JP7314685B2 - 計時装置、電子機器及び移動体 - Google Patents

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Description

本発明は、計時装置、電子機器及び移動体に関する。
特許文献1には、低消費電力化のために、秒、分、時、日、月、年を計時する計時カウンターとして非同期カウンターを用いた計時装置が記載されている。特許文献1に記載の計時装置では、計時カウンターは、秒、分、時、日、月、年をそれぞれカウントするカウンターを有し、秒をカウントするカウンターは、クロックパルス信号が1秒毎に入力され、クロックパルス信号が入力されている期間において計時動作を行って秒の計時データを更新し、1分毎に次段への桁上げ信号を発生させる。分をカウントするカウンターは、秒をカウントするカウンターからの桁上げ信号が1分毎に入力され、桁上げ信号が入力されている期間において計時動作を行って分の計時データを更新し、1時間毎に次段への桁上げ信号を発生させる。その他のカウンターも同様にして計時動作を行う。
特開2017-101932号公報
計時カウンターの桁上げのタイミングと、外部装置から計時データの読み出しや書き換えを要求するアクセス信号を受信するタイミングとが重なった場合、計時カウンターの計時動作とアクセス信号に対する処理のいずれか一方を優先し、他方を遅らせる必要がある。いずれの場合も、外部装置からの高速アクセスを可能にするためには、計時カウンターの計時動作を短時間で完了させる必要がある。そのため、特許文献1に記載の計時装置のような、計時カウンターを非同期カウンターで構成した従来の計時装置では、計時カウンターに入力されるクロックパルス信号のパルス幅を短くする必要があるが、クロックパルス信号のパルス幅が短すぎると計時装置の状態によっては計時カウンターが計時動作を完了できずに誤った計時データが生成されるおそれがある。
本発明に係る計時装置の一態様は、
計時データを生成する計時カウンターと、
前記計時カウンターを動作させるクロックパルス信号を生成するクロックパルス信号生成回路と、
アクセス信号を受信するインターフェース回路と、を備え、
前記計時カウンターは非同期カウンターであり、
前記クロックパルス信号生成回路は、
前記インターフェース回路が前記アクセス信号を受信する可能性がある場合、第1のパルス幅の前記クロックパルス信号を生成し、
前記インターフェース回路が前記アクセス信号を受信する可能性がない場合、前記第1のパルス幅よりも長い第2のパルス幅の前記クロックパルス信号を生成する。
前記計時装置の一態様において、
前記第1のパルス幅は、前記アクセス信号のサイクルタイムよりも短くてもよい。
前記計時装置の一態様において、
自然数Nに対して、前記第2のパルス幅は、源振クロック信号の周期の2のN乗倍であってもよい。
前記計時装置の一態様において、
前記クロックパルス信号生成回路は、
前記計時装置に供給される第1の電源電圧に基づいて、前記インターフェース回路が前記アクセス信号を受信する可能性があるか否かを判断してもよい。
前記計時装置の一態様は、
前記第1の電源電圧が所定の電圧値以上であるか否かを判定する電源電圧判定回路を備え、
前記クロックパルス信号生成回路は、
前記電源電圧判定回路により前記第1の電源電圧が前記所定の電圧値以上であると判定された場合は、前記インターフェース回路が前記アクセス信号を受信する可能性があると判断し、
前記電源電圧判定回路により前記第1の電源電圧が前記所定の電圧値未満であると判定された場合は、前記インターフェース回路が前記アクセス信号を受信する可能性がないと判断してもよい。
前記計時装置の一態様は、
前記電源電圧判定回路により前記第1の電源電圧が前記所定の電圧値以上であると判定された場合は、前記第1の電源電圧を選択し、前記電源電圧判定回路により前記第1の電源電圧が前記所定の電圧値未満であると判定された場合は、前記計時装置に供給される第2の電源電圧を選択する電源電圧選択回路を備えてもよい。
前記計時装置の一態様において、
前記クロックパルス信号生成回路は、
源振クロック信号が分周された信号に基づいて、パルス信号を生成するパルス信号生成回路と、
前記パルス信号を遅延させた信号を出力する遅延回路と、
前記遅延回路の出力信号又は一定電圧の信号を選択して出力するセレクターと、
前記セレクターの出力信号と前記パルス信号とが入力される論理回路と、を有し、
前記第1のパルス幅の前記クロックパルス信号は、前記セレクターが前記遅延回路から出力される信号を選択して出力する場合に前記論理回路から出力される信号であり、
前記第2のパルス幅の前記クロックパルス信号は、前記セレクターが前記一定電圧の信号を選択して出力する場合に前記論理回路から出力される信号であってもよい。
前記計時装置の一態様は、
前記計時カウンターが生成した前記計時データを所定のタイミングで取得して保持するリードバッファーを備え、
前記インターフェース回路は、
前記計時データの読み出しを要求する前記アクセス信号を受信した場合、前記リードバッファーが保持する前記計時データを出力し、
前記計時カウンターは、
前記インターフェース回路が前記アクセス信号を受信したか否かによらず、所定の周期で前記計時データを生成してもよい。
前記計時装置の一態様において、
前記計時データは、年、月、日、時、分及び秒の時間情報を含んでもよい。
本発明に係る電子機器の一態様は、
前記計時装置の一態様と、
前記計時装置からの出力信号に基づいて動作する処理回路と、を備えている。
本発明に係る移動体の一態様は、
前記計時装置の一態様と、
前記計時装置からの出力信号に基づいて動作する処理回路と、を備えている。
本実施形態の計時装置の機能ブロック図。 計時装置に供給される電源電圧についての説明図。 計時カウンターの構成例を示す図。 カウンターのカウント動作の一例を示す図。 クロックパルス信号生成回路の構成例を示す図。 遅延セルの構成例を示す図。 計時装置がメイン電源で計時動作を行うときの各種信号の波形の一例を示すタイミングチャート図。 計時装置がバックアップで計時動作を行うときの各種信号の波形の一例を示すタイミングチャート図。 電子機器の実施形態の機能ブロック図。 電子機器の実施形態の外観の一例を示す図。 移動体の実施形態の機能ブロック図。 移動体の実施形態の一例を示す図。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.計時装置
1-1.計時装置の構成
図1は、本実施形態の計時装置1の機能ブロック図である。図1に示すように、計時装置1は、振動子2と、集積回路3とを備える。
計時装置1は、メイン電源4から集積回路3の端子P1を介して第1の電源電圧である電源電圧VDDが供給され、バックアップ電源5から集積回路3の端子P2を介して第2の電源電圧である電源電圧VBATが供給される。
振動子2は、音叉型水晶振動子、ATカット水晶振動子、SCカット水晶振動子等であってもよいし、SAW(Surface Acoustic Wave)共振子や水晶振動子以外の圧電振動子であってもよい。また、振動子2は、シリコン半導体を材料とするMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)振動子であってもよい。振動子2は、圧電効果によって励振されてもよいし、クーロン力(静電気力)によって駆動されてもよい。
集積回路3は、発振回路10、分周回路20、レベルシフター30、クロックパルス信号生成回路40、計時カウンター50、調停回路60、リードバッファー70、ライトバッファー71、イベント時刻レジスター80、インターフェース回路90、電源電圧選択回路100、電源電圧判定回路110及びレギュレーター120を備える。ただし、集積回路3は、これらの要素の一部を省略又は変更し、あるいは他の要素を追加した構成としてもよい。
電源電圧判定回路110は、電源電圧VDDを監視し、電源電圧VDDが所定の電圧値VT以上であるか否かを判定し、判定信号VDETを出力する。本実施形態では、電源電圧判定回路110は、電源電圧VDDが電圧値VT以上であると判定した場合はハイレベルの判定信号VDETを出力し、電源電圧VDDが電圧値VT未満であると判定した場合はローレベルの判定信号VDETを出力する。
電源電圧選択回路100は、判定信号VDETに基づいて電源電圧VDD又は電源電圧VBATを選択して電源電圧VOUTとして出力する。具体的には、電源電圧選択回路100は、判定信号VDETがハイレベルである場合、すなわち、電源電圧判定回路110により電源電圧VDDが電圧値VT以上であると判定された場合は、電源電圧VDDを選択する。また、電源電圧選択回路100は、判定信号VDETがローレベルである場合、すなわち、電源電圧判定回路110により電源電圧VDDが電圧値VT未満であると判定された場合は、電源電圧VBATを選択する。
