JP7393527B2

JP7393527B2 - 熱交換器

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Publication number: JP7393527B2
Application number: JP2022515021A
Authority: JP
Inventors: 文建魏; 文勇馬; 冠軍王; 慶肖; 毅范; 新宇梁
Original assignee: Zhejiang Dunan Artificial Environment Co Ltd
Current assignee: Zhejiang Dunan Artificial Environment Co Ltd
Priority date: 2019-09-27
Filing date: 2020-09-27
Publication date: 2023-12-06
Anticipated expiration: 2040-09-27
Also published as: US11802733B2; JP2022549576A; WO2021057984A1; US20220333865A1

Description

本出願は、２０１９年９月２７日付で中国国家知識産権局に提出した、出願番号が２０１９２１６３０１３９．９であり、発明の名称が「熱交換器」である特許出願の優先権を請求する。本出願は、２０１９年９月２７日付で中国国家知識産権局に提出した、出願番号が２０１９２１６３００８７．５であり、発明の名称が「熱交換器」である特許出願の優先権を請求する。本出願は、２０１９年１１月２２日付で中国国家知識産権局に提出した、出願番号が２０１９２２０３８５２４．０であり、発明の名称が「熱交換装置」である特許出願の優先権を請求する。

本出願は熱交換器の技術分野に関し、具体的には、熱交換器に関する。

現在、従来技術における熱交換器は一般的に、円形集流管と、複数の扁平管とを含み、円形集流管には複数の挿嵌孔が設けられており、複数の扁平管と複数の挿嵌孔とは一対一に対応して設けられ、各々の扁平管は相応する挿嵌孔内に挿設された後、更に溶接される。

溶接過程で、扁平管は集流管の挿嵌孔の剛性に拘束されるようになり、扁平管が治具の予圧力を受けても、扁平管、特に集流管の端部に近い位置の扁平管は高さ方向でほとんど変位しない。溶接の際、扁平管の板表面の複合層が融解した後、集流管の挿嵌孔に近い一部の溶接点では溶接接合しにくいため、不良な溶接が形成されやすく製品の耐圧性に影響を与える。

同時に、従来技術における入口及び出口は、それぞれ扁平管の両端に位置し、扁平管の両端とも溶接する必要があるため、作業量が増加するとともに構造が十分にコンパクトではなく、スペース利用率が比較的低い。

本出願の主な目的は、熱交換器を提供し従来技術における熱交換器の構造がコンパクトではないという技術課題を解決することである。

上記の目的を実現するために、本出願は熱交換器を提供し、この熱交換器は、扁平管であって、扁平管は複数であり、複数の扁平管は間隔をおいて設けられ、扁平管は入口部及び出口部を有し、入口部及び出口部はいずれも扁平管の第１の端に位置し、入口部と出口部とは間隔をおいて設けられている、扁平管と、隣接する２つの扁平管の間に設けられ、扁平管の第１の端に位置して、隣接する２つの扁平管の間の隙間をシールする、第１のシールガスケットと、第１の開口部及び第２の開口部を有し、第１の開口部と入口部とが対向して設けられ、第２の開口部と出口部とが対向して設けられている、集流部と、を含み、ここで、第１のシールガスケットは第１のシール部及び第２のシール部を含み、第１のシール部は隣接する２つの扁平管の入口部の間に設けることに用いられ、第２のシール部は隣接する２つの扁平管の出口部の間に設けることに用いられ、第１のシール部の少なくとも一部及び入口部はいずれも第１の開口部内に挿設されて第１の集流通路を取り囲んで形成し、第２のシール部の少なくとも一部及び出口部はいずれも第２の開口部内に挿設されて第２の集流通路を取り囲んで形成する。

更に、集流部は第１の集流ハウジングを含み、第１の集流ハウジングは第１のメインハウジング及び第１の挿嵌ハウジングを含み、第１の挿嵌ハウジングは第１のメインハウジングに設けられ、第１の挿嵌ハウジングは第１のメインハウジングの端部に位置し、第１の挿嵌ハウジングは第１の開口部を有し、第１のシール部の少なくとも一部及び入口部はいずれも第１の挿嵌ハウジングに挿嵌されている。

更に、集流部は第２の集流ハウジングを含み、第２の集流ハウジングは第２のメインハウジング及び第２の挿嵌ハウジングを含み、第２の挿嵌ハウジングは第２のメインハウジングに設けられ、第２の挿嵌ハウジングは第２のメインハウジングの端部に位置し、第２の挿嵌ハウジングは第２の開口部を有し、第２のシール部の少なくとも一部及び出口部はいずれも第２の挿嵌ハウジングに挿嵌されている。

更に、第１の挿嵌ハウジングは第１の挿嵌板及び第２の挿嵌板を含み、第１の挿嵌板と第２の挿嵌板とは第１のメインハウジングの両端に対向して設けられ、第１の挿嵌板と第２の挿嵌板とは間隔をおいて設けられて第１の開口部を形成して、第１のシール部の少なくとも一部及び入口部がいずれも第１の挿嵌板と第２の挿嵌板との間に挿嵌されるようにする。

更に、第１のメインハウジングから第１の挿嵌ハウジングまでの伸び方向に沿って、第１の挿嵌板と第２の挿嵌板との間の距離は徐々に減少する。

更に、第１のシール部は第１の本体ブロック及び第１の挿嵌ブロックを含み、第１の挿嵌ブロックは第１の本体ブロックに設けられ、第１の本体ブロックは扁平管の第１の端に設けられ、第１の挿嵌ブロックは第１の開口部内に挿設される。

更に、第１の挿嵌ブロックは、第１の側面、第２の側面及び第１の弧状凹面を有し、第１の側面、第１の弧状凹面及び第２の側面は順に接続して設けられ、第１の弧状凹面は第１の挿嵌ブロックの第１の本体ブロックから離れた側に位置し、第１の側面は第１の挿嵌板に挿設することに用いられ、第２の側面は第２の挿嵌板に挿設することに用いられる。

更に、熱交換器は、第１の位置決め構造、及び第１の位置決め構造に嵌合する第２の位置決め構造を更に含み、第１の位置決め構造は第１のシールガスケットに設けられ、第２の位置決め構造は扁平管の第１の端に設けられ、第１の位置決め構造と第２の位置決め構造とは対向して設けられて、第１の位置決め構造と第２の位置決め構造との嵌合により、第１のシールガスケットを位置決めする。

更に、第１の位置決め構造は第１の位置決め突起であり、第２の位置決め構造は第１の位置決め凹溝であり、第１の位置決め突起と第１の位置決め凹溝とは対向して設けられ、第１の位置決め突起は第１の位置決め凹溝内に設けられて第１のシールガスケットを位置決めする。

更に、第１のシールガスケットは、対向して設けられた第１の貼合面及び第２の貼合面を有し、扁平管の第１の端は対向して設けられた第１の表面及び第２の表面を有し、第１の貼合面は扁平管の第１の表面に嵌合して設けられ、第２の貼合面は扁平管の第２の表面に嵌合して設けられて、第１の貼合面が第１の表面に貼り合わされて設けられ、第２の貼合面が第２の表面に貼り合わされて設けられるようにする。

更に、集流部は、対向して設けられた第３の開口部及び第４の開口部を更に有し、第３の開口部から第４の開口部までの伸び方向に沿って扁平管内の流体の流れ方向と所定の角度をなして設けられ、熱交換器はシールカバーを更に含み、第３の開口部及び第４の開口部にはいずれもシールカバーが設けられており、シールカバーにより第３の開口部及び第４の開口部をシールする。

更に、熱交換器は第２のシールガスケットを更に含み、第２のシールガスケットはシールカバーと扁平管との間に設けられ、第２のシールガスケットのシールカバーに近い一端には第３の位置決め構造が設けられており、第３の位置決め構造によりシールカバーを位置決めする。

更に、第２のシールガスケットは第３のシール部及び第４のシール部を含み、第３のシール部と第４のシール部とは接続して設けられ、第３のシール部は入口部に設けることに用いられ、第４のシール部は出口部に設けることに用いられ、第３の位置決め構造は第１の位置決め段差を含み、第３のシール部は第３の本体ブロック及び第３の挿嵌ブロックを含み、第３の挿嵌ブロックは第３の本体ブロックに設けられ、第３の本体ブロックは第３の挿嵌ブロックより突出して設けられて第１の位置決め段差を取り囲んで形成し、第１の位置決め段差によりシールカバーを位置決めし、及び／又は、第３の位置決め構造は第２の位置決め段差を含み、第４のシール部は第４の本体ブロック及び第４の挿嵌ブロックを含み、第４の挿嵌ブロックは第４の本体ブロックに設けられ、第４の本体ブロックは第４の挿嵌ブロックより突出して設けられて第２の位置決め段差を取り囲んで形成し、第２の位置決め段差によりシールカバーをシールする。

