JP7336216B2 - 画像記録装置、読取り装置、画像記録方法および記録媒体搬送方法 - Google Patents

画像記録装置、読取り装置、画像記録方法および記録媒体搬送方法 Download PDF

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Description

本発明は、搬送される記録媒体に画像を記録する画像記録装置に関し、特には、記録媒体の搬送量を検出する検出手段を備えた画像記録装置、読取り装置、画像記録方法および記録媒体搬送方法に関する。
大判プリンタでは、記録媒体の搬送量を検出するにあたり、記録媒体の複数箇所で搬送量を検出することがある。その際、記録媒体に沿って主走査方向に移動するキャリッジにイメージセンサを搭載して搬送量を検出することがある。
特許文献1には、イメージセンサで読取った記録媒体の明暗パターンから記録媒体の搬送量を検出する方法が開示されている。
特開2007-254094号公報
キャリッジは、ガイドレールに支持されており、ガイドレールにガイドされつつ記録媒体に沿って移動するが、ガイドレールとキャリッジとの間には移動を実現するために若干の遊びが設けられている。更に、大判プリンタの場合、記録媒体に沿ってキャリッジが移動する距離が長く、距離が長い分、ガイドレールの加工誤差も大きくなる。前述のガイドレールとキャリッジとの間のガタやガイドレールの加工誤差等により、キャリッジがガイドレールを移動する間にキャリッジに搭載されたイメージセンサの位置が理想の位置に対して変動することがある。このような大判プリンタにおいてイメージセンサの位置が変動する場合、特許文献1の方法で記録媒体の搬送量を検出すると、所望の検出精度が得られず、搬送によるスジ、画像ムラが発生するという課題がある。
よって本発明は、搬送によるスジ、画像ムラの発生を抑制することができる画像記録装置、読取り装置、画像記録方法および記録媒体搬送方法を提供することを目的とする。
本発明の画像記録装置は、記録媒体に液体を吐出して記録を行う記録手段と、記録媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段で搬送される記録媒体の搬送量を検出する搬送量検出手段と、記録媒体と前記搬送量検出手段との距離を検出する距離検出手段と、前記距離検出手段の検出結果に基づいて、前記搬送量検出手段の検出結果を補正する補正手段とを備えた画像記録装置であって、前記記録手段を搭載して主走査方向に往復移動するキャリッジを備え、前記搬送量検出手段と、前記距離検出手段とは、前記キャリッジに設けられていることを特徴とする画像記録装置。
本発明によれば、搬送によるスジ、画像ムラの発生を抑制することができる画像記録装置、読取り装置、画像記録方法および記録媒体搬送方法を提供することができる。
大判の画像記録装置の外観を示した斜視図である。 画像記録装置の制御系を示すブロック図である。 画像記録装置で用いられるイメージセンサを示した図である。 イメージセンサと記録媒体の距離が異なる場合の検出誤差の説明図である。 キャリッジに搭載されたセンサと検出位置とを示した図である。 イメージセンサと、高さ検出センサと備えたセンサユニットを示した図であり 記録装置における記録媒体の搬送量検出処理のフローチャートである。 イメージセンサおよび高さ検出センサによる検出結果を示した図である。 ずれ量の補正量を示したグラフである。 搬送量のずれ量を補正した結果を示したグラフである。 大判読取り装置を示した斜視図である。 イメージセンサの角度が異なる場合の検出誤差を説明する図である。 イメージセンサと、高さ検出センサとを備えたセンサを示した図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明を適用可能な大判の画像記録装置100の外観を示した斜視図である。画像記録装置(以下、単に記録装置ともいう)100は、記録媒体がロール状に巻かれたロール紙から巻き解かれた記録媒体11に対して、移動するキャリッジ9に着脱可能に搭載された後述する記録ヘッドのノズルから液体を吐出して記録を行う。ここで、X方向はキャリッジ9が走査する主走査方向であり、Y方向は、記録媒体が排出される方向であり、Z方向は鉛直下向きの方向である。キャリッジ9は、不図示のキャリッジモータの駆動によってX方向の主走査方向に記録媒体11に沿って往復移動する。記録装置100は、キャリッジモータの駆動力をキャリッジ9に伝達するキャリッジベルトと、主走査方向に沿って設けられ、移動するキャリッジ9を支持し案内するガイドレールとを備えている。記録媒体11は、記録に伴って不図示の搬送手段によって搬送され、記録装置100では、記録媒体の搬送と記録とを交互に繰り返すことで記録が行われる。
