JP7040082B2 - バンパリインフォースメント - Google Patents

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本発明は車両のバンパに備えられるバンパリインフォースメントに関する。
従来、車両の前端部や後端部に配設されるバンパには衝突荷重を吸収するためにバンパリインフォースメントが備えられている。このバンパリインフォースメントは、例えば特許文献1に開示されているように略矩形状の閉断面構造で成っている。つまり、バンパリインフォースメントは、車体前後方向の前側に位置する前板部、車体前後方向の後側に位置する後板部、前記前板部の上端と前記後板部の上端との間に亘る上板部、前記前板部の下端と前記後板部の下端との間に亘る下板部を備えている。また、この特許文献1に開示されているように、バンパリインフォースメントの内部に補強部材が備えられた構成も知られている。
図5は、この補強部材が備えられたリヤバンパリインフォースメントaにおける車幅方向左側端部およびその周辺部の概略構成を示す斜視図である。この図における矢印FRは車体前方向、矢印UPは上方向、矢印LHは車体左方向、矢印RHは車体右方向をそれぞれ示している。この図5に示すように、リヤバンパリインフォースメントaは、前述したように、前板部b、後板部c、上板部d、下板部eを備えていると共に、このリヤバンパリインフォースメントaの内部において前板部bと後板部cとの間に亘って、水平方向に沿って延在する補強部材としての補強板部fが配設されている。また、リヤバンパリインフォースメントaでは、前板部bにおける車幅方向左側端部がクラッシュボックスgを介してリヤサイドメンバhに接続されている。なお、図示しないが、リヤバンパリインフォースメントaにおける車幅方向右側端部も同様の構成となっている。
この構成により、車両の後突時には、リヤバンパリインフォースメントaに入力された衝突荷重がクラッシュボックスgを介してリヤサイドメンバhに伝達され、このリヤサイドメンバhによって衝突荷重が吸収されることになる。
図6は、後突のオフセット衝突試験時における車体フレームの変形状態を示す平面図である。この後突のオフセット衝突の場合における理想的な荷重吸収形態としては、衝突荷重が入力された側(図6に示すものにあっては車幅方向の左側)から、リヤバンパリインフォースメントaを経て、衝突荷重が入力されていない側(図6に示すものにあっては車幅方向の右側)に向けて荷重が伝達され、左右の各クラッシュボックスg,gを介して各リヤサイドメンバh,hに荷重伝達が行われて車体フレームの広範囲で衝突荷重を吸収することが求められる。つまり、リヤバンパリインフォースメントaには、車幅方向への高い荷重伝達機能が求められている。
特開2017-56760号公報
しかしながら、前記オフセット衝突の場合、衝突物(バリア等)iの一部であって、リヤバンパリインフォースメントaよりも車幅方向外側に存在する部分(図6に示すものにあってはリヤバンパリインフォースメントaよりも車幅方向左側に存在する部分)が、該リヤバンパリインフォースメントaの外側(車幅方向外側)に回り込むように変形し、リヤバンパリインフォースメントaの車幅方向の一方側の端部に応力が集中することがある。つまり、このリヤバンパリインフォースメントaの外側に回り込んだ部分が、リヤバンパリインフォースメントaの車幅方向の一方側の端部に対して斜め前方への荷重を作用させることになり(図6における矢印を参照)、これによって、リヤバンパリインフォースメントaの車幅方向の一方側の端部に応力が集中することになる。なお、一般道路でのオフセット衝突の場合、前記衝突物としては車両(後突した車両)やガードレールが相当することになる。
このような応力の集中が生じた場合、リヤバンパリインフォースメントaの端部に割れや亀裂が発生する可能性が高く、この場合、この割れや亀裂が車幅方向に沿って進展してしまい(この場合の補強板部fにおける割れや亀裂の進展方向を図5の矢印で示す)、リヤバンパリインフォースメントaに要求されている車幅方向への荷重伝達機能が大きく阻害されてしまうことになる。このため、一方側(衝突荷重が入力された側)のリヤサイドメンバhによって衝突荷重の大部分を吸収する必要が生じることから、このリヤサイドメンバhの剛性を大幅に高くしておく必要があるが、これでは、車体重量の増大に繋がってしまうため好ましくない。
