JP7260503B2 - 車両制御装置及び車両制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、自車両を自車両が走行する自車線から他車線に車線変更させる車両制御装置及び車両制御方法に関する。
特許文献1には、運転者の意図によって自動車線変更を実行する車両制御装置が示される。この車両制御装置は、運転者が同一方向へのウインカーレバーの操作を継続して行う場合に、自車両を連続的に横移動させる。この車両制御装置は、連続的な横移動として、自車線から隣接する他車線への車線変更と、他車線から分岐路への進路変更と、を行う。
特開2018-108767号公報
特許文献1の車両制御装置において、自車両を連続的に横移動させる際には運転者が同一の方向指示動作を継続して行う必要がある。つまり、特許文献1の車両制御装置は、運転者の操作に応じた自動車線変更を行っているに過ぎない。この車両制御装置自体は、自車線から隣接する他車線への車線変更を行うのか、自車線から分岐路への進路変更を行うのか、を認識していない。従って、運転者は自らの意思で実行すべき車線変更の種類を決定しなければならない。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、自動車線変更にかかわる運転者の負担を軽減することができる車両制御装置及び車両制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第1態様は、
自車両を前記自車両が走行する自車線から他車線に車線変更させる車両制御装置であって、
前記自車両の目的地が設定されているか否かを判定する判定部と、
前記目的地が設定されていない場合には、前記自車両を前記自車線から第1他車線に車線変更させる単一車線変更を実行可能とし、前記目的地が設定されている場合には、前記単一車線変更を実行可能とすると共に前記自車両を前記自車線から前記第1他車線を越えて第2他車線に車線変更させる複数車線変更を実行可能とする車線変更制御部と、
を備える。
本発明の第1態様の別態様は、
自車両を前記自車両が走行する自車線から他車線に車線変更させる車両制御方法であって、
前記自車両の目的地が設定されているか否かを判定する判定ステップと、
前記目的地が設定されていない場合には、前記自車両を前記自車線から第1他車線に車線変更させる単一車線変更を実行可能とし、前記目的地が設定されている場合には、前記単一車線変更を実行可能とすると共に前記自車両を前記自車線から前記第1他車線を越えて第2他車線に車線変更させる複数車線変更を実行可能とする車線変更制御ステップと、
を備える。
自車両を前記自車両が走行する自車線から他車線に車線変更させる車両制御装置であって、
前記自車両の周囲の環境を認識する外界認識部と、
前記外界認識部の認識結果に基づいて前記自車線から前記他車線への軌道を生成する軌道生成部と、
前記自車両を前記軌道に沿って走行させる車両制御部と、を備え、
前記自車両を前記自車線から第1他車線に車線変更させる場合に、前記軌道生成部は、前記自車線から前記第1他車線までの第1軌道を生成し、前記車両制御部は、前記自車両を前記第1軌道に沿って走行させる単一車線変更を実行し、
前記自車両を前記自車線から前記第1他車線を越えて目的地に繋がる第2他車線に車線変更させる場合に、前記軌道生成部は、前記自車線から前記第2他車線までの第2軌道を生成し、前記車両制御部は、前記自車両を前記第2軌道に沿って走行させる複数車線変更を実行する。
本発明の第2態様の別態様は、
自車両を前記自車両が走行する自車線から他車線に車線変更させる車両制御方法であって、
前記自車両の周囲の環境を認識する外界認識ステップと、
前記外界認識ステップの認識結果に基づいて前記自車線から前記他車線への軌道を生成する軌道生成ステップと、
前記自車両を前記軌道に沿って走行させる車両制御ステップと、を備え、
前記自車両を前記自車線から第1他車線に車線変更させる場合に、前記軌道生成ステップでは、前記自車線から前記第1他車線までの第1軌道を生成し、前記車両制御ステップでは、前記自車両を前記第1軌道に沿って走行させる単一車線変更を実行し、
前記自車両を前記自車線から前記第1他車線を越えて目的地に繋がる第2他車線に車線変更させる場合に、前記軌道生成ステップでは、前記自車線から前記第2他車線までの第2軌道を生成し、前記車両制御ステップでは、前記自車両を前記第2軌道に沿って走行させる複数車線変更を実行する。
本発明によれば、自動車線変更にかかわる運転者の負担を軽減することができる。
図1は車両制御装置のブロック図である。 図2は演算装置の機能ブロック図である。 図3は単一車線変更の実行状態を示す図である。 図4は複数車線変更の実行状態を示す図である。 図5は車線変更可能領域を示す図である。 図6は主処理を示すフローチャートである。 図7は第2軌道生成処理を示すフローチャートである。 図8は主処理の部分的な変形例を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る車両制御装置及び車両制御方法について、好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
[1.車両制御装置10の構成]
図1を用いて車両制御装置10の構成について説明する。車両制御装置10は、自車両100(図3)に設けられる。車両制御装置10は、自車両100の走行速度及び操舵の制御を、運転者の意図にかかわらずに実行する、所謂運転支援の機能を有する。本実施形態では、運転支援として、追従制御(ACC)と、定速制御(CC)と、自動車線変更制御(ALC)が実行される。更に、追従制御又は定速制御が実行される際には、車線維持支援システム(LKAS)が機能する。
車両制御装置10は、主制御装置12と、主制御装置12に対して各種情報を入力する入力装置群と、主制御装置12が出力する各種情報に基づいて自車両100を動作させる出力装置群と、を有する。入力装置群には、外界センサ14と、ナビゲーション装置16と、測位装置18と、受信装置20と、車体挙動センサ22と、操作センサ24と、乗員センサ26と、が含まれる。出力装置群には、駆動装置28と、制動装置30と、操舵装置32と、HMI34と、が含まれる。
[1.1.入力装置群の構成]
外界センサ14には、複数のカメラ40と、複数のレーダ42と、複数のLiDAR44と、が含まれる。カメラ40は、自車両100の周辺を撮影し、画像情報を主制御装置12に出力する。レーダ42とLiDAR44は、自車両100の周辺の物標を検知し、検知情報を主制御装置12に出力する。
ナビゲーション装置16は、GPSを使用して自車両100の位置を測定し、地図及びMPUを使用して自車両100の位置から運転者が指定する最終目的地までの走行予定経路を生成する。ナビゲーション装置16は、生成された走行予定経路を示す経路情報を主制御装置12に出力する。
