JP7354734B2 - ブラケット - Google Patents

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Description

本発明は、ブラケットに関する。
従来、自動車等の車両にあっては、フロアパネル上の座席の下方に電池パックを設置し、この電池パックを車両の中央側に偏倚して配置することにより、冷却性能に優れ、外部からの衝撃に対して電池パックを保護することができるようにしたものが知られている(特許文献1参照)。
特開2008-74159号公報
ここで、特許文献1に記載のものは、電池パックをフロアパネルに直接設置して固定する場合、電池パックの下面から放熱することができず、放熱性に劣るという問題がある。また、電池パックが車両側方からの衝撃を受けたときに、フロアパネルの変形によって電池パックが意図しない方向に移動してシートレール等の他の部材と接触したり、電池パックから延びる配線に大きな引っ張り荷重が作用してしまうおそれがある。
本発明は、上記のような事情に着目してなされたものであり、車両の側面衝突時に電装部品を保護でき、電装部品の放熱性を向上させることができるブラケットを提供することを目的とするものである。
本発明は、電装部品が設置される設置部と、前記設置部を車体の設置面に支持する一対の脚部と、を備えるブラケットであって、前記一対の脚部は、前記設置面に接続される接続部と、前記接続部よりも高くかつ車幅方向外側に位置し、前記設置部の車幅方向内側を支持する支持部と、前記接続部と前記支持部とを繋ぎ、前記接続部から前記支持部に向けて上方に傾斜する傾斜部と、を有し、前記設置部は、前記電装部品の下面と対向する位置に形成される開口部と、前記開口部の車幅方向外側または車両前後方向両側に形成される補強部と、前記車体の車体フレームに固定される固定部と、を備え、前記一対の脚部の一方は、前記開口部よりも車両前後方向一方側に配置され、前記一対の脚部の他方は、前記開口部よりも車両前後方向他方側に配置され、前記補強部は、前記開口部の外周縁に沿って形成される第1補強部と、前記開口部に対して前記第1補強部よりも外側に形成される第2補強部と、を有し、前記一対の脚部の一方は、前記第1補強部および前記第2補強部よりも車両前後方向外側に配置され、前記固定部は、前記設置部における前記第2補強部の外側の部位に接続されていることを特徴とする。
このように上記の本発明によれば、車両の側面衝突時に電装部品を保護でき、電装部品の放熱性を向上させることができる。
図1は、本発明の一実施例に係るブラケットを備える電装部品支持構造の平面図である。 図2は、図1に示すブラケットを備える電装部品支持構造のII-II方向矢視断面図である。 図3は、図1に示すブラケットを備える電装部品支持構造のIII-III方向矢視断面図である。 図4は、本発明の一実施例に係るブラケットの平面図である。 図5は、本発明の一実施例に係るブラケットの正面図である。 図6は、本発明の一実施例に係るブラケットの背面図である。 図7は、本発明の一実施例に係るブラケットの左側面図である。 図8は、図4に示すブラケットのIIX-IIX方向矢視断面図である。 図9は、図4に示すブラケットのIX-IX方向矢視断面図である。 図10は、本発明の一実施例に係るブラケットを備える電装部品支持構造の車両衝突後の状態を示す平面図である。 図11は、本発明の一実施例に係るブラケットを備える電装部品支持構造の車両衝突後の状態を示す正面図である。
本発明の一実施の形態に係るブラケットは、電装部品が設置される設置部と、設置部を車体の設置面に支持する一対の脚部と、を備えるブラケットであって、一対の脚部は、設置面に接続される接続部と、接続部よりも高くかつ車幅方向外側に位置し、設置部の車幅方向内側を支持する支持部と、接続部と支持部とを繋ぎ、接続部から支持部に向けて上方に傾斜する傾斜部と、を有し、設置部は、電装部品の下面と対向する位置に形成される開口部と、前記開口部の車幅方向外側または車両前後方向両側に形成される補強部と、車体の車体フレームに固定される固定部と、を備え、一対の脚部の一方は、開口部よりも車両前後方向一方側に配置され、一対の脚部の他方は、開口部よりも車両前後方向他方側に配置されていることを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係るブラケットは、車両の側面衝突時に電装部品を保護でき、電装部品の放熱性を向上させることができる。
以下、本発明の実施例に係るブラケットについて、図面を用いて説明する。図1から図11において、上下前後左右方向は、車両搭載状態における上下前後左右方向としている。図1から図11は、本発明の一実施例に係るブラケットを示す図である。
図1、図2、図3において、車両1は車体の床面を構成するフロアパネル2を備えている。フロアパネル2は、車両1の車幅方向の一端部から他端部の全体にわたって設けられている。図1では、車両1の左半分のフロアパネル2を表わしている。フロアパネル2は本発明における設置面を構成する。フロアパネル2の車幅方向外側端部には、車両前後方向に延びるサイドシル4が設けられている。フロアパネル2の車幅方向中央部には、車両前後方向に延びるトンネル部3が設けられている。
