JP7316868B2 - 注出用スパウト、ストッパ部材付き注出用スパウト、注出用スパウト付き容器 - Google Patents

注出用スパウト、ストッパ部材付き注出用スパウト、注出用スパウト付き容器 Download PDF

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Description

本発明は、詰め替え容器等に好適に用いることができる注出用スパウト、ストッパ部材付き注出用スパウト、注出用スパウト付き容器に関する。
醤油等の液体調味料や液体洗剤等のトイレタリー商品は、樹脂製の包装容器に内容物を収容した商品の他に、補充用の内容物(液体、粉体等の流体)が収容された詰め替え容器を提供することが多く行なわれている。
繰り返し使用する包装容器にはボトル形のもの(以下、ボトル容器、とも言う)がある。ボトル容器の内容物補充のために提供される詰め替え容器は内容物注出用の注出筒を有し、この注出筒をボトル容器の口首部に単に差し込んで詰め替えを行うものが従来一般的であった。この詰め替え容器は、近年、詰め替え時の漏れ防止や作業性向上のために、先端が閉鎖され且つ周壁に注出口が開口された有天筒状の注出筒と、注出筒に注出筒軸線方向に移動可能に外挿されたリング状の可動部材とを備え、可動部材の注出筒軸線方向への移動によって注出筒の注出口が開閉される注出用スパウトを有するものが提案されている(例えば特許文献1)。
特許文献1に開示される詰め替え容器の注出用スパウトの可動部材は、注出筒に外挿され注出筒に対するその軸線方向への移動によって注出筒周壁の注出口を開閉する筒状の注出口閉鎖部と、注出口閉鎖部外周からフランジ状に張り出す連結部と、連結部の外周部に形成されボトル容器の口首部に押し当てられる押し当て部と、連結部の外周部に突出形成されボトル容器の口首部の内又は外周面に係合する位置決め係合部とを有している。
特許文献1に開示される詰め替え容器の注出用スパウトは、可動部材の注出口閉鎖部を注出筒先端部に配置して注出口を閉鎖することで詰め替え容器の内容物(液体)が外気に触れることを防止できる。
この注出用スパウトは、可動部材の注出口閉鎖部によって注出口を閉鎖し、内容物の注出口からの漏れを防止した状態で、ボトル容器の口首部にその上方から可動部材の押し当て部を押し当てるとともに可動部材の位置決め係合部を口首部の内周面または外周面に係合させることができる。また、この注出用スパウトは、可動部材の押し当て部をボトル容器の口首部に押し当て、可動部材の位置決め係合部を口首部の内周面または外周面に係合させた状態で、注出筒を可動部材に対して下方へ移動し可動部材から下方へ突出させて口首部内に挿入し、注出筒周壁の注出口を口首部内にて開放させることで、詰め替え容器内の内容物を注出筒を通じてボトル容器に充填できるように構成されている。
また、特許文献1の注出用スパウトの可動部材の連結部には複数の通気孔が周方向に間隔を設けて形成されている。特許文献1の注出用スパウトは、詰め替え容器から被詰替え容器への内容物の流入に伴い被詰替え容器内の空気が可動部材の連結部の通気孔を通じて外部に放出されるようになっている。
特開2014-80218号公報
上述の特許文献1では、注出用スパウトは、ボトル容器の口首部にその上方から可動部材の押し当て部を押し当てるとともに可動部材の位置決め係合部を口首部の内周面または外周面に係合させることで、可動部材の押し当て部が口首部の開口周縁部に当接した状態が安定に維持される、としている。
しかしながら、従来構成の注出用スパウトは、その構造上、可動部材の位置決め係合部のサイズがボトル容器の口首部の内周面または外周面に適合しなければ、口首部の開口周縁部に対する可動部材の押し当て部の当接状態の安定維持が困難である。このため、従来構成の注出用スパウトは、ボトル容器の口首部の内周面または外周面のサイズ毎に適合サイズの位置決め係合部を有する可動部材を使用して組み立てる必要がある。
また、特許文献1の注出用スパウトは、ボトル容器の口首部の内周面または外周面に適合する可動部材の位置決め係合部をボトル容器の口首部に内挿または外挿する作業に手間が掛かるといった不都合を生じやすい。
本発明の態様が解決しようとする課題は、詰め替え容器から内容物を充填するボトル容器等の充填対象容器の口首部に対する挿脱及び挿入方向の位置決めが容易であり、しかも詰め替え容器から充填対象容器への内容物充填に伴う充填対象容器からの排気が可能で充填対象容器への内容物充填を円滑に行える注出用スパウト、ストッパ部材付き注出用スパウト、注出用スパウト付き容器、を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明では以下の態様を提供する。
第1の態様の注出用スパウトは、内容物が収容される容器に取り付けられる取付部及び前記取付部から突出された注出筒部を含むスパウト本体と、前記スパウト本体の前記注出筒部にその軸線方向に移動可能に外挿された外側スリーブとを有し、前記スパウト本体は、前記取付部と、前記注出筒部と、前記注出筒部から突出された支持片部によって支持され前記注出筒部からその先端側に離間した位置に形成され前記外側スリーブの先端部内側に嵌合させることで前記外側スリーブの先端部内側を封止する封止嵌合部と、前記注出筒部の内側を含み前記取付部を貫通して形成された内容物流路とを有し、前記内容物流路は前記封止嵌合部と前記注出筒部の先端との間に確保された注出口を含み、前記外側スリーブは、前記スパウト本体に外挿され前記封止嵌合部が先端部に脱着可能に嵌合される筒状のスリーブ本体と、前記スリーブ本体の基端部から前記スリーブ本体の軸線に垂直の左右方向両側に突出形成され前記スリーブ本体を挿入した容器口首部の先端に当接されることで前記スリーブ本体の前記容器口首部に対する挿入方向の変位を規制するストッパ突部とを有し、前記外側スリーブの基端部と左右方向両側の前記ストッパ突部とで構成されるスリーブ基端部の左右方向寸法は前記スリーブ基端部における前記外側スリーブの基端部の軸線及び左右方向に垂直の前後方向の寸法であり前記外側スリーブの基端部の軸線を通る位置の寸法よりも大きい。
前記スリーブ本体の基端部における前記スリーブ本体の軸線方向及び前記左右方向に垂直の前後方向両側には、前記スリーブ本体の基端部がその周方向において前記左右方向両側の前記ストッパ突部間に露呈されたストッパ突部無し領域が確保されていても良い。
前記ストッパ突部は前記左右方向に互いに平行に延在する一対の側端面を有し、前記左右方向一側の前記ストッパ突部の一対の側端面が前記左右方向他側の前記ストッパ突部の一対の側端面の延長上に位置していても良い。
前記スパウト本体は、前記注出筒部の先端部から前記封止嵌合部の外周部にわたって延在形成された複数の先端部側壁を有し、前記注出口は前記スパウト本体の側面周方向に互いに隣り合う前記先端部側壁間に確保されていても良い。
第2の態様のストッパ部材付き注出用スパウトは、上述の注出用スパウトと、前記スパウト本体の前記取付部における前記注出筒部の先端とは逆の基端の周囲に位置する部分であるスリーブ受け部と前記外側スリーブとの間に確保されるストッパ配置領域に設けられて前記スパウト本体の前記封止嵌合部に先端部を嵌合させた前記外側スリーブの前記スパウト本体に対する前記取付部側への移動を規制するストッパ部材とを有し、前記ストッパ部材は前記注出筒部の軸線に垂直の向きの引き抜き力によって前記ストッパ配置領域から抜き去り可能である。
前記ストッパ部材は、前記介装片と、前記介装片に突出形成され前記注出用スパウトの前記ストッパ配置領域に配置された前記介装片から前記ストッパ配置領域の側方へ突出状態に配置される取っ手片とを有していても良い。
前記ストッパ部材は、前記取っ手片から延出されて前記スパウト本体の前記注出筒部をその両側から脱着可能に保持する一対の介装片を有していても良い。
第3の態様の注出用スパウト付き容器は、上述の注出用スパウトあるいはストッパ部材付き注出用スパウトの前記注出用スパウト、の取付部が前記容器に取り付けられ、前記スパウト本体の前記内容物流路が前記容器の内側領域と連通されている。
本発明に係る注出用スパウトは、ボトル容器等の充填対象容器の口首部に対する詰め替え容器から内容物を充填するボトル容器等の充填対象容器の口首部に対する挿脱及び挿入方向の位置決めが容易であり、しかも詰め替え容器から充填対象容器への内容物充填に伴う充填対象容器からの排気が可能で充填対象容器への内容物充填を円滑に行える。
本発明の1実施形態に係る注出用スパウトの充填対象容器の口首部に対する挿入状態を示す正断面図である。 図1の注出用スパウトの側断面図である。 図1の注出用スパウトのスパウト本体の内容物流路の注出口を開放させた状態を示す正断面図である。 図3の注出用スパウトの側断面図である。 ストッパ部材付き注出用スパウトの組み立て状態を示す全体斜視図である。 図5のストッパ部材付き注出用スパウトの分解斜視図である。 図1の注出用スパウトの外側スリーブのその先端側から見た構造を示す斜視図である。 図5のストッパ部材付き注出用スパウトにおける注出用スパウトのスパウト本体の注出筒部とストッパ部材との関係を示す平断面図である。 包装容器に対する挿入限界位置に配置した外側スリーブと、包装容器口首部先端に開口される通気路の上部開口部との関係を説明する図である。 外側スリーブのスリーブ本体の主筒部の軸線方向寸法と、包装容器口首部の軸線方向寸法との関係を説明する正断面図である。 外側スリーブの第1変形例を示す平面図である。 外側スリーブの第2変形例を示す平面図である。 外側スリーブの第3変形例を示す平面図である。 外側スリーブの第4変形例を示す平面図である。 スパウト本体の変形例を説明する正面図である。 図15のスパウト本体の先端部の構造を示す拡大斜視図である。 図15のスパウト本体を採用した注出用スパウトのスパウト本体に対する嵌合位置の外側スリーブを包装容器に対する挿入限界位置に配置した状態を示す正断面図である。 図17の注出用スパウトのスパウト本体を包装容器に対する挿入限界位置の外側スリーブに押し込んで押し込み限界位置に配置した状態を示す正断面図である。 図18のA-A線断面矢視図である。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。
なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1~図4は、本発明の1実施形態の注出用スパウト10が容器部111に取り付けられた詰め替え容器110(注出用スパウト付き容器)を示す。
図5は、注出用スパウト10と注出用スパウト10に脱着可能に装着されるストッパ部材40とを有するストッパ部材付き注出用スパウト10Aの組み立て状態を示す。
図6は、ストッパ部材付き注出用スパウト10Aを示す分解斜視図である。
図1~図6に示すように、この実施形態の注出用スパウト10は、詰め替え容器110の容器部111(容器)に取り付けられた取付部21及び取付部21から突出された注出筒部22を含むスパウト本体20と、スパウト本体20の注出筒部22にその軸線方向に移動可能に外挿された外側スリーブ30とを有する。
