JP7238038B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の周波数帯の信号を受信する車載アンテナ装置に関する。
AM波帯(522kHz~1710kHz)及びFM波帯(76MHz~95MHz或いは87.5MHz~108MHz)のアンテナとDTTB(Digital Terrestrial Television Broadcasting,地上デジタルテレビ放送)DTTB波帯(470MHz?710MHz)のアンテナとを一つのケースに収納した車載アンテナ装置として、特許文献1に開示されたアンテナ装置が知られている。このアンテナ装置は、樹脂製のアンテナケースと、このアンテナケースが被嵌されるアンテナベースとを有している。アンテナベースにはアンテナ基板が垂直に設置されている。アンテナ基板には2つのアンテナ(エレメント)が設けられている。すなわち、後部上方にAM放送とFM放送を受信可能な矩形パターン及び屋根型トップを有する第1アンテナが設けられ、先部上方に細長い帯状のDTTB放送受信用の第2アンテナが設けられている。
特開2012-199865号公報
特許文献1では、アンテナ基板上の2つのアンテナの間隔が小さくなると浮遊容量の増加率が大きくなることから、一定間隔以上にする必要性が説明されている。そのため、各アンテナが設けられるアンテナ基板の前後方向の長さを短くすることができない。特許文献1には、前後方向の長さは約150mmとされている。つまり、特許文献1に開示されたアンテナ装置では、その小型化には限界がある。
本発明は、複数の周波数帯の信号を受信可能なアンテナ装置において、全体のサイズを小型化できるアンテナ装置を提供することを主たる課題とする。
本発明を適用したアンテナ装置は、例えば、内部に収納空間が形成された電波透過性のアンテナケースと、前記収容空間に収容された第1アンテナ部及び第2アンテナ部と、を備える。
ある態様では、前記第1アンテナ部は、前記収納空間の前後方向に延びる金属製の容量装荷素子を含み、前記第2アンテナ部は、その後端が前記容量装荷素子の前端部よりも後方に位置し、その前端が前記容量装荷素子の前記前端部よりも前方に位置する。
また、ある態様では、前記第1アンテナ部は、前記収納空間の前後方向に延びる金属製の容量装荷素子を含み、前記第2アンテナ部は、その後端が前記容量装荷素子の後端部よりも後方に位置し、その前端が前記容量装荷素子の前記後端部よりも前方に位置する。
本発明の上記態様によれば、複数の周波数帯の信号を受信可能であり、全体のサイズを小型化できるアンテナ装置を提供することができる。
(a)は第1実施形態に係るアンテナ装置の上面図、(b)は側面図、(c)は背面図。 第1実施形態のアンテナ装置に係る部品配置例を示す分解斜視図。 (a)~(c)はトラップ回路の構成例を示す図。 (a)はアンテナケースを取り外した状態の第1実施形態のアンテナ装置の側面図、(b)は背面図、(c)は外観斜視図。 容量装荷素子とDTTB素子の重なり合いの程度(比率)に応じたDTTB波帯の垂直偏波水平面内利得の最大最小の差(レンジ)に関するシミュレーションの結果例を示す図。 比率毎のDTTB波帯指向性に関するシミュレーションの結果例を示す図。 トラップ回路を設けた場合と設けない場合の相違を示すシミュレーションの結果例を示す図。 比率毎のFM波帯平均利得の変化例を示すシミュレーションの結果例を示す図。 (a)~(c)はシミュレーションした容量装荷素子の構造例を示す図。 容量装荷素子の構造差に応じたシミュレーションの結果例を示す図。 容量装荷素子の構造差に応じたシミュレーションの結果例を示す図。 トラップ回路の構成差に応じたシミュレーションの結果例を示す図。 (a)~(d)はトラップ回路の他の構成例を示す図。 (a),(b)はDTTB素子の配置例を示す模式図。 DTTB素子の配置差に応じたシミュレーションの結果例を示す図。 DTTB素子の給電部の別の位置を示す模式図。 DTTB素子の給電部の位置の差に応じたシミュレーションの結果例を示す図。 DTTB素子の形状差に応じたシミュレーションの結果例を示す図。
以下、本発明を、車両ルーフに取り付けられるアンテナ装置に適用した場合の実施の形態例を説明する。このアンテナ装置は、それぞれ異なる周波数帯の信号受信に用いられる複数のアンテナを備えるものである。
[第1実施形態]
