JP7305880B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
従来、乗員用のシートにエアバッグ装置を備える鞍乗り型車両において、エアバッグをシートから真上に展開する構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011-173566号公報
ところで、鞍乗り型車両のシートは、比較的小型であるとともに、乗員が着座する部分であるため、エアバッグ装置の搭載スペースが限られる。また、エアバッグ装置の前方側の乗員をエアバッグ装置によって保護することができれば、エアバッグ装置の配置の自由度も向上する。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、乗員用のシートにエアバッグ装置を備える鞍乗り型車両において、エアバッグ装置をシートに効率良く配置でき、且つ、エアバッグ装置の前方側の乗員をエアバッグ装置によって保護できるようにすることを目的とする。
鞍乗り型車両は、乗員用のシート(13,313)にエアバッグ装置(40)を備える鞍乗り型車両において、前記シート(13,313)は、前側シート(30,330)と、前記前側シート(30,330)の後方且つ上方に配置される後側シート(31,331)とを備え、前記前側シート(30,330)と前記後側シート(31,331)との間に段部(32,332)が形成され、前記シート(13,313)内で前記段部(32,332)の後方に前記エアバッグ装置(40)が配置され、前記エアバッグ装置(40)のエアバッグ(42,242)は、車両前方に展開することを特徴とする。
また、上述の構成において、前記段部(32,332)は、前記前側シート(30,330)よりも上方に位置し、前記エアバッグ(42,242)は、前記段部(32,332)の前面(32a,332a)または側面(32b,332b)の少なくともいずれかから車両前方に展開しても良い。
また、上述の構成において、前記エアバッグ(42,242)は、前記前側シート(30)の前後の中間部(30b)よりも前方まで展開しても良い。
さらに、上述の構成において、前記エアバッグ(42,242)は、前記段部(32)から車両前方に展開する前方展開部(51,251)と、前記前方展開部(51,251)の前部から車幅方向内側に展開する内側展開部(52,252)とを備えても良い。
また、上述の構成において、前記前方展開部(51)は、前記段部(32)から車幅方向外側に展開する第1展開部(55)と、前記第1展開部(55)から車両前方に展開する第2展開部(56)とを備え、前記内側展開部(52)は、前記第2展開部(56)の前端部から車幅方向内側に展開する第3展開部(57)と、前記第3展開部(57)から上下方向に展開する第4展開部(58)とを備えても良い。
また、上述の構成において、前記前方展開部(51)は、車両側面視で、前記段部(32)から前上方に斜めに展開しても良い。
また、上述の構成において、前記前方展開部(251)は、前記段部(32)から車幅方向外側に展開する第1展開部(255)と、前記第1展開部(255)から略水平に車両前方に展開する第2展開部(256)とを備え、前記内側展開部(252)は、第2展開部(256)から車幅方向内側に展開する第3展開部(257)と、前記第3展開部(257)から上方に展開する第4展開部(258)とを備えても良い。
また、上述の構成において、前記前方展開部(51,251)及び前記内側展開部(52,252)は左右一対設けられ、左右の前記前方展開部(51,251)は、前記前側シート(30)の車幅方向の中央部に対し左右の外側をそれぞれ前方に延びても良い。
さらに、上述の構成において、前記前方展開部(51,251)は、前記前側シート(30)に着座して操舵用のハンドル(20)を握る乗員の腕の下方から、前記腕の車幅方向内側を通って前記腕の上方まで展開し、前記内側展開部(52,252)は、乗員の胴体を前方から覆っても良い。
また、上述の構成において、前記前方展開部(251)は、前記段部(32)から、前記前側シート(30)に着座して操舵用のハンドル(20)を握る乗員の腕の下方まで前方に展開し、前記内側展開部(252)は、前記腕の車幅方向内側を通って上方に延び、乗員の胴体を前方から覆っても良い。
鞍乗り型車両は、乗員用のシートにエアバッグ装置を備え、シートは、前側シートと、前側シートの後方且つ上方に配置される後側シートとを備え、前側シートと後側シートとの間に段部が形成され、シート内で段部の後方にエアバッグ装置が配置され、エアバッグ装置のエアバッグは、車両前方に展開する。
この構成によれば、前側シートと後側シートとの間に形成される段部を利用して、エアバッグ装置を効率良く配置できる。また、エアバッグは、車両前方に展開するため、エアバッグ装置の前方側の乗員をエアバッグで保護できる。
また、上述の構成において、段部は、前側シートよりも上方に位置し、エアバッグは、段部の前面または側面の少なくともいずれかから車両前方に展開しても良い。
この構成によれば、段部の前面または側面の少なくともいずれかからエアバッグを効率良く車両前方に展開できる。
また、上述の構成において、エアバッグは、前側シートの前後の中間部よりも前方まで展開しても良い。
この構成によれば、前側シートの乗員をエアバッグによって効果的に保護できる。
さらに、上述の構成において、エアバッグは、段部から車両前方に展開する前方展開部と、前方展開部の前部から車幅方向内側に展開する内側展開部とを備えても良い。
この構成によれば、内側展開部が前方展開部の前部から車幅方向内側に展開するため、内側展開部によって乗員を前方側から保護し易い。
また、上述の構成において、前方展開部は、段部から車幅方向外側に展開する第1展開部と、第1展開部から車両前方に展開する第2展開部とを備え、内側展開部は、第2展開部の前端部から車幅方向内側に展開する第3展開部と、第3展開部から上下方向に展開する第4展開部とを備えても良い。
この構成によれば、第1展開部、第2展開部、第3展開部、及び第4展開部によって、前側シートの乗員を周囲から囲むことができ、乗員を効果的に保護できる。
また、上述の構成において、前方展開部は、車両側面視で、段部から前上方に斜めに展開しても良い。
この構成によれば、段部に対し前上方の乗員を効果的に保護できる。
また、上述の構成において、前方展開部は、段部から車幅方向外側に展開する第1展開部と、第1展開部から略水平に車両前方に展開する第2展開部とを備え、内側展開部は、第2展開部から車幅方向内側に展開する第3展開部と、第3展開部から上方に展開する第4展開部とを備えても良い。
