JP7393918B2 - ロール紙用チャックおよびロール紙支持装置並びに段ボールシートの製造装置 - Google Patents

ロール紙用チャックおよびロール紙支持装置並びに段ボールシートの製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7393918B2
JP7393918B2 JP2019203293A JP2019203293A JP7393918B2 JP 7393918 B2 JP7393918 B2 JP 7393918B2 JP 2019203293 A JP2019203293 A JP 2019203293A JP 2019203293 A JP2019203293 A JP 2019203293A JP 7393918 B2 JP7393918 B2 JP 7393918B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
roll paper
core tube
chuck
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019203293A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021075361A (ja
Inventor
英生 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Priority to JP2019203293A priority Critical patent/JP7393918B2/ja
Publication of JP2021075361A publication Critical patent/JP2021075361A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7393918B2 publication Critical patent/JP7393918B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
  • Unwinding Webs (AREA)

Description

本開示は、ロール紙を支持するためのロール紙用チャック、ロール紙用チャックを備えるロール紙支持装置、ロール紙支持装置を備える段ボールシートの製造装置に関するものである。
段ボールシートの製造装置としてのコルゲートマシンは、シングルフェーサと、ダブルフェーサとを備える。シングルフェーサは、芯紙を波形に加工し、裏ライナを貼合せて片面段ボールシートを形成する。ダブルフェーサは、片面段ボールシートに表ライナを貼り合わせて両面段ボールシートを形成する。ダブルフェーサにより製造されて連続する両面段ボールシートは、スリッタスコアラにより所定の幅に切断され、カットオフ装置により所定の長さに切断されて段ボールシートが製造される。
シングルフェーサとダブルフェーサは、それぞれロール紙を支持するミルロールスタンドを有する。ミルロールスタンドは、芯紙、裏ライナ、表ライナなどのロール紙を回転自在に支持する。ミルロールスタンドは、一対のアームを有する。一対のアームは、フレームに接近離間自在に支持され、先端部にチャックを有する。一対のアームを接近させることで、各チャックをロール紙の芯管に挿入して挟持し、ロール紙を支持する。
チャックは、ロール紙の芯管に挿入され、チャックの外面と芯管の内面との間の摩擦抵抗により一対のアームがロール紙を支持する。芯管は、用途や製造会社などにより内径が異なるため、複数種類ある。また、芯管は、紙製であることが多い。さらに、製造する段ボールシートの仕様が変わると、それに合わせて使用するロール紙も取り替えが必要になる。このとき、1個のロール紙を繰り返し使用する場合、チャックにより芯管が破損しやすい。そのため、紙製の芯管の内側に口金を装着して補強したものがある。口金が装着された芯管は、チャックを芯管の口金に食い込ませることより一対のアームがロール紙を支持する。芯管に口金が装着されたロール紙では、多角錘形状をなすチャックが使用されることが多い。多角錘形状をなすチャックでは、芯管の内径に拘わらずロール紙を支持することが可能である。一方、口金が装着されていないロール紙は、多角錘形状をなすチャックにより紙管が過大に広げられて破損することがあるために使用に適していない。芯管に口金が装着されていないロール紙は、チャックに内蔵された押し付け板が芯管の内周面を押すことで締結力を得る構造となっている。この場合、押し付け板の押付け量により芯管のサイズが制限されるため、芯管のサイズが変わるたびにチャックを交換する必要がある。以上のように、従来、芯管のサイズや種類にあわせて複数種類のチャックを用意している。
芯管のサイズや種類が変わるごとに交換の必要がないチャックとしては、例えば、下記引用文献1に記載されたものがある。引用文献1に記載されたチャックは、テーパ部分を有して3本以上の溝が設けられた爪ガイド部材と、溝に摺動自在に設けられて滑り止め面と突出部を有する複数の爪部材とを設けたものである。
実開昭53-41403号公報
上述した従来のチャックは、複数の爪部材が爪ガイド部材の各溝に沿って移動し、滑り止め面がロール紙の芯管の内周面に接触する。このとき、爪部材の滑り止め面と芯管の内面との間の摩擦抵抗によりロール紙が支持される。ところが、このようなチャックにより芯管に口金が装着されているロール紙を支持するとき、爪部材の滑り止め面と口金の内面との間にスリップが発生してしまい、チャックにより芯管を適正に支持することができないという課題がある。
本開示は、上述した課題を解決するものであり、芯管の種類に拘わらずロール紙を適正に保持することでロール紙の支持作業における作業性の向上を図るロール紙用チャックおよびロール紙支持装置並びに段ボールシートの製造装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本開示のロール紙用チャックは、ロール紙の芯管に挿入して支持するチャックにおいて、円錐形状をなして外周面に軸方向に沿う複数の案内部が設けられるチャック本体と、前記複数の案内部により前記チャック本体に移動自在に支持されると共に前記芯管の端部が接触可能な受け面部を有する複数の支持部材と、前記支持部材に設けられて前記芯管の内周面に面接触可能な支持面部と、前記支持部材に前記支持面部より径方向の外方に突出するように設けられて前記芯管の内周面に接触可能な係止部と、を備える。
また、本開示のロール紙支持装置は、一対のフレームと、軸方向の各端部が前記一対のフレームにそれぞれ支持される支持軸と、基端部が前記支持軸に支持される一対の支持アームと、前記一対の支持アームを接近離間させる駆動装置と、前記一対の支持アームの先端部に装着される前記ロール紙用チャックと、を備える。
また、本開示の段ボールシートの製造装置は、波形加工された中芯に第2ライナを貼り合わせて片面段ボールシートを製造するシングルフェーサと、前記片面段ボールシートにおける中芯側に第1ライナを貼り合わせて段ボールシートを製造するダブルフェーサと、前記第1ライナのロール紙および前記第2ライナのロール紙および前記中芯となる芯紙のロール紙を支持する前記ロール紙支持装置と、を備える。
本開示のロール紙用チャックおよびロール紙支持装置並びに段ボールシートの製造装置によれば、芯管の種類に拘わらずロール紙を適正に保持することでロール紙の支持作業における作業性の向上を図ることができる。
図1は、段ボールシートの製造装置としてのコルゲートマシンを表す概略図である。 図2は、ロール紙支持装置としてのミルロールスタンドを表す正面概略図である。 図3は、図2のIII-III断面図である。 図4は、本実施形態のチャックを表す側面図である。 図5は、チャックを表す正面図である。 図6は、図4のVI-VI断面図である。 図7は、図4のVII-VII断面図である。 図8は、チャックを表す斜視図である。 図9は、ロール紙へのチャックの挿入開始状態を表す概略図である。 図10は、ロール紙へのチャックの挿入完了状態を表す概略図である。 図11は、口金付ロール紙へのチャックの挿入完了状態を表す概略図である。 図12は、芯管に対するチャックの押圧力を説明するための概略図である。 図13は、ロール紙支持装置の作用を説明するためのフローチャートである。 図14は、チャック移動時間に対するチャック押圧力を表すグラフである。 図15は、第1変形例のチャックの支持部材を表す斜視図である。 図16は、第2変形例のチャックの支持部材を表す斜視図である。
以下に図面を参照して、本開示の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。また、実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
[コルゲートマシン]
図1は、段ボールシートの製造装置としてのコルゲートマシンを表す概略図である。なお、以下の説明では、段ボールシートの搬送方向における前後方向をX方向、段ボールシートの搬送方向における前後方向(X方向)に直交する水平方向をY方向(段ボールシートの幅方向)、段ボールシートの搬送方向における前後方向(X方向)に直交する鉛直方向(段ボールシートの厚さ方向)をZ方向として説明する。
