JP7387472B2 - 原稿読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿の画像を読み取る原稿読取装置に関する。
従来、複写機等に搭載されるスキャナには、原稿トレイに載置された複数枚の原稿を1枚ずつ搬送するADF(自動原稿搬送装置)を備えたものが広く普及している。ADFは、複数の搬送ローラによって原稿を搬送し、搬送路の途中に設けた画像読取ユニットを通過させることで原稿上の画像を読み取っている。
ADFは、原稿の搬送速度を一定にすることを目的として、原稿のサイズや坪量毎に搬送ローラの駆動制御を変更する場合がある。これは、原稿のサイズや坪量によって原稿の搬送抵抗が変化するため、搬送ローラの駆動速度と、原稿の搬送速度との間に乖離が起きる場合があるためである。一般に、原稿のサイズが大きくなるほど、また坪量が増加するほど、搬送抵抗は増大する。この場合、搬送ローラの駆動速度に対して原稿搬送速度は低速側に乖離し、この状態で読み取られた画像は実際の原稿の画像よりも搬送方向の倍率が拡大したものとなる。
特許文献1には、原稿のサイズや坪量に依らず原稿の搬送速度を一定にするため、原稿のサイズと坪量に応じて目標の原稿搬送速度よりも搬送ローラの駆動速度を増速あるいは減速させる制御を実行する方法が提案されている。
特開2013-74431号公報
特許文献1に記載の原稿読取装置は、坪量の大きい原稿に対して搬送ローラの駆動速度を増速させる方法が開示されている。
しかしながら、名刺等のカード状の原稿は、一般に大きな坪量を持つものの、その原稿サイズ、特に搬送方向に直交する幅方向(主走査方向)の短さから、例外的に小さい搬送抵抗となる。したがって、原稿サイズと坪量に対して搬送ローラの駆動速度を単純に増加させる搬送制御では、このような名刺等のカード状原稿は不必要に加速され、読み取られた画像の搬送方向の倍率が縮小してしまう虞がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、原稿の幅方向に短い原稿を搬送する際に搬送方向の倍率が縮小してしまうことを抑制することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の原稿読取装置は、原稿が載置される原稿トレイと、前記原稿トレイに載置された原稿を搬送方向に搬送する複数の搬送ローラ対と、搬送された前記原稿の画像を読取位置にて読み取る画像読取ユニットと、原稿幅が第1の幅である原稿が搬送される場合に第1の搬送制御を実行し、前記原稿幅が前記第1の幅よりも小さい第2の幅である原稿が搬送される場合に第2の搬送制御を実行する制御手段と、を有し、前記複数の搬送ローラ対は、前記搬送方向において前記読取位置よりも上流に位置する第1の搬送ローラ対、及び、前記搬送方向において前記読取位置よりも下流に位置する第2の搬送ローラ対を含み、前記制御手段は、前記第1の搬送制御においては、搬送中の原稿の先端が前記第1の搬送ローラに到達してから前記読取位置を通過するまでの間に、前記第1の搬送ローラ対及び前記第2の搬送ローラ対の駆動速度を第1速度から前記第1速度よりも大きい第2速度に変更するとともに、当該原稿の先端が前記第2の搬送ローラ対に到達した後、前記画像読取ユニットによる当該原稿の読取処理が完了する前に、前記第1及び第2の搬送ローラ対の駆動速度を前記第2速度から前記第1速度に変更し、前記第2の搬送制御においては、原稿の先端が前記第1の搬送ローラにより到達してから当該原稿の読取処理が完了するまでの間、前記第1及び第2の搬送ローラ対の駆動速度を前記第1速度に維持することを特徴とする。
本発明によれば、原稿の大小によって適切な搬送ローラの駆動制御が適用され、読取領域における搬送速度が一定となることで、搬送方向の倍率が一様な読取画像を得ることができる。
原稿搬送装置を搭載した画像形成装置 原稿搬送装置の給紙部斜視図 原稿搬送装置と原稿読取装置の断面図 フローチャート
[自動原稿給送装置構成]
以下、本実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態に係る原稿読取装置100を示す全体斜視図である。図1に示すように、原稿読取装置100は、原稿を給送して排紙トレイ60に排出するADF(自動原稿搬送装置)200と、ADF200によって搬送される原稿の画像を読み取るリーダ300と、を備える。
