JP7392605B2 - 車両 - Google Patents

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Description

本明細書に開示する技術は、車両に関する。
特許文献1に、車両用のサイドドアが記載されている。このサイドドアは、二つの窓開口を有する。前方側の窓開口には、固定式の窓ガラスが設けられており、後方側の窓開口には、昇降式の窓ガラスが設けられている。昇降式の窓ガラスは、昇降装置によって開閉される。昇降装置は、サイドドアの内部に配置されており、モータの動作に応じて窓ガラスを上下方向に移動させる。なお、窓ガラスの昇降装置には、モータといった動力源を有しておらず、ハンドル等によるユーザの操作に応じて、窓ガラスを上下方向に移動させるものも知られている。
特開2001-323737号公報
従来の車両では、ドアに設けられた窓ガラスが、昇降装置によって開閉される。これに対して、例えば超小型モビリティといった車両では、手動昇降式の窓ガラスを採用することが考えられる。手動昇降式の窓ガラスとは、昇降装置が介在することなく、ユーザが上下方向へ直接操作する窓ガラスを意味する。手動昇降式の窓ガラスを採用すると、上述した昇降装置が不要となるので、例えば車両の軽量化を図ることができる。
手動昇降式の窓ガラスは、ユーザの力で無理なく操作できるように、そのサイズを比較的に小さくする必要がある。しかしながら、窓ガラスのサイズを小さくすると、それに応じて窓開口のサイズも小さくなる。サイドドアの窓開口は、緊急時におけるユーザの脱出経路としても機能するので、そのサイズが小さくなることで、脱出経路としての機能が害されるおそれがある。
上記を鑑み、本明細書は、手動昇降式の窓ガラスを採用した車両において、緊急時におけるユーザの脱出経路を確保しつつ、ユーザの操作性を高めることのできる技術を提供する。
本明細書が開示する車両は、車体と、車体に対して開閉可能に設けられているとともに、少なくとも第1の窓開口及び第2の窓開口とを有するサイドドアと、サイドドアの第1の窓開口に設けられた固定式の第1の窓ガラスと、サイドドアの第2の窓開口に設けられた手動昇降式の第2の窓ガラスとを備える。第1の窓開口は、第2の窓開口よりも車両前方に位置しているとともに、第2の窓開口よりも大きな面積を有する。なお、前述したように、手動昇降式の窓ガラスとは、例えば昇降装置といった機構が介在することなく、ユーザが上下方向へ直接操作する窓ガラスを意味する。
上記した車両では、サイドドアが第1の窓開口と第2の窓開口とを有しており、第1の窓開口が第2の窓開口よりも大きな面積を有する。このような構成によると、比較的に面積の大きい第1の窓開口を、緊急時におけるユーザの脱出経路に設定することで、第2の窓開口については、特に制限を受けることなく、その面積を小さくすることができる。これにより、第2の窓開口に設けられる第2の窓ガラスのサイズ、即ち、手動昇降式の窓ガラスのサイズを小さくして、ユーザの操作性を高めることができる。また、第1の窓開口は、第2の窓開口よりも車両前方に配置されており、ユーザの斜め前方に位置することが多い。このような位置関係であると、緊急時にユーザがその窓ガラスを割りやすく、第1の窓開口を脱出経路として利用しやすい。
車両10の全体を模式的に示す側面図であって、車両10の右側面を主に示す。 車両10の内側(即ち、キャビン側)から見たサイドドア20を、その内部構造とともに示す図であって、第2の窓ガラス32は上限位置に配置されている。 車両10の内側(即ち、キャビン側)から見たサイドドア20を、その内部構造とともに示す図であって、第2の窓ガラス32は下限位置に配置されている。 図2、図3と同じ視点において、第1の窓ガラス30が割られた第1の窓開口28aとダミー人形DMとの大小関係を示す図。
本技術の一実施形態では、第1の窓開口は、成人男性モデルのダミー人形が通過し得るサイズ及び形状を有してもよい。このような構成によると、第1の窓開口は、標準的な体形を有する多くのユーザにとって、脱出経路としての十分なサイズ及び形状を有することができる。ここでいうダミー人形とは、車両の衝突試験のためのダミー人形を意味する。
