JPH063898A - 画像読取り装置の原稿取扱い装置 - Google Patents

画像読取り装置の原稿取扱い装置

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JPH063898A
JPH063898A JP18062092A JP18062092A JPH063898A JP H063898 A JPH063898 A JP H063898A JP 18062092 A JP18062092 A JP 18062092A JP 18062092 A JP18062092 A JP 18062092A JP H063898 A JPH063898 A JP H063898A
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JP18062092A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Tsukamoto
一之 塚本
Masato Nakazawa
正人 中澤
Toshinori Sasaki
俊徳 佐々木
Naoto Sugimura
直人 杉村
Noriyoshi Sakata
典由 坂田
Akito Yamauchi
昭人 山内
Tomoo Fukao
伴夫 深尾
Iwao Kuriki
巌 栗城
Akira Kanazawa
昭 金沢
Akira Ishiguchi
明 石口
Michiaki Yoshihara
道明 吉原
Tetsuo Maeda
哲郎 前田
Hajime Yui
肇 由井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラテンカバーを給紙と排出のトレイとして
使用し、原稿移動走査部に対してUターン状の原稿搬送
路を設けた画像読取り装置において、走査済みの原稿の
紙の腰を強化して、2種類の原稿が重なることを防止す
る。 【構成】 原稿トレイと排出トレイとを少しだけズレを
持つように配置し、2つのトレイに対して、原稿の規制
を行うための原稿規制部材30を配置する。前記原稿規
制部材30は、原稿トレイに対応する原稿ガイド32、
32aと、排出トレイに対応する排出ガイド34、34
aを対向させて配置し、両側のガイド部材31、31a
を連動させて離接させる。前記排出ガイド34、34a
では、走査済みの原稿の両側に対して、側板35の間隔
が狭まる状態に設け、原稿の中央部が高くなるように湾
曲させて紙の腰を強化することにより、給送する原稿の
上に垂れ下がらないように保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿をプラテンにセッ
トして走査する機構と、原稿を移動させながら走査する
機構とを設けた画像読取り装置に関し、特に、原稿を移
動させながら走査するための給紙装置において、原稿ト
レイと排出トレイとをプラテンカバーの上面に設定し、
両トレイに設ける原稿規制部材を連動させる状態で移動
させるとともに、排出トレイに排出される走査済みの原
稿が、給送する原稿に混じらないようにする機構を設け
た装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機等の装置では、装置本体
の上部に配置したプラテンの上に原稿をセットし、前記
プラテンの下面に沿って往復移動する走査装置を用い
て、原稿の画像の走査を行う手段を用いている。そし
て、本のような原稿と、シートものの原稿とに対して、
画像の読取りを行い得るように構成している。また、一
般的なファクシミリ等の装置では、走査装置を固定位置
に配置して、原稿を移動させながら走査する手段を用い
ており、シートもののような原稿の画像を読み取る機構
を構成している。前記電子写真複写機やファクシミリに
おいて、前述したような2種類の原稿の画像を読み取る
機構を設けた装置が用いられる場合がある。例えば、特
開昭62−179271号公報等に示される例では、プ
ラテンの下面で往復移動可能に走査装置を配置し、プラ
テンの端部に原稿搬送機構を配置している。
【0003】そして、前記走査装置をプラテン端部の固
定位置にセットした状態で、1枚の用紙に画像情報を記
載したシートものの原稿を移動させながら、画像の走査
を行い得るようにしている。また、走査装置を移動させ
る状態では、プラテン上にセットした本や、シートもの
の原稿等に対する走査を行い得るような装置を構成して
いる。前記従来例に示される装置では、原稿トレイから
送り出した原稿を、プラテンカバー上に戻す機構を設け
ており、原稿トレイから送り出した原稿をUターンさせ
る状態で、プラテンカバー上に向けて排出させる。
【0004】前記従来例の画像読取り装置とは別に、例
えば、図6に示されるような画像読取り装置を構成する
場合がある。前記図6に示される画像読取り装置1aに
おいては、装置本体2の上部にプラテンガラス3を配置
し、該プラテンガラスの下部に走査装置(図示を省略)
を移動させる機構を設けて、原稿の画像の読取りを行う
ように構成している。前記走査装置は、従来例に挙げた
装置のように、原稿の画像情報をデジタル信号として出
