JP7314574B2 - 自動精算機 - Google Patents

自動精算機 Download PDF

Info

Publication number
JP7314574B2
JP7314574B2 JP2019070406A JP2019070406A JP7314574B2 JP 7314574 B2 JP7314574 B2 JP 7314574B2 JP 2019070406 A JP2019070406 A JP 2019070406A JP 2019070406 A JP2019070406 A JP 2019070406A JP 7314574 B2 JP7314574 B2 JP 7314574B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
opening
side bracket
display
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019070406A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020170058A (ja
JP2020170058A5 (ja
Inventor
正美 長岡
隆弘 柳井
圭介 本間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2019070406A priority Critical patent/JP7314574B2/ja
Publication of JP2020170058A publication Critical patent/JP2020170058A/ja
Publication of JP2020170058A5 publication Critical patent/JP2020170058A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7314574B2 publication Critical patent/JP7314574B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

本発明は、自動精算機に関する。
ホテルなどに置かれて、精算取引を行う自動精算機が知られている。このような自動精算機では、限られた設置スペースに効率よく設置することが求められている。
特開2001-134813号公報
たとえば、自動精算機が建物の壁部に形成された凹所などに、押込まれるように設置される場合がある。
このような場合、液晶パネルなどを自動精算機本体に接続して固定しようとすると、周囲の壁や柱などの建物の構造物が取付作業の妨げとなって、取付作業性が良好であるとは言い難かった。
本発明は、設置作業性が良好で、設置場所に汎用性を持たせることができる自動精算機を提供することを目的とする。
本発明に係る自動精算機は、箱型の筺体と、筺体から上方に向けて突設される取付アームと、取付アームに装着されて筺体の上方に配置されるディスプレイを有する表示部と、取付アームの先端に設けられた本体側ブラケットと、表示部の裏面側に設けられて、本体側ブラケットに固定位置にて固定される表示部側ブラケットと、を備える。表示部側ブラケットには、かぎ状の係止フックを設け、本体側ブラケットの取付アームの縦断面略L字状となる先端面部には、隣接する二面に跨るように表示部の上下方向の回動中心となる被係止部が開口形成され、表示部は、所定の回動範囲に、係止フックを被係止部に係止して、表示部を筺体から離間する上方に水平まで回動可能な取付位置と、表示部を取付位置よりも下方に回動させた固定位置と、を少なくとも有し、本体側ブラケットおよび表示部側ブラケットには、固定位置で本体側ブラケットに表示部側ブラケットを固定する締結具を挿通する挿通孔が設けられ、取付位置において係止フックを被係止部に回動可能に係止した後、被係止部を上下方向の回動中心として、表示部を固定位置まで下方に回動させ、固定位置で締結具により本体側ブラケットと表示部側ブラケットとを固定する、ことを特徴としている。
本発明によれば、設置作業性が良好で、設置場所に汎用性を持たせることができる自動精算機が提供される。
実施形態の自動精算機の全体の構成を説明する斜視図である。 実施形態の自動精算機で凹所に設置された自動精算機を示す上面図である。 実施形態の自動精算機で、液晶パネルが取付アームから外れている様子を示す分解斜視図である。 実施形態の自動精算機で、液晶パネルを取付アームに係合させた状態で配線を行う様子を示す部分断面図である。 実施形態の自動精算機で、取付アームに係合した液晶パネルを回動させて固定する様子を示す部分断面図である。 実施形態の自動精算機で、受金具にテーパを有する組付金具が内嵌する構成を示す水平断面図である。 実施形態の変形例1の自動精算機で、テーパを設けた受金具に組付金具を内嵌させる構成を示す水平断面図である。 実施形態の変形例2の自動精算機で、受金具に組付金具を係止させる係止部の構成を説明する断面図である。 