したがって、図2に示すように、メイン電源4から計時装置1に電源電圧VDDが供給されているときは、電源電圧VOUTは、電源電圧VDDであり、VT以上VMAX以下の所定の電圧値である。メイン電源4から計時装置1への電源電圧VDDの供給が遮断されると、電源電圧VOUTは、直ちに電源電圧VBATに切り替わり、VMIN以上VT以下の所定の電圧値となる。そのため、計時装置1は、メイン電源4からの電源電圧VDDの供給が遮断されている間も計時動作を継続することができる。これに対して、計時装置1の動作を制御するマスター制御装置6は、メイン電源4から電源電圧VDDが供給されて動作し、メイン電源4からの電源電圧VDDの供給が遮断されると動作を停止する。
レギュレーター120は、電源電圧VOUTに基づいて、一定の電圧値の安定化された電源電圧VOSC及び電源電圧VLOGICを生成する。本実施形態では、電源電圧VOSCは、電源電圧VLOGICよりも低い。ただし、電源電圧VOUTが所定の電圧値よりも低い場合、レギュレーター120は所望の電圧値の電源電圧VLOGICを生成することができないため、電源電圧VLOGICは電源電圧VOUTに追従する。
電源電圧VOSCは、発振回路10、分周回路20及びレベルシフター30に供給される。また、電源電圧VLOGICは、レベルシフター30、クロックパルス信号生成回路40、計時カウンター50、調停回路60、リードバッファー70、イベント時刻レジスター80及びインターフェース回路90に供給される。
発振回路10は、集積回路3の端子P3,P4を介して振動子2の両端と電気的に接続されており、振動子2の出力信号を増幅してフィードバックすることにより振動子2を発振させて源振クロック信号CK0を出力する。
分周回路20は、源振クロック信号CK0を分周することにより、所望の周波数を有するクロック信号CK1を生成する。例えば、分周回路20は、複数のフリップフロップが直列に接続されたリップルカウンターであってもよい。
本実施形態では、発振回路10及び分周回路20は、その他の回路と比較して相対的に高速で動作する。そのため、発振回路10及び分周回路20の消費電力が低減されるように、発振回路10及び分周回路20は、電源電圧VLOGICよりも低い電源電圧VOSCで動作する。
レベルシフター30は、クロック信号CK1が入力され、クロック信号CK1のハイレベルを電源電圧VLOGICに変換したクロック信号CK2を出力する。クロック信号C
K2の周波数は、クロック信号CK1の周波数と同じである。
クロックパルス信号生成回路40は、クロック信号CK2に基づいて、計時カウンター50を動作させるクロックパルス信号CKPを生成する。クロックパルス信号CKPの周期は1秒である。本実施形態では、クロックパルス信号生成回路40は、インターフェース回路90がマスター制御装置6からアクセス信号を受信する可能性がある場合、第1のパルス幅のクロックパルス信号CKPを生成する。また、クロックパルス信号生成回路40は、インターフェース回路90がマスター制御装置6からアクセス信号を受信する可能性がない場合、第1のパルス幅よりも長い第2のパルス幅のクロックパルス信号CKPを生成する。
前述の通り、本実施形態では、マスター制御装置6は、メイン電源4から電源電圧VDDが供給されて動作し、メイン電源4からの電源電圧VDDの供給が遮断されると動作を停止する。したがって、メイン電源4から電源電圧VDDが供給されているときはインターフェース回路90がマスター制御装置6からアクセス信号を受信する可能性があるのに対して、メイン電源4からの電源電圧VDDの供給が遮断されているときはインターフェース回路90がマスター制御装置6からアクセス信号を受信する可能性がない。そこで、本実施形態では、クロックパルス信号生成回路40は、電源電圧VDDに基づいて、インターフェース回路90がアクセス信号を受信する可能性があるか否かを判断する。具体的には、図2に示すように、クロックパルス信号生成回路40は、判定信号VDETがハイレベルである場合、すなわち、電源電圧判定回路110により電源電圧VDDが電圧値VT以上であると判定された場合は、インターフェース回路90がアクセス信号を受信する可能性があると判断する。また、クロックパルス信号生成回路40は、判定信号VDETがローレベルである場合、すなわち、電源電圧判定回路110により電源電圧VDDが電圧値VT未満であると判定された場合は、インターフェース回路90がアクセス信号を受信する可能性がないと判断する。
また、クロックパルス信号生成回路40は、クロック信号CK2に基づいて、1秒未満の計時データT0を生成する。計時データT0は、例えば、1/1000秒単位や1/100秒単位の計時データであってもよい。
また、クロックパルス信号生成回路40は、クロック信号CK2及びキャリー信号CA1~CA5に基づいて、計時カウンター50によって計時データT1~T6が更新される期間を含む所定の期間にアクティブとなるガード信号GUARDを生成する。本実施形態では、ガード信号GUARDは、計時データT0及び後述する計時データT1~T6が更新される期間を含む所定の期間にハイレベルとなる。なお、クロックパルス信号生成回路40の詳細については後述する。
計時カウンター50は、計時データT1~T6を生成する。本実施形態では、計時カウンター50が生成する計時データは、年、月、日、時、分及び秒の時間情報を含む。具体的には、計時カウンター50は、秒単位で計時を行う秒カウンター、分単位で計時を行う分カウンター、時単位で計時を行う時カウンター、日単位で計時を行う日カウンター、月単位で計時を行う月カウンター及び年単位で計時を行う年カウンターを有し、各カウンターが、年、月、日、時、分、秒をそれぞれ表す計時データT1~T6を生成する。
本実施形態では、計時カウンター50は、非同期カウンターであり、秒カウンターは、クロックパルス信号CKPに基づいて計時を行い、1分毎にキャリー信号CA1を発生する。分カウンターは、キャリー信号CA1に基づいて計時を行い、1時間毎にキャリー信号CA2を発生する。時カウンターは、キャリー信号CA2に基づいて計時を行い、1日毎にキャリー信号CA3を発生する。日カウンターは、キャリー信号CA3に基づいて計
時を行い、1月毎にキャリー信号CA4を発生する。月カウンターは、キャリー信号CA4に基づいて計時を行い、1年毎にキャリー信号CA5を発生する。年カウンターは、キャリー信号CA5に基づいて計時を行う。なお、計時カウンター50の詳細については後述する。
リードバッファー70は、計時カウンター50が生成した計時データT1~T6を、読み出しクロック信号RCKが発生する所定のタイミングで取得して保持する。
ライトバッファー71は、インターフェース回路90から出力される書き込みデータWDT1~WDT6を、書き込みクロック信号WCK1~WCK6がそれぞれ発生する所定のタイミングで取得して保持する。ライトバッファー71が保持する書き込みデータWDT1~WDT6は、時刻データWDATとして計時カウンター50に出力される。
調停回路60は、書き込み要求信号WREQを受け取ると、書き込みアドレスWADRに基づいて、ライトバッファー71の書き込む対象のバイトを特定する。そして、調停回路60は、書き込みクロック信号WCK1~WCK6の一部又は全部を順番に発生させて、書き込みの対象のバイトに書き込みデータWDT1~WDT6の一部又は全部を順番に書き込む。そして、調停回路60は、ガード信号GUARDがローレベルであれば、書き込みクロック信号WCKを発生させて、計時カウンター50の各カウンターに、ライトバッファー71から出力される時刻データWDATの各バイトを一括して書き込む。また、調停回路60は、ガード信号GUARDがハイレベルであれば、ガード信号GUARDがローレベルに変化した後、書き込みクロック信号WCKを発生させて、計時カウンター50の各カウンターに時刻データWDATの各バイトを一括して書き込む。このように、調停回路60は、ガード信号GUARDがハイレベルのときは、計時カウンター50が有する各カウンターが時刻データWDATによって更新されないように調停する。
