JP7358962B2 - ドリッパー及びその梱包体 - Google Patents

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Description

本発明は、被抽出成分を有する内容物を収納して内容物を濾すドリッパー及びドリッパーを梱包した梱包体に関する。
レギュラーコーヒー粉、紅茶の葉、緑茶の葉等の被抽出成分を有する内容物を収納し、内容物を漉す際に使用するドリッパーは特許文献1に開示される。このドリッパーは上下面を開口した紙製筒体から成る支持体と、内容物を封入する袋状のフィルターとを備えている。支持体は両側端の折り線上の折曲により高さよりも横幅の長い平板状に形成される。フィルターは上端部を支持体に接着され、上面開口を超音波溶着によって剥離可能に接着して封止される。
平板状の支持体を筒状に開くと、フィルターが接着部分を剥離して開封される。支持体をカップ上に載置してフィルターの上面開口から注湯することにより、内容物の被抽出成分が抽出されてカップ内部に抽出液が流下する。
特開2004-711号公報(第4頁~第8頁、第1図)
上記のドリッパーは一般にピロー型の包装袋に収納される。ピロー型の包装袋は帯状の積層フィルムの両端を熱接着した背シール部と、背シール部に直交する一対の端縁シール部とを有し、ドリッパーを封入する。この時、ドリッパーは支持体の高さ方向よりも長い横幅方向を背シール部の延びる方向に配して収納される。
また、ドリッパーを収納した包装袋は梱包箱内に複数並べて梱包した梱包体により搬送される。この時、支持体の横幅方向を上下方向に配して搬送すると、内容物がフィルターの一方側端に偏る。これにより、フィルターの搬送時における下部(一方側端部)の重量が大きくなり、搬送時の振動等によってフィルターが揺動する。このため、フィルターの揺動が大きくなると、フィルターの上端部が支持体との接着部分に引っ張られて破損する問題があった。
本発明は搬送時の破損を防止できるドリッパー及びその梱包体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、上下面を開放した筒体から成るとともに両側端の折り線上の折曲により高さよりも横幅の長い平板状に形成された支持体と、上端部を前記支持体に接着されるとともに被抽出成分を有する内容物を封入した袋状のフィルターとを備えたドリッパーにおいて、前記フィルターの両側端縁が、下方に向かって互いに近づくように傾斜する傾斜部と、互いに平行で前記傾斜部の上方に配される平行部とを有することを特徴としている。
また本発明は上記構成のドリッパーにおいて、前記支持体が少なくとも紙基材層を有し、前記紙基材層が前記支持体の内周面上に露出することを特徴としている。
また本発明は上記構成のドリッパーにおいて、前記フィルターが上端部を剥離可能に接着する剥離可能接着部を有し、前記剥離可能接着部の下端が前記平行部の下端よりも上方に配されることを特徴としている。
また本発明は上記構成のドリッパーにおいて、前記支持体と前記フィルターとの接着領域と前記折り線との距離が、前記接着領域と前記平行部の下端との距離よりも小さいことを特徴としている。
また本発明は上記各構成のドリッパーと、背シール部と前記背シール部に直交する一対の端縁シール部とを有したピロー型に形成して前記ドリッパーを包装する包装袋と、前記ドリッパーを前記包装袋に収納した包装体を並べて収納するとともに開封時に上面が開口する梱包箱とを備えたドリッパーの梱包体において、前記ドリッパーが横幅方向を前記背シール部の延びる方向に配して前記包装袋に収納され、前記包装体が前記背シール部の延びる方向を上下方向に配して前記梱包箱に収納されることを特徴としている。
また本発明は上記構成のドリッパーの梱包体において、ガゼット袋から成る二次包装袋に複数の前記包装体を収納した二次包装体を前記梱包箱に並べて配したことを特徴としている。
本発明によると、上端部を支持体に接着されたフィルターの両側端縁が互いに平行な平行部を有する。このため、フィルターが支持体に対して接着領域を支点に揺動した際に、平行部の一端が支持体の両側端の折り線に近接または当接して揺動を抑制される。これにより、支持体の横幅方向を上下方向に配してドリッパーを搬送した際に、搬送時の振動等によるフィルターの揺動を抑制してフィルターの破損を防止することができる。