実施形態の変形例3の自動精算機で、受金具に組付金具を係止させる係止部の構成を説明する断面図である。 実施形態の自動精算機で、下部に設けられるフットガードの構成を説明する図14中X-X線に沿った位置での断面図である。 実施形態の自動精算機で、組付前のフットガードの構成を説明する水平断面図である。 実施形態の自動精算機で、右側に配線開口を設けたフットガードの背面図である。 実施形態の自動精算機で、左側に配線開口を設けたフットガードの背面図である。 実施形態の自動精算機で、(a)は扉を閉じた状態、(b)は扉を開いた状態を示す側面図である。 実施形態の変形例4の自動精算機で、扉を閉じた状態を示す側面図である。 実施形態の変形例4の自動精算機で、扉を開けた状態を示す側面図である。 実施形態の変形例5の自動精算機で、扉を閉じた状態を示す側面図である。
本発明の実施形態について、図1乃至図17を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の番号を付し、重複する説明は省略する。
[全体の構成]
図1は、実施形態の自動精算機1の全体の構成を説明する斜視図である。
この実施形態の自動精算機1は、精算機本体2およびディスプレイ5を含む表示装置4とから主に構成されている。
このうち、精算機本体2は、箱型で内部を中空とする筺体2aと扉2bとを備える。筺体2aは、前面にメンテナンス開口2cを開口形成している。メンテナンス開口2cの一側辺2dには、ヒンジ部材2e,2eが設けられている。
ヒンジ部材2e,2eは、回動軸を回転中心として扉2bを横開き方向に回動可能としている。メンテナンス開口2cは、扉2bが開放された状態で、内部に収納している機器類55を引出すことができる(図14参照)。
本実施形態の自動精算機1は、扉2bに、パスポート読取部13、カード発行吸入口14、クレジットカード決済端末15、紙幣口16a、硬貨投入口16b、施錠部16c、硬貨返却口16dが設けられている。このうち、施錠部16cは、メンテナンス開口2cが扉2bによって閉じられている状態で、開放不能に施錠することができる。
また、筺体2aには、メンテナンス開口2cのヒンジ部材2eが装着されている一側辺2dの反対側の他側辺2g側の上方には、上面部2hの正面視右側縁に沿ってプリンタ装置40が設けられている。
そして、筺体2aの後縁部のほぼ中央からは、斜め前方の上方に向けて取付アーム3が突設されている。
取付アーム3には、先端部に表示装置4が装着されていて、筺体2aの上面部2hの上方に所定の間隔を空けてディスプレイ5を配置している。
表示装置4は、平面状の表示面を有するディスプレイ5と、ディスプレイ5を収納するハウジング6とを有している。本実施形態のディスプレイ5は、LCD(liquid crystal display)により長方形の薄板形状を呈して構成されていて、表示面を露出させてハウジング6に格納されている。なお、ディスプレイ5は、有機EL(organic electro-luminescence: OEL)等、他の表示方式を用いる表示装置であってもよい。
ディスプレイ5の表示面は、精算機本体2側から延設されたケーブル9の信号に応じて各種情報を表示する(図3参照)。
さらに、本実施形態のディスプレイ5は、表示面にタッチパネル機能が設けられている。ユーザは、表示面をタッチすると該当する位置に対応する信号がケーブル9から精算機本体2に送られる。
[設置場所]
図2は、自動精算機1が設置される建物100の壁部101の水平断面図である。壁部101には、室内側の壁面101aから奥手側への方向Bに凹んだブース102が形成されている。自動精算機1の精算機本体2の大きさは、ブース102の大きさよりもやや小さく形成されていて、ブース102の内側の空間部に自動精算機1が一台、前方(作業スペース103側)から押込む方向Bで入るように形成されている。
ブース102の前方には、作業スペース103が存在する。作業者は、表示装置4を交換する際、作業スペース103から取付に用いる締結具での組付け作業や、配線の接続作業を行っていた。このため、周囲の壁部101が左右両側に隣接する精算機本体2では、視認性やアクセス性が悪い状態で、交換作業を行わなければならない。
また、取付ねじを取り外すと表示装置4が落下してしまう。このため、二人の作業者によらなければ、表示装置4を精算機本体2に装脱着することは困難であった。
[表示部の取付]
本実施形態の自動精算機1は、筺体2aから上方に向けて突設される取付アーム3と、取付アーム3に装着されて筺体2aの上方に配置される表示装置4と、を備えている。
図3に示すように、取付アーム3の先端には、受金具としての本体側ブラケット7が設けられている。また、ディスプレイ5のハウジング6の裏面側6aには、ほぼ中央に組付金具としての本体側ブラケット7に固定される表示部側ブラケット8が設けられている。
このうち、表示部側ブラケット8は、略矩形状の固定面部8gの周囲で上辺部8bを除く三辺に、立壁8d,8eが正面視略コ字状に連結されて設けられている。このうち、左,右一対の立壁8d,8dには、挿通孔8j,8jが2つずつ離間されて形成されている。
