JP7335429B2 - 車体側部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体側部構造に関する。
本願は、2020年4月23日に出願された日本国特願2020-076833号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
車体側部構造として、例えば、サイドシルからセンタピラーが閉断面で立ち上げられ、閉断面の内部に仕切部材が係止されて充填空間が形成され、充填空間に発泡性の充填材が充填されることによりセンタピラーの空間を遮断する構成が知られている。センタピラーは車体骨格部材である。センタピラーの空間を充填材で遮断することにより、車体の防音性能を高めることが可能である(例えば、特許文献1参照)。
また、センタピラーの空間を遮断する構成として、プレートに未発泡部材(遮音材)を取り付けた遮音部材が、センタピラーの閉断面の内部に係止され、未発泡部材が充填空間で発泡されることによりセンタピラーの空間を遮断する構成が知られている。センタピラーの閉断面の内部を遮音材で遮断することにより、車体の防音性能を高めることが可能である(例えば、特許文献2参照)。
日本国特許第6581623号公報 日本国特許第2893624号公報
ここで、センタピラーは、車体骨格材を形成する部材であり、例えば、インナパネルとスチフナ(補強パネル)とにより形成された高強度の第1閉断面と、スチフナと外観意匠部材であるサイドアウタパネルとにより形成された際2閉断面と、を有する。このため、センタピラーの防音性能を高めるために、第1閉断面と第2閉断面との全ての閉断面を遮断する必要があり、この構成の実用化が望まれている。
本発明の態様は、車体骨格材に備えられている第1閉断面と第2閉断面との全ての閉断面を遮断できる車体側部構造を提供する。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
(1)本発明に係る一態様の車体側部構造は、充填口および開口部を有するインナパネルと、前記インナパネルに沿って取り付けられ、前記インナパネルとともに第1閉断面部を形成するスチフナと、前記第1閉断面部の内部に前記開口部から設けられ、前記第1閉断面部の内部において、前記充填口に連通する充填空間を仕切る仕切部材と、前記充填口から前記充填空間に充填された発泡性の充填材と、前記スチフナを覆い、前記スチフナとともに第2閉断面部を形成するサイドアウタパネルと、前記第2閉断面部の内部に設けられ、加熱により発泡する遮音部材と、を備えている。
上記(1)の態様によれば、インナパネルおよびスチフナで第1閉断面部が形成され、第1閉断面部の内部にインナパネルの開口部から仕切部材が設けられている。仕切部材が設けられることにより第1閉断面部の内部に充填空間が形成されている。スチフナおよびサイドアウタパネルで第2閉断面部が形成されている。すなわち、インナパネル、スチフナ、およびサイドアウタパネルにより車体骨格材が形成され、車体骨格材に第1閉断面部および第2閉断面部が形成されている。
ここで、第1閉断面部の充填空間に充填口から発泡性の充填材が充填されることにより、第1閉断面部が充填材で遮断される。第2閉断面部の内部に遮音部材が設けられ、遮音部材が、例えば、乾燥炉の加熱により発泡されることにより、第2閉断面部が遮音部材で遮断される。
このように、車体側部構造の第1閉断面部および第2閉断面部を充填材および遮音部材でそれぞれ遮断することにより、車体側部構造の全ての閉断面を遮断できる。これにより、車体側部構造の防音性能を十分(飛躍的)に高めることができる。
(2)上記(1)の態様において、前記仕切部材は、前記遮音部材の固定クリップが通過可能に開閉する扉部を有してもよい。
ここで、充填空間に充填する充填材の充填量を調整するために、仕切部材に凹部を形成することが考えられる。この仕切部材を第1閉断面部の内部に取り付ける前に、例えば、遮音部材が固定クリップで第2閉断面部の内部に既に固定されていることがある。この場合に、仕切部材を取り付ける際に、例えば、既に固定されている遮音部材の固定クリップに干渉することが考えられる。
すなわち、スチフナの固定孔に固定クリップを嵌め込んで遮音部材を固定した状態において、スチフナにサイドアウタパネルが取り付けられることにより、スチフナとサイドアウタパネルとで第2閉断面部を形成する。よって、第2閉断面部の内部に遮音部材が固定される。この状態において、仕切部材が開口部から第1閉断面部の内部に設けられる。この際に、仕切部材が固定クリップに干渉することが考えられる。
上記(2)の態様によれば、仕切部材に扉部を形成し、遮音部材の固定クリップを通過可能に、扉部を開閉させるようにした。よって、扉部は、固定クリップを通過する際に開いて、固定クリップを通過した後に閉じることができる。これにより、仕切部材を正規の位置に組み付けることができ、さらに、組付け後の仕切部材のシール性を確保できる。したがって、第1閉断面部の充填空間に充填口から発泡性の充填材を充填することにより、第1閉断面部を充填材で確実に遮断できる。
(3)上記(2)の態様において、前記扉部は、樹脂による扉ヒンジで開閉可能に支持されていてもよい。
上記(3)の態様によれば、扉部の扉ヒンジを樹脂で形成することにより、扉部を簡単(シンプル)な構成の扉ヒンジで開閉可能に支持できる。
(4)上記(1)から(3)のいずれかの態様において、前記仕切部材は、前記第1閉断面部の内部に設けられた状態において、前記開口部に臨む固定つまみ部を有してもよい。
上記(4)の態様によれば、作業者が仕切部材を開口部から第1閉断面部の内部に配置する際に、例えば、開口部を通すために、仕切部材を側面視略V字に弾性変形させることが考えられる。この場合、第1閉断面部の内部に配置した状態において、仕切部材を折り曲げる前の形状に復元させ、充填空間に開口する固定孔にクリップ部を挿入して係止する。
