JP7235443B2 - 室内装飾用照明装置及びインテリア構造 - Google Patents

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Description

本発明は、有機ELパネルや、無機ELパネル、LEDを面状に敷き詰めたLEDパネル等の面発光パネルを備えた室内装飾用照明装置、及び当該室内装飾用照明装置を使用したインテリア構造に関する。
従来から、天井等の壁部に複数枚の有機ELパネルを敷き詰めた照明装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載の照明装置は、拡散光を照射する有機ELパネルを室内照明として使用しているため、LED等を使用する場合に比べて柔らかい光を室内に照射可能であり、目に優しく、設置場所の制約も少ないという利点がある。
特開2017-62870号公報
しかしながら、特許文献1の照明装置は、天井から電源コードで有機ELパネルを室内空間側に吊り下げているため、天井面と有機ELパネルとの間で統一感に欠けるという問題があった。また、特許文献1の照明装置は、照明として機能しない消灯時においても天井面から吊り下げた状態となっているので、例えば、棚等の高位置から物を取る際に邪魔になるという問題もある。
そこで、本発明は、面発光パネルと天井等の室内空間を構成する壁部との間で統一感を与えることができる室内装飾用照明装置及びインテリア構造を提供することを課題とする。
上記した課題を解決するための請求項1に記載の発明は、室内空間を構成する壁部に取り付けられる室内装飾用照明装置であって、少なくとも2つの面発光パネルと、化粧シートと、姿勢保持部材を有し、前記面発光パネルは、点灯時に発光する発光領域を含む発光面を有し、前記姿勢保持部材は、前記化粧シートを面状に広がった展開姿勢で保持可能であり、前記化粧シートは、前記展開姿勢において前記発光面と対向しており、前記面発光パネルは、消灯時において、前記展開姿勢の前記化粧シートによって隠されて前記室内空間側から実質的に視認不能となっており、前記化粧シートの前記室内空間側の面は、点灯時において、前記面発光パネルの前記発光領域が直接的に投影された発光投影領域と、前記発光投影領域に比べて暗い散乱光投影領域が形成されており、前記散乱光投影領域は、前記2つの面発光パネルの前記発光領域が直接的に投影された発光投影領域の間に形成されており、前記発光投影領域は、前記面発光パネルの前記発光領域の輪郭が反映されていることを特徴とする室内装飾用照明装置である。
すなわち、本発明は、室内空間を構成する壁部に取り付けられる室内装飾用照明装置であって、面発光パネルと、化粧シートと、姿勢保持部材を有し、前記面発光パネルは、点灯時に発光する発光領域を含む発光面を有し、前記姿勢保持部材は、前記化粧シートを面状に広がった展開姿勢で保持可能であり、前記化粧シートは、前記展開姿勢において前記発光面と対向しており、前記面発光パネルは、消灯時において、前記展開姿勢の前記化粧シートによって隠されて前記室内空間側から実質的に視認不能となっており、前記化粧シートの前記室内空間側の面は、点灯時において、前記面発光パネルの前記発光領域が直接的に投影された発光投影領域が一部に形成される室内装飾用照明装置に関連する。
ここでいう「壁部」とは、天井や壁、床面、窓等の固定構造物等の壁部に加えて、天井や壁、床面の骨組みをなす梁や桟、壁紙が貼られていない基材等の壁部を含む。
ここでいう「面発光パネルが実質的に視認不能」とは、面発光パネルの輪郭がぼやけ又は輪郭が見えず、通常の使用状態では視認できない状態をいう。
本発明の構成によれば、面発光パネルが消灯時に展開姿勢の化粧シートによって隠されて実質的に視認不能となっているので、消灯時に室内空間側からは、面発光パネルと化粧シートのうち化粧シートのみが視認される。そのため、面発光パネルが天井等の壁部から張り出した心証を与えることなく、天井等の壁部との間の統一感を持たすことができる。
また、本発明の構成によれば、点灯時に化粧シートの室内空間側の面に発光領域が投影された発光投影領域とそれ以外の他の領域に分かれ、発光投影領域と他の領域の間で明暗模様が生じる。そのため、点灯時に、化粧シートにおいて発光投影領域が他の領域から浮き上がったような心証を使用者に与えることができ、従来にはない意匠性に優れた照明装置となる。
請求項2に記載の発明は、少なくとも2つの面発光パネルを有し、前記化粧シートは、前記展開姿勢において前記2つの面発光パネルの発光面に跨って広がっていることを特徴とする請求項1に記載の室内装飾用照明装置である。
本発明の構成によれば、消灯時には化粧シートで各面発光パネルを隠しつつ、点灯時の発光投影領域の総面積を大きくできる。
請求項3に記載の発明は、複数の面発光パネルで構成される発光パネル群を少なくとも2つ有し、前記2つの発光パネル群は、前記展開姿勢における前記化粧シートの広がり方向に間隔を空けて並べられており、前記2つの発光パネル群の最も近接する発光領域の間隔は、一の発光パネル群に属して隣接する面発光パネルの発光領域の間隔よりも離れていることを特徴とする請求項2に記載の室内装飾用照明装置である。
本発明の構成によれば、発光パネル群間の間隔によって各発光パネル群の発光投影領域間を離すことができ、点灯時における発光投影領域とそれ以外の他の領域との間の明暗差をより大きくできる。
