JP7324814B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
鞍乗り型車両には、エアクリーナ及び制御装置の支持部材を共用化することによって、部品点数を少なくするものがある(例えば特許文献1)。鞍乗り型車両には、エンジンにつながる吸気通路にレゾネータを設けることによって、吸気音を低減させるものがある。
特許第5432639号公報
特許文献1のような共用化の技術を適用することによって、レゾネータを、他の部品の支持部材と共用化することが考えられる。しかしながら、レゾネータはエンジンの振動の影響を受け易い部品であり、他のエンジン周辺部品と同様に、振動低減を図ることが望まれる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、レゾネータの支持に伴う部品点数の増大を回避しながら、レゾネータを含むエンジン周辺部品の振動を低減し易くすることを目的とする。
車体フレームに支持されるエンジンと、前記エンジンにつながる吸気通路を有する吸気装置とを備える鞍乗り型車両において、前記吸気装置は、前記吸気通路に接続されるレゾネータを備え、前記レゾネータは、前記吸気通路の延出方向を長手方向とする形状を有し、前記吸気通路への接続部と、前記接続部から前記長手方向に離間した離間部とを含む少なくとも2箇所で、少なくとも前記吸気通路に支持され、前記離間部を前記吸気通路に支持する支持部品には、前記エンジンの周辺に配策されるケーブル及びホースの少なくともいずれからなる配策部材が支持されていることを特徴とする。
レゾネータの支持に伴う部品点数の増大を回避しながら、レゾネータを含むエンジン周辺部品の振動を低減し易くなる。
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。 パワーユニットを上方から周辺構成と共に示した図である。 図2のIII-III断面図である。 図3のIV-IV断面図である。 スロットルボディを周辺構成と共に示した図である。 図5のVI-VI断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
車体フレーム11は、車体フレーム11の前端部に設けられるヘッドパイプ18と、ヘッドパイプ18の後方に位置するフロントフレーム19と、フロントフレーム19の後方に位置するリアフレーム20とを備える。フロントフレーム19の前端部は、ヘッドパイプ18に接続される。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
フロントフォーク14は、ヘッドパイプ18によって左右に操舵自在に支持される。前輪13は、フロントフォーク14の下端部に設けられる車軸13aに支持される。乗員が把持する操舵用のハンドル21は、フロントフォーク14の上端部に取り付けられる。
スイングアーム16は、車体フレーム11に支持されるピボット軸22に支持される。ピボット軸22は、車幅方向に水平に延びる軸である。スイングアーム16の前端部には、ピボット軸22が挿通される。スイングアーム16は、ピボット軸22を中心に上下に揺動する。
後輪15は、スイングアーム16の後端部に設けられる車軸15aに支持される。
パワーユニット12は、前輪13と後輪15との間に配置され、車体フレーム11に支持される。
パワーユニット12は、内燃機関である。パワーユニット12は、クランクケース23と、往復運動するピストンを収容するシリンダー部24とを備える。シリンダー部24の排気ポートには、排気装置25が接続される。
パワーユニット12の出力は、パワーユニット12と後輪15とを接続する駆動力伝達部材によって後輪15に伝達される。
また、鞍乗り型車両10は、前輪13を上方から覆うフロントフェンダー26と、後輪15を上方から覆うリアフェンダー27と、乗員が足を載せるステップ28と、パワーユニット12が使用する燃料を蓄える燃料タンク29とを備える。
フロントフェンダー26は、フロントフォーク14に取り付けられる。リアフェンダー27及びステップ28は、シート17よりも下方に設けられる。燃料タンク29は、車体フレーム11に支持される。
