JP7311766B2 - 成形品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車内装部材(例:ドアトリム)等として利用可能な成形品の製造方法に関する。
特許文献1には、一対の金型を用いて表皮材シートと樹脂シートの一体成形を行う技術が開示されている。
特開2019-111736号公報
特許文献1では、シートホルダに取り付けられた表皮材シートを一対の金型の間に配置しているが、この方法では、成形の度に、表皮材シートを人力でシートホルダに取り付ける作業が発生するので、手間がかかり、生産性を低下させる原因となっている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、生産性に優れた成形品の製造方法を提供するものである。
本発明によれば、成形品の製造方法であって、表皮材シート供給工程と、表皮材シート配置工程と、成形工程と、取出工程を備え、前記表皮材シート供給工程は、表皮材シート供給装置と、ロボットハンドを用いて行われ、前記表皮材シート供給装置は、表皮材リボンが巻かれて構成された表皮材ロールと、クランプとを備え、前記ロボットハンドは、チャックを備え、前記表皮材シート供給工程は、繰り出し工程と、把持工程と、切断工程を備え、前記繰り出し工程では、前記表皮材リボンを前記クランプが把持した状態で前記表皮材ロールを巻き戻す方向に前記クランプを移動させることによって前記表皮材リボンが所定長繰り出された繰り出し部を形成し、前記把持工程では、前記クランプよりも前記表皮材リボンの上流側の位置において前記チャックが前記繰り出し部を把持し、前記切断工程では、前記チャックよりも前記表皮材リボンの上流側の位置において前記繰り出し部を切断して前記チャックによって把持された表皮材シートを切り出し、前記表皮材シート配置工程では、前記表皮材シートが第1及び第2金型の間に配置されるように前記ロボットハンドを移動させ、前記成形工程では、第1及び第2金型に配置されたパリソンと前記表皮材シートとを一体成形し、前記取出工程では、前記一体成形によって得られた成形体を第1及び第2金型から取り出す、方法が提供される。
本発明では、上記方法によって表皮材シートを供給するので、成形の度に、表皮材シートを人力でシートホルダに取り付ける必要がない。このため、本発明の方法は、生産性に優れている。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記記載の方法であって、前記チャックを第1チャックとすると、前記ロボットハンドは、第1チャックから離間されて設けられた第2チャックを備え、前記把持工程では、前記クランプよりも前記表皮材リボンの上流側の位置において第1及び第2チャックが前記繰り出し部を把持し、第2チャックは、第1チャックよりも前記表皮材リボンの上流側の位置において前記繰り出し部を把持し、前記切断工程では、第2チャックよりも前記表皮材リボンの上流側の位置において前記繰り出し部を切断して第1及び第2チャックによって把持された表皮材シートを切り出す、方法である。
好ましくは、前記記載の方法であって、第1及び第2チャックは、それぞれ、開閉可能な一対の把持部材を備え、前記繰り出し工程では、第1及び第2チャックの前記一対の把持部材が開いた状態で前記クランプが前記一対の把持部材の間の領域を移動する、方法である。
好ましくは、前記記載の方法であって、前記表皮材シート配置工程では、第1及び第2チャックの一方は、第1及び第2金型の上方において前記表皮材シートを把持し、第1及び第2チャックの他方は、第1及び第2金型の下方において前記表皮材シートを把持する、方法である。
好ましくは、前記記載の方法であって、前記パリソンは、樹脂シートで構成され、前記成形工程では、前記樹脂シートに幅方向の張力が加えられる、方法である。
好ましくは、前記記載の方法であって、前記クランプを第1クランプとすると、前記表皮材シート供給装置は、第1クランプよりも前記表皮材リボンの上流側の位置に配置される第2クランプを備え、前記切断工程では、前記チャックよりも前記表皮材リボンの上流側の位置において第2クランプが前記繰り出し部を把持した状態で、第2クランプと前記チャックの間の位置において前記繰り出し部を切断して前記チャックによって把持された表皮材シートを切り出す、方法である。
好ましくは、前記記載の方法であって、前記取出工程が完了する前に、次サイクルの前記表皮材シート供給工程が開始される、方法である。
