JP7340577B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
従来、鞍乗り型車両において、左右一対のシートレールとシートレールを支持する左右一対のサブフレームとを有し、車体下方からリアフェンダーを組付けた構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、リアフェンダーは後輪の上方に位置するベース部と、ベース部から上方に延出する縦壁部と、を有し、ベース部上面を車体構成部品の収納スペースとしている。特許文献1では、左右の縦壁部が、シートレールもしくはサブフレームのいずれか一方の左右の離間距離が狭い方に合わせて設けられることにより、リアフェンダーを下方から組付け可能に構成する。
特開2003-205875号公報
しかしながら、縦壁部が、シートレールもしくはサブフレームの離間距離が狭い方に合わせて設けられる場合には、離間距離が大きい方のフレーム部材との間には隙間が生じる。また、縦壁部が外観露出する場合には、フレーム部材との間に隙間があると外観性への影響が生じ易く、また、洗車時の水進入対策の必要も生じる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、リアフェンダーの縦壁部がシートレールもしくはサブフレームとの間に隙間を有する場合に、外観性、防水性を向上できる鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
鞍乗り型車両は、左右一対のシートレールと前記左右一対のシートレールをそれぞれ支持する左右一対のサブフレームと、車体下方から組付けられたリアフェンダーと、を有し、前記リアフェンダーは、後輪の上方に位置するベース部と、前記ベース部から上方に延出する左右一対の縦壁部と、を有し、前記ベース部の上面により車体構成部品の収納スペースが形成される鞍乗り型車両において、前記左右一対の縦壁部の離間距離は、前記左右一対のサブフレームの離間距離よりも小さく設定され、前記左右一対の縦壁部の上部には、車幅方向外側に延出しフレームとの隙間を埋める庇部が設けられ、前記庇部は上下方向で前記サブフレームと重なり、前記庇部の上面には車幅方向外側に行くにつれ高さが低くなるガイド部を有し、前記ガイド部は、前記リアフェンダーを下方から上方へ移動させ前記庇部を前記サブフレームを乗り越えて前記サブフレームよりも上方に移動させる際に、前記サブフレームとの接触により、前記サブフレームの車幅方向外側に延出する前記庇部と共に車幅方向内側に退避可能に構成されていることを特徴とする。
リアフェンダーの縦壁部がシートレールもしくはサブフレームとの間に隙間を有する場合に、外観性および防水性を向上できる鞍乗り型車両を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。 リアフレームとリアフェンダーとの位置関係を示す左側面図である。 リアフレームとリアフェンダーとの位置関係を示す平面図である。 リアフェンダーの平面図である。 図2のV-V線断面図である。 図2のVI-VI線断面図である。 図2のVII-VII線断面図である。 図7の断面部分をシートフレームの軸線方向に見た図である。 ベース部の前方部分の斜視図である。 ターミナルガイドの説明図である。 図2のXI―XI線部分に対応する要部断面図である。 リザーブタンクの後面を示す鞍乗り型車両の左右方向に沿った縦断面図である。 リザーブタンクの周辺を示す鞍乗り型車両の前後方向に沿った縦断面図である。 リザーブタンクの斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
車体フレーム11は、車体フレーム11の前端部に設けられるヘッドパイプ18と、ヘッドパイプ18の後方に位置するフロントフレーム19と、フロントフレーム19の後方に位置するリアフレーム20とを備える。フロントフレーム19の前端部は、ヘッドパイプ18に接続される。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
フロントフォーク14は、ヘッドパイプ18によって左右に操舵自在に支持される。前輪13は、フロントフォーク14の下端部に設けられる車軸13aに支持される。乗員が把持する操舵用のハンドル21は、フロントフォーク14の上端部に取り付けられる。
スイングアーム16は、車体フレーム11に支持されるピボット軸22に支持される。ピボット軸22は、車幅方向に水平に延びる軸である。スイングアーム16の前端部には、ピボット軸22が挿通される。スイングアーム16は、ピボット軸22を中心に上下に揺動する。
後輪15は、スイングアーム16の後端部に設けられる車軸15aに支持される。
パワーユニット12は、前輪13と後輪15との間に配置され、車体フレーム11に支持される。
