JP7362029B2 - クリーニング装置、ベルト装置、及び、画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置、ベルト装置、及び、画像形成装置 Download PDF

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Description

この発明は、回転体の表面に付着した付着物を除去するクリーニング装置と、それを備えたベルト装置と、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、中間転写ベルトを張架・支持するローラなどの回転体の表面に付着した付着物を除去するクリーニング装置を設置する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、特許文献1における画像形成装置には、中間転写ベルトの内周面に当接して中間転写ベルトを張架・支持するローラ(回転体)が設置されている。そして、そのローラに当接して、ローラの表面に付着した異物(付着物)を除去するクリーニングブレード(板状部材)が設置されている。
従来のクリーニング装置は、回転体に当接する板状部材が、経時で変形したり摩耗したりして、板状部材によって回転体の表面に付着した付着物を除去する機能(クリーニング性)が低下してしまうことがあった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、経時においてもクリーニング性が低下しにくい、クリーニング装置、ベルト装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明におけるクリーニング装置は、所定の回転方向に回転する回転体に当接して、前記回転体の表面に付着した付着物を除去する板状部材と、前記板状部材を片持ち支持するとともに、前記回転体の回転軸に嵌合する長穴が形成された支持部材と、前記板状部材が前記回転体に当接する位置に対して前記回転方向の下流側に設置されて、印刷動作がおこなわれているときに前記回転体に付着した付着物を検知する検知手段と、前記検知手段の検知結果に基づいて、前記印刷動作がおこなわれているときに前記板状部材を移動させて前記回転体に対する前記板状部材の当接状態を調整する調整手段と、を備え、前記調整手段は、前記支持部材を、前記長穴の長手方向に沿って直線移動させるか、前記直線移動させるとともに前記回転軸を中心に回転移動させるか、のどちらか一方の移動動作をさせ、前記板状部材が摩耗しやすい材質で形成されている場合には、前記板状部材が摩耗しにくい材質で形成されている場合に比べて、前記回転移動よりも前記直線移動の度合いが多くなるように前記調整手段を制御し、前記板状部材が撓みやすい材質で形成されている場合には、前記板状部材が撓みにくい材質で形成されている場合に比べて、前記直線移動よりも前記回転移動の度合いが多くなるように前記調整手段を制御するものである。
本発明によれば、経時においてもクリーニング性が低下しにくい、クリーニング装置、ベルト装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 画像形成装置における作像部を示す断面図である。 中間転写ベルト装置の要部を示す概略図である。 スクレーパと対向ローラとを示す拡大図である。 (A)スクレーパが摩耗・変形した状態を示す拡大図と、(B)そのスクレーパが移動した状態を示す拡大図と、である。 変形例としての、中間転写ベルト装置の要部を示す概略図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1及び図2にて、画像形成装置における全体の構成・動作について説明する。
図1に示すように、画像形成装置本体100の中央には、ベルト装置としての中間転写ベルト装置15が設置されている。また、中間転写ベルト装置15の中間転写ベルト8(ベルト部材)に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応したプロセスカートリッジ6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
図2を参照して、イエローに対応したプロセスカートリッジ6Yは、像担持体としての感光体ドラム1Yと、感光体ドラム1Yの周囲に配設された帯電ローラ4Y(帯電装置)、現像装置5Y、クリーニング装置2Yと、が1つのユニットとして画像形成装置本体100に対して着脱可能(交換可能)に構成されている。そして、感光体ドラム1Y上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)がおこなわれて、感光体ドラム1Y上にイエロー画像が形成されることになる。
