JP7255147B2 - 電動車両 - Google Patents

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Description

本発明は、電動車両に関し、詳しくは、モータおよびインバータに関する。
従来、この種の電動車両としては、走行用のモータと、モータを駆動するインバータとを備える電動車両において、インバータに過電流や過電圧が生じると、インバータをシャットダウンするものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この電動車両では、インバータをシャットダウンした後に、インバータの三相全てにおいて上側または下側のスイッチング素子の全てにオン信号を出力し、何れかの相において半波交流が検知された場合に、半波交流が検知された相においてオン信号が入力されたスイッチング素子のオープン故障が生じていると判定する。
特開2017-69997号公報
こうした電動車両では、モータの各相の電流を検出する複数の電流センサのうち何れかの電流センサに故障が生じたときや、インバータからモータまでの各相の結線のうち何れかの相の結線に断線故障が生じたとき、インバータの複数のスイッチング素子のうち何れかのスイッチング素子にオープン故障が生じたときに、インバータをシャットダウンすると、インバータによりモータを駆動できなくなり、走行が制限されてしまう。
本発明の電動車両は、モータの各相の電流を検出する複数の電流センサのうち何れかの電流センサに故障が生じたときや、インバータからモータまでの各相の結線のうち何れかの相の結線に断線故障が生じたとき、インバータの複数のスイッチング素子のうち何れかのスイッチング素子にオープン故障が生じたときでも、インバータによりモータを駆動して走行可能にすることを主目的とする。
本発明の電動車両は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の電動車両は、
走行用のモータと、
前記モータを駆動するインバータと、
前記モータの各相の電流を検出する複数の電流センサと、
前記モータのトルク指令に基づいてd軸およびq軸の電流指令を設定し、前記d軸およびq軸の電流指令と検出される前記各相の電流に基づくd軸およびq軸の電流との差分に基づくフィードバック制御を用いてd軸およびq軸の電圧指令を設定して前記インバータを制御する制御装置と、
を備える電動車両であって、
前記制御装置は、
前記複数の電流センサのうち何れかの電流センサの故障、前記インバータから前記モータまでの各相の結線のうち何れかの相の結線の断線故障、前記インバータの複数のスイッチング素子のうち何れかのスイッチング素子のオープン故障、のうち何れかの故障が生じたときには、
前記モータの回転数と前記インバータの入力電圧および入力電流とに基づいて前記モータの推定トルクを演算し、
前記トルク指令と前記推定トルクとの差分に基づくフィードバック制御を用いて、または、前記d軸およびq軸の電流指令と前記推定トルクに基づく前記d軸およびq軸の推定電流との差分に基づくフィードバック制御を用いて、前記d軸およびq軸の電圧指令を設定して前記インバータを制御する、
ことを要旨とする。
この本発明の電動車両では、複数の電流センサのうち何れかの電流センサの故障、インバータからモータまでの各相の結線のうち何れかの相の結線の断線故障、インバータの複数のスイッチング素子のうち何れかのスイッチング素子のオープン故障、のうち何れかの故障が生じたときには、モータの回転数とインバータの入力電圧および入力電流とに基づいてモータの推定トルクを演算する。続いて、トルク指令と推定トルクとの差分に基づくフィードバック制御を用いて、または、d軸およびq軸の電流指令と推定トルクに基づくd軸およびq軸の推定電流との差分に基づくフィードバック制御を用いて、d軸およびq軸の電圧指令を設定してインバータを制御する。こうした制御を行なうことにより、複数の電流センサのうち何れかの電流センサの故障や、インバータからモータまでの各相の結線のうち何れかの相の結線の断線故障、インバータの複数のスイッチング素子のうち何れかのスイッチング素子のオープン故障が生じたときでも、インバータによりモータを駆動して走行することができる。