また、車両1は、電装部品10とブラケット20とを備えている。電装部品10は、配線12が接続されるコネクタ部11を有している。本実施例では、電装部品10はバッテリから構成されており、配線12を介して他の電装部品に電力を供給するようになっている。ブラケット20は、フロアパネル2の上面におけるサイドシル4とトンネル部3との間に設置され、電装部品10を支持している。
車両1は、フロアパネル2の上面に、第1クロスメンバ5、第2クロスメンバ6を備えている。第1クロスメンバ5は、電装部品10よりも車両前方側に位置しており、第2クロスメンバ6は、電装部品10よりも車両後方側に位置している。第1クロスメンバ5、第2クロスメンバ6は本発明における車体フレームを構成する。
第1クロスメンバ5の左端部の上部および第2クロスメンバ6の左端部の上部には、台座部5A、6Aがそれぞれ設けられており、この台座部5A、6Aは、図示しないシートの下面に固定されたスライドレール29L(図10参照)を支持している。第1クロスメンバ5の右端部の上部および第2クロスメンバ6の右端部の上部には、台座部5B、6Bがそれぞれ設けられており、この台座部5B、6Bは、図示しないシートの下面に固定されたスライドレール29R(図10参照)を支持している。
電装部品10およびブラケット20は、互いに平行に車幅方向に延びる一対のクロスメンバとしての第1クロスメンバ5、第2クロスメンバ6の間に配置されている。
ブラケット20は、電装部品10が設置される設置部21(図4参照)と、一対の脚部としての第1脚部23、第2脚部24と、を有している。第1脚部23、第2脚部24は、設置部21のトンネル部3側の端部からトンネル部3に向かって互いに平行に延びており、設置部21をフロアパネル2から上方に離間した状態で支持している。
第1脚部23と第2脚部24との間には、フロアパネル2を貫通する円形の配線引出孔2Cが設けられており、コネクタ部11に接続される配線12は、配線引出孔2Cから引き出されている。配線引出孔2Cの縁は、配線12を傷つけないように滑らかに形成されている。配線引出孔2Cは、第1脚部23、第2脚部24の第1締結部23A、第2締結部24Aの間の位置に形成されている。車両1の平面視で、配線引出孔2Cの中心2Dは、第1脚部23、第2脚部24の第1締結部23A、第2締結部24Aを通過する線(不図示)よりも設置部21側に配置されている。
サイドシル4とトンネル部3との間には、フロアパネル2の下方で車両前後方向に延びる複数の第1メンバ部2A、第2メンバ部2Bが設けられている。一対の脚部としての第1脚部23、第2脚部24および配線引出孔2Cは、車幅方向で第1メンバ部2A、第2メンバ部2Bの間に配置されている。
第1メンバ部2Aはトンネル部3に隣接しており、第2メンバ部2Bは電装部品10に上下に重なる位置に配置されている。第2メンバ部2Bは、電装部品10の車幅方向中央部よりも配線引出孔2C側に偏倚して配置されている。
また、フロアパネル2の上面には、第1メンバ部2Aと第2メンバ部2Bとに締結された補強板7が設けられている。一対の脚部としての第1脚部23、第2脚部24は補強板7に締結されている。配線引出孔2Cはフロアパネル2だけでなく補強板7も貫通している。
図4、図5、図6、図7において、ブラケット20は、電装部品10を取付けるための取付孔20A、20B、20Cを有している。
コネクタ部11は、車両1の平面視で、一対の脚部としての第1脚部23、第2脚部24の間かつトンネル部3と電装部品10との間に配置されている。また、コネクタ部11は、設置部21の第1脚部23、第2脚部24の側の端部であって、設置部21の車両前後方向でその中心部よりも一方側(前方側)の位置に配置されている。言い換えれば、設置部21の右端部の前寄りにコネクタ部11が設けられている。なお、コネクタ部11は、設置部21の右端部の後寄りに設けられていてもよい。
第1脚部23は、第2脚部24よりも車両前方側に配置されている。第1脚部23は、開口部21Aよりも車両前後方向一方側(前方側)に配置され、第2脚部24は、開口部21Aよりも車両前後方向他方側(後方側)に配置されている。第1脚部23は、第1締結部23Aと、第1傾斜部23Bと、第1連結部23Cと、を有している。第2脚部24は、第2締結部24Aと、第2傾斜部24Bと、第2連結部24Cと、を有している。第1連結部23C、第2連結部24Cは、第1締結部23A、第2締結部24Aよりも高くかつ車幅方向外側に位置している。第1連結部23C、第2連結部24Cは、設置部21の車幅方向内側を支持している。第1連結部23C、第2連結部24Cは、本発明における支持部を構成する。
第1締結部23A、第2締結部24Aは、第1脚部23、第2脚部24の先端部に配置されている。第1締結部23A、第2締結部24Aは、締結孔20D、20Eに図示しないボルトが締結されることによりフロアパネル2に接続(固定)される。第1締結部23A、第2締結部24Aは、本発明における接続部を構成する。
第1傾斜部23B、第2傾斜部24Bは、第1締結部23A、第2締結部24Aよりもトンネル部3側に配置されており、サイドシル4側からトンネル部3側に向かって斜め下方に傾斜している。第1傾斜部23B、第2傾斜部24Bは、第1締結部23A、第2締結部24Aと第1連結部23C、第2連結部24Cとを繋いでいる。第1傾斜部23B、第2傾斜部24Bは、第1締結部23A、第2締結部24Aから第1連結部23C、第2連結部24Cに向けて上方に傾斜している。