この種のダミー人形の例としては、国際標準化機構による国際規格ISO15830に定められた「WorldSID 50th」、あるいは、米国NHTSA(National Highway Traffic Safety Administration)による連邦規則「49CFR Part572 SubpartE及びO」に定められた「Hybrid-III 50th」が挙げられる。特に限定されないが、第1の窓開口は、これら二種類のダミー人形の少なくとも一方が通過し得るサイズ及び形状を有するとよい。
本技術の一実施形態では、第1の窓開口は、サイドドアに設けられた複数の窓開口のなかで、最も車両前方に位置する。このような構成によると、第1の窓開口がユーザの斜め前方に位置することで、緊急時にユーザが第1の窓ガラスを割りやすい。即ち、第1の窓開口を脱出経路として利用しやすい。加えて、通常の運転時においても、ユーザは、比較的に大きな第1の窓開口を通じて、車両の斜め前方を視認しやすい。
本技術の一実施形態では、第2の窓ガラスが、その周縁にフレームを有さなくともよい。このような構成によると、第2の窓ガラスがさらに軽量化されて、ユーザの操作性をより高めることができる。
本技術の一実施形態では、第2の窓ガラスに、ユーザが把持するノブが設けられていてもよい。このような構成によると、ユーザは、ノブを用いて第2の窓ガラスを操作しやすい。但し、ノブは必ずしも必要とされず、他の実施形態として、例えばユーザが指を掛けるための凹部が、第2の窓ガラスに直接設けられていてもよい。
上記した実施形態において、ノブには、ユーザによって操作される可動式のフックが設けられていてもよい。この場合、サイドドアには、第2の窓ガラスが第2の窓開口を閉塞したときに、フックと係合して第2の窓ガラスをロックするフックレシーバが設けられていてもよい。このような構成によると、第2の窓開口を閉塞する第2の窓ガラスを、意図せず下降しないようにロックすることができる。
本技術の一実施形態では、サイドドアが、第2の窓開口よりも車両後方に位置するとともに、固定式の第3の窓ガラスが設けられた第3の窓開口をさらに有してもよい。このような構成によると、第1の窓開口のサイズや形状だけでなく、第3の窓開口のサイズや形状も調整することで、サイドドアの形状にかかわらず、第2の窓開口のサイズや形状を自由に設計することができる。これにより、第2の窓開口に設けられる窓ガラスのサイズ及び形状、即ち、手動昇降式の第2の窓ガラスのサイズ及び形状を自由に設計することができ、それによってユーザの操作性を効果的に高めることができる。
上記した実施形態において、第3の窓開口は、第2の窓開口よりも小さな面積を有してもよい。サイドドアの限られたサイズのなかで、第3の窓開口を小さくすれば、その分だけ、第1の窓開口を大きくすることができる。これにより、第1の窓開口の脱出経路としての機能を高めることができる。
図面を参照して、実施例の車両10について説明する。本実施例の車両10は、いわゆる自動車であって、路面を走行する車両である。ここで、図面における方向FRは、車両10の前後方向(長手方向)における前方を示し、方向RRは車両10の前後方向における後方を示す。また、方向LHは車両10の左右方向(幅方向)における左方を示し、方向RHは車両10の左右方向における右方を示す。そして、方向UPは車両10の上下方向(高さ方向)における上方を示し、方向DNは車両10の上下方向における下方を示す。なお、本明細書では、車両10の前後方向、左右方向及び上下方向を、それぞれ単に前後方向、左右方向及び上下方向と称することがある。
図1に示すように、車両10は、車体12と、複数の車輪14f、14rとを含む。車体12は、特に限定されないが、金属材料及び樹脂材料を用いて構成されている。複数の車輪14f、14rは、車体12に対して回転可能に取り付けられている。複数の車輪14f、14rには、一対の前車輪14fと、一対の後車輪14rとが含まれる。なお、車輪14f、14rの数については、四つに限定されない。本実施例における車両10は、一人乗りの小型なサイズを有するが、車両10のサイズや搭乗人数についても特に限定されない。
