JP4133477B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、スロットマシンなどの、遊技内容変更を比較的頻繁に行う遊技機であって、遊技機の構成部品を着脱自在かつ交換可能に形成した分離型遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技機、例えばスロットマシンにおいては、遊技内容を変更する際には筐体まるごと交換しなければならなかったので、遊技内容を変更するための台交換の際、遊技内容の変更に関与しないホッパーユニット等も同時に交換されることとなり、交換に要する費用がかかるだけでなく、資源の無駄となっていたという問題点があった。かかる問題を解決すべく、分離型スロットマシンが考案された(特許文献1参照)。これは、スロットマシンのうち、主として遊技性に関わる部分、すなわちリールユニット及び主基板等の制御装置を交換ユニットとして一体的に取り扱い可能とし、最低限この交換ユニットを交換することにより、全体を交換することなく、新しいスロットマシンで遊技しているかのような印象を与えることがかできる分離型スロットマシンを提供しようとするものである。
【0003】
ここで、従来の分離型ロットマシンS'について、図17に基づき概略説明する。分離型ロットマシンS'は、正面側に開口する開口部111の開口下部114内に電源ユニット4及びホッパーユニット5を設置した筐体ユニット100と、支持体にリールユニット120及び基板ユニット150を設置し、前記筐体ユニット100の開口上部113内に着脱自在に形成された交換ユニット200と、前記開口上部113を開閉可能に塞ぐ上扉130と、前記開口下部114を開閉可能に塞ぐ下扉140とからなる。
【0004】
前記上扉130は、交換ユニット200の支持体に、ヒンジ等を介して回転可能かつ着脱自在に取り付けられ、前記下扉140は、筐体ユニット100の側板116に、ヒンジ等を介して回転可能に取り付けられている。そして、交換ユニット200を筐体内に固定し、前記上扉130及び前記下扉140を閉じてロックすると、筐体ユニット100の内部空間を遮蔽するようになっている。
【0005】
このように形成された分離型スロットマシンS'において、交換ユニット2を交換する場合には、まず上扉130を開け、筐体ユニット100の筐体側コネクタ160と交換ユニット200の交換ユニット側コネクタ161の接続を外して交換ユニット200の電気的接続を切断し、交換ユニット200と筐体ユニット100とを固定している固定装置(図示せず)を解除する。しかる後、交換ユニット2を上扉30とともに筐体内から取り出し、新しい交換ユニット2を新しい上扉30を取り付けた状態で筐体内に収納する。そして、筐体側コネクタ160と交換ユニット側コネクタ161を接続し、固定装置により交換ユニット200を筐体内に固定していた。
【0006】
【特許文献1】
特開2003−47686号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来の分離型スロットマシンは、交換ユニット200と上扉130を一体で交換できるので、作業手順を少なくできるという利点がある一方、交換ユニット200及び上扉130をあわせた重量はかなり重く、作業に労力を要するという難点があった。
【0008】
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
請求項1
請求項1記載の発明は、交換部品の重量を減らして交換にかかる労力を軽減するとともに、容易かつ確実に交換部品を取り付け可能な分離型遊技機を提供しようとするものである。
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項記載された発明は、上記した目的を達成するためになされたものであり、発明の特徴点を、図面に示した発明の実施の形態を用いて以下に説明する。
なお、符号及び図面番号は、発明の実施の形態において用いた符号及び番号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0011】
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、底板(15)と、左右の両側面に位置させた左右の側板(16)と、裏板(18)と、天板(17)とからなり、正面側に開口する筐体ユニット(1)と、筐体ユニット(1)の開口部(11)をを開閉可能に塞ぐ前扉(3)と、遊技機の作動を制御するため板状で、かつ箱状体に形成した制御装置と、複数の図柄を表示可能な図柄表示手段を備えたリールユニット(2)とを少なくとも有する遊技機である。
【0012】
ここで、前記前扉(3)は、筐体ユニット(1)の開口部(11)を開塞自在に取り付けられており、扉を閉めると遊技機の正面構造となるように形成することができる。例えばスロットマシンを例にすると、回転リール(20)の図柄を見ることができる表示窓(31)や、スロットマシンを操作するための操作部(41)等を設けることができるものである。なお、この前扉(3)は、筐体ユニット(1)の開口上部(13)を開閉可能に塞ぐ上扉(30)、筐体ユニット(1)の開口下部(14)を開閉可能に塞ぐ下扉(40)のように、上下に二分割して形成することもできる。
【0013】
また、前記「制御装置」としては、例えば配線基板に制御用電子部品一式が搭載されてなる電子基板(単に基板ということもある)等が挙げられる。スロットマシンでは、回転リールと払い出し装置の作動を制御することができる基板を、通常、主基板と称している。これは、回転リールと払い出し装置の作動以外、例えば画像表示装置や演出用リールや演出用のその他の表示装置などの演出用装置などを制御することができる基板として副基板を備えるようにした場合に、この副基板と区別するためである。「制御装置」は、前記主基板を板状で、かつ箱体状に形成した基板ケースに収納した基板ユニット(6)として形成することができる。
【0014】
前記リールユニット(2)は、少なくとも「図柄表示手段」を備えている。この「図柄表示手段」とは、複数の図柄を停止表示又は変動表示可能に形成されたものであって、例えば複数の図柄を表面に印刷等してあり駆動モータにより回転する回転リール(20)、液晶表示装置、CRTなども含む。そして、これらの図柄表示手段の作動は、前記制御装置により制御されている。
【0015】
