JP7394721B2 - ストッパ - Google Patents

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Description

本発明はストッパに関し、特に蛇腹の折り畳み方の制御により耐久性を向上できるストッパに関するものである。
ショックアブソーバのシリンダと、そのシリンダから突出するピストンロッドに固定されるブラケットとの間に、筒状の熱可塑性エラストマ製のストッパを配置して、ショックアブソーバの大収縮時の衝撃をストッパにより吸収することが知られている(特許文献1)。特許文献1に開示されたストッパは、山頂や谷底の位置が一様で単調な蛇腹により内外周面が形成される。さらに、圧縮時に熱可塑性エラストマ製のストッパが内外周面の谷底を支点に折り畳まれ易くなるように、外周面の複数の谷底が内周面の複数の谷底よりも軸直角方向の内側に位置するようにストッパが形成されている。
特表2015-507726号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された技術では、ストッパの蛇腹が単調なので、ストッパが軸方向に大きな力で圧縮されると、蛇腹の一部が軸直角方向へ逃げるようにはみ出し、ストッパの蛇腹が綺麗に折り畳まれないことがある。この場合、蛇腹の一部に応力が集中し、その応力が集中した部分に亀裂などが生じ易くなってストッパの耐久性が低下してしまう。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、蛇腹の折り畳み方の制御により耐久性を向上できるストッパを提供することを目的とする。
この目的を達成するために本発明のストッパは、第1部材に取り付けられ、第1部材と第2部材との間で中心軸の軸方向に圧縮される筒状の熱可塑性エラストマ製のものであって、第1部材に当たる軸方向の第1端と、第1端とは軸方向の反対側の第2端とを含み、山と谷とが軸方向に連続する蛇腹状に内周面および外周面が形成された筒状の伸縮部と、第2端から中心軸の軸直角方向の外側へ延びた環状の接触面部と、を備え、伸縮部は、外周面の複数の谷底が内周面の複数の谷底よりも軸直角方向の内側に位置し、接触面部は、第2端の軸直角方向の内側に山頂を形成するように内周面に連なり第2部材の軸方向端面に面する内面と、第2端の軸直角方向の外側に谷底を形成するように外周面に連なる外面と、伸縮部の外周面の複数の山頂よりも軸直角方向の外側に位置する外端部と、を含む。
請求項1記載のストッパによれば、伸縮部の第2端から軸直角方向の外側へ接触面部が延び、その接触面部の内面と伸縮部の内周面との境界である第2端の内側に山頂が形成され、接触面部の外面と伸縮部の外周面との境界である第2端の外側に谷底が形成される。これにより、第2部材の軸方向端面に当たる接触面部が伸縮部に連なる蛇腹の一部となり、ストッパの圧縮時、第2端の外側の谷底を支点に接触面部と伸縮部との間が折り畳まれる。そのため、接触面部の内縁である第2端から軸直角方向の内側へ伸縮部をはみ出し難くできる。
さらに、接触面部の外端部は、伸縮部の外周面の複数の山頂よりも軸直角方向の外側に位置するので、ストッパの圧縮時、広い接触面部で伸縮部が押され、接触面部から軸直角方向の外側へ伸縮部がはみ出し難くなる。これらの結果、ストッパの圧縮時、ストッパの蛇腹が綺麗に折り畳まれ易いので、ストッパの一部に応力が集中し難くなり、ストッパの耐久性を向上できる。
請求項2記載のストッパによれば、伸縮部の外周面と接触面部の外面とによる谷底の曲率半径は、伸縮部の外周面の複数の谷底の曲率半径よりも小さい。これにより、ストッパの圧縮時の初期段階から、伸縮部の外周面と接触面部の外面とによる谷底を支点に、その谷底の軸方向の両側を折り畳み易くできる。そのため、圧縮の初期段階から広い接触面部で伸縮部からの荷重を受け易くできる。その結果、ストッパの蛇腹をより綺麗に折り畳み易くできるので、請求項1の効果に加え、ストッパの耐久性をより向上できる。
