JP7395634B2 - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents
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Description
図1を用いて、本実施形態の情報処理装置等により実現される情報処理について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。なお、図1では、本実施形態に係る情報処理装置の一例である決済サーバ10によって、実施形態に係る情報処理等が実現されるものとする。
図1に示すように、実施形態に係る情報処理システム1は、決済サーバ10と、利用者端末100とを含む。決済サーバ10および利用者端末100は、ネットワークN(例えば、図2参照)を介して有線または無線により相互に通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。なお、図1に示した情報処理システム1には、複数台の決済サーバ10および複数台の利用者端末100が含まれていてもよい。
ここで、決済サーバ10が実行する情報処理に先立ち、利用者端末100を用いた決済(電子決済)の一例について説明する。なお、以下の説明では、店舗に配置された2次元コード(QRコード(登録商標))であって、店舗を識別する店舗識別情報を示す2次元コードを用いて、利用者U1が利用者端末100を用いた決済を行う例について説明するが、実施形態は、これに限定されるものではない。以下に説明する決済の一例は、任意の利用者U1が任意の利用者端末100を用いて、任意の店舗にて決済を行う場合においても適用可能である。また、店舗識別情報は、QRコード(登録商標)のみならず、バーコードや所定のマーク、番号等であってもよい。
上述したように、従来、紙の請求書であっても、請求書に印刷された請求金額等の情報を読み取り、電子マネーで決済可能とするサービスを提供するための技術も知られている。また、従来、電子請求書を利用者の端末に送信し、請求書の請求金額を電子マネーで決済可能とするサービスを提供するための技術も知られている。しかしながら、このような技術では、請求書への支払を実行するタイミングは利用者が支払手続を行ったタイミングであり、支払忘れが起こる可能性があり、利用者にとって利便性がよいとは限らない。
次に、図2を用いて、決済サーバ10の構成について説明する。図2は、実施形態に係る決済サーバの構成例を示す図である。図2に示すように、決済サーバ10は、通信部20と、記憶部30と、制御部40とを有する。
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、利用者端末100、事業者端末200等との間で情報の送受信を行う。
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図2に示すように、記憶部30は、口座データベース31と、請求書情報データベース32と、利用者情報データベース33とを有する。
口座データベース31は、利用者や事業者等が電子決済サービスにおいて所有する口座に関する各種の情報を記憶する。ここで、図3を用いて、口座データベース31が記憶する情報の一例を説明する。図3は、実施形態に係る口座データベースの一例を示す図である。図3の例において、口座データベース31は、「口座ID」、「所有者情報」、「口座残高」といった項目を有する。
請求書情報データベース32は、請求元である事業者が作成した請求書が示す各種の情報を記憶する。ここで、図4を用いて、請求書情報データベース32が記憶する情報の一例を説明する。図4は、実施形態に係る請求書情報データベースの一例を示す図である。図4の例において、請求書情報データベース32は、「請求書ID」、「事業者ID」、「請求金額」、「支払期限」といった項目を有する。
利用者情報データベース33は、決済サーバ10が提供する電子決済サービスの利用者に関する各種の情報を記憶する。ここで、図5を用いて、利用者情報データベース33が記憶する情報の一例を説明する。図5は、実施形態に係る利用者情報データベースの一例を示す図である。図5の例において、利用者情報データベース33は、「利用者ID」、「決済履歴」、「請求書ID」、「支払日時」といった項目を有する。
制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、決済サーバ10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部40は、図2に示すように、取得部41と、特定部42と、設定部43と、表示部44と、受付部45と、決済処理部46と、通知部47とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
取得部41は、請求書が示す請求書情報を取得する。例えば、取得部41は、利用者の利用者端末によって撮影された請求書が示す請求書情報を取得する。すなわち、取得部41は、利用者U1の操作によって利用者端末100のカメラ機能を用いて紙の請求書B1のバーコードを撮影され、当該バーコードから読み取られた請求書情報を受け付ける。また、取得部41は、利用者の利用者端末に送信された請求書が示す請求書情報を受け付ける。すなわち、取得部41は、事業者端末が送信し、利用者端末100が受信した電子請求書B2に含まれる請求書情報を受け付ける。また、取得部41は、利用者端末100が受信した複数の電子請求書B2のうち、利用者U1が選択した電子請求書B2に含まれる請求書情報を受け付けてもよい。ここで、取得部41は、請求書情報として、請求書ID、事業者ID、請求金額、支払期限等を受け付ける。なお、取得部41は、取得した請求書情報を請求書情報データベース32に格納する。
