JP2022072235A - レンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】発電用エンジンにより発電するレンジエクステンダ車両用発電ユニットを効率良く冷却する。【解決手段】発電ユニットの冷却構造は、発電用エンジンと、マフラ30と、発電機と、インバータ50と、台座40とを有する。マフラ30は、インバータ50に隣接し、台座40は、マフラ30からインバータ50への放熱を遮る遮熱板45を含み、冷却ファン55は、インバータ50の冷却フィン53が配置される第1の送風領域91と、遮熱板45とマフラ30の外壁面との間に形成される第2の送風領域92とに面し、第1の送風領域91及び第2の送風領域92に個別に冷却空気を送風する。【選択図】図6

Description

本発明は、レンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造に関する。
電動モータにより駆動される電動車両には、小型発電機が搭載されている車両が知られている。当該小型発電機は、例えば発電用エンジンを有し、当該発電用エンジンにより発電し、電動車両に電力を供給することができる。当該小型発電機が電動車両の電動モータに電力を供給することにより、例えば、電動車両の航続距離を延長することができる。このような小型発電機として、例えば特許文献1に開示されている装置が知られている。
当該小型発電機は、発電用エンジンにより発電するもので、インバータ等を有している。また、小型発電機は、発電用エンジンや、当該インバータ等の電気機器等を冷却するための冷却構造を必要とする。
特開2010-7599号公報
発電用エンジンの駆動により発電する発電機が搭載される発電ユニットでは、当該発電機によって、インバータ等の電気機器に電力が供給される。また、このような発電ユニットにおいては、発電用エンジンの運転により発熱するため、発電ユニットの外部に効率よく放熱する必要がある。
発電用エンジンには、通常、マフラが接続されている。発電ユニットを小型化するためには、当該マフラや、インバータ等の電気機器は、発電ユニットの内部に収容されることが好ましい。発電用エンジンの駆動時におけるマフラの放熱によって、マフラの周辺の温度が上昇する。上記例の構成を適用して発電ユニット内のインバータ等の電気機器を冷却しようとすると、マフラの放熱により冷却効率が低下する可能性がある。そのため、上記例のような構造では、発電用エンジンが搭載される発電ユニットを小型化し、且つ内部を効率よく冷却する上で、改善の余地があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、発電用エンジンにより発電する発電ユニットを小型化し、且つ内部を効率良く冷却することが可能なレンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造を提供することである。
上記目的を達成するための本発明に係るレンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造は、発電用エンジンと、該発電用エンジンから放出される排気ガスが流通するマフラと、前記発電用エンジンの駆動により発電する発電機と、該発電機から電力が供給され、複数の冷却フィンが設けられた電気機器と、該電気機器が設置される台座と、前記冷却フィンに冷却空気に送風可能な冷却ファンとを備えている。当該レンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造において、前記マフラは、前記電気機器に隣接するように配置され、前記台座は、前記マフラから前記電気機器への放熱を遮る遮熱板を含み、前記冷却ファンは、前記冷却フィンが配置される第1の送風領域と、該第1の送風領域とは別の領域で、前記遮熱板と前記マフラ外壁面との間に形成される第2の送風領域とに面し、前記第1の送風領域及び前記第2の送風領域に個別に冷却空気を送風するように構成されている。
本発明によれば、発電用エンジンにより発電する発電ユニットを小型化し、且つ内部を効率良く冷却することが可能である。
本発明に係る発電ユニットの冷却構造の一実施形態を示す平面図である。 図1の発電ユニットを車両前方側から見た斜視図である。 図2のインバータ及びマフラを車両後方側から見た斜視図である。 図1のA-A矢視の概略断面図である。 図4の冷却ファンの周辺を拡大して示す拡大断面図である。 図1のB-B矢視の概略断面図である。
