JP7363948B2 - フロア構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に設けられているフロア構造に関する。
従来、車両にはフロア構造が設けられている。特許文献1には、車室内におけるエンジンルーム点検用の開口を覆う蓋部材の周縁部下面と開口の周縁部の上面との間にシール部材が配設されている構造が開示されている。
実開昭56-69518号公報
フロアパネルの開口部にシール部材を有する蓋部が挿入される場合がある。この場合、フロアパネルとシール部材の間の摩擦により、シール部材の位置がずれてしまうことでシール性を確保しづらいという問題が生じていた。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、フロアパネルと蓋部の間のシール部材がずれにくいフロア構造を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様においては、車両におけるキャビンの床を形成するフロアパネルと、前記フロアパネルの開口部を覆うように前記フロアパネルに取り付けられ、前記車両の前後方向に延在する通路を形成する蓋部と、を有するフロア構造であって、前記フロアパネルは、車幅方向における前記開口部の一方の側に位置し前記車両の高さ方向に延在する第1の縦面と、前記開口部を挟んで前記第1の縦面とは反対側に位置し前記車両の高さ方向に延在する第2の縦面と、を有し、前記蓋部は、前記第1の縦面に取り付けられる第1縦板部、及び、前記第1縦板部の下端から前記第1の縦面から離れる側に向かって延在する第1横板部を有する第1蓋部材と、前記第1の縦面と前記第1縦板部との間に設けられた第1シール部材と、前記第2の縦面に取り付けられる第2縦板部、及び、前記第2縦板部の下端から前記第1の縦面側に向かって延在し、前記第1横板部に取り付けられる第2横板部を有する第2蓋部材と、前記第2の縦面と前記第2縦板部との間に設けられた第2シール部材と、を有するフロア構造を提供する。
また、前記第1蓋部材の前記第1横板部は、前記第2横板部よりも前記車幅方向における長さが長く、前記第2蓋部材の前記第2縦板部の前記下端まで延在していてもよい。
また、前記第1横板部及び前記第2横板部が少なくとも部分的に重なっており、前記蓋部は、前記第1横板部と前記第2横板部との間に設けられた第3シール部材をさらに有していてもよい。
また、前記フロアパネルは、前記車両の前後方向において前記開口部の前方側にある第1の面をさらに有し、前記第1横板部及び前記第2横板部の前記車両の前方側の端部は、前記第1の面に取り付けられており、前記蓋部は、前記第1の面と前記蓋部との間に設けられた第4シール部材をさらに有していてもよい。
また、前記車幅方向において延在しており、前記第1の縦面の下端及び前記第2の縦面の下端を接続するフレームをさらに有し、前記第1横板部及び前記第2横板部の前記車両の後方側の端部は、前記フレームに取り付けられており、前記蓋部は、前記フレームと前記蓋部との間に設けられた第5シール部材をさらに有していてもよい。
本発明によれば、フロア構造において、フロアパネルと蓋部の間のシール部材がずれにくくなるという効果を奏する。
本実施形態に係るフロア構造の構造を示す。 フロアパネルから蓋部が取り外された状態を示す。 第1蓋部材及び第2蓋部材の構造を示す。 図1のX-X線断面図である。 比較例としての従来のフロア構造の構造を示す。
[フロア構造Sの構造]
図1は、本実施形態に係るフロア構造Sの構造を示す図である。図2は、フロアパネル1から蓋部2が取り外された状態を示す図である。図3は、第1蓋部材21及び第2蓋部材22の構造を示す図である。図4は、図1のX-X線断面図である。なお、図4において、フレーム3は省略する。
フロア構造Sは、フロアパネル1、及び蓋部2を有する。フロアパネル1は、車両におけるキャビンの床を形成する。車両は、例えばウォークスルーバンである。キャビンは、例えば、車両の運転席が設けられた車室である。
フロアパネル1は、第1の面11、第2の面12、第3の面13、第1の接続面14、第2の接続面15、開口部16、第1の縦面17、及び第2の縦面18を有する。第1の面11は、車両の前後方向において延在している面である。第1の面11は凸部111を有する。凸部111は、第1の面11の車両の車幅方向における中央に設けられている。凸部111は、車両の車幅方向において後述する第2の面12と第3の面13との間に位置する。第1の面11は、車両の前後方向において後述する開口部16の前方側にある。
第2の面12は、第1の面11よりも車両の高さ方向において高い位置にあり、かつ、第1の面11よりも車両の前後方向において後方側にある。第2の面12は、車両の車幅方向における左側に設けられている。第2の面12には、例えば、乗員が座る座席(不図示)が設けられている。
