JP7318600B2 - 車両及び他車両の認識方法 - Google Patents

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Description

本発明は車両及び他車両の認識方法に関する。
従来、車両に搭載された他車両検出装置の出力に基づいて車両の周囲の他車両を認識することが知られている(例えば特許文献1)。
特開平6-255399号公報
斯かる他車両検出装置は、車両の周囲に電磁波を照射することによって、自車両の周囲に存在する他車両の反射点を検出する。しかしながら、反射強度が低い部分(鏡面、黒い部分等)が他車両に存在すると、この部分の反射点が欠落する。この結果、一台の他車両に対して二つの物標が生成され、一台の他車両が二台の他車両として認識される場合がある。
そこで、上記課題に鑑みて、本発明の目的は、車両の周囲の他車両の認識精度を高めることにある。
本開示の要旨は以下のとおりである。
(1)車両であって、当該車両の周囲に電磁波を照射することによって、当該車両の周囲に存在する他車両の反射点を検出する他車両検出装置と、前記他車両検出装置によって検出された前記反射点のグルーピングを行うことによって物標を生成する物標生成部と、前記物標生成部によって生成された物標を編集する物標編集部とを備え、前記物標編集部は、前記物標生成部によって生成された物標から二つの物標を抽出し、該二つの物標によって画定され且つ当該車両から視認可能な面に基づいて、該二つの物標が統合されたときの理想形を特定し、予め定められた統合条件が満たされた場合に該二つの物標を前記理想形に統合する、車両。
(2)前記統合条件は、前記物標編集部によって特定された前記理想形の種類に応じて異なる、上記(1)に記載の車両。
(3)前記物標編集部によって特定された前記理想形がI字形である場合、前記統合条件は、前記二つの物標の近傍面が整列していることを含む、上記(1)又は(2)に記載の車両。
(4)前記物標編集部によって特定された前記理想形がI字形である場合、前記統合条件は、前記二つの物標のうち当該車両から遠い物標の近傍面と垂直な方向の長さが所定値以下であることを含む、上記(1)から(3)のいずれか1つに記載の車両。
(5)前記物標編集部によって特定された前記理想形がI字形である場合、前記統合条件は、前記二つの物標が重なっていないことを含む、上記(1)から(4)のいずれか1つに記載の車両。
(6)前記物標編集部によって特定された前記理想形がL字形である場合、前記統合条件は、前記二つの物標の近傍面が整列していないことを含む、上記(1)から(5)のいずれか1つに記載の車両。
(7)前記物標編集部によって特定された前記理想形がL字形である場合、前記統合条件は、当該車両から見たときに前記二つの物標のうちの一方の物標が該二つの物標のうちの他方の物標の背後に位置していないことを含む、上記(1)から(6)のいずれか1つに記載の車両。
(8)前記物標編集部によって編集された物標を車両アイコンとして表示する表示装置を更に備える、上記(1)から(7)のいずれか1つに記載の車両。
(9)前記統合条件は、前記二つの物標が前記理想形に統合されたときの大きさと前記車両アイコンの大きさとの差が所定値以下であることを含む、上記(8)に記載の車両。
(10)前記車両の自律走行を制御する走行制御部を更に備え、前記物標編集部は、前記物標生成部によって生成された物標を第1の基準に基づいて編集することによって、前記表示装置に表示される第1の物標群を作成し、前記物標生成部によって生成された物標を第2の基準に基づいて編集することによって、前記自律走行の制御のために用いられる第2の物標群を作成し、前記第1の基準では前記統合条件が満たされた場合に前記二つの物標が前記理想形に統合され、前記第2の基準では前記二つの物標が前記理想形に統合されない、上記(8)又は(9)に記載の車両。
(11)車両の周囲に電磁波を照射することによって、該車両の周囲に存在する他車両の反射点を検出することと、前記反射点のグルーピングを行うことによって物標を生成することと、前記物標から二つの物標を抽出することと、前記二つの物標によって画定され且つ前記車両から視認可能な面に基づいて、該二つの物標が統合されたときの理想形を特定し、予め定められた統合条件が満たされた場合に該二つの物標を前記理想形に統合することとを含む、他車両の認識方法。
本発明によれば、車両の周囲の他車両の認識精度を高めることができる。
図1は、本発明の第一実施形態に係る車両の構成を概略的に示す図である。 図2は、ECUの構成を概略的に示す図である。 図3は、ECUのプロセッサの機能ブロック図である。 図4は、他車両検出装置によって検出される他車両の反射点を模式的に示す図である。 図5は、車両の周囲の他車両の反射点から生成される物標の例を示す図である。 図6は、二つの物標によって画定され且つ車両から視認可能な面を特定するための方法の一例を説明するための図である。 図7は、車両から視認可能な面の組み合わせと、二つの物標が統合されたときの理想形との対応関係を示す図である。 図8は、本発明の第一実施形態における物標編集処理の制御ルーチンを示すフローチャートである。 図9は、本発明の第一実施形態における統合判定処理の制御ルーチンを示すフローチャートである。 図10は、表示装置のディスプレイに表示された画像の一例を示す図である。 図11は、本発明の第二実施形態における物標編集処理の制御ルーチンを示すフローチャートである。 図12は、本発明の第二実施形態における第1統合判定処理の制御ルーチンを示すフローチャートである。 図13は、I字形についての統合条件が満たされる場合の二つの物標の例を示す図である。 図14は、I字形についての統合条件が満たされない場合の二つの物標の例を示す図である。 図15は、I字形についての統合条件が満たされない場合の二つの物標の例を示す図である。 図16は、本発明の第二実施形態における第2統合判定処理の制御ルーチンを示すフローチャートである。 図17は、L字形についての統合条件が満たされる場合の二つの物標の例を示す図である。 図18は、L字形についての統合条件が満たされない場合の二つの物標の例を示す図である。 図19は、L字形についての統合条件が満たされない場合の二つの物標の例を示す図である。 図20は、L字形についての統合条件が満たされる場合の二つの物標の例を示す図である。 図21は、本発明の第三実施形態における第2物標編集処理の制御ルーチンを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、同様な構成要素には同一の参照番号を付す。
<第一実施形態>
最初に、図1~図10を参照して、本発明の第一実施形態について説明する。
<車両の構成>