また、調停回路60は、ガード信号GUARDがハイレベルのときは、集積回路3の端子P5から入力されるイベント信号EVINによってイベント時刻レジスター80が保持する時刻データTSTMPが更新されるタイムスタンプが実行されないように調停する。具体的には、調停回路60は、ガード信号GUARDがローレベルのときにイベント信号EVINを受け取ると、書き込みクロック信号EVCKを発生させて、イベント時刻レジスター80に計時データT0~T6を書き込み、時刻データTSTMPを更新する。また、調停回路60は、ガード信号GUARDがハイレベルのときにイベント信号EVINを受け取ると、ガード信号GUARDがローレベルに変化した後に書き込みクロック信号EVCKを発生させて、イベント時刻レジスター80に計時データT0~T6を書き込み、時刻データTSTMPを更新する。
また、調停回路60は、ガード信号GUARDがハイレベルのときは、リードバッファー70が保持する時刻データRDATが更新されないように調停する。具体的には、調停回路60は、読み出し要求信号RREQを受け取ると、ガード信号GUARDがローレベルであれば、読み出しクロック信号RCKを発生させて、リードバッファー70に計時データT1~T6を書き込み、時刻データRDATを更新する。また、調停回路60は、ガード信号GUARDがハイレベルであれば、読み出しクロック信号RCKを発生させず、時刻データRDATを更新する。なお、調停回路60は、例えば、計時データT0に基づいて、ガード信号GUARDがローレベルからハイレベルに変化する直前に、読み出しクロック信号RCKを発生させて、リードバッファー70に計時データT1~T6を書き込み、時刻データRDATを更新する。したがって、調停回路60が読み出し要求信号RREQを受け取ったときにガード信号GUARDがハイレベルであった場合、リードバッファー70は、桁上げにより更新される前の計時データT1~T6を時刻データRDATとして保持することになる。
インターフェース回路90は、計時装置1とマスター制御装置6との間の通信のインターフェース回路である。本実施形態では、インターフェース回路90は、IC(Inter-Integrated Circuit)バス対応のインターフェース回路であり、集積回路3の端子P6を介して入力されるシリアルクロック信号SCLと、集積回路3の端子P7を介して入出力されるシリアルデータ信号SDAとに基づいて、マスター制御装置6と通信する。ただし、インターフェース回路90は、SPI(Serial Peripheral Interface)などの他のシリアルバス対応のインターフェース回路であってもよいし、パラレルバス対応のインターフェース回路であってもよい。
インターフェース回路90は、マスター制御装置6から端子P6,P7を介してアクセス信号を受信し、受信したアクセス信号に応じた各種の処理を行う。
具体的には、インターフェース回路90は、計時データT1~T6の読み出しを要求するアクセス信号を受信した場合、読み出し要求信号RREQを発生し、読み出し要求信号RREQを調停回路60に出力する。そして、インターフェース回路90は、リードバッファー70が保持する時刻データRDATである計時データT1~T6を読み出し、計時データT1~T6をシリアルデータ信号SDAに変換して端子P7を介してマスター制御装置6に出力する。
また、インターフェース回路90は、時刻データTSTMPの読み出しを要求するアクセス信号を受信した場合、イベント時刻レジスター80が保持する時刻データTSTMPである計時データT0~T6を読み出し、計時データT0~T6をシリアルデータ信号SDAに変換して端子P7を介してマスター制御装置6に出力する。
また、インターフェース回路90は、計時データT1~T6の書き換えを要求するアクセス信号を受信した場合、書き込みアドレスWADR、書き込み要求信号WREQ及び書き込みデータWDT1~WDT6を発生する。そして、インターフェース回路90は、書き込みアドレスWADR及び書き込み要求信号WREQを調停回路60に出力し、書き込みデータWDT1~WDT6をライトバッファー71に出力する。
このように、本実施形態では、計時カウンター50が計時データT1~T6を更新するタイミングと、インターフェース回路90がアクセス信号を受信するタイミングとが重なった場合に、調停回路60やリードバッファー70によって、計時データT1~T6の更新が優先される。したがって、計時カウンター50は、インターフェース回路90がアクセス信号を受信したか否かによらず、所定の周期で計時データT1~T6を生成する。その結果、常に計時データT0と計時データT1~T6とがずれることがなく、前述のタイムスタンプが実現される。
1-2.計時カウンターの構成
図3は、計時カウンター50の構成例を示す図である。図3に示すように、計時カウンター50は、カウンター51~56を備える。
カウンター51は、秒カウンターであり、クロックパルス信号CKPに同期してカウント動作を行うことにより、秒単位の時刻を表すカウント値を生成する。例えば、カウンター51は、60進BCD(Binary Coded Decimal)カウンターであり、クロックパルス信号CKPのパルスに同期して、十進数の0~59を表すBCDカウント値を順次生成する。カウント値が十進数の59を表す値に等しくなると、カウンター51は、クロックパルス信号CKPの次のパルスに同期して、カウント値を0にリセットすると共に、キャリー信号CA1を出力する。カウンター51によって生成されるカウント値は、秒単位の時刻
を表す計時データT1として用いられる。すなわち、カウンター51は、1秒単位で計時データT1を更新する。また、カウンター51は、書き込みクロック信号WCKのパルスに同期して、カウント値、すなわち計時データT1を時刻データWDATの0~7ビットの1バイトの値に更新する。
カウンター52は、分カウンターであり、キャリー信号CA1に同期してカウント動作を行うことにより、分単位の時刻を表すカウント値を生成する。例えば、カウンター52は、60進BCDカウンターであり、キャリー信号CA1のパルスに同期して、十進数の0~59を表すBCDカウント値を順次生成する。カウント値が十進数の59を表す値に等しくなると、カウンター52は、キャリー信号CA1の次のパルスに同期して、カウント値を0にリセットすると共に、キャリー信号CA2を出力する。カウンター52によって生成されるカウント値は、分単位の時刻を表す計時データT2として用いられる。すなわち、カウンター52は、分単位で計時データT2を更新する。また、カウンター52は、書き込みクロック信号WCKのパルスに同期して、カウント値、すなわち計時データT2を時刻データWDATの8~15ビットの1バイトの値に更新する。
カウンター53は、時カウンターであり、キャリー信号CA2に同期してカウント動作を行うことにより、時単位の時刻を表すカウント値を生成する。例えば、カウンター53は、24進BCDカウンターであり、キャリー信号CA2のパルスに同期して、十進数の0~23を表すBCDカウント値を順次生成する。カウント値が十進数の23を表す値に等しくなると、カウンター53は、キャリー信号CA2の次のパルスに同期して、カウント値を0にリセットすると共に、キャリー信号CA3を出力する。カウンター53によって生成されるカウント値は、時単位の時刻を表す計時データT3として用いられる。すなわち、カウンター53は、時単位で計時データT3を更新する。また、カウンター53は、書き込みクロック信号WCKのパルスに同期して、カウント値、すなわち計時データT3を時刻データWDATの16~23ビットの1バイトの値に更新する。
カウンター54は、日カウンターであり、キャリー信号CA3に同期してカウント動作を行うことにより、日単位の時刻を表すカウント値を生成する。例えば、カウンター54は、10進BCDカウンターであり、キャリー信号CA3のパルスに同期して、十進数の1~31を表すBCDカウント値を順次生成する。ただし、月によっては、月の最後の日のカウント値を28又は30とする必要があり、うるう年の2月の場合には、月の最後の日のカウント値を29とする必要がある。そこで、カウンター54は、日単位の時刻を表すカウント値を、月単位の時刻を表すカウント値及び年単位の時刻を表すカウント値に基づいて設定されたカウント上限値と比較する。カウント値がカウント上限値に等しくなると、カウンター54は、キャリー信号CA3の次のパルスに同期して、カウント値を1にリセットすると共に、キャリー信号CA4を出力する。カウンター54によって生成されるカウント値は、日単位の時刻を表す計時データT4として用いられる。すなわち、カウンター54は、日単位で計時データT4を更新する。また、カウンター54は、書き込みクロック信号WCKのパルスに同期して、カウント値、すなわち計時データT4を時刻データWDATの24~31ビットの1バイトの値に更新する。