ADF200の原稿搬送動作について、図2及び図3を用いて説明する。ADF200は、上方に、原稿が載置される原稿トレイ2を有している。ユーザが原稿トレイ2上に1または複数枚の原稿を載置すると、第1の検知手段の例である原稿検知センサS1と、第2の検知手段の例である原稿検知センサS0がこれを検知し、ADF200は原稿を搬送することが可能となる。原稿束の先端は搬送が開始するまでストッパ3に位置が規制されており、操作パネル410に設けられたスタートボタンが押下されると、搬送モータMが駆動され、原稿搬送動作が開始される。搬送モータMは、給紙ローラ4、分離上ローラ5、引き抜きローラ対7、第1搬送ローラ対8、第2搬送ローラ対9、排紙ローラ10を駆動する駆動源である。本実施形態においては、複数の搬送ローラ対である給紙ローラ4、分離上ローラ5、引き抜きローラ対7、第1搬送ローラ対8、第2搬送ローラ対9、排紙ローラ10は、同一の駆動源によって駆動される。
原稿読取装置100は、CPUやRAM、ROM等を有する制御部1を備えている。制御部1には、原稿有無検知センサS1、原稿有無検知センサS0、引き抜き後センサS2、リード1センサS3、排紙前センサS4が接続されており、これらセンサから信号が入力される。また制御部1には搬送モータMが接続されており、制御部1は、搬送モータMの駆動伝達や駆動速度を制御する。
また制御部1のROMには、後述する図4のフローチャートに示す処理を実行するためのプログラムが格納されている。ROMに格納されているプログラムは、制御部1におけるRAMに読み出され、CPUにより実行される。
原稿トレイ2に載置された原稿は、給紙ローラ4により、順次、その最上位のものから繰り出される。給紙ローラ4によって繰り出された原稿は、分離上ローラ5及び分離下ローラ6からなる分離ローラ対によって一枚ずつ分離・給送される。分離・給送された原稿は、引抜ローラ対7、第1搬送ローラ対8、第2搬送ローラ対9の各ローラ対によって搬送される。これらの搬送ローラ対によって搬送された原稿は、流し読みガラス320とプラテンガイド40とのギャップを通過する。このとき、第1搬送ローラ対8と第2搬送ローラ対9との間の読取位置(表面読取ユニット350によって画像が読み取られる位置)にて、画像読取ユニット350により画像が読み取られる。画像が読み取られた原稿は、排紙ローラ対10によって排紙トレイ60上に排出される。
[原稿検知部の構成]
図2を用いて、原稿有無検知センサS1及び原稿有無検知センサS0について説明する。ADF200は、搬送口の付近に、2つの原稿有無検知センサS1、S0を備えており、これらのセンサを用いて原稿トレイ2上の原稿の有無及び原稿の幅を検知する。原稿有無検知センサS1は第1検知手段の例であり、原稿有無検知センサS0は第2の検知手段の例である。第1検知手段としての原稿有無検知センサS1と、第2検知手段としての原稿有無検知センサS0の位置関係について説明する。図2(b)は、幅狭原稿を載置した状態のADF200を示す上方視図である。本実施形態において、幅狭原稿とは名刺のような幅が短いシートのことをいい、本実施形態では原稿幅が105mm未満の原稿をいう。例えば日本で使用されている名刺のサイズは55mm×91mmであり、米国で使用される名刺のサイズは、51mm×89mmや49mm×85mm等である。図2(b)に示すように、例えばユーザにより名刺のような幅が小さい小サイズの原稿S1が原稿トレイ2に載置され、サイド規制板125A,125Bにより原稿S1の幅方向の両端が当接するように幅方向の位置が規制される。すると、原稿S1は幅方向の第1範囲W1に載置される。原稿有無検知センサS1は、幅方向の中央の検出位置(幅方向の端部よりも中央に近い位置)に配置されており、つまり第1範囲W1の内に配置されている。そのため、原稿S1が搬送方向の下流側に向けて挿入され、規制板130(図5参照)に当接するようにセットされると、原稿セットセンサS1がこれを検知する。これにより、制御部1は、原稿S1の有ることを認識するとともに、且つ原稿が幅狭原稿であると判定する。