本発明の一実施例としての電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。 ECU50により実行される制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 通常時制御の一例を示すフローチャートである。 異常時制御の一例を示すフローチャートである。 U相の結線に断線故障が生じて断線故障フラグF2が値1になって異常時制御を実行したときの各相の電流波形の一例を示す説明図である。 トランジスタT1に異常が生じて素子オープン故障フラグF3が値1になって異常時制御を実行したときの各相の電流波形の一例を示す説明図である。 変形例の通常時制御の一例を示すフローチャートである。 変形例の異常時制御の一例を示すフローチャートである。 変形例の異常時制御の一例を示すフローチャートである。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例の電気自動車20は、図示するように、モータ32と、インバータ34と、蓄電装置としてのバッテリ36と、電子制御ユニット(以下、「ECU」という)50とを備える。
モータ32は、同期発電電動機として構成されており、回転子コアに永久磁石が埋め込まれた回転子と、固定子コアに三相コイルが巻回された固定子と、を備える。このモータ32は、回転子が駆動輪22a,22bにデファレンシャルギヤ24を介して連結された駆動軸26に接続されている。
インバータ34は、モータ32の駆動に用いられる。このインバータ34は、電力ライン38を介してバッテリ36に接続されており、6つのスイッチング素子としてのトランジスタT11~T16と、6つのトランジスタT11~T16のそれぞれに並列に接続された6つのダイオードD11~D16と、を有する。トランジスタT11~T16は、それぞれ、電力ライン38の正極側ラインと負極側ラインとに対してソース側とシンク側になるように2個ずつペアで配置されている。また、トランジスタT11~T16の対となるトランジスタ同士の接続点の各々には、モータ32の三相コイル(U相,V相,W相のコイル)の各々が接続されている。したがって、インバータ34に電圧が作用しているときに、ECU50によって、対となるトランジスタT11~T16のオン時間の割合が調節されることにより、三相コイルに回転磁界が形成され、モータ32が回転駆動される。
バッテリ36は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されており、上述したように、電力ライン38を介してインバータ34に接続されている。電力ライン38の正極側ラインと負極側ラインとには、コンデンサ39が取り付けられている。
ECU50は、CPU52を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU52の他に、処理プログラムを記憶するROM54や、データを一時的に記憶するRAM56、入出力ポート、通信ポートを備える。ECU50には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力される。ECU50に入力される信号としては、例えば、モータ32の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ(例えばレゾルバ)32aからのモータ32の回転子の回転位置θmや、モータ32のU相、V相の相電流を検出する電流センサ32u,32vからのモータ32のU相、V相の相電流Iu,Ivを挙げることができる。また、バッテリ36の端子間に取り付けられた電圧センサ36aからのバッテリ36の電圧Vbや、バッテリ36の出力端子に取り付けられた電流センサ36bからのバッテリ36の電流Ibも挙げることができる。さらに、イグニッションスイッチ60からのイグニッション信号や、シフトレバー61の操作位置を検出するシフトポジションセンサ62からのシフトポジションSP、アクセルペダル63の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ64からのアクセル開度Acc、ブレーキペダル65の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ66からのブレーキペダルポジションBP、車速センサ68からの車速Vも挙げることができる。ECU50からは、インバータ34のトランジスタT11~T16へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。ECU50は、回転位置検出センサ32aにより検出されたモータ32の回転子の回転位置θmに基づいてモータ32の電気角θeや回転数Nmを演算する。
こうして構成された実施例の電気自動車20では、ECU50は、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて走行に要求される(駆動軸26に要求される)要求トルクTd*を設定し、要求トルクTd*をモータ32のトルク指令Tm*に設定する。そして、モータ32のトルク指令Tm*を用いてインバータ34のトランジスタT11~T16のスイッチング制御を行なう。