なお、他の3つのプロセスカートリッジ6M、6C、6K(作像部)も、使用されるトナーの色が異なる以外は、イエローに対応したプロセスカートリッジ6Y(作像部)とほぼ同様の構成となっていて、それぞれのトナー色に対応した画像が形成される。以下、他の3つのプロセスカートリッジ6M、6C、6K(作像部)の説明を適宜に省略して、イエローに対応したプロセスカートリッジ6Y(作像部)のみの説明をおこなうことにする。
図2を参照して、感光体ドラム1Y(像担持体)は、駆動モータによって時計方向に回転駆動される。そして、帯電ローラ4Y(帯電装置)の位置で、感光体ドラム1Yの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光部7Y(光書込ヘッド)から発せられた露光光の照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、現像装置5Yとの対向位置(現像ニップ)に達して、この位置で静電潜像が現像されて、イエローのトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8及び1次転写ローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、クリーニング装置2Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上に残存した未転写トナーがクリーニングブレード2aによってクリーニング装置2Y(ドラム・クリーニング装置)内に回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、他のプロセスカートリッジ6M、6C、6K(作像部)でも、イエロー用のプロセスカートリッジ6Y(作像部)と同様におこなわれる。すなわち、作像部の上方に配設された露光部から、画像情報に基づいた露光光が、各プロセスカートリッジ6M、6C、6Kの感光体ドラム上に向けて照射される。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
ここで、中間転写ベルト装置15は、図1を参照して、中間転写ベルト8、4つの1次転写ローラ9Y(図2参照)、駆動ローラ、従動ローラ、等で構成される。中間転写ベルト8は、駆動ローラと従動ローラと1次転写ローラとによって張架・支持されるとともに、駆動ローラの回転駆動によって図1中の矢印方向(反時計方向)に無端移動される。
1次転写ローラ9Yは、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Yとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写ローラ9Yに、トナーの極性とは逆の転写電圧(転写バイアス)が印加される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、各1次転写ローラ(9Y)の1次転写ニップを順次通過する。こうして、各感光体ドラム(1Y)上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト8は、2次転写ローラ19(2次転写装置)との対向位置に達する。この位置では、駆動ローラ(2次転写対向ローラ)が、2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト8上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された用紙等のシートP上に転写される(2次転写工程である。)。このとき、中間転写ベルト8には、シートPに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト8は、クリーニングブレード16(中間転写ベルト・クリーニング装置)の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8上の未転写トナーが、中間転写ベルト8に圧接するクリーニングブレード16によって機械的に除去される。なお、クリーニングブレード16は、ウレタンゴム等の弾性材料で形成された略板状部材であって、中間転写ベルト8に対して所定の当接圧及び当接角で当接している。また、クリーニングブレード16は、中間転写ベルト8を介して対向ローラ17(中間転写ベルト8の内周面に当接している。)に当接している。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、図1を参照して、2次転写ニップの位置に搬送されるシートPは、装置本体100の下方に配設された給紙部26から、給紙ローラ27やレジストローラ対28(タイミングローラ対)等を経由して搬送されるものである。