本発明の一実施形態の成形システム1の構成を示す平面図である。 表皮材シート供給装置2とロボットハンド3の構成を示す、表皮材ロール2aの回転軸に平行な方向から見た図である。 図3A~図3Eは、表皮材シート供給工程を説明するための、表皮材ロール2aの回転軸に平行な方向から見た図である。 開状態のロボットハンド3を示し、図4Aは正面図、図4Bは左側面図、図4Cは平面図である。 閉状態のロボットハンド3を示し、図5Aは正面図、図5Bは左側面図、図5Cは平面図である。図5Aは、表皮材シート8を金型31,32の間に配置した状態を示す。 パリソン供給装置6の構成を示す。 図7A~図7Dは、表皮材シート配置工程及び成形工程を説明するための平面図である。 図8A~図8Cは、成形工程を説明するための平面図である。 樹脂シート7aの成形工程を説明するための、図6中のA-A断面に相当する断面図である。 図9の状態から樹脂シート7aに張力を加えた状態を示す断面図である。 図10の状態から金型31,32を閉じた後の状態の示す断面図である。 図3Aの変形例を示す。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴事項について独立して発明が成立する。
1.成形システム1
まず、本発明の成形品の製造方法の実施に利用可能な成形システム1について説明する。
図1及び図6に示すように、成形システム1は、表皮材シート供給装置2と、ロボットハンド3と、金型ユニット4と、取出機5と、パリソン供給装置6を備える。
表皮材シート供給装置2は、図2~図3に示すように表皮材シート8をロボットハンド3に供給する機能を有する。
図2に示すように、表皮材シート供給装置2は、表皮材リボンが巻かれて構成された表皮材ロール2aと、第1及び第2クランプ2b,2cと、カッター2dを備える。表皮材リボンは、長尺状の表皮材であり、表皮材リボンから多数の表皮材シート8が切り出される。表皮材は、例えば不織布である。表皮材シート8は、1回の成形に用いる長さの表皮材である。第1クランプ2bは、開閉可能な一対の把持部材2b1,2b2で構成される。第2クランプ2cは、開閉可能な一対の把持部材2c1,2c2で構成される。第1クランプ2bは、移動可能に構成された移送クランプであり、第2クランプ2cは、固定された位置で開閉する固定クランプである。カッター2dは、表皮材シート8の切り出しに用いられる。
図4~図5に示すように、ロボットハンド3は、ベース3aと、第1及び第2チャック3b,3cを備える。チャック3b,3cは、互いに離間されてベース3aに固定されている。ベース3aは、不図示の駆動ロボットに固定される。駆動ロボットは、ロボットハンド3を所望の位置に移動させる機能を有し、一例では、図1のX方向(左右方向)、Y方向(上下方向)、Z方向(紙面垂直方向)にロボットハンド3を移動可能に構成される。
第1チャック3bは、開閉可能な一対の把持部材3b1,3b2を備える。第2チャック3cは、開閉可能な一対の把持部材3c1,3c2を備える。把持部材3b1,3b2と、把持部材3c1,3c2は、それぞれ、駆動機構3dによって開閉駆動される。駆動機構3dは、一例では、把持部材3b1,3c1に固定されたシリンダチューブ3d1と、把持部材3b2,3c2に固定されたピストンロッド3d2を備える。シリンダチューブ3d1からのピストンロッド3d2の突出長を変化させることによって把持部材3b2,3c2が移動して、把持部材3b1,3b2の間隔と、把持部材3c1,3c2の間隔がそれぞれ変化する。図4Cに示すように、ピストンロッド3d2は、把持部材3b2,3c2の基端近傍に固定されているので、把持部材3b2,3c2の先端が基端に追従しにくい。このため、把持部材3b2,3c2の先端の追従性を向上させるために、把持部材3b2,3c2は、先端近傍が細くなっている。
図1に示すように、金型ユニット4は、開閉可能な第1及び第2金型31,32と、金型31,32が装着されるプラテン21,22を備える。金型31,32は、プラテン21,22を介して開閉駆動される。金型31,32には、パリソン供給装置6から供給されたパリソン7が配置される。パリソン7は、溶融樹脂で構成され、シート状であっても筒状であってもよい。また、パリソン7は、発泡であっても非発泡であってもよい。パリソン7は、一例では、発泡樹脂シートである。パリソン7は、金型31,32によって、表皮材シート8と一体成形される。成形方法は、真空成形又はブロー成形であってもよく、金型31,32で表皮材シート8とパリソン7を挟むことによって成形してもよい。
