JP7410992B2 - 車両後部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両後部構造に関する。
車両後部構造として、積載物収容部の下面に補強部材が車体前後方向に向けて接続され、補強部材の後端部に牽引フックが設けられたものが知られている。補強部材は、牽引フック寄りに脆弱部(すなわち、昜屈曲部)が設けられている。脆弱部の車体前方に、第2脆弱部(すなわち、第2昜屈曲部)が設けられている。
この車両後部構造では、例えば、後面衝突の際に入力した衝撃荷重により、補強部材を脆弱部及び第2脆弱部で屈曲される。このため、衝撃荷重による補強部材の屈曲をコントロールして衝撃荷重を補強部材で吸収できる。よって、積載物収容部に収納された積載物や、積載物収容部の車体前方に備えられた後部座席に影響を及ぼすことを抑制できる(例えば、特許文献1参照)。
また、車両後部構造として、スペアタイヤハウス(以下、リアフロアパンということもある)の下面に補強部材が車体前後方向に向けて接続され、補強部材の後端部に牽引フックが設けられたものが知られている。リアフロアパンには、スペアタイヤがスペアタイヤブラケットを介して後部を前部より上方に位置するように前倒された状態で傾斜配置されている。補強部材は、補強部材前部と補強部材後部とに分割されている。補強部材は、例えば、後面衝突の際に入力した衝撃荷重により、補強部材前部と補強部材後部との分割位置で下方へ向けて凸状に屈曲される。これにより、補強部材で衝撃荷重が吸収される。
この車両後部構造では、後面衝突で入力した衝撃荷重によりリアフロアパンが変形することにより、前倒しに傾斜配置されたスペアタイヤがスペアタイヤブラケット(すなわち、リアフロアパン)から分離される。この状態において、スペアタイヤの後部が前部を中心に跳ね上げられる。このように、スペアタイヤが車両前方へ向けて回動するようにスペアタイヤの挙動(移動)が制御されることにより、スペアタイヤが後部座席に接触することを防止できる(例えば、特許文献2参照)。
特開2015-93617号公報 特開2011-111026号公報
しかし、特許文献1の車両後部構造は、衝撃荷重により補強部材を屈曲させて衝撃荷重を吸収する際に、積載物が積載物収容部から分離されている。このため、積載物の移動を好適に制御することが難しい。
例えば、積載物としてスペアタイヤを積載物収容部(いわゆる、リアフロアパン)に積載することを仮定した場合にも、衝撃荷重を吸収する際に、スペアタイヤが積載物収容部から分離される。このため、スペアタイヤの移動を好適に制御することが難しく、車両の安全性の改善を図りにくい。
特許文献2の車両後部構造は、衝撃荷重により補強部材を屈曲させて衝撃荷重を吸収する際に、スペアタイヤがリアフロアパンから分離される。このため、スペアタイヤの移動を好適に制御することが難しく、車両の安全性の改善を図りにくい。
本発明は、車体後方から衝撃荷重が入力した際に、スペアタイヤをリアフロアパンから分離することなく、スペアタイヤの後部を上方に跳ね上げることにより、車両の安全性を改善できる車両後部構造を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
(1)本発明に係る車両後部構造は、リアフロアパン(例えば、実施形態のリアフロアパン15)と、前記リアフロアパンの上面に設けられ、スペアタイヤ固定部(例えば、実施形態のスペアタイヤ固定部51)に対して車両前方よりも車両後方が長く形成されたスペアタイヤブラケット(例えば、実施形態のスペアタイヤブラケット16,102)と、前記スペアタイヤ固定部に固定されるスペアタイヤ(例えば、実施形態のスペアタイヤ17)と、前記リアフロアパンの下面に設けられ、前記リアフロアパンの後部(例えば、実施形態のリアフロアパンの後部15d)から車両前方に向かうにしたがって上向きに延びる傾斜部(例えば、実施形態の第2傾斜補強部63)を有する補強部材(例えば、実施形態の補強部材18,103)と、前記補強部材の後部(例えば、実施形態の補強部材の後部18b)に設けられるフック(例えば、実施形態の牽引フック21)と、を備え、前記スペアタイヤブラケットは、前記スペアタイヤが固定される前記スペアタイヤ固定部よりも車両後方に設けられた第1昜屈曲部(例えば、実施形態の第1昜屈曲部47,105)を有し、前記補強部材は、前記スペアタイヤ固定部よりも車両後方に設けられた第2昜屈曲部(例えば、実施形態の第2昜屈曲部62,106)を有している。
このように構成することで、例えば、後面衝突によりフックに衝撃荷重が入力した際に、補強部材の傾斜部に車両前方へ向けて上向きの荷重が入力される。このため、傾斜部に入力した上向きの荷重により第1昜屈曲部及び第2昜屈曲部を上方に向けて屈曲させることができる。これにより、補強部材の傾斜部に入力した荷重を補強部材やスペアタイヤブラケット16などにより吸収できる。
ここで、第1昜屈曲部及び第2昜屈曲部は、スペアタイヤ固定部よりも車両後方に設けられている。加えて、スペアタイヤブラケットは、スペアタイヤ固定部に対して車両前方よりも車両後方が長く形成されることにより、車両後方の部位がリアフロアパンに強固に設けられている。
このため、傾斜部に入力した上向きの荷重で第1昜屈曲部及び第2昜屈曲部を上方に向けて屈曲させる際に、スペアタイヤ固定部がリアフロアパンから分離することを抑制できる。これにより、スペアタイヤ固定部の車両後方側をリアフロアパンとともに上方へ向けて上方へ跳ね上げることができる。
したがって、車体後方から衝撃荷重が入力した際に、スペアタイヤ固定部にスペアタイヤを固定させた状態において、スペアタイヤをリアフロアパンから分離させることなく、スペアタイヤの後部を上方へ跳ね上げることができる。これにより、スペアタイヤが車両前方へ向けて回動するようにスペアタイヤの挙動(移動)を好適に制御でき、例えば、スペアタイヤが後部座席に接触することを防止できる。よって、車両の安全性を改善できる。
(2)前記第1昜屈曲部及び前記第2昜屈曲部は脆弱部であってもよい。
脆弱部は、例えば、折れ部、切欠、孔部、薄肉部などにより容易に形成できる。このように、第1昜屈曲部及び第1昜屈曲部を脆弱部とすることにより、第1昜屈曲部及び第1昜屈曲部を簡単な形状で、かつ、コストを抑えて形成できる。
(3)前記第1昜屈曲部及び前記第2昜屈曲部は、車両前後方向において同一位置に設けられていてもよい。