第1連結部23C、第2連結部24Cは、設置部21と第1傾斜部23B、第2傾斜部24Bとを連結している。
設置部21のサイドシル4側の端部には、サイドシル4側に延出する延出部22が設けられている。コネクタ部11は、第1連結部23Cと上下に重なる位置に配置されている。
設置部21の中央には開口部21Aが形成されている。開口部21Aは電装部品10の下面と対向しており、電装部品10で発生した熱の一部はこの開口部21Aを介して放熱される。
設置部21および第2固定部26の縁は、下方に湾曲するフランジ部20Hを有している。フランジ部20Hは、剛性の向上に寄与している。
設置部21は、電装部品10の底面と接する上面部21Eと、上面部21Eよりも下方に窪む底面部21Dとを有している。底面部21Dは、開口部21Aを取り囲んで形成されている。
設置部21の上面部21Eと底面部21Dとの間には、段差形状の第1補強部21B、第2補強部21Cが形成される。第1補強部21B、第2補強部21Cは本発明における補強部を構成する。設置部21は、第1補強部21B、第2補強部21Cによって剛性が高められている。
設置部21は、トンネル部3側の端部からサイドシル4側に窪む切欠き部27を有している。切欠き部27は、第1脚部23と第2脚部24との間のトンネル部3側の設置部21の端部であって、第1脚部23の第1連結部23Cと車両前後方向に対向する位置に形成されている。
詳しくは、車両1の平面視で、配線引出孔2Cの中心2Dを車幅方向に通過する線(不図示)を設定した場合、設置部21の外縁における当該ラインから第1脚部23の基部にわたって切欠き部27が形成されている。また、切欠き部27は、設置部21における第1脚部23と第2脚部24との間のトンネル部3側の端部であって、第1脚部23の基部と車両前後方向に対向する位置に配置されている。切欠き部27を形成したことにより第1脚部23の全長寸法が第2脚部24の全長寸法よりも大きく設定されている。また、切欠き部27を設けたことで、第1連結部23Cが第2連結部24Cよりも車幅方向外側に配置されている。
車両1の平面視で、コネクタ部11は、切欠き部27と上下に重なる位置に配置されている。
設置部21は、第1脚部23側の車両前方側の端部に、車両前方に広がる拡張部28を有しており、拡張部28の前端面と第1脚部23の前端面とが同一面上で連続している。拡張部28の車幅方向外側端部は、切欠き部27の車幅方向外縁部よりも車幅方向外側に配置されている。
また、ブラケット20は、設置部21から車両前方側に延び第1クロスメンバ5に固定される第1固定部25と、設置部21から車両後方側に延び第2クロスメンバ6に接続される第2固定部26と、を有しており、第1固定部25は、第2固定部26よりも車幅方向外側に配置されている。
第1固定部25は、設置部21の車両前方側端部から第1クロスメンバ5の上端まで設置部21に対して垂直方向に延びる第1設置部側接続部25Bと、第1設置部側接続部25Bの端部から水平に延びて第1クロスメンバ5の上端に固定される第1車体フレーム側接続部25Aと、からなる。そして、第2固定部26は、設置部21の車両後方側端部から車両後方へ水平に延びる第2車体フレーム側接続部26Aからなる。第1固定部25は第1クロスメンバ5に図示しないボルト等を締結するための締結孔20Fを有している。第2固定部26の第2車体フレーム側接続部26Aは、第2クロスメンバ6に図示しないボルト等を締結するための締結孔20Gを有している。ここで、垂直および水平とは、厳密に重力方向を基準とする方向を意味するものではない。垂直とは上下方向または縦方向の意味で用い、水平は前後方向、左右方向または横方向の意味で用いている。
第1傾斜部23Bと第2傾斜部24Bとには、車幅方向に延びるビード23D、23Eとビード24D、24Eとが車両前後方向に並んでそれぞれ形成されている。第1傾斜部23Bには一対のビード23D、23Eが車両前後方向に並んでそれぞれ形成されており、第2傾斜部24Bには一対のビード24D、24Eが車両前後方向に並んで形成されている。
図4、図8、図9において、底面部21Dは、開口部21Aの周囲を囲むように形成されている。底面部21Dは、膨出部21Fを有しており、膨出部21Fは、第2固定部26内に膨出している。本実施例では、膨出部21Fは、後述する第2設置部側接続部26Bを跨いで設置部21から第2固定部26に膨出している。
第1脚部23は、第1補強部21Bおよび第2補強部21Cよりも車両前後方向外側に配置されている。第1固定部25、第2固定部26は、設置部21における第2補強部21Cの外側の部位に接続されている。
配線引出孔2Cは、設置部21の第1脚部23、第2脚部24側の面よりも車両内側、かつ、車両前後方向で第1脚部23、第2脚部24の間に配置されている。また、第1脚部23、第2脚部24のうちコネクタ部11に近い側の脚部である第1脚部23の第1締結部23Aの位置が、第1脚部23、第2脚部24のうちコネクタ部11から遠い側の脚部である第2脚部24の第2締結部24Aの位置よりも、車幅方向外側に配置されている。
第1固定部25は、設置部21の車両前後方向の端部の一方に接続される第1設置部側接続部25Bと、車体フレームとしての第1クロスメンバ5に接続される第1車体フレーム側接続部25Aと、を有している。第1車体フレーム側接続部25Aは、第1設置部側接続部25Bよりも高い位置に配置されている。
