JP7354559B2 - 流体吹出装置 - Google Patents

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Description

本開示は、流体を吹き出す流体吹出装置に関する。
従来、自動車用レジスタとして、左右の風向を調整するためのルーバと、複数枚のフィンとで構成されるバレルを備え、バレルの両側面に送風ケースに設けられたピン穴に回動自在に挿入されるピンが設けられているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この自動車用レジスタは、バレル全体を上下に回動させることで、上下の風向を調整可能になっている。
特開平7-247167号公報
ところで、自動車用レジスタ等の空気吹出装置は、例えば、前席側だけでなく後席側にも空調感を付与するために、吹き出す気流の到達距離を長くすることが望ましい場面がある。
しかしながら、特許文献1の如く、気流の向きを調整する機能を有する場合、気流の向きの調整時に吹き出す気流の到達距離が短くなりがちである。このような課題は、自動車用レジスタに限らず、流体を吹き出す他の流体吹出装置においても生じ得る。
本開示は、流体の向きの調整時においても吹き出す流体の到達距離を長くすることが可能な流体吹出装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、流体吹出装置における流体の到達距離を長くするために鋭意検討した。この結果、流体吹出装置から流体が吹き出された際に、当該流体の速度勾配によって横渦が生じ、横渦による主流の拡散や、横渦によって装置外部の外部流体が流体吹出装置から吹き出した流体に引き込まれることで、流体の到達距離が短くなり易いことが判った。
本開示は、上記の知見に基づいて案出された発明に関するものである。すなわち、請求項1、2、7、11、12に記載の発明は、流体を吹き出す流体吹出装置であって、
流体の流通路(100)を形成するとともに、流通路の下流側の端部に開口部(101)が設けられたダクト部(10)と、
流通路に収容されて開口部側から吹き出される流体の向きを調整するグリル部(20)と、を備え、
グリル部は、流通路に回動可能に配置される少なくとも1枚の調整フィン(22、24、26)を有するとともに、流通路を流通する流体の一部を副流として開口部側に導く副流路(230、245、247、250)が設けられており、
副流路は、副流路から吹き出される副流の向きが、流通路を流通する流体の向きと揃うように少なくとも1枚の調整フィンに併設されている。
これによると、調整フィンに副流路が併設されているので、流体吹出装置は、副流路から吹き出される副流が、流通路を流れる主流と並走するように流れる構造となる。このような構造では、副流によって主流に形成される横渦の発達が抑えられることで、主流の拡散や装置外部の外部流体が主流に引き込まれることを抑制可能となる。加えて、調整フィンによって開口部側から吹き出す流体の向きを調整すると、副流の向きが流通路を流れる流体の向きと揃うので、開口部側から吹き出す流体の向きを調整したとしても、吹き出す流体の到達距離を長くすることができる。
請求項1に記載の発明は、
副流路は、少なくとも調整フィンとダクト部の内壁面との間に設けられており、
グリル部は、
流通路を流通する流体の一部を主流として開口部側に導く主流路(210)を形成する筒状の主枠体(21)と、
副流路(230)を形成する少なくとも1つの副枠体(23)と、を含んで構成されており、
調整フィンは、主枠体の内側に配置されるとともに、主枠体に対して回動可能に支持され、
調整フィンのうち調整フィンの長手方向の中央部よりも主枠体に近い部位を外側部位(220a、220b)としたとき、
副枠体は、副流路から吹き出される副流の向きが主流路から吹き出される主流の向きと揃うように、調整フィンの前記外側部位に設けられている。
これによると、調整フィンの外側部位に副流路を形成する副枠体が設けられているので、流体吹出装置は、副流路から吹き出される副流が、主流路から吹き出される主流のうち外側に流れるものと並走するように流れる構造になる。このような構造では、副流によって主流に形成される横渦の発達が抑えられることで、主流の拡散や装置外部の外部流体が主流に引き込まれることを抑制可能となる。加えて、開口部側から吹き出す流体の向きの調整時に、副流の向きが主流路の向きと揃うように変化する構成になっているので、開口部側から吹き出す流体の向きを調整したとしても、主流の到達距離を長くすることができる。したがって、流体の向きの調整時においても吹き出す流体の到達距離を長くすることが可能となる。
請求項2に記載の発明は、
グリル部は、
流通路を流通する流体の一部を主流として開口部側に導く主流路(210)を形成する筒状の主枠体(21)と、
副流路(230)を形成する少なくとも1つの副枠体(23)と、を含んで構成されており、
調整フィンは、主枠体の内側に配置されるとともに、主枠体に対して回動可能に支持され、
調整フィンのうち調整フィンの長手方向の中央部よりも主枠体に近い部位を外側部位(220a、220b)としたとき、
副枠体は、副流路から吹き出される副流の向きが主流路から吹き出される主流の向きと揃うように、調整フィンの外側部位に設けられており、
副枠体は、主枠体における調整フィンの長手方向の端部に対向する部位を含む対向壁部(213a、214a)を覆う形状を有しており、
副流路は、副枠体の内側壁部および対向壁部によって形成されている。
請求項7に記載の発明は、
副流路は、少なくとも調整フィンとダクト部の内壁面との間に設けられており、
グリル部は、副流路を形成する少なくとも1つの副枠体(23、25)を含んでおり、
副枠体は、副流路から吹き出される副流の向きが流通路から吹き出される主流の向きと揃うように、調整フィンに設けられている。
請求項11に記載の発明は、
副流路は、少なくとも調整フィンとダクト部の内壁面との間に設けられており、
副流路は、調整フィンの表面に設けられた少なくとも1つの溝部(244)によって形成されている。
請求項12に記載の発明は、
副流路は、少なくとも調整フィンとダクト部の内壁面との間に設けられており、
副流路は、調整フィンに設けられた貫通穴(246)によって形成されている。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態に係る流体吹出装置の模式的な斜視図である。 第1実施形態に係る流体吹出装置のダクト部の模式的な斜視図である。 第1実施形態に係る流体吹出装置のグリル部の模式的な斜視図である。 第1実施形態に係る流体吹出装置のグリル部の内部を示す模式的な断面図である。 図4のV-V断面図である。 第1実施形態に係る流体吹出装置の調整フィンの模式的な斜視図である。 図5のVII-VII断面図である。 第1実施形態に係る流体吹出装置のグリル部から吹き出される主流および副流との関係を説明するための説明図である。 第1実施形態の比較例となる流体吹出装置のグリル部から吹き出された気流の状態を説明するための説明図である。 第1実施形態に係る流体吹出装置のグリル部から吹き出された気流の状態を説明するための説明図である。 第2実施形態に係る流体吹出装置のグリル部の内部を示す模式的な断面図である。 第2実施形態に係る流体吹出装置の調整フィンの模式的な斜視図である。 第3実施形態に係る流体吹出装置の模式的な斜視図である。 第3実施形態に係る流体吹出装置のグリル部の内部を示す模式的な断面図である。 第4実施形態に係る流体吹出装置のグリル部の内部を示す模式的な断面図である。 第4実施形態に係る流体吹出装置の調整フィンの模式的な斜視図である。 第5実施形態に係る流体吹出装置のグリル部の内部を示す模式的な断面図である。 第5実施形態に係る流体吹出装置の調整フィンの模式的な斜視図である。 第6実施形態に係る流体吹出装置の模式的な斜視図である。 第6実施形態に係る流体吹出装置の模式的な断面図である。 第6実施形態に係る流体吹出装置のグリル部の模式的な斜視図である。 第6実施形態に係る流体吹出装置のグリル部から吹き出される主流および副流との関係を説明するための説明図である。 第6実施形態に係る流体吹出装置に用いられる第1横フィンの第1変形例を示す模式的な斜視図である。 第6実施形態に係る流体吹出装置に用いられる第1横フィンの第2変形例を示す模式的な斜視図である。 第7実施形態に係る流体吹出装置の模式的な斜視図である。 第7実施形態に係る流体吹出装置の模式的な断面図である。 第8実施形態に係る流体吹出装置に用いられる第1横フィンを示す模式的な斜視図である。 第8実施形態に係る流体吹出装置のグリル部から吹き出される主流および副流との関係を説明するための説明図である。 第8実施形態に係る流体吹出装置に用いられる第1横フィンの変形例を示す模式的な斜視図である。 第9実施形態に係る流体吹出装置に用いられる第1横フィンを示す模式的な斜視図である。 第9実施形態に係る流体吹出装置に用いられる第1横フィンの変形例を示す模式的な斜視図である。 第10実施形態に係る流体吹出装置に用いられる第1横フィンを示す模式的な斜視図である。 第10実施形態に係る流体吹出装置のグリル部から吹き出される主流および副流との関係を説明するための説明図である。 第10実施形態に係る流体吹出装置に用いられる第1横フィンの変形例を示す模式的な斜視図である。 第11実施形態に係る流体吹出装置の模式的な斜視図である。 第11実施形態に係る流体吹出装置の変形例を示す模式的な断面図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態において、先行する実施形態で説明した事項と同一もしくは均等である部分には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する場合がある。また、実施形態において、構成要素の一部だけを説明している場合、構成要素の他の部分に関しては、先行する実施形態において説明した構成要素を適用することができる。以下の実施形態は、特に組み合わせに支障が生じない範囲であれば、特に明示していない場合であっても、各実施形態同士を部分的に組み合わせることができる。