以下、本発明に係るレンジエクステンダ車両用発電ユニット1の冷却構造の一実施形態について、図面(図1~図6)を参照しながら説明する。
なお、図において、矢印Fr方向は車両前後方向における前方を示す。実施形態の説明における「前部(前端)及び後部(後端)」は、車両前後方向における前部及び後部に対応する。また、矢印R,Lは、それぞれ車幅方向の右側、左側を示しており、本実施形態における「左右」は、乗員が車両前方を向いたときの「左側」及び「右側」に対応している。
本実施形態のレンジエクステンダ車両用の発電ユニット1は、例えば、車両後部に設けられたラゲッジスペース等の床下に、着脱可能に取り付けられる発電ユニット1であって、全体で車幅方向に延びる略直方体状である。この場合、発電ユニット1は、例えば、車両の後部に設けられた開口から車両内に挿入された状態で、車両後部に固定される。
本実施形態の発電ユニット1は、図1及び図2に示すように、発電用エンジン20と、燃料タンク25と、マフラ30と、台座40と、インバータ(電気機器)50と、発電機60と、冷却装置70と、を有している。また、当該発電ユニット1は、上記の装置及び部材が収容される収容構造体10を備えている。
収容構造体10は、トレイ11と、上蓋(図示せず)を有している。トレイ11は、設置面部12と、側壁部15と、を有している。設置面部12は、車幅方向に延びる略長方形状で、当該設置面部12には、上記した発電用エンジン20、燃料タンク25、マフラ30、台座40、発電機60及び冷却装置70等が設置されている。側壁部15は、設置面部12の車幅方向両端から車両上方に突出する縦壁で、車両前後方向に延びている。側壁部15の上部には、車幅方向外側に突出し、車両前後方向に延びる側部フランジ16が設けられ、該側部フランジ16の上面には、設置作業及び運搬等で用いられる取っ手17等が設けられている。図示は省略しているが、上蓋は、トレイ11の設置面部12を車両上方から覆う略直方体状の箱状であり、上蓋の側部が、例えば取っ手17よりやや内側に位置するように、トレイ11に取り付けられる。
発電用エンジン20は、シリンダ(図示せず)及びピストン(図示せず)等を収容するシリンダケース21と、クランクシャフト23aを覆うクランクケース23と、を有している。なお、本実施形態では、ピストンの詳細な図示は省略しているが、図1では、ピストンの摺動方向を矢印Aで示している。また、クランクシャフト23aについては、図1において凡その位置を仮想的に示している。クランクケース23は、車幅方向に延びている部材で、トレイ11の設置面部12の後部における車幅方向のほぼ中央部に配置されている。クランクシャフト23aは、車幅方向に延びている状態で、クランクケース23の内部に収容されている。また、ピストンは、車両前後方向に延びた状態で、シリンダケース21の内部に収容され、発電用エンジン20の駆動時には車両前後方向(図1の矢印Aの方向)に往復する。
燃料タンク25は、発電用エンジン20を駆動するための燃料が充填されているタンクであり、燃料タンク25の上面は平坦であり、該上面には、燃料を補給する開口(図示せず)が設けられている。該開口には、燃料補給時に取り外し可能なキャップ26が取り付けられている。燃料タンク25は、収容構造体10のトレイ11の設置面部12における右前側の角部に配置されている。
マフラ30は、車幅方向に延びる部材で、該発電用エンジン20から放出される排気ガスが流通する。マフラ30は、図2に示すように、シリンダケース21に隣接するように配置され、マフラ30の車幅方向の左側端部は、接続用配管31を介して、シリンダケース21に接続されている。マフラ30は、車幅方向に延びた状態で、マフラ30の車幅方向の右側端部が、収容構造体10のトレイ11の設置面部12における左前側の角部に配置されている。
図1、図3及び図4に示すように、に、角部に位置するマフラ30の側部、すなわち、マフラ30の後側面における車幅方向の右側部には、車両前後方向に延びる略円筒状の排気管32が取り付けられている。当該排気管32には、マフラ30を流通した排ガスが流入し、流入した排ガスは、排気管32の後部から発電ユニット1の外部に排気される。排気管32については後で説明する。
発電機60は、図1及び図2に示すように、車幅方向に延びる装置で、クランクケース23の車幅方向における左側に位置する設置面部12に固定されている。発電機60は、発電機本体61と、設置用ブラケット63とを有している。発電機本体61は、クランクケース23の車幅方向の左側に配置され、発電機本体61の後端は、設置面部12の後端付近に配置されている。発電機本体61は、車幅方向に延びる回転軸62を有し、当該回転軸62は、クランクシャフト23aの左側部が接続されている。なお、本実施形態では、回転軸62は、図1において凡その位置を仮想的に示している。発電機60は、発電用エンジン20の駆動により回転軸62が回転することにより発電する。また、発電機本体61には、後述するラジエータ71を流通する冷却水(冷媒)が流れる冷却水配管81,82が接続されている。