第2固定部26は、車両前後方向で第1固定部25が設けられる端部とは反対側の端部に配置されている。第2固定部26は、設置部21に接続される第2設置部側接続部26Bと、第2クロスメンバ6に接続される第2車体フレーム側接続部26Aと、を有している。第2車体フレーム側接続部26Aは、第1車体フレーム側接続部25Aよりも低い位置、かつ、車幅方向内側の位置に配置されている。
設置部21は、開口部21Aを取り囲むように開口部21Aの外周縁に沿って環状のリブを形成する第1補強部21Bと、第1補強部21Bと連結し、設置部21の上面よりも低い面を形成する底面部21Dと、第1補強部21Bを取り囲むように底面部21Dと設置部21の上面とを連結する第2補強部21Cと、を有している。第1補強部21B、底面部21Dおよび第2補強部21Cは、開口部21Aを取り囲み、設置部21の上面に対して窪む溝部21Gを構成している。本実施例では、開口部21A、第1補強部21Bおよび第2補強部21Cは四角形に形成されている。なお、第1補強部21Bおよび第2補強部21Cは、開口部21Aを取り囲む形態に限定されるものではなく、開口部21Aの車幅方向外側または車両前後方向両側に形成してもよい。例えば、図4に示す四角形の第1補強部21Bの4辺のうち、車両前後方向に延びる一対の短辺、または、車幅方向に延びる一対の短辺を省略してもよい。同様に、四角形の第2補強部21Cの4辺のうち、車両前後方向に延びる一対の短辺、または、車幅方向に延びる一対の短辺を省略してもよい。第2補強部21Cの何れかの一対の短辺を省略する場合、第2補強部21Cは、設置部21における第1補強部21Bの開口部21Aの反対側に形成される。つまり、第2補強部21Cは、開口部21Aを基準として第1補強部21Bよりも外側に形成される。
設置部21に、車両平面視で車両前後方向中央部を車幅方向に通過する第1仮想線VL1を設定し、開口部21Aに、車両平面視で車両前後方向中央部を車幅方向に通過する第2仮想線VL2を設定した場合、第2仮想線VL2が第1仮想線VL1に対して第1固定部25とは反対側の第2固定部26側に位置するように、開口部21Aが、第1固定部25に対して第2固定部26側に偏倚して配置されている。
また、開口部21Aよりも第1固定部25側の底面部21Dの車両前後方向の寸法L5が、開口部21Aよりも第2固定部26側の底面部21Dの車両前後方向の寸法L6よりも小さく設定されている。
次に、車両1の側面衝突後のブラケットの状態について説明する。車両1に側面衝突による外力F(図1参照)が作用した場合、図10、図11に示すように、サイドシル4が大きく車室内部側に入り込むように変形する。
そして、変形したサイドシル4等に押されることにより、ブラケット20には、車幅方向中心側に変位する荷重が作用する。この荷重により、ブラケット20の第1脚部23、第2脚部24には、フロアパネル2に対する第1傾斜部23Bおよび第2傾斜部24Bの傾斜角が大きくなるように折れ曲がる態様で変形が発生する。このため、ブラケット20は、フロアパネル2から僅かに浮き上がった状態で、車幅方向中心側に変位する。
以上説明したように、本実施例では、第1脚部23、第2脚部24は、フロアパネル2に接続される第1締結部23A、第2締結部24Aと、第1締結部23A、第2締結部24Aよりも高くかつ車幅方向外側に位置し、設置部21の車幅方向内側を支持する第1連結部23C、第2連結部24Cと、第1締結部23A、第2締結部24Aと第1連結部23C、第2連結部24Cとを繋ぎ、第1締結部23A、第2締結部24Aから第1連結部23C、第2連結部24Cに向けて上方に傾斜する第1傾斜部23B、第2傾斜部24Bと、を有している。
また、設置部21は、電装部品10の下面と対向する位置に形成される開口部21Aと、開口部21Aの車幅方向外側または車両前後方向両側に形成される第1補強部21Bおよび第2補強部21Cと、第1クロスメンバ5、第2クロスメンバ6に固定される第1固定部25、第2固定部26と、を備えている。そして、第1脚部23は、開口部21Aよりも車両前後方向一方側に配置され、第2脚部24は、開口部21Aよりも車両前後方向他方側に配置されている。
このように、設置部21は、電装部品10の下面と対向する位置に形成される開口部21Aを備えているため、電装部品10で発生する熱を開口部21Aから放出することができ、電装部品10の放熱性を向上させることができる。また、開口部21Aの車幅方向外側または車両前後方向両側に第1補強部21Bおよび第2補強部21Cを設けたことにより、設置部21の剛性を維持することができる。
また、開口部21Aの車幅方向外側または車両前後方向両側に第1補強部21Bを設けたことにより、設置部21の剛性を維持することができる。
具体的には、開口部21Aの車幅方向外側に第1補強部21Bを設けた場合には、ブラケット20に側面衝突による外力Fが作用したときに外力Fに沿った方向に設置部21が変形することを抑制しつつ、第1補強部21Bに沿う方向(車両前後方向)に対する上下方向の変形を抑制することができる。
また、開口部21Aの車両前後方向側に第1補強部21Bを設けた場合には、ブラケット20に側面衝突による外力Fが作用したときに外力Fの一部を第1補強部21Bの車幅方向外側面で受けて、外力Fに沿った方向に設置部21が変形することを抑制しつつ、第1補強部21Bに沿う方向(車幅方向)に対する上下方向の変形を抑制することができる。