測位装置18は、GNSS46とIMU48と地図DB50とを有する。測位装置18は、GNSS46とIMU48を使用して自車両100の位置を測定し、自車両100の位置を示す自車位置情報を主制御装置12に出力する。また、測位装置18は、地図DB50に格納される地図情報を主制御装置12に出力する。なお、地図DB50に格納される地図情報は、ナビゲーション装置16に格納される地図情報よりも高精度であり、様々な情報(レーン単位の情報等)を含む。
受信装置20には、第1~第3受信端末(不図示)が含まれる。第1受信端末は、放送局が放送する広域情報を受信する。第2受信端末は、道路に設置される路側機が送信するローカル情報を受信する。第3受信端末は、他車両102(図3等)が送信する他車情報を受信する。第1~第3受信端末は、受信した各種情報を主制御装置12に出力する。
車体挙動センサ22には、自車両100の挙動(走行速度、加減速度、ヨーレート等)を測定するための各センサが含まれる。各センサは、検知した各種情報を主制御装置12に出力する。
操作センサ24には、自動化スイッチ52と、モード選択スイッチ54と、カテゴリー選択スイッチ56と、レバーセンサ58と、が含まれる。自動化スイッチ52は、運転者が行うスイッチ操作に応じて、走行速度と操舵のいずれかの制御の自動化又は自動化の解除を指示する指示情報を主制御装置12に出力する。モード選択スイッチ54は、運転者が行うスイッチ操作に応じて、複数の運転モード(下記[2.1]参照)のうちのいずれが選択されたかを示す選択情報を主制御装置12に出力する。カテゴリー選択スイッチ56は、運転者が行うスイッチ操作に応じて、車線変更の複数のカテゴリー(下記[2.2]参照)のうちのいずれが選択されたかを示す選択情報を主制御装置12に出力する。レバーセンサ58は、ウインカーレバーLの操作位置を検知し、ウインカーレバーLの操作位置を示す操作位置情報を主制御装置12に出力する。また、操作センサ24には、操作子(アクセルペダル、ブレーキペダル、ステアリングホイールW)の操作量を検出する各種センサが含まれる。
乗員センサ26には、接触センサ60と、乗員カメラ62と、が含まれる。接触センサ60は、ステアリングホイールWに設けられる静電容量センサ又は圧力センサである。接触センサ60は、ステアリングホイールWに対する運転者の把持状態(接触状態)を検知し、検知情報を主制御装置12に出力する。乗員カメラ62は、運転者を撮影し、画像情報を主制御装置12に出力する。
[1.2.主制御装置12の構成]
主制御装置12は、ECUにより構成される。主制御装置12は、入出力装置66と、演算装置68と、記憶装置70と、タイマ71と、を有する。入出力装置66は、A/D変換回路と通信インターフェース等を有する。演算装置68は、例えばCPU等のプロセッサを有する。演算装置68は、記憶装置70に記憶されるプログラムを実行することにより各種機能を実現する。演算装置68の各種機能については下記[1.4]で説明する。記憶装置70は、RAM及びROM等を有する。記憶装置70は、各種プログラムと、演算装置68が行う処理で使用される閾値等の数値情報を記憶する。
[1.3.出力装置群の構成]
駆動装置28は、駆動力出力ECUと、駆動力出力ECUの制御対象(いずれも不図示)と、を有する。駆動装置28は、主制御装置12が出力する指示情報(駆動指示)に応じて駆動力を調整する。
制動装置30は、制動ECUと、制動ECUの制御対象(いずれも不図示)と、を有する。制動装置30は、主制御装置12が出力する指示情報(制動指示)に応じて制動力を調整する。
操舵装置32は、EPS(電動パワーステアリング)ECUと、EPSECUの制御対象(いずれも不図示)と、を有する。操舵装置32は、主制御装置12が出力する指示情報(操舵指示)に応じて操舵量を調整する。
HMI34には、表示装置72と、オーディオ装置74と、が含まれる。表示装置72は、主制御装置12が出力する指示情報(報知指示)に応じて映像を出力する。オーディオ装置74は、主制御装置12が出力する指示情報(報知指示)に応じて音声を出力する。
[1.4.演算装置68の各種機能]
図2を用いて演算装置68が実現する各種機能について説明する。演算装置68は、制御状態設定部76と、手動制御部78と、外界認識部80と、自車位置認識部82と、乗員状態判定部84と、行動計画部86と、車両制御部88と、報知制御部90として機能する。行動計画部86と車両制御部88は、まとめて車線変更制御部92と称される。
制御状態設定部76は、各種の走行制御(走行速度の制御及び操舵の制御)を、自動化スイッチ52で行われる操作に応じて、手動制御と自動制御のいずれで実行するかを決める。また、制御状態設定部76は、自動制御の自動化の程度を決める。例えば、制御状態設定部76は、モード選択スイッチ54が出力する選択情報に基づいて実行すべき運転モードを設定する。運転モードに関しては、下記[2.1]で説明する。更に、制御状態設定部76は、カテゴリー選択スイッチ56が出力する選択情報に基づいて実行すべき自動車線変更のカテゴリーを設定する。自動車線変更のカテゴリーに関しては、下記[2.2]で説明する。
手動制御部78は、操作センサ24が出力する操作子(アクセルペダル、ブレーキペダル、ステアリングホイールW)の操作量に従い手動制御に関わる走行制御を行う。手動制御部78は、手動制御に関わる指示情報(駆動指示、制動指示、操舵指示)を駆動装置28と制動装置30と操舵装置32に出力する。
外界認識部80は、外界センサ14が出力する画像情報及び検知情報に基づいて自車両100の周囲の状況を認識する。自車位置認識部82は、測位装置18が出力する自車位置情報及び地図情報に基づいて自車両100の位置を認識する。乗員状態判定部84は、接触センサ60が出力する検知情報に基づいてステアリングホイールWに対する運転者の把持状態(接触しているか否か)を判定する。また、乗員状態判定部84は、乗員カメラ62が出力する画像情報に基づいて運転者の周辺監視状態(前方を見ているか否か、眼を開けているか否か)を認識する。
行動計画部86は、外界認識部80の認識結果及び自車位置認識部82の認識結果に基づいて自動制御に関わる行動計画を立てる。例えば、行動計画部86は、自車両100の周辺の静的情報と動的情報を含むローカルマップ(ダイナミックマップ)を生成する。そして、行動計画部86は、ローカルマップと自車両100の状態(走行速度、舵角、走行位置)とに基づいて最適な行動を判断し、その行動を実現するための走行速度及び走行軌道を求める。つまり、本実施形態において、行動計画部86は、軌道生成部として機能する。