前述した説明では後突のオフセット衝突の場合を例に挙げて説明したが、前突のオフセット衝突の場合も同様である。つまり、フロントバンパリインフォースメントにあっても、車幅方向への高い荷重伝達機能が求められている。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、オフセット衝突の場合に、車幅方向の一方側の端部に応力が集中することを回避可能なバンパリインフォースメントを提供することにある。
前記の目的を達成するための本発明の解決手段は、車幅方向の両側に配設されて車体前後方向に沿って延在する各メンバ部材における車体前後方向の一方側の端部同士の間に架け渡されたバンパリインフォースメントを前提とする。このバンパリインフォースメントに対し、矩形閉断面構造で成る中空部の内部に、水平方向に沿って延在する補強板材が配設されており、前記補強板材は、その車幅方向の両端部に凹部が設けられており、車体前後方向に沿う方向から見た場合に、前記補強板材において前記メンバ部材にオーバラップする領域内の一部に前記凹部の外縁の全体が位置しており、当該領域内において前記凹部以外の部分が車体前後方向に延在して前記矩形閉断面構造における前板部の上下方向の中間部と後板部の上下方向の中間部との間に亘って配設されていることを特徴とする。
この特定事項により、車両のオフセット衝突時、バンパリインフォースメントの車幅方向の一方側に衝突荷重が入力され、この衝突荷重によるバンパリインフォースメントの変形は、前記補強板材における車幅方向の一方側の部分に設けられた凹部において進行する。このため、バンパリインフォースメントの車幅方向の一方側の特定の部位に応力が集中してしまうといったことを回避でき(応力を分散でき)、バンパリインフォースメントの端部に割れや亀裂が発生してしまうことを抑制できる。従って、この割れや亀裂が車幅方向に沿って進展してしまってバンパリインフォースメントにおける車幅方向への荷重伝達機能が大きく阻害されてしまうといったことが抑制される。その結果、車体フレームの広範囲で衝突荷重を吸収することが可能になり、メンバ部材の剛性を大幅に高くしておく必要がなくなって、車体重量の軽量化を図ることができる。
本発明では、バンパリインフォースメントの中空の内部に配設されて水平方向に沿って延在する補強板材の車幅方向の両端部に凹部を設けている。これにより、オフセット衝突時に、バンパリインフォースメントの車幅方向の一方側の特定の部位に応力が集中してしまうといったことを回避でき、バンパリインフォースメントの端部に割れや亀裂が発生してしまうことを抑制できる。つまり、この割れや亀裂が車幅方向に沿って進展してしまってバンパリインフォースメントにおける車幅方向への荷重伝達機能が大きく阻害されてしまうといったことが抑制される。その結果、車体フレームの広範囲で衝突荷重を吸収することが可能になり、メンバ部材の剛性を大幅に高くしておく必要がなくなって、車体重量の軽量化を図ることができる。
実施形態におけるリヤバンパおよびその周辺部の断面図である。 実施形態におけるリヤバンパリインフォースメントの車幅方向左側端部およびその周辺部の概略構成を示す斜視図である。 変形例1における図2相当図である。 変形例2における図2相当図である。 従来技術における図2相当図である。 後突のオフセット衝突試験時における車体フレームの変形状態を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、車両の後端部に配設されたリヤバンパに備えられるリヤバンパリインフォースメントに本発明を適用した場合について説明する。
-リヤバンパおよびその周辺部の概略構成-
図1は、本実施形態におけるリヤバンパ1およびその周辺部の断面図(リヤバンパ1およびその周辺部の水平方向での断面を上側から見た図)である。また、図2は、本実施形態におけるリヤバンパリインフォースメント2の車幅方向左側端部およびその周辺部の概略構成を示す斜視図である。これらの図における矢印FRは車体前方向、矢印UPは上方向、矢印LHは車体左方向、矢印RHは車体右方向をそれぞれ示している。