第3の面13は、第1の面11よりも車両の高さ方向において高い位置にあり、かつ、第1の面11よりも車両の前後方向において後方側にある。第3の面13は、車両の車幅方向における右側に設けられている。第3の面13には、例えば、乗員が座る座席(不図示)が設けられている。
第1の接続面14は、第1の面11と第2の面12とを接続する面である。第1の接続面14の前端は、第1の面11の後端と接続されている。第1の接続面14の後端は、第2の面12の前端と接続されている。
第2の接続面15は、第1の面11と第3の面13とを接続する面である。第2の接続面15の前端は、第1の面11の後端と接続されている。第2の接続面15の後端は、第3の面13の前端と接続されている。
開口部16は、第1の面11よりも後方側、かつ、第2の面12と第3の面13との間にある。開口部16は、凸部111の後方側にある。開口部16の下方には、例えばエンジン(不図示)が設けられている。作業者は、開口部16からエンジンの点検等を行うことができる。
第1の縦面17は、車両の車幅方向における開口部16の一方の側に位置し車両の高さ方向に延在する面である。本実施形態では、第1の縦面17は、開口部16の左側に位置し車両の高さ方向に延在する面である。第1の縦面17の上端は、第2の面12の右端と接続されている。第1の縦面17の前端は、第1の接続面14の右端と接続されている。図4に示すように、第1の縦面17は、第1の縦面17の下端が第1の縦面17の上端よりも車両の車幅方向において第2の面12から離れるように、車両の高さ方向に対して傾斜している。
第2の縦面18は、一例として第1の縦面17と対称な形状を有している。第2の縦面18は、開口部16を挟んで第1の縦面17とは反対側に位置し車両の高さ方向に延在する面である。本実施形態では、第2の縦面18は、開口部16の右側に位置し車両の高さ方向に延在する面である。第2の縦面18の上端は、第3の面13の左端と接続されている。第2の縦面18の前端は、第2の接続面15の左端と接続されている。図4に示すように、第2の縦面18は、第2の縦面18の下端が第2の縦面18の上端よりも車両の車幅方向において第3の面13から離れるように、車両の高さ方向に対して傾斜している。
蓋部2は、図2に示すように、開口部16を塞ぐ部材である。蓋部2は、フロアパネル1の開口部16を覆うようにフロアパネル1に取り付けられ、車両の前後方向に延在する通路を形成する。乗員は、フロアパネル1に取り付けられた蓋部2上を歩行することができる。蓋部2は、第1蓋部材21、第2蓋部材22、第1シール部材23、及び第2シール部材24を有する。
第1蓋部材21は、第1縦板部211、及び第1横板部212を有する。第1縦板部211は、第1の縦面17に取り付けられる部位である。図4に示すように、蓋部2がフロアパネル1に取り付けられた状態では、第1縦板部211は、第1縦板部211の下端が第1縦板部211の上端よりも車両の車幅方向において第2の面12から離れるように、車両の高さ方向に対して傾斜している。
第1横板部212は、第1縦板部211の下端から第1の縦面17から離れる側に向かって延在する部位である。蓋部2がフロアパネル1に取り付けられた状態では、第1横板部212は、第1縦板部211の下端から車幅方向における右側に向かって延在する。
第2蓋部材22は、第2縦板部221、及び第2横板部222を有する。第2縦板部221は、第2の縦面18に取り付けられる部位である。図4に示すように、蓋部2がフロアパネル1に取り付けられた状態では、第2縦板部221は、第2縦板部221の下端が第2縦板部221の上端よりも車両の車幅方向において第3の面13から離れるように、車両の高さ方向に対して傾斜している。
第2横板部222は、第2縦板部221の下端から第1の縦面17側に向かって延在し、第1横板部212に取り付けられる部位である。蓋部2がフロアパネル1に取り付けられた状態では、第2横板部222は、第2縦板部221の下端から車幅方向における左側に向かって延在する。
第1シール部材23は、第1の縦面17と第1縦板部211との間に設けられた部材である。第1シール部材23は、例えば弾性を有するゴムである。第1シール部材23は、第1縦板部211の車両の前後方向における前端から後端まで延在した状態で、第1縦板部211の第1の縦面17側の面に設けられている。
第2シール部材24は、第2の縦面18と第2縦板部221との間に設けられた部材である。第2シール部材24は、例えば弾性を有するゴムである。第2シール部材24は、第2縦板部221の車両の前後方向における前端から後端まで延在した状態で、第2縦板部221の第2の縦面18側の面に設けられている。