このように構成することで、補強部材の傾斜部に車両前方へ向けて上向きの荷重が入力した際に、スペアタイヤブラケット及び補強部材において、車両前後方向の同一位置(すなわち、第1昜屈曲部及び第2昜屈曲部)に応力を集中させることができる。このため、スペアタイヤ固定部に対して車両後方において、スペアタイヤブラケット及び補強部材をリアフロアパンとともに確実(好適)に屈曲させることができる。これにより、スペアタイヤをリアフロアパンから分離させることなく、スペアタイヤの後部を上方へ確実(好適)に跳ね上げることができ、確実に車両の安全性を改善できる。
(4)前記第1昜屈曲部及び前記第2昜屈曲部は、同一中心(例えば、実施形態の同一中心O1)の円弧(例えば、実施形態の第1円弧71、第2円弧72)上に配置され、かつ、同一法線(例えば、実施形態の同一法線73)上に配置されていてもよい。
このように構成することで、補強部材の傾斜部に車両前方へ向けて上向きの荷重が入力した際に、スペアタイヤブラケット及び補強部材において、同一法線上の第1昜屈曲部及び第2昜屈曲部に応力を集中させることができる。このため、スペアタイヤ固定部より車両後方において、スペアタイヤブラケット及び補強部材をリアフロアパンとともに確実(好適)に屈曲させることができる。これにより、スペアタイヤをリアフロアパンから分離させることなく、スペアタイヤの後部を上方へ確実(好適)に跳ね上げることができる。
(5)前記第1昜屈曲部及び前記第2昜屈曲部は、車両前後方向においてずらされた位置に設けられていてもよい。
このように構成することで、補強部材の傾斜部に車両前方へ向けて上向きの荷重が入力した際に、車両前後方向において、スペアタイヤブラケット及び補強部材に応力が集中する箇所を分散させることができる。このため、スペアタイヤブラケット、補強部材、及びリアフロアパンの全体において剛性を好適に確保できる。これにより、補強部材の傾斜部に入力した上向きの荷重を支える反力を好適に確保できる。
この状態において、荷重が反力を超えることにより、スペアタイヤブラケットを第1昜屈曲部で屈曲させる。これにより、補強部材を第2昜屈曲部で屈曲させることができる。したがって、補強部材の傾斜部に入力した荷重をスペアタイヤブラケット、補強部材、及びリアフロアパンにより吸収できる。
一方、スペアタイヤブラケットを第1昜屈曲部で屈曲させ、補強部材を第2昜屈曲部で屈曲させる。これにより、スペアタイヤ固定部より車両後方において、スペアタイヤブラケット及び補強部材をリアフロアパンとともに確実(好適)に屈曲させることができる。
このため、スペアタイヤをリアフロアパンから分離させることなく、スペアタイヤの後部を上方へ確実(好適)に跳ね上げることができる。
(6)前記第1昜屈曲部及び前記第2昜屈曲部は、同一中心(例えば、実施形態の同一中心O2)の円弧(例えば、実施形態の第1円弧111、第2円弧112)上に配置され、かつ、ずらされた法線(例えば、実施形態の第1法線114、第2法線115)上に配置されていてもよい。
このように構成することで、補強部材の傾斜部に車両前方へ向けて上向きの荷重が入力した際に、車両前後方向において、スペアタイヤブラケット及び補強部材に応力が集中する箇所を分散させることができる。このため、スペアタイヤブラケット、補強部材、及びリアフロアパンの全体において剛性を好適に確保できる。これにより、補強部材の傾斜部に入力した上向きの荷重を支える反力を好適に確保できる。
この状態において、荷重が反力を超えることにより、スペアタイヤブラケットを第1昜屈曲部で屈曲させる。これにより、補強部材を第2昜屈曲部で屈曲させることができる。このため、補強部材の傾斜部に入力した荷重をスペアタイヤブラケット、補強部材、及びリアフロアパンにより吸収できる。
一方、スペアタイヤブラケットを第1昜屈曲部で屈曲させ、補強部材を第2昜屈曲部で屈曲させる。これにより、スペアタイヤ固定部より車両後方において、スペアタイヤブラケット及び補強部材をリアフロアパンとともに確実(好適)に屈曲させることができる。
このため、スペアタイヤをリアフロアパンから分離させることなく、スペアタイヤの後部を上方へ確実(好適)に跳ね上げることができる。
(7)前記第1昜屈曲部及び前記第2昜屈曲部は、前記リアフロアパンにおいて車幅方向に延びる稜線部(例えば、実施形態のフロアパン稜線部33)に設けられていてもよい。
このように構成することで、稜線部をスペアタイヤ固定部の車両後方に設けることができる。このため、補強部材の傾斜部に入力した荷重によりスペアタイヤブラケットを第1昜屈曲部で屈曲するとともに補強部材を第2昜屈曲部で屈曲する際に、リアフロアパンをスペアタイヤ固定部の車両後方に設けた稜線部で屈曲させることができる。
これにより、スペアタイヤ固定部がリアフロアパンから分離することを抑制して、スペアタイヤ固定部の車両後方側をリアフロアパンとともに一層確実に上方へ向けて上方へ跳ね上げることができる。したがって、スペアタイヤ固定部にスペアタイヤを固定させた状態において、スペアタイヤをリアフロアパンから分離させることなく、スペアタイヤの後部を上方へ跳ね上げることができる。
(8)前記リアフロアパンの車幅方向外側に設けられた状態で車両前後方向に延びる一対のリアサイドフレーム(例えば、実施形態の左右のリアサイドフレーム11,12)と、前記一対のリアサイドフレームに架け渡されることにより車幅方向に延び、前記リアフロアパンの下面に設けられたリアクロスメンバ(例えば、実施形態のフロアパンクロスメンバ22)と、を備え、前記補強部材は、前記傾斜部に対して車両前方側の部位(例えば、実施形態の接続部位61b)が前記リアクロスメンバに接続されていてもよい。
このように構成することで、補強部材のうち傾斜部に対して車両前方側の部位をリアクロスメンバで補強できる。このため、補強部材の傾斜部に入力した上向きの荷重を支える反力を補強部材で好適に確保し、補強部材をフックとリアクロスメンバとの間で突っ張らせることができる。この状態において、荷重が反力を超えることにより、スペアタイヤブラケットを第1昜屈曲部で確実に屈曲させるとともに、補強部材を第2昜屈曲部で確実に屈曲させることができる。したがって、スペアタイヤをリアフロアパンから分離させることなく、スペアタイヤの後部を上方へ確実に跳ね上げることができる。
(9)補強部材は、第2昜屈曲部よりも車両後方に設けられ、脆弱部で形成された第3昜屈曲部(例えば、実施形態の第3昜屈曲部64)を有していてもよい。