車両10は、走行用モータ16と、バッテリユニット18とをさらに備える。走行用モータ16は、一対の後車輪14rに接続されており、一対の後車輪14rを駆動することができる。なお、走行用モータ16は、一対の後車輪14rに限られず、複数の車輪14f、14rの少なくとも一つを駆動するように構成されていればよい。バッテリユニット18は、電力供給回路(図示省略)を介して走行用モータ16に接続されており、走行用モータ16へ電力を供給する。バッテリユニット18は、複数の二次電池セルを内蔵しており、外部の電力によって繰り返し充電可能に構成されている。なお、車両10は、バッテリユニット18に加えて、又は代えて、燃料電池ユニットや太陽電池パネルといった他の電源を備えてもよい。また、車両10は、走行用モータ16に加えて、又は代えて、エンジンといった他の原動機を備えてもよい。
車両10は、サイドドア20をさらに備える。サイドドア20は、車体12の右側面に位置しており、車体12に対して開閉可能に設けられている。サイドドア20は、ユーザが車両10に乗り降りするためのドアである。サイドドア20は、ヒンジ(図示省略)を介して車体12に取り付けられており、水平方向に揺動可能に構成されている。サイドドア20には、窓枠22が設けられている。窓枠22は、サイドドア20の上部に位置している。窓枠22の内側には、二つの桟24、26が設けられている。二つの桟24、26は、互いに平行であって、概して上下方向に延びている。窓枠22及び二つの桟24、26は、三つの窓開口28a、28b、28cを画定している。なお、サイドドア20の位置は、車体12の左側面であってもよい。サイドドア20の位置は、国又は地域の法令等に応じて設計されることができる。
三つの窓開口28a、28b、28cは、第1の窓開口28aと、第2の窓開口28bと、第3の窓開口28cとを含んでいる。第1の窓開口28aは、最も前方に位置しており、窓枠22と一方の桟24によって取り囲まれている。第1の窓開口28aには、第1の窓ガラス30が設けられている。第1の窓ガラス30は、固定式の窓ガラスであって、開閉不能であり、窓枠22と一方の桟24に対して固定されている。第2の窓開口28bは、中間に位置しており、窓枠22と二つの桟24、26によって取り囲まれている。第2の窓開口28bには、第2の窓ガラス32が設けられている。第2の窓ガラス32は、開閉可能な窓ガラスであって、二つの桟24、26の間を上下方向へ移動可能に取り付けられている。第3の窓開口28cには、第3の窓ガラス34が設けられている。第3の窓ガラス34は、固定式の窓ガラスであって、開閉不能であり、窓枠22と他方の桟26に対して固定されている。ここで、窓ガラス30、32、34の各々は、ガラスに限定されず、例えばアクリル樹脂といった、透明又は半透明な他の材料で構成されてもよい。
第2の窓ガラス32は、手動昇降式の窓ガラスである。手動昇降式の窓ガラスとは、従来の昇降装置といった機構が介在することなく、ユーザが上下方向へ直接操作する窓ガラスを意味する。手動昇降式の窓ガラスを採用することで、従来の昇降装置を省略することができ、サイドドア20の内部構造を簡素にして、サイドドア20の軽量化を図ることができる。また、第2の窓ガラス32は、その周縁にフレームを有していない。このように、第2の窓ガラス32がフレームレス構造であると、第2の窓ガラス32が軽量化されて、ユーザの操作性が向上する。
図2、図3に示すように、第2の窓ガラス32は、第2の窓開口28bを閉鎖する上限位置と、第2の窓開口28bを開放する下限位置との間で、ユーザによって上下方向へ直接的に操作される。第2の窓ガラス32の側縁32bは、二つの桟24、26によって摺動可能に支持されている。また、サイドドア20の内部にも、第2の窓ガラス32の側縁32bを摺動可能に支持する一対のレール38が設けられている。第2の窓ガラス32には、ユーザが把持するノブ60が設けられている。ノブ60は、第2の窓ガラス32の内面に取り付けられており、第2の窓ガラス32の内面から突出している。ユーザは、ノブ60を用いて第2の窓ガラス32を容易に操作することができる。即ち、ユーザは、ノブ60を把持して第2の窓ガラス32を持ち上げたり、ノブ60を把持して第2の窓ガラス32を下ろしたりすることができる。
ノブ60には、ユーザによって操作される可動式のフック62が設けられている。一方、窓枠22には、フック62に対応するフックレシーバ64が設けられている。フックレシーバ64は、第2の窓ガラス32が上限位置にあるときに、フック62と係合する。これにより、上限位置にある第2の窓ガラス32が、例えば自重によって下降しないようにロックされる。ここで、ノブ60、フック62及びフックレシーバ64の位置は特に限定されない。例えば、ノブ60とフック62とが、互いに異なる位置に設けられていてもよい。あるいは、フック62が窓枠22に設けられるとともに、フックレシーバ64が第2の窓ガラス32に設けられてもよい。