取出機5は、開閉可能な一対の把持部材5a,5bを備える。取出機5は、金型31,32の上方において、パリソン供給装置6と金型31,32の間のバリを把持することによって、金型31,32で成形された成形体を取り出す機能を有する。
図6に示すように、パリソン供給装置6は、ホッパー12と、押出機13と、インジェクタ16と、アキュームレータ17と、ヘッド18を備える。押出機13とアキュームレータ17は、連結管25を介して連結される。アキュームレータ17とヘッド18は、連結管27を介して連結される。
ホッパー12から押出機13のシリンダ13a内に投入された原料樹脂11は、シリンダ13a内で溶融混練されて溶融樹脂になり、アキュームレータ17内に押し出される。シリンダ13aには、シリンダ13a内に発泡剤を注入するためのインジェクタ16が設けられており、発泡パリソンを形成する場合には、インジェクタ16を通じて発泡剤が注入される。
アキュームレータ17は、シリンダ17aとその内部で摺動可能なピストン17bを備えており、シリンダ17a内に溶融樹脂11aが貯留可能になっている。そして、シリンダ17a内に溶融樹脂11aが所定量貯留された後にピストン17bを移動させることによって、溶融樹脂11aをヘッド18内に設けられたスリットから押し出して垂下させてパリソン7を形成する。パリソン7が樹脂シートである場合、ヘッド18はTダイである。
2.成形品の製造方法
本発明の一実施形態の成形品の製造方法は、表皮材シート供給工程と、表皮材シート配置工程と、成形工程と、取出工程を備える。
2-1.表皮材シート供給工程
表皮材シート供給工程は、表皮材シート供給装置2と、ロボットハンド3を用いて行われ、繰り出し工程と、把持工程と、切断工程を備える。
繰り出し工程では、図3Aに示すように、第1クランプ2bが表皮材リボン2a1を把持し、その状態で、図3Bに示すように、表皮材ロール2aを巻き戻す方向に第1クランプ2bを移動させることによって、表皮材リボンが所定長繰り出された繰り出し部2eを形成する。第1クランプ2bは、表皮材リボン2a1の端部2a2の近傍を把持することが好ましい。図3Aの状態では、把持部材3b1,3b2と、把持部材3c1,3c2は、それぞれ、開いた状態になっており、第1クランプ2bは、把持部材3c1と把持部材3c2の間の領域を通過した後、把持部材3b1と把持部材3b2の間の領域を通過する。
把持工程では、図3Cに示すように、第1クランプ2bよりも表皮材リボン2a1の上流側の位置においてチャック3b,3cが繰り出し部2eを把持する。なお、表皮材リボン2a1に沿って表皮材リボン2a1の端部2a2から表皮材ロール2aに近づく方向が上流方向である。第2チャック3cは、第1チャック3bよりも表皮材リボン2a1の上流側の位置において繰り出し部2eを把持する。チャック3b,3cが繰り出し部2eを把持した後、表皮材シート配置工程の前に第1クランプ2bを開状態にする。
切断工程では、図3D~図3Eに示すように、第2チャック3cよりも表皮材リボン2a1の上流側の位置において第2クランプ2cが繰り出し部2eを把持した状態で、第2クランプ2cと第2チャック3cの間において繰り出し部2eを切断して、チャック3b,3cによって把持された表皮材シート8を切り出す。この工程は、例えば、カッター2dを用いて行うことができる。切断工程の後、次サイクルでの繰り出し工程が開始される前までの任意の時点に、第1クランプ2bを図2に示す位置に移動させる。
2-2.表皮材シート配置工程
表皮材シート配置工程では、図5及び図7A~図7Bに示すように、表皮材シート8が開状態の金型31,32の間に配置されるようにロボットハンド3を移動させる。この状態では、図5Aに示すように、第2チャック3cは、金型31,32の上方において表皮材シート8を把持し、第1チャック3bは、金型31,32の下方において表皮材シート8を把持する。チャック3b,3cの配置は逆にしてもよい。
2-3.成形工程
成形工程では、図7Bに示すように、開状態の金型31,32の間にパリソン7を配置し、その状態で、図7Cに示すように、金型31,32を閉じることによって、パリソン7と表皮材シート8を一体成形して成形体を形成する。