パワーユニット12は、内燃機関である。パワーユニット12は、クランクケース23と、往復運動するピストンを収容するシリンダー部24とを備える。シリンダー部24の排気ポートには、排気装置25が接続される。
パワーユニット12の出力は、パワーユニット12と後輪15とを接続する駆動力伝達部材によって後輪15に伝達される。
また、鞍乗り型車両10は、前輪13を上方から覆うフロントフェンダー26と、後輪15を上方から覆うリアフェンダー27と、乗員が足を載せるステップ28と、パワーユニット12が使用する燃料を蓄える燃料タンク29とを備える。
フロントフェンダー26は、フロントフォーク14に取り付けられる。リアフェンダー27及びステップ28は、シート17よりも下方に設けられる。燃料タンク29は、車体フレーム11に支持される。
フロントフレーム19は、ヘッドパイプ18の上部から後下方に延びる左右一対のメインフレーム31と、ヘッドパイプ18の下部から後下方に延びる左右一対のダウンフレーム32と、メインフレーム31の後端部から下方に延びる左右一対のピボットフレーム33と、ヘッドパイプ18の後方でダウンフレーム32及びメインフレーム31を接続するガセット34とを備える。
リアフレーム20は、メインフレーム31の後端部から後上方に延びる左右一対のシートフレーム(シートレール)35と、ピボットフレーム33の上端部から後上方に延びてシートフレーム35の後端部に接続される左右一対のサブフレーム36とを備える。
パワーユニット12は、メインフレーム31の下方で、ダウンフレーム32とピボットフレーム33との間に配置され、フロントフレーム19によって支持される。
パワーユニット12は、エンジンである。シリンダー部24は、クランクケース23の前部の上面から上方に延出する。
燃料タンク29は、メインフレーム31の上方において、車両前後方向でシート17とヘッドパイプ18との間に配置される。燃料タンク29は、メインフレーム31に支持される。
パワーユニット12の冷却水が通るラジエーター37は、シリンダー部24及びダウンフレーム32の前方に配置される。ラジエーター37は、板状であり、板厚方向を車両前後方向に指向させて配置される。ラジエーター37は、ラジエーター37を前後に通過する風によって冷却水を放熱させる。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11等の車体を覆う車体カバーとして、ヘッドパイプ18を前方側から覆うフロントカバー38と、燃料タンク29を前方側から覆うタンクカバー39と、ラジエーター37を車幅方向外側から覆う左右一対のラジエーターシュラウド40と、シート17の前部下方の車体を車幅方向外側から覆う左右一対のサイドカバー41と、サイドカバー41の後方でシート17の下方の車体を車幅方向外側から覆う左右一対のリアサイドカバー(カバー部材)42と、を備える。
図2は、リアフレーム20とリアフェンダー27との位置関係を示す左側面図である。
リアフレーム20とリアフェンダー27とは後上がりに延びている。
リアフレーム20のシートフレーム35は、メインフレーム31の後部に接続される前端部35Aを有する。前端部35Aは後上がりに延びる。前端部35Aの後方には、前端部35Aよりも急な角度で後上がりに延びる中間部35Bが形成されている。中間部35Bの後方には、中間部35Bと同様の傾斜で後上がりに延びる後端部35Cが形成されている。
図3は、リアフレーム20とリアフェンダー27との位置関係を示す平面図である。
平面視では、シートフレーム35の前端部35Aと中間部35Bとが前後方向に直線状に延びている。シートフレーム35の後端部35Cは、後方に進むにつれて車幅方向(左右方向)内側に傾斜している。
左右の中間部35Bの後端には、左右に延びるブリッジ部45が支持されている。ブリッジ部45は、シートフレーム35に対して上方に突出する(図2参照)。ブリッジ部45の上方には、シート17(図1参照)の後部、すなわち、同乗者用シート17b(図1参照)が位置する。
図2に示すように、リアフレーム20のサブフレーム36は、ピボットフレーム33から、シートフレーム35の後端部35Cに向かって直線状に延びる前部36Aを有する。前部36Aは、シートフレーム35よりも急な傾斜で後上がりに延びる。前部36Aの後方には、シートフレーム35の後端部35Cに沿って後方に延びる後端部36Bが形成されている。後端部36Bはシートフレーム35の下側で後方に延びる。
図3に示すように、平面視では、サブフレーム36の前部36Aは、シートフレーム35よりも車幅方向外側から直線状に延びており、後方に進むに連れて車幅方向内側に傾斜している。サブフレーム36の前部36Aは、シートフレーム35の中間部35Bの後部と重なる。サブフレーム36の後端部36Bは、シートフレーム35の後端部35Cよりも車幅方向内側に進入した状態で後方に延びている。