図1(a)は、第1実施形態に係るアンテナ装置の上面図、同(b)は側面図、同(c)は背面図である。本実施形態に係るアンテナ装置1は、電波透過性のアンテナケース10と、アンテナケース10の開口部を閉塞する樹脂性のアンテナベース20とを有する。アンテナケース10は、先端に行くほど細くかつ低くなると共に、側面も内側に湾曲した曲面とされた流線型に成形されている。これは、車両が走行しているときの空気抵抗を極力防ぐためである。アンテナベース20のほぼ中央部には、アンテナ装置1を車両ルーフへ取り付けるためのキャプチャ部30が設けられている。アンテナケース10とアンテナベース20の内部には、アンテナ部品を収納するための収納空間が形成される。
収納空間に収納されるアンテナ部品の配置例を図2に示す。アンテナ部品の一つは、その外壁がアンテナケース10の内壁の形状に応じて収納空間の前部から後部の方向に延びる立体形状の第1ホルダ11である。第1ホルダ11は、電波透過性の合成樹脂製であり、その下面部を除く部分は、複数のフランジ111が形成されている。これらのフランジ111は、第1ホルダ11の成形に用いる合成樹脂の量を少なくするとともに、後述する容量装荷素子12のエレメント121の位置決め並びに係止に使用される。第1ホルダ11の上部及び側部には、電気的に分離された容量装荷素子12とDTTB素子13とが設けられる。
容量装荷素子12は、アンテナの一つであるヘリカル素子15に静電容量を装荷する金属製の素子であり、ヘリカル素子15と共にAM波帯及びFM波帯の信号受信に用いられる。容量装荷素子12は、車両ルーフの取付面とほぼ直交する仮想面を介して所定間隔及び所定角度で対向する2つのエレメント121を含む。各エレメント121は、それぞれの電気的な長さが不連続となる縁122を有する。容量装荷素子12の縁122は、図示しない車両ルーフの取付面との距離が大きい部位に配置され、アンテナケース10の高さ方向の内壁に応じた形状に成形される。本実施形態では、アンテナケース10の高さが最も低い前方からアンテナケース10の高さが最も高くなる後方にかけて、縁122が徐々に高くなるようにしている。
仮想面は、実際には存在しない仮想的な面であり、対向する縁122間のほぼ中心に位置する面である。つまり、容量装荷素子12には、車両ルーフの取付面と平行となる頂部が無い。車両ルーフの取付面は金属なので、頂部が無いということは、取付面と容量装荷素子12との間で生じる浮遊容量が、頂部が存在する場合に比べて小さくなることを意味する。容量装荷素子12は、また、縁122よりも低い部位で金属製の連結部123により導通する。また、この連結部123においてヘリカル素子15の上端とも導通する。
本実施形態では、容量装荷素子12の例として、第1ホルダ11における所定部位のフランジ111の側部間の間隙に嵌合する幅のエレメント121を有するミアンダ状のものを用いている。つまり、容量装荷素子12は、アンテナケース10の内部に形成される収納空間の前部から後部の方向に配設されるものとなる。ミアンダ状の各エレメント121の幅、長さ、ピッチ等のパラメータを変えるとAM波帯及びFM波帯におけるヘリカル素子15を接続した状態のアンテナ特性が変わる。このパラメータは、所望のアンテナ特性に応じて任意に設定することができる。容量装荷素子12の頂部に相当する部分のフランジ111の中央部(仮想面上)には,DTTB素子13を挟み込んで収納するための溝112が形成されている。
DTTB素子13は、DTTB波帯の信号受信に用いられる棒状導体である。DTTB素子13は両端を有し、その一端は、容量装荷素子12の最前端から僅かに前方の位置まで延在している。DTTB素子13の他端は、第1ホルダ11の溝112に挟み込まれた状態で、容量装荷素子12の後端方向に延びている。つまり、アンテナ装置1の側面方向からみた場合、DTTB素子13は容量装荷素子12と重なり合っている。DTTB素子13の一端を容量装荷素子12よりも前方位置まで延在させたのは、利得を高めるために長さをより長く確保し、かつ、接地電位の面からの距離をできるだけ大きくするためである。また、容量装荷素子12とDTTB素子13とが重なり合うようにしたのは、アンテナ装置1の前後方向の長さを短くし、かつ、DTTB波帯における垂直偏波水平面内利得のレンジ、すなわち最大値と最小値の差を小さくするためである。
容量装荷素子12において対向する縁122の間隔は、容量装荷素子12の前端が最も広く、後端に至るにつれて狭くなるが、溝112は、容量装荷素子12の前端から後端に至るまで、縁122間のほぼ中心の位置に配設される。そのため、DTTB素子13と容量装荷素子12の縁122との間に間隙ができ、DTTB素子13と容量装荷素子12とが電気的に分離された状態となる。また、DTTB素子13のための専用スペースを別途設ける必要がないことから、アンテナ装置1を小型にすることができる。