更に、扁平管には第４の位置決め構造が更に設けられており、第２のシールガスケットには第４の位置決め構造に嵌合する第５の位置決め構造が更に設けられており、第４の位置決め構造と第５の位置決め構造とは対向して設けられ、第４の位置決め構造及び第５の位置決め構造により第２のシールガスケットを位置決めする。

更に、第４の位置決め構造は第２の位置決め突起であり、第５の位置決め構造は第２の位置決め凹溝であり、第２の位置決め突起と第２の位置決め凹溝とは対向して設けられ、第２の位置決め突起は第２の位置決め凹溝内に設けられて第２のシール部を位置決めする。

更に、扁平管は流体通路を有し、流体通路はＵ字状構造である。

更に、第１のシール部は第１の本体ブロック及び第１の挿嵌ブロックを含み、第１の挿嵌ブロックは第１の本体ブロックに設けられ、第１の挿嵌ブロック及び入口部はいずれも第１の開口部内に挿設されて第１の集流通路を取り囲んで形成し、第１の本体ブロックから第１の挿嵌ブロックまでの伸び方向に沿って、第１の挿嵌ブロックの挿嵌幅は徐々に増大し、第２のシール部は第２の本体ブロック及び第２の挿嵌ブロックを含み、第２の挿嵌ブロックは第２の本体ブロックに設けられ、第２の挿嵌ブロック及び出口部はいずれも第２の開口部内に挿設されて第２の集流通路を取り囲んで形成し、第２の本体ブロックから第２の挿嵌ブロックまでの伸び方向に沿って、第２の挿嵌ブロックの挿嵌幅は徐々に増大する。

更に、第１のメインハウジングから第１の挿嵌ハウジングまでの伸び方向に沿って、第１の挿嵌ハウジングの挿嵌隙間は徐々に減少し、第２のメインハウジングから第２の挿嵌ハウジングまでの伸び方向に沿って、第２の挿嵌ハウジングの挿嵌隙間は徐々に減少する。

更に、第１の挿嵌ブロックはラッパ状をなし、及び／又は、第２の挿嵌ブロックはラッパ状をなす。

更に、熱交換器は係止構造を更に含み、係止構造は第１のシールガスケットに設けられ、集流部の少なくとも一部は係止構造内に係入される。

更に、係止構造は係止溝を含み、係止溝は複数であり、複数の係止溝は第１のシールガスケットに間隔をおいて設けられている。

更に、第１の挿嵌ブロックは第１の側面、弧状面及び第２の側面を有し、第１の側面、弧状面及び第２の側面は順に接続して設けられ、第１の側面及び第２の側面は、いずれも第１の集流ハウジングとの貼り合わせに用いられ、弧状面は第１の集流ハウジングと集流通路を取り囲んで形成することに用いられる。

更に、入口部は第１の弧状ポートであり、第１の弧状ポートは第１の開口部内に挿設されて、第１の集流通路と扁平管内の流体通路とが連通されるようにすることに用いられ、入口部は第２の弧状ポートであり、第２の弧状ポートは第２の開口部内に挿設されて、第２の集流通路と扁平管内の流体通路とが連通されるようにすることに用いられる。

更に、扁平管は、第１の成形板及び第２の成形板からなり、扁平管の表面は扁平管の長さ方向に伸びる凹溝を有し、凹溝は第１の成形板及び第２の成形板が熱交換プレートの内側に向かって凹むことで形成されたものであり、熱交換器は熱交換フィンを更に含み、熱交換フィンは隣接する熱交換プレートの間に取り付けられ、熱交換フィンの凹溝に対応する位置には窪みが設けられており、窪みには導流板が設けられており、窪み、導流板及び凹溝は一緒に導流通路を形成する。

更に、熱交換フィンはコルゲートフィンであり、窪みは熱交換フィンの山及び谷の位置に設けられる。

更に、導流板は熱交換フィンの一部であって、熱交換フィンが窪みに沿って凹むことで形成され、且つ導流板は熱交換フィンを貫通していない。

更に、導流板は熱交換フィンの一部であって、熱交換フィンが窪みの一辺に沿って折り返されることで形成される。

更に、複数の導流板はいずれも同一方向に向かって折り返される。

更に、導流板は扁平管の長さ方向に平行である。

更に、導流板の長さは熱交換フィンの波ピッチよりも小さい。

更に、熱交換フィンにはルーバーが開設されており、窪みの深さはフィンの頂部からルーバーまでの距離よりも小さい。

本出願の技術態様を適用すると、扁平管の入口部及び出口部をいずれも扁平管の同一端に設けることで、扁平管の一端のみに第１のシールガスケットを設ければよい。第１のシール部の少なくとも一部及び扁平管の入口端をいずれも第１の開口部内に挿設することで、入口側の集流通路を取り囲んで形成することができ、第２のシール部の少なくとも一部及び扁平管の入口端をいずれも第２の開口部内に挿設することで、出口側の集流通路を取り囲んで形成することができ、このように入口側の集流通路及び出口側の集流通路が扁平管の同一端に位置するようになり、構造全体のコンパクト性を向上させるのが容易になる。したがって本出願で提供する技術態様により、従来技術における熱交換器の構造が十分にコンパクトではないという技術課題を解決できる。

本出願の一部を構成する明細書の図面は、本出願に対する更なる理解を提供するためのものであり、本出願の模式的な実施例及びその説明は本出願を解釈するためのものであり、本出願に対する不当な限定を構成するものではない。

本出願の実施例に基づいて提供される熱交換器の分解図を示す。本出願の実施例に基づいて提供される熱交換器の扁平管の構造模式図を示す。本出願の実施例に基づいて提供される熱交換器の扁平管の正面図を示す。図３におけるＡ－Ａ矢視図を示す。本出願の実施例に基づいて提供される第１のシールガスケットの構造模式図を示す。本出願の実施例に基づいて提供される第２のシールガスケットの構造模式図を示す。本出願の実施例に基づいて提供される熱交換器の正面図を示す。図７におけるＢ－Ｂ矢視図を示す。本出願の実施例に基づいて提供される熱交換器の構造模式図を示す。本出願の実施例２に基づいて提供される熱交換器の扁平管の構造模式図を示す。本出願の実施例に基づいて提供される熱交換器の扁平管の構造模式図を示す。本出願の実施例に基づいて提供される熱交換器の扁平管の構造模式図を示す。本出願の実施例に基づいて提供されるラッパ状の第１の挿嵌ブロックを有する熱交換器の正面図を示す。図１３におけるＣ－Ｃ矢視図を示す。図１３における部分構造模式図を示す。図１３における第１のシールガスケットの構造模式図を示す。図１３における第１のシールガスケットの他の構造模式図を示す。図１３における第２のシールガスケットの構造模式図を示す。本出願のフィンプレートの実施例の構造図を模式的に示す。本出願の凹溝を有する扁平管の実施例の構造図を模式的に示す。本出願の熱交換プレート及びフィンプレートが一体に取り付けられた実施例の構造図を模式的に示す。図２１におけるＤ領域の拡大図を模式的に示す。本出願の熱交換装置の実施例の構造図を模式的に示す。

留意すべきこととして、矛盾がない限り、本出願における実施例及び実施例における特徴は互いに組み合わされてもよい。以下、図面を参照して実施例と併せて本出願を詳細に説明する。

図１から図９に示すように、本出願の実施例は、熱交換器を提供し、熱交換器は、扁平管１０、第１のシールガスケット２０及び集流部を含み、扁平管１０は複数であり、複数の扁平管１０は間隔をおいて設けられ、扁平管１０は入口部１１及び出口部１２を有し、入口部１１及び出口部１２はいずれも扁平管１０の第１の端に位置し、入口部１１と出口部１２とは間隔をおいて設けられ、第１のシールガスケット２０は隣接する２つの扁平管１０の間に設けられ、第１のシールガスケット２０は扁平管１０の第１の端に位置して、第１のシールガスケット２０により隣接する２つの扁平管１０の間の隙間をシールする。集流部は第１の開口部及び第２の開口部を有し、第１の開口部と入口部１１とが対向して設けられ、第２の開口部と出口部１２とが対向して設けられている。ここで、第１のシールガスケット２０は第１のシール部２１及び第２のシール部２２を含み、第１のシール部２１は隣接する２つの扁平管１０の入口部１１の間に設けることに用いられ、第２のシール部２２は隣接する２つの扁平管１０の出口部１２の間に設けることに用いられ、第１のシール部２１の少なくとも一部及び入口部１１はいずれも第１の開口部内に挿設されて第１の集流通路を取り囲んで形成し、第２のシール部２２の少なくとも一部及び出口部１２は、いずれも第２の開口部内に挿設されて第２の集流通路を取り囲んで形成する。