図1に示すように、段ボールシートの製造装置としてのコルゲートマシン10は、波形加工された中芯Bに裏ライナCを貼り合わせて片面段ボールシートDを製造し、製造される片面段ボールシートDにおける中芯B側に表ライナAを貼り合わせて両面段ボールシートEとし、連続した両面段ボールシートEを所定長さに切断してシート状の両面段ボールシートFを製造するものである。
コルゲートマシン10は、中芯Bのミルロールスタンド11およびプレヒータ12と、裏ライナCのミルロールスタンド13およびプレヒータ14と、シングルフェーサ15と、ブリッジ16と、表ライナAのミルロールスタンド17およびプレヒータ18と、グルーマシン19と、ダブルフェーサ20と、ロータリシャ21と、スリッタスコアラ22と、カットオフ23と、不良品排出装置24と、スタッカ25とを備える。
ミルロールスタンド11は、X方向の両側にそれぞれ中芯Bがロール状に巻かれたロール紙が装着され、そのZ方向の上方に紙継ぎを行なうスプライサ11aが設けられる。一方のロール紙が残り少なくなると、スプライサ11aにより他方のロール紙に紙継ぎされることで、ミルロールスタンド11から下流側へ向けて連続的に中芯Bを繰り出すことができる。
ミルロールスタンド13は、X方向の両側にそれぞれ裏ライナCがロール状に巻かれたロール紙が装着され、そのX方向の上方に紙継ぎを行なうスプライサ13aが設けられる。一方のロール紙が残り少なくなる、または、オーダの切替えのタイミングで、スプライサ13aにより他方のロール紙に紙継ぎされることで、ミルロールスタンド13から下流側へ向けて連続的に裏ライナCを繰り出すことができる。
プレヒータ12,14は、中芯Bと裏ライナCをそれぞれ予熱する。プレヒータ12,14は、内部に蒸気が供給される予熱ロール31,32を有し、ミルロールスタンド11,13から連続的に繰り出される中芯Bや裏ライナCを、予熱ロール31,32により加熱しながら搬送することで、中芯Bや裏ライナCを所定温度まで昇温する。
シングルフェーサ15は、プレヒータ12で加熱された中芯Bを波形状に加工した後に各段頂部に糊付けし、プレヒータ14で加熱された裏ライナCを貼り合わせて片面段ボールシートDを形成する。シングルフェーサ15は、搬送方向下流側の斜め上方に取上げコンベア15aが設けられる。取上げコンベア15aは、一対の無端ベルトで構成され、シングルフェーサ15により形成された片面段ボールシートDを挟持してブリッジ16に搬送する。ブリッジ16は、シングルフェーサ15とダブルフェーサ20との速度差を吸収するために、片面段ボールシートDを一次的に滞留させる。
ミルロールスタンド17は、X方向の両側にそれぞれ表ライナAがロール状に巻かれたロール紙が装着され、その上方に紙継ぎを行なうスプライサ17aが設けられる。一方のロール紙が残り少なくなる、または、オーダの切替えのタイミングで、スプライサ17aにより他方のロール紙に紙継ぎされることで、ミルロールスタンド17から下流側へ向けて連続的に表ライナAを繰り出すことができる。
プレヒータ18は、片面段ボールシートDと表ライナAをそれぞれ予熱する。プレヒータ18は、内部に蒸気が供給される予熱ロール33,34を有し、片面段ボールシートDやミルロールスタンド17から連続的に繰り出される表ライナAを、予熱ロール33,34により加熱しながら搬送することで、片面段ボールシートDや表ライナAを所定温度まで昇温する。
グルーマシン19は、糊付け装置を有する。予熱ロール33で加熱された片面段ボールシートDは、途中でグルーマシン19内に案内され、ライダロールと糊付ロールとの間を通過するときに、中芯Bの段の各頂部に糊付けされる。グルーマシン19により糊付けされた片面段ボールシートDは、ダブルフェーサ20に移送される。また、予熱ロール34で加熱された表ライナAもグルーマシン19内を通ってダブルフェーサ20に移送される。
ダブルフェーサ20は、片面段ボールシートDおよび表ライナAの走行ラインに沿って、上流側のヒーティングセクション20Aと、下流側のクーリングセクション20Bとに分かれる。グルーマシン19で糊付けされた片面段ボールシートDは、ヒーティングセクション20Aにて、加圧ベルト20aと熱板20bとの間に搬入され、表ライナAは、片面段ボールシートDの中芯B側に重なるように加圧ベルト20aと熱板20bとの間に搬入される。片面段ボールシートDと表ライナAは、加圧ベルト20aと熱板20bとの間に搬入された後、上下に重なりあった状態で一体となってクーリングセクション20Bへ向けて移送される。この移送中、片面段ボールシートDと表ライナAは、加圧されながら加熱されることで、互いに貼り合わされて連続した両面段ボールシートEが形成される。両面段ボールシートEは、クーリングセクション20Bにて、加圧ベルト20aと搬送ベルト20cで挟持されながら搬送されるときに自然冷却され、ロータリシャ21に移送される。
ロータリシャ21は、稼動初期段階で貼合せが安定するまでの間に、両面段ボールシートEを幅方向(Y方向)に全幅切断あるいは部分切断する。スリッタスコアラ22は、幅広の両面段ボールシートEを所定の幅を持つように搬送方向(X方向)に沿って裁断し、且つ、搬送方向に延在する罫線を加工する。スリッタスコアラ22は、両面段ボールシートEの搬送方向に沿って配列された略同一構造をした第1スリッタスコアラユニット22aと第2スリッタスコアラユニット22bとから構成される。第1スリッタスコアラユニット22aおよび第2スリッタスコアラユニット22bは、両面段ボールシートEを挟んで対向配置される上罫線ロールと下罫線ロールとの組を幅方向に複数組有すると共に、両面段ボールシートEの下側に配置されるスリッタナイフを幅方向に複数組有する。
カットオフ23は、スリッタスコアラ22によって搬送方向に裁断された両面段ボールシートEを幅方向(Y方向)に沿って切断し、所定長さをもった板状の両面段ボールシートFに形成する。不良品排出装置24は、不良検出装置により不良品と判定された両面段ボールシートFを搬送ラインから排出する。スタッカ25は、良品の両面段ボールシートFを積み上げて製品として機外に排出する。
[ミルロールスタンドの構成]
以下、ミルロールスタンド11,13,17について説明する。なお、ミルロールスタンド11,13,17、ほぼ同様の構成であり、ミルロールスタンド11について説明し、ミルロールスタンド13,17についての説明は省略する。図2は、ロール紙支持装置としてのミルロールスタンドを表す正面概略図、図3は、図2のIII-III断面図である。
ミルロールスタンド11は、第1ロール支持部40Aと、第2ロール支持部40Bとを有する。第1ロール支持部40Aと第2ロール支持部40Bは、ロール紙Rを回転自在に支持することができる。第1ロール支持部40Aと第2ロール支持部40Bは、同様の構成であるため、第1ロール支持部40Aについて説明する。
ミルロールスタンド11の第1ロール支持部40Aは、一対のフレーム41,42と、回転軸(支持軸)43と、回転軸駆動装置44と、一対の支持アーム45,46と、ねじ軸(アーム移動装置)47と、ねじ軸駆動装置(アーム移動装置)48とを備える。
一対のフレーム41,42は、所定間隔を空けて床面Gに鉛直方向に沿って設置される。回転軸43は、一対のフレーム41,42の間で水平方向に沿って配置され、軸方向の各端部が一対のフレーム41,42に回転自在に支持される。回転軸駆動装置44は、フレーム42の外側に配置され、回転軸43を回転可能である。一対の支持アーム45,46は、一対のフレーム41,42の間に所定間隔を空けて配置される。一対の支持アーム45,46は、基端部側の第1支持部45a,46aが回転軸43に支持される。回転軸43は、外周面に軸方向に沿ってキー51が固定される。一対の支持アーム45,46は、第1支持部45a,46aに支持孔52,53およびキー溝54,55形成される。一対の支持アーム45,46は、支持孔52,53に回転軸43が挿通されると共に、キー溝54,55にキー51が嵌合する。一対の支持アーム45,46は、回転軸43に対して、周方向に一体回転可能であり、軸方向に相対移動可能である。
ねじ軸47は、一対のフレーム41,42の間に水平方向に沿って配置される。ねじ軸47は、回転軸43と平行に配置される。回転軸43は、フレーム41と支持アーム45との間に支持部材56が固定され、フレーム42と支持アーム46との間に支持部材57が固定される。ねじ軸47は、軸方向の各端部が支持部材56,57に回転自在に支持される。また、ねじ軸47は、軸方向の各端部側にねじ部58,59が設けられる。ねじ部58,59は、逆方向に沿ってねじが形成される。ねじ軸47は、ねじ部58が支持アーム45の第1支持部45aに螺合し、ねじ部59が支持アーム46の第1支持部46aに螺合する。ねじ軸駆動装置48は、回転軸43における支持部材57とフレーム42の間の外周面に配置され、ねじ軸47を回転可能である。
そのため、回転軸駆動装置44を駆動すると、回転軸43を回転することができる。回転軸43が回転すると、キー51およびキー溝54,55を介して支持アーム45,46を回転することができる。また。ねじ軸駆動装置48を駆動すると、ねじ軸47を回転することができる。ねじ軸47が回転すると、ねじ部58,59を介して支持アーム45,46を軸方向に同期して移動することができる。このとき、ねじ部58,59は、逆ねじであることから、ねじ軸47が一方方向に回転すると、ねじ部58,59を介して支持アーム45,46が接近する。また、ねじ軸47が他方方向に回転すると、ねじ部58,59を介して支持アーム45,46が離間する。
