JP7264772B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、電気接続箱に関する。
従来、内部への水の浸入を抑制する電気接続箱がある。特許文献1には、ロアケースと、ロアケースに組付けられるアッパーケースとを備える電気接続箱が開示されている。特許文献1の電気接続箱において、アッパーケースは、ロアケースの内面に対向する内壁と、ロアケースの外面に対向する外壁と、を備え、外壁は、ロアケースの外面に密着する第1壁部と、第1壁部の上方に連なる第2壁部とを有する。
特開2017-5791号公報
内部への水の浸入を抑制することについて、なお改良の余地がある。例えば、出願人は、上縁部に切欠き部が形成された側壁を有するフレームと、切欠き部を介して引き出される電線を上方から覆うサイドカバーと、を有する電気接続箱について検討している。このような電気接続箱において、サイドカバーの内部への液体の浸入を抑制できることが望ましい。
本発明の目的は、サイドカバーの内部への液体の浸入を抑制できる電気接続箱を提供することである。
本発明の電気接続箱は、上縁部に切欠き部が形成された側壁と、前記切欠き部の下方において前記側壁から膨出している膨出部と、を有するフレームと、前記切欠き部を介して前記フレームから引き出される電線と、前記膨出部と、を上方から覆う第一カバー部を有するサイドカバーと、前記サイドカバーを前記フレームに対して固定する係合構造と、を備え、前記係合構造は、前記フレームに設けられ、下方を向く第一対向面と、前記サイドカバーに設けられ、上下方向において前記第一対向面と対向する第二対向面と、を有し、前記第一カバー部は、前記側壁の幅方向において互いに対向する一対の縦壁と、前記一対の縦壁における前記側壁から遠い側の端部をつないでおり、前記側壁と対向する対向壁と、を有し、前記対向壁の下端には、前記側壁を正面視した場合に前記膨出部における膨出方向の先端面と重なる遮蔽壁が設けられており、前記遮蔽壁は、前記第一対向面と前記第二対向面とが当接した状態で前記先端面の上端を遮蔽することを特徴とする。
本発明に係る電気接続箱において、サイドカバーの対向壁の下端には、遮蔽壁が設けられている。遮蔽壁は、係合構造において第一対向面と第二対向面とが当接した状態で、膨出部の先端面の上端を遮蔽する。本発明に係る電気接続箱によれば、サイドカバーと膨出部との隙間が露出してしまうことを抑制し、サイドカバーの内部への液体の浸入を抑制できるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る電気接続箱の斜視図である。 図2は、実施形態に係る電気接続箱の分解斜視図である。 図3は、実施形態に係るフレームおよびブロックの平面図である。 図4は、実施形態に係るフレームおよびブロックの斜視図である。 図5は、フレームおよびブロックに対する端子付き電線の組み付けを説明する斜視図である。 図6は、フレームに対するサイドカバーの組み付けを説明する斜視図である。 図7は、実施形態に係るサイドカバーの斜視図である。 図8は、実施形態に係るサイドカバーの平面図である。 図9は、実施形態に係るサイドカバーの正面図である。 図10は、実施形態に係るフレームおよびサイドカバーの正面図である。 図11は、実施形態に係るフレームおよびサイドカバーの断面図である。 図12は、実施形態に係るフレームおよびサイドカバーの断面斜視図である。 図13は、実施形態に係るフレームおよびサイドカバーの断面斜視図である。
以下に、本発明の実施形態に係る電気接続箱につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1から図12を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、電気接続箱に関する。図1は、実施形態に係る電気接続箱の斜視図、図2は、実施形態に係る電気接続箱の分解斜視図、図3は、実施形態に係るフレームおよびブロックの平面図、図4は、実施形態に係るフレームおよびブロックの斜視図、図5は、フレームおよびブロックに対する端子付き電線の組み付けを説明する斜視図、図6は、フレームに対するサイドカバーの組み付けを説明する斜視図、図7は、実施形態に係るサイドカバーの斜視図、図8は、実施形態に係るサイドカバーの平面図、図9は、実施形態に係るサイドカバーの正面図、図10は、実施形態に係るフレームおよびサイドカバーの正面図、図11は、実施形態に係るフレームおよびサイドカバーの断面図、図12は、実施形態に係るフレームおよびサイドカバーの断面斜視図、図13は、実施形態に係るフレームおよびサイドカバーの断面斜視図である。