(第1実施形態)
本実施形態について、図1~図10を参照して説明する。本実施形態では、本開示の流体吹出装置1を、車室内を空調する空調ユニットACUの空気吹出装置に適用した例について説明する。空調ユニットACUは、車室内の最前部に設けられたインストルメントパネルの内側に配置される。そして、空調ユニットACUの空気吹出装置は、インストルメントパネルやその内側に設置される。
図1に示す流体吹出装置1は、空調ユニットACUにて温度調整された空調風を車室内へ吹き出す装置である。流体吹出装置1は、ダクト部10、車室内へ吹き出す気流の向きを調整するためのグリル部20を含んで構成されている。なお、図中において矢印で示すDRud、DRfr、DRwは、車両搭載時の上下方向、前後方向、左右方向を示している。
図1および図2に示すように、ダクト部10は、略角筒状の筒状部材で構成されており、その内部に空調風の流通路100が形成されている。そして、ダクト部10には、流通路100の下流側の端部に開口部101が設けられている。ダクト部10は、その内部に形成される流通路100のうち、開口部101に近接する位置にグリル部20が収容されている。
ダクト部10は、その内部の流通路100に対して温度または湿度が調整された空気が流体として導入されるように、空調ダクトDを介して空調ユニットACUに接続されている。本実施形態では、空調ユニットACUが、ダクト部10に導入される空気の温度または湿度を調整する調整機器を構成している。ダクト部10の開口部101は、開口の縦幅が横幅よりも小さい偏平な開口形状になっている。
グリル部20は、ダクト部10の内側の流通路100に収容されて、開口部101側から吹き出す気流の向きを調整するものである。図3に示すように、グリル部20は、主枠体21、主枠体21の内側において上下方向DRudに沿って延びる複数枚の調整フィン22、副枠体23を含んで構成されている。
主枠体21は、流通路100を流通する気流の一部を主流として開口部101側に導く主流路210を形成するものである。主枠体21は、ダクト部10の内側に収容可能な略角筒状の筒状部材で構成されている。換言すれば、主枠体21は、ダクト部10の内側に嵌め込むことが可能な外形状を有している。
具体的には、主枠体21は、上下方向DRudに沿って延びる左枠部211および右枠部212と、左枠部211および右枠部212の両端側に位置して左枠部211および右枠部212の双方に連なる上枠部213および下枠部214とを含んでいる。主枠体21は、その内側に矩形状の流路が形成されるように、上枠部213および下枠部214が左枠部211および右枠部212よりも長い寸法を有している。
左枠部211および右枠部212は調整フィン22の長手方向に沿って延びている。本実施形態では、左枠部211および右枠部212が調整フィン22の長手方向(本例では、上下方向DRud)に沿って延びる一対の縦枠部を構成している。
上枠部213および下枠部214は調整フィン22の長手方向の両端側に位置し、調整フィン22の厚み方向(本例では、左右方向DRw)に沿って延びている。本実施形態では、上枠部213および下枠部214が調整フィン22の長手方向の両端側において左枠部211および右枠部212の双方に連なる一対の横枠部を構成している。
図4および図5に示すように、上枠部213および下枠部214には、調整フィン22の長手方向の端部に対向する部位を含む対向壁部213a、214aに、後述する調整フィン22の回動ピン222を嵌め込むための嵌合溝213b、214bが形成されている。
複数枚の調整フィン22は、開口部101側から吹き出す気流の風向を調整する風向調整部材である。具体的には、グリル部20には、5枚の調整フィン22が配置されている。なお、グリル部20に配置される調整フィン22の枚数は、5枚に限定されるものではなく、5枚未満または6枚以上配置されていてもよい。すなわち、グリル部20には、少なくとも1枚の調整フィン22が配置されていればよい。
複数枚の調整フィン22は、流通路100に回動可能に配置されている。本実施形態の複数枚の調整フィン22は、気流の向きを左右方向DRwに調整可能なように、長手方向の端部が主枠体21の上枠部213および下枠部214に対して回動可能に支持されている。
ここで、本実施形態では、調整フィン22のうち調整フィン22の長手方向の中央部よりも上枠部213の近くに位置する部位を第1外側部位220aとし、下枠部214の近くに位置する部位を第2外側部位220bとする。また、本実施形態では、調整フィン22のうち主枠体21よりも長手方向の中央部の近くに位置する部位を内側部位220cとする。
図6に示すように、調整フィン22は、上下方向DRudに沿って延びる板状部221、板状部221の長手方向の両端部に設けられた回動ピン222を備えている。回動ピン222は、主枠体21の嵌合溝213b、214bに嵌め込むことが可能な大きさを有している。
調整フィン22は、回動ピン222が主枠体21の嵌合溝213b、214bに嵌合されることで、図7に示すように、回動ピン222を中心として回動可能になっている。図示しないが、複数枚の調整フィン22の回動ピン222は、互いに連動して回転するように連結部材によって連結されている。この連結部材には、図示しないアクチュエータが接続されている。このアクチュエータによって複数枚の調整フィン22が駆動される。
副枠体23は、流通路100を流通する気流のうち、主流路210に流れる気流を除く残りの気流を副流として開口部101側に導く副流路230を形成するものである。
図5、図6に示すように、副枠体23は、副流路230から吹き出される副流の向きが主流路210から吹き出される主流の向きと揃うように、調整フィン22に対して一体に設けられている。すなわち、副枠体23は、副流路230から吹き出される副流の向きが主流路210から吹き出される主流の向きと同期して変化するように構成されている。
副枠体23は、筒状に構成されている。そして、副流路230は、副枠体23の内側壁部231によって形成されている。本実施形態の副枠体23は、副流路230の流路断面積が略一定となるように構成されている。
副枠体23は、主流路210の一部と副流路230とが主枠体21の周方向において互いに重なり合うように調整フィン22に対して設けられている。すなわち、隣り合う調整フィン22は、副枠体23同士の間に主流路210の一部が形成されるように主枠体21に対して配置されている。
副枠体23は、主流路210における主枠体21に近い外側領域と主枠体21の周方向において並ぶように、調整フィン22における第1外側部位220aおよび第2外側部位220bそれぞれに対して設けられている。より具体的には、副枠体23は、調整フィン22を構成する板状部221の長手方向の両端部に設けられている。これにより、調整フィン22とダクト部10の内壁面との間に副流路230が設定される。そして、副流がダクト部10の内壁面に沿って流れる主流と並走するように流れる。
次に、流体吹出装置1の作動について図8~図10を参照して説明する。空調ユニットACUが作動すると、空調ユニットACUで温度または湿度が調整された空調風が空調ダクトDを介して流体吹出装置1に流入する。流体吹出装置1に流入した空調風は、ダクト部10の流通路100を流れた後、その一部が主流路210に流れ、残りが副流路230に流れる。そして、図8に示すように、主流路210および副流路230を流れる空調風が車室内へ吹き出される。
ここで、図9は、本実施形態の比較例となる流体吹出装置CEから吹き出された気流の状態を説明するための説明図である。比較例となる流体吹出装置CEは、グリル部20に対して副流路230が設けられていない点が本実施形態の流体吹出装置1と異なっている。なお、説明が理解し易くなるように、図9では、比較例となる流体吹出装置CEにおける本実施形態の流体吹出装置1と同じ機能を発揮する部材に対して本実施形態の流体吹出装置1と同一の参照符号を付している。