鞍乗り型車両10は、車体の各部を覆う車体カバー30を備える。車体カバー30は、車体前部を前方から覆うフロントカウル31と、車体前部を左右から覆うサイドカウル32と、車体後部を左右から覆うリヤカウル33と、クランクケース23の前部及び下部を保護するアンダカバー34とを備える。フロントカウル31には、前方を照射するヘッドライト35、及びフロントスクリーン36等が設けられる。
この鞍乗り型車両10には、一本のリアクッション37によって、後輪15からスイングアーム16を経て車体フレーム11に伝わる衝撃を吸収及び緩和するモノクッション構造が採用される。リアクッション37は、車体側面視で、スイングアーム16とフロントフレーム19の後部との間に介挿されている。より具体的には、リアクッション37の下部は左右のスイングアーム16間を通り、コネクティングロッド38(図3)を介してスイングアーム16に連結されている。
本構成の鞍乗り型車両10は、舗装路等のオンロード走行と、不整地等のオフロード走行の両方に対応したデュアルパーパスモデルであり、サスペンションストローク長を、いわゆるオンロード車よりも多く確保している。
図2は、パワーユニット12を上方から周辺構成と共に示した図である。図3は、図2のIII-III断面図である。なお、図2中の符号C1は、車幅中心を前後に延びる線であり、以下、「車幅中心線C1」と表記する。
図2及び図3に示すように、パワーユニット12は、フロントフレーム19の下方に位置し、クランクケース23の前部からシリンダー部24が前上方に向けて立ち上がる前傾タイプ又は直立タイプと称されるエンジン(内燃機関)である。シリンダー部24は、下方から上方に向けて、シリンダーブロック24A、シリンダーヘッド24B及びシリンダーヘッドカバー24Cを順に備えている。シリンダーヘッド24Bの背面には、パワーユニット12の吸気系を構成する吸気装置41が配置されている。
シリンダーヘッド24Bの背面には、燃料タンク29内の燃料を、シリンダーヘッド24B内に設けられた吸気ポートに噴射するインジェクタ51(図2)が設けられている。
吸気装置41は、スロットルボディ42、コネクティングチューブ43、エアクリーナ44、及び、吸気音を低減させるレゾネータ45を備えている。
シリンダー部24の背面には、インシュレータ41Aを介してスロットルボディ42が接続される。このスロットルボディ42に、コネクティングチューブ43を介してエアクリーナ44が接続される。スロットルボディ42及びコネクティングチューブ43は、シリンダーヘッド24B内の吸気ポートと、エアクリーナ44とをつなぐ吸気通路を形成する。エアクリーナ44は、エアクリーナユニット、又は、エアクリーナボックスとも称され、外部の空気を清浄化して吸気通路に供給する。本構成のエアクリーナ44は、シート17の下方、かつ、リアクッション37の後方に配置されている。エアクリーナ44の側方には、電装部品の一つを構成するバッテリー52が配置されている。
図2に示すように、コネクティングチューブ43は、エアクリーナ44から、リアクッション37の車幅方向外側のスペースを通って前方に延出する。
より具体的には、コネクティングチューブ43は、エアクリーナ44の前面から、リアクッション37の車幅方向外側(本構成では右側)に向けて凸の湾曲形状で湾曲しながら車体前後方向に延出する筒状の湾曲部43Aを有している。この湾曲部43Aによって、コネクティングチューブ43は、リアクッション37と左右一方のフロントフレーム19との間の車幅方向に空くスペースを利用しながら、車幅中心線C1寄りを前後方向に延びる吸気通路が形成される。
コネクティングチューブ43における湾曲部43Aよりも前方の部分は、車幅中心線C1に向けて斜め、かつ前方に直線状に延出し、スロットルボディ42の後端部に接続される。
車体側面視では、スロットルボディ42及びコネクティングチューブ43からなる吸気通路は、エアクリーナ44側から斜め下方に延出している。つまり、吸気通路は、前下がりに延出している。スロットルボディ42及びコネクティングチューブ43は、燃料タンク29の下方に配置されている。
図4は、図3のIV-IV断面図である。図5は、スロットルボディ42を周辺構成と共に示した図である。
図4に示すように、スロットルボディ42は、車体上面視で、前部が車幅中心線C1と重なり、後部が車幅中心線C1から車幅方向外側に離間した斜めの姿勢で配置される。スロットルボディ42は、内部にスロットル弁等を備えるスロットルボディ本体42Aを備えている。