図2は、記録装置100の制御系を示すブロック図である。コントローラ400は、主制御部であり、例えばマイクロ・コンピュータ形態のCPU401、プログラムや所要のテーブルその他の固定データを格納したROM403、画像データを展開する領域や作業用の領域等を設けたRAM405を備えている。外部機器であるホスト装置410は、画像データの供給源であり、具体的には、記録する画像等のデータの作成、処理等を行なうコンピュータの他、画像読み取り用のリーダ部等の形態であってもよい。ホスト装置410で生成された画像データ、その他のコマンドは、インタフェース(I/F)412を介してコントローラ400に送信され、記録装置100のステータス信号等は、インタフェース(I/F)412を介してホスト装置410が受信する。
操作部420は、操作者による指示入力が行われるスイッチ群である。操作部420は、電源スイッチ422、吸引回復の起動を指示するための回復スイッチ426を備えている。更に操作部420は、マニュアルでレジスト調整を行なうためのレジスト調整起動スイッチ427、マニュアルで調整値を入力するためのレジスト調整値設定入力部429等を備えている。センサ群430は、記録装置100の状態を検出するためのセンサ群である。センサ群430は、上述の反射型光学センサ30、ホーム・ポジションを検出するためのフォトカプラ109および環境温度を検出するために、記録装置100の発熱部から離れた場所に設けられた温度センサ434等を備えている。
ヘッドドライバ440は、プリントデータ等に応じて記録ヘッド201内の吐出ヒータ402を駆動するドライバであり、プリントデータを記録ヘッドノズルの位置に対応させて整列させるシフト・レジスタ、適宜のタイミングでラッチするラッチ回路を備えている。更にヘッドドライバ440は、駆動タイミング信号に同期して吐出ヒータ402を作動させる論理回路素子の他、ドット形成位置合わせのために駆動タイミング(吐出タイミング)を適切に設定するタイミング設定部等を備えている。記録ヘッド201には、サブヒータ442が設けられている。サブヒータ442は、インクの吐出特性を安定させる温度調整を行うものであり、吐出ヒータ402と同時に基板上に形成された形態または記録ヘッド201ないしはヘッドカートリッジに取り付けられる。
モータドライバ450は、キャリッジ9が走査する際の駆動源となる主走査(キャリッジ)モータ452を駆動するドライバであり、モータドライバ460は、記録媒体11を搬送(副走査)するために用いられる副走査(LF)モータ462のドライバである。
図3は、記録装置100で用いられるイメージセンサ14を示した図である。イメージセンサ14は、複数の光学素子8が配列されており、受光部で受けた光の明暗を電気信号に変換し光素子8の出力から画像を検出する検出デバイスである。本実施形態では、記録媒体11の搬送量の検出にイメージセンサ14を使用する。記録媒体11の搬送量を検出するには、先ず、記録媒体上の所定の画像領域において注目点を決定する。この注目点は、記録媒体11の細かい凹凸やその凹凸による影を選択すればよい。また注目点は1つである必要はない。
イメージセンサ14で、搬送前の記録媒体11の画像領域を読取り、その後、記録媒体11の搬送を行って再度画像領域を読取る。記録媒体11が搬送されることで、画像領域内で注目点が移動する。記録媒体11の搬送前に読取った画像領域のパターンと記録媒体11の搬送後に読取った画像領域のパターンとを電気信号に変換してコントローラ400に入力し、画像領域内での注目点の変位を算出する。このようにして、移動した注目点の移動量を検出する。その後、注目点を変えて、再び、記録媒体11の搬送で移動した注目点の移動量をイメージセンサ14で検出する。注目点の移動量と、記録媒体11の搬送量の理論値とを比べることで、搬送量の理論値と、実際に搬送された量とのずれ量を求めることができる。このように、1回の検出ごとに注目点を順次変えることで、連続して記録媒体11の搬送量を検出して搬送量のずれ量を求めることができる。
図4(a)、(b)は、イメージセンサ14での検出にあたり、イメージセンサ14と記録媒体11との距離が異なる場合の検出誤差を説明する図である。通常、記録媒体11は、印刷される際には不図示にプラテンによって支持された状態となっている。図4(a)は、記録媒体11がプラテンに支持された理想的な状態を示しており。図4(b)は、記録媒体11の一部がプラテンから浮いた状態を示している。イメージセンサ14では、レンズ13で集光された光で対象物を検出する構成が一般的である。ここでは、イメージセンサ14からレンズ13までの距離を距離FDとし、レンズ13から対象物である記録媒体11までの距離を距離WDとする。図4(a)では、レンズ13から対象物である記録媒体11までの距離が理想的な距離である距離WD1となっており、図4(b)では、レンズ13から対象物である記録媒体11までの距離が理想的な距離WD1よりも短い、距離WD2となっている。つまり、距離WD1と距離WD2とは、距離WD1>距離WD2の関係にある。