図1は、本発明の第一実施形態に係る車両1の構成を概略的に示す図である。車両1は、その加速、制動及び操舵の一部又は全部が自動的に実行される自律走行を行うことができる。すなわち、車両1はいわゆる自動運転車両である。加速、制動及び操舵は、加速、減速及び旋回、又は駆動、制動及び操舵とも言い換えられる。
図1に示されるように、車両1は、カメラ10、他車両検出装置2、表示装置3及び電子制御ユニット(ECU)4を備える。カメラ10、他車両検出装置2、表示装置3及びECU4は、CAN(Controller Area Network)等の規格に準拠した車内ネットワーク5を介して互いに通信可能に接続される。
カメラ10は車両1の前方を撮影して所定範囲の画像を生成する。カメラ10は、車両1の内部、例えば車内のルームミラーの背面に設けられる。
他車両検出装置2は、車両1(自車両)の周囲に電磁波(レーザ光、ミリ波等)を照射することによって、車両1の周囲に存在する他車両の反射点を検出する。他車両検出装置2は、例えば、車両1の周囲の物体の有無及び車両1から物体までの距離を検出可能な測距センサである。
本実施形態では、他車両検出装置2は、車両1の異なる位置に配置された複数のライダ(Laser Imaging Detection And Ranging(LIDAR))から構成される。ライダは、車両1の周囲にレーザ光を照射し、レーザ光の反射光を受信する。このことによって、ライダは車両1の周囲の物体の有無及び車両1から物体までの距離を検出することができる。
なお、他車両検出装置2は、車両1のルーフ上等に配置された一つのライダから構成されてもよい。また、他車両検出装置2は少なくとも一つのミリ波レーダから構成されてもよい。ミリ波レーダは、車両1の周囲にミリ波を照射し、ミリ波の反射波を受信する。このことによって、ミリ波レーダは車両1の周囲の物体の有無及び車両1から物体までの距離を検出することができる。また、他車両検出装置2は少なくとも一つのライダと少なくとも一つのミリ波レーダとから構成されてもよい。
表示装置3は車両1のドライバに各種情報を表示する。表示装置3は、車両1のドライバによって視認されるように車両1の内部に設けられる。表示装置3は、例えば、タッチスクリーン、ヘッドアップディスプレイ、デジタルメータパネル等の少なくとも一つから構成されるヒューマン・マシン・インターフェース(Human Machine Interface(HMI))である。表示装置3は、例えば、画像情報等を表示するディスプレイ、音を発生させるスピーカ、ドライバが入力操作を行うための操作ボタン、ドライバから音声情報を受信するマイク等を備える。
ECU4は、車両1に設けられ、車両1の各種制御を実行する。図2はECU4の構成を概略的に示す図である。図2に示されるように、ECU4は、通信インターフェース41、メモリ42及びプロセッサ43を備える。通信インターフェース41及びメモリ42は信号線を介してプロセッサ43に接続されている。
通信インターフェース41は、ECU4を車内ネットワークに接続するためのインターフェース回路を有する。すなわち、通信インターフェース41は車内ネットワークを介して他車両検出装置2及び表示装置3に接続される。他車両検出装置2はその出力を通信インターフェース41を介してプロセッサ43に送信する。また、プロセッサ43は他車両の表示に関する指令を表示装置3に送信する。
メモリ42は、例えば、揮発性の半導体メモリ及び不揮発性の半導体メモリを有する。メモリ42は、プロセッサ43によって各種処理が実行されるときに使用されるプログラム、データ等を記憶する。
プロセッサ43は、一つ又は複数のCPU(Central Processing Unit)及びその周辺回路を有する。なお、プロセッサ43は、論理演算ユニット又は数値演算ユニットのような演算回路を更に有していてもよい。
図3は、ECU4のプロセッサ43の機能ブロック図である。本実施形態では、プロセッサ43は、物標生成部44、物標編集部45及び走行制御部46を有する。物標生成部44、物標編集部45及び走行制御部46は、それぞれ、メモリ42に記憶されたプログラムをプロセッサ43が実行することによって実現される機能モジュールである。なお、物標生成部44、物標編集部45及び走行制御部46は、それぞれ、プロセッサ43に設けられた専用の演算回路であってもよい。
図4は、他車両検出装置2によって検出される他車両の反射点を模式的に示す図である。図4の例では、車両1の前方を走行する他車両の反射点が検出されている。他車両検出装置2によって検出された反射点の情報(距離、方位角、強度等)は物標生成部44に送信される。物標生成部44は、他車両検出装置2によって検出された反射点のグルーピングを行うことによって物標を生成する。具体的には、物標生成部44は、連続的な反射点を一群の反射点としてグループ化し、一群の反射点を囲む物標を生成する。
図5は、車両1の周囲の他車両の反射点から生成される物標の例を示す図である。図5には、車両1の周囲の他車両の位置が破線によって示され、他車両に相当する物標が実線によって示されている。図5に示されるように、車両1に対する他車両の位置に応じて物標の形は異なる。
車両1の前方に位置する他車両の背面が検出されたとき又は車両1の後方に位置する他車両の前面が検出されたときには、物標の形は横方向のI字形になる。車両1の側方(右側又は左側)に位置する他車両の側面(右側面又は左側面)が検出されたときには、物標の形は縦方向のI字形になる。
車両1の右斜め前方に位置する他車両の背面及び左側面が検出されたときには、物標の形は正方向のL字形になる。車両1の左斜め前方に位置する他車両の背面及び右側面が検出されたときには、物標の形は左右に反転したL字形になる。車両1の右斜め後方に位置する他車両の前面及び左側面が検出されたときには、物標の形は上下に反転したL字形になる。車両1の左斜め後方に位置する他車両の前面及び右側面が検出されたときには、物標の形は上下左右に反転したL字形になる。
これらの場合、一台の他車両に対して一つの物標が生成され、他車両が正確に認識される。一方、反射強度が低い部分(鏡面、黒い部分等)が他車両に存在すると、この部分の反射点が欠落する。この結果、一台の他車両に対して二つの物標が生成され、一台の他車両が二台の他車両として認識される場合がある。
このため、本実施形態では、物標編集部45は、物標と他車両との対応関係を正すべく、物標生成部44によって生成された物標を編集する。物標編集部45は、物標生成部44によって生成された物標から二つの物標を抽出し、これら二つの物標の統合の可否を判定する。
上述したように、他車両に相当する物標の形は車両1に対する他車両の位置に応じて変化する。このため、物標編集部45は、二つの物標によって画定され且つ車両1から視認可能な面に基づいて、二つの物標が統合されたときの理想形を特定し、予め定められた統合条件が満たされた場合に二つの物標を理想形に統合する。このことによって、分離した二つの物標を正しい形に統合することができ、ひいては他車両の認識精度を高めることができる。