カウンター55は、月カウンターであり、キャリー信号CA4に同期してカウント動作を行うことにより、月単位の時刻を表すカウント値を生成する。例えば、カウンター55は、12進BCDカウンターで構成され、キャリー信号CA4のパルスに同期して、十進数の1~12を表すBCDカウント値を順次生成する。カウント値が十進数の12を表す値に等しくなると、カウンター55は、キャリー信号CA4の次のパルスに同期して、カウント値を1にリセットすると共に、キャリー信号CA5を出力する。カウンター55によって生成されるカウント値は、月単位の時刻を表す計時データT5として用いられる。すなわち、カウンター55は、月単位で計時データT5を更新する。また、カウンター5
5は、書き込みクロック信号WCKのパルスに同期して、カウント値、すなわち計時データT5を時刻データWDATの32~39ビットの1バイトの値に更新する。
カウンター56は、年カウンターであり、キャリー信号CA5に同期してカウント動作を行うことにより、年単位の時刻を表すカウント値を生成する。例えば、カウンター56は、10進BCDカウンターで構成され、キャリー信号CA5のパルスに同期して、西暦年号の場合に、十進数の2015、2016、2017・・・の下2桁を表すBCDカウント値を順次生成する。カウンター56によって生成されるカウント値は、年単位の時刻を表す計時データT6として用いられる。すなわち、カウンター56は、年単位で計時データT6を更新する。また、カウンター56は、書き込みクロック信号WCKのパルスに同期して、カウント値、すなわち計時データT6を時刻データWDATの40~47ビットの1バイトの値に更新する。
このように、本実施形態では、計時カウンター50は非同期カウンターであり、カウンター51は、クロックパルス信号CKPに基づいてカウント動作を行い、1分毎にキャリー信号CA1を発生する。カウンター52は、キャリー信号CA1に基づいてカウント動作を行い、1時間毎にキャリー信号CA2を発生する。カウンター53は、キャリー信号CA2に基づいてカウント動作を行い、1日毎にキャリー信号CA3を発生する。カウンター54は、キャリー信号CA3に基づいてカウント動作を行い、1月毎にキャリー信号CA4を発生する。カウンター55は、キャリー信号CA4に基づいてカウント動作を行い、1年毎にキャリー信号CA5を発生する。カウンター56は、キャリー信号CA5に基づいてカウント動作を行う。
図4は、秒単位の時刻を表す計時データT1を出力するカウンター51のカウント動作の一例を示す図である。図4に示すように、計時データT1の上位3ビットが00秒~59秒の10の桁に対応し、計時データT1の下位4ビットが00秒~59秒の1の桁に対応する。図4の例では、計時データT1は、16進の50hの状態から1秒が経過する毎に51h~59hまでの各値となる。そして、計時データT1が59hのときにクロックパルス信号CKPがローレベルからハイレベルに変化すると、計時データT1は、例えば、59h→58h→5Ahの順に下位4ビットが変化する。次に、計時データT1の下位4ビットからの桁上げが発生するとともに下位4ビットが順次クリアされ、計時データT1は、例えば、5Ah→4Ah→42h→40h→60hの順に変化する。次に、計時データT1の上位3ビットが順次クリアされ、計時データT1は、例えば、60h→20h→00hの順に変化する。このように、図4の例では、59秒から00秒への遷移において、計時データT1は、59hから8回変化して00hになる。なお、計時データT1が60hから20hに変化するときにキャリー信号CA1が発生する。
本実施形態では、クロックパルス信号CKPがハイレベルの期間において計時データT1の更新が許可される。図4に示すように、計時データT1の更新に要する時間は、桁上げやビットのクリア等が最も多く生じる59hから00hへの計時データT1の更新において最も長い。そのため、クロックパルス信号CKPのパルス幅は、計時データT1の59hから00hへの更新に要する時間よりも長いことが必要である。同様に、キャリー信号CA1~CA5のそれぞれのパルス幅は、計時データT2~T6のそれぞれの更新に要する最大時間よりも長いことが必要である。
1-3.クロックパルス信号生成回路の構成
図5は、クロックパルス信号生成回路40の構成例を示す図である。図5に示すように、クロックパルス信号生成回路40は、遅延回路131,140を備える。
遅延回路131は、クロック信号CK2を遅延させたクロック信号CK3,CK4,C
K5を出力する。また、遅延回路140は、パルス信号PLSを遅延させた信号を出力する。
遅延回路131,140は、それぞれ、複数の遅延セル150が直列に接続されて構成される。遅延回路131を構成する遅延セル150の数と遅延回路140を構成する遅延セル150の数とは同じであってもよいし、異なっていてもよい。図6に示すように、1つの遅延セル150は、例えば、複数のバッファー素子151が直列に接続されて構成される。遅延セル150に入力された信号が遅延セル150から出力されるまでの遅延時間は、例えば、数十nsである。なお、遅延セル150は、入力された信号を遅延させて出力すればよいので、図6の構成に限らず、例えば、抵抗素子と容量素子を用いたRC時定数回路であってもよい。
遅延回路131は、複数の遅延セル150が直列に接続されて構成されるので、遅延回路131に入力されたクロック信号CK2がクロック信号CK5として遅延回路131から出力されるまでの遅延時間は、例えば、数百nsである。同様に、遅延回路140は、複数の遅延セル150が直列に接続されて構成されるので、遅延回路140に入力されたパルス信号PLSが遅延回路140から出力されるまでの遅延時間は、例えば、数百nsである。
また、図5に示すように、クロックパルス信号生成回路40は、フリップフロップ41、サブセカンドカウンター42、デコード回路43、フリップフロップ44、論理積回路45、セレクター46、論理回路47、論理和回路48及びガード信号生成回路49を備える。
フリップフロップ41は、クロック信号CK2のパルスの立ち上がり毎に、判定信号VDETを取り込んで保持する。フリップフロップ41は、クロック信号CK2と非同期である判定信号VDETを、クロック信号CK2と同期化させる役割を果たす。
サブセカンドカウンター42は、遅延回路131の2段目の遅延セル150から出力されるクロック信号CK4を1Hzまで分周することによってMビットのカウント値を出力する。このカウント値は、1秒未満の計時データT0としてクロックパルス信号生成回路40から出力される。例えば、クロック信号CK4の周波数、すなわちクロック信号CK2の周波数が1024Hzであれば、サブセカンドカウンター42は、約1/1000秒単位の10ビットの計時データT0を出力する。
デコード回路43は、計時データT0をデコードし、計時データT0が所定の値と一致したときにハイレベルとなり、計時データT0が所定の値と一致しないときにローレベルとなる信号を出力する。計時データT0が約1/1000秒単位の10ビットのデータである場合、例えば、計時データT0が16進数の3FFhと一致したときにハイレベルとなり、計時データT0が16進数の3FFhと一致しないときにローレベルとなる信号を出力する。デコード回路43の出力信号がハイレベルとなる期間の長さは、クロック信号CK2の1周期の長さと一致する。
フリップフロップ44は、遅延回路131の1段目の遅延セル150から出力されるクロック信号CK3のパルスの立ち上がり毎に、デコード回路43の出力信号を取り込んで保持する。デコード回路43の出力信号がハイレベルとなる期間の長さはクロック信号CK2の1周期の長さと一致するから、フリップフロップ44の出力信号がハイレベルとなる期間の長さもクロック信号CK2の1周期の長さと一致する。したがって、例えば、クロック信号CK2の周波数が1024Hzであれば、フリップフロップ44の出力信号がハイレベルとなる期間の長さは、約1000μsである。
論理積回路45は、フリップフロップ44の出力信号と遅延回路131の最終段の遅延セル150から出力されるクロック信号CK5とが入力され、フリップフロップ44の出力信号とクロック信号CK5との論理積信号であるパルス信号PLSを出力する。フリップフロップ44の出力信号がハイレベルとなる期間の長さはクロック信号CK2の1周期の長さと一致し、クロック信号CK5がハイレベルとなる期間の長さはクロック信号CK2の半周期の長さと一致するから、パルス信号PLSがハイレベルとなる期間の長さ、すなわち、パルス信号PLSのパルス幅は、クロック信号CK2の半周期の長さと一致する。したがって、例えば、クロック信号CK2の周波数が1024Hzであれば、パルス信号PLSのパルス幅は約500μsである。