図4(a)のように、記録媒体11が浮いていない状態で読取る画像領域のパターンと、図4(b)のように、記録媒体11の一部が浮いた状態で読取る画像領域のパターンとは大きさが異なる。そのため、記録媒体11の一部が浮いた状態で読取った画像領域のパターンから記録媒体11の搬送量を検出すると、正確な搬送量を検出することができない。そのため、記録媒体11の正確な搬送量を検出するためには、記録媒体11の搬送前と搬送後とで図4(a)のように、レンズ13から対象物である記録媒体11までの距離が理想的な距離である距離WD1であることが求められる。
図5は、キャリッジ9に搭載されたセンサ5と検出位置31、32とを示した図である。本実施形態では、センサ5はイメージセンサ14を備えておりキャリッジ9に搭載されている。イメージセンサ14は、キャリッジ9と共に移動して、キャリッジ9の主走査方向への移動経路上にある第1検出位置31と第2検出位置32とで、記録媒体11の搬送量の検出を行う。大判の画像記録装置100では、主走査方向(X方向)に沿った記録幅が大きいため、主走査方向のそれぞれの位置による搬送ローラの回転中心に対する搬送量の変動が画質形成に大きく影響する。そこで本実施形態では、主走査方向における2箇所の検出位置において搬送量の検出を行う。
なお、ここでは第1検出位置31と第2検出位置32とで説明しているが、検出位置はこれに限定されるものでなく、キャリッジ9の主走査方向への移動経路上であれば任意の位置でよく、また、その数も2箇所に限定されるものではない。
図5のようにキャリッジ9にイメージセンサ14を搭載する場合、キャリッジ9が主走査方向に移動する間に、ガイドレールとキャリッジ9との間のガタやガイドレールの加工誤差等によりイメージセンサ14と記録媒体11との間の距離が変化することがある。その結果、検出する記録媒体11の搬送量に影響を与えることがある。
そこで本実施形態では、イメージセンサ14で検出した記録媒体11の搬送量からずれ量を求め、そのずれ量をイメージセンサ14と記録媒体11との距離を検出した検出結果で補正する。これによって、精度の高い記録媒体11の搬送量を得ることができる。以下、このイメージセンサ14と記録媒体11との距離の検出方法について具体的に説明する。
図6(a)は、本実施形態におけるイメージセンサ14と、高さ検出センサ3と備えたセンサユニット5を示した図であり、図6(b)は、高さ検出センサ3を示した図である。図6(a)のように、高さ検出センサ3は、X方向においてイメージセンサ14と隣接して配置されており、発光素子15と、不図示のレンズと、位置受光素子(PSD:position sensitive device)16とを備えている。図6(b)のように、高さ検出センサ3は、光源である発光素子15から発せられた光がレンズによって集光され、記録媒体11に照射される。そして、記録媒体11からの反射光をレンズによって位置受光素子16に集光する。この時、記録媒体11の位置(高さ)が変化すれば、位置受光素子16上の結像位置が異なり、位置受光素子16の出力が変化する。位置受光素子16の出力結果に基づいて演算することで、記録媒体11に対する位置受光素子16の高さを検出(記録媒体11と位置受光素子16との距離検出)することができる。高さ検出センサ3とイメージセンサ14とは、搬送される記録媒体11と対向する位置に設けられ、更に、高さ検出センサ3とイメージセンサ14とは、高さ検出時に記録媒体11から等距離の位置に設けられている。これによって、記録媒体11に対する位置受光素子16の高さを検出することで、イメージセンサ14と記録媒体11との距離を検出することができる。
なお、イメージセンサ14と記録媒体11との間の高さ変動の要因は、大きく2つあると考えられる。1つは、キャリッジ9と、記録される記録媒体11を支持するプラテンと、の間の距離が長くなったり短くなったりすることである。もう1つは、ロール紙のようなカールのある記録媒体を搬送させる場合に生じる、記録媒体がプラテンから離れることに起因する変動である。どちらの原因によってもイメージセンサ14と記録媒体11との間の距離が変動する。