なお、本明細書において、注出用スパウト10について、スパウト本体20の取付部21側を基端側、取付部21から突出する注出筒部22の先端(突端)側を先端側、として説明する。スパウト本体20及び外側スリーブ30についても、注出用スパウト10基端側を基端側、注出用スパウト10先端側を先端側、として説明する。
また、注出用スパウト10について、スパウト本体20の筒状の注出筒部22の軸線方向を、軸線方向、あるいはスパウト軸線方向とも言う。
図1~図6に示す注出用スパウト10のスパウト本体20、外側スリーブ30、及び図5、図6に示すストッパ部材40は、それぞれ合成樹脂製の一体成形品である。
図1~図6に示す注出用スパウト10のスパウト本体20の注出筒部22は円筒状に形成されている。
図1~図6に示す外側スリーブ30は、スパウト本体20の注出筒部22にその軸線方向に移動可能に外挿された円筒状のスリーブ本体31と、スリーブ本体31の基端部からスリーブ本体31の軸線に垂直の左右方向両側へ突出形成されたストッパ突部32とを有する。
詰め替え容器110の容器部111の内部には、液体、粉体等の有体物からなる流体である内容物が収容される。液体の内容物には、例えば醤油等の液体調味料や液体洗剤、液体化粧品などを挙げることができる。粉体の内容物には、塩、砂糖、胡椒、顆粒状調味料、粉末洗剤などを挙げることができる。
図1、図3に示すように、スパウト本体20は、注出筒部22及び注出筒部22の先端側に設けられた封止嵌合部24を含む注出用突部26を有する。注出用突部26は、スパウト本体20において注出筒部22及び注出筒部22を含み、取付部21から先端側に突出された部分の全体を指す。
スパウト本体20には、容器部111内の内容物を注出用突部26先端部の側面において注出筒部22先端側に開口する注出口25bから注出させる内容物流路25が貫通形成されている。スパウト本体20は内容物流路25を含む。
内容物流路25は、注出筒部22の内側を含み且つ取付部21を貫通して形成されている。内容物流路25は、取付部21の注出筒部22側とは逆側の基端側の面21a(基端面)の中央部に開口する開口部である基端開口部25a、及びスパウト本体20の注出用突部26先端部の側面の注出口25bを含む。
内容物流路25は、その一端の基端開口部25aから他端の注出口25bを含んでスパウト本体20に延在形成されている。
取付部21に開口された基端開口部25aは、詰め替え容器110の容器部111の内側に位置する。内容物流路25は詰め替え容器110の容器部111の内側領域と連通されている。
注出用スパウト10は、取付部21に開口された基端開口部25aから内容物流路25に流入された容器部111内の内容物を注出用突部26先端部側面に開口された内容物流路25の注出口25bから注出できる。
図1~図6に示す外側スリーブ30のスリーブ本体31におけるストッパ突部32から先端側に延出する部分33を、以下、主筒部、あるいは外側スリーブ主筒部、とも言う。 図1、図3に示すように、注出用スパウト10を有する詰め替え容器110は、注出用スパウト10の外側スリーブ主筒部33及びその内側のスパウト本体20を包装容器120(充填対象容器)に突出形成された筒状の口首部121(容器口首部)に挿入して容器部111内の内容物を包装容器120に充填する充填作業に使用できる。
図1~図4に示す包装容器120はボトル容器である。
包装容器120は口首部121が突出形成された容器本体124を有する。口首部121は容器本体124から突出形成されている。
包装容器120の容器本体124は、包装容器120を口首部121先端が上端となる向き(以下、上向き状態、とも言う)にしたときに口首部121の下側に位置する。包装容器120を上向き状態にしたとき、口首部121は容器本体124の上端から上側へ突出した状態となっている。
図1~図4に示すように、包装容器120の口首部121内側の口首部流路123は容器本体124の内側領域と連通されている。容器本体124は、口首部流路123軸線に垂直な断面が口首部流路123よりも大きい内側領域が確保され、且つ口首部121とは逆側の底側を閉鎖する底壁を有する容器状に形成されている。
図1~図4に示すように、ボトル容器である包装容器120の容器本体124は、口首部121の先端とは逆の基端からその周囲に延出する肩部122と、肩部122外周から底壁まで延在する筒状胴部125とを有する。筒状胴部125は、包装容器120を上向き状態にしたときに肩部122外周から下方へ底壁まで延在する。
図1~図4に例示した包装容器120の容器本体124の肩部122は、口首部121の基端からその周囲に円筒状の口首部121の軸線方向に垂直に延在形成されている。
但し、包装容器120の容器本体124の肩部122は、例えば、口首部121の基端から口首部121先端とは逆側へ離間するにしたがって径大となるテーパ円筒状であっても良い。
図1、図3、図6に示すように、スパウト本体20は、取付部21と、注出筒部22と、スパウト本体20に貫通形成された内容物流路25の内周面から突出されて内容物流路25を複数の分割流路25cに分割する流路仕切り壁23と、流路仕切り壁23の注出筒部22の先端(突端)側に突出された先端部に形成された封止嵌合部24とを有する。
封止嵌合部24は、流路仕切り壁23の先端に、注出筒部22軸線に垂直に延在する円板状に形成されている。
図1、図3に示すように、流路仕切り壁23は、内容物流路25におけるスパウト本体20の取付部21及び注出筒部22に位置する部分である流路主部の内周面から突出され内容物流路25をその軸線に垂直の断面(以下、単に断面、とも言う)方向において複数の領域(分割流路25c)に分割する。流路仕切り壁23は、内容物流路25の流路主部の軸線方向全長にわたって延在する長板状に形成されている。
なお、図1、図3は注出用スパウト10をスパウト本体20の長板状の流路仕切り壁23の両面に垂直に断面視した正断面図である。
図2、図4は注出用スパウト10をスパウト本体20の流路仕切り壁23の厚みの中央部に注出筒部22軸線と平行に延在する仮想平面にて断面視した側断面図である。
図6、図8に示すように、スパウト本体20は、内容物流路25内に内容物流路25をその断面方向に2分割する流路仕切り壁23をひとつのみ有し、流路仕切り壁23によって内容物流路25内に2つの分割流路25cが形成された構成となっている。
但し、スパウト本体20は、内容物流路25が流路仕切り壁23によって2つの分割流路25cに分割された構成に限定されず、内容物流路25が流路仕切り壁23によって3以上の分割流路25cに分割された構成も採用可能である。
流路仕切り壁23は、分割流路25cの形成数に応じて、その形成数、形状(内容物流路25の軸線に垂直の断面形状)を適宜設定可能である。
図1、図3、図6に示すように、この実施形態の注出用スパウト10のスパウト本体20の流路仕切り壁23は、注出筒部22からその先端側(取付部21とは逆の側)へ延長、突出された突出先端部23aを有している。
封止嵌合部24は、流路仕切り壁23の突出先端部23aの突端(先端)に、注出筒部22と同軸の円板状に形成されている。封止嵌合部24は、長板状の流路仕切り壁23の先端(突出先端部23a先端)からその厚み方向両側に突出する部分を有する。
図6に示すように、スパウト本体20は、流路仕切り壁23の突出先端部23aと、封止嵌合部24の流路仕切り壁23先端から流路仕切り壁23厚み方向両側に突出された部分との間の入隅部に、流路仕切り壁23の突出先端部23aと封止嵌合部24とに一体に形成された補強リブ24aを含む。
但し、スパウト本体20は、補強リブ24aを省略した構成も採用可能である。
スパウト本体20の封止嵌合部24は流路仕切り壁23を介して注出筒部22に支持されている。流路仕切り壁23は封止嵌合部24を注出筒部22に支持するための支持片部の役割を果たす。
スパウト本体20の注出用突部26は、スパウト本体20において取付部21から先端側に突出された部分の全体を指す。
図1、図3、図6に示す注出用突部26は、注出筒部22と、流路仕切り壁23の取付部21からスパウト軸線方向における先端側に位置する部分と、封止嵌合部24とを含む。
図1に示すように、封止嵌合部24は、外側スリーブ30の主筒部33の先端部内側に嵌合、密着可能なリング状に形成されている。封止嵌合部24は、外側スリーブ30の主筒部33の先端部内側に嵌合させることで、外側スリーブ主筒部33の先端部内側全体を封止する。
なお、図3に示すように、封止嵌合部24は、外側スリーブ主筒部33の先端部内側から離脱可能であり、外側スリーブ主筒部33の先端部内側に対して脱着可能に嵌合される。
図1、図3、図6に示すように、封止嵌合部24は、注出筒部22先端から取付部21とは逆の側(注出筒部22先端側)へ離間した所に形成されている。
スパウト本体20の内容物流路25は、注出筒部22先端と封止嵌合部24との間に確保された領域(空間)である流路先端領域25dを含む。内容物流路25の注出口25bは、注出用突部26側面における注出筒部22先端と封止嵌合部24外周部との間に開口する開口部である。
図2、図4、図6に示すように、外側スリーブ30のストッパ突部32はスリーブ本体31の軸線方向に垂直に延在する板状に形成されている。
図2、図4に示すように、ストッパ突部32の外側スリーブ30先端側(スリーブ本体31先端側)の面は、スリーブ本体31をその内側の注出筒部22とともに包装容器120(充填対象容器)に突出形成された筒状の口首部121(以下、容器口首部、とも言う)に挿入したときに容器口首部121先端に当接可能である。ストッパ突部32の外側スリーブ30先端側の面を、以下、口首部突き当て面32a、とも言う。
スリーブ本体31の左右方向両側(以下、左右両側、とも言う)のストッパ突部32のそれぞれの口首部突き当て面32aは、スリーブ本体31の軸線方向に垂直な同一平面上に延在している。
図2、図4に示すように、外側スリーブ30のストッパ突部32は、外側スリーブ30のスリーブ本体31を挿入した包装容器120の口首部121が口首部突き当て面32aに突き当てられる(当接される)ことで、スリーブ本体31の容器口首部121に対する挿入方向の変位を規制する役割を果たす。
なお、スリーブ本体31の容器口首部121に対する挿入方向の変位は、スリーブ本体31の包装容器120に対する挿入長の増大を意味する。
図2、図4、図6に例示した外側スリーブ30の左右両側のストッパ突部32の外側スリーブ30基端側(スリーブ本体31基端側)の面(基端側主面)は、スリーブ本体31の基端面とともにスリーブ本体31の軸線方向に垂直な同一平面上に延在するスリーブ基端面35を構成する。
外側スリーブ30は、スパウト本体20の注出筒部22に対して、スリーブ本体31内周面を注出筒部22に摺動させながら注出筒部22軸線方向へスライド移動させることができる。外側スリーブ30は、注出筒部22によってスリーブ本体31軸線が注出筒部22軸線に平行な状態を保ったまま、注出筒部22に対して注出筒部22軸線方向へスライド移動させることができる。
なお、外側スリーブ30は、スリーブ本体31内周面を注出筒部22に摺動させながら、スパウト本体20に対して注出筒部22側面周方向に回転させることも可能である。