本発明の実施形態のドリッパーを示す正面図 本発明の実施形態のドリッパーを示す側面断面図 本発明の実施形態のドリッパーの使用状態を示す斜視図 本発明の実施形態のドリッパーの支持体を示す展開図 本発明の実施形態のドリッパーのフィルターを示す展開図 本発明の実施形態のドリッパーのフィルターを示す側面断面図 本発明の実施形態のドリッパーの包装袋を示す正面図 本発明の実施形態のドリッパーの梱包状態を示す斜視図 本発明の実施形態のドリッパーの搬送時の状態を示す正面図 本発明の実施形態のドリッパーの他の梱包状態を示す斜視図
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1、図2は一実施形態のドリッパーの正面図及び側面断面図を示している。ドリッパー1は紙製の筒体から成る支持体10と、支持体10に挿入されるフィルター20とを備えている。フィルター20は濾過機能を有し、レギュラーコーヒー粉、紅茶の葉、緑茶の葉等の被抽出成分を有した内容物Dを封入されている。
筒体の支持体10は上下面を開口して両側端の折り線19(図4参照)で折曲され、前面板11と背面板12とが前後に対向した平板状に形成される。平板状の支持体10は横幅Wが高さHよりも長い略矩形になっている。前面板11及び背面板12上にはフィルター20内の内容物Dを視認可能な窓部17が開口する。
支持体10の下面両側端部には下方に突出する脚部14が設けられ、脚部14間には下方に突出する前後一対の係止部15が設けられる。支持体10の上端中央部には前後一対の突出部16が設けられる。支持体10の両側端の折り線19上には、内周側に押し込むことにより支持体10を筒状に保持するロック部13が形成される。
フィルター20は透水性を有する不織布等により袋状に形成され、前後に対向する前面部21及び背面部22の下端をマチ部23により連結される。前面部21、背面部22及びマチ部23の両側端は熱接着部25により接着して閉じられる。フィルター20の両側端縁は下方に向かって互いに近づくように傾斜する傾斜部27と、互いに平行で傾斜部27の上方に配される平行部28とを有する。これにより、フィルター20は正面視略扇状に形成される。
フィルター20の上端中央部には前後一対の折返し部24が設けられる。折返し部24を支持体10の突出部16の外面上に折り返して接着部18で接着することにより、フィルター20が支持体10に固定される。内容物Dを充填した後にフィルター20の上端部は剥離可能接着部26によって剥離可能に接着される。剥離可能接着部26の下端は平行部28の下端の端点28aよりも上方に配される。
図3はドリッパー1の使用状態を示す斜視図である。ドリッパー1の支持体10の突出部16上を摘持して前後に引くことによりフィルター20の剥離可能接着部26が剥離して開封され、フィルター20の上面が開口する。また、ロック部13を押し込むことにより支持体10が筒状に保持される。
フィルター20を開封して支持体10を筒状に保持されたドリッパー1はカップ2上に載置される。この時、カップ2の外側に脚部14が配されて上端面に脚部14と係止部15との間が当接し、内周面上に係止部15が弾性により係止される。これにより、ドリッパー1がカップ2上に固定される。フィルター20の上面開口から適当量の熱湯が注入されると、カップ2内に内容物Dの抽出液が流下する。そして、ドリッパー1を取り外してカップ2内の抽出液を喫飲することができる。
図3は支持体10を形成するブランク板30の展開図を示している。ブランク板30は紙基材層の片面に図柄等を印刷した印刷層が設けられる。紙基材層には200~340g/m2のアイボリー紙等の厚紙が用いられる。印刷層は筒体から成る支持体10の外面に配され、紙基材層が支持体10の内周面上に露出する。尚、紙基材層の外面側にポリエチレン等の保護層を設け、保護層上に印刷層を形成してもよい。保護層によって支持体10の外面上の耐水性及び印刷層の印刷特性を向上することができる。
ブランク板30は前面板11の一側方に折り線19を介して背面主板12aが連設され、他側方に折り線19を介して背面補助板12bが連設される。ブランク板30を両折り線19上で山折りして折り重ね、背面主板12aと背面補助板12bとが重ね代部12cで接着される。これにより、前面板11に対向する背面板12(図2参照)を有した筒体から成る支持体10が平板状に形成される。背面主板12aと背面補助板12bとを接着する接着剤として、ホットメルト型、溶剤型、水性型、反応型、感圧型等の接着剤を適宜選択して用いることができる。
前面板11及び背面主板12a上には窓部17が設けられる。前面板11及び背面主板12aの上端中央部には突出部16が上方に突出して設けられる。突出部16上にはフィルター20の折返し部24(図1参照)を接着する接着部18が設けられる。前面板11及び背面主板12aの下端中央部には係止部15が下方に突出して設けられる。前面板11、背面主板12a及び背面補助板12bの下端には折り線19に対して線対称な脚部14が下方に突出して設けられる。