この際に、作業者はクリップ部や固定孔が目視により確認し難いことが考えられる。この場合においても、固定つまみ部を開口部から操作することにより、固定孔にクリップ部を容易に係止させることができる。これにより、作業者は仕切部材を第1閉断面部の正規の位置に容易に固定できる。
(5)上記(1)から(4)のいずれかの態様において、前記第1閉断面部は、対向する一対の傾斜部を有してもよく、前記一対の傾斜部のうちスチフナ後傾斜部がスチフナ前傾斜部より傾斜角が小さく形成されてもよく、前記仕切部材は、樹脂による曲ヒンジを介して、少なくとも2つに分割され、前記一対の傾斜部にそれぞれ当接する第1仕切部および第2仕切部を有してもよく、前記第1仕切部および前記第2仕切部のうち、前記スチフナ後傾斜部に当接する仕切部には、前記充填空間に開口する固定孔に係止するクリップ部を有してもよい。
上記(5)の態様によれば、仕切部材を少なくとも2つの第1仕切部および第2仕切部に分割した。そして、第1仕切部および第2仕切部のうち、傾斜角が小さいスチフナ後傾斜部に当接する仕切部にクリップ部を形成した。これにより、クリップ部を備えた仕切部が、充填空間に充填された充填材で押し付けられた状態において、仕切部が開かないようにクリップ部で仕切部を正規の位置に保持して、充填材が充填空間の外部に漏れることを防止できる。
(6)上記(1)から(5)のいずれかの態様において、前記第1閉断面部は、前記第2閉断面部より大きな断面であって、内部に仕切られた前記充填空間に発泡材の充填材が充填されていてもよい。
上記(6)の態様によれば、第1閉断面部を第2閉断面部より大きな断面(断面積)とし、第1閉断面部の内部に仕切られた充填空間に発泡材の充填材を充填するようにした。これにより、断面の大きな充填空間に発泡材の充填材を充填することにより、第1閉断面部を充填材で容易に、かつ、確実に遮断でき、生産性と遮音性を高めることができる。
(7)上記(6)の態様において、前記第2閉断面部は、前記第1閉断面部に対して前記インナパネルの反対側に形成されてもよく、加熱により発泡する前記遮音部材により遮断されていてもよい。
上記(7)の態様によれば、第1閉断面に対してインナパネルの反対側に第2閉断面部を形成し、第2閉断面部を加熱により発泡する遮音部材により遮断するようにした。よって、第2閉断面部に充填材を充填する必要がない。さらに、第2閉断面部に充填材を充填するための充填口を形成する必要がない。これにより、第2閉断面部を遮音部材で容易に、かつ、確実に遮断でき、生産性と遮音性を高めることができる。
(8)上記(5)の態様において、前記第1仕切部および前記第2仕切部は、少なくとも一方に、水平部と、傾斜部と、前記水平部および前記傾斜部に跨ぐ***部と、を有してもよい。
上記(8)の態様によれば、第1仕切部および第2仕切部の少なくとも一方に、水平部、傾斜部、および***部を有する。さらに、水平部および傾斜部に跨ぐように***部を形成した。よって、水平部および傾斜部を***部で補強できる。これにより、発泡性の充填材を充填空間に充填する際に、第1仕切部や第2仕切部の姿勢を***部で保持でき、発泡性の充填材の充填量を調整できる。
(9)上記(5)の態様において、前記第1仕切部および前記第2仕切部のうち、前記スチフナ後傾斜部に当接する仕切部は、前記仕切部材が前記第1閉断面部の内部に設けられた状態において、前記充填口の近傍で、かつ、前記開口部に臨む位置に姿勢保持用の保持つまみ部を有してもよい。
上記(9)の態様によれば、第1仕切部および第2仕切部のうち、傾斜角が小さなスチフナ後傾斜部に当接する仕切部において、充填口の近傍で、かつ、開口部に臨む位置に姿勢保持用の保持つまみ部を有する。これにより、作業者が姿勢保持用の保持つまみ部を開口部から操作することにより、例えば、充填口から充填された発泡性の充填材で仕切部が押し付けられて移動しないように、仕切部を正規の姿勢に保持できる。
(10)上記(5)又は(9)の態様において、前記第1仕切部および前記第2仕切部は、少なくとも一方に、前記第1閉断面部の端部を仕切る壁部に当接する底部リブを有してもよい。
上記(10)の態様によれば、第1仕切部および第2仕切部の少なくとも一方に、底部リブを形成した。さらに、底部リブを、第1閉断面部の端部を仕切る壁部に当接するようにした。これにより、第1仕切部や第2仕切部を底部リブで正規の位置に保持(固定)できる。
本発明によれば、車体側部構造の第1閉断面部および第2閉断面部を充填材および遮音部材でそれぞれ遮断するようにした。これにより、車体骨格材に備えられている第1閉断面と第2閉断面との全ての閉断面を遮断できる。
本発明に係る一実施形態の車体側部構造を車外側からみた側面図である。 図1のII-II線に沿って破断した断面図である。 本発明に係る一実施形態の車体側部構造を車内側からみた側面図である。 図1のIV-IV線に沿って破断した断面図である。 一実施形態の車体側部構造からサイドアウタパネルを除去した斜視図である。 図3の車体側部構造からセンタピラーインナを除去した斜視図である。 一実施形態のセンタピラーインナおよび仕切部材を示す斜視図である。 図7の仕切部材を示す斜視図である。 一実施形態の仕切部材の第2仕切部を示す斜視図である。 一実施形態の仕切部材を第1閉断面部の内部に配置した状態を示す斜視図である。 一実施形態の仕切部材を第1閉断面部の内部に配置する例を説明する斜視図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る車体側部構造を説明する。図面において、矢印FRは車両の前方、矢印UPは車両の上方、矢印LHは車両の左側方を示す。
<車両>
図1、図2に示すように、車両Veは、例えば、車体側部構造10を備えており、車両の種類や形状等は特に限定されない。車体側部構造10にはサイドシル11およびセンタピラー12が骨格部材として備えられている。以下、車両として、車体側部構造10を備えた乗用車を例に説明する。
<車体側部構造>
車体側部構造10は、車体の左右側の車体側部を形成する構造である。なお、車体の左右側の車体側部は、概ね左右対称に構成されている。よって、以下、車体側部構造10として車体左側の車体側部について説明して、車体右側の車体側部の説明を省略する。