外側スリーブ30は、スパウト本体20の注出筒部22によって、口首部突き当て面32a及びスリーブ基端面35が注出筒部22軸線に垂直の状態が保たれる。外側スリーブ30は、口首部突き当て面32a及びスリーブ基端面35が注出筒部22軸線に垂直の状態を保ったまま、注出筒部22に対して注出筒部22軸線方向へスライド移動させることができる。
外側スリーブ30は、スパウト本体20の注出筒部22に対する注出筒部22軸線方向へのスライド移動によって、スパウト本体20の取付部21における注出筒部22基端の周囲に位置する部分であるスリーブ受け部21cにスリーブ基端面35を当接させることができる。取付部21のスリーブ受け部21cには、外側スリーブ30のスリーブ本体31及び左右方向両側のストッパ突部32を当接させることができる。
外側スリーブ30は、外側スリーブ30が取付部21のスリーブ受け部21cに当接する位置まで、スパウト本体20の注出筒部22に対してスパウト本体20基端側へスライド移動可能である。
図1~図4に例示した注出用スパウト10において、取付部21のスリーブ受け部21cのスパウト本体20先端側には、注出筒部22軸線に垂直に延在するスリーブ受け面21dが形成されている。
図3、図4に示すように、外側スリーブ30は、取付部21のスリーブ受け部21cのスリーブ受け面21dにスリーブ基端面35を重ね合わせるようにして当接させることができる。
図5、図6に示すように、スパウト本体20の取付部21は、詰め替え容器110の容器部111を構成するフィルムが両側から貼り合わされる取付主部21bと、取付主部21bのスパウト本体20先端側に形成されたリング板状のスリーブ受け部21cとを有する。スリーブ受け部21cは、注出筒部22軸線に垂直に延在するリング板状に形成されている。スリーブ受け部21cは、注出筒部22軸線に垂直の方向において取付主部21bの周囲に張り出す外周部を有する。スリーブ受け部21cのスリーブ受け面21dは、スリーブ受け部21cの取付主部21bとは逆側の面である。
図3に示すように、外側スリーブ30基端を取付部21のスリーブ受け部21cに当接させるとき、外側スリーブ30のスリーブ基端面35はその全体が取付部21のスリーブ受け部21cのスリーブ受け面21dに重ね合わされる。
図1~図7に示す外側スリーブ30のスリーブ基端面35は外側スリーブ30の基端を構成する。
外側スリーブ30は、左右両側のストッパ突部32の基端側主面とスリーブ本体31の基端面とによってスリーブ本体31の軸線方向に垂直に延在形成されたスリーブ基端面35を有する構成に限定されない。
外側スリーブの基端部は、例えば、左右両側のストッパ突部32がスリーブ本体31基端部においてスリーブ本体31基端から先端側へ離間した位置に形成された構造(以下、スリーブ本体基端突出構造、とも言う)に変更した構成としても良い。
スリーブ本体基端突出構造を有する外側スリーブは、スリーブ本体31基端をスパウト本体20の取付部21のスリーブ受け部21cに当接させたときに、取付部21のスリーブ受け部21cと、スリーブ受け部21cからスパウト本体20先端側に離間させて配置されたストッパ突部32との間に、手指先端によってストッパ突部32をスパウト本体20先端側へ押動操作可能な程度のクリアランス(押動用クリアランス)が確保されることが好ましい。
また、スリーブ本体基端突出構造を有する外側スリーブは、ストッパ突部32が、注出筒部22径方向においてスパウト本体20の取付部21のスリーブ受け部21c外側に突出する部分(外側突出部)を有するものであることがさらに好ましい。
スリーブ本体基端突出構造を有し取付部21のスリーブ受け部21cに当接させたときにスリーブ受け部21cとの間に押動用クリアランスを確保できる外側スリーブは、ストッパ突部32を、外側スリーブをスパウト本体20に対して先端側へ移動させるための操作部として利用できる。その結果、取付部21のスリーブ受け部21cに当接させた外側スリーブをスパウト本体20に対してスパウト本体20先端側へ移動させる操作を容易に行える。
なお、ストッパ突部32が注出筒部22径方向においてスパウト本体20の取付部21のスリーブ受け部21c外側に突出する部分(外側突出部)を有する構成は、左右両側のストッパ突部32の基端側主面とスリーブ本体31の基端面とによってスリーブ本体31の軸線方向に垂直に延在形成されたスリーブ基端面35を有する外側スリーブにも適用可能である。
外側突出部が確保されたストッパ突部32を有する外側スリーブは、外側突出部を、外側スリーブをスパウト本体20に対して先端側へ移動させるための操作部として利用できる。
図7、図9に示すように、外側スリーブ30の左右両側のストッパ突部32は、それぞれ左右方向に互いに平行に延在する一対の側端面32bを有する。左右方向一側のストッパ突部32のそれぞれの一対の側端面32bは左右方向他側のストッパ突部32の一対の側端面32bの延長上に位置する。
図6、図7、図9に示すように、外側スリーブ30のスリーブ本体31の基端部におけるスリーブ本体31の軸線方向及び左右方向に垂直の前後方向両側には、スリーブ本体31基端部がその周方向において左右両側のストッパ突部32間に露呈された領域36(ストッパ突部無し領域)が確保されている。ストッパ突部無し領域36にはストッパ突部32は形成されていない。
図6、図7、図9に示す外側スリーブ30のスリーブ本体31基端部のストッパ突部無し領域36は、左右両側のストッパ突部32間に、スリーブ本体31軸線方向に延在する直線状に確保されている。
外側スリーブ30のストッパ突部32は、スリーブ本体31基端部のその周方向における前後両側のストッパ突部無し領域36を介して左右両側の領域からそれぞれ延出形成されている。
図1、図3に示すように、外側スリーブ30は主筒部33の先端部内側全周に突出された嵌合受け部34を含む。
スパウト本体20の封止嵌合部24は、具体的には、外側スリーブ30の嵌合受け部34内側に嵌合、密着可能に形成されている。封止嵌合部24の側面は外側スリーブ30の嵌合受け部34内周面に密接可能に形成されている。
なお、封止嵌合部24は、スパウト本体20の注出筒部22に比べて若干径小に形成されている。
図3、図4、図6に示すように、スパウト本体20は、封止嵌合部24の側面から突出された係止突起24bを含む。
図3、図4、図6に示すスパウト本体20の係止突起24bは、封止嵌合部24の側面全周にわたって延在するリブ状に形成されている。図3、図4、図7に示すように、外側スリーブ30の嵌合受け部34の内周面には、スパウト本体20の係止突起24bを挿入、嵌合させる溝状の係止凹部34aが全周にわたって延在形成されている。
図1、図2に示すように、係止突起24bは、封止嵌合部24を外側スリーブ30の嵌合受け部34内側に嵌合させたときに、嵌合受け部34内周面に形成されている係止凹部34aに入り込ませることで、外側スリーブ30をスパウト本体20に対して位置決めする。また、嵌合受け部34内周面の係止凹部34aに入り込ませた係止突起24bは、外側スリーブ30の封止嵌合部24に対する注出筒部22軸線方向の移動抵抗を増大させ、外側スリーブ30の封止嵌合部24からの不用意な抜け出しを防止する役割を果たす。
なお、係止突起24bは、外側スリーブ30を手指でスパウト本体20に対してスパウト本体20基端側へ相対移動させる操作によって、嵌合受け部34の係止凹部34aに対して強制的に挿脱させることができる。
係止突起24bは、封止嵌合部24側面からの突出寸法が最大の頂部からスパウト本体20先端側の部分がスパウト本体20先端側へ行くにしたがって封止嵌合部24側面からの突出寸法が減少するテーパ状に形成されている構成を好適に採用できる。
係止突起24bは、例えば、封止嵌合部24側面周方向に垂直の断面が半円状、三角形状等のものを採用できる。
係止突起24bは、封止嵌合部24の側面全周にわたって延在するリブ状に限定されず、封止嵌合部24の側面の周方向の一部に形成された突起であっても良い。
外側スリーブ30の嵌合受け部34内周面の係止凹部34aは、スパウト本体20の係止突起24bを挿入、嵌合可能な形状に形成される。
図3に示すように、外側スリーブ30は、スパウト本体20の取付部21のスリーブ受け部21cに注出用突部26先端側から当接可能である。
外側スリーブ30は、その基端部がスリーブ受け部21cに注出用突部26先端側から突き当たる位置が、スパウト本体20に対する基端側への移動限界位置(基端側移動限界位置)となっている。
外側スリーブ30は、注出用突部26に対するスパウト軸線方向のスライド移動によって、スパウト本体20に対して、スリーブ受け部21cに突き当たる基端側移動限界位置と、外側スリーブ主筒部33の先端部内側の嵌合受け部34がスパウト本体20の封止嵌合部24に嵌合する嵌合位置とを切り換えることができる。
外側スリーブ30の軸線方向寸法は、スパウト本体20に対する嵌合位置に配置された外側スリーブ30とスパウト本体20の取付部21(具体的にはスリーブ受け部21c)との間に、外側スリーブ30と注出用突部26との間のスパウト軸線方向のスライド移動を可能する離間距離を確保できる大きさとする。
図6、図8に示すように、ストッパ部材40は、Cリング状に形成された介装片41と、介装片41に突出形成された取っ手片42とを有する。
取っ手片42は、Cリング状に湾曲して延在する介装片41の延在方向(湾曲周方向)中央部の湾曲外周側の側面に突出形成された基片部43と、基片部43の介装片41とは逆側の突端からその側方へ突出された張り出し片部44とを有する。
図5に示すように、介装片41は、スパウト本体20に対する嵌合位置に配置された外側スリーブ30と、スパウト本体20のスリーブ受け部21cとの間に確保されるストッパ配置領域11に挿入配置可能である。
介装片41のその湾曲中心の軸線(湾曲軸線)に沿う方向の寸法である高さ寸法41T(図6参照)は、スパウト本体20に対する嵌合位置に配置された外側スリーブ30と、スパウト本体20のスリーブ受け部21cとの間の離間距離ΔL(図1参照)と同等である。
図1、図2に示すように、スパウト本体20の注出筒部22におけるストッパ配置領域11に位置する部分22aを、以下、配置領域延在部、とも言う。
介装片41は、注出筒部22における配置領域延在部22aの外側に脱着可能に装着される。
図8は、ストッパ部材40の介装片41が注出筒部22の配置領域延在部22aに装着され注出用スパウト10のストッパ配置領域11に配置された状態を示す。
ストッパ部材40は、介装片41を注出筒部22の配置領域延在部22aに装着し注出用スパウト10のストッパ配置領域11に配置することで、注出用スパウト10に装着される。また、ストッパ部材付き注出用スパウト10Aはストッパ部材40を注出用スパウト10に装着することで組み立て状態となる。
図8に示すように、介装片41の湾曲内周側の湾曲半径は、注出筒部22の配置領域延在部22aの外径と同等になっている。
Cリング状に湾曲して延在する介装片41の延在方向(湾曲周方向)両端間の離間距離41Lは、注出筒部22の配置領域延在部22aの外径よりも小さい。介装片41は、取っ手片42の基片部43から両側に延出された延出部を弾性変形させ一対の延出部の先端間を一時的に拡げて注出筒部22の配置領域延在部22aに脱着される。