一方、図2(c)に示すように、例えばユーザによりA4サイズのような幅が大きい大サイズの原稿S2が原稿トレイ2に載置され、サイド規制板125A,125Bにより原稿の幅方向の両端が当接するように幅方向の位置が規制される。すると、原稿S2は幅方向の第2範囲W2に載置される。上述のように原稿有無検知センサS1は、幅方向の中央部分(中央側)である第1の検出位置P1に配置される。また原稿有無検知センサS0は、第1範囲W1の外である幅方向の中央部分より端部側の位置(幅方向の中央よりも端部に近い位置)に配置されている。つまり原稿有無検知センサS0は第1範囲W1の外かつ第2範囲W2の内に配置されている。そのため、原稿S2が搬送方向の下流側に向けて挿入され、規制板130(図5参照)に当接するようにセットされると、原稿有無検知センサS1及び原稿有無検知センサS0は、両方とも制御部1にON信号を出力し、原稿S2が有ることが判定される。
上述したように、原稿有無検知センサS0は、原稿トレイ2上の主走査方向(原稿の搬送方向に直交する幅方向)のほぼ中央に配置されている。一方、原稿有無検知センサS1は、主走査方向に52.5mm程の間隔をあけて配置されている。本実施形態では、原稿有無検知センサS1は、原稿有無検知センサS0よりも、原稿読取装置100を正面から見て奥側の位置に配置されている。
制御部1は、原稿が載置され、原稿有無検知センサS1が原稿を検知した場合には、原稿幅が広い原稿(非幅狭原稿)と判断し、対応する第1の搬送制御を実行する。
他方、制御部1は、原稿有無検知センサS1およびS0が原稿を検知した場合、または、原稿セットセンサS0のみが原稿を検知した場合には、原稿幅は狭い原稿(幅狭原稿)であると判断し、対応する第2搬送制御を実行する。原稿有無検知センサS1の位置は、第2の搬送制御の適用を想定する最大幅原稿(本実施形態では幅が105mmの原稿)を検知しない範囲で搬送口の中央寄りにあるのが望ましい。なお本実施形態においては、原稿有無検知センサS1を搬送路上面から回動可能に垂下させ、原稿有無検知センサS0を搬送路下面から回動可能に突出した構成としている。しかしながら本発明はこれに限定されるものではなく、既定の位置で原稿の有無を判別できる構成であれば、センサの配置位置や検知方式は問わない。
[原稿搬送速度の変動]
ところで、各搬送ローラの駆動速度と原稿の搬送速度は、一致している状態が理想である。しかしながら、実際は、搬送路内の搬送抵抗と搬送ローラの搬送力とのバランスから、搬送方向の全区間でこれらの速度は一致しない場合もある。
本実施形態における読取処理中の原稿搬送の速度変動は、引抜ローラ対7から第2搬送ローラ対9までを跨ぐような原稿(図3(b))においては、次の傾向がある。
[(1)原稿の先端が第1搬送ローラ対8~第2搬送ローラ対9までの位置にある場合]
原稿の先端が第1搬送ローラ対8~第2搬送ローラ対9までの位置にある場合は、原稿の大部分が、搬送路中で特に屈曲の大きい引抜ローラ対7~第2搬送ローラ対8に位置している。しかもこの区間は、プラテンガイド40と流し読みガラス320間の狭いギャップを通過する。そのため、比較的搬送抵抗が大きい。しかも、第1搬送ローラ対8よりも搬送方向下流のローラ対(第2搬送ローラ9と排紙ローラ対10)によって原稿が挟持されていないため、原稿が搬送ローラ対から受ける搬送力は小さい。したがって、この領域では、原稿の搬送速度は、第1搬送ローラ対8、9の駆動速度よりも小さくなる。この傾向は、原稿のサイズと坪量が大きいほど顕著になる。
[(2)原稿の先端が第2搬送ローラ対9~排紙ローラ対10までの位置にある場合]
この区間は、原稿が依然として屈曲の大きい引抜ローラ対7~第2搬送ローラ対9間に跨っている。あるいは、搬送方向長さの短い原稿においては、原稿の後端が屈曲部を通過し原稿の屈曲が緩和されている可能性がある。一方、原稿は画像読取ユニット350の読取位置の直上流と直下流の2つの搬送ローラ対7、8に挟持されているため、読取位置周辺の搬送力は、上述した(1)のときも大きくなる。したがって、原稿の搬送速度は、第1搬送ローラ対7、第2搬送ローラ対8の駆動速度と略等しくなり、安定した読取画像が得られる。
[(3)原稿の先端が排紙ローラ対10に到達した後]
この区間は、原稿が搬送路の屈曲部を徐々に抜けていく領域である。よって搬送抵抗も徐々に小さくなっていく。一方、第一搬送ローラ対8、第二搬送ローラ対9に加え排紙ローラ対10の搬送力も加わるため、搬送力は、(2)の領域より更に大きくなる。したがって原稿の搬送速度は搬送ローラの駆動速度とほぼ等しい。
