JP7375397B2 - レンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造 - Google Patents

レンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造 Download PDF

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Description

本発明は、レンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造に関する。
電動モータにより駆動される電動車両には、小型発電機が搭載されている車両が知られている。当該小型発電機は、例えば発電用エンジンを有し、当該発電用エンジンにより発電し、電動車両に電力を供給することができる。当該小型発電機が電動車両の電動モータに電力を供給することにより、例えば、電動車両の航続距離を延長することができる。このような小型発電機として、例えば特許文献1に開示されている装置が知られている。
当該小型発電機は、発電用エンジンにより発電するもので、インバータ等を有している。また、小型発電機は、発電用エンジンや、当該インバータ等の電気装置等を冷却するための冷却構造を必要とする。
特開2008-169114号公報
上記例のような小型発電機は、発電用エンジンを運転することで発熱するため、小型化する一方で、効率よく放熱する必要がある。例えば、発電用エンジンは、小型発電機を構成する他の装置と比べて、発熱量が大きい。また、当該発電用エンジンから排気される排ガスが流入するマフラも、他の装置に比べて高温になる。そのため、発電用エンジンやマフラは、他の装置よりも高い冷却性能が要求される。
ところが、上記例に示されている構造では、発電ユニットを構成する機器の間の空間を冷却通路とし、当該冷却通路に空気を流すことにより雰囲気温度を下げようとしている。そのため、高い冷却性能を必要としない装置(発熱量が低い装置)の周辺の空間に多くの空気が流れ込むことや、高い冷却性能を必要とする装置(発熱量が大きい装置)の周辺の空間に対して空気流通量が少なくなること等が発生する可能性がある。したがって、上記例のような構造では、発電用エンジン等の発熱量の大きい装置の冷却を行う上で、改善の余地があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、発電用エンジンにより発電する発電ユニットを効率良く冷却することが可能で、特に、発電用エンジン等を効率良く冷却することが可能なレンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造を提供することである。
上記目的を達成するための本発明に係るレンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造は、車両に電力を供給する発電用エンジンと、該発電用エンジンから放出される排気ガスが流通するマフラと、を備えている。当該レンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造において、前記発電用エンジンは、シリンダ部を収容するシリンダケースと、該シリンダケース内に空気を流入させる冷却ファンとを有し、前記シリンダケースの壁部には、前記シリンダケース内の空気を排気する開口部が設けられており、前記マフラは、前記排気ガスが流通し且つ長尺に形成されるマフラ本体と、該マフラ本体を覆い、前記マフラ本体の長手方向に沿って延び、遮熱板により形成されたカバー部材と、を有し、前記シリンダケース及び前記マフラは、前記マフラ本体の長手方向に沿って、並んで配置されており、前記カバー部材と前記シリンダケースとの間には、前記マフラ本体の長手方向に沿って前記シリンダケースの前記開口部と前記カバー部材とを連結するように、連絡通路部品が設けられ、前記冷却ファンにより取り込まれた空気は、前記シリンダケース内に流入し、前記シリンダケースに流入した空気は、前記マフラ本体の長手方向に沿って、前記シリンダケース及び前記連絡通路部品を介して、前記カバー部材の内部に流れ、外部に排気されるように構成され、前記カバー部材の内部の流路断面積は、前記連絡通路部品の流路断面積に対して小さいく設定されている。
本発明によれば、発電用エンジンにより発電する発電ユニットの発電用エンジン等を効率良く冷却することが可能となる。
