JP7308988B2 - 紡糸ノズルおよび紡糸装置 - Google Patents

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Description

本開示は、糸のタスラン(デュポン社、登録商標)加工に使用するための紡糸ノズルおよび紡糸装置に関する。
タスラン加工は、糸を圧縮空気の力によって嵩高く、ループ状に強く結束させる手法として従来から広く用いられている。このタスラン加工に用いるノズルとして、特許文献1では、一端から糸を導入し、他端からテクスチャード加工糸を引き出せる直通の糸通路と、この糸通路内に連通し糸を進行方向に送る圧搾空気を供給するための斜めの圧搾空気穴とを備えたテクスチャーノズルが提案されている。特許文献1には、テクスチャーノズルはセラミックス、超硬合金あるいは特殊鋼からなることが記載されている。
特許第3215341号公報
本開示の紡糸ノズルは、中心軸に沿って糸が供給される第1通孔を有する供給部と、中心軸に沿って第1通孔に接続する第2通孔と、該第2通孔と交差する複数の貫通孔とを有する交絡部と、中心軸に沿って第2通孔と接続し、交絡させた糸を排出する第3通孔を有する排出部と、を備えてなる主筒と;複数の貫通孔内にそれぞれ装着され、外部から前記第2通孔に向かって糸を交絡させる気体を供給するための流路を有する保護筒と、を備えてなる。
本開示の紡糸装置は、上記の紡糸ノズルを備えてなる。
本開示の一実施形態に係る紡糸ノズルを示す概略断面図である。 図1における交絡部の一例を示す拡大断面図である。 交絡部の他の例を示す拡大断面である。 本開示の他の実施形態に係る紡糸ノズルを示す概略断面図である。
以下、図面を参照して、本開示の一実施形態に係る紡糸ノズルを説明する。図1は本開示の紡糸ノズルの一実施形態を示す概略断面図である。
図1、4に示す紡糸ノズル1は、いわゆるタスラン加工用の紡糸装置に使用されるものである。タスラン加工は、通常、圧縮空気を糸(フィラメント)に吹き当てて、糸を混繊交絡させて、糸条表面にループまたは弛みを形成させ、これにより嵩高性を高め、柔らかい風合いにする加工をいう。
紡糸ノズル100は、中心軸C(軸心)に沿って矢印Aで示す方向に順に筒状の供給部2と、交絡部3と、排出部4とが配置されている主筒1を具備する。
供給部2は、矢印Aで示す方向に糸が供給される第1通孔5を有する。交絡部3は、中心軸Cに沿って第1通孔5に接続する第2通孔6を有する。排出部4は、中心軸Cに沿って第2通孔6に接続し交絡させた糸を排出する第3通孔7を有する。
第1通孔5、第2通孔6および第3通孔7は、いずれも中心軸Cに垂直な断面形状が円形である。
交絡部3は、さらに第2通孔6と交差する複数の貫通孔8を有する。各貫通孔8は、交絡部3の外周面に形成された切り欠き部9の底部から第2通孔6に向かって延びている。貫通孔8は、主筒1の周方向に2つないし5つ形成されているのがよい。切り欠き部9は、空気等の送気管を取り付けるためのものである。
複数の前記貫通孔8内には保護筒10がそれぞれ装着されている(図2参照)。保護筒10は、外部から前記第2通孔6に向かって糸を交絡させる空気等の気体を供給するための流路11を有する。そのため、従来のように、製造時に紡糸ノズルに外側から穿孔して流路を形成する必要がないので、流路11と第2通孔6が鋭角状に交差する部分が欠けることがなくなる。また、当該交差部分において、糸との接触回数が増えた場合でも、欠けにくくなる。
すなわち、従来のように、圧搾空気穴と糸通路とが一体的に形成されている場合には、製造が難しく、さらに圧搾空気穴と糸通路とが鋭角状に交差しているため、製造時において、圧搾空気穴の開口縁部にある鋭角状に交差する部分が欠けやすくなる。
流路11は、交絡部3の外周面から排出部4に向かって傾斜している。流路11の傾斜角度は、中心軸Cに対して約40°以上56°以下、好ましくは約43°以上53°以下であるのがよい。なお、流路11の断面形状は円形に限定されるものではなく、楕円形、矩形等の多角形であってもよい。
保護筒10の内径、従って流路11の径は、0.3mm以上1.0mm以下であるのがよい。また、保護筒10の肉厚は1.0mm以上2.0mm以下であるのがよい。
図2に示すように、保護筒10は、一端10aが貫通孔8と第2通孔6との交差部に位置しており、少なくとも交差部に位置する端面は研磨面であるのがよい。これにより、端面の凹凸が小さくなるので、糸が端面に引っ掛かることが少なくなり、交絡の効率が向上する。保護筒10は、一端10aを含む全面が研磨面であってもよい。また、保護筒10の一端10aは、貫通孔8と第2通孔6との交差部に位置していること必要であり、一端10aが第2通孔6内に過度に突出するのは好ましくない。