このため、開口部21Aを大きくした場合であっても設置部21の剛性を維持および向上でき、設置部21が変形して電装部品10が外れることを抑制できる。
また、設置部21を第1固定部25、第2固定部26を介して車体フレーム(第1クロスメンバ5、第2クロスメンバ6)に固定したことにより、車体が車幅方向から受けた衝撃の一部を第1クロスメンバ5、第2クロスメンバ6側に逃がすことができる。
また、第1脚部23、第2脚部24が第1傾斜部23B、第2傾斜部24Bを有しており、設置部21が第1固定部25、第2固定部26を有しているので、設置面としてのフロアパネル2からブラケット20を浮かせて支持できる。これにより、衝撃によりフロアパネル2が変形した場合であっても、設置部21が移動することを抑制できる。
また、設置部21とフロアパネル2との間に隙間を形成することができるので、電装部品10で発生する熱を開口部21Aから放出することができ、電装部品10の放熱性を一層向上させることができる。
また、第1脚部23、第2脚部24に第1傾斜部23B、第2傾斜部24Bを設けたことにより、車幅方向から衝撃を受けたときに第1脚部23、第2脚部24を変形させることができ、衝撃エネルギーを第1脚部23、第2脚部24の変形エネルギーとして消費および吸収させることができる。このため、電装部品10の移動量を小さくすることができ、電装部品10が移動して他の部品と干渉することを抑制できる。
また、一対の脚部としての第1脚部23、第2脚部24がそれぞれ開口部21Aの前側と後側に配置されるので、車幅方向からの衝撃によって第1脚部23、第2脚部24が設置部21の中心方向へ変形して移動することを抑制できる。
この結果、車両1の側面衝突時に電装部品10を保護でき、電装部品10の放熱性を向上させることができる。
本実施例では、第1補強部21Bは開口部21Aの外周縁に沿って形成され、第2補強部21Cは、開口部21Aに対して第1補強部21Bよりも外側に形成されている。また、第1脚部23は、第1補強部21Bおよび第2補強部21Cよりも車両前後方向外側に配置され、第1固定部25、第2固定部26は、設置部21における第2補強部21Cの外側の部位に接続されている。
これにより、設置部21における第1補強部21Bおよび第2補強部21Cよりも車両前後方向外側の部位に対して第1脚部23からの荷重を作用させることができ、第1脚部23から開口部21Aに荷重が直接作用することを抑制できる。このため、車幅方向からの衝撃により設置部21が変形することを抑制でき、設置部21の変形により電装部品10が設置部21から外れて他の部品と接触することを抑制できる。このため、第1固定部25および第1脚部23を応力の集中により変形させて、設置部21がその形状を維持したまま上方かつ第1脚部23側に変位しやすくなる。
このため、車幅方向からの衝撃を受けたときに、コネクタ部11が配線引出孔2Cに近づきにくくなり、設置部21が配線12と接触して配線12が断線することを抑制でき、電装部品10を保護することができる。
本実施例では、電装部品10は、第1脚部23、第2脚部24側、かつ、車両前後方向でその中心部よりも一方側または他方側に寄せて配置されたコネクタ部11を有し、コネクタ部11は、フロアパネル2に設けられた配線引出孔2Cから引き出された配線12が接続されている。配線引出孔2Cは、設置部21の第1脚部23、第2脚部24側の面よりも車両内側、かつ、車両前後方向で第1脚部23、第2脚部24の間に配置されている。また、コネクタ部11に近い側の第1脚部23の締結孔20Dの位置が、コネクタ部11から遠い第2脚部24の締結孔20Eの位置よりも、車幅方向外側に配置されている。
これにより、側面衝突時にコネクタ部11に近い側の第1脚部23が第2脚部24よりも先に変形を開始するため、設置部21が上方かつ第2脚部24を起点に第1脚部23側に変形するので、相対的に設置部21と配線引出孔2Cとが近づきにくくなる。このため、設置部21が配線12と接触して配線12が断線することを抑制でき、電装部品10を保護することができる。
本実施例では、第1固定部25は車両前後方向の端部に配置されている。また、第1固定部25は、設置部21の車両前後方向の端部の一方に接続される第1設置部側接続部25Bと、第1クロスメンバ5に接続される第1車体フレーム側接続部25Aと、を有している。そして、第1車体フレーム側接続部25Aは、第1設置部側接続部25Bよりも高い位置に配置されている。
このように、第1車体フレーム側接続部25Aを第1設置部側接続部25Bよりも高い位置に配置したことにより、車幅方向から衝撃を受けたときに第1固定部25が捻れるように弾性変形することができる。このため、衝撃エネルギーを第1固定部25の弾性変形のエネルギーとして効率的に消費させて、設置部21が配線引出孔2C側に移動する量を小さくすることができる。
本実施例では、第2固定部26は、車両前後方向で第1固定部25が設けられる端部とは反対側の端部に配置されている。また、第2固定部26は、設置部21に接続される第2設置部側接続部26Bと、第2クロスメンバ6に接続される第2車体フレーム側接続部26Aと、を有する。
これにより、車幅方向からの衝撃エネルギーを第1固定部25と第2固定部26の両方で受けることができるので、衝撃による設置部21の移動量を小さくすることができる。
