JP7340175B2 - Rfidタグ、ペットボトル、及びアンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、RFID(Radio Frequency Identification)モジュール、ペットボトル、及びアンテナに関する。
物流管理や商品管理のため、被着体に貼付されるRFIDラベルが普及している。RFIDラベルは、RFIDタグを有するラベルである。RFIDタグは、ICチップとICチップに電気的に接続されるアンテナとを備える。RFIDタグは、無線タグ、ICタグ、RF-IDタグ、RFタグと呼ばれることもある。このようなRFIDラベルが貼付される被着体が、飲料用ペットボトルなどの液体を収容する容器である場合、識別情報の読み出しに支障をきたすことがある。これは、液体の近くにアンテナが存在する場合、液体の影響でアンテナの特性が変化すること、電波が液体に吸収されること、などが原因と考えられている。
特許文献1には、識別情報の読み出しに影響を与え得る液体が被着体に収容されている場合でも、良好に識別情報を読み出しできるRFIDラベルが開示される。特許文献1に開示されるRFIDラベルはアンテナが被着体から突き出る構造を有する。これにより、アンテナから液体までの距離が長くなり、上記の影響が低減されるため、良好にRFIDラベルに記憶された識別情報を読み出しできる。
特開2006-277524号公報
しかしながら、特許文献1に開示される従来技術は、アンテナが被着体から突き出る構造のため、容器の保管時、運搬時などにアンテナの破損などの支障を来す虞があり、改善の余地がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、容器の取り扱いによるアンテナの破損等の支障を来すことなく識別情報を読み出しできるRFIDタグを得ることを課題とする。
上述した課題を解決するため、本発明に係るRFIDタグは、識別情報が記録されるICチップと、前記ICチップに接続されるループ状導体と、前記ループ状導体に接続される共に前記ループ状導体から互いに離れるように所定の方向にそれぞれ伸び、ミアンダ形状の導体である一対のミアンダエレメントと、互いに離れるように前記所定の方向にそれぞれ伸びる一対の格子形状の導体と、を有するアンテナ部と、を備え、
前記一対の格子形状の導体のそれぞれは、前記ミアンダエレメントの途中から分岐するように前記ミアンダエレメントに接続され、前記所定の方向に伸びる直線形状の導体である直線エレメントと、前記直線エレメントの先端に設けられ、前記直線エレメントの先端から前記直線エレメントが伸びる方向とは反対側に屈曲して前記ループ状導体側に伸びるフック形状の導体であるフックエレメントと、前記直線エレメントから前記フックエレメントに向かって伸びる直線形状の導体であり、前記直線エレメントと前記フックエレメントとを接続する格子エレメントと、を有し、
(i)前記ミアンダエレメントが使用周波数の波長の1/4の倍数の電気長になるように設定され、前記直線エレメント及び前記フックエレメントの少なくとも一方が当該使用周波数の波長の1/4の倍数の当該電気長とは異なる電気長になるように設定される、
(ii)前記直線エレメントが使用周波数の波長の1/4の倍数の電気長になるように設定され、前記ミアンダエレメント及び前記フックエレメントの少なくとも一方が当該使用周波数の波長の1/4の倍数の当該電気長とは異なる電気長になるように設定される、
(iii)前記直線エレメント及び前記フックエレメントの合計が使用周波数の波長の1/4の倍数の電気長になるように設定され、前記ミアンダエレメントが当該使用周波数の波長の1/4の倍数の当該電気長とは異なる電気長になるように設定される、または、
(iv)前記直線エレメント、前記フックエレメント、及び前記格子エレメントの合計が使用周波数の波長の1/4の倍数の電気長になるように設定され、前記ミアンダエレメントが当該使用周波数の波長の1/4の倍数の当該電気長とは異なる電気長になるように設定される。
本発明によれば、容器の取り扱いによるアンテナの破損等の支障を来すことなく識別情報の読み出しできるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係るRFIDタグ100が設けられる液体200の容器300の斜視図 RFIDタグ100の構成例を示す図 容器300に液体200が収容されていない状態で計測されるRFIDタグ100のインピーダンス特性を示す図 容器300に液体200が収容されている状態で計測されるRFIDタグ100のインピーダンス特性を示す図 本発明の実施の形態に係るRFIDタグ100の比較例100Aの構成例を示す図 容器300に液体200が収容されていない状態で計測される比較例100Aのインピーダンス特性を示す図 容器300に液体200が収容されている状態で計測される比較例100Aのインピーダンス特性を示す図 第1変形例に係るRFIDタグ100-1の構成例を示す図 容器300に液体200が収容されていない状態で計測されるRFIDタグ100-1のインピーダンス特性を示す図 容器300に液体200が収容されている状態で計測されるRFIDタグ100-1のインピーダンス特性を示す図 第2変形例に係るRFIDタグ100-2の構成例を示す図 容器300に液体200が収容されていない状態で計測されるRFIDタグ100-2のインピーダンス特性を示す図 容器300に液体200が収容されている状態で計測されるRFIDタグ100-2のインピーダンス特性を示す図 第3変形例に係るRFIDタグ100-3の構成例を示す図 容器300に液体200が収容されていない状態で計測されるRFIDタグ100-3のインピーダンス特性を示す図 容器300に液体200が収容されている状態で計測されるRFIDタグ100-3のインピーダンス特性を示す図 第4変形例に係るRFIDタグ100-4の構成例を示す図 容器300に液体200が収容されていない状態で計測されるRFIDタグ100-4のインピーダンス特性を示す図 容器300に液体200が収容されている状態で計測されるRFIDタグ100-4のインピーダンス特性を示す図 第5変形例に係るRFIDタグ100-5の構成例を示す図 第6変形例に係るRFIDタグ100-6の構成例を示す図 第7変形例に係るRFIDタグ100-7の構成例を示す図 第8変形例に係るRFIDタグ100-8の構成例を示す図 空気中に設けられるRFIDタグの周波数特性を示す第1図 空気中に設けられるRFIDタグの周波数特性を示す第2図 空気中に設けられるRFIDタグの周波数特性を示す第3図 空気中に設けられるRFIDタグの周波数特性を示す第4図 空気中に設けられるRFIDタグの周波数特性を示す第5図 空気中及び水中の何れにも設けることができるRFIDタグの周波数特性を説明するための第1図 空気中及び水中の何れにも設けることができるRFIDタグの周波数特性を説明するための第2図 空気中及び水中の何れにも設けることができるRFIDタグの周波数特性を説明するための第3図 空気中及び水中の何れにも設けることができるRFIDタグの周波数特性を説明するための第4図 図19Aに示すRFIDタグの周波数特性を示す図 図19Bに示すRFIDタグの周波数特性を示す図 図19Cに示すRFIDタグの周波数特性を示す図 図19Dに示すRFIDタグの周波数特性を示す図 第9変形例に係るRFIDタグ100-9の構成例を示す図
