JP7412212B2 - スカートガード隙間測定装置 - Google Patents

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Description

この発明は、踏段とスカートガードとの間の隙間の寸法を測定するスカートガード隙間測定装置に関する。
従来、踏段に設けられた箱体と、箱体に設けられたアームとを備えたスカートガード隙間測定装置が知られている。アームは、踏段とスカートガードとの間の隙間の寸法に対応して、箱体に対して踏段の幅方向に移動可能となっている。箱体は、箱体に対するアームの位置を測定する変位測定部を有している。スカートガード隙間測定装置は、変位測定部の測定結果を用いて、踏段とスカートガードとの間の隙間の寸法を算出する(例えば、特許文献1参照)。
実開昭63-190271号公報
踏段の移動方向に沿ってスカートガードを見た場合に、スカートガードが鉛直線に対して傾斜する場合がある。しかしながら、従来のスカートガード隙間測定装置では、踏段の移動方向に沿ってスカートガードを見た場合の鉛直線に対するスカートガードの傾斜角度を測定することができないという問題点があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、踏段の移動方向に沿ってスカートガードを見た場合の鉛直線に対するスカートガードの傾斜角度を測定することができるスカートガード隙間測定装置を提供するものである。
この発明に係るスカートガード隙間測定装置は、踏段に設けられ、スカートガードとの間の隙間の寸法を測定する上部測定部と、踏段に設けられ、踏段の移動方向に沿って見た場合に、上部測定部が測定するスカートガードの部分よりも高さ方向について下方にあるスカートガードの部分との間の隙間の寸法を測定する下部測定部と、上部測定部の測定結果および下部測定部の測定結果を用いて、移動方向に沿ってスカートガードを見た場合の鉛直線に対するスカートガードの傾斜角度を算出する傾斜角度算出部と、を備えている。
この発明に係るスカートガード隙間測定装置によれば、踏段の移動方向に沿ってスカートガードを見た場合の鉛直線に対するスカートガードの傾斜角度を測定することができる。
実施の形態1に係るスカートガード隙間測定装置が使用されるエスカレーターを示す側面図である。 実施の形態1に係るスカートガード隙間測定装置を示す平面図である。 実施の形態1に係るスカートガード隙間測定装置を示す斜視図である。 実施の形態1に係るスカートガード隙間測定装置が踏段に設けられた構成を示す側面図である。 実施の形態1に係るスカートガード隙間測定装置が踏段に設けられた構成を示す側面図である。 実施の形態1に係るスカートガード隙間測定装置を示すブロック図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るスカートガード隙間測定装置が使用されるエスカレーターを示す側面図である。エスカレーター100は、乗客コンベヤの一例である。エスカレーター100は、上階側階床201と下階側階床202とに渡って設けられたトラス101と、トラス101に設けられ、循環移動する複数の踏段102とを備えている。図1では、複数の踏段102のうちの一部の踏段102が示されている。複数の踏段102は、無端状に並べて配置されている。また、エスカレーター100は、トラス101に設けられた欄干103と、欄干103に設けられ、踏段102と同期して循環移動する移動手摺104とを備えている。
また、エスカレーター100は、トラス101に設けられ、踏段102の両側面のそれぞれに対向するスカートガード105を備えている。スカートガード105は、踏段102の移動の軌跡における往路側の部分にある踏段102の側面に対向するように配置されている。踏段102の側面とは、踏段102の幅方向を向く踏段102の側面である。スカートガード105は、踏段102の移動の軌跡に沿って並べられた複数枚のパネルから構成されている。図1では、1個のスカートガード105のみが示されている。エスカレーター100は、踏段102の一対の側面のそれぞれに1個ずつ対向する一対のスカートガード105を備えている。
図2は、実施の形態1に係るスカートガード隙間測定装置を示す平面図である。図3は、実施の形態1に係るスカートガード隙間測定装置を示す斜視図である。図2および図3では、スカートガード隙間測定装置300が設置される踏段102も示されている。図2では、踏段102に対向するスカートガード105も示されている。また、図2では、踏段102とスカートガード105との間の隙間が実際よりも大きく示されている。
スカートガード隙間測定装置300は、踏段102の幅方向一端部に設けられる距離測定部301と、踏段102の幅方向他端部に設けられる距離測定部302と、踏段102に設けられる本体部303とを備えている。