本発明に係るレンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造の一実施形態を示す平面図である。 図1の第1の冷却系統を構成する部材を示す概略斜視図である。 図1の発電ユニットを車幅方向の左側から見た側面図である。 図2のシリンダケース等を取り外した状態を示す斜視図である。 図2の連絡通路部品及びその周辺の上面図である。 図5の連絡通路部品等を車両後方側から見た後面図である。 図1のA-A矢視断面図で、第1冷却通路を示す。
以下、本発明に係るレンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造の一実施形態について、図面(図1~図7)を参照しながら説明する。
なお、図において、矢印Fr方向は車両前後方向における前方を示す。実施形態の説明における「前部(前端)及び後部(後端)」は、車両前後方向における前部及び後部に対応する。また、矢印R,Lは、それぞれ車幅方向の右側、左側を示しており、本実施形態における「左右」は、乗員が車両前方を向いたときの「左側」及び「右側」に対応している。
本実施形態のレンジエクステンダ車両用発電ユニット1の冷却構造は、図1に示すように、2つの冷却系統、すなわち、第1の冷却系統11と、第2の冷却系統12とを有している。先ず、当該発電ユニット1の構成について説明する。本実施形態の発電ユニット1は、発電用エンジン20と、燃料タンク30と、マフラ50と、インバータ35と、発電機38(発電部)と、を有している。また、当該発電ユニット1は、略直方体状のフレーム2によって囲われた領域内に配置されている。
発電機38は、発電用エンジン20の車幅方向の右側に接続され、発電用エンジン20が駆動することにより発電する。当該発電機38には、ラジエータ39やインバータ35が接続されている。
燃料タンク30は、発電用エンジン20を駆動するための燃料が充填されているタンクであり、図1に示すように、発電用エンジン20の車幅方向の右側に配置されている。燃料タンク30の上壁面31には、燃料を補給する開口(図示せず)を塞ぐキャップ30aが取り付けられている。
マフラ50は、図2に示すように、後述する連絡配管28を介して、発電用エンジン20に連結されており、発電用エンジン20から放出される排気ガスが連絡配管28を介して流入され、外部に放出する。マフラ50は、マフラ本体51と、カバー部材53とを有しており、これらの詳細については、後で説明する。
インバータ35は、図1及び図7に示すように、燃料タンク30の上部に固定され、車両前後方向に延びる略直方体状の装置で、発電機38に電気的に接続されている。インバータ35の下部には、複数の放熱フィン36が設けられている。各放熱フィン36は、インバータ35の下部から車両下方に突出し、車両前後方向に延びており、複数の放熱フィン36は、車幅方向に互いに間隔を空けて配置されている。
先ず、第1の冷却系統11の詳細について説明する。第1の冷却系統11は、図2に示すように、発電用エンジン20からマフラ50に向かって冷却空気が流れるように構成されている。第1の冷却系統11は、発電用エンジン20と、マフラ50と、連絡通路部品40と、を有している。
ここで、発電用エンジン20の構成について説明する。発電用エンジン20は、図2~図4に示すように、シリンダ部21を収容するシリンダケース22と、連絡配管28と、クランク軸24と、該クランク軸24を覆うクランクケース23と、第1冷却ファン25と、を有している。
発電用エンジン20は、クランク軸24が車幅方向に延びるように配置されている。クランクケース23は、クランク軸24を取り囲み、車幅方向に延びている。図3に示すように、第1冷却ファン25は、クランク軸24の車幅方向の左側端部に減速機等を介して取り付けられており、クランク軸24の回転に伴って回転する。また、第1冷却ファン25に設けられた第1吸気口27は、車幅方向の左外側を臨むように配置されている。この例では、第1吸気口27は、発電ユニット1の車幅方向左外側部に配置されている。
シリンダケース22は、クランクケース23の車両後方側に並んで配置され、車幅方向に延びている。シリンダケース22の車幅方向の右側端部には、図5及び図6に示すように、シリンダケース22内の空気を排気するための開口部22aが設けられている。また、クランクケース23及びシリンダケース22の車幅方向の左側部には、第1冷却ファン25を覆うファンカバー26が取り付けられている。ファンカバー26は、車両前後方向に延びており、シリンダケース22の車幅方向左側端部に流体連通するように連結されている。第1冷却ファン25によって取り込まれた空気は、ファンカバー26の内部を通り、シリンダケース22の内部に流入する。