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下に示す説明では、各図において共通する部分について、同一の符号を付して説明を省略する場合がある。また、理解を容易にするため、各図面における各部材の縮尺は実際とは異なる場合がある。なお、各形態において、平行、直角、水平、垂直、上下、左右などの方向には、本発明の効果を損なわない程度のずれが許容される。また、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向は、それぞれ、X軸に平行な方向、Y軸に平行な方向、Z軸に平行な方向を表す。X軸方向とY軸方向とZ軸方向は、互いに直交する。XY平面、YZ平面、ZX平面は、それぞれ、X軸方向及びY軸方向に平行な仮想平面、Y軸方向及びZ軸方向に平行な仮想平面、Z軸方向及びX軸方向に平行な仮想平面を表す。図1以降において、X軸方向のうち、矢印で示す方向はプラスX軸方向とし、当該方向とは逆の方向はマイナスX軸方向とする。Y軸方向のうち、矢印で示す方向はプラスY軸方向とし、当該方向とは逆の方向はマイナスY軸方向とする。Z軸方向のうち、矢印で示す方向はプラスZ軸方向とし、当該方向とは逆の方向はマイナスZ軸方向とする。X軸方向は後述する容器を側面から平面視したときの高さ方向に等しい。Y軸方向は後述する容器を側面から平面視したときの横幅方向に等しい。Z軸方向は、後述する容器を側面から平面視したときの奥行き方向に等しい。
図1は本発明の実施の形態に係るRFIDタグ100が設けられる液体200を収容する容器300の斜視図である。図1に示される容器300は、液体200が収容されるポリエチレンテレフタレート製の収容体(ペットボトル)である。液体200は、例えば清涼飲料水、ミネラルウォーターなど、水に類するものである。なお、液体200は、これらに限定されず、油、アルコールなどでもよい。また、液体200は、水、油、及びアルコールなどの何れかの混合物(例えばエタノールに水を混ぜたものなど)でもよい。容器300のプラスX軸方向の先端部にはキャップ301が設けられる。容器300の外周面には透明な帯状のラベル302が被せられている。ラベル302にはRFIDタグ100が設けられている。RFIDタグ100は空気中(大気中)に存在する。すなわちRFIDタグ100が設けられる容器300の周囲の雰囲気は空気である。
なお容器300は、液体200を収容できる収容体であればよく、例えばガラス製の収容体でもよいし、タッパーウェア(登録商標)などの密閉容器でもよい。以下では、説明を簡単化するため、液体200を単に「液体」と、容器300を単に「容器」と称する場合がある。またRFIDタグ100にはダイポールアンテナが設けられているため、RFIDタグ100が縦長になるように容器300に貼付されているが、容器300へのRFIDタグ100の取り付け方法は、これに限定されるものではない。
次に図2を用いてRFIDタグ100の構成例を説明する。図2はRFIDタグ100の構成例を示す図である。RFIDタグ100は、帯状のシート40と、識別情報が記録されるICチップ10と、ループ状導体20と、アンテナ部30とを備える。
シート40は、例えば、ポリエチレンテレフタラート、ポリプロピレン等の合成樹脂製フィルムを、複数枚積層して帯状に形成されるフィルムである。ICチップ10、ループ状導体20、及びアンテナ部30は、例えば積層される複数の合成樹脂製フィルムの間に、挟み込まれるように配置される。なお、ICチップ10、ループ状導体20、及びアンテナ部30は、容器本体に直接設けてもよいし、容器のラベル302に設けてもよい。
ICチップ10は内部容量を有し、アンテナ部30が有するインダクタンスとICチップ10の内部容量とにより、整合回路が構成される。
ループ状導体20は、シート40をZ軸方向に平面視した形状が、1ターン以下のループ状(環状)の導電性配線パターンである。
ループ状導体20は、ICチップ10及びアンテナ部30と電気的に接続される。ICチップ10に記録された識別情報をリーダで読み出す場合、UHF帯の電波、例えば920MHz付近の電波をアンテナ部30が受信すると、共振作用によりループ状導体20に電流が流れる。これにより、ICチップ10を動作する起電力が発生する。ICチップ10が動作すると、ICチップ10に記録された識別情報は、ICチップ10によって符号化され、符号化されたデータは、920MHz付近の電波を搬送波として、リーダ等の通信装置に無線伝送される。この信号を受信したリーダは、信号を復号化して外部機器に転送する。このように本実施例のRFIDタグ100は、識別情報の保持や送信のための電力源(バッテリ)を持たない受動型の電波式の無線タグである。従って、バッテリを持つ能動型の無線タグと比べて、バッテリを持たない分、小型化と低価格化を実現できる。
アンテナ部30は、無線通信用電波の周波数(例えばUHF帯の周波数)に対して、ICチップ10との間で共振特性を示すように構成されるダイポールアンテナである。アンテナ部30は、全体でλ/2付近(λは通信波長)に相当する電気長を有する。
アンテナ部30は、例えば920MHz付近(例えば、860MHz~960MHz、より好ましくは、915MHz~935MHz)の周波数の電波に対して、容器300が液体で満たされ、アンテナの近傍に液体がある状態でも、ICチップ10とのインピーダンス共役整合を実現する構造を有する。アンテナ部30は、ICチップ10とのインピーダンス共役整合を実現する構造として、2つの導体部(導体部30A及び導体部30B)を備える。導体部30A及び導体部30Bは、ループ状導体20に接続されると共に、ループ状導体20から互いに離れる方向に伸びる導電性の配線パターンである。導電性の配線パターンは、銅箔やアルミ箔のプレス加工やエッチング加工、めっきによって形成する方法、金属ペーストのシルクスクリーン印刷、金属線などの既存の方法によって形成できるが、ここではアルミのエッチングにより形成した。
導体部30A及び導体部30Bは、ICチップ10の略中心を通る仮想線VLに対して、線対称に形成される。仮想線VLは、XY平面に平行で、かつ、Y軸方向に伸びる線である。仮想線VLは、RFIDタグ100をX軸方向の領域に略二等分する線でもある。