車体側部構造10は、サイドシル11と、センタピラー12と、仕切部材13と、充填材(図示せず)と、遮音部材14と、を備えている。
<サイドシル>
サイドシル11は、車幅方向の左外側に配置され、車体前後方向に向けて延びる中空形状のフレーム部材である。サイドシル11は、サイドシルインナ21と、サイドシルスチフナ(補強パネル)22と、サイドシルアウタ23と、を備えている。
サイドシルインナ21は、車幅方向内側に向けて膨出するように断面ハット状に形成されている。サイドシルインナ21は、インナ上フランジ21aと、インナ下フランジ21bと、を有する。サイドシルスチフナ22は、車幅方向外側に向けて膨出するように断面ハット状に形成されている。サイドシルスチフナ22は、スチフナ上フランジ22aと、スチフナ下フランジ22bと、を有する。
インナ上フランジ21aおよびスチフナ上フランジ22aは、センタピラーインナ41(後述する)の下部41aを挟持した状態で接合されている。インナ下フランジ21bおよびスチフナ下フランジ22bは、センタピラーインナ41の下部41aを挟持した状態で接合されている。
これにより、サイドシル11は、サイドシルインナ21およびサイドシルスチフナ22で矩形枠状の閉断面部(閉断面)が形成されている。サイドシル11の車幅方向内側には、クロスメンバ28、フロアパネル29(双方、図3参照)等が連結されている。
サイドシルスチフナ22は、スチフナ上フランジ22aおよびスチフナ下フランジ22bに加えて、スチフナ外側面部24と、スチフナ上面部25(請求項における「第1閉断面部の端部を仕切る壁部」)25と、スチフナ下面部26と、を有する。
スチフナ外側面部24は、車幅方向外側において鉛直に配置され、車体前後方向に向けて延びている。スチフナ上面部25は、スチフナ外側面部24の上辺から車幅方向内側に向けてスチフナ上フランジ22aの下辺まで上向きの傾斜状に延びている。スチフナ上面部25は、仕切部材13を固定する第1固定孔(請求項の固定孔)32を有する。スチフナ下面部26は、スチフナ外側面部24の下辺から車幅方向内側に向けてスチフナ下フランジ22bの上辺まで下向きの傾斜状に延びている。
サイドシルスチフナ22の内部には、スチフナ外側面部24、スチフナ上面部25、およびスチフナ下面部26に沿って補強部材34が取り付けられている。補強部材34は、上面部34aに形成された第2固定孔(請求項の固定孔)36を有する。第2固定孔36は、第1固定孔32の下方で、第1固定孔32の延長線上に形成されている。第1固定孔32および第2固定孔36は、後述する充填空間62に開口されている。
スチフナ外側面部24には、センタピラー12のスチフナ外面部51(後述する)の下部51aが接合されている。さらに、スチフナ外側面部24には、スチフナ外側面部24を覆うように車幅方向外側からサイドシルアウタ23が接合されている。すなわち、スチフナ外側面部24、スチフナ上面部25、およびスチフナ上フランジ22aは、サイドシルアウタ23により車幅方向外側から覆われている。
サイドシルアウタ23は、サイドアウタパネル20のうち、サイドシルスチフナ22に対応する部位で形成されている。サイドアウタパネル20は、車体側部構造の外面を形成する外観意匠部材である。
サイドシル11のうち、車体前後方向の中央にセンタピラー12の下端部12aが接合されている。
<センタピラー>
図3から図5に示すように、センタピラー12は、センタピラーインナ(請求項のインナパネル)41と、センタピラースチフナ(請求項のスチフナ、補強パネル)42と、センタピラーアウタ(請求項のサイドアウタパネル)43と、を備えている。
センタピラーインナ41は、例えば、高張力鋼等の金属製平板部材がプレス加工により成形されている。センタピラーインナ41は、下部41a(図2参照)がサイドシル11に挟持された状態において、車体前後方向に向けて配置され、サイドシル11から上方へ向けて立ち上げられている。センタピラーインナ41は、第1充填口(請求項の充填口)45と、第2充填口(請求項の充填口)46と、開口部47と、インナ前フランジ41bと、インナ後フランジ41cと、を有する。
インナ前フランジ41bは、センタピラーインナ41の前辺を形成する。インナ前フランジ41bは、インナ前傾斜部41dを有する。インナ前傾斜部41dは、サイドシル11の上部11aから所定高さ第1位置H1まで上方へ向けて傾斜状に延びる。インナ後フランジ41cは、センタピラーインナ41の後辺を形成する。インナ後フランジ41cは、インナ後傾斜部41eを有する。インナ後傾斜部41eは、サイドシル11の上部11aから所定高さ第2位置H2まで上方へ向けて傾斜状に延びる。
第1充填口45は、センタピラーインナ41において、インナ前傾斜部41dとサイドシル11の上部11aとの間に開口されている。第2充填口46は、センタピラーインナ41において、インナ後傾斜部41eとサイドシル11の上部11aとの間に開口されている。開口部47は、センタピラーインナ41のうちサイドシル11の上部11a上方において、インナ前傾斜部41dとインナ後傾斜部41eとの間で、かつ第1充填口45と第2充填口46との間に開口されている。開口部47には、例えば、不図示のシートベルト装置のリトラクタ(シートベルト部品)が挿入した状態で配設される。リトラクタは、シートベル装置のウエビングを巻き取り、巻き戻しをする装置である。
センタピラースチフナ42は、スチフナ外面部51と、スチフナ前面部52と、スチフナ後面部53と、スチフナ前フランジ42aと、スチフナ後フランジ42bと、を有する。
スチフナ外面部51は、サイドシル11のスチフナ外側面部24に下部51aが車幅方向外側から接合され、スチフナ外側面部24から上方へ向けて立ち上げられている。スチフナ外面部51は、前辺に形成されたスチフナ前傾斜辺51bと、後辺に形成されたスチフナ後傾斜辺51cと、を有する。スチフナ前傾斜辺51bは、サイドシル11の上部11aから所定高さ第1位置H1まで上方へ向けて傾斜状に延びている。スチフナ前傾斜辺51bは、サイドシル11の上部11aから所定高さ第2位置H2まで上方へ向けて傾斜状に延びている。
