JPH033493Y2 - - Google Patents

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JPH033493Y2
JPH033493Y2 JP1983029386U JP2938683U JPH033493Y2 JP H033493 Y2 JPH033493 Y2 JP H033493Y2 JP 1983029386 U JP1983029386 U JP 1983029386U JP 2938683 U JP2938683 U JP 2938683U JP H033493 Y2 JPH033493 Y2 JP H033493Y2
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elastic cap
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JP1983029386U
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JPS59136453U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案はクリーム状物吐出容器等に使用されてい
るポンプ装置の弾性キヤツプに係る。
「従来の技術」 例えば第1図が示す、クリーム状物吐出容器の
弾性キヤツプ5に代えて、第2図bが示す弾性キ
ヤツプ5を装着したものが知られている。該公知
の弾性キヤツプは一般に半球面状、つまり縦断面
円弧状をなし、その頂部を押下げ部としてかつそ
の周壁下端部に、該キヤツプ取付け用の外向きフ
ランジを付設したものである。
又該弾性キヤツプとして、実開昭58−21377号
が示すように、頂壁部外周から下内方へテーパ状
に周壁部を垂下し、該周壁部下端に外向きフラン
ジを付設したものがある。
「考案が解決しようとする問題点」 従来の上記半球面状の弾性キヤツプは、その頂
部中央の押下げ部を第2図bのように押下げる
と、その頂壁部だけが二点鎖線で示すように下方
へ弾性反転して、そのまゝ弾性復帰しなくなるこ
とがあり、又弾性反転しないまでも、頂部の中央
部だけが下方へ逆弯曲するためその弾性復帰に時
間を要し、更に加圧室C内にイ,ロのような加圧
室作用に関与しない無駄な空間が多くなつて加圧
効率が低下する欠点があつた。又頂壁部外周から
下内方へ周壁部をテーパ状に垂下する弾性キヤツ
プは、該キヤツプ周壁部の下端開口部内径より
も、その周壁部の上端部内径が、つまりキヤツプ
内奥部が口部よりも大内径であるために型抜きが
出来ず、該弾性キヤツプを弾性部材で一体成形す
ることが困難であり、そのキヤツプ成形用金型の
構造が複雑化して高価となる欠点があつた。
本案は半球面状の弾性キヤツプ頂部の押下げ部
を、肉厚の剛性部とすることで上記各欠点を除去
したものである。
「問題点を解決するための手段」 手動形ポンプ装置Pの加圧室Cを構成する、周
壁下端部を最大内経とする半球面状の弾性キヤツ
プ5において、該キヤツプ頂部の押下げ部26
を、肉厚の剛性部に形成した。
「作用」 第2図aが示すように、本案構造を有する弾性
キヤツプ5の頂部に形成された押下げ部26を押
下げすると、該部分は肉厚の剛性部に形成してあ
るため、該部は同図bが示す従来例のように逆弯
曲することがなく、剛性部が均等に下降すること
となる。従つて又、押下げによる下降部分と該キ
ヤツプ周壁の起立部分との間に形成される弯曲部
分は、第2図bの場合に比べて頂部中心から外方
へ移動することとなる。
「実施例」 以下本考案実施例を、便宜上クリーム状物収納
容器に利用した場合を例に説明する。図におい
て、1は袋状の胴部2を持つ容器体、3は該容器
体1上端部に装着したヘツド、4と5は該ヘツド
3に内装されて手動形ポンプ装置Pを構成する弁
機構と弾性キヤツプ、そして6は前記ヘツド3の
前面側に設けた注出口を封止する栓部材で、これ
らは合成樹脂材により成形製作される。
容器体1は、上部に肉厚の剛体からなる段形の
口頸部7を有し、この口頸部7外周には螺条8を
周設し、該螺条8直下の中径部9の上縁には係合
突条10を周設し、そして口頸部7の内側に交叉
する板状の弁機構受座11を取付けている。
ヘツド3は筒状のもので、下部内周には前記螺
条8に螺合する螺溝12を周設して容器体1口頸
部7に螺合装着し、また上端部内周に前記弾性キ
ヤツプ5を固定する内向きフランジ13を設け、
そして前部側上部に前記栓部材6で封止される注
出口14を明けている。
弁機構4は吸込弁Aと吐出弁Bを構成し、また
弾性キヤツプ5は加圧室Cを構成し、前記ヘツド
3内において、両者で胴部2内からヘツド3の注
出口14へと通じるポンプ装置Pを構成してい
る。
弁機構4は、皿状の下部基板15を口頸部7の
口頂部に嵌挿してヘツド3内に固定し、この下部
基板15の後部側に胴部2内へ開通する筒状弁座
16を起立し、また下部基板15の上に枠体17
と板体18とを嵌合してなる上部基板19を配し
て、その枠体17をヘツド3の周壁3aに嵌着
し、板体18には後部側で下部基板15の筒状弁
座16に対応させて透孔20を設けると共に、前
部側で上方へ開通して長さが前記筒状弁座16の
略半分の他の筒状弁座21を垂設し、しかして下
部基板15と上部基板19とで軟質合成樹脂又は
ゴムからなる弁体22の基部23を支え、この基
部23は2つの小筒を並設して上記筒状弁座1
6,21の外周に夫々嵌め、筒状弁座16,21
の端面に板状の片持ちに形成した弁部24,25
をそれぞれ着座させて、下部基板15と上部基板
19との間の空間を吐出路として注出口14に連
通させている。
弾性キヤツプ5は、軟質合成樹脂又はゴムより
なる半球面状のもので、頂部の押下げ部26を肉