導体部30A及び導体部30Bのそれぞれは、λ/4付近(λは通信波長)に相当する電気長を有する。アンテナ部30のインピーダンス整合の条件は、負荷側から信号源を見たときのインピーダンスと信号源側から負荷を見たときのインピーダンスが、互いに複素共役になる場合である。従って、負荷側からの信号源インピーダンスZsがZs=Rs+jXsであれば、負荷インピーダンスZlがZl=Rs-jXsのとき、最大電力が伝達される。
なお、導体部30A及び導体部30Bは、仮想線VLに対して線対称の形状のため、以下では、導体部30Aの構成を説明する。導体部30Bの構成に関しては、導体部30AのX軸方向への延伸方向を逆に読み替えることで、その説明を省略する。
導体部30Aは、第1エレメント1、第2エレメント2、第3エレメント3及び第4エレメント4を備える。
第1エレメント1は、ループ状導体20からマイナスX軸方向に延伸するミアンダ(蛇行)形状の導電性配線パターンである。第1エレメント1は、ミアンダエレメントである。
第1エレメント1は、プラスX軸方向の端部がループ状導体20に接続される。第1エレメント1とループ状導体20との接続箇所は、例えばループ状導体20のプラスY軸方向側の周縁部である。第1エレメント1は、ループ状導体20との接続箇所から、マイナスX軸方向に対して所定角度(例えば30°~60°)で一定距離延伸し、一定距離延伸した箇所からマイナスX軸方向にさらに延伸する。なお、第1エレメント1の形状は図示例に限定されず、例えばループ状導体20との接続箇所からプラスY軸方向に対して一定距離延伸し、一定距離延伸した箇所から垂直に折れ曲がってマイナスX軸方向に延伸する形状でもよい。
第1エレメント1が、ループ状導体20のプラスY軸方向側の周縁部に接続されることによって、アンテナ部30全体のX軸方向の幅が狭くなり、縦幅と横幅の比率が小さなRFIDタグ100を実現できる。そのため、例えば、X軸方向の高さが比較的小さく、ラベルの小さな小容量のペットボトルなどに、当該RFIDタグ100を貼付する場合でも、ペットボトルのラベルの商品等表示を妨げない領域にRFIDタグ100を配置できる。
なお、第1エレメント1とループ状導体20との接続箇所は、これに限定されず、ループ状導体20のマイナスX軸方向の周縁部でもよい。この構成により、第1エレメント1を、ループ状導体20のマイナスX軸方向側の領域に配置できる。従って、アンテナ部30全体のY軸方向の幅が狭くなり、細長い形状のRFIDタグ100を実現できる。そのため、例えばX軸方向の高さが比較的大きな大容量のペットボトルなどに、当該RFIDタグ100を貼付する場合でも、ペットボトルの商品等表示を妨げない領域にRFIDタグ100を配置できる。
第2エレメント2は、例えばループ状導体20から、マイナスX軸方向に延伸する直線形状の導電性配線パターンである。第2エレメント2は、直線エレメントである。
第2エレメント2は、プラスX軸方向の端部が第1エレメント1、又はループ状導体20に接続される。
第2エレメント2が第1エレメント1に接続される場合、第2エレメント2は、例えば、第1エレメント1とループ状導体20との接続箇所付近に接続される。第2エレメント2は、当該接続箇所からマイナスX軸方向に一定距離延伸する。
第2エレメント2がループ状導体20に接続される場合、第2エレメント2は、例えば、ループ状導体20のプラスY軸方向側の周縁部に接続される。
第2エレメント2は、第1エレメント1のマイナスY軸方向側に設けられてもよいし、第1エレメント1のプラスY軸方向側に設けられてもよい。
図2に示すように、第1エレメント1のマイナスY軸方向側に、第2エレメント2が設けられる場合、ループ状導体20のマイナスX軸方向側の領域を有効に利用できる。従って、縦幅と横幅の比率が小さなRFIDタグ100を実現できる。
なお、第2エレメント2と第1エレメント1との間の隙間(Y軸方向における離間距離)は、例えば0.5mmから2.0mmまでの値に設定されると、アンテナとICチップのインピーダンスの複素共役を取りやすくなる点で好ましい。この距離が大きくなり過ぎるとインピーダンスの実数部が大きくなり、ICチップとの複素共役を取ることが難しくなる。第2エレメント2が主部であり、第1エレメント1が副部である。
第3エレメント3は、第2エレメント2のマイナスX軸方向の先端から、第2エレメント2が伸びる方向とは異なる方向に伸びるフック形状の導電性配線パターンである。第3エレメント3は、フックエレメントである。第3エレメント3は、U字形状のパターンでもよいし、L字形状のパターンでもよい。
なお、第2エレメント2と第3エレメント3が一体でフック形状に形成されてもよい。
図2に示すように、第3エレメント3は、第2エレメント2のマイナスX軸方向の先端から、マイナスY軸方向に一定距離延伸した後、プラスX軸方向に垂直に折れ曲がり、ループ状導体20に向かって一定距離延伸する。この形状により、ループ状導体20のマイナスX軸方向側の領域を有効に利用できる。従って、縦幅と横幅の比率が小さなRFIDタグ100を実現できる。
第3エレメント3がループ状導体20に向かって伸びる部分と、第2エレメントとの間には、隙間が形成される。この隙間(Y軸方向における離間距離)は、例えば1.0mmから30.0mmまでの値に設定される。この隙間に、複数の第4エレメント4が設けられる。
第4エレメント4は、第2エレメント2から第3エレメント3に向かって伸び、第2エレメント2及び第3エレメント3と共に、格子形状のパターンを形成する導電性配線パターンである。第4エレメント4は、格子エレメントである。
本実施の形態では、一例として、3つの第4エレメント4が用いられているが、第4エレメント4の数は、1つ以上であればよい。隣接する第4エレメント4のX軸方向の間隔は、例えば1.0mmから30.0mmまでの値に設定されると、通信可能な周波数帯が広帯域化する、また通信距離が伸びる点で好ましい。
各エレメントの電気長は、以下のように設定される。
例えば、第1エレメント1の長さは、使用周波数の波長のλ/4の倍数の電気長に設定される。この場合、第2エレメント2の長さと、第3エレメント3の長さとの少なくとも一方は、λ/4の倍数の電気長とは異なる電気長に設定される
なお、第1エレメント1の代わりに、第2エレメント2の電気長が、使用周波数の波長のλ/4の倍数に設定されてもよい。この場合、第1エレメント1の電気長と、第3エレメント3の電気長との少なくとも一方は、使用周波数の波長のλ/4の倍数の電気長とは異なる電気長に設定される
また、第1エレメント1の代わりに、第2エレメント2の電気長と、L字(逆L字)形状の第3エレメント3の電気長とを合計した値が、使用周波数の波長のλ/4の倍数に設定されてもよい。この場合、第1エレメント1の電気長は、使用周波数の波長のλ/4の倍数の電気長とは異なる電気長に設定される
また、第1エレメント1の代わりに、第2エレメント2の電気長と、第3エレメント3の電気長と、第4エレメント4(例えば3つの第4エレメント4の内の何れか1つ)の電気長とを合計した電気長が、使用周波数の波長のλ/4の倍数に設定されてもよい。この場合、第1エレメント1の電気長は、使用周波数の波長のλ/4の倍数の電気長とは異なる電気長に設定される