図6は、二つの物標によって画定され且つ車両1から視認可能な面を特定するための方法の一例を説明するための図である。図6の例では、車両1の右斜め後方に位置する他車両に対して生成された二つの物標と、車両1の左斜め前方に位置する他車両に対して生成された二つの物標とが示される。
まず、物標編集部45は、二つの物標に外接する仮想の矩形を作成し、仮想の矩形の四つの角のうち、車両1に近い三つの近傍角の位置を特定する。このとき、隣接する近傍角の間の面が車両1から視認可能な面の候補となる。車両1の右斜め後方の二つの物標では、右前、左前及び左後の角が近傍角に相当し、右前の角と左前の角との間の前面と、左前の角と左後の角との間の左側面とが車両1から視認可能な面の候補となる。一方、車両1の左斜め前方の二つの物標では、右前、右後及び左後の角が近傍角に相当し、右後の角と左後の角との間の背面と、右前の角と右後の角との間の右側面とが車両1から視認可能な面の候補となる。
次いで、物標編集部45は、隣接する近傍角の間の面が車両1から視認可能か否かを判定する。例えば、物標編集部45は、車両1に対する二つの近傍角の角度の差が所定値以上であるときに、隣接する近傍角の間の面が車両1から視認可能であると判定する。一方、物標編集部45は、車両1に対する二つの近傍角の角度の差が所定値未満であるときに、隣接する近傍角の間の面が車両1から視認不可能であると判定する。
車両1に対する近傍角の角度は、例えば、車両1の所定位置と近傍角とを結ぶ直線と車両1の車幅中心線CLとが成す角度として定義される。車両1の所定位置は、例えば、二つの物標を検出した他車両検出装置2の搭載位置に設定される。なお、車両1の所定位置は車両1の中心又は重心であってもよい。
下記式(1)に示されるように、車両1に対する右前の近傍角の角度θFRと車両1に対する左前の近傍角の角度θFLとの差が所定値α1以上であるときに、前面が視認可能であると判定される。
|θFR-θFL|≧α1…(1)
下記式(2)に示されるように、車両1に対する左前の近傍角の角度θFLと車両1に対する左後の近傍角の角度θTLとの差が所定値α2以上であるときに、左側面が視認可能であると判定される。所定値α2は所定値α1と同じであっても異なっていてもよい。
|θFL-θTL|≧α2…(2)
下記式(3)に示されるように、車両1に対する右後の近傍角の角度θTRと車両1に対する左後の近傍角の角度θTLとの差が所定値α3以上であるときに、背面が視認可能であると判定される。所定値α3は所定値α1と同じであっても異なっていてもよい。
|θTR-θTL|≧α3…(3)
下記式(4)に示されるように、車両1に対する右前の近傍角の角度θFRと車両1に対する右後の近傍角の角度θTRとの差が所定値α4以上であるときに、右側面が視認可能であると判定される。所定値α4は所定値α1と同じであっても異なっていてもよい。
|θFR-θTR|≧α4…(4)
なお、二つの物標によって画定され且つ車両1から視認可能な面の特定方法は、上述した方法に限定されない。例えば、物標編集部45は、車両1の中心を原点とする基準座標系における仮想の矩形の中心点の座標等に基づいて、二つの物標によって画定され且つ車両1から視認可能な面を特定してもよい。
図7は、車両1から視認可能な面の組み合わせと、二つの物標が統合されたときの理想形との対応関係を示す図である。図中の丸印は対象の面が視認可能であることを示し、図中のバツ印は対象の面が視認不可能であることを示す。
前面又は背面のみが視認可能な面であるときには理想形が横方向のI字形に特定され、右側面又は左側面のみが視認可能な面であるときには理想形が縦方向のI字形に特定される。前面及び右側面が視認可能な面であるときには理想形が上下左右に反転したL字形に特定され、前面及び左側面が視認可能な面であるときには理想形が上下に反転したL字形に特定される。背面及び右側面が視認可能な面であるときには理想形が左右に反転したL字形に特定され、背面及び左側面が視認可能な面であるときには理想形が正方向のL字形に特定される。
<物標編集処理>
以下、図8及び図9のフローチャートを参照して、物標を編集して他車両を認識するための制御について詳細に説明する。図8は、本発明の第一実施形態における物標編集処理の制御ルーチンを示すフローチャートである。本制御ルーチンはECU4によって所定の実行間隔で繰り返し実行される。所定の実行間隔は、例えば、他車両検出装置2の出力がECU4に送信される間隔である。
最初に、ステップS101において、物標生成部44は、他車両検出装置2によって検出された他車両の反射点のグルーピングを行うことによって物標を生成する。
次いで、ステップS102において、物標編集部45は、物標生成部44によって生成された物標から二つの物標を抽出する。
次いで、ステップS103において、物標編集部45は、二つの物標によって画定され且つ車両1から視認可能な面を特定する。
次いで、ステップS104において、物標編集部45は、ステップS103において特定された面に基づいて、図7に示される表に従って、二つの物標が統合されたときの理想形を特定する。
次いで、ステップS105において、物標編集部45は、二つの物標の統合の可否を判定すべく、図9に示される統合判定処理を実行する。
統合判定処理では、最初に、ステップS111において、物標編集部45は二つの物標間の距離が所定値以下であるか否かを判定する。すなわち、統合条件は、二つの物標間の距離が所定値以下であることを含む。なお、所定値は二つの物標の速度(例えば平均速度)に応じて変更されてもよい。二つの物標の速度は他車両検出装置2によって検出される。ステップS111において二つの物標間の距離が所定値以下であると判定された場合、本制御ルーチンはステップS112に進む。
ステップS112では、物標編集部45は二つの物標間の相対速度が所定値以下であるか否かを判定する。すなわち、統合条件は、二つの物標間の相対速度が所定値以下であることを含む。ステップS112において二つの物標間の相対速度が所定値以下であると判定された場合、本制御ルーチンはステップS113に進む。
ステップS113では、物標編集部45は、二つの物標が統合されたときの大きさ(車幅方向の長さ及び前後方向の長さ)が所定範囲内であるか否かを判定する。すなわち、統合条件は、二つの物標が統合されたときの大きさが所定範囲内であることを含む。所定範囲は、例えば、一般的な車両の大きさの上限値とゼロとの間の範囲に設定される。なお、所定範囲は、一般的な車両の大きさの上限値と下限値との間の範囲に設定されてもよい。この場合、理想形が横方向のI字形である場合には、二つの物標が理想形に統合されたときの大きさとして車幅方向の長さのみが判定され、理想形が縦方向のI字形である場合には、二つの物標が理想形に統合されたときの大きさとして前後方向の長さのみが判定される。