[(4)原稿後端が第1搬送ローラ対8を通過して以降]
原稿は搬送路の屈曲部を抜け、原稿先端部は搬送路外にある。よって搬送抵抗は最も小さい。一方、挟持するローラは第2搬送ローラ対9、排紙ローラ対10となるので、搬送力は(3)の領域よりはやや小さい。総合的には原稿の搬送速度は搬送ローラの駆動速度にほぼ一致する領域である。
一方で、名刺等の幅狭原稿は、その坪量こそ大きいものの、サイズの小ささから搬送路より受ける搬送抵抗は同坪量の長尺紙よりも小さくなる(図3(c))。したがって、原稿搬送速度の変動は、上記の長尺紙の場合と異なって小さく、名刺等カード状原稿の搬送速度は概ね原稿の読取領域全域で搬送ローラの駆動速度と一致する。
[第1の実施例]
上述した原稿の搬送速度変動の傾向に鑑みて、本実施形態における原稿読取装置は、第1の搬送制御と第2の搬送制御を含む複数の搬送制御を実行可能である。すなわち、原稿トレイ2に載置された原稿の幅が広い原稿(長尺紙等)を搬送する場合は第1の搬送制御を実行する。一方、名刺等の原稿幅が狭い原稿を搬送する場合は第2の搬送制御を実行する。
第1の搬送制御においては、少なくとも第1搬送ローラ対8と第2搬送ローラ対9を含む複数の搬送ローラ対の駆動速度を、読取中に可変とする。載置された原稿幅が広い場合、原稿の搬送方向長さが長い長尺の原稿が想定される。本実施形態では、原稿幅が105mm以上の非幅狭原稿の場合、搬送ローラ対の駆動速度を図4に示すように制御することで、原稿の搬送速度を読取領域全域で一定とすることができる。これによって、原稿の大小にかかわらず、読取領域における原稿の搬送速度が略一定となり、搬送方向の倍率が一様な読取画像を得ることができる。
一方で、第2の搬送制御においては、搬送ローラ対の駆動速度を読取中は一定とする。第2の搬送制御においては、載置された原稿の幅が狭い原稿、すなわち、原稿の幅方向長さ及び原稿の搬送方向長さが短い名刺等カード状の原稿が想定される。この場合は、前述したように、原稿の搬送速度は概ね読取領域全域で搬送ローラ対8、9の駆動速度に一致するので、駆動速度を一定とすれば、原稿の搬送速度も一定となる。
図4は、本実施形態に係る原稿搬送動作を示すフローチャートである。図4のフローチャートに示した各ステップを実行するためのプログラムは、制御部1におけるROMに記憶されている。そして、当該プログラムは、RAMに読み出されCPUにより実行される。
まず制御部1は、原稿トレイ2上に原稿が載置されると、原稿有無検知センサS0、S1から入力された検知信号に基づいて原稿幅を判定する。具体的には、原稿有無検知センサS1と原稿有無検知センサS0の両方が原稿を検知している場合、あるいは、原稿有無検知センサS1のみが原稿を検知している場合、原稿幅が105mm以上の非幅狭原稿であると判定する(S401でYES)。S401でYESと判定された場合、状態で操作パネル410上のスタートボタンが押下されると(S402)、制御部1は搬送モータMを駆動する。このとき、各搬送ローラ(7、8、9、10)の駆動速度を、規定値である称呼読取速度に等しい第1の駆動速度に設定する(S404)。そして制御部1は、搬送路上のリード1センサS3に原稿が到達するまで待機する。
原稿がリード1センサS3に到達した場合(S405でYES)、処理をS406に進める。S406において、制御部1は、先行原稿の画像読取動作が完了しているかどうかを判定する。1枚目の原稿を搬送する場合は、先行原稿は存在しないので、この判定でYESに進む。一方で、2枚目以降の原稿を搬送する場合は、先行原稿の画像読取動作が完了するまでは、搬送ローラの駆動速度の変更は行わず、第1の駆動速度を維持する(S407)。
S408において、制御部1は、搬送ローラ対(7、8、9、10)の駆動速度を、第1の駆動速度から、称呼読取速度の100.5%に変更する(S408)。そして、この第2の駆動速度で原稿の搬送を継続する(S411)。原稿がリード1センサS3を通過して第2搬送ローラ9までの所定距離を移動したタイミングで(S410でYES)、搬送ローラ対(7、8、9、10)の駆動速度を、第1の駆動速度に戻す(S412)。このように原稿が搬送抵抗を大きく受ける位置で原稿の搬送速度を一定に保つことが可能となっている。