力する機構を用いることができる。そして、前記画像読
取り装置1aにおいて、原稿固定走査部5では、プラテ
ンカバー4により原稿を押圧した状態での走査を行い、
本体の側部に配置した原稿移動走査部6を用いる場合に
は、シートものの原稿を搬送しながら、走査することが
できるようにされる。
【0005】前記図6に示されるように、原稿移動走査
部6を配置してなる画像読取り装置1aでは、プラテン
カバー4の上面を原稿トレイ7として用い、該原稿トレ
イ7の上で、原稿ガイド8により原稿を位置決めする状
態にしてセットする。そして、原稿移動走査部6に設け
た原稿搬送装置により、原稿を搬送しながら画像の走査
を行い、走査済みの原稿を排出トレイ9aに向けて排出
させる。したがって、前記原稿移動走査部6を用いて画
像の読取りを行った走査済みの原稿は、排出トレイ9a
に向けて排出されることになるので、その原稿の取扱い
を容易に行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述したよ
うに、走査済みの原稿を収容するための排出トレイを、
装置本体の上部に突出させて配置することは、装置の操
作性に大きな影響を与えるとともに、装置の上部の構造
物により、装置が大型化するという問題がある。また、
排出トレイが上部に配置されることにより、走査済みの
原稿に対する取扱い性が良好になるものの、原稿トレイ
に対して原稿をセットする動作を良好に行い得ないとい
う問題がある。
【0007】そこで、前述したように、2つのトレイを
装置の上部に配置することに代えて、プラテンカバーの
上面に配置した原稿トレイに対して、走査済みの原稿を
排出させることが考えられている。ところが、1つのト
レイを用いて、給送する原稿と、走査済みの原稿とを重
ねる状態で収容することは、走査済みの原稿が再び給送
する原稿に混入し、2種類の原稿を正確に区分できず
に、原稿の後処理が面倒になるという問題がある。
【0008】
【発明の目的】本発明は、前述したように、原稿トレイ
に対して走査済みの原稿を重ねる状態で収容する機構を
用いた場合に、2種類の原稿が混入する問題を解消する
もので、走査済みの原稿の後端部を、給送する原稿に対
してズレを持たせる状態で、排出位置に位置決めすると
ともに、走査済みの原稿の巾方向の中央部が高くなるよ
うに湾曲させて、その原稿の腰の強さを利用して、2種
類の原稿が混入することを防止できるようにする装置を
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、画
像読取り装置本体の上部に配置するプラテンに沿って、
走査装置を往復移動可能に設け、前記プラテンに対して
原稿を固定した状態で走査する領域と、原稿を移動させ
ながら走査する領域とを設定し、前記原稿を移動させな
がら走査する領域に対応させて、原稿を搬送する機構を
設けてなる装置に関する。本発明の画像読取り装置にお
いては、前記原稿移動走査部に対して、プラテンカバー
の上面に給送する原稿の規制手段と、走査済みの原稿の
排出位置を規制する手段とを設け、前記2つの原稿を規
制する手段は、原稿の両側に配置され、両側の部材を連
動させて移動可能に構成し、前記2種類の原稿の位置を
規制する手段では、前記走査済みの原稿の端部を、給送
する原稿に対してズレを持たせて収容する機構を設けて
いる。
【0010】また、本発明の画像読取り装置では、前記
原稿を区分する手段には、走査済みの原稿に対して、剛
性を向上させる方向に湾曲させる機構を設け、原稿を巾
方向に湾曲させる状態で排出させる機構を設けることが
できる。さらに、前記走査済みの原稿を保持する手段を
設けたことにより、湾曲された原稿の中央部がプラテン
カバーから離間する状態の上向き円弧状にして、原稿を
支持する機構を設けることができる。
【0011】前述したように、原稿移動走査部に対して
必要とされる2種類のトレイとして、プラテンカバーの
上面を利用することによって、装置の構成を簡素化する
ことができるとともに、原稿固定走査部と原稿移動走査
部のいずれの機構を使用する場合にも、その操作性を良
好にすることができる。また、走査済みの原稿を保持す
るガイド部材に対して、紙の腰を強くして保持する機構
を設けたことにより、2種類の原稿が相互に交じり合っ
たりすることを防止でき、原稿の取扱いを良好に行うこ
とができる。そして、本発明の画像読取り装置では、プ
ラテンカバーの上部に余分な突起物を設けることがない
ので、装置を小形化することができる。
【0012】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の画像読
取り装置の原稿取扱い装置を説明する。図1に示される
例において、本発明の画像読取り装置1は、前記従来例
に示した装置の場合と同様に、装置本体2に走査装置を
設け、前記走査装置を用いて、原稿固定走査部5と原稿
移動走査部6との2つの走査部で、原稿の画像の読取り
の動作を行い得る機構を構成している。また、前記装置
本体2の上部に配置するプラテン3に対して、原稿を押
圧保持するためのプラテンカバー部材を、プラテンカバ
ーアッセイ10として構成しており、前記プラテンカバ