第1ホルダ11の前方には、DTTB素子13の一端と導通するDTTB接続金具113が設けられている。また、第1ホルダ11の下面部には第2ホルダ16が配設される。第2ホルダ16は、長径がアンテナ装置1の前後方向となる楕円形状の合成樹脂製の中空筒状部を有し、その前方端部にはAM/FM接続金具161が設けられている。ヘリカル素子15は、第2ホルダ16の中空筒状部の表面に巻回される。第2ホルダ16は、中空筒状部を通じて第1ホルダ11の下面部にネジ止め固定される。第2ホルダ16の中空筒状部が楕円形状なので、真円形状とした場合に比べて、全体の高さを低くすることができ、その分、アンテナ装置1を低背化することができる。なお、本実施形態では、第2ホルダ16を中空の筒状部とする場合の例を説明するが、筒状部の中に樹脂等が充填されていても良い。
DTTB素子13は、DTTB接続金具113を介してプリント基板17の端子171と導通する。また、ヘリカル素子15の下端は、AM/FM接続金具161及びプリント基板18の端子181と導通する。そのため、DTTB接続金具113はDTTB素子13の給電部となり、AM/FM接続金具161は、ヘリカル素子15の給電部となる。なお、DTTB接続金具113、及び、AM/FM接続金具161には、それぞれ端子171、端子181を指向する複数の突起が一体に形成されている。そのため、各突起が設けられていない場合に比べてDTTB素子13及びヘリカル素子15と端子171,181との電気的な接続をより確実に行うことができる。
プリント基板17の端子171、プリント基板18の端子181、及び、後述する電子回路の実装部位には、それぞれ半田レベラー処理が施される。半田レベラー処理は、それぞれ絶縁部材であるプリント基板17、18に形成された金属製の端子171,181、電子回路の配線部分などの金属面に、その表面の保護や実装時の濡れ性を高めることを目的として半田コートを行う処理である。これにより、絶縁部分を除く金属面の部分だけが半田でコーティングされる。半田レベラー処理を施すことにより、例えば耐熱プリフラックス処理などを施した場合よりも錆びにくく、金フラッシュ処理を施したものに比べてコストを削減することができる。
プリント基板17,18には、それぞれ電子回路が実装される。例えばプリント基板17には、電子回路の一つとして、端子171と接続されるトラップ回路、トラップ回路の後段のDTTB波帯のマッチング回路、マッチング回路を経たDTTB波帯の信号を増幅する増幅回路、及び、増幅された信号を車両側に出力するための出力回路(図示省略)が設けられている。なお、マッチング回路は、増幅回路の後段に設けられていても良い。
トラップ回路は、FM波帯を遮断(トラップ)する回路である。本実施形態では、例えばインダクタ(L)とコンデンサ(C)との組み合わせによりトラップ回路を構成した。図3(a)はLC並列回路でトラップ回路を構成した場合の原理図である。このようなトラップ回路では、共振周波数をFM波帯に合わせることで、FM波帯でのインピーダンスを最大にする。DTTB波帯ではインピーダンスが低いことからトラップ回路を通過する。すなわち、この場合のトラップ回路は、バンドエリミネーションフィルタ(帯域阻止濾波器:BEF)として作用する。
図3(b)は、LC直列回路でトラップ回路を構成した場合の原理図である。このようなトラップ回路では、共振周波数をDTTB波帯に近づけることにより、FM波帯ではインピーダンスが高くなることから、信号の通過が阻止される。
図3(c)は、LC直並列回路でトラップ回路を構成した場合の原理図である。この場合のLCの電気定数は、FM波帯のインピーダンスを最大にするか、DTTB波帯のインピーダンスを最小にするかのいずれかに決定する。なお、図3(a)~(c)において、コイル(L)とコンデンサ(C)の少なくとも一方を可変にしても良い。このようなトラップ回路を設けることにより、容量装荷素子12とDTTB素子13とを前後方向で重ね合わせた場合の干渉、FM波帯域内の平均利得の低下を防止することができる。これについては、後で詳しく説明する。