設置用ブラケット63は、発電機本体61を設置面部12に固定するための部材で、発電機本体61の車幅方向の左側に配置されている。設置用ブラケット63は、設置面部12から車両上方に延び、車幅方向を臨む縦壁を有している。縦壁は、排気管32と発電機本体61との間に配置され、縦壁には、発電機本体61の左側部がボルト等により接合されている。
冷却装置70は、クランクケース23の車幅方向における右側に位置する設置面部12に固定されている。冷却装置70は、全体で車幅方向に延びる装置で、冷却装置70の後端は、設置面部12の後端付近に配置されている。冷却装置70には、シリンダケース21及びその内部等を冷却するエンジン連動ファン(図示せず)、及びラジエータ71が設けられている。
エンジン連動ファンは、クランクシャフト23aの車幅方向の右側部に図示しない減速機等を介して取り付けられており、クランクシャフト23aに連動して同軸で回転する。エンジン連動ファンが回転することにより発生する冷却風は、例えばシリンダケース21に吹き付けられる。
ラジエータ71は、冷却装置70の右側端部に設けられている。また、ラジエータ71には、冷却水配管81が接続されている。当該冷却水配管は、ラジエータ71の内部で冷却された冷却水を送出する送り側配管81と、ラジエータ71の外部で熱交換された温度が上昇した冷却水をラジエータ71に戻すための戻り側配管(図示せず)とを有している。
続いて、台座40について説明する。台座40は、マフラ30を車両上方側から覆う略直方体状の中空の部材である。台座40の前壁41は、車両上下方向に延び、車両前方を臨み、設置面部12の前端付近に配置される。台座40の左側壁43は、車両上下方向に延び、前壁41の左端から車両後方に延び、トレイ11の左側の側壁部15に隣接して配置される。台座40の右側壁42は、車両上下方向に延び、前壁41の右端から車両後方に延びている。
また、右側壁42には、下端から上方に略半円形状の切欠き44が設けられ、該切欠き44は、マフラ30を車両上方から取り囲むように形成されている。すなわち、この例では、マフラ30は、右側壁42を通り抜けるように配置されている。
台座40は、マフラ30からインバータ50等への放熱を遮る遮熱板45を有している。遮熱板45は、台座40の右側壁42と左側壁43との間に配置されており、右側壁42及び左側壁43を繋ぎ、且つ車両前後方向に延びている。遮熱板45は、マフラ30の外壁面の上端に対して、車両上方に間隔を空けて配置されている。この例の遮熱板45は、図4~図6に示すように、水平に配置された2枚の平板(上板45A,下板45b)が、車両上下方向に間隔を空けて配置され、上板45Aと下板45Bとの間に空気層45Cが形成され、これにより、マフラ30の外壁面から放出される熱が、インバータ50等に伝わることを抑制している。
続いて、インバータ50について説明する。図2及び図3に示すように、インバータ50は、台座40の上部に固定されている装置であり、本体部51と、冷却水タンク52と、複数の冷却フィン53と、を有している。本体部51は、遮熱板45の車両上方側に配置され、上面視で略長方形状であり、本体部51の内部には、インバータ50を構成する電気部品が収容されている。本体部51の下部には、冷却水タンク52を収容するタンク設置穴が設けられている。タンク設置穴は、電気部品が収容される部分の下方側に設けられている。また、本体部51の前部には、冷却ファン55が設けられている。冷却ファン55については、後で説明する。
冷却水タンク52は、図4~図6に示すように、車両前後方向に延びる略直方体状のタンクであり、タンク設置穴の内部に挿入され、タンク設置穴の底部の上面に当接した状態で取り付けられている。冷却水タンク52には、送り側配管81及び流出側配管82が接続されている。送り側配管81は、ラジエータ71で冷却された冷却水を冷却水タンク52に流入させるための配管である。流出側配管82は、冷却水タンク52内で熱交換された温度上昇した冷却水を冷却水タンク52から発電機60等を経由してラジエータ71に向かって流出させるための配管である。