次に、こうして構成された実施例の電気自動車20の動作、特に、インバータ34の制御について説明する。図2は、ECU50により実行される制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、繰り返し実行される。
図2の制御ルーチンが実行されると、ECU50は、最初に、電流センサ故障フラグF1や、断線故障フラグF2、素子オープン故障フラグF3などのデータを入力する(ステップS100)。ここで、電流センサ故障フラグF1は、ECU50により実行される電流センサ故障フラグ設定ルーチンにより、電流センサ32u,32vの何れにも故障が生じていないときには値0が設定され、電流センサ32u,32vのうち何れかの電流センサに故障が生じているときには値1が設定されるフラグである。断線故障フラグF2は、ECU50により実行される断線故障フラグ設定ルーチンにより、インバータ34からモータ32までの各相の結線の何れにも断線故障が生じていないときには値0が設定され、各相の結線のうち何れかの相の結線に断線故障が生じているときには値1が設定されるフラグである。素子オープン故障フラグF3は、ECU50により実行される素子オープン故障フラグ設定ルーチンにより、インバータ34のトランジスタT11~T16の何れにもオープン故障が生じていないときには値0が設定され、トランジスタT11~T16のうち何れかのトランジスタにオープン故障が生じているときには値1が設定されるフラグである。なお、電流センサ32u,32vのうち何れかの電流センサに故障が生じているか否かの判定方法や、インバータ34からモータ32までの各相の結線のうち何れかの相の結線に断線故障が生じているか否かの判定方法、トランジスタT11~T16のうち何れかのトランジスタにオープン故障が生じているか否かの判定方法については、周知であるから、詳細な説明を省略する。
こうしてデータを入力すると共に、電流センサ故障フラグF1や、断線故障フラグF2、素子オープン故障フラグF3の値を調べる(ステップS110~S130)。そして、電流センサ故障フラグF1や、断線故障フラグF2、素子オープン故障フラグF3の全てが値0のときには、図3の通常時制御を実行して(ステップS140)、本ルーチンを終了する。一方、電流センサ故障フラグF1が値1のときや、断線故障フラグF2が値1のとき、素子オープン故障フラグF3が値1のときには、図4の異常時制御を実行して(ステップS150)、本ルーチンを終了する。以下、図3の通常時制御、図4の異常時制御の順に説明する。
図3の通常時制御では、ECU50は、最初に、モータ32のトルク指令Tm*や電気角θe、U相,V相の相電流Iu,Ivなどのデータを入力する(ステップS200)。ここで、モータ32のトルク指令Tm*は、上述の制御により設定した値を入力するものとした。モータ32の電気角θeは、回転位置検出センサ32aにより検出されたモータ32の回転子の回転位置θmに基づいて演算した値を入力するものとした。U相,V相の相電流Iu,Ivは、電流センサ32u,32vにより検出された値を入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、モータ32の電気角θeを用いてモータ32のU相,V相の相電流Iu,Ivをd軸,q軸の電流Id,Iqに変換(三相-二相変換)すると共に(ステップS210)、モータ32のトルク指令Tm*に基づいてd軸,q軸の電流指令Id*,Iq*を設定する(ステップS220)。ここで、d軸,q軸の電流指令Id*,Iq*は、モータ32のトルク指令Tm*とd軸,q軸の電流指令Id*,Iq*との関係を予め定めてトルク指令-電流指令マップとしてROM54に記憶しておき、モータ32のトルク指令Tm*が与えられると、このマップから対応するd軸,q軸の電流指令Id*,Iq*を導出して設定するものとした。
続いて、モータ32のトルク指令Tm*に基づいてd軸,q軸の電圧指令Vd*,Vq*のフィードフォワード項Vdff,Vqffを設定する(ステップS230)。ここで、d軸,q軸のフィードフォワード項Vdff,Vqffは、モータ32のトルク指令Tm*とd軸,q軸のフィードフォワード項Vdff,Vqffとの関係を予め定めてトルク指令-フィードフォワード項マップとしてROM54に記憶しておき、モータ32のトルク指令Tm*が与えられると、このマップから対応するd軸,q軸のフィードフォワード項Vdff,Vqffを導出して設定するものとした。