請求項4に記載の発明は、前記化粧シートは、前記展開姿勢において、前記発光領域との間の平均距離が10mm以上100mm以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の室内装飾用照明装置である。
本発明の構成によれば、点灯時に面発光パネルの発光領域の輪郭が発光投影領域に適度に反映され、発光領域によって形成された模様が発光投影領域に反映されやすい。
請求項5に記載の発明は、前記化粧シートは、前記展開姿勢において対向する2辺を有し、前記姿勢保持部材は、第1保持部と、第2保持部を有し、前記第1保持部は、前記対向する2辺のうち、一辺を保持可能であり、前記第2保持部は、前記対向する2辺のうち、他辺を保持可能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の室内装飾用照明装置である。
本発明の構成によれば、化粧シートの両端を保持するので、化粧シートが撓まず張った状態で展開姿勢を保持できる。
請求項6に記載の発明は、前記第1保持部は、前記化粧シートの一部又は全部を巻き取り可能な巻取装置であり、前記第1保持部は、前記化粧シートの一部又は全部を巻き取って前記面発光パネルが前記室内空間に露出した状態に維持可能であることを特徴とする請求項5に記載の室内装飾用照明装置である。
本発明の構成によれば、化粧シートを巻き取ることによって面発光パネルの一部又は全部を室内空間に露出させることができるので、面発光パネルの交換や化粧シートの交換が容易である。また、化粧シートを巻き取ることで面発光パネルのレイアウトの変更も容易となり、模様可変性を向上できる。
請求項7に記載の発明は、前記第1保持部と前記第2保持部の間であって、かつ前記面発光パネルと前記化粧シートとの間には、空隙があり、前記化粧シートの前記室内空間側の面は、点灯時において、前記第1保持部と前記第2保持部の間に、前記面発光パネルの前記発光領域からの散乱光が投影された散乱光投影領域が形成されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の室内装飾用照明装置である。
本発明の構成によれば、第1保持部と第2保持部の間に散乱光投影領域が形成されているので、室内空間を照らしつつ、発光投影領域と散乱光投影領域との間の明暗によるコントラストで所望の模様を表現できる。
請求項8に記載の発明は、複数種類の面発光パネルを備え、前記複数種類の面発光パネルは、それぞれ点灯時における前記発光領域の発光状態又は発光形状が異なっており、前記化粧シートは、前記展開姿勢において前記複数種類の面発光パネルの発光面に跨って広がっていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の室内装飾用照明装置である。
本発明の構成によれば、点灯時における発光領域の発光状態又は発光形状を利用し、多種多様な模様を表現でき、模様多様性を向上できる。
請求項9に記載の発明は、複数の面発光パネルを有し、前記化粧シートは、前記展開姿勢において前記複数の面発光パネルの発光面に跨って広がっており、各面発光パネルは、前記発光領域の輝度を個別に変更可能であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の室内装飾用照明装置である。
本発明の構成によれば、各発光領域の輝度を変更することによって多種多様な模様を再現でき、模様多様性を向上できる。
請求項10に記載の発明は、前記発光領域は、点灯時に四角形状に発光するものであり、前記発光領域の一辺又は当該一辺の延長線は、0度超過90度未満の角度で前記化粧シートの縁と交差することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の室内装飾用照明装置である。
本発明の構成によれば、より外観の優れた照明装置となる。
請求項11に記載の発明は、前記面発光パネルは、前記壁部に対してパネル側取付部材によって取り付けられるものであって、かつ前記パネル側取付部材に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の室内装飾用照明装置である。
本発明の構成によれば、壁部にパネル側取付部材が取り付けられた状態で面発光パネルの交換が可能であり、メンテナンス作業が容易である。
請求項12に記載の発明は、請求項1乃至11のいずれかに記載の室内装飾用照明装置を前記室内空間の天井面として使用することを特徴とするインテリア構造である。
本発明の構成によれば、室内装飾用照明装置を天井面として使用するのですっきりとした天井面を形成できる。
本発明の照明装置及びインテリア構造によれば、消灯時に面発光パネルが化粧シートに隠されて実質的に視認不能となるため、面発光パネルと天井等の壁部との間で統一感を与えることができる。