本実施例で提供する技術態様を採用すると、扁平管１０の入口部１１及び出口部１２をいずれも扁平管１０の同一端に設けることで、扁平管１０の一端のみに第１のシールガスケット２０を設ければよい。第１のシール部２１の少なくとも一部及び扁平管１０の入口端をいずれも第１の開口部内に挿設することで、入口側の集流通路を取り囲んで形成することができ、第２のシール部２２の少なくとも一部及び扁平管１０の出口端をいずれも第２の開口部内に挿設することで、出口側の集流通路を取り囲んで形成することができ、このように入口側の集流通路及び出口側の集流通路が扁平管１０の同一端に位置するようになり、構造全体のコンパクト性を向上させるのが容易になる。

同時に、溶接を行なうとき、扁平管１０は高さ方向において拘束されず、具体的には、熱交換器が炉を通過して溶接される際に扁平管１０は治具の予圧の作用で自由に沈下でき、扁平管１０の表面の複合層が融解した後、扁平管１０の２つの管板が常に圧力を受けて貼り合わせ状態を維持するようにして管板における全ての溶接点が溶接結合できることを保証し、集流部と扁平管１０との接続強度を向上させ、製品の耐圧性を確保した。

具体的には、本実施例における集流部は第１の集流ハウジング３１を含み、第１の集流ハウジング３１は第１のメインハウジング及び第１の挿嵌ハウジングを含み、第１の挿嵌ハウジングは第１のメインハウジングに設けられ、第１の挿嵌ハウジングは第１のメインハウジングの端部に位置し、第１の挿嵌ハウジングは第１の開口部を有し、第１のシール部２１の少なくとも一部及び入口部１１はいずれも第１の挿嵌ハウジングに挿嵌される。具体的には、本実施例における第１のメインハウジングと第１の挿嵌ハウジングとは、構造の強度を向上させるために一体成形構造であってもよい。第１のメインハウジングは、入口側の集流通路を取り囲んで形成することが容易になるように弧状ハウジングであってもよく、第１の集流ハウジング３１はＣ字状に開口したハウジング構造であってもよい。

本実施例における集流部は第２の集流ハウジング３２を更に含み、第２の集流ハウジング３２は第２のメインハウジング及び第２の挿嵌ハウジングを含み、第２の挿嵌ハウジングは第２のメインハウジングに設けられ、第２の挿嵌ハウジングは第２のメインハウジングの端部に位置し、第２の挿嵌ハウジングは第２の開口部を有し、第２のシール部２２の少なくとも一部及び出口部１２はいずれも第２の挿嵌ハウジングに挿嵌されている。第１の集流ハウジング３１は第２の集流ハウジング３２に接続して設けられてもよく、又は、第１の集流ハウジング３１は第２の集流ハウジング３２とは別に設けられてもよい。本実施例においては、生産及び製造が容易になるように、第１の集流ハウジング３１を第２の集流ハウジングとは別に設けている。具体的には、本実施例における第２のメインハウジングと第２の挿嵌ハウジングとは、構造の強度を向上させるために一体成形構造であってもよい。第２のメインハウジングは、出口側の集流通路を取り囲んで形成するのが容易になるように弧状ハウジングであってもよく、第２の集流ハウジング３２はＣ字状に開口したハウジング構造であってもよい。

具体的には、第１の挿嵌ハウジングは第１の挿嵌板及び第２の挿嵌板を含み、第１の挿嵌板と第２の挿嵌板とは第１のメインハウジングの両端に対向して設けられ、第１の挿嵌板と第２の挿嵌板とは間隔をおいて設けられて第１の開口部を形成して、第１のシール部２１の少なくとも一部及び入口部１１がいずれも第１の挿嵌板と第２の挿嵌板との間に挿嵌されるようにする。このような設置を採用すると、第１のシール部２１及び扁平管１０の入口端と第１の集流ハウジング３１との接続の安定性を向上させることができ、溶接前に第１のシール部２１、扁平管１０の入口部１１が第１の集流ハウジング３１から脱落するのを回避できる。具体的には、第１の挿嵌板と第２の挿嵌板とは平行に設けられてもよい。あるいは、メインハウジングから挿嵌ハウジングまでの伸び方向に沿って、第１の挿嵌板と第２の挿嵌板との間の間隔距離が徐々に減少して、挿嵌の安定性をより良好に向上させ、第１のシール部２１、入口部１１及び第１の集流ハウジング３１の接続の安定性をより良好に向上させる。

具体的には、第２の挿嵌ハウジングは第３の挿嵌板及び第４の挿嵌板を含み、第３の挿嵌板と第４の挿嵌板とは第２のメインハウジングの両端に対向して設けられ、第３の挿嵌板と第４の挿嵌板とは間隔をおいて設けられて第２の開口部を形成して、第２のシール部２２の少なくとも一部及び出口部１２がいずれも第３の挿嵌板と第４の挿嵌板との間に挿嵌されるようにする。このような設置を採用すると、第２のシール部２２及び扁平管１０の出口部１２と第２の集流ハウジング３２との接続の安定性を更に向上させることができ、溶接前に第２のシール部２２、扁平管１０の出口部１２が第２の集流ハウジング３２から脱落するのを回避できる。

具体的には、本実施例における第１のシール部２１は第１の本体ブロック２１１及び第１の挿嵌ブロック２１２を含み、第１の挿嵌ブロック２１２は第１の本体ブロック２１１に設けられ、第１の本体ブロック２１１は扁平管１０の第１の端に設けられ、第１の挿嵌ブロック２１２は第１の開口部内に挿設される。このような設置を採用すると、第１の本体ブロック２１１により、隣接する２つの扁平管１０の間の隙間をシールすることができ、第１の挿嵌ブロック２１２が第１の開口部内に容易に挿設できることにより入口側の集流通路を取り囲んで形成することが容易になる。本実施例において、第１の本体ブロック２１１と第１の挿嵌ブロック２１２とは一体成形構造であってもよい。具体的には、本実施例における第１のシール部２１はＴ字状のブロックであってもよく、Ｔ字状のブロックはＣ字状の集流ハウジングの開口側まで挿入されてもよく、Ｃ字状の集流ハウジングの端部の内側壁とＴ字状のブロックの外側壁とは係合し、且つ、ろう付け後、第１のシールガスケット２０、第１の集流ハウジング３１及び扁平管１０は一体になる。実際の状況に応じて、隣接する２つの扁平管１０の間には積層して設けられた複数の第１のシールガスケット２０が設けられていてもよい。第２のシール部２２の構造は第１のシール部２１の構造と同じである。

具体的には、本実施例における第２のシール部２２は第２の本体ブロック２２１及び第２の挿嵌ブロック２２２を含み、第２の挿嵌ブロック２２２は第２の本体ブロック２２１に設けられ、第２の本体ブロック２２１は扁平管１０の第１の端に設けられ、第２の挿嵌ブロック２２２は第１の開口部内に挿設される。第２のシール部２２の構造は第１のシール部２１の構造に類似していてもよい。

具体的には、本実施例における第１の挿嵌ブロック２１２は、第１の側面、第２の側面及び第１の弧状凹面を有し、第１の側面、第１の弧状凹面及び第２の側面は順に接続して設けられ、第１の弧状凹面は第１の挿嵌ブロック２１２の第１の本体ブロック２１１から離れた側に位置し、第１の側面は第１の挿嵌板に挿設することに用いられ、第２の側面は第２の挿嵌板に挿設することに用いられる。このような設置を採用すると、挿嵌をより良好に行なって、接続の安定性をより良好に向上させることができる。同時に、第１の側面と第２の側面との間に第１の弧状凹面が設けられていることで、第１の集流ハウジング３１内の流体の流れに対する第１の挿嵌ブロック２１２の遮断作用を減少させて、第１の集流ハウジング３１内の流れの断面積を増加させて、流体の流れ速度を上げることができる。

具体的には、本実施例における熱交換器は、第１の位置決め構造２３、及び第１の位置決め構造２３に嵌合する第２の位置決め構造１３を更に含み、第１の位置決め構造２３は第１のシールガスケット２０に設けられ、第２の位置決め構造１３は扁平管１０の第１の端に設けられ、第１の位置決め構造２３と第２の位置決め構造１３とは対向して設けられて、第１の位置決め構造２３と第２の位置決め構造１３との嵌合により第１のシールガスケット２０を位置決めし、位置決めの安定性を向上させる。具体的には、第１のシール部２１及び第２のシール部２２には、いずれも第１の位置決め構造２３が設けられて、設置の安定性を更に向上させる。