図11には、図10のXI-XI断面が示されている。図12には、図10のXII-XII断面が示されている。図13には、図10のXIII-XIII断面が示されている。
図1および図2に示すように、実施形態の電気接続箱1は、フレーム2と、アッパカバー3と、ロアカバー4と、ブロック5と、ボルトユニット6と、サイドカバー7と、を有する。電気接続箱1は、自動車等の車両に搭載され、例えば、エンジンコンパートメントに配置される。電気接続箱1は、収容する電子部品の種類に応じてジャンクションボックス、ヒューズボックス、リレーボックスなどとも呼ばれる場合があるが、本実施形態ではこれらを総称して「電気接続箱」と呼ぶ。電気接続箱1は、電線15と共にワイヤハーネスWHを構成する。フレーム2、アッパカバー3、ロアカバー4、ブロック5、およびサイドカバー7は、例えば、絶縁性の合成樹脂によって形成される。
図2および図3に示すように、フレーム2は、フレーム本体20と、二つの固定部21A,21Bと、膨出部30と、を有する。フレーム本体20は、筒状に形成されており、軸方向Zの両端が開口している。より詳しくは、フレーム本体20は、第一開口20uおよび第二開口20dを有する。第一開口20uは、フレーム本体20における軸方向Zの一端に位置しており、第二開口20dは、フレーム本体20における軸方向Zの他端に位置している。フレーム2は、第二開口20dが下方を向く姿勢で車両に搭載される。
フレーム本体20は、第一側壁22A、第二側壁22B、第三側壁22C、および第四側壁22Dを有する。第一側壁22A、第二側壁22B、第三側壁22C、および第四側壁22Dは、フレーム本体20の外壁20tを構成しており、軸方向Zに沿って延在している。第一側壁22Aと第二側壁22Bとが互いに対向しており、第三側壁22Cと第四側壁22Dとが互いに対向している。四つの側壁22A,22B,22C,22Dにより、断面形状が略矩形の筒部が構成されている。
以下の説明では、第一側壁22Aと第二側壁22Bとが対向する方向を「第一方向X」と称し、第三側壁22Cと第四側壁22Dとが対向する方向を「第二方向Y」と称する。第一方向Xと第二方向Yとは直交している。また、第一方向Xおよび第二方向Yは、軸方向Zと直交している。実施形態の電気接続箱1は、軸方向Zが車両上下方向と一致するように、または軸方向Zが車両上下方向に沿うように、自動車等の車両に搭載される。
アッパカバー3は、フレーム本体20の第一開口20uを閉塞するカバーである。図2に示すように、アッパカバー3は、複数の係合部3aを有する。係合部3aは、フレーム2のフレーム本体20に設けられた係合部20aと係合する。ロアカバー4は、フレーム本体20の第二開口20dを閉塞するカバーである。ロアカバー4は、複数の係合部4aを有する。係合部4aは、フレーム2のフレーム本体20に設けられた係合部20bと係合する。
図3および図4に示すように、ブロック5は、フレーム2の内部に収容され、フレーム2によって保持される。ブロック5は、リレー10やヒューズ11等の電子部品、ボルトユニット6、バスバ8等を保持している。ボルトユニット6は、雄ねじ部62を有する。雄ねじ部62は、バスバ8の貫通孔84aを貫通して上方に向けて突出している。
フレーム2は、ボルトユニット6を三方から囲む仕切壁24を有する。仕切壁24は、後述する切欠き部26に向けて開口している。仕切壁24は、フレーム2の内部空間を第一収容空間2aと第二収容空間2bとに仕切っている。第一収容空間2aは、ボルトユニット6を収容する空間である。第二収容空間2bは、リレー10やヒューズ11等の電子部品を収容する空間である。
図3に示すように、第二固定部21Bは、第二側壁22Bに配置されている。第二固定部21Bは、第二側壁22Bの下端から第一方向Xに向けて突出している。第二固定部21Bは、締結部材が挿通される貫通孔21dを有する。第二固定部21Bは、締結部材によって車体に対して固定される。フレーム2は、第二固定部21Bに隣接する半筒部25を有する。電子部品に接続された電線は、半筒部25を介してフレーム本体20から引き出される。