図9に示すように、比較例となる流体吹出装置CEでは、主流路210から主流が吹き出されると、主流路210の出口下流において、主流路210からの気流とその周囲で静止した空気との速度差に起因して無数の横渦Vtが発生する。この横渦Vtによって主流が拡散されるとともに、装置外部で静止した空気(すなわち、外部流体)が主流に引き込まれることで、主流の到達距離が短くなる。そして、横渦Vt同士が合成されるとより大きな横渦Vtに発達するため、主流の到達距離がさらに短くなる。また、主流に対して装置外部で静止した空気が引き込まれると、主流の温度または湿度が変化する。このため、適切な温度または湿度に調整された気流が所望の空間に到達し難くなる。なお、横渦は、渦の中心軸である渦軸が主流の流れ方向に略直交する渦である。
これに対して、本実施形態の流体吹出装置1は、図10に示すように、主流路210から吹き出される主流とともに、副流路230から吹き出される副流が、主流路210の外側領域から吹き出される主流と並走するように流れる。
これによると、主流に形成される横渦Vtが副流によって乱され、横渦Vtの発達が抑えられる。これにより、主流の拡散や装置外部で静止した空気(すなわち、外部流体)が主流に引き込まれることが抑制されるので、主流の到達距離を長くすることができる。また、横渦Vtの発達が抑制されると、主流に対して装置外部で静止した空気が引き込まれ難くなるので、適切な温度または湿度に調整された気流が所望の空間に到達し易くなる。
また、本実施形態の流体吹出装置1は、副流路230が調整フィン22に対して設けられた副枠体23によって形成されており、副流路230から吹き出される副流の向きと主流路210から吹き出される主流の向きとが同期して変化する。
以上説明した流体吹出装置1は、副流路230から吹き出される副流が、主流路210から吹き出される主流のうち外側に流れるものと並走するように流れる構造になっている。このような構造では、副流によって主流に形成される横渦Vtの発達が抑えられることで、主流の拡散や装置外部の外部流体が主流に引き込まれることを抑制可能となる。この結果、主流の到達距離を長くすることができる。
加えて、流体吹出装置1は、開口部101側から吹き出す気流の向きの調整時に、副流の向きが主流の向きと揃うように変化する構成になっている。これによると、開口部101側から吹き出す流体の向きを調整したとしても、副流によって主流の周囲に生ずる横渦Vtの発達を抑えることができるので、主流の到達距離を長くすることができる。
特に、流体吹出装置1は、調整フィン22の長手方向の両側に副流路230を形成する副枠体23が設けられている。これによると、主流における調整フィン22の両側付近に形成される横渦Vtの発達を抑えることができる。
具体的には、副枠体23は、主流路210の一部と副流路230とが主枠体21の周方向において互いに重なり合うように調整フィン22に対して設けられている。これによると、副流路230から吹き出される副流が、主流路210から吹き出される主流のうち外側に流れるものと並走するように流れ易くなるので、主流における外側付近に形成される横渦の発達をより一層抑えることができる。
また、副枠体23は、調整フィン22の板状部221の長手方向の端部に設けられている。これにより、副流路230から吹き出される副流が、主流路210から吹き出される主流のうち外側に流れるものと並走するように流れ易くなるので、主流における調整フィン22の両側付近に形成される横渦Vtの発達をより一層抑えることができる。
さらに、副枠体23は、筒状に構成されており、副流路230が副枠体23の内側壁部231によって形成されている。このように、筒状の副枠体23の内側壁部231によって副流路230を形成すれば、主流路210を有する流体吹出装置1に対して、簡易に副流路230を追加することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について、図11、図12を参照して説明する。本実施形態では、副流路230の流路形状が第1実施形態と相違している。本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について主に説明し、第1実施形態と同様の部分について説明を省略することがある。
ダクト部10内側の流通路100は、壁面損失によって壁面付近の気流の流速が、壁面から離れた位置に比べて小さくなる傾向がある。このため、単に、流通路100を形成する壁面に近接する調整フィン22の各外側部位220a、220bに副枠体23を設けると、副流路230を流れる流体の流量が充分でなくなることが懸念される。
そこで、副枠体23は、図11および図12に示すように、副流路230の空気流れ下流側に比べて副流流れ上流側の方が副流路230の流路断面積が大きくなるように構成されている。
具体的には、副枠体23は、副流流れ上流側の端部の開口の上下寸法L1が副流流れ下流側の端部の開口の上下寸法L2に比べて大きくなっている。換言すれば、副枠体23は、調整フィン22の板状部221の長手方向における寸法が、副流流れ下流側に比べて上流側の方が大きくなっている。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。本実施形態の流体吹出装置1は、第1実施形態と共通の構成を備えている。このため、第1実施形態の構成で奏される作用効果を第1実施形態と同様に得ることができる。このことは、以降の実施形態においても同様である。
特に、本実施形態の流体吹出装置1は、副流流れ下流側に比べて上流側の方が副流路230の流路断面積が大きくなっている。これによると、流通路100から副流路230に気流が流れ易くなるので、副流路230に流れる気流の流量を充分に確保することができる。この結果、副流によって主流に形成される横渦Vtの発達を充分に抑制することができる。
(第2実施形態の変形例)
上述の第2実施形態では、副枠体23における板状部221の長手方向における寸法を副流流れの上流側と下流側とで変更することで、副流路230における流路断面積を変化させる例について説明したが、これに限定されない。
副枠体23は、例えば、板状部221の長手方向に直交する方向の寸法を副流流れの上流側と下流側とで変更することで、副流路230における流路断面積を変化させる構成になっていてもよい。但し、隣り合う調整フィン22に設けられた副枠体23同士が近づきすぎると、隣り合う副流路230から吹き出される副流が互いに干渉してしまう虞がある。このため、隣り合う調整フィン22に設けられた副枠体23同士が近づきすぎないように調整フィン22の間隔を設定することが望ましい。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について、図13、図14を参照して説明する。本実施形態では、グリル部20が気流の向きを左右方向DRwだけでなく上下方向DRudにも調整可能に構成されている点が第1実施形態と相違している。本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について主に説明し、第1実施形態と同様の部分について説明を省略することがある。
グリル部20は、主枠体21がダクト部10に対して回動可能に支持されている。すなわち、主枠体21は、調整フィン22の長手方向に沿って延びる左枠部211および右枠部212がダクト部10に対して回動可能に支持されている。
具体的には、左枠部211および右枠部212には、ダクト部10側に向かって突き出る回動ピン211a、212aが設けられている。そして、ダクト部10には、左枠部211および右枠部212に対向する一対の側壁部11、12に主枠体21の回動ピン211a、212aを嵌め込むための嵌合部111、121が形成されている。
主枠体21は、回動ピン211a、212aがダクト部10の嵌合部111、121に嵌合されることで、図14に示すように、回動ピン211a、212aを中心として回動可能になっている。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。本実施形態の流体吹出装置1は、グリル部20の主枠体21がダクト部10に対して回動可能に支持されている。これによると、調整フィン22の回動による気流の向きの調整に加えて、主枠体21をダクト部10に対して回動させることで気流の向きを調整することができるので、開口部101側から吹き出す気流の向きの調整の自由度を向上させることができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について、図15、図16を参照して説明する。本実施形態では、副枠体23が設けられている位置が第1実施形態と相違している。本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について主に説明し、第1実施形態と同様の部分について説明を省略することがある。