例えば、後面衝突による衝撃荷重が車両前方に向けて水平に入力する場合が考えられる。この場合、補強部材の傾斜部に入力する上向きの荷重が小さくなることも考えられる。そこで、補強部材のうち第2昜屈曲部よりも車両後方に第3昜屈曲部を設けるようにした。このため、補強部材の傾斜部に入力する上向きの荷重が小さい場合でも、第3昜屈曲部を屈曲させることにより第2昜屈曲部を屈曲させてZ状に折り曲げることができる。
これにより、第2昜屈曲部をスペアタイヤブラケットの第1昜屈曲部とともに上方に移動させることができる。したがって、スペアタイヤ固定部にスペアタイヤを固定させた状態において、スペアタイヤをリアフロアパンから分離させることなく、スペアタイヤの後部を上方へ跳ね上げることができる。
本発明によれば、車体後方から衝撃荷重が入力した際に、スペアタイヤをリアフロアパンから分離することなく、スペアタイヤの後部を上方に跳ね上げることができる。このため、車両の安全性を改善できる。
本発明の実施形態における車両後部構造を示す平面図である。 図1のII-II線に沿って破断した断面図である。 本発明の実施形態における車両後部構造を左上方からみた斜視図である。 図3のIV-IV線に沿って破断した断面図である。 本発明の実施形態における車両後部構造を左下方からみた斜視図である。 図4のVI部を拡大した断面図である。 本発明の実施形態における車両後部構造の補強部材に後面衝突により衝撃荷重が入力する例を説明する断面図である。 本発明の実施形態における補強部材に入力した荷重で補強部材をZ状に折り曲げる例を説明する断面図である。 本発明の実施形態における補強部材に入力した荷重でスペアタイヤの後部を上方へ跳ね上げる例を説明する断面図である。 本発明の実施形態における車両後部構造のトレーラヒッチに後面衝突により衝撃荷重が入力する例を説明する断面図である。 本発明の実施形態におけるトレーラヒッチに入力した荷重で補強部材をV状に折り曲げる例を説明する断面図である。 本発明の実施形態におけるトレーラヒッチに入力した荷重でスペアタイヤの後部を上方へ跳ね上げる例を説明する断面図である。 変形例の車両後部構造を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて車両後部構造を説明する。図面において、矢印FRは車両の前方、矢印UPは車両の上方、矢印LHは車両の左側方を示す。
[実施形態]
<車両後部構造>
図1は、実施形態における車両後部構造10を示す平面図である。図2は、図1のII-II線に沿って破断した断面図である。
図1、図2に示すように、車両Veは、例えば、スポーツ用途多目的車(SUV:Sport Utility Vehicle)であり、後端部にトレーラヒッチTH(図10参照)が取り付けられる場合がある。トレーラヒッチTHは、例えば、フィッシング用のボートを積載するトレーラや、キャンピング用のトレーラなどを牽引するための装置である。図1から図6においては、車両VeにトレーラヒッチTHが取り付けられていない状態で説明する。
この車両Veは、概ね車両Veの後半部を構成する車両後部構造10を備える。具体的には、車両後部構造10は、左右のリアサイドフレーム(一対のリアサイドフレーム)11,12と、車体後部に設けられたリアフロアクロスメンバ13と、リアフロアクロスメンバ13の車体前方に設けられた後部座席14と、リアフロアクロスメンバ13の車体後方に設けられたリアフロアパン15と、リアフロアパン15の上面に設けられたスペアタイヤブラケット16(図3も参照)と、リアフロアパン15の車体前部に設けられたスペアタイヤ17と、リアフロアパン15の下面に設けられた補強部材18及びフロアパンクロスメンバ(リアクロスメンバ)22(図5も参照)と、補強部材18に設けられた牽引フック(フック)21と、を備える。
左リアサイドフレーム11及び右リアサイドフレーム12は、車体後部において車幅方向外側(すなわち、左右外側)に設けられている。左リアサイドフレーム11及び右リアサイドフレーム12は、例えば、中空の閉断面に形成されることにより車体骨格の一部を構成する剛性の高い骨格部材である。
左リアサイドフレーム11は、不図示の左サイドシルの後端部から車体後方へ向けて延びている。右リアサイドフレーム12は、不図示の右サイドシルの後端部から車体後方へ向けて延びている。
左リアサイドフレーム11の前端部11a及び右リアサイドフレーム12の前端部12aに、リアフロアクロスメンバ13が架け渡されている。リアフロアクロスメンバ13は、車幅方向に延び、車体骨格の一部を構成する剛性の高い骨格部材である。
リアフロアクロスメンバ13の車体前方で、かつ、左サイドシル及び右サイドシルの間には、例えば後部座席14が設けられている。後部座席14は、シートクッション25と、シートバック26と、不図示のヘッドレストと、を備える。
シートクッション25は、左サイドシル及び右サイドシルの間に設けられ、乗員が着座する座部である。シートバック26は、シートクッション25の後部から立ち上げられて、シートクッション25に着座した乗員の背中を支える背もたれ部である。ヘッドレストは、シートバック26の上部に設けられて、シートクッション25に着座した乗員の頭部を支える頭もたせ部である。
<リアフロアパン>
図3は、実施形態における車両後部構造10を左上方からみた斜視図である。図4は、図3のIV-IV線に沿って破断した断面図である。
図3、図4に示すように、リアフロアクロスメンバ13の車体後方に設けられたリアフロアパン15は、前端部15aがリアフロアクロスメンバ13に接続されている。リアフロアパン15は、左側部15b(図5参照)が左リアサイドフレーム11に接続されている。リアフロアパン15は、右側部15cが右リアサイドフレーム12に接続されている。
すなわち、リアフロアパン15は、車幅方向において左リアサイドフレーム11及び右リアサイドフレーム12の間に設けられている。
リアフロアパン15は、フロアパン前半部31と、フロアパン前半部31よりも車体後方に配置されたフロアパン後半部32と、フロアパン前半部31とフロアパン後半部32との接続部に形成されたフロアパン稜線部(稜線部)33と、を有する。
フロアパン前半部31は、前端部(すなわち、リアフロアパン15の前端部15a)がリアフロアクロスメンバ13に接続されている。フロアパン前半部31は、左側部及び右側部が左リアサイドフレーム11の前半部及び右リアサイドフレーム12の前半部に接続されている。フロアパン前半部31は、例えば、リアフロアパン15の前端部15aから車両後方に向かうにしたがって緩やかな下向きに延びている。