次に図3A、図3Bを用いて、RFIDタグ100のインピーダンス特性について説明する。
図3Aは容器300に液体200が収容されていない状態で計測されるRFIDタグ100のインピーダンス特性を示す図である。図3Bは容器300に液体200が収容されている状態で計測されるRFIDタグ100のインピーダンス特性を示す図である。
RFIDタグ100のインピーダンスZcを「Zc=Rc+jXc」として、縦軸は実数と虚数の値を示す。添え字「c」はチップ(ICチップ10)の略である。横軸は無線通信用電波の周波数を表す。実線は各周波数に対応する実数をプロットしたものである。一点鎖線は各周波数に対応する虚数をプロットしたものである。
図3Aでは、920MHzの実数の値が約8Ωであり、920MHzの虚数の値が約176Ωである。図3Bでは、920MHzの実数の値が約21Ωであり、920MHzの虚数の値が約198Ωである。このように、容器内の液体の有無によってインピーダンス特性が変化することが分かる。
図3A、図3Bに示すインピーダンス特性は、後述する比較例のインピーダンス特性と比べて、乱れが小さい。インピーダンス特性の乱れが小さいことは、アンテナ性能の低下が小さいことを意味する。図4を用いて、本実施の形態の比較例について説明する。
図4は本発明の実施の形態に係るRFIDタグ100の比較例100Aの構成例を示す図である。比較例100Aは、第1エレメント1、第2エレメント2、及び第3エレメント3の代わりに、ミアンダ形状の配線パターンであるエレメント31を備える。
エレメント31は、ループ状導体20に接続されると共に、ループ状導体20からX軸方向に延伸する矩形状の導電性配線パターンである。エレメント31は、使用周波数の波長の1/4の倍数の電気長に設定されている
このように構成される比較例100Aのインピーダンス特性を図5A、図5Bを用いて説明する。
図5Aは容器300に液体200が収容されていない状態で計測される比較例100Aのインピーダンス特性を示す図である。図5Bは容器300に液体200が収容されている状態で計測される比較例100Aのインピーダンス特性を示す図である。図3A及び図3Bと同様に、縦軸は、実数と虚数の値を示す。横軸は、無線通信用電波の周波数を表す。実線は各周波数に対応する実数をプロットしたものである。一点鎖線は各周波数に対応する虚数プロットしたものである。
図5Aでは、920MHzの実数の値が約17Ωであり、920MHzの虚数の値が約243Ωである。図5Bでは、920MHzの実数の値が約80Ωであり、920MHzの虚数の値が約25Ωである。
図3A及び図3Bに示されるインピーダンス特性と比べて、図5A及び図5Bに示されるインピーダンス特性は、大きく乱れていることが分かる。エレメント31のミアンダ形状と、誘電率εが「80」の液体との間で電気的結合を起こすことが、インピーダンス特性が大きく乱れる原因と考えられる。例えば、リーダから見てエレメント31が液体の手前に配置されている場合、すなわちリーダ、エレメント31及び液体がこの順で配列されている場合には、液体の誘電率によって比較例100Aのインピーダンスが大きく変化する。すなわち、比較例100Aは、アンテナ部30の無線通信に必要な電気長を確保するため、ミアンダ形状のアンテナエレメントを採用するため、リーダから見てエレメント31の背面側の液体とアンテナエレメントとの電気的結合が強くなり、インピーダンス特性が大きく乱れると推測される。このような問題を解決するため、従来では、アンテナエレメントと容器の間にスペーサを設けることでアンテナエレメントから液体までの距離を離して電気的結合を低減する、アンテナエレメントと容器の間に金属製シートを挿入することで電気的結合を低減する、などの措置が採られていた。
一方、周波数が比較的高いUHF帯の電波は、液体に吸収され易いことが知られている。例えば、リーダとエレメント31との間に液体が介在している場合、リーダから送信される電波は、その一部が容器内の液体に吸収されて、残りの微弱な電波がエレメント31に受信される。すなわち、エレメント31での電波の受信強度が低下する。エレメント31は、この電波を搬送波として、識別情報に関する信号をリーダに向けて送信するため、比較例100Aから送信される微弱な電波は、容器内の液体に吸収されて、リーダでの電波の受信強度が低下する。
さらに、リーダとエレメント31との間に液体が介在している場合、電波が液体を通過する際、液体の波長短縮効果によって、電波の波長が僅かに短くなることが知られている。電波の波長が短くなると、アンテナ部30とICチップ10との共振条件から外れてしまい、共役整合の条件を満たさずに、最大電力を得ることができなくなる。
比較例100Aでは、ミアンダ形状のエレメント31が採用され、さらにエレメント31の電気長が、使用周波数の波長のλ/4の倍数に設定されている。そのため、上記の電気的結合、波長短縮効果、電波の吸収減衰などによって、リーダとの無線通信が困難になり得ることを、本願発明者は発見した。
これに対して本実施の形態に係るRFIDタグ100は、少なくともミアンダ形状以外の形状のアンテナエレメントを用いることで、アンテナエレメントと液体との電気的結合を緩和することができる。またRFIDタグ100は、形状が異なる複数のアンテナエレメントを組み合わせることで、アンテナエレメントと液体との電気的結合を緩和することができる。
また、本実施の形態に係るRFIDタグ100によれば、電気長が異なる複数のエレメントを組み合わせることで、共振条件のずれが補正され、液体の波長短縮効果に対してロバストな整合回路を得られる。
本実施の形態に係るRFIDタグ100によれば、形状が異なる複数のアンテナエレメントを組み合わせること、又は、電気長が異なる複数のエレメントを組み合わせることで、アンテナ部30での電波の受信強度を高めることができる。
なお本実施の形態に係るRFIDタグ100は、以下のように構成してもよい。RFIDタグ100と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、異なる部分について述べる。
図6は第1変形例に係るRFIDタグ100-1の構成例を示す図である。RFIDタグ100-1は、第1エレメント1から第2エレメント2までのY軸方向における距離が広くなるように構成されている。RFIDタグ100-1では、第1エレメント1と第2エレメント2との間の隙間が、例えば2.0mmから5.0mmまでの値に設定されと、アンテナとICチップの複素共役を取りやすくなる点で好ましい。第1エレメント1と第2エレメント2との間の隙間が5.0mm以上になるとアンテナの抵抗が高くなり通信距離が落ちる可能性がある。
図7Aは容器300に液体200が収容されていない状態で計測されるRFIDタグ100-1のインピーダンス特性を示す図である。図7Bは容器300に液体200が収容されている状態で計測されるRFIDタグ100-1のインピーダンス特性を示す図である。
