び前記第2接続筒部のうち前記第1ベース側段差面より基端側には、前記第1接続筒部が前記第2接続筒部の拡径変形を乗り越えて互いに係合する凹凸係合部が設けられているスリーブ接続構造において、
    前記第1接続筒部及び前記第2接続筒部のうち前記第1ノズル側段差面より先端側には、先端に向かうに従って縮径し、かつ互いに嵌合するテーパー嵌合部と、前記テーパー嵌合部より基端側に位置し、かつ少なくとも一方が軸方向と平行な周面を有する嵌合支持部と、を備え、
    前記嵌合支持部の軸長が、前記第1ベース側段差面と前記第1ノズル側段差面との間の距離以上になっているスリーブ接続構造。
  3. 段付き状に先細りとなった第1接続筒部の基端に、パイプ、タンクその他の機器接続部に接続される機器接続筒部を有するベーススリーブと、
    内側が段付き状に拡径した第2接続筒部の先端に、ホースが接続されるノズル部を有するノズルスリーブと、を備え、
    前記第1接続筒部の外側に前記第2接続筒部が嵌合され、
    前記第1接続筒部及び前記第2接続筒部の互いに対向する第1ベース側段差面及び第1ノズル側段差面の間にOリングが配置されて、前記第1接続筒部のうち前記第1ベース側段差面から先端側に延びる第1ベース側周面と、前記第2接続筒部のうち前記第1ノズル側段差面から基端側に延びる第1ノズル側周面との間をシールし、
    前記第1接続筒部及び前記第2接続筒部のうち前記第1ベース側段差面より基端側には、前記第1接続筒部が前記第2接続筒部の拡径変形を乗り越えて互いに係合する凹凸係合部が設けられているスリーブ接続構造において、
    前記第1接続筒部及び前記第2接続筒部のうち前記第1ノズル側段差面より先端側には、先端に向かうに従って縮径し、かつ互いに嵌合するテーパー嵌合部と、前記テーパー嵌合部より基端側に位置し、かつ少なくとも一方が軸方向と平行な周面を有する嵌合支持部と、を備え、
    前記第1接続筒部の前記テーパー嵌合部のテーパー面と、前記第2接続筒部の前記テーパー嵌合部のテーパー面とは、前記嵌合支持部に近づくに従って接近するように互いに異なる勾配を備えるスリーブ接続構造。
  4. 段付き状に先細りとなった第1接続筒部の基端に、パイプ、タンクその他の機器接続部に接続される機器接続筒部を有するベーススリーブと、
    内側が段付き状に拡径し、前記第1接続筒部が内側に嵌合される第2接続筒部の先端に、ホースが接続されるノズル部を有するノズルスリーブと、を接続するスリーブ接続構造において、
    前記第1接続筒部及び前記第2接続筒部のうち前記第1接続筒部の段差面である第1ベース側段差面より基端側には、前記第1接続筒部が前記第2接続筒部の拡径変形を乗り越えて互いに係合する第1係合部が設けられ、
    前記第1接続筒部のうち前記第1ベース側段差面から先端側に延びる第1ベース側周面と、その第1ベース側周面の外側に空間を空けて嵌合される前記第2接続筒部の第1ノズル側周面との間には、それらをシールするOリングが挟まれ、
    前記第1接続筒部及び前記第2接続筒部のうち前記Oリングより先端側には、前記第1接続筒部が前記第2接続筒部の拡径変形を乗り越えて互いに係合する第2係合部が設けられているスリーブ接続構造。
  5. 段付き状に先細りとなった第1接続筒部の基端に、パイプ、タンクその他の機器接続部に接続される機器接続筒部を有するベーススリーブと、
    内側が段付き状に拡径し、前記第1接続筒部が内側に嵌合される第2接続筒部の先端に、ホースが接続されるノズル部を有するノズルスリーブと、を接続するスリーブ接続構造において、
    前記第1接続筒部及び前記第2接続筒部のうち前記第1接続筒部の段差面である第1ベース側段差面より基端側には、前記第1接続筒部が前記第2接続筒部の拡径変形を乗り越えて互いに係合する第1係合部が設けられ、
    前記第1接続筒部のうち前記第1ベース側段差面から先端側に延びる第1ベース側周面と、その第1ベース側周面の外側に空間を空けて嵌合される前記第2接続筒部の第1ノズル側周面との間には、それらをシールするOリングが挟まれ、
    前記第1接続筒部及び前記第2接続筒部のうち前記Oリングより先端側には、前記第1接続筒部が前記第2接続筒部の拡径変形を乗り越えて互いに係合する第2係合部が設けられ、
    前記第1接続筒部の前記第2係合部は、前記第1接続筒部の外周面から突出しかつ断面円弧状をなして周方向に延びると共に、前記第2接続筒部の前記第2係合部は、前記第2接続筒部の内周面から突出しかつ断面円弧状をなして周方向に延びるスリーブ接続構造。
  6. 段付き状に先細りとなった第1接続筒部の基端に、パイプ、タンクその他の機器接続部に接続される機器接続筒部を有するベーススリーブと、
