JP7306246B2 - 車両用外装部材の取付構造 - Google Patents
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Description
本発明の目的は、外装部材の取付作業を容易に行うことのできる車両用外装部材の取付構造を提供することにある。
この点、上記構成によれば、ブラケットの凸部が外装部材の貫通孔に嵌合されているため、車体に対する外装部材の変位が抑制される。これにより、締結部材に対して上述した剪断力が作用しない。したがって、締結部材の損傷を抑制できる。
上記車両用外装部材の取付構造において、前記車体は、車外側に向かって膨出された膨出部と、前記膨出部の下端から下側に向かって突出するフランジ部とを有し、前記差込孔は、前記膨出部の下面に開口しており、前記ブラケットは、前記膨出部の下側であり、且つ前記フランジ部の外側に位置するブラケット本体を有しており、前記ブラケット本体の外面には、前記フランジ部とは反対側に向かって突出する突片が設けられており、前記突片は、前記フランジ部に対向する姿勢にて前記車体に近接されたときに前記フランジ部に干渉することで前記ブラケットの誤組み付けを抑制することが好ましい。
なお、以降においては、車両の前後方向を単に前後方向として説明する。また、車幅方向Wにおいて車両の中央部に近づく側を「車内側」とし、当該中央部から遠ざかる側を「車外側」として説明する。
図2に示すように、ロッカパネル11には、前後方向に互いに間隔をおいて複数の硬質樹脂製のブラケット20が組み付けられている。ロッカパネル11には、これらのブラケット20を介して、前後方向に沿って延在する長尺状のロッカモール40が取り付けられている。ロッカモール40は、硬質樹脂製である。上記ロッカモール40が本発明に係る外装部材に相当する。
<ロッカパネル11>
図5に示すように、ロッカパネル11は、共に車幅方向Wに向かって開口したハット形状の内側ロッカパネル12と外側ロッカパネル13とにより構成されている。
外側ロッカパネル13は、車外側に向かって膨出する膨出部13aと、膨出部13aの上下方向の両端部に形成されたフランジ部13bとを有している。
図3~図5に示すように、ブラケット20は、膨出部13aの下側であり、且つフランジ部13bの車外側に位置するブラケット本体20aを有している。
<ロッカモール40>
図2、図3、及び図5に示すように、ロッカモール40は、外側ロッカパネル13の側壁14を覆うカバー壁41と、カバー壁41の下側から車外側に向けて膨出され、下側ほど車内側に位置する形状の意匠壁42と、意匠壁42の下側から車内側に延出され、底壁15を覆う下壁43とを有している。
孔45には、クリップ46の基端部が嵌合されている。クリップ46の先端部は、車内側を指向している。クリップ46が、本発明に係る締結部材に相当する。
取付部51には、取付部51、すなわち下壁43を貫通する貫通孔52が設けられている。貫通孔52の内径は、凸部31の外径よりも僅かに大きい(図5参照)。
ロッカモール40のロッカパネル11への取り付けに際しては、まず、外側ロッカパネル13の底壁15の各差込孔17にブラケット20の差込部27を差し込む。これにより、ロッカパネル11に対してブラケット20が組み付けられる。
(1)車体10の下面には、差込孔17が開口している。ブラケット20は、差込孔17に差し込まれる差込部27を有している。ロッカモール40には、貫通孔52が設けられている。ブラケット20には、ロッカモール40の貫通孔52に嵌合する凸部31が設けられている。
こうした構成によれば、車両走行時などに車内側からクリップ34に向かって飛散する小石などが折返部25に当たることでクリップ34に衝突しにくくなる。したがって、クリップ34の損傷を抑制できる。
上記実施形態は、例えば以下のように変更して実施することもできる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・クリップ34に代えてねじを締結部材として用いることもできる。
・外側ロッカパネル13の係止孔16及びクリップ46に代えて、両面テープなどの他の手段によってロッカモール40の上部を外側ロッカパネル13の側壁14に固定するようにしてもよい。
・突片29を省略してもよい。
・ロッカモール40の覆い部47を省略することもできる。
・本発明に係る凹部は貫通孔に限られるものではなく、底部を有する穴形状のものであってもよい。