図7Aでは、920MHzの実数の値が約10Ωであり、920MHzの虚数の値が約177Ωである。図7Bでは、920MHzの実数の値が約20Ωであり、920MHzの虚数の値が約196Ωである。図7A及び図7Bによれば、RFIDタグ100-1のインピーダンス特性は、前述した比較例100Aのインピーダンス特性と比べて、乱れが小さいことが分かる。
RFIDタグ100-1によれば、RFIDタグ100と同様の効果を得ることができる。またRFIDタグ100-1によれば、例えば、製造公差によってミアンダ形状の第1エレメント1の上下幅が均一でない場合でも、第1エレメント1と第2エレメント2との隙間が広がることで、第1エレメント1の第2エレメント2への接触を抑制できる。従って、第1エレメント1などの製造公差の管理が不要になる。また、第1エレメント1と第2エレメント2との隙間が広がることで、各配線パターンの製造が容易化される。その結果、RFIDタグ100-1の歩留まりが向上すると共に、製造コストを低減できる。
図8は第2変形例に係るRFIDタグ100-2の構成例を示す図である。RFIDタグ100-2は、RFIDタグ100と比べて、第1エレメント1が省かれている。各エレメントの電気長は、以下のように設定される。
例えば、第2エレメント2の長さは、使用周波数の波長のλ/4の倍数の電気長に設定される。この場合、第3エレメント3の長さは、λ/4の倍数の電気長とは異なる電気長に設定される
なお、第2エレメント2の代わりに、第3エレメント3の電気長が、使用周波数の波長のλ/4の倍数に設定されてもよい。この場合、第2エレメント2の長さは、λ/4の倍数の電気長とは異なる電気長に設定される
また、第2エレメント2の代わりに、第3エレメント3の電気長と、第4エレメント4(例えば3つの第4エレメント4の内の何れか1つ)の電気長とを合計した電気長が、使用周波数の波長のλ/4の倍数に設定されてもよい。この場合、第2エレメント2の電気長は、使用周波数の波長のλ/4の倍数の電気長とは異なる電気長に設定される
図9Aは容器300に液体200が収容されていない状態で計測されるRFIDタグ100-2のインピーダンス特性を示す図である。図9Bは容器300に液体200が収容されている状態で計測されるRFIDタグ100-2のインピーダンス特性を示す図である。
図9Aでは、920MHzの実数の値が約11Ωであり、920MHzの虚数の値が約185Ωである。図9Bでは、920MHzの実数の値が約16Ωであり、920MHzの虚数の値が約196Ωである。図9A及び図9Bによれば、RFIDタグ100-2のインピーダンス特性は、前述した比較例100Aのインピーダンス特性と比べて、乱れが小さいことが分かる。
RFIDタグ100-2によれば、電気長と形状の双方が異なる複数のエレメントを組み合わせることで、RFIDタグ100と同様の効果を得ることができる。
また、RFIDタグ100-2によれば、例えば、第1エレメント1が不要なため、第1エレメント1などの製造公差の管理が不要になるだけでなく、構造が簡素化される。その結果、RFIDタグ100-2の歩留まりが向上すると共に、製造コストをより一層低減できる。
図10は第3変形例に係るRFIDタグ100-3の構成例を示す図である。RFIDタグ100-3は、RFIDタグ100-2と比べて、第4エレメント4の数が少ない。
図11Aは容器300に液体200が収容されていない状態で計測されるRFIDタグ100-3のインピーダンス特性を示す図である。図11Bは容器300に液体200が収容されている状態で計測されるRFIDタグ100-3のインピーダンス特性を示す図である。
図11Aでは、920MHzの実数の値が約11Ωであり、920MHzの虚数の値が約184Ωである。図11Bでは、920MHzの実数の値が約17Ωであり、920MHzの虚数の値が約196Ωである。図11A及び図11Bによれば、RFIDタグ100-3のインピーダンス特性は、前述した比較例100Aのインピーダンス特性と比べて、乱れが小さいことが分かる。また、図11A及び図11Bによれば、RFIDタグ100-3のインピーダンス特性は、前述した第2変形例に係るRFIDタグ100-2のインピーダンス特性と比べても、大きく乱れていないことが分かる。
RFIDタグ100-3によれば、電気長と形状の双方が異なる複数のエレメントを組み合わせることで、RFIDタグ100と同様の効果を得ることができる。
また、RFIDタグ100-3によれば、例えば、第4エレメント4の数を低減できる分、製造公差の管理が不要になるだけでなく、構造が簡素化される。その結果、RFIDタグ100-3の歩留まりが向上すると共に、製造コストをより一層低減できる。
図12は第4変形例に係るRFIDタグ100-4の構成例を示す図である。RFIDタグ100-4は、RFIDタグ100-3と比べて、第3エレメント3及び第4エレメント4の代わりに、第5エレメント5が用いられる。第2エレメント2が主部であり、第5エレメント5が副部である。
第5エレメント5は、直線エレメントである第2エレメント2の途中から分岐するように第2エレメント2に接続され、第2エレメント2と平行に伸びる導体である。第5エレメント5は、分岐エレメントである。
第2エレメント2への第5エレメント5の接続点は、例えば第2エレメント2とループ状導体20との接続点から所定距離離れた位置である。所定距離は、例えば5.0mmから100.0mmまでの値に設定されと、アンテナの抵抗が高くなりすぎないため好ましい。
第2エレメント2と、第5エレメント5がループ状導体20側とは反対方向に伸びる部分との間には、隙間が形成される。この隙間(Y軸方向における離間距離)は、例えば1.0mmから30.0mmまでの値に設定されと、アンテナの抵抗が高くなりすぎないため好ましい。なお、この隙間には、前述した第4エレメント4を設けてもよい。
各エレメントの電気長は、以下のように設定される。
例えば、第2エレメント2の長さは、使用周波数の波長のλ/4の倍数の電気長に設定される。この場合、第5エレメント5の長さは、λ/4の倍数の電気長とは異なる電気長に設定される
また、第2エレメント2の代わりに、第5エレメント5の電気長が、使用周波数の波長のλ/4の倍数に設定されてもよい。この場合、第2エレメント2の電気長は、使用周波数の波長のλ/4の倍数の電気長とは異なる電気長に設定される
図13Aは容器300に液体200が収容されていない状態で計測されるRFIDタグ100-4のインピーダンス特性を示す図である。図13Bは容器300に液体200が収容されている状態で計測されるRFIDタグ100-4のインピーダンス特性を示す図である。