スロットルボディ本体42Aの車幅方向一方側(本構成では右側)には、スロットル弁と一体に回転するスロットルドラム42Bが設けられる。スロットルドラム42Bには、ハンドル21に設けられたスロットルから延出するスロットルケーブル61が連結され、乗員のスロットル操作に応じてスロットル弁が回動する。
スロットルボディ42には、吸気通路の負圧を検出する負圧センサーや、スロットル弁の回動を検出するスロットル回動センサー等のセンサー群が設けられる。図5中の符号56は、負圧センサーにつながるソケットを示している。このソケット56は、スロットルボディ42の上方に露出している。スロットル回動センサーは、例えば、スロットルボディ42の左側面等に設けられる。
スロットルボディ42に設けられる各センサにはそれぞれケーブルが接続され、スロットルボディ42近傍のインジェクタ51にはケーブル及び燃料ホースが接続される。また、車両の各部に配策されるケーブル及びホースの中には、スロットルボディ42周囲に配策されるものがある。
より具体的には、本構成では、スロットルボディ42の上方に、後述するケーブル62,63(図参照)が配策される。これらケーブル62,63を含む各種のケーブルや、燃料ホース等の各種のホースが配策される。これらのケーブル及びホースは、本発明の「配策部材」に相当する。
図6は、図5のVI-VI断面図である。
図6に示すように、スロットルボディ42の上方には、少なくとも複数(本構成では2本)のケーブル62,63が配策されており、ケーブル62,63のいずれか一方が、負圧センサーのソケット56にコネクタ接続される。なお、他方のケーブルは、スロットルボディ42に設けられたセンサー等の電装部品につながるケーブル、又は、スロットルボディ42以外の箇所に設けられた電装部品につながるケーブルである。但し、ケーブル62,63の接続先は特に限定されるものではない。これらケーブル62,63は、クランプ部材57を介して後述する支持部品58に支持されている。
レゾネータ45について説明する。
図2及び図5に示すように、レゾネータ45は、コネクティングチューブ43に接続され、吸気通路の延出方向に沿って延出した中空箱形状に形成されることによって、吸気通路の延出方向を長手方向とする形状に形成されている。
レゾネータ45は、中空箱形状を有するレゾネータ本体45Aと、レゾネータ本体45Aの長手方向一端部から側方に突出する管状の接続部45Bとを一体に備えている。レゾネータ本体45Aは、平面視では略長方形の矩形形状である。このレゾネータ45は、共鳴の原理を利用して吸気音を小さくする共鳴器として機能するように、接続部45Bからレゾネータ本体45Aの端部までの長さが設定されている。
レゾネータ45は、接続部45Bがコネクティングチューブ43の側面に設けられた開口部43Kに差し込まれ、接続部45Bの外周側から、管状のクランプ(チューブクランプとも称される)59によって狭持される。これによって、レゾネータ45の内部空間をコネクティングチューブ43内に連通させた状態で、レゾネータ45がコネクティングチューブ43に固定される。この固定構造によって、レゾネータ45の後端部(接続部45Bに対応する箇所)が、コネクティングチューブ43を含む吸気通路に支持される。
図2に示すように、レゾネータ本体45Aは、車体平面視では、コネクティングチューブ43及びスロットルボディ42に対し、車幅中心線C1を基準にして車幅方向反対側にオフセットした位置に配置される。より具体的には、レゾネータ45は、左右のフロントフレーム19の間、シリンダー部24の後方、スロットルボディ42の左方、かつ、リアクッション37の前方に空くスペースを有効利用して配置される。
レゾネータ本体45Aの右側には、スロットルボディ42上方に配策されるケーブル62,63が位置し、レゾネータ本体45Aの左側には、車体左側にて車体前後方向に配策され、バッテリー52等に接続される他のケーブル64,65が配策されている。
図3に示すように、レゾネータ本体45Aは、車体側面視で、コネクティングチューブ43と一部が重なると共に、スロットルボディ42の上方に配置されている。つまり、レゾネータ45は、コネクティングチューブ43の側方かつ上方に空くスペース、及び、スロットルボディ42の上方に空くスペースを有効利用して配置されている。