第1蓋部材21は、第1縦板部211に形成されている穴、第1シール部材23に形成されている穴、及び第1の縦面17に形成されている穴にボルトを挿入し、挿入したボルトにナットを締め付けることで第1の縦面17に固定されている。第1シール部材23に形成されている穴の径は、一例として、第1縦板部211に形成されている穴の径よりも大きい。
第2蓋部材22は、第2縦板部221に形成されている穴、第2シール部材24に形成されている穴、及び第2の縦面18に形成されている穴にボルトを挿入し、挿入したボルトにナットを締め付けることで第2の縦面18に固定されている。第2シール部材24に形成されている穴の径は、一例として、第2縦板部221に形成されている穴の径よりも大きい。
図5は、比較例としての従来のフロア構造Tの構造を示す図である。
従来のフロア構造Tは、フロア構造Sと比べて、複数の部品で構成される蓋部2の代わりに単一の部品である蓋部9を有する点で異なる。
フロア構造Tは、フロアパネル1、及び蓋部9を有する。蓋部9は、蓋部2と同様に、フロアパネル1に取り付けられ、車両の前後方向に延在する通路を形成する。蓋部9は、蓋部材91、第1シール部材92、及び第2シール部材93を有する。
蓋部材91は、例えば一枚の板材を折り曲げることによって形成された部品であり、第1縦板部911、第2縦板部912、及び横板部913を有する。第1縦板部911は、第1の縦面17に取り付けられる部位である。第2縦板部912は、第2の縦面18に取り付けられる部位である。横板部913は、第1縦板部911の下端と第2縦板部912の下端とを接続する部位である。
第1シール部材92は、第1の縦面17と第1縦板部911との間に設けられた部材である。第1シール部材92は、第1シール部材23と同様に、例えば弾性を有するゴムである。第1シール部材92は、第1縦板部911の第1の縦面17側の面に設けられている。
第2シール部材93は、第2の縦面18と第2縦板部912との間に設けられた部材である。第2シール部材93は、第2シール部材24と同様に、例えば弾性を有するゴムである。第2シール部材93は、第2縦板部912の第2の縦面18側の面に設けられている。
フロア構造Tにおいては、このように蓋部9が、蓋部材91、第1シール部材92、及び第2シール部材93を有する。その結果、フロア構造Tにおいては、蓋部9をフロアパネル1に取り付ける場合、第1シール部材92及び第2シール部材93が第1の縦面17及び第2の縦面18と接した状態で蓋部9を第1の縦面17と第2の縦面18との間に上方から挿入する。
したがって、フロア構造Tにおいては、第1の縦面17と第1シール部材92との間の摩擦、及び第2の縦面18と第2シール部材93との間の摩擦により、第1シール部材92及び第2シール部材93の位置がずれてしまうことでシール性を確保しづらい。また、フロア構造Tにおいては、第1の縦面17と第1シール部材92との間の摩擦、及び第2の縦面18と第2シール部材93との間の摩擦により、蓋部9を開口部16に挿入する際に必要な力が大きくなってしまう。
これに対して、フロア構造Sは、前述したように、第1蓋部材21、第2蓋部材22、第1シール部材23、及び第2シール部材24を有する蓋部2を有する。その結果、フロア構造Sにおいては、蓋部2をフロアパネル1に取り付ける場合、作業者は、第1蓋部材21と第2蓋部材22とを別々に取り付けることができる。例えば、図4の白抜き矢印で示すように、作業者は、第1蓋部材21を第1の縦面17に垂直な方向から第1の縦面17に対して押し付け、第1蓋部材21を取り付けることができる。その後、作業者は、第2蓋部材22を第2の縦面18に垂直な方向から第2の縦面18に対して押し付け、第2蓋部材22を取り付けることができる。
したがって、フロア構造Sにおいては、第1シール部材23及び第2シール部材24が第1の縦面17及び第2の縦面18と接した状態で蓋部2を開口部16に挿入する必要がないため、フロアパネル1と蓋部2の間の第1シール部材23及び第2シール部材24がずれにくくなる。よって、フロア構造Sにおいては、シール性を確保し易くなる。また、フロア構造Sにおいては、第1シール部材23及び第2シール部材24が第1の縦面17及び第2の縦面18と接した状態で蓋部2を開口部16に挿入する必要がないため、蓋部2を開口部16に挿入する際に必要な力が大きくなるのを抑制することができる。
第1横板部212及び第2横板部222は少なくとも部分的に重なっていてもよい。本実施形態においては、図4に示すように、蓋部2がフロアパネル1に取り付けられた状態では、第1横板部212が、第2横板部222の下方に設けられ、第1横板部212と第2横板部222とが部分的に重なっている。