車両制御部88は、行動計画に従い自動制御に関わる走行制御を行う。例えば、車両制御部88は、行動計画部86により求められた走行速度で自車両100を走行させるための加減速度を演算する。また、車両制御部88は、行動計画部86により求められた走行軌道に沿って自車両100を走行させるための舵角を演算する。車両制御部88は、自動制御に関わる指示情報(駆動指示、制動指示、操舵指示)を駆動装置28と制動装置30と操舵装置32に出力する。報知制御部90は、行動計画において報知が生じる場合に、指示情報(報知指示)をHMI34に出力する。
[2.車両制御装置10が実行する自動制御]
[2.1.運転モード]
運転モードは、所謂自動運転レベルに対応して設定される。例えば、自動運転レベルには、レベル0(L0)と、レベル1(L1)と、レベル2A(L2A)と、レベル2B(L2B)と、レベル3(L3)が含まれる。各レベルの定義は次の通りである。L0、L1、L2A、L2B、L3の順で自動化の程度は高くなる。
L0:運転支援が実質的に行われない。
L1:運転支援のうち、ACCとLKASのいずれか一方が実行される。
L2A:運転支援のうち、ACCとLKASの双方が実行される。
L2B:運転支援のうち、ACCとLKASの双方が実行され、且つ、運転者はステアリングホイールWを把持する必要がない。
L3:運転操作に関する運転者の義務がL2Bよりも緩和される。例えば、運転者が自車両100の周辺の状況を監視する必要がない。
[2.2.自動車線変更のカテゴリー]
自動車線変更は、3つのカテゴリーに分けられる。カテゴリー1の自動車線変更は、車両制御装置10が運転者に対して車線変更の提案を行い、運転者がその提案を承認した場合に、車両制御装置10が自動車線変更を開始する第1車線変更である。第1車線変更の際に車両制御装置10が実行する制御を第1車線変更制御という。カテゴリー2の自動車線変更は、運転者の承認にかかわらず、車両制御装置10が自動車線変更を開始する第2車線変更である。第2車線変更の際に車両制御装置10が実行する制御を第2車線変更制御という。カテゴリー3の自動車線変更は、運転者の意図に応じて、車両制御装置10が自動車線変更を開始する第3車線変更である。第3車線変更の際に車両制御装置10が実行する制御を第3車線変更制御という。
車両制御装置10は、カテゴリー1、2の自動車線変更の際に、単一車線変更(図3)又は複数車線変更(図4)を許可する。一方、車両制御装置10は、カテゴリー3の自動車線変更の際に、単一車線変更を許可し、複数車線変更を許可しない。
自動車線変更の際に、運転者は、ウインカーレバーLを操作することにより、承認を行い、また、車線変更の意図を示す。
[3.本実施形態の概要]
図3及び図4を用いて本実施形態の概要を説明する。図3に示されるように、車両制御装置10は、目的地122が設定されていない場合に、自車両100を自車線110から隣の第1他車線114に自動車線変更させる単一車線変更を実行可能とする。車両制御装置10は、単一車線変更を実行する場合に、自車線110から第1他車線114まで第1軌道124を生成し、自車両100を第1軌道124に沿って走行させる。
一方、図4に示されるように、車両制御装置10は、目的地122が設定されている場合に、単一車線変更だけでなく、自車両100を自車線110から第1他車線114を越えて第2他車線116に自動車線変更させる複数車線変更を実行可能とする。車両制御装置10は、複数車線変更を実行する場合に、自車線110から第2他車線116まで第2軌道126を生成し、自車両100を第2軌道126に沿って走行させる。
ここでいう目的地122は、ナビゲーション装置16が最終目的地までの走行経路に1以上設定する経由地である。また、ここでいう第2他車線116は、目的地122に繋がる分岐路120、及び、分岐路120に直接繋がる第2他車線116を含む。
[4.車線変更可能領域130]
車両制御装置10は、車線変更可能領域130の内側で自動車線変更を実行する。ここで、図5を用いて車線変更可能領域130を説明する。車線変更可能領域130というのは、自動車線変更の開始から終了までに要する車線変更時間と、分岐路120の位置(目的地122の位置)と、自車両100の走行速度と、に基づいて、自動車線変更を行うことが可能であると判定される領域のことである。車線変更時間には、横移動開始前の待機時間(周辺監視時間)と、自車線110から隣接する他車線112への移動時間と、他車線112における走行位置の調整時間と、が含まれる。この車線変更時間と自車両100の走行速度とから、自車線110から隣接する他車線112への自動車線変更には距離D1が必要となる。
例えば、図5に示されるように、自車両100の目的地122が分岐路120にあるとする。道路を走行する自車両100が分岐路120に進行するためには、自車両100は、分岐路120の分岐位置P1で第4車線138を走行する必要がある。また、自車両100が分岐位置P1で第4車線138を走行するためには、自車両100は、分岐位置P1よりも距離D1だけ後側の位置P2で第4車線138又は第3車線136を走行する必要がある。同様に、自車両100は、位置P2よりも距離D1だけ後側の位置P3で第4車線138又は第3車線136又は第2車線134を走行する必要がある。同様に、自車両100は、位置P3よりも距離D1だけ後側の位置P4で第4車線138又は第3車線136又は第2車線134又は第1車線132を走行する必要がある。行動計画部86は、目的地122に到達するための必要経路を、車線変更可能領域130内に生成する。
分岐位置P1は、自車両100が目的地122に到達するために第4車線138から分岐路120へ車線変更する位置である。分岐位置P2は、自車両100が目的地122に到達するために第3車線136から第4車線138へ車線変更することができる限界位置である。分岐位置P3は、自車両100が目的地122に到達するために第2車線134から第3車線136へ車線変更することができる限界位置である。分岐位置P4は、自車両100が目的地122に到達するために第1車線132から第2車線134へ車線変更することができる限界位置である。自車両100が各位置P1~P4を超えて走行すると、車両制御装置10は、自車両100を自動運転で目的地122に到達させることが困難となる。このため、例えば、車両制御装置10は、自車両100を自動運転から手動運転に切り換える。
行動計画部86は、ナビゲーション装置16に格納される地図情報に基づいて分岐位置P1を検出する。そして、行動計画部86は、分岐位置P1と、車線変更時間と、自車両100の走行速度と、に基づいて、各車線における自動車線変更の限界位置(位置P2~P4)を設定する。このようにして、分岐位置P1を基準とする車線変更可能領域130が設定される。