なお、前記筐体ユニット(1)は、開口部(11)を上下に仕切る仕切り板(中板(12))を有していてもよく、上記の構成部品の他に、遊技機の主電源を入れたり種々の設定を行うための電源ユニット(4)や、メダルを払い出すための払い出し装置(ホッパーユニット(5))などが内設されていてもよい。
そして、本発明は、前記筐体ユニット(1)及び前記前扉(3)には、前記前扉(3)を筐体ユニット(1)に回動可能に支持する係合部を設け、前記筐体ユニット(1)内部には、前記制御装置の板面を上側にしたときの一方の端部を挿入可能な開口部 (76) 、及び前記一方の端部の両側に位置する側端部を支持可能な相対向する溝部 (74) を有し、前記開口部 (76) の対向側に設けられた軸 (73) を中心に水平方向と垂直方向との間で回動自在に取り付けられる方形枠状の基板ユニット取り付け手段(70)と、前記リールユニットを設置するためのリールユニット取り付け手段(60)とを、それぞれ個別に、前記基板ユニット取り付け手段 (70) が前記リールユニット取り付け手段 (60) の上側に位置するよう設け、前記制御装置と前記リールユニット (2) とを独立して着脱可能と、前記基板ユニット取り付け手段(70)は、前記制御装置を前記筐体ユニット (1) 正面側から前記裏板(18)方向に向かって前記制御装置の板面を水平方向としたままで前記溝部 (74) 内をスライドさせて着脱が可能に形成され、前記制御装置を装着後、前記制御装置の板面が垂直方向となるように回動させて前記筐体ユニットの裏板(18)に固定可能とし、前記基板ユニット取り付け手段 (70) を前記裏板 (18) に固定した状態では、前記開口部 (76) と前記天板 (18) もしくは下方に設置された前記リールユニット (2) との間に、前記制御装置をスライドさせて取り出し可能な隙間が生じないように形成されていることを特徴とする
【0016】
前記係合部としては、例えば、図4に示すように、筐体ユニット(1)に設けられた軸支部19bが前扉(3)に設けられた孔36bに挿入されることにより、前扉(3)が回転可能に支持されるようなものとすることができる。こで、前記前扉(3)は、筐体ユニット(1)に取り付け固定されていてもよいし、着脱可能に取り付けられていてもよい。前扉(3)を取り外す場合には、前扉(3)を上に持ち上げて、前記軸支部19bと孔36bとの係合を外すだけでよい。なお、筐体ユニット(1)と前扉(3)との係合部は、図示したものに限られず、筐体ユニット(1)に前扉(3)が回動可能に支持される形態であれば、どのような形態であってもかまわない。また、前扉(3)を上下に二分割した場合には、上扉(30)と下扉(40)の双方を着脱可能に形成してもよいし、いずれか一方のみを着脱可能としてもよい。いずれか一方のみを着脱可能とする場合には、少なくとも前記制御装置及びリールユニット(2)が設置されている側の開口部(開口上部(13)又は開口下部(14))を塞ぐ扉を着脱可能とするのが好ましい。
【0017】
前記基板ユニット取り付け手段 (70) は、あらかじめ筐体ユニット(1)内部に取り付け固定された枠体(71)とし前記リールユニット取り付け手段( 60 )は、あらかじめ筐体ユニット (1) 内部に取り付け固定されたガイドレール(61)などとすることができる。そして、基板ユニット取り付け手段 (70) 、又は前記リールユニット取り付け手段( 60 は、制御装置又はリールユニット(2)を着脱可能に設置することができるように形成されている。すなわち、制御装置又はリールユニット(2)をそれぞれ取り付けるための基板ユニット取り付け手段 (70) 、又はリールユニット取り付け手段( 60 が、おのおの独立して筐体内に設けられている。
【0018】
そして、前記基板ユニット取り付け手段 (70) 、又は前記リールユニット取り付け手段( 60 を介して、前記制御装置、又はリールユニット(2)は、筐体ユニット(1)から着脱自在となっている。ここで、「着脱自在」とは、ただ単に取り付け取り外しできるということではなくて、各構成部品を損傷することなく容易に取り外しができ、その後に新たな交換部品を容易に取り付け可能に形成されていることを意味する。すなわち、本発明に係る遊技機は、基本的に遊技場やホールでの部品交換作業により遊技機交換を行おうとするものであるから、パチンコ機やスロットマシンの再生工場において遊技機を分解するのとは異なるのである。できればドライバなどの工具を使用しないで、あるいは使用しても極めて簡易な作業で取り付け取り外しが行えるようにするのが望ましい。
【0019】
(作用)
本発明によれば、遊技内容の変更に伴ういわゆる台交換の際には、制御装置及びリールユニット(2)をそれぞれ別個に筐体ユニット(1)から取り外し、新しい交換部品を取り付けることができる。交換作業の一例としては、まず前扉(3)を開け、続いてリールユニット(2)及び制御装置を取り外す。そして交換用の制御装置及びリールユニット(2)を取り付け、最後に前扉(3)を閉める。また、前扉(3)を着脱自在に形成した場合には、前扉(3)を取り外してから交換部品の交換を行うことができる。
【0020】
このように、交換部品の点数は従来よりも増えたものの、一つ一つの交換部品の重量は、従来の枠体にリールユニット及び制御装置及び上扉を取り付けた交換ユニットに比べると格段に軽いことから、交換作業にかかる労力は軽減する。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明を表す好適な実施の形態を、スロットマシンを例に図面に基づき説明する。
(第一の実施の形態)
(図面の説明)
図1乃至図13は、本発明の第一の実施の形態を示すものである。
【0031】
図1は分離型スロットマシンの分解斜視図、図2は前扉を外した状態の分離型スロットマシンの斜視図、図3は分離型スロットマシンの縦断面図、図4は上扉の係合を示す斜視図、図5は筐体上部の縦断面図である。また、図6乃至図8はリールユニットの取り付けを示す図、図9乃至図11は基板ユニットの取り付けを示す図である。図12及び13は本実施の形態の他の例を示す図である。
【0032】
本実施の形態に係る分離型スロットマシンSは、図1に示すように、大きく分けて、正面側に開口部11を有する筐状の筐体ユニット1、筐体ユニット1の内部に着脱自在に設けられるリールユニット2及び基板ユニット6、筐体ユニット1の開口上部13を開閉可能に塞ぐ上扉30、開口下部14を開閉可能に塞ぐ下扉40とから構成されている。
