JP7427911B2 - 車両の前部構造 - Google Patents

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Description

この発明は、バンパフェースの上部寄りの内部に前方斜め上方からの荷重を吸収する衝撃吸収部材が備わる車両の前部構造に関するものである。
一般的に、歩行者保護に対する前方上方からの荷重吸収構造は、特許文献1に開示されているように、フロントグリル上方に位置するバンパフェースアッパ内部に設けられている。
ところで、該特許文献1の構造においてはフロントグリルの開口が比較的大きく開示はないが、歩行者保護に対する前方上方からの衝撃荷重の吸収量増加を図るための構造として、フロントグリルの下部にも荷重吸収部材を配置することが考えられる。
この場合、荷重吸収部材の後方に隣接して車両部品が配設されていると、上記荷重吸収部材の取付け構造の如何によっては、車両の軽衝突時に荷重吸収部材後方の車両部品を破損させる懸念がある。
特開2019-38497号公報
そこで、この発明は、軽衝突時に衝撃吸収部材後方の車両部品である構造体に対し、当該衝撃吸収部材を上方に変位させることで、構造体の破損を防止することができる車両の前部構造の提供を目的とする。
の発明による車両の前部構造は、バンパフェースの上部寄りの内部に前方斜め上方からの荷重を吸収する衝撃吸収部材が備わる車両の前部構造であって、上記衝撃吸収部材は上記バンパフェースのフロントグリル下方の内部に配設されており、該衝撃吸収部材は、上記フロントグリルよりも前方に位置して荷重を受ける荷重受け部と、該荷重受け部から後方に向けて延びる連結部を介して下方に延び、上記バンパフェースの下部に取付けられる下側取付け片部と、上記荷重受け部から後方に延る上片部を介して上方に延上記荷重受け部および上記上片部よりも上方に位置するフロントグリルに取付けられる上側取付け片部と、を備え、上記上側取付け片部の後方に隣接して構造体が配設されており、上記下側取付け片部には、荷重入力時に上記荷重受け部および上記上側取付け片部の上方への変位を許容する変位許容部が形成され、上記変位許容部は、上記連結部の後端と上記下側取付け片部の上端部との間に、車両前方側が開放する凹形状部により形成され、上記上側取付け片部の下端部には、後方の車両部品である構造体と接触した際に上記衝撃吸収部材を上方に変位させる傾斜面部が形成されたものである。
上記構成によれば、上記傾斜面部による衝撃吸収部材の上方変位により構造体(車両部品)に加わる荷重を低減することができる。
上述の構造体は、エアバックセンサを保護するセンサ保護ブラケット、いわゆるプロテクタに設定してもよい。
この発明の一実施態様においては、上記衝撃吸収部材は、衝撃吸収部材の後退時に上記荷重受け部に対して後方下方に位置するバンパビームの上端エッジ部に係止される係止部を備え、上記連結部は、上記荷重受け部と上記係止部とをつなぎ、上記変位許容部は、上記荷重受け部もしくは上記連結部の前側寄りから分離部を介し分離するものである。
上記構成によれば、上記変位許容部が上記荷重受け部もしくは上記連結部の前側寄りから分離部を介し分離する構造になっていることから、衝撃荷重が荷重受け部へ入力され連結部が変形し衝撃荷重を吸収する際の影響を抑制することができる。
この発明の一実施態様においては、上記構造体は上記フロントグリルの背面側に備わるセンサ保護ブラケットであることを特徴とする。
上記構成によれば、センサの保護と、軽衝突時の車両部品(センサ保護ブラケット)の破損防止と、の両立を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記上側取付け片部が取付けられる上記フロントグリルの前方にエンブレムが配設され、上記下側取付け片部が上記バンパフェースの下部後方に位置する下部グリル部材に取付けられたものである。
上記構成によれば、上下の各取付け片部のバンパフェース面への影響を防止し、見映えを確保することができる。
この発明によれば、軽衝突時に衝撃吸収部材後方の車両部品である構造体に対し、当該衝撃吸収部材を上方に変位させることで、構造体の破損を防止することができる効果がある。
本発明の車両の前部構造を示す外観斜視図。 本発明の車両の前部構造を示す正面図。 フロントグリルと衝撃吸収部材と下側グリルとを示す正面図。 図3のA-A線対応位置における矢視断面図。 図3のB-B線対応位置における矢視断面図。 図3のC-C線対応位置における矢視断面図。 図3のD-D線対応位置における矢視断面図。 衝撃吸収部材の斜視図。 衝撃吸収部材の正面図。 図3のE-E線対応位置における矢視断面図。 衝撃吸収部材の車幅方向サイド部の下方斜視図。 衝撃吸収部材とランプブラケットとの関連構造を示す上方斜視図。 図4の要部拡大断面図。