また、立壁8d,8dには、近接方向に傾斜するテーパ部8f,8fが一対形成されている(図6参照)。テーパ部8fは、本体側ブラケット7に装着される際、左,右方向から表示装置4の位置を規制するようにガイドする。
そして、表示部側ブラケット8には、上辺部8bに左,右一対の係止フック8a,8aが設けられている。係止フック8a,8aは、それぞれ下向きにかぎ部8c,8cが突設されている。
一方、取付アーム3の先端面部7aは、縦断面略L字状となるように屈曲されている。先端面部7aの屈曲された折曲線には、隣接する二面に跨るように一対の被係止部としての係止孔7b,7bが開口形成されている。係止孔7b,7bは、係止フック8a,8aに対応するように、所定の間隔を置いて設けられている。係止フック8aが係止された状態では、開口下縁を中心とする揺動は許容するとともに、折曲線に沿う方向(図1の左右方向)の移動は規制される。
また、取付アーム3の先端部には、左,右一対の取付面部3a,3aが設けられている。取付面部3a,3aには、図示しない取付ねじを外側から挿通する取付孔3b,3bが設けられている。本実施形態の本体側ブラケット7は、水平断面形状を略コ字状とすることにより、両側に一対の取付壁部7d,7dを形成している。
本体側ブラケット7には、取付孔3b,3bと対向する位置に挿通孔7c,7cが形成されている。
取付孔3b,3bと共に挿通孔7c,7cに両側から挿通された取付ねじは、本体側ブラケット7を回動自在に軸支する。
さらに、取付壁部7d,7dの下部には、表示部側ブラケット8の下側の挿通孔8j,8jに対応して、挿通孔7f,7fが形成されている。挿通孔7f,7fは、挿通孔7c,7cとは、上下方向で離し置きされている。このため、本体側ブラケット7は、表示部側ブラケット8と一体となって、挿通孔7c,7cを回動中心として回動する。このため、所定の範囲でディスプレイ5の上下方向の角度調整を行うことができる。
また、挿通孔7f,7fに換えて、取付壁部7d,7dに円弧状の長孔7e,7eを設けてもよい(図3中仮想線部分参照)。長孔7eは、係止孔7bを円の中心として周方向に延設される円弧状を呈し、表示部側ブラケット8の係止孔7bを回動中心とする回動を長孔7eの延設方向に沿わせるように開口形成されている。
たとえば、長孔7eに挿入された取付ビスのスライド移動により、係止孔7bを回動中心としてディスプレイ5の揺動を許容する。そして、所望の固定位置で、取付ビスを締結して固定するようにしてもよい。この際、蝶ネジを用いることにより、工具を必要とせずに組付けることができる。
このため、さらに、ディスプレイ5の設置角度を無段階で可変させることが出来て自由度が向上する。
次に、図2に示すように、精算機本体2がブース102の凹所に設置された状態で、取付アーム3の先端に表示装置4を装着する工程を図4および図5を用いて説明する。
図4に示すように、取付アーム3側の先端面部7aに形成された係止孔7b,7bに、ディスプレイ5側の係止フック8aを挿入して係止する。
取付アーム3の被係止部としての係止孔7bに係止フック8aを回動可能に係止すると、係止孔7bは、ディスプレイ5の上下方向の回動中心となる。そして、ディスプレイ5は、回動範囲に、ディスプレイ5の上端の係止フック8aを係止孔7bに係止する取付位置(図4参照)と、ディスプレイ5の表示面側を正面に向ける固定位置(図5参照)とを少なくとも有して、これらを含む範囲で回動自在となる。
図4に示す取付位置の状態では、表示装置4が取付アーム3によって下方から支持されているため、作業者は一方の片手で容易にディスプレイ5を水平近くまで持ち上げて、上面部2hから離間させることができる。
このため、ディスプレイ5の裏面側と自動精算機1の筺体2aの上面部2hとの間の空間は、拡大する。
この状態で、挿通孔7c,挿通孔7fと挿通孔8j,8jの位置を合わせて図示しない取付ネジ等の締結具で固定してもよい。この場合、作業者は、作業スペース103に居ながら回動により持上げられたディスプレイ5の裏面側の作業を行える。このため、表示装置4の側面とブース102の壁面との間の狭い空間に手を入れて作業する場合に比して、広いスペースを確保できる。したがって、取付作業性が良好である。
そして、他方の片手で、ディスプレイ5の裏面側に設けられた雌コネクタ19(図5参照)にケーブル9の先端に設けられた雄コネクタ9aを容易に接続することができる。
図5に示すようにケーブル9の接続後、係止フック8aを回動中心として、矢印に示す方向に表示装置4を回動させると、図6に示すように、本体側ブラケット7に、表示部側ブラケット8が係合する。この際、表示部側ブラケット8に形成されたテーパ部8f,8fが一対の取付壁部7d,7d間に表示部側ブラケット8を介装するのをガイドする。
このため、円滑に挿通孔7c,挿通孔7fと挿通孔8j,8jの位置を合わせが行われて、図示しない取付ネジ等の締結具で固定することができ、容易に取付けできる。このように本実施形態の自動精算機1では、設置作業性が良好で、設置場所に汎用性を持たせることができる。
また、図3中仮想線で示すように、挿通孔7fを長孔7eとすれば、本体側ブラケット7に対して表示装置4を回動させることが出来、さらに、表示面の角度の自由度が向上する。