両折り線19上に配されるロック部13は折り線19に対して線対称に形成され、上方の切欠き部13aと下方の切込み13bとの間に設けられる。切欠き部13aは折り線19に対して線対称な弓形に形成され、切込み13bは折り線19に交差した直線状に形成される。ロック部13の両側端には切欠き部13aの外周の円弧を延長した折り線13cが設けられ、中央には折り線19を延長した折り線13dが設けられる。
ブランク板30により形成された支持体10のロック部13が折り線13dの谷折りにより内側に押し込まれると、支持体10が筒状に保持される。尚、切欠き部13aを切込みにより形成してもよく、切込み13bを切欠きにより形成してもよい。また、切込み13bを曲線状に形成してもよい。
図5はフィルター20を形成するシート材35の展開図を示している。シート材35は袋状に形成する際の加工性を考慮して、熱接着性を有する素材あるいは最内層に熱接着性樹脂を配した素材が用いられる。シート材35の素材として例えば、ポリオレフィン系(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリエステル系等の熱可塑性樹脂からなる透水性の不織布を用いることができる。また、シート材35の素材としてポリオレフィン系(ポリエチレン,ポリプロピレン等)、ポリエステル系等の熱可塑性樹脂を片面(袋状にしたさときの最内層)に配した多層構造の濾紙等を用いることができる。
熱接着性を有するシート材35を熱接着してフィルター20の両側端部の熱接着部25が形成される。また、シート材35を超音波溶着して剥離可能な剥離可能接着部26(図1参照)が形成される。超音波溶着は例えば、平坦な先端を有する超音波ホーンと、複数の微小突起を千鳥状に配した受治具とを備えた超音波溶着装置を用いて行われる。フィルター20を取り付けた支持体10の一面を受治具上に載置して他面上から超音波ホーンによって超音波振動を与えることにより、フィルター20を超音波溶着することができる。先端に複数の微小突起を千鳥状に配した超音波ホーンと、平坦な受治具とを備えた超音波溶着装置を用いて超音波溶着を行ってもよい。
シート材35は折り線29aを介して前面部21、マチ部23、背面部22が連設される。図6の側面断面図に示すように、折り線29aを山折りして両折り線29a間に設けた折り線29bを谷折りし、前面部21と背面部22との間にマチ部23が挟まれる。そして、前面部21、マチ部23、背面部22の両側端を熱接着部25により熱接着してフィルター20が袋状に形成される。
尚、マチ部23を省いてシート材35を2つ折りしてフィルター20を形成してもよい。しかし本実施形態のようにマチ部23を設けることにより、内容物Dの収容量が同じであればフィルター20をよりコンパクトにすることができる。また、フィルター20内に熱湯等を注ぐとフィルター20の底部がマチ部23により完全に開くため、効率よく抽出液を得ることができる。
前面部21の上端部には折返し部24が突出して設けられ、折返し部24の下端には折り線29cが設けられる。同様に、背面部22の上端部(図中、下端部)には折返し部24が突出して設けられ、折返し部24の下端(図中、上端)には折り線29cが設けられる。
袋状に形成されたフィルター20の折返し部24が折り線29c上で折曲され、接着部18上で支持体10(図1参照)の外面に接着される。接着部18の接着剤として、ホットメルト型、溶剤型、水性型、反応型、感圧型等の接着剤を適宜選択して用いることができる。尚、フィルター20の上端部を支持体10の内面上に接着してもよい。
前面部21の両側端縁の下部21aはマチ部23に向かって互いに近づくように傾斜し、上部21bは互いに平行に形成される。背面部22も同様に、両側端縁の下部22a(図中、上方)はマチ部23に向かって互いに近づくように傾斜し、上部22b(図中、下方)は互いに平行に形成される。
袋状のフィルター20の両側端縁の傾斜部27(図1参照)は、前面部21及び背面部22の両側端縁の下部21a、22aによって形成される。フィルター20の両側端縁の平行部28(図1参照)は、前面部21及び背面部22の両側端縁の上部21b、22bによって形成される。
図7はドリッパー1を包装袋3により包装した包装体5の正面図を示している。包装袋3は熱接着性樹脂層を有した積層フィルムによりピロー型に形成され、背シール部3a及び一対の端縁シール部3bを有している。背シール部3aは帯状の積層フィルムの両端を熱接着により合掌貼りされ、一方向に延びて形成される。端縁シール部3bは背シール部3aに直交し、背シール部3aの両端部を熱接着して形成される。