図7は、本実施形態の記録装置100における記録媒体11の搬送量検出処理のフローチャートである。以下、このフローチャートを用いて本実施形態における記録媒体11の搬送量検出処理を説明する。なお、記録媒体11の搬送量検出処理の各処理における主体はCPU401とする。搬送量検出処理が開始されると、S1で、キャリッジ9を第1検出位置31へ移動する。そしてS2で、先ず記録媒体11の搬送前の状態で、イメージセンサ14で第1検出位置31における画像領域を読取り、高さ検出センサ3で、高さ検出センサ3と記録媒体11との距離を検出する。その後、キャリッジ9は第1検出位置31のまま、記録媒体11を所定量搬送して、イメージセンサ14で第1検出位置31における画像領域を読取り、高さ検出センサ3で、高さ検出センサ3と記録媒体11との距離を検出する。そして、記録媒体11を原点位置まで巻き戻す。その後S3で、キャリッジ9を第2検出位置32へ移動する。S4で、記録媒体の搬送前の状態で、イメージセンサ14で第2検出位置32における画像領域を読取り、高さ検出センサ3で、高さ検出センサ3と記録媒体11との距離を検出する。その後、キャリッジ9は第2検出位置32のまま、記録媒体11を所定量搬送して、イメージセンサ14で第2検出位置32における画像領域を読取り、高さ検出センサ3で、高さ検出センサ3と記録媒体11との距離を検出する。そしてS5で、第1検出位置31で読取った搬送前の画像領域と搬送後の画像領域とから記録媒体の搬送量のずれ量を求め、高さ検出センサ3と記録媒体11との距離の検出結果から、求めたずれ量の補正を行う。そして、第2検出位置32で読取った搬送前の画像領域と搬送後の画像領域とから記録媒体の搬送量のずれ量を求め、高さ検出センサ3と記録媒体11との距離の検出結果から、求めたずれ量の補正を行う。これによって、精度の高い記録媒体11の搬送量を得ることができる。
図8は、イメージセンサ14および高さ検出センサ3による検出結果を示した図であり、ずれ量の補正をする前の結果を示したグラフである。グラフは、横軸を記録媒体11の搬送量とし、縦軸に搬送量のずれ量と、高さ検出センサ3と記録媒体との距離としている。グラフ34は、搬送量のずれ量を示しており、グラフ33は、高さ検出センサ3と記録媒体11との距離を示している。ここでは、記録媒体の50mmから150mmまでの搬送量で、3mmごとのステップ送りを行なった例を示しており、ずれ量は、記録装置100が理論値として認識している搬送量に対する記録媒体11のずれ量である。例えば、記録媒体11の搬送量が100mmの位置では、理論値に対して約10μm長い搬送量を検出したことを意味している。また、高さ検出センサ3と記録媒体11との距離は、レンズの結像位置を0mmの位置とした時の差分を表している。たとえば、記録媒体11の搬送量が約100mmの位置では、0.1mm適正の結像位置からずれていることを表している。
図9は、イメージセンサ14と記録媒体11との距離に対するずれ量の補正量を示したグラフである。このグラフに基づいて、図8に示した搬送量のずれ量を補正する。この補正を行うことで、記録媒体11の高精度な搬送量を得ることができる。高さ検出センサ3と記録媒体11との距離と補正量とは1対1の関係にあり、高さ検出センサ3と記録媒体11との距離が大きくなるにつれて補正量も大きくなる。なお、本実施形態では、図9に示したずれ量の補正値は、テーブルとして記録装置100が記憶しているが、ホスト装置410が備えていてもよい。
ここで、イメージセンサ14と記録媒体11との間の最適距離は、レンズ結像によって決定される。この最適距離における記録媒体11の搬送量と、記録媒体11の実際の搬送量との差分から補正量を決定する。
図10は、高さ検出センサ3による検出結果と、図9のグラフに基づいて図8の搬送量のずれ量を補正した結果とを示したグラフである。高さ検出センサ3と記録媒体11との距離を示したグラフ33は、図8のグラフ33と同様である。グラフ35は、図8のグラフ34を補正した結果のグラフである。イメージセンサ14と記録媒体11との間の距離の変動によるずれを補正することで、精度の高い搬送量を取得するこができる。
なお、本実施形態では画像記録装置100を例に発明を説明したが、記録媒体に記録された画像を読取る読取り装置に適用してもよい。