詳しくは、給紙部26には、用紙等のシートPが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1の反時計方向に回転駆動されると、一番上のシートPがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対28に搬送されたシートPは、回転駆動を停止したレジストローラ対28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対28が回転駆動されて、シートPが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、シートP上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写されたシートPは、定着装置30の位置(定着ニップ)に搬送される。そして、この位置で、定着ベルト31及び加圧ローラ32による熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像(トナー像)がシートP上に定着される(定着工程である。)。
その後、シートPは、排紙ローラ対によって装置外へと排出される。排紙ローラ対によって装置外に排出されたシートPは、出力画像として、スタック部(本体カバー110)上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、画像形成装置における作像部について詳述する。
図2に示すように、プロセスカートリッジ6Yは、感光体ドラム1Y(像担持体)、帯電ローラ4Y(帯電装置)、現像装置5Y、クリーニング装置2Y、等で構成される。
像担持体としての感光体ドラム1Yは、負帯電の有機感光体であって、装置本体100側に設置された駆動モータから駆動力を受けて図2の時計方向に回転駆動される。
帯電ローラ4Y(帯電装置)は、芯金上に、ウレタン樹脂、導電性粒子としてのカーボンブラック、硫化剤、発泡剤等を処方した中抵抗の発泡ウレタン層を形成した弾性を有するローラ部材である。
クリーニング装置2Yは、感光体ドラム1Yに摺接するクリーニングブレード2aが設置されていて、感光体ドラム1Y上の未転写トナーを機械的に除去・回収する。クリーニングブレード2aは、ウレタンゴム等の弾性材料で形成された略板状部材であって、感光体ドラム1Yに対して所定の当接圧及び当接角で当接している。
現像装置5Yは、現像剤担持体としての現像ローラ51が感光体ドラム1Yに対して所定の圧接力で接触するように配置されていて、双方の部材1Y、51の間(現像ニップ)には現像領域が形成される。現像装置5Y内には、1成分現像剤としてのトナー(非磁性又は磁性の1成分現像剤である。)が収容されている。そして、現像装置5Yは、感光体ドラム1Y上に形成される静電潜像を現像する(トナー像を形成する。)。
なお、図2を参照して、現像装置5Yは、接触1成分現像方式の現像装置であって、現像装置5Yに補給するためのトナー(1成分現像剤)が収容されたトナー容器60が着脱可能に設置されている。
現像装置5Yは、現像剤担持体としての現像ローラ51、供給部材としての供給ローラ53、現像剤規制部材としてのドクターブレード52、撹拌部材としての撹拌パドル54、搬送部材としての搬送スクリュ55、等で構成されている。
以下、本実施の形態におけるクリーニング装置18(中間転写ベルト装置15)において、特徴的な構成・動作について詳述する。
先に図1を用いて説明したように、本実施の形成における画像形成装置100には、ベルト装置としての中間転写ベルト装置15が設置されている。
そして、図1、図3(A)等に示すように、中間転写ベルト装置15には、ベルト部材としての中間転写ベルト8や、クリーニングブレード16や、対向ローラ17や、対向ローラ17用のクリーニング装置18、などが設置されている。
中間転写ベルト8(ベルト部材)は、所定方向(図1の反時計方向であって、図3(A)の矢印方向である。)に移動する無端ベルトである。
クリーニングブレード16は、中間転写ベルト8(ベルト部材)の表面(画像担持面)に当接して中間転写ベルト8の表面に付着した付着物(主として、未転写トナーである。)を除去するブレード状部材である。クリーニングブレード16によって掻き取られた未転写トナーなどの付着物は、不図示のケース内に回収される。