【0033】
(筐体ユニット1)
筐体ユニット1は、底板15及び側板16及び天板17及び裏板18からなる正面側に開口する筺体であり、高さ方向略中央部には、二つの側板16の間に水平方向に中板12が設けられている。そして、この中板12の下面には電源ユニット4が設けられ、底板15にはホッパーユニット5が固定されている。
【0034】
前記電源ユニット4は、中板12の下面に、取り付け板等を介して取り付けられており、特に図示しないが電源装置が内装されていると共に、遊技店側が種々の設定を行うためのスイッチ等を有している。
上記電源ユニット4及びホッパーユニット5は、交換ユニット2の交換に際し、必ずしも交換する必要のないものであり、交換時には設置されたままにしておけるようになっているものである。
【0035】
なお、本実施の形態においては、メダルを貯留すると共にメダルを払い出す払い出し装置としてホッパーユニット5を有するスロットマシンとしたが、遊技メダルを払い出すことのできる装置であれば、ホッパーユニット5以外の装置が代わりに設けられていてもよい。
また、側板16の正面左側には、前扉3(上扉30及び下扉40)を係合させ、回転自在に支持するための筐体係合部19が、上下方向に間隔をおいて二つずつ設けられている。
【0036】
ここで、中板12の上面及び裏板18には、リールユニット2及び基板ユニット6を筐体内に設置するための交換部品取り付け手段10と、リールユニット2及び基板ユニット6を筐体内に固定するための固定装置8が設けられているが、これについては後述する。また、筐体ユニット1には、スロットマシンSの構成部品を電気的に接続するための電気的接続手段50が配置されているが、これについても後述する。
【0037】
(リールユニット2)
リールユニット2は、図1に示すように、種々の部品を設置あるいは固定するための枠体21と、この枠体21に固定された駆動モータ(図示せず)と、駆動モータに軸着された三個の回転リール20とを備えている。
前記枠体21の底部両端には、奥行き方向に係合レール22が形成されており、枠体21の左右側面には、固定装置8としてのクリップ80が取り付けられている。また、図3及び図5に示すように、枠体21の背面下端部には、リールユニット2と電源ユニット4及び基板ユニット6及びその他の内部装置とを電気的に接続するためのリールユニット側コネクタ56が設けられている。
【0038】
なお、特に図示しないが、枠体21の上面や側面に取っ手を設けると、リールユニット2の着脱の際に持ち運びやすく便利である。例えば、枠体21の上面にブラケットを介して横棒を取り付けたり、枠体21の側面に手を入れるための孔や凹部を設けてもよい。
リールユニット2は、前記筐体ユニット1の中板12上に、リールユニット取り付け手段60を介して載置収納され、固定装置8により固定されるものであるが、この詳細は後述する。
【0039】
(基板ユニット6)
基板ユニット6は、スロットマシン1の遊技動作等を制御するための主基板と、各種演出を行うための副基板とを、基板ケースに内装したものである。そして、前記主基板、副基板は、スロットマシンの制御を司る制御装置として機能するものである。
【0040】
また、基板ユニット6には、制御基板とスロットマシンSの構成部品とを電気的に接続するための基板側コネクタ54,55が設けられている。ここで、基板ユニット6は、基板ケースの内部の基板を視認できる面が正面側となっており、基板側コネクタ55は基板ユニット6の正面側に設けられている(図3参照)。また、基板側コネクタ54は、基板ユニット6を筐体内に取り付けた際に下側となる面(底面)に設けられている。
【0041】
基板ユニット6は、前記筐体ユニット1の裏板18に、基板ユニット取り付け手段70を介して取り付け固定されるものであるが、この詳細は後述する。
(上扉30)
上扉30は、筐体ユニット1の開口上部13を塞ぐための板状の扉であり、筐体ユニット1の側板16の上側に回転自在かつロック可能に形成されている。そして、図1に示すように、略中央部に前記回転リール20の図柄を正面側から見ることができる表示窓31を有し、周囲に飾り部33や種々の表示を行うための表示装置32が設けられているものである。
【0042】
ここで、前記飾り部33は、ランプ等により形成しても良く、入賞の報知その他の演出時にランプが点滅するようにしてもよい。また、前記表示装置32は、7セグメントLED等により数字を表示するものや、特に図示しないが、画像を表示するための液晶画面あるいはCRTなどとしてもよい。
さらに、図2に示すように、上扉30の裏面側端部には、前記筐体係合部19に係合可能な上扉係合部36が上下方向に間隔をおいて二つ設けられており、上扉係合部36の対向側には、ロック機構7が設けられている。ロック機構7は、交換ユニット2に設けられた突出片(図示せず)に係止可能な鉤状の係止片を有するラッチ機構などにより構成されており、特に図示しないが解錠手段の操作により突出片との係止が外れ開扉することができるとともに、扉を閉めれば自動的にロックされるように形成されている。また、上扉30の裏面上部には、種々の音声を出力するためのスピーカ35と、上扉30に配置された電子部品と、基板ユニット6及びその他の構成部品とを電気的に接続するための上扉コネクタ57が設けられている。
【0043】
ところで、上扉30は、筐体ユニット1に、着脱自在に取り付けられているものである。すなわち、筐体係合部19と上扉係合部36の係合は、ネジ止めを外すなどの作業を行うことなく解除可能であり、側板16から上扉30を容易に取り外せるようになっている。具体的には、図4に示すように、筐体係合部19は、側板16から張り出した張り出し部19aに軸支部19bを形成てあり、一方上扉係合部36には、前記軸支部19bを挿入可能な孔36bを形成した係合片36aを有している。そして、この係合片36aの下側から軸支部19bが孔36bに挿入されるように上扉30を移動させると、係合片36aが張り出し部19aに係止されて上扉30が側板16に支持されると共に、軸支部19bを中心に回動可能となるのである。上扉30を側板16から取り外す際には、上扉30を少し上に持ち上げて、軸支部19bを孔36bから抜いて係合を外せばよい。
【0044】
ここで、いわゆる台交換の際には、遊技内容の変更に伴い、上扉30の形状やデザインも変える必要があるところ、上記のように形成すれば、上扉30のみを単独で、かつ容易に取り外すことができ、従来のように上扉30が付いたままの重たい交換ユニットを出し入れしなくてもよい。