ドリッパー1は高さ方向よりも長い横幅方向を背シール部3aの延びる方向に配して包装袋3に収納される。
図8はドリッパー1の搬送時に梱包される梱包体6の斜視図を示している。梱包体6はガゼット袋から成る二次包装袋9に複数の包装体5を収納した二次包装体8を梱包箱7内に複数並べて梱包される。二次包装体8は二次包装袋9を製袋機により製袋して形成される。この時、包装体5は長手方向(背シール部3aが延びる方向)を製袋機の送り方向に配して二次包装袋9に収納され、二次包装袋9の送り方向の一端が端縁シール部9aにより閉じられる。
梱包箱7は本体部7aの上面開口部7bを蓋部7cにより開閉され、二次包装体8は端縁シール部9aを摘持して梱包箱7内に収納される。これにより、包装体5は包装袋3の背シール部3aが延びる方向を上下方向に向けて梱包箱7内に配置される。梱包体6は、上面開口部7bの開口面に直交する方向(包装袋3の背シール部3aが延びる方向)を上下方向に配して搬送される。
梱包体6は上面の蓋部7cを開いて開封され、二次包装体8は端縁シール部9aを摘持して取り出されて店頭等に陳列される。このため、包装体5を含む二次包装体8の梱包箱7に対する挿入及び取り出しを容易に行うことができる。
図9はドリッパー1の搬送時の状態を示す正面図である。包装袋3の背シール部3aが延びる方向を上下方向に向けて梱包体6(図8参照)が搬送されるため、ドリッパー1は横幅方向(折り線19が対向する方向)を上下方向に向けて搬送される。フィルター20内の内容物Dは搬送時の下方となる一方の熱接着部25側に偏って配される。このため、フィルター20は搬送時の振動を受けると内容物Dの重量によって一点鎖線20’で示すように接着部18を支点に揺動する。
この時、平行部28の傾斜部27側の端点28aが支持体10の折り線19に近接する点28a’に配される。支持体10の前面板11と背面板12との間隔は折り線19の近傍で狭いため、フィルター20が端点28aの近傍で支持体10の内面に摺動し易くなる。これにより、支持体10との摺動による摩擦力によってフィルター20の揺動が抑制され、揺動によるフィルター20の破損を防止することができる。
また、剥離可能接着部26が平行部28の端点28aよりも上方(傾斜部27の反対側)に配されるため、剥離可能接着部26と熱接着部25との内側の交点が折り線19に近い位置に配される。このため、フィルター20上の内容物Dにより前後に膨らむ部分が折り線19に近づけられ、間隔の狭い前面板11と背面板12との間に挟まれ易くなる。これにより、フィルター20の揺動を更に抑制することができる。
尚、支持体10とフィルター20との接着領域(接着部18)と支持体10の折り線19との距離L1が、接着部18と平行部28の下端の端点28aとの距離L2よりも小さいとより望ましい。これにより、フィルター20が接着部18を支点に揺動した際に、平行部28上の点28a’が折り線19を含む直線上に配される。
点28a’が切欠き部13a(図4参照)内に配されていない場合は、平行部28上の点28a’が支持体10の折り線19上に当接する。従って、フィルター20の揺動をより確実に抑制することができる。また、点28a’が切欠き部13a内に配される場合は、接着部18と平行部28上の所定位置との距離(距離L2よりも小さい)よりも距離L1を小さくすればよい。これにより、平行部28上の該所定位置が支持体10の折り線19上に当接する。
図10はドリッパー1の搬送時に梱包される他の梱包体6の斜視図を示している。梱包体6は上面開口部7bを蓋部7cにより開閉する梱包箱7に複数の包装体5を収納する。包装体5は包装袋3の背シール部3aが延びる方向を上下方向に向け、梱包箱7内に複数並設される。梱包体6は上面開口部7bの開口面に直交する方向(包装袋3の背シール部3aが延びる方向)を上下方向に配して搬送される。この時、上記と同様に搬送時のフィルター20(図9参照)の破損を防止することができる。梱包体6は蓋部7cを開封して店頭等に陳列され、包装体5は端縁シール部3bを摘持して梱包箱7から取り出される。
本実施形態によると、上端部を支持体10に接着されたフィルター20の両側端縁が互いに平行な平行部28を有する。このため、フィルター20が支持体10に対して接着領域(接着部18)を支点に揺動した際に、平行部28の下端の端点28aが支持体10の両側端の折り線19に近接または当接して揺動を抑制される。これにより、支持体10の横幅方向を上下方向に配してドリッパー1を搬送した際に、搬送時の振動等によるフィルター20の揺動を抑制してフィルター20の破損を防止することができる。