[変形例1]
図7は、本実施形態の変形例1の取付構造を示すものである。図6との相違点は、本体側ブラケット17に先端を拡開する受けテーパ部17f,17fが形成されていることである。また、表示部側ブラケット18にテーパ部は設けられていない。
これにより、表示部側ブラケット18は、本体側ブラケット17の受けテーパ部17f,17fの内側面によってガイドされて、所望の位置に介装される。
他の構成および作用効果については、本実施形態の自動精算機1と同一乃至均等であるので説明を省略する。
[変形例2]
図8は、本実施形態の変形例2の自動精算機1に用いる表示装置4の取付構造を示すものである。図6に示す自動精算機1との相違点は、本体側ブラケット17の下部縦壁17gに係合突起部材11aが設けられている。係合突起部材11aは、スプリング11bを介して下部縦壁17gの内側面に連結されている。そして、係合突起部材11aは、表示部側ブラケット18の下部に形成された係合孔8hに、先端に設けられているドーム型の凸状部を係合させる。
また、係合突起部材11aには、周囲に円形のフランジ部11cが形成されている。そして、フランジ部11cと本体側ブラケット17の下部縦壁17gとの間に介装されるスプリング11bによって、係合突起部材11aは、立壁部8e方向に付勢されている。
このように構成された変形例2では、本実施形態の作用効果に加えて、さらに、表示部側ブラケット18は、係合孔8hに係合突起部材11aの先端の凸状部が係合される。このため、さらに容易に、表示装置4を取付アーム3の先端に固定することができる。
また、係合突起部材11aは、スプリング11bによって付勢されて係合孔8hに係合されている。このため、容易に係合を解除して表示装置4の下縁を所望の位置まで持ち上げることが出来、更にメンテナンス性が良好である。
さらに、表示装置4を引き上げることにより、係止フック8a,8aのかぎ部8c,8cが係止孔7b周縁から外れて容易に取外すことができる。
他の構成および作用効果については、本実施形態の自動精算機1と同一乃至均等であるので説明を省略する。
[変形例3]
図9は、本実施形態の変形例3の自動精算機1に用いる表示装置の取付構造を示すものである。図8に示す自動精算機1との相違点は、本体側ブラケット17の下部縦壁17gに山型の凸部12aを有する板バネ部材12が設けられている。板バネ部材12の凸部12aは、下部縦壁17g方向に弾性変形可能に構成されている。また、板バネ部材12の脚部12bは、本体側ブラケット17の下部縦壁17gに固着されている。
このように構成された変形例3では、本実施形態の作用効果に加えて、さらに、表示部側ブラケット18が本体側ブラケット17に介装されると、係合孔8hに板バネ部材12の凸部12aが係合する。このため、さらに容易に、表示装置4を取付アーム3の先端に固定することができる。
また、板バネ部材12は、凸部12aを弾性変形させる。このため、容易に係合を解除して表示装置4を所望の位置まで持ち上げることが出来、更にメンテナンス性が良好である。
他の構成および作用効果については、本実施形態の自動精算機1と同一乃至均等であるので説明を省略する。
[フットガード]
図10~図13は、本実施形態の自動精算機1で、筺体2aの下部に設けられるフットガードを説明するものである。フットガード部材30は、下面2k(図14参照)の周囲を囲むことにより、埃や、小動物の侵入を防止するものである。
本実施形態の自動精算機1は、図14(a)に示すように、筺体2aの下面2kに設けられて、筺体2aを支持する脚部20と、脚部20の周囲に設けられて筺体2aの外側下縁に沿って配置されるフットガード部材30とを更に備えている。
図14を参照して説明すると、自動精算機1の脚部20は、複数のキャスタ21と、複数のプラパート22とを有している。キャスタ21とプラパート22とは、筺体2aの下面2kの四隅近傍に設けられている。
精算機本体2が移動を行う際には、プラパート22の位置を上昇させて、キャスタ21を接地させる。これにより、キャスタ21は、下側から筺体2aを支持する。
精算機本体2がブース102の凹部に配置される場合は、プラパート22の位置が下降して、キャスタ21を浮かす。これにより、プラパート22は、下側から筺体2aを支持する。
フットガード部材30は、分解可能な複数の板状部材31,32,33を有している。
各板状部材31,32,33は、筺体2aの外周の各辺に対応する。図10に示すように、フットガード部材30の各板状部材31~33の端部間は、ボルトおよび図示しないナットからなる連結部材35によって連結されて、上面視略正方形形状のフレーム枠部材が形成される。
フットガード部材30のうち、図12および図13に示す少なくとも筺体2aの背面側に位置する板状部材32には、ケーブル9を挿通するケーブル開口36が長手方向の左,右端側の何れか一方に開口形成されている。
図12および図13に示す背面の板状部材32は、同一の板状部材32である。すなわち、この一枚の板状部材32の表裏を反対にすることにより、ケーブル開口36の位置を右側(図12参照)あるいは左側(図13参照)に位置させることができる。