複数の冷却フィン53は、図4~図6に示すように、冷却水タンク52の下方側に設けられている。本体部51、冷却水タンク52、冷却フィン53は、この順に上方から下方に向かって配置されている。また、各冷却フィン53は、タンク設置穴の底部の下面側から車両下方に突出し、車両前後方向に延びている。複数の冷却フィン53は、図5に示すように、車幅方向に互いに間隔を空けて配置されている。また、冷却フィン53の下端は、遮熱板45に対して間隔を空けて配置されている。
冷却ファン55は、図1、図2及び図6に示すように、インバータ50の本体部51の前部に設けられている。冷却ファン55の上端の車両上下方向位置は、本体部51の上端にほぼ揃うように配置されている。冷却ファン55の下端は、マフラ30の上端よりやや上方に位置する台座40の前壁41に配置されている。この例では、冷却ファン55は、後述する第1~第3の送風領域91~93に冷却空気を送風可能に構成されている。
ここで、冷却ファン55により取り込まれた冷却空気が流通する送風領域について説明する。本実施形態の発電ユニット1の冷却構造は、図6に示すように、3つの送風領域、すなわち、第1の送風領域91、第2の送風領域92及び第3の送風領域93を有している。
第1の送風領域91は、冷却フィン53が配置される領域で、遮熱板45とタンク設置穴の底部との間に形成される領域であり、車両前後方向に延びている。第2の送風領域92は、第1の送風領域91とは別の領域であり、遮熱板45とマフラ30の外壁面との間に形成される領域で、車両前後方向に延びている。
第3の送風領域93は、図4及び図6に示すように、本体部51の上部の領域で、電気部品を覆っている部分の周辺の領域である。第3の送風領域93の前部には、導風板95が設けられている。導風板95は、冷却ファン55の後部における車両上下方向の中間部から車両後方に向かうに従い車両上方に傾斜して延びている。導風板95の下端は、第2の送風領域92よりも車両上方側に配置されている。本実施形態では、車両上方側から下方側に、第3の送風領域93、第1の送風領域91、第2の送風領域92の順に配置されている。
冷却ファン55は、図6に示すように、第1の送風領域91、第2の送風領域92及び第3の送風領域93に面している。すなわち、冷却ファン55は、第1~第3の送風領域91~93の前部に設けられ、第1の送風領域91、第2の送風領域92及び第3の送風領域93に、個別に冷却空気を送風するように構成されている。
第1の送風領域91を流通する冷却空気は、図4及び図6の矢印X1に沿って流れ、冷却フィン53と熱交換され、冷却空気の温度が上昇する。これにより、冷却フィン53が冷却される。第2の送風領域92を流通する冷却空気は、図4及び図6の矢印X2に沿って流れ、遮熱板45及びマフラ30の外壁面と熱交換され、冷却空気の温度が上昇する。これにより、マフラ30の外壁面等が冷却される。また、第3の送風領域93を流通する冷却空気は、電気部品により温度が上昇した本体部51を冷却する。
一般的には、騒音低減用のマフラ30を有する排気系から、インバータ50等の電気機器を離して配置することによって、電気機器の温度が排気系からの放熱により上昇することを抑制することができる。しかし、この場合、レイアウトが制限されてしまう。
これに対して、本実施形態では、騒音低減用のマフラ30の車両上方側に遮熱板45を設けることで、マフラ30から発電ユニット1の全体へ放熱することを抑制できる。さらに、インバータ50の本体部51に設けられている冷却ファン55から送風される領域を、遮熱板45で分割して第1の送風領域91及び第2の送風領域92を設けている。これにより、第1の送風領域91及び第2の送風領域92内の流れがエアカーテンのように熱伝達を阻害するため、マフラ30の外壁面からインバータ50等へ熱が伝わることが低減され、必要な温度を維持することができる。
このような構成により、排気系統にインバータ50等の電気機器を離して配置することなく電気機器等の効果的な冷却が可能となり、発電ユニット1を構成する部材等をよりコンパクトに配置することができ、レイアウトの自由度が向上する。
また、第1及び第2の送風領域91,92とは別の領域として、第3の送風領域93をさらに設けることにより、冷却ファン55により送風は、図4及び図6の矢印X3、X4に沿って流れ、冷却フィン53だけでなく、インバータ50の本体部51の周辺にも流れるので、インバータ50の周辺雰囲気温度も下げることができ、より効果的な冷却が可能となる。