次に、図7Dに示すように、チャック3b,3cを開状態にした後、図8Aに示すように、ロボットハンド3を金型31,32から離れる方向に移動させると共に、開状態の取出機5を金型31,32に近づける。
次に、図8B及び図2に示すように、表皮材シート供給装置2から表皮材シート8を受け取る位置にロボットハンド3を移動させると共に、取出機5を閉状態にすることによって、取出機5でパリソン供給装置6と金型31,32の間のバリを把持する。
2-4.取出工程
取出工程では、図8Cに示すように、金型31,32を開状態にして、取出機5によって成形体を取り出すと共に、ロボットハンド3は、次サイクルで用いる表皮材シート8を表皮材シート供給装置2から受け取る。取り出した成形体に対して、バリ除去等の後処理を行うことによって、成形品を得ることができる。
また、取出工程が完了する前に、次サイクルの表皮材シート供給工程を開始することによって、サイクルの短縮化が可能である。
ところで、図9~図10に示すように、パリソン7が樹脂シート7aである場合には、樹脂シート7aの波打ちを抑制すべく、金型31,32の間に配置したエキスパンダ15を用いて樹脂シート7aに張力を加えることが好ましい。樹脂シート7aが発泡樹脂シートである場合、波打ちが特に顕著であるので、エキスパンダ15を用いる必要性が特に大きい。
エキスパンダ15は、一対の把持ユニット15aを備える。各把持ユニット15aは把持部15a1,15a2を備え、把持部15a1,15a2の間に樹脂シート7aを把持可能になっている。また、一対の把持ユニット15aは、幅方向の距離が可変になっている。一対の把持ユニット15aが樹脂シート7aの幅方向の両端を把持した状態で一対の把持ユニット15aの幅方向の距離を大きくすることによって樹脂シート7aに幅方向の張力を加えることが可能になっている。このように樹脂シート7aの幅方向の両側をエキスパンダ15で把持し、表皮材シート8の上下方向の両側をチャック3b,3cで把持する場合、エキスパンダ15とチャック3b,3cが干渉しにくいという利点がある。
エキスパンダ15は、金型31に対して、型閉じ方向に相対移動が可能になっている。エキスパンダ15を金型31に向かって移動することによって樹脂シート7aを金型31の凸部31aに押し付けることが可能になっている。金型32は、金型31に対向する面に凹部32aを有する。凸部31aと凹部32aは互いに略相補形状になっている。このため、表皮材シート8と樹脂シート7aを金型31,32で挟むことによって表皮材シート8と樹脂シート7aを一体成形することができる。
3.その他の実施形態
・上記実施形態では、把持工程において、チャック3b,3cで繰り出し部2eを把持したが、1つのチャックで繰り出し部2eを把持してもよい。また、その状態で切断工程以降の工程を行ってもよく、切断工程の後に2つ目のチェックで繰り出し部2eを把持し、表皮材シート配置工程以降の工程は2つのチャックで繰り出し部2eを把持して行ってもよい。
・上記実施形態では、第2クランプ2cが繰り出し部2eを把持した状態で切断工程を行っているが、第2クランプ2cは省略してもよい。
・上記実施形態では、表皮材ロール2aの中心軸2a3は、図3Aに示すように水平方向であるが、これ以外の方向(例:鉛直方向)であってもよい。
・上記実施形態では、表皮材ロール2aの中心軸2a3は、第2クランプ2cよりも高い位置にあるが、図12に示すように、表皮材ロール2aの中心軸2a3を第2クランプ2cよりも低い位置(例:床面10上)に載置して、クランプ2b,2c,チャック3b,3cで表皮材リボン2a1を把持可能になるように表皮材リボン2a1をガイド部材(例:ローラ)9a,9bで案内するように構成してもよい。表皮材ロール2aはサイズが大きいので、高い位置に設置するのが困難な場合があるが、図12に示す構成では、表皮材ロール2aを低い位置に設置することが可能になる。
1 :成形システム
2 :表皮材シート供給装置
2a :表皮材ロール
2a1 :表皮材リボン
2a2 :端部
2a3 :中心軸
2b :第1クランプ
2b1 :把持部材
2b2 :把持部材
2c :第2クランプ
2c1 :把持部材
2c2 :把持部材
2d :カッター
2e :繰り出し部
3 :ロボットハンド
3a :ベース
3b :第1チャック
3b1 :把持部材
3b2 :把持部材
3c :第2チャック
3c1 :把持部材
3c2 :把持部材
3d :駆動機構
