JP7251061B2 - 冊子体 - Google Patents
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Description
複数の紙が重ねて貼り合わせられた冊子体であって、
前記複数の紙のうち、少なくともいずれかの紙に冊子体を特定するための識別情報が形成されているとともに当該識別情報を隠蔽する隠蔽層が形成されており、
前記複数の紙のうち、外側に位置する紙の外面にコード情報が形成されていることを特徴とする冊子体を提供する。
前記紙は、坪量64g/m2以上157.0g/m2以下の紙であることを特徴とする。
前記隠蔽層は、前記コード情報が形成された外側に位置する紙の外面に形成されていることを特徴とする。
前記コード情報が形成された外側に位置する紙の外面に、さらに連続番号が形成されていることを特徴とする。
前記識別情報を第1識別情報としたとき、当該第1識別情報と異なる第2識別情報が、前記コード情報が形成された外側に位置する紙の外面に、さらに形成されていることを特徴とする。
<1.冊子体の構造>
図1は、本発明の一実施形態に係る冊子体の表側から見た平面図である。図2は、本発明の一実施形態に係る冊子体の裏側から見た平面図である。図3は、図2のE-E線に対応する可変情報印刷紙7の断面図であり、可変情報印刷紙7の層構成を示している。
可変情報印刷紙7は、可変情報を記録する紙である。可変情報印刷紙7には、隠蔽層6により隠蔽される第1識別情報とともに、隠蔽されない情報も印刷されている。可変情報印刷紙7に用いる紙基材1としては、用途に応じて種々の紙が適用できる。例えば、上質紙、中質紙、下級紙、色上質紙等の非塗工紙、アート紙、コート紙、軽量コート紙等の塗工紙、エンボス紙、キャストコート紙、クラフト紙等のいずれでもよく、用途によって適宜選択すればよい。紙基材1を坪量が所定以下の紙とすることにより、加工時にロール状に巻き取ることができ、加工の容易度が高まる。具体的には、本実施形態で用いる紙基材1の坪量としては、64.0g/m2以上157.0g/m2以下であることが好ましい。紙基材1の坪量が157.0g/m2を超えると、ロール状に巻き取った際に、撓んだ紙が元に戻りにくくなり、加工が上手く行えなくなる。紙基材1の坪量が64.0g/m2未満であると、加工工程において紙基材1自体を破損する可能性が高まる。従来のPOSAカードに用いられる紙基材は、280g/m2以上であることが多く、加工工程においてロール状に巻き取ることは困難である。
次に、本実施形態に係る冊子体の製造方法について説明する。ここでは、図1、図2に示したような1枚の可変情報印刷紙7と3枚の固定情報印刷紙8との計4枚の紙からなる冊子体10を製造する場合を例にとって説明する。図4は、4枚の各紙の製造時における状態を示す図である。図4(a)~図4(d)は、それぞれ、固定情報印刷紙8a、固定情報印刷紙8b、固定情報印刷紙8c、可変情報印刷紙7の製造時における状態を示している。図4においては、後に切断される予定の線を一点鎖線で示している。後に吊り下げ用孔17として打ち抜かれる予定の箇所も一点鎖線で示している。吊り下げ用孔17の予定の箇所の位置と向きからわかるように、図4の例では、完成時に上側(天側)として用いられる側が左側、完成時に下側(地側)として用いられる側が右側に配置されている。そして、その両側に切り取り予定線を介して、マージナル部21a、21bが形成されている。上側の切り取り予定線と吊り下げ用孔17の間には、ライングルーの塗布領域であるライングルー塗布領域LGが形成されている。ライングルー塗布領域LGは、固定情報印刷紙8aには形成されず、固定情報印刷紙8b、固定情報印刷紙8c、可変情報印刷紙7の3枚に形成されており、それぞれ固定情報印刷紙8a、固定情報印刷紙8b、固定情報印刷紙8cと貼り合わせることにより、冊子体を構成するようになっている。