図4に示すように、フレーム2は、膨出部30を有する。膨出部30は、第一側壁22Aから第一方向Xに向けて張り出した部分である。膨出部30の膨出方向は、第一方向Xに沿って第二側壁22Bから遠ざかる方向である。つまり、膨出部30は、フレーム2の外部空間に向けて膨出している。膨出部30は、第一側壁22Aにおける下側の領域に配置されている。膨出部30は、主部31と、脚部32と、を有する。主部31は、略直方体形状を有しており、第一側壁22Aにつながっている。主部31は、サイドカバー7と協働して、端子付き電線13の一部を収容する閉空間を形成する。主部31は、サイドカバー7の開口を閉塞し、サイドカバー7の内部への液体の浸入を規制する。
脚部32は、主部31の下端から下方に向けて突出している。膨出部30は、主部31および脚部32に共通の外壁36を有する。外壁36は、膨出部30における膨出方向の先端部に位置する壁部である。外壁36の外側面は、膨出部30の先端面30aである。第一固定部21Aは、膨出部30の先端面30aに配置されている。第一固定部21Aは、先端面30aの下端から第一方向Xに向けて突出している。第一固定部21Aは、ボルト等の締結部材が挿通される貫通孔21cを有している。第一固定部21Aは、締結部材によって車体に対して固定される。脚部32は、フレーム本体20を支持するブラケットとしての機能を有している。
第一側壁22Aは、切欠き部26を有する。端子付き電線13は、切欠き部26を介してフレーム2から引き出される。切欠き部26の位置は、第一方向Xにおいてボルトユニット6と対向する位置である。切欠き部26は、第一側壁22Aの上縁部22uに形成されている。切欠き部26は、第一側壁22Aの上端22eから下方に向けて軸方向Zに沿って延在している。切欠き部26の下端は、主部31の上面31aの近傍に位置している。切欠き部26の下部は、切欠き部26の上部よりも第二方向Yの幅が狭くなっている。サイドカバー7は、上方からスライドしながら切欠き部26に取り付けられ、切欠き部26を閉塞する。
主部31には、一対のフレーム側係合部33A,33Bが設けられている。フレーム側係合部33A,33Bは、主部31の上面31aから上方に向けて突出している。フレーム側係合部33A,33Bは、第一側壁22Aとの間に隙間をあけて配置されている。一対のフレーム側係合部33A,33Bは、切欠き部26を挟むように、第二方向Yに隙間をあけて配置されている。フレーム側係合部33A,33Bは、角柱形状を有しており、前面33cに凹部33dが形成されている。前面33cは、フレーム側係合部33A,33Bにおいて、第一側壁22Aとは反対側を向く面である。
フレーム側係合部33A,33Bは、第一対向面33eを有する。第一対向面33eは、凹部33dを囲む面の一つであり、凹部33dの上端に位置している。第一対向面33eは、下方を向く面である。第一対向面33eは、後述するサイドカバー7の第二対向面73fを係止する面である。
主部31の上面31aには、第一***部34および第二***部35が設けられている。第一***部34および第二***部35は、上方に向けて***している部分である。第一***部34は、第一方向Xにおいて、一方のフレーム側係合部33Aと対向している。第二***部35は、第一方向Xにおいて、他方のフレーム側係合部33Bと対向している。
第一***部34は、第一面34aおよび第二面34bを有する。第一面34aは、第二方向Yにおいて第二***部35と対向する面であり、例えば、第二方向Yと直交する平面である。第二面34bは、一方のフレーム側係合部33Aと対向する面であり、例えば、第一方向Xと直交する平面である。第二面34bとフレーム側係合部33Aとの間には、わずかな隙間が設けられている。この隙間の大きさは、後述するカバー側係合部73Aが入り込むことを許容する程度の大きさである。
第二***部35は、第一面35aおよび第二面35bを有する。第一面35aは、第二方向Yにおいて第一***部34と対向する面であり、例えば、第二方向Yと直交する平面である。第二面35bは、他方のフレーム側係合部33Bと対向する面であり、例えば、第一方向Xと直交する平面である。第二面35bとフレーム側係合部33Bとの間には、わずかな隙間が設けられている。この隙間の大きさは、カバー側係合部73Bが入り込むことを許容する程度の大きさである。