また、本実施形態では、図1に示すように、マフラ30をトレイ11の角部に配置して、マフラ30に接続される排気管32を冷却ファン55の送風方向に延びるように配置し、排気管32及びマフラ30によって、上面視で仮想的に第1のL字形状L1が形成されている。図1では、第1のL字形状L1は、破線で示している。インバータ50等の電気機器は、遮熱板45を介してマフラ30の車両上方であって、第1のL字形状L1の角の上方側に配置されている。
上記構成は、直方体状の発電ユニット1の収容構造体10の角に対応したレイアウトであり、熱源となる部材を、発電ユニット1の図示しない上蓋の外壁付近に沿って配置している。さらに、第1のL字形状L1を構成する排気管32内の流れ方向を冷却方向と同じ方向に設定することで、マフラ30より下流の熱源の周辺掃気を効率よく行うことができる。さらに、第1のL字形状L1の角の車両上方側にインバータ50等の電気機器を配置することで、インバータ50等の周辺において排気系により温度上昇した空気の回流を低減させることが可能となる。
本実施形態の発電用エンジン20は、上記したように、収容構造体10のトレイ11の設置面部12の車幅方向中間部に配置されており、ピストンが車両前後方向に延び、クランクシャフト23aが車幅方向に延びるように配置されている。すなわち、図1に示すように、ピストン及びクランクシャフト23aによって、上面視で仮想的に第2のL字形状L2が形成されている。図1では、第2のL字形状L2は、第1のL字形状と同様に、破線で示している。本実施形態では、上記した第1のL字形状L1の角部及び第2のL字形状L2の角部は、互いに対向配置されている。この例では、第1のL字形状L1及び第2のL字形状L2によって、上面視で長方形が形成されている。
発電用エンジン20及び発電機60を、上記した第2のL字形状L2をなすように配置することによって、上記した第1のL字形状L1をなす排気系の冷却及び掃気を阻害することを抑制し、さらに、よりコンパクトなレイアウトが可能となる。
また、本実施形態の遮熱板45は、マフラ30の長手方向に沿って車幅方向に延び、台座40の左側壁43及び右側壁42を繋いでいる。また、第2の送風領域92が、遮熱板45の下方で、且つ台座40の右側壁42と左側壁43との間に形成されている。台座40の右側壁42及び左側壁43が、送風方向に沿っているため、インバータ50等の電気機器等に熱い空気が拡散することを抑制でき、第2の送風領域92の内部を流れる冷却空気は、第2の送風領域92の下流側に設けられた排気口に向かって効率よく流れ、第2の送風領域92は効率よく掃気される。
また、左側壁43にマフラ30を取り囲む切欠き44を設けることで、例えば、騒音低減を図ってマフラ30の容積を大きく設定した場合であっても、台座40の幅は、インバータ50等が設置可能な幅を超えることを防ぎ、その結果、台座40をよりコンパクトにすることができる。また。半円形状(アーチ形状)の切欠き44を設けることで、台座40を軽量化することができ、はすかいでの補強により台座40の剛性は、確保される。その結果、本実施形態のインバータ50のように冷却水タンク52を有する重量が大きい仕様の装置であっても、車両運転時の車両上下方向等の振動を低減する剛性を確保することができる。
また、本実施形態の発電ユニット1は、図1に示すように、排気用ファン35を備えている。排気用ファン35は、第1の送風領域91及び第2の送風領域92の下流側に設けられ、送風領域91,92,93を含む発電ユニット1の内部の空気を、発電ユニット1の外に排気する。この例では、排気用ファン35は、発電機60に隣接するように発電ユニット1の後端における左側に配置されている。排気用ファン35を送風方向の下流側に設けることで、送風領域91,92,93内で温度上昇した空気を、発電ユニット1の外に効率よく排気できる。これにより、発電ユニット1の冷却効果をより向上させることができる。
本実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、本実施形態では、冷却ファン55が、第1~第3の送風領域91,92,93の全ての送風領域に送風するように構成されているが、これに限らない。第3の送風領域93を別途に設けたファンで冷却してもよい。この場合、収容構造体の図示しない上蓋の天面に吸気ファンを設けるとよい。また、本実施形態では、車両後部に取り付けられる発電ユニット1について説明しているが、これに限らない。例えば、車両側部から挿入してもよい。
1 発電ユニット
10 収容構造体
11 トレイ
12 設置面部
15 側壁部
16 側部フランジ
17 取っ手
20 発電用エンジン
21 シリンダケース
23 クランクケース
23a クランクシャフト
25 燃料タンク
26 キャップ
30 マフラ