本発明の第1実施形態のインテリア構造を模式的に示した斜視図である。 図1のインテリア構造の上方側からみた断面斜視図である。 図1の照明装置の室内空間側からみた分解斜視図である。 図1の照明装置の断面図である。 図1の照明装置の正面図であり、(a)は照明装置全体の正面図であり、(b)は一枚の面発光パネルの正面図である。 図3の面発光モジュールの分解斜視図である。 図6の面発光パネルの斜視図であり、図6とは別の方向からみた図である。 図1の照明装置の化粧シートの各姿勢の説明図であり、(a)は化粧シートを展開した展開姿勢の斜視図であり、(b)は化粧シートを巻取装置で巻き取った巻取姿勢の斜視図である。 図1の照明装置において面発光パネルの交換時の説明図であり、(a)は交換対象の面発光パネルをパネル側取付部材から取り外す際の斜視図であり、(b)は新品の面発光パネルをパネル側取付部材に取りつける際の斜視図である。 図1の照明装置の説明図であり、(a)は消灯時における正面図であり、(b)は点灯時における正面図である。 本発明の第2実施形態の照明装置を模式的に示した分解斜視図である。 図1の照明装置の化粧シートの各姿勢の説明図であり、(a)は化粧シートを展開した展開姿勢の斜視図であり、(b)は化粧シートを片側に寄せた状態の斜視図である。 本発明の他の実施形態の照明装置の斜視図であり、(a)は化粧シートを展開した状態を示し、(b)は化粧シートを巻取姿勢にした状態を示す。 本発明の他の実施形態の照明装置の点灯時における説明図であり、(a)は照明装置全体の正面図であり、(b)は一つの発光領域に注目した正面図である。 本発明の他の実施形態の照明装置の説明図であり、(a)はスナップボタンで化粧シートを固定する場合の説明図であり、(b)はボタンとボタンホールで化粧シートを固定する場合の説明図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
本発明の第1実施形態のインテリア構造1は、図1のように、室内空間2を構成する天井面100の大部分又は全部に室内装飾用照明装置10(以下、単に照明装置10ともいう)が取り付けられたものであり、図2のように室内空間2内に照明装置10と、収納棚11と、ピクチャーレール12を備えている。
また、照明装置10は、図3のように、取付部材20と、複数のモジュール群21(発光パネル群)と、化粧ユニット22を有している。
そして、本実施形態のインテリア構造1は、図10(a)のように、照明装置10の消灯時に、モジュール群21の各面発光パネル40が化粧ユニット22の化粧シート60によって隠されて室内空間2側から視認不能となり、図10(b)のように、照明装置10の点灯時にモジュール群21の各面発光パネル40の発光領域45が化粧シート60の室内空間2側の面に投影され、発光投影領域85が形成されることを特徴の一つとしている。
このことを踏まえながら、以下、照明装置10の構造について詳細に説明する。
取付部材20は、図2のように、天井面100にモジュール群21及び化粧ユニット22を取り付ける部材であり、ベース部30と、間隔調整部31a,31bと、幕板32a,32bを備えている。
ベース部30は、図3のように、面状に広がりをもった板状又はシート状の部材であり、天井面100に対して面接触して取り付けられる部位である。
間隔調整部31a,31bは、化粧ユニット22が面状に広がった展開姿勢としたときに、面発光パネル40の発光面43と化粧ユニット22の化粧シート60との間隔を調整するスペーサーであり、所定の方向に延びた長板状の部材である。
幕板32a,32bは、ベース部30や姿勢保持ユニット61の反りを抑制する反り抑制板材であり、所定の方向に延びた長板である。
モジュール群21は、図5のように、複数の面発光モジュール35で構成されており、全体として所定の模様を形成する部材である。
面発光モジュール35は、図6のように、面発光パネル40と、パネル側取付部材41を備えており、面発光パネル40がパネル側取付部材41に対して着脱可能となっている。
面発光パネル40は、面状に広がりをもった板状パネルであり、発光領域45から面状の拡散光が照射される面状光源である。本実施形態の面発光パネル40は、点灯時に発光領域45の輝度を変更可能となっている。
面発光パネル40は、具体的には、四角形状の有機ELパネルであり、一方の主面が発光面43を構成するものである。
発光面43は、図5(b)のように、点灯時に発光する発光領域45と発光しない非発光領域46から構成されている。
本実施形態の非発光領域46は、発光素子が内蔵され発光領域45をもつ発光タイルの端面を保護するフレームによって構成されている。
面発光パネル40は、図7のように、他方の主面の中央に、他の部分に対して***した***部47を備えており、***部47から発光面43の広がり方向(面方向)の外側に向かって張り出したパネル側係合部48,49を備えている。
パネル側係合部48,49は、面方向において、互いに離反する方向に延びた係合片である。
パネル側取付部材41は、図6のように、面発光パネル40をベース部30に取り付ける部材である。
パネル側取付部材41は、中央に開口又は窪みを有した本体板部50と、本体板部50から開口又は窪みの中央側に段差をもって張り出した取付側係合部51,52を備えている。
取付側係合部51,52は、互いに近接する方向に延びた係合片であり、面発光パネル40をパネル側取付部材41に取り付けた際に、面発光パネル40のパネル側係合部48,49と面発光パネル40の厚み方向に係合し、係止する係止片である。
化粧ユニット22は、図3のように、化粧シート60と、姿勢保持ユニット61(姿勢保持部材)を備えている。
化粧シート60は、展開姿勢とすることで、天井面100の一部又は全部を覆い、天井面100の代わりに疑似的な天井面を構成する無地の壁紙シートである。