フロアパン前半部31に、スペアタイヤ17が上方から配置される。これにより、スペアタイヤ17は、例えば、リアフロアパン15(具体的には、フロアパン前半部31)に車両後方へ向かうにしたがって緩やかな下向きに配置される(図2も参照)。
フロアパン後半部32は、それぞれ左右に配置された左側部35(図5参照)及び右側部36と、これら左側部35及び右側部36に連結された中央部37と、を有する。
左側部35は、左リアサイドフレーム11から下方に向けて垂下されている。右側部36は、右リアサイドフレーム12から下方に向けて垂下されている。中央部37は、左側部35の下辺と右側部36の下辺とに連結されている。中央部37は、フロアパン前半部31の後端部から車両後方に向かうにしたがってフロアパン前半部31に比べて急な下向きに延びている。詳述すると、中央部37は、下方に突出するように緩やかな湾曲状で下向きに延びている。
このため、中央部37の前端部とフロアパン前半部31の後端部とが交差する部位にフロアパン稜線部33が形成されている。フロアパン稜線部33は、上方に向けて逆V字状に突出され、車幅方向に向けて延びている。
また、フロアパン後半部32は、後端部32aが左側部35、右側部36、及び中央部37により、車両後方からの後面視においてU字状に形成されている。
フロアパン後半部32の後端部32a、左リアサイドフレーム11の後端部、及び右リアサイドフレーム12の後端部にはリアパネル41が設けられている。リアパネル41にはリアバンパービーム43(図1参照)が車両後方から設けられている。
図1に示すように、リアバンパービーム43は、車幅方向に向けて設けられている。リアバンパービーム43は、左端部43aが左リアサイドフレーム11の後端部に接続され、右端部43bが右リアサイドフレーム12の後端部に接続されている。すなわち、リアバンパービーム43は、左リアサイドフレーム11の後端部、及び右リアサイドフレーム12の後端部に架け渡されている。
<スペアタイヤブラケット、スペアタイヤ>
図3、図4に戻って、リアフロアパン15の上面に、スペアタイヤブラケット16が上方から設けられている。スペアタイヤブラケット16は、リアフロアパン15において車幅方向の中央に配置されている。スペアタイヤブラケット16は、フロアパン前半部31からフロアパン稜線部33を経てフロアパン後半部32の途中まで延びている。スペアタイヤブラケット16は、外周の接続部(フランジ)がスペアタイヤブラケット16の上面に接続されている。
スペアタイヤブラケット16は、車両前方から車両後方に向けて、***部45と、第1後延長部46と、第1昜屈曲部47と、第2後延長部48と、を有する。***部45は、フロアパン前半部31のうちフロアパン稜線部33寄りの部位に設けられ、側面視で台形状に形成されることにより頂部45aを有する。
頂部45aは、例えば、フロアパン前半部31と同様に、車両後方に向かうにしたがって緩やかな下向きに形成されている。***部45は、車幅方向の断面がハット状に形成されている。
頂部45aに、スペアタイヤ固定部51が設けられている。スペアタイヤ固定部51は、固定工具53を取付可能に形成されている。スペアタイヤ固定部51に固定工具53が取り付けられることにより、スペアタイヤ17の中心部17aが固定工具53(図1も参照)により***部45に固定される。
この状態において、スペアタイヤ17は、リアフロアパン15(具体的には、フロアパン前半部31)に車両後方へ向かうにしたがって緩やかな下向きに配置される。
第1後延長部46は、***部45の後端に一体に形成され、フロアパン前半部31に設けられている。第1後延長部46は、***部45の後端からフロアパン稜線部33まで延びている。
第2後延長部48は、第1後延長部46の後端に一体に形成され、フロアパン後半部32に設けられている。第2後延長部48は、第1後延長部46の後端からフロアパン後半部32に沿って車両後方に向かうにしたがって第1後延長部46に比べて急な下向きに延びている。
このため、第2後延長部48の前端と第1後延長部46の後端とが交差する部位に、第1昜屈曲部47が形成されている。第1昜屈曲部47は、フロアパン稜線部33の上面に沿って上方に向けて逆V字状に突出されている。第1昜屈曲部47は、フロアパン稜線部33に設けられている。また、第1昜屈曲部47は、スペアタイヤ固定部51よりも車両後方に設けられている。
第1昜屈曲部47は、例えば、両側部に設けられた一対の切欠55(左側の切欠55のみ図示する)により形成される脆弱部である。第1昜屈曲部47は、例えば、切欠55の他に折れ部、凹み部、孔部、薄肉部などにより脆弱部が形成されてもよい。このように、第1昜屈曲部47を脆弱部とすることにより、第1昜屈曲部47を切欠55、折れ部、凹み部、孔部、薄肉部などにより簡単な形状で、かつ、コストを抑えて形成できる。
ここで、スペアタイヤブラケット16のうち、スペアタイヤ固定部51に対して車両前方側の部位をブラケット前部57、スペアタイヤ固定部51に対して車両後方側の部位をブラケット後部58として説明することがある。ブラケット前部57は、***部45の前半部で形成されている。ブラケット後部58は、***部45の後半部、第1後延長部46、第1昜屈曲部47、及び第2後延長部48で形成されている。ブラケット後部58は、ブラケット前部57よりも車両後方に向けて長く形成されている。
すなわち、スペアタイヤブラケット16は、スペアタイヤ固定部51に対して車両前方よりも車両後方の方が長く形成されている。
<補強部材>
図5は、実施形態における車両後部構造10を左下方からみた斜視図である。
図4、図5に示すように、リアフロアパン15の下面に、補強部材18が下方から設けられている。補強部材18は、リアフロアパン15において車幅方向の中央に配置されている。また、補強部材18は、前後方向においてフロアパン前半部31の途中からフロアパン稜線部33を経てフロアパン後半部32の後端部32aまで延びている。
補強部材18は、外周の接続部(フランジ)がスペアタイヤブラケット16の下面に接続されている。補強部材18は、車幅方向の断面がハット状に形成されている。