回転体としての対向ローラ17は、中間転写ベルト8を介してクリーニングブレード16に当接している。対向ローラ17を設置することで、中間転写ベルト8に圧接するクリーニングブレード16の姿勢が定まりやすくなるため、クリーニングブレード16によるクリーニング性が向上することになる。なお、対向ローラ17は、両端の回転軸17aがそれぞれ軸受を介して装置筐体に回転可能に保持されていて、中間転写ベルト8の移動に沿うように図3の反時計方向に従動回転(連れ回り)することになる。
ここで、図3(A)を参照して、クリーニング装置18は、対向ローラ17の表面をクリーニングするためのものであって、板状部材としてのスクレーパ19、支持部材20、調整手段としての駆動機構75、検知手段としてのフォトセンサ21、などで構成されている。
画像形成装置100において印刷動作が繰り返しおこなわれていくと、中間転写ベルト8の内周面(ウラ面)にトナーや紙粉やベルトカス等の付着物W(異物)が付着してしまうことがある。そして、図3を参照して、中間転写ベルト8の内周面に付着した付着物Wが、対向ローラ17に移行して付着してしまうと、対向ローラ17に付着した付着物Wによって中間転写ベルト8が持ち上がって、クリーニングブレード16の圧接状態が変化してしまい、クリーニング不良やブレード破損などの不具合が発生してしまうことになる。
これに対して、本実施の形態では、対向ローラ17の表面をクリーニングするクリーニング装置18を設置しているため、そのような不具合の発生を軽減することができる。
詳しくは、板状部材としてのスクレーパ19は、所定の回転方向(図3の反時計方向である。)に回転する対向ローラ17(回転体)に当接して、対向ローラ17の表面に付着した付着物Wを除去する可撓性部材である。本実施の形態では、スクレーパ19として、PET(ポリエチレンテレフタレート)などの樹脂材料からなる薄い略矩形状の板状部材を用いている。また、スクレーパ19は、対向ローラ17に対してカウンタ方向に当接している。
駆動機構75は、板状部材としてのスクレーパ19を移動させて対向ローラ17(回転体)に対するスクレーパ19の当接状態を調整する調整手段として機能するものである。
支持部材20は、樹脂材料などからなる剛体であって、スクレーパ19(板状部材)を片持ち支持している。具体的に、スクレーパ19は、その根元部が支持部材20に貼着されていて、その先端部が対向ローラ17の外周面に回転軸17aの軸方向にわたって圧接している。また、支持部材20には、対向ローラ17(回転体)の回転軸17aに嵌合する長穴20a(略矩形状の穴部である。)が形成されている(回転軸17aの軸方向の両端にそれぞれ形成されている。)。支持部材20は、回転軸17aに回転可能に支持されている。本実施の形態において、長穴20aは、その長手方向が、対向ローラ17に当接しない状態でスクレーパ19が延在する方向(回転軸17aの軸方向に対して直交する方向)に対してほぼ平行になるように形成されている。
ここで、調整手段としての駆動機構75は、支持部材20を、長穴20aの長手方向に沿って図3の矢印S1方向に直線移動させるか、対向ローラ17の回転軸17aを中心に図3の矢印S2方向に回転移動させるか、矢印S1方向に直線移動させるとともに矢印S2方向に回転移動させるか、のいずれか1つの移動動作をさせるものである。
本実施の形態における駆動機構75(調整機構)は、制御部70による制御によって、スクレーパ19とともに支持部材20を、矢印S1方向に直線移動させるか、対向ローラ17の回転軸17aを中心に矢印S2方向に回転移動させるか、矢印S1方向に直線移動させるとともに矢印S2方向に回転移動させるか、のいずれか1つの移動動作をさせることで、スクレーパ19の当接状態を自動調整するように構成されている。
支持部材20を、矢印S1方向に直線移動させる第1駆動機構としては、ピニオン・ラック機構などを用いることができる。また、支持部材20を矢印S2方向に回転移動させる第2駆動機構としては、カム機構などを用いることができる。そして、このような第1、第2駆動機構のうち少なくとも一方によって駆動機構75(調整機構)が構成されることになる。
このように、本実施の形態におけるクリーニング装置18には、スクレーパ19の当接状態を調整可能な駆動機構75(調整手段)が設けられているため、スクレーパ19が経時で変形したり摩耗したりして、スクレーパ19によるクリーニング性が低下してしまいそうになっても、対向ローラ17に対するスクレーパ19の当接状態を適宜に調整できるため、経時においてもスクレーパ19による良好なクリーニング性を維持することが可能になる。