プリント基板18には、端子181を通じて入力されたFM波帯の信号を通過させるフィルタと、フィルタを通過したFM波帯の信号を増幅する増幅回路と、増幅された信号を車両側に出力するための出力回路(図示省略)とが設けられている。さらに、端子181を通じて入力されたAM波帯の信号を通過させるフィルタと、フィルタを通過したAM波帯の信号を増幅する増幅回路と、増幅された信号を車両側に出力するための出力回路(図示省略)とが設けられている。FM波帯用出力回路とAM波帯用出力回路は結合され、車両側に出力される。プリント基板17,18は、それぞれ金属プレート19の所定部位に半田で固定される。また、金属プレート19は、アンテナベース20の上面の凹部に嵌合される。金属プレート19は、所定強度を持つ強度部材であり、アンテナベース20を挟んでキャプチャ部30を強固に保持する部材である。金属プレート19のほぼ中央部には、雌ねじ191が螺刻されている。
キャプチャ部30は、その先端が雌ねじ191にカシメ締めされるボルト31、車両ルーフに嵌合して車両ルーフと金属プレート19とを電気的に接続するキャプチャーファスナー32、断面C字状の筒状カラー33、機密性を保持するためのシール材34を含む。筒状カラー33は、ボルト31の雌ねじ191への螺合量を制限する。キャプチャーファスナー32は、キャプチャ部30を車両ルーフ側へ嵌めた際に、車両ルーフ側の凹部に嵌合する。これにより、車両から車両ルーフの取付面を介してボルト31を挿入すると、車両ルーフと金属プレート19とを電気的に接続するように接続され、固定される。また、ボルト31を締めつけることでアンテナベース20の裏面に粘着剤等で固定されたシール材34が、弾性をもっていることから圧縮される。これにより、車両ルーフを通じて車内に入る塵を防いだり、防水を図ることができる。また、金属プレート19の防錆、防水性を確保することができる。
上記のアンテナ部品が収納空間に収納されると、アンテナベース20の周縁に軟質材から成る絶縁パッド21がセットされ、その上にアンテナケース10が被せられる。その後、アンテナベース20、絶縁パッド21とアンテナケース10との位置決めが行われる。そして、アンテナベース20の下方面から絶縁パッド21及びアンテナケース10の雌ねじに向けて複数のネジが挿入され、アンテナケース10とアンテナベース20とが固定される。このようにしてアンテナ装置1の組立が終了する。
アンテナケース10が被せられる前のアンテナ装置1の配置構造例を図4に示す。図4(a)はこのようなアンテナ装置1の側面図、(b)は背面図、(c)は外観斜視図である。これらの図から明らかな通り、容量装荷素子12は、ミアンダ状のエレメント121の一部が第1ホルダ11のフランジ111側部間の間隙にネジ止めすることなく係合している。DTTB素子13は、フランジ111の中央部の溝112に挟み込まれ、かつ、容量装荷素子12と前後方向において重なり合っているので、アンテナ装置1の高さと前後方向の長さは、ほぼ容量装荷素子12の前後方向の長さと高さに依存するものとなる。第2ホルダ16は、上記の仮想面よりもわずかに左方向にずれて固定される。これによりヘリカル素子15も左方向にオフセットする。そのため、DTTB素子13は、ヘリカル素子15に生じる鎖交磁束の影響を受けにくくなる。オフセット量は任意であることから、アンテナケース10内のレイアウトの自由度を高めることができる。
<アンテナ特性シミュレーション>
次に、アンテナ装置1のアンテナ部品の構造、特に容量装荷素子12とDTTB素子13との形状、構造、組み合わせの形態を採用した理由をシミュレーション結果に基づいて詳しく説明する。図5は、DTTB素子13の幅、長さ、傾きなどを共通にした場合の容量装荷素子12とDTTB素子13とが前後方向に重なり合っている長さの比率(横軸)と、DTTB素子13のDTTB波帯における垂直偏波水平面内利得のレンジ(縦軸:dB)との関係を示したシミュレーション観測図である。なお、DTTB素子13には、トラップ回路が接続されていない。
図5において、「比率1」は、DTTB素子13が容量装荷素子12と前後方向で完全に重なり合っている状態である。この場合は、DTTB素子13が容量装荷素子12の前端に位置し、かつ、DTTB素子13の長さが容量装荷素子12の縁122の長さとほぼ一致する。「比率0」は、DTTB素子13が容量装荷素子12と全く重なり合わない状態である。この場合は、DTTB素子13が容量装荷素子12から離れている。つまり、比率が高くなるほど容量装荷素子12とDTTB素子13が前後方向において重なり合っている長さが長くなることを示す。図5に示される通り、比率が高くなるほどDTTB素子13のDTTB波帯における垂直偏波水平面内利得のレンジが小さくなる。レンジの変化は比率0.6あたりで止まり、比率0.67以上になるとレンジが変化しなくなる。つまり、DTTB素子13が無指向性に近づく。