上述したように、スロットルボディ42及びコネクティングチューブ43を含む吸気通路は、前下がりで延出するので、スロットルボディ42上方かつ燃料タンク29下方に相対的に空きスペースが形成される。本構成では、この空きスペースを効率良く利用してレゾネータ45をコンパクトに配置している。
このレゾネータ45の前側の端部45C(図5)は、支持部品58を介してスロットルボディ42に固定されている。つまり、レゾネータ45は、コネクティングチューブ43への接続部45Bと、接続部45Bから長手方向に離間した離間部に相当する前側の端部45Cとからなる2箇所で、吸気通路に支持されている。したがって、一箇所で支持する場合と比べて、レゾネータ45の支持強度を確保できる。
このように、レゾネータ45が、吸気通路の上方に位置するので、重力を利用して、吸気通路内の燃料(例えば逆流した燃料)がレゾネータ45内に入る事態を抑制できる。しかも、レゾネータ45がコネクティングチューブ43に接続される箇所(後側の端部に相当)が、レゾネータ45がスロットルボディ42に接続される箇所(前側の端部45Cに相当)よりも下方に位置する。これにより、仮に燃料がレゾネータ45内に入っても、重力の作用によりレゾネータ45内から速やかに燃料を排出できる。
図5に示すように、支持部品58は、スロットルボディ42に締結部材71(例えばボルト)を利用して固定される板状の固定部58Aと、固定部58Aからレゾネータ45側に延出する板状の第1支持部58Bと、固定部58Aから、第1支持部58Bと反対側に延出する板状の第2支持部58Cとを一体に備えている。この支持部品58は、例えば、一枚の金属板を所定形状に切断し、折り曲げ成形することによって容易に製作することが可能である。なお、支持部品58の材料は樹脂材料でもよい。
第1支持部58Bは、レゾネータ本体45Aの長辺に対応する側面に沿った板形状に形成され、レゾネータ本体45Aから突出する一対の爪部45Tが係合する係合孔58Xを有している。レゾネータ45を第1支持部58Bに接続する場合、作業員が、レゾネータ本体45Aの一対の爪部45Tを、第1支持部58Bの係合孔58Xに差し込む作業を行うことにより、レゾネータ45を、第1支持部58Bに容易に接続できる。また、作業員が、一対の爪部45Tの間隔を狭める操作を行うことによって、爪部45Tと係合孔58Xとの係合を容易に解除でき、レゾネータ45を、第1支持部58Bから容易に取り外しすることができる。したがって、レゾネータ45の着脱が容易であり、吸気装置41やその周囲部品のメンテナンスや交換作業がし易くなる。
図6に示すように、第2支持部58Cは、スロットルボディ42の上方にて、略水平に延出する板形状に形成され、クランプ部材57を取り付ける孔部58Yを有している。
クランプ部材57には、広く流通する差し込み式のケーブルクランプが使用される。より具体的には、クランプ部材57には、矢じり状構造を有する差し込み式のケーブルクランプ(矢じり状クランプとも称される)が使用される。矢じり状構造により、クランプ部材57の差し込み部を孔部58Yに差し込むと孔部58Yからクランプ部材57が抜け難くなる。また、クランプ部材57の取り付け性にも優れる。
なお、クランプ部材57のクランプ対象がホースの場合、矢じり状構造を有する差し込み式のホースクランプ(矢じり状クランプとも称される)を使用すればよい。但し、クランプ部材57には、矢じり状構造を備えない差し込み式のクランプ部材57を使用してもよく、また、差し込み式以外のケーブルクランプ、又はホースクランプからなるクランプ部材を使用してもよい。
ところで、支持部品58に支持されるレゾネータ45とケーブル62,63とは、パワーユニット12等の振動によって、それぞれ独立して振動する。例えば、レゾネータ45はパワーユニット12の振動の影響を直接受けて振動し易い。これに対し、ケーブル62,63は、パワーユニット12の振動を、車体フレーム11等の他の部品を経由して受けること等を理由として、レゾネータ45と完全に同期した振動とはならない。
本構成では、これらレゾネータ45とケーブル62,63とを同じ支持部品58に支持するので、一方の振動を他方の振動によって減衰する効果を得やすくなり、振幅等を低減することが可能になる。その結果、レゾネータ45、ケーブル62,63、及びスロットルボディ42を含む各部品の振動を低減し易くなる。さらに、レゾネータ45とケーブル62,63の支持に要する部品を別々に設ける場合と比べ、部品点数を低減することができる。