本実施例では、第2車体フレーム側接続部26Aは、第1車体フレーム側接続部25Aよりも低い位置、かつ、車幅方向内側の位置に配置されている。
これにより、第1固定部25および第2脚部24に応力が集中しやすくなり、設置部21が上方移動および回動しやすくなる。
本実施例では、第2補強部21Cは、第2設置部側接続部26Bを跨いで設置部21から第2固定部26に膨出する膨出部21Fを有する。
これにより、第2固定部26と設置部21との境界である第2設置部側接続部26Bの領域を第2補強部21Cの膨出部21Fによって補強できるので、車幅方向への外力によって第2固定部26が第2設置部側接続部26Bの領域で折れ曲がることを抑制できる。
本実施例では、車幅方向に延びる第1クロスメンバ5に第1固定部25が接続されており、車幅方向に延びる第2クロスメンバ6に第2固定部26が接続されている。また、車両前後方向で第1クロスメンバ5と第2クロスメンバ6との間にブラケット20が配置されている。
このように、ブラケット20を第1クロスメンバ5と第2クロスメンバ6の間に配置したことにより、側面からの衝撃を第1クロスメンバ5と第2クロスメンバ6の両方で受け止めることができ、電装部品10およびブラケット20に伝達される衝撃エネルギーを小さくできる。
本実施例では、設置部21は、開口部21Aを取り囲み設置部21の上面に対して窪む溝部21Gを有し、溝部21Gは、開口部21Aの外周縁に沿って環状のリブを形成する第1補強部21Bと、第1補強部21Bと連結し、設置部21の上面よりも低い面を形成する底面部21Dと、第1補強部21Bを取り囲むように底面部21Dと設置部21の上面とを連結する第2補強部21Cと、からなる。
これにより、溝部21Gを構成する第1補強部21B、底面部21Dおよび第2補強部21Cによって設置部21を補強することができ、開口部21Aが設けられていても設置部21の強度を確保することができる。
また溝部21Gの底面が設置部21よりも低い位置に形成されるので、溝部21Gと設置部21との間の隙間を介して電装部品10で発生する熱を開口部21Aから放出することができ、電装部品10の放熱性を一層向上させることができる。
また、溝部21Gの窪み方向が設置部21のフロアパネル2から浮く方向と反対方向を向いているので、溝部21Gによる窪み量が設置部21の浮き上がり量で相殺されるので、設置部を補強しつつ、設置部21の高さが高くなることを抑制することができる。
ここで、溝部21Gは、溝部の窪み方向を設置部21の設置面がフロアパネル2から浮く方向(上方)に窪ませてもよい。つまり、溝部21Gを設置部21の上面よりも上方に***する***部に置換することによって、設置部21の剛性を高めつつ、設置部21と電装部品との間の隙間から電装部品の熱を放熱させる構成としてもよい。
本実施例では、設置部21に、車両平面視で車両前後方向中央部を車幅方向に通過する第1仮想線VL1を設定し、開口部21Aに、車両平面視で車両前後方向中央部を車幅方向に通過する第2仮想線VL2を設定した場合、第2仮想線VL2が第1仮想線VL1に対して第1固定部25とは反対側の第2固定部26側に位置するように、開口部21Aが、第1固定部25に対して第2固定部26側に偏倚して配置している。
これにより、設置部21のうち車両前後方向で第1固定部25が連結される領域の幅の寸法L4を、第2固定部26が連結される領域の幅の寸法L3よりも大きく設定できる。
つまり、設置部21のうち開口部21Aの車両前側と車両後側の領域において、平坦面の比率を寸法L4の方が寸法L3よりも大きくなるように設定できる。
これにより、車幅方向外側からブラケット20に荷重が作用した際に、設置部21の寸法L4側の領域を寸法L3側の領域よりも容易に変形させやすくでき、寸法L4側に連結する脚部である第1脚部23の上下方向の変形量を大きくすることができる。
なお、第1仮想線VL1は、開口部21Aの車両前後方向中央部を車幅方向に通過する線であるため、第1仮想線VL1から設置部21の各端部までの寸法をL1で表わしている。また、第2仮想線VL2は、設置部21の車両前後方向中央部を車幅方向に通過する線であるため、第2仮想線VL2から開口部21Aの各端部までの寸法をL2で表わしている。
本実施例では、底面部の開口部21Aの第1固定部25側の車両前後方向の寸法L5が、底面部の開口部21Aの第2固定部26側の車両前後方向の寸法L6よりも小さく設定されている。
これにより、寸法L5<寸法L6となるので、設置部21のうち開口部21Aと底面部とを除いた電装部品10が載置される平坦部の領域(寸法L4-寸法L5から求める領域)を、少しでも多く拡大できる。また、寸法L5<寸法L6となるので、第2補強部21Cをより第2固定部26が連結する設置部21の後端縁に近づけることができる。つまり、設置部21の後端縁に第2補強部21Cを近接させて、設置部21の後端縁と第2補強部21Cとでリブ状の形状を形成することができ、車幅方向外側から外力がブラケット20に作用した場合であっても、第2固定部26側の設置部21の領域(後端部)の変形を抑制でき、第2脚部24の上下方向の変形を抑制でき、一方で第1脚部の上下方向の変形を大きくすることができる。
さらに、溝部21Gに、第2固定部26と設置部21との境界(第2設置部側接続部26B)を跨いで第2固定部26側に膨出する膨出部21Fを設けたことにより、第2補強部21Cを境界に隣接させた状態で延出の全長を短縮できる。これにより、第2固定部26が境界付近から過剰に変形することを防止できる。