具体的には、本実施例における第１の位置決め構造２３は第１の位置決め突起であり、第２の位置決め構造１３は第１の位置決め凹溝であり、第１の位置決め突起と第１の位置決め凹溝とは対向して設けられ、第１の位置決め突起は第１の位置決め凹溝内に設けられて第１のシールガスケット２０を位置決めする。

本実施例において、第１のシールガスケット２０は対向して設けられた第１の貼合面及び第２の貼合面を有し、扁平管１０の第１の端は対向して設けられた第１の表面及び第２の表面を有し、第１の貼合面は扁平管１０の第１の表面に嵌合して設けられ、第２の貼合面は扁平管１０の第２の表面に嵌合して設けられて、第１の貼合面が第１の表面に貼り合わされて設けられ、第２の貼合面が第２の表面に貼り合わされて設けられるようにする。具体的には、第１の集流ハウジング３１内の流体の流れ方向に沿って、第１のシールガスケット２０は対向して設けられた第１の貼合面及び第２の貼合面を有する。このような設置を採用すると、第１のシールガスケット２０により、隣接する２つの扁平管１０の間の隙間をより良好にシールして、流体が第１のシールガスケット２０と扁平管１０との間の隙間から漏れ出すのを回避できる。

具体的には、本実施例における第１の表面は第１の弧状凸面であってもよく、第２の表面は第２の弧状凸面であってもよく、第１の貼合面は第１の弧状凹面であってもよく、第２の貼合面は第２の弧状凹面であってもよい。第１の弧状凹面は、第１の弧状凸面に貼設され、第２の弧状凹面は、第２の弧状凸面に貼設されて、第１のシールガスケット２０が隣接する２つの扁平管１０の間の隙間をより良好にシールするようにし、シール効果を更に向上させた。

具体的には、本実施例における集流部は対向して設けられた第３の開口部及び第４の開口部を更に有し、第３の開口部から第４の開口部までの伸び方向に沿って扁平管１０内の流体の流れ方向と所定の角度をなして設けられる。熱交換器はシールカバー８０を更に含み、第３の開口部及び第４の開口部にはいずれもシールカバー８０が設けられており、シールカバー８０により第３の開口部及び第４の開口部をシールし、シール性能を向上させる。

本実施例において、熱交換器は第２のシールガスケット４０を更に含み、第２のシールガスケット４０はシールカバー８０と扁平管１０との間に設けられ、第２のシールガスケット４０のシールカバー８０に近い一端には第３の位置決め構造が設けられて、第３の位置決め構造によりシールカバー８０を位置決めする。このような設置を採用すると、設置の安定性を向上させることができる。

具体的には、第２のシールガスケット４０は第３のシール部４１及び第４のシール部４２を含み、第３のシール部４１と第４のシール部４２とは接続して設けられ、第３のシール部４１は入口部１１に設けることに用いられ、第４のシール部４２は出口部１２に設けることに用いられる。

具体的には、第３の位置決め構造は第１の位置決め段差を含み、第３のシール部４１は第３の本体ブロック４１１及び第３の挿嵌ブロック４１２を含み、第３の挿嵌ブロック４１２は第３の本体ブロック４１１に設けられ、第３の本体ブロック４１１は第３の挿嵌ブロック４１２より突出して設けられて第１の位置決め段差を取り囲んで形成して、第１の位置決め段差によりシールカバー８０を位置決めする。あるいは、第３の位置決め構造は第２の位置決め段差を含み、第４のシール部４２は第４の本体ブロック４２１及び第４の挿嵌ブロック４２２を含み、第４の挿嵌ブロック４２２は第４の本体ブロック４２１に設けられ、第４の本体ブロック４２１は第４の挿嵌ブロック４２２より突出して設けられて第２の位置決め段差を取り囲んで形成して、第２の位置決め段差によりシールカバー８０をシールする。あるいは、第３の位置決め構造は第１の位置決め段差及び第２の位置決め段差を含み、第３のシール部４１は第３の本体ブロック４１１及び第３の挿嵌ブロック４１２を含み、第３の挿嵌ブロック４１２は第３の本体ブロック４１１に設けられ、第３の本体ブロック４１１は第３の挿嵌ブロック４１２より突出して設けられて第１の位置決め段差を取り囲んで形成して、第１の位置決め段差によりシールカバー８０を位置決めし、第４のシール部４２は第４の本体ブロック４２１及び第４の挿嵌ブロック４２２を含み、第４の挿嵌ブロック４２２は第４の本体ブロック４２１に設けられ、第４の本体ブロック４２１は第４の挿嵌ブロック４２２より突出して設けられて第２の位置決め段差を取り囲んで形成して、第２の位置決め段差によりシールカバー８０をシールする。

本実施例において、扁平管１０には第４の位置決め構造が更に設けられており、第２のシールガスケット４０には第４の位置決め構造に嵌合する第５の位置決め構造４３が更に設けられており、第４の位置決め構造と第５の位置決め構造４３とが対向して設けられて、第４の位置決め構造及び第５の位置決め構造４３により第２のシールガスケット４０を位置決めする。このような設置を採用すると、第４の位置決め構造と第５の位置決め構造４３との嵌合により第２のシールガスケット４０を位置決めすることが容易になって、第２のシールガスケット４０が扁平管１０に対してバックラッシュを起こす状況を回避でき、第２のシールガスケット４０の設置の安定性を向上させた。

具体的には、本実施例における第４の位置決め構造は第２の位置決め突起であり、第５の位置決め構造４３は第２の位置決め凹溝であり、第２の位置決め突起と第２の位置決め凹溝とは対向して設けられ、第２の位置決め突起は第２の位置決め凹溝内に設けられて第２のシール部２２を位置決めする。このような設置を採用すると、設置の安定性を更に向上させることができる。

具体的には、本実施例において、扁平管１０は流体通路を有し、流体通路はＵ字状構造であり、入口部１１及び開口部がいずれも扁平管１０の同一端に位置するようにする。

具体的には、扁平管１０の端部には弧状ポートが設けられており、弧状ポートは第１の開口部内に挿設され、弧状ポートと扁平管１０内の流体通路とが連通されて、集流通路と扁平管１０内の流体通路とが連通されるようにしてもよい。このような設置を採用すると、集流ハウジング内の流通の断面積を増大することができる。

本実施例において、集流部、扁平管１０及び第１のシールガスケット２０は、溶接により集流通路を取り囲んで形成して、集流ハウジング、扁平管１０及び第１のシールガスケット２０が一体構造を形成するようにする。

本実施例において、熱交換器は、熱交換フィン６０、サイドプレート５０及び接続管７０を更に含み、熱交換フィン６０は扁平管１０に設けられ、サイドプレート５０は熱交換器の端部に位置し、接続管７０は集流通路との連通に用いられる。

本出願の実施例２は熱交換器を提供し、実施例２における熱交換器と実施例１における熱交換器との違いは、扁平管１０の構造が異なる点である。実施例２における熱交換器の扁平管１０の構造は図１０に示した通りである。

本出願の実施例３は熱交換器を提供し、実施例３における熱交換器と実施例１における熱交換器との違いは、扁平管１０の構造が異なる点である。実施例３における熱交換器の扁平管１０の構造は図１１に示した通りである。

本出願の実施例４は熱交換器を提供し、実施例４における熱交換器と実施例１における熱交換器との違いは、扁平管１０の構造が異なる点である。実施例４における熱交換器の扁平管１０の構造は図１２に示した通りである。

図１３から図１８に示すように、本出願の他の実施例は熱交換器を提供し、この熱交換器は、扁平管１０、第１のシールガスケット２０及び集流ハウジングを含み、扁平管１０は複数であり、複数の扁平管１０は間隔をおいて設けられる。第１のシールガスケット２０は、扁平管１０の端部に位置して、第１のシールガスケット２０により、隣接する２つの扁平管１０の間の隙間をシールし、第１のシールガスケット２０は本体部及び挿嵌部を有し、挿嵌部は本体部に設けられ、本体部は隣接する２つの扁平管１０の間に設けることに用いられる。集流ハウジングは開口部を有し、挿嵌部及び扁平管１０の端部はいずれも開口部内に挿設されて、集流ハウジング、扁平管１０及び第１のシールガスケット２０が集流通路を取り囲んで形成するようにする。ここで、本体部から挿嵌部までの伸び方向に沿って、挿嵌部の挿嵌幅は徐々に増大する。具体的には、本実施例における挿嵌部は、第１の挿嵌突起、弧状接続ブロック及び第２の挿嵌突起を含み、第１の挿嵌突起と第２の挿嵌突起とは弧状接続ブロックの両端に対向して設けられ、弧状接続ブロックの集流ハウジングに近い一端には弧状端面を有し、第１の挿嵌突起の第１の外壁面及び第２の挿嵌突起の第２の外壁面はいずれも集流ハウジングと貼り合わされて設けることに用いられ、挿嵌部の挿嵌幅とは第１の外壁面と第２の外壁面との間の距離を意味する。