この構成によれば、第1展開部、第2展開部、第3展開部、及び第4展開部によって、前側シートの乗員を周囲から囲むことができ、乗員を効果的に保護できる。
また、上述の構成において、前方展開部及び内側展開部は左右一対設けられ、左右の前方展開部は、前側シートの車幅方向の中央部に対し左右の外側をそれぞれ前方に延びても良い。
この構成によれば、左右の前方展開部及び左右の内側展開部によって、前側シートの乗員を広い範囲で囲むことができ、乗員を効果的に保護できる。
さらに、上述の構成において、前方展開部は、前側シートに着座して操舵用のハンドルを握る乗員の腕の下方から、腕の車幅方向内側を通って腕の上方まで展開し、内側展開部は、乗員の胴体を前方から覆っても良い。
この構成によれば、前方展開部によって内側展開部を乗員の胴体の前方に位置させることができ、内側展開部によって乗員を前方から保護できる、また、乗員の胴体を前方展開部によって側方から保護できる。
また、上述の構成において、前方展開部は、段部から、前側シートに着座して操舵用のハンドルを握る乗員の腕の下方まで前方に展開し、内側展開部は、腕の車幅方向内側を通って上方に延び、乗員の胴体を前方から覆っても良い。
この構成によれば、前方展開部によって内側展開部を乗員の胴体の前方に位置させることができ、内側展開部によって乗員を前方から保護できる、また、乗員の胴体を前方展開部によって側方から保護できる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 図2は、シートの断面図である。 図3は、エアバッグ装置を上方から見た平面図である。 図4は、エアバッグが展開した状態における自動二輪車の左側面図である。 図5は、エアバッグが展開した状態を前方側から見た正面図である。 図6は、展開した状態のエアバッグを示す図である。 図7は、図3のVII-VII断面図であって、接続部とエアバッグ側接続部との接続構造を示す。 図8は、インフレーターのガスの放出による切り離し機構の動作状態を示す図である。 図9は、第2の実施の形態において、エアバッグが展開した状態における自動二輪車の左側面図である。 図10は、エアバッグが展開した状態を前方側から見た正面図である。 図11は、第3の実施の形態における自動二輪車の左側面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム10と、前輪2を操舵可能に支持するフロントフォーク11と、車体フレーム10の後部に支持されるパワーユニット12と、後輪3と、乗員Rが跨るようにして着座するシート13とを備えるスクーター型の鞍乗り型車両である。
車体フレーム10は、車体フレーム10の前端に設けられるヘッドパイプ14と、ヘッドパイプ14から後下方に延びるメインフレーム15と、メインフレーム15の下端から後方に延びるロアフレーム16と、ロアフレーム16から後上方へ延びる左右一対のリアフレーム17とを備える。
フロントフォーク11は、ヘッドパイプ14によって左右に操舵自在に支持される。前輪2は、フロントフォーク11の下端部に支持される。乗員Rが把持する操舵用のハンドル20は、フロントフォーク11の上端部に取り付けられる。
パワーユニット12は、後輪3の駆動源としてのエンジンと後輪3を支持するスイングアームとの機能を備えたユニットスイングエンジンである。パワーユニット12は、リンク部材21を介して上下に揺動自在に車体フレーム10によって軸支される。
運転者である乗員Rが足を置くステップフロア22は、シート13の前下方に設けられる。
自動二輪車1は、車体フレーム10等の車体を覆う車体カバー23を備える。
シート13は、リアフレーム17の上方に設けられる。シート13は、乗員Rが着座する前側シート30と、前側シート30の後方且つ上方に配置される後側シート31とを備える。
シート13は、前側シート30と後側シート31とが前後に連続して一体に設けられるシートである。
後側シート31は、前側シート30の後方で前側シート30に対し段状に高く形成されている。
前側シート30の上面は、乗員Rが着座する前側着座面30aである。シート13は、前側着座面30aの後端部と後側シート31の上面31aの前端部とを上下に接続する段部32を備える。段部32は、後側シート31の前端部でもある。段部32は、前側シート30と後側シート31との間に形成される。
段部32の前面32aは、車両側面視で鉛直方向に対しやや後傾しており、自動二輪車1の前上方に面が向くように配置される。前面32aは、前側シート30よりも上方に位置する。また、段部32の左右の側面32bは、それぞれ前側シート30よりも上方に位置する。
同乗者は、後側シート31の上面31aに着座することができる。
図2は、シート13の断面図である。
図1及び図2を参照し、シート13は、ウレタン等のクッション材で構成されるクッション13aと、クッション13aを下方から支持するシート底板13bと、クッション13aを上方及び側方から覆うシート表皮13cとを備える。前側着座面30a及び上面31aは、シート表皮13cの表面である。
シート底板13bは、前側シート30及び後側シート31の形状に対応し、後部が前部よりも高い段状に形成される。
エアバッグ装置40は、シート13内において段部32の後方に配置される。また、エアバッグ装置40は、後側シート31の前端部内に配置されるとも言える。
エアバッグ装置40は、段部32の後方において、シート底板13bとシート表皮13cとの間に配置され、前側着座面30aに対し後上方に位置する。また、エアバッグ装置40は、後側シート31の上面31aの下方に位置する。
図3は、エアバッグ装置40を上方から見た平面図である。
図1~図3を参照し、エアバッグ装置40は、インフレーター41と、インフレーター41が放出するガスによって膨張するエアバッグ42とを備える。
インフレーター41は、第1インフレーター43と、第2インフレーター44とを備える。
第1インフレーター43及び第2インフレーター44は、車幅方向に延びる棒状であり、棒形状の軸線43a,44aを車幅方向に指向させて配置される。
第1インフレーター43は、後側シート31内においてエアバッグ42の後方に配置される。第2インフレーター44は、後側シート31内において第1インフレーター43の後方に配置され、第1インフレーター43と略平行に配置される。第1インフレーター43及び第2インフレーター44は、シート底板13bに固定される。