請求項3記載のストッパによれば、第2部材の周囲を覆うダストカバーが接触面部の外端部に連なるので、第2部材の軸方向端面よりも軸直角方向の外側に外端部が位置する。これにより、第1部材と第2部材の軸方向端面との間で圧縮される部分を、その軸方向端面の外縁の角に食い込ませ難くできるので、請求項1又は2の効果に加え、ストッパの耐久性を向上できる。
請求項4記載のストッパによれば、接触面部の内面は、第2端から軸方向へ離れるにつれて軸直角方向の外側へ傾斜する。これにより、ストッパの圧縮時、第2部材の軸方向端面の外縁の角と、伸縮部の外周面と接触面部の外面とによる谷底と、がそれぞれ支点になるように接触面部が動く。そのため、伸縮部と接触面部とによる谷底を支点として、その谷底の軸方向の両側を圧縮の初期段階で折り畳み易くできる。その結果、ストッパの蛇腹をより綺麗に折り畳み易くできるので、請求項1から3のいずれかの効果に加え、ストッパの耐久性をより向上できる。
請求項5記載のストッパによれば、第2端は、伸縮部の内周面の複数の山頂よりも軸直角方向内側に位置する。ストッパの圧縮時、第2部材の軸方向端面に当たる接触面部から軸直角方向の内側へ伸縮部をより一層はみ出し難くできる。その結果、ストッパの蛇腹をより綺麗に折り畳み易くできるので、請求項1から4のいずれかの効果に加え、ストッパの耐久性をより向上できる。
請求項6記載のストッパによれば、伸縮部の内周面の複数の山頂のうち、第1端に最も近い山頂が残りの山頂よりも軸直角方向の内側に位置する。これにより、ストッパの圧縮時、第1端に最も近い山頂よりも軸直角方向の内側へ伸縮部の一部をはみ出し難くできる。その結果、ストッパの蛇腹をより綺麗に折り畳み易くできるので、請求項1から5のいずれかの効果に加え、ストッパの耐久性をより向上できる。
第1実施形態におけるストッパの断面図である。 図1のII部分を拡大したストッパの部分拡大断面図である。 第2実施形態におけるストッパの断面図である。
以下、好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1及び図2を参照して第1実施形態におけるストッパ20、相手部材15を介してストッパ20が取り付けられるショックアブソーバ10について説明する。図1は、ストッパ20、相手部材15及びショックアブソーバ10の断面図である。図1には、ショックアブソーバ10のロッド13の中心軸Cを含む断面が示されている。図2は、図1のII部分を拡大したストッパ20の部分拡大断面図である。本明細書では、特に指定がない限り、中心軸Cの軸方向を単に「軸方向」と称し、中心軸Cの軸直角方向を単に「軸直角方向」と称して説明する。
図1及び図2に示すように、ショックアブソーバ10は、主に車輪(図示せず)と車体(図示せず)とを繋ぎ、車輪から車体への振動を緩衝するためのサスペンションの一部である。ショックアブソーバ10は、車体を支えつつ車輪からの衝撃を吸収するコイルスプリング(図示せず)の振動を減衰する。ショックアブソーバ10は、車輪側に取り付けられるシリンダ11(第2部材)と、シリンダ11の軸方向端面12から突出するロッド13と、を主に備える。ショックアブソーバ10は、車輪からの荷重入力に伴って、シリンダ11からのロッド13の突出量が変化して伸縮し、振動を減衰する。
ロッド13の先端には相手部材15(第1部材)が固定される。相手部材15は、ストッパ20が挿入される窪み16が形成された金属製の部材であり、車体側に取り付けられる。窪み16の底面17は、ロッド13の中心軸Cに垂直な平面であり、シリンダ11の軸方向端面12と軸方向に対向する。窪み16の内壁面18は、底面17の周縁から軸方向端面12へ向かって立ち上がる。内壁面18には、軸直角方向の内側に突出する凸部19が底面17から離れた部分に形成されている。
ストッパ20は、ロッド13の外周を囲むようにシリンダ11と相手部材15との間に配置される筒状のバウンドバンパである。ストッパ20は、中心軸Cに垂直な断面が中心軸Cを中心とした円環状に形成されている。即ち、ロッド13の中心軸Cとストッパ20の中心軸とは共通する。ショックアブソーバ10の大収縮時、シリンダ11の軸方向端面12と相手部材15の底面17との間でストッパ20が軸方向に圧縮されることで、ストッパ20の弾性変形により圧縮時の衝撃を吸収する。