なお、介装片41における、取っ手片42の基片部43から両側に延出された延出部は、それぞれ、ストッパ配置領域11に配置される介装片として機能する。
図8に示すように、介装片41の延在方向両端間の離間距離41Lは、例えば、注出筒部22の配置領域延在部22a外径の5~40%に設定される。
但し、介装片41は、注出筒部22に装着していないとき、あるいは注出筒部22に装着したときに、延在方向両端が互いに接する構成も採用可能である。
また、介装片41は、注出筒部22に装着していないとき、あるいは注出筒部22に装着したときに、延在方向両端部の一方にその先端から窪んで形成された切欠部に、延在方向両端部の他方に形成された突片部が入り込む構成も採用可能である。
ストッパ部材40の介装片41は、ストッパ配置領域11に配置されることで、スパウト本体20に対する嵌合位置に配置された外側スリーブ30の注出筒部22基端側への移動を規制する。
ストッパ配置領域11に配置された介装片41は、スパウト本体20に対する嵌合位置に配置された外側スリーブ30が不用意に注出筒部22基端側へ押し込まれて、スパウト本体20の内容物流路25の注出口25bが開放されることを防ぐ。
図6、図8等に示すストッパ部材40の基片部43は、Cリング状に湾曲して延在する介装片41の延在方向(湾曲周方向)中央部の湾曲外周側の側面の接線方向に垂直の板状に形成されている。
図6、図8等に示す基片部43は、ストッパ部材40の介装片41の延在方向中央部から介装片41の湾曲軸線とは逆側へ延出された部分であり、介装片41と取っ手片42の張り出し片部44との間を橋絡する橋絡部43aを有する。
また、図5、図6等に示すように、基片部43は、橋絡部43aから介装片41の湾曲軸線方向片側へ延出する延出板部43bを有している。延出板部43bは、基片部43の橋絡部43a及び張り出し片部44と直接繋がって一体に形成されている。但し、延出板部43bは、介装片41には直接繋がっておらず、橋絡部43aを介して介装片41と一体に形成されている。
延出板部43bを有している基片部43は、例えば橋絡部43aのみが存在する構成に比べて橋絡部43aの折れや変形が生じにくい。
延出板部43bは橋絡部43aの補強材の役割を果たす。
なお、ストッパ部材40の基片部43は、延出板部43bが無く橋絡部43aのみが存在する構成や、橋絡部43aが無く延出板部43bのみが存在する構成も採用可能である。
図5、図8に示すように、ストッパ部材40は、介装片41を注出筒部22の配置領域延在部22aに装着してストッパ配置領域11に配置するとき、基片部43の延出板部43bが橋絡部43aからスパウト軸線方向先端側に位置する向きで、取っ手片42の基片部43の延出板部43bを外側スリーブ30のスリーブ本体31基端部のストッパ突部無し領域36に位置合わせして注出用スパウト10に装着する。
ストッパ配置領域11に配置された介装片41は、スパウト本体20に対する嵌合位置に配置された外側スリーブ30の注出筒部22基端側への移動を規制することにより、外側スリーブ30がスパウト本体20に対する嵌合位置に配置された状態の安定維持に有効に寄与する。
注出用スパウト10自体、及び注出用スパウト10を備える注出用スパウト付き容器10B(詰め替え容器等)は、ストッパ部材40を注出筒部22の配置領域延在部22aに装着してストッパ配置領域11に配置したストッパ部材付き注出用スパウトを組み立てた状態で、オーバーキャップ無しで市場に供給できる。
なお、図1、図2等に示すスパウト本体20の封止嵌合部24の流路仕切り壁23とは逆側の面である先端面は、全体が注出筒部22軸線方向に垂直の平坦面とされている。全体が注出筒部22軸線方向に垂直の平坦面の先端面は、凹部が存在する場合に凹部に埃が溜まり汚れの原因となるといった不都合を防止できる。
スパウト本体20の封止嵌合部24の先端面は、封止嵌合部24側面の係止突起24bを外側スリーブ30先端部内側の嵌合受け部34内周面の係止凹部34aに入り込ませて封止嵌合部24を嵌合受け部34内側に嵌合させたときに、嵌合受け部34を含む外側スリーブ30の先端面と面一となり、外側スリーブ30の先端面との間に埃が溜まる隙間が形成されない。
図5、図8に示すように、ストッパ部材40の介装片41を注出筒部22の配置領域延在部22aに装着してストッパ配置領域11に配置したとき、ストッパ部材40の取っ手片42は、介装片41からストッパ配置領域11の側方(注出筒部22とは逆の側)へ突出状態に配置される。
ストッパ部材40の取っ手片42はユーザーが手指で把持可能なサイズに形成されている。
注出筒部22の配置領域延在部22aに装着してストッパ配置領域11に配置された介装片41は、例えば、詰め替え容器110を使用するユーザーが手指でストッパ部材40の取っ手片42を把持して注出筒部22軸線に垂直の向きの引き抜き力を作用させることによってストッパ配置領域11から抜き去る作業を簡単に行なうことができる。
注出用スパウト10について、外側スリーブ30がスパウト本体20に対して嵌合位置に配置され、ストッパ部材40の介装片41がストッパ配置領域11に配置された状態を、以下、ストッパ部材付き状態、とも言う。
ストッパ部材付き状態の注出用スパウト10は、ストッパ部材40を抜き去ることで、外側スリーブ30のスパウト本体20に対する基端側へのスライド移動が可能となる。
図1~図4に示すように、詰め替え容器110は、ストッパ部材40を取り外した(離脱させた)状態の注出用スパウト10を包装容器120の円筒状の口首部121(以下、包装容器口首部、とも言う)に挿入して、包装容器120への内容物充填作業に用いる。
図1~図4において、上側が上、下側が下である。
図1に示すように、詰め替え容器110から包装容器120へ内容物を充填する充填作業では、包装容器120を上向き状態とし、詰め替え容器110の注出用スパウト10を包装容器口首部121にその上側から挿入し、外側スリーブ30のストッパ突部32を包装容器口首部121先端に当接させる。
詰め替え容器110は、注出用スパウト10先端が下端、容器部111が注出用スパウト10の上側に位置する向きで、注出用スパウト10を包装容器口首部121に挿入していく。
注出用スパウト10の包装容器口首部121への挿入は、具体的には、外側スリーブ30のスリーブ本体31の主筒部33(外側スリーブ主筒部)及びその内側の注出用突部36の包装容器口首部121への挿入である。
注出用スパウト10は、外側スリーブ30がスパウト本体20に対して嵌合位置に配置された状態で、その先端側から外側スリーブ主筒部33及びその内側の注出用突部26の包装容器口首部121への挿入を開始する。
注出用スパウト10は、詰め替え容器111のユーザー等が手指で詰め替え容器111の容器部111を包装容器口首部121に向かって押圧することで包装容器口首部121へ挿入していく(挿入操作を行う)。
図1に示すように、外側スリーブ主筒部33の包装容器口首部121からの包装容器120への挿入は、左右両側のストッパ突部32が包装容器口首部121先端に当接されるまで継続される。外側スリーブ30は、左右両側のストッパ突部32が包装容器口首部121先端に当接することで包装容器120へのスリーブ本体31のそれ以上の挿入が規制され、包装容器口首部121への挿入が完了する。
外側スリーブ30のストッパ突部32は、スリーブ本体31の主筒部33を挿入した口首部121の先端に当接されることでスリーブ本体31の口首部121に対する挿入方向の変位を規制する。
外側スリーブ30のストッパ突部32が包装容器口首部121先端に当接されたとき、外側スリーブ30のスリーブ本体31(以下、外側スリーブ本体、とも言う)の主筒部33はその全体が包装容器120内に収容される。
左右両側のストッパ突部32が包装容器口首部121先端に当接されたときの外側スリーブ30の包装容器120に対する位置を、以下、挿入限界位置、とも言う。
詰め替え容器110内の内容物を注出用スパウト10から包装容器120へ注入するには、外側スリーブ30が包装容器120に対する挿入限界位置に達した後も注出用スパウト10の口首部121への挿入操作を継続する。そして、図3、図4に示すようにスパウト本体20を挿入限界位置の外側スリーブ30に対してその先端側へ相対移動させ、内容物流路25の注出口25bを開放(図3参照)させる。
内容物流路25の注出口25bは、スパウト本体20の外側スリーブ30に対するその先端側へ相対移動によって、スパウト本体20の封止嵌合部24を外側スリーブ30先端部の嵌合受け部34内側から外側スリーブ30先端側へ抜き出すことで開放される。
注出用スパウト10の内容物流路25の注出口25bが開放されると、詰め替え容器110内の内容物が注出用スパウト10の内容物流路25を介した包装容器120への流入、充填が開始される。
注出用スパウト10の口首部121への挿入操作は、スパウト本体20の取付部21のスリーブ受け部21cが外側スリーブ30基端に当接するまで継続できる。
スパウト本体20の取付部21のスリーブ受け部21cが外側スリーブ30基端に当接されたとき、内容物流路25の注出口25bの開量は最大となる。
スパウト本体20について、取付部21のスリーブ受け部21cを外側スリーブ30基端に当接したときの外側スリーブ30に対する位置を、以下、押し込み限界位置、とも言う。スパウト本体20は、嵌合位置の外側スリーブ30に対して押し込み限界位置まで、外側スリーブ30のスリーブ本体31に注出用突部26を挿入できる。
詰め替え容器110内の内容物は注出用スパウト10の内容物流路25の複数の分割流路25c(図1、図3、図5等参照)の1以上を介して包装容器120へ流入、充填される。
図1~図4、図6に示すように、スパウト本体20の注出筒部22の側面の軸線方向複数箇所には、その周方向全周に延在する液止めリブ28が突設されている。
注出筒部22は液止めリブ28を含む。
図1~図4に示すように、外側スリーブ30のスリーブ本体31(本明細書において、外側スリーブ本体、とも言う)内周面、すなわち、外側スリーブ30内側の貫通孔(スリーブ貫通孔)内周面は、液止めリブ28に当接されている。液止めリブ28は外側スリーブ30と注出筒部22との接触面積を小さく抑えて外側スリーブ30の注出筒部22に対する摺動抵抗を小さくするとともに、外側スリーブ30と注出筒部22との間の内容物の通過を阻止する役割を果たす。
包装容器120の口首部121内径は種々存在する。
詰め替え容器110から内容物を充填する包装容器120は、注出用スパウト10の外側スリーブ30の口首部121への挿入を可能にするため、口首部121内径が注出用スパウト10の外側スリーブ本体31外径に比べて大きい必要がある。
また、詰め替え容器110から内容物を充填する包装容器120の口首部121内径は、外側スリーブ30のストッパ突部32の左右方向の延在寸法と外側スリーブ本体31外径との合計に比べて小さい必要がある。
また、充填対象容器は、口首部121に挿入した外側スリーブ本体31と口首部121内周面との間に、詰め替え容器110から包装容器120への内容物の充填進行に伴う包装容器120からの空気排気用の隙間(図1~図4の通気路12)を確保可能なものを採用する。