本実施例で提供する熱交換器を採用すると、第１のシールガスケット２０の少なくとも一部及び扁平管１０の端部をいずれも第１の開口部内に挿設することで、このように、集流ハウジング、複数の扁平管１０及び複数の第１のシールガスケット２０により集流通路を取り囲んで形成することができ、このように、溶接を行なうとき、扁平管１０が高さ方向において拘束されない。具体的には、熱交換器が炉を通過して溶接される際、扁平管１０は治具の予圧の作用で自由に沈下でき、扁平管１０の表面の複合層が融解した後、扁平管１０の２つの管板が常に圧力を受けて貼り合わせ状態を維持するようにして、管板における全ての溶接点が溶接結合できることを保証し、集流ハウジングと扁平管１０との接続強度を向上させ、製品の耐圧性を確保した。

同時に、本実施例において、挿嵌部の挿嵌幅を徐々に増大させることで、挿嵌部を開口部に挿嵌する際の挿嵌の安定性を向上させて、挿嵌部が開口部から脱落する確率を減少させることが容易になり、溶接品質を更に向上させることが容易になり、集流管と扁平管１０との接続強度をより良好に向上させることができる。具体的には、この挿嵌部を採用すると、集流ハウジングとの締結及びセルフロックが容易になり、コア体の運転過程中に激流ハウジングが挿嵌部から滑り落ちる状況を防止することができると同時に、熱応力の作用で開口部のサイズが大きくなって嵌合隙間が大きくなりすぎて毛細作用が無効になってしまう状況を制限することができ、更に溶接不安定の状況が現れるのを回避して、溶接品質を改善及び向上させる作用を効果的に果たすことができる。

具体的には、本実施例における扁平管１０は入口部１１及び出口部１２を有し、入口部１１と出口部１２とは間隔をおいて設けられ、入口部１１及び出口部１２はいずれも扁平管１０の同一端に位置し、開口部は第１の開口部及び第２の開口部を含み、挿嵌部は第１の挿嵌ブロック２１２及び第２の挿嵌ブロック２２２を含み、本体部は第１の本体ブロック２１１及び第２の本体ブロック２２１を含み、第１の挿嵌ブロック２１２及び第２の挿嵌ブロック２２２は間隔をおいて設けられる。第１の挿嵌ブロック２１２及び入口部１１はいずれも第１の開口部内に挿設されて、集流ハウジング、入口部１１及び第１のシールガスケット２０が入口側の集流通路を取り囲んで形成するようにする。第２の挿嵌ブロック２２２及び出口部１２は、いずれも第２の開口部内に挿設されて、集流ハウジング、出口部１２及び第１のシールガスケット２０が出口側の集流通路を取り囲んで形成するようにする。本実施例で提供する扁平管１０の構造を採用すると、構造全体の配置がよりコンパクトになるようにすることができると同時に、扁平管１０の両端にいずれも第１のシールガスケット２０を設ける必要がなく、作業者の取り付け及び操作が容易になるようにすることができ、生産製造コストも低減することができる。具体的には、本実施例における集流ハウジングは、第１の集流ハウジング３１及び第２の集流ハウジング３２を含み、第１の集流ハウジング３１及び第２の集流ハウジング３２はいずれもＣ字状に開口したハウジングであってもよく、第１のシールガスケット２０はＴ字状のブロックであってもよい。

具体的には、本実施例における第１の本体ブロック２１１と第１の挿嵌ブロック２１２とが接続されて本実施例における第１のシール部２１を形成し、本実施例における第２の本体ブロック２２１と第２の挿嵌ブロック２２２とが接続されて本実施例における第２のシール部２２を形成する。

本実施例において、第１の挿嵌ブロック２１２はラッパ状をなし、及び／又は、第２の挿嵌ブロック２２２はラッパ状をなす。上記の構造の設置を採用すると、挿嵌の安定性を向上させ、脱落の発生を回避できる。

設置の安定性を更に向上させるため、本実施例における熱交換器は係止構造を更に含み、係止構造は第１のシールガスケット２０に設けられて、集流部の少なくとも一部が係止構造内に係入されるようにする。

具体的には、本実施例における係止構造は係止溝２４を含み、係止溝２４は第１のシールガスケット２０に設けられて、挿嵌部が開口部内に挿設されるとき、集流ハウジングの少なくとも一部が係止溝２４内に挿入されるようにする。具体的には、係止溝２４は複数であり、複数の係止溝２４は間隔をおいて設けられて、集流ハウジングの少なくとも一部が複数の係止溝２４内に挿入されるようにしてもよい。このような設置を採用すると、係止の安定性を更に向上させることができる。

具体的には、本実施例における第１の集流ハウジング３１は第１のメインハウジング及び第１の挿嵌ハウジングを含み、第１の挿嵌ハウジングは第１のメインハウジングに設けられ、第１の挿嵌ハウジングは第１の挿嵌板及び第２の挿嵌板を含み、第１の挿嵌板と第２の挿嵌板とは第１のメインハウジングの両端に対向して設けられ、第１の挿嵌板と第２の挿嵌板とは間隔をおいて設けられている。係止溝２４は４つであり、２つの係止溝２４が、それぞれ第１の挿嵌部の両側に設けられ、残りの２つの係止溝２４が、それぞれ第２の挿嵌部の両側に設けられて、挿嵌部が開口部内に挿設される際に、第１の挿嵌板が１つの係止溝２４内に挿入され、第２の挿嵌板が他の１つの係止溝２４内に挿入されるようにする。このような設置を採用すると、係止ハウジングを係止部により良好に係止させて、係止の安定性をより良好に向上させることができる。

本実施例において、第１のメインハウジングから第１の挿嵌ハウジングまでの伸び方向に沿って、第１の挿嵌ハウジングの挿嵌隙間は徐々に減少し、第２のメインハウジングから第２の挿嵌ハウジングまでの伸び方向に沿って、第２の挿嵌ハウジングの挿嵌隙間は徐々に減少する。このように、挿嵌ハウジングが挿嵌部から脱落する状況をより良好に回避できる。

具体的には、本実施例における第１の挿嵌ブロック２１２は、第１の側面、弧状面及び第２の側面を有し、第１の側面、弧状面及び第２の側面は順に接続して設けられ、第１の側面及び第２の側面はいずれも第１の集流ハウジング３１との貼り合わせに用いられ、弧状面は集流ハウジングと集流通路を取り囲んで形成することに用いられる。このような設置を採用すると、集流通路内の流体に対する第１の挿嵌ブロック２１２の遮断作用を減少させて、集流ハウジング内の流体がスムーズに流れるようにすることができる。具体的には、第２の挿嵌ブロック２２２は第１の挿嵌ブロック２１２と同じ構造に設けられてもよい。

具体的には、入口部１１は第１の弧状ポートであり、第１の弧状ポートは第１の開口部内に挿入されて、第１の開口部が第１の弧状ポートにより扁平管１０内の流体通路と連通されるようにすることに用いられる。あるいは、出口部１２は第２の弧状ポートであり、第２の弧状ポートは第２の開口部内に挿入されて、第２の開口部が第２の弧状ポートにより扁平管１０内の流体通路と連通されるようにすることに用いられる。あるいは、入口部１１は第１の弧状ポートであり、第１の弧状ポートは第１の開口部内に挿入されて、第１の開口部が第１の弧状ポートにより扁平管１０内の流体通路と連通されるようにすることに用いられ、出口部１２は第２の弧状ポートであり、第２の弧状ポートは第２の開口部内に挿入されて、第２の開口部が第２の弧状ポートにより扁平管１０内の流体通路と連通されるようにすることに用いられる。このような設置を採用すると、集流通路内の流体に対する挿嵌部の遮断作用を減少させて、集流ハウジング内の流体の流れがスムーズになるようにすることができる。

本実施例において、入口部１１は第１の弧状ポートであり、第１の弧状ポートは第１の開口部内に挿入されて、第１の開口部が第１の弧状ポートにより扁平管１０内の流体通路と連通されるようにすることに用いられ、出口部１２は第２の弧状ポートであり、第２の弧状ポートは第２の開口部内に挿入されて、第２の開口部が第２の弧状ポートにより扁平管１０内の流体通路と連通されるようにすることに用いられる。このような設置を採用すると、第１の集流通路内の流体に対する第１の弧状ポートの遮断作用、第２の集流ハウジング３２内の流体に対する第２の弧状ポートの遮断作用をより良好に回避できる。