発電用エンジン20のシリンダ部21の外面には、図4に示すように、複数の冷却フィン21aが設けられている。例えばシリンダ部21の上面に設けられた複数の冷却フィン21aは、図4に示すように、シリンダ部21の上面から車両上方に突出し、車両前後方向に互いに間隔を空けて、車幅方向(マフラ50の長手方向)に沿って延びている。
連絡配管28は、図2及び図3に示すように、マフラ50の後述するマフラ本体51に連結されている。発電用エンジン20が駆動しているときに発生する排ガスは、連絡配管28の内部を流通し、マフラ本体51の内部に流入し、マフラ本体51から外部に排気される。
マフラ50は、マフラ本体51と、カバー部材53と、を有している。マフラ本体51は、車幅方向に延びる長尺の部材で、内部に触媒等を有しており、図2及び図7に示すように、車両上方に凸の上面51aと、略平坦な下面51cと、車両前方を臨む前壁面51bと、車両後方を臨む後壁面51dと、を有している。前壁面51b及び後壁面51dは、下面51cに対してほぼ垂直に延びている。
マフラ本体51の車幅方向の左側端部には、連絡配管28が接続され、車幅方向の右側端部には、外部に排気ガスが排気される外側排気管52が設けられている。外側排気管52は、図2に示すように、マフラ本体51の右側端部から車幅方向右外側に延び、車両下方側に湾曲している。外側排気管52には、車両下方を臨む排気口(図示せず)が設けられている。
カバー部材53は、中空の略直方体状であり、図2に示すように、内部にマフラ本体51が収容されている。カバー部材53は、マフラ本体51の長手方向に沿って車幅方向に延び、車幅方向の両端が開口し、遮熱板(内側遮熱板53A、外側遮熱板53B)により形成されている。カバー部材53の車幅方向の左側端部は、シリンダケース22の開口部22aに対して、車幅方向に並んで配置され、対向している。この例では、シリンダケース22の開口部22aは、カバー部材53の左側端部の開口内の上部に位置している。
内側遮熱板53Aは、図2に示すように、上面部53aと、該上面部53aの前端から車両下方に延びる前面部53bと、を有している。上面部53aは、マフラ本体51の上面51aに対して、車両上方側に間隔を空けて配置され、前面部53bは、マフラ本体51の前壁面51bに対して車両前方側に間隔を空けて配置されている。
外側遮熱板53Bは、下面部53cと、該下面部53cの後端から車両上方に延びる後面部53dと、を有している。下面部53cは、マフラ本体51の下面51cに対して、車両下方側に間隔を空けて配置され、後面部53dは、マフラ本体51の後壁面51dに対して車両後方側に間隔を空けて配置されている。マフラ本体51は、カバー部材53の下面部53c、前面部53b及び後面部53d等に対して、ブラケット等を介して支持されている。こにより、カバー部材53の上面部53a、前面部53b、下面部53c及び後面部53dと、マフラ本体51の上面51a、前壁面51b、下面51c及び後壁面51dとの間の間隔が保持されている。
また、図2に示すように、内側遮熱板53Aの上面部53aの後部には、車両上方に突出するフランジ53fが設けられ、当該フランジ53fは、外側遮熱板53Bの後面部53dの上部にボルト等により接合されている。図示は省略していが、内側遮熱板53Aの前面部53bの下部と、外側遮熱板53Bの下面部53cの前部とは、接合されている。
連絡通路部品40は、シリンダケース22とカバー部材53との間に設けられ、カバー部材53の車幅方向の左側端部と、シリンダケース22の開口部22aとを繋ぐ環状の部材であり、軽金属、耐熱性の樹脂材料、又はカバー部材53と同様の遮熱板等により形成されている。連絡通路部品40は、車幅方向に延び、カバー部材53の左側端部の開口を塞ぎ、且つ、シリンダケース22の開口部22aを塞いでいる。
連絡通路部品40の上部は、図5及び図6に示すように、カバー部材53の上面部53aの左端と、開口部22aの上部とを繋ぎ、開口部22aからカバー部材53に向かうに従い、車両前後方向の幅が広くなるように構成されている。
同様に、連絡通路部品40の前部は、カバー部材53の前面部53bの左端と、開口部22aの前側部とを繋いでいる。当該前部は、開口部22aからカバー部材53に向かうに従い車両前方側に傾斜している。また、連絡通路部品40の下部は、カバー部材53の下面部53cの左端と、開口部22aの下部とを繋いでおり、開口部22aからカバー部材53に向かうに従い車両下方側に傾斜している。
さらに、連絡通部品40の後部は、カバー部材53の後面部53dの左端と、開口部22aの後側部とを繋いでいる。本実施形態では、連絡通路部品40の後部は、連絡配管28がシールされた状態で貫通して配置されている。