一対の支持アーム45,46は、他端部側の第2支持部45b,46bにチャック(ロール紙用チャック)61,62が装着される。チャック61,62は、第2支持部45b,46bの対向する面側に装着される。チャック61,62は、第2支持部45b,46bに対して着脱自在である。
また、ねじ部58に検出センサ63が装着される。検出センサ63は、フレーム41に対する支持アーム45の位置を検出する。検出センサ63は、ねじ軸47の回転量を検知する。検出センサ63は、ねじ軸47の回転量に基づいて支持アーム45における第2支持部45bの位置を検出する。フレーム42は、上部に操作制御盤(制御装置)64が装着される。操作制御盤64は、作業者が操作することで、回転軸駆動装置44およびねじ軸駆動装置48を駆動制御することができる。また、操作制御盤64は、検出センサ63の検出結果に基づいてねじ軸駆動装置48を駆動制御することができる。なお、検出センサ63は、上述した構成に限定されるものではなく、例えば、フレーム41に対する支持アーム45における第2支持部45bの位置を検出する距離センサであってもよい。
[ロール紙用チャックの構成]
ここで、チャック61,62について説明する。チャック61,62は、ほぼ同様の構成であり、チャック61について詳細に説明する。図4は、本実施形態のチャックを表す側面図、図5は、チャックの正面図、図6は、図4のVI-VI断面図、図7は、図4のVII-VII断面図、図8は、チャックを表す斜視図である。
図3に示すように、ロール紙Rは、紙製(または、樹脂製)の芯管R1の外周部に所定長さの連続紙R2が巻き付けられたものである。チャック61は、ロール紙Rの芯管R1に挿入することで、芯管R1を介してロール紙Rを支持する。支持アーム45は、第2支持部45bに回転自在な支持軸(図示略)が設けられ、チャック61は、この支持軸に着脱自在に設けられる。
図4から図8に示すように、チャック61は、チャック本体71と、複数の支持部材72とを備える。支持部材72は、支持面部73と、係止部74とを有する。以下の説明にて、チャック61の中心は、中心線Oである。ロール紙Rへのチャック61の挿入方向は、チャック61の軸方向であり、中心線Oに平行な方向である。チャック61の径方向は、中心線Oに直交する方向であり、チャック61の周方向は、中心線Oを中心とする回転方向である。また、ロール紙Rへのチャック61の挿入方向の前方(図4にて右方)は、O1方向であり、ロール紙Rへのチャック61の挿入方向の後方(図4にて左方)は、O2方向である。
チャック本体71は、全体として円錐形状である。チャック本体71は、取付部81と、支持部82と、ストッパ部83とを有する。取付部81は、支持アーム45の第2支持部45b(いずれも図3参照)に装着される。取付部81は、円板形状である。支持部82は、軸方向(中心線O方向)に沿う円錐形状である。支持部82は、基端部の外径が大径であり、先端部の外径が基端部の外径より小径である。ここで、支持部82は、基端部がロール紙Rへのチャック61の挿入方向の後方部(図4にて、左方)の端部であり、先端部がロール紙Rへのチャック61の挿入方向の前方部(図4にて、右方)の端部である。支持部82は、基端部が取付部81に一体に連結される。この場合、取付部81と支持部82は、一体成形であるが、別体成形して接着または締結により連結してもよい。
支持部82は、複数の案内部としての案内溝84が設けられる。案内部は、案内溝84に限らず、案内孔などであってもよい。複数の案内溝84は、同形状である。本実施形態では、案内溝84を4個設けたが、複数個あればよく、例えば、2個であっても、5個以上であってもよい。複数の案内溝84は、支持部82の外周面に軸方向に沿って設けられる。但し、支持部82は、円錐形状であることから、複数の案内溝84は、基端部側から先端部側に向けて中心線Oに接近するように傾斜して配置される。複数の案内溝84は、支持部82の外周面に周方向に所定間隔(本実施形態では、等間隔)を空けて設けられる。複数の案内溝84は、径方向に沿う断面がコ字形状である。複数の案内溝84は、支持部82の基端部側が閉塞され、先端部側が開放される。また、支持部82は、先端部の中心位置に所定長さの連結穴85が形成され、連結穴85の内周面に雌ねじ部86が形成される。
ストッパ部83は、軸方向に沿う円錐形状である。ストッパ部83は、基端部の外径が大径であり、先端部の外径が基端部の外径より小径である。また、芯管R1は、内径が3インチ(75mm)のものと、4インチ(100mm)のものがあり、ストッパ部83の最大外径は、芯管R1の最小内径(φ75mm)以下の寸法である。ストッパ部83は、支持部82の先端部に一体に連結される。支持面部73の最先端部における外径は、ストッパ部83の後端部の外径以下とすることが望ましい。ストッパ部83は、基端部の中心位置に連結ロッド87が設けられ、連結ロッド87の外周面に雄ねじ部88が形成される。ストッパ部83は、連結ロッド87が支持部82の連結穴85に挿入され、雄ねじ部88が雌ねじ部86に螺合することで、支持部82とストッパ部83が一体に連結される。なお、支持部82とストッパ部83を別体に形成して連結したが、一体成形であってもよい。
支持部材72は、複数(本実施形態では、4個)設けられる。複数の支持部材72は、同形状である。複数の支持部材72は、チャック本体71の支持部82に設けられた案内溝84により移動自在に支持される。本実施形態では、支持部材72を4個設けたが、複数個あればよく、例えば、2個であっても、5個以上であってもよい。すなわち、支持部材72の数は、案内溝84と同数である。
支持部材72は、支持本体部91と、フランジ部92とを有する。支持本体部91は、円弧形状であり、フランジ部92は、扇形状である。支持本体部91とフランジ部92は、直交する方向に一体に連結される。支持本体部91は、基端部の厚さに対して先端部の厚さが厚い。支持本体部91は、基端部にフランジ部92が連結される。支持本体部91とフランジ部92は、一体成形であるが、別体成形して接着または締結により連結してもよい。支持部材72は、支持本体部91の内面部に案内突起93が設けられる。案内突起93は、支持本体部91の長手方向に沿って設けられる。案内突起93は、チャック本体71の支持部82に設けられた案内溝84に移動自在に嵌合する。支持部材72は、案内突起93が支持部82における案内溝84の開放された端部から挿通して組付けられる。その後、支持部82にストッパ部83が固定されることで、案内溝84の端部が閉塞される。支持部材72は、支持部82の案内溝84により取付部81とストッパ部83との間で移動自在である。支持部材72は、ストッパ部83に当接することで移動が阻止され、チャック本体71からの脱落が防止される。
支持部材72は、ロール紙Rの芯管R1の端部が接触可能な受け面部94を有する。受け面部94は、フランジ部92に設けられる。受け面部94は、中心線Oに直交する方向に沿う面である。支持部材72は、支持面部73と、係止部74とを有する。支持部材72は、支持本体部91の外面部に取付凹部95が設けられる。取付凹部95は、支持本体部91の長手方向(軸方向)に沿って設けられる。取付凹部95は、案内突起93と平行である。取付凹部95は、係止部材96が装着される。係止部材96は、取付凹部95に嵌合した状態で、支持本体部91の内周面側から挿入される複数(本実施形態では、2個)のボルト97により支持本体部91に固定される。
係止部材96は、矩形断面形状をなし、支持本体部91から露出した面に係止部74が設けられる。また、支持本体部91は、係止部74の周囲の外周面に支持面部73が設けられる。係止部材96は、係止部74以外の外周面が支持本体部91の外周面と段差なく連続した円弧面であり、係止部材96と支持本体部91の外周面が支持面部73となる。支持面部73は、芯管R1の内周面に面接触可能である。係止部74は、支持面部73より径方向の外方に突出するように設けられて芯管R1の内周面に接触可能である。係止部74は、径方向の外方に向けて先細形状をなす。なお、本実施形態では、支持本体部91と係止部材96を別体とすることで、係止部74を有する係止部材96を支持部材72の支持本体部91に対して着脱自在としたが、係止部74を支持部材72に対して一体成形してもよい。
複数の支持部材72がチャック本体71に組付けられたとき、各係止部74は、中心線Oに沿って設けられる。支持面部73は、中心線Oに沿って設けられると共に、中心線Oを中心とする周方向に沿って設けられる。係止部74は、支持面部73における周方向の中間位置に設けられる。受け面部94と支持面部73は、直交して配置される。係止部74は、受け面部94から支持面部73における中心線Oの方向の中途位置まで設けられる。係止部74は、ストッパ部83に向けて高さが低く(チャック本体71の径方向の長さが短く)なる。すなわち、係止部74は、三角断面形状であり、基端部が受け面部94と支持面部73の直交部に連続する。係止部74は、ストッパ部83に向けて、三角断面形状が維持されるものの、周方向の幅の寸法と径方向の高さの寸法が小さくなる。