軽衝突時に衝撃吸収部材後方の構造体に対し、当該衝撃吸収部材を上方に変位させることで、構造体の破損を防止するという目的を、バンパフェースの上部寄りの内部に前方斜め上方からの荷重を吸収する衝撃吸収部材が備わる車両の前部構造であって、上記衝撃吸収部材は上記バンパフェースのフロントグリル下方の内部に配設されており、該衝撃吸収部材は、上記フロントグリルよりも前方に位置して荷重を受ける荷重受け部と、該荷重受け部から後方に向けて延びる連結部を介して下方に延び、上記バンパフェースの下部に取付けられる下側取付け片部と、上記荷重受け部から後方に延る上片部を介して上方に延上記荷重受け部および上記上片部よりも上方に位置するフロントグリルに取付けられる上側取付け片部と、を備え、上記上側取付け片部の後方に隣接して構造体が配設されており、上記下側取付け片部には、荷重入力時に上記荷重受け部および上記上側取付け片部の上方への変位を許容する変位許容部が形成され、上記変位許容部は、上記連結部の後端と上記下側取付け片部の上端部との間に、車両前方側が開放する凹形状部により形成され、上記上側取付け片部の下端部には、後方の車両部品である構造体と接触した際に上記衝撃吸収部材を上方に変位させる傾斜面部が形成されるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両の前部構造を示し、図1は当該車両の前部構造を示す外観斜視図、図2は車両の前部構造の正面図、図3はフロントグリルと衝撃吸収部材と下側グリルとを示す正面図である。また、図4は図3のA-A線対応位置における矢視断面図、図5は図3のB-B線対応位置における矢視断面図、図6は図3のC-C線対応位置における矢視断面図、図7は図3のD-D線対応位置における矢視断面図である。
図4において、エンジンルームの前部に設けられたラジエータシュラウド1の上部は、車幅方向に延びるシュラウドアッパ2を介して、エプロンレインフォースメントの前部に取付けられている。
図4、図5、図6に示すように、エンジンルームの上方はボンネット3により開閉可能に覆われている。この実施例では、上記ボンネット3はその後端部をヒンジ部として、その前端側が開閉するように構成されている。
該ボンネット3は、ボンネットアウタパネル3aとボンネットインナパネル3bとをヘミング加工により接合一体化して構成されており、図5、図6に示すように、ボンネットアウタパネル3aの下面側には、ボンネットレインフォースメント3cが接着固定されている。
エンジンルームおよびラジエータシュラウド1の車幅方向左右両サイドには、車両の前後方向に延びるフロントサイドフレームが設けられている。当該フロントサイドフレームの前端にはセットプレートおよび取付けプレート51(図10参照)を介してクラッシュカン52(図10参照)が取付けられている。
そして、左右一対のクラッシュカン52(図10参照)の前端相互間には、車幅方向に延びるバンパビーム4が設けられている(図4、図7参照)。このバンパビーム4は、図4、図7に示すように、ラジエータシュラウド1の前方を車幅方向に延びている。また、当該バンパビーム4は、バンパビーム本体4aとクロージングプレート4bとを接合固定して、車幅方向に延びるバンパビーム閉断面5を備えている。
図4、図7に示すように、バンパビーム4のクロージングプレート4b前面には、ポリエチレン、ポリスチレン等から成る発泡スチロール製の下部衝撃吸収部材6が配置されている。この下部衝撃吸収部材6は、左右のクラッシュカン52,52(図10参照)相互間の範囲内において車幅方向に連続して延びる衝撃吸収部材、いわゆるEAフォームである。
図4~図7に示すように、車両前面を構成するバンパフェース7を設けている。
このバンパフェース7は、フロントグリル8の後方に位置する後退部7a(図6参照)と、後退部7aの上側に位置する上端部7bと、フロントグリル8および下部衝撃吸収部材6よりも前方に位置する中間部7cと、下側グリル9よりも前方に位置する下片部7dと、を一体形成したものである。
図1~図4に示すように、フロントグリル8の車幅方向中央において当該フロントグリル8の前部には、エンブレム10が設けられている。
図5、図7に示すように、エンブレム10が設けられたフロントグリル8の車幅方向中央と、フロントグリル8の車幅方向左右両サイドと、を除いて、フロントグリル8と前後方向に対向するバンパフェース7の後退部7aには、外気導入口11が形成されている。
また、図4に示すように、下側グリル9と前後方向に対向するバンパフェース7の下片部7dにも、外気導入口12,13が上下に離間して開口形成されている。