保護筒10は、交絡部3を含む主筒1とは別に製造される。そのため、保護筒10が主筒1の貫通孔8から容易に脱落しないようにする必要があるため、貫通孔8の内壁面に保護筒10の外壁面を接合させる。
そのためには、例えば、貫通孔8の内壁面と保護筒の外壁面10との間に、ガラスまたはエポキシ樹脂を主成分とする介在層12を介在させるのがよい。これにより、主筒1に対する保護筒10の接合強度が高くなるので、長期間に亘る信頼性が向上する。
ガラスとしては、例えば、低融点ガラスフリット等が挙げられる。低融点ガラスフリットの一例としては、Biが70 % 以上、BおよびZnOがそれぞれ15%以下、さらに、エチルセルロース、テルピネオールなどの有機系物質の混合物が5%以上含まれたビスマス系シール、フリットペースト等を用いることができる。
エポキシ樹脂を主成分とする介在層12としては、例えば、エポキシ樹脂接着剤を含むものである。
ガラスまたはエポキシ樹脂を主成分とするとは、これらが総量の70質量%以上含まれていることを意味する。
他の介在層12としては、シアノアクリレートを主成分とするものであってもよい。例えば、α-シアノアクリレートを主成分とした接着剤層12が挙げられる。シアノアクリレートを主成分とするとは、シアノアクリレートが総量の70質量%以上含まれていることを意味する。シアノアクリレートを主成分とする介在層12は、アセトン等の有機溶剤により容易に溶解させることができるので、交絡させる糸の材質、太さ、用途に応じて、流路11の径が異なる保護筒に交換することができる。
また、主筒1および保護筒10がいずれもセラミックスからなる場合、介在層12を介在させることなく、貫通孔8の内壁面と保護筒10の外壁面とを、互いに当接させて接合することができる。その際、あらかじめ貫通孔8の内壁面と保護筒10の外壁面とをそれぞれ研磨したのち、少なくともいずれかの面に噴霧するなどして水を付着させたのち、貫通孔8内に保護筒10を圧入することにより、貫通孔8の内壁面と保護筒10の外壁面とを互いに吸着させる。この状態で吸着面を押圧しながら熱処理を行うことにより、両面は互いに接合される。押圧力としては保護筒10の自重を使い、熱処理は1000℃以上1800℃以下の温度で30分~120分程度行うのがよい。このような態様であると、介在層12がないので、介在層12から脱離する粒子が糸に付着するおそれがないため、高品質な糸を得ることができる。
主筒1は、例えば、炭化チタン質セラミックス、炭窒化チタン質セラミックス、窒化チタン質セラミックス、酸化アルミニウム質セラミックス、酸化ジルコニウム質セラミックス、酸化アルミニウムと酸化ジルコニウムの複合セラミックス等のセラミックスからなるのがよく、特に酸化アルミニウム質セラミックス、酸化ジルコニウム質セラミックス、酸化アルミニウムと酸化ジルコニウムの複合セラミックスであるのがよい。これにより、主筒1の機械的特性および耐摩耗性を高くすることができる。
上記セラミックスの機械的特性としては、例えば、JIS R 1610:2003に準拠したビッカース硬度が10GPa以上であり、JIS R1601:2008に準拠した3点曲げ強度が310MPa以上である。
主筒1を構成する上記セラミックスは、例えば、炭化チタン質セラミックスであれば、成分の合計100質量%のうち、炭化チタンが70質量%以上を占めるセラミックスであり、炭窒化チタン質セラミックス、窒化チタン質セラミックス、酸化アルミニウム質セラミックスおよび酸化ジルコニウム質セラミックスについても同様である。酸化アルミニウムおよび酸化ジルコニウムの複合セラミックスとは、成分の合計100質量%のうち、酸化アルミニウムおよび酸化ジルコニウムがそれぞれ少なくとも10質量%以上含有し、合計の含有量で70質量%以上を占めるセラミックスである。
ここで、セラミックスを構成する成分は、CuKα線を用いたX線回折装置による測定結果から同定することができ、各成分の含有量は、例えば、ICP(Inductively Coupled Plasma)発光分光分析装置または蛍光X線分析装置により求めることができる。