また、d軸の電流Idと電流指令Id*との差分が打ち消されるようにd軸の電圧指令Vd*のフィードバック項Vdfbを演算すると共にq軸の電流Iqと電流指令Iq*との差分が打ち消されるようにq軸の電圧指令Vq*のフィードバック項Vqfbを演算する(ステップS240)。
そして、d軸,q軸のフィードフォワード項Vdff,Vqffとd軸,q軸のフィードバック項Vdfb,Vqfbとの和をd軸,q軸の電圧指令Vd*,Vq*に設定し(ステップS250)、モータ32の電気角θeを用いてd軸,q軸の電圧指令Vd*,Vq*をU相,V相,W相の電圧指令Vu*,Vv*,Vw*に変換(二相-三相変換)する(ステップS260)。そして、U相,V相,W相の電圧指令Vu*,Vv*,Vw*と搬送波(三角波電圧)とを用いてトランジスタT11~T16のPWM信号を生成してトランジスタT11~T16に出力して(ステップS270)、本ルーチンを終了する。
次に、図4の異常時制御について説明する。異常時制御では、ECU50は、最初に、モータ32のトルク指令Tm*や電気角θe、回転数Nm、バッテリ36の電圧Vbや電流Ibなどのデータを入力する(ステップS300)。モータ32のトルク指令Tm*や電気角θeの入力方法については上述した。モータ32の回転数Nmは、回転位置検出センサ32aにより検出されたモータ32の回転子の回転位置θmに基づいて演算した値を入力するものとした。バッテリ36の電圧Vbは、電圧センサ36aにより検出された値を入力するものとした。バッテリ36の電流Ibは、電流センサ36bにより検出された値を入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、バッテリ36の電圧Vbと電流Ibとの積をモータ32の推定パワーPmesとして演算し(ステップS310)、モータ32の推定パワーPmesをモータ32の回転数Nmで除してモータ32の推定トルクTmesを演算する(ステップS320)。なお、ステップS310の処理に代えて、バッテリ36の電圧Vbと電流Ibとの積から電力ライン38に接続された電力機器(例えば、空調装置やDC/DCコンバータ)のパワーを減じた値をモータ32の推定パワーPmesとして演算するものとしてもよい。こうすれば、モータ32の推定パワーPmesをより精度よく演算することができる。
続いて、モータ32の推定トルクTmesとトルク指令Tm*との差分が打ち消されるようにモータ32の補正トルク指令Tmco*を演算し(ステップS330)、演算したモータ32の補正トルク指令Tmco*に基づいてd軸,q軸のフィードフォワード項Vdff,Vqffを設定し(ステップS340)、設定したd軸,q軸のフィードフォワード項Vdff,Vqffをd軸,q軸の電圧指令Vd*,Vq*に設定する(ステップS350)。ここで、d軸,q軸のフィードフォワード項Vdff,Vqffは、上述のトルク指令-フィードフォワード項マップにモータ32のトルク指令Tm*に代えて補正トルク指令Tmco*を適用して設定するものとした。
続いて、上述のステップS260,S270の処理と同様に、モータ32の電気角θeを用いてd軸,q軸の電圧指令Vd*,Vq*をU相,V相,W相の電圧指令Vu*,Vv*,Vw*に変換(二相-三相変換)し(ステップS360)、U相,V相,W相の電圧指令Vu*,Vv*,Vw*と搬送波(三角波電圧)とを用いてトランジスタT11~T16のPWM信号を生成してトランジスタT11~T16に出力して(ステップS370)、本ルーチンを終了する。
図5は、U相の結線に断線故障が生じて断線故障フラグF2が値1になって異常時制御を実行したときの各相の電流波形の一例を示す説明図であり、図6は、トランジスタT1に異常が生じて素子オープン故障フラグF3が値1になって異常時制御を実行したときの各相の電流波形の一例を示す説明図である。
電流センサ故障フラグF1が値1のときには、U相,V相の相電流Iu,Ivのうちの何れかを検出することができないから、d軸,q軸の電流Id,Iqを演算することができない。また、断線故障フラグF2が値1のときには、断線故障が生じた相(図5では、U相)に電流を流すことができないから、d軸,q軸の電流Id,Iqが異常値となる。さらに、素子オープン故障フラグF3が値1のときには、オープン故障が生じたトランジスタに対応する相(図6では、トランジスタT11に対応するU相)の電流が半波になるから、d軸,q軸の電流Id,Iqが異常値となる。これらのときには、d軸,q軸のフィードバック項Vdfb,Vqfbを適切に演算することができないから、このフィードバック項Vdfb,Vqfbを用いてd軸,q軸の電圧指令Vd*,Vq*を設定するのは好ましくない。これに対して、単にd軸,q軸のフィードバック項Vdfb,Vqfbを用いずにd軸,q軸のフィードフォワード項Vdff,Vqffだけを用いてd軸,q軸の電圧指令Vd*,Vq*を設定することも考えられるが、この場合、モータ32に対するトルク指令Tm*と実際のトルクとのずれを制御に反映することができない。