図7に示すようにカバー部材53の上面部53a、前面部53b、下面部53c及び後面部53dと、マフラ本体51の上面51a、前壁面51b、下面51c及び後壁面51dとの間の間隔は、空気が流通する第1冷却通路58を構成している。シリンダケース22の開口部22aから排気された空気は、連絡通路部品40を介して、第1冷却通路58に流入する。
ここで、第1の冷却系統11の空気の流れを説明する。第1冷却ファン25によって第1吸気口27から取り込まれた空気は、ファンカバー26の内部を通り、シリンダケース22の内部に流入する。このとき、空気は、シリンダ部21の外面の複数の冷却フィン21aに吹き付けられる。冷却フィン21aに吹き付けられた空気は、隣り合う冷却フィン21aの間を、冷却フィン21aの長手方向(車幅方向)に沿って流れ、冷却フィン21aを冷却する。
シリンダ部21の冷却フィン21aの間を通り抜けた空気は、シリンダケース22の開口部22aから排気され、連絡通路部品40に流れ込む。連絡通路部品40の内部を流れる空気は、カバー部材53とマフラ本体51との間に形成された第1冷却通路58を流れ、マフラ本体51を冷却し、カバー部材53の右側端の開口から排気され、さらに、発電ユニット1の外部に例えば拡散して排気される。
続いて、第2の冷却系統12の詳細について説明する。第2の冷却系統12は、インバータ35の放熱フィン36を通り、マフラ50に向かって冷却空気が流れるように構成されている。当該第2の冷却系統12は、図1及び図7に示すように、第1の導風ダクト61と、第2の導風ダクト64と、を有している。第1の導風ダクト61は、燃料タンク30の上壁面31の一部及びインバータ35の放熱フィン36を覆った状態で、燃料タンク30の上部に取り付けられている。第2の導風ダクト64は、第1の導風ダクト61に連結され、燃料タンク30の上壁面31の一部を覆った状態で、燃料タンク30の上部に取り付けられている。
第1の導風ダクト61は、車両前後方向に延びており、車両下方に開くU字形の断面を有し、燃料タンク30の上壁面31を車両上方側から覆っている。第1の導風ダクト61の前部は、燃料タンク30の前端よりも車両前方側に突出しており、当該前部には、第2冷却ファン63が設けられている。
第1の導風ダクト61の前部は、燃料タンク30の前端よりも車両前方側に突出しており、当該前部には、第2冷却ファン63が設けられている。また、第2冷却ファン63の車両前方側に位置する第1の導風ダクト61の前端部には、外気が流入する第2吸気口62が設けられている。第2吸気口62は、車両前方を臨むように配置されている。この例では、第2吸気口62は、発電ユニット1の前部に配置されている。第2冷却ファン63が回転することにより、第2吸気口62から外気が取り込まれる。
第1の導風ダクト61の上面部61aには、インバータ35が取り付けられている。例えば、上面部61aに開口が設けられ、該開口にインバータ35が取り付けられている。図7に示すように、第1の導風ダクト61の上面部61aの車両下方側には、インバータ35の放熱フィン36が配置されている。
第2の導風ダクト64は、車両下方に開くU字形の断面を有し、第1の導風ダクト61の後端から車両後方側に向かうに車両下方に向かって傾斜している。第2の導風ダクト64の後部は、燃料タンク30の後端よりも車両後方側に突出しており、当該後部には、ラジエータ39が配置されている。第2の導風ダクト64の後端には、マフラ50のカバー部材53を臨むように開口する第2排気口65が設けられている。
第1の導風ダクト61及び第2の導風ダクト64は、燃料タンク30の凹部32を車両上方側から覆い、第2冷却通路68が形成されている。
第2冷却ファン63によって第2吸気口62から取り込まれた空気は、第2冷却通路68に流入する。このとき、空気は、インバータ35の複数の放熱フィン36に吹き付けられる。放熱フィン36に吹き付けられた空気は、隣り合う放熱フィン36の間を通り、放熱フィン36を冷却する。放熱フィン36の間を通り抜けた空気は、ラジエータ39の外面に吹き付けられ、ラジエータ39を冷却する。ラジエータ39に吹き付けられた空気は、排気口からマフラ50のカバー部材53の上面部53aに吹き付けられ、マフラ50を冷却する。カバー部材53の上面部53aに吹き付けられた空気は、発電ユニット1の外部に例えば拡散して排気される。