ブリッジ部45よりも前方において、前後方向が同一の位置、例えば、シートフレーム35の中間部35Bの位置P1では、左右一対のサブフレーム36の車幅方向の離間距離W12は、左右一対のシートフレーム35の車幅方向の離間距離W11に比べて大きくなっている。
また、ブリッジ部45よりも後方において、前後方向が同一の位置P2では、左右一対のサブフレーム36の車幅方向の離間距離W22は、左右一対のシートフレーム35の車幅方向の離間距離W21に比べて小さくなっている。したがって、左右一対のサブフレーム36は、離間距離W12、W22が、左右一対のシートフレーム35の離間距離W11、W21よりも小さくなる部分を有する。
シートフレーム35とサブフレーム36とは、トラス構造を有する。具体的には、シートフレーム35とサブフレーム36とは、前側接続フレーム46と後側接続フレーム47とにより接続される。前側接続フレーム46は、サブフレーム36から後上がりに延びてシートフレーム35の前端部35Aの後端に接続される。後側接続フレーム47は、シートフレーム35の中間部35Bの前端から後下がりに延びてサブフレーム36に接続される。前側接続フレーム46と後側接続フレーム47との間において、サブフレーム36には、ブラケット48が設けられている。ブラケット48にはステップホルダーを介して同乗者用ステップ49が設けられる(図1参照)。
図4は、リアフェンダー27の平面図である。
図2-図4に示すように、左側のシートフレーム35及びサブフレーム36と、右側のシートフレーム35及びサブフレーム36との間には、リアフェンダー27が組付けられる。リアフェンダー27は、シートフレーム35およびサブフレーム36に対して下方から組み付けられる。
リアフェンダー27は、後輪15の上方に位置するトレー状のベース部50を有する。ベース部50は前後方向に延びる。ベース部50は、シート17の下方に沿って延在する。ベース部50は、燃料タンク29(図1、図9参照)の後端からリアフレーム20に沿って後方に延びている。
図5は、図2のV-V線断面図である。図6は、図2のVI-VI線断面図である。図7は、図2のVII-VII線断面図である。図8は、図7の断面部分をシートフレーム35の軸線方向に見た図である。
ベース部50の左右両側には、左右一対の縦壁部51が形成されている。縦壁部51は、ベース部50の上面から上方に延出する。縦壁部51は、シートフレーム35の前端部35Aと中間部35Bに対応する部分に形成される。縦壁部51は、車両側面視では、シートフレーム35とサブフレーム36との間に配置され、シートフレーム35およびサブフレーム36に沿って前後方向に延びている。
平面視では、縦壁部51はシートフレーム35と平行に延出する。詳細には、縦壁部51は、シートフレーム35の中間部35B側では、シートフレーム35よりも車幅方向内側に配置され、シートフレーム35と平行に延出する。また、シートフレーム35の前端部35A側では、縦壁部51は、中間部35B側よりもやや車幅方向外側に広がり、シートフレーム35と平行に延出する(図3、図4参照)。
ブリッジ部45よりも前方において、前後方向が同一の位置、例えば、シートフレーム35の中間部35Bの位置P1では、左右一対の縦壁部51の車幅方向の離間距離W13は、左右一対のサブフレーム36の車幅方向の離間距離W12よりも小さく設定される。
ベース部50と縦壁部51とにより、ベース部50の上面には、車体構成部品60-62の収納スペースS0(図3参照)が形成される。
具体的には、ベース部50の上面前部には、バッテリ収納部50Aが形成される。バッテリ収納部50Aは、前後方向で、ピボットフレーム33と重複する位置に設けられている。バッテリ収納部50Aには、バッテリ60が収納される。
バッテリ収納部50Aの後方には、電装品収納部50Bが形成されている。電装品収納部50Bはブリッジ部45よりも前方に設けられる。電装品収納部50Bには、ECU(Electronic Control Unit)61や、他の電装部品62が収納される。
図5、図6に示すように、電装品収納部50Bの左右両側は凹んでおり、ベース部50には、前後方向に延びる溝部50Cが形成される。溝部50Cには、バッテリ60やECU61、電装部品61などを電気的に接続するケーブル(不図示)等が配置される。
図5-図8に示すように、縦壁部51の上端には、車幅方向外側に延出する庇部52が形成される。庇部52は、縦壁部51とシートフレーム35との隙間を埋める。庇部52は前後方向に延びる長板状である。庇部52は上下方向でシートフレーム35と重なっている。本実施の形態では、庇部52は、シートフレーム35の下方に位置し、平面視でシートフレーム35に重なる(図3参照)。庇部52は、シートフレーム35に近接し、車両側面視でシートフレーム35の下面に沿って設けられる。庇部52により、縦壁部51とシートフレーム35との間に生じる上下方向に貫通する隙間が車体外に露出し難くなる。よって、上下方向から見た場合の外観性が向上する。また、下方から進入しようとする水に対して、収納スペースS0の防水性が向上している。
