JP7355623B2 - 計量ポンプ容器 - Google Patents

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Description

本発明は、計量ポンプ容器、例えば洗口液などの薬剤、飲み物、香水などの各種液体を収納しかつ計量するのに適した計量ポンプ容器に関する。
この種の計量ポンプ容器として、圧搾可能な胴部から口頸部を起立した容器体と、前記口頸部に付設したヘッド部とからなり、このヘッド部は、有底筒状の広口の計量筒とこの計量筒の上面を閉塞する蓋体とからなり、前記計量筒の底壁の外周部から、前記口頸部の外面に螺合させたネジ筒を、前記底壁の中央部から容器体の底部側へ延びる送出パイプを、それぞれ垂下しており、前記胴部の圧搾により、容器体内の液体を送出パイプの圧搾により、計量筒内に送出するように構成したものが知られている(特許文献1)。
特開2018-34857
特許文献1の計量ポンプ容器は、一定の程度の圧搾操作を前記胴部に加えることにより、一定量の液体を容器体から計量筒内へ送出するものである。
しかしながら、これでは胴部を圧搾する手に込める力の加減により、送出する液体の量に増減を生じてしまい、正確な計量ができない。
そこで、この容器で計量するときには、予め蓋体を開放し、計量筒内の液位が、この計量筒内に設定された目印に達するまで胴部の圧搾を続けるという手順をとる必要がある。
従って、蓋体を開放する手間、そして、計量筒内の液位を目視する手間が余分に必要であり、面倒である。
特に洗口液などのように一度に使用する液量が一度の吐出操作で得られる液体の量より多いときには、圧搾を繰り返す必要であることがある。その場合には、計量筒内の液位を目視する手間がより多く生じ、使い勝手がよくない。
また計量操作の間に蓋体を開放しているため、誤って容器を傾けたときに、計量中の液体が周囲に溢れてしまう可能性がある。
本発明の第1の目的は、使い勝手が良い計量ポンプ容器、特にポンピングを繰り返す場合に使い勝手がよい計量ポンプ容器を提供することである。
本発明の第2の目的は、蓋体を閉じたままで簡単に計量することができる計量ポンプ容器を提供することである。
第1の手段は、口頸部6を起立する容器体2と、
前記口頸部6の外面に嵌合された装着キャップ10と、
前記口頸部6に取り付けられた吐出ポンプ20と、を具備し、
この吐出ポンプ20は、前記装着キャップ10の下面側から前記容器体2内へ垂設したシリンダ24を含むポンプ本体22と、
前記シリンダ24内から上方付勢状態で昇降可能に起立したステム36を有し、このステム36の上端に、押下げ用のヘッド部42を付設した作動部材32と、
を備え、
前記ヘッド部42は、前記ステム36と連設させた底壁46の周端から筒周壁48を起立させた計量筒44を有し、かつ、この計量筒44の上面を覆う蓋体50で密閉させてなり、前記計量筒44の内部に、前記ステム36と連通する計量室Mを形成し計量ポンプ容器において、
前記装着キャップ10の内側に、前記シリンダ24の内周面へ差し込まれた、作動部材抜止め用の内周壁28bを有する補助キャップ28を装着するとともに、
この補助キャップ28の上面から雄ネジ筒28eを起立させ、
前記計量筒44の底壁46は、前記計量筒44の筒周壁48の下端側と接する環状下段部46aの内周から起立筒部46cを介して環状上段部46eを内方突出するとともに、この環状上段部46eの内周から前記ステム36の上部内面に嵌合する連結筒部46fを垂下させてなり、
前記起立筒部46cの内周面に、前記雄ネジ筒28eとかみ合う雌ネジ部46dを形成した
本手段では、図1に示すように、吐出ポンプ20は、シリンダ24内から上方付勢状態で昇降可能に起立したステム36を有し、このステム36の上端に、押下げ用のヘッド部42を付設しており、かつこのヘッド部42は、前記ステム36と連設(連結を含む)させた底壁46の周端から筒周壁48を起立させた計量筒44を有する。