ストッパ20は、各部が一体成形された熱可塑性エラストマ製の部材である。ストッパ20を形成する熱可塑性エラストマの種類には、熱可塑性エラストマの特性に大きく寄与するハードセグメントに応じて、スチレン系、オレフィン系、ジエン系、塩化ビニル系、ウレタン系、エステル系、アミド系、フッ素系などが挙げられる。本実施形態の熱可塑性エラストマは、エステル系(例えば、ポリブチレンテレフタレート)のハードセグメントと、脂肪族ポリエーテル(例えば、ポリテトラメチレンエーテルグリコール)のソフトセグメントとのブロック共重合体である。
ストッパ20は、軸方向の第1端22及び第2端23を含む筒状の伸縮部21と、伸縮部21に連なる接触面部30と、を備える。伸縮部21の第1端22は、相手部材15に当たる部位である。第1端22とは軸方向の反対側の第2端23に接触面部30が連なっている。
伸縮部21は、山と谷とが軸方向に連続する蛇腹状に内周面24及び外周面27が形成された筒状の部位である。内周面24の全ての山頂25の軸直角方向の外側にそれぞれ外周面27の谷底29が位置する。内周面24の全ての谷底26の軸直角方向の外側にそれぞれ外周面27の山頂28が位置する。即ち、中心軸Cに垂直な仮想平面のうち、内周面24の山頂25が位置する仮想平面上には外周面27の谷底29が必ず位置し、内周面24の谷底26が位置する仮想平面上には外周面27の山頂28が必ず位置する。
外周面27の複数の谷底29は、内周面24の複数の谷底26よりも軸直角方向の内側に位置する。谷底26,29同士をこのような位置関係にするため、内周面24から外周面27までの伸縮部21の肉厚は、蛇腹の山の大きさ(例えば、谷底29から山頂28までの軸直角方向寸法)に対して十分に薄くなっている。これにより、ゴム等に比べて硬い熱可塑性エラストマ製のストッパ20の蛇腹が、複数の谷底26,29を支点に折り畳まれるようにして、ストッパ20が軸方向に圧縮される。
伸縮部21は、最も第1端22側の蛇腹の一山分による取付部21aと、取付部21a以外の部位である伸縮本体部21bと、を含む。取付部21aと伸縮本体部21bとの境界21cの軸直角方向の内側には山頂25が形成され、境界21cの軸直角方向の外側には谷底29が形成されている。
取付部21aは、相手部材15に取り付けられる部位である。この取付部21aの外周面27の山頂28における中心軸Cを中心とした外径は、中心軸Cを中心とした凸部19の内径よりも大きい。これにより、凸部19よりも底面17側に取付部21aの山頂28が位置するように取付部21aを窪み16に挿入することで、取付部21aの山頂28近傍が凸部19に保持され、取付部21aが相手部材15に取り付けられる。
取付部21aの山頂28は、伸縮本体部21bの外周面27の山頂28よりも軸直角方向の外側に位置する。これにより、凸部19に取付部21aの山頂28近傍が保持されていても、ストッパ20の圧縮時、伸縮本体部21bの外周面27の山頂28を凸部19に干渉し難くできる。これにより、ストッパ20の蛇腹を綺麗に折り畳み易くできるので、ストッパ20の一部に応力が集中し難くなり、ストッパ20の耐久性を向上できる。
伸縮部21の外周面27の複数の谷底29のうち、第1端22に最も近い境界21cの谷底29の曲率半径は、残りの伸縮本体部21bの谷底29の曲率半径よりも小さい。これにより、ストッパ20の圧縮時の初期段階から、境界21cの谷底29を支点に境界21cの軸方向の両側が折り畳まれ易い。そのため、圧縮の初期段階から広い(軸直角方向の寸法が長い)取付部21aで伸縮本体部21bからの荷重を受け易くできる。その結果、ストッパ20の蛇腹をより綺麗に折り畳み易くできるので、ストッパ20の耐久性をより向上できる。
伸縮部21の内周面24の複数の山頂25のうち、第1端22に最も近い境界21cの山頂25は、残りの伸縮本体部21bの山頂25よりも軸直角方向の内側に位置する。これにより、ストッパ20の軸方向の圧縮時、境界21cの山頂25よりも軸直角方向の内側へ伸縮本体部21bをはみ出し難くできる。その結果、伸縮部21を綺麗に折り畳み易くできるので、ストッパ20の耐久性をより向上できる。