図1、図3、図5、図6に示すように、上述のフロントグリル8は、車両正面視で六角枠形状のセル8aを縦横に配列して、外気導入用の開口部8bを形成したものである。
図3に示すように、下側グリル9は、車幅方向に長い環状の外枠9aに対して、間隔を隔てて横桟9bおよび複数の縦桟9cを設けることで、外気導入用の開口部9dを形成したものである。
図1、図4、図5、図6に示すように、フロントグリル8の上方には車幅方向に延びるバンパフェースアッパ14を設けている。
図5、図6に示すように、このバンパフェースアッパ14は、ボンネットアウタパネル3aの上面と前後方向に連続するように前低後高状に傾斜した上面部14aと、この上面部14aの前端からフロントグリル8の上部前側に向けて折返し形成された下面部14bと、を備えている。また、バンパフェースアッパ14は上面部14aの後端からさらに後方に延びる後方延出部14cを備えている。
図4~図6に示すように、バンパフェースアッパ14の上面部14aの内部、つまり下部には、前方斜め上方からの荷重を吸収する前側衝撃吸収部材15を設けている。この前側衝撃吸収部材15は繊維強化プラスチックにより形成されている。
図4から図6に示すように、バンパフェースアッパ14の上面部14aの直下部で、かつ前側衝撃吸収部材15の後部上側には、前方斜め上方からの荷重を吸収する後側衝撃吸収部材16を設けている。この後側衝撃吸収部材16はポリプロピレン等の合成樹脂により形成されている。
詳しくは、該後側衝撃吸収部材16は、バンパフェースアッパ14の上面部14aおよび後方延出部14cの直下部に位置する前部16aと、この前部16aの後端からボンネットインナパネル3bの下方で、かつ、シュラウドアッパ2の上方まで後方に延びる後部16bとを一体形成したものである。
図5に示すように、上述の後側衝撃吸収部材16の前部16aにおける前後方向の中間部は、取付け部材17を用いて、前側衝撃吸収部材15に取付けられている。
図6に示すように、後側衝撃吸収部材16の前部16aにおける後端部は、取付け部材18を用いて、バンパフェースアッパ14の後方延出部14cに取付けられている。
図5、図6に示すように、バンパフェースアッパ14の内部には、前側衝撃吸収部材15と後側衝撃吸収部材16とが設けられており、前側に相対的に剛性が高い前側衝撃吸収部材15を配置し、後側に相対的に剛性が低い後側衝撃吸収部材16を配置している。
ところで、図1、図2、図4、図7に示すように、バンパフェース7における中間部7cの車幅方向中央には、ベース部材19を介してライセンスプレート20を設けている。また、図2、図6において、21はヘッドランプ22を支持するランプブラケットである。さらに、図4において、23はシュラウドアッパ2とバンパビーム4とをつなぐセンタステーである。
図4~図7に示すように、上述のバンパフェース7は後退部7aの下端7eから前方に略水平状に延びる前方延出部7fを備えている。
同図に示すように、バンパフェース7の上部寄り側の内部、詳しくは、前方延出部7fの下方で、かつ、中間部7cの後方には、前方斜め上方からの荷重を吸収する中間部衝撃吸収部材30(以下、単に、衝撃吸収部材30と略記する)を備えている。この衝撃吸収部材30は、上述のバンパフェース7のフロントグリル8下方の内部に配設されている。
また、上記衝撃吸収部材30はポリプロピレン等の合成樹脂により形成されている。そして、この衝撃吸収部材30と、上述の前側衝撃吸収部材15と、の上下方向の剛性は、下部衝撃吸収部材6の上下方向の剛性に対して、高剛性に形成されている。
ここで、図2に示すように、上述の前側衝撃吸収部材15は左右のヘッドランプ22,22間に配設されているのに対して、衝撃吸収部材30は左右のヘッドランプ22,22下方位置まで配設されている。
図8は衝撃吸収部材30の斜視図、図9は衝撃吸収部材30の正面図である。
この衝撃吸収部材30は、車両後方側が開放された断面略凹形状で、左右のヘッドランプ22,22下方位置まで車幅方向に延びる本体部31を備えている(図1、図2参照)。
図8、図9に示すように、衝撃吸収部材30の本体部31において、上側の車幅方向中央には上側取付け片部32を一体形成している。また、本体部31において、上側の車幅方向左右両サイド部にはサイド取付け片部33,33を一体形成している。
図8、図9に示すように、上記本体部31の下側の車幅方向中央には、分離部34を形成し、本体部31から分離部34を介して下方に延びる下側取付け片部35を一体形成している。また、本体部31において、下側の車幅方向左右両サイド部にはサイド取付け片部36,36を一体形成している。
上述の上側取付け片部32と下側取付け片部35とは、車幅方向の同一位置に設けられており、また、上側のサイド取付け片部33と下側のサイド取付け片部36とは、車幅方向の同一位置に設けられている。