そして、前記計量筒44の内部に、ステム36と連通する計量室Mを形成している。
この構造によれば、前記ヘッド部42を所要回数だけ押し下げる操作を行うことにより、前記スクイズ式の計量吐出器の胴部の圧搾操作で計量する場合と比較して、正確な計量が可能となる。
また前記計量筒44は、その計量筒44の上面を覆う蓋体50で密閉されている。
こうすることにより、利用者が前記ヘッド部42を、所要回数以上に押すと、密閉空間である計量筒44の内部が過度に高圧化して、ヘッド部42の押し込みが困難となり、利用者がうっかりとして不必要な押し込み操作をすることを回避できる。
また本手段では、図2に示すように、装着キャップ10の内側に装着された補助キャップ28の上面から雄ネジ筒28eを起立している。
また前記計量筒44の底壁46は、計量筒44の筒周壁48の下端側と接する環状下段部46aの内周から起立筒部46cを介して環状上段部46eを内方突出するとともに、この環状上段部46eの内周から前記ステム36の上部内面に嵌合する連結筒部46fを垂下させている。
また前記起立筒部46cの内周面に前記雄ネジ筒28eとかみ合う前記雌ネジ部46dを形成している。
この構造によれば、計量筒44の容積を必要以上に減らすことなく、コンパクトな構成で前記雌ネジ部46dを計量筒44の構造に取り入れることができる。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ前記装着キャップ10の外周部から案内筒部18を起立し、この案内筒部18の内面に、前記ヘッド部42の外周面を当接又は近接させた。
本手段では、図1に示すように、前記装着キャップ10の外周部から案内筒部18を起立し、この案内筒部18の内面に、前記ヘッド部42の外周面を当接又は近接させている。
この構造によれば、上方から見て装着キャップ10の輪郭を超えない範囲で計量筒44の断面積を大きく設計することができる。
故に複数回のポンピングにより吐出される分量の内容液の計量(例えば洗口液の計量)を行う用途に適した計量ポンプ容器を提供することができる。
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ前記計量筒44の上部内面から内向きフランジ状頂壁48dを介して口筒部48eを起立し、この口筒部48e内に、前記蓋体50に付設した柱状のボス部52を密嵌させた。
本手段では、図1に示すように、前記計量筒44の上部内面から内向きフランジ状頂壁48dを介して口筒部48eを起立し、この口筒部48e内に、前記蓋体50に付設した柱状のボス部52を密嵌させている。
この構造によれば、計量筒の密閉性が高まり、ヘッド部42の無駄な押し込み操作をより確実に防止できる。
また誤って計量中に誤って容器を倒すなどしても、内容物が周囲に漏れることがない。
第1の手段に係る発明によれば、吐出ポンプ20のシリンダ24内から上方付勢状態で昇降可能に起立したステム36の上端に、押下げ用のヘッド部42を付設しており、かつこのヘッド部42は、前記ステム36と連通させた有底の計量筒44を含むから、前記ヘッド部42を所要回数だけ押し下げる操作を行うことにより、正確な計量が可能となる。
また前記計量筒は、その上面を覆う蓋体50で密閉されているから、利用者が前記ヘッド部42を、所要回数以上に押すと、密閉空間である計量筒44の内部が過度に高圧化してヘッド部42の押し込みが困難となり、不必要な押し込み操作をすることを回避できる。
また第1の手段に係る発明によれば、装着キャップ10の内側に装着された補助キャップ28の上面から雄ネジ筒28eを起立し、計量筒44の底壁46は、環状下段部46aの内周から起立筒部46cを介して環状上段部46eを内方突出しており、前記起立筒部46cの内周面に前記雄ネジ筒28eとかみ合う雌ネジ部46dを形成したから、コンパクトな構成で前記雌ネジ部46dを計量筒44の構造に取り入れることができる。