ステップS113において二つの物標が統合されたときの大きさが所定範囲内であると判定された場合、本制御ルーチンはステップS114に進む。ステップS114では、全ての統合条件が満たされたため、物標編集部45は二つの物標を理想形に統合する。すなわち、二つの物標は一台の他車両として認識される。一方、ステップS111、S112又はS113の判定が否定された場合、本制御ルーチンはステップS115に進む。ステップS115では、物標編集部45は二つの物標を統合しない。すなわち、二つの物標は二台の他車両として認識される。ステップS114又はステップS115の後、本制御ルーチンは図8のステップS106に進む。
ステップS106では、物標編集部45は、物標生成部44によって生成された物標の全ての組み合わせの判定が完了したか否かを判定する。判定が完了していないと判定された場合には、ステップS102~ステップS105が再び実行される。一方、判定が完了したと判定された場合、本制御ルーチンは終了する。
表示装置3は、物標編集部45によって編集された物標を車両アイコンとして表示する。車両アイコンの大きさ及び形は予め定められる。図10は、表示装置3のディスプレイ31に表示された画像の一例を示す図である。図10に示されるように、表示装置3は車両1と共に車両1の周囲の他車両を表示する。したがって、他車両検出装置2、表示装置3、物標生成部44及び物標編集部45は、他車両表示システムとして機能する。
また、走行制御部46は、物標編集部45によって編集された物標に基づいて車両1の自律走行を制御する。例えば、走行制御部46は、物標編集部45によって編集された物標との衝突を回避するように、車両1に設けられたアクチュエータを用いて車両1の自律走行を制御する。
なお、図9のステップ113において、物標編集部45は、二つの物標が理想形に統合されたときの大きさ(車幅方向の長さ及び前後方向の長さ)と車両アイコンの大きさ(車幅方向の長さ及び前後方向の長さ)との差が所定値以下であるか否かを判定してもよい。このことによって、二つの物標が統合されたときに、実際の他車両の大きさと、表示装置3に表示される車両アイコンの大きさとが大きく相違することを抑制することができ、ドライバの違和感を低減することができる。なお、理想形が横方向のI字形である場合には、二つの物標が理想形に統合されたときの大きさとして車幅方向の長さのみが判定され、理想形が縦方向のI字形である場合には、二つの物標が理想形に統合されたときの大きさとして前後方向の長さのみが判定される。
また、統合条件としてステップS111~ステップS113の一つ又は任意の組み合わせが用いられてもよい。
<第二実施形態>
第二実施形態に係る車両は、以下に説明する点を除いて、基本的に第一実施形態に係る車両の構成及び制御と同様である。このため、以下、本発明の第二実施形態について、第一実施形態と異なる部分を中心に説明する。
上述したように、物標編集部45は、予め定められた統合条件が満たされた場合には、二つの物標を理想形に統合する。これに関して、第二実施形態では、統合条件は、物標編集部45によって特定された理想形の種類に応じて異なる。このことによって、理想形のそれぞれに特有の条件を考慮して統合の可否が判定されるため、他車両の認識精度を高めることができる。第二実施形態では、理想形としてI字形及びL字形の二種類が用いられる。
図11は、本発明の第二実施形態における物標編集処理の制御ルーチンを示すフローチャートである。本制御ルーチンはECU4によって所定の実行間隔で繰り返し実行される。所定の実行間隔は、例えば、他車両検出装置2の出力がECU4に送信される間隔である。
ステップS201~ステップS204は、図8のステップS101~ステップS104と同様であることから説明を省略する。
ステップS204の後、ステップS205において、ステップS204において特定された理想形がI字形であるか否かを判定する。理想形がI字形であると判定された場合、本制御ルーチンはステップS206に進む。ステップS206では、物標編集部45は、二つの物標の統合の可否を判定すべく、図12に示される第1統合判定処理を実行する。理想形がI字形である場合には、他車両の同一の面に対して二つの物標が生成され、以下の統合条件によって統合の可否が判定される。
図12のステップS211~ステップS213は、図9のステップS111~ステップS113と同様に実行される。すなわち、統合条件は、二つの物標間の距離が所定値以下であることと、二つの物標間の相対速度が所定値以下であることと、二つの物標が統合されたときの大きさが所定範囲内であることとを含む。ステップS213において二つの物標が統合されたときの大きさが所定範囲内であると判定された場合、本制御ルーチンはステップS214に進む。
ステップS214では、物標編集部45は、二つの物標の近傍面が整列しているか否かを判定する。すなわち、統合条件は、二つの物標の近傍面が整列していることを含む。図13には、I字形についての統合条件が満たされる場合の二つの物標の例が示される。図13に示されるように、理想形がI字形である場合には、車両1に近い方の物標が物標1として定義され、車両1から遠い方の物標が物標2として定義される。すなわち、物標1の最近傍点(車両1(例えば車両1の中心)までの距離が最も短い点)は物標2の最近傍点よりも車両1(例えば車両1の中心)に近い。
例えば、物標編集部45は、一方の物標の近傍面の位置座標と他方の物標の近傍面の位置座標との差が所定値以下であるときに、二つの物標の近傍面が整列していると判定する。この場合、物標の近傍面の位置座標は、車両1の中心を原点とする基準座標系の点として算出される。基準座標系では、図13に示されるように、車両1の車幅中心線がX軸とされ、車両1の中心を通り且つX軸と直交する軸線がY軸とされる。また、基準座標系のX軸及びY軸では、車両1から遠い側が正に設定され、車両1に近い側が負に設定される。
近傍面は車両1側に臨む面を意味する。このため、二つの物標が車両1の前方に位置しているときには背面が近傍面に相当し、二つの物標が車両1の後方に位置しているときには前面が近傍面に相当する。これらの場合、下記式(5)に示されるように、物標1の近傍面のx座標x1と物標2の近傍面のx座標x2との差が所定値a1以下であるときに、二つの物標が整列していると判定される。所定値a1は他車両検出装置2の検出誤差を考慮して予め定められる。
|x1-x2|≦a1…(5)
二つの物標が車両1の右側に位置しているときには左側面が近傍面に相当し、二つの物標が車両1の左側に位置しているときには右側面が近傍面に相当する。これらの場合、下記式(6)に示されるように、物標1の近傍面のy座標y1と物標2の近傍面のy座標y2との差が所定値a2以下であるときに、二つの物標が整列していると判定される。所定値a2は、他車両検出装置2の検出誤差を考慮して定められ、所定値a1と同じであっても異なっていてもよい。