図4に示すように、上側取付け片部32はバンパフェース7の後退部7aの下部に取付けられ、下側取付け片部35の下部は、取付け部材37を用いて、下側グリル9の外枠9a上片に取付けられている。
上側の左右の各サイド取付け片部33は、フロントグリル8の車幅方向サイド部の後面と、ラジエータシュラウド1の車幅方向サイド部の前面と、の間をシールするシールラバーにそれぞれ取付けられている。
図8、図9に示すように、上側のサイド取付け片部33の車幅方向内側には、上下方向に延びるシールプレート部33aが一体形成されており、左右一対のシールプレート部33a,33aによりフロントグリル8から導入した走行風をラジエータシュラウド1まで案内すべく構成している。
図3に示すように、下側グリル9の外枠9aにおけるサイド取付け片部36と対応する位置には、取付け片9eが一体形成されており、この取付け片9eに取付け部材38を用いて、下側のサイド取付け片部36が連結固定されている。
図7に示すように、衝撃吸収部材30の本体部31は、テーパ面31aと縦壁面31bとから成る荷重受け部31cと、係止部31dと、連結部31eと、を備えている。
上下方向に延びる縦壁面31bの上端から上方かつ後方に傾斜状に延びるテーパ面31aを一体形成し、テーパ面31aの後端には、当該後端から略水平に後方に延びる上片部31fを一体形成している。上述のテーパ面31aと縦壁面31bとから成る荷重受け部31cは、荷重を受けるものである。
上述の係止部31dは、衝撃吸収部材30の後退時に、荷重受け部31cに対して後方下方に位置するバンパビーム4の上端エッジ部4eに係止されるものである。また、上述の連結部31eは、荷重受け部31cの下端と係止部31dの上端とを前後方向につなぐものである。この実施例では、上記係止部31dは連結部31eから直角状に下方へ延びている。
図7で示した各要素31a~31fからなる本体部31の断面構造は、分離部34の形成部位を除いて、左右のサイド取付け片部33,33間、36,36間で、略同等に形成されている。
図7に示すように、上述の連結部31eには、前方上方からの荷重に対する変形促進部としての屈曲部39,40が形成されている。
上述の係止部31dと屈曲部39,40とを形成することで、荷重受け部31cに前方斜め上方から衝撃荷重が入力されると、係止部31dが後退してバンパビーム4の上端エッジ部4eで係止され、バンパビーム4を支持部としてフロントグリル8の直下に加わる衝撃荷重を吸収する。この際、変形促進部である屈曲部39,40を起点として上記連結部31eが変形することで、衝撃荷重を吸収するように構成したものである。
図7に示すように、上述の変形促進部は、連結部31eの途中に車両前後方向に間隔を隔てて形成した複数の屈曲部39,40にて構成している。図7に示すように、この実施例では前側の屈曲部39を山折れ構造とし、後側の屈曲部40を谷折れ構造としている。
これにより、衝撃荷重入力時に、上記連結部31eにてある程度の突っ張り荷重を発生すると共に、前後の屈曲部39,40により連結部31eの変形を促進させながら荷重基準値以内で衝撃荷重を受け続けるように構成している。因に、屈曲部39,40が存在しない場合には、連結部31eが屈曲変形しないので、荷重基準値を超えることになる。
図3、図9、図11に示すように、上述の連結部31eには、前後の屈曲部39,40を車両前後方向に跨ぐ凹部41と凸部42とを車幅方向に交互に形成し、これにより車幅方向で凹凸となる凹凸形状部43を形成している。この凹凸形状部43により連結部31eの剛性向上を図り、屈曲変形時の衝撃吸収量の増大を図るように構成している。
図3、図8、図9に示すように、上述の荷重受け部31cの縦壁面31bには、凹部44と凸部45とを車幅方向に交互に形成し、これにより車幅方向で凹凸となる凹凸形状部46を形成している。この実施例では、凸部45は縦壁面31bの前面部と面一に形成され、凹部44が縦壁面31bより後方に窪むように形成されている。上述の凹凸形状部46により荷重受け部31cの剛性向上を図るように構成したものである。
さらに、図3、図8、図9に示すように、上述の連結部31eの車幅方向中央には非凹凸形状部としての分離部34が形成されている。そして、上記連結部31eから分離部34を介して下方に延びる下側取付け片部35が形成されており、上記分離部34に隣接する連結部31eに上述の凹凸形状部43が形成されている。これにより、分離部34による剛性低下を上述の凹凸形状部43にて補強するように構成している。
次に、図8~図12を参照して衝撃吸収部材30の車幅方向左右両側のサイド部30S(図9参照)の構成について説明する。