図6は、比率毎の水平方向の角度(横軸:°)とDTTB素子13のDTTB波帯における垂直偏波水平面内の利得(縦軸:dB)との関係を示す。角度0度(=360度)は前方、角度180度は後方を表す。DTTB素子13には、トラップ回路が接続されていない。図6において、実線は比率1、長破線は比率0.67、中破線は比率0.3、短破線は0である。図6では比率毎の最小値となる角度の利得を0dBとしている。図6から明らかな通り、比率0では角度によって利得の変化の度合いが最も大きく、比率0.6以上になると変化の度合いが小さくなる。
次に、DTTB素子13の給電部に図3(a)~(c)に例示されるトラップ回路を接続したときと接続しないときのFM波帯のアンテナ特性に与える影響について説明する。図7は、FM波帯域内の垂直偏波水平面内平均利得(縦軸:dBi)と比率(横軸)との関係を示す。破線はトラップ回路無しの場合、実線はトラップ回路が接続された場合である。
図7に示される通り、トラップ回路をDTTB素子13に接続しない場合(トラップ回路無し)は比率が大きくなるほどFM波帯域内の平均利得が小さくなる。この傾向は、比率0.6あたりまで続く。これに対して、トラップ回路をDTTB素子13に接続した場合(トラップ回路有り)、FM波帯域内の垂直偏波水平面内平均利得の低下はほとんどみられなかった。つまり、トラップ回路は、DTTB波帯においてFM波帯を遮断するのみならず、FM波帯での平均利得の低下をも防いでいる。なお、比率0においてトラップ回路を接続した場合(トラップ回路有り)の平均利得が、トラップ回路を接続しない場合(トラップ回路無し)よりも低いのはトラップ回路の挿入損失によるものと考えられる。
本発明者は、図7の結果を受けて、トラップ回路をDTTB素子13に接続したときのFM波帯を含む周波数(横軸:MHz)とFM波帯での平均利得(縦軸:dBi)との関係を比率毎にシミュレーションした。その結果例を図8に示す。トラップ回路その他の電子回路の電気定数は、FM波帯に含まれる86MHz前後で最も高い利得を示すように決定されている。図中、実線は比率1、長破線は比率0.67、短破線は比率0の場合である。図8に示されるように、DTTB素子13にトラップ回路を接続することにより、容量装荷素子12とDTTB素子13とが重なり合っていてもFM波帯における平均利得にはほとんど影響を与えないことが裏付けられた。
以上のシミュレーションの結果、トラップ回路をDTTB素子13の給電部(一端)に接続し、DTTB素子の他端までの一部又は全部を容量装荷素子12と重なり合うようにすることで、FM波帯及びDTTB波帯での利得の低下を抑制しつつ、アンテナ装置1の前後方向の長さを短くすることができることが判明した。これにより、例えば特許文献1に開示されたアンテナ装置の構造では約150mmを要するとされたアンテナ部品(アンテナ基板)の長さを、本実施形態によれば、約90mm(DTTB素子13の一端から容量装荷素子12の後端)までに短くすることができた。
次に、DTTB素子13とペアで使用される容量装荷素子12の形状ないし構造のシミュレーション結果について説明する。図9(a)は頂部が存在し、側面が板状とされる傘状の容量装荷素子42とDTTB素子43との組み合わせ例である。図9(b)は頂部が存在せず、取付面から最も低い部分で互いに導通する一対の板状の容量装荷素子52とDTTB素子53との組み合わせ例である。図9(c)は頂部が存在せず、取付面から最も低い部分で互いに導通する一対のミアンダ状の容量装荷素子62とDTTB素子63との組み合わせ例である。
なお、容量装荷素子とDTTB素子との組を以後「アンテナ部」と称する場合がある。容量装荷素子42,52,62は、それぞれ側面の外周は同じである。また、DTTB素子43,53,63は、いずれもその一端が各容量装荷素子42,52,62の先端から僅かに前方に突出し、他端は各容量装荷素子42,52,62の後端まで延びている。
これらのアンテナ部を含むアンテナ部品の配置に関するデータをシミュレータに入力したときの周波数(横軸:MHz)と各周波数での平均利得(縦軸:dBi)との関係を図10に示す。トラップ回路その他の電子回路の電気定数は、DTTB波帯に含まれる570MHz前後で最も高い利得を示すように決定されている。また、570MHzにおけるDTTB波帯の水平面内の利得(縦軸:dBi)と角度(横軸:°)との関係を図11(a)、平均利得のレンジ(縦軸:dB)と容量装荷素子の構造(横軸)との関係を図11(b)に示す。