特に、本実施の形態におけるスクレーパ19は、低コスト化や軽量化や省スペース化を目的として、経時で変形や摩耗が生じやすいPETなどで形成されたものを用いているため、本発明の構成が有用になる。
なお、本実施の形態では、調整手段として制御部70による制御によってスクレーパ19の当接状態を自動調整する駆動機構75を用いたが、調整手段としてスクレーパ19の当接状態を手動調整する駆動機構を用いることもできる。
ここで、図3を参照して、フォトセンサ21は、スクレーパ19(板状部材)が対向ローラ17(回転体)に当接する位置に対して回転方向の下流側で、対向ローラ17に付着した付着物Wを光学的に検知する検知手段として機能するものである。検知手段としてのフォトセンサ21は、発光素子と受光素子とからなる反射型フォトセンサであって、発光素子から対向ローラ17の表面に光を照射して、その表面で反射した光を受光素子で受光して、その受光量の大きさによって付着物Wの付着量を検知するものである。
そして、駆動機構75(調整手段)は、フォトセンサ21(検知手段)の検知結果に基づいてスクレーパ19(板状部材)を移動させることになる。具体的に、フォトセンサ21の出力値が所定の閾値を超えたときに、スクレーパ19によるクリーニング性が低下して、フォトセンサ21の対向位置で対向ローラ17の表面に多量の付着物Wが付着しているものとして、駆動機構75によってスクレーパ19の当接条件を調整している。
以下、図3(A)~(C)を用いて、クリーニング装置18の具体的な動作について説明する。
まず、スクレーパ19が新品状態であるときには、図3(A)に示すように、支持部材20は基準位置に位置している。このとき、スクレーパ19は最適な当接条件で対向ローラ17に当接しているため、図3(A)に示すように、中間転写ベルト8から対向ローラ17に移行した付着物Wがスクレーパ19によってきれいに掻き取られることになる。そのため、その下流側に位置するフォトセンサ21によって付着物Wは検知されないことになる。
これに対して、経時で、対向ローラ17との摺接が繰り返されていき、スクレーパ19に変形や撓みが生じてしまうと、スクレーパ19が最適な当接条件で対向ローラ17に当接しない状態になるため、図3(B)に示すように、中間転写ベルト8から対向ローラ17に移行した付着物Wがスクレーパ19によってきれいに掻き取られないことになる。そのため、その下流側に位置するフォトセンサ21によって、スクレーパ19の当接位置をすり抜けた付着物Wが検知されることになる。
そして、このようにフォトセンサ21によって一定量以上の付着物Wが検知されると、制御部70による駆動機構75の制御によって、例えば、図3(C)に示すように、スクレーパ19とともに支持部材20が矢印S1方向に直線移動するとともに矢印S2方向に回転移動する。これにより、スクレーパ19が再び最適な当接条件で対向ローラ17に当接して、図3(C)に示すように、中間転写ベルト8から対向ローラ17に移行した付着物Wがスクレーパ19によってきれいに掻き取られることになる。このような駆動機構75による調整は、フォトセンサ21によって付着物Wが検知されなくなるまでおこなわれる。
そして、さらに経時でスクレーパ19に変形や撓みが生じてフォトセンサ21によって付着物Wが検知されたときには、図3(A)~(C)と同様の動作が繰り返されることになる。
なお、本実施の形態では、フォトセンサ21によってスクレーパ19のクリーニング不良が検知されたときに、駆動機構75(第1駆動機構、及び、第2駆動機構)によって、スクレーパ19(支持部材20)の矢印S1方向の直線移動と矢印S2方向の回転移動とを同時におこなうようにしている。
これに対して、駆動機構75における第1駆動機構と第2駆動機構とを別々に制御して、スクレーパ19(支持部材20)の矢印S1方向の直線移動と矢印S2方向の回転移動とを別々のタイミングでおこなうこともできる。
例えば、スクレーパ19が磨耗しやすい材質で形成されている場合には、スクレーパ19の食い込み量M(図4参照)が変化しやすくて、矢印S1方向への直線移動を優先させた方が最適な当接条件にすばやく近づけることができるため、回転移動よりも直線移動の度合いを多くする。また、スクレーパ19が撓みやすい材質(へたりやすい材質)で形成されている場合には、スクレーパ19の撓み量N(図4参照)が変化しやすくて、矢印S2方向への回転移動を優先させた方が、腹当りすることなく最適な当接条件にすばやく近づけることができるため、直線移動よりも回転移動の度合いを多くする。