距離測定部301は、踏段102の踏板106に設けられる第1筐体304と、踏段102のライザ107に設けられる第2筐体305とを備えている。また、距離測定部301は、第1筐体304に設けられた第1測定部306および第2測定部307と、第2筐体305に設けられた第3測定部308および第4測定部309とを備えている。
距離測定部302は、踏段102の踏板106に設けられる第1筐体310と、踏段102のライザ107に設けられる第2筐体311とを備えている。また、距離測定部302は、第1筐体310に設けられた第1測定部312および第2測定部313と、第2筐体311に設けられた第3測定部314および第4測定部315とを備えている。
距離測定部301と本体部303との間は、ケーブルによって互いに接続されている。距離測定部302と本体部303との間は、ケーブルによって互いに接続されている。
図4は、実施の形態1に係るスカートガード隙間測定装置300が踏段102に設けられた構成を示す側面図である。図5は、実施の形態1に係るスカートガード隙間測定装置300が踏段102に設けられた構成を示す側面図である。図4では、踏段102が傾斜部にある場合のスカートガード隙間測定装置300の構成が示されている。図5では、踏段102が水平部にある場合のスカートガード隙間測定装置300の構成が示されている。また、図4および図5では、スカートガード隙間測定装置300における距離測定部301のみが示されている。
第1筐体304は、踏板106の踏面に載せられる。踏板106の踏面とは、往路側に配置された踏段102における上面である。踏板106の踏面には、複数の溝が形成されている。第1筐体304における踏板106に対向する面には、踏板106の溝に挿入される複数の凸部が形成されている。第1筐体304の凸部が踏板106の溝に挿入されることによって、踏段102の幅方向について、踏板106に対する第1筐体304の移動が制限される。
第2筐体305は、第1筐体304に対して上下方向に移動可能となっている。第2筐体305は、ライザ107の表面に当てられる。ライザ107の表面には、複数の溝が形成されている。第2筐体305におけるライザ107に対向する面には、ライザ107の溝に挿入される複数の凸部が形成されている。第2筐体305の凸部がライザ107の溝に挿入されることによって、踏段102の幅方向について、ライザ107に対する第2筐体305の移動が制限される。
踏段102に設置されたスカートガード隙間測定装置300を上方から見た場合に、第1測定部306は、第1筐体304における上階側乗降口側の部分に配置される。また、踏段102に設置されたスカートガード隙間測定装置300を上方から見た場合に、第2測定部307は、第1筐体304における下階側乗降口側の部分に配置される。したがって、上方から見た場合に、第1測定部306は、第2測定部307よりも上階側乗降口の近くにある。言い換えれば、上方から見た場合に、第2測定部307は、第1測定部306よりも下階側乗降口の近くにある。
第1測定部306および第2測定部307のそれぞれは、一対のスカートガード105のうちの一方との間の寸法を測定する。踏段102の移動方向Aに沿って見た場合に、第2測定部307は、第1測定部306が測定するスカートガード105の部分よりも高さ方向について上方にあるスカートガード105の部分との間の寸法を測定する。言い換えれば、第1測定部306は、第2測定部307が測定するスカートガード105の部分よりも高さ方向について下方にあるスカートガード105の部分との間の寸法を測定する。第1測定部306は、下部測定部の一例である。第2測定部307は、上部測定部の一例である。
第1測定部306には、踏段102に対する第1測定部306の位置の情報が入力される。第1測定部306は、第1測定部306とスカートガード105との間の寸法の情報と、踏段102に対する第1測定部306の位置の情報とを用いて、踏段102とスカートガード105との間の隙間の寸法を測定する。
第2測定部307には、踏段102に対する第2測定部307の位置の情報が入力される。第2測定部307は、第2測定部307とスカートガード105との間の寸法の情報と、踏段102に対する第2測定部307の位置の情報とを用いて、踏段102とスカートガード105との間の隙間の寸法を測定する。