更に、行動計画部86は、外界認識部80の認識結果に基づいて、車線変更可能領域130の内側に、走行可能領域140と検知不可領域142とを設定する。走行可能領域140は、既に他車両102が走行し、且つ、障害物がない領域である。検知不可領域142は、各情報を用いても検知することができない領域である。行動計画部86は、走行可能領域140を利用して第1軌道124及び第2軌道126を生成する。
[5.車両制御装置10が行う処理]
[5.1.主処理]
図6を用いて車両制御装置10が行う主処理を説明する。以下で説明する主処理は、制御状態設定部76がレベル2A以上の運転モードを設定し、且つ、カテゴリー1又はカテゴリー2の自動車線変更を設定している状態で、所定時間毎に行われる。
ステップS1において、行動計画部86は、自動車線変更を実行することが可能か否かを判定する。行動計画部86は、外界認識部80の認識結果に基づいて自車線110から移動目標とする他車線112までに他車両102が認識されない場合に、自動車線変更を実行可能と判定する。更に、行動計画部86は、カテゴリー1の自動車線変更が設定されている状況で、車線変更の提案に対する運転者の承認が得られた場合に、自動車線変更を実行可能と判定する。又は、行動計画部86は、カテゴリー2の自動車線変更が設定されている状況で、目的地122に到達するために車線変更が必要であると判断する場合に、自動車線変更を実行可能と判定する。自動車線変更が実行可能である場合(ステップS1:YES)、処理はステップS2に移行する。一方、自動車線変更が実行可能でない場合(ステップS1:NO)、1サイクル分の主処理は終了する。
ステップS2において、行動計画部86は、実行予定の自動車線変更が単一車線変更と複数車線変更のいずれであるかを判定する。実行予定の自動車線変更が単一車線変更である場合(ステップS2:単一車線変更)、処理はステップS3に移行する。一方、実行予定の自動車線変更が複数車線変更である場合(ステップS2:複数車線変更)、処理はステップS5に移行する。
ステップS3において、行動計画部86は、図3に示されるように、自車線110から移動目標の第1他車線114までの第1軌道124を生成する。ステップS3が終了すると、処理はステップS4に移行する。
ステップS4において、車両制御部88は、第1軌道124に沿って自車両100を走行させる。車線変更制御部92は、外界認識部80の認識結果に基づいて自車両100が第1他車線114の目標位置、例えば第1他車線114の中央位置に到達するか否かを判断する。そして、自車両100が第1他車線114の目標位置に到達すると、車線変更制御部92は、単一車線変更を終了させる。以上で主処理は終了する。
一方、ステップS2からステップS5に移行する場合、行動計画部86は、ナビゲーション装置16に目的地122が設定されているか否かを判定する。目的地122が設定されている場合(ステップS5:YES)、処理はステップS6に移行する。一方、目的地122が設定されていない場合(ステップS5:NO)、処理はステップS3に移行する。つまり、ナビゲーション装置16に目的地122が設定されていない場合は、複数車線変更の代わりに単一車線変更が実行される。
ステップS6において、行動計画部86は、複数車線変更を実行するにあたり、所定の許可条件が満たされているか否かを判定する。例えば、行動計画部86は、自車両100の走行位置と、目的地122又は目的地122に繋がる分岐路120の分岐位置P1までの残距離が所定距離よりも大きい場合に複数車線変更を許可し、残距離が所定距離以下である場合に複数車線変更を許可しない。ここでいう所定距離は、自車両100が走行する車線によって異なる。例えば、図5に示される道路において、所定距離は、目的地122又は分岐位置P1から、各車線で車線変更することができる限界位置(位置P2~P4)までの距離である。位置P2~P4は自車両100の走行速度に応じて変化する。走行速度所定距離との関係は、記憶装置70に記憶されている。また、行動計画部86は、自車両100の設定速度が所定速度よりも大きい場合に複数車線変更を許可し、設定速度が所定速度以下である場合に複数車線変更を許可しない。設定速度は、自車両100に許容される走行速度の上限値であり、運転者によって予め設定される。設定速度は、記憶装置70に記憶されている。また、行動計画部86は、運転モードがL3である場合に複数車線変更を許可し、運転モードがL2B以下である場合に複数車線変更を許可しない。許可条件が満たされている場合(ステップS6:YES)、処理はステップS7に移行する。一方、許可条件が満たされていない場合(ステップS6:NO)、処理はステップS3に移行する。つまり、許可条件が満たされない場合は、複数車線変更の代わりに単一車線変更が実行される。
ステップS7において、行動計画部86は、下記[5.2]で説明する第2軌道生成処理を行う。第2軌道生成処理は、図4に示されるように、自車線110から目的地122に繋がる第2他車線116までの第2軌道126を生成する処理である。ステップS7が終了すると、処理はステップS8に移行する。
ステップS8において、行動計画部86は、第2軌道生成処理によって第2軌道126が生成されたか否かを判定する。第2軌道126が生成された場合(ステップS8:YES)、処理はステップS9に移行する。一方、第2軌道126が生成されなかった場合(ステップS8:NO)、処理はステップS3に移行する。つまり、行動計画部86が第2軌道126を生成することができない場合は、複数車線変更の代わりに単一車線変更が実行される。
ステップS9において、車両制御部88は、第2軌道126に沿って自車両100を走行させる。車線変更制御部92は、外界認識部80の認識結果に基づいて自車両100が目的地122に繋がる第2他車線116の目標位置、例えば第2他車線116の中央位置又は分岐路120の中央位置に到達するか否かを判断する。そして、自車両100が第2他車線116の目標位置に到達すると、車線変更制御部92は、複数車線変更を終了させる。以上で主処理は終了する。
車線変更制御部92は、自車線110から第1他車線114への車線変更の際に自車両100を加速させる場合には、第1他車線114から第2他車線116への車線変更の際にも自車両100を加速させる。これは、自車両100が自車線110から第1他車線114への車線変更で加速するという状況が、自車両100が低速車線から高速車線に向かって移動していることを意味するためである。
[5.2.第2軌道生成処理]
図7を用いて車両制御装置10が行う第2軌道生成処理を説明する。