以上の通り、サブセカンドカウンター42、デコード回路43、フリップフロップ44、論理積回路45及び遅延回路131は、源振クロック信号CK0が分周された信号であるクロック信号CK2に基づいて、パルス信号PLSを生成するパルス信号生成回路130を構成する。パルス信号PLSは遅延回路140に入力され、パルス信号PLSが数百ns遅延した信号が遅延回路140から出力される。
セレクター46は、遅延回路140の出力信号と一定電圧の信号とが入力され、フリップフロップ41の出力信号に基づいて、遅延回路140の出力信号又は一定電圧の信号を選択して出力する。本実施形態では、セレクター46に入力される一定電圧の信号は、グラウンド電圧の信号、すなわち、ローレベルの信号である。そして、セレクター46は、フリップフロップ41の出力信号がローレベルのときは、一定電圧の信号、すなわちローレベルの信号を選択して出力する。また、セレクター46は、フリップフロップ41の出力信号がハイレベルのときは、遅延回路140の出力信号を選択して出力する。
論理回路47は、セレクター46の出力信号とパルス信号PLSとが入力され、セレクター46の出力信号の論理反転信号とパルス信号PLSとの論理積信号を出力する。論理回路47の出力信号は、クロックパルス信号CKPとして、クロックパルス信号生成回路40から出力される。
ここで、フリップフロップ41の出力信号は、判定信号VDETをクロック信号CK2に同期させた信号であるから、基本的には、判定信号VDETと同じ論理レベルである。そして、判定信号VDETがローレベルのときは、電源電圧VOUTとして電源電圧VBATが選択されている状態であり、判定信号VDETがハイレベルのときは電源電圧VOUTとして電源電圧VDDが選択されている状態である。
したがって、電源電圧VOUTとして電源電圧VBATが選択されている状態においては、セレクター46はローレベルの信号を選択して出力し、論理回路47は第のパルス幅のクロックパルス信号CKPとしてパルス信号PLSを出力する。換言すれば、第のパルス幅のクロックパルス信号CKPは、セレクター46が一定電圧の信号を選択して出力する場合に論理回路47から出力される信号である。この第のパルス幅は、パルス信号PLSのパルス幅によって決まり、例えば、約500μsである。
また、電源電圧VOUTとして電源電圧VDDが選択されている状態においては、セレクター46は遅延回路140の出力信号を選択して出力し、論理回路47は第のパルス幅のクロックパルス信号CKPとしてパルス信号PLSの微分信号を出力する。換言すれば、第のパルス幅のクロックパルス信号CKPは、セレクター46が遅延回路140から出力される信号を選択して出力する場合に論理回路47から出力される信号である。この第のパルス幅は、遅延回路140の遅延時間によって決まり、例えば、数百nsである。前述の通り、クロックパルス信号CKPのパルス幅は、計時データT1の更新に要する最大時間よりも長いことが必要であるが、計時データT1の更新に要する最大時間は、例えば、100ns以下であり、クロックパルス信号CKPのパルス幅が数百nsであれば問題ない。
論理和回路48は、キャリー信号CA1~CA6が入力され、キャリー信号CA1~CA6の論理和信号を出力する。本実施形態では、クロックパルス信号CKP、キャリー信号CA1~CA5のそれぞれのハイレベルの期間が互いに重なっており、論理和回路48の出力信号は、クロックパルス信号CKPがローレベルからハイレベルに変化することによってローレベルからハイレベルに変化した後、ハイレベルを保持し、キャリー信号CA5がハイレベルからローレベルに変化することによってハイレベルからローに変化する。
ガード信号生成回路49は、クロック信号CK3及び論理和回路48の出力信号に基づいてガード信号GUARDを生成する。具体的には、クロック信号CK3がローレベルからハイレベルに変化するタイミングで、ガード信号GUARDがローレベルからハイレベルに変化する。その後、ガード信号GUARDはハイレベルを維持し、論理和回路48の出力信号がハイレベルからローレベルに変化するタイミングで、ガード信号GUARDがハイレベルからローレベルに変化する。すなわち、少なくとも、サブセカンドカウンター42がカウント動作を開始してから計時カウンター50がカウント動作を完了するまでの期間において、ガード信号GUARDはハイレベルとなる。したがって、前述の通り、ガード信号GUARDは、計時データT0~T6が更新される期間を含む所定の期間にハイレベルとなる。
1-4.計時装置の動作タイミング
図7は、計時装置1がメイン電源4で計時動作を行うときの各種信号の波形の一例を示すタイミングチャート図である。図7の例は、計時データT1~T6の更新タイミングとマスター制御装置6からのアクセス信号とが時間的に重なった場合を示している。
時刻t1~時刻t6において、インターフェース回路90が計時データT1~T6の書き換えを要求するアクセス信号を受信し、時刻t6において、書き込み要求信号WREQが発生する。
時刻t6よりも前の時刻t2において、クロック信号CK2がローレベルからハイレベルに変化し、時刻t3において、クロック信号CK3がローレベルからハイレベルに変化し、ガード信号GUARDがローレベルからハイレベルに変化する。
時刻t4において、クロック信号CK4がローレベルからハイレベルに変化し、サブセカンドカウンター42が計時動作を開始して計時データT0の値が変化し始める。
時刻t5において、クロック信号CK5がローレベルからハイレベルに変化し、これにより、パルス信号PLSがローレベルからハイレベルに変化し、第1のパルス幅のクロックパルス信号CKPが発生する。
その後、キャリー信号CA1~CA5が順番に発生し、時刻t7において、ガード信号GUARDがハイレベルからローレベルに変化する。時刻t6において、書き込み要求信号WREQが発生しているが、ガード信号GUARDがハイレベルであるため、書き込みクロック信号WCKは発生せず、ガード信号GUARDがハイレベルからローレベルに変化する時刻t7において、書き込みクロック信号WCKの一部又は全部が発生する。すなわち、時刻t5~時刻t7における計時データT1~T6の更新が完了した後に、計時データT1~T6の書き換えが行われる。
また、時刻t8~時刻t10において、インターフェース回路90が計時データT1~
T6の読み出しを要求するアクセス信号を受信する。
時刻t9において、読み出し要求信号RREQが発生し、これにより読み出しクロック信号RCKが発生し、リードバッファー70に保持されている時刻データRDATが、書き換えられた最新の計時データT1~T6に更新される。そして、時刻t10~時刻t11において、インターフェース回路90がリードバッファー70に保持されている時刻データRDATを読み出し、時刻データRDATをシリアルデータ信号SDAに変換してマスター制御装置6に送信する。
一般に、計時装置1のACスペックの1つとして、計時装置1がアクセス信号を受信してから次のアクセス信号を受信するまでの最小時間であるサイクルタイムが規定される。図7の例では、サイクルタイムは、計時装置1が計時データT1~T6の書き換えを要求するアクセス信号の受信を開始する時刻t1から、計時装置1が計時データT1~T6の読み出しを要求するアクセス信号の受信を開始する時刻t8までの最小時間である。ガード信号GUARDのハイレベルの期間であるパルス幅がアクセス信号のサイクルタイムよりも長い場合、図7の例とは逆に、インターフェース回路90がマスター制御装置6に計時データT1~T6を送信した後に、計時データT1~T6の書き換えが行われ、マスター制御装置6が誤った計時データT1~T6を読み出す可能性がある。そのため、ガード信号GUARDのパルス幅はアクセス信号のサイクルタイムよりも短い必要がある。クロックパルス信号CKPの第1のパルス幅はガード信号GUARDのパルス幅よりも短いので、第1のパルス幅はアクセス信号のサイクルタイムよりも短い必要がある。なお、本実施形態では、ガード信号GUARDのパルス幅がアクセス信号のサイクルタイムよりも短くなるように、キャリー信号CA1~CA5のパルス幅もアクセス信号のサイクルタイムよりも短くしている。
このように、図7の例では、判定信号VDETがハイレベルであり、インターフェース回路90がマスター制御装置6からアクセス信号を受信する可能性があるため、クロックパルス信号生成回路40は、アクセス信号のサイクルタイムよりも短い第1のパルス幅のクロックパルス信号CKPを生成する。また、計時カウンター50は、第1のパルス幅のキャリー信号CA1~CA5を生成する。そして、クロックパルス信号生成回路40は、クロックパルス信号CKP及びキャリー信号CA1~CA5に基づいて、アクセス信号のサイクルタイムよりも短いパルス幅のガード信号GUARDを生成する。したがって、計時カウンター50の計時動作によって計時データT1~T6が更新された後に、計時データT1~T6の書き換えを要求するアクセス信号による計時データT1~T6の書き換えが行われ、計時データT1~T6の読み出しを要求するアクセス信号によって、書き換え後の計時データT1~T6がリードバッファー70に保持され、リードバッファー70から書き換え後の計時データT1~T6が正しく読み出される。