図1、図3、図6等に示した外側スリーブ30のストッパ突部32の左右方向の延在寸法は、具体的には、ストッパ突部32突端とスリーブ本体31軸線との間の外側スリーブ30左右方向における離間距離からスリーブ本体31側面の湾曲半径寸法を差し引いた寸法を指す。
図6等に示した外側スリーブ30の左右両側のストッパ突部32の左右方向の延在寸法は互いに同じになっている。この外側スリーブ30を含む注出用スパウト10が設けられた詰め替え容器110からの内容物充填対象の包装容器120の口首部121内径は、外側スリーブ30の片方のストッパ突部32の左右方向の延在寸法とスリーブ本体31外径との合計に比べて小さい必要がある。
外側スリーブ30の左右両側のストッパ突部32の左右方向延在寸法が互いに同じの場合、包装容器120の口首部121の内径が外側スリーブ30の片方のストッパ突部32の左右方向延在寸法とスリーブ本体31外径との合計に比べて小さければ、容器口首部121にスリーブ本体31を挿入した外側スリーブ30の左右両側のストッパ突部32を容器口首部121先端に確実に当接させることができる。その結果、ストッパ突部32の容器口首部121への落ち込みを確実に防ぐことができる。
外側スリーブ30の左右両側のストッパ突部32の左右方向の延在寸法が互いに異なる場合、包装容器120の口首部121内径は短い方の延在寸法と外側スリーブ本体31外径との合計に比べて小さい必要がある。
すなわち、注出用スパウト10は、外側スリーブ30の一方のストッパ突部32の左右方向の延在寸法と外側スリーブ本体31外径との合計、及び他方のストッパ突部32の左右方向の延在寸法と外側スリーブ本体31外径との合計、がそれぞれ包装容器口首部121内径に比べて大きい必要がある。
注出用スパウト10は、外側スリーブ30の一方のストッパ突部32の左右方向の延在寸法と外側スリーブ本体31外径との合計、及び他方のストッパ突部32の左右方向の延在寸法と外側スリーブ本体31外径との合計、がそれぞれ包装容器口首部121内径に比べて大きい構成により、外側スリーブ本体31を包装容器口首部121に挿入しストッパ突部32を包装容器口首部121先端に当接させるだけで、包装容器口首部121に対する挿入方向の位置決めを容易に実現できる。
各ストッパ突部32の左右方向の延在寸法と外側スリーブ本体31外径との合計は、包装容器口首部121内径に比べて1mm以上大きいことが好ましく、2mm以上大きいことが依り好ましい。
図1~図4に示すように、包装容器120の口首部121に挿入した注出用スパウト10の外側スリーブ本体31と口首部121内周面との間に確保された隙間である通気路12の口首部121先端側の端を、以下、上部開口部、とも言う。
通気路12の上部開口部の一部は、口首部121先端に当接された外側スリーブ30のストッパ突部32によって覆われる。
但し、通気路12の上部開口部の、口首部121先端に当接された外側スリーブ30のストッパ突部32によって覆われた部分以外は開口状態が維持される。
図7等に示すように、外側スリーブ30の左右両側のストッパ突部32の前後方向寸法(幅寸法)は外側スリーブ本体31の外径に比べて僅かに小さい。
また、図6、図7に示すように、この外側スリーブ30の左右両側のストッパ突部32は、外側スリーブ本体31基端部のその左右方向への投影範囲内に位置している。
このため、例えば、図1~図4に示すように、外側スリーブ本体31を包装容器口首部121にその内周面全体から離間する位置に挿入した場合には、図9に示すように、通気路12の上部開口部は、外側スリーブ本体31上端部及び左右両側のストッパ突部32のそれぞれの前後方向両側に開口された状態となる。
外側スリーブ本体31基端部の外径は包装容器口首部121内径に比べて径小なため、例えば、外側スリーブ本体31基端部の外周面の一部が包装容器口首部121内周面に当接しても、通気路12にはその上部開口部の開口部分を確実に確保できる。
通気路12は、外側スリーブ本体31上端部及びストッパ突部32の前後方向両側あるいは片側に、上部開口部の開口部分を確実に確保できる。
図2、図4に示すように、詰め替え容器110から包装容器120の容器本体124への内容物の充填が進行すると、それに伴い容器本体124内の空気が容器本体124から押し出される。容器本体124から押し出された空気Gは、容器口首部121内の通気路12を通って通気路12の上部開口部の開口部分から包装容器120外へ排気される。
外側スリーブ30は、包装容器120にその口首部121から挿入して挿入限界位置に配置したときに通気路12の上部開口部の開口部分を確実に確保できるため、詰め替え容器110から包装容器120の容器本体124への内容物の充填進行に伴い容器本体124から押し出される空気Gの包装容器120外への排気を円滑に行える。
その結果、詰め替え容器110から包装容器120の容器本体124への内容物の充填を円滑に進行できる。
通気路12は、包装容器120に対する挿入限界位置に配置された外側スリーブ30のスリーブ本体31の包装容器口首部121に対するその断面方向(口首部121軸線に垂直の断面方向。以下同)の配置位置に依らず上部開口部の開口部分を確実に確保できる。
注出用スパウト10は、外側スリーブ本体31の包装容器口首部121に対するその断面方向の配置位置の自由度を確保できる。
通気路12は、外側スリーブ本体31の包装容器口首部121に対するその断面方向の配置位置に応じて、包装容器口首部121の断面方向における形状が変動する。
通気路12は、例えば、包装容器120に対する挿入限界位置に配置された外側スリーブ30のスリーブ本体31と包装容器口首部121との間の離間距離が小さい場合には、外側スリーブ本体31上端部及びストッパ突部32の左右方向に沿う延在方向が外側スリーブ30前後方向に一致する方向の数倍の細長形状となる場合も有り得る。
特許文献1の注出用スパウトの可動部材の連結部には複数の通気孔が周方向に間隔を設けて形成されている。特許文献1の図4(a)、(b)には通気孔がリング板状の連結部の周方向に均等の8箇所に形成された構造が示されている。
また、特許文献1の図4(a)~(c)を参照して、通気孔は、連結部の内周側端部と外周側端部との間の領域に形成されている。
特許文献1の注出用スパウトでは、可動部材の注出口閉鎖部の周囲全周に通気孔が形成された連結部を確保する分、注出筒及び注出筒内側の内容物流路の断面サイズを小さくせざるを得ない。このため、特許文献1の注出用スパウトは、詰め替え容器から被詰替え容器への内容物の補充所要時間の短縮の点で不利である。
これに対して本実施形態の注出用スパウト10は、外側スリーブ本体31上端部及びストッパ突部32の前後方向片側あるいは両側の面と包装容器口首部121内周面(具体的には、包装容器口首部121内周面の包装容器口首部121先端側の端)との間の隙間によって通気路12の上部開口部の開口部分を確保できる。この注出用スパウト10の外側スリーブ30は、特許文献1の注出用スパウトの可動部材の位置決め係合部に相当する部分が存在せず、位置決め係合部をスリーブ本体31に連結するための構成が不要である。包装容器口首部121に挿入した外側スリーブ本体31はその側面の一部を包装容器口首部121内周面に当接させることができる。
本実施形態の注出用スパウト10の外側スリーブ本体31は、包装容器口首部121内径に比べて外径が径小で、包装容器口首部121内周面との間に通気路12及び通気路12の上部開口部の開口部分を確保できるものであれば良い。このため、注出用スパウト10の外側スリーブ本体31は、特許文献1の注出用スパウトの可動部材の注出口閉鎖部に比べて、外径を包装容器口首部121の内径に近付けることが容易である。
その結果、注出用スパウト10は、外側スリーブ本体31内径の径大化、及びスパウト本体20の注出筒部22の径大化を図ることができ、注出筒部22内側の内容物流路25の流路断面積を大きく確保することができる。
注出用スパウト10は、注出筒部22内側の内容物流路25の流路断面積を大きく確保できることで、特許文献1の注出用スパウトに比べて、詰め替え容器から充填対象容器への詰め替え容器内の内容物の充填に要する所要時間の短縮が可能である。
なお、空気は、液体、粉体等である内容物に比べて格段に流動性が高い流体であるため、通気路12の上部開口部の開口部分の面積(開口面積)は、注出用スパウト10の注出筒部22内側の内容物流路25の流路断面積に比べて格段に小さくて足りる。
但し、容器本体124内の空気Gの通気路12を介した包装容器120外への円滑な排気を実現する点で、外側スリーブ本体31外径は、外側スリーブ本体31全長にわたって、包装容器口首部121内径に比べて0.5mm以上小さいことが好ましく、1mm以上小さいことが依り好ましい。
図1~図4に示す詰め替え容器110の注出用スパウト10の外側スリーブ本体31は、主筒部33の軸線方向寸法が、充填対象容器として予め設定した1又は複数の包装容器120の口首部121の軸線方向寸法よりも大きいものを採用している。このため、外側スリーブ30のストッパ突部32が包装容器口首部121先端に当接されたとき、外側スリーブ主筒部33は、包装容器口首部121内側を貫通して、包装容器120の容器本体124の内側領域に到達、挿入される。
外側スリーブ30のストッパ突部32が包装容器口首部121先端に当接されたとき、スパウト本体20の注出用突部26も容器本体124の内側に到達、挿入される。
図1~図4に示すように、包装容器120にその上端の口首部121先端から挿入した注出用スパウト10の外側スリーブ主筒部33先端は、外側スリーブ30が包装容器120に対する挿入限界位置に到達したときに包装容器口首部121の下方に配置される。
図3、図4に示すように、注出用スパウト10の内容物流路25の注出口25bは、上向き状態の包装容器120の口首部121よりも下方にて開放される。
図3、図4に示すように、注出用スパウト10の注出口25bの開口部分(開放部分)はその全体が上向き状態の包装容器120の口首部121よりも下方に位置する。この構成であれば、注出口25bから放出された内容物が、包装容器120の容器本体124から内容物充填に伴い押し出された空気Gの通気路12への流入の障害になることが無い。その結果、包装容器120の容器本体124から通気路12への空気流入、及び注出用スパウト10の注出口25bから包装容器120の容器本体124への内容物の注出、充填を円滑かつ短時間で行なうことに有効に寄与する。
図10は、外側スリーブ主筒部33の軸線方向寸法が包装容器口首部121の軸線方向寸法よりも短い外側スリーブ30を用いた注出用スパウト10について注出口25bを開放した状態を示す。図10において、スパウト本体20の注出用突部26は、外側スリーブ主筒部33先端から下方に突出されている。注出口25bの開口部分の一部は包装容器口首部121内、他は包装容器口首部121よりも下側に位置する。
但し、図10に示すように、外側スリーブ主筒部33の軸線方向寸法は、外側スリーブ30が包装容器120に対する挿入限界位置に配置された状態において、外側スリーブ30に設定した仮想円錐面30S(後述)が包装容器120の口首部121から離間した所に位置するように調整されている。