蓋部2は、例えば、第3シール部材25を有する。第3シール部材25は、例えば弾性を有するゴムである。第3シール部材25は、第1横板部212と第2横板部222との間に設けられている。第3シール部材25は、第2横板部222の車両の前後方向における前端から後端まで延在した状態で、第2横板部222の第1横板部212側の面に設けられている。
第2蓋部材22は、第2横板部222に形成されている穴、第3シール部材25に形成されている穴、及び第1横板部212に形成されている穴にボルトを挿入し、挿入したボルトにナットを締め付けることで第1横板部212に固定されている。第3シール部材25に形成されている穴の径は、一例として、第2横板部222に形成されている穴の径よりも大きい。フロア構造Sにおいては、このような第3シール部材25を有することでシール性を向上させることができる。
図4の例では、第1蓋部材21の第1横板部212は、第2横板部222よりも車両の車幅方向における長さが長く、第2蓋部材22の第2縦板部221の下端まで延在している。フロア構造Sにおいては、このような第1横板部212を有する第1蓋部材21を有することで、蓋部2の下方に向かって第1蓋部材21の第1横板部212が露出される。このように第1横板部212が露出されている場合、例えば、不図示の補強部材で第1横板部212を支持することができる。
本発明においては、第1横板部212の長さと第2横板部222の長さとがほぼ同一であり、通路の中央部で横板部どうしが重なるような構成であってもよい。しかし、図4のように一方の横板部が通路の端から端まで延在している構成によれば、通路中央部に凹凸部が形成されない。したがって、例えば通路を平坦に形成できるという点で有利である。
第1横板部212及び第2横板部222の車両の前方側の端部は、一例として、第1の面11に取り付けられている。蓋部2は、第4シール部材26(図3参照)を有する。第4シール部材26は、例えば弾性を有するゴムであり、第1シール部材23と同様の幅に形成されていてもよい。第4シール部材26は、第1の面11と蓋部2との間に設けられている。具体的には、第4シール部材26は、第1の面11の凸部111と第1横板部212との間に設けられている。第4シール部材26は、第1横板部212の車両の車幅方向における左端から右端まで延在した状態で、第1横板部212の下面に設けられている。
第1蓋部材21及び第2蓋部材22は、第1横板部212及び第2横板部222に形成されている穴、第4シール部材26に形成されている穴、及び第1の面11の凸部111に形成されている穴にボルトを挿入し、挿入したボルトにナットを締め付けることで第1の面11に固定されている。第4シール部材26に形成されている穴の径は、一例として、第1横板部212に形成されている穴の径よりも大きい。フロア構造Sにおいては、このような第4シール部材26を有することでシール性を向上させることができる。
フロア構造Sは、フレーム3を有する。フレーム3は、車両の車幅方向において延在しており、第1の縦面17の下端及び第2の縦面18の下端を接続する部材である。フレーム3は、車両の前後方向において開口部16の後方側にある。
第1横板部212及び第2横板部222の車両の後方側の端部は、フレーム3に取り付けられている。蓋部2は、第5シール部材27(図4参照)を有する。第5シール部材27は、例えば弾性を有するゴムであり、第1シール部材23と同様の幅に形成されていてもよい。第5シール部材27は、フレーム3と蓋部2との間に設けられている。具体的には、第5シール部材27は、フレーム3と第1横板部212との間に設けられている。第5シール部材27は、第1横板部212の車両の車幅方向における左端から右端まで延在した状態で、第1横板部212の下面に設けられている。
第1蓋部材21及び第2蓋部材22は、第1横板部212及び第2横板部222に形成されている穴、第5シール部材27に形成されている穴、及びフレーム3に形成されている穴にボルトを挿入し、挿入したボルトにナットを締め付けることでフレーム3に固定されている。第5シール部材27に形成されている穴の径は、一例として、第1横板部212に形成されている穴の径よりも大きい。フロア構造Sにおいては、このような第5シール部材27を有することでシール性を向上させることができる。
[変形例]
上記実施形態では、第1蓋部材21は、車両の車幅方向における左側に設けられており、第2蓋部材22は、車幅方向における右側に設けられている例を示したが、これに限定されない。例えば、第1蓋部材21は、車両の車幅方向における右側に設けられており、第2蓋部材22は、車幅方向における左側に設けられていてもよい。
[本実施形態に係るフロア構造Sによる効果]