ステップS11において、行動計画部86は、外界認識部80の認識結果に基づいて走行可能領域140を判定し、目的地122に繋がる第2他車線116に目標位置を設定する。この目標位置を第2目標位置152という。なお、第2他車線116に複数の走行可能領域140がある場合、又は、走行可能領域140が広い場合、行動計画部86は、複数の候補となる目標位置を設定する。そして、行動計画部86は、複数の目標位置の中から最適な目標位置を選択して第2目標位置152を設定する。例えば、行動計画部86は、走行速度と舵角の変化量を最も少なくすることができる候補位置を選択して第2目標位置152とする。又は、行動計画部86は、他車両102との距離を最も大きくすることができる目標位置を選択して第2目標位置152とする。ステップS11が終了すると、処理はステップS12に移行する。
ステップS12において、行動計画部86は、タイマ71を用いて第2軌道126の生成時間Tの計時を開始する。ステップS12が終了すると、処理はステップS13に移行する。
ステップS13において、行動計画部86は、外界認識部80の認識結果に基づいて第1他車線114に目標位置を設定する。この目標位置を第1目標位置150という。行動計画部86は、第1他車線114のうち、自車線110から移動が可能であり、且つ、第2目標位置152への移動が可能な位置を、第1目標位置150として設定する。なお、第1他車線114に複数の走行可能領域140がある場合、又は、走行可能領域140が広い場合、行動計画部86は、複数の候補となる目標位置を設定する。そして、行動計画部86は、第2目標位置152の設定と同様に、複数の目標位置の中から最適な目標位置を選択して第1目標位置150を設定する。更に、行動計画部86は、第1目標位置150と第2目標位置152を繋いで第2軌道126を生成する。
なお、図5に示されるように、目的地122に繋がる第2他車線116(第4車線138)と第1他車線114(第2車線134)との間に他の第2他車線116(第3車線136)が存在する場合がある。この場合、行動計画部86は、目的地122に繋がる第2他車線116に第2目標位置152bを設定した後であり且つ第1目標位置150を設定する前に、第2他車線116(第3車線136)に第2目標位置152aを設定する。行動計画部86は、第2他車線116(第3車線136)のうち、第2目標位置152bへの移動が可能な位置を、第2目標位置152aとして設定する。
ステップS13と同時に行われるステップS14において、行動計画部86は、タイマ71により計時される生成時間Tと、記憶装置70に記憶される所定時間Tthとを比較する。T<Tthである場合(ステップS14:YES)、処理はステップS15に移行する。一方、T≧Tthである場合(ステップS14:NO)、第2軌道生成処理は終了する。これは、生成時間Tが所定時間Tthに到達する前に第2軌道126が生成されないことを意味する。
ステップS15において、行動計画部86は第2軌道126が生成されたか否かを判定する。この時点で第2軌道126が生成された場合(ステップS15:YES)、第2軌道生成処理は終了する。そして、処理は図6に示されるステップS8に移行する。一方、この時点で第2軌道126が生成されていない場合(ステップS15:NO)、処理はステップS13に戻る。
[6.変形例]
行動計画部86が生成する第2軌道126は、一部が第2目標位置152から離れる方向に延びていてもよい。例えば、自車線110、第1他車線114、第2他車線116の順に延びる第2軌道126を生成できない場合がある。このような場合、自車線110、第1他車線114、自車線110、第1他車線114、第2他車線116の順に延びる第2軌道126を生成できるのであれば、行動計画部86は、そのような第2軌道126を生成してもよい。この場合、車線変更制御部92は、第2軌道126に沿って自車両100を走行させる際に、一時的に自車両100を目的地122に繋がる第2他車線116とは反対方向の車線への車線変更を行うことを許可する。
前述した第2軌道生成処理においては、行動計画部86は、第2目標位置152(152a、152b)を設定した後に、第1目標位置150を設定する。これに代わり、行動計画部86は、第1目標位置150を設定した後に、第2目標位置152(152a、152b)を設定してもよい。この場合、行動計画部86は自車線110に近い車線から遠い他車線112に向かって順に目標位置を設定する。
また、図6のステップS8においてNO判定の後に、図8に示される処理が実行されてもよい。
ステップS21において、行動計画部86は、第2軌道生成処理によって自車線110から第1他車線114までの第1軌道124を含む一部軌道が生成されたか否かを判定する。一部軌道が生成された場合(ステップS21:YES)、処理はステップS22に移行する。一方、一部軌道が生成されない場合(ステップS21:NO)、処理は終了する。この場合、自動車線変更は実行されない。
ステップS22において、車線変更制御部92は、一部軌道に沿って自車両100を走行させて、到達可能な他車線112まで車線変更を実行する。自車両100が到達可能な他車線112に到達すると、車線変更制御部92は、生成することができなかった残りの第2軌道126を再度生成する。そして、車線変更制御部92は、残りの第2軌道126を生成することができた場合に、目的地122に繋がる第2他車線116までの車線変更を実行する。
なお、車線変更制御部92は、複数車線変更を実行する際に、運転者の承認を必要としてもよい。この場合、報知制御部90は、複数車線変更を実行する旨の報知指示をHMI34に出力する。行動計画部86は、運転者の承認をレバーセンサ58の検知結果に基づいて判定する。行動計画部86は、運転者の承認が得られた場合に、複数車線変更を実行する。
車線変更制御部92は、運転者の承認が得られた場合に、承認後に行われる目的地122に繋がる第2他車線116への車線変更に対する承認を不要としてもよい。前述した実施形態では、行動計画部86は、第2他車線116までの第2軌道126を生成することができない場合に、軌道が生成できた他車線112までの車線変更を実行させる。その後、行動計画部86は、再度第2他車線116までの第2軌道126を生成して、車線変更を実行させる。このように、行動計画部86は、複数車線変更を2回以上に分けて実行させる場合に、2回目以降の車線変更を承認の有無にかかわらず実行させる。
複数車線変更の実行中に車線変更が中止される場合がある。例えば、行動計画部86が複数車線変更を実行させる場合に、運転者が車線変更を中止させることが考えられる。このような場合、行動計画部86は、次に実行される複数車線変更に対して運転者の再度の承認を必要とする。
なお、自動車線変更の際に、運転者がアクセルペダル又はブレーキペダルを操作した場合、車線変更制御部92は、その操作に応じて自車両100を加減速させてもよい。
外界認識部80は、外界センサ14が出力する画像情報及び検知情報だけでなく、受信装置20が出力する車車間通信の情報を取得し、自車両100の周囲の状況を認識することも可能である。