化粧シート60は、光散乱性シートであって、光を透過する光透過性シートでもある。本実施形態の化粧シート60は、光を透過する布状の透過クロスである。
化粧シート60は、展開姿勢において帯状に延びた四角形状のシートであり、延び方向において対向する2辺63,64を備えている。
対向する2辺のうち一方の辺64付近には、固定装置66の固定側保持部81と係合可能なシート側保持部62が設けられている。
シート側保持部62は、フックであり、化粧シート60に対して直立し、軸部と軸部よりも径が大きい頭部を備えた棒状部材である。
姿勢保持ユニット61は、図2のように、化粧シート60が面状に広がった展開姿勢で維持する部材であり、巻取装置65(第1保持部)と、固定装置66(第2保持部)で構成されている。
巻取装置65は、化粧シート60の一辺63を保持する保持部であり、化粧シート60の一辺63に沿って延びた長尺状の部材である。
巻取装置65は、化粧シート60の一部又は全部を巻取可能となっている。
巻取装置65は、具体的には、プルコード式の巻取装置であり、図2のように、筐体70内に巻取軸71と図示しない付勢部材及びストッパーを備えており、筐体70の開口72を介して、巻取軸71への化粧シート60の巻き取り及び巻取軸71からの引き出しが可能となっている。すなわち、巻取装置65は、化粧シート60を筐体70の開口72から一定量引き出すと、ストッパーにより化粧シート60にロックがかかり、巻取軸71への巻き取りが規制されて化粧シート60が引き出された状態を維持し、化粧シート60をさらに引き出すことで、ストッパーのロックが解除され、引き出された化粧シート60を付勢部材の付勢力によって巻取軸71に巻き取って巻取姿勢に変更することが可能となっている。
固定装置66は、化粧シート60の巻取装置65に保持される一辺63に対向する対辺64を保持する保持部であり、化粧シート60の対辺64に沿って延びた長尺状の部材である。
固定装置66は、図3のように、筐体部80と、固定側保持部81を備えている。
固定側保持部81は、化粧シート60のシート側保持部62と係合することで化粧シート60の対辺64を保持する部位である。
固定側保持部81は、具体的には、保持穴であり、化粧シート60のシート側保持部62を引っかけることによって、展開姿勢に維持することが可能となっている。
ここで、照明装置10の各部材の位置関係について説明する。なお、説明を都合上、図8(a)のように、化粧シート60が巻取装置65から引き出され、展開した展開姿勢にした状態について説明する。
照明装置10は、図3のように、取付部材20のベース部30上に9つのモジュール群21が縦横碁盤状に並べられており、各モジュール群21の間に隙間82が形成されている。すなわち、照明装置10は、横方向Xに延びた横方向隙間82aと縦方向Yに延びた縦方向隙間82bが形成されており、これらの隙間82a,82bが複数箇所で交差している。
横方向隙間82aは、横方向Xに隣接するモジュール群21,21の間に形成される隙間であり、縦方向隙間82bは、縦方向Yに隣接するモジュール群21,21の間に形成される隙間である。
モジュール群21は、図3のように、4枚の面発光モジュール35(35a~35d)が縦横碁盤状に実質的に隙間なく並べられており、面発光モジュール35a~35dの非発光領域46をなすフレームにより「+」字状の非発光部分が形成されている。
隣接するモジュール群21,21の最も近接する発光領域45,45の間隔は、一つのモジュール群21に属し隣接する面発光パネル40,40の発光領域45,45の間隔よりも大きい。
取付部材20は、図4のように、天井面100側から順にベース部30、間隔調整部31a,31b、及び幕板32a,32bが積層されている。すなわち、ベース部30と幕板32a,32bとの間には、間隔調整部31a,31bが介在している。そのため、面発光パネル40の発光面43の発光領域45と化粧シート60の間隔Dを任意の間隔に調整可能となっている。
巻取装置65及び固定装置66は、図3のように、面発光パネル40を正面視したときに、モジュール群21を挟んで横方向Xに対向する位置に配されている。また、巻取装置65及び固定装置66は、同一方向Yに延びており、互いに平行となっている。
巻取装置65は、巻取軸71によって化粧シート60の一辺63を保持しており、固定装置66は、固定側保持部81によって化粧シート60の他辺64を保持している。
化粧シート60は、正面視したときに各モジュール群21の面発光モジュール35の発光面43と重なっている。すなわち、化粧シート60は、横方向X及び縦方向Yにおいて隣接するモジュール群21,21間の隙間82a,82bを超え、各発光面43に跨って延びている。
化粧シート60の室内空間2と反対側の面と面発光パネル40の発光面43との間には、図2のように空隙67があり、空隙67は、巻取装置65と固定装置66の間で広がっている。すなわち、空隙67は、化粧シート60と面発光パネル40の間の空間であって、かつ巻取装置65と固定装置66の間の空間であり、発光領域45から放射される光が散乱する光散乱空間である。
図4に示される化粧シート60の室内空間2と反対側の面と一の面発光パネル40の発光面43の発光領域45との平均距離Dは、10mm以上100mm以下であることが好ましい。