このように構成された本実施形態のフットガード部材30は、図11に示すように、まず設置場所に、各板状部材32~33の端部間を連結部材35によって連結して載置する。この際、板状部材31が後に設けられる前面側の辺は開放されている。
次に、キャスタ21を転動させて精算機本体2を開放している辺から、奥手方向B(図2参照)に押込むように各板状部材32~33の内側に介装する。板状部材33,33の間隔は、キャスタ21が通過できる大きさに設定されている。そして、プラパート22の位置を下降させて、キャスタ21を浮かして、筺体2aを固定する。
そして、図10に示すように、板状部材31の端部を板状部材33の端部に連結部材35によって連結して設置が終了する。
本実施形態では、設置場所の配線状況に応じて、同一の板状部材32が表裏を反対にするだけで、ケーブル開口36の位置を右側(図12参照)あるいは左側(図13参照)に位置させて対応させることができる。
また、設置場所まで、フットガード部材30は、各板状部材31~33および、ボルトからなる連結部材35に分解して搬送できる。
このため、部材効率が向上し、部品点数を削減することができる。
[ユニットロック]
また、本実施形態の自動精算機1は、図14に示すように、筺体2aの前面に形成されたメンテナンス開口2cと、メンテナンス開口2cの一側辺2dに設けられたヒンジ部材2eを回転中心として回動して、メンテナンス開口2cを開閉可能とする扉2bとを有している。
そして、筺体2aの上面には、明細書を印刷するプリンタ装置40が配設されている。
プリンタ装置40は、カバー部材42内部に収納されたロール紙からなるプリント用紙に印字を行う。印字されたプリント用紙は、カットされて明細書(レシート)として、明細書発行口40aから送出される(図1参照)。明細書発行口40aは、補充開口41の内外を前後方向にスライド可能に設けられた引出部材40bの前壁部44に形成されている。
プリント用紙が無くなると、この引出部材40bが引出される(図14(b)参照)。
通常、引出部材40bは、盗難を防止するため、鍵を用いて引出不能となるように施錠されている。
しかしながら、メンテナンスを行う際、施錠部が2箇所あると、扉2bを開ける鍵と、引出部材40bを開放可能とする鍵とを2つ必要とする為、作業が煩雑であった。
そこで、本実施形態では、図1に示すように一つの施錠部を一つの鍵で施錠および解錠して、筺体2aの内部のメンテナンスの際にロール紙の補充が可能でメンテナンス作業性を向上させることができるとともに、防盗性の良好な自動精算機1を提供する。
図1および図14に示すように、プリンタ装置40には、上部を覆うカバー部材42の前面にプリント用紙を供給する際に開放される補充開口41が設けられている。
補充開口41を開閉する引出部材40bの前面下部には、突片部材43が一体に設けられている。
突片部材43は、引出部材40bをカバー部材42内に収納した状態で、扉2bの内側に位置する(図14(a)参照)。このため、扉2bを閉じた状態では、扉2bおよびカバー部材42の引出部材40bを引出不能に干渉させて開放不能とし、扉2bを開放した状態では扉に引出部材40bを干渉させずに開放可能とする。したがって、プリンタ装置40に施錠部が不要となり、鍵の本数を減少させることができる。
[変形例4]
図15および図16の開閉体は、筺体2aの上面部2hに設けられていて、先端部が上下方向に回動自在となるように軸支されたボックスカバー52である。そして、扉2bが閉じた状態で扉2bの内枠材に対向する位置にボックスカバー52から突設された突設片53が係止されるように形成されている。
他の構成および作用効果については、本実施形態の自動精算機1と同一乃至均等であるので説明を省略する。
[変形例5]
図17は、実施形態の変形例5の自動精算機で、扉2bを閉じた状態を示す側面図である。
変形例5では、扉2b側に設けられた係止突起2fがボックスカバー62から突設された係止片63と係合している。
他の構成および作用効果については、本実施形態の自動精算機1と同一乃至均等であるので説明を省略する。
以上、本実施形態に係る自動精算機1について詳述してきたが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態では、プリンタ装置40の位置を上面部2hの右側としているが特にこれに限らず、中央部あるいは左側であってもよい。
また、扉2bの開閉方向も特に横開きに限らず、ヒンジ部材を下辺部等に設けて、手前に開くように構成してもよく、扉2bの形状、数量および材質が特に限定されるものではない。
また、締結具として取付ビスまたは、蝶ネジを例示して説明してきたが特にこれに限らない。たとえば、挿入により先端が拡開して固定する樹脂製クリップまたはファスナ等を用いてもよく、締結具の形状、数量および材質が特に限定されるものではない。
1 自動精算機
2 精算機本体
2a 筺体
3 取付アーム
5 ディスプレイ
7 本体側ブラケット(受金具)
7b 係止孔(被係止部)
8 表示部側ブラケット(組付金具)
8a 係止フック