[7.実施形態から得られる技術的思想]
上記実施形態から把握しうる技術的思想について、以下に記載する。
本発明の第1態様は、
自車両100を前記自車両100が走行する自車線110から他車線112に車線変更させる車両制御装置10であって、
前記自車両100の目的地122が設定されているか否かを判定する判定部(ナビゲーション装置16)と、
前記目的地122が設定されていない場合には、前記自車両100を前記自車線110から第1他車線114に車線変更させる単一車線変更を実行可能とし、前記目的地122が設定されている場合には、前記単一車線変更を実行可能とすると共に前記自車両100を前記自車線110から前記第1他車線114を越えて第2他車線116に車線変更させる複数車線変更を実行可能とする車線変更制御部92と、
を備える。
上記構成によれば、装置側が目的地122の有無を判定し、その結果に応じて単一車線変更と複数車線変更のいずれかを選択して実行するため、自動車線変更にかかわる運転者の負担を軽減することができる。
本発明の第1態様において、
前記自車両100の周囲の環境を認識する外界認識部80を備え、
前記車線変更制御部92は、前記外界認識部80の認識結果に基づいて前記自車線110から前記第1他車線114までの第1軌道124を生成し、前記外界認識部80の認識結果に基づいて前記自車線110から前記目的地122に繋がる前記第2他車線116までの第2軌道126を生成する軌道生成部(行動計画部86)を備え、
前記車線変更制御部92は、前記単一車線変更の実行時に、前記自車両100を前記第1軌道124に沿って走行させ、前記複数車線変更の実行時に、前記自車両100を前記第2軌道126に沿って走行させてもよい。
上記構成では、複数車線変更において自車線110から第2他車線116までの第2軌道126が生成される。第2軌道126を生成する演算の負荷は、第1軌道124を2回演算する負荷と比較して少ない。このため、上記構成によれば、自車線110から第2他車線116への車線変更を行う際に、単一車線変更を連続して行うよりも、演算負荷を少なくすることができる。
本発明の第1態様において、
前記軌道生成部(行動計画部86)は、
前記第2軌道126を生成する際に、前記第1他車線114に目標位置としての第1目標位置150を設定すると共に、前記目的地122に繋がる前記第2他車線116に目標位置としての第2目標位置152を設定し、
前記第2目標位置152を設定した後に、前記第2目標位置152に基づいて前記第1目標位置150を設定してもよい。
本発明の第1態様において、
前記軌道生成部(行動計画部86)は、
前記第2軌道126を生成する際に、前記第1他車線114に目標位置としての第1目標位置150を設定すると共に、前記目的地122に繋がる前記第2他車線116に目標位置としての第2目標位置152を設定し、
前記第1目標位置150を設定した後に、前記第1目標位置150に基づいて前記第2目標位置152を設定してもよい。
本発明の第1態様において、
前記軌道生成部(行動計画部86)は、複数の候補となる目標位置の中から前記第1目標位置150又は前記第2目標位置152を選択して設定してもよい。
本発明の第1態様において、
前記車線変更制御部92は、前記複数車線変更の実行時に、前記自車両100を前記目的地122に繋がる前記第2他車線116とは反対方向の車線への車線変更を行うことを許可してもよい。
本発明の第1態様において、
前記車線変更制御部92は、前記複数車線変更の実行時に、前記自車線110から前記第1他車線114への車線変更で前記自車両100を加速させる場合は、前記第1他車線114から前記第2他車線116への車線変更でも前記自車両100を加速させてもよい。
本発明の第1態様において、
前記車線変更制御部92は、所定条件により、前記目的地122に繋がる前記第2他車線116までの前記複数車線変更を完了できない場合であって、前記軌道生成部(行動計画部86)が前記第1軌道124を含む一部軌道を生成することができる場合に、単一車線変更に切り換えてもよい。
本発明の第1態様において、
前記所定条件は、前記軌道生成部(行動計画部86)が前記第2軌道126を生成することができないことでもよい。
本発明の第1態様において、
前記所定条件は、前記軌道生成部(行動計画部86)による前記第2軌道126の生成時間Tが所定時間Tth以上であることでもよい。
本発明の第1態様において、
前記車線変更制御部92は、前記自車両100を前記自車線110から前記一部軌道を生成することができた前記他車線112まで前記単一車線変更によって移動させ、
前記軌道生成部は、前記自車両100が移動した前記他車線112から前記目的地122に繋がる前記第2他車線116まで再度前記第2軌道126を生成してもよい。
本発明の第1態様において、
前記車線変更制御部92は、前記目的地122又は前記目的地122に繋がる分岐路120の分岐位置P1までの残距離が所定距離以下である場合に、前記複数車線変更を許可しなくてもよい。
本発明の第1態様において、
前記車線変更制御部92は、前記複数車線変更を実行する際に、運転者の承認を必要としてもよい。
本発明の第1態様において、
前記車線変更制御部92は、運転者の前記承認が得られた場合に、承認後に行われる前記目的地122に繋がる前記第2他車線116への車線変更に対する前記承認を不要としてもよい。
本発明の第1態様において、
前記車線変更制御部92は、前記複数車線変更が途中で中止された場合に、中止後の車線変更で運転者の前記承認を必要としてもよい。
本発明の第1態様において、
前記自車両100は、複数の自動運転レベルのいずれかを設定して走行可能な車両であり、
前記車線変更制御部92は、前記自車両に設定される前記自動運転レベルが、運転者が前記自車両100の周辺の環境を監視することを必要とせず、且つ、運転者がステアリングホイールWを把持する必要がないレベル(レベル3)である場合に、前記複数車線変更を実行可能としてもよい。
本発明の第1態様の別態様において、
自車両100を前記自車両100が走行する自車線110から他車線112に車線変更させる車両制御方法であって、
前記自車両100の目的地122が設定されているか否かを判定する判定ステップと、
前記目的地122が設定されていない場合には、前記自車両100を前記自車線110から隣の第1他車線114に車線変更させる単一車線変更を実行可能とし、前記目的地122が設定されている場合には、前記単一車線変更を実行可能とすると共に前記自車両100を前記自車線110から前記第1他車線114を越えて第2他車線116に車線変更させる複数車線変更を実行可能とする、車線変更制御ステップと、
を備える。
本発明の第2態様において、
自車両100を前記自車両100が走行する自車線110から他車線112に車線変更させる車両制御装置10であって、