本実施形態に係るフロア構造Sは、第1縦板部211及び第1横板部212を有する第1蓋部材21と、第1の縦面17と第1縦板部211との間に設けられた第1シール部材23と、第2縦板部221及び第2横板部222を有する第2蓋部材22と、第2の縦面18と第2縦板部221との間に設けられた第2シール部材24と、を有する蓋部2を有する。
その結果、フロア構造Sにおいては、蓋部2をフロアパネル1に取り付ける場合、作業者は、第1蓋部材21と第2蓋部材22とを別々に取り付けることができる。例えば、作業者は、第1蓋部材21を第1の縦面17に垂直な方向から第1の縦面17に対して押し付け、第1蓋部材21を取り付けることができる。その後、作業者は、第2蓋部材22を第2の縦面18に垂直な方向から第2の縦面18に対して押し付け、第2蓋部材22を取り付けることができる。
したがって、フロア構造Sにおいては、第1シール部材23及び第2シール部材24が第1の縦面17及び第2の縦面18と接した状態で蓋部2を開口部16に挿入する必要がないため、フロアパネル1と蓋部2の間の第1シール部材23及び第2シール部材24がずれにくくなる。よって、フロア構造Sにおいては、シール性を確保し易くなる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
S・・・フロア構造
1・・・フロアパネル
11・・・第1の面
111・・・凸部
12・・・第2の面
13・・・第3の面
14・・・第1の接続面
15・・・第2の接続面
16・・・開口部
17・・・第1の縦面
18・・・第2の縦面
2・・・蓋部
21・・・第1蓋部材
211・・・第1縦板部
212・・・第1横板部
22・・・第2蓋部材
221・・・第2縦板部
222・・・第2横板部
23・・・第1シール部材
24・・・第2シール部材
25・・・第3シール部材
26・・・第4シール部材
27・・・第5シール部材
3・・・フレーム
T・・・従来のフロア構造
9・・・蓋部
91・・・蓋部材
911・・・第1縦板部
912・・・第2縦板部
913・・・横板部
92・・・第1シール部材
93・・・第2シール部材

Claims (5)

  1. 車両におけるキャビンの床を形成するフロアパネルと、
    前記フロアパネルの開口部を覆うように前記フロアパネルに取り付けられ、前記車両の前後方向に延在する通路を形成する蓋部と、
    を有するフロア構造であって、
    前記フロアパネルは、
    車幅方向における前記開口部の一方の側に位置し前記車両の高さ方向に延在する第1の縦面と、前記開口部を挟んで前記第1の縦面とは反対側に位置し前記車両の高さ方向に延在する第2の縦面と、を有し、
    前記蓋部は、
    前記第1の縦面に取り付けられる第1縦板部、及び、前記第1縦板部の下端から前記第1の縦面から離れる側に向かって延在する第1横板部を有する第1蓋部材と、
    前記第1の縦面と前記第1縦板部との間に設けられた第1シール部材と、
    前記第2の縦面に取り付けられる第2縦板部、及び、前記第2縦板部の下端から前記第1の縦面側に向かって延在し、前記第1横板部に取り付けられる第2横板部を有する第2蓋部材と、
    前記第2の縦面と前記第2縦板部との間に設けられた第2シール部材と、
    を有するフロア構造。
  2. 前記第1蓋部材の前記第1横板部は、前記第2横板部よりも前記車幅方向における長さが長く、前記第2蓋部材の前記第2縦板部の前記下端まで延在している、
    請求項1に記載のフロア構造。
  3. 前記第1横板部及び前記第2横板部が少なくとも部分的に重なっており、
    前記蓋部は、前記第1横板部と前記第2横板部との間に設けられた第3シール部材をさらに有する、
    請求項1又は2に記載のフロア構造。
  4. 前記フロアパネルは、前記車両の前後方向において前記開口部の前方側にある第1の面をさらに有し、
    前記第1横板部及び前記第2横板部の前記車両の前方側の端部は、前記第1の面に取り付けられており、
    前記蓋部は、前記第1の面と前記蓋部との間に設けられた第4シール部材をさらに有する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のフロア構造。
  5. 前記車幅方向において延在しており、前記第1の縦面の下端及び前記第2の縦面の下端を接続するフレームをさらに有し、
    前記第1横板部及び前記第2横板部の前記車両の後方側の端部は、前記フレームに取り付けられており、
    前記蓋部は、前記フレームと前記蓋部との間に設けられた第5シール部材をさらに有する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のフロア構造。
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