図10は図3のE-E線対応位置における矢視断面図、図11は衝撃吸収部材30のサイド部30Sの下方斜視図、図12は衝撃吸収部材30とランプブラケット21との関連構造を示す上方斜視図である。
サイド部30Sでは、図4、図7に示したようなテーパ面31aが存在しないので、図10に示すように、縦壁面31bのみで荷重受け部31cが形成されている。
図8~図12、特に、図10に示すように、衝撃吸収部材30には、当該衝撃吸収部材30の衝撃荷重入力による後退時に、バンパビーム4上方の構造体としてのランプブラケット21に対して当接する当接部31gが形成されている。
すなわち、荷重受け部31cの上端と上記当接部31gとをつなぐ上側連結部31hを設け、該上側連結部31hの後端から上方に向けて延びる当接部31gを形成したものである。
ここで、構造体としてのランプブラケット21は、図2、図10、図12に示すように、ヘッドランプ22の下部に沿って車幅方向に延びるように形成されており、このランプブラケット21でヘッドランプ22を支持している。
また、図10、図12に示すように、このランプブラケット21は、当該ブラケット21の前面に位置して、上下方向に延びる縦壁部21aと、縦壁部21aの上端から後方に延びる上壁部21bと、縦壁部21aの下端から後方に延びる下壁部21cと、を備えている。
上述の当接部31gは、衝撃吸収部材30の後退時に、ランプブラケット21の上記縦壁部21aに当接するもので、非衝撃時において上記当接部31gはランプブラケット21の縦壁部21aに対して車両前方に離間している。
図10に示すように、上述の衝撃吸収部材30には、当該衝撃吸収部材30の衝突荷重入力による後退時に、バンパビーム4に係止しつつ変形する二股状の係止部31iが形成されている。
すなわち、荷重受け部31cの下端と上記係止部31iとをつなぐ下側連結部31jを設け、この下側連結部31jから下方に向けて切り起こし形成された係止部31iを形成したものである。
図10に示すように、上述の上側連結部31hは、荷重受け部31cの上端から後方に延び、その後端に位置する上記当接部31gが上述のフロントグリル8の下部に位置している。また、上述の下側連結部31jは、荷重受け部31cの下端から後方に延び、その後端に位置する係止部31iが衝撃吸収部材30の後退時に、バンパビーム4の上端エッジ部4eに係止後、バンパビーム4前面のクロージングプレート4bに沿って下動するように構成されている。上記後退時に上側の係止部31iはバンパビーム4上端面に係止され、下側の係止部31iはクロージングプレート4b前面に当接した後に下動する。
衝撃吸収部材30は、そのサイド部30Sにおいても、後方が開放する略凹形状に形成されている。上述の下側連結部31jは仮想水平ラインHORに対して後方下方に向けて角度θ1=8~9度傾斜している。上記下側の係止部31iは仮想水平ラインHORに対して後方下方に向けて角度θ2=20~21度傾斜している。なお、この角度θ1、θ2の数値に限定されるものではない。
図11に示すように、下側の係止部31iの後端には、前方に向けて窪む円弧部31kが形成されており、当該係止部31iがクロージングプレート4bに係止された時、係止部31iの後端とクロージングプレート4bの前面とが線接触するように構成している。
衝撃荷重入力時に、まず初めに上述の当接部31gがランプブラケット21に当接すると共に、係止部31iがバンパビーム4の上端エッジ部4eに係止して初期荷重を発生する。その後、図10に仮想線αで示すように当接部31gが上方へ滑りバンパフェース7の前方延出部7fに当接し後述する屈曲促進部47が屈曲すると共に、係止部31iが股裂き状に変形することで、過度の突っ張りと、途中の荷重抜けによる大きな底付き荷重の発生と、を抑制すべく構成している。
図8、図12に示すように、上側連結部31hの当接部31gの近傍には、当該上側連結部31hの後部側から後端にかけて凹部深さが漸次深くなる複数の凹部31mを車幅方向に間隔を隔てて同方向に並設形成している。
そして、上述の複数の凹部31mにより、車幅方向に高剛性部31Mを形成し、この高剛性部31Mの前端部の剛性差により車幅方向に延びる屈曲促進部47が形成されている。
つまり、上側連結部31hの後部側に車幅方向に延びる屈曲促進部47が形成されたものである。これにより、前方斜め上方からの荷重入力時に、上側連結部31hは当接部31gがランプブラケット21に当接した後、当該ランプブラケット21を支持部とし、かつ屈曲促進部47にて屈曲することで、フロントグリル8直下に加わる荷重を受けつつ衝撃荷重を吸収するよう構成している。
また、上述の屈曲促進部47を高剛性部31Mの前端部の剛性差にて構成することで、高剛性部31Mにより当接部31gの剛性を高めつつ、荷重入力時には、上側連結部31hをその前後方向の中途部にて屈曲させるよう構成したものである。