この範囲であれば、点灯時に面発光パネル40の発光領域45の輪郭が発光投影領域85に適度に反映され、発光領域45によって形成された模様が発光投影領域85に反映されやすい。また、照明装置10全体が厚くなりすぎず、薄いという面発光パネル40の特徴を損なわれにくい。
一つの面発光モジュール35に注目すると、面発光パネル40は、図6,図7から読み取れるように、***部47がパネル側取付部材41の本体板部50に設けられた開口又は窪みに挿入され、パネル側係合部48,49がパネル側取付部材41の取付側係合部51,52と係合している。すなわち、面発光パネル40は、パネル側取付部材41の取付側係合部51,52によって係止され、パネル側取付部材41からの脱落が防止されている。面発光パネル40の発光面43の発光領域45は、図4のように、化粧シート60と対面し、互いに平行となっている。
続いて、インテリア構造1の各部材の位置関係について説明する。なお、説明を都合上、上記と同様、化粧シート60が巻取装置65から引き出され、展開姿勢にした状態について説明する。
インテリア構造1は、図1,図2のように、照明装置10が天井面100に取り付けられている。収納棚11とピクチャーレール12は、室内空間2側から面発光パネル40を正面視したときに、天面がそれぞれ巻取装置65と固定装置66と重なる位置に配されている。すなわち、巻取装置65と固定装置66は、図1のように収納棚11とピクチャーレール12によって隠されており、収納棚11とピクチャーレール12は、巻取装置65と固定装置66を室内空間2側から隠す隠し部材として機能する。
続いて、面発光パネル40Aを新たな面発光パネル40Bに交換する際の交換手順について説明する。
まず、化粧シート60のシート側保持部62を固定装置66の固定側保持部81から外し、シート側保持部62と固定側保持部81の係合を解除する。
このとき、化粧シート60は、巻取装置65によって片持ち状に支持される。
次に、巻取装置65の開口72から延びた化粧シート60を巻取装置65からさらに引き出し、巻取装置65の巻取力によって化粧シート60を巻取軸71で巻き取り、図8(b)のように化粧シート60を巻取姿勢に変更することで、交換対象の面発光パネル40を室内空間2に露出させる。
このとき、化粧シート60は、大部分が巻取軸71で巻き取られ、筐体70の内部に収納される。
図9(a)のように交換対象の面発光パネル40Aをパネル側取付部材41に対して所定の方向にスライド移動させてパネル側係合部48,49と取付側係合部51,52の係合を解除し、パネル側取付部材41から交換対象の面発光パネル40Aを取り外す。
このとき、面発光パネル40Aの***部47は、本体板部50の開口又は窪みに嵌まった状態で取付側係合部51,52によって挟まれている。そのため、面発光パネル40Aは、取付側係合部51,52によって移動が一方向に規制されている。
面発光パネル40Aが外され、図9(b)のように、室内空間2に露出したパネル側取付部材41に対して、新品の面発光パネル40Bの***部47をパネル側取付部材41の本体板部50に設けられた開口又は窪みに挿入し、新品の面発光パネル40Bを前記所定の方向とは逆方向にスライド移動させてパネル側係合部48,49をパネル側取付部材41の取付側係合部51,52に係合させる。
そして、巻取装置65の開口72から化粧シート60を引き出し、化粧シート60のシート側保持部62を固定側保持部81に係合させて照明装置10を図8(a)のように展開姿勢にする。
続いて、消灯時及び点灯時の照明装置10の各状態について説明する。
照明装置10の消灯時では、図10(a)のように、各面発光パネル40が化粧シート60に隠されて実質的に視認できない状態となっており、姿勢保持ユニット61の一部と化粧シート60のみが視認可能な状態となっている。
一方、照明装置10の点灯時では、図10(b)のように、各面発光パネル40の発光領域45から放射された光が化粧シート60を透過し、面発光パネル40を正面視したときに、各面発光パネル40の発光領域45の直接の投影部分だけではなく、化粧シート60と巻取装置65と固定装置66の間の領域全体が発光する。
具体的には、照明装置10は、点灯時において、巻取装置65と固定装置66の間に、発光投影領域85と、散乱光投影領域86が形成される。
発光投影領域85は、各面発光パネル40の発光領域45が化粧シート60の室内空間2側の面に直接的に投影された発光する明領域である。すなわち、発光投影領域85は、発光領域45と相似形状をしており、本実施形態では四角形状をしている。
散乱光投影領域86は、発光投影領域85以外の領域であって、各面発光パネル40の発光領域45から放射される光が散乱して散乱光となり当該散乱光が化粧シート60の室内空間2側の面に間接的に投影された発光する領域であり、発光投影領域85に比べて暗い暗領域である。
すなわち、散乱光投影領域86は、各面発光パネル40の発光領域45から放射された光が空隙67で乱反射し、拡散されて化粧シート60を透過した領域である。散乱光投影領域86は、発光投影領域85の周囲に設けられており、発光投影領域85の間に縫うように設けられている。散乱光投影領域86には、面発光パネル40の非発光領域46に対応する領域と、モジュール群21間の隙間82に対応する領域が存在している。