第2の手段に係る発明によれば、前記装着キャップ10の外周部から起立した案内筒部18の内面に、前記ヘッド部42の外周面を当接又は近接させたから、上方から見て装着キャップ10の輪郭を超えない範囲で計量筒44の断面積を大きく設計することができ、複数回のポンピングにより液体が吐出される場合の計量(例えば洗口液の計量)に適した容器を提供することができる。
第3の手段に係る発明によれば、計量筒44の上部から内向きフランジ状頂壁48dを介して口筒部48eを起立し、この口筒部内に、前記蓋体50に付設した柱状のボス部52を密嵌させたから、密閉性が高まり、ヘッド部42の無駄押しをより確実に防止できる。
本発明の実施形態に係る計量ポンプ容器の一部を省略した側面図である。 図1の容器の要部の拡大図である。 図1の容器の作用の説明図であり、同図(A)は、ヘッド部を装着キャップから螺脱させる状態を、同図(B)は、計量作業の途中の状態を、それぞれ示している。 計量作業の完了後の図1の容器の開蓋状態の側面図である。
図1から図4は、本発明の実施形態に係る計量ポンプ容器を示している。
この容器は、容器体2と、装着キャップ10と、吐出ポンプ20とで構成されている。これらの各部材は、例えば合成樹脂や金属で形成することができる。
まず前記計量ポンプ容器の一般的な構成について説明する。
容器体2は、胴部4から口頸部6を起立している。
装着キャップ10は、前記口頸部6の外面に嵌合(図示例では螺合)可能な装着筒部12の上端部から内向きフランジ14を内方突出している。
吐出ポンプ20は、図1に示す如く、ポンプ本体22と作動部材32とで形成されている。
前記ポンプ本体22は、図2に示す如く、シリンダ24と、補助キャップ28と、逆止弁部材30とを備えている。もっともこれらの構造は適宜変更することができる。
前記シリンダ24は、前記装着キャップ10から前記容器体2内へ垂設されている。
図示例のシリンダ24は、図2に示す如く、シリンダ周壁24aの上端に付設された鍔部24bを、前記口頸部6と前記内向きフランジ14との間に挟持させている。
前記鍔部24bの裏面にはパッキン25が取り付けられている。
また前記シリンダ周壁24aの上部には通気孔hが開口されている。
さらに前記シリンダ周壁24aの上端からは、延長筒部24cが起立されている。
また図1に示す如く、前記シリンダ周壁24aの下端部には、環状底壁が連設され、この環状底壁から取付け筒部24dが垂設されている。
この取付け筒部24dには、吸上げパイプ26の上端部が嵌合されている。
また前記シリンダ周壁24aの下端の環状底壁の上面内周には、環状の第1弁座24eが形成されている。
また前記シリンダ周壁24aの下部には、上向きの係合段部24fが周設されている。
前記補助キャップ28は、図2に示す如く、リング状頂壁28aから、内周壁28bと中周壁28cと外周壁28dとを、3重筒状に垂下している。
前記中周壁28cは、前記シリンダ24の延長筒部24cの外面に螺合されている。
また前記内周壁28bは、後述の作動部材32の抜け止め手段として、前記リング状頂壁28aから前記シリンダ24の内周面に沿って垂下されている。
また前記リング状頂壁28aの内周部からは、雄ネジ筒28eが起立されている。
前記逆止弁部材30は、図1に示す如く、前記シリンダ周壁24aの下部内に配置されている。
この逆止弁部材30は、後述のピストンガイド34の底面を支えるための縦長の台座部30aを有し、この台座部の下端に付設した複数(図示例では一対)の脚部30bを、前記環状底壁の上に載置させている。
これら脚部30bの下部内面からは、複数の弾性支持片30cが内方突出されており、これら弾性支持片30cで支持される第1弁板30dを設けている。この第1弁板30dと前記第1弁座24eとは第1逆止弁V1を形成している。