Claims (8)

  1. 箱型の筺体と、
    前記筺体から上方に向けて突設される取付アームと、
    前記取付アームに装着されて前記筺体の上方に配置されるディスプレイを有する表示部と、
    前記取付アームの先端に設けられた本体側ブラケットと、
    前記表示部の裏面側に設けられて、前記本体側ブラケットに固定位置にて固定される表示部側ブラケットと、を備え、
    前記表示部側ブラケットには、かぎ状の係止フックを設け、前記本体側ブラケットの前記取付アームの縦断面略L字状となる先端面部には、隣接する二面に跨るように前記表示部の上下方向の回動中心となる被係止部が開口形成され、
    前記表示部は、所定の回動範囲に、前記係止フックを前記被係止部に係止して、前記表示部を前記筺体から離間する上方に水平まで回動可能な取付位置と、前記表示部を前記取付位置よりも下方に回動させた前記固定位置と、を少なくとも有し、
    前記本体側ブラケットおよび前記表示部側ブラケットには、前記固定位置で前記本体側ブラケットに前記表示部側ブラケットを固定する締結具を挿通する挿通孔が設けられ、
    前記取付位置において前記係止フックを前記被係止部に回動可能に係止した後、当該被係止部を上下方向の回動中心として、前記表示部を前記固定位置まで下方に回動させ、当該固定位置で前記締結具により前記本体側ブラケットと前記表示部側ブラケットとを固定する、ことを特徴とする自動精算機。
  2. 前記本体側ブラケットの挿通孔は、前記被係止部を円の中心とした周方向に延設される長孔であることを特徴とする請求項1に記載の自動精算機。
  3. 前記本体側ブラケットおよび前記表示部側ブラケットのうち、少なくとも何れか一方には、他方をガイドするテーパ部を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の自動精算機。
  4. 前記筺体の下面に設けられて、前記筺体を支持する脚部と、
    前記脚部の周囲に設けられて前記筺体の外側縁に沿って配置されるフットガード部材と、を更に備え、
    前記フットガード部材は、前記筺体の各辺に対応する、分解可能な複数の板状部材を有し、各板状部材の端部間を連結可能としたことを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか一項に記載の自動精算機。
  5. 少なくとも前記筺体の背面側に位置する背面フットガード部材には、ケーブルを挿通する挿通孔を長手方向の左,右端の何れか一方に開口形成したことを特徴とする請求項4に記載の自動精算機。
  6. 前記筺体の前面に形成された開口と、
    前記開口の一側辺に設けられた回動軸を回転中心として回動して、前記開口を開閉可能とする扉と、
    前記筺体の上面に配置されるプリンタ装置と、
    前記プリンタ装置に用いられるプリント用紙を供給する補充開口と、
    前記補充開口を開閉する開閉体と、を更に備え、
    前記扉を閉じた状態を、前記扉および前記開閉体を干渉させるロック位置として、前記開閉体を開放不能とし、前記扉を開放した状態を前記扉が干渉しない退避位置として、前記開閉体を開放可能とする盗難防止手段を有することを特徴とする請求項1乃至5のうち何れか一項に記載の自動精算機。
  7. 前記開閉体は、前記筺体の上面に沿って前後方向にスライド移動して開閉を行う引出部材と、前記引出部材の前面に固着されているカバー面材とを有し、
    前記盗難防止手段は、前記扉が閉じた状態で前記扉の一部に対向する位置に前記開閉体から突設された突設片であることを特徴とする請求項6に記載の自動精算機。
  8. 前記開閉体は、前記筺体の上面に回動自在に軸支されたボックスカバーであり、
    前記盗難防止手段は、前記扉が閉じた状態で前記扉の一部に対向する位置に前記ボックスカバーから突設された突設片であることを特徴とする請求項6に記載の自動精算機。
JP2019070406A 2019-04-02 2019-04-02 自動精算機 Active JP7314574B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019070406A JP7314574B2 (ja) 2019-04-02 2019-04-02 自動精算機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019070406A JP7314574B2 (ja) 2019-04-02 2019-04-02 自動精算機