図10に示されるように、平均利得は、DTTB素子63とミアンダ状の容量装荷素子62との組み合わせ、DTTB素子53と板状の容量装荷素子52との組み合わせ、DTTB素子43と傘状の容量装荷素子42との組み合わせの順に高くなった。つまり、頂部が無いとDTTB波帯の平均利得が高くなり、また、板状よりもミアンダ状にすることで、さらに平均利得が高くなることが判明した。これは、容量装荷素子による遮蔽の影響が小さくなり、DTTB素子がDTTB波帯の信号を受信しやすくなることがその理由と考えられる。
また、図11(a)に示されるように、頂部が無いとDTTB波帯における水平面内利得が高く、かつ角度毎の変化が小さくなることが判明した。さらに、図11(b)に示されるように、傘状の容量装荷素子42の水平面内利得のレンジは0.48dB、板状の容量装荷素子52の水平面内利得のレンジは0.46dB、ミアンダ状の容量装荷素子62の水平面内利得のレンジは0.24dBであった。このことから、頂部が無く、かつミアンダ状の容量装荷素子62にすることにより、DTTB波帯における水平面内利得が高く、ほぼ無指向性を呈することが判明した。
以上のことから、本実施形態では図9(c)に示されるミアンダ状の容量装荷素子62とDTTB素子62との組み合わせ例を採用したものである。
このように、第1実施形態では、容量装荷素子12とは電気的に分離されているDTTB素子13が収納空間の前後方向で容量装荷素子と重なり合うようにしたので、アンテナケース10に、容量装荷素子12及びヘリカル素子15とDTTB素子13とを収納した際の干渉による利得の低下を抑制しつつ小型化を図ることができる。
特に、DTTB素子13が、容量装荷素子12の長さの0.6倍以上が重なり合うようにすることでDTTB波帯で無指向性になるので、車両ルーフに取り付けた後の車両の方向を気にすること無くDTTB波帯の放送を受信できるようになる。
また、容量装荷素子12が、仮想面を中心として所定間隔及び所定角度で対向する2つのエレメント11を有し、それぞれ上縁よりも低い部位で導通する構成なので、頂部が無く、浮遊容量を抑制できる。そのため、頂部が存在する構造のものよりFM波帯での平均利得を高めることができる。また、容量装荷素子12がミアンダ状に形成されているので、アンテナ特性の微調整が可能になるばかりでなく、フランジ111への位置決めや係合が容易になる。
また、DTTB素子13を仮想面と平行の棒状導体で構成したので、格別の形状成型が不要となり、製造コストの上昇を抑制できる。また、DTTB素子13の給電部にFM波帯の信号を遮断するトラップ回路が接続されているので、容量装荷素子12やヘリカル素子15との電気的な分離をより完全なものとすることができ、近接するアンテナ間の相互干渉を効率的に防止することができる。このトラップ回路は、コンデンサとインダクタの組み合わせだけで構成することができるので、コスト上も有利となる。
[第2実施形態]
第1実施形態に係るアンテナ装置1では、図3(a)~(c)に例示される構成のトラップ回路を用いたが、図13(a)に示すように、コンデンサCだけでトラップ回路を構成しても良い。また、同(b)に示すように、コンデンサCを可変にしても良い。
図12は、図3(a)に示したLC並列回路でトラップ回路を構成した場合と、図13(a),(b)に示すようにコンデンサCだけでトラップ回路を構成した場合の、周波数(横軸:MHz)と平均利得(縦軸:dBi)との関係を示したシミュレーション結果である。トラップ回路等の電気定数は、86MHz前後で平均利得が最大になるように決定されている。破線はLC並列回路で構成されたトラップ回路が接続された場合、実線はコンデンサCのみで構成されたトラップ回路の場合である。
図12に示されるように、コンデンサCのみでトラップ回路を構成しても、DTTB波帯とFM波帯とが分離されることからFM波帯での平均利得の低下が抑制される。なお、図13(c)に示すインダクタLのみでトラップ回路を構成しても良い。また、同(d)に示すようにインダクタLを可変にしても良い。
これにより、アンテナ装置1の製造コスト低減にさらに貢献することができる。
[第3実施形態]