本実施形態のインテリア構造1によれば、照明装置10が疑似的な天井面を構成し、消灯時に、無地の化粧シート60によって面発光パネル40が隠されて実質的に視認不能となっているので、一体感があり、スッキリした印象の全面無地の天井面として観察され、あたかも通常の天井面のような心証を使用者に与えることができる。また、例えば、化粧シート60を室内空間2の壁紙等と一致させることで室内空間全体に統一感を持たせることができる。
本実施形態のインテリア構造1によれば、点灯時に化粧シート60に発光投影領域85と、散乱光投影領域86が形成され、発光投影領域85と散乱光投影領域86の間で明暗模様が現れるので、天井面としてアクセントとなり、従来にない意匠性に優れた照明装置となる。
本実施形態のインテリア構造1によれば、ベース部30に複数のモジュール群21が敷設され、これらが鉛直方向(天地方向、上下方向)に間隔を空けて化粧シート60で覆われるので、各面発光パネルの発光領域45からの光は、化粧シート60に至るまで拡散されて化粧シート60を透過し、化粧シート60の大部分が室内空間2側に光を放射する光放射面となる。そのため、点灯時に室内空間2の広い範囲を照らすことができる。
本実施形態の照明装置10によれば、面発光パネル40として有機ELパネルを使用しているため、薄くて軽く、また、面発光パネル40の室内空間2側を化粧シート60で覆っているため、仮にパネル側取付部材41から面発光パネル40が脱落したとしても化粧シート60によって面発光パネル40の床への落下を防止でき、安全性に優れている。また、影ができにくく、柔らかい光を室内空間2に放射可能である。
本実施形態の照明装置10によれば、各面発光パネル40が発光領域45の輝度を個別に変更が可能であるため、多種多様の明暗模様を形成できる。例えば、モジュール群21間や一つのモジュール群21に属する面発光パネル40間で発光領域45の輝度に差を持たせることによって発光投影領域85内でも明暗を持たせることができる。
本実施形態の照明装置10によれば、化粧シート60は、点灯時に巻取装置65と固定装置66の間の領域全体が発光し、発光投影領域85と散乱光投影領域86が形成されるので、室内空間2を照らす発光面積を大きくできる。
続いて、第2実施形態のインテリア構造について説明する。なお、第1実施形態のインテリア構造1と同様の構成は、同様の付番をして説明を省略する。以下、同様とする。
第2実施形態のインテリア構造の照明装置210は、図11のように、取付部材20と、複数のモジュール群21と、化粧ユニット222を有している。
化粧ユニット222は、対向する2辺63,64をもった化粧シート60を備えている。
化粧シート60は、一辺63近傍に第1係合部262が設けられており、他辺64近傍に第2係合部263が設けられている。
姿勢保持ユニット261は、第1レール部材265と、第2レール部材266で構成されている。
レール部材265,266は、C型レールであって、筐体271,272と、筐体271,272に設けられ長手方向に延びたスリット状の規制溝267,268を備えている。また、レール部材265,266は、規制溝267,268の側壁を構成するレール側係合部(図示しない)を備えている。
続いて、インテリア構造1の各部材の位置関係について説明する。なお、説明を都合上、図12(a)のように化粧シート60がレール部材265,266によって広げられた展開姿勢にした状態について説明する。
レール部材265,266は、図11のように、面発光パネル40を正面視したときに、横方向Xにおいてモジュール群21を挟んで対向する位置に配されている。また、レール部材265,266は、同一方向Yに延びており、互いに平行となっている。
レール部材265,266は、規制溝267,268が共に下方を向いて開口しており、筐体271,272の天面が取付部材20に取り付けられている。
レール部材265,266内には、規制溝267,268の開口から化粧シート60の両端に設けられた係合部262,263が進入しており、図示しないレール側係合部と係合部262,263がそれぞれ係合している。すなわち、化粧シート60は、レール部材265,266によって係止され、落下が防止されている。
化粧シート60は、図示しない規制部がレール部材265,266と係合し、規制溝267,268に沿った移動が規制されている。そのため、化粧シート60は、レール部材265,266によって展開した状態で維持されている。
続いて、面発光パネル40Aを新たな面発光パネル40Bに交換する際の交換手順について説明する。
化粧シート60の図示しない規制部とレール部材265,266との係合を解除し、図12(b)のように、化粧シート60の係合部262,263をレール部材265,266の規制溝267,268に沿って移動させる。そうすると、化粧シート60がレール部材265,266の長手方向の片側に寄せられ、交換対象の面発光パネル40が室内空間2に露出される。
続いて、交換対象の面発光パネル40Aを所定の方向にスライド移動させてパネル側取付部材41から面発光パネル40Aを取り外す。そして、新品の面発光パネル40の***部47をパネル側取付部材41の開口又は窪みに挿入し、新品の面発光パネル40を前記所定の方向とは逆方向にスライド移動させてパネル側係合部48,49をパネル側取付部材41の取付側係合部51,52に係合させる。