補強部材18は、第1傾斜補強部61と、第1傾斜補強部61の後端に配置された第2傾斜補強部(傾斜部)63と、第2傾斜補強部63の前端と第1傾斜補強部61の後端とが交差する部位に形成された第2昜屈曲部62と、第2傾斜補強部63に設けられた第3昜屈曲部64と、第2傾斜補強部63の後端部63aに設けられた鉛直補強部65と、を有する。
第1傾斜補強部61は、フロアパン前半部31のうちフロアパン稜線部33寄りの部位の下面に下方から設けられている。第1傾斜補強部61は、スペアタイヤブラケット16のうち***部45、及び第1後延長部46に沿って車両後方へ向かうにしたがって緩やかな下向きに延びている。
第2傾斜補強部63は、第1傾斜補強部61の後端に一体に形成され、フロアパン後半部32の下面に下方から設けられている。第2傾斜補強部63は、第1傾斜補強部61の後端からフロアパン後半部32の後端部32aまで車両後方に向かうにしたがって第1傾斜補強部61に比べて急な下向きに延びている。
すなわち、第2傾斜補強部63は、フロアパン後半部32の後端部32aから車両前方に向かうにしたがって上向きに延びている。詳述すると、第2傾斜補強部63は、下方に突出するように緩やかな湾曲状でフロアパン後半部32の後端部32aから車両前方に向かうにしたがって上向きに延びている。
第2昜屈曲部62は、フロアパン稜線部33の下面に沿って上方に向けて逆V字状に突出されている。第2昜屈曲部62は、第1昜屈曲部47と同様に、フロアパン稜線部33に設けられている。また、第2昜屈曲部62は、第1昜屈曲部47と同様に、スペアタイヤ固定部51よりも車両後方に設けられている。
第2昜屈曲部62は、例えば、断面ハット状に形成された補強部材18の底部18aに設けられた凹み部67により形成される脆弱部である。第2昜屈曲部62は、例えば、凹み部67の他に折れ部、切欠、孔部、薄肉部などにより脆弱部が形成されてもよい。このように、第2昜屈曲部62を脆弱部とすることにより、第2昜屈曲部62を凹み部67、折れ部、切欠、孔部、薄肉部などにより簡単な形状で、かつ、コストを抑えて形成できる。
図6は、図4のVI部を拡大した断面図である。
図4、図6に示すように、第2昜屈曲部62は、スペアタイヤブラケット16に形成された第1昜屈曲部47の下方に配置されている。具体的には、第1昜屈曲部47及び第2昜屈曲部62は、車両前後方向において同一位置に設けられている。
また、第1昜屈曲部47は第1円弧(円弧)71上に配置されている。第2昜屈曲部62は第2円弧(円弧)72上に配置されている。第1円弧71及び第2円弧72は、同一中心O1の円弧である。第1昜屈曲部47及び第2昜屈曲部62は、第1円弧71上及び第2円弧72上において同一法線73上に配置されている。
すなわち、第1昜屈曲部47及び第2昜屈曲部62は、同一中心O1の第1円弧71上及び第2円弧72上に配置され、かつ、同一法線73上に配置されている。
第2傾斜補強部63のうち、例えば、車両前後方向の中央に、第3昜屈曲部64が設けられている。第3昜屈曲部64は、第2昜屈曲部62よりも車両後方に設けられている。第3昜屈曲部64は、例えば、第2昜屈曲部62と同様に、断面ハット状に形成された底部18aに設けられた凹み部68により形成される脆弱部である。
第3昜屈曲部64は、例えば、凹み部68の他に折れ部、切欠、孔部、薄肉部などにより脆弱部が形成されてもよい。このように、第3昜屈曲部64を脆弱部とすることにより、第3昜屈曲部64を凹み部68、折れ部、切欠、孔部、薄肉部などにより簡単な形状で、かつ、コストを抑えて形成できる。
第2傾斜補強部63の後端部63aから上方に向けて鉛直補強部65が立ち上げられている。鉛直補強部65は、リアパネル41の後面に車両後方から接続されている。
<牽引フック>
補強部材18の後部18bに、牽引フック21が設けられている。牽引フック21は、側面視において概ねU字状に形成されている。牽引フック21は、前端部21aが第2傾斜補強部63において、第2傾斜補強部63の後端部63a寄りで、かつ、第3昜屈曲部64より車両後方の部位に下方から接続されている。また、牽引フック21は、後端部21bが鉛直補強部65に車両後方から接続されている。このため、牽引フック21は、補強部材18の後部に設けられ、補強部材18の後部18bを介してリアフロアパン15の後部15dに設けられている。
牽引フック21が補強部材18の後部18bに設けられることにより、補強部材18の後部18bが牽引フック21により補強され、補強部材18の後部18bの剛性が一層高められている。
すなわち、第2傾斜補強部63は、牽引フック21から車両前方に向かうにしたがって上向きに延び、牽引フック21より車両前方に第3昜屈曲部64を有している。
牽引フック21は、車両を牽引する際に、例えば牽引フック21にロープをかけて使用する。また、牽引フック21は、車両をジャッキアップする際に、ジャッキを接続するジャッキアップポイントとして使用する。
<フロアパンクロスメンバ>
図4、図5に示すように、リアフロアパン15のフロアパン前半部31において、下面にフロアパンクロスメンバ22が設けられている。フロアパンクロスメンバ22は、フロアパン前半部31のうちフロアパン稜線部33寄りに配置されている。フロアパンクロスメンバ22は、左リアサイドフレーム11及び右リアサイドフレーム12に架け渡されて車幅方向に延びている。フロアパンクロスメンバ22は、例えば、左クロスメンバ81と、右クロスメンバ82とに2分割されている。
左クロスメンバ81は、第1傾斜補強部61のうち前端部61a寄りの接続部位61bから左リアサイドフレーム11までフロアパン前半部31の下面に沿って車幅方向左側に向けて延びている。第1傾斜補強部61の接続部位61bは、第2傾斜補強部63(具体的には、第2昜屈曲部62)に対して車両前方側に位置する。左クロスメンバ81は、フロアパン前半部31とともに中空の閉断面に形成される剛性の高い部材である。
右クロスメンバ82は、第1傾斜補強部61の接続部位61bから右リアサイドフレーム12までフロアパン前半部31の下面に沿って車幅方向右側に向けて延びている。右クロスメンバ82は、フロアパン前半部31とともに中空の閉断面に形成される剛性の高い部材である。
すなわち、補強部材18は、第1傾斜補強部61の接続部位61bがフロアパンクロスメンバ22に接続されている。
なお、本実施形態では、フロアパンクロスメンバ22を第1傾斜補強部61のうち前端部61a寄りの接続部位61bに接続した例について説明するが、これに限らない。その他の例として、例えば、フロアパンクロスメンバ22を第1傾斜補強部61の前端部61aに接続してもよい。これにより、第1傾斜補強部61の前端部61aをフロアパンクロスメンバ22から車両前方に突出しないようにできる。