|y1-y2|≦a2…(6)
ステップS214において二つの物標の近傍面が整列していると判定された場合、本制御ルーチンはステップS215に進む。横方向のI字形に統合される二つの物標が一台の他車両の同一の面を表している場合、図13の上側及び下側に示されるように、物標の長さ(前後方向の長さ)は車両1から遠いほど短くなる。一方、縦方向のI字形に統合される二つの物標が一台の他車両の同一の面を表している場合、図13の右側及び左側に示されるように、物標の幅(車幅方向の長さ)は車両1から遠いほど短くなる。
このため、ステップS215において、物標編集部45は、二つの物標のうち車両1から遠い物標の近傍面と垂直な方向の長さが所定値以下であるか否かを判定する。すなわち、統合条件は、二つの物標のうち車両1から遠い物標の近傍面と垂直な方向の長さが所定値以下であることを含む。
具体的には、理想形が縦方向のI字形である場合には、下記式(7)が満たされるか否かが判定され、理想形が横方向のI字形である場合には、下記式(8)が満たされるか否かが判定される。図14には、これらの判定が否定される場合の二つの物標の例が示される。
2≦a3…(7)
2≦a4…(8)
ここで、W2は、物標2の幅であり、例えば物標2の右側面のy座標と物標2の左側面のy座標との差として算出される。L2は、物標2の長さであり、例えば物標2の前面のx座標と物標2の背面のx座標との差として算出される。所定値a3及びa4は他車両検出装置2の検出誤差を考慮して定められる。所定値a4は所定値a3と同じであっても異なっていてもよい。
なお、ステップS215において、物標編集部45は、二つの物標のうち車両1から遠い物標の近傍面と垂直な方向の長さが、二つの物標のうち車両1に近い物標の近傍面と垂直な方向の長さ以下であるか否かを判定してもよい。すなわち、統合条件は、二つの物標のうち車両1から遠い物標の近傍面と垂直な方向の長さが、二つの物標のうち車両1に近い物標の近傍面と垂直な方向の長さ以下であることを含んでいてもよい。
ステップS215において車両1から遠い物標の近傍面と垂直な方向の長さが所定値以下であると判定された場合、本制御ルーチンはステップS216に進む。ステップS216では、物標編集部45は、二つの物標が重なっていないか否かを判定する。すなわち、統合条件は、二つの物標が重なっていないことを含む。
理想形が横方向のI字形であり且つ二つの物標が車両1よりも右側に位置しているときには、下記式(9)に示されるように、物標編集部45は、物標2の左側面のy座標y2Lから物標1の右側面のy座標y1Rを減算した値がゼロよりも大きいときに、二つの物標が重なっていないと判定する。図15の上側には、この判定が否定される場合、すなわち二つの物標が重なっている場合の二つの物標の例が示される。
2L-y1R>0…(9)
理想形が横方向のI字形であり且つ二つの物標が車両1よりも左側に位置しているときには、下記式(10)に示されるように、物標編集部45は、物標2の右側面のy座標y2Rから物標1の左側面のy座標y1Lを減算した値がゼロよりも大きいときに、二つの物標が重なっていないと判定する。図15の下側には、この判定が否定される場合、すなわち二つの物標が重なっている場合の二つの物標の例が示される。
2R-y1L>0…(10)
理想形が縦方向のI字形であり且つ二つの物標が車両1よりも前方に位置しているときには、下記式(11)に示されるように、物標編集部45は、物標2の背面のx座標x2Tから物標1の前面のx座標x1Fを減算した値がゼロよりも大きいときに、二つの物標が重なっていないと判定する。図15の左側には、この判定が否定される場合、すなわち二つの物標が重なっている場合の二つの物標の例が示される。
2T-x1F>0…(11)
理想形が縦方向のI字形であり且つ二つの物標が車両1よりも後方に位置しているときには、下記式(12)に示されるように、物標編集部45は、物標2の前面のx座標x2Fから物標1の背面のx座標x1Tを減算した値がゼロよりも大きいときに、二つの物標が重なっていないと判定する。図15の右側には、この判定が否定される場合、すなわち二つの物標が重なっている場合の二つの物標の例が示される。
2F-x1T>0…(12)
なお、上記式(9)~式(12)の右辺は、他車両検出装置2の検出誤差を考慮して定められた負の値であってもよい。すなわち、物標編集部45は、二つの物標の重なり量が所定値以下であるときに、二つの物標が重なっていないと判定してもよい。
ステップS216において二つの物標が重なっていないと判定された場合、本制御ルーチンはステップS217に進む。ステップS217では、全ての統合条件が満たされたため、物標編集部45は二つの物標を理想形に統合する。すなわち、二つの物標は一台の他車両として認識される。一方、ステップS211~S216のいずれか一つの判定が否定された場合、本制御ルーチンはステップS218に進む。ステップS218では、物標編集部45は二つの物標を統合しない。すなわち、二つの物標は二台の他車両として認識される。ステップS217又はステップS218の後、本制御ルーチンは図11のステップS208に進む。
一方、ステップS205において理想形がL字形であると判定された場合、本制御ルーチンはステップS207に進む。ステップS207では、物標編集部45は、二つの物標の統合の可否を判定すべく、図16に示される第2統合判定処理を実行する。理想形がL字形である場合には、他車両の異なる二つの面に対して二つの物標が生成され、以下の統合条件によって統合の可否が判定される。
図16のステップS221~ステップS223は、図9のステップS111~ステップS113と同様に実行される。すなわち、統合条件は、二つの物標間の距離が所定値以下であることと、二つの物標間の相対速度が所定値以下であることと、二つの物標が統合されたときの大きさが所定範囲内であることとを含む。ステップS223において二つの物標が統合されたときの大きさが所定範囲内であると判定された場合、本制御ルーチンはステップS224に進む。
ステップS224では、物標編集部45は、二つの物標の近傍面が整列していないか否かを判定する。すなわち、統合条件は、二つの物標の近傍面が整列していないことを含む。図17には、L字形についての統合条件が満たされる場合の二つの物標の例が示される。図17に示されるように、理想形がL字形である場合には、前後方向の近傍面(前面又は背面)から車両1までの距離、例えば、前後方向の近傍面からY軸までの距離が短い方の物標が物標1として定義され、この距離が長い方の物標が物標2として定義される。なお、二つの物標のこの距離が略等しい場合(図20参照)、車両1に近い方の物標が物標1として定義され、車両1から遠い方の物標が物標2として定義される。