スチフナ外面部51は、スチフナ前傾斜辺51bの近傍に形成された第1取付孔55と、スチフナ後傾斜辺51cの近傍に形成された第2取付孔56と、を有する。第1取付孔55および第2取付孔56には、後述する遮音部材14が取り付けられる。
スチフナ前面部52は、スチフナ外面部51の前辺から車幅方向内側に向けて折り曲げられている。スチフナ前面部52はスチフナ前傾斜部52aを有する。スチフナ前傾斜部52aは、スチフナ前傾斜辺51bから車幅方向内側に向けて折り曲げられ、サイドシル11の上部11aから所定高さ第1位置H1まで上方へ向けて傾斜状に延びている。スチフナ前傾斜部52aは、後述する仕切部材13が当接する部位の前傾斜角(傾斜角)が鉛直線に対してθ1に設定されている。
スチフナ後面部53は、スチフナ外面部51の後辺から車幅方向内側に向けて折り曲げられている。スチフナ後面部53はスチフナ後傾斜部53aを有する。スチフナ後傾斜部53aは、スチフナ後傾斜辺51cから車幅方向内側に向けて折り曲げられている。スチフナ後傾斜部53aは、サイドシル11の上部11aから所定高さ第2位置H2まで上方へ向けて傾斜状に延びている。スチフナ後傾斜部53aは、後述する仕切部材13が当接する部位の後傾斜角(傾斜角)が鉛直線に対してθ2に設定されている。
スチフナ前傾斜部52aおよびスチフナ後傾斜部53aは、車体前後方向において対向して配置される一対の傾斜部を形成している。すなわち、スチフナ後傾斜部53aは、一対の傾斜部の一方を形成する。スチフナ前傾斜部52aは、一対の傾斜部の他方を形成する。スチフナ後傾斜部53aの後傾斜角θ2は、スチフナ前傾斜部52aの前傾斜角θ1より小さく設定されている。
スチフナ前フランジ42aは、スチフナ前面部52の内辺から車体前方に向けてインナ前フランジ41bに沿って張り出されている。スチフナ後フランジ42bは、スチフナ後面部53の内辺から車体後方に向けてインナ後フランジ41cに沿って張り出されている。スチフナ前フランジ42aおよびインナ前フランジ41bが接合され、かつ、スチフナ後フランジ42bおよびインナ後フランジ41cが接合されている。
よって、センタピラーインナ41に沿ってセンタピラースチフナ42が取り付けられている。これにより、センタピラー12は、センタピラーインナ41およびセンタピラースチフナ42により矩形枠状の第1閉断面部(第1閉断面)50が形成されている。第1閉断面部50は、下端部(端部)50aがスチフナ上面部25で仕切られている。すなわち、スチフナ上面部25は、第1閉断面部50の下端部50aを仕切る壁部を形成している。
図1、図4に示すように、センタピラーアウタ43は、アウタ外面部57と、アウタ前面部58と、アウタ後面部59と、アウタ前フランジ43aと、アウタ後フランジ43bと、を有する。
アウタ外面部57は、サイドシルアウタ23の上辺からスチフナ外面部51に沿って立ち上げられている。アウタ外面部57は、スチフナ外面部51に対して車幅方向外側に間隔をおいて配置されている(図2も参照)。アウタ前面部58は、アウタ外面部57の前辺から車幅方向内側に向けてスチフナ前面部52に沿って折り曲げられている。アウタ前面部58は、スチフナ前面部52に対して車体前方側に間隔をおいて配置されている。アウタ後面部59は、アウタ外面部57の後辺から車幅方向内側に向けてスチフナ後面部53に沿って折り曲げられている。アウタ後面部59は、スチフナ後面部53に対して車体後方側に間隔をおいて配置されている。
アウタ前フランジ43aは、アウタ前面部58の内辺から車体前方に向けてスチフナ前フランジ42aに沿って張り出されている。アウタ後フランジ43bは、アウタ後面部59の内辺から車体後方に向けてインナ後フランジ41cに沿って張り出されている。アウタ前フランジ43aは、スチフナ前フランジ42aおよびインナ前フランジ41bに接合されている。アウタ後フランジ43bは、スチフナ後フランジ42bおよびインナ後フランジ41cに接合されている。
よって、センタピラースチフナ42に沿ってセンタピラーアウタ43が取り付けられている。すなわち、センタピラースチフナ42は、センタピラーアウタ43により車幅方向外側から覆われている。センタピラーアウタ43は、サイドアウタパネル20(すなわち、外観意匠部材)のうち、センタピラースチフナ42に対応する部位で形成されている。
センタピラー12は、センタピラースチフナ42およびセンタピラーアウタ43により矩形枠状の第2閉断面部(第2閉断面)60が形成されている。第2閉断面部60は、車幅方向において、第1閉断面部50に対してセンタピラーインナ41の反対側に形成されている。第2閉断面部60は、第1閉断面部50より小さな断面に形成されている。換言すれば、第1閉断面部50は、第2閉断面部60より大きな断面に形成されている。
<仕切部材>
図6から図8に示すように、仕切部材13は、第1閉断面部50の内部に開口部47から設けられる部材である。仕切部材13は、開口部47の下端部47aより下方で、かつ、スチフナ上面部25に対して上方に間隔をおいて配置されている。よって、第1閉断面部50の内部が、上下方向において、スチフナ上面部25と仕切部材13とにより、充填空間62(図2も参照)が仕切られている。
充填空間62は、前端部62aが第1充填口45(図3参照)に連通され、後端部62bが第2充填口46(図3参照)にそれぞれ連通されている。よって、充填空間62の前端部62aが、第1充填口45を経てセンタピラーインナ41の車幅方向内側に連通されている。充填空間62の後端部62bが、第2充填口46を経てセンタピラーインナ41の車幅方向内側に連通されている。すなわち、仕切部材13は、第1閉断面部50の内部において、第1充填口45および第2充填口46に連通する充填空間62を仕切るように配置されている。