次に、例えば、後面衝突により車両後部構造10に車体後方から衝撃荷重が入力した場合に、スペアタイヤ17を好適に制御してスペアタイヤ17から後部座席14を保護する例を図4から図8に基づいて説明する。
まず、車両Veの後端部にトレーラヒッチTH(図10参照)が取り付けられていない例を図7に基づいて説明する。
図7は、車両後部構造10の補強部材18に後面衝突により衝撃荷重が入力する例を説明する断面図である。図8は、補強部材18に入力した荷重で補強部材18をZ状に折り曲げる例を説明する断面図である。図9は、補強部材18に入力した荷重でスペアタイヤ17の後部17bを上方へ跳ね上げる例を説明する断面図である。
図7に示すように、車両Veは後端部にトレーラヒッチTH(図10参照)が取り付けられていない。以下、トレーラヒッチTHを備えていない車両Veを「車両Ve1」ということがある。
車両Ve1によれば、例えば、後面衝突の際に、第2傾斜補強部63の後端部63aに衝撃荷重F1が車両前方に向けて水平に入力する。
このため、第2傾斜補強部63の後端部63aに車両前方へ向けて上向きに入力する圧縮荷重F2は、衝撃荷重F1に比べて小さくなる。これにより、圧縮荷重F2により補強部材18の第2昜屈曲部62を屈曲させ難くなることが考えられる。そこで、補強部材18のうち第2昜屈曲部62よりも車両後方に第3昜屈曲部64を設けた。以下、圧縮荷重F2を単に「荷重F2」と略記することがある。
図8に示すように、第2傾斜補強部63の後端部63aに入力する上向きの荷重F2(図7参照)が小さい場合でも、第3昜屈曲部64を下方に向けて屈曲させることにより第2昜屈曲部62を上方に向けて屈曲させることができる。これにより、補強部材18を第2昜屈曲部62及び第3昜屈曲部64の2箇所で屈曲させてZ状に折り曲げることができる。
また、補強部材18を荷重F2でZ状に折り曲げることにより、スペアタイヤブラケット16の第1昜屈曲部47を第2昜屈曲部62とともに上方に向けて屈曲させることができる。
ここで、第1昜屈曲部47及び第2昜屈曲部62は、スペアタイヤ固定部51よりも車両後方に設けられている。加えて、スペアタイヤブラケット16は、ブラケット後部58がブラケット前部57(双方、図3参照)よりも長く形成されている。
このため、第2傾斜補強部63に入力した上向きの荷重F2(図7参照)により第1昜屈曲部47及び第2昜屈曲部62を上方に向けて屈曲させる際に、スペアタイヤ固定部51がリアフロアパン15から分離することを抑制できる。これにより、スペアタイヤ固定部51の車両後方側をリアフロアパン15とともに上方へ向けて上方へ跳ね上げることができる。
図9に示すように、スペアタイヤ固定部51にスペアタイヤ17を固定させた状態において、スペアタイヤ17をリアフロアパン15から分離させることなく、スペアタイヤ17の後部17bを上方へ跳ね上げることができる。これにより、スペアタイヤ17が車両前方へ向けて矢印Aの如く回動するようにスペアタイヤ17の挙動(移動)を好適に制御でき、例えば、スペアタイヤ17が後部座席14(図2参照)に接触することを防止できる。このため、車両Veの安全性を改善できる。
ここで、補強部材18に入力した荷重F2(図7参照)により第2昜屈曲部62及び第3昜屈曲部64の2箇所で補強部材18を屈曲させてZ状に折り曲げることができる。加えて、補強部材18をZ状に折り曲げるとともにスペアタイヤブラケット16を第1昜屈曲部47で屈曲させることができる。これにより、補強部材18に入力した荷重F2を補強部材18やスペアタイヤブラケット16などにより吸収できる。
また、図6、図7に示すように、第1昜屈曲部47及び第2昜屈曲部62は、車両前後方向において同一位置に設けられている。このため、第2傾斜補強部63の後端部63aに荷重F2が入力した際に、スペアタイヤブラケット16及び補強部材18において、車両前後方向の同一位置(すなわち、第1昜屈曲部47及び第2昜屈曲部62)に応力を集中させることができる。
これにより、スペアタイヤ固定部51に対して車両後方において、スペアタイヤブラケット16及び補強部材18をリアフロアパン15とともに確実(好適)に屈曲させることができる。したがって、スペアタイヤ17をリアフロアパン15から分離させることなく、スペアタイヤ17の後部17bを上方へ確実(好適)に跳ね上げることができる(図9も参照)。このため、車両Veの安全性を確実に改善できる。
さらに、第1昜屈曲部47及び第2昜屈曲部62は、同一中心O1の第1円弧71上及び第2円弧72上に配置され、かつ、同一法線73上に配置されている。このため、第2傾斜補強部63の後端部63aに荷重F2が入力した際に、スペアタイヤブラケット16及び補強部材18において、同一法線73上の第1昜屈曲部47及び第2昜屈曲部62に応力を集中させることができる。
これにより、スペアタイヤ固定部51より車両後方において、スペアタイヤブラケット16及び補強部材18をリアフロアパン15とともに確実(好適)に屈曲させることができる。したがって、スペアタイヤ17をリアフロアパン15から分離させることなく、スペアタイヤ17の後部17bを上方へ確実(好適)に跳ね上げることができる。
加えて、図4、図7に示すように、第1昜屈曲部47及び第2昜屈曲部62はフロアパン稜線部33に設けられている。このため、荷重F2によりスペアタイヤブラケット16を第1昜屈曲部47で屈曲するとともに補強部材18を第2昜屈曲部62で屈曲する際に、リアフロアパン15をスペアタイヤ固定部51の車両後方に設けたフロアパン稜線部33で屈曲させることができる。
これにより、スペアタイヤ固定部51がリアフロアパン15から分離することを抑制して、スペアタイヤ固定部51の車両後方側をリアフロアパン15とともに一層確実に上方へ向けて上方へ跳ね上げることができる。したがって、スペアタイヤ固定部51にスペアタイヤ17を固定させた状態において、スペアタイヤ17をリアフロアパン15から分離させることなく、スペアタイヤ17の後部17bを上方へ跳ね上げることができる。