なお、筐体係合部19と上扉係合部36の形態は上記したものに限られず、上扉30が筐体ユニット1の開口上部13を開閉自在に塞ぐことができ、かつ上扉30が着脱自在となるものであれば、如何なる構成、形状であってもかまわない。
【0045】
(下扉40)
下扉40は、筐体ユニット1の開口下部14を塞ぐための、上扉30よりも幅厚の扉であり、筐体ユニット1の側板16の下側に回転自在かつロック可能に形成されているものである。
下扉40の上部は、図1に示すように、スロットマシンを作動させるための操作部41となっており、下扉40の上面は、閉扉時においては、上扉30よりも前側に突出するようになっている。また、下部には払い出されたメダルを貯めておくためのメダル受け43が形成されており、下扉40の略中央部には、遊技内容その他の表示をするための前パネル47が嵌め込まれている。
【0046】
前記操作部41としては、下扉40の上面右端にはメダル投入口42及び上面左側に設けられたベットスイッチ、正面側にはスタートスイッチ及びストップスイッチ及び鍵穴44が設けられている。なお、ベットスイッチとは、貯留メダルをメダル投入に代えるためのものであり、スタートスイッチ及びストップスイッチは、回転リール23の回転を開始及び停止させるためのものである。また、鍵穴44は、前扉3を解錠するためのものであり、この穴に所定の鍵を差し込んで回すと、下扉40のロックが解除されるものである。
【0047】
さらに、図2に示すように、下扉40の裏面側には、前記メダル投入口42から投入されたメダルを誘導しながらメダルの正偽を判断するためのメダルセレクター45と、下扉40に配置された電子部品と電源ユニット4及びその他の構成部品とを電気的に接続するための下扉コネクタ58が設けられている。
また、下扉40の裏面側端部には、前記筐体係合部19と係合可能な下扉係合部46が上下方向に間隔をおいて二つ設けられており、下扉係合部64の対向側には、ロック機構7が設けられている。下扉係合部46及びロック機構7の構成は、上扉30のものと基本的には同様である。そして、下扉40を解錠して開けないと上扉30の解錠手段が操作できないようになっている。
【0048】
なお、下扉40は、遊技内容の変更の度に交換が必要となるわけではないので、上扉30のように筐体ユニット1に着脱自在に形成されていなくともよい。下扉40においては、遊技内容の変更に伴うスロットマシンの正面デザインの変更は、前パネル47を交換すれば足りるからである。
(電気的接続手段50)
ここで、分離型スロットマシンSの各構成部品を電気的に接続する電気的接続手段50について説明する。
【0049】
電気的接続手段50は、電気的配線手段51と、電気的配線手段51を接続するためのコネクタ(筐体側コネクタ52,53、基板側コネクタ54,55、リールユニット側コネクタ56、上扉コネクタ57及び下扉コネクタ58)からなる。
電気的配線手段51は、図1及び図3に示すように、筐体ユニット1の上下及び基板ユニット6に設置されており、開口下部14に固定されている電源ユニット4及びホッパーユニット5及び下扉40と、開口上部13に取り付けられるリールユニット2及び基板ユニット6及び上扉30とをそれぞれ電気的に接続するようになっている。
【0050】
基板ユニット6の正面側に設置された電気的配線手段51の一端部には、基板側コネクタ55が取り付けられている。この基板側コネクタ55は、図3及び図5に示すように、上扉コネクタ57と接続可能となっている。また、筐体ユニット1に設置された電気的配線手段51は、配線カバー手段59により被覆保護されている。配線カバー手段59は、筐体ユニット1の裏板18に沿って取り付けられた電気的配線手段51を収納可能なケース、電気的配線手段51が貫通可能な管、あるいは電気的配線手段51を埋め込んで形成されたものとすることができる。このように、電気的配線手段51を配線カバー手段54により被覆することにより、電気的配線手段51が損傷するのを防ぐことができる。
【0051】
前記配線カバー手段59のうち、裏板18に沿って縦方向に設けられた二つの配線カバー手段59の上端から伸びた電気的配線手段51の先端部には、図9に示すように、筐体側コネクタ52aが設けられている。また、図1に示すように、前記二つの縦方向の配線カバー手段59を中板12の上面で横方向つなぐ配線カバー手段59には、筐体側コネクタ52bが設けられている。一方、前記縦方向の配線カバー手段59の下端から伸びた電気的配線手段51は、図3に示すように、電源ユニット4及びホッパーユニット5と接続されていると共に、一の電気的配線手段51の先端部には、筐体側コネクタ53が設けられている。
【0052】
前記筐体側コネクタ52aは、図9に示すように、後述する基板ユニット取り付け手段70のコネクタ収納部75に収納され、基板ユニット側コネクタ54と接続可能となっている。この接続により、上扉30及び基板ユニット6と、リールユニット2及び電源ユニット4及びホッパーユニット5及び下扉40とが電気的に接続する。また、筐体側コネクタ52bは、図5に示すように、リールユニット側コネクタ56と接続可能となっており、この接続により、リールユニット2と、上扉30及び基板ユニット6及び電源ユニット4及びホッパーユニット5及び下扉40とが電気的に接続する。さらに、筐体側コネクタ53は、図3に示すように、下扉コネクタ57と接続可能となっており、この接続により、下扉40と、電源ユニット4及びホッパーユニット5及び基板ユニット6及びリールユニット2とが電気的に接続する。
【0053】
なお、筐体側の電気的配線手段51と前記配線カバー手段59は、リールユニット2及び基板ユニット6を交換する際、筐体ユニット1にそのまま残しておけるので、台交換の際の交換部品をより少なくでき、経費節減に役立つものである。
(交換部品取り付け手段10)
次に、交換部品取り付け手段10について詳述する。
【0054】
交換部品取り付け手段10は、リールユニット2を筐体ユニット1内に取り付けるためのリールユニット取り付け手段60と、基板ユニット6を筐体ユニット1内に取り付けるための基板ユニット取り付け手段70とからなる。そして、交換部品取り付け手段10は、筐体ユニット1に固定されているものであり、台交換の際には筐体ユニット1にそのまま残しておけるようになっている。
【0055】