図15および図16に示すように、副枠体23は、筒状に構成されており、板状部221の板面の両側に設けられている。具体的には、副枠体23は、調整フィン22の第1外側部位220aおよび第2外側部位220bを構成する板状部221の板面の両側に設けられている。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。本実施形態の流体吹出装置1は、副枠体23が調整フィン22の板状部221の板面の両側に設けられている。これによると、副流路230から吹き出される副流が、主流路210から吹き出される主流のうち外側に流れるものと並走するように流れ易くなるので、主流における外側付近に形成される横渦Vtの発達をより一層抑えることができる。
(第4実施形態の変形例)
上述の第4実施形態では、副枠体23が板状部221の板面の両側に当接した状態で配置される例について説明したが、これに限定されない。隣り合う調整フィン22に設けられた副枠体23同士が近づきすぎると、隣り合う副流路230から吹き出される副流が互いに干渉してしまう虞がある。このため、例えば、副枠体23が板状部221の板面から離間するように、副枠体23と板状部221とが連結部を介して接続される構成になっていてもよい。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態について、図17、図18を参照して説明する。本実施形態では、副枠体23の形状が第1実施形態と相違している。本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について主に説明し、第1実施形態と同様の部分について説明を省略することがある。
図17、図18に示すように、副枠体23は、主枠体21における調整フィン22の長手方向の端部に対向する部位を含む対向壁部213a、214aを覆う形状を有している。そして、副流路230は、副枠体23の内側壁部231および主枠体21の対向壁部213a、214aによって形成されている。具体的には、副枠体23は、L字形状を有し、板状部221の板面の両側に設けられている。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。本実施形態の流体吹出装置1は、副流路230が副枠体23の内側壁部231および主枠体21の対向壁部213a、214aによって形成されている。これによると、副流路230から吹き出される副流が、主流路210から吹き出される主流のうち外側に流れるものと並走するように流れ易くなるので、主流における外側付近に形成される横渦Vtの発達をより一層抑えることができる。
(第5実施形態の変形例)
第5実施形態では、副枠体23が板状部221の板面の両側に設けられている例について説明したが、これに限定されない。副枠体23は、板状部221の端部または板状部221の板面の片側に設けられていてもよい。また、副枠体23は、L字形状のものに限らず、例えば、直線状に延びる形状や円弧状に湾曲した形状になっていてもよい。
(第6実施形態)
次に、第6実施形態について、図19~図22を参照して説明する。本実施形態では、グリル部20が横フィン24および縦フィン26を含んで構成されている点が第1実施形態と相違している。本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について主に説明し、第1実施形態と同様の部分について説明を省略することがある。
図19および図20に示すように、グリル部20は、ダクト部10の内側において左右方向DRwに沿って延びる複数枚の横フィン24、上下方向DRudに沿って延びる複数枚の縦フィン26、複数の副枠体25を含んで構成されている。本実施形態では、横フィン24および縦フィン26が開口部101側から吹き出す気流の向きを調整する調整フィンを構成している。
横フィン24は、開口部101側から吹き出す気流の向きを上下に変化させるものである。横フィン24は、ダクト部10の内側のうち、開口部101に近接する位置に配置されている。
本実施形態のグリル部20は、3枚の横フィン24を有している。3枚の横フィン24は、ダクト部10の左壁部102および右壁部103に対して回動可能に支持されている。なお、横フィン24の数は、3枚に限定されるものではなく、3枚未満または4枚以上配置されていてもよい。すなわち、グリル部20には、少なくとも1枚の横フィン24が配置されていればよい。
3枚の横フィン24は、ダクト部10の上壁部104に対向する第1横フィン241、ダクト部10の下壁部105に対向する第2横フィン242、第1横フィン241と第2横フィン242との間に配置される第3横フィン243で構成されている。各横フィン241、242、243は、各横フィン241、242、243の長手方向(本例では左右方向DRw)の端部がダクト部10の左壁部102および右壁部103に対して回動可能に支持されている。
各横フィン241、242、243は、左右方向DRwに沿って延びる平板状の板状部241a、242a、243a、および当該板状部241a、242a、243aの長手方向の端部に設けられた回動ピン241b、242b、243bを備えている。図示しないが、回動ピン241b、242b、243bは、ダクト部10の左壁部102および右壁部103に形成された嵌合溝に嵌め込むことが可能な大きさになっている。また、各横フィン241、242、243は、互いに連動して姿勢が変化するように連結部材によって連結されている。この連結部材には、図示しないアクチュエータが接続されている。このアクチュエータによって各横フィン241、242、243が駆動される。
縦フィン26は、開口部101側から吹き出す気流の向きを左右に変化させるものである。縦フィン26は、横フィン24と干渉しないように、ダクト部10の内側のうち、横フィン24の上流側となる位置に配置されている。
本実施形態のグリル部20には、少なくとも1枚の縦フィン26が配置されている。縦フィン26は、長手方向(本例では上下方向DRud)の端部がダクト部10の上壁部104および下壁部105に対して回動可能に支持されている。
縦フィン26は、上下方向DRudに沿って延びる平板状の板状部261、および当該板状部261の長手方向の端部に設けられた回動ピン262を備えている。図示しないが、回動ピン262は、ダクト部10の上壁部104および下壁部105に形成された嵌合溝に嵌め込むことが可能な大きさになっている。縦フィン26には、図示しないアクチュエータが接続されている。このアクチュエータによって縦フィン26が駆動される。
ここで、グリル部20は、横フィン24および縦フィン26が、それぞれ別個に回動可能になっている。これにより、開口部101側から吹き出す気流の向きを自由に調整することが可能になっている。
副枠体25は、流通路100を流通する気流の一部を副流として開口部101側に導く副流路250を形成するものである。副枠体25は、筒状に構成されている。そして、副流路250は、副枠体25の内壁面によって形成されている。本実施形態の副枠体25は、副流路250の流路断面積が略一定となるように構成されている。
副枠体25は、副流路250から吹き出される副流の向きが流通路100から吹き出される主流の向きと揃うように、横フィン24に対して設けられている。本実施形態では、副枠体25が、第1横フィン241の上面および第2横フィン242の下面に対して複数設けられている。副枠体25が第1横フィン241の上面および第2横フィン242の下面に設けられることで、ダクト部10の内壁面と第1横フィン241との間、およびダクト部10の内壁面と第2横フィン242との間に副流路250が形成される。
具体的には、第1横フィン241には、その上面に対して複数の副枠体25が一定の間隔をあけて左右方向DRwに並んで設けられている。複数の副枠体25は、第1横フィン241の上面において、前後方向DRfrに沿って延びる形態で設けられている。
また、第2横フィン242には、その下面に対して複数の副枠体25が一定の間隔をあけて左右方向DRwに並んで設けられている。複数の副枠体25は、第2横フィン242の下面において、前後方向DRfrに沿って延びる形態で設けられている。なお、第3横フィン243には、副枠体25が設けられていない。
複数の副枠体25同士の間隔は、副枠体25の左右方向DRwの幅寸法よりも大きくなっている。これにより、副枠体25の内側に形成される副流路250は、隣り合う副枠体25の間に形成される主流が通過する流路よりも流路断面積が充分小さくなっている。
このように構成される流体吹出装置1は、空調ユニットACUが作動すると、空調ユニットACUで温度または湿度が調整された空調風が空調ダクトを介して流体吹出装置1に流入する。流体吹出装置1に流入した空調風は、ダクト部10の流通路100を流れるとともに、その一部が副流路250に流れる。そして、図20に示すように、流通路100および副流路250を流れる空調風が車室内へ吹き出される。