また、支持体10の内周面上に紙基材層が露出するので、剥離可能接着部26の形成時にフィルター20が支持体10の内周面に溶着されないためフィルター20が容易に揺動する。従って、平行部28によってフィルター20の揺動を抑制することにより、フィルター20の破損を防止する効果が大きい。
また、剥離可能接着部26の下端が平行部28の下端の端点28aよりも上方に配されるので、フィルター20が内容物D上で前面板11と背面板12との間に挟まれ易くなる。従って、フィルター20の揺動を更に抑制することができる。
また、支持体10とフィルター20との接着領域(接着部18)と折り線19との距離L1を、接着部18と平行部28の下端の端点28aとの距離L2よりも小さくすることにより、フィルター20の揺動をより確実に抑制することができる。
また、ドリッパー1は横幅方向を背シール部3aの延びる方向に配してピロー型の包装袋3に収納される。ドリッパー1を包装袋3に収納した包装体5は背シール部3aの延びる方向を上下方向に配して開封時に上面が開口する梱包箱7に収納される。これにより、梱包箱7から包装体5を容易に取り出すことができるとともに、搬送時のフィルター20の破損を防止することができる。
また、端縁シール部9aを上端に有したガゼット袋から成る二次包装袋9に複数の包装体5を収納した二次包装体8を梱包箱7に収納したので、梱包箱7に対して包装体5を含む二次包装体8の挿入及び取り出しを容易に行うことができる。
本発明によると、レギュラーコーヒー、紅茶、緑茶等のドリッパーに利用することができる。
1 ドリッパー
2 カップ
3 包装袋
3a 背シール部
3b 端縁シール部
5 包装体
6 梱包体
7 梱包箱
7a 本体部
7b 上面開口部
7c 蓋部
8 二次包装体
9 二次包装袋
10 支持体
11 前面板
12 背面板
12a 背面主板
12b 背面補助板
12c 重ね代部
13 ロック部
13a 切欠き部
13b 切込み
13c、13d、19 折り線
14 脚部
15 係止部
16 突出部
17 窓部
18 接着部
20 フィルター
21 前面部
22 背面部
23 マチ部
24 折返し部
25 熱接着部
26 剥離可能接着部
27 傾斜部
28 平行部
28a 端点
29a、29b、29c 折り線
30 ブランク板
35 シート材
D 内容物
H 高さ
W 横幅
L1、L2 距離

Claims (5)

  1. 上下面を開放した筒体から成るとともに両側端の折り線上の折曲により高さよりも横幅の長い平板状に形成された支持体と、上端部を前記支持体に接着されるとともに被抽出成分を有する内容物を封入した袋状のフィルターとを備えたドリッパーにおいて、前記フィルターは、下方に向かって互いに近づくように傾斜する傾斜部と、互いに平行で前記傾斜部の上方に配される平行部とによって両側端縁を形成されるとともに、前記傾斜部に沿った熱接着により前記傾斜部を閉じる熱接着部と、上端部を剥離可能に接着する剥離可能接着部とを有し、前記熱接着部の内縁と前記剥離可能接着部の内縁との交点が前記平行部の下端よりも上方に配されることを特徴とするドリッパー。
  2. 前記支持体が少なくとも紙基材層を有し、前記紙基材層が前記支持体の内周面上に露出することを特徴とする請求項1に記載のドリッパー。
  3. 前記支持体と前記フィルターとの接着領域と前記折り線との距離が、前記接着領域と前記平行部の下端との距離よりも小さいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のドリッパー。
  4. 請求項1~請求項のいずれかに記載のドリッパーと、背シール部と前記背シール部に直交する一対の端縁シール部とを有したピロー型に形成して前記ドリッパーを包装する包装袋と、前記ドリッパーを前記包装袋に収納した包装体を並べて収納するとともに開封時に上面が開口する梱包箱とを備えたドリッパーの梱包体において、前記ドリッパーが横幅方向を前記背シール部の延びる方向に配して前記包装袋に収納され、前記包装体が前記背シール部の延びる方向を上下方向に配して前記梱包箱に収納されることを特徴とするドリッパーの梱包体。
  5. ガゼット袋から成る二次包装袋に複数の前記包装体を収納した二次包装体を前記梱包箱に並べて配したことを特徴とする請求項に記載のドリッパーの梱包体。
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