前記自車両100の周囲の環境を認識する外界認識部80と、
前記外界認識部80の認識結果に基づいて前記自車線110から前記他車線112への軌道を生成する軌道生成部(行動計画部86)と、
前記自車両100を前記軌道に沿って走行させる車両制御部88と、を備え、
前記自車両100を前記自車線110から第1他車線114に車線変更させる場合に、前記軌道生成部は、前記自車線110から前記第1他車線114までの第1軌道124を生成し、前記車両制御部88は、前記自車両100を前記第1軌道124に沿って走行させる単一車線変更を実行し、
前記自車両100を前記自車線110から前記第1他車線114を越えて目的地122に繋がる第2他車線116に車線変更させる場合に、前記軌道生成部は、前記自車線110から前記第2他車線116までの第2軌道126を生成し、前記車両制御部88は、前記自車両100を前記第2軌道126に沿って走行させる複数車線変更を実行する。
上記構成によれば、装置が主体となって単一車線変更と複数車線変更を実行するため、自動車線変更にかかわる運転者の負担を軽減することができる。
また、上記構成では、複数車線変更において自車線110から第2他車線116までの第2軌道126が生成される。第2軌道126を生成する演算の負荷は、第1軌道124を2回演算する負荷と比較して少ない。このため、上記構成によれば、自車線110から第2他車線116への車線変更を行う際に、単一車線変更を連続して行うよりも、演算負荷を少なくすることができる。
本発明の第2態様の別態様において、
自車両100を前記自車両100が走行する自車線110から他車線112に車線変更させる車両制御方法であって、
前記自車両100の周囲の環境を認識する外界認識ステップと、
前記外界認識ステップの認識結果に基づいて前記自車線110から前記他車線112への軌道を生成する軌道生成ステップと、
前記自車両100を前記軌道に沿って走行させる車両制御ステップと、を備え、
前記自車両100を前記自車線110から第1他車線114に車線変更させる場合に、前記軌道生成ステップでは、前記自車線110から前記第1他車線114までの第1軌道124を生成し、前記車両制御ステップでは、前記自車両100を前記第1軌道124に沿って走行させる単一車線変更を実行し、
前記自車両100を前記自車線110から前記第1他車線114を越えて目的地122に繋がる第2他車線116に車線変更させる場合に、前記軌道生成ステップでは、前記自車線110から前記第2他車線116までの第2軌道126を生成し、前記車両制御ステップでは、前記自車両100を前記第2軌道126に沿って走行させる複数車線変更を実行する。
なお、本発明に係る車両制御装置及び車両制御方法は、前述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…車両制御装置 16…ナビゲーション装置(判定部)
80…外界認識部 86…行動計画部(軌道生成部)
88…車両制御部 92…車線変更制御部
100…自車両 102…他車両
110…自車線 112…他車線
114…第1他車線 116…第2他車線
122…目的地 124…第1軌道
126…第2軌道 130…車線変更可能領域
150…第1目標位置 152…第2目標位置

Claims (20)

  1. 自車両を前記自車両が走行する自車線から他車線に車線変更させる車両制御装置であって、
    前記自車両の最終目的地までの走行経路に1以上の目的地を設定するナビゲーション部と、
    前記目的地が設定されているか否かを判定する判定部と、
    前記目的地が設定されていない場合には、前記自車両を前記自車線から第1他車線に車線変更させる単一車線変更を実行可能とし、前記目的地が設定されている場合には、前記単一車線変更を実行可能とすると共に前記自車両を前記自車線から前記第1他車線を越えて前記目的地に繋がる第2他車線に車線変更させる複数車線変更を実行可能とする車線変更制御部と、
    を備える、車両制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両制御装置であって、
    前記自車両の周囲の環境を認識する外界認識部を備え、
    前記車線変更制御部は、前記外界認識部の認識結果に基づいて前記自車線から前記第1他車線までの第1軌道を生成し、前記外界認識部の認識結果に基づいて前記自車線から前記第2他車線までの第2軌道を生成する軌道生成部を備え、
    前記車線変更制御部は、前記単一車線変更の実行時に、前記自車両を前記第1軌道に沿って走行させ、前記複数車線変更の実行時に、前記自車両を前記第2軌道に沿って走行させる、車両制御装置。
  3. 請求項2に記載の車両制御装置であって、
    前記軌道生成部は、
    前記第2軌道を生成する際に、前記第1他車線に目標位置としての第1目標位置を設定すると共に、前記目的地に繋がる前記第2他車線に目標位置としての第2目標位置を設定し、
    前記第2目標位置を設定した後に、前記第2目標位置に基づいて前記第1目標位置を設定する、車両制御装置。
  4. 請求項2に記載の車両制御装置であって、
    前記軌道生成部は、
    前記第2軌道を生成する際に、前記第1他車線に目標位置としての第1目標位置を設定すると共に、前記目的地に繋がる前記第2他車線に目標位置としての第2目標位置を設定し、
    前記第1目標位置を設定した後に、前記第1目標位置に基づいて前記第2目標位置を設定する、車両制御装置。
  5. 請求項3又は4に記載の車両制御装置であって、
    前記軌道生成部は、複数の候補となる目標位置の中から前記第1目標位置又は前記第2目標位置を選択して設定する、車両制御装置。
  6. 請求項2に記載の車両制御装置であって、
    前記車線変更制御部は、前記複数車線変更の実行に、前記自車両を前記目的地に繋がる前記第2他車線とは反対方向の車線への車線変更を行うことを許可する、車両制御装置。
  7. 請求項2に記載の車両制御装置であって、
    前記車線変更制御部は、前記複数車線変更の実行時に、前記自車線から前記第1他車線への車線変更で前記自車両を加速させる場合は、前記第1他車線から前記第2他車線への車線変更でも前記自車両を加速させる、車両制御装置。
  8. 請求項2に記載の車両制御装置であって、
    前記車線変更制御部は、所定条件により、前記目的地に繋がる前記第2他車線までの前記複数車線変更を完了できない場合であって、前記軌道生成部が前記第1軌道を含む一部軌道を生成することができる場合に、前記単一車線変更に切り換える、車両制御装置。
  9. 請求項8に記載の車両制御装置であって、
    前記所定条件は、前記軌道生成部が前記第2軌道を生成することができないことである、車両制御装置。