図1に示すように、車体の後端部にはリヤバンパ1が設けられている。このリヤバンパ1は、車体の後端下部において車幅方向に沿って延在されている。
また、車体の車幅方向両側の下部には、車体前後方向に沿って延在する一対のリヤサイドメンバ3,3が配設されている。これらリヤサイドメンバ3,3は、車体前後方向から見て矩形の閉断面構造となっている。各リヤサイドメンバ3,3は、車幅方向に沿って延在する図示しないクロスメンバによって互いに連結されている。
各リヤサイドメンバ3,3の後端部には、それぞれ車体上下方向および車幅方向に延在するロアバックパネル31,31が接合されている。そして、このロアバックパネル31,31を介して各リヤサイドメンバ3,3の後端部にはクラッシュボックス4,4が接合されている。これらリヤサイドメンバ3,3、ロアバックパネル31,31およびクラッシュボックス4,4によって本発明でいうメンバ部材が構成されている。
そして、これらクラッシュボックス4,4の後端部同士の間に亘ってリヤバンパリインフォースメント2が架け渡されている。このリヤバンパリインフォースメント2の構成については後述する。
リヤバンパリインフォースメント2の後端面には、例えばウレタンフォーム等の柔軟な素材で形成されて後突時の衝突荷重を吸収するバンパアブソーバ11が設けられている。そして、リヤバンパリインフォースメント2およびバンパアブソーバ11の外周囲は、リヤバンパカバー12によって被覆されている。
-リヤバンパリインフォースメントの構成-
次に、前記リヤバンパリインフォースメント2について説明する。
図2に示すように、リヤバンパリインフォースメント2は、車体前後方向の前側に位置して鉛直方向に沿って延在する前板部21、車体前後方向の後側に位置して鉛直方向に沿って延在する後板部22、前板部21の上端と後板部22の上端との間に亘って水平方向に沿って延在する上板部23、前板部21の下端と後板部22の下端との間に亘って水平方向に沿って延在する下板部24を備えている。また、このリヤバンパリインフォースメント2は、その中空部の内部において前板部21の上下方向の中間部と後板部22の上下方向の中間部との間に亘って水平方向に沿って延在する補強板部(本発明でいう補強板材)25が配設されている。このリヤバンパリインフォースメント2はアルミニウム合金の押し出し成形によって作製されており、前記各板部21,22,23,24,25が一体化されている。
そして、前記前板部21における車幅方向左側端部がクラッシュボックス4およびロアバックパネル31を介してリヤサイドメンバ3に接続されている。具体的には前記前板部21がクラッシュボックス4の背面(車体後方を向いている面)に溶接されている。なお、リヤバンパリインフォースメント2における車幅方向右側端部も同様の構成となっている。この構成により、車両の後突時には、リヤバンパリインフォースメント2に入力された衝突荷重がクラッシュボックス4を介してリヤサイドメンバ3に伝達されることになる。
本実施形態の特徴は、前記上板部23、下板部24、および、補強板部25における車幅方向の両側の端縁23a,24a,25aの形状にある。具体的に、これら上板部23、下板部24、および、補強板部25における車幅方向の両側の端縁23a,24a,25aは、それぞれ車体前後方向の中央部分が車幅方向の内側に向かって湾曲した形状(凹部)で形成されている。言い替えると、上板部23、下板部24、および、補強板部25における車幅方向の両側の端縁23a,24a,25aが部分的に切り欠かれた構成となっており、その車幅方向の内側への切り欠き量が、各板部23,24,25それぞれにおける車体前後方向の中央部分に向かうに従って大きくなる形状となっている。本実施形態では、これら端縁23a,24a,25aの形状としては、平面視が円弧形状となっており、各形状は互いに同一形状となっている。これら端縁23a,24a,25aの形状としては円弧形状に限定されるものではなく、また、各形状は互いに異なる形状(例えば互いに曲率の異なる円弧形状等)となっていてもよい。
このような形状とした場合、車両の後突時に後方から入力される衝突荷重は、端縁23a,24a,25aの車体前後方向の中央部分を大きく変形させる(例えば上下方向に折り曲げるように変形させる)ことになる。