複数の支持部材72は、チャック本体71の外周面で中心線Oに沿って移動自在に支持される。このとき、支持部材72は、O1方向に移動するとき、中心線Oに接近する方向に移動し、O2方向に移動するとき、中心線Oから離間する方向に移動する。すなわち、チャック61が芯管R1への挿入方向であるO1方向に移動するとき、支持部材72は、芯管R1の端部が受け面部94に接触して押圧されることで、O2方向に移動しながら、チャック61の径方向の外側に移動する。また、チャック61,62は、支持するロール紙Rの芯管R1の内周面に対して、支持面部73が平行に配置され、係止部74が傾斜して配置される。
[ミルロールスタンドによるロール紙の支持方法]
以下、ミルロールスタンド11によるロール紙の支持方法について説明する。図9は、ロール紙へのチャックの挿入開始状態を表す概略図、図10は、ロール紙へのチャックの挿入完了状態を表す概略図、図11は、口金付ロール紙へのチャックの挿入完了状態を表す概略図である。
図3に示すように、ロール紙Rは、紙製の芯管R1の外周部に所定長さの連続紙R2が巻き付けられたものである。ロール紙Rは、図示しない搬送台に搭載され、一対の支持アーム45,46の間に配置される。この状態で、ねじ軸駆動装置48を駆動してねじ軸47を回転し、支持アーム45,46を接近移動させる。すると、一対の支持アーム45,46の第2支持部45b,46bに装着されたチャック61,62がロール紙Rの芯管R1に挿入されてロール紙Rを支持する。以下、チャック61,62の作用について説明するが、各チャック61,62は同様の作用であるため、一方のチャック61について詳細に説明する。
図9に示すように、チャック61は、チャック本体71に対して各支持部材72が先端部側で、ストッパ部83に当接した位置に配置される。この状態で、チャック61は、ロール紙Rに対して、芯管R1へ挿入方向の前方であるO1方向に移動する。すると、チャック61は、まず、先端部にあるストッパ部83が芯管R1内に挿入される。このとき、各支持部材72の外周面と芯管R1の内周面との間に隙間が確保される。次に、チャック61は、各支持部材72の受け面部94が芯管R1の端面に当接する。チャック61がO1方向へ移動し続けると、各支持部材72は、受け面部94が芯管R1から押圧力を受けて芯管R1へ挿入方向の後方であるO2方向に移動する。このとき、各支持部材72は、O2方向に移動しながら、チャック61の径方向の外側に移動する。
すると、各支持部材72がO2方向に移動しながら径方向の外側に移動することで、各支持部材72の外周面と芯管R1の内周面との間の隙間が減少する。そして、各支持部材72は、図10に示すように、各係止部74が芯管R1の内周面に点接触する。芯管R1は、紙製であるため、各係止部74が軟らかい芯管R1の内周面に食い込む。そして、各支持部材72の外周面と芯管R1の内周面との間の隙間がなくなり、各支持面部73が芯管R1の内周面に面接触する。ここで、チャック61のO1方向への移動が停止する。図3および図10に示すように、各チャック61,62は、各支持部材72の各支持面部73が紙製である芯管R1の内周面に面接触する。そのため、各チャック61,62は、各支持面部73と芯管R1の内周面との摩擦抵抗により、ロール紙Rを一体回転可能に支持することができる。このとき、各係止部74は、芯管R1の内周面に食い込むため、係止部74の大きさは、芯管R1が破損することがない大きさになっている。
一方、図11に示すように、ロール紙Rは、紙製の芯管R1における軸方向の端部に口金R3が装着され、芯管R1の外周部に所定長さの連続紙R2が巻き付けられたものがある。このようなロール紙Rの場合について説明する。チャック61がロール紙Rに対してO1方向に移動すると、まず、先端部にあるストッパ部83が芯管R1内に挿入される。このとき、各支持部材72の外周面と芯管R1(口金R3)の内周面との間に隙間が確保される。次に、チャック61は、各支持部材72の受け面部94が芯管R1の端面にある口金R3に当接する。チャック61がO1方向へ移動し続けると、各支持部材72は、受け面部94が芯管R1から押圧力を受けて芯管R1へ挿入方向の後方であるO2方向に移動する。このとき、各支持部材72は、O2方向に移動しながら、チャック61の径方向の外側に移動する。
すると、各支持部材72がO2方向に移動しながら径方向の外側に移動することで、各支持部材72の外周面と口金R3の内周面との間の隙間が減少する。そして、各支持部材72は、各係止部74が芯管R1に装着された口金R3の内周面に点接触する。口金R3は、金属製であるため、各係止部74が硬い口金R3に若干食い込んで線接触状態となる。ここで、各支持部材72は、各支持面部73が芯管R1の内周面に面接触せず、両者の間に隙間が残るが、押し付け力を増やすことで各係止部74を口金R3に完全に食い込ませることで、各支持部材72の外周面と芯管R1の内周面との間の隙間がなくなり、各支持面部73が芯管R1の内周面に面接触する。ここで、チャック61のO1方向への移動が停止する。図3および図11に示すように、各チャック61,62は、各支持部材72の各係止部74が金属製である口金R3の内周面に面接触する。そのため、各チャック61,62は、各係止部74と芯管R1の口金R3との食い込みにより、ロール紙Rを一体回転可能に支持することができる。また、口金R3と支持部材72との締結が摩擦係数のみではなく、スリップを防ぐことができる。
[ミルロールスタンドによるロール紙の支持制御方法]
以下、ミルロールスタンド11がロール紙Rを支持するときの制御方法について説明する。図12は、芯管に対するチャックの押圧力を説明するための概略図、図13は、ロール紙支持装置の作用を説明するためのフローチャート、図14は、チャック移動時間に対するチャック押圧力を表すグラフである。
図3に示すように、ロール紙Rは、紙製の芯管R1の外周部に連続紙R2が巻き付けられたものと、紙製の芯管R1の端部に口金R3(図11参照)が装着されたものとがある。本実施形態のチャック61,62は、両方のロール紙Rに対応可能であると共に、芯管R1内径が異なるロール紙Rに対応可能である。すなわち、チャック61,62は、支持部材72に支持面部73と、係止部74が設けられる。チャック61,62は、支持面部73が紙製の芯管R1の内周面に面接触してロール紙Rを支持する。また、チャック61,62は、係止部74が金属製の口金R3に食い込むように接触してロール紙Rを支持する。この場合、紙製の芯管R1は、硬度が低く、金属製の口金R3は、硬度が高いことから、芯管R1に対するチャック61,62の押圧力が重要となる。
以下の説明にて、押圧力とは、ねじ軸駆動装置48により支持アーム45,46のチャック61,62をロール紙Rの芯管R1側に移動する力である。例えば、ねじ軸駆動装置48を構成する油圧モータへの供給圧力や電動モータのトルクであり、支持アーム45,46の移動に油圧シリンダを使用する場合は、油圧シリンダの供給圧力である。
押圧力について、具体的に説明する。図12に示すように、チャック61がロール紙R側(図12にて、右側)に移動し、チャック61の支持部材72が芯管R1の内面に押圧力Fで当接すると、チャック61は、芯管R1から反力F1を受ける。このとき、チャック61は、支持部材72の外面が傾斜面であることから、押圧力Fは、中心線Oに平行な力fと、中心線Oに直交する力rに分配される。そして、力rが芯管R1の内面に作用する押圧力Frであり、このとき、チャック61は、芯管R1から反力Frを受ける。すなわち、チャック61の押圧力は、押圧力Fであり、芯管R1の内面に作用する押圧力は、押圧力Frとなる。この場合、押圧力Frは、チャック61と芯管R1との摩擦係数を0とすると、下記数式により算出される。
Fr=F/tanθ
図3に示すように、操作制御盤64は、作業者が操作することでねじ軸駆動装置48を駆動制御可能であり、検出センサ63の検出結果に基づいてねじ軸駆動装置48を駆動制御可能である。すなわち、操作制御盤64は、ねじ軸駆動装置48を駆動し、支持アーム45,46を接近移動させる。検出センサ63は、支持アーム45の位置を検出して操作制御盤64に出力する。チャック61,62が芯管R1に挿入されて、支持アーム45のアーム位置の変化がなくなったことを検出センサ63が検知すると、操作制御盤64は、ねじ軸駆動装置48の駆動を停止する。
また、操作制御盤64は、支持アーム45,46を接近させてチャック61,62を芯管R1に挿入するとき、芯管R1の種類に応じて支持アーム45,46による押圧力を変更制御する。すなわち、芯管R1が紙製であって口金R3が装着されていないとき、操作制御盤64は、支持アーム45,46を接近させてチャック61,62を芯管R1に挿入するとき、支持アーム45,46による押圧力を一定、または、所定の挿入位置で上昇させる。また、芯管R1が紙製であって口金R3が装着されているとき、操作制御盤64は、支持アーム45,46を接近させてチャック61,62を芯管R1に挿入するとき、支持アーム45,46の押圧力を所定の挿入位置で上昇させる。
図3、図12および図13に示すように、ステップS11(時間t0)にて、操作制御盤64は、ねじ軸駆動装置48により支持アーム45,46が移動を開始する。ステップS12にて、検出センサ63が支持アーム45のアーム位置を検出する。ステップS13にて、操作制御盤64は、検出センサ63の検出結果に基づいて支持アーム45が1回目に停止(第1停止位置)したかどうかを判定する。この第1停止位置とは、図9に示すように、チャック61の各支持部材72がO2方向に移動しながら径方向の外側に移動し、各係止部74が芯管R1の内周面に点接触した位置、または、各係止部74が芯管R1に食い込んで各支持面部73が芯管R1に面接触していない位置、または、各係止部74が芯管R1に食い込んで各支持面部73が芯管R1の内周面に面接触している位置である。ここで、支持アーム45が停止していないと判定(No)されると、ステップS13に戻る。一方、支持アーム45が停止していると判定(Yes)されると、ステップS14にて、操作制御盤64は、チャック61,62に口金R3が装着されているかどうかを判定する。チャック61,62に口金R3が装着されているかの情報は、予め操作制御盤64に入力されている。