第1の冷却系統11は、発電用エンジン20及びマフラ50から発する大量の発熱を、発熱用エンジン20等の機械の耐久温度を超えない程度に冷却することを可能とする。発電用エンジン20のシリンダ部21の冷却フィン21aを冷却した空気の空気温度が高くなるが、第1の冷却系統11を流通した空気は、第1の冷却系統11を構成する部材以外の発電ユニット1の構成部材が配置される空間への影響を抑制した状態で、発電ユニット1の外部に放出することができる。
シリンダケース22の開口部22aから排気された空気は、連絡通路部品40を介して第1冷却通路58に流れ込む。第1冷却通路58の流路断面積は、連絡通路部品40の流路断面積に対して小さい。よって、広い空間内から狭い空間内に空気が流れ込むため、第1冷却通路58における空気の流速は、連絡通路部品40内での流速に比べて大きくなるので、熱伝達率が高く、マフラを十分に冷却することができる。
また、第1の冷却系統11を流れる空気は、シリンダケース22、連絡通路部品40、カバー部材53によって、発電ユニット1内における他の装置が配置される空間とは、隔離されている。そのため、発電ユニット1内に第1の冷却系統11内の熱が拡散することを抑制でき、インバータ35等の電気機器、燃料タンク30、及び発電用エンジン20への吸気等に、当該熱が影響することを低減できる。
また、本実施形態によれば、シリンダ部21の冷却フィン21aの長手方向を車幅方向となるよう配置して、冷却フィン21aから開口部22aまでの流れの方向を、マフラ50の長手方向(車幅方向)に合わせてレイアウトしているので、第1冷却ファン25から取り込まれた空気が淀むことなく流れるので、流れ損失を低減でき、局所的な温度上昇を低減できる。その結果、第1の冷却系統11全体で、冷却効率が高まる。
また、カバー部材53を、マフラ本体51の長手方向に沿って形成している。これにより、マフラ本体51とカバー部材53との間の第1冷却通路58は、車幅方向にほぼ均質な狭い通路となるから、流速の速い冷却風が流れることとなり、熱伝達率を高く保てるので、マフラ本体51を十分に冷却することができる。
また、本実施形態では、第1冷却ファン25がクランク軸24に同期するので、発電用エンジン20の運転(特に回転数)に応じて、第1冷却ファン25によって取り込まれる空気流量が変化する。例えば、クランク軸24の回転数が増加に伴い風量が増加するように構成されている。すなわち、クランク軸24の回転数が増加して発熱量が大きくなると、それに伴い冷却風の風量も増加するため、効率よく冷却を行うことができる。
また、本実施形態では、クランクケース23に第1冷却ファン25を覆うファンカバー26を設け、シリンダケース22と一連の通路を形成しているので、第1冷却ファン25により導入された空気を、他の装置の冷却に関与させずに直接的にシリンダ部21の冷却フィンン22に向って吹き付けることができる。すなわち、第1冷却ファン25によって導入された直後の空気を、最も発熱量の大きい発電用エンジン20の冷却に一義的に用いることができるため、発電用エンジン20を効率よく冷却することができる。さらに、シリンダ部21の外面での空気の流れ方向を制御し、例えばシンリンダ軸と直交方向となるように制御し、発電用エンジン20の冷却効率を高めることが可能となる。
また、上記したように、クランク軸24、マフラ50の長手方向を共に同じ(車幅方向)とすることにより、発電用エンジン20、マフラ50、各種配管の取り回し(配設)も含め、直線状に配置することが可能となるので、コンパクトなレイアウトが可能となる。当該レイアウトは、ある程度の長さが必要となるため、本実施形態では、車幅方向に沿って配置している。
また、上記の構成では、第1吸気口27は、車両幅方向外側を向いている。これにより、車両走行時の操向風を直接受けることが抑制され、泥水、埃等の侵入を低減できる。そのため、第1の冷却系統11の空気流路を清浄に保つことができ、冷却効率の低下を低減できる。
本実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、本実施形態では、発電ユニット1は、略直方体状に組み立てられたフレーム2の内側の領域に配置されているが、これに限らない。例えば、発電ユニット1をケース内に収容してもよい。この場合、マフラ本体51の端部に設けられた外側排気管52の排気口を、ケースの外側に配置し、第1の冷却系統11の排気口は、ケースの外部を臨むように配置するよい。また、この場合、第2の冷却系統12は、マフラ50のカバー部材53を冷却した空気をケースの外部に排気する排気口を、例えばマフラ50の左側端部に設けるよい。
また、本実施形態では、シリンダ部21の冷却フィン21aの特に上面に設けられた冷却フィン21aを車幅方向に沿って延びているがこれに限らない。例えば、冷却フィン21aを、第1冷却ファン25から開口部22aまでの間を繋ぐように傾斜させてもよい。