前記作動部材32は、図1に示す如く、ピストンガイド34と、ステム36と、筒状ピストン38と、通気孔開閉筒40と、ヘッド部42とを備えている。もっともこれらの構造については、適宜省略することができる。
前記ピストンガイド34は、前記台座部30aで支えられた底板部34aと、この底板部34aの上面から上方突出された起立壁部34bと、前記底板部34aの周縁から前記シリンダ周壁24aの付近へ延出した外向きフランジ状壁34cと、この外向きフランジ状壁34cの周端から垂下したシール筒部34dと、を有する。
前記外向きフランジ状壁34cと前記脚部30bの上端との間には、コイルスプリングCを介装させている。
また図1に示すように、前記外向きフランジ状壁34cの上面と後述の筒状ピストン38の内筒部38aの下端部とは、第2逆止弁V2を形成している。
前記起立壁部34bは、前記第2逆止弁V2とステム36との連通路を形成する複数の垂直壁部(図示例では複数の円弧状壁部及び半径方向の連結壁部)で形成している。
また前記シール筒部34dは、図1の状態で、前記係合段部24fに液密に当接して、ポンプ容器のシール性を担保している。
前記ステム36は、縦長の主筒部36aの下端から拡開筒部36bを垂設させている。そして、前記主筒部36aの下端部内に前記起立壁部34bを嵌合させている。
前記筒状ピストン38は、前記起立壁部34bを囲む内筒部38aと、前記シリンダ周壁24aの内面に摺接させる外周部38bとを有し、これら両筒部を連結させてなる。
前記通気孔開閉筒40は、図2に示すように、前記ステム36を囲む基筒部40aの下端に、前記シリンダ周壁24aの内面に摺接させた摺動部40bを有する。
この通気孔開閉筒40は、図1に示すように、作動部材32が下限位置にあるときに、後述の計量筒44の底壁46の縦リブ46gが前記基筒部40aの上端に突き当たり、この状態で前記摺動部40bが前記通気孔hを塞ぐように構成されている。
前記ヘッド部42は、前記ステム36と連通する計量筒44を有し、かつこの計量筒44の底壁46側には、前記雄ネジ筒28eと螺合された雌ネジ部46dが形成されている。
前記雄ネジ筒部28eを後述の雌ネジ部46dに螺合させることにより、前記シール筒部34dを前記係合段部24fに液密に当接させた状態を維持している。
より具体的な構造については、後述する。
前記吐出ポンプの構造は適宜変更することができる。好適な実施例として、既存の規格に適合させてモジュール化した構造を採用することができる。
ここまで述べた構成の作用を説明する。
図1の状態において、作動部材32は、前記雄ネジ筒28eを雌ネジ部46dに螺入させることにより、下限位置に保持されている。このときに、計量ポンプ容器は、商品としての流通及び保管に適したコンパクトな形態となっている。
この計量ポンプ容器を使用するときには、図1の状態から、図3(A)に示すように、前記ヘッド部42を回転させて、前記雌ネジ部46dを雄ネジ筒28eから螺脱させる。そうすると、作動部材32は、前記コイルスプリングCの弾性復元力により、上限位置に移動する。
次に、図3(B)に示す如く、前記ポンプ本体22に対して作動部材32を下降させると、第1逆止弁V1が閉じた状態で第2逆止弁V2が開き、前記シリンダ24内の液体が、第2逆止弁V2より前記ステム36を介して計量筒44内に入る。
次に前記作動部材32が前記コイルスプリングCの弾性復元力で上昇することにより、第2逆止弁V2が閉じるとともに、第1逆止弁V1が開き、容器体2内の液体が第1逆止弁V1を通って、前記シリンダ24内に入る。
本発明においては、まず、前記装着キャップ10は、図2に示す如く、前記装着筒部12の上端から鍔状突部15を介して案内筒部18を起立している。
図示例では、前記案内筒部18の下端から、補助筒部16を下方へ延設している。もっともこれらの構造は適宜変更することができる。