図13Aでは、920MHzの実数の値が約9Ωであり、920MHzの虚数の値が約184Ωである。図13Bでは、920MHzの実数の値が約16Ωであり、920MHzの虚数の値が約193Ωである。図13A及び図13Bによれば、RFIDタグ100-4のインピーダンス特性は、前述した比較例100Aのインピーダンス特性と比べて、乱れが小さいことが分かる。また、図13A及び図13Bによれば、RFIDタグ100-4のインピーダンス特性は、前述した第3変形例に係るRFIDタグ100-3のインピーダンス特性と略同じであり、大きく乱れていないことが分かる。
RFIDタグ100-4によれば、電気長と形状の双方が異なる複数のエレメントを組み合わせることで、RFIDタグ100と同様の効果を得ることができる。
また、RFIDタグ100-4によれば、第4エレメント4を省略できる分、製造公差の管理が不要になるだけでなく、構造が簡素化される。その結果、RFIDタグ100-4の歩留まりが向上すると共に、製造コストをより一層低減できる。
また、RFIDタグ100-4によれば、第5エレメント5の分岐箇所、すなわち第2エレメント2からの第5エレメント5の引き出し位置を、調整しやすい構造のため、RFIDタグ100-4の設計条件に自由度を持たせることができる。例えば、RFIDタグ100-4の表面積を極力狭くしなければならない特殊形状の容器300の場合、第2エレメント2の下側(マイナスY軸方向側)の領域が狭くなることが想定される。この場合でも、第5エレメント5の分岐箇所を極力ループ状導体20に近づけた上で、第5エレメント5のY軸方向に伸びる部分の長さを短くすることで、特殊な容器300にも適用可能となる。従って、RFIDタグ100-4を適用可能な容器300が増える分、RFIDタグ100-4の生産量が増やすことができる、RFIDタグ100-4の製造単価をより一層低減することができる。
図14は第5変形例に係るRFIDタグ100-5の構成例を示す図である。RFIDタグ100-5は、RFIDタグ100-4と比べて、第5エレメント5が省かれている。RFIDタグ100-5は、電気長と形状の双方が異なる複数のエレメントを組み合わせた構造に代えて、第2エレメント2を備える簡易的な構造を有する。
RFIDタグ100-5の第2エレメント2は、使用周波数の波長の略1/4の倍数の電気長に設定される直線形状の導体である。
RFIDタグ100-5のインピーダンス特性は、例えば図13A及び図13Bに示されるインピーダンス特性と同等であることが本願発明者によって確認されている。また、RFIDタグ100-5のインピーダンス特性は、前述した比較例100Aのインピーダンス特性と比べて、乱れが小さいことも本願発明者によって確認されている。
またRFIDタグ100-5によるリーダとの通信距離は、RFIDタグ100~100-4によるリーダとの通信距離と比べて短くなる傾向になるが、少なくとも実用上の通信距離(例えば1m~7m程度)を確保できることが確認された。なお通信距離が短くなる場合でも、例えば容器を搬送するベルトコンベアにリーダを配置することで、識別情報を読み取ることができるため、あらゆる商品の在庫管理などに活用ができる。
このようにインピーダンス特性が優れる理由は、アンテナエレメントを直線形状にすることで、ミアンダ形状のアンテナエレメントのみ利用される場合に比べて、アンテナエレメントと液体との間での電気的結合が弱められるためと考えられる。
従来では、アンテナ部30の無線通信に必要な電気長を確保するため、ミアンダ形状のアンテナエレメント、ループ形状のアンテナエレメントなどが採用されるケースが多い。ところが、このようなアンテナエレメントが利用されると、液体との電気的結合が強くなり、インピーダンス特性が大きく乱れることで、所望のアンテナ性能を確保できない。従って従来では、アンテナエレメントと容器の間にスペーサを設けることでアンテナエレメントから液体までの距離を離して電気的結合を低減する、アンテナエレメントと容器の間に金属製シートを挿入することで電気的結合を低減する、などの措置が採られていた。
第5変形例に係るRFIDタグ100-5によれば、このような措置が不要になるため、RFIDタグ100-5の製造の管理が容易化されると共に、RFIDタグ100-5の製造に要する材料を大幅に低減することができる。従って、RFIDタグ100-5の大幅な製造コストの低減を実現できる。
図15は第6変形例に係るRFIDタグ100-6の構成例を示す図である。RFIDタグ100-6は、第3変形例に係るRFIDタグ100-3と比べて、第4エレメント4が省かれている。
RFIDタグ100-6のインピーダンス特性は、前述した比較例100Aのインピーダンス特性と比べて、乱れが小さいことが本願発明者によって確認されている。またRFIDタグ100-6によるリーダとの通信距離は、RFIDタグ100-3によるリーダとの通信距離と同等であることも確認された。
RFIDタグ100-6によれば、例えば、第4エレメント4を省略できる分、製造公差の管理が不要になるだけでなく、構造が簡素化される。その結果、RFIDタグ100-6の歩留まりが向上すると共に、製造コストをより一層低減できる。
図16は第7変形例に係るRFIDタグ100-7の構成例を示す図である。RFIDタグ100-7は、RFIDタグ100と比べて、第3エレメント3及び第4エレメント4が省かれている。第1エレメント1が主部の場合、第2エレメント2が副部となり、第2エレメント2が主部の場合、第1エレメント1が副部となる。
各エレメントの電気長は、以下のように設定される。
例えば、第1エレメント1の長さは、使用周波数の波長のλ/4の倍数の電気長に設定される。この場合、第2エレメント2の長さは、λ/4の倍数の電気長とは異なる電気長に設定される
なお、第1エレメント1の代わりに、第2エレメント2の電気長が、使用周波数の波長のλ/4の倍数に設定されてもよい。この場合、第1エレメント1の電気長は、使用周波数の波長のλ/4の倍数の電気長とは異なる電気長に設定される
RFIDタグ100-7のインピーダンス特性は、前述した比較例100Aのインピーダンス特性と比べて、乱れが小さいことが本願発明者によって確認されている。またRFIDタグ100-7によるリーダとの通信距離は、RFIDタグ100によるリーダとの通信距離と同等であることも確認された。
RFIDタグ100-7によれば、例えば、第3エレメント3及び第4エレメント4を省略できる分、製造公差の管理が不要になるだけでなく、構造が簡素化される。その結果、RFIDタグ100-7の歩留まりが向上すると共に、製造コストをより一層低減できる。
図17は第8変形例に係るRFIDタグ100-8の構成例を示す図である。RFIDタグ100-8は、RFIDタグ100と比べて、第3エレメント3及び第4エレメント4の代わりに、第5エレメント5が用いられる。第1エレメント1が主部の場合、第2エレメント2が副部となり、第2エレメント2が主部の場合、第1エレメント1が副部となる。
各エレメントの電気長は、以下のように設定される。
例えば、第1エレメント1の長さが、使用周波数の波長のλ/4の倍数の電気長に設定される場合、第2エレメント2の長さと、第5エレメント5の長さとの少なくとも一方が、λ/4の倍数の電気長とは異なる電気長に設定される