仕切部材13は、樹脂で形成された部材であり、2つに分割された第1仕切部65および第2仕切部66と、第1仕切部65および第2仕切部66を連結する曲ヒンジ67と、を有する。さらに、仕切部材13は、第1仕切部65に第1リブ(請求項の底部リブ)71を備えている。加えて、仕切部材13は、第2仕切部66に、クリップ部72と、固定つまみ部73と、扉部74と、保持つまみ部75と、第2リブ(請求項の底部リブ)76(図2参照)と、を備えている。
第1仕切部65は、充填空間62の車体前方側に配置される。第2仕切部66は、充填空間62の車体後方側に配置される。第1仕切部65および第2仕切部66は、樹脂による曲ヒンジ67で折曲可能に連結されている。曲ヒンジ67は、第1仕切部65および第2仕切部66の板厚に対して薄肉に形成されている。よって、曲ヒンジ67は、第1仕切部65および第2仕切部66を車体前後方向に折り曲げる方向に弾性変形可能に形成されている。
曲ヒンジ67は、車体前後方向において仕切部材13の中央より車体前方側寄りに形成されている。曲ヒンジ67を弾性変形させることにより、第1仕切部65および第2仕切部66をV字状に折り曲げることができる。これにより、作業者が仕切部材13を開口部47に容易に通すことができ、開口部47から第1閉断面部50の内部に容易に配置できる。第1閉断面部50の内部に仕切部材13を配置した状態において、配置した仕切部材13を折り曲げる前の形状に復元させることができる。
第1仕切部65は、第1水平部(請求項の水平部)81と、第1傾斜部(請求項の傾斜部)82と、第1***部(請求項の***部)83と、を有する。第1水平部81は、後端部が曲ヒンジ67に連結され、スチフナ上面部25に対して上方に間隔を開けて概ね水平に配置されている。
第1傾斜部82は、第1水平部81の前端部から車体前方で、かつ、上方へ向けて延びている。第1傾斜部82は、前端部(先端部)82aが車体前方へ向けて概ね水平に折り曲げられている。第1傾斜部82の前端部82aは、スチフナ前傾斜部52aに当接されている。スチフナ前傾斜部52aは、前述したように前傾斜角θ1(図5参照)に設定されている。
第1***部83は、第1水平部81の表面および第1傾斜部82の表面において、第1水平部81および第1傾斜部82に跨ぐように車体前後方向へ向けて形成されている。すなわち、第1***部83は、第1水平部81および第1傾斜部82の第1連結凹部65aを跨ぐよう設けられている。よって、第1水平部81および第1傾斜部82の第1連結凹部65aが第1***部83で補強されている。
第1仕切部65の裏面には第1リブ71が設けられている。第1リブ71は、下方に向けて突出されている。第1リブ71は、仕切部材13が第1閉断面部50の内部に設けられた状態において、下端部71aがスチフナ上面部25に当接するように形成されている。
図8から図10に示すように、第2仕切部66は、第2水平部85(請求項の水平部)と、第2傾斜部86(請求項の傾斜部)と、第2***部87(請求項の***部)と、を有する。第2水平部85は、前端部が曲ヒンジ67に連結されている。第2水平部85は、第1水平部81と同様に、スチフナ上面部25に対して上方に間隔を開けて概ね水平に配置されている。第2水平部85の表面は、第1水平部81の表面と概ね同一面(面一)に配置されている。
第2傾斜部86は、第2水平部85の後端部から車体後方で、かつ、上方へ向けて延びている。第2傾斜部86の後端部(先端部)86aは、車体後方へ向けて概ね水平に折り曲げられている。第2傾斜部86の後端部86aは、スチフナ後傾斜部53aに当接されている。スチフナ後傾斜部53aは、前述したように後傾斜角θ2(図5参照)に設定されている。スチフナ後傾斜部53aの後傾斜角θ2は、スチフナ前傾斜部52aの前傾斜角θ1(図5参照)より小さく設定されている。
第2***部87は、第2水平部85の表面および第2傾斜部86の表面において、第2水平部85および第2傾斜部86に跨ぐように車体前後方向へ向けて形成されている。すなわち、第2***部87は、第2水平部85および第2傾斜部86の第2連結凹部66aを跨ぐよう設けられている。よって、第2水平部85および第2傾斜部86の第2連結凹部66aが第2***部87で補強されている。
このように、第1水平部81および第1傾斜部82の第1連結凹部65aが第1***部83で補強されている。第2水平部85および第2傾斜部86の第2連結凹部66aが第2***部87で補強されている。よって、充填空間62に充填材を充填する際に、第1仕切部65の姿勢を第1***部83で保持でき、第2仕切部66の姿勢を第2***部87で保持できる。これにより、仕切部材13の姿勢をして、充填空間62に充填する充填材の充填量を好適に調整できる。
図2、図8、図10に示すように、第2水平部85のうち、曲ヒンジ67寄りの部位(すなわち、仕切部材13の車体前後方向中央)にクリップ部72が設けられている。クリップ部72は、突出部91と、仕切クリップ92と、を有する。
突出部91は、第2水平部85の裏面からスチフナ上面部25まで下向きで、かつ、車幅方向内側へ向けて傾斜状に突出されている。仕切クリップ92は、突出部91の下端部からスチフナ上面部25の第1固定孔32および補強部材34の第2固定孔36に挿入可能に突出されている。さらに、仕切クリップ92は、第1固定孔32および第2固定孔36に挿入された状態において、各固定孔32,36に係止(固定)可能に形成されている。
ここで、第2仕切部66は、第2傾斜部86の後端部86aがスチフナ後傾斜部53aに当接する。スチフナ後傾斜部53aは、後傾斜角θ2(図5参照)がスチフナ前傾斜部52aの前傾斜角θ1より小さく設定されている。このため、充填空間62に充填された充填材で第2仕切部66が押し付けられた状態において、第2仕切部66が開いてしまうことが考えられる。
そこで、第2仕切部66の第2水平部85にクリップ部72を設けるようにした。よって、クリップ部72(具体的には、仕切クリップ92)で第2仕切部66を正規の位置に保持して、第2仕切部66が上方に開かないようにできる。これにより、充填材が充填空間62の外部(外部上方)に漏れることを防止できる。