冊子体の変形例について説明する。変形例の冊子体20は、可変情報印刷紙7における第1識別情報の隠蔽の構造のみが異なる。したがって、固定情報印刷紙8a~8cについては、上記実施形態の冊子体10と同一である。図6は、変形例における可変情報印刷紙7の断面図である。図6に示す可変情報印刷紙7は、第1識別情報印刷層2に重ねられた部分が、図3に示した可変情報印刷紙7とは異なっている。図6において、図3と同一の構成要素については、同一符号を付して説明を省略する。図6に示す可変情報印刷紙7では、第1識別情報印刷層2に重ねて、上層に剥離層15が形成されている。特に、本変形例では、剥離層15は、第1識別情報印刷層2を覆うようにして形成されている。すなわち、剥離層15の面積が、第1識別情報印刷層2の面積よりも大きくなるように形成されている。ただし、実際には、第1識別情報印刷層2において第1識別情報が印刷された範囲だけ覆うことができればよいため、図6においては、第1識別情報印刷層2と剥離層15を同じ大きさで示している。
図1、図2に示したような冊子体10は、吊り下げ用孔17をフックに掛けて吊り下げることにより店舗内に陳列される。冊子体10は、上述のようにPOSAに対応したものであり、コード情報をレジにて読み取って有効化し、隠蔽された可変情報を用いて、所定の価値を利用可能となるものである。従来、同様の機能を果たすものとして、POSAカードが販売されているが、POSAカードでは、掲載面積が狭く、十分な情報を掲載できないため、初めからその商品を熟知している者しか、購入には至らないことが多い。本実施形態の冊子体では、可変情報印刷紙7以外に固定情報印刷紙8を1枚以上有しているため、全体としての掲載面積が多い。そのため、その商品の内容の魅力を多く掲載することができ、商品の広告・宣伝を行うことができる。したがって、従来のPOSAカードでは、当初からその商品を購入する目的の人しか購入しないことが多いのに対し、本実施形態の冊子体では、その商品を知らなかった人が、複数枚に渡る冊子体の情報を読み、新たに興味を持って商品を購入する機会が増える。
以下の構成で可変情報印刷紙7、固定情報印刷紙8を備えた冊子体10を作成した。
紙基材1・・・三菱製紙株式会社製「DFカラーマット」坪量127.9g/m2(斤量110kg)
粘着剤層3、シール基材4、剥離層5および隠蔽層6・・・シーレックス社製スクラッチラベル
仕上サイズA、Bおよび印刷サイズC、D(図4参照)
A=133mm
B=101.6mm(4インチ)
C=158.4mm
D=127mm(5インチ)
2・・・第1識別情報印刷層
3・・・粘着剤層
4・・・シール基材
5、15・・・剥離層
6、16・・・隠蔽層
7・・・可変情報印刷紙(外側に位置する紙)
7b・・・コード情報
7c・・・第2識別情報
7d・・・連続番号
8a~8c・・・固定情報印刷紙
17・・・吊り下げ用孔
10、20・・・冊子体
Claims (4)
- 複数の紙が重ねて貼り合わせられた冊子体であって、
前記複数の紙のうち、少なくともいずれかの紙に冊子体を特定するための識別情報が形成されているとともに当該識別情報を隠蔽する隠蔽層が形成されており、
前記複数の紙の全てにおいて、互いに貼り合わされていない部分を貫通する吊り下げ用孔が形成されており、
前記複数の紙のうち、外側に位置する紙の外面にコード情報が形成されており、
前記紙は、坪量64g/m2以上157.0g/m2以下の紙であることを特徴とする冊子体。 - 前記隠蔽層は、前記コード情報が形成された外側に位置する紙の外面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の冊子体。
- 前記コード情報が形成された外側に位置する紙の外面に、さらに連続番号が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冊子体。
- 前記識別情報を第1識別情報としたとき、当該第1識別情報と異なる第2識別情報が、前記コード情報が形成された外側に位置する紙の外面に、さらに形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の冊子体。
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