ここで、チャック61,62に口金R3が装着されていないと判定(No)されると、ステップS15にて、支持アーム45,46の押圧力P1が芯管R1(内圧)の強度以上であるかどうかを判定する。ここで、芯管R1の強度とは、安全性(安全率)を加味した強度である。支持アーム45,46の押圧力P1と芯管R1(内圧)の強度との関係は、予め操作制御盤64に入力されている。ここで、支持アーム45,46の押圧力P1が芯管R1の強度以上であると判定(Yes)されると、支持アーム45が第1停止位置で停止し、各係止部74が芯管R1に食い込み、各支持面部73が芯管R1の内周面に面接触することで、チャック61,62が芯管R1を保持しているため、ステップS16(時間t2)にて、操作制御盤64は、ねじ軸駆動装置48の駆動を停止する。この場合、所定のタイマで支持アーム45,46の移動を停止してもよい。
また、ステップS15にて、支持アーム45,46の押圧力P1が芯管R1の強度未満であると判定(No)されると、ステップS17(時間t1)にて、チャック61,62の押圧力を押圧力P2に上昇(tP2)させる。すると、図10に示すように、各係止部74が芯管R1の内周面に食い込んでいく。ステップS18にて、操作制御盤64は、検出センサ63の検出結果に基づいて支持アーム45が2回目に停止(第2停止位置)したかどうかを判定する。この第2停止位置とは、図10に示すように、各支持面部73が芯管R1の内周面に面接触した位置である。ここで、支持アーム45が停止していないと判定(No)されると、ステップS17に戻る。一方、支持アーム45が停止していると判定(Yes)されると、支持アーム45が第2停止位置で停止し、各係止部74が芯管R1に食い込み、各支持面部73が芯管R1の内周面に面接触することで、チャック61,62が芯管R1を保持しているため、ステップS16(時間t2)にて、操作制御盤64は、ねじ軸駆動装置48の駆動を停止する。この場合、所定のタイマで支持アーム45,46の移動を停止してもよい。
このように口金R3が装着されていない芯管R1の場合で、アーム移動の押圧力(F)により芯管R1の内面に加わる押圧力(Fr)に対して、芯管R1の強度が十分余裕があるものでは、より締結力を高めるために押圧力をUPする。チャック61,62の各係止部74が紙製の芯管R1の内周面に食い込んでいくとき、支持アーム45,46の押圧力(F)、つまり、各支持部材72が芯管R1の内周面を押圧する押圧力(Fr)を上昇させる。そのため、支持部材72が芯管R1の内周面を適正に押圧することとなり、係止部74による芯管R1の保持を適正に行うことができる。また、支持アーム45のアーム位置の変化がなくなったこと(第2停止位置)を検出センサ63が検知すると、操作制御盤64は、ねじ軸駆動装置48の駆動を停止するので、芯管R1を破損することなく、芯管R1の保持を適正に行うことができる。
一方、ステップS14にて、チャック61,62に口金R3が装着されていると判定(Yes)されると、ステップS19(時間t1)にて、チャック61,62の押圧力を押圧力P3に上昇(tP3)させる。すると、図11に示すように、各係止部74が口金R3の内周面に食い込んでいく。そして、各係止部74が口金R3の内周面に所定量だけ食い込んでいき、ステップS20にて、操作制御盤64は、検出センサ63の検出結果に基づいて支持アーム45が2回目に停止(第2停止位置)したかどうかを判定する。ここで、支持アーム45が停止していないと判定(No)されると、ステップS19に戻る。一方、支持アーム45停止していると判定(Yes)されると、支持アーム45が第2停止位置で停止し、各係止部74が芯管R1に食い込むことで、チャック61,62が芯管R1を保持しているため、ステップS16(時間t2)にて、操作制御盤64は、ねじ軸駆動装置48の駆動を停止する。この場合、所定のタイマで支持アーム45,46の移動を停止してもよい。
このように口金R3が装着されている芯管R1の場合、1回目に停止する位置は、係止部74の口金R3への食い込みが不十分である可能性があり、より食い込みを増して締結力を高めるために押圧力をUPする。チャック61,62の各係止部74が口金R3の内周面に食い込んでいくとき、支持アーム45,46の押圧力(F)、つまり、各支持部材72が芯管R1の内周面を押圧する押圧力(Fr)を上昇させる。そのため、支持部材72が口金R3の内周面を強く押圧することとなり、支持部材72の係止部74が口金R3に食い込むように接触してロール紙Rを支持することで、係止部74による芯管R1の保持を適正に行うことができる。また、支持アーム45のアーム位置の変化がなくなったことを検出センサ63が検知すると、操作制御盤64は、ねじ軸駆動装置48の駆動を停止するので、口金R3や芯管R1を破損することなく、芯管R1の保持を適正に行うことができる。
ここで、時間t1にて、支持アーム45,46の押圧力を上昇させるとき、口金R3の装着されている紙製の芯管R1に対する押圧力P3を、口金R3の装着されていない紙製の芯管R1に対する押圧力P2より大きくしている。そのため、各係止部74が芯管R1を押圧するとき、各係止部74が口金R3の装着されていない紙製の芯管R1を破損させることがなく、一方で、各係止部74が口金R3に食い込んで芯管R1の保持を適正に行うことができる。
なお、上述した説明では、所定の挿入位置として第1停止位置を適用したが、支持アーム45,46の停止位置に限定されるものではない。例えば、所定の挿入位置として、第1停止位置に相当する支持アーム45,46の位置を予め求めておき、支持アーム45,46が停止しなくても、支持アーム45,46が第1停止位置に相当する位置に到達したときに、チャック61,62の押圧力を上昇させてもよい。この場合、支持アーム45,46の位置を検出センサ63により検出すればよい。また、タイマを用いて支持アーム45,46が第1停止位置に相当する位置に到達する時間を検出することで、チャック61,62の押圧力を上昇させてもよい。
なお、係止部74は、上述した形状に限定されるものではない。図15は、第1変形例のチャックの支持部材を表す斜視図、図16は、第2変形例のチャックの支持部材を表す斜視図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第1変形例において、図15に示すように、支持部材101は、支持本体部91と、フランジ部92とを有する。支持部材101は、支持本体部91の内面部に案内突起93が設けられる。支持部材101は、ロール紙Rの芯管R1の端部が接触可能な受け面部94を有する。受け面部94は、フランジ部92に設けられる。支持部材101は、支持面部73と、係止部102とを有する。支持部材101は、支持本体部91の外面部に取付凹部95が設けられる。取付凹部95は、係止部材103が装着される。係止部材103は、取付凹部95に嵌合した状態で、図示しないボルトにより支持本体部91に固定される。
係止部材103は、矩形断面形状をなし、支持本体部91から露出した面に係止部102が設けられる。また、支持本体部91は、係止部102の周囲の外周面に支持面部73が設けられる。係止部材103は、係止部102以外の外周面が支持本体部91の外周面と段差なく連続した円弧面であり、係止部材103と支持本体部91の外周面が支持面部73となる。支持面部73は、芯管R1の内周面に面接触可能である。係止部102は、芯管R1の内周面に線接触可能である。
係止部102は、支持面部73における周方向の中間位置に設けられる。係止部102は、受け面部94から支持面部73における中心線Oの方向の中途位置まで設けられる。係止部102は、長手方向に沿って高さ(チャック本体71の径方向の長さ)が同じである。すなわち、係止部102は、三角断面形状であり、長手方向に沿って周方向の幅の寸法と径方向の高さの寸法が同じである。
第2変形例において、図16に示すように、支持部材111は、支持本体部91と、フランジ部92とを有する。支持部材111は、支持本体部91の内面部に案内突起93が設けられる。支持部材111は、ロール紙Rの芯管R1の端部が接触可能な受け面部94を有する。受け面部94は、フランジ部92に設けられる。支持部材111は、支持面部73と、係止部112とを有する。支持部材111は、支持本体部91の外面部に取付凹部95が設けられる。取付凹部95は、係止部材113が装着される。係止部材113は、取付凹部95に嵌合した状態で、図示しないボルトにより支持本体部91に固定される。
係止部材113は、矩形断面形状をなし、支持本体部91から露出した面に係止部112が設けられる。また、支持本体部91は、係止部112の周囲の外周面に支持面部73が設けられる。係止部材113は、係止部112以外の外周面が支持本体部91の外周面と段差なく連続した円弧面であり、係止部材113と支持本体部91の外周面が支持面部73となる。支持面部73は、芯管R1の内周面に面接触可能である。係止部112は、芯管R1の内周面に線接触可能である。