本実施例において、熱交換器は、第２のシールガスケット４０、エンドカバー、接続管７０及び熱交換フィン６０を更に含み、エンドカバーは集流ハウジングの対向する両端に設けられて、エンドカバーにより集流ハウジングをシールする。第２のシールガスケット４０はエンドカバーと扁平管１０との間に設けられて、第２のシールガスケット４０によりエンドカバーと扁平管１０の間の隙間をシールする。第２のシールガスケット４０は、第２の本体部、第３の挿嵌部及び第４の挿嵌部を含み、第３の挿嵌部及び第４の挿嵌部はいずれも第２の本体部に設けられ、第３の挿嵌部と第４の挿嵌部とは間隔をおいて設けられ、第３の挿嵌部は第２の本体部より突出して設けられて第１の位置決め段差を形成し、第４の挿嵌部は第２の本体より突出して設けられて第２の位置決め段差を形成し、第１の位置決め段差により第１の集流ハウジング３１を位置決めし、第２の位置決め段差により第２の集流ハウジング３２を位置決めする。第２の本体部から第３の挿嵌部までの伸び方向に沿って、第３の挿嵌部の挿嵌幅が徐々に増大して、挿嵌の安定性を向上させる。第２の本体部から第４の挿嵌部までの伸び方向に沿って、第４の挿嵌部の挿嵌幅が徐々に増大して、挿嵌の安定性を向上させる。

関連技術における２列の屈曲マイクロチャネル熱交換器の扁平管は、２つの成形板が溶接されてなるものである。各成形板の冷媒流通領域は、凸状リブによって冷媒の入口部分と出口部分とに分割される。成形板における凸状リブの存在により、扁平管とフィンとの接触面に凹溝が形成されるようになる。２列の屈曲マイクロチャネル熱交換器が蒸発器として用いられる場合には、同様に、扁平管を垂直に配置するが、通常のマイクロチャネルと異なるのは、凝縮水が、フィンのルーバーに沿って流下するだけでなく、扁平管における垂直凹溝に沿って流下してもよい点である。しかし、扁平管の厚さが制限されるため、凹溝のサイズが比較的小さく、凝縮水が毛細作用によって凹溝に沿って流下することができず、同様に、排水不良になってしまい、熱交換性能に影響を与える。

上記の問題を解决するために、図１９から図２３に示すものを参照すると、本出願の実施例は熱交換装置を提供し、この熱交換装置は、扁平管１０及び熱交換フィン６０を含み、ここで、扁平管１０は第１の成形板及び第２の成形板からなり、扁平管１０の表面は扁平管１０の長さ方向に伸びる凹溝１４を有し、凹溝１４は第１の成形板及び第２の成形板が扁平管１０の内側に向かって凹むことで形成されたものであり、熱交換フィン６０は隣接する扁平管１０の間に取り付けられ、熱交換フィン６０の凹溝に対応する位置には窪み６１１が設けられており、窪み６１１には導流板６１２が設けられており、窪み６１１、導流板６１２及び凹溝１４は一緒に導流通路９０を形成する。本出願の熱交換装置は、扁平管１０及び熱交換フィン６０を含み、フィンの凹溝１４に対応する位置には窪み６１１が設けられており、複数の窪み、凹溝及び導流板により形成される導流通路９０は、凝縮水を上から下へと導流することができ、凝縮水が流下する経路を増加することにより、凝縮水が滞留する状況の発生を回避し、これと同時に、複数の窪みにおける導流板により、垂直方向で側壁が比較的滑らかな流路を形成することができ、凝縮水の流れにより有利である。ここで、窪みの形状は、矩形、台形又は他の形状であってもよい。

図２０から図２２に示すものを参照すると、本実施例における扁平管１０は、上から下へと凹溝１４が設けられており、導流切り欠き溝の位置と凹溝１４の位置とが対向して設けられ、導流切り欠き溝と凹溝１４とが一緒に導流通路９０を形成し、導流切り欠き溝と凹溝との嵌合により導流通路を形成し、導流通路がより大きい流通面積を有することにより、排水不良の問題をより効果的に解決した。

具体的には、本実施例における熱交換フィン６０はコルゲートフィンであり、窪み６１１は熱交換フィン６０の山及び谷の位置に設けられて、フィン構造６１を合理的に利用して窪みを形成する。

ここで、導流板６１２は熱交換フィン６０の一部であって、熱交換フィン６０が窪み６１１に沿って凹むことで形成され、且つ導流板６１２は熱交換フィン６０を貫通していない。

加工を容易にするために、本実施例はフランジ式加工方法を採用し、具体的には、導流板６１２は熱交換フィン６０の一部であって、熱交換フィン６０が窪み６１１の一辺に沿って折り返されることで形成される。加工の際に、フィンのシート状構造に２つのスリットを加工し、その後、２つのスリットの間の領域、すなわち、導流板を下向きに屈曲することにより窪みを形成して、導流板が窪みの下方にくるようにする。

複数の導流板６１２は、いずれも同一方向に向かって折り返されることが好ましい。本実施例における導流板６１２の下端は、導流板６１２に隣接する窪み６１１の内壁に当接される。導流板６１２の下端が導流板６１２に隣接する窪み６１１の内壁に当接することで、複数の導流板により形成される垂直方向の側壁がより平坦になるようにすることができ、凝縮水の流れにより有利である。

本実施例における導流板６１２は、扁平管１０の長さ方向に平行である。他の実施例において、本実施例における導流板６１２の長さは、熱交換フィン６０の波ピッチよりも小さく、ここで、波ピッチは、コルゲートフィンの波ピッチ、すなわち、隣接する２つの波紋の頂点間の距離である。

本実施例における熱交換フィン６０にはルーバー１００が開設されており、ここで、窪み６１１の深さは、フィンの頂部からルーバー１００までの距離よりも小さい。

本実施例における扁平管１０は入口部及び出口部を有し、入口部及び出口部は扁平管１０の同一端に位置し、且つ入口部及び出口部は、いずれも弧状構造をなして、熱交換剤の導入及び導出が容易になる。

図２１に示すものを参照すると、熱交換プレートへの熱交換剤の供給を容易にするために、本実施例における熱交換装置は集流管を更に含み、集流管は扁平管１０の端部に設けられ、扁平管１０の内部と集流管とは連通されている。

好ましい一実施例において、加工を容易にするために、本実施例はフランジ式加工方法を採用し、具体的には、本実施例における導流板６１２はフィン構造の一部であって、導流板６１２を下向きに屈曲して窪み６１１を形成し、加工の際に、フィン構造に２つのスリットを加工し、その後、２つのスリット間の領域、すなわち、導流板を下向きに屈曲することにより窪みを形成して、導流板が窪みの下方にくるようにし、本実施例における導流板６１２の下端は導流板６１２に隣接する窪み６１１の内壁に当接してもよく、一方では複数の導流板により形成される垂直方向の側壁がより平坦になるようにすることができ、他方では導流板を比較的長く設けることで、窪みの面積をより大きくして、流通面積がより大きくなるようにすることができる。

本実施例における集流管は扁平管１０の底部に設けられ、集流管の端部には外部管路に接続する接続パイプが更に設けられている。

ここで、加工を容易にするために、本実施例における熱交換フィン６０は金属板材を複数回屈曲してなり、複数のフィン構造６１は屈曲後の金属板材の屈曲突起であり、他の実施例において、複数のフィンは単独に設けられた複数の金属板であってもよく、フィン構造は即ち金属板である。導流通路のスペースの安定性を保証するために、本実施例における複数の窪み６１１のうち一部の窪み６１１の側壁は、導向凹溝１４の側壁に当接される。