この際、副流路250から吹き出される副流は、図21および図22に示すように、第1横フィン241と上壁部104との間に形成される流路、並びに、第2横フィン242と下壁部105との間に形成される流路を流れる主流と並走するように流れる。
これによると、主流の周囲に形成される横渦が副流によって乱され、横渦の発達が抑えられる。これにより、主流の拡散や装置外部で静止した空気(すなわち、外部流体)が主流に引き込まれることが抑制されるので、主流の到達距離を長くすることができる。また、横渦の発達が抑制されると、主流に対して装置外部で静止した空気が引き込まれ難くなるので、適切な温度または湿度に調整された気流が所望の空間に到達し易くなる。
以上説明した流体吹出装置1は、副流路250から吹き出される副流が、流通路100から吹き出される主流のうち外側に流れるものと並走するように流れる構造になっている。このような構造では、副流によって主流に形成される横渦の発達が抑えられることで、主流の拡散や装置外部の外部流体が主流に引き込まれることを抑制可能となる。この結果、主流の到達距離を長くすることができる。
また、流体吹出装置1は、副流路250が、少なくとも横フィン24とダクト部10の内壁面との間に設けられている。これによると、副流がダクト部10の内壁面に沿って流れる主流と並走するように流れるので、副流によって主流に形成される横渦の発達が抑えられる。
ここで、ダクト部10の開口部101は、開口の縦幅が横幅よりも小さい偏平な開口形状になっている。このような横長の開口部101に縦フィン26が並んでいると、縦フィン26が際立ってしまう。
これに対して、流体吹出装置1は、縦フィン26が、外部から見え難くなるように、ダクト部10の内側のうち横フィン24の上流側となる位置に配置されている。これによれば、調整フィンによるグリル部20の意匠性への影響を抑制できる。
また、調整フィンが横フィン24および縦フィン26で構成されているものでは、気流の向きを調整する際に、調整フィンが開口部101から外側に向けて飛び出すことがない。このため、グリル部20の意匠性への影響を抑制できる。
(第6実施形態の第1変形例)
上述の第6実施形態では、第1横フィン241に設けられる副枠体25が筒状に構成されるものを例示したが、これに限定されない。副枠体25は、例えば、図23に示すように、第1横フィン241の板面に垂直に立設される一組の側板部251、252を有して構成されていてもよい。この場合、副流路250は、第1横フィン241の板面、一組の側板部251、252、ダクト部10の内壁によって囲まれる空間によって形成される。この際、複数の副枠体25は、空気流れ方向に沿った長さが、一定でなくてもよい。なお、図示しないが、第2横フィン242に設けられる副枠体25についても、一組の側板部251、252を有して構成されていてもよい。
(第6実施形態の第2変形例)
また、第1横フィン241に設けられる副枠体25は、空気流れ上流側と下流側とで異なる形状になっていてもよい。副枠体25は、例えば、図24に示すように、空気流れ上流側が一組の側板部251、252で構成され、空気流れ下流側が筒体253で構成されていてもよい。これによると、副流路250における空気流れ上流側の間口が大きくなり、流通路100から副流路230に気流が流れ易くなるので、副流路250に流れる気流の流量を充分に確保することができる。この結果、副流によって主流に形成される横渦Vtの発達を充分に抑制することができる。なお、図示しないが、第2横フィン242に設けられる副枠体25についても、一組の側板部251、252、筒体253で構成されていてもよい。
(第6実施形態の他の変形例)
副枠体25は、四角筒に限らず、例えば、丸筒や三角筒で構成されていてもよい。複数の副枠体25同士の間隔は、一定でなくてもよい。複数の副枠体25は、異なる形状や大きさとなるものが含まれていてもよい。
上述の第6実施形態では、第1横フィン241および第2横フィン242それぞれに副枠体25が設けられているものを例示したが、これに限定されない。副枠体25は、第1横フィン241および第2横フィン242の一方に設けられていてもよい。このことは、以降の実施形態においても同様である。
(第7実施形態)
次に、第7実施形態について、図25、図26を参照して説明する。本実施形態では、横フィン24および縦フィン26の位置が第6実施形態と相違している。本実施形態では、第6実施形態と異なる部分について主に説明し、第6実施形態と同様の部分について説明を省略することがある。
図25および図26に示すように、本実施形態のグリル部20は、第6実施形態に対して、前後方向DRfrにおける横フィン24の位置と縦フィン26の位置とが逆転している。すなわち、縦フィン26が、ダクト部10の内側のうち、開口部101に近接する位置に配置されている。そして、横フィン24がダクト部10の内側のうち縦フィン26の上流側となる位置に配置されている。
その他の構成は、第6実施形態と同様である。本実施形態の流体吹出装置1は、副流路250から吹き出される副流が、流通路100から吹き出される主流のうち外側に流れるものと並走するように流れる構造になっている。このため、本実施形態の流体吹出装置1は、第6実施形態で説明した作用効果を第6実施形態と同様に得ることができる。
(第8実施形態)
次に、第8実施形態について、図27、図28を参照して説明する。本実施形態では、横フィン24の両面に副枠体25が設けられている点が第6実施形態と相違している。本実施形態では、第6実施形態と異なる部分について主に説明し、第6実施形態と同様の部分について説明を省略することがある。
図27および図28に示すように、副枠体25は、第1横フィン241の両面に対して複数設けられている。副枠体25が第1横フィン241の両面に設けられることで、ダクト部10の内壁面と第1横フィン241との間だけでなく、第1横フィン241と第3横フィン243との間にも副流路250が形成される。
また、副枠体25は、第2横フィン242の両面に対して複数設けられている。また、副枠体25が第2横フィン242の両面に設けられることで、ダクト部10の内壁面と第2横フィン242との間だけでなく、第2横フィン242と第3横フィン243との間にも副流路250が形成される。
具体的には、第1横フィン241および第2横フィン242には、その両面に対して複数の副枠体25が一定の間隔をあけて左右方向DRwに並んで設けられている。また、第1横フィン241および第2横フィン242には、上面に設けられた副枠体25と下面に設けられた副枠体25とが上下方向DRudに並ぶように設けられている。
また、副枠体25は、第6実施形態の第1変形例と同様に構成されている。なお、副枠体25は、第6実施形態の第1変形例と異なるもの(例えば、筒状の枠体)で構成されていてもよい。
その他の構成は、第6実施形態と同様である。本実施形態の流体吹出装置1は、副流路250から吹き出される副流が、流通路100から吹き出される主流のうち外側に流れるものと並走するように流れる構造になっている。このため、本実施形態の流体吹出装置1は、第6実施形態で説明した作用効果を第6実施形態と同様に得ることができる。
特に、本実施形態の如く、第1横フィン241および第2横フィン242の両面に副流路250が設けられていれば、気流の向きの調整時に、副流が主流と並走して流れ易くなるので、副流によって主流に形成される横渦の発達を充分に抑えることができる。
(第8実施形態の変形例)
上述の第8実施形態では、第1横フィン241および第2横フィン242の両面に設けられた副枠体25が上下方向DRudに並ぶように設けられているものを例示したが、これに限定されない。第1横フィン241は、例えば、図29に示すように、上面に設けられた副枠体25と下面に設けられた副枠体25とが上下方向DRudに並ばないように設けられていてもよい。また、第1横フィン241は、複数の副枠体25が異なる間隔をあけて左右方向DRwに並んで設けられていてもよい。これらのことは、第2横フィン242についても同様である。
(第9実施形態)
次に、第9実施形態について、図30を参照して説明する。本実施形態では、横フィン24の表面に対して副流路245が形成されている点が第6実施形態と相違している。本実施形態では、第6実施形態と異なる部分について主に説明し、第6実施形態と同様の部分について説明を省略することがある。
図30に示すように、第1横フィン241の上面に対して前後方向DRfrに沿って延びる複数の溝部244が形成されている。具体的には、第1横フィン241の上面には、凹形状の複数の溝部244が一定の間隔をあけて左右方向DRwに並んで設けられている。この複数の溝部244は、流通路100を流通する気流の一部を副流として開口部101側に導く副流路245を形成する。すなわち、第1横フィン241の上面に形成された複数の溝部244によってダクト部10の内壁面と第1横フィン241との間に副流路245が形成される。本実施形態の複数の溝部244は、前後方向DRfrの長さが異なる長さになっている溝部が含まれている。なお、複数の溝部244は、前後方向DRfrの長さが同じ長さになっていてもよい。