また前記ヘッド部42は、図2に示す如く、計量筒44と、補助筒49と、蓋体50とで形成されている。
図示例では、これら計量筒と補助筒と蓋体とは一体に形成されているが、この構造は適宜変更することができ、計量筒と蓋体とは別体に形成してもよい。
前記計量筒44は、図2に示す如く、直筒状の筒周壁48と、この筒周壁の下面を閉塞する底壁46とを有する。
また前記筒周壁48の上部内面には、フランジ孔fを有する内向きフランジ状頂壁48dが付設されている。
そして、そのフランジ孔fを後述の蓋体50のボス部52で閉鎖することにより、筒周壁48と底壁46と内向きフランジ状頂壁48dとで囲まれる計量室Mが密閉空間となるように形成している。
本実施形態の底壁46は、筒周壁48とは別個の部材(底壁部材)に形成しているが、両者を一体に形成しても構わない。
また図示例の計量筒44は、縦長の形状としているが、その形状は適宜変更することができる。
前記底壁46は、図2に示す如く、前記筒周壁48の下端部への取付け用の取付筒部46b、及び、前記ステム36の上端部との連結用の連結筒部46fを有する。
図示例では、前記底壁46は、環状下段部46aの内周から起立筒部46cを介して環状上段部46eを内方突出した構造を有する。
そして、前記環状下段部46aの外周部から前記取付筒部46bを起立するとともに、前記環状上段部46eの内周部から前記連結筒部46fを垂下させている。
また前記起立筒部46cの内面には、前記雌ネジ部46dが形成されている。こうした構成とすることにより、無駄なスペースを生ずることなく、前記雌ネジ部46dを前記底壁46に形成することができ、コンパクトな構造とすることができる。
もっともこれらの構造は適宜変更することができる。
また図示例では、前記環状下段部46aの下面と、前記リング状頂壁28aの上面とは相互に平坦な水平面であり、相互に向かい合うように形成されている。
前記リング状頂壁28aの上面と前記環状下段部46aの下面とは、前記雌ネジ部46dに前記雄ネジ筒28eを螺合させたときに、相互に当接するように形成している。
また前記の上部内面には、縦リブ46gが付設されている。この縦リブ46gの下端面には、前記ステム36及び通気孔開閉筒40の各上端が突き当てられている。
前記筒周壁48は、図2に示す如く、前記環状下段部46aから、少なくとも前記起立筒部46cよりも高く上方へ延びている。
図示例では、前記筒周壁48の下端部内面に切欠き48aを周設して、この切欠き48aを前記環状下段部46aの外周部に液密にかみ合わせている。
また前記切欠き48aの上側で前記筒周壁48の下部内面に前記取付筒部46bを密嵌させている。
もっともこれらの構造は適宜変更することができる。
また筒周壁48の上端部は、後述の蓋周壁50bとかみ合う係止爪48bに形成されている。
本実施形態では、前記筒周壁48及び蓋体50の各後部をヒンジ48cで連結している。
なお、本明細書では、説明の便宜上、図1の右側を“後”と、左側を“前”と、これらに直交する方向を“左右”というものとする。
図示例のヒンジは、筒周壁48及び後述の蓋周壁50bと一体に連続する薄肉ヒンジに形成されているが、この構造は適宜変更することができる。
図示例では、筒周壁48の上端面は、後端側から前方へ下がる傾斜面に形成している。
こうすることにより、前記蓋周壁50bの外面上端部に対する後述の蓋周壁50bの着脱を容易にするためである。
前記筒周壁48の上部内面からは内向きフランジ状頂壁48dを介して口筒部48eが起立されている。この口筒部は、内容物を外部のコップなどに注ぐための注出口、内容物が飲料である場合には、飲み口として用いることができる。
この口筒部48eには、図4に示す如く、その筒壁の後側を、前側から後下方へ切断した切割りnが形成されている。
また図示例では、前記筒周壁48の前面に、後述の指掛け部50cの下側に位置させて凹み48fを形成している。