本実施例では、開口部の車幅方向内側にも第1補強部21Bを設けているので、一層、外力Fに沿った方向に設置部21が変形することを抑制しつつ、第1補強部21Bに沿う方向(車両前後方向)に対する上下方向の変形を抑制することができる。
本実施例では、車幅方向外側の第1補強部21Bよりも外側(車幅方向外側)にも第2補強部21Cを設けているので、外力Fに沿った方向に設置部21が変形することを一層抑制しつつ、第1補強部21Bに沿う方向(車両前後方向)における上下方向の変形を抑制することができる。
本実施例では、車幅方向内側の第1補強部21Bよりも外側(車幅方向内側)にも第2補強部21Cを設けているので、一層、外力Fに沿った方向に設置部21が変形することを抑制しつつ、第1補強部21Bに沿う面における上下方向の変形を抑制することができる。
ここで、本願発明の補強部の構成には、補強部として開口部21Aの車幅方向外側に第1補強部21Bを設ける構成が含まれる。
また、本願発明の補強部の構成には、補強部として開口部21Aの車幅方向両側に第1補強部21Bを設ける構成が含まれる。
また、本願発明の補強部の構成には、開口部21Aの車幅方向外側に第1補強部21Bを設け、第1補強部21Bよりも車幅方向外側に第2補強部21Cを設ける構成が含まれる。
また、本願発明の補強部の構成には、開口部21Aの車幅方向外側に第1補強部21Bを設け、第1補強部21Bよりも車両前後方向外側の一方側またはその両側に第2補強部21Cを設ける構成が含まれる。
また、本願発明の補強部の構成には、開口部21Aの車両前後方向両側に第1補強部21Bを設け、第1補強部21Bよりも車両前後方向外側の一方側または両側に第2補強部21Cを設ける構成が含まれる。
また、本願発明の補強部の構成には、開口部21Aの車両前後方向両側に第1補強部21Bを設け、第1補強部21Bよりも車幅方向外側の一方側または両側に第2補強部21Cを設ける構成が含まれる。
本発明の実施例を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
ここで、本願発明の課題としている側面衝突は、車両の前方側面から衝突する前方衝突および車両の後方側面から衝突する後方衝突を含む。
例えば、電装部品をフロントコンパートメント(エンジンルーム)に配置して、車両の前方側の側面衝突から電装部品を保護する場合、電装部品が設置される設置部と、設置部を車体の設置面に支持する一対の脚部と、を備えるブラケットにおいて、一対の脚部は、設置面に接続される接続部と、接続部よりも高くかつ車両前後方向の前方に位置し、設置部の車両後方を支持する支持部と、接続部と支持部とを繋ぎ、接続部から支持部に向けて上方に傾斜する傾斜部と、を有し、設置部は、電装部品の下面と対向する位置に形成される開口部と、前記開口部の車両前後方向の前方側または車幅方向両側に形成される補強部と、車体の車体フレームに固定される固定部と、を備え、一対の脚部の一方は、開口部よりも車幅方向の一方側に配置され、一対の脚部の他方は、開口部よりも車幅方向の他方側に配置すればよい。
例えば、電装部品を車両後方の荷室に配置して車両後方側の側面衝突から電装部品を保護する場合、電装部品が設置される設置部と、設置部を車体の設置面に支持する一対の脚部と、を備えるブラケットにおいて、一対の脚部は、設置面に接続される接続部と、接続部よりも高くかつ車両前後方向の後方に位置し、設置部の車両前方を支持する支持部と、接続部と支持部とを繋ぎ、接続部から支持部に向けて上方に傾斜する傾斜部と、を有し、設置部は、電装部品の下面と対向する位置に形成される開口部と、前記開口部の車両前後方向の後方側または車幅方向両側に形成される補強部と、車体の車体フレームに固定される固定部と、を備え、一対の脚部の一方は、開口部よりも車幅方向の一方側に配置され、一対の脚部の他方は、開口部よりも車幅方向の他方側に配置すればよい。
一例としては、図4に示すブラケット20の向きを水平方向に90度ずらして配置すればよい。すなわち、前方衝突から電装部品を保護する場合、一対の脚部が車両後方を向くようにブラケットをフロントコンパートメントに配置し、後方衝突から電装部品を保護する場合、一対の脚部が車両前方を向くように車両後方の荷室に配置すればよい。
これらの場合、ブラケットの設置面は、フロアパネルではなく剛性または堅牢性の高い他の車載部品(例えばバッテリケース)の上面を設置面としてもよい。ブラケットの固定部も、クロスメンバではなく、剛性または堅牢性が高い他の電装部品や車体フレームとしてもよい。
1...車両、2...フロアパネル(設置面)、2A...第1メンバ部、2B...第2メンバ部、2C...配線引出孔、2D...中心、3...トンネル部、4...サイドシル、5...第1クロスメンバ(車体フレーム)、6...第2クロスメンバ(車体フレーム)、7...補強板、10...電装部品、11...コネクタ部、12...配線、20...ブラケット、21...設置部、21A...開口部、21B...第1補強部(補強部)、21C...第2補強部(補強部)、21G...溝部、23...第1脚部(脚部)、23A...第1締結部(接続部)、23B...第1傾斜部(傾斜部)、23C...第1連結部(支持部)、24...第2脚部(脚部)、24A...第2締結部(接続部)、24B...第2傾斜部(傾斜部)、24C...第2連結部(支持部)、25...第1固定部(固定部)、25A...第1車体フレーム側接続部、25B...第1設置部側接続部、26...第2固定部(固定部)、26A...第2車体フレーム側接続部、26B...第2設置部側接続部、27...切欠き部、VL1...第1仮想線、VL2...第2仮想線