縦壁部51の上方には延出壁部53が形成されている。延出壁部53は、庇部52よりも上方に延出する壁である。本実施の形態では、延出壁部53は、縦壁部51の上方に延びる延長形状をなす。延出壁部53は、シートフレーム35の車幅方向内側面よりも車幅方向内側に位置する。延出壁部53は、車両側面視では、シートフレーム35と重複する(図2参照)。本実施の形態では、延出壁部53は、シートフレーム35と後側接続フレーム47の接続位置よりも後方に形成される。延出壁部53と庇部52とで形成されるL字状に囲まれた空間に、シートフレーム35の一部が収容される(図6参照)。よって、延出壁部53と庇部52およびシートフレーム35とにより、リアフレーム20とリアフェンダー27との間に形成される貫通孔状の隙間が車体外に露出し難くなっている。
庇部52の上面には車幅方向外側に行くにつれ高さが低くなるガイド部54が設けられる。ガイド部54は、平面視で庇部52がサブフレーム36と重なる位置に設けられる(図3参照)。本実施の形態では、ガイド部54は前後方向に離間した二つ(複数)のリブ54A、54Bで構成される。リブ54A、54Bは、車幅方向外側に進むにつれて下方に傾斜する傾斜面54A1、54B1(図5参照)を有する。傾斜面54A1、54B1は、平面視で、庇部52の車幅方向外端に設けられる。本実施の形態のリブ54A、54Bは、平面視で、サブフレーム36の車幅方向外端を越えるように設けられる。ガイド部54は、庇部52と延出壁部53に跨って設けられる。本実施の形態では、リブ54A、54Bの内、後側のリブ54Bが庇部52と延出壁部53に跨って設けられる(図5参照)。これにより、後側のリブ54Bの強度が庇部52および延出壁部53により確保されると共に、後側のリブ54Bが庇部52と延出壁部53の剛性に寄与する。
ベース部50の後方には、リアカウル部(化粧面)55が一体に形成されている。リアカウル部55はベース部50に比べて左右幅が大きく形成される。リアカウル部55は、サブフレーム36の下方で、サブフレーム36の車幅方向外方に延出してサブフレーム36とシートフレーム35の車幅方向外側面を覆うように上方に延出する。具体的には、リアカウル部55は左右側方が上方に湾曲している。また、リアカウル部55は後方がサブフレーム36よりも後方で上方に湾曲している。
本実施の形態では、収納スペースS0を形成するベース部50が下方から組み付けられる構成であるため、サブフレーム36を下方から覆うリアカウル部55をベース部50に一体に設けることができる。
ベース部50とリアカウル部55との接続部には、後下方に湾曲するように切り欠かれた切り欠き57が形成されている。切り欠き57には、サブフレーム36が配置される(図7参照)。
図9は、ベース部50の前方部分の斜視図である。図10は、ターミナルガイド56を後方から見た図である。
ベース部50の前方には、ターミナルガイド56が形成されている。ターミナルガイド56は、バッテリ60の端子60Aにアプローチする工具(不図示)とシートフレーム35が接触しないように、シートフレーム35とバッテリ60の端子60Aとの間を仕切る仕切り部材である。
具体的には、ターミナルガイド56は、右側の縦壁部51の上部に設けられる。ターミナルガイド56は、上下方向に延びる仕切壁面56Aを有する。仕切壁面56Aの上方には、車幅方向内側に凹んで上方に延びるフレーム収容面56Bが形成されている。ターミナルガイド56は、仕切壁面56Aがバッテリ60の右側に配置され、フレーム収容面56Bに右側のシートフレーム35が収容される。これにより、バッテリ60の端子60Aと、シートフレーム35とが仕切られる。フレーム収容面56Bの下方には、支持部56Cが形成されている。
ここで、リアフェンダー27は樹脂成形品であり、ターミナルガイド56はベース部50(図4参照)に沿った状態で成形される。ターミナルガイド56は、リアフェンダー27が車体フレーム11に組み付けられる際に、組み立てられる。図10には、樹脂成形時のターミナルガイド56を二点鎖線で示す。ターミナルガイド56は、縦壁部51に対して第1の樹脂ヒンジ56Dを介して連結されている。ターミナルガイド56には、第2の樹脂ヒンジ56Eを介して支持部56Cが連結されている。支持部56Cの先端には、差し込み部56C1が形成されている。樹脂ヒンジ56D、56Eは厚みが薄くされた部分であり、縦壁部51、支持部56Cが、樹脂ヒンジ56D、56Eを中心に回動可能である。
ターミナルガイド56は、第1の樹脂ヒンジ56Dを中心にして矢印A1のように回動される。また、支持部56Cは、第2の樹脂ヒンジ56Eを中心に矢印A2のように回動される。差し込み部56C1が縦壁部51に形成された孔部51Aに差し込まれることにより、ターミナルガイド56が縦壁部51の延長方向に沿って直立した状態に保持される。これにより、ターミナルガイド56が組み立てられる。
図11は、図2のXI―XI線部分に対応する要部断面図である。