ところで、図12に示すように、ランプブラケット21の当接部31gと前後方向に対向する位置には、平面視でその車幅方向中間部が前方に突出するV字状に形成されたV字状部48を備えている。
図12に示すように、ランプブラケット21の上記V字状部48の前面に沿うように、上記当接部31gの対応位置には、平面視で前方に突出するV字状に形成されたV字状部49を備えている。そして、ランプブラケット21側のV字状部48の前面に、当接部31g側のV字状部49を沿設させている。これにより、当接部31gを含む衝撃吸収部材30の車幅方向(つまり、左右方向)への位置ずれを防止すべく構成したものである。
なお、図10において、50はグリルブラケットである。
図13は図4の要部拡大断面図である。
次に、図4、図13を参照して、車両の軽衝突に対する対策構造について説明する。
図4、図13に示すように、上述の衝撃吸収部材30はバンパフェース7のフロントグリル8下方の内部に配設されると共に、該衝撃吸収部材30は、フロントグリル8よりも前方に位置して荷重を受ける荷重受け部31cを備えている。また、当該衝撃吸収部材30は、上記荷重受け部31cから後方に延びる連結部31eを介して下方に延び、バンパフェース7の下部に取付けられる下側取付け片部35を備えている。さらに、上記衝撃吸収部材30は、荷重受け部31cから後方に延びる上片部31fを介して上方に延び、荷重受け部31cおよび上片部31fよりも上方に位置するフロントグリル8に取付けられる上側取付け片部32を備えている。
図4、図13に示すように、上述の上側取付け片部32の後方に隣接して構造体としてのセンサ保護ブラケット53(いわゆるプロテクタ)が配設されている。このセンサ保護ブラケット53は、上側取付け片部32の後方で、かつセンタステー23の前方に配設されている。また、このセンサ保護ブラケット53は、衝突検知センサとしてのエアバックセンサ54を保護するものである。
図4、図13に示すように、上述のセンサ保護ブラケット53は、フロントグリル8の背面側に備わるブラケットであって、該センサ保護ブラケット53は、バンパフェース7の後退部7a後方において上下方向に略直線状に延びる縦壁53aを備えている。また、該縦壁53aの下端から車両前方に延びる前方延設部53bと、この前方延設部53bの前端コーナ部53cから下方に延びる下壁53dと、を備えている。
上述のエアバックセンサ54は、センサ保護ブラケット53における前方延設部53bの下方で、かつ、下壁53dの後方に位置するように配設されている。
図4、図13に示すように、下側取付け片部35には、軽衝突による荷重入力時に、荷重受け部31cおよび上側取付け片部32の上方への変位を許容する変位許容部55が形成されている。
この実施例では、当該変位許容部55は、連結部31eの後端と下側取付け片部35の上端部との間に形成されている。また、該変位許容部55は、車両前方側が開放する凹形状部56により形成されている。この凹形状部56は、上壁56aと後壁56bと下壁56cとを凹状に一体連結したもので、上壁56aと下壁56cとが上記各要素31c,32の上方への変位時に変位代となるものである。
因に、上記変位許容部55を設けることなく、下側取付け片部35と連結部31e後端とを、図13に仮想線βで示すように直線的に連設すると、上記各要素31c,32の上方への変位時に変位代を確保することが困難となる。
上述の下側取付け片部35に上記変位許容部55を形成することで、車両の軽衝突時に、衝撃吸収部材30の後方に位置するセンサ保護ブラケット53に対して、変位許容部55が衝撃吸収部材30を上方へ変位許容することで、センサ保護ブラケット53の破損を防止するよう構成している。
さらに、同時に、上記下側取付け片部35の変位許容部55が連結部31eの前側寄りから分離部34を介し分離する構造になっており、しかも、連結部31eから後方に延びた後(上壁56a)、下方に延びる(後壁56b)構成になっていることから、衝撃荷重が荷重受け部へ入力され連結部31eが変形し衝撃荷重を吸収する際の影響を抑制することができる。なお、変位許容部55の上壁56aは、例えば、荷重受け部31cの下端から後方に延びるように形成されてもよい。
すなわち、上記衝撃吸収部材30は、衝撃吸収部材30の後退時に上記荷重受け部31cに対して後方下方に位置するバンパビーム4の上端エッジ部4eに係止される係止部31dと、上記荷重受け部31cと上記係止部31dとをつなぐ連結部31eと、を備え、上記下側取付け片部35は、上記荷重受け部31cもしくは上記連結部31eの前側寄りから分離部34を介して後方に延びた後、下方に延びている。