特定部42は、取得された請求書情報に基づいて支払可能期間を特定する。例えば、特定部42は、紙の請求書B1の請求書情報から支払期限の日時を特定し、利用者端末100から請求書情報を取得した日時から当該支払期限の日時までの期間を支払可能期間と特定する。このとき、特定部42は、サーバのメインテナンス等で決済が実行できない時間帯がある場合には、当該時間帯を特定することもできる。
設定部43は、特定された支払可能期間から所定の条件を満たす支払日を選択し、選択した当該支払日を設定する。例えば、設定部43は、支払日として、請求書情報が示す支払期限から所定の時間前に対応する日を設定する。すなわち、設定部43は、支払日や時刻として、支払期限の1日前(前日)、支払期限の48時間前、支払期限の1週間前等に対応する日時を設定することができる。
表示部44は、特定された支払可能期間から所定の条件を満たす支払日の候補を選択し、選択した当該候補に関する候補情報を表示する。例えば、表示部44は、支払可能期間のうち給料日後の期間等の支払候補日を選択し、当該支払候補日に決済を実行することが可能な支払方式を選択するコンテンツを利用者端末100に表示する。このとき、表示部44は、利用者U1の指定や利用者U1の決済履歴をもとに支払候補日を選択し、上記の支払方式を選択するコンテンツを利用者端末100に表示する。
また、受付部45は、表示された候補情報から支払日の指定を受け付ける。例えば、受付部45は、自動支払、支払予約、即時支払、履歴支払等の支払方式を選択するコンテンツに対する操作によって、支払日の指定を受け付ける。このとき、受付部45は、決済を行う時刻の指定をさらに受け付けてもよい。
決済処理部46は、請求書情報に基づく決済を、設定された支払日に行う。このとき、決済処理部46は、当該決済を、指定を受け付けられた時刻に行ってもよい。例えば、決済処理部46は、利用者U1の利用者端末100によって撮影された請求書が示す請求書情報に基づく決済を行う。また、決済処理部46は、利用者U1の利用者端末100に送信された請求書が示す請求書情報に基づく決済を行う。また、決済処理部46は、記憶部に記憶された請求書情報に基づく決済を行う。すなわち、決済処理部46は、利用者U1の利用者端末100によって撮影された請求書が示す請求書情報を用いて決済を行うので、利用者U1が紙の請求書B1を紛失した場合であっても決済を行うことができる。さらに、決済処理部46は、受付部45によって支払日や時刻の変更が受け付けられた場合には、請求書情報に基づく決済を、変更を受け付けられた支払日や時刻に行う。また、決済処理部46は、受付部45によって即時に決済を行う指定が受け付けられた場合には、指定を受け付けられた決済を即時に行う。
通知部47は、利用者U1に対して、決済に関する情報を通知する。また、通知部47は、利用者U1の過去の決済履歴に基づいて、利用者U1に対して、完了していない可能性がある決済に関する通知を行う。また、通知部47は、決済の請求金額に対して利用者U1が所有する電子マネーが不足している場合には、利用者U1に対して、電子マネーが不足している旨の通知を行う。さらに、通知部47は、決済の請求金額に対して利用者U1が所有する電子マネーが不足している場合には、利用者U1に対して、電子マネーの入金を促す通知を行う。
図6~図11を用いて、実施形態に係る決済サーバ10が表示する表示画面の具体例について説明する。図6~図11は、実施形態に係る表示画面の具体例を示す図である。以下では、紙の請求書B1の処理に関する表示画面、電子請求書B2の処理に関する表示画面の順に説明する。
図6~図7を用いて、実施形態に係る決済サーバ10が表示する、紙の請求書B1の処理に関する表示画面の具体例について説明する。以下では、読取処理に関する表示画面、管理リストの表示画面の順に説明する。
図6を用いて、紙の請求書B1の読取処理に関する表示画面について説明する。まず、請求書支払トップ画面(図6(1)参照)が表示され、「請求書を読み取る」表示をタップすることによって、紙の請求書B1のバーコードをカメラで読み取る画面(図6(2)参照)に遷移する。
図7を用いて、紙の請求書B1の管理リストの表示画面について説明する。まず、請求書支払トップ画面(図7(1)参照)が表示され、「自動支払いの管理」表示をタップすることによって、紙の請求書B1の管理リストの表示画面(図7(2)参照)に遷移する。このとき、図7(2)の画面において、「請求書を追加する」表示をタップすることによって、紙の請求書B1や電子請求書B2の支払予約を追加登録することができる。
図8~図11を用いて、実施形態に係る決済サーバ10が表示する、電子請求書B2の処理に関する表示画面の具体例について説明する。以下では、支払履歴リストの表示画面、電子請求書詳細画面の表示画面、管理リストの表示画面の順に説明する。
図8を用いて、電子請求書B2の支払履歴リストの表示画面について説明する。まず、請求書支払トップ画面(図8(1)参照)が表示され、支払履歴リストを表示したい請求書の表示をタップすることによって、電子請求書B2の支払履歴リストの表示画面(図8(2)参照)に遷移する。
図9を用いて、電子請求書B2の電子請求書詳細画面の表示画面1について説明する。まず、請求書支払トップ画面(図9(1)参照)が表示され、電子請求書詳細画面を表示したい請求書の表示をタップすることによって、電子請求書B2の電子請求書詳細画面(図9(2)参照)に遷移する。
図10を用いて、電子請求書B2の電子請求書詳細画面の表示画面2について説明する。まず、請求書支払トップ画面(図10(1)参照)が表示され、電子請求書詳細画面を表示したい請求書の表示をタップすることによって、電子請求書B2の電子請求書詳細画面(図10(2)参照)に遷移する。