第1インフレーター43は、軸方向の一端部に、エアバッグ42に接続される接続部43bを備える。
第2インフレーター44は、軸方向の一端部に、エアバッグ42に接続される接続部44bを備える。
第1インフレーター43は、接続部43bが車幅方向の一端(右端)に位置するように配置される。第2インフレーター44は、接続部44bが車幅方向の他端(左端)に位置するように配置される。
エアバッグ42は、ロール状に折り畳まれた状態で、シート13内において段部32の後方に収納される。エアバッグ42は、ロール形状の軸線42aを車幅方向に指向させて配置される。エアバッグ42は、エアバッグ42の長手方向を車幅方向に指向させて配置される。エアバッグ42は、段部32の前面32aの真後ろに配置される。
エアバッグ42は、第1インフレーター43の前方に、第1インフレーター43と略平行に配置される。エアバッグ42は、シート底板13bに配置される。
エアバッグ42は、ロール状に折り畳まれた状態において、車幅方向の一端部から後方に延びて第1インフレーター43に接続される延出部45と、車幅方向の他端部から後方に延びて第2インフレーター44に接続される延出部46とを備える。
延出部45の端部には、第1インフレーター43の接続部43bに接続されるエアバッグ側接続部45aが設けられる。
延出部46の端部には、第2インフレーター44の接続部44bに接続されるエアバッグ側接続部46aが設けられる。
第1インフレーター43が放出するガスは、延出部45を通ってエアバッグ42に流入する。第2インフレーター44が放出するガスは、延出部46を通ってエアバッグ42に流入する。
自動二輪車1は、自動二輪車1に作用する衝撃を検知する加速度センサ(不図示)を備える。この加速度センサは自動二輪車1の制御部(不図示)に電気的に接続され、制御部はインフレーター41に電気的に接続される。制御部は、検知された加速度に基づいてエアバッグ装置40の作動及び非作動を判断する。制御部は、エアバッグ装置40を作動させる場合、インフレーター41を作動させてエアバッグ42内にガスを放出する。エアバッグ42は、ガスの圧力で膨張し、展開する。
図4は、エアバッグ42が展開した状態における自動二輪車1の左側面図である。図5は、エアバッグ42が展開した状態を前方側から見た正面図である。図6は、展開した状態のエアバッグ42を示す図である。
図4~図6を参照し、エアバッグ42は、シート13の段部32から前上方に展開する。
段部32の前面32aには、膨張するエアバッグ42が通る開口部が、エアバッグ42の膨張に連動して形成される。この開口部は、例えば、段部32の前面32aに設けられた脆弱部が、膨張するエアバッグ42によって開裂することで形成される。エアバッグ42は、段部32の前面32aから前上方に展開する。
なお、膨張するエアバッグ42が通る上記開口部は、段部32の前面32aまたは側面32bの少なくともいずれかに設けられた脆弱部が、膨張するエアバッグ42によって開裂することで形成されれば良い。エアバッグ42は、前面32a及び側面32bの両方から前方に展開しても良い。
エアバッグ42は、段部32から前上方に延出する前方展開部51と、前方展開部51の前端部から車幅方向内側に展開する内側展開部52とを備える。前方展開部51及び内側展開部52は、エアバッグ42の幅方向(車幅方向)の中心部42b(図6)を基準とし、略左右対称に、左右一対設けられる。なお、本第1の実施の形態では、内側展開部52は、前方展開部51の前端部から車幅方向内側に展開するが、内側展開部52は、前方展開部51の前部から車幅方向内側に展開すれば良い。
前方展開部51は、エアバッグ42の幅方向の中心部42bから車幅方向外側に展開する第1展開部55と、第1展開部55の車幅方向外側の端部から車両前方かつ上方に展開する第2展開部56とを備える。
内側展開部52は、第2展開部56の前端部から車幅方向内側に展開する第3展開部57と、第3展開部57の車幅方向内側の端部から下方に展開する第4展開部58と、第4展開部58の下端部から車幅方向外側に展開する第5展開部59とを備える。第5展開部59は、第2展開部56に前方側から重なる。
左右の前方展開部51は、中心部42bで左右の第1展開部55が互いに接続されることで、左右に接続されている。左右の前方展開部51は、第1展開部55を介して内部が連通する。なお、左右の第1展開部55は互いに連通していなくてもよく、例えば、左右の第1展開部55内を左右に仕切る仕切り部を設け、左右の第1展開部55を互いに独立させても良い。
左右の一方側(右側)の前方展開部51の第1展開部55の下部には、延出部45が設けられ、右側の前方展開部51は、延出部45のエアバッグ側接続部45aを介して第1インフレーター43の接続部43b(図3)に接続される。
左右の他方側(左側)の前方展開部51の第1展開部55の下部には、延出部46が設けられ、左側の前方展開部51は、延出部46のエアバッグ側接続部46aを介して第2インフレーター44の接続部44b(図3)に接続される。
左右の第1展開部55は、第1インフレーター43及び第2インフレーター44からガスが放出されると、段部32から車幅方向外側に展開する。その後、エアバッグ42は、第2展開部56から第5展開部59まで順に展開する。
第1展開部55は、前側シート30の後上方で車幅方向に延在し、乗員Rの胴体R1の下部を後方から覆う。
左右の第2展開部56は、車両側面視では、段部32から前上方に斜めに展開する。左右の第2展開部56は、前側シート30の車幅方向の中央部に対し左右の外側をそれぞれ前方に延びる。左右の第2展開部56は、前側シート30に着座してハンドル20を握る乗員Rの胴体R1と乗員Rの腕R2との間を通って前上方に展開する。すなわち、左右の前方展開部51は、ハンドル20を握る乗員Rの腕R2の下方から、腕R2の車幅方向内側を通って腕R2の上方まで展開する。
また、左右の第2展開部56は、車両側面視で、前側シート30の前後の中間部30bよりも前方まで展開する。左右の第2展開部56の前端部は、前側シート30の前端部の真上に位置する。
また、左右の第2展開部56は、乗員Rの胴体R1よりも前方の位置まで展開する。左右の第2展開部56は、乗員Rの胴体R1を車幅方向外側から覆う。
左右の第3展開部57は、乗員Rの胴体R1の前方で車幅方向に延び、胴体R1を前方から覆う。
左右の第4展開部58は、胴体R1の前方で上下方向に延び、胴体R1を前方から覆う。左右の第4展開部58の車幅方向内側の端面は、互いに当接する。なお、ここでは、第4展開部58は、第3展開部57から下方に延びるが、第4展開部58は、第3展開部57から上方に延びて乗員を前方から保護しても良い。また、左右の第4展開部58の車幅方向内側の端面は、互いに車幅方向に離間していても良い。