近傍面が背面又は前面である場合には、下記式(13)に示されるように、物標2の近傍面のx座標x2が物標1の近傍面のx座標x1よりも大きいときに、二つの物標の近傍面が整列していないと判定される。
2>x1…(13)
近傍面が右側面又は左側面である場合には、下記式(14)に示されるように、物標1の近傍面のy座標y1が物標2の近傍面のy座標y2よりも大きいときに、二つの物標の近傍面が整列していないと判定される。
1>y2…(14)
図17の右上に示されるように二つの物標の近傍面が背面及び左側面である場合には、背面について上記式(13)が満たされ且つ左側面について上記式(14)が満たされたときに、二つの物標の近傍面が整列していないと判定される。図17の左上に示されるように二つの物標の近傍面が背面及び右側面である場合には、背面について上記式(13)が満たされ且つ右側面について上記式(14)が満たされたときに、二つの物標の近傍面が整列していないと判定される。
図17の右下に示されるように二つの物標の近傍面が前面及び左側面である場合には、前面について上記式(13)が満たされ且つ左側面について上記式(14)が満たされたときに、二つの物標の近傍面が整列していないと判定される。図17の左下に示されるように二つの物標の近傍面が前面及び右側面である場合には、前面について上記式(13)が満たされ且つ右側面について上記式(14)が満たされたときに、二つの物標の近傍面が整列していないと判定される。
なお、近傍面が背面又は前面である場合に、上記式(5)が満たされなかったとき、すなわち物標1の近傍面のx座標x1と物標2の近傍面のx座標x2との差が所定値a1よりも大きいときに、二つの物標の近傍面が整列していないと判定されてもよい。また、近傍面が右側面又は左側面である場合に、上記式(6)が満たされなかったとき、すなわち物標1の近傍面のy座標y1と物標2の近傍面のy座標y2との差が所定値a2よりも大きいときに、二つの物標の近傍面が整列していないと判定されてもよい。
ステップS224において二つの物標の近傍面が整列していないと判定された場合、本制御ルーチンはステップS225に進む。ステップS225では、物標編集部45は、車両1から見たときに二つの物標のうちの一方の物標が二つの物標のうちの他方の物標の背後に位置していないか否かを判定する。すなわち、統合条件は、車両1から見たときに二つの物標のうちの一方の物標が二つの物標のうちの他方の物標の背後に位置していないことを含む。
図18には、車両1から見たときに物標1が物標2の背後に位置している例、すなわちL字形についての統合条件が満たされない例が示される。二つの物標が車両1よりも前方に位置している場合には、物標編集部45は、上記式(11)に示されるように、物標2の背面のx座標x2Tから物標1の前面のx座標x1Fを減算した値がゼロよりも大きいときに、車両1から見たときに物標1が物標2の背後に位置していないと判定される。二つの物標が車両1よりも後方に位置している場合には、物標編集部45は、上記式(12)に示されるように、物標2の前面のx座標x2Fから物標1の背面のx座標x1Tを減算した値がゼロよりも大きいときに、車両1から見たときに物標1が物標2の背後に位置していないと判定される。
なお、上記式(11)及び式(12)の右辺は、他車両検出装置2の検出誤差を考慮して定められた負の値であってもよい。すなわち、物標編集部45は、物標1及び物標2の前後方向の重なりが所定値以下であるときに、車両1から見たときに物標1が物標2の背後に位置していないと判定してもよい。
図19には、車両1から見たときに物標2が物標1の背後に位置している例、すなわちL字形についての統合条件が満たされない例が示される。二つの物標が車両1よりも右側に位置している場合には、物標編集部45は、下記式(15)に示されるように、物標1の左側面のy座標y1Lから物標2の右側面のy座標y2Rを減算した値がゼロよりも大きいときに、車両1から見たときに物標2が物標1の背後に位置していないと判定される。二つの物標が車両1よりも左側に位置している場合には、物標編集部45は、下記式(16)に示されるように、物標1の右側面のy座標y1Rから物標2の左側面のy座標y2Lを減算した値がゼロよりも大きいときに、車両1から見たときに物標2が物標1の背後に位置していないと判定される。
1L-y2R>0…(15)
1R-y2L>0…(16)
なお、上記式(15)及び式(16)の右辺は、他車両検出装置2の検出誤差を考慮して定められた負の値であってもよい。すなわち、物標編集部45は、物標1及び物標2の車幅方向の重なりが所定値以下であるときに、車両1から見たときに物標2が物標1の背後に位置していないと判定してもよい。
ステップS225において一方の物標が他方の物標の背後に位置していないと判定された場合、本制御ルーチンはステップS226に進む。ステップS226では、全ての統合条件が満たされたため、物標編集部45は二つの物標を理想形に統合する。すなわち、二つの物標は一台の他車両として認識される。
一方、ステップS224において二つの物標の近傍面が整列していると判定された場合、本制御ルーチンはステップS227に進む。この場合、統合条件は、二つの物標の近傍面が整列していることを含む。
図20には、ステップS224の判定が否定される場合の二つの物標の例が示される。図20の右上の例では二つの物標の背面が整列し、図20の左下の例では二つの物標の前面が整列している。また、図20の左上の例では二つの物標の右側面が整列し、図20の右下の例では二つの物標の左側面が整列している。すなわち、これらの例では、他車両検出装置2によって他車両の角が検出されている。
ステップS227では、図12のステップS215と同様に、物標編集部45は、二つの物標のうち車両1から遠い物標の近傍面と垂直な方向の長さが所定値以下であるか否かを判定する。すなわち、統合条件は、二つの物標のうち車両1から遠い物標の近傍面と垂直な方向の長さが所定値以下であることを含む。
具体的には、二つの物標の整列している近傍面が右側面又は左側面である場合(図20の左上又は右下の例)には、上記式(7)が満たされるか否かが判定され、二つの物標の整列している近傍面が前面又は背面である場合(図20の右上又は左下の例)には、上記式(8)が満たされるか否かが判定される。図20には、これらの判定が満たされる場合の二つの物標の例が示されている。
なお、ステップS227において、物標編集部45は、二つの物標のうち車両1から遠い物標の近傍面と垂直な方向の長さが、二つの物標のうち車両1に近い物標の近傍面と垂直な方向の長さ以下であるか否かを判定してもよい。すなわち、統合条件は、二つの物標のうち車両1から遠い物標の近傍面と垂直な方向の長さが、二つの物標のうち車両1に近い物標の近傍面と垂直な方向の長さ以下であることを含んでいてもよい。