これらを踏まえて、実施例では、電流センサ故障フラグF1や断線故障フラグF2、素子オープン故障フラグF3が値1のときには、バッテリ36の電圧Vbと電流Ibとに基づくモータ32の推定パワーPmesをモータ32の回転数Nmで除してモータ32の推定トルクTmesを演算し、モータ32の推定トルクTmesとトルク指令Tm*との差分が打ち消されるようにモータ32の補正トルク指令Tmco*を演算する。そして、演算したモータ32の補正トルク指令Tmco*に基づくd軸,q軸のフィードフォワード項Vdff,Vqffをd軸,q軸の電圧指令Vd*,Vq*に設定してインバータ34を制御するものとした。これにより、インバータ34によりモータ32をある程度の精度で駆動して走行することができる。
以上説明した実施例の電気自動車20では、電流センサ故障フラグF1や断線故障フラグF2、素子オープン故障フラグF3が値1のときには、バッテリ36の電圧Vbと電流Ibとに基づくモータ32の推定パワーPmesをモータ32の回転数Nmで除してモータ32の推定トルクTmesを演算する。続いて、モータ32の推定トルクTmesとトルク指令Tm*との差分が打ち消されるようにモータ32の補正トルク指令Tmco*を演算する。そして、演算したモータ32の補正トルク指令Tmco*に基づくd軸,q軸のフィードフォワード項Vdff,Vqffをd軸,q軸の電圧指令Vd*,Vq*に設定してインバータ34を制御する。これにより、インバータ34によりモータ32をある程度の精度で駆動して走行することができる。
実施例の電気自動車20では、電流センサ故障フラグF1や断線故障フラグF2、素子オープン故障フラグF3が値1のときには、電圧センサ36aにより検出されるバッテリ36の電圧Vbと電流センサ36bにより検出されるバッテリ36の電流Ibとの積をモータ32の推定パワーPmesとして演算するものとした。しかし、これらのときには、通常時制御に比してモータ32の制御性が低下することから、モータ32の実際の出力(トルク、パワー)が電気N次(例えば、6次など)で振動し、この振動により電圧センサ36aにより検出されるバッテリ36の電圧Vbや電流センサ36bにより検出されるバッテリ36の電流Ibが振動することがある。このため、電圧センサ36aにより検出されるバッテリ36の電圧Vbや電流センサ36bにより検出されるバッテリ36の電流Ibに、電気N次成分を除去するローパスフィルタや平均化処理を施して処理後電圧Vbadや処理後電流Ibadを演算し、処理後電圧Vbadと処理後電流Ibadとに基づいてモータ32の推定パワーPmesを演算するものとしてもよい。
実施例の電気自動車20では、ECU50は、図2の制御ルーチンのステップS140,S150の処理として、図3の通常時制御および図4の異常時制御を実行するものとしたが、これに代えて、図7の通常時制御および図8の異常時制御を実行するものとしてもよい。図7の通常時制御は、ステップS210の処理に代えてステップS230bの処理を実行する点を除いて、図3の通常時制御と同一であり、図8の異常時制御は、ステップS340の処理に代えてステップS340b,S342bの処理を実行する点を除いて、図4の異常時制御と同一である。したがって、図7の通常時制御および図8の異常時制御のうち図3の通常時制御および図4の異常時制御と同一の処理については、同一のステップ番号を付し、詳細な説明を省略する。以下、図7の通常時制御、図8の異常時制御の順に説明する。
図7の通常時制御では、ステップS220でd軸,q軸の電流指令Id*,Iq*を設定すると、設定したd軸,q軸の電流指令Id*,Iq*に基づいてd軸,q軸のフィードフォワード項Vdff,Vqffを設定する(ステップS230b)。ここで、d軸,q軸のフィードフォワード項Vdff,Vqffは、d軸,q軸の電流指令Id*,Iq*とフィードフォワード項Vdff,Vqffとの関係を予め定めて電流指令-フィードフォワード項マップとしてROM54に記憶しておき、d軸,q軸の電流指令Id*,Iq*が与えられると、このマップから対応するd軸,q軸のフィードフォワード項Vdff,Vqffを導出して設定するものとした。