接触面部30は、伸縮部21の第2端23から軸直角方向の外側へ延びた環状の部位である。接触面部30は、シリンダ11の軸方向端面12に面する内面31と、伸縮部21を向いた外面32と、軸直角方向の外縁を形成する外端部33と、を含む。外端部33には、シリンダ11の周囲を覆うダストカバー36が連なる。
ダストカバー36は、シリンダ11に埃などを付着し難くするためのものであり、軸方向に伸縮できるように蛇腹管状に形成されている。ダストカバー36には、大きな荷重が加わり難いので、蛇腹部分が可能な限り薄く形成されている。
接触面部30の内面31は、伸縮部21の内周面24と連なり、第2端23の軸直角方向の内側に山頂23aを形成する。接触面部30の外面32は、伸縮部21の外周面27と連なり、第2端23の軸直角方向の外側に谷底23bを形成する。これにより、接触面部30が伸縮部21に連なる蛇腹の一部となり、ストッパ20の軸方向の圧縮時、第2端23の外側の谷底23bを支点に接触面部30と伸縮部21との間が折り畳まれる。そのため、接触面部30の内縁である第2端23から軸直角方向の内側へ伸縮部21をはみ出し難くできる。
第2端23は、伸縮部21の内周面24の複数の山頂25よりも軸直角方向の内側に位置する。少なくとも第2端23の内側の山頂23aは、伸縮部21の内周面24の複数の山頂25よりも軸直角方向の内側に位置する。これにより、ストッパ20の圧縮時、接触面部30の内縁である第2端23から軸直角方向の内側へ伸縮部21をよりはみ出し難くできる。
接触面部30の外端部33は、伸縮部21の外周面27の複数の山頂28よりも軸直角方向の外側に位置する。これにより、ストッパ20の圧縮時、広い接触面部30で伸縮部21を押すことができ、接触面部30から軸直角方向の外側へ伸縮部21をはみ出し難くできる。これらの結果、接触面部30から伸縮部21の軸直角方向の全体に亘って荷重が付与され易いので、伸縮部21が綺麗に折り畳まれ易い。よって、ストッパ20の一部に応力が集中し難くなり、ストッパ20の耐久性を向上できる。
外端部33には、シリンダ11の周囲を囲むダストカバー36が連なるので、シリンダ11の軸方向端面12よりも軸直角方向の外側に外端部33が位置する。そのため、ストッパ20のうち、相手部材15とシリンダ11の軸方向端面12との間で圧縮される部分を、その軸方向端面12の角に食い込ませ難くできるので、ストッパ20の耐久性を向上できる。
内面31から外面32までの接触面部30の肉厚は、ダストカバー36の蛇腹部分の肉厚よりも厚く形成されている。接触面部30の肉厚は、伸縮部21の谷底26,29間を繋ぐ部位の肉厚の75%以上であること、又は、1.5mm以上であることが好ましい。これにより、接触面部30の剛性を確保できるので、ストッパ20の圧縮時、その圧縮荷重にもよるが、シリンダ11の軸方向端面12を軸直角方向の外側へ延ばすように、接触面部30が中心軸Cと略垂直になる。その結果、ストッパ20の圧縮時、広い接触面部30で伸縮部21からの荷重を受け易くできるので、ストッパ20の蛇腹をより綺麗に折り畳み易くできる。
接触面部30の外面32は、内面31と同様に、第2端23から軸方向へ離れるにつれて軸直角方向の外側へ傾斜する。これにより、外面32が中心軸Cと垂直である場合と比べ、既知のブロー成形によりストッパ20を製造し易くできる。
これは、押出成形した熱可塑性エラストマ製の筒状のパリソンの内側に空気を吹き込み、パリソンの外周面を金型に押し付けることでストッパ20を形成するブロー成形では、ストッパ20に中心軸Cに垂直な部分があると、この部分の肉厚の調整が難しくなるためである。よって、外面32だけでなく、伸縮部21の外周面27も、中心軸Cに垂直な仮想平面と非平行であることが好ましい。
接触面部30の内面31は、第2端23から軸方向へ離れるにつれて軸直角方向の外側へ傾斜する。これにより、ストッパ20の圧縮時、シリンダ11の軸方向端面12の外縁の角と、第2端23の外側の谷底23bと、がそれぞれ支点になるように接触面部30が動く。そのため、第2端23の谷底23bを支点として、その谷底23bの軸方向の両側を圧縮の初期段階で折り畳み易くできる。その結果、ストッパ20の蛇腹をより綺麗に折り畳み易くできるので、ストッパ20の耐久性を向上できる。