また、第2エレメント2の長さが、使用周波数の波長のλ/4の倍数の電気長に設定される場合、第1エレメント1の長さと、第5エレメント5の長さとの少なくとも一方が、λ/4の倍数の電気長とは異なる電気長に設定される
また、第5エレメント5の電気長が、使用周波数の波長のλ/4の倍数に設定される場合、第1エレメント1の電気長と、第2エレメント2の長さとの少なくとも一方が、λ/4の倍数の電気長とは異なる電気長に設定される

RFIDタグ100-8のインピーダンス特性は、前述した比較例100Aのインピーダンス特性と比べて、乱れが小さいことが本願発明者によって確認されている。またRFIDタグ100-8によるリーダとの通信距離は、RFIDタグ100によるリーダとの通信距離と同等であることも確認された。
RFIDタグ100-8によれば、例えば第4エレメント4を省略できる分、製造公差の管理が不要になるだけでなく、構造が簡素化される。その結果、RFIDタグ100-8の歩留まりが向上すると共に、製造コストをより一層低減できる。
なお、本実施の形態に係るRFIDタグ100~100-8のそれぞれは、UHF帯の電波だけでなく、VHF帯、SHF帯などの電波にも適用可能である。RFIDタグ100~100-8の使用周波数がUHF帯の周波数、例えば860~960MHz、915~925MHzなどである場合、UHF帯はVHF帯に比べて、周波数が高いため、波長が短くなり、アンテナの小型化に有利である。従って、本実施の形態に係るRFIDタグ100~100-8をUHF帯の電波に好適な形状にすることで、ICチップ10の小型化を図ることができると共に、メモリ容量も小さく安価な無線タグを得ることができる。
また、本実施の形態に係るRFIDタグ100~100-8のそれぞれは、電磁誘導式の無線タグ、電波式の無線タグの何れにも適用可能である。特に、RFIDタグ100~100-8のそれぞれを、電波式の無線タグに適用した場合、リーダとの所定の無線通信距離を確保できる。所定の無線通信距離は、例えば0mから20mまでの範囲である。
なお、本実施の形態に係るRFIDタグ100~100-8は、RFIDタグ100~100-8が存在する周囲が空気中(大気中)と水中の何れの場合でも、UHF帯、VHF帯、SHF帯などの電波を利用して無線通信が可能である。例えば、RFIDタグ100~100-8を有する容器300がバケツなどに収容され、このバケツに水が入っていない状態と水が入っている状態の何れにおいても、RFIDタグ100~100-8を利用して、リーダとの無線通信が可能である。以下では、RFIDタグ100~100-8に共通の技術的特徴を有した第9変形例に係るRFIDタグ100-9を利用して、空気中と水中の何れに設けられる場合でも無線通信が可能であることを説明する。
図18Aは空気中に設けられるRFIDタグの周波数特性を示す第1図である。図18Bは空気中に設けられるRFIDタグの周波数特性を示す第2図である。図18Cは空気中に設けられるRFIDタグの周波数特性を示す第3図である。図18Dは空気中に設けられるRFIDタグの周波数特性を示す第4図である。図18Eは空気中に設けられるRFIDタグの周波数特性を示す第5図である。
図18Aから図18Eには、空気中に設けられたRFIDタグ100-9の周波数特性が示される。各図の横軸は無線通信用電波の周波数を表し、縦軸はRFIDタグ100-9からリーダまでの通信可能距離を表す。なお、RFIDタグ100-9の構成の詳細は後述する。
図18Aには、液体が収容された500mlのペットボトル(冷凍されていないもの)に設けられるRFIDタグ100-9のデータが示される。図18Aより、500mlのペットボトルの場合、通信可能距離を10cm以上としたときの共振周波数の帯域として、830MHz~1040MHzを広く確保できることが分かる。
図18Bには、アルコール(例えば水にエタノールが25%添加されたもの)が収容された900mlのガラス製の瓶に設けられるRFIDタグ100-9のデータが示される。図18Bより、900mlのガラス製の瓶の場合、通信可能距離を10cm以上としたときの共振周波数帯域として、例えば760MHz~1200MHzを確保できることが分かる。
図18Cには、水が収容された1000mlの紙パックに設けられるRFIDタグ100-9のデータが示される。図18Cより、1000mlの紙パックの場合、通信可能距離を10cm以上としたときの共振周波数帯域として、例えば780MHz~1200MHzを確保できることが分かる。
図18Dには、油(日清オイリオ製サラダ油)が収容された1500mlのペットボトルに設けられるRFIDタグ100-9のデータが示される。図18Dより、1500mlのペットボトルの場合、通信可能距離を10cm以上としたときの共振周波数帯域として、例えば700MHz~1200MHzを確保できることが分かる。
図18Eには、液体が収容された500mlのペットボトル(冷凍されたもの)に設けられるRFIDタグ100-9のデータが示される。図18Eより、冷凍されたペットボトルの場合、通信可能距離を10cm以上としたときの共振周波数帯域として、例えば700MHz~1200MHzを確保できることが分かる。
次に図19Aから図20Dを参照して、RFIDタグ100-9が設けられている500mlのペットボトルをバケツの中に置いて、このバケツに水を入れる前後の周波数特性について説明する。
図19Aは空気中及び水中の何れにも設けることができるRFIDタグの周波数特性を説明するための第1図である。図19Bは空気中及び水中の何れにも設けることができるRFIDタグの周波数特性を説明するための第2図である。図19Cは空気中及び水中の何れにも設けることができるRFIDタグの周波数特性を説明するための第3図である。図19Dは空気中及び水中の何れにも設けることができるRFIDタグの周波数特性を説明するための第4図である。
図19Aから図19Dに示すように、水311を収容できるバケツ(容器400)の中に、例えば500mlのペットボトル(容器300)が収容されている。図19Aは、容器400に水311が入っていない状態を表し、図19Bから図19Cは、容器400に水311が入っている状態を表す。
図19B、図19C、図19Dの順に、水311の量が多いものとする。図19Bの状態は、RFIDタグ100-9が浸水する直前、すなわち、容器300の大半が水311に浸かっているが、RFIDタグ100-9は水311に浸かっていない状態である。図19Cの状態は、RFIDタグ100-9が浸水した直後の状態、すなわち、RFIDタグ100-9の上面に水311が僅かに存在する状態である。水311が僅かに存在する状態とは、例えばRFIDタグ100-9の表面から水面311aまでの距離が1mm~1cm程度のことである。図19Dの状態は、図19Cの状態よりも水311の量が増えて、例えばRFIDタグ100-9の水面311aまでの距離が15cm程度になった状態である。