図10の仮想円錐面30Sは、外側スリーブ30の軸線(具体的には外側スリーブ本体31内側領域の軸線。以下同)を回転軸とし、外側スリーブ本体31内側領域内に位置する頂点から外側スリーブ本体31先端側へ向かって90度の頂角θを確保して延在し、外側スリーブ30の先端内周(図10では嵌合受け部34の外側スリーブ30先端側内周)を通るものである。
図10に示すように、本発明者の鋭意検討の結果、注出用スパウト10は、外側スリーブ30を包装容器120に対する挿入限界位置に配置したときに、外側スリーブ30に設定した仮想円錐面30Sが包装容器120の口首部121から離間した所に位置する構成を好適に採用できる。
スパウト本体20の注出口25bから放出された内容物は上向き状態の包装容器120内を下降していく。
図10に示すように、上向き状態の包装容器120に対する挿入限界位置の外側スリーブ30の仮想円錐面30Sが包装容器120の口首部121から離間した所に位置するならば、注出口25bから放出された内容物の殆どは仮想円錐面30S内側を下降する。注出口25bから放出された内容物は、包装容器口首部121内周面との接触を殆ど生じない。
その結果、注出口25bから放出された内容物が通気路12の口首部121基端側の開口部(以下、基端側開口部、とも言う)の全体あるいはほぼ全体を塞いでしまうことを回避でき、包装容器120の容器本体124から内容物充填に伴い押し出された空気Gの通気路12への円滑な流入を実現できる。このため、包装容器120の容器本体124から通気路12へ流入しようとする空気Gによって、注出口25bから放出された内容物の流下が妨げられることを回避でき、注出口25bから放出された内容物の容器本体124への円滑な流下を確実に実現できる。
包装容器120の口首部121の軸線方向寸法は種々存在する。
包装容器120に対する挿入限界位置の外側スリーブ30の仮想円錐面30Sの包装容器口首部121軸線方向の位置は、外側スリーブ主筒部33の軸線方向寸法によって決まる。
図10に示すように、詰め替え容器110の注出用スパウト10は、充填対象容器として予め設定した1又は複数の包装容器120の口首部121の軸線方向寸法に鑑みて、外側スリーブ主筒部33の軸線方向寸法が、充填対象容器である各包装容器120に対する挿入限界位置の外側スリーブ30の仮想円錐面30Sを包装容器口首部121から離間した所に位置させることができる大きさである構成を採用する。
この構成であれば、図10のように、外側スリーブ主筒部33の軸線方向寸法を包装容器口首部121の軸線方向寸法よりも短くして、注出用スパウト10の注出口25bの少なくとも一部を上向き状態の包装容器120の口首部121基端よりも上方に位置させることも可能である。
注出用スパウト10は、外側スリーブ30を包装容器120に対する挿入限界位置に配置したときに、図10の仮想円錐面30Sの頂角θを120度に変更した仮想円錐面30Sが包装容器口首部121から離間した所に位置する構成であることが依り好ましい。
外側スリーブ30を包装容器120に対する挿入限界位置に配置したときに頂角θが120度の仮想円錐面30Sが包装容器口首部121から離間した所に位置する構成であれば、頂角θが90度の仮想円錐面30Sが包装容器口首部121から離間した所に位置する構成に比べて、注出口25bから放出された内容物が包装容器120の容器本体124から内容物充填に伴い押し出された空気Gの通気路12への流入に影響を与えることを依り確実に回避できる。その結果、注出口25bから容器本体124への内容物の充填及び容器本体124内の空気Gの通気路12を介した包装容器120外への排気の円滑進行を依り確実に実現できる。
詰め替え容器110の注出用スパウト10は、包装容器口首部121に対して挿脱可能である。
詰め替え容器110は、包装容器120への内容物注出により内部の内容物が無くなったら、上向き状態の包装容器120から上方へ引き上げて注出用スパウト10を包装容器120から引き抜くだけで包装容器120から簡単に撤去できる。
図1、図2に示すように、注出用突部26の外側スリーブ主筒部33からその先端側への突出により注出口25bが開放された状態の詰め替え容器110は、外側スリーブ30をスリーブ受け部21cに当接する位置に引き戻すことで、スパウト本体20先端部の封止嵌合部24を外側スリーブ主筒部33の先端部に嵌合させて内容物流路25の注出口25bを閉鎖できる。
これにより、詰め替え容器110は、内部に残液等の内容物が存在する場合でも、内容物流路25の注出口25bからの内容物の漏出を防いだ状態で保管することができる。
(外側スリーブの変形例)
図11~図14は変形例の外側スリーブ30A、30B、30C、30Dを示す。
図11~図14に示す外側スリーブ30A、30B、30C、30Dは、図7等に例示した外側スリーブ30の左右両側のストッパ突部32の形状を変更したものである。図11~図14の外側スリーブ30A、30B、30C、30Dのストッパ突部32以外の構成は図7等に例示した外側スリーブ30と同様である。各外側スリーブ30A、30B、30C、30Dの外側スリーブ本体31基端部の前後両側には、左右両側のストッパ突部32間に位置するストッパ突部無し領域36が確保されている。
図11に示す外側スリーブ30A(第1変形例)のストッパ突部32は、外側スリーブ本体31基端部から左右方向片側へ離間するにしたがい前後方向寸法が縮小する先細りのテーパ状に形成されている。図11に示すストッパ突部32は、外側スリーブ本体31基端部から左右方向片側へ離間するにしたがい前後両側の側端面32bが外側スリーブ本体31軸線から左右方向に延在する仮想直線(以下、左右方向中心線、とも言う)に接近するテーパ状に形成されている。
この外側スリーブ30Aは、図7等に例示した外側スリーブ30に比べて、包装容器口首部121内周面との間の通気路12の上部開口部の開口面積を大きく確保することができる。
なお、この外側スリーブ30Aのトッパ突部無し領域36は、外側スリーブ本体31基端部の側面の一部が外側スリーブ本体31基端部の前後両側に確保されたものであり、外側スリーブ本体31周方向に延在する湾曲面となっている。
図12に示す外側スリーブ30B(第2変形例)のストッパ突部32は、外側スリーブ本体31基端部から左右方向片側へ離間するにしたがい前後方向寸法が増大するテーパ状(扇形)に形成されている。図12に示すストッパ突部32は、外側スリーブ本体31基端部から左右方向片側へ離間するにしたがい前後両側の側端面32bが外側スリーブ30の左右方向中心線から離間するテーパ状に形成されている。
図13に示す外側スリーブ30C(第3変形例)のストッパ突部32は、外側スリーブ本体31基端部側の基片部32cと、基片部32cの先端からその前後方向両側に張り出す前後方向寸法を確保して外側スリーブ本体31基端部とは逆側へ延出する主片部32dとを有する。
基片部32cは外側スリーブ本体31基端部から前後方向両側に左右方向に延在する側端面を形成して左右方向片側へ延在されている。
主片部32dには基片部32cの前後両側の側端面間の離間距離よりも大きい前後方向寸法が確保されている。主片部32dは基片部32cの先端からその前後方向両側に張り出す部分を確保して左右方向に延在する板状に形成されている。主片部32dの前後方向両側には左右方向に延在する側端面が形成されている。
図12、図13に示す外側スリーブ30B、30Cは、図7等に例示した外側スリーブ30に比べて包装容器口首部121先端との当接部分を大きく確保できる。
このため、図12、図13に示す外側スリーブ30B、30Cは、包装容器120に対する挿入限界位置に配置したときに、外側スリーブ本体31軸線が包装容器口首部121軸線に平行な向きを安定確保できる。
外側スリーブのストッパ突部無し領域36は直線状に限定されず、例えば、円筒状のスリーブ本体31基端部の側面の周方向の一部である湾曲面であっても良い。
ストッパ突部無し領域36は、左右両側のストッパ突部32のそれぞれのスリーブ本体31基端部側の基端部の前後一対の側端面と面一の平坦面であっても良い。
また、ストッパ突部無し領域36は、左右両側のストッパ突部32のそれぞれの基端部の前後一対の側端面からスリーブ本体31基端部内側へ窪む凹部内面であっても良い。
外側スリーブについて、スリーブ本体31基端部と、左右両側のストッパ突部32とで構成される基端部を、以下、スリーブ基端部とも言う。
図7、図11~図13に例示した外側スリーブのスリーブ基端部の左右方向寸法は、スリーブ基端部におけるスリーブ本体31基端部の軸線を通る位置の前後方向寸法(以下、中央部幅寸法、とも言う)よりも大きい。図7、図11~図13に例示した外側スリーブの前後両側のストッパ突部無し領域36はスリーブ本体31基端部の軸線を介して前後両側に位置する。図7、図11~図13に例示した外側スリーブのスリーブ基端部の中央部幅寸法は、スリーブ本体31基端部の前後両側のストッパ突部無し領域36の外面間の離間距離である。
図7、図11~図13の外側スリーブ30、30A、30B、30Cのスリーブ基端部はスリーブ本体31基端部の前後方向両側にストッパ突部無し領域36を有するものである。
但し、外側スリーブは、例えば図14に示すように、ストッパ突部無し領域36を有していない構成も採用可能である。
図14に示す外側スリーブ30D(第4変形例)は、図7に例示した外側スリーブ30の左右両側のストッパ突部32のスリーブ本体31基端部外径に対する前後方向寸法を増大し且つスリーブ本体31基端部の前後両側にて互いに連続させてなる左右両側のストッパ突部32を有する。
図14に示す外側スリーブ30Dは、左右両側のストッパ突部32が互いに連続してなる板状のストッパ突板部32Aを有している。この外側スリーブ30Dは、左右両側のストッパ突部32が互いに連続したストッパ突板部32Aを有し、ストッパ突部無し領域36を有していない。
図14に示す外側スリーブ30Dは、スリーブ本体31基端部とストッパ突板部32Aとで構成されるスリーブ基端部を有している。
ストッパ突板部32Aは、図11に例示したような先細り形状のストッパ突部32同士が互いに連続した構成、図12に例示したような外側スリーブ本体31基端部から左右方向片側へ離間するにしたがい前後方向寸法が増大するテーパ状(扇形)のストッパ突部32同士が互いに連続した構成、も採用可能である。
また、ストッパ突板部32Aは、図13に例示したような、基片部32c及び主片部32dを有するストッパ突部32が互いに連続した構成、等、種々形状のストッパ突部32同士が互いに連続した構成を採用できる。
外側スリーブのスリーブ基端部は、ストッパ突部無し領域36を有する構成、あるいはストッパ突板部32Aを有する構成、を採用する。
外側スリーブのスリーブ基端部におけるスリーブ本体31基端部の軸線を通る位置の前後方向寸法は、ストッパ突部無し領域36を有する構成、ストッパ突板部32Aを有する構成のいずれにおいても、充填対象容器として設定した全ての包装容器120の口首部121内径に比べて0.5mm以上小さく設定する。外側スリーブのスリーブ基端部の中央部幅寸法は、充填対象容器として設定した全ての包装容器120の口首部121内径に比べて1mm以上小さいことが依り好ましい。