保護筒10は、例えば、耐摩耗性に優れたセラミックス、金属、樹脂等からなる。セラミックスとしては、例えば、主筒1を構成する上記セラミックスと同様のセラミックスが使用可能である。金属としては、例えば、ステンレス鋼(SUS304等)、炭素鋼(S35C、S45C等)、一般構造用圧延鋼(SS400等)、アルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウムまたはマグネシウム合金等が使用可能である。樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリアミド、ポリフェニレンオキシド、尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等が使用可能である。
流路11を形成する保護筒10の内壁面は、粗さ曲線における25%の負荷長さ率での切断レベルと、前記粗さ曲線における75%の負荷長さ率での切断レベルとの差を表す、前記粗さ曲線における切断レベル差(Rδc)が0.3μm以下(但し、0μmを除く)であるのがよい。
また、流路11を形成する保護筒10の内壁面は、粗さ曲線における算術平均粗さRaが0.2μm以下(但し、0μmを除く)であるのがよい。
同様に、第1通孔5、第2通孔6および第3通孔7を形成する内壁面の少なくともいずれかは、粗さ曲線における25%の負荷長さ率での切断レベルと、粗さ曲線における75%の負荷長さ率での切断レベルとの差を表す、粗さ曲線における切断レベル差(Rδc)が0.3μm以下(但し、0μmを除く)であるのがよい。
第1通孔5、第2通孔6および第3通孔7を形成する内壁面の少なくともいずれかは、粗さ曲線における算術平均粗さRaが0.2μm以下(但し、0μmを除く)であるのがよい。
切断レベル差(Rδc)が0.3μm以下あるいは算術平均粗さRaが0.2μm以下であると、内壁面の表面性状の凹凸が小さくなるので、流路11内での乱流が生じにくくなる。また、内壁面の撥水性が高くなるため、内壁面に汚れが付着しにくくなるので、内壁面の洗浄を容易にしたり、洗浄の回数を削減したりすることができる。
切断レベル差(Rδc)および算術平均粗さ(Ra)は、JIS B 0601:2001に準拠し、形状解析レーザ顕微鏡((株)キーエンス製、VK-X1100またはその後継機種)を用いて測定することができる。測定条件は、倍率を120倍、カットオフ値λsを無し、カットオフ値λcを0.08mm、カットオフ値λfを無しとする。測定方法は、測定対象とする内壁面から1か所当たりの測定範囲を、例えば、1024μm×768μmに設定して、測定範囲毎に長手方向に沿って、略等間隔となるように測定対象とする線を4本引く。そして、2か所の測定範囲における測定対象とする合計8本の線に対して線粗さ計測を行えばよい。測定対象とする線1本当たりの長さは、例えば、1280μmである。
以上詳述したように、紡糸ノズル100は、主筒1に形成された貫通孔8に、第2通孔6に向かって糸を交絡させる気体を供給するための流路11を有する保護筒10を装着したので、流路11を容易に形成することができ、紡糸ノズル100の製造が容易になるとともに、製造時において、流路11と第2通孔6とが鋭角状に交差する部分が欠けにくくなる。
図3は、本開示における交絡部3´の他の例を示している。同図に示すように、保護筒10´は、切り欠き部9の底面に係止するフランジ部13を有している。このため、保護筒10´を貫通孔8内に装着する際の保護筒10´の位置決めが容易になり、製造効率が向上するという利点がある。その他は、前述の実施形態と同じであるので、同一符号を付して説明を省略する。
図4に示すように、第1通孔5は、糸が供給される側から第2通孔6に向かって縮径する円錐台状の内周面2aを有し、円錐台状の内周面2aの頂角αは13°以上19°以下であるのがよい。頂角αが13°以上であると、糸が供給される側の開口面積が大きくなるので、糸の供給が容易となる。頂角αが19°以下であると、糸が供給される側の端面周辺の厚みを十分確保することができるので、供給部2からのチッピングや欠けが生じにくくなる。
第3通孔7は、糸が排出される側に向かって拡径するラッパ状の内周面7aを有し、ラッパ状の内周面7aを形成する内周面の曲率半径Rは、第2通孔6の直径の4倍以上であってもよい。ラッパ状の内周面7aは糸状表面のループや緩みを形成する機能を有するともに、超音速流が第3通孔7内で発生して、例えば、450m/s以上の空気速度を得ることができるので、ラッパ状の内周面7aがあると、糸の排出速度が上がり生産効率が向上する。
ラッパ状の内周面7aの曲率半径Rが第2通孔6の直径の4倍以上であると、糸の交絡がさらに効率的に行われる。
例えば、第2通孔6の直径は、1mm以上1.4mm以下であり、内周面7aの曲率半径Rは、5mm以上7mm以下である。