搬送中の原稿の読取が終了すると(S413)、原稿有無検知センサS1、S0の検知結果を確認し、原稿トレイ2に載置されている全ての原稿の読取が完了したか否かを判定する。原稿トレイにまだ原稿が残っている場合は、次の原稿の搬送を実行するために、S404に戻り、次原稿を称呼読取速度に等しい駆動速度で搬送する。
このように本実施形態では、非幅狭原稿を搬送する場合には、第1の搬送制御を実行する。具体的には、搬送ローラの駆動速度を、原稿のS3センサ到達または先行原稿の読取処理の完了のいずれか遅い方のタイミングで、称呼読取速度の100.5%に加速する。その後、原稿先端がS3センサから第二の搬送ローラ対9までの所定距離を移動したタイミングで駆動速度を称呼読取速度に戻す。このような搬送制御を実行することによって、長尺の原稿が搬送抵抗を大きく受ける位置で駆動速度を上昇させることにより、原稿の搬送速度を一定に保つことが可能となっている。
次に幅狭原稿の搬送制御である第2の搬送制御について説明する。S401において、原稿有無検知センサS1が原稿を検知しておらず、原稿セットセンサS0のみが原稿を検知している場合(S402でYES)、制御部1は、原稿トレイ1に載置された原稿が幅狭原稿であると判定する。この場合には、操作パネル40にてスタートボタンが押下されると(S416)、制御部1は搬送モータMを駆動する。このとき、各搬送ローラ(7、8、9、10)の駆動速度を、規定値である称呼読取速度に等しい第1の駆動速度に設定する(S416)。
第2の搬送制御にて幅狭原稿を搬送する場合は、原稿の読取中は搬送ローラ対(7、8、9、10)の駆動速度を一定にする。すなわち、第1の駆動速度を維持する。
幅狭原稿は、名刺等のカード状の原稿を想定している。名刺等のカード状の原稿は、一般に大きな坪量をもつものの,その原稿サイズ,特に搬送直交方向の短さから例外的に小さい搬送抵抗となる。したがって,原稿サイズと坪量に対して搬送ローラの駆動速度を単純増加させる制御では,このような幅狭原稿は不必要に加速され,搬送方向の倍率が縮小してしまう虞がある。
[第2の実施例]
第1の実施例では、幅狭原稿を搬送する場合には、原稿の読取開始から読取完了までの愛では搬送ローラ対の駆動速度を一定の速度である第1速度に維持するようにした。第2の実施例は、幅狭原稿においても、搬送中の原稿の搬送抵抗に変動が生じる場合、非幅狭原稿と同様に、次のような搬送制御を実行してもよい。すなわち、原稿の読取完了と次原稿のS3センサ到達のいずれか遅い方のタイミングで駆動速度を称呼読取速度よりも加速する。そして、原稿先端がS3センサを通過して第2搬送ローラ対9までの所定距離を移動したタイミングで駆動速度を称呼読取速度に戻す制御を実行する。ただし、この場合における幅狭原稿の加速割合は、非幅狭原稿と比較して小さく設定した方が好ましい。
なお本実施形態では幅方向において異なる位置に配置された2つの原稿有無検知センサS1、S0を用いて幅狭原稿と非幅狭原稿を判別する構成を説明した。しかしながら、例えば、サイド規制板125A又は125Bの位置を検知するセンサを追加し、このセンサから入力される信号に基づいて原稿幅を検知する構成であってもよい。
また本実施形態においては、原稿の幅(主走査方向の長さ)に基づいて第1の搬送制御と第2の搬送制御を選択的に実行する例を説明したが、原稿の幅だけでなく、原稿の搬送方向の長さや、坪量、表面性等の情報を取得し、これらの情報と原稿幅とに基づいて第1の搬送制御または第2の搬送制御を実行するようにしてもよい。また、第1の搬送速度を実行する場合における搬送ローラ対の駆動速度の加速割合を、これらの情報に基づいて変更するようにしてもよい。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1 制御部
2 原稿トレイ
S1 原稿有無検知センサ
S0 原稿有無検知センサ
5 分離上ローラ
6 分離下ローラ
8 第1搬送ローラ対
9 第2搬送ローラ対
10 排紙ローラ
350 画像読取ユニット

Claims (6)

  1. 原稿が載置される原稿トレイと、
    前記原稿トレイに載置された原稿を搬送方向に搬送する複数の搬送ローラ対と、
    搬送された前記原稿の画像を読取位置にて読み取る画像読取ユニットと、
    原稿幅が第1の幅である原稿が搬送される場合に第1の搬送制御を実行し、前記原稿幅が前記第1の幅よりも小さい第2の幅である原稿が搬送される場合に第2の搬送制御を実行する制御手段と、を有し、