前後両側にストッパ突部無し領域36を有するスリーブ本体31基端部において、ストッパ突部無し領域36はスリーブ本体31基端部の軸線を通り左右方向に垂直の前後方向両側に位置する。円筒状のスリーブ本体31基端部の円筒状側面の一部であるストッパ突部無し領域36を前後両側に有するスリーブ基端部の中央部幅寸法はスリーブ本体31外径と同じである。但し、ストッパ突部無し領域36は、円筒状のスリーブ本体31基端部の円筒状側面から窪む凹部内面であっても良い。このため、スリーブ本体31基端部の前後両側にストッパ突部無し領域36を有する外側スリーブのスリーブ基端部の中央部幅寸法は、外側スリーブ本体31の外径と同じかあるいは外側スリーブ本体31外径よりも若干小さい。
ストッパ突板部32Aを有する外側スリーブの外側スリーブ本体31の外径はスリーブ基端部の中央部幅寸法よりも小さい。
ストッパ突板部32Aを有する外側スリーブのスリーブ基端部の左右方向寸法は、スリーブ基端部の中央部幅寸法よりも大きく確保する。ストッパ突板部32Aを有する外側スリーブは、ストッパ突板部32Aの左右のストッパ突部32を包装容器口首部121に当接させることで、外側スリーブ主筒部33の包装容器120に対する挿入方向の位置決めと、通気路12の上部開口部の開口部分の確保とを容易に実現でき、包装容器への内容物充填を円滑に行える。
(スパウト本体の変形例)
図15、図16は、変形例のスパウト本体50を示す。
図15~図19において、スパウト本体50の、図5、図6等に示したスパウト本体20と同様の構成部分には共通の符号を付し、その説明を省略または簡略化する。
図15、図16、図19に示すように、このスパウト本体50は、図5、図6等に示したスパウト本体20の先端部に、注出筒部22先端部から封止嵌合部24にわたって延在する一対の先端部側壁51と、一対の先端部側壁51間に延在する流路仕切り壁52とが形成されたものである。このスパウト本体50は、注出筒部22、先端部側壁51、流路仕切り壁52、封止嵌合部24を含む注出用突部53を有する。
スパウト本体50は樹脂製の一体成形品である。
図5、図6等に示したスパウト本体20は、取付部21基端から封止嵌合部24まで内容物流路25の全長にわたって延在する流路仕切り壁23を有する。
これに対して、図15~図19に示す変形例のスパウト本体50の流路仕切り壁52は注出用突部53の先端部のみに存在する。
図15~図19に示す変形例のスパウト本体50は、図5、図6等に示したスパウト本体20の流路仕切り壁23にかえて、注出用突部53の先端部のみに存在する流路仕切り壁52を採用している。
なお、スパウト本体50は、注出用突部53の先端部のみに存在する流路仕切り壁52にかえて取付部21基端から封止嵌合部24まで内容物流路25の全長にわたって延在する流路仕切り壁を含む構成も採用可能である。
図16~図19に示すように、流路仕切り壁52は、スパウト本体50の注出筒部22軸線と平行に延在する仮想平面に沿って延在する板状(平板状)に形成されている。
流路仕切り壁52は注出筒部22からその先端側へ延出された突出先端部52aを有する。流路仕切り壁52の突出先端部52a先端は封止嵌合部24に一体に形成されている。流路仕切り壁52は、内容物流路25の注出用突部53先端部に位置する先端部を2つの分割流路25eに二分している。
流路仕切り壁52の注出筒部22軸線に垂直の断面は流路仕切り壁52の厚み方向に垂直の方向を長手方向とする細長に形成されている。流路仕切り壁52について、注出筒部22軸線に垂直の断面の長手方向(図15左右方向)を、以下、幅方向、とも言う。
スパウト本体50の一対の先端部側壁51は、注出筒部22先端部の内周側に注出筒部22に一体に形成され、注出筒部22からその先端側へ延出されている。
一対の先端部側壁51は流路仕切り壁52の幅方向両側に位置する。
先端部側壁51について流路仕切り壁52の厚み方向に一致する方向を、以下、横幅方向、とも言う。流路仕切り壁52の幅方向両端は注出筒部22軸線に沿う延在方向全長にわたって先端部側壁51の横幅方向中央部と一体に形成されている。各先端部側壁51は流路仕切り壁52に対してその厚み方向両側に張り出すように形成されている。
一対の先端部側壁51及び流路仕切り壁52のそれぞれの注出筒部22からその先端側へ延出された部分の先端は封止嵌合部24と一体に形成されている。
流路仕切り壁52は、封止嵌合部24を注出筒部22に対して支持する支持片部として機能する。
また、このスパウト本体50においては、一対の先端部側壁51も封止嵌合部24を注出筒部22に対して支持する支持片部として機能する。
図17、図18は、図15、図16に示すスパウト本体50を採用した注出用スパウト60をスパウト本体50の流路仕切り壁52の幅方向に垂直の断面で断面視した正断面図である。
図17、図18に示す注出用スパウト60は、図1~図4等に示す注出用スパウト10のスパウト本体20を図15、図16に示す変形例のスパウト本体50に変更したものである。
注出用スパウト60は、スパウト本体50に対して嵌合位置の外側スリーブ30基端とスパウト本体20の取付部21との間のストッパ配置領域にストッパ部材を脱着可能に設けることでストッパ部材付き注出用スパウトを組み立てることが可能である。
外側スリーブ30のスパウト本体50に対する嵌合位置は、スパウト本体50の封止嵌合部24の外側に外側スリーブ30先端部内側の嵌合受け部34を嵌合させ、内容物流路25の注出口25bを塞いだ状態を指す。
本明細書においては、スパウト本体50の注出筒部22の軸線を注出用スパウト、スパウト本体、内容物流路25、の軸線として扱う。
図15~図18に示すスパウト本体50の一対の先端部側壁51は、封止嵌合部24のスパウト本体50軸線方向の投影範囲内に位置する。一対の先端部側壁51は、スパウト本体50に対するその軸線方向への外側スリーブ30のスライド移動の障害にならない。
図15、図17、図18において、変形例の注出用スパウト60を採用した詰め替え容器に符号110Aを付した。
図17は、詰め替え容器110Aの注出用スパウト60の外側スリーブ主筒部33を上向き状態の包装容器120の口首部121に挿入し外側スリーブ30のストッパ突部32を包装容器口首部121先端に当接させた状態(外側スリーブ30を包装容器120に対する挿入限界位置に配置した状態)を示す。但し、図17において、外側スリーブ30はスパウト本体50に対して嵌合位置に配置されている。
図18は、図17の注出用スパウト60のスパウト本体50の注出用突部53を外側スリーブ30のスリーブ本体31に押し込んでスパウト本体50を外側スリーブ30に対する押し込み限界位置に配置し、注出口25bを開放した状態を示す。
図17、図18に例示した注出用スパウト60の外側スリーブ30は、スリーブ本体31の主筒部33の軸線方向寸法が包装容器口首部121の軸線方向寸法に比べて若干短いものを採用している。また、図18に示すように、ここで例示した注出用スパウト60は、包装容器120に対する挿入限界位置の外側スリーブ30に対する押し込み限界位置に配置されたスパウト本体50の注出口25bの開口部分(開放された部分)全体が包装容器口首部121内に位置する構成となっている。
図18において、包装容器120に対する挿入限界位置の外側スリーブ30の頂角(θ)90度の仮想円錐面30Sは包装容器口首部121に接する所に位置する。
注出用スパウト60の外側スリーブ30は、図1~図4等に示した注出用スパウト10の外側スリーブ30と同様にスパウト本体に対してスパウト本体軸線方向にスライド移動可能である。
また、注出用スパウト60の外側スリーブ30は、スパウト本体に対して注出筒部22側面周方向に回転可能であることも図1~図4等に示した注出用スパウト10の外側スリーブ30と同様である。
図19は、図18におけるA-A線断面矢視図である。
図16~図19に示すように、スパウト本体50の注出口25bは、スパウト本体50先端部において流路仕切り壁52を介して両側に位置する。
図15、図16、図19に示すように、注出用スパウト60の注出口25bは、スパウト本体50の注出筒部22先端と封止嵌合部24と一対の先端部側壁51とによって取り囲まれた領域である。
スパウト本体50の注出口25bは、先端部側壁51が無い場合に比べて、スパウト本体50の周方向(注出用スパウト60の軸線周り方向)の寸法が限定されている。
図18に示すように、注出用スパウト60の注出口25bを開放させれば、詰め替え容器110A内の内容物を注出口25bから放出させることができる。
注出口25bは内容物流路25の先端部(内容物流路25におけるスパウト本体50先端部に位置する部分)の一部である。
図19に示すように、内容物流路25先端部から内容物13の放出は、スパウト本体50周方向において一対の先端部側壁51間の注出口25bからの放出に限定される。
図19に示すように、注出口25bのスパウト本体50周方向両側の先端部側壁51は、内容物流路25内の内容物13の放出を注出口25bに限定する役割を果たす。また、注出口25bのスパウト本体50周方向両側の先端部側壁51は、先端部側壁51及び封止嵌合部24と包装容器口首部121内周面との間に、包装容器120の容器本体124から内容物13の充填進行に伴い押し出された空気Gを通過させて包装容器120外へ排気させるための通気領域14を確保する役割を果たす。
通気領域14はスパウト本体50と包装容器口首部121内周面との間の通気路12の一部である。
注出用スパウト60は、先端部側壁51の存在によって、スパウト本体50の注出用突部53と包装容器口首部121内周面との間の通気路12における封止嵌合部24及び先端部側壁51の周囲の領域の全体が注出口25bから放出された内容物によって塞がれてしまうことを回避でき、通気路12内に通気領域14を確保できる。このため、包装容器120の容器本体124から内容物充填に伴い押し出された空気Gの通気路12の通過、通気路12から包装容器120外への排気を確実に実現できる。その結果、包装容器120の容器本体124から通気路12へ流入しようとする空気Gによって、注出口25bから放出された内容物の通気路12内の流下が妨げられることを回避でき、注出口25bから放出された内容物の容器本体124への円滑な流下を確実に実現できる。
図16~図19に示すスパウト本体50の先端部側壁51は流路仕切り壁52からその厚み方向両側に張り出す横幅方向寸法を有する。
先端部側壁51は、スパウト本体50の流路仕切り壁52からその厚み方向片側のみに張り出す構成も採用可能である。
但し、通気路12内に通気領域14をより確実に確保する点では、流路仕切り壁52からその厚み方向片側のみに張り出す先端部側壁51よりも、流路仕切り壁52からその厚み方向両側に張り出す横幅方向寸法を有する構成の先端部側壁51を採用する方が有利である。
図16、図19に示すスパウト本体50の先端部側壁51の注出口25bに臨む面は、流路仕切り壁52に垂直に形成されている。