ーアッセイ10の側部に配置する軸支部材11を、装置
本体に対して支軸12を介して揺動可能に支持してい
る。
【0013】前記プラテンカバーアッセイ10において
は、原稿固定走査部5に対応させて、クッション部材1
3を配置し、原稿固定走査部5での原稿の走査に用い
る。また、原稿移動走査部6に対応させて原稿の搬送機
構を配置しており、前記原稿搬送機構に対応させて、プ
ラテンカバーアッセイ10の上面に原稿トレイ7を配置
するとともに、排出トレイ9を設けている。さらに、前
記2つのトレイ7、9に対応させて、原稿に対する位置
決め等を行うために、原稿規制部材30を配置し、原稿
トレイから給送する原稿と、排出トレイに排出される走
査済みの原稿とを区分し、給送する原稿に走査済みの原
稿が混入しないようにする機構を構成している。
【0014】前記図1に示される例において、原稿移動
走査部6では、プラテン3に対応させて配置するプラテ
ンローラ26により、原稿の画像面をプラテン3に押圧
させながら走査する機構を設けている。また、前記プラ
テンローラ26の上流部に搬入路20を配置し、下流部
には排出路27を配置して、前記原稿搬送路を略横向き
のUターン状の経路として構成している。前記搬入路2
0と排出路27は、中フレーム15の周囲の面と上ガイ
ド部材18、および、プラテンカバーに設けた案内部材
とを用いて構成している。前記中フレーム15は、排出
ローラ28の駆動ローラの軸16を介して、プラテンカ
バーアッセイ10に対して開閉可能に設けている。そし
て、前記原稿搬送路内で原稿のジャム等が生じた場合に
は、中フレーム15を開いて処理できるように構成して
いる。
【0015】前記搬入路20では、原稿トレイ7から挿
入される原稿に対して、さばき作用と、搬送作用とを行
う原稿搬送装置を設けている。前記原稿搬送装置として
は、フィードインローラ21と補助加圧部材22とを組
み合わせた挿入機構と、給紙ローラ23とリタードパッ
ド24とを組み合わせたさばき機構とを配置し、1枚ず
つ分離された原稿を、搬送ローラ装置25により一定の
速度で搬送する。そして、原稿トレイに重ねた状態でセ
ットした原稿を、走査部に向けて送り込むようにする。
また、前記原稿移動走査部6で、読取り部の下流に配置
する搬出路27には、排出ローラ装置28を設けて、排
出口29から原稿を排出させる際に、走査済みの原稿を
原稿規制部材30に向けて挿入させる動作を補助させ
る。
【0016】したがって、前記原稿移動走査部6で走査
される原稿は、搬入路と搬出路内では、搬送ローラ装置
25により一定の速度で移動され、プラテンローラによ
り押圧される位置での走査が行われる。そして、排出口
から排出トレイ9に向けて排出される走査済みの原稿
は、排出ローラ28により原稿規制部材30に向けて所
定の速度で送り出される状態となり、該原稿規制部材3
0では、走査済みの原稿に対して給送する原稿と分離す
る機構を用いて、2種類の原稿の区分を行うようにして
いる。
【0017】前記2つのトレイに対して配置する原稿規
制部材30は、図2に示されるように構成することがで
きる。前記図2に示される原稿規制部材30は、原稿ト
レイと排出トレイとの双方で、原稿の両側の部分の規制
を行うために、ガイド部材31、31aを配置してい
る。前記2つのガイド部材31、31aは、原稿の搬送
方向の中心に対して、図示を省略した連動機構を介し
て、離接する方向に移動させることができる。前記ガイ
ド部材31、31aは、原稿の移動路の中心に対して、
対象的な形状のものとして構成されている。前記ガイド
部材31に代表されるように、原稿トレイの側に配置さ
れる原稿ガイド32は、略L字状の断面形状のもので、
原稿の下部を支持し、側面を規制する機構を構成してい
る。
【0018】また、原稿トレイの側に位置する排出ガイ
ド34は、略コの字状の断面のものとして構成されてお
り、その排出ガイドの側板35は、図示されるように、
走査済みの原稿の移動方向の先端部に向けて、中央側に
傾斜させて設けている。前記排出ガイド34に対応して
配置される排出ガイド34aは、互いに対象的な形状の
ものとして構成され、前記排出ガイド34、34aに設
けた側板35、35aが、原稿の排出される前方に向け
て、次第に狭められるように配置される。
【0019】本発明においては、走査済みの原稿の両側
部を、両側に配置したコの字状の部材の中に挿入した状
態で、次第に両側の側板に摺動させながら、狭めるよう
な作用を加えるので、走査済みの原稿には点線Daで示
すように湾曲作用を付与することができる。前記排出ガ
イド34と原稿ガイド32との2つの部材は、接続アー
ム33を用いて接続し、2つの部材を連動させる状態
で、2つのトレイに位置する原稿の規制を行うようにす
る。
【0020】そして、前記原稿規制部材30の原稿ガイ
ド31、31aと、排出ガイド34、34aとを、原稿
トレイと排出トレイとの双方に対してそれぞれ配置し、
原稿トレイでは、2つの原稿ガイドにより原稿の両側部
を規制する状態で給紙することができ、原稿の画像の送
り出しに際しての位置決めを行い得るようにする。ま
た、排出トレイに対して配置する排出ガイド34、34