なお、図7の例において、マスター制御装置6からのアクセス信号との関係では、ガード信号GUARDは、時刻t3ではなく時刻t5において、ローレベルからハイレベルに変化しても問題ないが、時刻t3~時刻t5において、計時データT0の値が遷移中にイベント信号EVINが発生してタイムスタンプが実行されると、イベント時刻レジスター80が保持する時刻データTSTMPが誤った計時データT0~T6に更新されるおそれがある。そのため、本実施形態では、計時データT0が更新される期間においてもガード信号GUARDがハイレベルになるようにしており、ガード信号GUARDがローレベルになった後にタイムスタンプが実行される。
図8は、計時装置1がバックアップ電源5で計時動作を行うときの各種信号の波形の一例を示すタイミングチャート図である。
時刻t1において、クロック信号CK2がローレベルからハイレベルに変化し、時刻t2において、クロック信号CK3がローレベルからハイレベルに変化し、ガード信号GUARDがローレベルからハイレベルに変化する。
その後、クロック信号CK4がローレベルからハイレベルに変化し、サブセカンドカウンター42が計時動作を開始して計時データT0の値が変化する。さらに、クロック信号CK5がローレベルからハイレベルに変化し、これにより、パルス信号PLSがローレベルからハイレベルに変化し、第1のパルス幅のクロックパルス信号CKPが発生する。
その後、キャリー信号CA1~CA5が順番に発生し、時刻t3において、クロック信号CK5がハイレベルからローレベルに変化し、これにより、パルス信号PLSがハイレベルからローレベルに変化する。そして、時刻t4において、ガード信号GUARDがハイレベルからローレベルに変化する。
このように、図8の例では、判定信号VDETがローレベルであり、インターフェース回路90がマスター制御装置6からアクセス信号を受信する可能性がないため、クロックパルス信号生成回路40は、アクセス信号のサイクルタイムよりも長い第2のパルス幅のクロックパルス信号CKPを生成する。また、計時カウンター50は、第2のパルス幅のキャリー信号CA1~CA5を生成する。
ここで、判定信号VDETがローレベルであるため、電源電圧VOUTとしてバックアップ電源5から供給される電源電圧VBATが選択されており、前述の通り、電源電圧VOUTが所定の電圧値よりも低い場合、計時カウンター50に供給される電源電圧VLOGICは電源電圧VOUTに追従する。したがって、電源電圧VBATが所定の電圧値よりも低い場合、計時カウンター50は、所定の電圧値よりも低い電源電圧VLOGICが供給されるため、計時動作の速度が遅くなる。そのため、計時速度が遅くなっても計時カウンター50が計時データT1~T6を確実に生成することができるように、第2のパルス幅は十分な長さである必要がある。本実施形態では、自然数Nに対して、第2のパルス幅は、源振クロック信号CK0の周期の2のN乗倍である。図8の例では、第2のパルス幅は、クロック信号CK2の半周期の長さと一致しており、例えば、源振クロック信号CK0が32768Hzであり、クロック信号CK2が1024Hzであれば、第2のパルス幅は、源振クロック信号CK0の周期の2の4乗倍であり、約500μsである。そのため、計時カウンター50は計時データT1~T6を確実に生成することができる。さらに、源振クロック信号CK0の周期の2のN乗倍である第2のパルス幅のクロックパルス信号CKPは、源振クロック信号CK0の分周信号を用いて容易に生成することができるので、クロックパルス信号生成回路40の回路面積が低減される。
1-5.作用効果
以上に説明したように、本実施形態の計時装置1は、非同期カウンターであり、計時データT1~T6を生成する計時カウンター50と、計時カウンター50を動作させるクロックパルス信号CKPを生成するクロックパルス信号生成回路40と、アクセス信号を受信するインターフェース回路90と、を備える。クロックパルス信号生成回路40は、インターフェース回路90がアクセス信号を受信する可能性がある場合、第1のパルス幅のクロックパルス信号CKPを生成し、インターフェース回路90がアクセス信号を受信する可能性がない場合、第1のパルス幅よりも長い第2のパルス幅のクロックパルス信号CKPを生成する。したがって、本実施形態の計時装置1によれば、インターフェース回路90がアクセス信号を受信する可能性がある場合、計時カウンター50は、第1のパルス幅のクロックパルス信号CKPに基づいて、短時間で計時動作を完了することができるので、外部装置であるマスター制御装置6からの高速アクセスに対応することができる。また、本実施形態の計時装置1によれば、インターフェース回路90がアクセス信号を受信
する可能性がない場合、計時カウンター50は、第1のパルス幅よりも長い第2のパルス幅のクロックパルス信号CKPに基づいて、確実に計時動作を完了することができるので、誤った計時データT1~T6が生成されるおそれを低減することができる。
また、本実施形態の計時装置1によれば、クロックパルス信号CKPの第1のパルス幅は、アクセス信号のサイクルタイムよりも短いことにより、インターフェース回路90がアクセス信号を連続して受信した場合でも、1番目のアクセス信号による計時データT1~T6に対する処理と2番目のアクセス信号による計時データT1~T6に対する処理との順番が入れ替わることがないので、誤った計時データT1~T6が生成されるおそれを低減することができる。
また、本実施形態の計時装置1によれば、クロックパルス信号CKPの第2のパルス幅は、源振クロック信号CK0の周期の2のN乗倍であることにより、源振クロック信号CK0の分周信号を用いて容易に生成することができるので、クロックパルス信号生成回路40の回路面積が低減される。
また、本実施形態の計時装置1では、クロックパルス信号生成回路40は、計時装置1及びマスター制御装置6に共通に供給される電源電圧VDDに基づいて、インターフェース回路90がアクセス信号を受信する可能性があるか否かを判断する。具体的には、クロックパルス信号生成回路40は、電源電圧判定回路110により電源電圧VDDが所定の電圧値以上であると判定された場合は、インターフェース回路90がアクセス信号を受信する可能性があると判断し、電源電圧判定回路110により電源電圧VDDが所定の電圧値未満であると判定された場合は、インターフェース回路90がアクセス信号を受信する可能性がないと判断する。したがって、本実施形態の計時装置1によれば、クロックパルス信号生成回路40は、メイン電源4から電源電圧VDDが供給されているか否かによってマスター制御装置6が動作中か否かを判断することができるので、インターフェース回路90がマスター制御装置6からアクセス信号を受信する可能性があるか否かを判断することができる。
また、本実施形態の計時装置1は、電源電圧判定回路110により電源電圧VDDが所定の電圧値以上であると判定された場合は、電源電圧VDDを選択し、電源電圧判定回路110により電源電圧VDDが所定の電圧値未満であると判定された場合は、電源電圧VBATを選択する電源電圧選択回路100を備える。したがって、本実施形態の計時装置1によれば、メイン電源4からの電源電圧VDDの供給が停止しても、計時カウンター50は、バックアップ電源5から供給される電源電圧VBATに基づいて計時動作を継続することができる。また、計時カウンター50は電源電圧VDDよりも低い電源電圧VBATが供給されるときは計時動作が遅くなるが、クロックパルス信号生成回路40は、第1のパルス幅よりも長い第2のパルス幅のクロックパルス信号CKPを生成するので、誤った計時データT1~T6が生成されるおそれが低減される。また、クロックパルス信号生成回路40は、計時カウンター50が電源電圧VBATよりも高い電源電圧VDDで計時動作を行うときに第1のパルス幅のクロックパルス信号CKPを生成すればよいので、計時カウンター50が電源電圧VBATで計時動作を行うことを想定して第1のパルス幅を過剰な長さにする必要がなく、遅延回路140を構成する遅延セル150の数を最低限に抑えることができる。その結果、集積回路3のチップ面積が低減されるとともに、パルス信号PLSが複数の遅延セル150を伝搬する際に生じる消費電流が低減される。また、消費電流が低減されることで電源電圧VOUTの変動が低減され、集積回路3の安定動作につながる。さらに、遅延セル150の数が低減されることで、遅延セル150の個体ばらつきによる集積回路3の誤動作のリスクが低減されるとともに、集積回路3のテスト時間が短縮される。