次に、リアフェンダー27の取り付け方の一例について説明する。
リアフェンダー27は、前端を車体フレーム11に係合させて、リアフェンダー27の前端側を支点として、リアカウル部55側が上方に回動される。これにより、延出壁部53がシートフレーム35の車幅方向内側に進入し、庇部52がサブフレーム36を下方から上方に越えて、シートフレーム35の下面に配置される。また、リアカウル部55がシートフレーム35およびサブフレーム36を下方から覆う。
一般に、収納スペースS0は上方からアクセスされるため、上方にある左右のシートフレーム35を開口とする収納スペースS0にされる。このため、左右のシートフレーム35の離間距離W11に対応させて、縦壁部51の左右方向の離間距離W13が設定される。
ここで、本実施の形態では、縦壁部51の上端には車幅方向外側に延出する庇部52が設けられている。この庇部52は、位置によっては、図11に示すように、サブフレーム36の内端L1よりも車幅方向外側に延出する。しかしながら、本実施の形態では、ガイド部54が設けられているため、リアフェンダー27を上方に移動させる際に、ガイド部54がサブフレーム36に接触することにより縦壁部51などを車幅方向内側に弾性変形させることができる。よって、庇部52を車幅内側に退避させて、庇部52をサブフレーム36を乗り越えてサブフレーム36よりも上方に移動させ易くなっている。したがって、リアフェンダー27の組付け性が良くなっている。
リアフェンダー27がリアフレーム20に取り付けられると、リアサイドカバー42がリアフレーム20に取り付けられる。リアサイドカバー42は、シート17の下方に沿って延びており、シートフレーム35を車幅方向外側から覆う。本実施の形態のリアサイドカバー42は、リアフェンダー27の上部、すなわち、庇部52および延出壁部53を車幅方向外側から覆う。一方、リアフェンダー27の下部、すなわち、ベース部50や縦壁部51は車幅方向外側に露出する。ベース部50や縦壁部51の平坦な面を外観露出させることができるため、外観性を向上させ易くなっている。
収納スペースS0の上方はシート17で覆われ、左右側方は、リアサイドカバー42や、縦壁部51で覆われる。ここで、リアサイドカバー42とリアフェンダー27との間には下方からアクセス可能であり、水が下方から進入し得る。しかしながら、本実施の形態のリアフェンダー27では、縦壁部51、庇部52、延出壁部53、シートフレーム35により、上下方向に貫通した隙間は生じないため、下方からの水が遮蔽され易く、収納スペースS0の防水性が向上している。
図12は、リザーブタンク70の後面を示す鞍乗り型車両10の左右方向に沿った縦断面図である。図13は、リザーブタンク70の周辺を示す鞍乗り型車両10の前後方向に沿った縦断面図である。
リザーブタンク70は、ラジエーター37(図1参照)の冷却水を貯留する。リザーブタンク70は、ラジエーター37よりも下方に配置される。本実施の形態では、リザーブタンク70は、ピボット軸22の上方に配置される。リザーブタンク70は、左右のピボットフレーム33の間に配置される。リザーブタンク70は、クランクケース23とリアクッション43の間に配置される。
クランクケース23は、後部に変速機ケース23Aを備える。変速機ケース23Aには、複数のドライブギア81と、複数のドリブンギア82と、複数のシフトフォーク83、84と、シフトフォーク83、84に係合するシフトドラム85とが収容される。シフトドラム85は、ドライブギア81、ドリブンギア82、シフトフォーク83、84よりも、後方上部に配置される。変速機ケース23Aには、シフトドラム85の収容位置に応じて、後方に膨出する。変速機ケース23Aには、シフトドラム85が収容される膨出部23Bが形成される。
リアクッション43は、スイングアーム16を車体フレーム11に懸架する。リアクッション43は車幅方向中央部に配置される。リアクッション43の上端部は、クロスメンバ33Aの車幅方向中央部に接続される。クロスメンバ33Aは、左右のピボットフレーム33の上部間を車幅方向に接続する。リアクッション43の下端部は、リンク機構44(図1参照)を介してスイングアーム16に接続される。
図14は、リザーブタンク70の斜視図である。
本実施の形態のリザーブタンク70は、樹脂で形成された一体品である。
リザーブタンク70は、上下方向に延びるタンク本体部71を有する。タンク本体部71は中空であり冷却水が貯留される。タンク本体部71の後面には、上下方向に延びる縦凹部71Aが形成されている。縦凹部71Aには、上下方向に延びるリアクッション43が後方から収容される(図13参照)。
タンク本体部71の前面には、車幅方向に延びる横凹部71Bが形成されている。横凹部71Bには、車幅方向に延びるクランクケース23の膨出部23Bが前方から収容される。リザーブタンク70は、縦凹部71A、横凹部71Bにより、クランクケース23、リアクッション43に近接して配置される。