これにより、下側取付け片部35が少なくとも連結部31eの前側寄りから分離する構造になっていることから、衝撃荷重が荷重受け部31cへ入力され連結部31eが変形し衝撃荷重を吸収する際の影響を抑制することができる。
図13に示すように、上述の上側取付け片部32の下端部で、かつ上片部31fの後端部には、後方のセンサ保護ブラケット53と接触した際に衝撃吸収部材30を上方に変位させる傾斜面部31nが形成されている。
この傾斜面部31nはその前部が低く、後部が高くなるよう前低後高状に傾斜した所謂テーパ面部であって、該傾斜面部31nは、センサ保護ブラケット53の前端コーナ部53cと車両前後方向に対向する位置に形成されている。詳しくは、上記傾斜面部31nの傾斜上部が前端コーナ部53cと対向している。
車両の軽衝突時に、衝撃吸収部材30が後退し、傾斜面部31nが前端コーナ部53cと接触した場合、当該傾斜面部31nの傾斜に沿って、衝撃吸収部材30、特に、その上側取付け片部32および上片部31fを上方に変位させる。この傾斜面部31nによる衝撃吸収部材30の上方変位により構造体であるセンサ保護ブラケット53に加わる荷重を低減すべく構成したものである。
図13に示すように、上述の下側取付け片部35は、荷重受け部31cの下端から後方に延びる連結部31eおよび凹形状部56を介して下方に延びている。これに対して、上述の上側取付け片部32は、荷重受け部31cの上端から後方に延びる上片部31fおよび傾斜面部31nを介して上方に延びている。
ここで、連結部31eの車両前後方向の長さに対して、上片部31fの車両前後方向の長さは長大に形成されている。つまり、下側取付け片部35が荷重受け部31cから後方下方に延びるのに対して、上側取付け片部32は、荷重受け部31cから後方に延びた後、上方に延びるものである。
これにより、上側取付け片部32の荷重受け部31cへの影響を抑制するように構成したものである。
さらに、上記構造体は、上述したようにフロントグリル8の背面側に備わるセンサ保護ブラケット53に設定しており、これによりエアバックセンサ54の保護と、軽衝突時の当該センサ保護ブラケット53の破損防止と、の両立を図るよう構成している。
加えて、図4に示すように、上述の上側取付け片部32が取付けられたフロントグリル8の前方、すなわち、フロントグリル8の車幅方向中央前方には、エンブレム10が配設されている。また、下側取付け片部35はバンパフェース7の下部後方、すなわち、バンパフェース7の下部背面側に位置する下部グリル部材としての下側グリル9に取付けられている。
これにより、上下の各取付け片部32,35を取付けるための取付け部材は、バンパフェース7の前面側外方からの目視が不可となり、上下の各取付け片部32,35のバンパフェース面への影響を防止し、見映えを確保するように構成している。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印UPは車両上方を示し、矢印INは車幅方向の内方を示し、矢印OUTは車幅方向の外方を示す。
このように、上記実施例の車両の前部構造は、バンパフェース7の上部寄りの内部に前方斜め上方からの荷重を吸収する衝撃吸収部材30が備わる車両の前部構造であって、上記衝撃吸収部材30は上記バンパフェース7のフロントグリル8下方の内部に配設されており、該衝撃吸収部材30は、上記フロントグリル8よりも前方に位置して荷重を受ける荷重受け部31cと、該荷重受け部31cから後方に向けて延び上記バンパフェース7の下部に取付けられる下側取付け片部35と、上記荷重受け部31cから後方に向けて延びた後、上方に向けて延び上記荷重受け部31cの上方に位置するフロントグリル8に取付けられる上側取付け片部32と、を備え、上記上側取付け片部32の後方に隣接して構造体(センサ保護ブラケット53参照)が配設されており、上記下側取付け片部35には、荷重入力時に上記荷重受け部31cおよび上記上側取付け片部32の上方への変位を許容する変位許容部55が形成されたものである(図3、図4、図13参照)。
この構成によれば、車両の軽衝突時に、衝撃吸収部材30後方の構造体(センサ保護ブラケット53参照)に対して、当該衝撃吸収部材30を変位許容部55が上方に変位させることで、上記構造体(センサ保護ブラケット53)の破損を防止することができる。
また、この発明の一実施形態においては、上記上側取付け片部32の下端部には、後方の車両部品である構造体(センサ保護ブラケット53)と接触した際に上記衝撃吸収部材30を上方に変位させる傾斜面部31nが形成されたものである(図13参照)。
この構成によれば、上記傾斜面部31nによる衝撃吸収部材30の上方変位により構造体(センサ保護ブラケット53)に加わる荷重を低減することができる。