図5に示すように、端子付き電線13は、ボルトユニット6に対して上方から取り付けられる。端子付き電線13は、端子14および電線15を有する。端子14は、バスバ8に対して接続される接続部14aと、電線15に対して圧着される圧着部14bと、を有する。接続部14aの形状は、平板形状である。接続部14aは、雄ねじ部62を挿通可能な孔部14cを有する。端子14は、接続部14aと圧着部14bとの間に屈曲部14dを有する。端子14は、接続部14aと圧着部14bとのなす角度が鈍角となるように、屈曲部14dにおいて折れ曲がっている。
端子付き電線13がボルトユニット6に対して取り付けられる際には、端子14の孔部14cに雄ねじ部62が挿通される。端子14の接続部14aは、バスバ8の上に載置される。端子14は、ナット16によってバスバ8に対して締結される。ナット16は、雄ねじ部62の螺合部62aに対して螺合し、端子14をバスバ8に対して物理的および電気的に接続させる。バスバ8は、端子14と、リレー10やヒューズ11等の電子部品とを接続する。図6に示すように、端子14がボルトユニット6に対して固定された状態において、電線15は、ボルトユニット6から遠ざかる方向へ向けて斜め下方に延在する。電線15には、バッテリ等の電源が接続される。
図6に示すように、サイドカバー7は、フレーム2の第一側壁22Aに対して上方から取り付けられる。なお、端子付き電線13およびサイドカバー7は、同時にフレーム2に対して取り付けられてもよい。この場合、作業者は、予め端子付き電線13をサイドカバー7によって保持させ、その後に端子付き電線13およびサイドカバー7をフレーム2に対して取り付ける。
図7に示すように、サイドカバー7は、第一カバー部71および第二カバー部72を有する。サイドカバー7の説明において、軸方向Z、第一方向X、および第二方向Yは、サイドカバー7がフレーム2に対して組み付けられた状態における方向である。
第一カバー部71および第二カバー部72の長手方向は、第一方向Xである。第二カバー部72は、第一カバー部71の一端につながっている。第一カバー部71は、端子付き電線13の端子14を上方および側方から覆う。また、第一カバー部71は、膨出部30の主部31の上面31aを上方から覆う。第二カバー部72は、端子付き電線13の電線15を上方および側方から覆う。第一カバー部71は、一対の縦壁71A,71B、頂壁71C、カバー側係合部73A,73B、ガイド壁74、および上部壁75を有する。第二カバー部72の形状は、半筒形状である。第二カバー部72は、第二カバー部72の先端へ向うに従って下方へ向かうように第一方向Xに対して傾斜している。第一方向Xに対する第二カバー部72の傾斜角度は、例えば、20°から40°の間の角度であってもよい。
一対の縦壁71A,71Bは、それぞれ平板状に形成されている。縦壁71A,71Bは、第二方向Yにおいて互いに対向しており、かつ相似な形状を有している。縦壁71A,71Bは、端子付き電線13を第二方向Yの両側から覆う。縦壁71A,71Bの下端の裾部71sは、第一方向Xに沿って延在しており、例えば、第一方向Xと平行である。頂壁71Cは、縦壁71A,71Bの上端同士をつないでいる。頂壁71Cは、端子付き電線13を上方から覆う。頂壁71Cは、傾斜部71iを有する。傾斜部71iは、第一方向Xに沿って第二カバー部72へ近づくに従って下方へ向かうように傾斜している。
一方の縦壁71Aには、カバー側係合部73Aおよびガイド壁74が設けられている。他方の縦壁71Bには、カバー側係合部73Bおよびガイド壁74が設けられている。カバー側係合部73A,73Bは、フレーム側係合部33A,33Bと共に、係合構造9(図12参照)を構成する。カバー側係合部73A,73Bは、フレーム2のフレーム側係合部33A,33Bとそれぞれ係合する。より詳しくは、一方のフレーム側係合部33Aは、カバー側係合部73Aに挿入され、カバー側係合部73Aと係合する。他方のフレーム側係合部33Bは、カバー側係合部73Bに挿入され、カバー側係合部73Bと係合する。カバー側係合部73Aがフレーム側係合部33Aと係合し、かつカバー側係合部73Bがフレーム側係合部33Bと係合することで、サイドカバー7がフレーム2の第一側壁22Aに対して固定される。