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2020170058A JP2020170058A (ja) 2020-10-15
JP2020170058A5 JP2020170058A5 (ja) 2022-01-28
JP7314574B2 true JP7314574B2 (ja) 2023-07-26

Family

ID=72745351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019070406A Active JP7314574B2 (ja) 2019-04-02 2019-04-02 自動精算機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7314574B2 (ja)

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002032034A (ja) 2000-07-19 2002-01-31 Fujitsu General Ltd 平面型表示装置の取付構造
JP3102924U (ja) 2004-01-22 2004-07-22 株式会社ケイアイシー 薄型ディスプレイの取り付け装置
JP2006033099A (ja) 2004-07-12 2006-02-02 Sony Corp 表示装置の壁掛け支持装置
JP2006163048A (ja) 2004-12-08 2006-06-22 Toshiba Tec Corp 表示装置
US20060226307A1 (en) 2005-03-15 2006-10-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Display apparatus
JP2008299002A (ja) 2007-05-30 2008-12-11 Sharp Corp スタンド及びこれを備える表示装置
CN101849410A (zh) 2007-09-06 2010-09-29 麦尔斯顿Av技术有限责任公司 具有弹性弹簧闩锁和安装后高度调整及水平校准部件的显示器壁面安装架
CN202058255U (zh) 2011-05-23 2011-11-30 青岛海信智能商用设备有限公司 第二显示屏拆装方便的pos一体机
JP3182782U (ja) 2013-01-29 2013-04-11 株式会社本宏製作所 薄型ディスプレイ取り付け装置
CN103578206A (zh) 2013-10-16 2014-02-12 谢宁东 点餐机及应用该点餐机的点餐方法
JP2015176199A (ja) 2014-03-13 2015-10-05 シャープ株式会社 商品販売登録装置
JP2018136622A (ja) 2017-02-20 2018-08-30 東芝テック株式会社 会計装置
JP2019046127A (ja) 2017-09-01 2019-03-22 沖電気工業株式会社 固定具、及び、当該固定具に固定可能な自動取引装置