第3測定部308および第4測定部309のそれぞれは、一対のスカートガード105のうちの一方との間の寸法を測定する。第3測定部308は、第2筐体305における上方側の部分に配置される。第4測定部309は、第2筐体305における下方側の部分に配置される。したがって、第3測定部308は、第4測定部309よりも上方に配置される。第3測定部308は、第4測定部309が測定するスカートガード105の部分よりも高さ方向について上方にあるスカートガード105の部分との間の寸法を測定する。言い換えれば、第4測定部309は、第3測定部308が測定するスカートガード105の部分よりも高さ方向について下方にあるスカートガード105の部分との間の寸法を測定する。第4測定部309は、下部測定部の一例である。第3測定部308は、上部測定部の一例である。
第3測定部308には、踏段102に対する第3測定部308の位置の情報が入力される。第3測定部308は、第3測定部308とスカートガード105との間の寸法の情報と、踏段102に対する第3測定部308の位置の情報とを用いて、踏段102とスカートガード105との間の隙間の寸法を測定する。
第4測定部309には、踏段102に対する第4測定部309の位置の情報が入力される。第4測定部309は、第4測定部309とスカートガード105との間の寸法の情報と、踏段102に対する第4測定部309の位置の情報とを用いて、踏段102とスカートガード105との間の隙間の寸法を測定する。
図3に示すように、第1筐体310は、踏板106の踏面に載せられる。第1筐体310における踏板106に対向する面には、踏板106の溝に挿入される複数の凸部が形成されている。第1筐体310の凸部が踏板106の溝に挿入されることによって、踏段102の幅方向について、踏板106に対する第1筐体310の移動が制限される。
第2筐体311は、第1筐体310に対して上下方向に移動可能となっている。第2筐体311は、ライザ107の表面に当てられる。第2筐体311におけるライザ107に対向する面には、ライザ107の溝に挿入される複数の凸部が形成されている。第2筐体311の凸部がライザ107の溝に挿入されることによって、踏段102の幅方向について、ライザ107に対する第2筐体311の移動が制限される。
踏段102に設置されたスカートガード隙間測定装置300を上方から見た場合に、第1測定部312は、第1筐体310における上階側乗降口側の部分に配置される。また、踏段102に設置されたスカートガード隙間測定装置300を上方から見た場合に、第2測定部313は、第1筐体310における下階側乗降口側の部分に配置される。したがって、上方から見た場合に、第1測定部312は、第2測定部313よりも上階側乗降口の近くにある。言い換えれば、上方から見た場合に、第2測定部313は、第1測定部312よりも下階側乗降口の近くにある。
第1測定部312および第2測定部313のそれぞれは、一対のスカートガード105のうちの他方との間の寸法を測定する。踏段102の移動方向Aに沿って見た場合に、第2測定部313は、第1測定部312が測定するスカートガード105の部分よりも高さ方向について上方にあるスカートガード105の部分との間の寸法を測定する。言い換えれば、第1測定部312は、第2測定部313が測定するスカートガード105の部分よりも高さ方向について下方にあるスカートガード105の部分との間の寸法を測定する。第1測定部312は、下部測定部の一例である。第2測定部313は、上部測定部の一例である。
第1測定部312には、踏段102に対する第1測定部312の位置の情報が入力される。第1測定部312は、は、第1測定部312とスカートガード105との間の寸法の情報と、踏段102に対する第1測定部312の位置の情報とを用いて、踏段102とスカートガード105との間の隙間の寸法を測定する。
第2測定部313には、踏段102に対する第2測定部313の位置の情報が入力される。第2測定部313は、第2測定部313とスカートガード105との間の寸法の情報と、踏段102に対する第2測定部313の位置の情報とを用いて、踏段102とスカートガード105との間の隙間の寸法を測定する。
第3測定部314および第4測定部315のそれぞれは、一対のスカートガード105のうちの他方との間の寸法を測定する。第3測定部314は、第2筐体311における上方側の部分に配置される。第4測定部315は、第2筐体311における下方側の部分に配置される。したがって、第3測定部314は、第4測定部315よりも上方に配置される。第3測定部314は、第4測定部315が測定するスカートガード105の部分よりも高さ方向について上方にあるスカートガード105の部分との間の寸法を測定する。言い換えれば、第4測定部315は、第3測定部314が測定するスカートガード105の部分よりも高さ方向について下方にあるスカートガード105の部分との間の寸法を測定する。第4測定部315は、下部測定部の一例である。第3測定部314は、上部測定部の一例である