また、本実施形態の計時装置1によれば、電源電圧VDDと電源電圧VBATとの切り替えを判断するために用いられる電源電圧判定回路110を、インターフェース回路90がアクセス信号を受信する可能性がないと判断するために兼用することができるので、集積回路3のサイズを低減することができる。
また、本実施形態の計時装置1では、クロックパルス信号生成回路40は、源振クロック信号CK0が分周された信号に基づいて、パルス信号PLSを生成するパルス信号生成回路130と、パルス信号PLSを遅延させた信号を出力する遅延回路140と、遅延回路140の出力信号又は一定電圧の信号を選択して出力するセレクター46と、セレクター46の出力信号とパルス信号PLSとが入力される論理回路47と、を有する。そして、第1のパルス幅のクロックパルス信号CKPは、セレクター46が遅延回路140から出力される信号を選択して出力する場合に論理回路47から出力される信号であり、第2のパルス幅のクロックパルス信号CKPは、セレクター46が一定電圧の信号を選択して出力する場合に論理回路47から出力される信号である。したがって、本実施形態の計時装置1によれば、クロックパルス信号生成回路40を簡単な回路で実現することができる。
また、本実施形態の計時装置1は、計時カウンター50が生成した計時データT1~T6を所定のタイミングで取得して保持するリードバッファー70を備える。そして、インターフェース回路90は、計時データT1~T6の読み出しを要求するアクセス信号を受信した場合、リードバッファー70が保持する計時データT1~T6を出力し、計時カウンター50は、インターフェース回路90がアクセス信号を受信したか否かによらず、所定の周期で計時データT1~T6を生成する。したがって、本実施形態の計時装置1によれば、計時カウンター50が計時動作を停止することなく、マスター制御装置6がリードバッファー70から計時データT1~T6を読み出すことができる。また、本実施形態の計時装置1によれば、クロックパルス信号生成回路40によって生成される1秒未満の計時データT0と、計時カウンター50によって生成される1秒以上の計時データT1~T6とがずれることがないので、イベント信号EVINが発生した時刻を記録するタイムスタンプ機能を実現することができる。
1-6.変形例
例えば、上記の各実施形態では、インターフェース回路90がアクセス信号を受信した場合に、リードバッファー70が保持する計時データT1~T6を読み出すリードバッファー方式が採用されているが、インターフェース回路90がアクセス信号を受信した場合に、計時カウンター50の計時動作を一時的に停止させて、計時カウンター50から計時データT1~T6を読み出すアクセスホールド方式であってもよい。アクセスホールド方式が採用された場合でも、クロックパルス信号生成回路40がアクセス信号のサイクルタイムよりも短い第1のパルス幅のクロックパルス信号CKPを生成することにより、計時データT1~T6の書き換えを要求するアクセス信号と計時データT1~T6の読み出しを要求するアクセス信号とが連続しても、書き換え後の計時データT1~T6が正しく読み出される。
また、上記の実施形態では、クロックパルス信号生成回路40は、電源電圧VDDに基づいて、インターフェース回路90がアクセス信号を受信する可能性があるか否かを判断しているが、他の方法によって判断してもよい。例えば、インターフェース回路90は、シリアルクロック信号SCLとシリアルデータ信号SDAとに基づくスタートコンディションとストップコンディションとの間の期間は、アクセス信号を受信する可能性があると判断し、その他の期間はアクセス信号を受信する可能性がないと判断してもよい。また、インターフェース回路90は、SPIバス対応のインターフェース回路であれば、チップイネーブル信号がアクティブの期間はアクセス信号を受信する可能性があると判断し、チ
ップイネーブル信号が非アクティブの期間はアクセス信号を受信する可能性がないと判断してもよい。また、例えば、計時装置1が、マスター制御装置6から、アクセス信号とは別にアクセス期間であるか否かを示す制御信号を受け取り、クロックパルス信号生成回路40は、当該制御信号に基づいて、インターフェース回路90がアクセス信号を受信する可能性があるか否かを判断してもよい。
2.電子機器
図9は、上述した本実施形態の計時装置1を用いた電子機器の実施形態の構成の一例を示す機能ブロック図である。また、図10は、本実施形態の電子機器の一例であるスマートフォンの外観の一例を示す図である。
本実施形態の電子機器300は、計時装置1、処理回路320、操作部330、記憶部340、通信部350、表示部360及び音出力部370を含んで構成されている。なお、本実施形態の電子機器300は、図9の構成要素の一部を省略又は変更し、あるいは、他の構成要素を付加した構成としてもよい。
処理回路320は、記憶部340等に記憶されているプログラムに従い、各種の計算処理や制御処理を行う。具体的には、処理回路320は、操作部330からの操作信号に応じた各種の処理、他の機器とデータ通信を行うために通信部350を制御する処理、表示部360に各種の情報を表示させるための表示信号を送信する処理、音出力部370から各種の音を出力させるための音信号を送信する処理等を行う。また、処理回路320は、計時装置1からの出力信号に基づいて動作する。具体的には、処理回路320は、計時装置1から計時データ等を読み出して各種の計算処理や制御処理を行う。また、処理回路320は、計時装置1に対して計時データの書き換え等を行う。処理回路320は、例えば、MCU(Micro Controller Unit)やMPU(Micro Processor Unit)によって実現される。なお、処理回路320は、上述したマスター制御装置6に対応する。
操作部330は、操作キーやボタンスイッチ等により構成される入力装置であり、ユーザーによる操作に応じた操作信号を処理回路320に出力する。処理回路320は、例えば、操作部330から入力される信号に応じて、計時装置1に時刻情報を設定することができる。
記憶部340は、処理回路320が各種の計算処理や制御処理を行うためのプログラムやデータ等を記憶している。また、記憶部340は、処理回路320の作業領域として用いられ、記憶部340から読み出されたプログラムやデータ、操作部330から入力されたデータ、処理回路320が各種プログラムに従って実行した演算結果等を一時的に記憶する。記憶部340は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)を含んで構成され、例えば、ハードディスク、フレキシブルディスク、MO、MT、各種のメモリー、CD-ROM、又は、DVD-ROM等によって実現される。
通信部350は、処理回路320と外部装置との間のデータ通信を成立させるための各種制御を行う。
表示部360は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成される表示装置であり、処理回路320から入力される表示信号に基づいて各種の情報を表示する。表示部360には操作部330として機能するタッチパネルが設けられていてもよい。
音出力部370は、スピーカー等によって構成され、処理回路320から入力される音信号に基づいて各種の情報を音や音声として出力する。
本実施形態の電子機器300は、処理回路320からの高速アクセスに対応し、かつ、誤った計時データが生成されるおそれを低減することが可能な計時装置1を備えるので、高い信頼性を実現することができる。
このような電子機器300としては種々の電子機器が考えられ、例えば、電子時計、モバイル型、ラップトップ型、タブレット型などのパーソナルコンピューター、スマートフォンや携帯電話機などの移動体端末、ディジタルカメラ、インクジェットプリンターなどのインクジェット式吐出装置、ルーターやスイッチなどのストレージエリアネットワーク機器、ローカルエリアネットワーク機器、移動体端末基地局用機器、テレビ、ビデオカメラ、ビデオレコーダー、カーナビゲーション装置、リアルタイムクロック装置、ページャー、電子手帳、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ゲーム用コントローラー、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡等の医療機器、魚群探知機、各種測定機器、車両、航空機、船舶等の計器類、フライトシミュレーター、ヘッドマウントディスプレイ、モーショントレース、モーショントラッキング、モーションコントローラー、歩行者自立航法(PDR:Pedestrian Dead Reckoning)装置等が挙げられる。