また、図示しないが、第2横フィン242の下面に対して前後方向DRfrに沿って延びる複数の溝部244が形成されている。具体的には、第2横フィン242の上面には、複数の溝部244が一定の間隔をあけて左右方向DRwに並んで設けられている。第2横フィン242の下面に形成された複数の溝部244によってダクト部10の内壁面と第2横フィン242との間に副流路245が形成される。
その他の構成は、第6実施形態と同様である。本実施形態の流体吹出装置1は、副流路250から吹き出される副流が、流通路100から吹き出される主流のうち外側に流れるものと並走するように流れる構造になっている。このため、本実施形態の流体吹出装置1は、第6実施形態で説明した作用効果を第6実施形態と同様に得ることができる。
特に、本実施形態の如く、副流路245を第1横フィン241および第2横フィン242の一面に形成した複数の溝部244で構成すれば、各横フィン241、242に副枠体25を設ける構成に比べてフィン全体の厚みを薄くすることができる。また、副流路245を形成するための専用の部材を追加する必要がないので、グリル部20の簡素化を図ることができる。
(第9実施形態の変形例)
上述の第9実施形態では、第1横フィン241の上面および第2横フィン242の下面に対して複数の溝部244が形成されているものを例示したが、これに限定されない。図31に示すように、第1横フィン241の両面に対して複数の溝部244が形成されていてもよい。この際、第1横フィン241の両面の複数の溝部244は、左右方向DRwにおいて異なる位置に形成されていることが望ましい。第1横フィン241の強度低下を抑制することができるからである。
また、第1横フィン241には、複数の溝部244が異なる間隔をあけて左右方向DRwに並んで設けられていてもよい。また、複数の溝部244の形状は、四角形状に限らず、例えば、円弧、三角形状等になっていてもよい。これらのことは、第2横フィン242についても同様である。
(第10実施形態)
次に、第10実施形態について、図32、図33を参照して説明する。本実施形態では、横フィン24に対して副流路247が形成されている点が第6実施形態と相違している。本実施形態では、第6実施形態と異なる部分について主に説明し、第6実施形態と同様の部分について説明を省略することがある。
図32および図33に示すように、第1横フィン241には、板面に沿って延びる複数の貫通穴246が形成されている。具体的には、第1横フィン241には、複数の貫通穴246が一定の間隔をあけて左右方向DRwに並んで設けられている。この複数の貫通穴246は、流通路100を流通する気流の一部を副流として開口部101側に導く副流路247を形成する。すなわち、第1横フィン241の上面に形成された複数の貫通穴246によってダクト部10の内壁面と第1横フィン241との間に副流路247が形成される。本実施形態の複数の貫通穴246は、その断面が丸形状に限らず、四角形状や三角形状になっていてもよい。
また、図示しないが、第2横フィン242にも、板面に沿って延びる複数の貫通穴246が形成されている。具体的には、第2横フィン242には、複数の貫通穴246が一定の間隔をあけて左右方向DRwに並んで設けられている。第2横フィン242に形成された複数の貫通穴246によってダクト部10の内壁面と第2横フィン242との間に副流路247が形成される。
その他の構成は、第6実施形態と同様である。本実施形態の流体吹出装置1は、副流路250から吹き出される副流が、流通路100から吹き出される主流のうち外側に流れるものと並走するように流れる構造になっている。このため、第6実施形態で説明した作用効果を第6実施形態と同様に得ることができる。
特に、本実施形態の如く、副流路247を第1横フィン241および第2横フィン242に形成した複数の貫通穴246で構成すれば、溝部244で副流路247を形成する場合に比べて、副流を安定して流すことができる。また、副流路247を形成する部材を追加する必要がないので、グリル部20の簡素化を図ることができる。
(第10実施形態の変形例)
上述の第10実施形態では、第1横フィン241の板状部241aおよび第2横フィン242の板状部242aに対して複数の貫通穴246が形成されているものを例示したが、これに限定されない。例えば、図34に示すように、第1横フィン241の板状部241aの開口部101側の端部に交差壁部241cが設けられている場合、当該交差壁部241cに対して複数の貫通穴246が形成されていてもよい。この場合、複数の貫通穴246によって副流路247が形成される。このことは、第2横フィン242においても同様である。なお、交差壁部241cは、板状部241aの開口部101側の端部に板状部241aの板面に交差する方向に延びている。
また、第1横フィン241には、複数の貫通穴246が異なる間隔をあけて左右方向DRwに並んで設けられていてもよい。また、複数の貫通穴246の形状は、円形状に限らず、例えば、三角形状、四角形状、長穴形状等になっていてもよい。これらのことは、第2横フィン242についても同様である。これらのことは、第2横フィン242についても同様である。
(第11実施形態)
次に、第11実施形態について、図35を参照して説明する。本実施形態では、縦フィン26に対して副流路250が併設されている点が第6実施形態と相違している。本実施形態では、第6実施形態と異なる部分について主に説明し、第6実施形態と同様の部分について説明を省略することがある。
副枠体25は、横フィン24ではなく、縦フィン26に設けられている。すなわち、図35に示すように、副枠体25は、副流路250から吹き出される副流の向きが流通路100から吹き出される主流の向きと揃うように、縦フィン26に対して設けられている。副枠体25は、筒状に構成されており、副枠体25の内壁面によって副流路250が形成されている。そして、副枠体25は、縦フィン26を構成する板状部261の長手方向の両端部に設けられている。
このように構成される流体吹出装置1は、空調ユニットACUが作動すると、空調ユニットACUで温度または湿度が調整された空調風が空調ダクトを介して流体吹出装置1に流入する。流体吹出装置1に流入した空調風は、ダクト部10の流通路100を流れるとともに、その一部が副流路250に流れる。そして、流通路100および副流路250を流れる空調風が車室内へ吹き出される。この際、副流路250から吹き出される副流は、主流と並走するように流れることで、主流の周囲に形成される横渦の発達が抑制される。
以上説明した流体吹出装置1は、副流路250から吹き出される副流が、流通路100から吹き出される主流のうち外側に流れるものと並走するように流れる構造になっている。このような構造では、副流によって主流に形成される横渦の発達が抑えられる。これにより、主流の拡散や装置外部の外部流体が主流に引き込まれることが抑制されるので、主流の到達距離を長くすることができる。
(第11実施形態の変形例)
上述の第11実施形態では、縦フィン26がダクト部10の内側のうち横フィン24の上流側となる位置に配置されているものを例示したが、これに限定されない。グリル部20は、例えば、図36に示すように、縦フィン26が、ダクト部10の内側のうち、開口部101に近接する位置に配置されていてもよい。すなわち、横フィン24がダクト部10の内側のうち縦フィン26の上流側となる位置に配置されていてもよい。これによっても、副流路250から吹き出される副流が、流通路100から吹き出される主流のうち外側に流れるものと並走するように流れる。このため、第11実施形態で説明した作用効果を第11実施形態と同様に得ることができる。
上述の第11実施形態では、副枠体25が筒状に構成されてもの例示したが、これに限定されない。副枠体25は、筒状以外の形状で構成されていてもよい。また、副流路250は、縦フィン26に対して設けられる溝や貫通穴によって形成されていてもよい。
(他の実施形態)
以上、本開示の代表的な実施形態について説明したが、本開示は、上述の実施形態に限定されることなく、例えば、以下のように種々変形可能である。
上述の第1~第5実施形態では、調整フィン22における第1外側部位220aおよび第2外側部位220bそれぞれに対して副枠体23が設けられている構成を例示したが、これに限定されない。副枠体23は、例えば、隣り合う調整フィン22において、一方の調整フィン22の第1外側部位220aに設けられ、他方の調整フィン22の第2外側部位220bに設けられていてもよい。
上述の第1~第5実施形態では、主流路210の一部と副流路230とが主枠体21の周方向において互いに重なり合うように副枠体23が調整フィン22に設けられているものを例示したが、これに限定されない。副枠体23は、副流路230が主流路210の外側に形成されるように、主枠体21の内壁面と対向するように調整フィン22に設けられていてもよい。