このようなことから、スクレーパ19の特性などに合わせて、適宜に、直線移動と回転移動とを別々のタイミングでおこなうこともできる。
ここで、図4を参照して、駆動機構75(調整手段)は、対向ローラ17(回転体)に対してスクレーパ19(板状部材)が腹当りせずに対向ローラ17に対するスクレーパ19の当接圧Fが略一定になるように、対向ローラ17に対するスクレーパ19の食い込み量Mとスクレーパ19の撓み量Nとを調整するものである。
なお、「スクレーパ19の食い込み量M」とは、作図上、対向ローラ17がなかったときに弾性変形していない状態のスクレーパ(図4にて破線で示すものである。)に対して、対向ローラ17が重なり合う量であるものと定義する。
また、「スクレーパ19の撓み量N」とは、作図上、対向ローラ17がなかったときに弾性変形していない状態のスクレーパ(図4にて破線で示すものである。)が、対向ローラ17との当接によって弾性変形して反り上がる量(変形量)であるものと定義する。
スクレーパ19の矢印S1方向(図3参照)の突出し量が大きくなり過ぎると、撓み量Nが大きくなるものの、スクレーパ19の先端が対向ローラ17に当たらずに腹当たりしてしまうため、クリーニング性が低下してしまう。
これに対して、図5(A)に示すように、スクレーパ19の矢印S1方向(図3参照)の突出し量が小さくなり過ぎると、撓み量N´が小さくなって、当接圧F´も小さくなってしまう(N´<N、F´<F)ため、クリーニング性が低下してしまう。さらに、スクレーパ19は、突出し量が小さくなり過ぎると、座屈によって、図5(A)にて破線示したような変形(めくれ)が生じやすくなる。
そのため、経時でスクレーパ19の摩耗や撓みによって突出し量が小さくなってしまったときに、図5(B)に示すように、スクレーパ19を矢印S1方向に直線移動するとともに矢印S2方向に回転移動することにより、スクレーパ19が腹当りせずに、座屈が生じない範囲で、最適な当接圧Fが維持されるように、当接条件(食い込み量M、及び、撓み量N)を調整している。
<変形例>
図6(A)~(C)は、変形例としての中間転写ベルト装置15の要部の動作を示す図であって、本実施の形態における図3(A)~(C)に対応する図である。
図6に示すように、変形例では、支持部材20に形成された長穴20aの長辺20a1が、対向ローラ17(回転体)に当接しない状態でスクレーパ19(板状部材)が延在する方向(回転軸17aの軸方向に対して直交する方向)に対して傾斜するように形成されている。
このように構成した場合には、駆動機構75によって支持部材20を直線移動させたときに、支持部材20(スクレーパ19)は長穴20aの傾斜に沿うように矢印R方向(図3の矢印S方向に対して傾斜した方向である。)に移動することになる。
これにより、駆動機構75によって支持部材20(スクレーパ19)を回転軸17aを中心に回転移動させなくても、スクレーパ19に摩耗や撓みが生じたときに、スクレーパ19の当接条件を最適なものに調整しやすくなる。そのため、駆動機構75(調整手段)の構成が簡略化されることになる。
そして、変形例においても、本実施の形態のものと同様に、経時においてもクリーニング装置18(スクレーパ19)によるクリーニング性の低下を軽減することができる。
以上説明したように、本実施の形態におけるクリーニング装置18は、所定の回転方向に回転する対向ローラ17(回転体)に当接して、対向ローラ17の表面に付着した付着物Wを除去するスクレーパ19(板状部材)が設けられている。そして、クリーニング装置18には、スクレーパ19を移動させて対向ローラ17に対するスクレーパ19の当接状態を調整する調整手段75が設けられている。
これにより、経時においてもクリーニング装置18(スクレーパ19)によるクリーニング性を低下しにくくすることができる。
なお、本実施の形態においては、中間転写ベルト8の内周面(非画像担持面)に当接する対向ローラ17(回転体)の表面に付着した付着物Wを除去するスクレーパ19(板状部材)が設置されたクリーニング装置18に対して、本発明を適用した。しかし、本発明が適用されるクリーニング装置は、これに限定されることなく、例えば、回転体としてのベルト部材をクリーニングする板状部材としてのクリーニングブレード(図1の中間転写ベルト8の画像担持面に当接するクリーニングブレード16などである。)が設置されたクリーニング装置や、回転体としての感光体ドラムをクリーニングする板状部材としてのクリーニングブレード(図2の感光体ドラム1Yに当接するクリーニングブレード2aなどである。)