1 発電ユニット
2 フレーム
11 第1の冷却系統
12 第2の冷却系統
20 発電用エンジン
21 シリンダ部
21a 冷却フィン
22 シリンダケース
22a 開口部
23 クランクケース
24 クランク軸
25 第1冷却ファン
26 ファンカバー
27 第1吸気口
28 連絡配管
30 燃料タンク
31 上壁面
32 凹部
32a 底面
35 インバータ
36 放熱フィン
38 発電機
39 ラジエータ
40 連絡通路部品
50 マフラ
51 マフラ本体
51a 上面
51b 前壁面
51c 下面
51d 後壁面
52 外側排気管
53 カバー部材
53A 内側遮熱板
53a 上面部
53b 前面部
53B 外側遮熱板
53c 下面部
53d 後面部
53f フランジ
58 第1冷却通路
61 第1の導風ダクト
61a 上面部
62 第2吸気口
63 第2冷却ファン
64 第2の導風ダクト
65 第2排気口
68 第2冷却通路

Claims (4)

  1. 車両に電力を供給する発電用エンジンと、該発電用エンジンから放出される排気ガスが流通するマフラと、を備えているレンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造において、
    前記発電用エンジンは、シリンダ部を収容するシリンダケースと、該シリンダケース内に空気を流入させる冷却ファンとを有し、前記シリンダケースの壁部には、前記シリンダケース内の空気を排気する開口部が設けられており、
    前記マフラは、前記排気ガスが流通し且つ長尺に形成されるマフラ本体と、該マフラ本体を覆い、前記マフラ本体の長手方向に沿って延び、遮熱板により形成されたカバー部材と、を有し、
    前記シリンダケース及び前記マフラは、前記マフラ本体の長手方向に沿って、並んで配置されており、
    前記カバー部材と前記シリンダケースとの間には、前記マフラ本体の長手方向に沿って前記シリンダケースの前記開口部と前記カバー部材とを連結するように、連絡通路部品が設けられ、
    前記冷却ファンにより取り込まれた空気は、前記シリンダケース内に流入し、前記シリンダケースに流入した空気は、前記マフラ本体の長手方向に沿って、前記シリンダケース及び前記連絡通路部品を介して、前記カバー部材の内部に流れ、外部に排気されるように構成され、
    前記カバー部材の内部の流路断面積は、前記連絡通路部品の流路断面積に対して小さいく設定されていることを特徴とする、レンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造。
  2. 前記シリンダケースと前記シリンダ部との間では、前記冷却ファンによって取り込まれた空気が前記マフラ本体の長手方向に沿って流れ、
    前記シリンダ部の外面には、前記マフラの長手方向に沿って延びる冷却フィンが設けられ、
    記マフラ本体と前記カバー部材との間には、前記マフラ本体の長手方向に延びる冷却通路が形成され、
    前記カバー部材の一方に長手方向端部には前記連絡通路部品が接続され、他方の長手方向端部には、排気口が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のレンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造。
  3. 前記冷却ファンは、前記発電用エンジンのクランク軸に取り付けられ、前記クランク軸の回転に伴って回転し、
    前記発電用エンジンは、前記クランク軸を覆うクランクケースを有し、該クランクケースには、前記冷却ファンを覆うファンカバーが設けられ、
    前記ファンカバーは、前記シリンダケースに連通していることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のレンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造。
  4. 前記クランク軸及び前記マフラ本体の長手方向は、車幅方向に沿って配置され、
    前記冷却ファンに設けられた吸気口は、車幅方向外側に向くように配置されていることを特徴とする、請求項3に記載のレンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造。
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