aでは、排出ローラにより排出される原稿Dを、側板に
より両側から押圧する状態で、中央部が凸状になるよう
に湾曲させ、該走査済みの原稿の後端部が排出ローラの
部分に位置する状態で、給送する原稿とズレを持たせる
ようにして収容する。
【0021】したがって、前述したように、走査済みの
原稿の巾方向の中央部が最も高くなるように、原稿を湾
曲させる状態で、原稿規制部材に保持させる機構を用い
る場合には、原稿ガイド32、32aの間に後端部が保
持される原稿は、その先端部が原稿トレイの上に大きく
垂れ下がったりすることがなくなる。また、原稿トレイ
に収容されている原稿に対して垂れ下がるような状態が
生じても、その原稿トレイに対しては、原稿の両側の部
分のみが当接する状態となるので、給送される原稿に対
して、給紙の作用に障害となるような作用を付与したり
することがなくなる。
【0022】(原稿を湾曲させる他の方法)前述したよ
うに、原稿規制部材を用いて走査済みの原稿を湾曲させ
る状態で保持することの他に、本発明においては、図3
〜5にそれぞれ示されるように、ローラ部材による搬送
部の断面を中高状に構成し、排出口から排出される原稿
を、湾曲させる状態で排出トレイに向けて排出させるこ
ともできる。図3に示される例では、排出ローラ装置4
0の駆動ローラ41と、ピンチローラ45の軸42、4
6は、平行に配置されるが、それぞれの軸に設けるロー
ラ部材の形状により走査済みの原稿を中高状に湾曲させ
るようにする。つまり、前記駆動ローラ41では、中側
に円筒状のローラ43を配置し、外側にテーパローラ4
4を設け、前記テーパローラ44の外側の径が小さいも
のとして構成している。
【0023】また、前記駆動ローラに対向させて配置す
るピンチローラ45では、中側の円筒状のローラ47の
外側に、外側が大径のテーパローラ48を設けている。
前記2つのローラ部材を、原稿搬送路の中心に対して、
両側の部分の対称的な位置にそれぞれ配置することによ
り、原稿Dの中の部分が高くなるように、湾曲される状
態で排出される。そして、前記排出トレイに排出される
走査済みの原稿は、前記湾曲作用によって紙の腰の強さ
が増大され、原稿トレイに向けて大きく垂れ下がること
がないようにされる。
【0024】前記図3に示される例とは別に、本発明の
排出ローラでは、図4に示されるように、排出ローラ装
置50の駆動軸52と、従動軸56とを中高になるよう
に傾斜させて配置し、各軸の中央部をスプリング53、
57を用いて接続している。そして、前記各軸に対し
て、駆動ローラ51とピンチローラ55とをそれぞれ取
り付け、ローラによりニップされる原稿Dに対して、中
高になるように湾曲させて排出し、原稿の腰を強化でき
るように構成している。
【0025】また、図5に示される例では、排出路27
の端部を中高になるように湾曲させて構成し、その排出
口29に対して排出ローラ装置28を配置している。前
記排出ローラ装置28では、任意の数のニップローラ部
材を配置することができるものであり、図示されるよう
に、両側の傾斜部に対してそれぞれ2組ずつローラ部材
を配置して、原稿を湾曲させる状態にして排出させるこ
とができる。また、前記図5に示される例では、走査部
でプラテンローラ26によりプラテン3に押圧される状
態で、原稿の画像の読取りを行った後で、湾曲経路とし
て構成された排出路27を通って、排出口から排出され
る状態を示している。
【0026】前述したようにして、走査済みの原稿を湾
曲させる状態で排出トレイに排出する場合には、その原
稿の長さ方向に対して、紙の腰の強さを増大させること
ができる。したがって、走査済みの原稿の後端部が排出
トレイに残る状態で停止させると、その原稿の先端部が
大きく下部に垂れ下がって、給送する原稿の上に載る状
態を回避することができる。そして、原稿トレイに収容
された原稿が送り出される際に、走査済みの原稿の先端
部が、原稿トレイから給送される原稿にしたがって、再
び走査部に向けて送り込まれたりすることがなくなる。
【0027】
【発明の効果】本発明の画像読取り装置の原稿取扱い装
置は、前述したように、原稿移動走査部に対して必要と
される2種類のトレイとして、プラテンカバーの上面を
利用することによって、装置の構成を簡素化することが
できる。そして、画像読取り装置において、原稿固定走
査部と原稿移動走査部のいずれの機構を使用する場合に
も、その操作性を良好にすることができる。また、原稿
移動走査部の機能を用いて走査する場合に、走査済みの
原稿を保持するガイド部材に対して、紙の腰を強くして
保持する機構を設けたことにより、2種類の原稿が相互
に交じり合ったりすることを防止でき、原稿の取扱いを
良好に行うことができる。さらに、走査済みの原稿の先
端部が、原稿トレイにセットされている原稿に向けて垂
れ下がったりした場合でも、その給送される原稿の両側
の部分に押圧力を加えるのみであるから、原稿の給送作
用に支障を与えたりすることが防止される。そして、本
発明の画像読取り装置では、プラテンカバーの上部に余
分な突起物を設けることを必要としないので、装置を小