-後突のオフセット衝突試験-
次に、後突のオフセット衝突試験時について説明する。ここでは、車幅方向の左側に衝突物(バリア)が衝突される場合について説明する。
この場合、図1および図2に矢印Fで示すように、リヤバンパリインフォースメント2における車幅方向の左側部分に衝突荷重が入力されることになる。この場合、この衝突荷重によるリヤバンパリインフォースメント2の変形は、上板部23、下板部24、および、補強板部25それぞれにおける車幅方向の一方側(この場合には車幅方向の左側)の部分に設けられた曲面で成る端縁23a,24a,25aにおいて進行する。このため、リヤバンパリインフォースメント2の車幅方向の一方側(車幅方向の左側)の特定の部位(例えば図5に示すように後板部cと補強板部fとの境界部分)に応力が集中してしまうといったことを回避でき(応力を分散でき)、リヤバンパリインフォースメント2の端部に割れや亀裂が発生してしまうことを抑制できる。従って、この割れや亀裂が車幅方向に沿って進展してしまってリヤバンパリインフォースメント2における車幅方向への荷重伝達機能が大きく阻害されてしまうといったことが抑制される。その結果、車体フレームの広範囲で衝突荷重を吸収することが可能になり、リヤサイドメンバ3,3の剛性を大幅に高くしておく必要がなくなって、車体重量の軽量化を図ることができる。
(変形例1)
次に、変形例1について説明する。本変形例も、リヤバンパリインフォースメント2の上板部23、下板部24、および、補強板部25における車幅方向の両側の端縁23a,24a,25aの形状を改良したものである。その他の構成は前記実施形態のものと同様であるので、ここでは、各板部23,24,25における車幅方向の両側の端縁23a,24a,25aの形状についてのみ説明する。
図3は、本変形例における図2相当図である。この図3に示すように、各板部23,24,25における車幅方向の両側の端縁23a,24a,25aの形状としては、その車体前後方向における後端部近傍位置のみに、車幅方向の内側に向かって湾曲した形状で成る凹部23b,24b,25bが形成されている。つまり、各板部23,24,25における車幅方向の両側の端縁23a,24a,25aの車体前後方向の前端部および中央部にあっては車体前後方向に沿って延在する直線状となっているのに対し、車体前後方向の後端部にあっては車幅方向の内側に向かって湾曲した形状で成る凹部23b,24b,25bとなっている。本変形例では、これら凹部23b,24b,25bの形状は互いに同一形状となっているが、各形状は互いに異なっていてもよい。
本変形例にあっては、後突のオフセット衝突試験時、衝突荷重によるリヤバンパリインフォースメント2の変形は、上板部23、下板部24、および、補強板部25それぞれにおける車幅方向の一方側(この場合には車幅方向の左側)の部分に設けられた凹部23b,24b,25bの周辺において進行する。このため、この場合にも、リヤバンパリインフォースメント2の車幅方向の一方側(車幅方向の左側)の特定の部位に応力が集中してしまうといったことを回避でき(応力を分散でき)、リヤバンパリインフォースメント2の端部に割れや亀裂が発生してしまうことを抑制できる。従って、この割れや亀裂が車幅方向に沿って進展してしまってリヤバンパリインフォースメント2における車幅方向への荷重伝達機能が大きく阻害されてしまうといったことが抑制される。その結果、車体フレームの広範囲で衝突荷重を吸収することが可能になり、リヤサイドメンバ3,3の剛性を大幅に高くしておく必要がなくなって、車体重量の軽量化を図ることができる。
(変形例2)
次に、変形例2について説明する。本変形例は、リヤバンパリインフォースメント2の上板部23、下板部24、および、補強板部25における車幅方向の両側の端縁23a,24a,25aの近傍の構成を改良したものである。その他の構成は前記実施形態のものと同様であるので、ここでは、各板部23,24,25における車幅方向の両側の端縁23a,24a,25aの近傍の構成についてのみ説明する。