サイドドア20の内部には、ロアサポート40と、防振部材44と、二つのストッパ部材50が設けられている。ロアサポート40は、前後方向に延びる長手の部材であり、樹脂材料で構成されている。但し、ロアサポート40を構成する材料は、特に限定されない。ロアサポート40は、第2の窓ガラス32が下限位置にあるときに、第2の窓ガラス32の下縁32aを受け入れる。防振部材44は、ロアサポート40に取り付けられている。防振部材44は、ロアサポート40よりも柔軟な材料で構成されており、ロアサポート40と第2の窓ガラス32との間に介在する。これにより、下限位置にある第2の窓ガラス32は、一対のレール38とロアサポート40により安定して支持される。
二つのストッパ部材50は、ロアサポート40に取り付けられている。ストッパ部材50の数については、二つに限定されない。一例ではあるが、本実施例の車両10では、二つのストッパ部材50が、防振部材44の両側に配置されている。各々のストッパ部材50は、ゴム材料で構成されており、適度な柔軟性を有する。なお、ストッパ部材50を構成する材料は、ゴム材料に限定されず、第2の窓ガラス32よりも柔軟な(即ち、剛性の低い)他の材料であってもよい。各々のストッパ部材50は、第2の窓ガラス32が下限位置にあるときに、第2の窓ガラス32の下縁32aに当接する。
以上のように、本実施例の車両10では、サイドドア20に設けられた第2の窓開口28bに、手動昇降式の窓ガラス(即ち、第2の窓ガラス32)が採用されている。手動昇降式の窓ガラスを採用することで、サイドドア20の内部構造を簡素にして、それによってサイドドア20の軽量化を図ることができる。その一方で、手動昇降式の窓ガラスは、ユーザの力で無理なく操作できるように、そのサイズを比較的に小さくする必要がある。しかしながら、第2の窓ガラス32のサイズを小さくすると、それに応じて第2の窓開口28bのサイズも小さくなる。一般に、サイドドア20に設けられた窓開口には、緊急時におけるユーザの脱出経路としての機能も求められる。この点に関して、第2の窓開口28bのサイズを小さくすると、第2の窓開口28bを脱出経路として利用することができなくなる。
上記を鑑み、本実施例における車両10では、第1の窓開口28aが、第2の窓開口28bよりも大きな面積を有する。このような構成によると、図4に示すように、比較的に面積の大きい第1の窓開口28aを、緊急時におけるユーザの脱出経路に設定することでる。即ち、例えば水没といった緊急事態が発生した場合、ユーザは、第1の窓開口28aに設けられた第1の窓ガラス30を割ることで、第1の窓開口28aから車両10の外部へ脱出することができる。そのために、第1の窓開口28aは、ユーザが通り抜けることのできるサイズ及び形状を有する必要がある。この点に関して、本実施例の車両10では、衝突試験用のダミー人形DMを基準に用いて、第1の窓開口28aのサイズ及び形状が設計されている。詳しくは、成人男性モデルのダミー人形DMが、第1の窓開口28aを通過することができるように、第1の窓開口28aのサイズ及び形状が設計されている。
第1の窓開口28aをユーザの脱出経路に設定することで、第2の窓開口28bについては、特に制限を受けることなく、その面積を小さく設計することができる。即ち、第2の窓開口28bは、ユーザが通り抜けることのできないサイズ及び形状、即ち、成人男性モデルのダミー人形DMが通過し得ないサイズ及び形状を有さなくてよい。これにより、第2の窓開口28bに設けられる第2の窓ガラス32のサイズ、即ち、手動昇降式の窓ガラスのサイズを小さくして、ユーザの操作性を高めることができる。また、第1の窓開口28aは、第2の窓開口28bよりも前方に配置されており、概してユーザの斜め前方に位置する。このような位置関係であると、緊急時にユーザが第1の窓ガラス30を割りやすく、第1の窓開口28aを脱出経路として利用しやすい。