最後に化粧シート60をレール部材265,266の規制溝267,268に沿ってスライド移動させ、図示しない規制部をレール部材265,266に係合させて固定し、図12(a)のように展開姿勢にする。
第2実施形態のインテリア構造によれば、化粧シート60をレール部材265,266の延び方向にスライド移動させるだけで面発光パネル40を露出させることができるので、交換作業が容易である。
上記した実施形態では、ベース部30と姿勢保持ユニット61の間に間隔調整部31a,31b及び幕板32a,32bを介在させていたが、本発明はこれに限定されるものではない。ベース部30と姿勢保持ユニット61の間に間隔調整部31a,31b及び/又は幕板32a,32bを介在させなくてもよい。
上記した実施形態では、化粧ユニット22は、取付部材20を介して天井面100に取り付けられていたが、本発明はこれに限定されるものではない。天井面100に直接化粧ユニットを取り付けてもよい。
上記した実施形態では、各面発光パネル40は、同一種類の面発光パネルであったが、本発明は、これに限定されるものではない。各面発光パネルは、複数種類の面発光パネルであってもよい。例えば、輝度や色温度などの発光領域45の発光状態が異なる面発光パネルや発光領域45の発光形状が異なる面発光パネルを混在させてもよい。
上記した実施形態では、天井面100に照明装置10,210を取り付けた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。床面や壁等の壁紙等が貼られた壁部に照明装置10,210を取り付けてもよい。例えば、図13のように天窓305付近に設けてもよい。この場合、図13のように面発光パネル40を吊り下げ式のパネル側取付部材で固定し、天窓305を塞ぐように化粧シート60を設けてもよい。
また、天井や壁、床などの骨組みをなす梁や桟、壁紙が貼られていない基材等の壁部に固定してもよい。
上記した実施形態では、無地の化粧シート60を使用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。化粧シート60は、片面又は両面に所定の模様が施されていてもよい。
上記した実施形態では、四角形状の面発光パネルを使用していたが、本発明はこれに限定されるものではない。面発光パネルの形状は限定されない。例えば、三角形状や五角形、六角形状などの多角形状であってもよいし、円形状や楕円形状、オーバル状などの円弧成分を含んだ形状であってもよい。
上記した実施形態では、面発光パネル40は四角形状であって各辺が化粧シート60の辺と平行又は直交していたが、本発明はこれに限定されるものではない。各面発光パネル40は、図14(a)のように正面視したときに化粧シート60の横方向Xに延びる横辺310に対して所定の角度θで傾くように設けてもよい。すなわち、面発光パネルの一辺又は一辺の延長線が図14(b)のように化粧シート60の横辺310に対して0度超過90度未満の角度θで化粧シートの縁(辺)に対して交差するように設けてもよい。
上記した実施形態では、化粧シートを展開姿勢にし、長手方向に対向する二辺を姿勢保持ユニットで固定したが、本発明はこれに限定されるものではない。短手方向に対向する2辺を姿勢保持ユニットで固定してもよいし、3辺以上を姿勢保持ユニットで固定してもよい。例えば、化粧シートが四角形の場合、四辺全てを姿勢保持ユニットで固定してもよい。
上記した実施形態では、一つの化粧シートで各面発光パネルを覆っていたが、本発明はこれに限定されるものではない。複数の化粧シートで各面発光パネルを覆ってもよい。
上記した実施形態では、面発光パネルとして有機ELパネルを採用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。面発光パネルとして無機ELパネルやLEDを面状に敷き詰めたLEDパネルを使用してもよい。
上記した第2実施形態では、化粧シート60に設けられた係合部262,263と、姿勢保持ユニット261のレール部材265,266との係合により、化粧シート60が天井面100に対して固定されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。化粧シート60は、図15(a)のようにスナップボタンやファスナー、面ファスナーで天井面100に固定されていてもよい。また、化粧シート60は、図15(b)のようにボタンとボタンホールで天井面100に固定されていてもよい。
上記した第2実施形態では、化粧シート60は、姿勢保持ユニット261に対して着脱可能に保持され、天井面100に対して取り外し可能であったが、本発明はこれに限定されるものではない。化粧シート60は、面発光パネル40の交換時に室内空間2側に露出できればよく、一辺が天井面100に対して他の部材又は直接不可分一体に固定されていてもよい。
1 インテリア構造
2 室内空間
10,210 室内装飾用照明装置
20 取付部材
21 モジュール群(発光パネル群)
22,222 化粧ユニット
35,35a~35d 面発光モジュール
40 面発光パネル
41 パネル側取付部材
43 発光面
45 発光領域
46 非発光領域
48,49 パネル側係合部
51,52 取付側係合部
60 化粧シート
61,261 姿勢保持ユニット(姿勢保持部材)
62 シート側保持部
63 一辺
64 対辺
65 巻取装置(第1保持部)
66 固定装置(第2保持部)