(リールユニット取り付け手段60)
リールユニット取り付け手段60は、筐体ユニット1の中板12上面に固定されたガイドレール61である。
ガイドレール61は、図6に示すように、中板12の上面に、奥行き方向に設けられた一対の長尺部材であり、各ガイドレール61は、図8に示すように、外側に張り出すフランジ部63が溝部62を形成している。そして、この溝部62には、リールユニット2の底面に設けられた係合レール22が係合可能となっている。すなわち、リールユニット2を筐体内に収納する際、二つの係合レール22がそれぞれガイドレール61の溝部62に正面側から嵌り込むことができるような位置に、各ガイドレール61が配置されているものである。また、各ガイドレール61は、リールユニット2を下方から支持する役割も果たす。そして、係合レール22をガイドレール61に沿って押入すれば、リールユニット2が固定位置、すなわち固定するのに適した位置にまで移動し、さらに、リールユニット2が固定位置にまで移動することにより、筐体側コネクタ52bの接続部(接続端子又は端子受け)とリールユニット側コネクタ56の接続部が接続されるようになっている。このように、ガイドレール61は、筐体側コネクタ52bとリールユニット側コネクタ56を適切に接続させるガイドとしての機能も有するものである。ちなみに、この接続が的確になされたかどうかを確認するために、通電により点灯するランプ等の接続確認手段を設けてもよい。接続確認手段は、筐体ユニット1に設けてもリールユニット2に設けてもよい。
【0056】
なお、ガイドレール61は、上記のような形状に限られない。例えば、図13に示すような、上方に開口する溝部を有しているものや、それ以外の形状であってもよい。要は、リールユニット2を適切に固定位置まで案内でき、かつリールユニット2を支持できればよい。また係合レール22も、図6の形状に限られず、ガイドレール61に係合可能な形状であればよい。前後の移動をスムーズに行うため、係合レール22にローラやベアリングなどを設けてもよく、係合レール22の代わりにローラを取り付けてもよい。
【0057】
(基板ユニット取り付け手段70)
基板ユニット取り付け手段70は、筐体ユニット1に固定された枠体71である。そして、この枠体71は、軸73を介して、裏板18に設けられたブラケット72に回動可能に軸支されているものである。
枠体71は、図10に示すように、一方に開口部76を有するコ字形の枠材であり、前記開口部76の対向側には、筐体側コネクタ52aを収納するための箱状のコネクタ収納部75が形成されていると共に、コネクタ収納部75の両端から延設された枠部は、相対向する溝部74を有し、この溝部74に基板ユニット6をスライドさせて収納可能になっている。また、枠体71のコネクタ収納部75側の両側端部には、横方向に突出する軸73が形成されており、この軸73をブラケット72の軸孔に係合させることにより、枠体71が裏板18に取り付けられると共に、軸73を中心に回動可能となる。
【0058】
前記コネクタ収納部75の開口部76側の面には、複数形成された角穴から筐体側コネクタ52aの接続部が表出している。そして、基板ユニット6を前記溝部74に嵌め込んで収納すると、基板側コネクタ54の接続部と筐体側コネクタ52aの接続部とが接続されるようになっている。すなわち、溝部74は、基板側コネクタ54と筐体側コネクタ52aを適切に接続させるガイドとしての機能も有するものである。なお、この接続が的確になされたかどうかを確認するために、通電により点灯する確認ランプ等を設けてもよい。
【0059】
また、図9に示すように、前記角穴の対向側にも孔が設けてあり、筐体側コネクタ52aに接続された電気的配線手段51が貫通している。この電気的配線手段51は、裏板18に沿って縦方向に設けられた配線カバー手段59内に伸びているが、配線カバー手段59の上端部から筐体側コネクタ52aまでの電気的配線手段51の長さは、若干の余裕を持って設けられており、枠体71が軸73を中心に回動したときに引っ張られて損傷しないようにしてある。
【0060】
なお、特に図示しないが、基板ユニット6を筐体内に固定した後には、枠体71と筐体内部(裏板18、側板16など)との間に封印(例えば封印シール、封印ピン)を施し、関係者以外が基板ユニット6に触れられないように、あるいは不正に動かそうとした痕跡を残すようにしておくのが好ましい。
(固定装置8)
続いて、固定装置8について述べる。
【0061】
固定装置8は、リールユニット2及び基板ユニット6を筐体内に固定するためのものであり、リールユニット2を固定する固定装置8としてはクリップ80及びフック81、基板ユニット6を固定する固定装置8としては留め金82が設けてある。
前記クリップ80は、図7及び図8に示すように、固定部181に回動自在に取り付けられた可動部182と、可動部182に回動自在に軸止されバネにより伸縮自在に形成された二つのアーム部184の先端をつなぐ引っ掛け部183とを有している。そして、可動部182が下側に回動するような方向で固定部181がリールユニット2の枠体21の左右側板に固定されている。一方、フック81は、中板12の、ガイドレール61よりも外側に立設された鉤状の板部材であり、リールユニット2を固定位置に設置したとき、丁度クリップ80の下側に位置するようになっている。そして、図8に示すように、クリップ80の可動部182を下方向に回動させて引っ掛け部183を下側からフック81に引っ掛け、再び可動部182を上側に回動させて元の位置まで戻すと、リールユニット2が中板12に固定されるものである。
【0062】
前記留め金82は、図11に示すように、例えば薄板状の鋼材により形成された雄部材82a及び雌部材82bからなり、雄部材82aを雌部材82bに押し込むことにより係合可能に形成されている。そして、基板ユニット取り付け手段70の枠体71と、筐体ユニット1の裏板18に、前記雄部材82a及び雌部材82bのいずれか一方を設け、枠体71と裏板18とを固定することにより、基板ユニット6を筐体内に固定するものである。枠体71の留め金82は、枠体71を上方向に回動させたときに裏板18と対向する面の、軸73から離れた部分(開口部76側)に設けるのが好ましい。枠体71が自重で手前側に倒れてこないようにするためである。
【0063】
なお、固定装置8としては、上記した形態に限られず、リールユニット2及び基板ユニット6を筐体内部に着脱容易に固定できることができるものであれば、如何なる形態であってもかまわない。