係止部112は、支持面部73における周方向の中間位置に設けられる。係止部112は、受け面部94から支持面部73における中心線Oの方向の中途位置まで設けられる。係止部112は、高さが低く(チャック本体71の径方向の長さが短く)なる。係止部112は、基端部側が三角断面形状であり、先端部側が台形断面形状である。すなわち、係止部112は、基端部側の三角断面形状の頂点が削られて平面となり、先端部側が台形断面形状となり、最終的に支持面部73と段差なく連続する。つまり、係止部112は、長手方向に沿って周方向の幅の寸法が同じであるが、径方向の高さの寸法が小さくなる。
[本実施形態の作用効果]
第1の態様に係るロール紙用チャックは、ロール紙Rの芯管R1に挿入して支持するチャック61,62において、円錐形状をなして外周面に軸方向に沿う複数の案内溝(案内部)84が設けられるチャック本体71と、複数の案内溝84によりチャック本体71に移動自在に支持されると共に芯管R1の端部が接触可能な受け面部94を有する複数の支持部材72と、支持部材72に設けられて芯管R1の内周面に面接触可能な支持面部73と、支持部材72に支持面部73より径方向の外方に突出するように設けられて芯管R1の内周面に接触可能な係止部74とを備える。
第1の態様に係るロール紙用チャックは、チャック61,62の先端部がロール紙Rの芯管R1内に挿入されてロール紙Rを支持するとき、複数の支持部材72が芯管R1の内周面に接触してロール紙Rを支持する。このとき、芯管R1が紙製の場合、支持部材72の支持面部73が芯管R1の内周面に面接触してロール紙Rを支持する。そして、係止部74は、芯管R1に食い込むが、係止部74の大きさが芯管R1を破損しない大きさとなっており、芯管R1は破損しない。一方、芯管R1に口金R3がある場合、支持部材72の係止部74が口金R3に食い込むように接触してロール紙Rを支持する。このため、口金R3と支持部材72との締結が摩擦のみではなく、スリップを防ぐことができる 。すなわち、チャック61,62は、芯管R1のサイズや種類に拘わらず、芯管R1を適正に保持することができる。その結果、不適切なチャックによる芯管R1の破損やチャック61,62の交換作業を不要としてロール紙Rの支持作業における作業性の向上を図ることができる。
第2の態様に係るロール紙用チャックは、係止部74が径方向の外方に向けて先細形状をなす。これにより、支持部材72は、係止部74が口金R3に適正に食い込むこととなり、ロール紙Rを適正に支持することができる。
第3の態様に係るロール紙用チャックは、係止部74がチャック本体71の軸(中心線O)方向に沿って設けられる。これにより、芯管R1のサイズに拘わらず、係止部74が口金R3に食い込んで芯管R1を適正に支持することができる。
第4の態様に係るロール紙用チャックは、支持面部73がチャック本体71の軸(中心線O)方向および周方向に沿って設けられ、係止部74が支持面部73における周方向の中間位置に設けられる。これにより、係止部74と支持面部73により、芯管R1のサイズに拘わらず、芯管R1を安定して支持することができる。
第5の態様に係るロール紙用チャックは、受け面部94と支持面部73が直交して配置され、係止部74が受け面部94から支持面部73におけるチャック本体71の軸方向(中心線O)の中途位置まで設けられる。これにより、支持面部73の面積を大きくすることができ、支持面部73と芯管R1の内周面との接触面積を拡大することで、芯管R1を安定して支持することができる。
第6の態様に係るロール紙用チャックは、係止部74が芯管R1への挿入方向の前方に向けてチャック本体71の径方向の長さが短くなる。これにより、芯管R1の内周面に対して係止部74が傾斜して配置されるため、芯管R1が紙製の場合は芯管R1に対して、芯管R1に口金R3がある場合は、口金R3に対して係止部74が食い込みやすくなり、芯管R1を安定して支持することができる。
第7の態様に係るロール紙用チャックは、係止部74が支持部材72に着脱自在に設けられる。これにより、係止部74が破損した場合、係止部74だけを交換することで、支持部材72を長期間にわたって使用することができる。
第8の態様に係るロール紙用チャックは、チャック本体71として、取付部81と、一端部が取付部81に連結されて複数の案内溝84が設けられる支持部82と、支持部82の他端部に連結されて支持部材72における芯管R1への挿入方向の前方への移動を阻止するストッパ部83とを設ける。これにより、チャック本体71に対して支持部材72を脱落させることなく、安定して支持することができる。
第9の態様に係るロール紙用チャックは、ストッパ部83が円錐形状をなし、ストッパ部の最大外径が芯管R1の最小内径以下の寸法である。これにより、芯管R1のサイズに拘わらず、芯管R1を適正に支持することができる。
第10の態様に係るロール紙支持装置は、一対のフレーム41,42と、軸方向の各端部が一対のフレーム41,42にそれぞれ支持される回転軸(支持軸)43と、基端部が回転軸43に支持される一対の支持アーム45,46と、一対の支持アーム45,46を接近離間させるねじ軸駆動装置48と、一対の支持アーム45,46の先端部に装着されるチャック(ロール紙用チャック)61,62とを備える。これにより、チャック61,62は、芯管R1のサイズや種類に拘わらず、芯管R1を適正に支持することができる。その結果、不適切なチャックによる芯管R1の破損やチャック61,62の交換作業を不要としてロール紙Rの支持作業における作業性の向上を図ることができる。
第11の態様に係るロール紙支持装置は、ねじ軸駆動装置48を駆動制御する操作制御盤(制御装置)64が設けられ、操作制御盤64は、一対の支持アーム45,46を接近させてチャック61,62を芯管R1に挿入するとき、所定の挿入位置(例えば、第1停止位置)で一対の支持アーム45,46による押圧力を上昇させる。これにより、チャック61,62の支持部材72が芯管R1を押圧するとき、支持部材72が芯管R1の内周面を押圧する押圧力を上昇させる。そのため、支持部材72が芯管R1の内周面を適正圧力で押圧することとなり、支持部材72による芯管R1の保持を適正に行うことができる。
第12の態様に係るロール紙支持装置は、所定の挿入位置で上昇させる一対の支持アーム45,46による押圧力は、口金R3が装着されていない芯管R1に挿入するときの押圧力より、口金R3が装着された芯管R1に挿入するときの押圧力を大きくする。これにより、係止部74が口金R3の装着されていない紙製の芯管R1を破損させることがなく、一方で、係止部74が口金R3に食い込んで芯管R1の保持を適正に行うことができる。
第13の態様に係るコルゲートマシン(段ボールシートの製造装置)10は、波形加工された中芯Bに裏ライナ(第2ライナ)Cを貼り合わせて片面段ボールシートDを製造するシングルフェーサ15と、片面段ボールシートDにおける中芯B側に表ライナ(第1ライナ)Aを貼り合わせて両面段ボールシートEを製造するダブルフェーサ20と、ロール紙Rを支持するミルロールスタンド(ロール紙支持装置)11,13,17とを備える。これにより、ミルロールスタンド11,13,17のチャック61,62は、芯管R1のサイズや種類に拘わらず、芯管R1を適正に支持することができる。その結果、不適切なチャックによる芯管R1の破損やチャック61,62の交換作業を不要としてロール紙Rの支持作業における作業性の向上を図ることができ、段ボールシート製造作業の効率化を図ることができる。
なお、上述の実施形態では、チャック本体を中実形状としたが、中空形状として軽量化を図ってもよい。
10 コルゲートマシン(段ボールシートの製造装置)
11 ミルロールスタンド
12 プレヒータ
13 ミルロールスタンド
14 プレヒータ
15 シングルフェーサ
16 ブリッジ
17 ミルロールスタンド
18 プレヒータ
19 グルーマシン
20 ダブルフェーサ
21 ロータリシャ
22 スリッタスコアラ
23 カットオフ
24 不良品排出装置
25 スタッカ
31,32,33,34 予熱ロール
40A 第1ロール支持部
40B 第2ロール支持部
41,42 フレーム
43 回転軸(支持軸)
44 回転軸駆動装置
45,46 支持アーム
45a,46a 第1支持部
45b,46b 第2支持部
47 ねじ軸(アーム移動装置)
48 ねじ軸駆動装置(アーム移動装置)
51 キー
52,53 支持孔
54,55 キー溝
56,57 支持部材56,57
58,59 ねじ部
61,62 チャック(ロール紙用チャック)
63 検出センサ
64 操作制御盤(制御装置)
71 チャック本体
72,101,111 支持部材
73 支持面部
74,102,112 係止部
81 取付部
82 支持部
83 ストッパ部
84 案内溝(案内部)
85 連結穴
86 雌ねじ部
87 連結ロッド
88 雄ねじ部
91 支持本体部
92 フランジ部
93 案内突起(案内部)
94 受け面部
95 取付凹部
96,103,113 係止部材
97 ボルト
A 表ライナ(第1ライナ)
B 中芯
C 裏ライナ(第2ライナ)
D 片面段ボールシート
E 連続した両面段ボールシート
F シート状の両面段ボールシート
R ロール紙
R1 芯管
R2 連続紙
R3 口金
O 中心線