第3測定部314には、踏段102に対する第3測定部314の位置の情報が入力される。第3測定部314は、第3測定部314とスカートガード105との間の寸法の情報と、踏段102に対する第3測定部314の位置の情報とを用いて、踏段102とスカートガード105との間の隙間の寸法を測定する。
第4測定部315には、踏段102に対する第4測定部315の位置の情報が入力される。第4測定部315は、第4測定部315とスカートガード105との間の寸法の情報と、踏段102に対する第4測定部315の位置の情報とを用いて、踏段102とスカートガード105との間の隙間の寸法を測定する。
図6は、実施の形態1に係るスカートガード隙間測定装置300を示すブロック図である。スカートガード隙間測定装置300は、隙間寸法算出部316と、傾斜角度算出部317と、隙間狭小部分検出部318と、踏段位置特定部319と、記憶部320と、表示部321を備えている。
隙間寸法算出部316には、第1測定部306の測定結果、第2測定部307の測定結果、第3測定部308の測定結果および第4測定部309の測定結果のそれぞれが入力される。隙間寸法算出部316は、第1測定部306の測定結果、第2測定部307の測定結果、第3測定部308の測定結果および第4測定部309の測定結果の少なくとも1つを用いて、スカートガード105と踏段102との間の隙間の寸法を算出する。隙間寸法算出部316は、踏段102が移動する軌跡における踏段102の往路側の部分の全域に渡って、スカートガード105と踏段102との間の隙間の寸法を算出する。なお、図示していないが、隙間寸法算出部316には,第1測定部312の測定結果、第2測定部313の測定結果、第3測定部314の測定結果および第4測定部315の測定結果のそれぞれが入力される。隙間寸法算出部316は、第1測定部312の測定結果、第2測定部313の測定結果、第3測定部314の測定結果および第4測定部315の測定結果の少なくとも1つを用いて、スカートガード105と踏段102との間の隙間の寸法を算出する。
傾斜角度算出部317には、第1測定部306の測定結果、第2測定部307の測定結果、第3測定部308の測定結果および第4測定部309の測定結果のそれぞれが入力される。傾斜角度算出部317は、第1測定部306の測定結果および第2測定部307の測定結果を用いて、踏段102の移動方向Aに沿ってスカートガード105を見た場合の鉛直線に対するスカートガード105の傾斜角度を算出する。また、傾斜角度算出部317は、第3測定部308の測定結果および第4測定部309の測定結果を用いて、踏段102の移動方向Aに沿ってスカートガード105を見た場合の鉛直線に対するスカートガード105の傾斜角度を算出する。傾斜角度算出部317は、踏段102が移動する軌跡における踏段102の往路側の部分の全域に渡って、スカートガード105の傾斜角度を算出する。なお、図示していないが、傾斜角度算出部317には、第1測定部312の測定結果、第2測定部313の測定結果、第3測定部314の測定結果および第4測定部315の測定結果のそれぞれが入力される。傾斜角度算出部317は、第1測定部312の測定結果および第2測定部313の測定結果を用いて、踏段102の移動方向Aに沿ってスカートガード105を見た場合の鉛直線に対するスカートガード105の傾斜角度を算出する。また、傾斜角度算出部317は、第3測定部314の測定結果および第4測定部315の測定結果を用いて、踏段102の移動方向Aに沿ってスカートガード105を見た場合の鉛直線に対するスカートガード105の傾斜角度を算出する。
隙間狭小部分検出部318には、隙間寸法算出部316の算出結果が入力される。また、隙間狭小部分検出部318には、踏段102の移動方向を示す情報が入力される。踏段102の移動方向を示す情報は、エスカレーターの制御装置から隙間狭小部分検出部318に入力される。隙間狭小部分検出部318は、隙間寸法算出部316の算出結果と、踏段102の移動方向を示す情報とを用いて、踏段102が移動するにつれてスカートガード105と踏段102との間の寸法が徐々に小さくなるスカートガード105の部分を検出する。
踏段位置特定部319は、距離測定部301および距離測定部302が設けられた踏段102の位置を特定する。踏段位置特定部319は、第1筐体304に対する第2筐体305の位置に基づいて、距離測定部301が設けられた踏段102が、踏段102の移動の軌跡における水平部から傾斜部に移動することを検出する。また、踏段位置特定部319は、第1筐体304に対する第2筐体305の位置に基づいて、踏段102が傾斜部から水平部に移動することを検出する。なお、踏段位置特定部319は、第1筐体310に対する第2筐体311の位置に基づいて、距離測定部302が設けられた踏段102が、水平部から傾斜部に移動することを検出してもよい。また、踏段位置特定部319は、第1筐体310に対する第2筐体311の位置に基づいて、距離測定部302が設けられた踏段102が、傾斜部から水平部に移動することを検出してもよい。