    前記複数の搬送ローラ対は、前記搬送方向において前記読取位置よりも上流に位置する第1の搬送ローラ対、及び、前記搬送方向において前記読取位置よりも下流に位置する第2の搬送ローラ対を含み、
    前記制御手段は、
    前記第1の搬送制御においては、搬送中の原稿の先端が前記第1の搬送ローラに到達してから前記読取位置を通過するまでの間に、前記第1の搬送ローラ対及び前記第2の搬送ローラ対の駆動速度を第1速度から前記第1速度よりも大きい第2速度に変更するとともに、当該原稿の先端が前記第2の搬送ローラ対に到達した後、前記画像読取ユニットによる当該原稿の読取処理が完了する前に、前記第1及び第2の搬送ローラ対の駆動速度を前記第2速度から前記第1速度に変更し、
    前記第2の搬送制御においては、原稿の先端が前記第1の搬送ローラにより到達してから当該原稿の読取処理が完了するまでの間、前記第1及び第2の搬送ローラ対の駆動速度を前記第1速度に維持する
    ことを特徴とする原稿読取装置。
  2. 原稿が載置される原稿トレイと、
    前記原稿トレイに載置された原稿を搬送方向に搬送する複数の搬送ローラ対と、
    搬送された前記原稿の画像を読取位置にて読み取る画像読取ユニットと、
    原稿幅が第1の幅である原稿が搬送される場合に第1の搬送制御を実行し、前記原稿幅が前記第1の幅よりも小さい第2の幅である原稿が搬送される場合に第2の搬送制御を実行する制御手段と、を有し、
    前記複数の搬送ローラ対は、前記搬送方向において前記読取位置よりも上流に位置する第1の搬送ローラ対、及び、前記搬送方向において前記読取位置よりも下流に位置する第2の搬送ローラ対を含み、
    前記制御手段は、
    前記第1の搬送制御においては、搬送中の原稿の先端が前記第1の搬送ローラに到達してから前記読取位置を通過するまでの間に、前記第1の搬送ローラ対及び前記第2の搬送ローラ対の駆動速度を第1速度から前記第1速度よりも大きい第2速度に変更するとともに、当該原稿の先端が前記第2の搬送ローラ対に到達した後、前記画像読取ユニットによる当該原稿の読取処理が完了する前に、前記第1及び第2の搬送ローラ対の駆動速度を前記第2速度から前記第1速度に変更し、
    前記第2の搬送制御においては、搬送中の原稿の先端が前記第1の搬送ローラに到達してから前記読取位置を通過するまでの間に、前記第1の搬送ローラ対及び前記第2の搬送ローラ対の駆動速度を第1速度から前記第1速度よりも大きくかつ前記第2速度より小さい第3速度に変更するとともに、当該原稿の先端が前記第2の搬送ローラ対に到達した後、前記画像読取ユニットによる当該原稿の読取処理が完了する前に、前記第1及び第2の搬送ローラ対の駆動速度を前記第3速度から前記第1速度に変更する、
    ことを特徴とする原稿読取装置。
  3. 前記原稿トレイに載置された原稿を検知する第1検知センサと、
    前記搬送方向に直交する幅方向において、前記第1検知センサとは異なる位置で前記原稿トレイに載置された原稿を検知する第2検知センサと、を備え、
    前記制御手段は、前記第1検知センサ及び前記第2検知センサの検知結果に基づいて、前記第1の搬送制御及び前記第2の搬送制御を選択的に実行する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の原稿読取装置。
  4. 前記第1検知センサは、前記原稿トレイの前記幅方向における中央部分に位置しており、
    前記第2検知センサは、前記第1検知センサよりも前記幅方向の中央部分より端部側に位置していることを特徴とする請求項に記載の原稿読取装置。
  5. 前記複数の搬送ローラ対よりも前記搬送方向の上流に配置された、前記原稿トレイに載置された原稿を1枚ずつに分離する分離部を有することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の原稿読取装置。
  6. 前記複数の搬送ローラ対は、同一の駆動源により駆動されることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の原稿読取装置。
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