また、支持部品58は、スロットルボディ42に固定される固定部58Aの左右に、第1支持部58Bと第2支持部58Cとを振り分け配置しているので、スロットルボディ42に対し、レゾネータ45と、ケーブル62,63とを左右に振り分け配置できる。したがって、レゾネータ45、ケーブル62,63、及びスロットルボディ42を適度に離して配置でき、振動の影響によって、レゾネータ45、ケーブル62,63、及びスロットルボディ42のいずれか同士が接触する事態も適切に回避できる。
また、支持部品58は、スロットルボディ42の上面に固定されるので、燃料タンク29を取り付ける前の製造工程等において、支持部品58を容易に固定できる。また、鞍乗り型車両10を製造後であっても、燃料タンク29を取り外したり、燃料タンク29を左右いずれか一方にずらすことで、外部から支持部品58に容易にアクセスでき、支持部品58の取り外し作業や、吸気装置41やケーブルへの各種メンテナンス作業が容易である。
以上説明したように、本実施形態の鞍乗り型車両10の吸気装置41は、吸気通路に接続されるレゾネータ45を備えている。図5に示したように、このレゾネータ45は、吸気通路の延出方向を長手方向とする形状を有し、吸気通路への接続部45Bと、接続部45Bから長手方向に離間した離間部(前側の端部45C)とを含む少なくとも2箇所で、少なくとも吸気通路に支持されている。この構成によれば、レゾネータ45を一箇所で支持する場合と比べて、レゾネータ45の支持強度を確保できる。
しかも、図6に示したように、レゾネータ45の離間部を吸気通路に支持する支持部品58には、パワーユニット12周辺に配策されるケーブル62,63からなる配策部材が支持される。これによって、レゾネータ45及びケーブル62,63からの振動によって相互に振動を減衰する効果を得やすくなる。
これらにより、本構成では、レゾネータ45に支持に伴う部品点数の増大を回避しながら、レゾネータ45、ケーブル62,63及び吸気通路等のパワーユニット周辺部品の振動を低減し易くなる。
また、支持部品58は、レゾネータ45を着脱自在に支持する第1支持部58Bと、配策部材を保持するための保持部材として機能するクランプ部材57を支持する第2支持部58Cとを有している。この構成によれば、レゾネータ45を容易に取り付けしたり、取り外しし易くなる。さらに、各支持部58B,58Cに、支持対象に応じた支持構造を採用することが可能になり、適切な支持が可能になる。
また、支持部品58は、吸気通路の一部を構成するスロットルボディ42に取り付けられる。この構成によれば、スロットルボディ42を利用して、レゾネータ45及び配策部材を支持でき、取付強度、及び支持強度も確保し易くなる。
さらに、保持部材として機能するクランプ部材57は、差し込み式のケーブルクランプ、及び、差し込み式のホースクランプのいずれかである。この構成によれば、クランプ部材57の取り付け性が向上すると共に、広く流通するケーブルクランプ及びホースクランプの中から、適切な部材を採用できる。
また、図3及び図5に示すように、レゾネータ45は、吸気通路よりも上方に位置し、かつ、レゾネータ45における吸気通路への接続部45Bに対応する部分が、その部分から離れた端部よりも下方に位置する。この構成によれば、レゾネータ45内に、吸気通路内の燃料が入り難く、仮にレゾネータ45に燃料が入ったとしても、重力の作用により、燃料を吸気通路内に速やかに戻すことができる。
また、図2に示したように、左右のフロントフレーム19の間に、リアクッション37を備え、吸気装置41は、リアクッション37に対してスロットルボディ42の反対側にエアクリーナ44を備え、吸気通路は、左右のフロントフレーム19の一方と、リアクッション37との間を通って、エアクリーナ44とスロットルボディ42とをつなぐコネクティングチューブ43を備えている。そして、レゾネータ45は、車体平面視で、リアクッション37に対してスロットルボディ42側、かつ、左右のフロントフレーム19の間に位置している。この構成によれば、左右のフロントフレーム19間で、リアクッション37を避けたスペースを有効利用して、コネクティングチューブ43、及びレゾネータ45をコンパクトに配置できる。