ステップS227において車両1から遠い物標の近傍面と垂直な方向の長さが所定値以下であると判定された場合、本制御ルーチンはステップS228に進む。ステップS228では、図12のステップS216と同様に、物標編集部45は、二つの物標が重なっていないか否かを判定する。すなわち、統合条件は、二つの物標が重なっていないことを含む。
二つの物標の整列している近傍面が前面又は背面であり且つ二つの物標が車両1よりも右側に位置している場合には、上記式(9)に示されるように、物標編集部45は、物標2の左側面のy座標y2Lから物標1の右側面のy座標y1Rを減算した値がゼロよりも大きいときに、二つの物標が重なっていないと判定する。図20の右上には、この判定が肯定される場合、すなわち二つの物標が重なっていない場合の二つの物標の例が示される。
二つの物標の整列している近傍面が前面又は背面であり且つ二つの物標が車両1よりも左側に位置している場合には、上記式(10)に示されるように、物標編集部45は、物標2の右側面のy座標y2Rから物標1の左側面のy座標y1Lを減算した値がゼロよりも大きいときに、二つの物標が重なっていないと判定する。図20の左下には、この判定が肯定される場合、すなわち二つの物標が重なっていない場合の二つの物標の例が示される。
二つの物標の整列している近傍面が右側面又は左側面であり且つ二つの物標が車両1よりも前側に位置している場合には、上記式(11)に示されるように、物標編集部45は、物標2の背面のx座標x2Tから物標1の前面のx座標x1Fを減算した値がゼロよりも大きいときに、二つの物標が重なっていないと判定する。図20の左上には、この判定が肯定される場合、すなわち二つの物標が重なっていない場合の二つの物標の例が示される。
二つの物標の整列している近傍面が右側面又は左側面であり且つ二つの物標が車両1よりも後側に位置している場合には、上記式(12)に示されるように、物標編集部45は、物標2の前面のx座標x2Fから物標1の背面のx座標x1Tを減算した値がゼロよりも大きいときに、二つの物標が重なっていないと判定する。図20の右下には、この判定が肯定される場合、すなわち二つの物標が重なっていない場合の二つの物標の例が示される。
ステップS228において二つの物標が重なっていないと判定された場合、本制御ルーチンはステップS226に進む。ステップS226では、物標編集部45は二つの物標を理想形に統合する。すなわち、理想形がL字形である場合にI字形についての統合条件(図16のステップS221~S224、S227及びS228)が満たされたときにも、二つの物標は理想形に統合される。
一方、ステップS221~S223、S225、S227及びS228のいずれか一つの判定が否定された場合、本制御ルーチンはステップS229に進む。ステップS229では、物標編集部45は二つの物標を統合しない。すなわち、二つの物標は二台の他車両として認識される。ステップS226又はステップS229の後、本制御ルーチンは図11のステップS208に進む。
ステップS208では、物標編集部45は、物標生成部44によって生成された物標の全ての組み合わせの判定が完了したか否かを判定する。判定が完了していないと判定された場合には、ステップS202~ステップS207が再び実行される。一方、判定が完了したと判定された場合、本制御ルーチンは終了する。
なお、図9のステップ113と同様に、図12のステップS213及び図16のステップS223において、物標編集部45は、二つの物標が理想形に統合されたときの大きさと車両アイコンの大きさとの差が所定値以下であるか否かを判定してもよい。この場合、ステップS213において、理想形が横方向のI字形である場合には、二つの物標が理想形に統合されたときの大きさとして車幅方向の長さのみが判定され、理想形が縦方向のI字形である場合には、二つの物標が理想形に統合されたときの大きさとして前後方向の長さのみが判定される。
また、I字形についての統合条件として、ステップS211~ステップS216のいずれか一つ又は任意の組み合わせが用いられてもよい。同様に、L字形についての統合条件として、ステップS221~ステップS225のいずれか一つ若しくは任意の組み合わせ、又はステップS221~S224、S227及びS228のいずれ一つ若しくは任意の組み合わせが用いられてもよい。また、ステップS227及びS228が省略され、ステップS224の判定が否定された場合にステップS229が実行されてもよい。
<第三実施形態>
第三実施形態に係る車両は、以下に説明する点を除いて、基本的に第一実施形態に係る車両の構成及び制御と同様である。このため、以下、本発明の第三実施形態について、第一実施形態と異なる部分を中心に説明する。
第一実施形態では、表示装置3に表示される物標と、走行制御部46による自律走行の制御のために用いられる物標とが同一の基準に基づいて編集される。すなわち、車両1の周囲の他車両が同一の基準に基づいて認識される。しかしながら、表示装置3への他車両の表示ではユーザビリティの向上のために表示の違和感を低減することが重視されるのに対して、自律走行の制御のための車両認識では安全性の向上のために誤認識を防止する必要がある。
このため、第三実施形態では、物標編集部45は、物標生成部44によって生成された物標を第1の基準に基づいて編集することによって、表示装置3に表示される第1の物標群を作成し、物標生成部44によって生成された物標を第2の基準に基づいて編集することによって、自律走行の制御のために用いられる第2の物標群を作成する。第1の基準では、上述したように、統合条件が満たされた場合に二つの物標が理想形に統合され、第2の基準では、二つの物標が理想形に統合されない。すなわち、第2の基準では、理想形の概念を用いることなく二つの物標が統合される。このことによって、車両1の安全を確保しつつ、表示の違和感を低減することができる。
物標編集部45は、図8に示される物標編集処理の制御ルーチンを実行することによって、表示装置3に表示される第1の物標群を作成する。すなわち、図8に示される物標編集処理の制御ルーチンによって編集された物標が第1の物標群として表示装置3に表示される。一方、物標編集部45は、図21に示される第2物標編集処理の制御ルーチンを実行することによって、自律走行の制御のために用いられる第2の物標群を作成する。
図21は、本発明の第三実施形態における第2物標編集処理の制御ルーチンを示すフローチャートである。本制御ルーチンはECU4によって所定の実行間隔で繰り返し実行される。所定の実行間隔は、例えば、他車両検出装置2の出力がECU4に送信される間隔である。
最初に、ステップS301において、物標生成部44は、他車両検出装置2によって検出された他車両の反射点のグルーピングを行うことによって物標を生成する。
次いで、ステップS302において、物標編集部45は、物標生成部44によって生成された物標から二つの物標を抽出する。