左右の第5展開部59は、胴体R1の前方において第3展開部57よりも下方で車幅方向に延び、胴体R1を前方から覆う。
エアバッグ装置40は、前側シート30と後側シート31との間の段部32の後方に設けられるため、乗員Rの着座の邪魔になり難いとともに、段部32の後方のスペースを利用して効率良く配置される。
エアバッグ42は、段部32の前面32aから前方に展開するため、効率良く前方に延びることができる。
エアバッグ42は、前方展開部51が段部32から前方に延びて内側展開部52が乗員Rの前方で展開するため、前側シート30の後方にエアバッグ42を配置した構造であっても、乗員Rを効果的に保護できる。
エアバッグ42は、胴体R1の前後及び左右に位置し、胴体R1を周囲から囲むため、乗員Rを効果的に保護できる。
内側展開部52は、第3展開部57、第4展開部58、及び第5展開部59によって、胴体R1の広い範囲を前方から覆うため、乗員を効果的に保護できる。
図7は、図3のVII-VII断面図であって、接続部43bとエアバッグ側接続部45aとの接続構造61を示す。
第1インフレーター43の接続部43bとエアバッグ側接続部45aとの接続構造61と、第2インフレーター44の接続部44bとエアバッグ側接続部46aとの接続構造62(図3)とは、同様であるため、ここでは、接続部43bとエアバッグ側接続部45aとの接続構造61について詳細に説明する。
接続構造61では、筒状の接続部43bの外周に筒状のエアバッグ側接続部45aの内周が嵌合することで、接続部43bとエアバッグ側接続部45aとが接続される。
接続構造61は、第1インフレーター43の接続部43bとエアバッグ42のエアバッグ側接続部45aとを切り離し可能に接続する切り離し機構65を備える。
すなわち、切り離し機構65は、第1インフレーター43とエアバッグ42とを切り離し可能に接続する。また、第2インフレーター44とエアバッグ42とは、接続構造62において、切り離し機構65と同様の切り離し機構によって切り離し可能に接続される。
第1インフレーター43のガスは、第1インフレーター43からエアバッグ42に流れるため、第1インフレーター43側をガスの流れの上流側、エアバッグ42側を下流側として説明する。
切り離し機構65は、エアバッグ42のエアバッグ側接続部45aにおける第1インフレーター43からのガスの入口66を閉じるバルブ67と、接続部43bに対しエアバッグ側接続部45aが接続された状態にロックするロック機構部68とを備える。
ロック機構部68は、接続部43bを径方向に貫通する孔部70と、エアバッグ側接続部45aの内周に設けられる凹部71と、孔部70を通って凹部71に係合する係合部材72と、接続部43bの内周に嵌合し、接続部43b内を接続部43bの軸方向に移動可能な円筒状の筒状部材73とを備える。
また、ロック機構部68は、筒状部材73を軸方向に付勢する付勢部材74と、筒状部材73の軸方向の位置を規制するストッパー75とを備える。
孔部70は、接続部43bの周方向に複数設けられる。係合部材72は、各孔部70に配置されるボールである。
凹部71は、図7の断面視では、凹部71の底面71aと、凹部71の開口面と底面71aとを繋ぐ一対の斜面部71bとを備える台形状の凹みである。一対の斜面部71bは、底面71aから凹部71の開口面に向かうに従って互いの間隔が大きくなる。
付勢部材74は、付勢部材74の外周に巻かれるコイルばねである。
ストッパー75は、接続部43bの軸方向において孔部70よりも下流側に配置される。ストッパー75は、接続部43bの内周に係合するリング状のクリップである。
筒状部材73は、係合部材72を径方向外側に押圧する筒状の押圧部73aと、押圧部73aの外周に対し径方向内側に窪む逃げ部73bと、押圧部73aよりも外径が小径であって、付勢部材74が巻き付けられる付勢部材支持部73cとを備える。
逃げ部73bは、筒状部材73の軸方向において押圧部73aの下流側に設けられる。逃げ部73bは、押圧部73aに対し径方向内側に設けられる段部であり、軸方向においてバルブ67側に開放する。
付勢部材支持部73cは、筒状部材73の軸方向において押圧部73aの上流側に設けられる。押圧部73aは、筒状部材73の軸方向において逃げ部73bと付勢部材支持部73cとの間に設けられる。
付勢部材74は、付勢部材支持部73cと接続部43bとの間に収納される。付勢部材74は、接続部43bの内周側に設けられる段状の受け部76と押圧部73aの軸方向の端面との間で圧縮され、筒状部材73をバルブ67側(下流側)に移動するように付勢する。
筒状部材73は、押圧部73aにおけるバルブ67側の端面がストッパー75に当接することで、軸方向の位置を規制される。
インフレーター41のガスは、筒状部材73の筒内を通ってエアバッグ側接続部45a内に流れる。
接続部43bにおいて筒状部材73の上流側には、接続部43bの筒内を接続部43bの外側に連通させる排気孔77が設けられる。
また、接続部43bの内周には、筒状部材73を軸方向に突き当て可能な突き当て部78が設けられる。
エアバッグ側接続部45a内には、エアバッグ側接続部45aの内周から径方向内側に突出する環状のバルブ受け部80が設けられる。
バルブ受け部80は、エアバッグ側接続部45a内において接続部43bよりも下流側に配置される。バルブ受け部80の内周によって区画される開口は、ガスの入口66である。
バルブ67は、エアバッグ側接続部45a内においてバルブ受け部80よりも下流側に配置される。
バルブ67は、バルブ受け部80の入口66に嵌合可能な軸状部81と、軸状部81における下流側の端部から径方向外側に延びる鍔状のフランジ部82と、軸状部81の下流側の端面から下流側に延びる支持部83とを備える。
フランジ部82においてバルブ受け部80に対向する面には、環状のシール部材84が設けられる。
バルブ67は、支持部83に支持されるバルブ付勢部材85によって、バルブ受け部80側(上流側)に移動するように付勢される。バルブ付勢部材85は、支持部83に巻き付けられるコイルばねである。バルブ付勢部材85の一端85aは、軸状部81の端面に受けられ、バルブ付勢部材85の他端は、エアバッグ側接続部45a内に設けられる受け部(不図示)によって受けられる。
軸状部81の先端部は、上流側に向けて先細るテーパー部81aである。