  10. 請求項8に記載の車両制御装置であって、
    前記所定条件は、前記軌道生成部による前記第2軌道の生成時間が所定時間以上である、車両制御装置。
  11. 請求項9又は10に記載の車両制御装置であって、
    前記車線変更制御部は、前記自車両を前記自車線から前記一部軌道を生成することができた前記他車線まで前記単一車線変更によって移動させ、
    前記軌道生成部は、前記自車両が移動した前記他車線から前記目的地に繋がる前記第2他車線まで再度前記第2軌道を生成する、車両制御装置。
  12. 請求項1に記載の車両制御装置であって、
    前記車線変更制御部は、前記自車線と前記第1他車線と前記第2他車線とを含む道路から分岐し且つ前記第2他車線及び前記目的地に繋がる分岐路の分岐位置までの残距離が所定距離以下である場合に、前記単一車線変更を実行可能とする一方で、前記複数車線変更を許可しない、車両制御装置。
  13. 請求項1に記載の車両制御装置であって、
    前記車線変更制御部は、前記複数車線変更を実行する際に、運転者の承認を必要とする、車両制御装置。
  14. 請求項13に記載の車両制御装置であって、
    前記車線変更制御部は、運転者の前記承認が得られた場合に、承認後に行われる前記目的地に繋がる前記第2他車線への車線変更に対する前記承認を不要とする、車両制御装置。
  15. 請求項14に記載の車両制御装置であって、
    前記車線変更制御部は、前記複数車線変更が途中で中止された場合に、中止後の車線変更で運転者の前記承認を必要とする、車両制御装置。
  16. 請求項1に記載の車両制御装置であって、
    前記自車両は、複数の自動運転レベルのいずれかを設定して走行可能な車両であり、
    前記車線変更制御部は、前記自車両に設定される前記自動運転レベルが、運転者が前記自車両の周辺の環境を監視することを必要とせず、且つ、運転者がステアリングホイールを把持する必要がないレベルである場合に、前記複数車線変更を実行可能とする、車両制御装置。
  17. 1以上のコンピュータが、自車両を前記自車両が走行する自車線から他車線に車線変更させる車両制御方法であって、
    前記自車両の最終目的地までの走行経路に1以上の目的地を設定する設定ステップと、
    前記目的地が設定されているか否かを判定する判定ステップと、
    前記目的地が設定されていない場合には、前記自車両を前記自車線から第1他車線に車線変更させる単一車線変更を実行可能とし、前記目的地が設定されている場合には、前記単一車線変更を実行可能とすると共に前記自車両を前記自車線から前記第1他車線を越えて前記目的地に繋がる第2他車線に車線変更させる複数車線変更を実行可能とする車線変更制御ステップと、
    を備える、車両制御方法。
  18. 自車両を前記自車両が走行する自車線から他車線に車線変更させる車両制御装置であって、
    前記自車両の周囲の環境を認識する外界認識部と、
    車線変更を実行することが可能か否かを判定する車線変更制御部と、
    前記外界認識部の認識結果に基づいて前記自車線から前記他車線への軌道を生成する軌道生成部と、
    前記自車両を前記軌道に沿って走行させる車両制御部と、を備え、
    前記自車両は、複数の自動運転レベルのいずれかを設定して走行可能な車両であり、
    前記自車両を前記自車線から第1他車線に車線変更させる場合に、前記軌道生成部は、前記自車線から前記第1他車線までの第1軌道を生成し、前記車両制御部は、前記自車両を前記第1軌道に沿って走行させる単一車線変更を実行し、
    前記自車両を前記自車線から前記第1他車線を越えて目的地に繋がる第2他車線に車線変更させる場合に、前記軌道生成部は、前記自車線から前記第2他車線までの第2軌道を生成し、前記車両制御部は、前記自車両を前記第2軌道に沿って走行させる複数車線変更を実行し、
    前記自車両は、複数の自動運転レベルのいずれかを設定して走行可能な車両であり、
    前記車線変更制御部は、前記自車両に設定される前記自動運転レベルが、運転者が前記自車両の周辺の環境を監視することを必要とせず、且つ、運転者がステアリングホイールを把持する必要がないレベルである場合に、前記複数車線変更を実行可能とする、車両制御装置。
  19. 1以上のコンピュータが、自車両を前記自車両が走行する自車線から他車線に車線変更させる車両制御方法であって、
    前記自車両の周囲の環境を認識する外界認識ステップと、
    前記外界認識ステップの認識結果に基づいて前記自車線から前記他車線への軌道を生成する軌道生成ステップと、
    前記自車両を前記軌道に沿って走行させる車両制御ステップと、を備え、
    前記自車両は、複数の自動運転レベルのいずれかを設定して走行可能な車両であり、
    1以上の前記コンピュータは、
    前記自車両を前記自車線から第1他車線に車線変更させる場合に、前記軌道生成ステップでは、前記自車線から前記第1他車線までの第1軌道を生成し、前記車両制御ステップでは、前記自車両を前記第1軌道に沿って走行させる単一車線変更を実行し、
    前記自車両を前記自車線から前記第1他車線を越えて目的地に繋がる第2他車線に車線変更させる場合に、前記軌道生成ステップでは、前記自車線から前記第2他車線までの第2軌道を生成し、前記車両制御ステップでは、前記自車両を前記第2軌道に沿って走行させる複数車線変更を実行し、
    前記自車両に設定される前記自動運転レベルが、運転者が前記自車両の周辺の環境を監視することを必要とせず、且つ、運転者がステアリングホイールを把持する必要がないレベルである場合に、前記複数車線変更を実行可能とする、車両制御方法。
  20. 自車両を前記自車両が走行する自車線から他車線に車線変更させる車両制御装置であって、
    前記自車両の目的地が設定されているか否かを判定する判定部と、
    前記目的地が設定されていない場合には、前記自車両を前記自車線から第1他車線に車線変更させる単一車線変更を実行可能とし、前記目的地が設定されている場合には、前記単一車線変更を実行可能とすると共に前記自車両を前記自車線から前記第1他車線を越えて前記目的地に繋がる第2他車線に車線変更させる複数車線変更を実行可能とする車線変更制御部と、
    を備え、
    前記自車両は、複数の自動運転レベルのいずれかを設定して走行可能な車両であり、
    前記車線変更制御部は、前記自車両に設定される前記自動運転レベルが、運転者が前記自車両の周辺の環境を監視することを必要とせず、且つ、運転者がステアリングホイールを把持する必要がないレベルである場合に、前記複数車線変更を実行可能とする、車両制御装置。
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