厚の剛性部に形成しており、周縁の鍔27を弁機
構4の上部基板19の周縁とヘツド3の内向きフ
ランジ13とで気密に挟持固定され、内部空間を
加圧室Cとしている。前記剛性部26は、押下げ
時、加圧室C内を全体的に加圧できるような大き
さに形成しておく。
栓部材6は、一部につまみ片28があり、これ
によりヘツド3の注出口14に取外し可能に嵌合
される。尚、29はヘツドカバーで、内周下端の
係合突条30を係合突条10に係合して容器体1
の口頸部7に着脱自在に取付けられている。
上記容器は、胴部2内にクリーム状物を収容し
て使用するが、その内容物を注出する際は、ヘツ
ドカバー29を外し、栓部材6を開栓除去して弾
性キヤツプ5の頂部を押下げたり、放したりして
該キヤツプ5を変形また復元させる。すると、加
圧室Cの容積が変化し、吸込弁A、吐出弁Bが開
閉してポンプ装置Pが働き、胴部2内の内容物が
該ポンプ装置Pにより注出口14から外部に注出
される。そして胴部2の内容物が減量すると、そ
の分だけ胴部2が縮小変形する。
「考案の効果」 本案は半球面状としたから一体成形が容易であ
り、弾性キヤツプ5の頂部押下げ部26を肉厚の
剛性部としたので、頂部押下げにより第2図aに
示すように加圧室C全体を有効に加圧でき、同図
bに示すが如き、肉厚剛性部を設けず従つて押下
げ部分のみが断面逆円弧状に弾性変形する従来の
弾性キヤツプにおけるもののように、加圧室C内
にイ,ロのような加圧作用に関与しない無駄な空
間がなくなるので、性能、つまりポンプ機能を大
巾に向上できる。しかも、押下げ部26は巾広な
一枚板のようになることから、その下降および弾
性復帰時において頂部の外周部を弾性弯曲させ
て、かつ周壁を環状に起立させたまゝ押下げ部全
体が同時に下降および弾性復帰することとなり、
よつてその動作は従来に比べてはるかに迅速に行
われ、従つて該キヤツプを設けたポンプ装置の流
動体吐出機能を著しく向上させることが出来る。
構造的にも弾性キヤツプ5の頂部押下げ部26
を単に肉厚の剛性部とすればたり、簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ポンプ装置の弾性キヤツプを用
いたクリーム状物収納容器の主要部を縦断した側
面図、第2図a,bは本考案弾性キヤツプと従来
弾性キヤツプの作用を比較するための夫々縦断面
図である。 1……容器体、3……ヘツド、4……弁機構、
5……弾性キヤツプ、26……肉厚の押下げ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 手動形ポンプ装置Pの加圧室Cを構成する、周
    壁下端部を最大内経とする半球面状の弾性キヤツ
    プ5において、該キヤツプ頂部の押下げ部26
    を、肉厚の剛性部に形成したことを特徴とする、
    ポンプ装置の弾性キヤツプ。
JP2938683U 1983-02-28 1983-02-28 ポンプ装置の弾性キヤツプ Granted JPS59136453U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2938683U JPS59136453U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 ポンプ装置の弾性キヤツプ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2938683U JPS59136453U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 ポンプ装置の弾性キヤツプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59136453U JPS59136453U (ja) 1984-09-12
JPH033493Y2 true JPH033493Y2 (ja) 1991-01-29

Family

ID=30160243

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JP2938683U Granted JPS59136453U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 ポンプ装置の弾性キヤツプ

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0617753Y2 (ja) * 1987-04-03 1994-05-11 株式会社吉野工業所 クリ−ム状物注出容器
JPH0717406Y2 (ja) * 1988-11-17 1995-04-26 株式会社吉野工業所 液体吐出器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5821377B2 (ja) * 1979-10-01 1983-04-28 株式会社東芝 放電灯用電極

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5821377U (ja) * 1981-08-05 1983-02-09 南雲 敬一 空気圧利用の液体調味料差し

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5821377B2 (ja) * 1979-10-01 1983-04-28 株式会社東芝 放電灯用電極

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JPS59136453U (ja) 1984-09-12

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