カバー側係合部73A,73Bは、角筒状に形成されている。カバー側係合部73A,73Bは、第一面73cおよび第二面73dを有する。第一面73cは、第二方向Yを向く面である。第二面73dは、第一方向Xを向く面であり、第二カバー部72の側を向いている。
図8および図9に示すように、カバー側係合部73A,73Bは、アーム73eを有する。アーム73eは、下端が固定された片持ち状の片部であり、可撓性を有している。アーム73eは、上方に向けて延出している。アーム73eの先端部には、突起73gが設けられている。突起73gは、カバー側係合部73A,73Bの内方に向けて第一方向Xに沿って突出している。突起73gは、上方を向く第二対向面73fを有する。
ガイド壁74は、軸方向Zに沿って延在する第一壁74Aおよび第二壁74Bを有する。第一壁74Aおよび第二壁74Bは、第一方向Xにおいて互いに対向している。第一カバー部71は、フレーム2の切欠き部26を閉塞するように第一側壁22Aに対して取り付けられる。このときに、第一側壁22Aは、第一壁74Aと第二壁74Bとの間に入り込み、軸方向Zに沿ってサイドカバー7を案内する。第一壁74Aおよび第二壁74Bと、第一側壁22Aとにより、水等の侵入を規制する迷路構造が形成される。
上部壁75は、頂壁71Cから上方に向けて突出している。上部壁75は、第一側壁22Aの切欠き部26の上部を閉塞する。図2に示すように、上部壁75は、第一側壁22Aの外壁面と連続した壁面を構成し、フレーム本体20の外壁として機能する。
図9等に示すように、第一カバー部71は、対向壁71Dを有する。対向壁71Dは、一対の縦壁71A,71Bにおける第二カバー部72の側の端部をつないでいる。図2に示すように、対向壁71Dは、一対の縦壁71A,71Bにおける第一側壁22Aから遠い側の端部同士をつなぐ壁部である。対向壁71Dは、第一方向Xにおいて第一側壁22Aと対向する。第二カバー部72は、対向壁71Dから第一方向Xに沿って突出している。つまり、対向壁71Dは、一対の縦壁71A,71Bおよび頂壁71Cと、第二カバー部72の基端とをつないでいる。
図9等に示すように、対向壁71Dの下端には、平板状の遮蔽壁76が設けられている。図7に示すように、遮蔽壁76は、裾部71sの下端よりも下方に向けて突出している。また、遮蔽壁76は、カバー側係合部73A,73Bの下端よりも下方に向けて突出している。遮蔽壁76は、第一遮蔽壁76Aおよび第二遮蔽壁76Bを含む。第一遮蔽壁76Aは、第二カバー部72に対して第二方向Yの一方側に位置している。第二遮蔽壁76Bは、第二カバー部72に対して第二方向Yの他方側に位置している。つまり、第一遮蔽壁76Aおよび第二遮蔽壁76Bは、電線15を挟んで第二方向Yの両側に設けられている。電線15は、第一遮蔽壁76Aと第二遮蔽壁76Bとの間を通って配索される。
図7に示すように、第一カバー部71の内部には、対向壁71Dと平行な内部壁77A,77Bが設けられている。内部壁77A,77Bは、第一方向Xにおいて対向壁71Dおよび遮蔽壁76と対向している。一方の内部壁77Aは、一方の縦壁71Aから他方の縦壁71Bに向けて第二方向Yに沿って突出している。他方の内部壁77Bは、他方の縦壁71Bから一方の縦壁71Aに向けて第二方向Yに沿って突出している。
図2および図10に示すように、サイドカバー7がフレーム2と係合した状態において、遮蔽壁76は膨出部30の先端面30aと重なる。図10には、第一側壁22Aを正面視した状態が示されている。図10に示すように、遮蔽壁76は、膨出部30の先端面30aと重なり、先端面30aの上端部を覆う。言い換えると、遮蔽壁76は、外壁36の上端部36uとサイドカバー7との隙間を遮蔽する。図11の断面図に示すように、膨出部30の外壁36は、上面31aに対して上方に突出している。外壁36の上端部36uは、遮蔽壁76と内部壁77A,77Bとの間に入り込む。このように、遮蔽壁76、外壁36、および内部壁77A,77Bによって、水等の浸入を規制する迷路構造が形成されている。