が設置されたクリーニング装置、などに対しても本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、中間転写ベルト8(ベルト部材)を挟んで、上方にクリーニングブレード16が設置されて、下方に対向ローラ17(回転体)が設置された中間転写ベルト装置15(ベルト装置)に対して、本発明を適用した。しかし、本発明が適用されるベルト装置は、これに限定されることなく、例えば、ベルト部材を挟んで、上方に回転体が設置されて、下方にクリーニングブレードが設置されたベルト装置に対しても、当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、支持部材20を直線移動させるとともに回転移動させるように調整部材(駆動機構75)を構成して、変形例では支持部材20を回転移動させずに長穴20aの長手方向に沿って直線移動させるように調整部材(駆動機構75)を構成したが、支持部材を直線移動させずに回転体の回転軸を中心に回転移動させるように構成することもできる。
そして、それらのような場合にも、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
8 中間転写ベルト(ベルト部材)、
15 中間転写ベルト装置(ベルト装置)、
16 クリーニングブレード、
17 対向ローラ(回転体)、
17a 回転軸、
18 クリーニング装置(対向ローラ・クリーニング装置)、
19 スクレーパ(板状部材)、
20 支持部材、
20a 長穴、
20a1 長辺、
21 フォトセンサ(検知手段)、
75 駆動機構(調整手段)、
100 画像形成装置(画像形成装置本体)、
W 付着物。
特開2003-91175号公報

Claims (5)

  1. 所定の回転方向に回転する回転体に当接して、前記回転体の表面に付着した付着物を除去する板状部材と、
    前記板状部材を片持ち支持するとともに、前記回転体の回転軸に嵌合する長穴が形成された支持部材と、
    前記板状部材が前記回転体に当接する位置に対して前記回転方向の下流側に設置されて、印刷動作がおこなわれているときに前記回転体に付着した付着物を検知する検知手段と、
    前記検知手段の検知結果に基づいて、前記印刷動作がおこなわれているときに前記板状部材を移動させて前記回転体に対する前記板状部材の当接状態を調整する調整手段と、
    を備え、
    前記調整手段は、前記支持部材を、前記長穴の長手方向に沿って直線移動させるか、前記直線移動させるとともに前記回転軸を中心に回転移動させるか、のどちらか一方の移動動作をさせ、
    前記板状部材が摩耗しやすい材質で形成されている場合には、前記板状部材が摩耗しにくい材質で形成されている場合に比べて、前記回転移動よりも前記直線移動の度合いが多くなるように前記調整手段を制御し、
    前記板状部材が撓みやすい材質で形成されている場合には、前記板状部材が撓みにくい材質で形成されている場合に比べて、前記直線移動よりも前記回転移動の度合いが多くなるように前記調整手段を制御することを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記印刷動作は、ベルト部材の外周面に形成された所望の画像をシートの表面に転写する動作をともなうものであって、
    前記回転体は、前記ベルト部材の内周面に当接することを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記調整手段は、前記回転体に対して前記板状部材が腹当りせずに前記回転体に対する前記板状部材の当接圧が略一定になるように、前記回転体に対する前記板状部材の食い込み量と前記板状部材の撓み量とを調整することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のクリーニング装置。
  4. 請求項1~請求項3のいずれかに記載のクリーニング装置を備えたベルト装置であって、
    所定方向に移動するベルト部材と、
    前記ベルト部材の表面に当接して前記ベルト部材の表面に付着した付着物を除去するクリーニングブレードと、
    前記ベルト部材を介して前記クリーニングブレードに当接する前記回転体としての対向ローラと、
    を備えたことを特徴とするベルト装置。
  5. 請求項1~請求項3のいずれかに記載のクリーニング装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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