このように、軸方向端面12に内面31が面接触するように接触面部30がストッパ20の圧縮に伴って動くと、接触面部30の外端部33で折れ曲がるようにして、外端部33から下方(第1端22から離れた側)へ延びたダストカバー36が軸直角方向の内側へ変形することがある。しかし、本実施形態では、接触面部30のうち外端部33側の一部が軸直角方向の外側へ凸状に湾曲しているので、ストッパ20の圧縮時、外端部33での折れ曲がりを抑制できる。そのため、ダストカバー36を軸直角方向の内側へ変形し難くできるので、ダストカバー36がシリンダ11に接触することに起因したダストカバー36の動きの阻害を抑制できる。
伸縮部21の外周面27と接触面部30の外面32とによる第2端23の外側の谷底23bの曲率半径は、伸縮部21の外周面27の複数の谷底29の曲率半径よりも小さい。これにより、ストッパ20の圧縮時、谷底23bが支点となって、複数の谷底29よりも谷底23bの軸方向の両側が初期段階で折り畳まれ易くなる。ストッパ20の圧縮時の初期段階から広い接触面部30で伸縮部21からの荷重を受け易くできるので、ストッパ20の蛇腹を綺麗に折り畳み易くでき、ストッパ20の耐久性を向上できる。
さらに、第2端23の外側の谷底23bの曲率半径は、伸縮部21の内周面24の複数の谷底26の曲率半径よりも若干小さい。これにより、ストッパ20の圧縮時、谷底23bが支点となって、複数の谷底26よりも谷底23bの軸方向の両側が初期段階で折り畳まれ易くなる。その結果、ストッパ20の蛇腹の折り畳み方を制御し易くできるので、ストッパ20の耐久性をより向上できる。
次に図3を参照して第2実施形態について説明する。第1実施形態では、伸縮部21の一部が取付部21aであり、接触面部30にダストカバー36が連なる場合について説明した。これに対して第2実施の形態では、蛇腹状の伸縮部51の第1端52から筒状の取付部53が軸方向に延び、ダストカバーがストッパ50に一体成形されていない場合について説明する。なお、第1実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。
図3は、第2実施形態におけるストッパ50、相手部材40及びショックアブソーバ10の断面図である。ショックアブソーバ10のロッド13の先端には、相手部材40(第1部材)が固定される。相手部材40は、ロッド13の先端が固定される円筒部41と、円筒部41から軸直角方向外側へ張り出す円板部42と、ゴムや熱可塑性エラストマなどの弾性体により形成されて円板部42の周囲を取り囲む弾性部43と、弾性部43を軸方向からそれぞれ挟む第1固定具44及び第2固定具45と、を備える。
第1固定具44及び第2固定具45は、車体側に固定される金属製の部材である。第1固定具44は、弾性部43に対してシリンダ11とは反対側に位置する板材である。第2固定具45は、弾性部43のシリンダ11側および軸直角方向外側を囲う筒体である。
第2固定具45は、シリンダ11側の軸方向端面である円環状の接触面46と、接触面46の内周縁に連なる内周面47と、を備える。中心軸Cと垂直に形成された接触面46とシリンダ11の軸方向端面12との間でストッパ50が軸方向に圧縮される。内周面47は、ロッド13や円筒部41と所定の空間を隔てて同心円状に形成されている。内周面47には、接触面46から離れた位置を凹ませた凹部48が設けられる。
ストッパ50は、ロッド13の外周を囲むようにシリンダ11と相手部材40との間に配置される筒状のバウンドバンパである。ストッパ50は、中心軸Cに垂直な断面が中心軸Cを中心とした円環状に形成されている。ストッパ50は、各部が一体成形された熱可塑性エラストマ製の部材である。
ストッパ50は、軸方向の第1端52及び第2端23を含む筒状の伸縮部51と、伸縮部51の第1端52に連なる取付部53と、伸縮部51の第2端23に連なる接触面部60と、を備える。伸縮部51は、第1実施形態における伸縮部21の伸縮本体部21bと略同様に形成されているので、伸縮部51の各部に第1実施形態の各部と同一の符号を付して説明の一部を省略する。