ここで、図8を参照し、切り離し機構65によるエアバッグ42の切り離しの動作を説明する。図8は、インフレーター41のガスGの放出による切り離し機構65の動作状態を示す図である。図8には、切り離し機構65の動作状態が、上段の第1欄から下段の第5欄まで時系列に示される。
第1欄には、インフレーター41がガスGを放出する前の状態が示される。
接続部43bとエアバッグ側接続部45aとは、ロック機構部68によって互いに接続された状態にロックされている。詳細には、ロック機構部68の筒状部材73は、付勢部材74によって付勢されるとともにストッパー75によって軸方向に位置を規制され、押圧部73aが係合部材72に内側から重なる。孔部70内の係合部材72は、押圧部73aによって筒状部材73の径方向外側に押圧され、エアバッグ側接続部45aの凹部71に係合する。すなわち、ロック機構部68は、接続部43bに設けられる係合部材72がエアバッグ側接続部45aを抜け止めすることで、接続部43bとエアバッグ側接続部45aとを接続状態にロックする。
第1欄の状態では、バルブ67は、バルブ付勢部材85によって筒状部材73側に向けて付勢されている。ここで、バルブ67は、筒状部材73に当接していても良く、また、筒状部材73に対し下流側に離間していても良い。
第1欄の状態では、バルブ67のフランジ部82とバルブ受け部80との間には隙間Lが設けられており、入口66は開いた状態にある。
第2欄には、インフレーター41がガスGを放出している状態が示される。
第2欄を参照し、ガスGは、バルブ付勢部材85の付勢力に抗してバルブ67を押し、バルブ67を下流側に移動させる。これにより、隙間Lは第1欄の状態よりも大きくなる。ガスGは、入口66を通ってバルブ67の下流側に流れ、エアバッグ42を膨張させる。これにより、図4に示すように、エアバッグ42は前上方に展開し、乗員Rを周囲から囲む。
また、接続部43bを通るガスGの一部は、排気孔77からインフレーター41の外側に排出される。
第3欄には、インフレーター41のガスGの放出が終了した状態が示される。
第3欄を参照し、インフレーター41によるガスGの放出が終了し、エアバッグ42の展開が完了すると、バルブ付勢部材85の復元力によって、バルブ67は、入口66を閉じるようにバルブ受け部80側へ移動する。
また、第3欄を参照し、インフレーター41によるガスGの放出が終了すると、エアバッグ42内の圧力は、バルブ67の上流側の接続部43b内の圧力よりも高くなり、エアバッグ42内と接続部43b内とには圧力差が発生する。この圧力差により、バルブ67は上流の筒状部材73側に押され、入口66を閉じるように移動する。
第2欄及び第3欄を参照し、接続部43bを通るガスGの一部は、排気孔77から外部に排出されるため、接続部43b内の圧力を迅速に下げることができる。これにより、エアバッグ42内と接続部43b内との圧力差を大きくでき、圧力差によってバルブ67を筒状部材73側(上流側)に強く押すことができる。
第4欄には、バルブ67が筒状部材73を移動させた状態が示される。
第4欄を参照し、バルブ67は、エアバッグ42内のガスの圧力によって押されて筒状部材73の下流側の端部に当接し、付勢部材74の付勢力に抗して筒状部材73を上流側に移動させる。これにより、筒状部材73は、逃げ部73bが係合部材72に径方向内側から重なる。この状態では、筒状部材73による凹部71に対する係合部材72の押し付けが解除され、係合部材72は、逃げ部73b側に移動することができる。すなわち、第4欄の状態では、ロック機構部68によるロックが解除されている。
また、第4欄の状態では、筒状部材73の上流側の端部は、接続部43bの突き当て部78に突き当たり、軸方向に位置を規制される。さらに、排気孔77は、突き当て部78に突き当てられた筒状部材73によって塞がれる。バルブ67の軸状部81は、入口66に嵌合する。
第4欄の状態では、隙間Lは、第1欄の状態よりも小さいが、存在している。
第5欄には、エアバッグ側接続部45aが接続部43bから切り離される状態が示される。
第5欄の状態では、バルブ67は、筒状部材73及び突き当て部78を介して接続部43bを上流側に押圧する。これにより、エアバッグ側接続部45aは、接続部43bから外れる方向に軸方向に移動する。この際、係合部材72は、凹部71の斜面部71bに押されるようにして、逃げ部73b内に移動する。
また、バルブ67は、フランジ部82がバルブ受け部80に密着し、入口66を塞ぐ。シール部材84は、フランジ部82とバルブ受け部80との間に挟まれて、フランジ部82とバルブ受け部80との間をシールする。第5欄の状態では、隙間Lは0である。
その後、エアバッグ側接続部45aは、バルブ67の押圧による勢いで接続部43bから完全に離脱し、エアバッグ42は、インフレーター41から切り離された状態となる。すなわち、切り離し機構65は、エアバッグ42内のガスの圧力によって作動する。
自動二輪車1に作用する衝撃によって乗員Rが自動二輪車1から離脱する場合、インフレーター41から切り離されたエアバッグ42は、図4の様に乗員Rを囲んだ状態で、乗員Rと共に自動二輪車1から離脱する。このため、エアバッグ42によって乗員Rを効果的に保護できる。
また、インフレーター41から切り離されたエアバッグ42は、入口66がバルブ67によって塞がれて、エアバッグ42内のガスの気密が保たれる。このため、エアバッグ42は、インフレーター41から切り離された状態であっても膨張した状態を保つことができ、乗員Rを効果的に保護できる。
また、エアバッグ42は、インフレーター41から切り離され、単独で乗員Rに装着されるため、切り離された状態で乗員Rに装着されるエアバッグ装置40の重量を低減できる。また、エアバッグ42が切り離された状態において、インフレーター41が乗員Rの保護の邪魔になることを防止できる。
以上説明したように、本発明を適用した第1の実施の形態によれば、自動二輪車1は、乗員R用のシート13にエアバッグ装置40を備え、シート13は、前側シート30と、前側シート30の後方且つ上方に配置される後側シート31とを備え、前側シート30と後側シート31との間に段部32が形成され、シート13内で段部32の後方にエアバッグ装置40が配置され、エアバッグ装置40のエアバッグ42は、車両前方に展開する。
この構成によれば、前側シート30と後側シート31との間に形成される段部32を利用して、エアバッグ装置40を効率良く配置できる。また、エアバッグ42は、車両前方に展開するため、エアバッグ装置40の前方側の乗員Rをエアバッグ42で保護できる。
また、段部32は、前側シート30よりも上方に位置し、エアバッグ42は、段部32の前面32aから車両前方に展開する。