第1実施形態では、DTTB素子13を容量装荷素子12の縁122の間に、各縁の高さで配設されている例を説明したが、第3実施形態では、DTTB素子を仮想面上で容量装荷素子よりも上方、つまり縁以上の高さに配設した例を説明する。DTTB素子と容量素子以外の構成については、第1実施形態と同じである。図14(a)は、頂部のある傘状の容量装荷素子72の上方にDTTB素子73を配置したアンテナ部の例である。また、図14(b)は、頂部のないミアンダ状の容量装荷素子82の上方にDTTB素子83を配置したアンテナ部の例である。いずれもDTTB素子73,83は、第1実施形態において説明した仮想面上にあり、前後方向において、容量装荷素子72,82と重なり合っている。また、DTTB素子73,83には、第1実施形態又は第2実施形態において説明したトラップ回路が接続されている。DTTB素子73,83の実装は、実際にはアンテナケース10の内壁に沿って固定される。
図15は、DTTB波帯の周波数(横軸:MHz)とDTTB波帯の平均利得(縦軸:dBi)との関係を示したシミュレーションの結果例を示す図である。比較のため、図9(a)に示したアンテナ部の場合を細破線(傘状)、図9(c)に示したアンテナ部の場合を太破線(ミアンダ状)で併記してある。
図15から明らかな通り、平均利得は、太実線(ミアンダ状(高))で示される図14(b)のアンテナ部の場合が最も高く、次いで、細実線(傘状(高))で示される図14(a)のアンテナ部の場合が高くなった。すなわち、図14(a),(b)のように、DTTB素子73,83を容量装荷素子72,82の上方に配置することにより、DTTB波帯の平均利得が向上した。これは、車両ルーフの取付面から各DTTB素子73,83の高さが高くなったためと考えられる。
このように、第3実施形態によれば、DTTB波帯での利得をより高めることができる。
[第4実施形態]
第1実施形態では、DTTB給電部となるDTTB接続金具113が容量装荷素子12の前方に存在する場合の例を説明したが、第4実施形態では、DTTB給電部を容量装荷素子の後端付近に位置させる例を説明する。図16は第4実施形態におけるアンテナ部の模式図である。容量装荷素子92は第1実施形態で説明した容量装荷素子12と同じである。第4実施形態のDTTB素子93は、前後方向から見て容量装荷素子92の先端部と同じ位置から容量装荷素子92の後端部まで延びた後、下方に折り曲げられている。この折り曲げられた先端に図示しないDTTB接続金具(DTTB給電部)が配置される。
図17は、アンテナ部が図16のように構成された場合のFM波帯の周波数(横軸:MHz)とFM波帯の平均利得(縦軸:dBi)との関係を示したシミュレーションの結果例を示す図である。DTTB給電部が容量装荷素子の前方にある第1実施形態のアンテナ部の場合を破線(前方)、第4実施形態のアンテナ部の場合を実線(後方)で示してある。
図17に示されるように、DTTB給電部が前方でも後方でもFM波帯の平均利得には大きな差は生じなかった。これは、アンテナ部の収納空間内におけるレイアウトの自由度が高まることを意味する。
[第5実施形態]
第1実施形態では、DTTB素子13を棒状導体で構成した例を説明したが、第5実施形態では、DTTB素子13を板状導体で構成する場合の例を説明する。第5実施形態に係るDTTB素子は、幅を第1実施形態のDTTB素子13と同じ導体板、例えば銅板で構成したが、板状導体の形状、サイズ、材質は任意である。容量装荷素子その他の構成は、第1実施形態と同じである。
図18(a)は周波数(横軸:MHz)とDTTB波帯の平均利得(縦軸:dBi)との関係を示したシミュレーションの結果例、同(b)は周波数(横軸:MHz)とFM波帯の平均利得(縦軸:dBi)との関係を示したシミュレーションの結果例を示す図である。いずれも容量装荷素子は第1実施形態で説明した容量装荷素子12である。棒状導体でDTTB素子を構成した場合を破線(棒状)、板状導体でDTTB素子を構成した場合を実線(板状)で示してある。FM波帯の実用帯域における平均利得は、図18(b)に示される通り、DTTB素子が棒状導体か板状導体かに関わらず平均利得には大きな差は生じなかった。ただし、図18(a)によれば、DTTB波帯の実用帯域における平均利得は、棒状導体の場合は-1.25dBi、板状導体の場合は-1.13dBiであり、板状導体で構成した方が高くなった。
このように、第5実施形態によれば、DTTB波帯の平均利得をさらに高めることができる。