3d1 :シリンダチューブ
3d2 :ピストンロッド
4 :金型ユニット
5 :取出機
5a :把持部材
5b :把持部材
6 :パリソン供給装置
7 :パリソン
7a :樹脂シート
8 :表皮材シート
9a :ガイド部材
9b :ガイド部材
10 :床面
11 :原料樹脂
11a :溶融樹脂
12 :ホッパー
13 :押出機
13a :シリンダ
15 :エキスパンダ
15a :把持ユニット
15a1 :把持部
15a2 :把持部
16 :インジェクタ
17 :アキュームレータ
17a :シリンダ
17b :ピストン
18 :ヘッド
21 :プラテン
22 :プラテン
25 :連結管
27 :連結管
31 :第1金型
31a :凹部
32 :第2金型
32a :凹部

Claims (6)

  1. 成形品の製造方法であって、
    表皮材シート供給工程と、表皮材シート配置工程と、成形工程と、取出工程を備え、
    前記表皮材シート供給工程は、表皮材シート供給装置と、ロボットハンドを用いて行われ、
    前記表皮材シート供給装置は、表皮材リボンが巻かれて構成された表皮材ロールと、クランプとを備え、
    前記ロボットハンドは、第1及び第2チャックを備え、
    第1及び第2チャックは、それぞれ、開閉可能な一対の把持部材を有し、
    第2チャックは、第1チャックから離間されて設けられ、
    前記表皮材シート供給工程は、繰り出し工程と、把持工程と、切断工程を備え、
    前記繰り出し工程では、前記表皮材リボンを前記クランプが把持した状態で前記表皮材ロールを巻き戻す方向に前記クランプを移動させることによって前記表皮材リボンが所定長繰り出された繰り出し部を形成し、
    前記把持工程では、前記クランプよりも前記表皮材リボンの上流側の位置において第1及び第2チャックがそれぞれ前記一対の把持部材を用いて前記繰り出し部を把持し、
    第2チャックは、第1チャックよりも前記表皮材リボンの上流側の位置において前記繰り出し部を把持し、
    前記切断工程では、第2チャックよりも前記表皮材リボンの上流側の位置において前記繰り出し部を切断して第1及び第2チャックによって把持された表皮材シートを切り出し、
    前記表皮材シート配置工程では、前記表皮材シートが第1及び第2金型の間に配置されるように前記ロボットハンドを移動させ、
    前記成形工程では、第1及び第2金型に配置されたパリソンと前記表皮材シートとを一体成形し、
    前記取出工程では、前記一体成形によって得られた成形体を第1及び第2金型から取り出す、方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    前記繰り出し工程では、第1及び第2チャックの前記一対の把持部材が開いた状態で前記クランプが前記一対の把持部材の間の領域を移動する、方法。
  3. 請求項1 又は請求項2に記載の方法であって、
    前記表皮材シート配置工程では、第1及び第2チャックの一方は、第1及び第2金型の上方において前記表皮材シートを把持し、第1及び第2チャックの他方は、第1及び第2金型の下方において前記表皮材シートを把持する、方法。
  4. 請求項3 に記載の方法であって、
    前記パリソンは、樹脂シートで構成され、
    前記成形工程では、前記樹脂シートに幅方向の張力が加えられる、方法。
  5. 請求項1~請求項4の何れか1つに記載の方法であって、
    前記クランプを第1クランプとすると、
    前記表皮材シート供給装置は、第1クランプよりも前記表皮材リボンの上流側の位置に配置される第2クランプを備え、
    前記切断工程では、第2チャックよりも前記表皮材リボンの上流側の位置において第2クランプが前記繰り出し部を把持した状態で、第2クランプと第2チャックの間の位置において前記繰り出し部を切断して第1及び第2チャックによって把持された表皮材シートを切り出す、方法。
  6. 請求項1~請求項5の何れか1つに記載の方法であって、
    前記取出工程が完了する前に、次サイクルの前記表皮材シート供給工程が開始される、方法。
JP2019154493A 2019-08-27 2019-08-27 成形品の製造方法 Active JP7311766B2 (ja)

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