Claims (9)

  1. ロール紙の芯管に挿入して支持するチャックにおいて、
    円錐形状をなして外周面に軸方向に沿う複数の案内部が設けられるチャック本体と、
    前記複数の案内部により前記チャック本体に移動自在に支持されると共に前記芯管の端部が接触可能な受け面部を有する複数の支持部材と、
    前記支持部材に設けられて前記芯管の内周面に面接触可能な支持面部と、
    前記支持部材に前記支持面部より径方向の外方に突出するように設けられて前記芯管の内周面に接触可能な係止部と、
    を備え、
    前記支持面部は、前記チャック本体の軸方向および周方向に沿って設けられ、前記係止部は、前記支持面部における周方向の中間位置に設けられ
    前記受け面部と前記支持面部は、直交して配置され、前記係止部は、前記受け面部から前記支持面部における前記チャック本体の軸方向の中途位置まで設けられ、
    前記係止部は、基端部側が三角断面形状であり、先端部側が前記三角断面形状の頂点が削られた平面となった台形断面形状となり、前記支持面部に段差なく連続する、
    ロール紙用チャック。
  2. 前記係止部は、径方向の外方に向けて先細形状をなす、
    請求項1に記載のロール紙用チャック。
  3. 前記係止部は、前記チャック本体の軸方向に沿って設けられる、
    請求項1または請求項2に記載のロール紙用チャック。
  4. 前記係止部は、前記支持部材に着脱自在に設けられる、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のロール紙用チャック。
  5. 前記チャック本体は、取付部と、一端部が前記取付部に連結されて前記複数の案内部が設けられる支持部と、前記支持部の他端部に連結されて前記支持部材における前記芯管への挿入方向の前方への移動を阻止するストッパ部とを有する、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のロール紙用チャック。
  6. 一対のフレームと、
    軸方向の各端部が前記一対のフレームにそれぞれ支持される支持軸と、
    基端部が前記支持軸に支持される一対の支持アームと、
    前記一対の支持アームを接近離間させる駆動装置と、
    前記一対の支持アームの先端部に装着される請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のロール紙用チャックと、
    を備えるロール紙支持装置。
  7. 一対のフレームと、
    軸方向の各端部が前記一対のフレームにそれぞれ支持される支持軸と、
    基端部が前記支持軸に支持される一対の支持アームと、
    前記一対の支持アームを接近離間させる駆動装置と、
    前記一対の支持アームの先端部に装着され、ロール紙の芯管に挿入して支持するロール紙用チャックと、
    を備え、
    前記ロール紙用チャックは、
    円錐形状をなして外周面に軸方向に沿う複数の案内部が設けられるチャック本体と、
    前記複数の案内部により前記チャック本体に移動自在に支持されると共に前記芯管の端部が接触可能な受け面部を有する複数の支持部材と、
    前記支持部材に設けられて前記芯管の内周面に面接触可能な支持面部と、
    前記支持部材に前記支持面部より径方向の外方に突出するように設けられて前記芯管の内周面に接触可能な係止部と、
    を備え、
    前記駆動装置を駆動制御する制御装置が設けられ、前記制御装置は、前記一対の支持アームを接近させて前記チャックを前記芯管に挿入するとき、所定の挿入位置で前記一対の支持アームによる押圧力を上昇させる、
    ロール紙支持装置。
  8. 前記所定の挿入位置で上昇させる前記一対の支持アームによる押圧力は、端部内面に金属製の口金が装着されていない前記芯管に挿入するときの押圧力より、端部内面に金属製の口金が装着された前記芯管に挿入するときの押圧力を大きくする、
    請求項7に記載のロール紙支持装置。
  9. 波形加工された中芯に第2ライナを貼り合わせて片面段ボールシートを製造するシングルフェーサと、
    前記片面段ボールシートにおける中芯側に第1ライナを貼り合わせて段ボールシートを製造するダブルフェーサと、
    前記第1ライナのロール紙および前記第2ライナのロール紙および前記中芯となる芯紙のロール紙を支持する請求項6から請求項8のいずれか一項に記載のロール紙支持装置と、
    を備える段ボールシートの製造装置。
JP2019203293A 2019-11-08 2019-11-08 ロール紙用チャックおよびロール紙支持装置並びに段ボールシートの製造装置 Active JP7393918B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019203293A JP7393918B2 (ja) 2019-11-08 2019-11-08 ロール紙用チャックおよびロール紙支持装置並びに段ボールシートの製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019203293A JP7393918B2 (ja) 2019-11-08 2019-11-08 ロール紙用チャックおよびロール紙支持装置並びに段ボールシートの製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021075361A JP2021075361A (ja) 2021-05-20
JP7393918B2 true JP7393918B2 (ja) 2023-12-07