特に、本実施例の車両10では、第1の窓開口28aが、サイドドア20に設けられた複数の窓開口28a、28b、28cのなかで、最も前方に配置されている。このような構成によると、第1の窓開口28aが、ユーザの斜め前方に位置することで、緊急時にユーザが第1の窓ガラス30を割りやすい。即ち、第1の窓開口28aを脱出経路として利用しやすい。加えて、通常の運転時においても、ユーザは、比較的に大きな第1の窓開口28aを通じて、車両10の斜め前方を視認しやすい。
本実施例の車両10では、サイドドア20が、第1の窓開口28a、第2の窓開口28bに加えて、第3の窓開口28cを有する。第3の窓開口28cは、第2の窓開口28bよりも車両後方に位置しており、かつ、固定式の第3の窓ガラス34が設けられている。即ち、本実施例のサイドドア20では、第2の窓開口28bの前後両側に、第1の窓開口28a及び第3の窓開口28cが配置されている。このような構成によると、第1の窓開口28aのサイズや形状だけでなく、第3の窓開口28cのサイズや形状を調整することで、サイドドア20の形状にかかわらず、第2の窓開口28bのサイズや形状を自由に設計することができる。これにより、第2の窓開口28bに設けられる第2の窓ガラス32のサイズ及び形状、即ち、手動昇降式の窓ガラスのサイズ及び形状を、自由に設計することができ、それによって、ユーザの操作性を効果的に高めることができる。
本実施例の車両10では、第3の窓開口28cが、第2の窓開口28bよりも小さな面積を有する。サイドドア20の限られたサイズのなかで、第3の窓開口28cを小さくすれば、その分だけ、第1の窓開口28aを大きくすることができる。これにより、第1の窓開口28aの脱出経路としての機能を高めることができる。
以上、実施形態について詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例をさまざまに変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独あるいは各種の組み合わせによって技術有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:車両
12:車体
14f、14r:車輪
16:走行用モータ
18:バッテリユニット
20:サイドドア
22:窓枠
24、26:桟
28a:第1の窓開口
28b:第2の窓開口
28c:第3の窓開口
30:第1の窓ガラス(固定式の窓ガラス)
32:第2の窓ガラス(手動昇降式の窓ガラス)
34:第3の窓ガラス(固定式の窓ガラス)
38:レール
40:ロアサポート
44:防振部材
50:ストッパ部材
60:ノブ
62:フック
64:フックレシーバ

Claims (6)

  1. 車体と、
    前記車体に対して開閉可能に設けられているとともに、少なくとも第1の窓開口及び第2の窓開口とを有するサイドドアと、
    前記サイドドアの前記第1の窓開口に設けられた固定式の第1の窓ガラスと、
    前記サイドドアの前記第2の窓開口に設けられた手動昇降式の第2の窓ガラスと、
    を備え、
    前記第1の窓開口は、前記第2の窓開口よりも車両前方に位置しているとともに、前記第2の窓開口よりも大きな面積を有しており、
    前記第1の窓開口は、成人男性モデルのダミー人形が通過し得るサイズ及び形状を有しており
    前記サイドドアは、前記第2の窓開口よりも車両後方に位置するとともに、固定式の第3の窓ガラスが設けられた第3の窓開口をさらに有する、
    車両。
  2. 前記第1の窓開口は、前記サイドドアに設けられた複数の窓開口のなかで、最も車両前方に位置する、請求項1に記載の車両。
  3. 前記第2の窓ガラスは、その周縁にフレームを有さない、請求項1又は2に記載の車両。
  4. 前記第2の窓ガラスには、ユーザが把持するノブが設けられている、請求項1から3のいずれか一項に記載の車両。
  5. 前記ノブには、前記ユーザによって操作される可動式のフックが設けられており、
    前記サイドドアには、前記第2の窓ガラスが前記第2の窓開口を閉塞したときに、前記フックと係合して前記第2の窓ガラスをロックするフックレシーバが設けられている、請求項4に記載の車両。
  6. 前記第3の窓開口は、前記第2の窓開口よりも小さな面積を有する、請求項に記載の車両。
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