これらの状態で検証したRFIDタグ100-9の周波数特性を図20Aから図20Dに示す。図20Aは図19Aに示すRFIDタグの周波数特性を示す図、図20Bは図19Bに示すRFIDタグの周波数特性を示す図、図20Cは図19Cに示すRFIDタグの周波数特性を示す図、図20Dは図19Dに示すRFIDタグの周波数特性を示す図である。各図の横軸は、無線通信用電波の周波数を表し、縦軸は、RFIDタグ100-9からリーダまでの通信可能距離を表す。なお、これらのデータは、図19Aに示すように、リーダ用のアンテナ500からRFIDタグ100-9までの距離Lが25cmの場合に測定されたものである。
図20Aの周波数特性は、図19Aの状態に対応する。図20Aより、容器400に水311が入っていない状態では、通信可能距離を10cm以上としたときの共振周波数の帯域として、800MHz~1200MHzを広く確保できることが分かる。
図20Bの周波数特性は図19Bの状態に対応する。図20Bより、RFIDタグ100-9が水311に浸っていない状態では、通信可能距離を10cm以上としたときの共振周波数の帯域として、800MHz~1200MHzを広く確保できることが分かる。
図20Cの周波数特性は図19Cの状態に対応する。図20Cより、RFIDタグ100-9が僅かに水311に浸っている状態では、図20Bのデータに比べて全体的に通信可能距離が短くなるものの、840MHz付近と1100MHz付近を除いて、通信可能距離を広く確保できることが分かる。
図20Dの周波数特性は図19Dの状態に対応する。図20Dより、RFIDタグ100-9から水面311aまでの距離が長くなった場合でも、通信可能距離を広く確保できることが分かる。
なお、本実施の形態にデータを例示していないが、RFIDタグ100-9の水面311aまでの距離が15cmよりも長い場合でも、例えば当該距離が30cm程度までであれば、RFIDタグ100-9を利用した無線通信が可能であることを実証済みである。
図21は第9変形例に係るRFIDタグ100-9の構成例を示す図である。図8に示すRFIDタグ100-2との違いは、RFIDタグ100-9では、第4エレメント4の数が増えている点である。
RFIDタグ100-9によれば、アンテナエレメントと液体との電気的結合を緩和することができる。また、RFIDタグ100-9によれば、電気長が異なる複数のエレメントを組み合わせることで、共振条件のずれが補正され、液体の波長短縮効果に対してロバストな整合回路を得られる。また、RFIDタグ100-9によれば、電気長が異なる複数のエレメントを組み合わせることで、アンテナ部30での電波の受信強度を高めることができる。特に第4エレメント4の数が増えることにより、水中での用途においても、アンテナ部30での電波の受信強度をより高めることができる。また、RFIDタグ100-9によれば、空気中での利用を基本にしながら、例えば、出店などにおいて、ペットボトルを冷やすために、氷水などを入れた容器に当該ペットボトルを浸けた状態でも、在庫管理が可能になる。従って、氷水などを入れた容器からペットボトルを出して在庫数をチェックするなどの手間を省くことができる。また、震災、水害などによって、ペットボトルなどが浸水した場合でも、浸水状態でそれらの在庫数をチェックすることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 :第1エレメント
2 :第2エレメント
3 :第3エレメント
4 :第4エレメント
5 :第5エレメント
10 :ICチップ
20 :ループ状導体
30 :アンテナ部
30A :導体部
30B :導体部
31 :エレメント
40 :シート
100 :RFIDタグ
100-1 :RFIDタグ
100-2 :RFIDタグ
100-3 :RFIDタグ
100-4 :RFIDタグ
100-5 :RFIDタグ
100-6 :RFIDタグ
100-7 :RFIDタグ
100-8 :RFIDタグ
100-9 :RFIDタグ
200 :液体
300 :容器
301 :キャップ
302 :ラベル

Claims (5)

  1. 識別情報が記録されるICチップと、
    前記ICチップに接続されるループ状導体と、
    前記ループ状導体に接続されると共に前記ループ状導体から互いに離れるように所定の方向にそれぞれ伸び、ミアンダ形状の導体である一対のミアンダエレメントと、互いに離れるように前記所定の方向にそれぞれ伸びる一対の格子形状の導体と、を有するアンテナ部と、
    を備え、
    前記一対の格子形状の導体のそれぞれは、
    前記ミアンダエレメントの途中から分岐するように前記ミアンダエレメントに接続され、前記所定の方向に伸びる直線形状の導体である直線エレメントと、
    前記直線エレメントの先端に設けられ、前記直線エレメントの先端から前記直線エレメントが伸びる方向とは反対側に屈曲して前記ループ状導体側に伸びるフック形状の導体であるフックエレメントと、
    前記直線エレメントから前記フックエレメントに向かって伸びる直線形状の導体であり、前記直線エレメントと前記フックエレメントとを接続する格子エレメントと、
    を有し、
    (i)前記ミアンダエレメントが使用周波数の波長の1/4の倍数の電気長になるように設定され、前記直線エレメント及び前記フックエレメントの少なくとも一方が当該使用周波数の波長の1/4の倍数の当該電気長とは異なる電気長になるように設定される、
    (ii)前記直線エレメントが使用周波数の波長の1/4の倍数の電気長になるように設定され、前記ミアンダエレメント及び前記フックエレメントの少なくとも一方が当該使用周波数の波長の1/4の倍数の当該電気長とは異なる電気長になるように設定される、
    (iii)前記直線エレメント及び前記フックエレメントの合計が使用周波数の波長の1/4の倍数の電気長になるように設定され、前記ミアンダエレメントが当該使用周波数の波長の1/4の倍数の当該電気長とは異なる電気長になるように設定される、または、
    (iv)前記直線エレメント、前記フックエレメント、及び前記格子エレメントの合計が使用周波数の波長の1/4の倍数の電気長になるように設定され、前記ミアンダエレメントが当該使用周波数の波長の1/4の倍数の当該電気長とは異なる電気長になるように設定される、
    RFIDタグ。
  2. 前記使用周波数がUHF帯の周波数(860~960MHz)である請求項に記載のRFIDタグ。
  3. 液体を収容する容器の表面に設けられ、
    前記液体は、水、油、及びアルコールの何れか1つ、またはこれらの混合物である請求項1または2に記載のRFIDタグ。
  4. 請求項1~の何れか一項に記載のRFIDタグを貼付されたペットボトル。
  5. 請求項1~の何れか一項に記載のRFIDタグの前記アンテナ部として用いられるアンテナ。
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