図4は、本変形例における図2相当図である。この図4に示すように、本変形例では、各板部23,24,25における車幅方向の両側の端縁23a,24a,25aの形状としては車体前後方向に沿って延在する直線状となっている。また、この端縁23a,24a,25aの近傍には、各板部23,24,25が部分的に下側に湾曲されて成る凹陥部(凹部)23c,24c,25cが形成されている。つまり、各板部23,24,25における車幅方向の両側の端縁23a,24a,25aから車幅方向に所定間隔を存した内側位置に凹陥部23c,24c,25cが形成されている。本変形例では、各板部23,24,25それぞれにおいて、車体前後方向の2箇所に凹陥部23c,24c,25cが形成されている。また、これら凹陥部23c,24c,25cの平面視形状としては車幅方向を長軸方向とする楕円形状となっている。本変形例では、これら凹陥部23c,24c,25cの形状は互いに同一形状となっているが、各形状は互いに異なっていてもよい。
本変形例にあっては、後突のオフセット衝突試験時、衝突荷重によるリヤバンパリインフォースメント2の変形は、上板部23、下板部24、および、補強板部25それぞれに形成されている凹陥部23c,24c,25cの周辺において進行する。このため、この場合にも、リヤバンパリインフォースメント2の車幅方向の一方側(車幅方向の左側)の特定の部位に応力が集中してしまうといったことを回避でき(応力を分散でき)、リヤバンパリインフォースメント2の端部に割れや亀裂が発生してしまうことを抑制できる。従って、この割れや亀裂が車幅方向に沿って進展してしまってリヤバンパリインフォースメント2における車幅方向への荷重伝達機能が大きく阻害されてしまうといったことが抑制される。その結果、車体フレームの広範囲で衝突荷重を吸収することが可能になり、リヤサイドメンバ3,3の剛性を大幅に高くしておく必要がなくなって、車体重量の軽量化を図ることができる。
-他の実施形態-
なお、本発明は、前記実施形態および前記各変形例に限定されるものではなく、特許請求の範囲および該範囲と均等の範囲で包含される全ての変形や応用が可能である。
例えば、前記実施形態および前記各変形例では、車両の後端部に配設されたリヤバンパ1に備えられるリヤバンパリインフォースメント2に本発明を適用した場合について説明した。本発明はこれに限らず、車両の前端部に配設されたフロントバンパに備えられるフロントバンパリインフォースメントに対しても適用が可能である。
また、前記実施形態および前記各変形例では、リヤバンパリインフォースメント2の上板部23、下板部24、および、補強板部25それぞれに凹部(前記実施形態にあっては湾曲した形状で成る端縁23a,24a,25a、変形例1にあっては凹部23b,24b,25b、変形例2にあっては凹陥部23c,24c,25c)を設けた場合について説明した。本発明はこれに限らず、補強板部25のみに凹部を設けるようにしてもよい。また、補強板部25に加えて、上板部23および下板部24のうちの一方のみに凹部を設けるようにしてもよい。
本発明は、車体のリヤバンパリインフォースメントに適用可能である。
1 リヤバンパ
2 リヤバンパリインフォースメント
23 上板部
24 下板部
25 補強板部
23a,24a,25a 端縁
23b,24b,25b 凹部
23c,24c,25c 凹陥部
3 リヤサイドメンバ
31 ロアバックパネル
32 クラッシュボックス

Claims (1)

  1. 車幅方向の両側に配設されて車体前後方向に沿って延在する各メンバ部材における車体前後方向の一方側の端部同士の間に架け渡されたバンパリインフォースメントにおいて、
    矩形閉断面構造で成る中空部の内部に、水平方向に沿って延在する補強板材が配設されており、
    前記補強板材は、その車幅方向の両端部に凹部が設けられており、車体前後方向に沿う方向から見た場合に、前記補強板材において前記メンバ部材にオーバラップする領域内の一部に前記凹部の外縁の全体が位置しており、当該領域内において前記凹部以外の部分が車体前後方向に延在して前記矩形閉断面構造における前板部の上下方向の中間部と後板部の上下方向の中間部との間に亘って配設されていることを特徴とするバンパリインフォースメント。
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