さらに、図5、図7に示すように、補強部材18は、第1傾斜補強部61のうち第2昜屈曲部62に対して車両前方側の接続部位61bがフロアパンクロスメンバ22に接続されている。このため、第1傾斜補強部61の接続部位61bは、フロアパンクロスメンバ22で補強されている。これにより、第2傾斜補強部63の後端部63aに入力した荷重F2を支える反力を補強部材18で好適に確保し、補強部材18を牽引フック21(すなわち、第2傾斜補強部63の後端部63a)とフロアパンクロスメンバ22との間で突っ張らせることができる。
この状態において、荷重F2が反力を超えることにより、スペアタイヤブラケット16を第1昜屈曲部47で確実に屈曲させるとともに、補強部材18を第2昜屈曲部62及び第3昜屈曲部64で確実に屈曲させることができる。加えて、リアフロアパン15をフロアパン稜線部33で確実に屈曲させることができる。これにより、スペアタイヤ17をリアフロアパン15から分離させることなく、スペアタイヤ17の後部17bを上方へ確実に跳ね上げることができる。
つぎに、車両Veの後端部にトレーラヒッチTH(図10参照)が取り付けられている例を図8に基づいて説明する。
図10は、車両後部構造10のトレーラヒッチTHに後面衝突により衝撃荷重が入力する例を説明する断面図である。図11は、トレーラヒッチTHに入力した荷重で補強部材18をZ状に折り曲げる例を説明する断面図である。図12は、トレーラヒッチTHに入力した荷重でスペアタイヤ17の後部17bを上方へ跳ね上げる例を説明する断面図である。
図10に示すように、車両Veは後端部にトレーラヒッチTHが取り付けられている。以下、トレーラヒッチTHを備えた車両Veを「車両Ve2」ということがある。
車両Ve2によれば、後面衝突において第2傾斜補強部63の後端部63aに、衝撃荷重F3がトレーラヒッチ取付部85を介して車両前方へ向けて上向きに圧縮荷重として入力される。以下、衝撃荷重F3を単に「荷重F3」と略記することがある。
図11に示すように、第2傾斜補強部63の後端部63aに入力した荷重F3(図10参照)により、第2昜屈曲部62を上方に向けて屈曲させることができる。これにより、補強部材18を第2昜屈曲部62で屈曲させてV状に折り曲げることができる。
また、補強部材18を荷重F3でV状に折り曲げることにより、スペアタイヤブラケット16の第1昜屈曲部47を第2昜屈曲部62とともに上方に向けて屈曲させることができる。
ここで、第1昜屈曲部47及び第2昜屈曲部62は、スペアタイヤ固定部51よりも車両後方に設けられている。加えて、スペアタイヤブラケット16は、ブラケット後部58がブラケット前部57(双方、図3参照)よりも長く形成されている。
このため、第2傾斜補強部63に入力した上向きの荷重F3(図10参照)で第1昜屈曲部47及び第2昜屈曲部62を上方に向けて屈曲させる際に、スペアタイヤ固定部51がリアフロアパン15から分離することを抑制できる。これにより、スペアタイヤ固定部51の車両後方側をリアフロアパン15とともに上方へ向けて上方へ跳ね上げることができる。
図12に示すように、スペアタイヤ固定部51にスペアタイヤ17を固定させた状態において、スペアタイヤ17をリアフロアパン15から分離させることなく、スペアタイヤ17の後部17bを上方へ跳ね上げることができる。これにより、スペアタイヤ17が車両前方へ向けて矢印Bの如く回動するようにスペアタイヤ17の挙動(移動)を好適に制御でき、例えば、スペアタイヤ17が後部座席14(図2参照)に接触することを防止できる。
補強部材18に入力した荷重F3(図10参照)により、第2昜屈曲部62で補強部材18を屈曲させてV状に折り曲げることができる。加えて、補強部材18をV状に折り曲げるとともにスペアタイヤブラケット16を第1昜屈曲部47で屈曲させることができる。これにより、補強部材18に入力した荷重F3を補強部材18やスペアタイヤブラケット16などにより吸収できる。
加えて、トレーラヒッチTHを備えた車両Ve2によれば、トレーラヒッチTHを備えていない車両Ve1と同様の作用、効果を得ることができる。
[変形例]
次に、変形例の車両後部構造100を図9に基づいて説明する。変形例の車両後部構造100において、上述の実施形態の車両後部構造10と同一、類似の構成部材に同じ符号を付して説明を省略する。
図13は、変形例の車両後部構造100を示す断面図である。
図13に示すように、車両後部構造100は、実施形態のスペアタイヤブラケット16及び補強部材18をスペアタイヤブラケット102及び補強部材103に代えたもので、その他の構成は実施形態の車両後部構造10と同様である。
スペアタイヤブラケット102は、実施形態の第1昜屈曲部47を第1昜屈曲部105に代えたもので、その他の部位は実施形態のスペアタイヤブラケット16と同様である。第1昜屈曲部105は、第1実施形態の第1昜屈曲部47と同様に、例えば、切欠、折れ部、凹み部、孔部、薄肉部などにより形成される脆弱部である。
補強部材103は、実施形態の第2昜屈曲部62を第2昜屈曲部106に代えたもので、その他の部位は実施形態の補強部材18と同様である。第2昜屈曲部106は、第1実施形態の第2昜屈曲部62と同様に、例えば、凹み部、折れ部、切欠、孔部、薄肉部などにより形成される脆弱部である。
第1昜屈曲部105及び第2昜屈曲部106は、車両前後方向においてずらされた(オフセットされた)位置に設けられている。このため、補強部材103の第2傾斜補強部63に車両前方へ向けて上向きの荷重F4が入力した際に、車両前後方向において、スペアタイヤブラケット102及び補強部材103に応力が集中する箇所を分散させることができる。これにより、スペアタイヤブラケット102、補強部材103、及びリアフロアパン15の全体において剛性を好適に確保できる。すなわち、補強部材103の第2傾斜補強部63に入力した上向きの荷重F4を支える反力を好適に確保できる。
この状態において、荷重F4が反力を超えることにより、スペアタイヤブラケット102を第1昜屈曲部105で屈曲させ、補強部材103を第2昜屈曲部106で屈曲させることができる。これにより、補強部材103の第2傾斜補強部63に入力した荷重F4をスペアタイヤブラケット102、補強部材103、及びリアフロアパン15により吸収できる。
一方、スペアタイヤブラケット102を第1昜屈曲部105で屈曲させる。これにより、補強部材103を第2昜屈曲部106で屈曲させることができる。このため、スペアタイヤ固定部51より車両後方において、スペアタイヤブラケット102及び補強部材103をリアフロアパン15とともに確実(好適)に屈曲させることができる。