上述の第1~第5実施形態では、主枠体21として上枠部213および下枠部214が左枠部211および右枠部212よりも長い寸法を有するものを例示したが、これに限定されない。主枠体21は、例えば、上枠部213および下枠部214が左枠部211および右枠部212と同等の寸法または左枠部211および右枠部212より短い寸法になっていてもよい。また、主枠体21は、ダクト部10の内側に収容可能であれば、略角筒状の筒状部材に限らず略円筒状の筒状部材で構成されていてもよい。
上述の第1~第5実施形態では、気流の向きを左右方向DRwに調整可能なように、調整フィン22の長手方向の端部が主枠体21の上枠部213および下枠部214に対して回動可能に支持されるものを例示したが、これに限定されない。調整フィン22は、例えば、気流の向きを上下方向DRudに調整可能なように、主枠体21の左枠部211および下枠部214に対して回動可能に支持されていてもよい。この場合、主枠体21のうち上枠部213および下枠部214をダクト部10に対して回動可能に支持する構成とすることで、気流の向きを左右方向DRwにも調整することができる。
また、上述の第1実施形態では、複数枚の調整フィン22それぞれが主枠体21に対して回動可能に支持されているものを例示したが、これに限定されない。複数枚の調整フィン22は、例えば、主枠体21の内側を左右方向DRwに横断する支持軸に対して回動可能に支持されていてよい。
上述の実施形態では、ダクト部10に導入される空気の温度または湿度を調整する調整機器として空調ユニットACUを例示したが、これに限定されない。調整機器は、例えば、車室内の全体または一部を加湿する加湿器や車室内の全体または一部を除湿する除湿器で構成されていてもよい。
上述の実施形態では、車室内を空調する空調ユニットACUの空気吹出装置に本開示の流体吹出装置1を適用する例について説明したが、これに限定されない。本開示の流体吹出装置1は、空調ユニットACUの空気吹出装置以外の空気吹出装置に適用可能である。また、本開示の流体吹出装置1は、空気以外の気体または液体を吹き出す装置にも適用可能である。
上述の実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
上述の実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されない。
上述の実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されない。
(まとめ)
上述の実施形態の一部または全部で示された流体吹出装置は、流体の流通路を形成するとともに、流通路の下流側の端部に開口部が設けられたダクト部と、流通路に収容されて開口部側から吹き出される流体の向きを調整するグリル部と、を備える。グリル部は、流通路に回動可能に配置される少なくとも1枚の調整フィンを有するとともに、流通路を流通する流体の一部を副流として開口部側に導く副流路が設けられている。副流路は、副流路から吹き出される副流の向きが、流通路を流通する流体の向きと揃うように少なくとも1枚の調整フィンに併設されている。
第2の観点によれば、副流路は、少なくとも調整フィンとダクト部の内壁面との間に設けられている。これによると、副流がダクト部の内壁面に沿って流れる主流と並走するように流れるので、副流によって主流に形成される横渦の発達が抑えられる。なお、例えば、ダクト部の内側に主流路を形成する主枠体が配置される場合、副流は、主枠体の内壁面に沿って流れる主流と並走するように流れる。
第3の観点によれば、グリル部は、流通路を流通する流体の一部を主流として前記開口部側に導く主流路を形成する筒状の主枠体と、副流路を形成する少なくとも1つの副枠体と、を含んで構成されている。調整フィンは、主枠体の内側に配置されるとともに、主枠体に対して回動可能に支持されている。副枠体は、副流路から吹き出される副流の向きが前記主流路から吹き出される主流の向きと揃うように、調整フィンの外側部位に設けられている。
第4の観点によれば、流体吹出装置の副枠体は、外側部位のうち調整フィンの長手方向の一方側に位置する第1外側部位、および調整フィンの長手方向の他方側に位置する第2外側部位それぞれに設けられている。これによると、調整フィンの長手方向の両側に副流路を形成する副枠体が設けられているので、主流における調整フィンの両側付近に形成される横渦の発達を抑えることができる。
第5の観点によれば、流体吹出装置の副枠体は、主流路の一部と副流路とが主枠体の周方向において互いに重なり合うように調整フィンに対して設けられている。これによると、副流路から吹き出される副流が、主流路から吹き出される主流のうち外側に流れるものと並走するように流れ易くなるので、主流における外側付近に形成される横渦の発達をより一層抑えることができる。
第6の観点によれば、流体吹出装置の副枠体は、副流路の副流流れ下流側に比べて副流流れ上流側の方が副流路の流路断面積が大きくなるように構成されている。
流通路では、壁面損失によって壁面付近の流体の流速が、壁面から離れた位置に比べて小さくなる傾向がある。このため、単に、流通路を形成する壁面に近接する調整フィンの外側部位に副流路を形成する副枠体を設けると、副流路を流れる流体の流量が充分でなくなることが懸念される。
これに対して、副流流れ下流側に比べて上流側の方が副流路の流路断面積が大きくなる構造とすれば、流通路から副流路に流体が流れ易くなるので、副流路を流れる流体の流量を充分に確保することができる。
第7の観点によれば、流体吹出装置の主枠体は、調整フィンの長手方向に沿って延びる一対の縦枠部、調整フィンの長手方向の両端側に位置して一対の縦枠部の双方に連なる一対の横枠部を含んでいる。そして、主枠体は、一対の縦枠部がダクト部に対して回動可能に支持されている。
第8の観点によれば、グリル部は、副流路を形成する少なくとも1つの副枠体を含んでいる。副枠体は、副流路から吹き出される副流の向きが流通路から吹き出される主流の向きと揃うように、調整フィンに設けられている。これによると、調整フィンに設けた副枠体によって副流路を形成すれば、流通路を流れる主流と副流とを並走させることができる。
これによると、調整フィンの回動による流体の向きの調整に加えて、主枠体をダクト部に対して回動させることで流体の向きを調整することができるので、開口部側から吹き出す流体の向きの調整の自由度を向上させることができる。
第9の観点によれば、流体吹出装置の調整フィンは、長手方向に沿って延びる板状部を有している。そして、副枠体は、板状部の長手方向の端部に設けられている。これによっても、副流路から吹き出される副流が、主流路から吹き出される主流のうち外側に流れるものと並走するように流れ易くなるので、主流における調整フィンの外側付近に形成される横渦の発達をより一層抑えることができる。
第10の観点によれば、流体吹出装置の調整フィンは、長手方向に沿って延びる板状部を有している。そして、副枠体は、板状部の板面の両側に設けられている。これによっても、副流路から吹き出される副流が、主流路から吹き出される主流のうち外側に流れるものと並走するように流れ易くなるので、主流における外側付近に形成される横渦の発達をより一層抑えることができる。
第11の観点によれば、流体吹出装置の副枠体は、筒状に構成されている。そして、副流路は、副枠体の内側壁部によって形成されている。このように、副枠体の内側壁部によって副流路を形成すれば、主流路を有する流体吹出装置に対して、簡易に副流路を追加することができる。
第12の観点によれば、流体吹出装置の副枠体は、主枠体における調整フィンの長手方向の端部に対向する部位を含む対向壁部を覆う形状を有している。そして、副流路は、副枠体の内側壁部および対向壁部によって形成されている。このように、副枠体の内側壁部と主枠体の対向壁部によって副流路を形成すれば、主流路を有する流体吹出装置に対して、簡易に副流路を追加することができる。
第13の観点によれば、副流路は、調整フィンの表面に設けられた少なくとも1つの溝部によって形成されている。これによると、副流路を形成するための部材を追加する必要がないので、グリル部の簡素化を図ることできる。
第14の観点によれば、副流路は、調整フィンに設けられた貫通穴によって形成されている。これによると、副流路を形成するための部材を追加する必要がないので、グリル部の簡素化を図ることできる。
第15の観点によれば、流体吹出装置のダクト部は、流通路に対して温度または湿度が調整された空気が流体として導入されるように、空気流れ上流側に空気の温度または湿度を調整する調整機器が接続される。
前述したように、本開示の流体吹出装置では、副流によって装置外部の外部流体の主流への引き込み作用が低減される。このため、空気の温度または湿度を調整する調整機器の空気吹出装置に本開示の流体吹出装置を適用すれば、調整機器にて調整された空気の温度または湿度が、装置外部の温度や湿度が調整されていない空気によって変化することが抑制される。換言すれば、本開示の流体吹出装置によれば、調整機器にて温度または湿度が調整された空気を温度または湿度が維持された状態で所望の空間に到達させ易くなる。