この構成によれば、段部32の前面32aからエアバッグ42を効率良く車両前方に展開できる。なお、段部32の前面32aまたは側面32bの少なくともいずれかからエアバッグ42を展開することで、エアバッグ42を効率良く車両前方に展開できる。
また、エアバッグ42は、前側シート30の前後の中間部30bよりも前方まで展開する。
この構成によれば、前側シート30の乗員Rをエアバッグ42によって効果的に保護できる。
さらに、エアバッグ42は、段部32から車両前方に展開する前方展開部51と、前方展開部51の前部から車幅方向内側に展開する内側展開部52とを備える。
この構成によれば、内側展開部52が前方展開部51の前部から車幅方向内側に展開するため、内側展開部52によって乗員Rを前方側から保護し易い。
また、前方展開部51は、段部32から車幅方向外側に展開する第1展開部55と、第1展開部55から車両前方に展開する第2展開部56とを備え、内側展開部52は、第2展開部56の前端部から車幅方向内側に展開する第3展開部57と、第3展開部57から上下方向に展開する第4展開部58とを備える。
この構成によれば、第1展開部55、第2展開部56、第3展開部57、及び第4展開部58によって、前側シート30の乗員Rを周囲から囲むことができ、乗員Rを効果的に保護できる。
また、前方展開部51は、車両側面視で、段部32から前上方に斜めに展開する。
この構成によれば、段部32に対し前上方の乗員Rを効果的に保護できる。
また、前方展開部51及び内側展開部52は左右一対設けられ、左右の前方展開部51は、前側シート30の車幅方向の中央部に対し左右の外側をそれぞれ前方に延びても良い。
この構成によれば、左右の前方展開部51及び左右の内側展開部52によって、前側シート30の乗員Rを広い範囲で囲むことができ、乗員Rを効果的に保護できる。
さらに、前方展開部51は、前側シート30に着座して操舵用のハンドル20を握る乗員Rの腕R2の下方から、腕R2の車幅方向内側を通って腕R2の上方まで展開し、内側展開部52は、乗員Rの胴体R1を前方から覆う。
この構成によれば、前方展開部51によって内側展開部52を乗員Rの胴体R1の前方に位置させることができ、内側展開部52によって乗員Rを前方から保護できる、また、乗員Rの胴体R1を前方展開部51によって側方から保護できる。
また、本発明を適用した第1の実施の形態によれば、自動二輪車1のエアバッグ装置40は、インフレーター41と、インフレーター41が放出するガスによって膨張するエアバッグ42とを備え、エアバッグ42が膨張して展開した後、エアバッグ42がインフレーター41から切り離される。
この構成によれば、エアバッグ42が膨張して展開した後、エアバッグ42がインフレーター41から切り離されるため、エアバッグ42と共に自動二輪車1から切り離される部品を少なくできる。
また、エアバッグ42は、エアバッグ42内のガスの気密が保たれた状態で切り離される。
この構成によれば、エアバッグ42は切り離された後も膨張した状態が維持されるため、エアバッグ42によって乗員を効果的に保護できる。
また、インフレーター41とエアバッグ42とを切り離し可能に接続する切り離し機構65が設けられ、切り離し機構65は、エアバッグ42内のガスの圧力によって作動して、エアバッグ42を切り離す。
この構成によれば、エアバッグ42内のガスの圧力を利用して、簡単な構造でエアバッグ42を切り離すことができる。
さらに、切り離し機構65は、エアバッグ42におけるインフレーター41が放出するガスの入口66を閉じるバルブ67と、インフレーター41に対しエアバッグ42が接続された状態にロックするロック機構部68とを備え、バルブ67は、エアバッグ42内のガスの圧力によってロック機構部68を押圧してロック機構部68によるロックを解除するとともに、入口66を閉じる。
この構成によれば、バルブ67によって入口66を閉じてエアバッグ42内のガスの気密を保つことができるとともに、バルブ67の動作を利用してロック機構部68によるロックを解除し、エアバッグ42を切り離すことができる。
また、切り離し機構65では、インフレーター41の筒状の接続部43bに、エアバッグ42の筒状のエアバッグ側接続部45aが嵌合し、ロック機構部68は、接続部43bを径方向に貫通する孔部70を通ってエアバッグ側接続部45aの内周の凹部71に係合する係合部材72と、接続部43b内を接続部43bの軸方向に移動可能であるとともに係合部材72を凹部71に押し付ける筒状の筒状部材73とを備え、バルブ67は、筒状部材73を軸方向に押圧して筒状部材73を移動させることで、凹部71に対する係合部材72の押し付けを解除する。
この構成によれば、バルブ67によって接続部43b内の筒状部材73を押圧する簡単な構造で、エアバッグ42を切り離すことができる。
また、インフレーター41のガスの放出によって、エアバッグ42内のガスの圧力がインフレーター41の側のガスの圧力よりも高くなると、エアバッグ42が切り離される。
この構成によれば、エアバッグ42が膨張した後に、エアバッグ42をインフレーター41から切り離すことができる。
なお、上記第1の実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記第1の実施の形態に限定されるものではない。
上記第1の実施の形態では、シート13は、前側シート30と後側シート31とが前後に連続して一体に設けられるものとして説明したが本発明はこれに限定されるものではない。例えば、前側シート30に対し後側シート31を別体に分離して設け、この後側シート31の側の段部32の後方にエアバッグ装置40を設けても良い。
さらに、乗員Rが腰を当てることができるバックレストを後側シート31の前部の上部に上方に突出するように設けても良い。そして、シート13内であって、このバックレストによって前側シート30と後側シート31との間に形成される段部の後方に、エアバッグ装置40を設けても良い。
また、上記第1の実施の形態では、第1インフレーター43の接続部43bは、第1インフレーター43に一体に形成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、接続部43bは、別部品で設けられる接続部43bを、第1インフレーター43の本体部に対し、カシメやねじによって接続したものであっても良い。これは、第2インフレーター44の接続部44bについても同様である。