Claims (10)

  1. 電装部品が設置される設置部と、前記設置部を車体の設置面に支持する一対の脚部と、を備えるブラケットであって、
    前記一対の脚部は、
    前記設置面に接続される接続部と、
    前記接続部よりも高くかつ車幅方向外側に位置し、前記設置部の車幅方向内側を支持する支持部と、
    前記接続部と前記支持部とを繋ぎ、前記接続部から前記支持部に向けて上方に傾斜する傾斜部と、を有し、
    前記設置部は、
    前記電装部品の下面と対向する位置に形成される開口部と、
    前記開口部の車幅方向外側または車両前後方向両側に形成される補強部と、
    前記車体の車体フレームに固定される固定部と、を備え、
    前記一対の脚部の一方は、前記開口部よりも車両前後方向一方側に配置され、
    前記一対の脚部の他方は、前記開口部よりも車両前後方向他方側に配置され、
    前記補強部は、前記開口部の外周縁に沿って形成される第1補強部と、前記開口部に対して前記第1補強部よりも外側に形成される第2補強部と、を有し、
    前記一対の脚部の一方は、前記第1補強部および前記第2補強部よりも車両前後方向外側に配置され、
    前記固定部は、前記設置部における前記第2補強部の外側の部位に接続されていることを特徴とするブラケット。
  2. 前記電装部品は、前記一対の脚部側、かつ、車両前後方向でその中心部よりも一方側または他方側に寄せて配置されたコネクタ部を有し、
    前記コネクタ部は、前記設置面に設けられた配線引出孔から引き出された配線が接続され、
    前記配線引出孔は、前記設置部の前記一対の脚部側の面よりも車両内側、かつ、車両前後方向で前記一対の脚部の間に配置され、
    前記一対の脚部のうち前記コネクタ部に近い側の脚部の前記接続部の位置が、前記一対の脚部のうち前記コネクタ部から遠い側の脚部の前記接続部の位置よりも、前記車幅方向外側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のブラケット。
  3. 前記固定部は、車両前後方向の端部に第1固定部を有し、
    前記第1固定部は、
    前記設置部の車両前後方向の端部の一方に接続される第1設置部側接続部と、
    前記車体フレームに接続される第1車体フレーム側接続部と、を有し、
    前記第1車体フレーム側接続部は、前記第1設置部側接続部よりも高い位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のブラケット。
  4. 前記固定部は、車両前後方向で前記第1固定部が設けられる端部とは反対側の端部に第2固定部を有し、
    前記第2固定部は、
    前記設置部に接続される第2設置部側接続部と、
    前記車体フレームに接続される第2車体フレーム側接続部と、を有することを特徴とする請求項3に記載のブラケット。
  5. 前記第2車体フレーム側接続部は、前記第1車体フレーム側接続部よりも低い位置、かつ、車幅方向内側の位置に配置されていることを特徴とする請求項4に記載のブラケット。
  6. 前記第2補強部は、前記第2設置部側接続部を跨いで前記設置部から前記第2固定部に膨出する膨出部を有することを特徴とする請求項5に記載のブラケット。
  7. 前記第1固定部が接続される前記車体フレームは、車幅方向に延びる第1クロスメンバからなり、
    前記第2固定部が接続される前記車体フレームは、車幅方向に延びる第2クロスメンバからなり、
    車両前後方向で前記第1クロスメンバと前記第2クロスメンバとの間に前記ブラケットが配置されていることを特徴とする請求項6に記載のブラケット。
  8. 前記設置部は、前記開口部を取り囲み前記設置部の上面に対して窪む溝部を有し、
    前記溝部は、
    前記開口部の外周縁に沿って環状のリブを形成する前記第1補強部と、
    前記第1補強部と連結し、前記設置部の上面よりも低い面を形成する底面部と、
    前記第1補強部を取り囲むように前記底面部と前記設置部の上面とを連結する前記第2補強部と、からなることを特徴とする請求項4から請求項7の何れか1項に記載のブラケット。
  9. 前記設置部に、車両平面視で車両前後方向中央部を車幅方向に通過する第1仮想線を設定し、
    前記開口部に、車両平面視で車両前後方向中央部を車幅方向に通過する第2仮想線を設定し、
    前記第2仮想線が前記第1仮想線に対して前記第1固定部とは反対側の前記第2固定部側に位置するように、前記開口部を、前記第1固定部に対して前記第2固定部側に偏倚して配置したことを特徴とする請求項7に記載のブラケット。
  10. 前記開口部より前記第1固定部側の前記底面部の車両前後方向の寸法が、前記開口部より前記第2固定部側の前記底面部の車両前後方向の寸法よりも小さいことを特徴とする請求項8に記載のブラケット。
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