本実施形態の電気接続箱1では、移動可能な範囲でサイドカバー7が最も上方に位置している場合であっても遮蔽壁76が膨出部30の先端面30aと重なるように構成されている。例えば、高圧洗浄機によって車体が洗浄される場合に、サイドカバー7に水圧が掛かり、サイドカバー7が浮き上がることがある。本実施形態の遮蔽壁76は、以下に説明するように、サイドカバー7が浮き上がった場合であっても先端面30aを覆うことができる。
図12および図13には、サイドカバー7の第二対向面73fがフレーム2の第一対向面33eと当接した状態が示されている。第一対向面33eは、第二対向面73fを係止し、上方へ向かうサイドカバー7の移動を規制する。すなわち、図12および図13に示されている状態は、サイドカバー7が移動可能な範囲で最も上方に位置した状態である。このときに、図12および図13に示すように、遮蔽壁76は、膨出部30の先端面30aと重なっている。従って、本実施形態の電気接続箱1は、サイドカバー7の内部へ水等の液体が浸入することを適切に抑制できる。
図12に示すように、サイドカバー7が移動可能な範囲で最も上方に位置した状態で、第二***部35は、縦壁71Bの裾部71sと対向している。第一***部34についても同様である。図13に示すように、第一***部34は、縦壁71Aの裾部71sと対向している。つまり、第一***部34および第二***部35は、軸方向Zにおけるサイドカバー7の位置にかかわらず、裾部71sと主部31の上面31aとの間の隙間を側方から遮蔽する。従って、第一***部34および第二***部35は、サイドカバー7の内部へ水等の液体が浸入することを適切に抑制できる。
以上説明したように、実施形態の電気接続箱1は、フレーム2と、サイドカバー7と、係合構造9と、を有する。フレーム2は、第一側壁22Aと、膨出部30と、を有する。第一側壁22Aの上縁部22uには、切欠き部26が形成されている。膨出部30は、切欠き部26の下方において第一側壁22Aから膨出している。サイドカバー7は、第一カバー部71を有する。第一カバー部71は、切欠き部26を介してフレーム2から引き出される電線15と、膨出部30と、を上方から覆う。係合構造9は、サイドカバー7をフレーム2に対して固定する。
係合構造9は、第一対向面33eと、第二対向面73fと、を有する。第一対向面33eは、フレーム2に設けられ、下方を向く面である。第二対向面73fは、サイドカバー7に設けられ、上下方向において第一対向面33eと対向する面である。第一カバー部71は、第二方向Yにおいて互いに対向する一対の縦壁71A,71Bと、対向壁71Dと、を有する。第二方向Yは、第一側壁22Aの幅方向である。対向壁71Dは、一対の縦壁71A,71Bにおける第一側壁22Aから遠い側の端部をつないでおり、第一側壁22Aと対向する壁部である。
対向壁71Dの下端には、遮蔽壁76が設けられている。遮蔽壁76は、第一側壁22Aを正面視した場合に膨出部30における膨出方向の先端面30aと重なる。遮蔽壁76は、第一対向面33eと第二対向面73fとが当接した状態で先端面30aの上端を遮蔽する。本実施形態の遮蔽壁76は、サイドカバー7が許容される範囲で最も上方に移動した状態において、先端面30aの上端を遮蔽する。よって、本実施形態の電気接続箱1は、サイドカバー7の内部への液体の浸入を抑制することができる。
本実施形態のサイドカバー7は、半筒形状の第二カバー部72を有する。第二カバー部72は、対向壁71Dから第一側壁22Aとは反対側に向けて突出し、電線15を覆う。遮蔽壁76は、第二カバー部72に対して第二方向Yの一方側に位置する第一遮蔽壁76Aと、第二カバー部72に対して第二方向Yの他方側に位置する第二遮蔽壁76Bと、を有する。第二カバー部72に対して両側に遮蔽壁76が設けられることで、サイドカバー7の内部への液体の浸入が適切に抑制される。
本実施形態の膨出部30の上面31aには、上方に向けて***した第一***部34および第二***部35が設けられている。第一***部34および第二***部35は、縦壁71A,71Bにおける下端の裾部71sに隣接しており、かつ第二方向Yにおいて裾部71sと対向している。よって、第一***部34および第二***部35は、裾部71sと上面31aとの隙間からの液体の浸入を抑制することができる。
本実施形態の第一***部34および第二***部35は、第一対向面33eと第二対向面73fとが当接した状態で裾部71sを遮蔽する。よって、第一***部34および第二***部35は、裾部71sと上面31aとの隙間からの液体の浸入を抑制することができる。