また、踏段位置特定部319には、踏段102の移動の速度の情報が入力される。踏段位置特定部319は、踏段102が傾斜部にある場合に、踏段102が水平部から傾斜部に移動した時からの経過時間の情報と、踏段102の移動の速度の情報とを用いて、踏段102の位置を特定する。
記憶部320には、隙間寸法算出部316の算出結果、傾斜角度算出部317の算出結果、隙間狭小部分検出部318の検出結果および踏段位置特定部319が特定した踏段102の位置の情報が記憶される。
表示部321には、隙間寸法算出部316の算出結果、傾斜角度算出部317の算出結果、隙間狭小部分検出部318の検出結果および踏段位置特定部319が特定した踏段102の位置の情報が表示される。
また、隙間寸法算出部316の算出結果に、予め設定された範囲を超えた値が含まれている場合には、表示部321には、予め設定された範囲を超えた値の隙間の寸法の情報と、その隙間を構成するスカートガード105の部分の位置の情報とを表示する。
また、傾斜角度算出部317の算出結果に、予め設定された範囲を超えた値が含まれている場合には、表示部321には、予め設定された範囲を超えた値の傾斜角度の情報と、その傾斜角度を有するスカートガード105の部分の位置の情報とを表示する。
次に、スカートガード隙間測定装置300の動作について説明する。図5に示すように、まず、スカートガード隙間測定装置300は、水平部にある踏段102に設置される。その後、踏段102が移動して、図4に示すように、スカートガード隙間測定装置300が設置された踏段102が傾斜部に配置される。スカートガード隙間測定装置300が設置された踏段102が傾斜部に配置された時から、スカートガード隙間測定装置300は、スカートガード105と踏段102との間の隙間の寸法を算出と、鉛直線に対するスカートガード105の傾斜角度の算出とを開始する。
その後、踏段102が移動して、図5に示すように、スカートガード隙間測定装置300が設置された踏段102が水平部に配置される。スカートガード隙間測定装置300が設置された踏段102が傾斜部に配置された場合に、スカートガード隙間測定装置300は、スカートガード105と踏段102との間の隙間の寸法を算出と、鉛直線に対するスカートガード105の傾斜角度の算出とを停止する。
踏段102の移動方向についての第1筐体304の前方側の部分には、前方に向かうにつれて踏段102の踏面から離れる傾斜面が形成されている。第1筐体310についても、第1筐体310と同様に傾斜面が形成されている。したがって、第1筐体304および第1筐体310が乗降口の櫛に到達した場合に、第1筐体304および第1筐体310は、乗降口に設けられた櫛に容易に乗り上がる。
第2筐体305の下端部には、ローラが配置されている。第2筐体311についても、第2筐体305と同様に、ローラが配置されている。したがって、第2筐体305および第2筐体311が乗降口の櫛に到達した場合に、第2筐体305および第2筐体311は、乗降口に設けられた櫛に容易に乗り上がる。以上により、スカートガード隙間測定装置300の動作が終了する。
以上説明したように、実施の形態1に係るスカートガード隙間測定装置300では、スカートガード105との間の隙間の寸法を測定する第1測定部306と、スカートガード105の部分との間の隙間の寸法を測定する第2測定部307と、を備えている。また、スカートガード隙間測定装置300は、第1測定部306の測定結果および第2測定部307の測定結果を用いて、スカートガード105の傾斜角度を算出する傾斜角度算出部317と、を備えている。この構成によれば、踏段102の移動方向Aに沿ってスカートガード105を見た場合の鉛直線に対するスカートガード105の傾斜角度を測定することができる。これにより、スカートガード105と踏段102との間の隙間に異物が挟まれることを抑制することができる。
また、実施の形態1に係るスカートガード隙間測定装置300では、上方から見た場合に、踏段102の踏板106に対する第2測定部307の位置は、踏段102の踏板106に対する第1測定部306の位置よりも下階側乗降口の近くにある。この構成によれば、第1測定部306および第2測定部307を踏段102の踏板106に容易に取り付けることができる。これにより、スカートガード105の傾斜角度を簡単に測定することができる。