第2水平部85の表面には、クリップ部72の延長線上(上方)に固定つまみ部73が形成されている。固定つまみ部73は、第2水平部85の表面から上方に向けて突出されている。固定つまみ部73は、仕切部材13が第1閉断面部50の内部に設けられた状態において、開口部47(図3参照)に臨む位置に配置される。
ここで、第1固定孔32および第2固定孔36にクリップ部72の仕切クリップ92を挿入して係止する際に、作業者は、クリップ部72、第1固定孔32、および第2固定孔36が目視により確認し難いことが考えられる。この場合においても、固定つまみ部73を開口部47から操作することにより、第1固定孔32および第2固定孔36に仕切クリップ92を第1固定孔32および第2固定孔36に容易に係止させることができる。
このように、作業者が固定つまみ部73を開口部47から操作することにより、仕切部材13を第1閉断面部50の正規の位置に容易に固定できる。
図8、図9に示すように、第2水平部85のうち、第2傾斜部86寄りで、かつ、スチフナ外面部51(図4参照)寄りの部位に凹部94が形成されている。凹部94は、第2水平部85の表面が凹むように形成されることにより、充填空間62に凸状に突出されている。これにより、充填空間62の空間を凹部94で調整でき、充填空間62に充填する充填材の充填量を好適に調整できる。
凹部94の底部94aには、扉部74が形成されている。扉部74は、一対のフラップ96と、一対のヒンジ(請求項の扉ヒンジ)97と、を有する。一対のフラップ96は、それぞれの先端96a,96aが突き合わされた状態において、凹部94の底部94aに沿って平坦に配置されている。一対のフラップ96は、それぞれの基端96b,96bがヒンジ97を介して凹部94の底部94aに上下方向へ揺動自在に支持されている。
一対のヒンジ97は、樹脂により凹部94の底部94aや一対のフラップ96の板厚に対して薄肉に形成されている。よって、一対のヒンジ97は、一対のフラップ96を上下方向に開閉するように弾性変形可能に形成されている。このように、一対のヒンジ97を樹脂で形成することにより、扉部74を簡単(シンプル)な構成のヒンジ97で開閉可能に支持できる。
一対のフラップ96を一対のヒンジ97で支持することにより、一対のヒンジ97が、後述する遮音部材14の第2固定クリップ116(請求項の固定クリップ)に当接した状態において、第2固定クリップ116を通過させるように一対のフラップ96を開閉させることができる。
これにより、第2水平部85に凹部94を形成でき、充填空間62に充填する充填材の充填量を好適に調整できる。
図6、図8、図10に示すように、第2傾斜部86の表面には保持つまみ部75が形成されている。保持つまみ部75は、第2傾斜部86の表面のうち、第2***部87より車体後方で、かつ上方の部位から、車体前上方に突出されている。保持つまみ部75は、仕切部材13が第1閉断面部50の内部に設けられた状態において、第2充填口46の近傍で、かつ、開口部47(双方、図3参照)に臨む位置に配置される。
ここで、第2仕切部66は、前述したように、後傾斜角θ2(図5参照)が小さいスチフナ後傾斜部53aに当接されている。このため、例えば、第2充填口46から充填された充填材で押し付けられて第2仕切部66が上方に移動することが考えられる。
そこで、保持つまみ部75を、第2充填口46の近傍で、かつ、開口部47に臨む位置に配置するようにした。これにより、作業者が保持つまみ部75を開口部47から操作することにより、例えば、第2仕切部66が第2充填口46から充填された充填材で押し付けられて上方に移動しないように、第2仕切部66を正規の姿勢に保持できる。
すなわち、保持つまみ部75は、仕切部材13(具体的には、第2仕切部66)の姿勢を保持するために使用する姿勢保持用のつまみである。
第2仕切部66の裏面には第2リブ76が設けられている。第2リブ76は、下方に向けて突出されている。第2リブ76は、仕切部材13が第1閉断面部50の内部に設けられた状態において、下端部76aがスチフナ上面部25に当接するように形成されている。
このように、第1仕切部65の裏面に第1リブ71が設けられ、第2仕切部66の裏面に第2リブ76が設けられている。さらに、第1リブ71および第2リブ76は、各下端部71a,76aがスチフナ上面部25に当接するように形成されている。よって、第1仕切部65を第1リブ71で正規の位置に保持でき、第2仕切部66を第2リブ76で正規の位置に保持できる。これにより、仕切部材13を第1リブ71および第2リブ76で正規の位置に保持(固定)できる。
<充填材>
第1閉断面部50の内部が仕切部材13で仕切られた充填空間62には、第1充填口45および第1充填口45(双方、図3参照)から発泡性の充填材が充填されている。
充填材としては、例えば、構造用発泡材が使用される。すなわち、充填材は、構造用発泡材として、例えば、常温で液状のものが乾くとゴム状になる、いわゆるスプレーフォーム(「スプレーゴム」、「液体ゴム」、「液状ゴム」ともいう)が使用される。充填材は、一例として、スプレー缶に収容されて、噴出させると泡状に噴出してスポンジ状態に硬化する速硬化性の発泡ポリウレタンフォームである。固化した充填材は、防音材、振動エネルギー吸収材、及び、衝撃エネルギー吸収材の機能を有している。
この充填材が第1充填口45および第1充填口45から充填材が充填空間に充填されることにより、充填空間62が充填材で密封状態に保たれる。
<遮音部材>
図3から図5に示すように、第2閉断面部60の内部には遮音部材14が備えられている。遮音部材14は、固定部材112と、遮音材113と、を備えている。固定部材112は、例えば、硬質のABS、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ナイロン等の合成樹脂材、あるいはアルミニウム合金、鋼材等で形成されている。固定部材112は、センタピラースチフナ42のスチフナ外面部51、スチフナ前傾斜部52a、およびスチフナ後傾斜部53aに沿って、平面視において概ねU字状に形成されている。