[実施形態の変形例]
遮蔽壁76の位置、大きさ、形状、個数は、例示された位置、大きさ、形状、個数には限定されない。遮蔽壁76は、外壁36の上端部36uとサイドカバー7との隙間を覆うように適宜設計される。
第一***部34および第二***部35の位置、大きさ、形状、個数は、例示された位置、大きさ、形状、個数には限定されない。第一***部34および第二***部35は、裾部71sと対向して裾部71sを覆うように適宜設計される。
上記の実施形態および変形例に開示された内容は、適宜組み合わせて実行することができる。
1 電気接続箱
2 フレーム
3 アッパカバー
3a 係合部
4 ロアカバー
4a 係合部
5 ブロック
6 ボルトユニット
7 サイドカバー
8 バスバ
9 係合構造
10 リレー
11 ヒューズ
13 端子付き電線
14 端子
14a:接続部、 14b:圧着部、 14c:孔部、 14d:屈曲部
15 電線
16 ナット
20 フレーム本体
20u:第一開口、 20d:第二開口、 20t:外壁
21A:第一固定部、 21B:第二固定部、
21c,21d:貫通孔
22A:第一側壁、 22B:第二側壁、 22C:第三側壁、 22D:第四側壁
22e:上端、 22u:上縁部
26 切欠き部
30 膨出部
30a 先端面
31 主部
31a 上面
32 脚部
33A,33B フレーム側係合部
33c:前面、 33d:凹部、 33e:第一対向面
34 第一***部
35 第二***部
36 外壁
36u 上端部
71 第一カバー部
71A,71B:縦壁、 71C:頂壁、 71D:対向壁、 71i:傾斜部、
71s:裾部
72 第二カバー部
73A,73B カバー側係合部
73c:第一面、 73d:第二面、 73e:アーム、 73f:第二対向面、
73g:突起
74 ガイド壁
75 上部壁
76 遮蔽壁
76A:第一遮蔽壁、 76B:第二遮蔽壁
77A,77B 内部壁
WH ワイヤハーネス
X 第一方向
Y 第二方向
Z 軸方向

Claims (4)

  1. 上縁部に切欠き部が形成された側壁と、前記切欠き部の下方において前記側壁から膨出している膨出部と、を有するフレームと、
    前記切欠き部を介して前記フレームから引き出される電線と、前記膨出部と、を上方から覆う第一カバー部を有するサイドカバーと、
    前記サイドカバーを前記フレームに対して固定する係合構造と、
    を備え、
    前記係合構造は、前記フレームに設けられ、下方を向く第一対向面と、前記サイドカバーに設けられ、上下方向において前記第一対向面と対向する第二対向面と、を有し、
    前記第一カバー部は、前記側壁の幅方向において互いに対向する一対の縦壁と、前記一対の縦壁における前記側壁から遠い側の端部をつないでおり、前記側壁と対向する対向壁と、を有し、
    前記対向壁の下端には、前記側壁を正面視した場合に前記膨出部における膨出方向の先端面と重なる遮蔽壁が設けられており、
    前記遮蔽壁は、前記第一対向面と前記第二対向面とが当接した状態で前記先端面の上端を遮蔽する
    ことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記サイドカバーは、前記対向壁から前記側壁とは反対側に向けて突出し、前記電線を覆う半筒形状の第二カバー部を有し、
    前記遮蔽壁は、前記第二カバー部に対して前記幅方向の一方側に位置する第一遮蔽壁と、前記第二カバー部に対して前記幅方向の他方側に位置する第二遮蔽壁と、を有する
    請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記膨出部の上面には、上方に向けて***した***部が設けられており、
    前記***部は、前記縦壁における下端の裾部に隣接しており、かつ前記幅方向において前記裾部と対向している
    請求項1または2に記載の電気接続箱。
  4. 前記***部は、前記第一対向面と前記第二対向面とが当接した状態で前記裾部を遮蔽する
    請求項3に記載の電気接続箱。
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