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002032034A (ja) 2000-07-19 2002-01-31 Fujitsu General Ltd 平面型表示装置の取付構造
JP3102924U (ja) 2004-01-22 2004-07-22 株式会社ケイアイシー 薄型ディスプレイの取り付け装置
JP2006033099A (ja) 2004-07-12 2006-02-02 Sony Corp 表示装置の壁掛け支持装置
JP2006163048A (ja) 2004-12-08 2006-06-22 Toshiba Tec Corp 表示装置
US20060226307A1 (en) 2005-03-15 2006-10-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Display apparatus
JP2008299002A (ja) 2007-05-30 2008-12-11 Sharp Corp スタンド及びこれを備える表示装置
CN101849410A (zh) 2007-09-06 2010-09-29 麦尔斯顿Av技术有限责任公司 具有弹性弹簧闩锁和安装后高度调整及水平校准部件的显示器壁面安装架
CN202058255U (zh) 2011-05-23 2011-11-30 青岛海信智能商用设备有限公司 第二显示屏拆装方便的pos一体机
JP3182782U (ja) 2013-01-29 2013-04-11 株式会社本宏製作所 薄型ディスプレイ取り付け装置
CN103578206A (zh) 2013-10-16 2014-02-12 谢宁东 点餐机及应用该点餐机的点餐方法
JP2015176199A (ja) 2014-03-13 2015-10-05 シャープ株式会社 商品販売登録装置
JP2018136622A (ja) 2017-02-20 2018-08-30 東芝テック株式会社 会計装置
JP2019046127A (ja) 2017-09-01 2019-03-22 沖電気工業株式会社 固定具、及び、当該固定具に固定可能な自動取引装置

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
アルメックス製品カタログ(PDF) 宿泊施設向けセルフチェックイン機TEX-2850/TEX-01K,日本,2019年03月,https://www.almex.jp/hs/download/data/catalog/HS036_newkiosk.pdf

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020170058A (ja) 2020-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7819444B2 (en) Handle apparatus
JP4133477B2 (ja) 遊技機
JP5238316B2 (ja) 駐車場管理機
JP7314574B2 (ja) 自動精算機
US5216907A (en) Device for locking a coin control mechanism and insert into the interior of a cabinet of a newspaper rack
JP2006218034A (ja) ゲーム機の施錠装置
JP2005204842A (ja) パチンコ遊技機
JP5405961B2 (ja) 盗難防止装置および盗難防止型料金精算システム
JP4601453B2 (ja) ゲーム機の施錠装置
JP5835424B2 (ja) 遊技機
KR101520503B1 (ko) 선회가능한 화면표시부를 갖는 금융자동화기기
JP4271633B2 (ja) 遊技機
JP5134298B2 (ja) 料金精算機用盗難防止装置
JP3761823B2 (ja) 分離型スロットマシン
JP4404607B2 (ja) パチンコ遊技機
CN219349445U (zh) 机箱组件
JP4991989B2 (ja) 前扉の開錠操作機構、筐体構造、及び金銭取扱い装置
JP4052658B2 (ja) 分離型スロットマシン
JP5130505B2 (ja) 筐体構造
KR20020081646A (ko) 자동판매기의 도어 고정장치
JP4052656B2 (ja) 分離型スロットマシン
JP3813390B2 (ja) 遊技機の扉取付構造
JP4052655B2 (ja) 分離型スロットマシン
JP2005040638A (ja) 分離型スロットマシン
JP4437465B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220120

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230626

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7314574

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150