固定部材112は、第1固定部112aと、第2固定部112bと、第3固定部112cと、を備えている。第1固定部112aは、スチフナ外面部51に沿って配置される。第2固定部112bは、スチフナ前傾斜部52aに沿って配置される。第3固定部112cは、スチフナ後傾斜部53aに沿って配置される。第1固定部112aは、第1固定クリップ(請求項の固定クリップ)115と、第2固定クリップ(固定クリップ)116と、を有する。
第1固定クリップ115は、第1固定部112aの前部から車幅方向内側に向けて突出されている。第2固定クリップ116は、第1固定部112aの後部から車幅方向内側に向けて突出されている。第1固定クリップ115および第2固定クリップ116は、スチフナ外面部51の第1取付孔55および第2取付孔56に車幅方向外側から差し込まれることにより、それぞれの取付孔55,56に係止されている。よって、第1固定部112aは、スチフナ外面部51に沿って車体前後方向に向けて概ね水平に取り付けられている(固定されている)。
第2固定部112bおよび第3固定部112cは、スチフナ前傾斜部52aおよびスチフナ後傾斜部53aにそれぞれ載置された状態において、スチフナ前傾斜部52aおよびスチフナ後傾斜部53aに沿って車幅方向に向けて概ね水平に保持されている。
これにより、固定部材112は、スチフナ外面部51、スチフナ前傾斜部52aおよびスチフナ後傾斜部53aに対して仕切部材13の反対側に配置されている。さらに、固定部材112は、仕切部材13の第1水平部81および第2水平部85と概ね同じ高さに配置されている。
固定部材112には遮音材113が保持されている。遮音材113は、例えば、加熱により発泡するポリウレタンフォーム、ポリエチレン等の軟質材料により形成されている。遮音材113は、固定部材112の上面に沿って形成され、平面視において概ねU字状に形成されている。遮音材113は、固定部材112の上面に載置された状態において、複数の支持ピン118や、複数の支持フック119により固定部材112に固定されている。
よって、遮音部材14は、スチフナ外面部51に対して仕切部材13の反対側に、仕切部材13の第1水平部81および第2水平部85と概ね同じ高さに配置されている。この状態において、遮音部材14は、第2閉断面部60の内部に設けられている。遮音部材14は、センタピラーアウタ43のアウタ外面部57、アウタ前面部58、およびアウタ後面部59に沿って接触(または、非接触に隣接)した状態に配置されている。
これにより、遮音部材14は、例えば、乾燥炉の内部において加熱により発泡することにより、第2閉断面部60の内部を遮断できる。
ここで、図6、図11に示すように、車体側部構造10は、例えば、仕切部材13を第1閉断面部50の内部に配置する前に、遮音部材14が第1固定クリップ115、第2固定クリップ116で第2閉断面部60の内部に既に固定されていることが考えられる。第1固定クリップ115および第2固定クリップ116は、スチフナ外面部51の第1取付孔55および第2取付孔56を経て第1閉断面部50の内部に突出されている。
一方、仕切部材13の第2仕切部66には、充填材の充填量を調整するために凹部94が形成されている。凹部94は、下方に突出されている。このため、仕切部材13を第1閉断面部50の内部に矢印Aの如く取り付ける際に、凹部94の底部94aが、例えば、既に固定されている遮音部材14の第2固定クリップ116に干渉することが考えられる。
そこで、凹部94に扉部74を形成し、遮音部材14の第2固定クリップ116を通過可能に、扉部74を開閉させるようにした。よって、扉部74は、第2固定クリップ116を通過する際に開いて、第2固定クリップ116を通過した後に閉じることができる。これにより、仕切部材13を正規の位置に組み付けることができ、さらに、組付け後の仕切部材13のシール性を確保できる。したがって、第1閉断面部50の充填空間62に第1充填口45および第2充填口46(図3参照)から発泡性の充填材を充填することにより、第1閉断面部50を充填材で確実に遮断できる。
以上説明したように、実施形態の車体側部構造10によれば、センタピラーインナ41およびセンタピラースチフナ42で第1閉断面部50が形成され、第1閉断面部50の内部にセンタピラーインナ41の開口部47から仕切部材13が設けられている。仕切部材13が設けられることにより第1閉断面部50の内部に充填空間62が形成されている。センタピラースチフナ42およびセンタピラーアウタ43で第2閉断面部60が形成されている。すなわち、センタピラーインナ41、センタピラースチフナ42、およびセンタピラーアウタ43により車体骨格材が形成され、車体骨格材に第1閉断面部50および第2閉断面部60が形成されている。
ここで、第1閉断面部50の充填空間62に第1充填口45および第2充填口46から発泡性の充填材が充填されることにより、第1閉断面部50が充填材で遮断される。第2閉断面部60の内部に遮音部材14が設けられ、遮音部材14の遮音材113が、例えば、乾燥炉の加熱により発泡されることにより、第2閉断面部60が遮音部材14で遮断される。
このように、車体側部構造10の第1閉断面部50を充填材で遮断、第2閉断面部60を遮音部材14で遮断することにより、車体側部構造10の全ての閉断面を遮断できる。これにより、車体側部構造10の防音性能を十分(飛躍的)に高めることができる。
第1閉断面部50を第2閉断面部60より大きな断面(断面積)とし、第1閉断面部50の内部に仕切られた充填空間62に発泡材の充填材として、例えばスプレーフォームを充填するようにした。
このように、断面(断面積)の大きな充填空間62に発泡材の充填材としてスプレーフォームを充填することにより、第1閉断面部50を充填材で容易に、かつ、確実に遮断でき、生産性と遮音性を高めることができる。
さらに、第1閉断面部50に対してセンタピラーインナ41の反対側に第2閉断面部60が形成され、第2閉断面部60を加熱により発泡する遮音材113(すなわち、遮音部材14)により遮断するようにした。