3.移動体
図11は、上述した本実施形態の計時装置1を用いた移動体の実施形態の構成の一例を示す機能ブロック図である。また、図12は、本実施形態の移動体の一例を示す図である。本実施形態の移動体400は、計時装置1、処理回路420及びコントローラー430,440,450を含んで構成されている。なお、本実施形態の移動体は、図11及び図12の構成要素の一部を省略し、あるいは、他の構成要素を付加した構成としてもよい。
処理回路420は、不図示の記憶部等に記憶されているプログラムに従い、各種の計算処理や制御処理を行う。具体的には、処理回路420は、コントローラー430,440,450を制御する処理を行う。また、処理回路420は、計時装置1からの出力信号に基づいて動作する。具体的には、処理回路420は、計時装置1から計時データ等を読み出して各種の計算処理や制御処理を行う。また、処理回路420は、計時装置1に対して計時データの書き換え等を行う。処理回路420は、例えば、MCUやMPUによって実現される。なお、処理回路420は、上述したマスター制御装置6に対応する。
コントローラー430,440,450は、例えば、移動体400に対して、エンジンシステム、ブレーキシステム、キーレスエントリーシステム等の各種制御を行う。
本実施形態の移動体400は、処理回路420からの高速アクセスに対応し、かつ、誤った計時データが生成されるおそれを低減することが可能な計時装置1を備えるので、高い信頼性を実現することができる。
このような移動体400としては種々の移動体が考えられ、例えば、電気自動車等の自動車、ジェット機やヘリコプター等の航空機、船舶、ロケット、人工衛星等が挙げられる。
本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
上述した実施形態および変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、各実施形態および各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1…計時装置、2…振動子、3…集積回路、4…メイン電源、5…バックアップ電源、6…マスター制御装置、10…発振回路、20…分周回路、30…レベルシフター、40…クロックパルス信号生成回路、41…フリップフロップ、42…サブセカンドカウンター、43…デコード回路、44…フリップフロップ、45…論理積回路、46…セレクター、47…論理回路、48…論理和回路、49…ガード信号生成回路、50…計時カウンター、51~56…カウンター、60…調停回路、70…リードバッファー、71…ライトバッファー、80…イベント時刻レジスター、90…インターフェース回路、100…電源電圧選択回路、110…電源電圧判定回路、120…レギュレーター、130…パルス信号生成回路、131…遅延回路、140…遅延回路、150…遅延セル、151…バッファー素子、300…電子機器、320…処理回路、330…操作部、340…記憶部、350…通信部、360…表示部、370…音出力部、400…移動体、420…処理回路、430,440,450…コントローラー

Claims (11)

  1. 計時装置であって、
    計時データを生成する計時カウンターと、
    前記計時カウンターを動作させるクロックパルス信号を生成するクロックパルス信号生成回路と、
    アクセス信号を受信するインターフェース回路と、を備え、
    前記計時カウンターは非同期カウンターであり、
    前記クロックパルス信号生成回路は、
    前記計時装置に供給される第1の電源電圧または前記インターフェース回路に入力される信号に基づいて、前記インターフェース回路が前記アクセス信号を受信する可能性があるか否かを判断し、
    前記インターフェース回路が前記アクセス信号を受信する可能性がある場合、第1のパルス幅の前記クロックパルス信号を生成し、
    前記インターフェース回路が前記アクセス信号を受信する可能性がない場合、前記第1のパルス幅よりも長い第2のパルス幅の前記クロックパルス信号を生成する、計時装置。
  2. 前記第1のパルス幅は、前記アクセス信号のサイクルタイムよりも短い、請求項1に記載の計時装置。
  3. 自然数Nに対して、前記第2のパルス幅は、源振クロック信号の周期の2のN乗倍である、請求項1又は2に記載の計時装置。
  4. 前記クロックパルス信号生成回路は、
    記第1の電源電圧に基づいて、前記インターフェース回路が前記アクセス信号を受信する可能性があるか否かを判断する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の計時装置。
  5. 前記第1の電源電圧が所定の電圧値以上であるか否かを判定する電源電圧判定回路を備え、
    前記クロックパルス信号生成回路は、
    前記電源電圧判定回路により前記第1の電源電圧が前記所定の電圧値以上であると判定された場合は、前記インターフェース回路が前記アクセス信号を受信する可能性があると判断し、
    前記電源電圧判定回路により前記第1の電源電圧が前記所定の電圧値未満であると判定された場合は、前記インターフェース回路が前記アクセス信号を受信する可能性がないと判断する、請求項4に記載の計時装置。
  6. 前記電源電圧判定回路により前記第1の電源電圧が前記所定の電圧値以上であると判定された場合は、前記第1の電源電圧を選択し、前記電源電圧判定回路により前記第1の電源電圧が前記所定の電圧値未満であると判定された場合は、前記計時装置に供給される第2の電源電圧を選択する電源電圧選択回路を備える、請求項5に記載の計時装置。
  7. 前記クロックパルス信号生成回路は、
    源振クロック信号が分周された信号に基づいて、パルス信号を生成するパルス信号生成回路と、
    前記パルス信号を遅延させた信号を出力する遅延回路と、
    前記遅延回路の出力信号又は一定電圧の信号を選択して出力するセレクターと、
    前記セレクターの出力信号と前記パルス信号とが入力される論理回路と、を有し、
    前記セレクターは、
    前記インターフェース回路が前記アクセス信号を受信する可能性がある場合、前記遅延回路の出力信号を選択して出力し、前記インターフェース回路が前記アクセス信号を受信する可能性がない場合、前記一定電圧の信号を選択して出力し、
    前記第1のパルス幅の前記クロックパルス信号は、前記セレクターが前記遅延回路の出力信号を選択して出力する場合に前記論理回路から出力される信号であり、
    前記第2のパルス幅の前記クロックパルス信号は、前記セレクターが前記一定電圧の信号を選択して出力する場合に前記論理回路から出力される信号である、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の計時装置。
  8. 前記計時カウンターが生成した前記計時データを所定のタイミングで取得して保持するリードバッファーを備え、
    前記インターフェース回路は、
    前記計時データの読み出しを要求する前記アクセス信号を受信した場合、前記リードバッファーが保持する前記計時データを出力し、
    前記計時カウンターは、
    前記インターフェース回路が前記アクセス信号を受信したか否かによらず、所定の周期で前記計時データを生成する、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の計時装置。
  9. 前記計時データは、年、月、日、時、分及び秒の時間情報を含む、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の計時装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の計時装置と、
    前記計時装置からの出力信号に基づいて動作する処理回路と、を備えた、電子機器。
  11. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の計時装置と、
    前記計時装置からの出力信号に基づいて動作する処理回路と、を備えた、移動体。
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