また、上記第1の実施の形態では、鞍乗り型車両として自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備える3輪の鞍乗り型車両、及び4輪以上を備える鞍乗り型車両に適用可能である。
[第2の実施の形態]
以下、図9及び図10を参照して、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第2の実施の形態は、エアバッグ242の形状が上記第1の実施の形態のエアバッグ42と異なる。
図9は、第2の実施の形態において、エアバッグ242が展開した状態における自動二輪車1の左側面図である。図10は、エアバッグ242が展開した状態を前方側から見た正面図である。
エアバッグ242は、段部32から前方に延出する前方展開部251と、前方展開部251の前端部から車幅方向内側に展開する内側展開部252とを備える。エアバッグ242は、段部32の前面32aまたは側面32bの少なくともいずれかから車両前方に展開する。
前方展開部251及び内側展開部252は、エアバッグ242の幅方向(車幅方向)の中心部42b(図6)を基準とし、略左右対称に、左右一対設けられる。
前方展開部251は、エアバッグ242の幅方向の中心部42bから車幅方向外側に展開する第1展開部255と、第1展開部255の車幅方向外側の端部から略水平に車両前方に展開する第2展開部256とを備える。第1展開部255は、上記第1の実施の形態の第1展開部55と同一であるが、ここでは区別のため別の符号が付される。
内側展開部252は、第2展開部256の前端部から車幅方向内側に展開する第3展開部257と、第3展開部257の車幅方向内側の端部から上方に展開する第4展開部258とを備える。詳細には、第4展開部258は、正面視で、第3展開部257から略真上に延び、第4展開部258の上端部258aは、車幅方向外側且つ上方に斜めに延びる。
左右の前方展開部251は、中心部42b(図6)で左右の第1展開部255が互いに接続されることで、左右に接続されている。左右の前方展開部251は、第1展開部255を介して内部が連通する。なお、左右の第1展開部255は互いに連通していなくてもよく、例えば、左右の第1展開部255内を左右に仕切る仕切り部を設け、左右の第1展開部255を互いに独立させても良い。
左右の第1展開部255は、第1インフレーター43及び第2インフレーター44からガスが放出されると、段部32から車幅方向外側に展開する。その後、エアバッグ242は、第2展開部256から第4展開部258まで順に展開する。
第1展開部255は、前側シート30の後上方で車幅方向に延在し、乗員Rの胴体R1の下部を後方から覆う。
左右の第2展開部256は、車両側面視では、段部32からやや前上がりの姿勢で略水平に車両前方へ展開する。左右の第2展開部256は、前側シート30の車幅方向の中央部に対し左右の外側をそれぞれ前方に延びる。また、左右の第2展開部256は、車両側面視で、前側シート30の前後の中間部30bよりも前方まで展開する。左右の第2展開部256の前端部は、前側シート30の前端部の真上に位置する。
また、左右の第2展開部256は、乗員Rの胴体R1よりも前方の位置まで展開する。左右の第2展開部256は、乗員Rの胴体R1の下部を車幅方向外側から覆う。
左右の第3展開部257は、第2展開部256の前端部から車幅方向内側に展開する。
左右の第4展開部258は、前側シート30に着座してハンドル20を握る乗員Rの腕R2の下方から、腕R2の車幅方向内側を通って腕R2の上方まで展開する。左右の第4展開部258は、乗員Rの胴体R1を前方から覆う。
左右の第4展開部258の車幅方向内側の端面は、互いに車幅方向に離間している。なお、左右の第4展開部258の車幅方向内側の端面は、互いに当接しても良い。
エアバッグ242は、展開後、切り離し機構65(図7)によって切り離される。
第2の実施の形態によれば、前方展開部251は、段部32から車幅方向外側に展開する第1展開部255と、第1展開部255から略水平に車両前方に展開する第2展開部256とを備え、内側展開部252は、第2展開部256から車幅方向内側に展開する第3展開部257と、第3展開部257から上方に展開する第4展開部258とを備える。
この構成によれば、第1展開部255、第2展開部256、第3展開部257、及び第4展開部258によって、前側シート30の乗員Rを周囲から囲むことができ、乗員Rを効果的に保護できる。
また、前方展開部251は、段部32から、前側シート30に着座して操舵用のハンドル20を握る乗員Rの腕R2の下方まで前方に展開し、内側展開部252は、腕R2の車幅方向内側を通って上方に延び、乗員Rの胴体R1を前方から覆う。
この構成によれば、前方展開部251によって内側展開部252を乗員Rの胴体R1の前方に位置させることができ、内側展開部252によって乗員Rを前方から保護できる。また、乗員Rを前方展開部251によって側方から保護できる。
[第3の実施の形態]
以下、図11を参照して、本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。
本第3の実施の形態は、上記第1の実施の形態の自動二輪車1とは異なる自動二輪車301について説明する。この第3の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
図11は、第3の実施の形態における自動二輪車301の左側面図である。
自動二輪車301は、車体フレーム310にパワーユニットとしてのエンジン312が支持され、前輪302を操舵可能に支持するフロントフォーク311が車体フレーム310の前端に操舵可能に支持され、後303を支持するスイングアーム314が車体フレーム310の後部側に設けられる車両である。
自動二輪車301は、乗員がシート313に跨るようにして着座する鞍乗り型車両であり、シート313は、車体フレーム310の後部の上方に設けられる。
操舵用のハンドル320は、フロントフォーク311の上端に設けられる。
燃料タンク321は、車体フレーム310の前部の上部に支持され、フロントフォーク311とシート313との間に配置される。
エンジン312は、スイングアーム314の前方で燃料タンク321の下方に配置される。
シート313は、運転者である乗員が着座する前側シート330と、前側シート330の後方且つ上方に配置される後側シート331とを備える。
シート313は、前側シート330と後側シート331とが前後に連続して一体に設けられるシートである。
後側シート331は、前側シート330の後方で前側シート330に対し段状に高く形成されている。