Family

ID=75899054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019203293A Active JP7393918B2 (ja) 2019-11-08 2019-11-08 ロール紙用チャックおよびロール紙支持装置並びに段ボールシートの製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7393918B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000072286A (ja) 1998-09-03 2000-03-07 Kyoritsu Seiki Kk 筒状芯管のチャック装置における段付き係止爪の構造
JP2003012200A (ja) 2001-06-28 2003-01-15 Fuji Mach Co Ltd フィルムロールの支持装置
JP2013215984A (ja) 2012-04-09 2013-10-24 Seiko Epson Corp プリンター
JP2018002341A (ja) 2016-06-28 2018-01-11 三菱重工印刷紙工機械株式会社 段ボールシートの紙継ぎ部検出装置及び段ボールシートの製造装置、段ボールシート

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5266704A (en) * 1975-11-28 1977-06-02 Shizuoka Shikouki Kk Chuck for paper tube in stencil paper hanger
JPS57174446U (ja) * 1981-04-30 1982-11-04
JPS6246844A (ja) * 1985-08-23 1987-02-28 Matsushita Graphic Commun Syst Inc 記録紙保持装置
JPH0530037Y2 (ja) * 1986-11-21 1993-07-30
JPS6412040U (ja) * 1987-07-13 1989-01-23

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000072286A (ja) 1998-09-03 2000-03-07 Kyoritsu Seiki Kk 筒状芯管のチャック装置における段付き係止爪の構造
JP2003012200A (ja) 2001-06-28 2003-01-15 Fuji Mach Co Ltd フィルムロールの支持装置
JP2013215984A (ja) 2012-04-09 2013-10-24 Seiko Epson Corp プリンター
JP2018002341A (ja) 2016-06-28 2018-01-11 三菱重工印刷紙工機械株式会社 段ボールシートの紙継ぎ部検出装置及び段ボールシートの製造装置、段ボールシート

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021075361A (ja) 2021-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6688575B2 (ja) 段ボールシートの切断装置及びその切断制御装置並びに段ボールシートの製造装置
JP3391794B2 (ja) 印刷シリンダー用のら旋状キャリヤスリーブを作製するための方法及び装置とその製品
US20180282097A1 (en) Method and apparatus for producing coreless rolls of paper
JP4841694B2 (ja) 多重ウェブ貼り合わせのための整列装置およびその方法
JP7393918B2 (ja) ロール紙用チャックおよびロール紙支持装置並びに段ボールシートの製造装置
JP5415048B2 (ja) 折りローラ及び対応する折り装置
JP2006082388A (ja) 筒状フィルムの製造装置
JP2007030178A (ja) 段ボールシートの製造装置
EP3599196B1 (en) Conveyor device for a corrugated web, corrugated board manufacturing line including the conveyour device, and method
JP4122146B2 (ja) シート折曲げ装置とその方法
JP5976499B2 (ja) シングルフェーサ及び段ボールシートの製造装置並びにシングルフェーサの段成形方法
WO2023199590A1 (ja) ロール紙支持装置およびロール紙用チャック並びに段ボールシートの製造装置
JP2007152690A (ja) コルゲートマシンおよびこれに用いる生産管理装置
JP6235784B2 (ja) フォリオ判紙の連の包装方法及び装置
JP2013203538A (ja) 複数の原反からウェブを同時給送可能なウェブ搬送装置
JP7187216B2 (ja) シートの不良除去装置及び方法並びに段ボールシートの製造装置
JP3504413B2 (ja) スプライサ
WO2024122163A1 (ja) 原紙ロールの処理装置および方法並びに段ボールシートの製造装置
JP7393908B2 (ja) シングルフェーサおよび段ボールシートの製造装置並びにロールの平行度調整方法
JP7062297B2 (ja) シート材の位置調整方法
JP2008063078A (ja) 巻取紙の交換準備装置および巻取紙の交換準備方法
WO2021246135A1 (ja) ロール原紙供給装置およびロール原紙供給方法並びに段ボールシートの製造装置
JP2934843B2 (ja) 被包装体の包装方法
EP1391411B1 (en) Folder
KR102482366B1 (ko) 롤 포장지 제조를 위한 금형 구조

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20220805

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230613

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231031

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7393918

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150