形化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像読取り装置の構成を示す側面図
である。
【図2】 本発明の原稿規制部材の斜視図である。
【図3】 本発明に用いる排出ローラ装置の構成を示す
正面図である。
【図4】 排出ローラ装置の他の実施例の説明図であ
る。
【図5】 本発明の排出路の別の実施例の説明図であ
る。
【図6】 従来の画像読取り装置の側面図である。
【符号の説明】
1 画像読取り装置、 3 プラテンガラス、 5
原稿固定走査部、6 原稿移動走査部、 10
プラテンカバーアッセイ、15 中フレーム、 2
0 搬入路、 26 プラテンローラ、27 搬
出路、 28 排出ローラ装置、 29 排出口、
30 原稿規制部材、 31 ガイド部材、 32
原稿ガイド、33 接続アーム、 34 排出
ガイド、40・50 排出ローラ装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉村 直人 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 坂田 典由 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 山内 昭人 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 深尾 伴夫 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 栗城 巌 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 金沢 昭 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 石口 明 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 吉原 道明 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 前田 哲郎 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 由井 肇 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像読取り装置本体の上部に配置するプ
    ラテンに沿って、走査装置を往復移動可能に設け、前記
    プラテンに対して原稿を固定した状態で走査する領域
    と、原稿を移動させながら走査する原稿移動走査部領域
    とを設定し、前記原稿を移動させながら走査する領域に
    対応させて、原稿を搬送する機構を設けた画像読取り装
    置において、 原稿移動走査部に対して、プラテンカバーの上面に給送
    する原稿の規制手段と、走査済みの原稿の排出位置を規
    制する手段とを設け、 前記2つの原稿を規制する手段は、原稿の両側に対応す
    る位置に配置され、両側に配置する部材を連動させて移
    動可能に構成し、 前記2種類の原稿の位置を規制する手段では、前記走査
    済みの原稿の端部を、給送する原稿に対してズレを持た
    せて収容する機構を設けることを特徴とする画像読取り
    装置の原稿取扱い装置。
  2. 【請求項2】 前記原稿を区分する手段には、走査済み
    の原稿の排出方向に対して剛性を向上させる方向に湾曲
    させる機構を設け、原稿を巾方向に湾曲させる状態で排
    出させることを特徴とする請求項1に記載の画像読取り
    装置の原稿取扱い装置。
  3. 【請求項3】 前記走査済みの原稿を収容する手段にお
    いて、湾曲された原稿の中央部がプラテンカバーから離
    間する状態で、上向き円弧状に原稿を支持する機構を設
    けることを特徴とする請求項1または2に記載の画像読
    取り装置の原稿取扱い装置。
JP18062092A 1992-06-16 1992-06-16 画像読取り装置の原稿取扱い装置 Pending JPH063898A (ja)

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JP18062092A Pending JPH063898A (ja) 1992-06-16 1992-06-16 画像読取り装置の原稿取扱い装置

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JP (1) JPH063898A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010179981A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2017206321A (ja) * 2016-05-16 2017-11-24 凸版印刷株式会社 転写装置
JP2021006484A (ja) * 2019-06-28 2021-01-21 ブラザー工業株式会社 カセット

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