前側シート330の上面は、乗員が着座する前側着座面330aである。シート313は、前側着座面330aの後端部と後側シート331の上面331aの前端部とを上下に接続する段部332を備える。段部332は、後側シート331の前端部でもある。段部332は、前側シート330と後側シート331との間に形成される。
段部332の前面332aは、車両側面視で鉛直方向に対し後傾しており、自動二輪車301の前上方に面が向くように配置される。前面332aは、前側シート330よりも上方に位置する。また、段部332の左右の側面332bは、それぞれ前側シート330よりも上方に位置する。
同乗者は、後側シート331の上面331aに着座することができる。
段部332に、上記第1の実施の形態と同様に、エアバッグ装置40が設けられる。エアバッグ42は、段部332の前面332aまたは側面332bの少なくともいずれかから車両前方に展開する。
1,301 自動二輪車(鞍乗り型車両)
13,313 シート
20,320 ハンドル
30,330 前側シート
30b 中間部
31,331 後側シート
32,332 段部
32a,332a 前面
32b,332b 側面
40 エアバッグ装置
42,242 エアバッグ
51,251 前方展開部
52 252 内側展開部
55 第1展開部
56 第2展開部
57 第3展開部
58 第4展開部
255 第1展開部
256 第2展開部
257 第3展開部
258 第4展開部

Claims (10)

  1. 乗員用のシート(13,313)にエアバッグ装置(40)を備える鞍乗り型車両において、
    前記シート(13,313)は、前側シート(30,330)と、前記前側シート(30,330)の後方且つ上方に配置される後側シート(31,331)とを備え、
    前記前側シート(30,330)と前記後側シート(31,331)との間に段部(32,332)が形成され、前記シート(13,313)内で前記段部(32,332)の後方に前記エアバッグ装置(40)が配置され、
    前記エアバッグ装置(40)のエアバッグ(42,242)は、車両前方に展開し、
    前記段部(32,332)は、前記前側シート(30,330)よりも上方に位置し、前記エアバッグ(42,242)は、前記段部(32,332)の前面(32a,332a)または側面(32b)の少なくともいずれかから車両前方に展開することを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記エアバッグ(42,242)は、前記前側シート(30)の前後の中間部(30b)よりも前方まで展開することを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記エアバッグ(42,242)は、前記段部(32)から車両前方に展開する前方展開部(51,251)と、前記前方展開部(51,251)の前部から車幅方向内側に展開する内側展開部(52,252)とを備えることを特徴とする請求項1または2記載の鞍乗り型車両。
  4. 乗員用のシート(13,313)にエアバッグ装置(40)を備える鞍乗り型車両において、
    前記シート(13,313)は、前側シート(30,330)と、前記前側シート(30,330)の後方且つ上方に配置される後側シート(31,331)とを備え、
    前記前側シート(30,330)と前記後側シート(31,331)との間に段部(32,332)が形成され、前記シート(13,313)内で前記段部(32,332)の後方に前記エアバッグ装置(40)が配置され、
    前記エアバッグ装置(40)のエアバッグ(42,242)は、車両前方に展開し、
    前記エアバッグ(42,242)は、前記段部(32)から車両前方に展開する前方展開部(51,251)と、前記前方展開部(51,251)の前部から車幅方向内側に展開する内側展開部(52,252)とを備えることを特徴とする鞍乗り型車両。
  5. 前記前方展開部(51)は、前記段部(32)から車幅方向外側に展開する第1展開部(55)と、前記第1展開部(55)から車両前方に展開する第2展開部(56)とを備え、
    前記内側展開部(52)は、前記第2展開部(56)の前端部から車幅方向内側に展開する第3展開部(57)と、前記第3展開部(57)から上下方向に展開する第4展開部(58)とを備えることを特徴とする請求項3または4記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記前方展開部(51)は、車両側面視で、前記段部(32)から前上方に斜めに展開することを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記前方展開部(251)は、前記段部(32)から車幅方向外側に展開する第1展開部(255)と、前記第1展開部(255)から略水平に車両前方に展開する第2展開部(256)とを備え、
    前記内側展開部(252)は、第2展開部(256)から車幅方向内側に展開する第3展開部(257)と、前記第3展開部(257)から上方に展開する第4展開部(258)とを備えることを特徴とする請求項3または4記載の鞍乗り型車両。
  8. 前記前方展開部(51,252)及び前記内側展開部(52,252)は左右一対設けられ、
    左右の前記前方展開部(51,252)は、前記前側シート(30)の車幅方向の中央部に対し左右の外側をそれぞれ前方に延びることを特徴とする請求項3から7のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  9. 前記前方展開部(51)は、前記前側シート(30)に着座して操舵用のハンドル(20)を握る乗員の腕の下方から、前記腕の車幅方向内側を通って前記腕の上方まで展開し、前記内側展開部(52)は、乗員の胴体を前方から覆うことを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  10. 前記前方展開部(251)は、前記段部(32)から、前記前側シート(30)に着座して操舵用のハンドル(20)を握る乗員の腕の下方まで前方に展開し、前記内側展開部(252)は、前記腕の車幅方向内側を通って上方に延び、乗員の胴体を前方から覆うことを特徴とする請求項3、4、7のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
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