タンク本体部71の下部右側には、タンク接続部73が形成されている。タンク接続部73には、ラジエーター37に延びる冷却水ホースが接続される。
タンク本体部71の上部右側には、上方に延びる給水管部74が形成されている。給水管部74は、ピボットフレーム33に沿って上方に延出する(図12参照)。給水管部74の上端には、上方に開口する給水口74Aが形成されている。給水口74Aは、クロスメンバ33Aの後方で開口する。給水口74Aは、キャップ78(図12参照)で閉塞される。キャップ78は、給水口74Aに着脱自在に取り付けられる。給水口74Aを通じて、リザーブタンク70内に冷却水が補充可能である。
給水管部74には、給水管部74内を大気に連通させる大気開放管部76が形成されている。大気開放管部76には大気開放ホース79が接続される。
リザーブタンク70は、取り付け部72、75により、クランクケース23や車体フレーム11に取り付けられる。また、これらの取り付け部72、75によって、配管やハーネスなどの車体構成部品を保持する。
ラジエーター37の冷却水の温度が上昇して冷却水の体積が膨張すると、冷却水の一部は、冷却水ホースを通ってリザーブタンク70に流れ、リザーブタンク70に貯留される。
ラジエーター37の冷却水の温度が低下してラジエーター37内が負圧になると、リザーブタンク70内の冷却水は、冷却水ホースを通ってラジエーター37内に戻る。
以上説明したように、本発明を適用した本実施の形態によれば、鞍乗り型車両10は、左右一対のシートフレーム35と左右一対のシートフレーム35をそれぞれ支持する左右一対のサブフレーム36と、車体下方から組付けられたリアフェンダー27と、を有し、リアフェンダー27は、後輪15の上方に位置するベース部50と、ベース部50から上方に延出する左右一対の縦壁部51と、を有し、ベース部50の上面により車体構成部品60、61、62の収納スペースS0が形成される鞍乗り型車両10である。この鞍乗り型車両10において、左右一対の縦壁部51の離間距離W13は、左右一対のサブフレーム36の離間距離W12よりも小さく設定され、左右一対の縦壁部51の上部には、車幅方向外側に延出しフレーム35、36との隙間を埋める庇部52が設けられ、庇部52は上下方向でシートフレーム35と重なり、庇部52の上面には車幅方向外側に行くにつれ高さが低くなるガイド部54を有する。
この構成によれば、リアフェンダー27の縦壁部51がシートフレーム35もしくはサブフレーム36との間に隙間を有する場合に、外観性および防水性を向上できる鞍乗り型車両10を提供することができる。
本実施の形態では、ガイド部54は、複数のリブ54A、54Bからなり、平面視で庇部52がサブフレーム36と重なる位置に設けられる。
この構成によれば、リアフェンダー27を下方から組み付ける際にガイド部54がサブフレーム36に接触してリアフェンダー27を弾性変形させることができる。よって、庇部52をサブフレーム36から退避させながら組み付けることができ、リアフェンダー27を組付け易くすることができる。
また、本実施の形態では、左右一対のサブフレーム36の離間距離W22は、左右一対のシートフレーム35の離間距離W21よりも小さくなる部分を有し、縦壁部51はシートフレーム35と平行に延出し、庇部52は、シートフレーム35の下方に位置し、平面視でシートフレーム35に重なる。
この構成によれば、縦壁部51がシートフレーム35に平行であるため、収納スペースS0の幅を広くして収納スペースS0にアクセスし易くしつつ、外観性および防水性を向上できる。
また、本実施の形態では、庇部52は車両側面視でシートフレーム35の下面に沿って設けられ、シートフレーム35の側方を覆うリアサイドカバー42が庇部52を覆う。
この構成によれば、庇部52とシートフレーム35とを近接させることができ、庇部52とシートフレーム35との間に生じる隙間がリアサイドカバー42で覆われるため、外観性、防水性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、リアフェンダー27の後部には、サブフレーム36の下方で、サブフレーム36の車幅方向外方に延出してサブフレーム36とシートフレーム35の車幅方向外側面を覆うように上方に延出するリアカウル部55を有する。
この構成によれば、車体下方から組み付けられるリアフェンダー27に、サブフレーム36とシートフレーム35とを下方から覆うカバー形状を持たせることにより、部品点数を抑制することができる。
また、本実施の形態では、縦壁部51には、庇部52よりも上方に延出する延出壁部53を有し、延出壁部53はシートフレーム35の車幅方向内側面よりも車幅方向内側に位置する。
この構成によれば、防水性を向上させることができる。特に、リアフェンダー27の下方側から収納スペースS0に向けては、庇部52と延出壁部53との二重の壁構造になり易く、防水性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、ガイド部54は、庇部52と延出壁部53に跨って設けられる。