図11は、大判読取り装置200を示した斜視図である。大判読取り装置200は、読取り部17と記録装置100とを組み合わされている。原稿を前方から後方へ搬送させることで、大判サイズの原稿をライン上に配したセンサで検出する。大判原稿を読取る読取り部17の構成は、原稿を走査する構成のほかに、ラインセンサを駆動させる読取り部でも可能である。しかしながら、センサを駆動させる方式で大判の読取り部17を構成した場合、大判サイズの読取り台が必要になる。そのため、より安価な構成として、原稿を走査する構成が選択される。この構成においては、原稿の搬送精度が画像形成に与える影響は小さくない。また、大判の読取り原稿は折り畳まれて持ち運ばれることが多く、折り畳まれた原稿を開いて読取りを行なう場合、原稿と検出部との距離の変動が発生しやすい。距離の変動が発生すると高精度での記録媒体の搬送ができず、搬送によるスジ、画像ムラが発生するという課題がある。このような課題に対し、本発明の技術は記録装置だけでなく読取り装置にも適用可能である。
なお、本実施形態では、位置受光素子16の出力に基づいた演算を記録装置100が行っているが、これに限定するものでなく、記録装置100と接続されたコンピュータ等で行うことも可能である。更に、位置受光素子16の出力に基づいた演算をコンピュータで行い、演算結果を記録装置100とは別の記録装置に送信してもよい。これにより、他の装置へ適用することにより、既知の記録媒体以外の記録媒体の搬送量補正をそれぞれの装置で実施する回数を低減することができる。
このように、イメージセンサ14で画像領域を読取ることで、記録媒体11の搬送量を検知する。そして、高さ検出センサ3で検出したイメージセンサ14と記録媒体11との間の距離に応じて搬送量を補正することで記録媒体11の高精度な搬送量を得る。これによって、搬送によるスジ、画像ムラの発生を抑制することができる画像記録装置、読取り装置、画像記録方法および記録媒体搬送方法を実現することができる。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な構成についてのみ説明する。
第1の実施形態では、イメージセンサ14と記録媒体11との距離に応じて、搬送量の補正を行った。本実施形態では、イメージセンサ14による搬送量の検出結果に影響を与えるキャリッジ9の傾き、つまりキャリッジ9の姿勢変動による影響を補正して、精度の高い搬送量を取得する。キャリッジ9が主走査方向に移動する間に、ガイドレールとキャリッジ9との間の遊びやガイドレールの加工誤差等により、記録媒体11に対してイメージセンサ14が主走査方向で傾くことがある。その結果、検出する記録媒体11の搬送量にも影響を与えることがある。
図12(a)、(b)は、記録媒体11に対するイメージセンサ14の角度が異なる場合の検出誤差を説明する図である。記録媒体11に対するイメージセンサ14の角度が異なる場合、検出する長さに差が生じる。図12(b)のようにイメージセンサ14と記録媒体11とが正対するよりも、図12(a)のようにイメージセンサ14に対して記録媒体11が傾いている方が、検出長12の長さが長くなる。そのため、記録媒体11の搬送前と搬送後とで記録媒体11に対するイメージセンサ14の角度が異なる状態で検出した記録媒体11の搬送量は、記録媒体11の搬送前と搬送後とで角度が同じ状態で検出した記録媒体11の搬送量と異なる結果になる。つまり、正確に注目点の変位を求めるには、記録媒体11の搬送前と搬送後とで、記録媒体11に対するイメージセンサ14の角度を同じにする必要がある。
図13は、本実施形態におけるイメージセンサ14と、高さ検出センサ3とを備えたセンサユニット7を示した図である。本実施形態のセンサユニット7は、イメージセンサ14と、イメージセンサ14のX方向両端部(両側)に高さ検出センサ3a、3bと、を備えている。このように高さセンサ3a、3bをイメージセンサ14の両端に備えることで、X方向に移動中のキャリッジ9に傾きが生じても、2つの高さ検出センサ3で記録媒体11との距離を検出することでイメージセンサ14の傾きを検出することができる。このように検出したイメージセンサ14の傾きによって、イメージセンサ14での検出結果の補正を行うことができる。
補正にあたっては、高さ検出センサ3aによる検出結果と、高さ検出センサ3bによる検出結果との差に応じた補正値を予め準備しておき、テーブルとして記録装置100が備えておく。このように予め準備した補正値によって、イメージセンサ14で検出したずれ量を補正することで、精度の高い記録媒体11の搬送量を得ることができる。なお、高さ検出センサ3aによる検出結果と、高さ検出センサ3bによる検出結果との差に応じた補正値は、高さ検出センサ3aと高さ検出センサ3bとの距離に依存する。従って、補正値は、高さ検出センサ3aと高さ検出センサ3bとの距離に応じて、装置毎に適宜設定することが望ましい。
3 高さ検出センサ
5 センサユニット
7 センサユニット
9 キャリッジ
11 記録媒体
14 イメージセンサ
15 発光素子
16 位置受光素子
100 画像記録装置

Claims (13)