但し、内容物流路25の注出口25bからの内容物13のスパウト本体50の側面周方向における放出範囲を限定する点で、先端部側壁51の注出口25bに臨む面は、例えば、流路仕切り壁52からの距離が増大するにしたがい流路仕切り壁52に垂直で流路仕切り壁52の幅方向中央を通る垂直面に接近するように流路仕切り壁52に対して傾斜する平坦面であっても良い。
図16に示すように、先端部側壁51のスパウト本体50基端側の端部(基端部)は、注出筒部22先端部の内周面から横幅方向中央部における流路仕切り壁52の幅方向端部と繋がっている仕切り壁側部分に接近するにしたがってスパウト本体50先端側に位置するように傾斜されている。内容物流路25内を流れる内容物は、先端部側壁51の基端部に内容物流路25上流側から接触することで先端部側壁51基端部から流路仕切り壁52に向かって流れ、内容物流路25内を流路仕切り壁52に沿って流れる。先端部側壁51基端部から流路仕切り壁52に沿って流れる内容物は、流路仕切り壁52付近の内容物の滞留を防ぎ、流路先端領域25d内の内容物の注出口25bからの放出を促進する。先端部側壁51基端部から流路仕切り壁52に沿って流れる内容物は、流路仕切り壁52と先端部側壁51との間の入り隅部における内容物の滞留抑制、注出口25bからの放出促進にも寄与する。
先端部側壁51の基端部は、図16に例示した形状に限定されず、例えば、スパウト本体50軸線(注出筒部22軸線)方向に垂直の面や、流路仕切り壁52の幅方向端から流路仕切り壁52幅方向への離間距離が増大するにしたがいスパウト本体50基端側に位置しスパウト本体50軸線に対して傾斜する傾斜平坦面等であっても良い。
図18においては、包装容器120に対する挿入限界位置の外側スリーブ30の頂角(θ)90度の仮想円錐面30Sが包装容器口首部121に接する所に位置する構成を例示した。
但し、注出用スパウト60は外側スリーブ主筒部33の軸線方向寸法の調整により、包装容器120に対する挿入限界位置の外側スリーブ30の頂角(θ)90度の仮想円錐面30Sが包装容器口首部121から離間した所に位置する構成も採用可能である。
包装容器120に対する挿入限界位置の外側スリーブ30の頂角(θ)90度の仮想円錐面30Sが包装容器口首部121から離間した所に位置する構成であれば、注出口25bから放出された内容物の容器本体124への円滑な流下を依り確実に実現できる。
また、注出口25bから放出された内容物の容器本体124への円滑な流下を依り確実に実現する点では、包装容器120に対する挿入限界位置の外側スリーブ30の頂角(θ)120度の仮想円錐面30Sが包装容器口首部121から離間した所に位置する構成を採用することも可能である。
以上、本発明を最良の形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述の最良の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
注出用スパウトのスリーブ受け部は、スパウト本体の取付部21の一部で有る構成に限定されず、例えば、注出筒部22側面の取付部21からスパウト先端側に離間した位置に突出形成した突部(スリーブ受け突部)も採用可能である。
スリーブ受け部に取付部21とは別のスリーブ受け突部を採用した場合は、スパウト本体に対する嵌合位置の外側スリーブ基端とスリーブ受け突部との間にストッパ配置領域が確保される構成を採用可能である。
スパウト本体は、内容物流路内に分割流路を複数形成するための流路仕切り壁が無い構成も採用可能である。スパウト本体の流路仕切り壁は、内容物流路の全長にわたって延在する構成、内容物流路の先端部のみに形成された構成、のいずれも採用可能である。
スパウト本体の封止嵌合部は、流路仕切り壁の有無に依らず、例えば、注出筒部先端の周方向複数箇所からスパウト本体先端側へ突出された支持片部(例えば図16の先端部側壁51)に支持された構成も採用可能である。この構成の場合、注出筒部周方向に互いに隣り合う支持片部間に注出口を確保する。
スパウト本体は、流路仕切り壁によって内容物流路25内に3以上の分割流路が形成された構成も採用可能である。
3以上の分割流路は、例えば、内容物流路25の断面中央部から互いに異なる3以上の方向に放射状に延在形成されたそれぞれ板状の流路仕切り壁によって形成できる。
内容物流路25の断面中央部から3以上の方向に延在形成された流路仕切り壁を有する構成の場合、スパウト本体は、各流路仕切り壁の内容物流路25断面中央部とは逆の突端に先端部側壁が形成された構成を採用可能である。先端部側壁は、流路仕切り壁の突端から流路仕切り壁の厚み方向両側あるいは片側に突出形成される。
ストッパ部材は、注出用スパウトのストッパ配置領域に配置可能なものであれば良く、その具体的形状には限定は無い。
ストッパ部材は、例えば、スリーブ受け部または外側スリーブに手指で切断可能な易破壊性の薄肉部を介して手指で切り離し可能に繋がっている構成や、スリーブ受け部、外側スリーブ、あるいは注出筒部に対して、注出筒部の軸線に垂直の向きの引き抜き力によって係合解除可能な係合突起を係合させた構成、スリーブ受け部、外側スリーブ、あるいは注出筒部に形成された係合突起に対して注出筒部の軸線に垂直の向きの引き抜き力によって係合解除可能に係合する係合凹部が形成された構成等も採用可能である。
また、ストッパ部材は、取っ手片を有していない構成も採用可能である。
但し、ストッパ部材は、ストッパ配置領域に、注出筒部の軸線に垂直の向きの引き抜き力によってから抜き去り可能に配置される構成を採用する。
ストッパ部材のテーパ状のストッパ突部は、外側スリーブのスリーブ本体基端部の周囲にリング状に形成された構成に限定されず、外側スリーブのスリーブ本体基端部の周方向の複数箇所に分散配置された構成も採用可能である。
10…注出用スパウト、10A…ストッパ部材付き注出用スパウト、11…ストッパ配置領域、12…通気路、13…内容物、14…通気領域、20…スパウト本体、21…取付部、21a…基端面、21b…取付主部、21c…スリーブ受け部、21d…スリーブ受け面、22…注出筒部、22a…配置領域延在部、23…支持片部(流路仕切り壁)、23a…突出先端部、24…封止嵌合部、24a…補強リブ、24b…係止突起、25…内容物流路、25a…基端開口部、25b…注出口、25c…分割流路、25d…流路先端領域、25e…分割流路、26…注出用突部、28…液止めリブ、30、30A、30B、30C…外側スリーブ、30S…仮想円錐面、31…スリーブ本体、32…ストッパ突部、32A…ストッパ突板部、32a…口首部突き当て面、32b…側端面、32c…基片部、32d…主片部、33…(スリーブ本体の)主筒部、34…嵌合受け部、34a…係止凹部、35…スリーブ基端面、36…ストッパ突部無し領域、40…ストッパ部材、41…介装片、41L…(介装片両端間の)離間距離、41T…(介装片の)高さ寸法、42…取っ手片、43…基片部、43a…橋絡部、43b…延出板部、44…張り出し片部、50…スパウト本体、51…先端部側壁、支持片部、52…支持片部(流路仕切り壁)、53…注出用突部、60…注出用スパウト、110、110A…注出用スパウト付き容器(詰め替え容器)、111(容器)…容器部、120…充填対象容器(包装容器)、121…容器口首部(口首部)、122…肩部、123…口首部流路、124…容器本体、125…筒状胴部、G…空気、ΔL…嵌合位置の外側スリーブとストッパ受け部との間の離間距離、θ…(仮想円錐面の)頂角。

Claims (7)

  1. 内容物が収容される容器に取り付けられる取付部及び前記取付部から突出された注出筒部を含むスパウト本体と、前記スパウト本体の前記注出筒部にその軸線方向に移動可能に外挿された外側スリーブとを有し、
    前記スパウト本体は、前記取付部と、前記注出筒部と、前記注出筒部から突出された支持片部によって支持され前記注出筒部からその先端側に離間した位置に形成され前記外側スリーブの先端部内側に嵌合させることで前記外側スリーブの先端部内側を封止する封止嵌合部と、前記注出筒部の内側を含み前記取付部を貫通して形成された内容物流路と、少なくとも前記注出筒部の先端部から前記封止嵌合部まで前記内容物流路を複数の分割流路に分割する流路仕切り壁とを有し、前記内容物流路は前記封止嵌合部と前記注出筒部の先端との間に確保された注出口を含み、
    前記外側スリーブは、前記スパウト本体に外挿され前記封止嵌合部が先端部に脱着可能に嵌合される筒状のスリーブ本体と、前記スリーブ本体の基端部から前記スリーブ本体の軸線に垂直の左右方向両側に突出形成され前記スリーブ本体を挿入した容器口首部の先端に当接されることで前記スリーブ本体の前記容器口首部に対する挿入方向の変位を規制するストッパ突部とを有し、前記外側スリーブの基端部と左右方向両側の前記ストッパ突部とで構成されるスリーブ基端部の左右方向寸法は前記スリーブ基端部における前記外側スリーブの基端部の軸線及び左右方向に垂直の前後方向の寸法であり前記外側スリーブの基端部の軸線を通る位置の寸法よりも大きい注出用スパウト。
  2. 前記スリーブ本体の基端部における前記スリーブ本体の軸線方向及び前記左右方向に垂直の前後方向両側には、前記スリーブ本体の基端部がその周方向において前記左右方向両側の前記ストッパ突部間に露呈されたストッパ突部無し領域が確保されている請求項1に記載の注出用スパウト。
  3. 前記ストッパ突部は前記スリーブ本体の軸線方向に垂直に延在する板状に形成され、前記ストッパ突部の片面は、前記容器口首部の先端に当接される口首部突き当て面を構成する請求項1または2に記載の注出用スパウト。
  4. 前記ストッパ突部は前記左右方向に互いに平行に延在する一対の側端面を有し、前記左右方向一側の前記ストッパ突部の一対の側端面が前記左右方向他側の前記ストッパ突部の一対の側端面の延長上に位置する請求項1~3のいずれか1項に記載の注出用スパウト。
  5. 前記スパウト本体は、前記注出筒部の先端部から前記封止嵌合部の外周部にわたって延在形成された複数の先端部側壁を有し、前記注出口は前記スパウト本体の側面周方向に互いに隣り合う前記先端部側壁間に確保されている請求項1~4のいずれか1項に記載の注出用スパウト。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の注出用スパウトと、前記スパウト本体の前記取付部における前記注出筒部の先端とは逆の基端の周囲に位置する部分であるスリーブ受け部と前記外側スリーブとの間に確保されるストッパ配置領域に設けられて前記スパウト本体の前記封止嵌合部に先端部を嵌合させた前記外側スリーブの前記スパウト本体に対する前記取付部側への移動を規制するストッパ部材とを有し、
    前記ストッパ部材は前記注出筒部の軸線に垂直の向きの引き抜き力によって前記ストッパ配置領域から抜き去り可能であるストッパ部材付き注出用スパウト。
  7. 請求項1~5のいずれか1項に記載の注出用スパウト、あるいは請求項に記載のストッパ部材付き注出用スパウトの前記注出用スパウト、の取付部が前記容器に取り付けられ、前記スパウト本体の前記内容物流路が前記容器の内側領域と連通されている注出用スパウト付き容器。
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