この構成によれば、ガイド部54が二面で支持されるのでガイド部54の強度を向上させることができる。
[他の実施の形態]
上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
上記実施の形態では、ガイド部54の二つのリブ54A、54Bのうち、後側のリブ54Bのみ、庇部52と延出壁部53とに跨る構成を説明したが、前側のリブ54Aも、庇部52と延出壁部53とに跨ってもよい。
上記実施の形態では、ガイド部54は二つのリブ54A、54Bで構成されたが、3つ以上のリブで構成されてもよい。
上記実施の形態では、ガイド部54は、平面視で、サブフレーム36に重複する部位にのみ設ける構成を説明したが、平面視で、サブフレーム36に重複しない部位にガイド部54を設ける構成にしてもよい。よって、例えば、庇部52の前端部にもガイド部54を設けてもよい。これにより、例えば、リアフェンダー27が車幅方向にズレた状態で下方から組付けられることがっても、前端部の庇部52が直接、サブフレーム36に接触する場合に比べて、ガイド部54により庇部52が大きな力を受け難くすることができる。
上記実施の形態では、鞍乗り型車両10として前輪13と後輪15とを有する自動二輪車を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備えた3輪の鞍乗り型車両や4輪以上を備えた鞍乗り型車両に適用可能である。
[上記実施の形態によりサポートされる構成]
上記実施の形態は、以下の構成をサポートする。
(構成1)左右一対のシートレールと前記左右一対のシートレールをそれぞれ支持する左右一対のサブフレームと、車体下方から組付けられたリアフェンダーと、を有し、前記リアフェンダーは、後輪の上方に位置するベース部と、前記ベース部から上方に延出する左右一対の縦壁部と、を有し、前記ベース部の上面により車体構成部品の収納スペースが形成される鞍乗り型車両において、前記左右一対の縦壁部の離間距離は、前記左右一対のサブフレームの離間距離よりも小さく設定され、前記左右一対の縦壁部の上部には、車幅方向外側に延出しフレームとの隙間を埋める庇部が設けられ、前記庇部は上下方向で前記シートレールと重なり、前記庇部の上面には車幅方向外側に行くにつれ高さが低くなるガイド部を有することを特徴とする鞍乗り型車両。
この構成によれば、リアフェンダーの縦壁部がシートレールもしくはサブフレームとの間に隙間を有する場合に、外観性および防水性を向上できる鞍乗り型車両を提供することができる。
(構成2)前記ガイド部は、複数のリブからなり、平面視で前記庇部が前記サブフレームと重なる位置に設けられることを特徴とする構成1に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、リアフェンダーを下方から組み付ける際にガイド部がサブフレームに接触してリアフェンダーを弾性変形させることができる。よって、庇部をサブフレームから退避させながら組み付けることができ、リアフェンダーを組付け易くすることができる。
(構成3)前記左右一対のサブフレームの離間距離は、前記左右一対のシートレールの離間距離よりも小さくなる部分を有し、前記縦壁部は前記シートレールと平行に延出し、前記庇部は、前記シートレールの下方に位置し、平面視で前記シートレールに重なることを特徴とする構成2に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、縦壁部がシートレールに平行であるため、収納スペースの幅を広くして収納スペースにアクセスし易くしつつ、外観性および防水性を向上できる。
(構成4)前記庇部は車両側面視で前記シートレールの下面に沿って設けられ、前記シートレールの側方を覆うカバー部材が前記庇部を覆うことを特徴とする構成2または3に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、庇部とシートレールとを近接させることができ、庇部とシートレールとの間に生じる隙間がカバー部材で覆われるため、外観性、防水性を向上させることができる。
(構成5)前記リアフェンダーの後部には、前記サブフレームの下方で、前記サブフレームの車幅方向外方に延出して前記サブフレームと前記シートレールの車幅方向外側面を覆うように上方に延出する化粧面を有することを特徴とする構成1から4のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、車体下方から組み付けられるリアフェンダーに、サブフレームとシートレールとを下方から覆うカバー形状を持たせることにより、部品点数を抑制することができる。