次いで、ステップS303において、物標編集部45は、二つの物標間の距離が第2所定値以下であるか否かを判定する。第2所定値は図9のステップS111における所定値よりも小さい値に設定される。すなわち、二つの物標間の距離に基づいて二つの物標の統合の可否が判定されるときに、第2の基準では、第1の基準よりも厳しい条件が課される。ステップS303において二つの物標間の距離が第2所定値以下であると判定された場合、本制御ルーチンはステップS304に進む。
ステップS304では、物標編集部45は、二つの物標間の相対速度が第2所定値以下であるか否かを判定する。第2所定値は図9のステップS112における所定値よりも小さい値に設定される。すなわち、二つの物標間の相対速度に基づいて二つの物標の統合の可否が判定されるときに、第2の基準では、第1の基準よりも厳しい条件が課される。ステップS304において二つの物標間の相対速度が第2所定値以下であると判定された場合、本制御ルーチンはステップS305に進む。
ステップS305では、物標編集部45は二つの物標を統合する。すなわち、二つの物標は一台の他車両として認識される。例えば、物標編集部45は、二つの物標に外接する矩形に二つの物標を統合する。一方、ステップS303又はS304の判定が否定された場合、本制御ルーチンはステップS306に進む。ステップS306では、物標編集部45は二つの物標を統合しない。すなわち、二つの物標は二台の他車両として認識される。ステップS305又はステップS306の後、本制御ルーチンはステップS307に進む。
ステップS307では、物標編集部45は、物標生成部44によって生成された物標の全ての組み合わせの判定が完了したか否かを判定する。判定が完了していないと判定された場合には、ステップS302~ステップS306が再び実行される。一方、判定が完了したと判定された場合、本制御ルーチンは終了する。
以上、本発明に係る好適な実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載内で様々な修正及び変更を施すことができる。例えば、ECU4はGPU(Graphics Processing Unit)を有していてもよい。
また、上述した実施形態は任意に組み合わせて実行可能である。例えば、第二実施形態と第三実施形態とが組み合わされる場合、物標編集部45は、図11に示される物標編集処理の制御ルーチンを実行することによって、表示装置3に表示される第1の物標群を作成する。
1 車両
2 他車両検出装置
3 表示装置
4 電子制御ユニット(ECU)
43 プロセッサ
44 物標生成部
45 物標編集部

Claims (9)

  1. 車両であって、
    当該車両の周囲に電磁波を照射することによって、当該車両の周囲に存在する他車両の反射点を検出する他車両検出装置と、
    前記他車両検出装置によって検出された前記反射点のグルーピングを行うことによって物標を生成する物標生成部と、
    前記物標生成部によって生成された物標を編集する物標編集部と
    前記物標編集部によって編集された物標を車両アイコンとして表示する表示装置と、
    前記車両の自律走行を制御する走行制御部と
    を備え、
    前記物標編集部は、前記物標生成部によって生成された物標から二つの物標を抽出し、該二つの物標によって画定され且つ当該車両から視認可能な面に基づいて、該二つの物標が統合されたときの理想形を特定し、予め定められた統合条件が満たされた場合に該二つの物標を前記理想形に統合し、
    前記物標編集部は、前記物標生成部によって生成された物標を第1の基準に基づいて編集することによって、前記表示装置に表示される第1の物標群を作成し、前記物標生成部によって生成された物標を第2の基準に基づいて編集することによって、前記自律走行の制御のために用いられる第2の物標群を作成し、
    前記第1の基準では前記統合条件が満たされた場合に前記二つの物標が前記理想形に統合され、前記第2の基準では前記二つの物標が前記理想形に統合されない、車両。
  2. 前記統合条件は、前記物標編集部によって特定された前記理想形の種類に応じて異なる、請求項1に記載の車両。
  3. 前記物標編集部によって特定された前記理想形がI字形である場合、前記統合条件は、前記二つの物標の近傍面が整列していることを含む、請求項1又は2に記載の車両。
  4. 前記物標編集部によって特定された前記理想形がI字形である場合、前記統合条件は、前記二つの物標のうち当該車両から遠い物標の近傍面と垂直な方向の長さが所定値以下であることを含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の車両。
  5. 前記物標編集部によって特定された前記理想形がI字形である場合、前記統合条件は、前記二つの物標が重なっていないことを含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の車両。
  6. 前記物標編集部によって特定された前記理想形がL字形である場合、前記統合条件は、前記二つの物標の近傍面が整列していないことを含む、請求項1から5のいずれか1項に記載の車両。
  7. 前記物標編集部によって特定された前記理想形がL字形である場合、前記統合条件は、当該車両から見たときに前記二つの物標のうちの一方の物標が該二つの物標のうちの他方の物標の背後に位置していないことを含む、請求項1から6のいずれか1項に記載の車両。
  8. 前記統合条件は、前記二つの物標が前記理想形に統合されたときの大きさと前記車両アイコンの大きさとの差が所定値以下であることを含む、請求項1から7のいずれか1項に記載の車両。
  9. 車両の周囲に電磁波を照射することによって、該車両の周囲に存在する他車両の反射点を検出することと、
    前記反射点のグルーピングを行うことによって物標を生成することと、
    前記物標から二つの物標を抽出することと、
    前記二つの物標によって画定され且つ前記車両から視認可能な面に基づいて、該二つの物標が統合されたときの理想形を特定し、予め定められた統合条件が満たされた場合に該二つの物標を前記理想形に統合することと
    生成された前記物標を第1の基準に基づいて編集することによって、前記車両に設けられた表示装置に車両アイコンとして表示される第1の物標群を作成し、生成された前記物標を第2の基準に基づいて編集することによって、前記車両の自律走行の制御のために用いられる第2の物標群を作成することと
    を含
    前記第1の基準では前記統合条件が満たされた場合に前記二つの物標が前記理想形に統合され、前記第2の基準では前記二つの物標が前記理想形に統合されない、他車両の認識方法。
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