31 接続用配管
32 排気管
35 排気用ファン
40 台座
41 前壁
42 右側壁(側壁)
43 左側壁(側壁)
44 切欠き
45 遮熱板
45A 上板
45B 下板
45C 空気層
50 インバータ(電気機器)
51 本体部
52 冷却水タンク
53 冷却フィン
55 冷却ファン
60 発電機
61 発電機本体
62 回転軸
63 設置用ブラケット
70 冷却装置
71 ラジエータ
81 送り側配管
82 流出側配管
91 第1の送風領域
92 第2の送風領域
93 第3の送風領域
95 導風板
L1 第1のL字形状
L2 第2のL字形状

Claims (6)

  1. 発電用エンジンと、該発電用エンジンから放出される排気ガスが流通するマフラと、前記発電用エンジンの駆動により発電する発電機と、該発電機から電力が供給され、複数の冷却フィンが設けられた電気機器と、該電気機器が設置される台座と、前記冷却フィンに冷却空気に送風可能な冷却ファンとを備えているレンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造において、
    前記マフラは、前記電気機器に隣接するように配置され、
    前記台座は、前記マフラから前記電気機器への放熱を遮る遮熱板を含み、
    前記冷却ファンは、前記冷却フィンが配置される第1の送風領域と、該第1の送風領域とは別の領域で、前記遮熱板と前記マフラ外壁面との間に形成される第2の送風領域とに面し、前記第1の送風領域及び前記第2の送風領域に個別に冷却空気を送風するように構成されていることを特徴とする、レンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造。
  2. 前記電気機器は、前記冷却フィンが取り付けられている本体部を有し、
    前記冷却ファンは、前記本体部が配置される第3の送風領域に送風可能に構成されていることを特徴とする、請求項1に記載のレンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造。
  3. 前記発電用エンジン、前記マフラ、前記発電機、前記電気機器及び前記冷却ファンは、車幅方向に延びる略長方形状のトレイを有する収容構造体に収容されており、
    前記マフラは、車幅方向に延びた状態で、前記マフラの車幅方向の側部が前記トレイの車両前方側の角部に配置され、
    前記角部に位置する前記マフラの側部には、前記冷却ファンの送風方向に沿って延びる排気管が取り付けられ、
    前記排気管及び前記マフラによって、上面視で第1のL字形状が形成され、
    前記電気機器は、前記遮熱板を介して前記マフラの車両上方に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造。
  4. 前記発電用エンジンは、前記収容構造体の車幅方向中間部に配置され、車両前後方向に延びるピストンを有し、
    前記発電機は、前記発電用エンジンの後部に車幅方向に隣接するように配置され、
    前記発電機の回転軸は車幅方向に延び、
    前記回転軸及び前記ピストンによって、上面視で第2のL字形状が形成され、
    前記第1のL字形状の角部及び前記第2のL字形状の角部は、互いに対向配置されていることを特徴とする、請求項3に記載のレンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造。
  5. 前記遮熱板は、前記マフラに沿って車幅方向に延び、
    前記遮熱板の車幅方向両側部には、車両上下方向に延びる側壁が設けられ、
    一方の前記側壁は、前記マフラを取り囲むように切欠きが形成されており、
    前記第2の送風領域は、前記遮熱板の下方側で、両側の前記側壁の間に設けられていることを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のレンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造。
  6. 前記第1の送風領域及び前記第2の送風領域の下流側には、排気用ファンが設けられていることを特徴とする、請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のレンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造。
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