さらに、この発明の一実施形態においては、上記衝撃吸収部材30は、衝撃吸収部材30の後退時に上記荷重受け部31cに対して後方下方に位置するバンパビーム4の上端エッジ部4eに係止される係止部31dと、上記荷重受け部31cと上記係止部31dとをつなぐ連結部31eと、を備え、上記下側取付け片部35は、上記荷重受け部31cもしくは上記連結部31eの前側寄りから分離部34を介して後方に延びた後、下方に延びるものである。
この構成によれば、下側取付け片部35が少なくとも連結部31eの前側寄りから分離する構造になっていることから、衝撃荷重が荷重受け部31cへ入力され連結部31eが変形し衝撃荷重を吸収する際の影響を抑制することができる。
さらにまた、この発明の一実施形態においては、上記構造体は上記フロントグリル8の背面側に備わるセンサ保護ブラケット53であることを特徴とする(図13参照)。
この構成によれば、センサ(エアバックセンサ54参照)の保護と、軽衝突時の車両部品としてのセンサ保護ブラケット53の破損防止と、の両立を図ることができる。
加えて、この発明の一実施形態においては、上記上側取付け片部32が取付けられる上記フロントグリル8の前方にエンブレム10が配設され、上記下側取付け片部35が上記バンパフェース7の下部後方に位置する下部グリル部材(下側グリル9参照)に取付けられたものである(図4参照)。
この構成によれば、上下の各取付け片部32,35のバンパフェース面への影響を防止し、見映えを確保することができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の上側取付け片部の後方に隣接する構造体は、実施形態のセンサ保護ブラケット53に対応し、
以下同様に、
下部グリル部材は、下側グリル9に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
以上説明したように、本発明は、バンパフェースの上部寄りの内部に前方斜め上方からの荷重を吸収する衝撃吸収部材が備わる車両の前部構造について有用である。
4…バンパビーム
4e…上端エッジ部
7…バンパフェース
8…フロントグリル
9…下側グリル(下部グリル部材)
10…エンブレム
30…衝撃吸収部材
31c…荷重受け部
31d…係止部
31e…連結部
31n…傾斜面部
32…上側取付け片部
34…分離部
35…下側取付け片部
53…センサ保護ブラケット(構造体)
55…変位許容部

Claims (4)

  1. バンパフェースの上部寄りの内部に前方斜め上方からの荷重を吸収する衝撃吸収部材が備わる車両の前部構造であって、
    上記衝撃吸収部材は上記バンパフェースのフロントグリル下方の内部に配設されており、
    該衝撃吸収部材は、
    上記フロントグリルよりも前方に位置して荷重を受ける荷重受け部と、
    該荷重受け部から後方に向けて延びる連結部を介して下方に延び、上記バンパフェースの下部に取付けられる下側取付け片部と、
    上記荷重受け部から後方に延る上片部を介して上方に延上記荷重受け部および上記上片部よりも上方に位置するフロントグリルに取付けられる上側取付け片部と、を備え、
    上記上側取付け片部の後方に隣接して構造体が配設されており、
    上記下側取付け片部には、
    荷重入力時に上記荷重受け部および上記上側取付け片部の上方への変位を許容する変位許容部が形成され、
    上記変位許容部は、上記連結部の後端と上記下側取付け片部の上端部との間に、車両前方側が開放する凹形状部により形成され、
    上記上側取付け片部の下端部には、
    後方の車両部品である構造体と接触した際に上記衝撃吸収部材を上方に変位させる傾斜面部が形成された
    車両の前部構造。
  2. 上記衝撃吸収部材は、衝撃吸収部材の後退時に上記荷重受け部に対して後方下方に位置するバンパビームの上端エッジ部に係止される係止部を備え、
    上記連結部は、上記荷重受け部と上記係止部とをつなぎ、
    上記変位許容部は、上記荷重受け部もしくは上記連結部の前側寄りから分離部を介し分離する
    請求項1に記載の車両の前部構造。
  3. 上記構造体は上記フロントグリルの背面側に備わるセンサ保護ブラケットである
    請求項1または2に記載の車両の前部構造。
  4. 上記上側取付け片部が取付けられる上記フロントグリルの前方にエンブレムが配設され、
    上記下側取付け片部が上記バンパフェースの下部後方に位置する下部グリル部材に取付けられた
    請求項1~の何れか一項に記載の車両の前部構造。
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