(リールユニット2及び基板ユニット6の交換)
以上のように構成された分離型スロットマシンSににおいて、いわゆる台交換を行う場合の手順を説明する。
【0064】
まず、下扉40を開錠し、上扉30を開けて上扉コネクタ58と基板側コネクタ55との接続を外し、上扉30を筐体ユニット1から取り外す。上扉30は、スロットマシンの正面デザインの変更に伴い交換する場合が多く、また交換しない場合であっても、上扉30を取り外しておいた方が作業が楽である。なおこのとき、基板ユニット6は、図5に示すように、基板ケースの正面側が正面に向くように、基板ユニット取り付け手段70に取り付けられ、基板ユニット取り付け手段70は留め金82により裏板18に固定されている。また、リールユニット2は、クリップ80及びフック81により中板12上に固定されている。
【0065】
次に、リールユニット2を筐体内から取り出す。すなわち、枠体21側面に取り付けられたクリップ80と、中板12に固定されたフック81との係合を外し、リールユニット2を手前側に引き出す。このとき、筐体側コネクタ52bとリールユニット側コネクタ56の接続が外れ、リールユニット2の電気的接続が切断される。そしてガイドレール61と係合レール22との係合が外れるまで引き出せば、リールユニット2を筐体ユニット1から取り出すことができる。ここで、リールユニット2は開口上部13からほぼ取り出されるまでガイドレール61に下方から支持されているので、リールユニット2を不自然な体勢で持ち上げなくともよい。
【0066】
続いて、基板ユニット6を筐体内から取り出す。すなわち、基板ユニット取り付け手段70の枠体71を手前側に引っ張って倒し、枠体71と裏板18とを固定している留め金82を外して、開口部76が正面側に位置するように、すなわち基板ユニット6がほぼ水平となる位置まで枠体71を回動させる。それから基板ユニット6を手前側に引き出す。このとき、筐体側コネクタ52aと基板側コネクタ54の接続が外れ、基板ユニット6の電気的接続が切断される。そして基板ユニット6を溝部74から引き抜けば、基板ユニット6を筐体ユニット1から取り出すことができる。
【0067】
次に、新しい基板ユニット6を基板ユニット取り付け手段70に取り付ける。図10に示すように、基板ユニット取り付け手段70の枠体71の開口部76を正面側に向け、基板ユニット6は基板側コネクタ54が奥側に、基板ケースの正面側が下側になるようにして、正面側から溝部74に嵌め込み押入する。基板ユニット6が最奥まで押入されると、基板側コネクタ54の接続部分が筐体側コネクタ52aの接続部分と接続し、基板ユニット6とスロットマシンSの他の構成部品とが電気的に接続される。このように、基板ユニット6を枠体71に収納するだけで電気的接続が完了するので、面倒な電気配線なども行う必要がない。また、溝部74が基板ユニット6を的確に誘導するので、基板側コネクタ54と筐体側コネクタ52aとの位置ずれによる端子の破損等のおそれも少ない。それから、枠体71を上方向に回動させ、留め金82で裏板18に固定し、所定の封印を施す。このように枠体71を正面側に回動させて基板ユニット6を収納するように形成すると、取り付け作業を筐体ユニット1の開口上部13の手前側で行うことができ、筐体の奥に手を入れての作業よりも効率よく取り付け作業を行うことができる。また、基板ユニット6を筐体奥側に固定させることにより、不正行為をされ難くすることができ、基板ユニット6の正面側が正面に向くように取り付けられるので、点検の際にも好適である。 その後、リールユニット2を筐体内に取り付ける。係合レール22をガイドレール61に係合させて、奥方向に押し込む。固定位置まで押し込むと、筐体側コネクタ52bとリールユニット側コネクタ56が接続され、リールユニット2が他の構成部品と電気的に接続される。リールユニット2はガイドレール61により固定位置まで的確に誘導されるので、筐体側コネクタ52bとリールユニット側コネクタ56とがずれないように接続させるための位置決めなどは行わなくともよく、接続部のズレによる端子の破損等のおそれも少ない。また、リールユニット2を固定位置に押し込むだけで電気的接続が完了するので、配線作業も行う必要がない。リールユニット2が固定位置に設置されたら、クリップ80とフック81とを係合させ、リールユニット2を中板12に固定する。
【0068】
最後に、上扉40を取り付けて下扉40を閉め、施錠する。
以上のように、上扉30、リールユニット2、基板ユニット6を別々に着脱可能としたことにより、交換に係る部品点数は従来よりも増えたものの、一つ一つの交換部品が軽量化するため、交換作業にかかる労力はかなり軽減されることになる。従って、例えば女性など体力の劣る作業員であっても楽に交換作業ができ、普通の作業員であっても重い物を不自然な体勢で持ち上げなくともよいので、腰痛などを起こす心配もない。
【0069】
(交換部品取り付け手段10の他の例)
ところで、交換部品取り付け手段10は、上述した実施の形態において述べたものの他に、以下のように形成することができる。
例えば、基板ユニット取り付け手段70は、図12に示すように、天板17の裏面奥部に形成したブラケット72に取り付けてもよい。この場合は、枠体71を下方に回動させて、配線カバー手段59に設けた留め金82により固定する。このように形成すると、筐体側コネクタ52aと接続されている電気的配線手段51が基板ユニット6の裏側に隠れるので、いわゆるハーネスゴトとよばれる不正行為を防止できるという利点がある。
【0070】
また、図12に示すように、リールユニット側コネクタ56をリールユニット2の背面底部に設けた電気的配線手段51の先端に設けるとともに枠体21の底面左右両端部に脚部23を設け、枠体21の底面と中板12との間に配線収納部24を形成してもよい。これは、リールユニット2の電気的接続はリールユニット側コネクタ56を筐体側コネクタ52bに手で差し込むことにより行うようにし、電気的配線手段51を、リールユニット2を開口上部13から取り出してからリールユニット側コネクタ56と筐体側コネクタ52bとの接続を解除できるのに必要十分な長さに形成し、かつ、リールユニット2の収納時及び固定時には、電気的配線手段51が邪魔にならないよう配線収納部24に収納されるようにしたものである。この場合は、リールユニット2を取り出してからコネクタの接続解除を行い、コネクタ接続をしてからリールユニット2を収納する。リールユニット2を収納する際には、前記脚部23をガイドレール61に係合させて押し込めばよい。なお、特に図示しないが、ガイドレール61に固定装置8が係合可能な位置にリールユニット2を停止させるための奥行き方向のストッパーを設けると好ましい。