また、レゾネータ45は、スロットルボディ42寄りの位置でコネクティングチューブ43に接続され、スロットルボディ42側に延出している。この構成によれば、スロットルボディ42周囲に空くスペースを有効利用して、レゾネータ45を配置できる。なお、コネクティングチューブ43の周囲に十分な空きスペースがある場合は、レゾネータ45を、コネクティングチューブ43の周囲に配置してもよい。
なお、上述の実施形態は本発明の一態様を示すものであり、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、支持部品58に支持する配策部材は、任意のケーブル及びホースでもよいし、支持部品58の形状についても適宜に変更してもよい。また、レゾネータ45を支持する箇所は、上記実施形態の箇所に限定しなくてもよい。例えば、レゾネータ45を吸気通路に支持する箇所を適宜に変更してもよいし、レゾネータ45を吸気通路の別の箇所にも支持する構成を採用してもよい。また、レゾネータ45を、吸気通路以外の箇所にも支持する構成を採用してもよい。また、本発明を、図1等に示す自動二輪車に適用する場合を説明したが、これに限定されず、本発明を、他の自動二輪車、及び、三輪タイプや四輪タイプを含む鞍乗り型車両に適用してもよい。
[上記実施の形態によりサポートされる構成]
上記実施の形態は、以下の構成をサポートする。
(構成1)車体フレームに支持されるエンジンと、前記エンジンにつながる吸気通路を有する吸気装置とを備える鞍乗り型車両において、前記吸気装置41は、前記吸気通路に接続されるレゾネータを備え、前記レゾネータは、前記吸気通路の延出方向を長手方向とする形状を有し、前記吸気通路への接続部と、前記接続部から前記長手方向に離間した離間部とを含む少なくとも2箇所で、少なくとも前記吸気通路に支持され、前記離間部を前記吸気通路に支持する支持部品には、前記エンジンの周辺に配策されるケーブル及びホースの少なくともいずれからなる配策部材が支持されていることを特徴とする鞍乗り型車両。
この構成によれば、レゾネータの支持に伴う部品点数の増大を回避しながら、レゾネータを含むエンジン周辺部品の振動を低減し易くなる。
(構成2)前記支持部品は、前記レゾネータを着脱自在に支持する第1支持部と、前記配策部材を保持するための保持部材を支持する第2支持部とを有することを特徴とする構成1に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、レゾネータの着脱が容易で、かつ、支持対象に応じた支持構造を採用できる。
(構成3)前記吸気装置は、前記吸気通路の一部を構成するスロットルボディを備え、前記支持部品は、前記スロットルボディに取り付けられることを特徴とする構成1又は2に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、スロットルボディを利用して、レゾネータ及び配策部材を支持できる。
(構成4)前記保持部材は、差し込み式のケーブルクランプ、及び、差し込み式のホースクランプのいずれかであることを特徴とする構成2に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、保持部材の取り付け性が向上すると共に、広く流通するケーブルクランプ及びホースクランプの中から適切な部材を採用できる。
(構成5)前記レゾネータは、前記吸気通路よりも上方に位置し、かつ、前記レゾネータの前記接続部に対応する部分が、その部分から離れた前記離間部よりも下方に位置することを特徴とする構成1から4のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
(構成6)前記車体フレームに含まれる左右のフレームの間に、リアクッションを備え、前記吸気装置は、前記リアクッションに対して前記スロットルボディの反対側にエアクリーナを備え、前記吸気通路は、前記左右のフレームの一方と、前記リアクッションとの間を通って、前記エアクリーナと前記スロットルボディとをつなぐコネクティングチューブを備え、前記レゾネータは、車体平面視で、前記リアクッションに対して前記スロットルボディ側、かつ、前記左右のフレームの間に位置することを特徴とする構成3に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、左右のフレーム間で、リアクッションを避けたスペースを有効利用して、コネクティングチューブ、及びレゾネータをコンパクトに配置できる。