伸縮部51は、内周面24の複数の山頂25のうち第1端52に最も近い山頂25が軸直角方向の内側に形成された内山端部55を含む。内山端部55の山頂25は、残りの複数の山頂25よりも軸直角方向の内側に位置する。これにより、ストッパ50の軸方向の圧縮時、内山端部55の山頂25よりも軸直角方向の内側へ伸縮部51をはみ出し難くできる。その結果、伸縮部51を綺麗に折り畳み易くできるので、ストッパ50の耐久性を向上できる。
取付部53は、伸縮部51の第1端52から軸方向のうち第2端23とは反対側へ延びた筒状の部位である。取付部53の軸方向の先端から軸直角方向の外側へ爪54が突出している。第2固定具45の内周面47に取付部53を挿入し、内周面47の凹部48に爪54を引っ掛けることで、取付部53が相手部材40に取り付けられる。取付部53が相手部材40に取り付けられた状態で、伸縮部51の第1端52が、第2固定具45の接触面46や、接触面46と内周面47との角付近に当たる。
接触面部60は、伸縮部51の第2端23から軸直角方向の外側へ延びた環状の部位である。接触面部60は、シリンダ11の軸方向端面12に面する内面61と、伸縮部51を向いた外面62と、軸直角方向の外縁を形成する外端部63と、を含む。内面61は、伸縮部51の内周面24と連なり、第2端23の軸直角方向の内側に山頂23aを形成する。外面62は、伸縮部51の外周面27と連なり、第2端23の軸直角方向の外側に谷底23bを形成する。これにより、接触面部60が伸縮部51に連なる蛇腹の一部となり、ストッパ50の軸方向の圧縮時、第2端23の外側の谷底23bを支点に接触面部60と伸縮部51との間が折り畳まれる。そのため、接触面部60の内縁である第2端23から軸直角方向の内側へ伸縮部51をはみ出し難くできる。
接触面部60の外端部63は、伸縮部51の外周面27の複数の山頂28よりも軸直角方向の外側に位置する。これにより、ストッパ50の圧縮時、接触面部60から軸直角方向の外側へ伸縮部51をはみ出し難くできる。これらの結果、第1実施形態と同様に、伸縮部51を綺麗に折り畳み易くできるので、ストッパ50の一部に応力が集中し難くなり、ストッパ50の耐久性を向上できる。
接触面部60の内面61及び外面62は、第2端23から軸方向へ離れるにつれて軸直角方向の外側へ傾斜する。これにより、第1実施形態と同様に、既知のブロー成形によりストッパ50を製造し易くできると共に、軸方向端面12に対して内面61が傾斜していた接触面部60がストッパ50の圧縮に伴って動き、ストッパ50の蛇腹をより綺麗に折り畳み易くできる。
接触面部60の内面61及び外面62は、中心軸Cを含む断面において直線状、且つ互いに平行に形成されている。そのため、ストッパ50の圧縮時に、シリンダ11の軸方向端面12に接触面部60の内面61が面接触すると、外面62が中心軸Cと略垂直な平面となる。これにより、ストッパ50の圧縮時、その圧縮荷重にもよるが、軸方向端面12よりも広い平面を形成する接触面部60で、伸縮部51からの荷重を受け易くできるので、ストッパ50の蛇腹をより綺麗に折り畳み易くできる。
また、軸直角方向に延びた接触面部60の外端部63から軸方向にダストカバーが延びていないので、軸方向端面12に対して内面61が傾斜していた接触面部60が、ストッパ50の圧縮に伴って動いても、外端部63で接触面部60とダストカバーとが折れ曲がることがない。この折れ曲がりを吸収するように接触面部60の一部を変形させる必要がないので、接触面部60の肉厚を厚くして接触面部60の剛性を高めることができる。これにより、ストッパ50の圧縮時、軸方向端面12よりも軸直角方向の外側で接触面部60を曲げ難くできるので、広い接触面部60で伸縮部51からの荷重を受け易くできる。よって、ストッパ50の蛇腹をより一層綺麗に折り畳むことができるので、ストッパ50の耐久性をより向上できる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。ストッパ20,50や相手部材15,40の各部の形状や寸法は適宜変更しても良い。例えば、ストッパ20,50の伸縮部21,51の蛇腹の山の数を変更しても良い。