Claims (9)
- ブラケットを介して外装部材を車体に取り付ける取付構造であって、
前記車体の下面には、差込孔が開口しており、
前記ブラケットは、前記差込孔に差し込まれる差込部を有しており、
前記外装部材及び前記ブラケットには、互いに嵌合する凹部及び凸部がそれぞれ設けられており、
前記凸部は、前記ブラケットの下面から下側に突出しており、
前記外装部材は、前記ブラケットの下面を覆う下壁を有しており、
前記凹部は、前記下壁に設けられており、
前記凸部は、前記凸部の突出方向に沿って貫通する中心孔を有しており、
前記凹部は、前記外装部材の前記下壁を貫通する貫通孔であり、
前記貫通孔及び前記中心孔には、締結部材が挿通されており、
前記ブラケットには、前記締結部材よりも車内側に位置し、前記ブラケットの下面よりも下側まで延出された邪魔壁が設けられている、
車両用外装部材の取付構造。 - 前記ブラケットに対して前記外装部材を車外側から近接させることにより、前記凹部が前記凸部に嵌合されるものであり、
前記凸部の外周面には、前記凸部の中心に近づくほど下側に位置するとともに前記凹部が前記凸部に嵌合される組付位置に向けて前記外装部材を案内する傾斜部が設けられている、
請求項1に記載の車両用外装部材の取付構造。 - 前記外装部材の前記下壁の下面には、前記締結部材よりも車外側に位置し、前記締結部材が当接する当接面よりも下側に向かって突出することで前記締結部材を覆う覆い部が設けられている、
請求項1または請求項2に記載の車両用外装部材の取付構造。 - ブラケットを介して外装部材を車体に取り付ける取付構造であって、
前記車体の下面には、差込孔が開口しており、
前記ブラケットは、前記差込孔に差し込まれる差込部を有しており、
前記外装部材及び前記ブラケットの一方及び他方には、互いに嵌合する凸部及び凹部がそれぞれ設けられており、
前記車体は、車外側に向かって膨出された膨出部と、前記膨出部の下端から下側に向かって突出するフランジ部とを有し、
前記差込孔は、前記膨出部の下面に開口しており、
前記ブラケットは、前記膨出部の下側であり、且つ前記フランジ部の車外側に位置するブラケット本体を有しており、
前記ブラケット本体の外面には、前記フランジ部とは反対側に向かって突出する突片が設けられており、
前記突片は、前記フランジ部に対向する姿勢にて前記車体に近接されたときに前記フランジ部に干渉することで前記ブラケットの誤組み付けを抑制する、
車両用外装部材の取付構造。 - 前記凸部は、前記ブラケットの下面から下側に突出しており、
前記外装部材は、前記ブラケットの下面を覆う下壁を有しており、
前記凹部は、前記下壁に設けられている、
請求項4に記載の車両用外装部材の取付構造。 - 前記ブラケットに対して前記外装部材を車外側から近接させることにより、前記凹部が前記凸部に嵌合されるものであり、
前記凸部の外周面には、前記凸部の中心に近づくほど下側に位置するとともに前記凹部が前記凸部に嵌合される組付位置に向けて前記外装部材を案内する傾斜部が設けられている、
請求項5に記載の車両用外装部材の取付構造。 - 前記凸部は、前記凸部の突出方向に沿って貫通する中心孔を有しており、
前記凹部は、前記外装部材の前記下壁を貫通する貫通孔であり、
前記貫通孔及び前記中心孔には、締結部材が挿通されている、
請求項5または請求項6に記載の車両用外装部材の取付構造。 - 前記ブラケットには、前記締結部材よりも車内側に位置し、前記ブラケットの下面よりも下側まで延出された邪魔壁が設けられている、
請求項7に記載の車両用外装部材の取付構造。 - 前記外装部材の前記下壁の下面には、前記締結部材よりも車外側に位置し、前記締結部材が当接する当接面よりも下側に向かって突出することで前記締結部材を覆う覆い部が設けられている、
請求項7または請求項8に記載の車両用外装部材の取付構造。
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US20110127797A1 (en) | 2009-11-30 | 2011-06-02 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | Vehicle Side Door Structures |
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