図8の異常時制御では、ステップS330でモータ32の補正トルク指令Tmco*を設定すると、設定したモータ32の補正トルク指令Tmco*に基づいてd軸,q軸の電流指令Id*,Iq*を設定する(ステップS340b)。この場合、d軸,q軸の電流指令Id*,Iq*は、上述のトルク指令-電流指令マップにモータ32のトルク指令Tm*に代えて補正トルク指令Tmco*を適用して設定するものとした。
続いて、図7の通常時制御のステップS230bの処理と同様に、d軸,q軸の電流指令Id*,Iq*に基づいてd軸,q軸のフィードフォワード項Vdff,Vqffを設定し(ステップS342b)、ステップS350以降の処理を実行する。
この変形例では、実施例と同様に、電流センサ故障フラグF1や断線故障フラグF2、素子オープン故障フラグF3が値1のときでも、インバータ34によりモータ32をある程度の精度で駆動して走行することができる。
この変形例では、ECU50は、図2の制御ルーチンのステップS140,S150の処理として、図7の通常時制御および図8の異常時制御を実行するものとしたが、図8の異常時制御に代えて、図9の異常時制御を実行するものとしてもよい。図9の異常時制御は、ステップS330~S350の処理に代えてステップS400~S420の処理を実行する点を除いて、図8の異常時制御と同一である。したがって、図9の異常時制御のうち図8の異常時制御と同一の処理については、同一のステップ番号を付し、詳細な説明を省略する。
図9の異常時制御では、ECU50は、ステップS320でモータ32の推定トルクTmesを演算すると、演算したモータ32の推定トルクTmesに基づいてd軸,q軸の推定電流Ides,Iqesを求める(ステップS400)。ここで、d軸,q軸の推定電流Ides,Iqesは、モータ32の推定トルクTmesとd軸,q軸の推定電流Ides,Iqesとの関係を予め定めて推定トルク-推定電流マップとしてROM54に記憶しておき、d軸,q軸の推定電流Ides,Iqesが与えられると、このマップから対応するd軸,q軸の推定電流Ides,Iqesを導出して求めるものとした。
また、図2の通常時制御のステップS220の処理と同様に、モータ32のトルク指令Tm*に基づいてd軸,q軸の電流指令Id*,Iq*を設定する(ステップS410)。続いて、d軸の推定電流Idesと電流指令Id*との差分が打ち消されるようにd軸の電圧指令Vd*を演算すると共にq軸の電流Iqと電流指令Iq*との差分が打ち消されるようにq軸の電圧指令Vq*を演算し(ステップS420)、ステップS360以降の処理を実行する。図9の異常時制御を実行するときでも、インバータ34によりモータ32をある程度の精度で駆動して走行することができる。
実施例では、駆動輪22a,22bに連結された駆動軸26に接続されたモータ32と、モータ32を駆動するインバータ34と、インバータ34と電力をやりとりするバッテリ36とを備える電気自動車20の構成について説明した。しかし、図10に示すように、電気自動車20と同様のモータ32やインバータ34、バッテリ36に加えて、駆動輪22a,22bに連結された駆動軸26とモータ32とに接続される変速機130と、モータ32にクラッチ129を介して接続されたエンジン122と、を更に備えるハイブリッド自動車120の構成としてもよい。このハイブリッド自動車120では、図示しないが、低電圧側電力ラインに接続されると共にECU50などに電力を供給する低電圧バッテリと、インバータ34とバッテリ36とを接続する高電圧側電力ラインの電力を降圧して低電圧側電力ラインに供給するDC/DCコンバータとも備える。また、ECU50は、インバータ34に加えて、エンジン122やクラッチ129、変速機130、DC/DCコンバータも制御する。
ハイブリッド自動車120では、電流センサ故障フラグF1や断線故障フラグF2、素子オープン故障フラグF3が値1のときに、図4の異常時制御と同様の制御を行なうことにより、エンジン122からの動力を用いてモータ32により発電を行なってバッテリ36を充電することができる。これにより、バッテリ36の電圧低下を抑制し、DC/DCコンバータにより高電圧側電力ラインの電力を降圧して低電圧バッテリに供給できなくなるのを抑制し、低電圧バッテリの電圧低下を抑制し、ECU50に電力を供給できなくなるのを抑制することができる。
実施例では、駆動輪22a,22bに連結された駆動軸26に接続されたモータ32と、モータ32を駆動するインバータ34と、インバータ34と電力をやりとりするバッテリ36とを備える電気自動車20の構成について説明した。しかし、図11に示すように、電気自動車20と同様のモータ32やインバータ34、バッテリ36に加えて、駆動輪22a,22bとは異なる駆動輪22c,22dに連結された駆動軸226に接続されたモータ232と、モータ232を駆動すると共にバッテリ36と電力をやりとりするインバータ234と、を更に備える電気自動車220の構成としてもよい。