以上の記述から分かるように、本出願の上記の実施例は、以下のような技術効果を達成した。集流ハウジングと扁平管との接続強度を向上させ、熱交換器の耐圧性を向上させ、集流ハウジング内の流通面積を増大し、集流通路内の流れの抵抗を減少させ、冷却システム性能への影響を減少させる。入口部及び出口部が同一端に位置して、取り付け及び溶接が容易で、シールブロックの使用量を減少させて、コストを低減する。構造がよりコンパクトであり構造がよりコンパクトであり、フィン側の前後列の温度場がより均一であり、２台の並列熱交換器と比較して、同じ風上面積の条件下で、熱交換能力及び熱交換効率を向上させ、アセンブリのスペースを節約する。熱交換管の内部がＵ字状の通路であり、冷媒が扁平管内で１つの「Ｕ」字状の回路を流れ、「Ｕ」字状の回路の２つの流路の幅は調整可能であり、入口部流路と出口部流路の幅は等しくてもよいし、等しくなくてもよい（等しくないことが好ましい）。蒸発器として用いる場合は、入口部の液体の流路が狭く、出口部の気体の流路が広くなり、凝縮器として用いる場合は、入口部の気体の流路が広く、出口部の液体の流路が狭くなり、入口部及び出口部の流路の幅を調整することで、冷媒回路における液体側及び気体側の圧力降下を最適化し、総圧力降下を減少させる作用を果たす。集流ハウジングと挿嵌部との接続の安定性を増強し、集流ハウジングが挿嵌部から脱落するのを防止し、溶接過程で集流ハウジングと挿嵌部との嵌合隙間が大きくなりすぎて毛細作用が無効になる状況が現れるのを防止し、溶接品質を改善及び向上させた。本出願の熱交換フィンの凹溝に対応する位置には窪みが設けられており、複数の窪み、凹溝及び導流板により形成される導流通路は凝縮水を上から下へと導流することができ、凝縮水が流下する経路を増加して、凝縮水が滞留する状況の発生を回避し、これと同時に、複数の窪みにおける導流板により、垂直方向で側壁が比較的滑らかな流路を形成することができ、凝縮水の流れにより有利である。

上述したものは本出願の好ましい実施例にすぎず、本出願を制限するためのものではなく、当業者にとって、本出願は様々な変更及び変化が可能である。本出願の精神及び原則の範囲内でなされた如何なる修正、同等の置換、改良等の何れも本出願の保護範囲内に含まれるべきである。

ここで、上記の図面には以下の符号が含まれる。
１０扁平管、１１入口部、１２出口部、１３第２の位置決め構造、１４凹溝、２０第１のシールガスケット、２１第１のシール部、２１１第１の本体ブロック、２１２第１の挿嵌ブロック、２２第２のシール部、２２１第２の本体ブロック、２２２第２の挿嵌ブロック、２３第１の位置決め構造、２４係止溝、３１第１の集流ハウジング、３２第２の集流ハウジング、４０第２のシールガスケット、４１第３のシール部、４１１第３の本体ブロック、４１２第３の挿嵌ブロック、４２第４のシール部、４２１第４の本体ブロック、４２２第４の挿嵌ブロック、４３第５の位置決め構造、５０サイドプレート、６０熱交換フィン、６１フィン構造、６１１窪み、６１２導流板、７０接続管、８０シールカバー、９０導流通路、１００ルーバー