81 固定側保持部
82,82a,82b 隙間
85 発光投影領域
86 散乱光投影領域
100 天井面(壁部)
262 第1係合部
263 第2係合部
265 第1レール部材
266 第2レール部材

Claims (12)

  1. 室内空間を構成する壁部に取り付けられる室内装飾用照明装置であって、
    少なくとも2つの面発光パネルと、化粧シートと、姿勢保持部材を有し、
    前記面発光パネルは、点灯時に発光する発光領域を含む発光面を有し、
    前記姿勢保持部材は、前記化粧シートを面状に広がった展開姿勢で保持可能であり、
    前記化粧シートは、前記展開姿勢において前記発光面と対向しており、
    前記面発光パネルは、消灯時において、前記展開姿勢の前記化粧シートによって隠されて前記室内空間側から実質的に視認不能となっており、
    前記化粧シートの前記室内空間側の面は、点灯時において、前記面発光パネルの前記発光領域が直接的に投影された発光投影領域と、前記発光投影領域に比べて暗い散乱光投影領域が形成されており、
    前記散乱光投影領域は、前記2つの面発光パネルの前記発光領域が直接的に投影された発光投影領域の間に形成されており、
    前記発光投影領域は、前記面発光パネルの前記発光領域の輪郭が反映されていることを特徴とする室内装飾用照明装置。
  2. 少なくとも2つの面発光パネルを有し、
    前記化粧シートは、前記展開姿勢において前記2つの面発光パネルの発光面に跨って広がっていることを特徴とする請求項1に記載の室内装飾用照明装置。
  3. 複数の面発光パネルで構成される発光パネル群を少なくとも2つ有し、
    前記2つの発光パネル群は、前記展開姿勢における前記化粧シートの広がり方向に間隔を空けて並べられており、
    前記2つの発光パネル群の最も近接する発光領域の間隔は、一の発光パネル群に属して隣接する面発光パネルの発光領域の間隔よりも離れていることを特徴とする請求項2に記載の室内装飾用照明装置。
  4. 前記化粧シートは、前記展開姿勢において、前記発光領域との間の平均距離が10mm以上100mm以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の室内装飾用照明装置。
  5. 前記化粧シートは、前記展開姿勢において対向する2辺を有し、
    前記姿勢保持部材は、第1保持部と、第2保持部を有し、
    前記第1保持部は、前記対向する2辺のうち、一辺を保持可能であり、
    前記第2保持部は、前記対向する2辺のうち、他辺を保持可能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の室内装飾用照明装置。
  6. 前記第1保持部は、前記化粧シートの一部又は全部を巻き取り可能な巻取装置であり、
    前記第1保持部は、前記化粧シートの一部又は全部を巻き取って前記面発光パネルが前記室内空間に露出した状態に維持可能であることを特徴とする請求項5に記載の室内装飾用照明装置。
  7. 前記第1保持部と前記第2保持部の間であって、かつ前記面発光パネルと前記化粧シートとの間には、空隙があり、
    前記化粧シートの前記室内空間側の面は、点灯時において、前記第1保持部と前記第2保持部の間に、前記面発光パネルの前記発光領域からの散乱光が投影された散乱光投影領域が形成されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の室内装飾用照明装置。
  8. 複数種類の面発光パネルを備え、
    前記複数種類の面発光パネルは、それぞれ点灯時における前記発光領域の発光状態又は発光形状が異なっており、
    前記化粧シートは、前記展開姿勢において前記複数種類の面発光パネルの発光面に跨って広がっていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の室内装飾用照明装置。
  9. 複数の面発光パネルを有し、
    前記化粧シートは、前記展開姿勢において前記複数の面発光パネルの発光面に跨って広がっており、
    各面発光パネルは、前記発光領域の輝度を個別に変更可能であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の室内装飾用照明装置。
  10. 前記発光領域は、点灯時に四角形状に発光するものであり、
    前記発光領域の一辺又は当該一辺の延長線は、0度超過90度未満の角度で前記化粧シートの縁と交差することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の室内装飾用照明装置。
  11. 前記面発光パネルは、前記壁部に対してパネル側取付部材によって取り付けられるものであって、かつ前記パネル側取付部材に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の室内装飾用照明装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれかに記載の室内装飾用照明装置を前記室内空間の天井面として使用することを特徴とするインテリア構造。
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