    内側が段付き状に拡径し、前記第1接続筒部が内側に嵌合される第2接続筒部の先端に、ホースが接続されるノズル部を有するノズルスリーブと、を接続するスリーブ接続構造において、
    前記第1接続筒部及び前記第2接続筒部のうち前記第1接続筒部の段差面である第1ベース側段差面より基端側には、前記第1接続筒部が前記第2接続筒部の拡径変形を乗り越えて互いに係合する第1係合部が設けられ、
    前記第1接続筒部のうち前記第1ベース側段差面から先端側に延びる第1ベース側周面と、その第1ベース側周面の外側に空間を空けて嵌合される前記第2接続筒部の第1ノズル側周面との間には、それらをシールするOリングが挟まれ、
    前記第1接続筒部及び前記第2接続筒部のうち前記Oリングより先端側には、前記第1接続筒部が前記第2接続筒部の拡径変形を乗り越えて互いに係合する第2係合部が設けられ、
    前記第1接続筒部の前記第2係合部は、前記第1接続筒部の外周面から突出しかつ断面円弧状をなして周方向に延びると共に、前記第2接続筒部の前記第2係合部は、前記第2接続筒部の内周面から対をなして突出しかつ断面円弧状をなして周方向に平行に延び、前記第1接続筒部の前記第2係合部に先端側と基端側とから当接可能な状態に係合するスリーブ接続構造。
  7. 段付き状に先細りとなった第1接続筒部の基端に、パイプ、タンクその他の機器接続部に接続される機器接続筒部を有するベーススリーブと、
    内側が段付き状に拡径し、前記第1接続筒部が内側に嵌合される第2接続筒部の先端に、ホースが接続されるノズル部を有するノズルスリーブと、を接続するスリーブ接続構造において、
    前記第1接続筒部及び前記第2接続筒部のうち前記第1接続筒部の段差面である第1ベース側段差面より基端側には、前記第1接続筒部が前記第2接続筒部の拡径変形を乗り越えて互いに係合する第1係合部が設けられ、
    前記第1接続筒部のうち前記第1ベース側段差面から先端側に延びる第1ベース側周面と、その第1ベース側周面の外側に空間を空けて嵌合される前記第2接続筒部の第1ノズル側周面との間には、それらをシールするOリングが挟まれ、
    前記第1接続筒部及び前記第2接続筒部のうち前記Oリングより先端側には、第2係合部が設けられ、
    前記第1接続筒部の前記第2係合部は、前記第1接続筒部の外周面から突出しかつ断面円弧状をなして周方向に延びると共に、前記第2接続筒部の前記第2係合部は、前記第2接続筒部の内周面から陥没しかつ周方向に延びる溝状をなして、前記第1接続筒部の前記第2係合部の少なくとも先端部を受容した状態に係合するスリーブ接続構造。
  8. 段付き状に先細りとなった第1接続筒部の基端に、パイプ、タンクその他の機器接続部に接続される機器接続筒部を有するベーススリーブと、
    内側が段付き状に拡径した第2接続筒部の先端に、ホースが接続されるノズル部を有するノズルスリーブと、を備え、
    前記第1接続筒部の外側に前記第2接続筒部が嵌合され、
    前記第1接続筒部及び前記第2接続筒部の互いに対向する第1ベース側段差面及び第1ノズル側段差面の間にOリングが配置されて、前記第1接続筒部のうち前記第1ベース側段差面から先端側に延びる第1ベース側周面と、前記第2接続筒部のうち前記第1ノズル側段差面から基端側に延びる第1ノズル側周面との間をシールし、
    前記第1接続筒部及び前記第2接続筒部のうち前記第1ベース側段差面より基端側には、前記第1接続筒部が前記第2接続筒部の拡径変形を乗り越えて互いに係合する凹凸係合部が設けられているスリーブ接続構造において、
    前記第1接続筒部及び前記第2接続筒部のうち前記第1ノズル側段差面より先端側には、先端に向かうに従って縮径し、かつ互いに嵌合するテーパー嵌合部と、前記テーパー嵌合部より基端側に位置し、かつ少なくとも一方が軸方向と平行な周面を有する嵌合支持部と、を備えるスリーブ接続構造を備えたホース継手の製造方法であって、
    前記スリーブ接続構造は、
    前記第1接続筒部の前記嵌合支持部は、前記第1ベース側周面から突出し、かつ断面円弧状又は台形状又は三角形状をなして前記第1接続筒部の周方向に延びると共に、前記第1接続筒部の前記テーパー嵌合部のテーパー面に連続する斜面を先端側に有し、
    前記第1ベース側周面にOリングを嵌合して前記第1接続筒部の前記嵌合支持部で抜け止めした状態で、前記第1接続筒部の外側に前記第2接続筒部を嵌合するホース継手の製造方法。
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