図11を用いて、電子請求書B2の管理リストの表示画面について説明する。まず、請求書支払トップ画面(図11(1)参照)が表示され、「自動支払いの管理」表示をタップすることによって、電子請求書B2の管理リストの表示画面(図11(2)参照)に遷移する。このとき、図11(2)の画面において、「請求書を追加する」表示をタップすることによって、紙の請求書B1や電子請求書B2の支払予約を追加登録することができる。
図12を用いて、実施形態に係る決済サーバ10の情報処理の手順について説明する。図12は、実施形態に係る情報処理の手順の一例を示すフローチャートである。なお、下記のステップS101~S106は、異なる順序で実行することもできる。また、下記のステップS101~S106のうち、省略される処理があってもよい。
上述してきたように、実施形態に係る決済サーバ10は、取得部41と、特定部42と、設定部43と、表示部44と、受付部45と、決済処理部46と、通知部47とを有する。
また、上述してきた各実施形態に係る決済サーバ10は、例えば、図13に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、決済サーバ10を例に挙げて説明する。図13は、決済サーバの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
以上、本願の実施形態を説明したが、これら実施形態の内容により本発明が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換または変更を行うことができる。
10 決済サーバ
20 通信部
30 記憶部
31 口座データベース
32 請求書情報データベース
33 利用者情報データベース
40 制御部
41 取得部
42 特定部
43 設定部
44 表示部
45 受付部
46 決済処理部
47 通知部
100 利用者端末
Claims (9)
- 請求書が示す請求書情報を取得する取得部と、
前記請求書情報に基づいて支払可能期間を特定する特定部と、
特定された前記支払可能期間から所定の条件を満たす支払日の候補を選択し、選択した当該候補に関する候補情報として、利用者の決済履歴に基づく所定の日に前記請求書情報に基づく決済を行う指定が選択可能なコンテンツを表示する表示部と、
表示された前記コンテンツに対する操作によって、前記利用者の決済履歴に基づく所定の日に前記決済を行う指定を受け付ける受付部と、
前記利用者の決済履歴に基づく所定の日に前記決済を行う決済処理部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記受付部は、
前記決済を行う時刻の指定をさらに受け付け、
前記決済処理部は、
前記決済を、指定を受け付けられた前記時刻に行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記受付部は、
前記支払日の変更をさらに受け付け、
前記決済処理部は、
前記決済を、変更を受け付けられた前記支払日に行う、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。 - 前記請求書情報を記憶する記憶部、
をさらに備え、
前記決済処理部は、
前記記憶部に記憶された前記請求書情報に基づく決済を行う、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記決済処理部は、
前記決済の請求金額に対して利用者が所有する電子マネーが不足している場合には、当該利用者が設定した所定の口座から不足する金額を電子マネーとして移行し、前記決済を行う、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記決済の請求金額に対して利用者が所有する電子マネーが不足している場合には、当該利用者に対して、前記電子マネーが不足している旨の通知を行う通知部、
をさらに備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記通知部は、
前記決済の請求金額に対して利用者が所有する電子マネーが不足している場合には、当該利用者に対して、前記電子マネーの入金を促す通知をさらに行う、
ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。 - コンピュータが実行する情報処理方法であって、
請求書が示す請求書情報を取得する取得工程と、
前記請求書情報に基づいて支払可能期間を特定する特定工程と、
特定された前記支払可能期間から所定の条件を満たす支払日の候補を選択し、選択した当該候補に関する候補情報として、利用者の決済履歴に基づく所定の日に前記請求書情報に基づく決済を行う指定が選択可能なコンテンツを表示する表示工程と、
表示された前記コンテンツに対する操作によって、前記利用者の決済履歴に基づく所定の日に前記決済を行う指定を受け付ける受付工程と、
前記利用者の決済履歴に基づく所定の日に前記決済を行う決済処理工程と、
を含むことを特徴とする情報処理方法。 - 請求書が示す請求書情報を取得する取得手順と、
前記請求書情報に基づいて支払可能期間を特定する特定手順と、
特定された前記支払可能期間から所定の条件を満たす支払日の候補を選択し、選択した当該候補に関する候補情報として、利用者の決済履歴に基づく所定の日に前記請求書情報に基づく決済を行う指定が選択可能なコンテンツを表示する表示手順と、
表示された前記コンテンツに対する操作によって、前記利用者の決済履歴に基づく所定の日に前記決済を行う指定を受け付ける受付手順と、
前記利用者の決済履歴に基づく所定の日に前記決済を行う決済処理手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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