これにより、スペアタイヤ17(図2参照)をリアフロアパン15から分離させることなく、スペアタイヤ17の後部17b(図2参照)を上方へ確実(好適)に跳ね上げることができる。
また、第1昜屈曲部105は第1円弧(円弧)111上に配置されている。第2昜屈曲部106は第2円弧(円弧)112上に配置されている。第1円弧111及び第2円弧112は、同一中心O2の円弧である。ここで、第1昜屈曲部105は、第1法線(法線)114上に配置されている。第2昜屈曲部106は、第2法線(法線)115上に配置されている。
すなわち、第1昜屈曲部105及び第2昜屈曲部106は、同一中心O2の円弧上において、ずらされた(オフセットされた)法線上に配置されている。
このため、補強部材103の第2傾斜補強部63に車両前方へ向けて上向きの荷重F4が入力した際に、車両前後方向において、スペアタイヤブラケット102及び補強部材103に応力が集中する箇所を分散させることができる。これにより、スペアタイヤブラケット102、補強部材103、及びリアフロアパン15の全体において剛性を好適に確保できる。すなわち、補強部材103の第2傾斜補強部63に入力した上向きの荷重F4を支える反力を好適に確保できる。
この状態において、荷重F4が反力を超えることにより、スペアタイヤブラケット102を第1昜屈曲部105で屈曲させる。これにより、補強部材103を第2昜屈曲部106で屈曲させることができる。したがって、補強部材103の第2傾斜補強部63に入力した荷重F4をスペアタイヤブラケット102、補強部材103、及びリアフロアパン15により吸収できる。
一方、スペアタイヤブラケット102を第1昜屈曲部105で屈曲させ、補強部材103を第2昜屈曲部106で屈曲させることができる。このため、スペアタイヤ固定部51より車両後方において、スペアタイヤブラケット102及び補強部材103をリアフロアパン15とともに確実(好適)に屈曲させることができる。これにより、スペアタイヤ17(図2参照)をリアフロアパン15から分離させることなく、スペアタイヤ17の後部17b(図2参照)を上方へ確実(好適)に跳ね上げることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
10,100…車両後部構造
11,12…左右のリアサイドフレーム(一対のリアサイドフレーム)
15…リアフロアパン
15d…リアフロアパンの後部
16,102…スペアタイヤブラケット
17…スペアタイヤ
18,103…補強部材
18b…補強部材の後部
21…牽引フック(フック)
22…フロアパンクロスメンバ(リアクロスメンバ)
33…フロアパン稜線部(稜線部)
47,105…第1昜屈曲部
51…スペアタイヤ固定部
61…第1傾斜補強部
61b…接続部位(傾斜部に対して車両前方側の部位)
62,106…第2昜屈曲部
63…第2傾斜補強部(傾斜部)
64…第3昜屈曲部
71,111…第1円弧(円弧)
72,112…第2円弧(円弧)
73…同一法線
114…第1法線(法線)
115…第2法線(法線)
O1,O2…同一中心

Claims (6)

  1. リアフロアパンと、
    前記リアフロアパンの上面に設けられ、スペアタイヤ固定部に対して車両前方よりも車両後方が長く形成されたスペアタイヤブラケットと、
    前記スペアタイヤ固定部に固定されるスペアタイヤと、
    前記リアフロアパンの下面に設けられ、前記リアフロアパンの後部から車両前方に向かうにしたがって上向きに延びる傾斜部を有する補強部材と、
    前記補強部材の後部に設けられるフックと、を備え、
    前記スペアタイヤブラケットは、前記スペアタイヤが固定される前記スペアタイヤ固定部よりも車両後方に設けられた第1昜屈曲部を有し、
    前記補強部材は、前記スペアタイヤ固定部よりも車両後方に設けられた第2昜屈曲部を有し、
    前記第1昜屈曲部及び前記第2昜屈曲部は、車両前後方向において同一位置に設けられているとともに、同一中心の円弧上に配置され、かつ、同一法線上に配置されている
    ことを特徴とする車両後部構造。
  2. リアフロアパンと、
    前記リアフロアパンの上面に設けられ、スペアタイヤ固定部に対して車両前方よりも車両後方が長く形成されたスペアタイヤブラケットと、
    前記スペアタイヤ固定部に固定されるスペアタイヤと、
    前記リアフロアパンの下面に設けられ、前記リアフロアパンの後部から車両前方に向かうにしたがって上向きに延びる傾斜部を有する補強部材と、
    前記補強部材の後部に設けられるフックと、を備え、
    前記スペアタイヤブラケットは、前記スペアタイヤが固定される前記スペアタイヤ固定部よりも車両後方に設けられた第1昜屈曲部を有し、
    前記補強部材は、前記スペアタイヤ固定部よりも車両後方に設けられた第2昜屈曲部を有し、
    前記第1昜屈曲部及び前記第2昜屈曲部は、車両前後方向においてずらされた位置に設けられているとともに、同一中心の円弧上に配置され、かつ、ずらされた法線上に配置されている
    ことを特徴とする車両後部構造。
  3. 前記第1昜屈曲部及び前記第2昜屈曲部は脆弱部である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項に記載の車両後部構造。
  4. 前記第1昜屈曲部及び前記第2昜屈曲部は、前記リアフロアパンにおいて車幅方向に延びる稜線部に設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項に記載の車両後部構造。
  5. 前記リアフロアパンの車幅方向外側に設けられた状態で車両前後方向に延びる一対のリアサイドフレームと、
    前記一対のリアサイドフレームに架け渡されることにより車幅方向に延び、前記リアフロアパンの下面に設けられたリアクロスメンバと、を備え、
    前記補強部材は、前記傾斜部に対して車両前方側の部位が前記リアクロスメンバに接続されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項に記載の車両後部構造。
  6. 前記補強部材は、前記第2昜屈曲部よりも車両後方に設けられ、脆弱部で形成された第3昜屈曲部を有する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項に記載の車両後部構造。
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