さらに好適な図示例では、前記補助筒49より上側に位置させて、前記筒周壁48の外周面に回転操作時の指当て用のローレットを形成してもよい。
前記補助筒49は、計量筒の外周面上部に付設されたフランジ状突部bを介して垂下されている。
この補助筒49は、前記案内筒部18に近接又は当接され、ヘッド部42の昇降を案内させるように形成されている。もっとも、補助筒及びフランジ状突部を省略して、前記計量筒44を、案内筒部18に近接又は当接させた構造としても構わない。
なお、前記補助筒49の上端側には、開蓋状態の蓋体を係止させるための係止凸部pが形成されている。なお、係止凸部の位置は適宜変更することができる。
前記蓋体50は、図2に示す如く、天板50aの周端から蓋周壁50bを垂設している。
そして蓋周壁50bの後端を前記ヒンジ48cで前記筒周壁48に連結させている。
もっとも、こうしたヒンジキャップの構成に代えて、前記蓋周壁50bを筒周壁48に螺着させたネジキャップの構成としてもよい。
前記蓋周壁50bの下端部内面は、筒周壁48の上端に着脱可能に嵌着されている。好適な図示例では、前記係止爪48bとかみ合う凹部を形成しており、これにより、前記計量室M内の高圧化に抵抗して、閉蓋状態を維持できるようにしている。なお、図示例と反対に、蓋周壁側に凹凸状の係合手段の凸部を、筒周壁側に凹部を形成してもよい。
前記蓋周壁50bの前部には、指掛け部50cが付設されている。
前記天板50aの上面後部側には、前記蓋体50の開蓋時に前記係止凸部pとかみ合う係合凹部rを形成してもよい。これにより、前記蓋体50の開蓋状態が維持される。なお、図示例と異なり、蓋体側に係止凸部を、補助筒側に係合凹部を形成してもよい。
前記天板50aの下面からは、柱状のボス部52が垂設されている。
このボス部52は、前記口筒部48eの内面に密嵌されている。こうすることにより、前記内向きフランジ状頂壁48dのフランジ孔fをより確実に密閉するように形成している。
図示例では、前記天板50aの中央部に型抜き孔iを形成して、この型抜き孔の孔縁から栓筒52aを垂下するとともに、この栓筒の下端を栓板52bで閉塞することにより、前記ボス部52を形成している。
また前記型抜き孔iを塞ぐ閉塞シート54の外周部を、その型抜き孔の周囲の天板部分に接着している。
もっとも、ボス部52の構造は、前記フランジ孔fを確実に閉鎖できれば、どのような構造でも構わない。
また図示例の栓筒52aは、その筒壁の外周面の上部前側から下部後側に亘って斜めに斜行する係合段部53を有し、この係合段部を境として、その下側の筒壁部分を上側の筒壁部分より薄肉にしている。
前記係合段部53は、前記口筒部48eの上端面の少なくとも一部(図示例では、上端面の前側及び後側)に係止されている。
前記蓋体50の天板50aを押し下げると、前記吐出ポンプ本体22のステム36から内容物が計量筒44内へ送出され、その押下げ操作の回数に応じた液体が計量筒44内に計量される。
例えば洗口液のように一度に使用する液量が比較的多い場合には、吐出ポンプ20を複数回作動させればよいが、この場合に、前記閉鎖状態で操作回数が一定回数を超えると、計量室Mが高圧化するために、吐出ポンプ20を操作させることができなくなる。
従って、利用者が誤って所要回数を超えて内容液を計量室M内へ吐出してしまうことを防止することができる。
また計量中に内向きフランジ状頂壁48dのフランジ孔fはボス部52で閉鎖されたままであるから、誤って容器を倒すなどしても、周囲に液体がこぼれることがない。
計量作業が終了したときには、図4に示すように、蓋体50を開蓋する。そして内容物が洗口液である場合には、口筒部50に口を付けて、そのまま口腔内を洗浄すればよい。
2…容器体 4…胴部 6…口頸部
10…装着キャップ 12…装着筒部 14…内向きフランジ 15…鍔状突部
16…補助筒部 18…案内筒部
20…吐出ポンプ 22…ポンプ本体 24…シリンダ 24a…シリンダ周壁