  1. 記録媒体に液体を吐出して記録を行う記録手段と、記録媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段で搬送される記録媒体の搬送量を検出する搬送量検出手段と、記録媒体と前記搬送量検出手段との距離を検出する距離検出手段と、前記距離検出手段の検出結果に基づいて、前記搬送量検出手段の検出結果を補正する補正手段とを備えた画像記録装置であって、
    前記記録手段を搭載して主走査方向に往復移動するキャリッジを備え、
    前記搬送量検出手段と、前記距離検出手段とは、前記キャリッジに設けられていることを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記搬送量検出手段と、前記距離検出手段とは、隣接しており、前記キャリッジにおいて、前記主走査方向に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記搬送量検出手段による搬送量の検出と、前記距離検出手段による距離の検出とを、記録媒体上の複数の箇所で行うことを特徴とする請求項1ないし2のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  4. 前記搬送量検出手段による搬送量の検出と、前記距離検出手段による距離の検出とを、記録媒体上の2箇所で行うことを特徴とする請求項に記載の画像記録装置。
  5. 記録媒体に液体を吐出して記録を行う記録手段と、記録媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段で搬送される記録媒体の搬送量を検出する搬送量検出手段と、記録媒体と前記搬送量検出手段との距離を検出する距離検出手段と、前記距離検出手段の検出結果に基づいて、前記搬送量検出手段の検出結果を補正する補正手段と、を備えた画像記録装置であって、
    前記距離検出手段の検出結果に対応した前記搬送量検出手段の検出結果の補正量が記憶されていることを特徴とする画像記録装置。
  6. 前記記録手段を搭載して主走査方向に往復移動するキャリッジを備え、
    前記搬送量検出手段と、前記距離検出手段とは、前記キャリッジに設けられていることを特徴とする請求項5に記載の画像記録装置。
  7. 複数の前記距離検出手段を備え、前記搬送量検出手段の前記主走査方向における両側に隣接して前記距離検出手段が設けられていることを特徴とする請求項またはに記載の画像記録装置。
  8. 複数の前記距離検出手段によって、前記搬送量検出手段の前記主走査方向における傾きを検出することを特徴とする請求項7に記載の画像記録装置。
  9. 記録媒体に液体を吐出して記録を行う記録手段と、記録媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段で搬送される記録媒体の搬送量を検出する搬送量検出手段と、記録媒体と前記搬送量検出手段との距離を検出する距離検出手段と、前記距離検出手段の検出結果に基づいて、前記搬送量検出手段の検出結果を補正する補正手段と、を備えた画像記録装置であって、
    前記搬送量検出手段および前記距離検出手段の検出結果を外部機器に送信し、前記外部機器が記録媒体の搬送量を決定し、その搬送量に基づいて記録媒体を搬送することを特徴とする画像記録装置。
  10. 前記外部機器が記録媒体の搬送量を決定し、その搬送量に基づいて前記画像記録装置とは異なる別の画像記録装置で記録媒体を搬送することを特徴とする請求項9に記載の画像記録装置。
  11. 記録媒体に液体を記録手段から吐出して記録を行う記録工程と、記録媒体を搬送する搬送工程と、前記搬送工程で搬送される記録媒体の搬送量を搬送量検出手段で検出する搬送量検出工程と、前記搬送量検出工程での検出結果を、前記記録媒体と前記搬送量検出手段との距離に基づいて補正する補正工程と、記録媒体と前記搬送量検出手段との距離を距離検出手段で検出する距離検出工程と、を備えた画像記録方法であって、
    前記搬送量検出手段と、前記距離検出手段とが設けられたキャリッジに前記記録手段を搭載して主走査方向に往復移動する移動工程を備えていることを特徴とする画像記録方法。
  12. 前記搬送量検出手段と、前記距離検出手段とを、隣接させて前記キャリッジにおいて、前記主走査方向に配置することを特徴とする請求項11に記載の画像記録方法。
  13. 前記搬送量検出手段による搬送量の検出と、前記距離検出手段による距離の検出とを、記録媒体上の複数の箇所で行うことを特徴とする請求項11または12に記載の画像記録方法。
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