上記形態では、ショックアブソーバ10のシリンダ11と、ロッド13の先端に固定した相手部材15,40との間でストッパ20,50が軸方向に圧縮される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。ストッパ20,50を取り付けた相手部材15,40をシリンダ11に固定し、ロッド13の先端に固定したフレーム(第2部材)と、相手部材15,40との間でストッパ20,50を軸方向に圧縮しても良い。また、ショックアブソーバ10以外の2部材間にストッパ20,50を配置して、その2部材間の衝撃をストッパ20,50の軸方向の圧縮によって吸収しても良い。
上記形態では、既知のブロー成形によりストッパ20,50を形成する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。ストッパ20,50の内周面24や内面31,61を形成する崩壊性の中子を有する金型を用いてストッパ20,50を形成しても良い。
第1実施形態における接触面部30を、第2実施形態における接触面部60に置き換えても良い。また、第2実施形態における接触面部60を、第1実施形態におけるダストカバー36に連なる接触面部30に置き換えても良い。
11 シリンダ(第2部材)
12 軸方向端面
15,40 相手部材(第1部材)
20,50 ストッパ
21,51 伸縮部
22,52 第1端
23 第2端
23a,25,28 山頂
23b,26,29 谷底
24 内周面
27 外周面
30,60 接触面部
31,61 内面
32,62 外面
33,63 外端部
36 ダストカバー
C 中心軸

Claims (6)

  1. 第1部材に取り付けられ、前記第1部材と第2部材との間で中心軸の軸方向に圧縮される筒状の熱可塑性エラストマ製のストッパであって、
    前記第1部材に当たる前記軸方向の第1端と、前記第1端とは前記軸方向の反対側の第2端とを含み、山と谷とが前記軸方向に連続する蛇腹状に内周面および外周面が形成された筒状の伸縮部と、
    前記第2端から前記中心軸の軸直角方向の外側へ延びた環状の接触面部と、を備え、
    前記伸縮部は、前記外周面の複数の谷底が前記内周面の複数の谷底よりも前記軸直角方向の内側に位置し、
    前記接触面部は、前記第2端の前記軸直角方向の内側に山頂を形成するように前記内周面に連なり前記第2部材の軸方向端面に面する内面と、
    前記第2端の前記軸直角方向の外側に谷底を形成するように前記外周面に連なる外面と、
    前記伸縮部の前記外周面の複数の山頂よりも前記軸直角方向の外側に位置する外端部と、を含むことを特徴とするストッパ。
  2. 前記外周面と前記外面とによる谷底の曲率半径は、前記伸縮部の前記外周面の複数の谷底の曲率半径よりも小さいことを特徴とする請求項1記載のストッパ。
  3. 前記外端部に連なり、前記第2部材の周囲を覆うダストカバーを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のストッパ。
  4. 前記内面は、前記第2端から前記軸方向へ離れるにつれて前記軸直角方向の外側へ傾斜することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のストッパ。
  5. 前記第2端は、前記伸縮部の前記内周面の複数の山頂よりも前記軸直角方向の内側に位置することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のストッパ。
  6. 前記伸縮部の前記内周面の複数の山頂のうち、前記第1端に最も近い山頂が残りの山頂よりも前記軸直角方向の内側に位置することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のストッパ。
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