1 流体吹出装置
10 ダクト部
100 流通路
101 開口部
20 グリル部
21 主枠体
210 主流路
22 調整フィン
23 副枠体
230 副流路

Claims (13)

  1. 流体を吹き出す流体吹出装置であって、
    流体の流通路(100)を形成するとともに、前記流通路の下流側の端部に開口部(101)が設けられたダクト部(10)と、
    前記流通路に収容されて前記開口部側から吹き出される流体の向きを調整するグリル部(20)と、を備え、
    前記グリル部は、前記流通路に回動可能に配置される少なくとも1枚の調整フィン(22、24、26)を有するとともに、前記流通路を流通する流体の一部を副流として前記開口部側に導く副流路(230、245、247、250)が設けられており、
    前記副流路は、前記副流路から吹き出される副流の向きが、前記流通路を流通する流体の向きと揃うように少なくとも1枚の前記調整フィンに併設されており、
    前記副流路は、少なくとも前記調整フィンと前記ダクト部の内壁面との間に設けられており、
    前記グリル部は、
    前記流通路を流通する流体の一部を主流として前記開口部側に導く主流路(210)を形成する筒状の主枠体(21)と、
    前記副流路(230)を形成する少なくとも1つの副枠体(23)と、を含んで構成されており、
    前記調整フィンは、前記主枠体の内側に配置されるとともに、前記主枠体に対して回動可能に支持され、
    前記調整フィンのうち前記調整フィンの長手方向の中央部よりも前記主枠体に近い部位を外側部位(220a、220b)としたとき、
    前記副枠体は、前記副流路から吹き出される副流の向きが前記主流路から吹き出される主流の向きと揃うように、前記調整フィンの前記外側部位に設けられている、流体吹出装置。
  2. 流体を吹き出す流体吹出装置であって、
    流体の流通路(100)を形成するとともに、前記流通路の下流側の端部に開口部(101)が設けられたダクト部(10)と、
    前記流通路に収容されて前記開口部側から吹き出される流体の向きを調整するグリル部(20)と、を備え、
    前記グリル部は、前記流通路に回動可能に配置される少なくとも1枚の調整フィン(22、24、26)を有するとともに、前記流通路を流通する流体の一部を副流として前記開口部側に導く副流路(230、245、247、250)が設けられており、
    前記副流路は、前記副流路から吹き出される副流の向きが、前記流通路を流通する流体の向きと揃うように少なくとも1枚の前記調整フィンに併設されており、
    前記グリル部は、
    前記流通路を流通する流体の一部を主流として前記開口部側に導く主流路(210)を形成する筒状の主枠体(21)と、
    前記副流路(230)を形成する少なくとも1つの副枠体(23)と、を含んで構成されており、
    前記調整フィンは、前記主枠体の内側に配置されるとともに、前記主枠体に対して回動可能に支持され、
    前記調整フィンのうち前記調整フィンの長手方向の中央部よりも前記主枠体に近い部位を外側部位(220a、220b)としたとき、
    前記副枠体は、前記副流路から吹き出される副流の向きが前記主流路から吹き出される主流の向きと揃うように、前記調整フィンの前記外側部位に設けられており、
    前記副枠体は、前記主枠体における前記調整フィンの長手方向の端部に対向する部位を含む対向壁部(213a、214a)を覆う形状を有しており、
    前記副流路は、前記副枠体の内側壁部および前記対向壁部によって形成されている、流体吹出装置。
  3. 前記外側部位のうち前記調整フィンの長手方向の一方側に位置する部位を第1外側部位(220a)とし、前記調整フィンの長手方向の他方側に位置する部位を第2外側部位(220a、220b)としたとき、
    前記副枠体は、前記第1外側部位および前記第2外側部位それぞれに設けられている請求項1または2に記載の流体吹出装置。
  4. 前記副枠体は、前記主流路の一部と前記副流路とが前記主枠体の周方向において互いに重なり合うように前記調整フィンに対して設けられている請求項1ないし3のいずれか1つに記載の流体吹出装置。
  5. 前記副枠体は、前記副流路の副流流れ下流側に比べて副流流れ上流側の方が前記副流路の流路断面積が大きくなるように構成されている請求項ないしのいずれか1つに記載の流体吹出装置。
  6. 前記主枠体は、前記調整フィンの長手方向に沿って延びる一対の縦枠部(211、212)、前記調整フィンの長手方向の両端側に位置して前記一対の縦枠部の双方に連なる一対の横枠部(213、214)を含み、前記一対の縦枠部が前記ダクト部に対して回動可能に支持されている請求項ないしのいずれか1つに記載の流体吹出装置。
  7. 流体を吹き出す流体吹出装置であって、
    流体の流通路(100)を形成するとともに、前記流通路の下流側の端部に開口部(101)が設けられたダクト部(10)と、
    前記流通路に収容されて前記開口部側から吹き出される流体の向きを調整するグリル部(20)と、を備え、
    前記グリル部は、前記流通路に回動可能に配置される少なくとも1枚の調整フィン(22、24、26)を有するとともに、前記流通路を流通する流体の一部を副流として前記開口部側に導く副流路(230、245、247、250)が設けられており、
    前記副流路は、前記副流路から吹き出される副流の向きが、前記流通路を流通する流体の向きと揃うように少なくとも1枚の前記調整フィンに併設されており、
    前記副流路は、少なくとも前記調整フィンと前記ダクト部の内壁面との間に設けられており、
    前記グリル部は、前記副流路を形成する少なくとも1つの副枠体(23、25)を含んでおり、
    前記副枠体は、前記副流路から吹き出される副流の向きが前記流通路から吹き出される主流の向きと揃うように、前記調整フィンに設けられている、流体吹出装置。
  8. 前記調整フィンは、長手方向に沿って延びる板状部(221)を有しており、
    前記副枠体は、前記板状部の長手方向の端部に設けられている請求項ないしのいずれか1つに記載の流体吹出装置。
  9. 前記調整フィンは、長手方向に沿って延びる板状部(221)を有しており、
    前記副枠体は、前記板状部の板面の両側に設けられている請求項ないしのいずれか1つに記載の流体吹出装置。
  10. 前記副枠体は、筒状に構成されており、
    前記副流路は、前記副枠体の内側壁部によって形成されている請求項1または7に記載の流体吹出装置。
  11. 流体を吹き出す流体吹出装置であって、
    流体の流通路(100)を形成するとともに、前記流通路の下流側の端部に開口部(101)が設けられたダクト部(10)と、
    前記流通路に収容されて前記開口部側から吹き出される流体の向きを調整するグリル部(20)と、を備え、
    前記グリル部は、前記流通路に回動可能に配置される少なくとも1枚の調整フィン(22、24、26)を有するとともに、前記流通路を流通する流体の一部を副流として前記開口部側に導く副流路(230、245、247、250)が設けられており、
    前記副流路は、前記副流路から吹き出される副流の向きが、前記流通路を流通する流体の向きと揃うように少なくとも1枚の前記調整フィンに併設されており、
    前記副流路は、少なくとも前記調整フィンと前記ダクト部の内壁面との間に設けられており、
    前記副流路は、前記調整フィンの表面に設けられた少なくとも1つの溝部(244)によって形成されている、流体吹出装置。
  12. 流体を吹き出す流体吹出装置であって、
    流体の流通路(100)を形成するとともに、前記流通路の下流側の端部に開口部(101)が設けられたダクト部(10)と、
    前記流通路に収容されて前記開口部側から吹き出される流体の向きを調整するグリル部(20)と、を備え、
    前記グリル部は、前記流通路に回動可能に配置される少なくとも1枚の調整フィン(22、24、26)を有するとともに、前記流通路を流通する流体の一部を副流として前記開口部側に導く副流路(230、245、247、250)が設けられており、
    前記副流路は、前記副流路から吹き出される副流の向きが、前記流通路を流通する流体の向きと揃うように少なくとも1枚の前記調整フィンに併設されており、
    前記副流路は、少なくとも前記調整フィンと前記ダクト部の内壁面との間に設けられており、
    前記副流路は、前記調整フィンに設けられた貫通穴(246)によって形成されている、流体吹出装置。
  13. 前記ダクト部は、前記流通路に対して温度または湿度が調整された空気が流体として導入されるように、空気流れ上流側に空気の温度または湿度を調整する調整機器(ACU)が接続される請求項1ないし12のいずれか1つに記載の流体吹出装置。
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