電気自動車220では、モータ32について、電流センサ故障フラグF1や断線故障フラグF2、素子オープン故障フラグF3が値1のときに、図4のステップS310の処理に代えて、電圧センサ36aにより検出されるバッテリ36の電圧Vbと電流センサ36bにより検出されるバッテリ36の電流Ibとの積からモータ232のパワーPm2を減じてモータ32の推定パワーPmesを演算すればよい。モータ232のパワーPm2は、例えば、モータ232のU相、V相に取り付けられた電流センサにより検出されるモータ232のU相、V相の相電流Iu2,Iv2に基づいて推定したモータ232の推定トルクTm2と、回転位置検出センサにより検出されるモータ232の回転子の回転位置に基づいて演算したモータ232の回転数Nm2と、を乗じて演算することができる。
この変形例では、2つのモータ32,232を備えるハイブリッド自動車220の構成について説明したが、2つのモータ32,232を備える自動車の構成としては、ハイブリッド自動車220の構成に限定されるものではなく、例えば、駆動輪22a,22bに連結された駆動軸26にモータ32を接続するのに加えて、駆動軸26にプラネタリギヤを介してエンジンおよび発電機を接続した構成としてもよい。
実施例の電気自動車20では、インバータ34とバッテリ36とが電力ライン38を介して互いに接続されるものとしたが、電力ライン38におけるインバータ34とバッテリ36との間に昇圧コンバータを設けるものとしてもよい。ここで、昇圧コンバータは、2つのトランジスタと2つのダイオードとリアクトルとを有する周知の昇圧コンバータとして構成される。この場合、モータ32の推定トルクTmesを演算する際に、バッテリ36の電圧Vbと電流Ibとを用いるのに代えて、昇圧コンバータとバッテリとを接続する低電圧側電力ラインの電圧と、リアクトルに流れる電流と、を用いるものとしてもよい。
実施例の電気自動車20では、蓄電装置として、バッテリ36を用いるものとしたが、コンデンサを用いるものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータ32が「モータ」に相当し、インバータ34が「インバータ」に相当し、電流センサ32u,32vが「複数の電流センサ」に相当し、ECU50が「制御装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、電動車両の製造産業などに利用可能である。
20 電気自動車、22a,22b,22c,22d 駆動輪、24 デファレンシャルギヤ、26,226 駆動軸、32,232 モータ、32a 回転位置検出センサ、32u,32v 電流センサ、34,234 インバータ、36 バッテリ、36a 電圧センサ、36b 電流センサ、38 電力ライン、39 コンデンサ、50 電子制御ユニット(ECU)、52 CPU、54 ROM、56 RAM、60 イグニッションスイッチ、61 シフトレバー、62 シフトポジションセンサ、63 アクセルペダル、64 アクセルペダルポジションセンサ、65 ブレーキペダル、66 ブレーキペダルポジションセンサ、68 車速センサ、120,220 ハイブリッド自動車、129 クラッチ、130 変速機、D11~D16 ダイオード、T11~T16 トランジスタ。

Claims (1)

  1. 走行用のモータと、
    前記モータを駆動するインバータと、
    前記モータの各相の電流を検出する複数の電流センサと、
    前記モータのトルク指令に基づいてd軸およびq軸の電流指令を設定し、前記d軸およびq軸の電流指令と検出される前記各相の電流に基づくd軸およびq軸の電流との差分に基づくフィードバック制御を用いてd軸およびq軸の電圧指令を設定して前記インバータを制御する制御装置と、
    を備える電動車両であって、
    前記制御装置は、
    記インバータから前記モータまでの各相の結線のうち何れかの相の結線の断線故障、前記インバータの複数のスイッチング素子のうち何れかのスイッチング素子のオープン故障、のうち何れかの故障が生じたときには、
    前記モータの回転数と前記インバータの入力電圧および入力電流とに基づいて前記モータの推定トルクを演算し、
    前記トルク指令と前記推定トルクとの差分に基づくフィードバック制御を用いて前記d軸およびq軸の電圧指令を設定して前記インバータを制御する、
    電動車両。
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