その他は、前述の実施形態と同じであるので、同一符号を付して説明を省略する。
本開示の紡糸ノズル100は、タスラン加工糸を紡糸するための紡糸装置に使用される。
以上、本開示の実施形態を説明したが、本開示は以上の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更や改善が可能である。
1 主筒
2 供給部
2a 内周面
3 交絡部
4 排出部
5 第1通孔
6 第2通孔
7 第3通孔
7a 内周面
8 貫通孔
9 切り欠き部
10 保護筒
10a 一端
11 流路
12 介在層
13 フランジ部
100 紡糸ノズル

Claims (16)

  1. 中心軸に沿って糸が供給される第1通孔を有する供給部と、
    前記中心軸に沿って前記第1通孔に接続する第2通孔と、該第2通孔と交差する複数の貫通孔とを有する交絡部と、
    前記中心軸に沿って前記第2通孔と接続し、交絡させた前記糸を排出する第3通孔を有する排出部と、を備えてなる主筒と;
    複数の前記貫通孔内にそれぞれ装着され、外部から前記第2通孔に向かって前記糸を交絡させる気体を供給するための流路を有する保護筒と、を備えてなる紡糸ノズル。
  2. 前記保護筒は、一端が前記貫通孔と前記第2通孔との交差部に位置しており、少なくとも前記交差部に位置する端面は研磨面である、請求項1に記載の紡糸ノズル。
  3. 前記貫通孔の内壁面と前記保護筒の外壁面との間に、ガラスまたはエポキシ樹脂を主成分とする介在層を有する、請求項1または2に記載の紡糸ノズル。
  4. 前記貫通孔の内壁面と前記保護筒の外壁面との間に、シアノアクリレートを主成分とする介在層を有する、請求項1または2に記載の紡糸ノズル。
  5. 前記貫通孔の内壁面と前記保護筒の外壁面とが、互いに当接してなる請求項1または2に記載の紡糸ノズル。
  6. 前記流路を形成する前記保護筒の内壁面は、粗さ曲線における25%の負荷長さ率での切断レベルと、前記粗さ曲線における75%の負荷長さ率での切断レベルとの差を表す、前記粗さ曲線における切断レベル差(Rδc)が0.3μm以下(但し、0μmを除く)である、請求項1~5のいずれかに記載の紡糸ノズル。
  7. 前記流路を形成する前記保護筒の内壁面は、粗さ曲線における算術平均粗さRaが0.2μm以下(但し、0μmを除く)である、請求項1~6のいずれかに記載の紡糸ノズル。
  8. 前記流路と前記第2通孔が鋭角状に交差している、請求項1~7のいずれかに記載の紡糸ノズル。
  9. 前記流路は、前記交絡部の外周面から排出部に向かって傾斜しており、前記流路の傾斜角度は、中心軸に対して40°以上56°以下である、請求項8に記載の紡糸ノズル。
  10. 前記主筒がセラミックスからなり、前記保護筒がセラミックス、金属または樹脂からなる、請求項1~9のいずれかに記載の紡糸ノズル。
  11. 前記交絡部の外周面に切り欠き部が形成されており、前記貫通孔は、該切り欠き部の底部から前記第2通孔に向かって延びており、前記保護筒は、前記切り欠き部の底面に係止するフランジ部を有している、請求項1~10のいずれかに記載の紡糸ノズル。
  12. 前記第1通孔は、前記糸が供給される側から前記第2通孔に向かって縮径する円錐台状の内周面を有し、前記円錐台状の内周面の頂角は13°以上19°以下である、請求項1~11のいずれかに記載の紡糸ノズル。
  13. 前記第3通孔は、前記糸が排出される側に向かって拡径するラッパ状の内周面を有し、該ラッパ状の内周面を形成する前記排出部の内周面の曲率半径は、前記第2通孔の直径の4倍以上である請求項1~12のいずれかに記載の紡糸ノズル。
  14. 前記第1通孔、前記第2通孔および前記第3通孔を形成する内壁面の少なくともいずれかは、粗さ曲線における25%の負荷長さ率での切断レベルと、前記粗さ曲線における75%の負荷長さ率での切断レベルとの差を表す、前記粗さ曲線における切断レベル差(Rδc)が0.3μm以下(但し、0μmを除く)である、請求項1~13のいずれかに記載の紡糸ノズル。
  15. 前記第1通孔、前記第2通孔および前記第3通孔を形成する内壁面の少なくともいずれかは、粗さ曲線における算術平均粗さRaが0.2μm以下(但し、0μmを除く)である、請求項1~14のいずれかに記載の紡糸ノズル。
  16. 請求項1~15のいずれかに記載の紡糸ノズルを備えてなる、紡糸装置。
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