24b…鍔部 24c…延長筒部 24d…取付け筒部 24e…第1弁座
24f…係合段部
25…パッキン 26…吸上げパイプ
28…補助キャップ 28a…リング状頂壁 28b…内周壁 28c…中周壁
28d…外周壁 28e…雄ネジ筒
30…逆止弁部材 30a…台座部 30b…脚部 30c…弾性支持片
30d…第1弁板
32…作動部材 34…ピストンガイド 34a…底板部 34b…起立壁部
34c…外向きフランジ状壁 34d…シール筒部
36…ステム 36a…主筒部 36b…拡径筒部
38…筒状ピストン 38a…内筒部 38b…外筒部
40…通気孔開閉筒 40a…基筒部 40b…摺動部
42…ヘッド部 44…計量筒 46…底壁部材(底壁)
46a…環状下段部 46b…取付筒部 46c…起立筒部 46d…雌ネジ部
46e…環状上段部 46f…連結筒部 46g…縦リブ
48…筒周壁 48a…切欠き 48b…係止爪
48c…ヒンジ 48d…内向きフランジ状頂壁 48e…口筒部
48f…凹み 49…補助筒
50…蓋体 50a…天板 50b…蓋周壁 50c…指掛け部
52…ボス部 52a…栓筒部 52b…栓板部 53…係止段部
54…閉塞シート
b…フランジ状突部 C…コイルスプリング f…フランジ孔
h…通気孔 i…型抜き孔 M…計量室 n…切割り
p…係止凸部 r…係合凹部
V1…第1逆止弁 V2…第2逆止弁

Claims (3)

  1. 口頸部(6)を起立する容器体(2)と、
    前記口頸部(6)の外面に嵌合された装着キャップ(10)と、
    前記口頸部(6)に取り付けられた吐出ポンプ(20)と、を具備し、
    この吐出ポンプ(20)は、前記装着キャップ(10)の下面側から前記容器体(2)内へ垂設したシリンダ(24)を含むポンプ本体(22)と、
    前記シリンダ(24)内から上方付勢状態で昇降可能に起立したステム(36)を有し、このステム(36)の上端に、押下げ用のヘッド部(42)を付設した作動部材(32)と、
    を備え、
    前記ヘッド部(42)は、前記ステム(36)と連設させた底壁(46)の周端から筒周壁(48)を起立させた計量筒(44)を有し、かつ、この計量筒(44)の上面を覆う蓋体(50)で密閉させてなり、前記計量筒(44)の内部に、前記ステム(36)と連通する計量室(M)を形成し計量ポンプ容器において、
    前記装着キャップ(10)の内側に、前記シリンダ(24)の内周面へ差し込まれた、作動部材抜止め用の内周壁(28b)を有する補助キャップ(28)を装着するとともに、
    この補助キャップ(28)の上面から雄ネジ筒(28e)を起立させ、
    前記計量筒(44)の底壁(46)は、前記計量筒(44)の筒周壁(48)の下端側と接する環状下段部(46a)の内周から起立筒部(46c)を介して環状上段部(46e)を内方突出するとともに、この環状上段部(46e)の内周から前記ステム(36)の上部内面に嵌合する連結筒部(46f)を垂下させてなり、
    前記起立筒部(46c)の内周面に、前記雄ネジ筒(28e)とかみ合う雌ネジ部(46d)を形成したことを特徴とする計量ポンプ容器。
  2. 前記装着キャップ(10)の外周部から案内筒部(18)を起立し、この案内筒部(18)の内面に、前記ヘッド部(42)の外周面を当接又は近接させたことを特徴とする、請求項1に記載の計量ポンプ容器。
  3. 前記計量筒(44)の上部内面から内向きフランジ状頂壁(48d)を介して口筒部(48e)を起立し、この口筒部(48e)内に、前記蓋体(50)に付設した柱状のボス部(52)を密嵌させたことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の計量ポンプ容器。
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