よって、第2閉断面部60に充填材を充填する必要がない。さらに、第2閉断面部60に充填材を充填するための充填口を形成する必要がない。これにより、第2閉断面部60を遮音部材14で容易に、かつ、確実に遮断でき、生産性と遮音性を高めることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、実施形態では、仕切部材13を2つの第1仕切部65および第2仕切部66に分割した例について説明したが、これに限らない。その他の例として、仕切部材13を3つ以上の仕切部に分割してもよい。
実施形態では、第1仕切部65に第1リブ71を設け、第2仕切部66に第2リブ76を設けた例について説明したが、これに限らない。その他の例として、第1仕切部65および第2仕切部66の一方にリブを設けてもよい。
さらに、実施形態では、扉部74に一対のフラップ96を備えた例について説明したが、これに限らない。その他の例として、例えば、扉部74に一枚のフラップを備える構成としてもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
10 車体側部構造
13 仕切部材
14 遮音部材
25 スチフナ上面部(第1閉断面部の端部を仕切る壁部)
32,36 第1、第2の固定孔(固定孔)
41 センタピラーインナ(インナパネル)
42 センタピラースチフナ(スチフナ)
43 センタピラーアウタ(サイドアウタパネル)
45,46 第1、第2の充填口(充填口)
47 開口部
50,60 第1、第2の閉断面部
50a 第1閉断面部の下端部(端部)
52a スチフナ前傾斜部
53a スチフナ後傾斜部
62 充填空間
65,66 第1、第2の仕切部
67 曲ヒンジ
71,76 第1、第2のリブ(底部リブ)
72 クリップ部
73 固定つまみ部
74 扉部
75 保持つまみ部
81,85 第1、第2の水平部(水平部)
82,86 第1、第2の傾斜部(傾斜部)
83,87 第1、第2の***部(***部)
97 ヒンジ(扉ヒンジ)
115,116 第1、第2の固定クリップ(固定クリップ)

Claims (10)

  1. 充填口および開口部を有するインナパネルと、
    前記インナパネルに沿って取り付けられ、前記インナパネルとともに第1閉断面部を形成するスチフナと、
    前記第1閉断面部の内部に前記開口部から設けられ、前記第1閉断面部の内部において、前記充填口に連通する充填空間を仕切る仕切部材と、
    前記充填口から前記充填空間に充填された発泡性の充填材と、
    前記スチフナを覆い、前記スチフナとともに第2閉断面部を形成するサイドアウタパネルと、
    前記第2閉断面部の内部に設けられ、加熱により発泡する遮音部材と、を備え、
    前記仕切部材は、前記遮音部材の固定クリップが通過可能に開閉する扉部を有する、
    車体側部構造。
  2. 前記扉部は、樹脂による扉ヒンジで開閉可能に支持されている、
    請求項に記載の車体側部構造。
  3. 前記仕切部材は、前記第1閉断面部の内部に設けられた状態において、前記開口部に臨む固定つまみ部を有する、
    請求項1または請求項2に記載の車体側部構造。
  4. 前記第1閉断面部は、対向する一対の傾斜部を有し、前記一対の傾斜部のうちスチフナ後傾斜部がスチフナ前傾斜部より傾斜角が小さく形成され、
    前記仕切部材は、
    樹脂による曲ヒンジを介して、少なくとも2つに分割され、前記一対の傾斜部にそれぞれ当接する第1仕切部および第2仕切部を有し、
    前記第1仕切部および前記第2仕切部のうち、前記スチフナ後傾斜部に当接する仕切部には、前記充填空間に開口する固定孔に係止するクリップ部を有する、
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の車体側部構造。
  5. 前記第1閉断面部は、前記第2閉断面部より大きな断面であって、内部に仕切られた前記充填空間に発泡材の充填材が充填されている、
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の車体側部構造。
  6. 前記第2閉断面部は、前記第1閉断面部に対して前記インナパネルの反対側に形成され、加熱により発泡する前記遮音部材により遮断されている、
    請求項に記載の車体側部構造。
  7. 前記第1仕切部および前記第2仕切部は、少なくとも一方に、水平部と、傾斜部と、前記水平部および前記傾斜部に跨ぐ***部と、を有する、
    請求項に記載の車体側部構造。
  8. 前記第1仕切部および前記第2仕切部のうち、前記スチフナ後傾斜部に当接する仕切部は、前記仕切部材が前記第1閉断面部の内部に設けられた状態において、前記充填口の近傍で、かつ、前記開口部に臨む位置に姿勢保持用の保持つまみ部を有する、
    請求項に記載の車体側部構造。
  9. 前記第1仕切部および前記第2仕切部は、少なくとも一方に、前記第1閉断面部の端部を仕切る壁部に当接する底部リブを有する、
    請求項または請求項に記載の車体側部構造。
  10. 充填口および開口部を有するインナパネルと、
    前記インナパネルに沿って取り付けられ、前記インナパネルとともに第1閉断面部を形成するスチフナと、
    前記第1閉断面部の内部に前記開口部から設けられ、前記第1閉断面部の内部において、前記充填口に連通する充填空間を仕切る仕切部材と、
    前記充填口から前記充填空間に充填された発泡性の充填材と、
    前記スチフナを覆い、前記スチフナとともに第2閉断面部を形成するサイドアウタパネルと、
    前記第2閉断面部の内部に設けられ、加熱により発泡する遮音部材と、を備え、
    前記仕切部材は、前後方向の前後方向端部の少なくとも一方の下方に前記遮音部材の固定クリップが位置する、
    車体側部構造。
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