また、実施の形態1に係るスカートガード隙間測定装置300では、第3測定部308および第4測定部309のそれぞれは、踏段102のライザ107に設けられている。第3測定部308は、第4測定部309よりも上方に配置される。この構成によれば、第3測定部308および第4測定部309を踏段102のライザ107に容易に取り付けることができる。これにより、スカートガード105の傾斜角度を簡単に測定することができる。
また、実施の形態1に係るスカートガード隙間測定装置300では、第1測定部306の測定結果または第2測定部307の測定結果を用いて、スカートガード105と踏段102との間の隙間の寸法を算出する隙間寸法算出部316を備えている。この構成によれば、踏段102の移動の軌跡の全域に渡って、スカートガード105と踏段102との間の隙間の寸法を算出することができる。
また、実施の形態1に係るスカートガード隙間測定装置300では、隙間寸法算出部316の算出結果を用いて、踏段102が移動するにつれて隙間の寸法が小さくなるスカートガード105の部分の位置を検出する隙間狭小部分検出部318を備えている。この構成によれば、踏段102が移動するにつれて隙間の寸法が小さくなるスカートガード105の部分の位置を検出することができる。これにより、スカートガード105と踏段102との間の隙間の寸法が予め設定された範囲内である場合であっても、異物が挟まれ易いスカートガード105の部分を検出することができる。その結果、スカートガード105と踏段102との間の隙間に異物が挟まれることを抑制することができる。
また、実施の形態1に係るスカートガード隙間測定装置300では、傾斜角度算出部317は、踏段102が移動する軌跡における踏段102の高さ方向の位置が変化する部分に配置された踏段102に対向するスカートガード105の部分における傾斜角度を算出する。この構成によれば、スカートガード105と踏段102との間の隙間に異物が挟まれることを抑制することができる。
なお、実施の形態1では、乗客コンベヤとしてエスカレーターを例に説明したが、例えば、動く歩道であってもよい。
100 エスカレーター、101 トラス、102 踏段、103 欄干、104 移動手摺、105 スカートガード、106 踏板、107 ライザ、201 上階側階床、202 下階側階床、300 スカートガード隙間測定装置、301 距離測定部、302 距離測定部、303 本体部、304 第1筐体、305 第2筐体、306 第1測定部、307 第2測定部、308 第3測定部、309 第4測定部、310 第1筐体、311 第2筐体、312 第1測定部、313 第2測定部、314 第3測定部、315 第4測定部、316 隙間寸法算出部、317 傾斜角度算出部、318 隙間狭小部分検出部、319 踏段位置特定部、320 記憶部、321 表示部。

Claims (6)

  1. 踏段に設けられ、スカートガードとの間の隙間の寸法を測定する上部測定部と、
    前記踏段に設けられ、前記踏段の移動方向に沿って見た場合に、前記上部測定部が測定する前記スカートガードの部分よりも高さ方向について下方にある前記スカートガードの部分との間の隙間の寸法を測定する下部測定部と、
    前記上部測定部の測定結果および前記下部測定部の測定結果を用いて、前記移動方向に沿って前記スカートガードを見た場合の鉛直線に対する前記スカートガードの傾斜角度を算出する傾斜角度算出部と、を備えたスカートガード隙間測定装置。
  2. 前記上部測定部および前記下部測定部のそれぞれは、前記踏段の踏板に設けられており、
    上方から見た場合に、前記踏板に対する前記上部測定部の位置は、前記踏板に対する前記下部測定部の位置よりも下階側乗降口の近くにある請求項1に記載のスカートガード隙間測定装置。
  3. 前記上部測定部および前記下部測定部のそれぞれは、前記踏段のライザに設けられており、
    前記上部測定部は、前記下部測定部よりも上方に配置される請求項1に記載のスカートガード隙間測定装置。
  4. 前記上部測定部の測定結果および前記下部測定部の測定結果の少なくとも一方を用いて、前記スカートガードと前記踏段との間の隙間の寸法を算出する隙間寸法算出部をさらに備えた請求項1から請求項3までの何れか一項に記載のスカートガード隙間測定装置。
  5. 前記隙間寸法算出部の算出結果を用いて、前記踏段が移動するにつれて前記隙間の寸法が小さくなる前記スカートガードの部分の位置を検出する隙間狭小部分検出部をさらに備えた請求項4に記載のスカートガード隙間測定装置。
  6. 前記傾斜角度算出部は、前記踏段が移動する軌跡における前記踏段の高さ方向の位置が変化する部分に配置された前記踏段に対向する前記スカートガードの部分における前記傾斜角度を算出する請求項1から請求項5までの何れか一項に記載のスカートガード隙間測定装置。
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