(構成6)前記縦壁部には、前記庇部よりも上方に延出する延出壁部を有し、前記延出壁部は前記シートレールの車幅方向内側面よりも車幅方向内側に位置することを特徴とする構成1から5のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、防水性を向上させることができる。特に、リアフェンダーの下方側から収納スペースに向けては、庇部と延出壁部との二重の壁構造になり易く、防水性を向上させることができる。
(構成7)前記ガイド部は、前記庇部と前記延出壁部に跨って設けられることを特徴とする構成6に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、ガイド部が二面で支持されるのでガイド部の強度を向上させることができる。
10 鞍乗り型車両
15 後輪
27 リアフェンダー
35 シートフレーム(シートレール、フレーム)
36 サブフレーム(フレーム)
42 リアサイドカバー(カバー部材)
50 ベース部
51 縦壁部
52 庇部
53 延出壁部
54 ガイド部
54A リブ
54B リブ
55 リアカウル部(化粧面)
60 車体構成部品
61 車体構成部品
62 車体構成部品
S0 収納スペース
W11 シートレールの離間距離
W12 サブフレームの離間距離
W13 縦壁部の離間距離
W21 シートレールの離間距離
W22 サブフレームの離間距離

Claims (7)

  1. 左右一対のシートレール(35)と前記左右一対のシートレール(35)をそれぞれ支持する左右一対のサブフレーム(36)と、車体下方から組付けられたリアフェンダー(27)と、を有し、前記リアフェンダー(27)は、後輪(15)の上方に位置するベース部(50)と、前記ベース部(50)から上方に延出する左右一対の縦壁部(51)と、を有し、前記ベース部(50)の上面により車体構成部品(60、61、62)の収納スペース(S0)が形成される鞍乗り型車両において、
    前記左右一対の縦壁部(51)の離間距離(W13)は、前記左右一対のサブフレーム(36)の離間距離(W12)よりも小さく設定され、
    前記左右一対の縦壁部(51)の上部には、車幅方向外側に延出しフレーム(35、36)との隙間を埋める庇部(52)が設けられ、前記庇部(52)は上下方向で前記サブフレーム(36)と重なり、前記庇部(52)の上面には車幅方向外側に行くにつれ高さが低くなるガイド部(54)を有し、
    前記ガイド部(54)は、前記リアフェンダー(27)を下方から上方へ移動させ前記庇部(52)を前記サブフレーム(36)を乗り越えて前記サブフレーム(36)よりも上方に移動させる際に、前記サブフレーム(36)との接触により、前記サブフレーム(36)の車幅方向外側に延出する前記庇部(52)と共に車幅方向内側に退避可能に構成されていることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記ガイド部(54)は、複数のリブ(54A、54B)からなり、平面視で前記庇部(52)が前記サブフレーム(36)と重なる位置に設けられることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記左右一対のサブフレーム(36)の離間距離(W22)は、前記左右一対のシートレール(35)の離間距離(W21)よりも小さくなる部分を有し、
    前記縦壁部(51)は前記シートレール(35)と平行に延出し、
    前記庇部(52)は、前記シートレール(35)の下方に位置し、平面視で前記シートレール(35)に重なることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記庇部(52)は車両側面視で前記シートレール(35)の下面に沿って設けられ、前記シートレール(35)の側方を覆うカバー部材(42)が前記庇部(52)を覆うことを特徴とする請求項2または3に記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記リアフェンダー(27)の後部には、前記サブフレーム(36)の下方で、前記サブフレーム(36)の車幅方向外方に延出して前記サブフレーム(36)と前記シートレール(35)の車幅方向外側面を覆うように上方に延出する化粧面(55)を有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記縦壁部(51)には、前記庇部(52)よりも上方に延出する延出壁部(53)を有し、前記延出壁部(53)は前記シートレール(35)の車幅方向内側面よりも車幅方向内側に位置することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記ガイド部(54)は、前記庇部(52)と前記延出壁部(53)に跨って設けられることを特徴とする請求項6に記載の鞍乗り型車両。
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