【0071】
さらに、交換部品取り付け手段10として、図13に示すような固定枠90を、筐体ユニット1内部に固定してもよい。固定枠90は、電気的接続手段50、リールユニット取り付け手段60、基板ユニット取り付け手段70、固定装置8を備え、筐体ユニット1の開口上部13内に固定されている枠体である。この固定枠90を用いる場合には、筐体ユニット1には中板12を設けなくともよい。図示した例では、基板ユニット取り付け手段70として基板ユニット6を正面側から差し込み可能な取り付け枠79を設けてあるが、前記した実施の形態において述べたような回動可能な枠体71であってもよく、またそれ以外の形態であってもよい。また、特に図示しないが、その他の交換部品を取り付け可能な取り付け手段を備えていてもよい。例えば液晶表示器を取り付け可能な取り付け枠や、演出用の回転リールを取り付け可能な取り付け装置があってもよい。そして、遊技内容に応じてこれらを使用するようにすれば、種々の遊技機パターンに対応させることができる。
【0072】
このように、交換部品取り付け手段10を筐体ユニット1に直接固定するのでなく、固定枠90に設けておくことにより、筐体ユニット1を処分する際には固定枠90を取り外すのみでよい。さらに固定枠90はハーネスやコネクタなどの消耗部品を取り替えれば再利用可能であり、効率的にリサイクルができるのである。なお、固定枠90を開口下部14にも設け、ホッパーユニット5等をこの固定枠90に取り付けてもよい。
【0073】
(第二の実施の形態)
(図面の説明)
図14乃至図16は、本発明の第二の実施の形態を示すものである。
図14はリールユニットの斜視図、図15はスロットマシンの開口上部の縦断面図、図16は図15の部分拡大図である。
【0074】
第二の実施の形態は、リールユニット2及び基板ユニット6を一体的に取り扱い可能としたものである。すなわち、基板ユニット取り付け手段70を、リールユニット2に取り付けたものである。なお、本実施の形態において、第一の実施の形態と共通する部分は説明を省略し、本実施の形態の特徴点のみを述べる。
本実施の形態におけるリールユニット2は、図14に示すように、枠体21の上面に、基板ユニット取り付け手段70を設けてある。すなわち、枠体21の上面奥側両端部に、相対向する凸部を有するブラケット状の取り付け部78を形成してあり、この取り付け部78の凸部を嵌入可能な孔を有する枠体77を、ふたつの取り付け部78の間に回動可能に挟持させたものである。
【0075】
枠体77は、基板ユニット6を収納可能であるとともに、基板側コネクタ54が接続可能なコネクタ部77bを有している。このコネクタ部77bは、図15に示すように、リールユニット2の駆動部及びールユニット側コネクタ56に接続しており、基板ユニット6を収納して基板側コネクタ54と接続することにより基板ユニット6とリールユニット2とが通電可能となり、リールユニット側コネクタ56と筐体側コネクタ52とを接続することにより、基板ユニット6及びリールユニット2と、他の構成部品とが電気的に接続するようになっている。
【0076】
また、枠体77の反軸支部側端部には突片77aが形成されている。この突片77aは、リールユニット2を開口上部13内に設置固定し枠体77を上側に回動させると、筐体ユニット1の天板17の裏面横方向にわたって設けられた垂下片170に当接するようになっている(図16参照)。そして、この垂下片170と前記突片77aとは、図16に示すような固定ピン83により固定される。ここで、固定ピン83は、いったん先端部を突片77a及び垂下片170に形成された孔に貫通させてしまうと引き抜けないようになっていて、表面に出ている頭部を切り取らない限り突片77aを垂下片170から引き離せないようになっている。基板ユニット6を取り出すためには、固定ピン83を切り取って枠体77を手前側に倒さなければならない。すなわち、固定ピン83は、枠体71内に収納された基板ユニット6を、開口上部13の奥側に縦方向に固定するとともに、基板ユニット6の封印としての役割も果たす物である。
【0077】
このように形成されたリールユニット2及び基板ユニット6を交換する場合には、まず基板ユニット取り付け手段70と筐体ユニット1との固定(封印)を解除して、枠体77を手前側に回動させてリールユニット2の上面に倒した状態とするる。このとき、基板ユニット6を枠体77から手前側に抜き出し、基板ユニット6のみを筐体から取り出すこともできるし、基板ユニット6を枠体77に収納したままにしておくこともできる。それから、リールユニット2と筐体ユニット1の固定装置8を解除し、リールユニット2を筐体内から取り出す。新たなリールユニット2及び基板ユニット6を取り付ける場合には、枠体77を倒した状態にしてリールユニット2を収納する。このとき、枠体77に基板ユニット6を収納したままリールユニット2を筐体内に設置固定してもよいし、先にリールユニット2を設置固定した後で、基板ユニット6を枠体77に収納してもよい。それから枠体77を上側に回動させて、突片77aが天板17の垂下片170に当接したら、所定のピン孔に固定ピン83を押し込んで、枠体77を筐体内部に固定する。
【0078】
本実施の形態によれば、リールユニット2と基板ユニット6とを同時に交換できるので、作業手順を簡略化することができ、またリールユニット2と基板ユニット6とを別々に交換することもできるため、作業者にあわせて交換形態を変更するという柔軟な対応が可能である。さらに、リールユニット側接続部67と筐体側接続部52との接続のみで、筐体ユニット側の構成部品とリールユニット2及び基板ユニット6との電気的接続が可能なため、筐体側接続部52を複数設ける必要がない。
【0079】
なお、特に図示しないが、基板ユニット取り付け手段70を、リールユニット2の上面に固定した枠体(動かない)としてもよい。また、基板ユニット取り付け手段70は、リールユニット2の上面以外の場所、例えば側面に設けてあってもよい。