なお、第1ないし第5実施形態では、アンテナケース10の収納空間に近接して収納される複数のアンテナがFM波帯のアンテナとDTTB素子である場合の例を説明したが、各アンテナが受信する周波数帯の組み合わせは、各実施形態の例に限定されるものではない。例えばFM波帯よりも高域の周波数帯として、携帯電話の周波数、Wi-Fiその他の周波数帯域であっても、各実施形態は、同様に適用が可能である。
また、各実施形態は、必ずしも車載用のアンテナ装置に限定されるものではなく、他の移動体に搭載されるアンテナ装置、あるいは、据え置き型のアンテナ装置にも同様に適用が可能である。
また、第1ないし第5実施形態より、以下の態様も可能である。
本発明を適用したアンテナ装置は、例えば、内部に収納空間が形成された電波透過性のアンテナケースと、前記収納空間に収納されるアンテナ部とを有し、前記アンテナ部は、前記収納空間の前部から後部の方向に配設される第1素子と、前記第1素子とは電気的に分離されている第2素子とを含み、前記第2素子は、その一部又は全部が前記収納空間の前後方向で前記第1素子と重なり合うことを特徴とする。

Claims (9)

  1. 内部に収納空間が形成された電波透過性のアンテナケースと、
    前記収納空間に収納された第1アンテナ部及び第2アンテナ部と、を備え、
    前記第1アンテナ部は、前記収納空間の前後方向に延びる金属製の容量装荷素子を含み、
    前記第2アンテナ部は、その後端が前記容量装荷素子の前端部よりも後方に位置し、その前端が前記容量装荷素子の前記前端部よりも前方に位置し、
    前記第1アンテナ部は第1周波数帯に対応し、
    前記第2アンテナ部は前記第1周波数帯よりも高い周波数帯である第2周波数帯に対応し、
    前記第2アンテナ部の前端がトラップ回路に電気的に接続され、
    前記トラップ回路は、前記第1周波数帯のインピーダンスを最大にする、又は、前記第2周波数帯のインピーダンスを最小にする電気定数で決定される、
    アンテナ装置。
  2. 内部に収納空間が形成された電波透過性のアンテナケースと、
    前記収納空間に収納された第1アンテナ部及び第2アンテナ部と、を備え、
    前記第1アンテナ部は、前記収納空間の前後方向に延びる金属製の容量装荷素子を含み、
    前記第2アンテナ部は、その後端が前記容量装荷素子の後端部よりも後方に位置し、その前端が前記容量装荷素子の前記後端部よりも前方に位置し、
    前記第1アンテナ部は第1周波数帯に対応し、
    前記第2アンテナ部は前記第1周波数帯よりも高い周波数帯である第2周波数帯に対応し、
    前記第2アンテナ部の後端がトラップ回路に電気的に接続され、
    前記トラップ回路は、前記第1周波数帯のインピーダンスを最大にする、又は、前記第2周波数帯のインピーダンスを最小にする電気定数で決定される、
    アンテナ装置。
  3. 前記トラップ回路は、インダクタ、コンデンサ、又はこれらの組み合わせで構成される、
    請求項1又は2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記トラップ回路は、基板に実装され、
    前記基板は端子を有し、
    前記トラップ回路の実装部位及び前記端子の少なくとも一方は、半田レベラー処理が施される、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記容量装荷素子と前記第2アンテナ部との間は間隔があいている、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  6. 前記第2アンテナ部は、板状導体を含む、
    請求1から5のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  7. 前記容量装荷素子は、ミアンダ状に形成された部分を含む、
    請求項1から6のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  8. 前記第1アンテナ部を保持するホルダをさらに備え、
    前記ホルダは複数のフランジを有する、
    請求項1から7のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  9. 前記ホルダは、接続金具を有し、前記接続金具は、複数の突起を有する、
    請求項8に記載のアンテナ装置。
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