Claims

熱交換器であって、
扁平管（１０）であって、前記扁平管（１０）は複数であり、複数の前記扁平管（１０）は間隔をおいて設けられ、前記扁平管（１０）は入口部（１１）及び出口部（１２）を有し、前記入口部（１１）及び前記出口部（１２）はいずれも前記扁平管（１０）の第１の端に位置し、前記入口部（１１）と前記出口部（１２）とは間隔をおいて設けられている、扁平管（１０）と、
隣接する２つの前記扁平管（１０）の間に設けられ、前記扁平管（１０）の第１の端に位置して、隣接する２つの前記扁平管（１０）の間の隙間をシールする、第１のシールガスケット（２０）と、
第１の開口部及び第２の開口部を有し、前記第１の開口部と前記入口部（１１）とが対向して設けられ、前記第２の開口部と前記出口部（１２）とが対向して設けられている、集流部と、を含み、
ここで、前記第１のシールガスケット（２０）は第１のシール部（２１）及び第２のシール部（２２）を含み、前記第１のシール部（２１）は隣接する２つの前記扁平管（１０）の入口部（１１）の間に設けることに用いられ、前記第２のシール部（２２）は隣接する２つの前記扁平管（１０）の出口部（１２）の間に設けることに用いられ、前記第１のシール部（２１）の少なくとも一部及び前記入口部（１１）はいずれも前記第１の開口部内に挿設されて第１の集流通路を取り囲んで形成し、前記第２のシール部（２２）の少なくとも一部及び前記出口部（１２）はいずれも前記第２の開口部内に挿設されて第２の集流通路を取り囲んで形成する、熱交換器。
前記集流部は第１の集流ハウジング（３１）を含み、前記第１の集流ハウジング（３１）は第１のメインハウジング及び第１の挿嵌ハウジングを含み、前記第１の挿嵌ハウジングは前記第１のメインハウジングに設けられ、前記第１の挿嵌ハウジングは前記第１のメインハウジングの端部に位置し、前記第１の挿嵌ハウジングは前記第１の開口部を有し、前記第１のシール部（２１）の少なくとも一部及び前記入口部（１１）はいずれも前記第１の挿嵌ハウジングに挿嵌されている、請求項１に記載の熱交換器。
前記集流部は第２の集流ハウジング（３２）を含み、前記第２の集流ハウジング（３２）は第２のメインハウジング及び第２の挿嵌ハウジングを含み、前記第２の挿嵌ハウジングは前記第２のメインハウジングに設けられ、前記第２の挿嵌ハウジングは前記第２のメインハウジングの端部に位置し、前記第２の挿嵌ハウジングは前記第２の開口部を有し、前記第２のシール部（２２）の少なくとも一部及び前記出口部（１２）はいずれも前記第２の挿嵌ハウジングに挿嵌されている、請求項２に記載の熱交換器。
前記第１の挿嵌ハウジングは第１の挿嵌板及び第２の挿嵌板を含み、前記第１の挿嵌板と前記第２の挿嵌板とは前記第１のメインハウジングの両端に対向して設けられ、前記第１の挿嵌板と前記第２の挿嵌板とは間隔をおいて設けられて前記第１の開口部を形成して、前記第１のシール部（２１）の少なくとも一部及び前記入口部（１１）がいずれも前記第１の挿嵌板と前記第２の挿嵌板との間に挿嵌されるようにする、請求項２に記載の熱交換器。
前記第１のシール部（２１）は第１の本体ブロック（２１１）及び第１の挿嵌ブロック（２１２）を含み、前記第１の挿嵌ブロック（２１２）は前記第１の本体ブロック（２１１）に設けられ、前記第１の本体ブロック（２１１）は前記扁平管（１０）の第１の端に設けられ、前記第１の挿嵌ブロック（２１２）は前記第１の開口部内に挿設されている、請求項４に記載の熱交換器。
前記第１の挿嵌ブロック（２１２）は、第１の側面、第２の側面及び第１の弧状凹面を有し、前記第１の側面、前記第１の弧状凹面及び前記第２の側面は順に接続して設けられ、前記第１の弧状凹面は前記第１の挿嵌ブロック（２１２）の前記第１の本体ブロック（２１１）から離れた側に位置し、前記第１の側面は前記第１の挿嵌板に挿設することに用いられ、前記第２の側面は前記第２の挿嵌板に挿設することに用いられる、請求項５に記載の熱交換器。
前記熱交換器は、第１の位置決め構造（２３）、及び前記第１の位置決め構造（２３）に嵌合する第２の位置決め構造（１３）を更に含み、前記第１の位置決め構造（２３）は前記第１のシールガスケット（２０）に設けられ、前記第２の位置決め構造（１３）は前記扁平管（１０）の第１の端に設けられ、前記第１の位置決め構造（２３）と前記第２の位置決め構造（１３）とは対向して設けられて、前記第１の位置決め構造（２３）と前記第２の位置決め構造（１３）との嵌合により、前記第１のシールガスケット（２０）を位置決めする、請求項１に記載の熱交換器。
前記第１の位置決め構造（２３）は第１の位置決め突起であり、前記第２の位置決め構造（１３）は第１の位置決め凹溝であり、前記第１の位置決め突起と前記第１の位置決め凹溝とは対向して設けられ、前記第１の位置決め突起は前記第１の位置決め凹溝内に設けられて前記第１のシールガスケット（２０）を位置決めする、請求項７に記載の熱交換器。
前記第１のシールガスケット（２０）は対向して設けられた第１の貼合面及び第２の貼合面を有し、前記扁平管（１０）の第１の端は対向して設けられた第１の表面及び第２の表面を有し、前記第１の貼合面は前記扁平管（１０）の第１の表面に嵌合して設けられ、前記第２の貼合面は前記扁平管（１０）の第２の表面に嵌合して設けられて、前記第１の貼合面が前記第１の表面に貼り合わされて設けられ、前記第２の貼合面が前記第２の表面に貼り合わされて設けられるようにする、請求項１に記載の熱交換器。
前記集流部は対向して設けられた第３の開口部及び第４の開口部を更に有し、前記第３の開口部から前記第４の開口部までの伸び方向に沿って前記扁平管（１０）内の流体の流れ方向と所定の角度をなして設けられ、前記熱交換器はシールカバー（８０）を更に含み、前記第３の開口部及び前記第４の開口部にはいずれも前記シールカバー（８０）が設けられており、前記シールカバー（８０）により前記第３の開口部及び前記第４の開口部をシールする、請求項１に記載の熱交換器。
前記熱交換器は第２のシールガスケット（４０）を更に含み、前記第２のシールガスケット（４０）は前記シールカバー（８０）と前記扁平管（１０）との間に設けられ、前記第２のシールガスケット（４０）の前記シールカバー（８０）に近い一端には第３の位置決め構造が設けられており、前記第３の位置決め構造により前記シールカバー（８０）を位置決めする、請求項１０に記載の熱交換器。
前記第２のシールガスケット（４０）は第３のシール部（４１）及び第４のシール部（４２）を含み、前記第３のシール部（４１）と前記第４のシール部（４２）とは接続して設けられ、前記第３のシール部（４１）は前記入口部（１１）に設けることに用いられ、前記第４のシール部（４２）は前記出口部（１２）に設けることに用いられ、
前記第３の位置決め構造は第１の位置決め段差を含み、前記第３のシール部（４１）は第３の本体ブロック（４１１）及び第３の挿嵌ブロック（４１２）を含み、前記第３の挿嵌ブロック（４１２）は前記第３の本体ブロック（４１１）に設けられ、前記第３の本体ブロック（４１１）は前記第３の挿嵌ブロック（４１２）より突出して設けられて前記第１の位置決め段差を取り囲んで形成し、前記第１の位置決め段差により前記シールカバー（８０）を位置決めし、及び／又は、
前記第３の位置決め構造は第２の位置決め段差を含み、前記第４のシール部（４２）は第４の本体ブロック（４２１）及び第４の挿嵌ブロック（４２２）を含み、前記第４の挿嵌ブロック（４２２）は前記第４の本体ブロック（４２１）に設けられ、前記第４の本体ブロック（４２１）は前記第４の挿嵌ブロック（４２２）より突出して設けられて前記第２の位置決め段差を取り囲んで形成し、前記第２の位置決め段差により前記シールカバー（８０）をシールする、請求項１１に記載の熱交換器。
前記扁平管（１０）には第４の位置決め構造が更に設けられており、前記第２のシールガスケット（４０）には前記第４の位置決め構造に嵌合する第５の位置決め構造が更に設けられており、前記第４の位置決め構造と前記第５の位置決め構造とは対向して設けられ、第４の位置決め構造及び前記第５の位置決め構造により前記第２のシールガスケット（４０）を位置決めする、請求項１１に記載の熱交換器。
前記第４の位置決め構造は第２の位置決め突起であり、前記第５の位置決め構造は第２の位置決め凹溝であり、前記第２の位置決め突起と前記第２の位置決め凹溝とは対向して設けられ、前記第２の位置決め突起は前記第２の位置決め凹溝内に設けられて前記第２のシール部（２２）を位置決めする、請求項１３に記載の熱交換器。
前記扁平管（１０）は流体通路を有し、前記流体通路はＵ字状通路である、請求項１から１４のいずれか一項に記載の熱交換器。
前記第１のシール部（２１）は第１の本体ブロック（２１１）及び第１の挿嵌ブロック（２１２）を含み、前記第１の挿嵌ブロック（２１２）は前記第１の本体ブロック（２１１）に設けられ、前記第１の挿嵌ブロック（２１２）及び前記入口部（１１）はいずれも前記第１の開口部内に挿設されて第１の集流通路を取り囲んで形成し、前記第１の本体ブロック（２１１）から前記第１の挿嵌ブロック（２１２）までの伸び方向に沿って、前記第１の挿嵌ブロック（２１２）の挿嵌幅は徐々に増大し、
前記第２のシール部（２２）は第２の本体ブロック（２２１）及び第２の挿嵌ブロック（２２２）を含み、前記第２の挿嵌ブロック（２２２）は前記第２の本体ブロック（２２１）に設けられ、前記第２の挿嵌ブロック（２２２）及び前記出口部（１２）はいずれも前記第２の開口部内に挿設されて第２の集流通路を取り囲んで形成し、前記第２の本体ブロック（２２１）から前記第２の挿嵌ブロック（２２２）までの伸び方向に沿って、前記第２の挿嵌ブロック（２２２）の挿嵌幅は徐々に増大する、請求項３に記載の熱交換器。
前記第１のメインハウジングから前記第１の挿嵌ハウジングまでの伸び方向に沿って、前記第１の挿嵌ハウジングの挿嵌隙間は徐々に減少し、
前記第２のメインハウジングから前記第２の挿嵌ハウジングまでの伸び方向に沿って、前記第２の挿嵌ハウジングの挿嵌隙間は徐々に減少する、請求項１６に記載の熱交換器。
前記第１の挿嵌ブロック（２１２）はラッパ状をなし、及び／又は、前記第２の挿嵌ブロック（２２２）はラッパ状をなす、請求項１６に記載の熱交換器。
前記熱交換器は、
係止構造を更に含み、前記係止構造は前記第１のシールガスケット（２０）に設けられ、前記集流部の少なくとも一部は前記係止構造内に係入される、請求項１に記載の熱交換器。
前記係止構造は係止溝（２４）を含み、前記係止溝（２４）は複数であり、複数の前記係止溝（２４）は前記第１のシールガスケット（２０）に間隔をおいて設けられている、請求項１９に記載の熱交換器。
前記第１の挿嵌ブロック（２１２）は、第１の側面、弧状面及び第２の側面を有し、前記第１の側面、前記弧状面及び前記第２の側面は順に接続して設けられ、前記第１の側面及び前記第２の側面はいずれも前記第１の集流ハウジング（３１）との貼り合わせに用いられ、前記弧状面は前記第１の集流ハウジング（３１）と集流通路を取り囲んで形成することに用いられる、請求項１６に記載の熱交換器。
前記入口部（１１）は第１の弧状ポートであり、前記第１の弧状ポートは前記第１の開口部内に挿設されて、前記第１の集流通路と前記扁平管（１０）内の流体通路とが連通されるようにすることに用いられ、
前記入口部（１１）は第２の弧状ポートであり、前記第２の弧状ポートは前記第２の開口部内に挿設されて、前記第２の集流通路と前記扁平管（１０）内の流体通路とが連通されるようにすることに用いられる、請求項１に記載の熱交換器。
前記扁平管（１０）は第１の成形板及び第２の成形板からなり、前記扁平管（１０）の表面は扁平管（１０）の長さ方向に伸びる凹溝（１４）を有し、前記凹溝（１４）は前記第１の成形板及び第２の成形板が扁平管（１０）の内側に向かって凹むことで形成されたものであり、
前記熱交換器は、
熱交換フィン（６０）を更に含み、前記熱交換フィン（６０）は隣接する扁平管（１０）の間に取り付けられ、前記熱交換フィン（６０）の前記凹溝（１４）に対応する位置には窪み（６１１）が設けられており、前記窪み（６１１）には導流板（６１２）が設けられており、前記窪み（６１１）、前記導流板（６１２）及び前記凹溝（１４）は一緒に導流通路（９０）を形成する、請求項１から１４のいずれか一項に記載の熱交換器。
前記熱交換フィン（６０）はコルゲートフィンであり、前記窪み（６１１）は前記熱交換フィン（６０）の山及び谷の位置に設けられる、請求項２３に記載の熱交換器。
前記導流板（６１２）は前記熱交換フィン（６０）の一部であって、前記熱交換フィン（６０）が前記窪み（６１１）に沿って凹むことで形成され、且つ前記導流板（６１２）は前記熱交換フィン（６０）を貫通していない、請求項２３に記載の熱交換器。
前記導流板（６１２）は前記熱交換フィン（６０）の一部であって、前記熱交換フィン（６０）が前記窪み（６１１）の一辺に沿って折り返されることで形成される、請求項２３に記載の熱交換器。
複数の前記導流板（６１２）はいずれも同一方向に向かって折り返される、請求項２６に記載の熱交換器。
前記導流板（６１２）は扁平管（１０）の長さ方向に平行である、請求項２６に記載の熱交換器。
前記導流板（６１２）の長さは前記熱交換フィン（６０）の波ピッチよりも小さい、請求項２６に記載の熱交換器。
前記熱交換フィン（６０）にはルーバー（１００）が開設されており、前記窪み（６１１）の深さはフィンの頂部から前記ルーバー（１００）までの距離よりも小さい、請求項２３に記載の熱交換器。