ところで、以上述べた第一及び第二の実施の形態は、筐体ユニット1に中板12を設け、その上面にリールユニット2を載置するものであったが、本発明は、中板12の無いスロットマシンであっても応用できる。例えば、特に図示しないが、筐体ユニット1の裏板18や天板17にリールユニット取り付け手段60を設け、リールユニット2を引っ掛け又は吊り下げるようにして設置固定するように形成することができる。この場合のリールユニット取り付け手段60としては、リールユニット2の背面又は裏板18に設けた孔と、裏板18又はリールユニット2の背面に設けた前記孔と係合可能なフック、リールユニット2の上面又は天板17に設けた奥行き方向のレール部材と、天板17又はリールユニット2の上面に設けた前記レールに係合可能なレール又は鉤型部材もしくはローラー、などとすることができる。
【0080】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
請求項1
請求項1記載の発明によれば、交換部品の重量を減らして交換にかかる労力を軽減するとともに、容易かつ確実に交換部品を取り付け可能な分離型遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施の形態であって、分離型スロットマシンの分解斜視図である。
【図2】 本発明の第一の実施の形態であって、前扉を外した分離型スロットマシンの斜視図である。
【図3】 本発明の第一の実施の形態であって、分離型スロットマシンの縦断面図である。
【図4】 本発明の第一の実施の形態であって、筐体係合部と上扉係合部を示す概略斜視図である。
【図5】 本発明の第一の実施の形態であって、分離型スロットマシンの開口上部の縦断面図である。
【図6】 本発明の第一の実施の形態であって、リールユニットと筐体ユニットの開口上部を示す斜視図である。
【図7】 本発明の第一の実施の形態であって、クリップの正面図である。
【図8】 本発明の第一の実施の形態であって、リールユニットの固定部を示す部分正面図である。
【図9】 本発明の第一の実施の形態であって、基板ユニット取り付け手段を示す側断面図である。
【図10】 本発明の第一の実施の形態であって、基板ユニット取り付け手段を示す分解斜視図である。
【図11】 本発明の第一の実施の形態であって、留め金を示す側面図である。
【図12】 本発明の第一の実施の形態であって、交換部品取り付け手段の他の例を示す分離型スロットマシンの開口上部の縦断面図である。
【図13】 本発明の第一の実施の形態であって、交換部品取り付け手段の他の例を示す斜視図である。
【図14】 本発明の第二の実施の形態であって、リールユニットの斜視図である。
【図15】 本発明の第二の実施の形態であって、分離型スロットマシンの開口上部の縦断面図である。
【図16】 本発明の第二の実施の形態であって、図15の部分拡大図である。
【図17】 従来の分離型スロットマシンを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
S 分離型スロットマシン S' 分離型スロットマシン
1 筐体ユニット 2 リールユニット
3 前扉 4 電源ユニット
5 ホッパーユニット 6 基板ユニット
7 ロック機構 8 固定装置
10 交換部品取り付け手段
11 開口部 12 中板
13 開口上部 14 開口下部
15 底板 16 側板
17 天板 18 裏板
19 筐体係合部
20 回転リール 21 枠体
22 係合レール 23 脚部
24 配線収納部
30 上扉 31 表示窓
32 表示装置 33 飾り部
35 スピーカ 36 上扉係合部
40 下扉 41 操作部
42 メダル投入口 43 メダル受け
44 鍵穴 45 メダルセレクター
46 下扉係合部 47 前パネル
50 電気的接続手段 51 電気的配線手段
52 筐体側コネクタ 53 筐体側コネクタ
54 基板側コネクタ 55 基板側コネクタ
56 リールユニット側コネクタ 57 上扉コネクタ
58 下扉コネクタ 59 配線カバー手段
60 リールユニット取り付け手段 61 ガイドレール
62 溝部 63 フランジ部
70 基板ユニット取り付け手段 71 枠体
72 ブラケット 73 軸
74 溝部 75 コネクタ収納部
76 開口部 77 枠体
78 取り付け部 79 取り付け枠
80 クリップ 81 フック
82 留め金 83 固定ピン
90 固定枠
100 筐体 111 開口部
112 中板 113 開口上部
114 開口下部 115 底板
116 側板 117 天板
118 裏板 120 リールユニット
130 上扉 140 下扉
150 基板ユニット 160 筐体側コネクタ
161 交換ユニット側コネクタ 200 交換ユニット

Claims (1)

  1. 底板と、左右の両側面に位置させた左右の側板と、裏板と、天板とからなり、正面側に開口する筐体ユニットと、
    筐体ユニットの開口部を開閉可能に塞ぐ前扉と、
    遊技機の作動を制御するための、板状で、かつ箱状体に形成した制御装置と、
    複数の図柄を表示可能な図柄表示手段を備えたリールユニットとを少なくとも有する遊技機において、
    前記筐体ユニット及び前記前扉には、前記前扉を筐体ユニットに回動可能に支持する係合部を設け、
    前記筐体ユニット内部には、
    前記制御装置の板面を上側にしたときの一方の端部を挿入可能な開口部、及び前記一方の端部の両側に位置する側端部を支持可能な相対向する溝部を有し、前記開口部の対向側に設けられた軸を中心に水平方向と垂直方向との間で回動自在に取り付けられる方形枠状の基板ユニット取り付け手段と、
    前記リールユニットを設置するためのリールユニット取り付け手段とを、それぞれ個別に、前記基板ユニット取り付け手段が前記リールユニット取り付け手段の上側に位置するよう設け、前記制御装置と前記リールユニットとを独立して着脱可能と
    前記基板ユニット取り付け手段は、前記制御装置を前記筐体ユニットの正面側から前記裏板方向に向かって前記制御装置の板面を水平方向としたままで前記溝部内をスライドさせて着脱が可能に形成され、前記制御装置を装着後、前記制御装置の板面が垂直方向となるように回動させて前記筐体ユニットの裏板に固定可能とし、
    前記基板ユニット取り付け手段を前記裏板に固定した状態では、前記開口部と前記天板もしくは下方に設置された前記リールユニットとの間に、前記制御装置をスライドさせて取り出し可能な隙間が生じないように形成されていることを特徴とする遊技機。
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