(構成7)前記レゾネータは、前記スロットルボディ寄りの位置で前記コネクティングチューブに接続され、前記スロットルボディ側に延出していることを特徴とする構成6に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、スロットルボディ周囲に空くスペースを有効利用して、レゾネータを配置できる。
10 鞍乗り型車両
11 車体フレーム
12 パワーユニット(エンジン)
19 フロントフレーム(左右のフレーム)
37 リアクッション
41 吸気装置
42 スロットルボディ
43 コネクティングチューブ
44 エアクリーナ
45 レゾネータ
45A レゾネータ本体
45B レゾネータの接続部
45C レゾネータの前側の端部(離間部)
45T 爪部
51 インジェクタ
52 バッテリー
56 ソケット
57 クランプ部材(保持部材)
58 支持部品
58A 固定部
58B 第1支持部
58C 第2支持部
58X 係合孔
58Y 孔部
61 スロットルケーブル
62,63,64,65 ケーブル

Claims (7)

  1. 車体フレームに支持されるエンジン(12)と、前記エンジン(12)につながる吸気通路を有する吸気装置(41)とを備える鞍乗り型車両において、
    前記吸気装置(41)は、前記吸気通路に接続されるレゾネータ(45)を備え、
    前記レゾネータ(45)は、前記吸気通路の延出方向を長手方向とする形状を有し、
    前記吸気通路への接続部(45B)と、前記接続部(45B)から前記長手方向に離間した離間部(45C)とを含む少なくとも2箇所で、少なくとも前記吸気通路に支持され、
    前記離間部(45C)を前記吸気通路に支持する支持部品(58)には、前記エンジン(12)の周辺に配策されるケーブル及びホースの少なくともいずれからなる配策部材(61,62)が支持されていることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記支持部品(58)は、前記レゾネータ(45)を着脱自在に支持する第1支持部(58B)と、前記配策部材(61,62)を保持するための保持部材(57)を支持する第2支持部(58C)とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記吸気装置(41)は、前記吸気通路の一部を構成するスロットルボディ(42)を備え、
    前記支持部品(58)は、前記スロットルボディ(42)に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記保持部材(57)は、差し込み式のケーブルクランプ、及び、差し込み式のホースクランプのいずれかであることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記レゾネータ(45)は、前記吸気通路よりも上方に位置し、かつ、前記レゾネータ(45)の前記接続部(45B)に対応する部分が、その部分から離れた前記離間部(45C)よりも下方に位置することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記車体フレーム(11)に含まれる左右のフレーム(19)の間に、リアクッション(37)を備え、
    前記吸気装置(41)は、前記リアクッション(37)に対して前記スロットルボディ(42)の反対側にエアクリーナ(44)を備え、
    前記吸気通路は、前記左右のフレーム(19)の一方と、前記リアクッション(37)との間を通って、前記エアクリーナ(44)と前記スロットルボディ(42)とをつなぐコネクティングチューブ(43)を備え、
    前記レゾネータ(45)は、車体平面視で、前記リアクッション(37)に対して前記スロットルボディ(42)側、かつ、前記左右のフレーム(19)の間に位置することを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記レゾネータ(45)は、前記スロットルボディ(42)寄りの位置で前記コネクティングチューブ(43)に接続され、前記スロットルボディ(42)側に延出していることを特徴とする請求項6に記載の鞍乗り型車両。
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